JPH1136327A - Pc中空杭における構架材の接合構造 - Google Patents
Pc中空杭における構架材の接合構造Info
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- JPH1136327A JPH1136327A JP19729797A JP19729797A JPH1136327A JP H1136327 A JPH1136327 A JP H1136327A JP 19729797 A JP19729797 A JP 19729797A JP 19729797 A JP19729797 A JP 19729797A JP H1136327 A JPH1136327 A JP H1136327A
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Abstract
構架材を接合した接合構造を形成することにより、当該
PC中空杭壁を仮設の山留壁としてのみならずそのまま
地下構造物の構造体として利用できるようにし、施工性
向上・工期短縮を図る。 【解決手段】PC中空杭10の側面に取り付けられたプ
レートたる鋼板20に、構架材30の端部が固定されて
いることを特徴とするPC中空杭における構架材の接合
構造を構成する。PC中空杭10は、構架材30との接
合部を補強する補強筋11と、補強筋11と鋼板20と
を連結するアンカー筋12と、を備える。さらに鋼板2
0には構架材30との接合手段たる鋼板21が固定さ
れ、構架材30を構成するコンクリートは鋼板20を覆
装してなる。
Description
ンクリート(以下「PC」という)中空杭を柱列式に配
置したPC中空杭壁に梁・床版等の構架材を接合するた
めの接合構造に関する。
すようなPC中空杭を柱列式に配置したPC中空杭壁が
山留壁として用いられている。ここでPC中空杭10は
中空部10aを有しており、通常はここにオーガスクリ
ューを挿入して掘削・排土する中堀工法で設置されるた
め、施工性がよい。また、PC中空杭10はその内部に
予めPC鋼材10bが配され、これによりプレストレス
が与えられた工場生産品であるため、曲げ剛性が大き
く、品質に優れる。
地下構造物の構造体として利用する技術も多く開示され
ており、この場合の山留壁と梁・床版等の構架材との接
合は、例えば、鉄筋コンクリート製の山留壁のコンクリ
ート部分をはつり取って内部の鉄筋10c等を露出さ
せ、これに構架材の鉄筋や鉄骨を溶接する等により行わ
れていた。
技術を組み合わせて、PC中空杭10を柱列式に配置し
たPC中空杭壁を、仮設の山留壁としてのみならずその
まま地下構造物の構造体として利用できれば、地下構造
物の構築において多くの利点があるが、PC中空杭10
は前述したように中空部10aを有しており肉厚が薄
く、コンクリート部分をはつり取ることができないた
め、PC中空杭壁に構架材を接合することができず、実
質的にはPC中空杭10を柱列式に配置したPC中空杭
壁を、仮設の山留壁としてのみならずそのまま地下構造
物の構造体として利用することはできなかった。
置したPC中空杭壁に構架材を接合した接合構造を形成
することにより、当該PC中空杭壁を仮設の山留壁とし
てのみならずそのまま地下構造物の構造体としても利用
できるようにし、施工性向上・工期短縮を図ることを目
的とする。
載の発明は、PC中空杭の側面に取り付けられたプレー
トに、構架材の端部が固定されていることを特徴とする
PC中空杭における構架材の接合構造である。
り取ることなくその側面に構架材を接合することができ
るようになり、地下構造物の構築においてPC中空杭を
柱列式に配置したPC中空杭壁を、仮設の山留壁として
のみならずそのまま地下構造物の構造体として利用でき
るようになる。
発明において、前記PC中空杭が、構架材との接合部を
補強する補強筋と、これらの補強筋と前記プレートとを
連結するアンカー筋と、を備えることを特徴とするPC
中空杭における構架材の接合構造である。
C中空杭に強固に固定され、信頼性のある強固な接合部
を形成できる。さらには、剛接点を形成することもでき
るようになるので、経済的な構造設計を行うことができ
るようになる。
発明において、前記補強筋が、PC中空杭の中空部周囲
の所定位置に軸方向に配設された所定長さのたて筋と、
これらのたて筋を束ねて中空部周囲に所定間隔で配設さ
れた環状筋と、からなり、前記アンカー筋が、略コ字形
に折り曲げられてその両先端部が前記プレートに溶接固
定されたコ字形筋と、略L字形に折り曲げられて一端が
前記プレートに溶接固定されたL字形筋と、を有し、少
なくとも最外側の二を除くコ字形筋は前記環状筋を束ね
るとともに、L字形筋の他端は少なくとも最外側の二の
コ字形筋に係合されていることを特徴とするPC中空杭
における構架材の接合構造である。
向に配設されているPC鋼材やこれらのPC鋼材を束ね
るようにPC中空杭の軸方向と直交して配設されている
帯筋等に抵触することなく、PC中空杭内部に補強筋及
びアンカー筋を配設することができる。
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記構架
材が、前記プレートに形成された接合手段を介してPC
中空杭に固定されていることを特徴とするPC中空杭に
おける構架材の接合構造である。
ておけば、構架材とPC中空杭との強固な接合構造を形
成することができるようになる。また、構架材を当該接
合手段で仮受けした状態で接合作業を行うことができる
ようになるため、構架材をPC中空杭に接合する際の位
置決めを簡易かつ正確に行うことができるようになり、
著しく施工性が向上する。
求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記プレ
ートが、構架材を構成するコンクリートに覆装されてい
ることを特徴とするPC中空杭における構架材の接合構
造である。
として鋼板を使用してその鋼板が大きなものである場合
においても、当該鋼板が構架材に覆装されることにな
り、当該鋼板が錆びるのを防ぐことができる。
の好適な一実施形態について、構成及び施工手順を説明
する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説
明は省略する。
構造の一実施形態を表す縦断面図であり(なお図示の都
合上、コンクリート部分については鎖線表示してい
る)、図2(a)〜(c)は、図1における矢視断面図
である。ここで、構架材30はプレートたる鋼板20を
介してPC中空杭10の側面に固定されている。具体的
には、構架材30の構成要素たる鉄筋31が、接合手段
たる鋼板21を介して鋼板20に溶接固定され、鋼板2
0はPC中空杭10の内部のアンカー筋12に固定され
るとともに、アンカー筋12はPC中空杭10の内部の
補強筋11に係合している。以下、これらの各要素につ
いて詳述する。
aを有するPC製品であり、曲げ強度が高く、品質のば
らつきも少ない。そして、その内部には、軸方向にPC
鋼材10bが配設され、これらのPC鋼材10bを束ね
るように軸方向に直交して帯筋10cが配設されてい
る。本発明においては、図1及び図2に示すように、こ
れらのPC鋼材10b及び帯筋10cを避けながら、以
下に説明する補強筋11及びアンカー筋12を配設して
いる。
り、PC中空杭10における構架材30との接合部を構
造的に補強するものである。
に2本配設され、その長さは共に後述する鋼板20の長
さと略等しくなっている。このたて筋11aは、主とし
てPC中空杭10の接合部に作用する曲げモーメントに
抵抗する役割を果たすものである。なお、たて筋11a
の径、長さ、数、位置等については構造計算によって適
宜定める。
に適宜の間隔で配設された環状の鉄筋であり、閉鎖環を
複数配設したものでも、螺旋筋形式のものでもよい。こ
の環状筋11bは、主としてPC中空杭10の接合部に
作用するせん断力に抵抗する役割を果たすものであり、
前記たて筋11aの座屈及びそれに伴うコンクリートの
はらみ出しを防ぐためにも必要なものである。なお、環
状筋11bの径、間隔等については構造計算によって適
宜定める。
からなり、鋼板20をPC中空杭10に固定するための
ものであり、補強筋11に係合している。
端部は鋼板20の裏面に溶接固定されている。そして、
特にこれらのコ字形筋12aのうちの両外側の二本は、
環状筋11bの両外側に配設されている。また、これら
の両外側の二本を除いた残りのコ字形筋12aは、環状
筋11bを束ねる形状で配設されている。このようにコ
字形筋12aは鋼板20をPC中空杭10に強固に固定
する中心的な役割を果たし、そのために上述したよう
に、少なくとも両外側の二本を除いた残りのコ字形筋1
2aは補強筋11に係合されるものである。なお、コ字
形筋12aの径、形状、間隔等については構造計算によ
って適宜定める。
L字形の鉄筋であり、そのフックは最外側の二本のコ字
形筋12aの鉛直部に引掛けられて形成されるととも
に、他端は鋼板20の裏面に溶接固定されている。そし
て、このL字形筋12bは、PC中空杭10の中空部1
0aの周囲に適宜の間隔で、具体的には環状筋11bと
同間隔で環状筋11bと交互に配設されている。このよ
うにL字形筋12bは、鋼板20をPC中空杭10に強
固に固定する役割を果たす。
に基づいて設計されるものであり、本実施形態に限定さ
れるものではない。さらに、補強筋11及びアンカー筋
12は本発明の必須構成要素でもなく、鋼板20をPC
中空杭10の側面に強固に固定することができれば他の
手段であってもよい。
固定されており、構架材30の構成要素である鉄筋31
の固定対象である。また、その所定位置には、接合手段
たる鋼板21が溶接固定されている。
補強筋11・アンカー筋12との納まりを考慮して、構
造設計により定められる。また、前述したように、その
裏面にはアンカー筋12が溶接固定される。
0に固定され、また、この鋼板21に対して構架材30
の鉄筋31がフレア溶接される。この鋼板21の役割
は、PC中空杭10・構架材30間に作用する応力を伝
達し、前記鋼板20と相まってPC中空杭10と構架材
30との剛接合構造を形成することであり、さらに構架
材30をPC中空杭10に接合する際に、構架材30を
当該鋼板21で仮受けしながら溶接作業を行うことがで
きるようにして、当該接合作業を正確かつ簡便に行える
ようにすることである。したがって、鋼板21の形状等
は鉄筋31の必要引張力等に応じて構造計算によって適
宜定められるものであり、さらに溶接等の接合の作業性
も考慮する必要がある。
鉄骨を構成要素とする部材である。ここでは構架材30
の構成要素として鉄筋31を例にとり、この鉄筋31を
鋼板21に溶接固定している。また、構架材30の端部
上下には、鋼板20を覆装するようにハンチ32が形成
され、鋼板20の錆防止の役割を果たしている。
ついて説明してきたが、図1は地下構造物の上段の構架
材との接合構造の一実施形態を表すものである。この他
に、図3は地下構造物の中段の構架材との接合構造の一
実施形態を表し、図4は地下構造物の下段の構架材との
接合構造の一実施形態を表している。このように本発明
においては、構架材の厚さ若しくはせいによって様々に
変わる接合部の納まりに対応することができる。
工手順は以下の通りである。すなわち、予め工場にて補
強筋11及びアンカー筋12及び鋼板20が配設されて
いるPC中空杭10を建込む。その後、構架材30との
接合部以下まで掘削したら、鋼板21を鋼板20に溶接
固定し、鉄筋31の端部を鋼板21で仮受けして、当該
鉄筋31を鋼板21に溶接固定する。その後、必要に応
じて鉄筋31の周囲に配筋・コンクリート打設等を行
い、構架材30を形成する。ただし、鋼板20の取付け
は、PC中空杭10の製作時でなくとも鋼板21を溶接
固定する前までに行っておけばよく、また鋼板21の取
付けをPC中空杭10の製作時に行っておいてもよい。
明によれば、PC中空杭をはつり取ることなくその側面
に構架材を接合することができるようになり、地下構造
物の構築においてPC中空杭を柱列式に配置したPC中
空杭壁を、仮設の山留壁としてのみならずそのまま地下
構造物の構造体として利用できるようになるので、施工
性向上・工期短縮を図ることができるようになる。
記プレートがPC中空杭に強固に固定され、信頼性のあ
る強固な接合部を形成できる。さらに、剛接点を形成す
ることもできるようになるので、経済的な構造設計を行
うことができるようになる。
杭の軸方向に配設されているPC鋼材やこれらのPC鋼
材を束ねるようにPC中空杭の軸方向と直交して配設さ
れている帯筋等に抵触することなく、PC中空杭内部に
補強筋及びアンカー筋を配設することができる。
PC中空杭との強固な接合構造を形成することができる
ようになるとともに、PC中空杭における構架材の位置
決めを簡易かつ正確に行うことができるようになって、
著しく施工性が向上する。
プレートとして鋼板を使用してその鋼板が大きなもので
ある場合においても、当該鋼板が構架材に覆装されるこ
とになり、当該鋼板が錆びるのを防ぐことができる。
構造の一実施形態を表す縦断面図である。
を、(b)がB−B断面を、(c)がC−C断面を表
す。
構造の他の実施形態を表す縦断面図である。
構造の他の実施形態を表す縦断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 PC中空杭の側面に取り付けられたプレ
ートに、構架材の端部が固定されていることを特徴とす
るPC中空杭における構架材の接合構造。 - 【請求項2】 前記PC中空杭は、構架材との接合部を
補強する補強筋と、これらの補強筋と前記プレートとを
連結するアンカー筋と、を備えることを特徴とする請求
項1記載のPC中空杭における構架材の接合構造。 - 【請求項3】 前記補強筋は、PC中空杭の中空部周囲
の所定位置に軸方向に配設された所定長さのたて筋と、
これらのたて筋を束ねて中空部周囲に所定間隔で配設さ
れた環状筋と、からなり、 前記アンカー筋は、略コ字形に折り曲げられてその両先
端部が前記プレートに溶接固定されたコ字形筋と、略L
字形に折り曲げられて一端が前記プレートに溶接固定さ
れたL字形筋と、を有し、少なくとも最外側の二を除く
コ字形筋は前記環状筋を束ねるとともに、L字形筋の他
端は少なくとも最外側の二のコ字形筋に係合されている
ことを特徴とする請求項2記載のPC中空杭における構
架材の接合構造。 - 【請求項4】 前記構架材は、前記プレートに形成され
た接合手段を介してPC中空杭に固定されていることを
特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載
のPC中空杭における構架材の接合構造。 - 【請求項5】 前記プレートは、構架材を構成するコン
クリートに覆装されていることを特徴とする請求項1乃
至請求項4のいずれか一項に記載のPC中空杭における
構架材の接合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9197297A JP3000445B2 (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | Pc中空杭における構架材の接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9197297A JP3000445B2 (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | Pc中空杭における構架材の接合構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1136327A true JPH1136327A (ja) | 1999-02-09 |
| JP3000445B2 JP3000445B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=16372125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9197297A Expired - Fee Related JP3000445B2 (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | Pc中空杭における構架材の接合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3000445B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100491404B1 (ko) * | 2002-08-27 | 2005-05-25 | 지에스건설 주식회사 | 중공교각의 중공부 차폐용 가설부재 및 그 가설방법 |
| JP2009102981A (ja) * | 2009-01-09 | 2009-05-14 | Nippon Concrete Ind Co Ltd | プレストレストコンクリート構造体 |
| KR20230108567A (ko) * | 2022-01-11 | 2023-07-18 | 송성민 | 파일의 종방향 및 횡방향 일체화 구조 및 이를 이용하여 제작된 구조물 |
-
1997
- 1997-07-23 JP JP9197297A patent/JP3000445B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100491404B1 (ko) * | 2002-08-27 | 2005-05-25 | 지에스건설 주식회사 | 중공교각의 중공부 차폐용 가설부재 및 그 가설방법 |
| JP2009102981A (ja) * | 2009-01-09 | 2009-05-14 | Nippon Concrete Ind Co Ltd | プレストレストコンクリート構造体 |
| KR20230108567A (ko) * | 2022-01-11 | 2023-07-18 | 송성민 | 파일의 종방향 및 횡방향 일체화 구조 및 이를 이용하여 제작된 구조물 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3000445B2 (ja) | 2000-01-17 |
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