JPH1136410A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置

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JPH1136410A
JPH1136410A JP19130597A JP19130597A JPH1136410A JP H1136410 A JPH1136410 A JP H1136410A JP 19130597 A JP19130597 A JP 19130597A JP 19130597 A JP19130597 A JP 19130597A JP H1136410 A JPH1136410 A JP H1136410A
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rotor
hot water
tank
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宏史 山本
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滋 仁木
Keiichi Sekizawa
恵一 関澤
Kaoru Futamura
馨 二村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各洗浄動作に応じて最適な吐水量制御を行
う。 【解決手段】 流調バルブのロータ22に、タンクから
の水または温水を通水する切り欠き22Aを設けるとと
もに、ステータ21に、各洗浄動作ごとに異なる回動角
度位置に、ロータ22の切り欠き22Aから通水された
水または温水を水路11に供給する複数の長穴211,
212を設け、通常のおしり洗浄動作時には切り欠き2
2Aから通水された水または温水を長穴211を介して
水路11に供給し、おしりソフト洗浄動作時には、切り
欠き22Aから通水された水または温水を長穴212を
介して水路11に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛生洗浄装置に関
し、特に人体の局部に水または温水を吐水することによ
り、局部を洗浄する衛生洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、人体の局部に水または温水を吐
水することにより、局部を洗浄する衛生洗浄装置では、
ノズルにおしり洗浄用およびビデ洗浄用の2つの水路を
設けて、これら水路の切り替えおよびそれぞれの吐水量
を流調バルブで制御することにより、利用者が所望する
強さによる洗浄を可能としている。また、おしり洗浄動
作において、局部に痔などの疾患が生じている場合を考
慮して、より局部への刺激の少ないソフト感のある洗浄
を行うために、通常のおしり洗浄時より吐水量を低減さ
せておしりソフト洗浄を行うものとなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の衛生洗浄装置では、流調バルブにおいて各水
路に対して1つの流量調節機構しか備えていないため、
同一水路を異なる洗浄動作で共用する場合には、設計上
の自由度が狭く、各洗浄動作に応じた最適な吐水量制御
を行うことができないという問題点があった。本発明は
このような課題を解決するためのものであり、各洗浄動
作に応じて最適な吐水量制御を行うことができる衛生洗
浄装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による衛生洗浄装置は、第1の発明と
して、第1の水路を共用して異なる洗浄動作を行う場合
に、各洗浄動作に応じてタンクの水または温水を切り替
え供給する流調バルブを備え、流調バルブは、固定支持
されたステータと、このステータに摺動して回動自在に
支持され制御部の指示に応じて所定の回動角度位置に回
動されるロータとを有し、ロータは、タンクからの水ま
たは温水を通水する通水部を有し、ステータは、各洗浄
動作ごとに異なる回動角度位置に設けられ、ロータの通
水部から通水された水または温水を第1の水路に供給す
る複数の穴部を有するものである。したがって、各洗浄
動作ごとに異なる回動角度位置に設けられたステータの
複数の穴部のうち、任意の洗浄動作に対応する所定の穴
部を介して、ロータの通水部から通水された水または温
水が第1の水路に供給される。
【0005】また第2の発明として、第1の発明におい
て、流調バルブは、第1の水路とは異なる第2の水路を
有し、タンクの水または温水を第1の水路のみ、または
第1の水路と第2の水路の両方のいずれかに切り替え供
給し、ロータは、回動中心から異なる第1および第2の
半径位置にタンクからの水または温水を通水する第1お
よび第2の通水部を有し、ステータは、第1の半径位置
であって回動中心から異なる回動角度位置にそれぞれ設
けられロータの第1の通水部から通水された水または温
水を第1の水路に供給する第1および第2の穴部と、第
2の半径位置であってロータの第1の通水部から第2の
穴部に通水される場合にロータの第2の通水部から通水
される回動角度位置に設けられ第2の通水部から通水さ
れた水または温水を第2の水路に供給する第3の穴部を
有するものである。したがって、所定のおしり洗浄動作
を行う場合には、ロータの第1の通水部およびステータ
の第1の穴部を介して第1の水路へのみタンクの水また
は温水が供給される。また、他のおしり洗浄動作時を行
う場合には、ロータの第1の通水部およびステータの第
2の穴部を介して第1の水路へタンクの水または温水が
供給されると同時に、ロータの第2の通水部およびステ
ータの第3の穴部を介して第2の水路へタンクの水また
は温水が供給される。
【0006】また第3の発明として、第2の発明におい
て、流調バルブは、第1のおしり洗浄動作を行う場合に
は第1の水路へのみタンクの水または温水を供給し、第
1のおしり洗浄動作時より局部への刺激の少ない第2の
おしり洗浄動作を行う場合には第1および第2の水路の
両方にタンクの水または温水を供給するようにしたもの
である。したがって、第1のおしり洗浄動作を行う場合
には第1の水路へのみタンクの水または温水が供給さ
れ、第1のおしり洗浄動作時より局部への刺激の少ない
第2のおしり洗浄動作を行う場合には第1および第2の
水路の両方にタンクの水または温水が供給される。ま
た、第4の発明は、第2発明において、第1の半径位置
を、第2の半径位置より外側の半径位置としたものであ
る。したがって、ロータの第2の通水部より外側に第1
の通水部が設けられるとともに、ステータの第3の穴部
より外側に第1および第2の穴部が設けられる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施の形態である衛生
洗浄装置のブロック図であり、同図において、1はCP
Uなどの制御回路からなり装置の各部を制御する制御
部、2は電磁弁3を介して給水された水道水などの水を
ヒータ5により温水に暖めて蓄湯するための密閉された
温水タンク、4は電磁弁3と温水タンク2との間の水路
に設けられ、温水タンク2からのオーバーフローを排水
するための安全弁である。
【0008】6は温水タンク2内の水温を検出するため
の温度センサ、7は温水タンク2内の温水水位を検出す
るためのフロートスイッチである。また、8は電磁弁3
からの給水に応じて密閉された温水タンク2の内圧が上
昇し、所定圧以上となった場合に、温水タンク2内の温
水を流調バルブ10に供給するバキュームプレーカであ
り、流調バルブ10側からの逆流水を排水する機能も有
している。
【0009】10は制御部1の制御によるモータ14の
回動角度に応じて、温水タンク2側から供給された温水
の吐水水路の切り替え、およびその吐水量を制御する流
調バルブである。本発明では、比較的強い吐水水勢のお
しり洗浄(以下、おしりハード洗浄という)に用いる水
路11(第1の水路)、およびビデ洗浄用の水路13
(第3の水路)の他に、局部への刺激の少ないソフト感
のあるおしり洗浄(以下、おしりソフト洗浄という)に
用いる水路として、水路11と同時に用いられる水路1
2(第2の水路)が設けられている。
【0010】15はこれら水路11〜13から供給され
た温水をそれぞれ別個の吐水する吐水出口をその先端に
有するノズルである。このノズル15は、制御部1の制
御によるモータ16の回転により、各種洗浄動作時に
は、所定の吐水位置まで伸出し、洗浄終了に応じて所定
の収納位置に収納される。
【0011】次に、図2を参照して、流調バルブについ
て詳細に説明する。図2は、流調バルブの構成を示す説
明図であり、(a)は側面断面図、(b)はステータの
上面図、(c)はロータの上面図、(d)はステータと
各水路との位置関係を示す説明図である。図2(a)に
おいて、20Lは流調バルブの本体、20Mは本体20
L上に本体底面からネジで固定される蓋体、20Uは蓋
体20Mの上に本体20Lの底面からネジで固定される
カバーである。
【0012】カバー20Uは、底部に開口した内室を有
し、温水の漏洩を阻止するOリング20Pを挟んで蓋体
20Mの上面と圧接されることにより、温水タンク側か
ら温水入口20Tを介して供給される温水をロータ22
に通水する液室20Wを形成する。蓋体20Mは、底部
が開口した溝状の3つの内室を有し、温水の漏洩を阻止
するシール部材20Qを挟んで、その開口と本体20L
の上面と圧接されることにより、各水路11〜13(図
1参照)への温水出口20A〜20Cに対して、温水を
個別に供給するための水路201〜203を形成する。
【0013】ステータ21は、底部が開口した溝状の3
つの内室を有し、カバー20Uにより、その開口と蓋体
20Mの上面とが圧接されることにより、水路21A〜
21Cを形成する。なお、ステータ21と蓋体20Mと
に挟まれたOリング21Sにより、温水の漏洩が阻止さ
れる。ロータ22は、モータ14の回動軸14Aの回動
を伝達するステム23に係止され、コイルバネ23Cに
よりステム23とは逆方向のステータ21上面に押圧さ
れている。
【0014】これらロータ22およびステム23は、カ
バー20U上部の丸穴に勘合されて、回動自在に支持さ
れており、シール部材23Bにより温水の漏洩が阻止さ
れている。モータ14の回動軸14Aには、軸方向と直
交するアーム14Bが設けられており、ステム23の上
部に突出した係止片23Aと係合することにより、回動
軸14Aの回動をステム23に伝達する。
【0015】また、このステム23が勘合される丸穴の
円周上側部には、ストッパ20Sが突出して設けられて
おり、このストッパ20Sによりアーム14Bの回動が
制止され、回動軸14Aの基準位置が確認される。した
がって、制御部1(図1参照)からの制御によりモータ
14が基準位置から所定角度だけ回動され、モータ14
の回動が、回動軸14A、アーム14B、係止片23A
を介してステム23に伝達され、ロータ22が所定回動
角まで回動される。
【0016】ロータ22は、図2(c)に示すように、
中心にステム23の回動軸が勘合される穴22Cを有す
る所定厚さの円盤からなる。また、ロータ22の円周
(第1の半径位置)の一部には、扇形の切り欠き22A
(第1の通水路)が設けられており、この切り欠き22
Aより内半径側(第2の半径位置)であって、ほぼ等し
い角度位置に扇形の穴22B(第2の通水路)が設けら
れている。これら切り欠き22Aおよび穴22Bを介し
て、液室20W内の温水がステータ21に通水される。
【0017】ステータ21の上面すなわちロータ22と
摺動する面には、図2(b)に示すように、所定の角度
位置に、扇形の長穴211〜214が設けられている。
特に、長穴211(第1の穴部),長穴212(第2の
穴部),長穴214(第4の穴部)は、ロータ22の切
り欠き22Aとほぼ同一半径位置(第1の半径位置)に
配置されている。また、長穴213(第3の穴部)は、
長穴211の角度位置とほぼ等しく、この長穴211よ
り内側のロータ22の穴22Bとほぼ同一半径位置(第
2の半径位置)に配置されている。
【0018】長穴211〜214の形状は、扇形であっ
てその半径方向の幅が所定周方向に向かって徐々に狭く
なるくさび形をなしている。特に、長穴211,21
2,214は後述する水抜位置θ3 に向かって徐々に幅
が広くなり、長穴213は後述するストッパ位置θ0 に
向かって徐々に幅が広くなっている。これにより、ロー
タ22の回動角度にほぼ比例して、長穴211〜214
の開度面積が徐々に変化し、滑らかに吐水量を変化させ
ることができる。
【0019】さらに、穴211,212の下側には、底
部が開口する扇形の水路21Aが設けられており、穴2
14の下側には、底部が開口する扇形の水路21Cが設
けられている。また、穴213の下側には、底部が開口
する円形の水路21Bが設けられている。
【0020】一方、このステータ21が圧接される蓋体
20Mの上面には、図2(d)に示すように、ステータ
21の各水路21A〜21Cに対応する位置に、それぞ
れ穴204〜206が設けられている。さらに、各穴2
04〜206の下側には、水路11〜13への温水出口
20A〜20Cへ連絡する水路として、底部が開口する
水路201〜203が設けられており、本体20Lの上
面との間に狭持されたシール部材20Qにより、各水路
201〜203からの温水の漏洩が阻止されている。
【0021】このようにして、液室20W内の温水が、
所定回動角に回動されたロータ22の切り欠き22Aま
たは穴22Bを介して、これらと係合する位置のステー
タ21の長穴211〜213に通水され、ステータ21
の水路21A〜21Cに、長穴211〜213の開度に
応じた所定の流量だけ供給される。さらに、水路21A
〜21C内に供給された温水は、蓋体20Mの穴204
〜206を介して水路201〜203に供給され、それ
ぞれ水路11〜13に供給されるものとなる。
【0022】このように、水路11へ温水を供給するロ
ータ22の切り欠き22Aと、ステータの長穴211,
212,214とが設けられた半径位置とは異なる半径
位置に、水路12へ温水を供給するロータ22の穴22
Bとステータの長穴213とを設けて、所定のロータ回
動角度位置で、切り欠き22Aから長穴212に温水を
通水させると同時に、穴22Bから長穴213に温水を
通水させるようにしたので、ロータ22およびステータ
21の限られた面積および回動角度を有効に利用するこ
とができ、流調バルブを大型化することなく、水路1
1,13のみへの給水、または水路11,12の両方へ
の給水を切替制御することができる。
【0023】また、水路11へ温水を供給するロータ2
2の切り欠き22Aと、ステータの長穴211,21
2,214を外側の半径位置に配置し、水路12へ温水
を供給するロータ22の穴22Bとステータの長穴21
3とを内側の半径位置に配置したので、同一回動角度範
囲でも比較的面積が大きいロータおよびステータの外周
側に、ロータ22の切り欠き22Aおよびステータ21
の長穴211,212,214として、面積の大きな穴
部を形成することができ、限られた回動角度であっても
比較的大きな吐水量を水路11,13に給水できる。
【0024】図3は、ロータの回動角度位置と各水路か
らの吐水量との関係を示す説明図、図4は、ロータの回
動角度位置とステータとの位置関係を示す説明図であ
る。図3において、31はおしりハード洗浄動作時にお
ける水路11の吐水量を示しており、図4(a)に示す
基準のストッパ位置θ0 で最大吐水量となり、回動角度
θが増す(図4では時計回りに回動する)につれて、ロ
ータ22の切り欠き22Aおよび穴22B内で、ステー
タ21の長穴211と長穴212,213との間の回動
角度領域(止水部)の割合が増加して吐水量31が減少
し、図4(b)に示す止水位置θ1 で切り欠き22Aお
よび穴22Bが閉鎖され、吐水量がゼロとなる。
【0025】また、32,33はおしりソフト洗浄動作
時における水路11,12の吐水量を示しており、34
は水路11,12の合計吐水量を示している。止水位置
θ1 から図4(c)に示す最大吐水量となる角度θ2 ま
で回動するにつれて、水路11の吐水量32が増加する
が、水路12の吐水量33はほぼ一定のままとなる。こ
れにより、おしりソフト洗浄動作時は、水路11,12
から、おしりハード洗浄動作時の吐水量31と比較し
て、より大きな合計吐水量34が吐水される。
【0026】したがって、バキュームプレーカ8を介し
て一定圧力で温水が供給されるとともに、おしりソフト
洗浄時には水路12からも吐水されるため、その分、お
しりハード洗浄時に単独で用いられる水路11からの吐
水量がやや低減される。また、水路11,12の両方か
ら広い当たり面で、おしりハード洗浄時と比較して、よ
り大きな吐水量で吐水されるものとなる。
【0027】これにより、従来のように、おしりソフト
洗浄時に吐水量を低減するものと比較して、洗浄力を低
下させることなく、局部への刺激の少ないソフト感のあ
るおしり洗浄を行うことができる。また、おしりハード
洗浄動作時に用いる水路11を、おしりソフト洗浄動作
時に兼用するようにしたので、比較的吐水量が小さく断
面積の小さい水路12のみを新たに設けるだけで済み、
流調バルブやノズル径の大型化を抑制することができ
る。
【0028】また、図4(d)に示す水抜位置θ3 で
は、水路11〜13の吐水量がほぼ最大となって、温水
ポンプ側から流調バルブ10内までの水路の残水が吐水
(水抜き)される。さらに、35はビデ洗浄動作時にお
ける水路13の吐水量を示しており、図4(e)に示す
角度θ4 では、ビデ洗浄動作時における水路13の吐水
量35が最大となり、ストッパ位置θ5 まで回動するに
つれて吐水量35が減少し、図4(f)に示すストッパ
位置θ5 でゼロとなり、止水状態となる。
【0029】図5はノズル先端を示す説明図であり、
(a)は上面図、(b)は側面断面図である。図5にお
いて、51は斜め上方前方の局部方向に湾曲して貫通す
る水路11〜13を有するノズルヘッド、52はノズル
ヘッド51の水路11〜13の吐水出口に超音波溶着な
どにより漏洩を阻止して接合され、水路11〜13の吐
水出口から吐水される温水の吐水方向を揃えるための穴
52A〜52Cを有するストレーナである。
【0030】特に、おしりソフト洗浄動作時に水路12
からの温水を吐水する複数の穴52B(第2の吐水出口
穴)は、水路11の温水を吐水する穴52A(第1の吐
水出口穴)より小さい口径となっている。これにより、
おしりソフト洗浄動作時には、口径の小さい複数の穴5
2Bから局部に対して同時に吐水されるため、水または
温水が吐水される当たり面の面積が大きくなって、より
よいソフト感が得られる。
【0031】さらに、水路12の複数の穴52Bは、水
路11の穴52Aの周囲に配置されており、これら穴5
2Bと水路12とを連結するための液室53が、水路1
1の周囲に設けられている。これにより、おしりソフト
洗浄動作時には、おしりハード洗浄動作時に温水が吐水
される穴52Aと、この周囲の複数の穴52Bとから、
局部に対して同時に吐水されるため、水勢が比較的小さ
い場合でも洗浄力の低下を回避できる。
【0032】次に、図6,7を参照して、本発明の動作
として、おしり洗浄時およびビデ洗浄時の動作を例に説
明する。図6はおしり洗浄時の動作を示すシーケンス
図、図7はビデ洗浄時の動作を示すシーケンス図であ
り、それぞれ(a)は電磁弁のON/OFF、(b)は
ノズルの伸出/収納、(c)はロータ回動角度を示して
いる。
【0033】まず、おしりソフト洗浄時には、図6に示
すように、操作部9(図1参照)のおしりソフト洗浄S
Wの操作に応じて、制御部1が電磁弁3をONして水道
水を温水タンク2に供給する。これにより、密閉された
温水タンク2の内圧が上昇し、温水タンク2内の温水が
バキュームプレーカ8を介して流調バルブ10に供給さ
れる。
【0034】通常の待機時には、流調バルブ10のロー
タ22が水抜位置(θ3 )に設定されており、収納位置
にあるノズル15の水路11〜13から温水が吐水さ
れ、前洗浄動作として、ノズルヘッド51(図5参照)
およびストレーナ52自体が洗浄される。前洗浄動作終
了後、電磁弁3のOFFから所定時間だけ待機し、止水
位置(θ1 )まで一気に回動される。
【0035】続いて、制御部1によりモータ16が駆動
され、ノズル15が所定の局部洗浄位置まで伸出する。
この後、ロータ22がおしりソフト洗浄側(θ2 方向)
に徐々に回動されるとともに、所定回動位置で電磁弁3
が0Nされる。これにより、温水タンク側からの温水が
流調バルブ10で水路11および水路12の両方に切り
替えられ、ノズルヘッド51のストレーナ52に設けら
れた穴52A,52Bの両方から吐水される。
【0036】なお、吐水される温水の水勢は、ロータ2
2の回動に応じて、予め操作部9のつまみなどで設定さ
れた上限値まで、徐々に強くなる。図6では、上限値と
して最大値が設定されている例が示されている。その後
の停止SWの操作に応じて、電磁弁3がOFFされ、所
定期間待機した後、ロータ22が止水位置まで回動され
て吐水が停止され、モータ16が駆動され、ノズル15
が元の収納位置まで収納される。
【0037】続いて、ロータ22が水抜位置(θ3 )ま
で一気に回動され、再び電磁弁3がONされる。これに
より、収納位置にあるノズル15の水路11〜13か
ら、温水が吐水され、後洗浄動作として、ノズルヘッド
51およびストレーナ52自体が洗浄される。この後、
ロータ22がストッパ(止水)位置(θ5 )まで一旦回
動されて基準位置が認識された後、水抜位置まで戻され
て待機状態となり、一連のおしりソフト洗浄動作を終了
する。
【0038】一方、おしりハード洗浄時には、ノズル伸
出前およびノズル収納開始後の動作は、前述したおしり
ソフト洗浄時の動作と同じであり、ノズル伸出後からノ
ズル収納直前までのロータ22の回動角が異なる。すな
わち、おしりハード洗浄時には、ノズル伸出後、おしり
ハード洗浄側(θ0 方向)に徐々に回動されるととも
に、所定回動位置で電磁弁3が0Nされる。これによ
り、温水タンク側からの温水が流調バルブ10で水路1
1にのみ切り替えられ、ノズルヘッド51のストレーナ
52に設けられた穴52Aから吐水される。
【0039】このように、おしりソフト洗浄およびおし
りハード洗浄のロータ回動角度領域の中間に止水位置
(θ1 )を設けたので、おしりソフト洗浄時およびおし
りハード洗浄時の動作開始時における止水までの制御、
動作終了時における止水以降の制御、例えばロータ22
の回動制御の一部、特にノズル伸出前およびノズル収納
開始後にノズルの伸出/収納、電磁弁のON/OFFお
よびロータ22の回動などの各種制御をほぼ同時に行う
という比較的複雑な制御を兼用することができ、制御処
理手順を簡略化できる。
【0040】また、ビデ洗浄時には、図7に示すよう
に、操作部9(図1参照)のビデ洗浄SWの操作に応じ
て、制御部1が電磁弁3をONして水道水を温水タンク
2に供給する。これにより、密閉された温水タンク2の
内圧が上昇し、温水タンク2内の温水がバキュームプレ
ーカ8を介して流調バルブ10に供給される。
【0041】通常の待機時には、流調バルブ10のロー
タ22が水抜位置(θ3 )に設定されており、収納位置
にあるノズル15の水路11〜13から温水が吐水さ
れ、前洗浄動作として、ノズルヘッド51およびストレ
ーナ52自体が洗浄される。前洗浄動作終了後、電磁弁
3のOFFから所定時間だけ待機し、止水位置(θ5 )
まで一気に回動される。
【0042】続いて、制御部1によりモータ16が駆動
され、ノズル15が所定の局部洗浄位置まで伸出する。
この後、ロータ22がビデ洗浄側(θ4 方向)に徐々に
回動されるとともに、所定回動位置で電磁弁3が0Nさ
れる。これにより、温水タンク側からの温水が流調バル
ブ10で水路13に切り替えられ、ノズルヘッド51の
ストレーナ52に設けられた穴52Cから吐水される。
【0043】なお、吐水される温水の水勢は、ロータ2
2の回動に応じて、予め操作部9のつまみなどで設定さ
れた上限値まで、徐々に強くなる。図7では、上限値と
して最大値が設定されている例が示されている。その後
の停止SWの操作に応じて、電磁弁3がOFFされ、所
定期間待機した後、ロータ22が止水位置(θ5 )まで
回動されて吐水が停止され、モータ16が駆動され、ノ
ズル15が元の収納位置まで収納される。
【0044】続いて、ロータ22が水抜位置(θ3 )ま
で一気に回動され、再び電磁弁3がONされる。これに
より、収納位置にあるノズル15の水路11〜13か
ら、温水が吐水され、後洗浄動作として、ノズルヘッド
51およびストレーナ52自体が洗浄される。この後、
ロータ22がストッパ(止水)位置(θ5 )まで一旦回
動されて基準位置が認識された後、水抜位置まで戻され
て待機状態となり、一連のビデ洗浄動作を終了する。
【0045】このように、通常の待機時のロータ停止角
度である水抜位置(θ3 )の両側におしり洗浄およびビ
デ洗浄のロータ角度領域をそれぞれ設けたので、いずれ
の洗浄動作を開始する場合でも、ほぼ等しい時間で洗浄
を開始することができ、おしりハード洗浄、ビデ洗浄に
加えておしりソフト洗浄を同一ロータの回動角で切替制
御する場合でも、動作の違いによる洗浄開始までの時間
差をなくし、利用者への違和感を抑止できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、第1の
発明として、第1の水路を共用して異なる洗浄動作を行
う場合に、各洗浄動作に応じてタンクの水または温水を
切り替え供給する流調バルブを備え、流調バルブは、固
定支持されたステータと、このステータに摺動して回動
自在に支持され制御部の指示に応じて所定の回動角度位
置に回動されるロータとを有し、ロータは、タンクから
の水または温水を通水する通水部を有し、ステータは、
各洗浄動作ごとに異なる回動角度位置に設けられ、ロー
タの通水部から通水された水または温水を第1の水路に
供給する複数の穴部を有するものである。したがって、
従来のように、流調バルブにおいて各水路に対して1つ
の流量調節機構しか備えていないものと比較して、同一
水路を異なる洗浄動作で共用する場合でも、設計上の自
由度が広く、各洗浄動作に応じた最適な吐水量制御を行
うことができる。
【0047】また第2の発明として、第1の発明におい
て、流調バルブに、第1の水路とは異なる第2の水路を
設けて、タンクの水または温水を第1の水路のみ、また
は第1の水路と第2の水路の両方のいずれかに切り替え
供給するものとし、第1の水路へ水または温水を供給す
るロータの第1の通水部およびステータの第1および第
2の穴部とは異なる半径位置に、第2の水路へ水または
温水を供給するロータの第2の通水部およびステータの
第3の穴部を設け、第1の通水部から第2の穴部に通水
される回動角度位置で第2の通水部から第3の穴部にも
通水されるようにしたものである。したがって、ロータ
およびステータの限られた面積および回動角度を有効に
利用することができ、流調バルブを大型化することな
く、第1の水路のみへの給水、または第1および第2の
水路への給水を切替制御することができる。
【0048】また第3の発明として、第2の発明におい
て、流調バルブにより、第1のおしり洗浄動作を行う場
合には第1の水路へのみタンクの水または温水を供給
し、第1のおしり洗浄動作時より局部への刺激の少ない
第2のおしり洗浄動作を行う場合には第1および第2の
水路の両方にタンクの水または温水を供給するようにし
たものである。したがって、第1および第2の水路か
ら、十分な吐水量の水または温水を供給することがで
き、洗浄力を低下させることなく、局部への刺激の少な
いソフト感のあるおしり洗浄を行うことができる。また
第1のおしり洗浄動作時に用いる第1の水路を、第2の
おしり洗浄動作時に兼用するようにしたので、比較的吐
水量が小さく断面積の小さい第2の水路のみを新たに設
けるだけで済み、流調バルブやノズル径の大型化を抑制
することができる。
【0049】また、第4の発明は、第2発明において、
第1の半径位置を、第2の半径位置より外側の半径位置
としたので、同一回動角度範囲でも比較的面積が大きい
ロータおよびステータの外周側に、ロータの第1の通水
部およびステータの第1および第2の穴部として、面積
の大きな穴部を形成することができ、限られた回動角度
であっても比較的大きな吐水量を第1の水路に給水でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による衛生洗浄装置の
ブロック図である。
【図2】 流調バルブの構成を示す説明図である。
【図3】 ロータの回動角度位置と各水路からの吐水量
との関係を示す説明図である。
【図4】 ロータの回動角度位置とステータとの位置関
係を示す説明図である。
【図5】 ノズル先端を示す説明図である。
【図6】 おしり洗浄時の動作を示すシーケンス図であ
る。
【図7】 ビデ洗浄時の動作を示すシーケンス図であ
る。
【符号の説明】
1…制御部、2…温水タンク、3…電磁弁、4…安全
弁、5…ヒータ、6…温度センサ、7…フロートスイッ
チ、8…バキュームプレーカ、9…操作部、10…流調
バルブ、11〜13…水路、14…モータ、14A…回
動軸、14B…アーム、15…ノズル、16…モータ、
20A〜20C…温水出口、20L…本体、20M…蓋
体、20P…0リング、20Q…シール部材、20S…
ストッパ、20T…温水入口、20U…カバー、20W
…液室、201〜203…水路、204〜206…穴、
21…ステータ、21A〜21C…水路、21S…Oリ
ング、211〜214…長穴、22ロータ、22A…切
り欠き、22B…穴、22C…軸穴、23…ステム、2
3A…係止片、23B…シール部材、23C…コイルバ
ネ、51…ノズルヘッド、52…ストレーナ、53…液
室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仁木 滋 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小 糸工業株式会社内 (72)発明者 関澤 恵一 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小 糸工業株式会社内 (72)発明者 二村 馨 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小 糸工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクの水または温水を複数の水路に切
    り替え供給する流調バルブを有し、各水路から別個に供
    給された水または温水をノズルからそれぞれ吐水するこ
    とにより局部を洗浄する衛生洗浄装置において、 第1の水路を共用して異なる洗浄動作を行う場合に、各
    洗浄動作に応じてタンクの水または温水を切り替え供給
    する流調バルブを備え、 流調バルブは、固定支持されたステータと、このステー
    タに摺動して回動自在に支持され制御部の指示に応じて
    所定の回動角度位置に回動されるロータとを有し、 ロータは、タンクからの水または温水を通水する通水部
    を有し、 ステータは、各洗浄動作ごとに異なる回動角度位置に設
    けられ、ロータの通水部から通水された水または温水を
    第1の水路に供給する複数の穴部を有することを特徴と
    する衛生洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の衛生洗浄装置において、 流調バルブは、 第1の水路とは異なる第2の水路を有し、 タンクの水または温水を第1の水路のみ、または第1の
    水路と第2の水路の両方のいずれかに切り替え供給し、 ロータは、 回動中心から異なる第1および第2の半径位置にタンク
    からの水または温水を通水する第1および第2の通水部
    を有し、 ステータは、 第1の半径位置であって回動中心から異なる回動角度位
    置にそれぞれ設けられロータの第1の通水部から通水さ
    れた水または温水を第1の水路に供給する第1および第
    2の穴部と、 第2の半径位置であってロータの第1の通水部から第2
    の穴部に通水される場合にロータの第2の通水部から通
    水される回動角度位置に設けられ第2の通水部から通水
    された水または温水を第2の水路に供給する第3の穴部
    を有することを特徴とする衛生洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の衛生洗浄装置において、 流調バルブは、 第1のおしり洗浄動作を行う場合には第1の水路へのみ
    タンクの水または温水を供給し、第1のおしり洗浄動作
    時より局部への刺激の少ない第2のおしり洗浄動作を行
    う場合には第1および第2の水路の両方にタンクの水ま
    たは温水を供給することを特徴とする衛生洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の衛生洗浄装置において、 第1の半径位置は、 第2の半径位置より外側の半径位置とすることを特徴と
    する衛生洗浄装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000291106A (ja) * 1999-04-07 2000-10-17 Toto Ltd 人体洗浄装置
JP2002088873A (ja) * 2000-09-13 2002-03-27 Toto Ltd 人体局部洗浄ノズルおよびこれを備えた人体局部洗浄装置
JP2002294822A (ja) * 2001-03-28 2002-10-09 Toto Ltd 衛生洗浄装置におけるノズル機構
CN116335246A (zh) * 2023-03-28 2023-06-27 浙江怡和卫浴有限公司 喷水装置及智能马桶

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