JPH1136194A - 喫煙品用巻紙の気体透過性を調節する方法およびシステム - Google Patents
喫煙品用巻紙の気体透過性を調節する方法およびシステムInfo
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Abstract
節する方法を提供する。 【解決手段】 気体透過性を、粒径の異なるフィラーを
異なる割合で紙に添加することによって調節する。紙の
フィラー総量を変更することなく、紙の気体透過性を変
えることができる。紙の気体透過性を選択的に調節する
ことによって、紙を組み込んで製造される種々なシガレ
ットの特性および特長を同様に適宜変更することができ
る。本発明の一実施形態においては、シガレット巻紙の
気体透過性を紙を形成する際に自動的に維持または調整
することができる。
Description
過性を調節する方法およびシステムに関する。特に、本
発明は、異なる粒径および形態を有するフィラーの混合
物を紙に添加することにより、シガレット紙の気体透過
性を調節する方法に関する。紙の気体透過性は、その紙
の中に含有されるフィラーの総量を変えることなく調節
することができる。なお、「調節」という用語は「制御
(controlling) 」および「調整(adjusting) 」の両方の
ニュアンスを持つものとしてここでは使用する。
コを白色の巻紙(ラッピングペーパ)で巻くことにより
製造される。また、シガレットは、通常、筒状刻みタバ
コの一端にチッピングペーパで結合されるフィルタを具
備する。巻紙およびチッピングペーパは、典型的に、亜
麻(flax)または他のセルロース系繊維から製造され、炭
酸カルシウム等のフィラーを含有する。
とめ、美観を備えたシガレットを提供するために使用さ
れる他、シガレットの多くの物理的特性および性質に寄
与しまたは調節する。例えば、シガレット巻紙は、シガ
レットが燃焼する速度、シガレット一本につき吸う回
数、および一回の吸入当たりのタールの総搬送量を調節
するために使用することができる。また、シガレット巻
紙は、シガレットを燃焼させたままにした場合のシガレ
ットの着火端部から発する煙の量を制限するために使用
することができる。さらに、シガレット巻紙は、シガレ
ットに接触する表面を燃焼させる傾向、およびシガレッ
トを放置した際に自ら消えてしまうという傾向を低減さ
せるためにも使用される。
に使用されるシガレット巻紙の最も重要な性質は、おそ
らく、気体透過性である。巻紙の気体透過性を増大また
は低下させることにより、その紙から製造されるシガレ
ットには、シガレットの最も重要な全体の風味を含めて
多くの変化が起こる。
ット巻紙の気体透過性を調節および調節するために、種
々な方法を考え出してきた。例えば、巻紙の気体透過性
を変える方法の一つには、紙を形成するために用いられ
る繊維完成紙料(fiber furnish) を変える方法である。
繊維完成紙料の精製を増大または低減させるかの何れか
である。一般的には、繊維完成紙料をより高度に精製す
ると、気体透過性が低下することになる。さらに詳しく
は、紙をより小さいサイズに作り変えるために用いられ
るセルロース系物質の精製は、より多くの表面積を形成
し、これは気体透過性を低下させ、よりよい形成(forma
tion) へつながる。
の方法は、紙に添加するフィラーの量を変えることであ
る。紙のフィラー充填量を増加または減少させること
は、それぞれ、気体透過性を増加または減少させること
になる。さらに多くのフィラーを紙に添加すると、フィ
ラーは、気体透過性の増大を引き起こす繊維間の水素結
合を阻害する傾向がある。
または減少させることは、おそらく気体透過性を調節す
るための最も簡便な方法である。しかしながら、残念な
ことに、シガレット巻紙のフィラー容量を変化させるこ
とは、気体透過性とは無関係にシガレットの燃焼速度に
影響を与える。燃焼速度が変化するにしたがって、パフ
数およびタールの全搬送量も変化する。
は別の問題が起こる。例えば、フィラーの含有量が増加
するにつれて、紙の強度が損なわれる。逆に、紙に添加
するフィラーが十分でない場合には、紙の不透明度が極
めて低下し、シガレットの外観に悪影響を及ぼす。した
がって、シガレット紙のフィラー容量を一定または少な
くとも現在の範囲に維持し、その結果、最適の気体透過
性の調節方法として、精製する量および完成紙料の選択
を残すには、困難が増大する。
に悪影響を及ぼすことなく、且つ紙に含有されるフィラ
ーの充填量を著しく変更することなく、シガレット紙の
気体透過性を調節する容易な方法の出現が要望されてい
る。また、精製調節および完成紙料の選択と共に使用す
ることができるシガレット紙の気体透過性の調節方法の
出現が望まれている。また、さらに、紙を形成する過程
で紙の気体透過性を自動的に維持または調節するシステ
ムが必要である。
喫煙品用巻紙の気体透過性を調節する方法において、少
なくとも2種類の異なる粒径のフィラーを巻紙に添加す
る工程、および前記巻紙の気体透過性を増大または低減
するために粒径のより小さいフィラーに対する粒径のよ
り大きいフィラーの割合を、それぞれ選択的に増大また
は低減する工程を具備することを特徴とする方法にあ
る。
て、前記フィラーは約0.05ミクロン〜約15ミクロ
ンの粒径中央値を有することを特徴とする方法にある。
て、前記フィラーは、約20重量%〜約40重量%の混
合した量で前記巻紙に添加されることを特徴とする方法
にある。
て、前記フィラーは、炭酸カルシウムからなることを特
徴とする方法にある。
て、前記巻紙は、約18gsm(グラム/平方メート
ル)〜約60グラム/平方メートルの基本重量を有する
ことを特徴とする方法にある。
て、前記巻紙は、コレスタ単位で約5〜約80の気体透
過性を有することを特徴とする方法にある。
て、前記巻紙は、約22グラム/平方メートル〜約32
グラム/平方メートルの基本重量を有することを特徴と
する方法にある。
て、前記フィラーは、約25重量%〜約35重量%の混
合した量で前記巻紙に添加されることを特徴とする方法
にある。
て、第1のフィラーと第2のフィラーを前記巻紙へ添加
し、前記第1のフィラーが約0.2ミクロン〜約0.4
ミクロンの粒径中央値を有し、一方、第2のフィラーが
約1.5ミクロン〜約2.5ミクロンの粒径中央値を有
することを特徴とする方法にある。
気体透過性を調節する方法において、粒径中央値が約
0.05ミクロン〜約15ミクロンの間にあり、混合す
ると平均粒径を有する、異なる粒径中央値を有する複数
のフィラーを調製する工程、喫煙品用巻紙を形成するた
めに、前記複数のフィラーを、前記巻紙の中に約20重
量%〜約40重量%の範囲のフィラー充填量となる量で
添加する工程、および前記巻紙の気体透過性を増大およ
び低減するために、それぞれ前記複数のフィラーの前記
平均粒径を選択的に増大または低減する工程を具備する
ことを特徴とする方法にある。
おいて、前記巻紙の前記気体透過性を、前記巻紙のフィ
ラー充填量を本質的に変えることなく、選択的に増大ま
たは低減することを特徴とする方法にある。
おいて、第1のフィラーと第2のフィラーを前記繊維懸
濁液へ添加し、前記第1のフィラーが約0.2ミクロン
〜約0.4ミクロンの粒径中央値を有する炭酸カルシウ
ムからなり、一方、前記第2のフィラーが約1.5ミク
ロン〜約2.5ミクロンの粒径中央値を有する炭酸カル
シウムからなることを特徴とする方法にある。
おいて、前記複数のフィラーが、前記巻紙に約25重量
%〜約35重量%の間のフィラー充填量となる量で添加
されることを特徴とする方法にある。
おいて、前記巻紙は、約18グラム/平方メートル〜約
60グラム/平方メートルの基本重量を有することを特
徴とする方法にある。
おいて、前記巻紙は、コレスタ単位で約5〜約80の気
体透過性を有することを特徴とする方法にある。
おいて、前記巻紙はコレスタ単位で約15〜約55の気
体透過性を有することを特徴とする方法にある。
おいて、前記複数のフィラーは、炭酸カルシウムからな
ることを特徴とする方法にある。
る際に紙の気体透過性を調節するためのシステムにおい
て、繊維懸濁液から連続したシート紙を形成するための
紙形成装置、異なる粒径中央値のフィラーを含む複数の
フィラースラリーを前記繊維懸濁液と混合するために、
前記紙形成装置と連結して設けられた複数のフィラーリ
ザーバ、前記フィラーリザーバから前記紙形成装置への
前記各フィラースラリーの流量を調節するための複数の
流量調節器、前記シート紙の気体透過性を測定するため
の気体透過性測定器、および前記流量調節器および前記
気体透過性測定器と連結され、前記気体透過性測定器か
ら受信した気体透過性の情報に応じて前記流量調節器を
調整することによって前記シート紙を所定の気体透過性
の範囲に維持するコントローラを具備することを特徴と
するシステムにある。
おいて、前記流量調節器が、流量メータからなることを
特徴とするシステムにある。
前記コントローラは、マイクロプロセッサからなること
を特徴とするシステムにある。
おいて、前記気体透過性測定器は、多孔性チューブから
なることを特徴とするシステムにある。
を調節する方法において、繊維懸濁液を調製する工程、
異なる粒径中央値を有するフィラーの混合物で、平均粒
径を有する混合物を前記繊維懸濁液に混合する工程、前
記繊維懸濁液から形成する紙の気体透過性を測定する工
程、および前記気体透過性に基づいて、前記フィラーの
混合物の前記平均粒径を選択的に増大または低減し、前
記紙の気体透過性を所定の範囲内に調整する工程を具備
することを特徴とする方法にある。
おいて、前記フィラーの混合物を、前記紙に、約20重
量%〜約40重量%の間のフィラー充填量となる量で前
記繊維懸濁液へ添加することを特徴とする方法にある。
おいて、前記フィラーが、約0.05ミクロン〜約15
ミクロンの粒径中央値を有することを特徴とする方法に
ある。
おいて、前記フィラーの混合物を、前記紙に、約25重
量%〜約35重量%の間のフィラー充填量となる量で、
および約18グラム/平方メートル〜約60グラム/平
方メートルの基本重量となる量で、前記繊維懸濁液へ添
加することを特徴とする方法にある。
て、前記フィラーの混合物は、約0.2ミクロン〜約
0.4ミクロンの粒径中央値を有する第1のフィラー、
および約1.5ミクロン〜約2.5ミクロンの粒径中央
値を有する第2のフィラーからなることを特徴とする方
法にある。
技術の構成および方法を認識し、対処する。
過性を調節または調節する方法に関する。紙の気体透過
性は、異なる粒径のフィラーの混合物を紙に添加するこ
とによって調節される。この方法により、紙の気体透過
性は紙のフィラー総量を増加または減少させることな
く、変更することができる。さらに詳しく後述するよう
に、本発明の方法は、紙を形成する過程で、紙の気体透
過性を自動的に調節するのに使用することができる。
製造を改善する方法を提供することである。
体透過性を調節する方法を提供することにある。
を変えずに、異なる粒径のフィラーを紙に添加すること
によってシガレット巻紙の気体透過性を調節する方法を
提供することにある。
過程で、シガレットの気体透過性を自動的に調節するシ
ステムを提供することにある。
異なる炭酸カルシウムを添加することによって、シガレ
ット巻紙の気体透過性を調節する方法を提供することに
ある。
用巻紙の気体透過性を調節する方法を提供することによ
って達成される。この方法は、少なくとも2種類のサイ
ズの異なるフィラーを、巻紙に添加する工程を含む。次
いで、巻紙の気体透過性を増大または低減させるため
に、より小さい粒径のフィラーに対するより大きい粒径
のフィラーの比を、それぞれ選択的に増大または低減す
る。
または減少させることなく、巻紙の気体透過性を調節す
ることができる。詳細には、紙のフィラー充填量は一定
に、または約20重量%〜約40重量%、特に、約25
重量%〜約35重量%の範囲に維持することができる。
巻紙の基本重量は、約18グラム/平方メートル〜約6
0グラム/平方メートル、特に、約22グラム/平方メ
ートル〜約32グラム/平方メートルの範囲にできる。
この方法により、例えば、コレスタ単位で約5〜約80
の範囲の何れかの気体透過性を有する巻紙を形成するこ
とができる。
カルシウムである。フィラーは、約0.05ミクロン〜
約15ミクロンの範囲の粒径中央値を有することができ
る。
るフィラーを、巻紙に添加することができる。第1のフ
ィラーは、例えば、約0.2ミクロン〜約0.4ミクロ
ンの粒径中央値を有する炭酸カルシウムである。また、
第2のフィラーは、例えば、約1.5ミクロン〜約2.
5ミクロンの粒径中央値を有する炭酸カルシウムであ
る。第1のフィラーおよび第2のフィラーは、紙の気体
透過性を調節するために異なる割合として巻紙に添加す
ることができる。
紙を形成する過程で、紙の気体透過性を調節するための
システムを提供することによって達成される。このシス
テムは、連続したシート状の紙を繊維懸濁液から形成す
るのに適合した抄紙装置を具備する。この抄紙装置に連
結して、複数のフィラーリザーバが、対応する複数のフ
ィラースラリーを繊維懸濁液に混合するために、設けら
れている。各フィラースラリーは、異なる粒径中央値を
有するフィラーを含んでいる。複数の流量調節器を、各
フィラーリザーバから抄紙装置への各フィラースラリー
の流量を調節するために使用することができる。
で、シート状の紙の気体透過性を測定するために、気体
透過性測定器を具備することができる。この気体透過性
測定器は、流量調節器に電気的に接続されたコントロー
ラに、気体透過性情報を伝送することができる。この結
果、コントローラは、気体透過性測定器から受けた気体
透過性情報に応じて流量調節器を調整することによっ
て、シート状の紙を所定の気体透過性の範囲に維持する
ことができる。
ィラーの混合物を、繊維懸濁液を混合することによっ
て、紙の気体透過性を調節するために用いることができ
る。紙が繊維懸濁液から形成されると、紙の気体透過性
が決定される。この気体透過性に基づいて、混合したフ
ィラーの粒径平均値を、紙の気体透過性を所定の範囲に
調節するために、選択的に増大または低減することがで
きる。
旨をさらに詳しく説明する。
な実施例を含む当業者への開示は、添付の図を参照する
詳細な説明に、特に示される。
照符号は、同一または類似の特長または部材を示すもの
である。
例の説明にすぎず、本発明のより広範な態様を限定する
ためのものではなく、より広範な態様は例示的な構成に
具現化されることは、当業者に理解されるであろう。
透過性を調節する方法およびシステムに関する。巻紙の
気体透過性は、2種類またはそれ以上の異なる粒径およ
び形状を有するフィラーを巻紙に添加することによって
調節される。本発明によると、気体透過性は、紙に含有
されるフィラーの総量に関係なく、もっぱら粒径の機能
によって調節することができる。換言すると、紙の気体
透過性は、フィラー総量を増大または低減することな
く、調節および調節することができる。
り小さなフィラー粒子はより低い気体透過性へと導き、
一方、より大きい粒子はより高い気体透過性を示すこと
が知見された。このように、小さいフィラー粒子に対す
る大きいフィラー粒子の割合を変化させることによっ
て、フィラー総量を変えることなく、紙の気体透過性を
変更することができる。
シガレットを製造するために、シガレット巻紙の気体透
過性を調節および変更することができる。例えば、巻紙
の気体透過性を調節することによって、シガレットの、
燃焼速度、パフ数、およびタール搬出量を、選択的に変
更することができる。このように、シガレットに悪影響
を与える可能性のある紙のフィラー総量を増大また低減
することなく、シガレットの性能を修正することができ
る。
材質を使用してもよい。このようなフィラーは、例え
ば、、二酸化チタン、炭酸マグネシウム、酸化マグネシ
ウム、炭酸カルシウム、およびそれらの類似物である。
また、より広範な粒径および形態の範囲を得るために、
異種のフィラー材質を混合することは、本発明の趣旨に
属する。例えば、、より小さい粒径の二酸化チタンフィ
ラーを、より大きい粒径の炭酸マグネシウムフィラーと
混合してもよい。炭酸カルシウムは、現在において、巻
紙に最も有力に使用されるフィラーであるので、以下の
説明は、主として、種々の炭酸カルシウムフィラーの使
用に関する。しかしながら、本発明は、単に炭酸カルシ
ウムのみの使用に限定されないことは理解されるべきで
ある。
は、抄紙過程で、セルロース系繊維間に生じる繊維同士
の結合を阻害する。フィラー粒子はそれ自体、隙間を形
成する隣接した繊維間に入り込むと思われ、この理由
で、紙の間の隙率が増大する。繊維間の結合がフィラー
によって乱される程度は、粒子の数だけにでなく、粒子
の形態によも依存することが本発明により知見された。
詳細には、フィラーの粒径が増大するにつれて、繊維を
押し広げてさらに離してより大きい孔を紙に形成すると
思われる。より大きいフィラー粒子の割合が増大するほ
ど、気体透過性が増大し、一方、より小さいフィラー粒
子の割合が増加するほど、紙の気体透過性が低下する。
巻紙の気体透過性は、2種類の異なるフィラーを用いて
調節される。第1は、大きい粒径のフィラーで、第2の
は小さい粒径のフィラーである。一つの好適な実施形態
において、大きい粒径のフィラーは、約1.5ミクロン
〜約2.5ミクロンの粒径を有し、一方、小さい粒径の
フィラーは、約0.1ミクロン〜約0.5ミクロンの粒
径を有する。
合わせ配合量で、巻紙へ添加することができる。特に、
紙のフィラー総量は、所望の特性を形成する特定の点に
設定することができる。本発明によると、紙の気体透過
性を変更するために、含有量を変えることなく、紙に添
加される大きい粒径と小さい粒径との割合を調節するこ
とができる。
範囲は、粒径がより大きいフィラー単独で形成されて最
も高い気体透過性を有する巻紙と、粒径がより小さいフ
ィラー単独で形成されて最も低い気体透過性の巻紙との
間になるであろう。粒径がより小さいフィラーに対す
る、粒径がより大きいフィラーの割合を変更することに
よって、上述の範囲の如何なる点の気体透過性を有する
巻紙を製造することができる。勿論、必要であれば、2
種類以上のフィラーの混合物を用いることによって、同
様の結果を得ることができる。
セッツ州、アダムス(Adams, Massachusetts)のスペシャ
ルティ・ミネラルズ・インコーポレイテッド(Specialty
Minerals, Inc.)で市販されている入手可能な種々の炭
酸カルシウムフィラーの全てには以下のものが含まれ
る。
ムフィラー材料を如何なる組み合わせでも使用すること
ができる。一般に、粒径約0.05ミクロン〜約15ミ
クロン、特に、約0.05ミクロン〜約10ミクロンの
間の粒径を有するフィラーは何れも本発明のプロセスで
用いることができる。本発明の好適な一実施形態におい
て、気体透過性を調節するために、ウルトラパック(ULT
RAPAQUE)フィラーを、アルバカー(ALBACAR) 5970フ
ィラーとの組み合わせで使用する。
は、例えば、セディグラフ(Sedigraph) を用いる沈降法
(Sedimentation procedure using) によって評価および
測定することができる。従って、上記にリストされた粒
径の全ては、粒径中央値を表している。
構成について、さらに詳しく説明する。一般に、巻紙
は、例えば、、亜麻、軟材、または硬材から得られるセ
ルロース系繊維から形成することができる。巻紙に添加
するフィラー総重は、約20重量%〜約40重量%、特
に、約25重量%〜約35重量%の間である。本発明に
より、フィラー充填量を所望の範囲に維持したまま、紙
の気体透過性を変更することができる。
スタ単位で約5〜約80の範囲とすることができる。よ
り詳細には、従来のシガレット紙は通常、コレスタ単位
で約15〜約55の間の気体透過性を有する。上述した
気体透過性の範囲は、本発明の方法のみによって得るこ
とができる。しかしながら、本発明の方法は、従来の技
術と組み合わせて使用することもできる。例えば、一実
施形態において、シガレット紙の気体透過性は、フィラ
ーの粒径平均値を変更することによってだけでなく、完
成紙料に施される精製の量を変えることによって調節す
ることができる。
語は、例えば、ガスなどの流体が多孔性の材質を通過す
る能力を示す。材質の気体透過性は、例えば、特定の範
囲について単位時間当たりの材質を通過する空気量を測
定する通気性試験器を使用して測定することができる。
気体透過性は、1分当たりのセンチメートルであるコレ
スタ単位で表示することができる。
グラム/平方メートル〜約60グラム/平方メートル、
特に、約22グラム/平方メートル〜約32グラム/平
方メートルである。また、シガレット紙は、燃焼調節添
加剤で処理してもよい。このような燃焼調節添加剤とし
ては、例えば、アルカリ金属塩、酢酸塩、クエン酸塩、
またはこれらの混合物を挙げることができる。特に、好
適な燃焼調節添加剤は、クエン酸カリウムおよびクエン
酸ナトリウムの混合物である。燃焼調節添加剤は、約
0.3重量%〜約12重量%、特に、約0.3重量%〜
約3重量%の量で紙に添加することができる。
形成するのに使用することができる一実施形態に係る一
般的なシステム10が示される。システム10は、従来
の抄紙機を具備し、その中には繊維懸濁液12が供給さ
れるヘッドボックス14をを具備する。繊維懸濁液12
は典型的には、蒸煮がまで煮沸され、洗浄され、漂白さ
れ、および精製処理された繊維完成紙料から調製され
る。繊維懸濁液12は、ヘッドボックス14を介して、
ペーパーシート18を形成する、一枚のスクリーンまた
は一セットのスクリーン16上に広げられる。次いで、
ペーパ18は巻き取りロール20上に集められる。
に、異なるフィラー材質からなる水性スラリーを保持す
るのに適した少なくとも2つのリザーバ22および24
を具備する。図1に示す実施形態においては、システム
10は、例えば、粒径がより大きいフィラーを含有する
フィラースラリーNo.1、および例えば、粒径がより
小さいフィラーを含有するフィラースラリーNo.2を
具備する。フィラースラリーは、処方され、製造タンク
21および23内で混合され、その後、それぞれリザー
バ22および24に注入される。
リーNo.1およびNo.2を、繊維懸濁液12と混合
するために設けられている。フィラースラリーは、図1
で示すように、直接、リザーバ22および24から繊維
懸濁液12へ添加することができ、または最初に予め混
合した後に繊維懸濁液12へ添加することもできる。繊
維懸濁液へ添加するフィラースラリーの量をそれぞれ調
節するため、システム10は、例えば、流量メーターま
たは各種バルブなどの流量調節器26および28を具備
する。流量調節器26および28を用いて、フィラース
ラリーは、所望の如何なる割合ででも繊維混濁液と混合
することができ、所望の気体透過性を有するシガレット
巻紙を製造することができる。
動的に維持または調節するために、システム10は、情
報をマイクロプロセッサ32へ伝送するのに適した気体
透過性測定器30を具備することができる。一実施形態
において、気体透過性測定器30はペーパ18に近接し
て配置される多孔性チューブを具備することができる。
多孔性チューブは、紙に減圧を加えて、管に入り込む空
気の速度または紙についての圧力降下の何れかを測定
し、紙の気体透過性を測定する。
透過性測定値は、マイクロプロセッサ32へ伝送され
る。図示するように、マイクロプロセッサ32は流量調
節器26および28に電気的に接続され、これらを調節
する能力を有する。このように、マイクロプロセッサ3
2が、気体透過性測定値に基づいて、繊維混濁液12へ
添加するフィラースラリーの量および割合を調節するこ
とにより、ペーパ18の気体透過性を自動的に調節する
ようにプログラムを組むことができる。特に、マイクロ
プロセッサ32は、ペーパ18の気体透過性を所定の範
囲に維持するか、またはペーパ18の気体透過性を所望
のレベルへ自動的に変更するかの何れかに用いることが
できる。
に深く理解されるであろう。
なる2種類の粒径の炭酸カルシウム(石粉)フィラー
を、異なる割合で紙の中に添加し、種々のハンドシート
(手巻き用シート)を製造した。使用したフィラーは、
0.07ミクロンの粒径中央値を有するマルチフェック
ス(MULTIFEX)フィラーおよび1.9ミクロンの粒径中央
値を有するアルバカー(ALBACAR) 5970フィラーであ
る。全てのハンドシートにおいて、フィラー総量は30
重量%とし、また各ハンドシートの基本重量は一定の2
7グラム/平方メートルに維持して、形成された各ハン
ドシートの気体透過性を記録した。その結果を説明する
グラフを図2に示す。図2中、縦軸はコレスタ気体透過
性(cm/分)を表し、横軸はマルチフェックス(%)
(アルバカー=100−マルチフェックス)の占める割
合を示す。また、図2に示すように、この実施例におい
て、精製完成紙料の量も変更した。詳細には、ハンドシ
ートを形成するのに用いられた完成紙料は、PFIミル
で精製した。ハンドシートは、ミルで9000回転(図
中、x印)、12000回転(図中、○印)、1500
0回転(図中、△印)、および20000回転(図中、
x印)させた繊維完成紙料を用いて形成した。精製が増
大するほど、気体透過性が低下した。
TIFEX)フィラーの割合を増大させるにつれて、ハンドシ
ートの気体透過性が低下した。気体透過性のより大きな
変化が、最も精製が少ないシート素材から形成されたハ
ンドシートに実現された。特に、PFIミルで9000
回転させた完成紙料から形成されたハンドシートは、ア
ルバカー(ALBACAR) に対するマルチフェックス(MULTIFE
X)の割合を変えた場合に、全体の気体透過性の変化が、
コレスタ単位で約55あった。
気体透過性を有する紙を得るために使用することができ
る異なる処方を示している。特に、アルバカー(ALBACA
R) に対するマルチフェックス(MULTIFEX)の割合を調節
することによって、異なる精製のシート素材を用いて、
このコレスタレベルのハンドシートを製造することがで
きる。
するハンドシートを、異なる炭酸カルシウムフィラーを
混合して形成した。この実施例において、全てのハンド
シートは、全てPFIミルで12000回転して精製さ
れた繊維品を用いて形成した。ハンドシートの全ては3
0重量%のフィラー含有量で、且つ27グラム/平方メ
ートルの基本重量を有する。以下のフィラーの混合物を
試験した。
は、気体透過性テストによるものである。得られた結果
は、図3にグラフで示す。図3中、縦軸はコレスタ気体
透過性(cm/分)を表し、横軸はチョーク(%)(ア
ルバカー=100−チョーク)の占める割合を示す。ま
た、図中、“黒塗りの四角”は、マルブルホワイト(MUL
BLEWHITE) とアルバカー(ALBACAR) との混合物、“+”
は、アルバカー(ALBACAR) HOとアルバカーとの混合
物、“○”はウルトラパック(ULTRAPAQUE)とアルバカー
(ALBACAR) との混合物、さらに“△”はマルチフェック
ス(MULTIFEX)とアルバカー(ALBACAR) との混合物を示
す。
ク(ULTRAPAQUE)およびマルチフェックス(MULTIFEX)フィ
ラーは、アルバカー(ALBACAR) 5970より、粒径がよ
り小さいため、粒径がより小さい炭酸カルシウムフィラ
ーの割合が増大するにつれ、気体透過性が低下した。一
方、マルブルホワイト(MULBLEWHITE) フィラーは、アル
バカー(ALBACAR) 5970より、粒径がより大きいフィ
ラーである。従って、マルブルホワイト(MULBLEWHITE)
およびアルバカー(ALBACAR) の混合物によって形成され
たハンドシートにおいて、マルブルホワイト(MULBLEWHI
TE) の割合が増加するほど、気体透過性が増大した。
0(1.9ミクロン)とウルトラパック(ULTRAPAQUE)フ
ィラー(0.3ミクロン)との混合物を添加したシガレ
ット巻紙を、本発明により機械製造した。全ての実施例
の巻紙は、基本重量が25グラム/平方メートルで、且
つフィラー総量が28重量%である。また、各実施例
は、0.6重量%のクエン酸塩を含有する。紙中のウル
トラパック(ULTRAPAQUE)に対するアルバカー(ALBACAR)
5970の割合を変化させながら、気体透過性を測定し
た。その結果を以下の表に示す。この表は、フィラー比
を変化させた際の気体透過性を比較したものである。
ト巻紙に、ウルトラパック(ULTRAPAQUE)フィラーの割合
が増加するにつれて低下した。フィラー総量に基づくウ
ルトラパック(ULTRAPAQUE)濃度を0重量%から86重量
%まで変化させて、コレスタ単位で14の総スパンを測
定した。
形は、特に添付した請求項に示された本発明の趣旨およ
び範囲から離れることなく、当業者により実施されるで
あろう。さらに、種々の実施例の態様の解釈は、全体お
よび一部の両方において置換可能であると理解される。
さらに、上述した説明は単に例示であり、添付した請求
項にさらに記載されている本発明を限定を意図するもの
ではないことは当業者により理解されるであろう。
ある。
Claims (26)
- 【請求項1】 喫煙品用巻紙の気体透過性を調節する方
法において、 少なくとも2種類の異なる粒径のフィラーを巻紙に添加
する工程と、 前記巻紙の気体透過性を増大または低減するために粒径
のより小さいフィラーに対する粒径のより大きいフィラ
ーの割合を、それぞれ選択的に増大または低減する工程
とを有することを特徴とする方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の方法において、 前記フィラーは、0.05ミクロン〜15ミクロンの粒
径中央値を持つことを特徴とする方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の方法において、前記フィ
ラーは、20重量%〜40重量%の混合した量で前記巻
紙に添加されることを特徴とする方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の方法において、前記フィ
ラーは、炭酸カルシウムからなることを特徴とする方
法。 - 【請求項5】 請求項1記載の方法において、前記巻紙
は、18グラム/平方メートル〜60グラム/平方メー
トルの基本重量を有することを特徴とする方法。 - 【請求項6】 請求項1記載の方法において、前記巻紙
は、コレスタ単位で5〜80の気体透過性を有すること
を特徴とする方法。 - 【請求項7】 請求項1記載の方法において、前記巻紙
は、22グラム/平方メートル〜32グラム/平方メー
トルの基本重量を有することを特徴とする方法。 - 【請求項8】 請求項1記載の方法において、前記フィ
ラーは、25重量%〜35重量%の混合した量で前記巻
紙に添加されることを特徴とする方法。 - 【請求項9】 請求項1記載の方法において、第1のフ
ィラーと第2のフィラーを前記巻紙へ添加し、前記第1
のフィラーが0.2ミクロン〜0.4ミクロンの粒径中
央値を有し、一方、第2のフィラーが1.5ミクロン〜
2.5ミクロンの粒径中央値を有することを特徴とする
方法。 - 【請求項10】 喫煙品用巻紙の気体透過性を調節する
方法において、 粒径中央値が0.05ミクロン〜15ミクロンの間にあ
り、混合すると平均粒径を有する、異なる粒径中央値を
有する複数のフィラーを調製する工程と、 喫煙品用巻紙を形成するために、前記複数のフィラー
を、前記巻紙の中に20重量%〜40重量%の範囲のフ
ィラー充填量となる量で添加する工程と、 前記巻紙の気体透過性を増大および低減するために、そ
れぞれ前記複数のフィラーの前記平均粒径を選択的に増
大または低減する工程とを有することを特徴とする方
法。 - 【請求項11】 請求項10記載の方法において、前記
巻紙の前記気体透過性を、前記巻紙のフィラー充填量を
本質的に変えることなく、選択的に増大または低減する
ことを特徴とする方法。 - 【請求項12】 請求項10記載の方法において、第1
のフィラーと第2のフィラーを前記繊維懸濁液へ添加
し、前記第1のフィラーが0.2ミクロン〜0.4ミク
ロンの粒径中央値を有する炭酸カルシウムからなり、一
方、前記第2のフィラーが1.5ミクロン〜2.5ミク
ロンの粒径中央値を有する炭酸カルシウムからなること
を特徴とする方法。 - 【請求項13】 請求項10記載の方法において、前記
複数のフィラーが、前記巻紙に25重量%〜35重量%
の間のフィラー充填量となる量で添加されることを特徴
とする方法。 - 【請求項14】 請求項10記載の方法において、前記
巻紙は、18グラム/平方メートル〜60グラム/平方
メートルの基本重量を有することを特徴とする方法。 - 【請求項15】 請求項10記載の方法において、前記
巻紙は、コレスタ単位で5〜80の気体透過性を有する
ことを特徴とする方法。 - 【請求項16】 請求項10記載の方法において、前記
巻紙はコレスタ単位で15〜55の気体透過性を有する
ことを特徴とする方法。 - 【請求項17】 請求項10記載の方法において、前記
複数のフィラーは、炭酸カルシウムからなることを特徴
とする方法。 - 【請求項18】 前記巻紙を形成する際に紙の気体透過
性を調節するシステムにおいて、 繊維懸濁液から連続したシート紙を形成するための紙形
成装置と、 異なる粒径中央値のフィラーを含む複数のフィラースラ
リーを前記繊維懸濁液と混合するために、前記巻紙形成
装置と連結して設けられた複数のフィラーリザーバと、 前記フィラーリザーバから前記巻紙形成装置への前記各
フィラースラリーの流量を調節するための複数の流量調
節器と、 前記シート紙の気体透過性を測定するための気体透過性
測定器と、 前記流量調節器および前記気体透過性測定器と連結さ
れ、前記気体透過性測定器から受信した気体透過性の情
報に応じて前記流量調節器を調整することによって前記
シート紙を所定の気体透過性の範囲に維持するコントロ
ーラとが備えられたことを特徴とするシステム。 - 【請求項19】 請求項18記載のシステムにおいて、
前記流量調節器が、流量メータからなることを特徴とす
るシステム。 - 【請求項20】 請求項18記載のシステムにおいて、
前記コントローラは、マイクロプロセッサからなること
を特徴とするシステム。 - 【請求項21】 請求項18記載のシステムにおいて、
前記気体透過性測定器は、多孔性チューブからなること
を特徴とするシステム。 - 【請求項22】 紙の気体透過性を調節する方法におい
て、 繊維懸濁液を調製する工程と、 異なる粒径中央値を有するフィラーの混合物で、平均粒
径を有する混合物を前記繊維懸濁液に混合する工程と、 前記繊維懸濁液から形成する紙の気体透過性を測定する
工程と、 前記気体透過性に基づいて、前記フィラーの混合物の前
記平均粒径を選択的に増大または低減し、前記紙の気体
透過性を所定の範囲内に調整する工程とを有することを
特徴とする方法。 - 【請求項23】 請求項22記載の方法において、前記
フィラーの混合物を、前記巻紙に、20重量%〜40重
量%の間のフィラー充填量となる量で前記繊維懸濁液へ
添加することを特徴とする方法。 - 【請求項24】 請求項22記載の方法において、前記
フィラーが、0.05ミクロン〜15ミクロンの粒径中
央値を有することを特徴とする方法。 - 【請求項25】 請求項22記載の方法において、前記
フィラーの混合物を、前記巻紙に、25重量%〜35重
量%の間のフィラー充填量となる量で、および18グラ
ム/平方メートル〜60グラム/平方メートルの基本重
量となる量で、前記繊維懸濁液へ添加することを特徴と
する方法。 - 【請求項26】 請求項22記載の方法において、前記
フィラーの混合物は、0.2ミクロン〜0.4ミクロン
の粒径中央値を有する第1のフィラー、および1.5ミ
クロン〜2.5ミクロンの粒径中央値を有する第2のフ
ィラーからなることを特徴とする方法。
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