JPH1136169A - メルトブロー不織布の製造方法及びメルトブロー不織布からなる円筒状フィルター - Google Patents
メルトブロー不織布の製造方法及びメルトブロー不織布からなる円筒状フィルターInfo
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- JPH1136169A JPH1136169A JP9205302A JP20530297A JPH1136169A JP H1136169 A JPH1136169 A JP H1136169A JP 9205302 A JP9205302 A JP 9205302A JP 20530297 A JP20530297 A JP 20530297A JP H1136169 A JPH1136169 A JP H1136169A
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Landscapes
- Filtering Materials (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 メルトブロー法不織布の製造において、簡単
な工程で繊維径を連続的に変化させた不織布を製造し、
その不織布を巻き回すことにより、濾過精度、濾過ライ
フ及び耐圧強度の優れた円筒状フィルターの提供。 【解決手段】 熱可塑性樹脂のメルトブロー法による不
織布の製造方法において、高速ガスの大流量下にダイと
コレクタの間の距離を連続的に変化させることを特徴と
する繊維径が連続的に変化したメルトブロー不織布の製
造方法及びその不織布を巻き回して得られた円筒状フィ
ルター。
な工程で繊維径を連続的に変化させた不織布を製造し、
その不織布を巻き回すことにより、濾過精度、濾過ライ
フ及び耐圧強度の優れた円筒状フィルターの提供。 【解決手段】 熱可塑性樹脂のメルトブロー法による不
織布の製造方法において、高速ガスの大流量下にダイと
コレクタの間の距離を連続的に変化させることを特徴と
する繊維径が連続的に変化したメルトブロー不織布の製
造方法及びその不織布を巻き回して得られた円筒状フィ
ルター。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メルトブロー法で
製造された繊維径が連続的に変化する極細繊維不織布及
びそれからなる耐圧性と濾過精度が優れ、濾過寿命の長
い円筒状フィルターに関する。
製造された繊維径が連続的に変化する極細繊維不織布及
びそれからなる耐圧性と濾過精度が優れ、濾過寿命の長
い円筒状フィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂を複数個の紡糸口から溶融
紡糸し、これを高速気流によって牽引・細化し、極細繊
維の繊維流を形成せしめ、次いでこの繊維流を捕集・集
積するメルトブロー法不織布は、使い捨ておしめの表面
剤、防塵衣料、マスク、ワイピングクロス、精密濾過用
フィルター、電池セパレータ等に広く用いられている。
紡糸し、これを高速気流によって牽引・細化し、極細繊
維の繊維流を形成せしめ、次いでこの繊維流を捕集・集
積するメルトブロー法不織布は、使い捨ておしめの表面
剤、防塵衣料、マスク、ワイピングクロス、精密濾過用
フィルター、電池セパレータ等に広く用いられている。
【0003】精密濾過用円筒状フィルターとしては、メ
ルトブロー法による極細繊維を用いたフィルターが電子
機器材料の洗浄液用フィルターや除塵用エアフィルタ
ー、あるいは医薬品に用いられる水等のプレフィルター
として広く用いられている。特開昭60−216818
号公報には、メルトブロー法で得られた繊維を相互に接
着しない温度まで冷却した後心棒上に巻き取る方法が開
示されており、紡糸条件を制御して繊維の直径を厚み方
向に除々に変化させる方法が開示されている。
ルトブロー法による極細繊維を用いたフィルターが電子
機器材料の洗浄液用フィルターや除塵用エアフィルタ
ー、あるいは医薬品に用いられる水等のプレフィルター
として広く用いられている。特開昭60−216818
号公報には、メルトブロー法で得られた繊維を相互に接
着しない温度まで冷却した後心棒上に巻き取る方法が開
示されており、紡糸条件を制御して繊維の直径を厚み方
向に除々に変化させる方法が開示されている。
【0004】特開平1−297113号公報には、繊維
径や嵩密度の異なる数種のメルトブロー法による不織布
を、フィルターの内層が密で外層が粗となるように順次
数回ずつ巻き取る方法が開示されている。この方法で
は、予め何種かの不織布を準備する必要があり、製造工
程が複雑で非能率的であるのみならず、得られるフィル
ターも巻き取られた不織布の層間および繊維間が接着さ
れていないので、使用中に層間剥離を起こしたりフィル
ター端部から液漏れを起こしやすく、耐圧性も不十分で
あった。
径や嵩密度の異なる数種のメルトブロー法による不織布
を、フィルターの内層が密で外層が粗となるように順次
数回ずつ巻き取る方法が開示されている。この方法で
は、予め何種かの不織布を準備する必要があり、製造工
程が複雑で非能率的であるのみならず、得られるフィル
ターも巻き取られた不織布の層間および繊維間が接着さ
れていないので、使用中に層間剥離を起こしたりフィル
ター端部から液漏れを起こしやすく、耐圧性も不十分で
あった。
【0005】従来、この繊維径を変化させる手段として
は、特開昭60−216818号公報においては、繊維
化金型への樹脂の吐出量を増減して調節する方法、繊維
化気体流量を調節する方法、成型体の形成ロール圧力を
変える方法、繊維冷媒の量及び種類を調節する方法等が
記載されているが、いづれも複雑な条件設定を必要とし
ており、容易には採用できていなかった。また、同号公
報には、繊維化金型とコレクタ間の距離は制御変動要素
と考えられるが、その調節は容易には行えなかったと述
べている。
は、特開昭60−216818号公報においては、繊維
化金型への樹脂の吐出量を増減して調節する方法、繊維
化気体流量を調節する方法、成型体の形成ロール圧力を
変える方法、繊維冷媒の量及び種類を調節する方法等が
記載されているが、いづれも複雑な条件設定を必要とし
ており、容易には採用できていなかった。また、同号公
報には、繊維化金型とコレクタ間の距離は制御変動要素
と考えられるが、その調節は容易には行えなかったと述
べている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、メル
トブロー法不織布の製造において、簡単な工程で繊維径
を連続的に変化させた不織布を製造し、その不織布を巻
き回すことにより、濾過精度、濾過ライフ及び耐圧強度
の優れた円筒状フィルターを提供することにある。
トブロー法不織布の製造において、簡単な工程で繊維径
を連続的に変化させた不織布を製造し、その不織布を巻
き回すことにより、濾過精度、濾過ライフ及び耐圧強度
の優れた円筒状フィルターを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、特定のメルトブ
ロー不織布の製造条件において、メルトブローダイとコ
レクタの間の距離を連続的に変化させることにより、繊
維径が連続的に変化したメルトブロー不織布が得られ、
その不織布を用いると、濾過精度、濾過ライフ及び耐圧
強度の優れた円筒状フィルターが得られることを見出
し、本発明を完成した。
的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、特定のメルトブ
ロー不織布の製造条件において、メルトブローダイとコ
レクタの間の距離を連続的に変化させることにより、繊
維径が連続的に変化したメルトブロー不織布が得られ、
その不織布を用いると、濾過精度、濾過ライフ及び耐圧
強度の優れた円筒状フィルターが得られることを見出
し、本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明は、熱可塑性樹脂のメル
トブロー法による不織布の製造方法において、高速ガス
の大流量下にダイとコレクタの間の距離を連続的に変化
させることを特徴とする繊維径が連続的に変化したメル
トブロー不織布の製造方法であり、熱可塑性樹脂のメル
トブロー法による不織布の製造方法において、高速ガス
の大流量下にダイとコレクタの間の距離を連続的に変化
させて得られた繊維径が連続的に変化したメルトブロー
不織布を巻き回して得られた円筒状フィルターに関す
る。
トブロー法による不織布の製造方法において、高速ガス
の大流量下にダイとコレクタの間の距離を連続的に変化
させることを特徴とする繊維径が連続的に変化したメル
トブロー不織布の製造方法であり、熱可塑性樹脂のメル
トブロー法による不織布の製造方法において、高速ガス
の大流量下にダイとコレクタの間の距離を連続的に変化
させて得られた繊維径が連続的に変化したメルトブロー
不織布を巻き回して得られた円筒状フィルターに関す
る。
【0009】
(1)メルトブロー不織布 本発明で用いるメルトブロー法は、公知の方法で、複数
個配列されたオリフィスダイから溶融ポリマーを吐出
し、オリフィスダイに隣接して設備した噴射ガス口から
高速ガスを噴射せしめて、吐出された溶融ポリマーを細
繊維化し、次いで繊維流をコレクタであるコンベヤネッ
ト上に捕集して不織布を製造する方法である。
個配列されたオリフィスダイから溶融ポリマーを吐出
し、オリフィスダイに隣接して設備した噴射ガス口から
高速ガスを噴射せしめて、吐出された溶融ポリマーを細
繊維化し、次いで繊維流をコレクタであるコンベヤネッ
ト上に捕集して不織布を製造する方法である。
【0010】本発明は、このメルトブロー法において、
樹脂吐出量及び高速ガス流量を一定にした条件下におい
て、オリフィスダイとコレクタの間の距離連続的に変化
させる方法、すなわち、コレクタをダイから連続的に離
していく、又は連続的に近づけていくことにより不織布
の繊維径を小から大に、又は大から小に連続的に変化さ
せる方法である。
樹脂吐出量及び高速ガス流量を一定にした条件下におい
て、オリフィスダイとコレクタの間の距離連続的に変化
させる方法、すなわち、コレクタをダイから連続的に離
していく、又は連続的に近づけていくことにより不織布
の繊維径を小から大に、又は大から小に連続的に変化さ
せる方法である。
【0011】このメルトブロー法において、得られる不
織布の繊維径を連続的に変化させる方法は、前述のよう
に、オリフィスからの樹脂吐出量を変化させる方法と、
高速ガスである空気流量を変化させる方法があるが、こ
の樹脂吐出量の変化による方法は、樹脂の押出機のギア
ポンプの吐出量を変化させるために、ダイオリフィスか
ら出てくる樹脂の吐出量の変化が遅く、変化の追従性が
悪く繊維径を自在にコントロールし難いという欠点を有
している。また、樹脂吐出量を変化させるため、得られ
る不織布の目付が同じものが得られない。繊維径を小さ
くするように樹脂吐出量を変化させると、得られる不織
布は低目付のものとなり、また繊維径を大きくするよう
に樹脂吐出量を変化させると、得られる不織布は高目付
のものとなる。樹脂吐出量を変化させて、不織布の繊維
径を変化させ、得られる不織布の目付を一定にするに
は、コンベヤネットの速度を変えなければならず、ハン
ドリングが面倒となる。
織布の繊維径を連続的に変化させる方法は、前述のよう
に、オリフィスからの樹脂吐出量を変化させる方法と、
高速ガスである空気流量を変化させる方法があるが、こ
の樹脂吐出量の変化による方法は、樹脂の押出機のギア
ポンプの吐出量を変化させるために、ダイオリフィスか
ら出てくる樹脂の吐出量の変化が遅く、変化の追従性が
悪く繊維径を自在にコントロールし難いという欠点を有
している。また、樹脂吐出量を変化させるため、得られ
る不織布の目付が同じものが得られない。繊維径を小さ
くするように樹脂吐出量を変化させると、得られる不織
布は低目付のものとなり、また繊維径を大きくするよう
に樹脂吐出量を変化させると、得られる不織布は高目付
のものとなる。樹脂吐出量を変化させて、不織布の繊維
径を変化させ、得られる不織布の目付を一定にするに
は、コンベヤネットの速度を変えなければならず、ハン
ドリングが面倒となる。
【0012】また空気流量変化では、急激に流量を変化
させると、一定圧でコントロールしている調整器がその
変化に対応してゆけずコントロールがストップするため
に、樹脂の吐出量を変化させる方法と同様に、変化の追
従に対して緩慢で、繊維径範囲をコントロールし難いこ
とが挙げられ、また、空気流量を変化させると空気温度
も変わるため、安定的に不織布を得るのは、難しい方法
である。
させると、一定圧でコントロールしている調整器がその
変化に対応してゆけずコントロールがストップするため
に、樹脂の吐出量を変化させる方法と同様に、変化の追
従に対して緩慢で、繊維径範囲をコントロールし難いこ
とが挙げられ、また、空気流量を変化させると空気温度
も変わるため、安定的に不織布を得るのは、難しい方法
である。
【0013】一方、本発明のオリフィスダイとコレクタ
の間の距離連続的に変化させる方法は、樹脂吐出量及び
ガス流量は一定であるから、常に一定の繊維が紡糸され
ており、繊維の紡糸条件は変わらず、常に一定の繊維径
勾配のものが得られ、生産的なプロセスとなる。
の間の距離連続的に変化させる方法は、樹脂吐出量及び
ガス流量は一定であるから、常に一定の繊維が紡糸され
ており、繊維の紡糸条件は変わらず、常に一定の繊維径
勾配のものが得られ、生産的なプロセスとなる。
【0014】本発明のダイとコンベヤネット間の距離を
連続的に変える方法においては、ダイとコンベヤネット
間の距離が長くなると、繊維流内で極細繊維同志が絡み
合う機会が多くなり、見掛けの繊維径は大きくなる。そ
の結果、得られる不織布は、繊維径は異なるが、同一の
目付のものが得られる。また、絡み合いが少ない繊維も
混ざっており、より繊維径分布の大きな、より嵩高で、
空隙率の大きな不織布となる。一方、ダイとコンベヤネ
ット間の距離を短くすると、繊維径は小さく、得られる
不織布は、空隙率の小さな不織布となる。したがって、
ダイからコンベヤネットを等速で離しながら不織布を製
造すると、得られる不織布の見掛けの繊維径は規則的に
連続的に大きくなり、不織布の空隙率は規則的に連続的
に大きくなる。ダイからコンベヤネットを段階的に離し
ていくと、段階的な繊維径及び空隙率をもった不織布が
えられる。これらの不織布は、円筒状フィルターとする
場合は、濾過対象物によって使い分けることができる。
連続的に変える方法においては、ダイとコンベヤネット
間の距離が長くなると、繊維流内で極細繊維同志が絡み
合う機会が多くなり、見掛けの繊維径は大きくなる。そ
の結果、得られる不織布は、繊維径は異なるが、同一の
目付のものが得られる。また、絡み合いが少ない繊維も
混ざっており、より繊維径分布の大きな、より嵩高で、
空隙率の大きな不織布となる。一方、ダイとコンベヤネ
ット間の距離を短くすると、繊維径は小さく、得られる
不織布は、空隙率の小さな不織布となる。したがって、
ダイからコンベヤネットを等速で離しながら不織布を製
造すると、得られる不織布の見掛けの繊維径は規則的に
連続的に大きくなり、不織布の空隙率は規則的に連続的
に大きくなる。ダイからコンベヤネットを段階的に離し
ていくと、段階的な繊維径及び空隙率をもった不織布が
えられる。これらの不織布は、円筒状フィルターとする
場合は、濾過対象物によって使い分けることができる。
【0015】本発明のメルトブロー法におけるダイとコ
ンベヤネット間の距離を連続的に変化させる方法におい
ては、大量のガス流量下で熱可塑性樹脂をメルトブロー
する必要がある。従来用いられていた幅の狭いスリット
より、広いスリット幅からガスを吐出させる必要があ
り、ガス吐出スリット幅を0.5mm〜5mm、好まし
くは、0.5〜3mmにすることにより、大量のガス流
量存在下で、繊維径の幅をコントロールすることができ
る。すなわち、大量のガス流量下でメルトブローを行う
ことにより、長いダイとコンベヤネット間の距離の間で
繊維同志が絡み合うことができるようになる。この時の
ガス吐出圧力は、0.1〜5kg/cm2、好ましく
0.2〜3kg/cm2である。
ンベヤネット間の距離を連続的に変化させる方法におい
ては、大量のガス流量下で熱可塑性樹脂をメルトブロー
する必要がある。従来用いられていた幅の狭いスリット
より、広いスリット幅からガスを吐出させる必要があ
り、ガス吐出スリット幅を0.5mm〜5mm、好まし
くは、0.5〜3mmにすることにより、大量のガス流
量存在下で、繊維径の幅をコントロールすることができ
る。すなわち、大量のガス流量下でメルトブローを行う
ことにより、長いダイとコンベヤネット間の距離の間で
繊維同志が絡み合うことができるようになる。この時の
ガス吐出圧力は、0.1〜5kg/cm2、好ましく
0.2〜3kg/cm2である。
【0016】また、本発明において、ダイとコンベヤネ
ット間の距離は、50mm〜5000mm、好ましく
は、100〜3000mmである。ダイとコンベヤネッ
ト間の距離が5000mmを超えると、繊維がコレクタ
ーで広がり過ぎて好ましくなく、50mm未満ではほと
んど絡み合いが生ぜず、不織布となり難い。また、ダイ
とコンベヤネット間の距離が長くなるにつれて、スパン
ボンド法と同じく、ダイとコンベヤネットまでを角状の
様なもので覆うことが好ましい。またダイとコンベヤネ
ット間の距離を変化させるために、ジャバラの筒状、あ
るいは、角状のもので覆うのが好ましい。
ット間の距離は、50mm〜5000mm、好ましく
は、100〜3000mmである。ダイとコンベヤネッ
ト間の距離が5000mmを超えると、繊維がコレクタ
ーで広がり過ぎて好ましくなく、50mm未満ではほと
んど絡み合いが生ぜず、不織布となり難い。また、ダイ
とコンベヤネット間の距離が長くなるにつれて、スパン
ボンド法と同じく、ダイとコンベヤネットまでを角状の
様なもので覆うことが好ましい。またダイとコンベヤネ
ット間の距離を変化させるために、ジャバラの筒状、あ
るいは、角状のもので覆うのが好ましい。
【0017】本発明で用いる熱可塑性樹脂としては、加
熱ダイを通した後も、繊維に形成することができ、ダイ
や短時間の空気流の高温に耐えうるあらゆる材料が含ま
れる。特に、その例としては、例えばポリオレフィン、
ポリアミド、ポリエステル、ポリビニルポリマー等が挙
げられる。
熱ダイを通した後も、繊維に形成することができ、ダイ
や短時間の空気流の高温に耐えうるあらゆる材料が含ま
れる。特に、その例としては、例えばポリオレフィン、
ポリアミド、ポリエステル、ポリビニルポリマー等が挙
げられる。
【0018】加熱温度によって樹脂粘度が急激に下がる
ような樹脂である、ポリアミドやポリエステルは、温度
によって粘度がコントロールできる樹脂であるポリプロ
ピレン等のポリオレフィンと異なって、樹脂吐出量の変
化は、あまり繊維径の変化には影響を及ばさないため、
本発明による方法を用いるのが特に好ましい。
ような樹脂である、ポリアミドやポリエステルは、温度
によって粘度がコントロールできる樹脂であるポリプロ
ピレン等のポリオレフィンと異なって、樹脂吐出量の変
化は、あまり繊維径の変化には影響を及ばさないため、
本発明による方法を用いるのが特に好ましい。
【0019】本発明のメルトブロー不織布の最初の繊維
径は、用いる液体フィルターの性能によって異なるが、
樹脂の吐出量、高速ガスの吐出圧力によっておおよそ決
めることができる。ダイとコンベヤネット間の距離が短
い所では、20μm以下、好ましくは、0.1〜15μ
mの極細繊維からなる不織布が製造でき、ダイとコンベ
ヤネット間の距離を長く変化させることにより、15〜
50μmまで連続して変化した不織布を得ることができ
る。また、繊維径の変化により、不織布の厚みも0.0
5mm〜5mmに、最大孔径も10〜200μmに、空
隙率も70〜100%近くまで連続的に変化し、巻き回
しによるフィルターに最適な不織布となる。本発明の不
織布の目付量は、基本的には、ダイとコンベヤネット間
の距離の変化によって変化せず、3〜1000g/
m2、好ましくは4〜700g/m2が得られる。
径は、用いる液体フィルターの性能によって異なるが、
樹脂の吐出量、高速ガスの吐出圧力によっておおよそ決
めることができる。ダイとコンベヤネット間の距離が短
い所では、20μm以下、好ましくは、0.1〜15μ
mの極細繊維からなる不織布が製造でき、ダイとコンベ
ヤネット間の距離を長く変化させることにより、15〜
50μmまで連続して変化した不織布を得ることができ
る。また、繊維径の変化により、不織布の厚みも0.0
5mm〜5mmに、最大孔径も10〜200μmに、空
隙率も70〜100%近くまで連続的に変化し、巻き回
しによるフィルターに最適な不織布となる。本発明の不
織布の目付量は、基本的には、ダイとコンベヤネット間
の距離の変化によって変化せず、3〜1000g/
m2、好ましくは4〜700g/m2が得られる。
【0020】(2)円筒状フィルター 本発明の円筒状フィルターは、上述の繊維径が連続的に
変化しているメルトブロー不織布を巻き回して得られ
る。
変化しているメルトブロー不織布を巻き回して得られ
る。
【0021】繊維径が連続的に変化しているメルトブロ
ー不織布を円筒状フィルターに加工する際には、不織布
の巻き取り開始時の繊維径は小さく、巻き取りが進行す
るにつれて順次大きな繊維径とすると、フィルター内部
の繊維間空隙の大きさがフィルターの外側から内側に向
かって順次小さくなる。このようなフィルターは、粒度
の異なる粒子をフィルターの表面から内部にかけて粗粒
子から細粒子へと分球して捕集することができるので、
濾過ライフの長いフィルターとなる。また、メルトブロ
ー不織布の巻き取り開始時の繊維径は大きく、巻き取り
が進行するにつれて一旦小さな繊維径とした後、再び大
きな繊維径とすると、上記の長い濾過ライフという特徴
の他に、更に耐圧強度が大きいという特徴を有するフィ
ルターが得られる。
ー不織布を円筒状フィルターに加工する際には、不織布
の巻き取り開始時の繊維径は小さく、巻き取りが進行す
るにつれて順次大きな繊維径とすると、フィルター内部
の繊維間空隙の大きさがフィルターの外側から内側に向
かって順次小さくなる。このようなフィルターは、粒度
の異なる粒子をフィルターの表面から内部にかけて粗粒
子から細粒子へと分球して捕集することができるので、
濾過ライフの長いフィルターとなる。また、メルトブロ
ー不織布の巻き取り開始時の繊維径は大きく、巻き取り
が進行するにつれて一旦小さな繊維径とした後、再び大
きな繊維径とすると、上記の長い濾過ライフという特徴
の他に、更に耐圧強度が大きいという特徴を有するフィ
ルターが得られる。
【0022】本発明の円筒状フィルターは、繊維径が連
続的に変化しながらも、同一目付の不織布をもちいてい
るため、巻き回し成型を行っても得られた成型品の形状
が安定している。さらに繊維径の変化が大きいほど大き
な効果がえられ、最大繊維径と最小繊維径の比が2倍以
上にすると濾過効率の優れたフィルターとすることがで
きる。
続的に変化しながらも、同一目付の不織布をもちいてい
るため、巻き回し成型を行っても得られた成型品の形状
が安定している。さらに繊維径の変化が大きいほど大き
な効果がえられ、最大繊維径と最小繊維径の比が2倍以
上にすると濾過効率の優れたフィルターとすることがで
きる。
【0023】本発明の円筒状フィルターは、前記のメル
トブロー法で紡糸された不織布を多孔性コアに巻き回し
て製造する方法の他、メルトブロー法で紡糸された極細
繊維を、直接回転している通気性の心棒上に堆積させる
方法、あるいは前記の極細繊維不織布を、ネットコンベ
ヤーで搬送しながら回転している心棒上に巻き取る方法
等により得ることもできる。
トブロー法で紡糸された不織布を多孔性コアに巻き回し
て製造する方法の他、メルトブロー法で紡糸された極細
繊維を、直接回転している通気性の心棒上に堆積させる
方法、あるいは前記の極細繊維不織布を、ネットコンベ
ヤーで搬送しながら回転している心棒上に巻き取る方法
等により得ることもできる。
【0024】濾過層の孔径がフィルターの濾過方向に沿
って順次変化したフィルターを得る他の方法として、回
転心棒上に巻き取りつつある不織布に加える圧力を順次
変化させる方法もあり、例えば、不織布の巻き取り開始
時の圧力は大きく、巻き取りが進行するにつれて順次小
さな圧力とするとフィルターの外側から内側に向かって
濾過層の孔径が順次小さくなる。このようにして得られ
れたフィルターは、前記の繊維径を小から大に変化させ
て得られたフィルターと同様に、濾過ライフが長いとい
う特徴がある。したがって、この技術を本発明の繊維径
が連続的に異なる不織布を巻き回す技術に適宜応用する
こともできる。
って順次変化したフィルターを得る他の方法として、回
転心棒上に巻き取りつつある不織布に加える圧力を順次
変化させる方法もあり、例えば、不織布の巻き取り開始
時の圧力は大きく、巻き取りが進行するにつれて順次小
さな圧力とするとフィルターの外側から内側に向かって
濾過層の孔径が順次小さくなる。このようにして得られ
れたフィルターは、前記の繊維径を小から大に変化させ
て得られたフィルターと同様に、濾過ライフが長いとい
う特徴がある。したがって、この技術を本発明の繊維径
が連続的に異なる不織布を巻き回す技術に適宜応用する
こともできる。
【0025】また本発明の円筒状フィルターに使用する
極細繊維不織布には、上記極細繊維を主に用いるが、濾
過精度を損なわない範囲で繊維径20μm以上の繊維が
混入されてもよい。
極細繊維不織布には、上記極細繊維を主に用いるが、濾
過精度を損なわない範囲で繊維径20μm以上の繊維が
混入されてもよい。
【0026】本発明の円筒状フィルターは、エレクトレ
ットフィルターとすることもできる。エレクトレットフ
ィルターとする方法としては、極細繊維不織布、あるい
はこれを巻き取って製造した円筒状フィルターを、コロ
ナ放電等で処理する方法が用いられ、約10〜45クー
ロン/cm2の表面電荷密度を有するものが好ましい。
ットフィルターとすることもできる。エレクトレットフ
ィルターとする方法としては、極細繊維不織布、あるい
はこれを巻き取って製造した円筒状フィルターを、コロ
ナ放電等で処理する方法が用いられ、約10〜45クー
ロン/cm2の表面電荷密度を有するものが好ましい。
【0027】本発明の円筒状フィルターは、中芯がなく
ても充分耐圧性を有するが、中芯があってもよい。中芯
の断面形状は円形の他、楕円形、三角形、四角形、及び
それ以上の多角形でもかまわない。本発明でいう円筒状
フィルターは、フィルターの横断面の形状が円形または
楕円形などの円筒状フィルターであるが、三角形または
四角形以上の多角形をしたものも、同様の機能を果たす
以上は含まれる。本発明の円筒状フィルターは、電子機
器用材料等の洗浄液用フィルターや、除塵用エアフィル
ター、医薬用品に用いる水、食品、飲料、アルコール飲
料等のプレフィルター等として広く用いることができ
る。
ても充分耐圧性を有するが、中芯があってもよい。中芯
の断面形状は円形の他、楕円形、三角形、四角形、及び
それ以上の多角形でもかまわない。本発明でいう円筒状
フィルターは、フィルターの横断面の形状が円形または
楕円形などの円筒状フィルターであるが、三角形または
四角形以上の多角形をしたものも、同様の機能を果たす
以上は含まれる。本発明の円筒状フィルターは、電子機
器用材料等の洗浄液用フィルターや、除塵用エアフィル
ター、医薬用品に用いる水、食品、飲料、アルコール飲
料等のプレフィルター等として広く用いることができ
る。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。な
お、本発明は下記実施例に限定して解釈されるものでは
ない。本実施例における試験方法は以下の通りである。
お、本発明は下記実施例に限定して解釈されるものでは
ない。本実施例における試験方法は以下の通りである。
【0029】(1)目付:試料長さ方向より、100×
100mmの試験片を採取し、水分平衡状態の重さを測
定し、1m2当たりに換算した。
100mmの試験片を採取し、水分平衡状態の重さを測
定し、1m2当たりに換算した。
【0030】(2)厚さ:試料長さ方向より、100×
100mmの試験片を採取し、ダイヤルシックネスゲー
ジ((株)三豊製作所製7321、1mm/1回転)で
測定した。
100mmの試験片を採取し、ダイヤルシックネスゲー
ジ((株)三豊製作所製7321、1mm/1回転)で
測定した。
【0031】(3)平均繊維径:試験片の任意な5箇所
を電子顕微鏡で5枚の写真撮影を行い、1枚の写真につ
き20本の繊維の直径を測定し、これらを5枚の写真に
ついて行い、合計100本の繊維径を平均して求めた。
を電子顕微鏡で5枚の写真撮影を行い、1枚の写真につ
き20本の繊維の直径を測定し、これらを5枚の写真に
ついて行い、合計100本の繊維径を平均して求めた。
【0032】(4)最大孔径:試料長さ方向より、10
0×100mmの試験片を採取し、ASTM−F316
−86に準拠して測定した。
0×100mmの試験片を採取し、ASTM−F316
−86に準拠して測定した。
【0033】(5)濾過効率:10リットルのタンクと
循環ポンプを取り付けた濾過装置のハウジングにフィル
ターカートリッジを装填し、流量を毎分5リットルで、
5リットルの精製水を循環させる。その後、タンクに
(株)龍森製の50%重量平均0.5μmの石英粒子を
1g添加し、石英粒子添加より1分後に濾過水を100
ミリリットル採取し、日本精密光学(株)製のポイック
積分球式濁度計を用いて濾過効率を測定した。
循環ポンプを取り付けた濾過装置のハウジングにフィル
ターカートリッジを装填し、流量を毎分5リットルで、
5リットルの精製水を循環させる。その後、タンクに
(株)龍森製の50%重量平均0.5μmの石英粒子を
1g添加し、石英粒子添加より1分後に濾過水を100
ミリリットル採取し、日本精密光学(株)製のポイック
積分球式濁度計を用いて濾過効率を測定した。
【0034】(6)濾過ライフ:10リットルのタンク
と循環ポンプを取り付けた濾過装置のハウジングにフィ
ルターカートリッジを装填し、流量を毎分5リットル
で、5リットルの精製水を循環させる。その後、タンク
に平均粒径1.6〜2.3μmの関東ローム層粒子(J
ISZ8901の11種)を0.1gづつ1分間隔で添
加する。関東ローム層粒子の添加を続けながら通水循環
を続け、フィルターの入り口と出口の水圧の差が3kg
/cm2になった時の時間(分)を濾過ライフとした。
と循環ポンプを取り付けた濾過装置のハウジングにフィ
ルターカートリッジを装填し、流量を毎分5リットル
で、5リットルの精製水を循環させる。その後、タンク
に平均粒径1.6〜2.3μmの関東ローム層粒子(J
ISZ8901の11種)を0.1gづつ1分間隔で添
加する。関東ローム層粒子の添加を続けながら通水循環
を続け、フィルターの入り口と出口の水圧の差が3kg
/cm2になった時の時間(分)を濾過ライフとした。
【0035】実施例1 押出機のスクリューの長さと直径の比(L/D)が25
の押出機と、メルトブロー用口金として、孔径が0.4
mmの紡糸孔が一列に並んだ、総孔数95のメルトブロ
ー用紡糸口金を用いて、メルトフローレート(以下、M
FRという)が300(g/10分、230℃)、融点
が165℃のポリプロピレンを押出温度300℃、口金
温度280℃、吐出量100g/時/インチで吐出し、
紡糸孔に隣接する2.5mm幅のエアースリットから加
熱空気温度300℃、圧力0.5kg/cm2で吹き出
させ、メルトブロー化して、吸引装置付きのコンベアネ
ット上に吹き付けて不織布を得た。その際、メルトブロ
ー用紡糸口金とコンベアネットの距離を200mmから
2000mmまで、39.4cm/分の速度でコンベア
ネットを下降させ、メルトブロー不織布を巻き取った。
の押出機と、メルトブロー用口金として、孔径が0.4
mmの紡糸孔が一列に並んだ、総孔数95のメルトブロ
ー用紡糸口金を用いて、メルトフローレート(以下、M
FRという)が300(g/10分、230℃)、融点
が165℃のポリプロピレンを押出温度300℃、口金
温度280℃、吐出量100g/時/インチで吐出し、
紡糸孔に隣接する2.5mm幅のエアースリットから加
熱空気温度300℃、圧力0.5kg/cm2で吹き出
させ、メルトブロー化して、吸引装置付きのコンベアネ
ット上に吹き付けて不織布を得た。その際、メルトブロ
ー用紡糸口金とコンベアネットの距離を200mmから
2000mmまで、39.4cm/分の速度でコンベア
ネットを下降させ、メルトブロー不織布を巻き取った。
【0036】得られたポリプロピレンメルトブロー不織
布は、紡糸口金とコンベアネットの距離が200mmの
時で、目付が51.0g/m2、厚みが0.38mm、
平均繊維径が7.5μm、最大孔径が42μm、及び厚
みから算出した空隙率が84.9%であった。また、紡
糸口金とコンベアネットの距離が2000mmの時で、
厚みが1.02mmであり、平均繊維径が20.2μ
m、最大孔径が151.3μm、及び厚みから算出した
空隙率が94.4%であった。
布は、紡糸口金とコンベアネットの距離が200mmの
時で、目付が51.0g/m2、厚みが0.38mm、
平均繊維径が7.5μm、最大孔径が42μm、及び厚
みから算出した空隙率が84.9%であった。また、紡
糸口金とコンベアネットの距離が2000mmの時で、
厚みが1.02mmであり、平均繊維径が20.2μ
m、最大孔径が151.3μm、及び厚みから算出した
空隙率が94.4%であった。
【0037】得られた繊維径が順次変化しているポリプ
ロピレンメルトブロー不織布を、紡糸口金とコンベアネ
ットの距離が200mmで得られた方を内側になるよう
に、外径30mmのポリプロピレン製のプラスチックコ
アの上に、紡糸口金とコンベアネットの距離が2000
mmまで得られた6m分を巻きつけてフィルターとし
た。次に、ポリエチレン製のエンドキャップをつけ、外
径60mm、内径30mm、長さ76mmの円筒状フィ
ルターを得た。この円筒状フィルターをハウジングにと
りつけ濾過性能を測定したところ、濾過効率は、57.
0%で濾過ライフは49分であった。
ロピレンメルトブロー不織布を、紡糸口金とコンベアネ
ットの距離が200mmで得られた方を内側になるよう
に、外径30mmのポリプロピレン製のプラスチックコ
アの上に、紡糸口金とコンベアネットの距離が2000
mmまで得られた6m分を巻きつけてフィルターとし
た。次に、ポリエチレン製のエンドキャップをつけ、外
径60mm、内径30mm、長さ76mmの円筒状フィ
ルターを得た。この円筒状フィルターをハウジングにと
りつけ濾過性能を測定したところ、濾過効率は、57.
0%で濾過ライフは49分であった。
【0038】実施例2 実施例1で使用した装置を用いて、相対粘度2.30、
融点220℃のナイロン6を押出温度290℃で溶融押
出しを行って、口金温度290℃、吐出量100g/時
/インチで樹脂を吐出し、、加熱空気温度300℃、圧
力0.7kg/cm2で、メルトブロー化し、吸引装置
付きのコンベアネット上に吹き付けて、不織布を得た。
その際、メルトブロー用紡糸口金とコンベアの距離を2
00mmから2000mmまで、31.5cm/分の速
度でコンベアネットを下降させ、ナイロンメルトブロー
不織布を巻き取った。
融点220℃のナイロン6を押出温度290℃で溶融押
出しを行って、口金温度290℃、吐出量100g/時
/インチで樹脂を吐出し、、加熱空気温度300℃、圧
力0.7kg/cm2で、メルトブロー化し、吸引装置
付きのコンベアネット上に吹き付けて、不織布を得た。
その際、メルトブロー用紡糸口金とコンベアの距離を2
00mmから2000mmまで、31.5cm/分の速
度でコンベアネットを下降させ、ナイロンメルトブロー
不織布を巻き取った。
【0039】得られたナイロンメルトブロー不織布は、
紡糸口金とコンベアネットの距離が200mmの時で、
目付が30.5g/m2、厚みが0.17mm、平均繊
維径が6.6μm、最大孔径が37.0μm、及び厚み
から算出した空隙率が85.0%であった。また、紡糸
口金とコンベアネットの距離が2000mmの時で、厚
みが0.61mm、平均繊維径が23.5μm、最大孔
径が203μm、及び厚みから算出した空隙率が、9
5.8%であった。
紡糸口金とコンベアネットの距離が200mmの時で、
目付が30.5g/m2、厚みが0.17mm、平均繊
維径が6.6μm、最大孔径が37.0μm、及び厚み
から算出した空隙率が85.0%であった。また、紡糸
口金とコンベアネットの距離が2000mmの時で、厚
みが0.61mm、平均繊維径が23.5μm、最大孔
径が203μm、及び厚みから算出した空隙率が、9
5.8%であった。
【0040】得られた繊維径が順次変化しているナイロ
ンメルトブロー不織布を、紡糸口金とコンベアネットの
距離が200mmで得られた方を内側になるように、外
径30mmのポリプロピレン製のプラスチックコアの上
に、紡糸口金とコンベアネットの距離が2000mmま
で得られた12.5m分を巻きつけてフィルターとし
た。次に、ポリエチレン製のエンドキャップをつけ、外
径60mm、内径30mm、長さ76mmの円筒状フィ
ルターを得た。この円筒状フィルターをハウジングにと
りつけ濾過性能を測定したところ、濾過効率は、62.
7%で、濾過ライフは38分であった。
ンメルトブロー不織布を、紡糸口金とコンベアネットの
距離が200mmで得られた方を内側になるように、外
径30mmのポリプロピレン製のプラスチックコアの上
に、紡糸口金とコンベアネットの距離が2000mmま
で得られた12.5m分を巻きつけてフィルターとし
た。次に、ポリエチレン製のエンドキャップをつけ、外
径60mm、内径30mm、長さ76mmの円筒状フィ
ルターを得た。この円筒状フィルターをハウジングにと
りつけ濾過性能を測定したところ、濾過効率は、62.
7%で、濾過ライフは38分であった。
【0041】実施例3 実施例1において、メルトブロー用紡糸口金とコンベヤ
ネットの距離を200mmから2000mmまで、始め
の1分は、0m/分で、次の1分は、20cm/分で、
残りの2.6分は、61.5cm/分の速度でコンベヤ
ネットを下降させた以外は、実施例1と同様な方法でポ
リプロピレンメルトブロー不織布を巻き取った。
ネットの距離を200mmから2000mmまで、始め
の1分は、0m/分で、次の1分は、20cm/分で、
残りの2.6分は、61.5cm/分の速度でコンベヤ
ネットを下降させた以外は、実施例1と同様な方法でポ
リプロピレンメルトブロー不織布を巻き取った。
【0042】得られたポリプロピレンメルトブロー不織
布は、紡糸口金とコンベアネットの距離が200mmの
時で、目付が50.0g/m2、厚みが0.37mm、
平均繊維径が7.3μm、最大孔径が40.9μm、及
び厚みから算出した空隙率が84.8%であった。ま
た、紡糸口金とコンベアネットの距離が2000mmの
時で、厚みが0.10mm、平均繊維径が19.8μ
m、最大孔径が148.3μm、及び厚みから算出した
空隙率が94.4%であった。
布は、紡糸口金とコンベアネットの距離が200mmの
時で、目付が50.0g/m2、厚みが0.37mm、
平均繊維径が7.3μm、最大孔径が40.9μm、及
び厚みから算出した空隙率が84.8%であった。ま
た、紡糸口金とコンベアネットの距離が2000mmの
時で、厚みが0.10mm、平均繊維径が19.8μ
m、最大孔径が148.3μm、及び厚みから算出した
空隙率が94.4%であった。
【0043】得られた繊維径が段階的に変化しているポ
リプロピレンメルトブロー不織布を、紡糸口金とコンベ
アネットの距離が200mmで得られた方を内側になる
ように、外径30mmのポリプロピレン製のプラスチッ
クコアの上に、紡糸口金とコンベアネットの距離が20
00mmまで得られた6m分を巻きつけてフィルターと
した。次に、ポリエチレン製のエンドキャップをつけ、
外径60mm、内径30mm、長さ76mmの円筒状フ
ィルターを得た。この円筒状フィルターをハウジングに
とりつけ濾過性能を測定したところ、濾過効率は、4
3.2%で濾過ライフは58分であった。
リプロピレンメルトブロー不織布を、紡糸口金とコンベ
アネットの距離が200mmで得られた方を内側になる
ように、外径30mmのポリプロピレン製のプラスチッ
クコアの上に、紡糸口金とコンベアネットの距離が20
00mmまで得られた6m分を巻きつけてフィルターと
した。次に、ポリエチレン製のエンドキャップをつけ、
外径60mm、内径30mm、長さ76mmの円筒状フ
ィルターを得た。この円筒状フィルターをハウジングに
とりつけ濾過性能を測定したところ、濾過効率は、4
3.2%で濾過ライフは58分であった。
【0044】比較例1 実施例1において、メルトブロー用紡糸口金とコンベヤ
ネットの距離を200mmに固定した以外は、実施例1
と同様な方法でポリプロピレン製メルトブロー不織布を
巻き取った。
ネットの距離を200mmに固定した以外は、実施例1
と同様な方法でポリプロピレン製メルトブロー不織布を
巻き取った。
【0045】得られたポリプロピレンメルトブロー不織
布は、目付が50.0g/m2、厚みが0.38mm、
平均繊維径は、7.5μm、及び最大孔径が42μm、
厚みから算出した空隙率は、84.8%であった。
布は、目付が50.0g/m2、厚みが0.38mm、
平均繊維径は、7.5μm、及び最大孔径が42μm、
厚みから算出した空隙率は、84.8%であった。
【0046】得られたポリプロピレン製メルトブロー不
織布を、外径30mmのポリプロピレン製のプラスチッ
クコアの上に、6m分巻きつけてフィルターとした。次
に、ポリエチレン製のエンドキャップをつけ、外径60
mm、内径30mm、長さ76mmの円筒状フィルター
を得た。この円筒状フィルターをハウジングにとりつけ
濾過性能を測定したところ、濾過効率は、42.0%で
濾過ライフは32分であった。
織布を、外径30mmのポリプロピレン製のプラスチッ
クコアの上に、6m分巻きつけてフィルターとした。次
に、ポリエチレン製のエンドキャップをつけ、外径60
mm、内径30mm、長さ76mmの円筒状フィルター
を得た。この円筒状フィルターをハウジングにとりつけ
濾過性能を測定したところ、濾過効率は、42.0%で
濾過ライフは32分であった。
【0047】比較例2 実施例2において、メルトブロー用紡糸口金とコンベヤ
ネットの距離を200mmに固定した以外は、実施例1
と同様な方法でナイロン製メルトブロー不織布を巻き取
った。
ネットの距離を200mmに固定した以外は、実施例1
と同様な方法でナイロン製メルトブロー不織布を巻き取
った。
【0048】得られたナイロン製メルトブロー不織布
は、目付が30.0g/m2、厚みが0.17mm、平
均繊維径が6.6μm、及び最大孔径が37μm、及び
厚みから算出した空隙率は、84.8%であった。
は、目付が30.0g/m2、厚みが0.17mm、平
均繊維径が6.6μm、及び最大孔径が37μm、及び
厚みから算出した空隙率は、84.8%であった。
【0049】得られたナイロン製メルトブロー不織布
を、外径30mmのポリプロピレン製のプラスチックコ
アの上に、12.5m分巻きつけてフィルターとした。
次に、ポリエチレン製のエンドキャップをつけ、外径6
0mm、内径30mm、長さ76mmの円筒状フィルタ
ーを得た。この円筒状フィルターをハウジングにとりつ
け濾過性能を測定したところ、濾過効率は、47.7%
で濾過ライフは25分であった。
を、外径30mmのポリプロピレン製のプラスチックコ
アの上に、12.5m分巻きつけてフィルターとした。
次に、ポリエチレン製のエンドキャップをつけ、外径6
0mm、内径30mm、長さ76mmの円筒状フィルタ
ーを得た。この円筒状フィルターをハウジングにとりつ
け濾過性能を測定したところ、濾過効率は、47.7%
で濾過ライフは25分であった。
【0050】
【発明の効果】本発明の方法であるメルトブロー法にお
いてダイとコンベヤネット間の距離を変化させることに
よって得られる不織布は、同一目付けを維持しながら繊
維径が連続的に変化しており、繊維径分布が大きなもの
であるから、その不織布を巻き回すことにより得られる
円筒状フィルターは、、濾過精度、濾過ライフ及び耐圧
強度の優れたものである。
いてダイとコンベヤネット間の距離を変化させることに
よって得られる不織布は、同一目付けを維持しながら繊
維径が連続的に変化しており、繊維径分布が大きなもの
であるから、その不織布を巻き回すことにより得られる
円筒状フィルターは、、濾過精度、濾過ライフ及び耐圧
強度の優れたものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂のメルトブロー法による不
織布の製造方法において、高速ガスの大流量下にダイと
コレクタの間の距離を連続的に変化させることを特徴と
する繊維径が連続的に変化したメルトブロー不織布の製
造方法。 - 【請求項2】 高速ガスをスリット幅が0.5〜5mm
のガス吐出ノズルから吹き出させる請求項1記載のメル
トブロー不織布の製造方法。 - 【請求項3】 熱可塑性樹脂のメルトブロー法による不
織布の製造方法において、高速ガスの大流量下にダイと
コレクタの間の距離を連続的に変化させて得られた繊維
径が連続的に変化したメルトブロー不織布を巻き回して
得られた円筒状フィルター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9205302A JPH1136169A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | メルトブロー不織布の製造方法及びメルトブロー不織布からなる円筒状フィルター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9205302A JPH1136169A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | メルトブロー不織布の製造方法及びメルトブロー不織布からなる円筒状フィルター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1136169A true JPH1136169A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16504714
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9205302A Pending JPH1136169A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | メルトブロー不織布の製造方法及びメルトブロー不織布からなる円筒状フィルター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1136169A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1997
- 1997-07-15 JP JP9205302A patent/JPH1136169A/ja active Pending
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