JPH1136065A - ニッケルを主成分とする導体層の形成方法 - Google Patents
ニッケルを主成分とする導体層の形成方法Info
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- JPH1136065A JPH1136065A JP20708697A JP20708697A JPH1136065A JP H1136065 A JPH1136065 A JP H1136065A JP 20708697 A JP20708697 A JP 20708697A JP 20708697 A JP20708697 A JP 20708697A JP H1136065 A JPH1136065 A JP H1136065A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C14/00—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 マグネトロンスパッタリングによって強磁性
体のNiターゲットを使用してNi導体層を生産性良く
作ることができなかった。 【解決手段】 マグネトロンスパッタリングのターゲッ
ト13としてバナジウムを数重量%含むニッケルを使用
する。基体上にはバナジウムを少量含むニッケルから成
る導体層が得られる。バナジウムは低温ではニッケルと
金属間化合物を形成しないので、NiとVの導体層はニ
ッケルのみの導体層とほぼ同様に良好な半田付け性を有
する。
体のNiターゲットを使用してNi導体層を生産性良く
作ることができなかった。 【解決手段】 マグネトロンスパッタリングのターゲッ
ト13としてバナジウムを数重量%含むニッケルを使用
する。基体上にはバナジウムを少量含むニッケルから成
る導体層が得られる。バナジウムは低温ではニッケルと
金属間化合物を形成しないので、NiとVの導体層はニ
ッケルのみの導体層とほぼ同様に良好な半田付け性を有
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子等の基体
上にマグネトロンスパッタリング法によってニッケルを
含む導体層を形成する方法に関する。
上にマグネトロンスパッタリング法によってニッケルを
含む導体層を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マグネトロンスパッタリング装置は、陰
極スパッタリング装置における陰極の裏面に磁石を配置
した構成を有する。このマグネトロンスパッタリング装
置によれば、磁石によって電界に直交する成分の磁界が
与えられ、陰極上に配置されたターゲット(蒸発源)の
表面付近のプラズマ密度が高くなり、スパッタリング速
度(堆積速度)が著しく速くなる。堆積速度が速くなる
と、成膜の生産性が向上するばかりでなく、堆積中に膜
中に取り込まれる不純物が減少し、膜の高品質化が図れ
る。
極スパッタリング装置における陰極の裏面に磁石を配置
した構成を有する。このマグネトロンスパッタリング装
置によれば、磁石によって電界に直交する成分の磁界が
与えられ、陰極上に配置されたターゲット(蒸発源)の
表面付近のプラズマ密度が高くなり、スパッタリング速
度(堆積速度)が著しく速くなる。堆積速度が速くなる
と、成膜の生産性が向上するばかりでなく、堆積中に膜
中に取り込まれる不純物が減少し、膜の高品質化が図れ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体装置
等において半田付け性の良い導体層としてニッケル(N
i)層をマグネトロンスパッタリング方法で形成したい
場合がある。しかし、強磁性体であるニッケル層を形成
する場合は、陰極上に配置されるニッケル板(ターゲッ
ト)がプラズマ密度を高めるための磁界の形成を妨害す
る。この問題を解決する方法として、ターゲット(ニッ
ケル板)をキュリー温度(約370℃)に加熱して磁気
特性を失わせる第1の方法と、非常に強い磁場を作り、
ターゲット材料(ニッケル板)を磁気飽和させ、磁力線
をターゲットの表面側に導く第2の方法がある。しか
し、第1の方法を採用すると、低温成膜が可能であると
いうスパッタリングの効果を得ることができない。ま
た、第2の方法を採用する場合において、Niターゲッ
トの飽和を容易にするためにNiターゲットを2〜3m
mと非常に薄くすると、Niターゲットの寿命が短くな
り、Niターゲットの交換回数が多くなるため生産性が
悪くなる。また、第2の方法において、Niターゲット
を厚く形成し、強力な磁石を使用すると、ターゲットに
相対的に磁石を移動することが困難になるために、磁石
の移動によるNiターゲットのエロージョン(侵食)箇
所の制御が困難になり、Niターゲットの寿命が短くな
り、この交換回数が多くなる。なお、エロージョンによ
る溝が深くなるとスパッタリングの最適条件が変化する
ため、ターゲットが使用不可能になり、ターゲットの交
換が必要になる。上記の第2の方法において、ターゲッ
トを薄くした場合と厚くした場合のいずれにおいても、
例えば0.5μmの厚さの膜を形成する時には400〜
500回のスパッタリング毎にターゲットの交換が必要
になる。
等において半田付け性の良い導体層としてニッケル(N
i)層をマグネトロンスパッタリング方法で形成したい
場合がある。しかし、強磁性体であるニッケル層を形成
する場合は、陰極上に配置されるニッケル板(ターゲッ
ト)がプラズマ密度を高めるための磁界の形成を妨害す
る。この問題を解決する方法として、ターゲット(ニッ
ケル板)をキュリー温度(約370℃)に加熱して磁気
特性を失わせる第1の方法と、非常に強い磁場を作り、
ターゲット材料(ニッケル板)を磁気飽和させ、磁力線
をターゲットの表面側に導く第2の方法がある。しか
し、第1の方法を採用すると、低温成膜が可能であると
いうスパッタリングの効果を得ることができない。ま
た、第2の方法を採用する場合において、Niターゲッ
トの飽和を容易にするためにNiターゲットを2〜3m
mと非常に薄くすると、Niターゲットの寿命が短くな
り、Niターゲットの交換回数が多くなるため生産性が
悪くなる。また、第2の方法において、Niターゲット
を厚く形成し、強力な磁石を使用すると、ターゲットに
相対的に磁石を移動することが困難になるために、磁石
の移動によるNiターゲットのエロージョン(侵食)箇
所の制御が困難になり、Niターゲットの寿命が短くな
り、この交換回数が多くなる。なお、エロージョンによ
る溝が深くなるとスパッタリングの最適条件が変化する
ため、ターゲットが使用不可能になり、ターゲットの交
換が必要になる。上記の第2の方法において、ターゲッ
トを薄くした場合と厚くした場合のいずれにおいても、
例えば0.5μmの厚さの膜を形成する時には400〜
500回のスパッタリング毎にターゲットの交換が必要
になる。
【0004】そこで、本発明は上述の従来方法の欠点を
解決することができるマグネトロンスパッタリング方法
による半田付け性の良いNiを含む導体層の形成方法を
提供することを目的とする。
解決することができるマグネトロンスパッタリング方法
による半田付け性の良いNiを含む導体層の形成方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明は、ニッケル又はニッケル
を主成分とする材料に対してバナジウムを添加して非磁
性体化した材料をターゲットとして使用してマグネトロ
ンスパッタリング法によって基体上に前記ターゲットと
実質的に同一材料の導体層を形成することを特徴とする
導体層の形成方法に係わるものである。
目的を達成するための本発明は、ニッケル又はニッケル
を主成分とする材料に対してバナジウムを添加して非磁
性体化した材料をターゲットとして使用してマグネトロ
ンスパッタリング法によって基体上に前記ターゲットと
実質的に同一材料の導体層を形成することを特徴とする
導体層の形成方法に係わるものである。
【0006】
【発明の効果】ニッケルにバナジウム(V)を少量添加
したものは非磁性体となる。非磁性体ターゲットの場合
には、ターゲットと磁石との相対的位置関係の制御が容
易になり、エロージョン領域の制御が容易になり、ま
た、ターゲットを厚くすることができる。このため、N
iのみのターゲットに比べてバナジウムを含むNiのタ
ーゲットは長い寿命を有し、ターゲットの交換回数が低
減し、生産性が向上する。また、バナジウムは低温では
ニッケルと金属間化合物を形成しないので、基体上にマ
グネトロンスパッタリングで形成された導体層がニッケ
ルのみの導体層と大差のない良好な半田付け性を有す
る。従って、ニッケルの特性を損わない導体層をマグネ
トロンスパッタリングで容易に得ることができる。
したものは非磁性体となる。非磁性体ターゲットの場合
には、ターゲットと磁石との相対的位置関係の制御が容
易になり、エロージョン領域の制御が容易になり、ま
た、ターゲットを厚くすることができる。このため、N
iのみのターゲットに比べてバナジウムを含むNiのタ
ーゲットは長い寿命を有し、ターゲットの交換回数が低
減し、生産性が向上する。また、バナジウムは低温では
ニッケルと金属間化合物を形成しないので、基体上にマ
グネトロンスパッタリングで形成された導体層がニッケ
ルのみの導体層と大差のない良好な半田付け性を有す
る。従って、ニッケルの特性を損わない導体層をマグネ
トロンスパッタリングで容易に得ることができる。
【0007】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の実施例に係わ
る半導体装置のニッケルを含む導体層の形成方法を説明
する。図1に示すように、マグネトロンスパッタリング
装置は、陰極1と陽極2と直流電源3と永久磁石6、7
とを備えている。陰極1は非磁性体金属円板であって、
非磁性体の環状導体4に支持され、電源3の一端に接続
されている。陰極1に対向配置された円板状陽極2は導
体から成る支持体5に支持され、電源3の他端に接続さ
れている。陰極1と陽極2との間には数百ボルトの直流
電圧が印加される。陰極1の上側に電子を閉じ込めるた
めの数百ガウスの磁界を形成するために円柱状の第1の
磁石6と円環状の第2の磁石7とヨーク8とが設けられ
ている。第1の磁石6はそのN極が陰極1の下面中央に
対向し、そのS極がヨーク(継鉄)8に対向するように
配置されている。第2の磁石7は第1の磁石6を囲むよ
うに配置され、そのS極が陰極1の下面に対向し、その
N極がヨーク8に対向している。第1及び第2の磁石
6、7とヨーク8とから成る磁界形成部はホルダ9に支
持され、ホルダ9と共にエロ−ジョン発生位置の制御の
ために移動可能である。10は容器であって、陰極1、
陽極2、磁石6、7等を収容している。容器10内を
1.0〜0.01mmHg程度に減圧するために排気装
置11が設けられ、更に陰極1及びこの近傍をほぼ常温
に冷却するための冷却装置(図示せず)が設けられてい
る。
る半導体装置のニッケルを含む導体層の形成方法を説明
する。図1に示すように、マグネトロンスパッタリング
装置は、陰極1と陽極2と直流電源3と永久磁石6、7
とを備えている。陰極1は非磁性体金属円板であって、
非磁性体の環状導体4に支持され、電源3の一端に接続
されている。陰極1に対向配置された円板状陽極2は導
体から成る支持体5に支持され、電源3の他端に接続さ
れている。陰極1と陽極2との間には数百ボルトの直流
電圧が印加される。陰極1の上側に電子を閉じ込めるた
めの数百ガウスの磁界を形成するために円柱状の第1の
磁石6と円環状の第2の磁石7とヨーク8とが設けられ
ている。第1の磁石6はそのN極が陰極1の下面中央に
対向し、そのS極がヨーク(継鉄)8に対向するように
配置されている。第2の磁石7は第1の磁石6を囲むよ
うに配置され、そのS極が陰極1の下面に対向し、その
N極がヨーク8に対向している。第1及び第2の磁石
6、7とヨーク8とから成る磁界形成部はホルダ9に支
持され、ホルダ9と共にエロ−ジョン発生位置の制御の
ために移動可能である。10は容器であって、陰極1、
陽極2、磁石6、7等を収容している。容器10内を
1.0〜0.01mmHg程度に減圧するために排気装
置11が設けられ、更に陰極1及びこの近傍をほぼ常温
に冷却するための冷却装置(図示せず)が設けられてい
る。
【0008】半導体基体12にNiを主成分とする半田
付け性の良い導体層を形成する時には、半導体基体12
を陽極2の下面に固着する。また、円板状ターゲット
(蒸発源)13を陰極1の上に配置し、容器10内を減
圧状態及び冷却状態として電源3から陰極1と陽極2間
に数百ボルトの電圧を印加する。ターゲット13は陰極
1に接触しているので、陰極として機能し、ターゲット
13と半導体基体12を伴なった陽極2との間にグロー
放電が発生し、ガスイオンによってターゲット13が衝
撃され、ターゲット13からたたき出された物質が基体
12上に堆積する。このマグネトロンスパッタリングに
おいては、ターゲット13の近傍に破線で示すように環
状に広がった磁力線14が生じ、これによってターゲッ
ト13の近くの電子が閉じ込められ、ターゲット13の
表面が強く負電位にバイアスされ、プラズマを高密度に
発生させることができ、スパッタリング速度(堆積速
度)が速くなる。
付け性の良い導体層を形成する時には、半導体基体12
を陽極2の下面に固着する。また、円板状ターゲット
(蒸発源)13を陰極1の上に配置し、容器10内を減
圧状態及び冷却状態として電源3から陰極1と陽極2間
に数百ボルトの電圧を印加する。ターゲット13は陰極
1に接触しているので、陰極として機能し、ターゲット
13と半導体基体12を伴なった陽極2との間にグロー
放電が発生し、ガスイオンによってターゲット13が衝
撃され、ターゲット13からたたき出された物質が基体
12上に堆積する。このマグネトロンスパッタリングに
おいては、ターゲット13の近傍に破線で示すように環
状に広がった磁力線14が生じ、これによってターゲッ
ト13の近くの電子が閉じ込められ、ターゲット13の
表面が強く負電位にバイアスされ、プラズマを高密度に
発生させることができ、スパッタリング速度(堆積速
度)が速くなる。
【0009】ところで、本実施例では、ターゲット13
として100重量部のNi(ニッケル)に対して6.1
重量部のV(バナジウム)添加した材料(Ni100モ
ル%とV7モル%の組成の材料)から成る厚さ約5mm
の非磁性金属板を使用する。Niはキュリー温度が約3
70℃であるので常温では強磁性体であるが、バナジウ
ムを約7モル%添加すると、キュリー温度が約0℃とな
り、常温及びマグネトロンスパッタリング装置の陰極1
の近傍の温度範囲では非磁性体となり、磁束が通り易く
なる。この様にNi−Vターゲット13を使用すると、
磁束が通り易いので、磁石6、7を比較的弱くし、また
ターゲット13を厚く形成してもターゲット13の上方
に良好に磁界を形成することができる。また、ターゲッ
ト13が非磁性体であれば、ターゲット13と磁石6、
7との相対的位置関係を容易に制御できる。従って、磁
力線14の分布と特定の位置関係を有するように発生す
るエロージョンの溝15の位置をターゲット13と磁石
6、7との相対的位置関係の制御によって変えることが
でき、ターゲット13の寿命を長くすることができる。
また、バナジウムを含むニッケルは非磁性体であるの
で、ターゲット13を厚く形成しても差し支えない。従
って、これによってもターゲット13の寿命が長くな
る。この結果、ターゲット13の交換回数を低減して生
産性を向上させることができる。また、ニッケルとバナ
ジウムは低温では金属間化合物を形成せず、且つニッケ
ルに対してバラジウムが少量混入されているのみである
から、半導体基体12にマグネトロンスパッタリングで
形成された導体層はほとんどニッケルと同一の特性を有
し、良好な半田付け特性を有する。なお、ニッケルを非
磁性体化するのみであれば、ニッケルにシリコン(S
i)を添加しても非磁性体になる。しかし、Siは30
0℃程度の低温でニッケルと反応してNiシリサイドを
形成する。従って、ニッケルにシリコンを混入したター
ゲット材料を使用してマグネトロンスパッタリングで形
成した導体層は半田付け性の悪い電極となる。また、C
uやPdをニッケルに添加しても非磁性体になるが、添
加量が多くなり、Niの良好な特性を失う。
として100重量部のNi(ニッケル)に対して6.1
重量部のV(バナジウム)添加した材料(Ni100モ
ル%とV7モル%の組成の材料)から成る厚さ約5mm
の非磁性金属板を使用する。Niはキュリー温度が約3
70℃であるので常温では強磁性体であるが、バナジウ
ムを約7モル%添加すると、キュリー温度が約0℃とな
り、常温及びマグネトロンスパッタリング装置の陰極1
の近傍の温度範囲では非磁性体となり、磁束が通り易く
なる。この様にNi−Vターゲット13を使用すると、
磁束が通り易いので、磁石6、7を比較的弱くし、また
ターゲット13を厚く形成してもターゲット13の上方
に良好に磁界を形成することができる。また、ターゲッ
ト13が非磁性体であれば、ターゲット13と磁石6、
7との相対的位置関係を容易に制御できる。従って、磁
力線14の分布と特定の位置関係を有するように発生す
るエロージョンの溝15の位置をターゲット13と磁石
6、7との相対的位置関係の制御によって変えることが
でき、ターゲット13の寿命を長くすることができる。
また、バナジウムを含むニッケルは非磁性体であるの
で、ターゲット13を厚く形成しても差し支えない。従
って、これによってもターゲット13の寿命が長くな
る。この結果、ターゲット13の交換回数を低減して生
産性を向上させることができる。また、ニッケルとバナ
ジウムは低温では金属間化合物を形成せず、且つニッケ
ルに対してバラジウムが少量混入されているのみである
から、半導体基体12にマグネトロンスパッタリングで
形成された導体層はほとんどニッケルと同一の特性を有
し、良好な半田付け特性を有する。なお、ニッケルを非
磁性体化するのみであれば、ニッケルにシリコン(S
i)を添加しても非磁性体になる。しかし、Siは30
0℃程度の低温でニッケルと反応してNiシリサイドを
形成する。従って、ニッケルにシリコンを混入したター
ゲット材料を使用してマグネトロンスパッタリングで形
成した導体層は半田付け性の悪い電極となる。また、C
uやPdをニッケルに添加しても非磁性体になるが、添
加量が多くなり、Niの良好な特性を失う。
【0010】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) マグネトロンスパッタリング装置は、周知の2
重磁極電磁石のカソードを有するものであってもよい。
また、永久磁石6、7を電磁石とすることができる。 (2) 半導体基体12の代りに別の電子回路部品の基
板等にVを含むNi導体層を形成することができる。 (3) ニッケルに対するバナジウムの添加量を導体層
半田付け性が阻害されない範囲で種々変えることができ
る。バナジウムはごく少量でもNiの非磁性体化に寄与
するので、この添加量は0よりも多く、約10モル%以
下(約8.8重量%以下)の範囲とすることが望まし
い。 (4) ニッケルの特性を阻害しない範囲でターゲット
13にバナジウム以外の物質を少量添加することができ
る。
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) マグネトロンスパッタリング装置は、周知の2
重磁極電磁石のカソードを有するものであってもよい。
また、永久磁石6、7を電磁石とすることができる。 (2) 半導体基体12の代りに別の電子回路部品の基
板等にVを含むNi導体層を形成することができる。 (3) ニッケルに対するバナジウムの添加量を導体層
半田付け性が阻害されない範囲で種々変えることができ
る。バナジウムはごく少量でもNiの非磁性体化に寄与
するので、この添加量は0よりも多く、約10モル%以
下(約8.8重量%以下)の範囲とすることが望まし
い。 (4) ニッケルの特性を阻害しない範囲でターゲット
13にバナジウム以外の物質を少量添加することができ
る。
【図1】本発明の実施例に係わるマグネトロンスパッタ
リング装置を示す断面図である。
リング装置を示す断面図である。
1 陰極 2 陽極 6、7 磁石 12 半導体基体 13 ターゲット
Claims (1)
- 【請求項1】 ニッケル又はニッケルを主成分とする材
料に対してバナジウムを添加して非磁性体化した材料を
ターゲットとして使用してマグネトロンスパッタリング
法によって基体上に前記ターゲットと実質的に同一材料
の導体層を形成することを特徴とする導体層の形成方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20708697A JPH1136065A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | ニッケルを主成分とする導体層の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20708697A JPH1136065A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | ニッケルを主成分とする導体層の形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1136065A true JPH1136065A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16533973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20708697A Pending JPH1136065A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | ニッケルを主成分とする導体層の形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1136065A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1041170A3 (en) * | 1999-03-31 | 2000-10-18 | Praxair S.T. Technology, Inc. | Nickel/vanadium sputtering target with ultra-low alpha emission |
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-
1997
- 1997-07-16 JP JP20708697A patent/JPH1136065A/ja active Pending
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| US8871144B2 (en) | 2003-10-07 | 2014-10-28 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | High-purity Ni-V alloy target therefrom high-purity Ni-V alloy thin film and process for producing high-purity Ni-V alloy |
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| WO2012066658A1 (ja) * | 2010-11-17 | 2012-05-24 | Jx日鉱日石金属株式会社 | プリント配線板用銅箔 |
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