JPH1136485A - 構造体用ファスナー - Google Patents
構造体用ファスナーInfo
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- JPH1136485A JPH1136485A JP9189701A JP18970197A JPH1136485A JP H1136485 A JPH1136485 A JP H1136485A JP 9189701 A JP9189701 A JP 9189701A JP 18970197 A JP18970197 A JP 18970197A JP H1136485 A JPH1136485 A JP H1136485A
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- E04B1/61—Connections for building structures in general of slab-shaped building elements with each other
- E04B1/6108—Connections for building structures in general of slab-shaped building elements with each other the frontal surfaces of the slabs connected together
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Abstract
用しても構造体同士の接合が離れずかつその力を吸収で
き、建物の崩壊を防止できるようになる構造体用ファス
ナーを提供する。 【解決手段】 構造体用ファスナー11を、ファスナー
本体12と、第1接合部材16と、第2接合部材17と
を備えて構成し、第1および第2の構造体3、4に互い
にずれる力が作用した際に、第1接合部材16および第
2接合部材17のいずれか一方が破断されたとき、力は
力吸収部15で吸収される。そのため、所定の範囲内に
おいて構造体同士の接合が離れずに塑性変形ができ、こ
れにより、建物の崩壊を防止できるようになる。
Description
による建物の構造体となる壁パネル等を接合する構造体
用ファスナーに関する。
よる建物の壁1は、それぞれが構造体となる複数枚の壁
パネル2を接合して形成される。このような構造体(壁
パネル)2を接合する形式として、従来、壁パネル2同
士の接合面に接着剤を塗布するとともに釘打ちする形
式、ガセットプレートやボルト等を使用する形式等が知
られている。そして、このような接合形式による構造体
同士の接合面は完全に固定されて、剛接合となってい
る。
造体同士の接合では剛接合となっていることに伴う諸問
題が生じている。すなわち、建物に、例えば地震等によ
り壁パネル2同士をずらそうとする水平方向の力(矢印
X)が加わった際、壁パネル2は、図15(A)に示す
ように、その力が所定の大きさまで、例えば震度5ある
いは風速60m/Sec程度まではその材料のもつ弾性
変形によって対応する(図中実線で示す)が、それ以上
の力が加わった非常時には対応できない。この場合、応
力が接合部に集中するため、壁パネル2同士が離れてし
まうか、壁パネル2自体が破壊されてしまい、これによ
り、建物が崩壊してしまう。また、壁パネル2同士が離
れないときでも、応力は最終的に基礎やアンカーボルト
に集中し、この場合、建物の上層部は無傷でも基礎が破
壊され、結局、建物が崩壊してしまうという問題があ
る。
上下にずれる力が作用しても構造体同士の接合が離れず
かつその力を吸収でき、建物の崩壊を防止できるように
なる構造体用ファスナーを提供することにある。
に示すように、接合された隣り合う構造体2同士の上下
方向にずれようとする力を塑性変形で対応させうようと
するものである。具体的には、本発明の第1発明の構造
体用ファスナー11は、図面を参照して説明すると、図
1に示すように、隣り合う第1および第2の構造体同士
を接合する構造体用ファスナー11であって、ファスナ
ー本体12と、このファスナー本体12と第1の構造体
3とを接合する第1接合部材16と、ファスナー本体1
2と第2の構造体4とを接合する第2接合部材17とを
備え、第1および第2の構造体3、4に互いにずれる力
が作用した際に、第1接合部材16および第2接合部材
17のいずれか一方が破断されるとともに、力を吸収す
る力吸収部15がファスナー本体12の破断されるいず
れか一方の部材側に形成されていることを特徴とするも
のである。
は、建物の外壁または内壁を形成するパネルであること
が好ましく、また、パネルは木質(合板等)系だけに限
らず、例えば石膏ボード等の無機質系のものでもよい。
さらに、ファスナー本体は鉄板、板ばね等で形成するこ
とが好ましく、この場合形状は問わない。また、第1、
2接合部材は、それぞれ構造体を強固に接合するもので
あれば、形状、材質等を問わないが、例えばピン等が好
ましく、この場合、第1接合部材および第2接合部材の
いずれか一方の直径が他方のものの直径より小さくなっ
ていることが好ましい。また、力吸収部は、第1および
第2の構造体のずれを吸収できるものであればどのよう
な形式でもよく、例えばルーズホール、ばねやゴム等の
弾性部を利用したものが好ましい。また、力吸収部は、
第1接合部材および第2接合部材の破壊されるいずれか
一方側に設けることが好ましい。
構造体がこれらに加えられる力により上下方向にずれる
際、第1接合部材および第2接合部材のいずれか一方が
破断しても、破断された部材側に形成された力吸収部に
より所定以上の力が吸収されるので、所定の範囲内にお
いて構造体同士の接合が離れずに塑性変形ができ、これ
により、建物の崩壊を防止できるようになる。
1は、図1に示すように、第1発明の力吸収部を、第1
および第2の構造体3、4の少なくとも一方に設けられ
た係合部18に係合可能なルーズホール15としたこと
を特徴とするものである。
とが好ましく、また、ルーズホールは、隣り合う構造体
同士のずれを吸収できる大きさであることが必要であ
り、例えば長穴が好ましい。そしてこの場合のずれは、
例えば震度5あるいは風速60m/Secを超える非常
時の外力によるずれを想定したものである。このような
本発明では、第1発明の作用効果の他、力吸収部をルー
ズホールとしたので、構造が簡単であり製作が容易とな
る。
1は、図4に示すように、第1発明の力吸収部を、力吸
収部材22の少なくとも一部に形成された弾性部22B
であることを特徴とするものである。
ばね等のばね部材、あるいはゴム部材等を使用して形成
することが好ましい。このような本発明では、第1およ
び第2の構造体がこれらに加えられる力により上下方向
にずれる際、第1接合部材および第2接合部材のいずれ
か一方が破断しても、破断された部材側に形成された弾
性部で力を吸収できるので、所定の範囲内において構造
体同士の接合が離れずに塑性変形ができ、これにより、
建物の崩壊を防止できるようになるた、全体を例えばば
ね部材で形成すれば、長穴等を形成しなくてもよく、製
作が容易である。
2は、図5に示すように、第2発明のルーズホールを複
数形成し、これらのルーズホール15ー1、15ー2、
15ー3は剛性の異なる構造体3、4’に対応可能に第
1接合部材16または第2接合部材17からの距離が異
なっている(B1、B2、B3)ことを特徴とするもの
である。
外力に対して従来の形状を保とうとする性質が強い構造
体のことをいい、例えば合板製のパネルは石膏ボード等
の無機質製のパネルより剛性が大きいものとされてい
る。そして、剛性の高い構造体は第1接合部材または第
2接合部材からの距離が遠い位置のルーズホールを、剛
性の低い構造体は距離の近い位置のルーズホールをそれ
ぞれ使用することが好ましい。このような本発明では、
第2発明の作用効果の他に、それぞれの構造体の剛性の
大きさに応じてルーズホールを選択できるので、剛性の
異なる構造体の接合のバランスをとることができる。ま
た、接合部に生じる力の大きさに対応した接合強度、変
形を選択できる(例えば、階により分ける)。
1は、図6に示すように、第2発明の係合部を、第1の
構造体3に設けられる第1係合部18Aと、第2の構造
体4に設けられる第2係合部18Bとを備え、ルーズホ
ールは長穴とされるとともに、第1係合部18Aと係合
するとともに構造体の上下方向と90度未満の角度で交
差する方向に形成される第1の長穴15Aと、第2係合
部18Bと係合するとともに第1の長穴15Aとは線対
称に形成される第2の長穴15Bとで構成されているこ
とを特徴とするものである。
および第2係合部と第2の長穴とはその長穴のほぼ中央
位置で係合することが好ましい。このような本発明で
は、第2発明の作用効果の他に、第1、第2の長穴がほ
ぼハ字状に形成されているので、ファスナー本体を上下
方向に移動させることにより、第1、2係合部が長穴に
沿って上下方向に移動し、これにより、第1、2の構造
体が接近、離隔する。そのため、第1、2の構造体間の
間隔を調整でき、製作基準通りに仕上げられた他の部材
等との位置合わせが容易となる。
は、図13に示すように、第2または第5発明のファス
ナー本体に、第1および第2の構造体3、4を接近、離
隔させるレバー部材55を備えて構成したことを特徴と
するものである。
本体の一部を支点として、係合部を長穴に沿わせて移動
させる手段であればよく、手動操作のため所定の長さ寸
法を有していることが好ましい。このような本発明で
は、第2、5発明の作用効果の他に、手動操作で第1お
よび第2の構造体を接近、離隔させることができるの
で、より微調整が容易となる。
に基づいて説明する。図1に示すように、本発明の第1
実施形態の構造体用ファスナー11は、鉄板等の板状部
材を使用してほぼL字形状に形成されたファスナー本体
12を備え、このファスナー本体12は、互いに隣り合
う第1の構造体である第1パネル3と、第2の構造体で
ある第2パネル4とにわたって取り付けられている。こ
のファスナー本体11においてL字の水平な直線部12
Aの一端部には穴13が明けられている。また、第1パ
ネル3において上記穴13に対応する位置には、図示し
ないが例えば埋め込みナットが埋め込まれ、この埋め込
みナットには、先端にねじ部を有するとともに、ファス
ナー本体12を挟み込んで第1接合部材である第1ピン
16がねじ込まれ、これにより、第1パネル3とファス
ナー本体12とが接合されるようになっている。
の垂直部12Bとの交差部には穴14が明けられ、この
穴14にも上記と同様に第2接合部材である第2ピン1
7がねじ込まれ、これにより、第2パネル4とファスナ
ー本体12とが接合されるようになっている。垂直部1
2Bの他端部には、両パネル3、4が上下にずれる力を
吸収する力吸収部であるルーズホールとしての長穴15
が形成されている。この長穴15は、第2パネル4に前
記第1ピン16と同様に設けられた係合部である第3ピ
ン18と係合可能となっている。そして、長穴15は、
第1パネル3と第2パネル4とが接触したままの状態で
斜めに傾くように(つまり互いに上下にずれて)、第1
ピン16と第3ピン18とを結び第1ピン16を起点と
する円弧Lよりも内側(第1パネル3側)に向いた直線
に近い形状の円弧状に形成されている。、
から外力が加わったときでも第3ピン18が長穴15に
沿って所定距離スライドできるように、通常時は長穴1
5のほぼ中央位置に第3ピン18が位置するようにセッ
トされている。また、長穴15の長さ寸法は、その中央
(第3ピン18の位置)と両端との距離が、前記例えば
震度5あるいは風速60m/Sec以上の非常時の力を
ある程度余裕をもって吸収できるような寸法に形成され
ている。
直径となっているが、上記非常時の力以内の力には対抗
できる強度で両パネル3、4を接合している。しかし、
両パネル3、4に非常時の力以上の外力が加わった際、
第2ピン17が第1ピン16よりも先に破断するように
なっている。なお、この場合、第2ピン17の軸方向途
中に、図示しないが例えば切れ目を入れて早く破断する
ようにしてもよい。
同じ強度および構造を有するものとなっており、ファス
ナー本体12が抜けないように作られている。そして、
第2ピン17に生じる力がいくつになったら塑性変形を
始めるかは、第1ピン16と第2ピン17との距離A
と、第2ピン17と第3ピン18との距離Bとの関係お
よび長穴15での固定力で決定される。ここにおいて、
前記ファスナー本体12、第1〜第3ピン16〜18を
含んで前記構造体用ファスナー11が構成されており、
このような構造体用ファスナー11は、図2、3に示す
ように、隣り合う第1パネル3と第2パネル4との上下
方向に例えば4個均等配置されている(5個、6個でも
よい)。
パネル3、4に対して、図3に例えば矢印Xに示すよう
な左方からの水平方向の力が加わった場合、その力が所
定以下であれば各パネル3、4の弾性変形で対応できる
ため、壁の破断および基礎の破壊等には至らないが、前
述のように、例えば震度5あるいは風速60m/Sec
を超えるような非常時の力には、弾性変形では対応しき
れない。ただし、常時起こる変形を弾性変形で対応させ
ると、内外装材に与える影響が大きいので好ましくはな
い。
う第1パネル3と第2パネル4がずれはじめると、まず
第2ピン17が破断し、第3ピン18がファスナー本体
12の長穴15に沿って長穴15の中央位置から斜め上
方に移動する状態となり、つまり、第1ピン16、第3
ピン18で連結されたまま両パネル3、4が同じ右側に
傾く状態となる。両パネル3、4は水平方向から加わる
力に対してまず各パネル3、4の弾性変形で対応する
が、さらに、それ以上の力に対しては長穴15の範囲内
でずれ、塑性変形するようになっている。なお、矢印X
方向とは反対側から水平方向の力が加わる場合には、図
示しないが左に傾いた壁となる。そして、この際、第3
ピン18は長穴15の中央から移動して左斜め下端側に
位置した状態となる。また、直下型の地震等で変形した
場合も構造材そのものは破壊していないので、内外装材
を取り外すことにより、復旧可能である。
な効果がある。接合された隣り合うパネル3、4同士
間に、両者を上下方向にずらす強い水平方向の外力が加
わったとき、まず第2ピン17が破断されるが、パネル
3、4同士は第1ピン16、第3ピン18によって接合
された状態で長穴15の寸法内で互いに上下にずれなが
らも回動し、加えられた力の先方側に斜めに傾くので、
力は長穴15に吸収されることになり、パネル3、4同
士は所定の範囲で塑性変形し、これにより、建物の崩壊
を防止できるようになる。第3ピン18が係合する長
穴15は円弧状に形成されているので、隣り合うパネル
3、4同士の上下にずれながら傾く作用がスムーズとな
り、これにより、塑性変形が容易となる。
ており、本実施形態では、前記第1実施形態のファスナ
ー本体12の力吸収部がルーズホール15であったもの
を、弾性部22Bとしたものである。なお、本実施形態
を含む以下の各実施形態では異なる部分のみを説明し、
前記第1実施形態と同一構造および同一部材には、同一
符号を付すとともに、その詳細な説明は省略または簡略
化する。
L字形状のファスナー本体22を備え、このファスナー
本体22は力吸収部材としての例えば板状のばね材で形
成されており、水平部22Aと垂直部22Bとを有す
る。垂直部22Bの幅寸法は水平部22Aの幅寸法より
も狭く形成され、この部位22Bが加えられる力に対し
て先に反応する弾性部とされている。水平部22Aの一
端部には前記穴13が、他端部には穴14が、垂直部2
2Bの他端部には穴13’がそれぞれ明けられ、水平部
22Aの一端部の穴13には前記第1ピン16が、穴1
4には第2ピン17が、穴13’には第3ピン18が前
記と同様にそれぞれ差し込まれるようになっている。そ
して、両パネル3、4は水平方向から加わる力に対応し
て弾性部22Bのねじれにより塑性変形するようになっ
ている。
た隣り合う第1パネル3と第2パネル4に対して、非常
時の力が加わった場合、第1パネル3と第2パネル4の
接触面同士がずれはじめると、まず第2ピン17が破断
するが、第1ピン16、第3ピン18で連結されたまま
垂直部(弾性部)22Bが先に反応してねじれ、両パネ
ル3、4が同じ向きに傾く。
れた隣り合うパネル3、4同士間に、両者を上下方向に
ずらす強い水平方向の外力が加わったとき、まず第2ピ
ン17が破断されるが、パネル3、4同士は第1ピン1
6、第3ピン18によって接合された状態で弾性部22
Bがねじれることで互いに上下にずれながらも加えられ
た力の先方側に斜めに傾くので、力は弾性部22Bに吸
収されることになり、パネル3、4同士は所定の範囲で
塑性変形し、これにより、建物の崩壊を防止できるよう
になる。
おり、本実施形態では、前記第1、2実施形態の構造体
用ファスナー11が、互いに同一剛性の隣り合うパネル
同士を接合するものであったものを、異なる剛性のパネ
ル同士を接合するものとした。すなわち、この実施形態
の構造体用ファスナー31はL字形状のファスナー本体
32を備え、このファスナー本体32は水平部32Aと
垂直部32Bとを有している。水平部32Aの一端には
穴13が、他端には穴14がそれぞれ明けられ、垂直部
22Bの他端側には、穴13、14を結ぶ線からの距離
がB1、B2、B3(中央までの距離)と3通りに異な
るルーズホールとしての長穴15ー1、15ー2、15
ー3が明けられている。
2ピン17と間の寸法Aとほぼ等しくなっており、B
2、B3はそれより所定寸法づつ長くなっている。そし
て、寸法B1は、隣り合うパネル同士が例えば合板製で
あるときのように互いの剛性が同じであるときに使用さ
れるようになっている。これに対して寸法B3は、隣り
合う一方のパネル3と他方側のパネル3との剛性が異な
るとき、一方が例えば合板製のパネル3で他方が合板製
より剛性が低い石膏ボード等の無機質製のパネル4’で
あるとき等に使用されるようになっている。また、接合
部に生じる力の大きさに対応した接合強度、変形を選択
できる(例えば、階により分ける)ようになっている。
実施形態の、と同様の作用、効果を得ることができ
る他、剛性が異なるパネル同士を接合する場合に、各
パネルに対応可能な長穴15ー1、15ー2、15ー3
のうち所定の長穴を使用できるので、隣り合うパネル同
士の剛性のバランスをとることができる。建物に加わ
る外力によって各長穴15ー1等の位置を使い分け、変
形をコントロールし、応力集中をさけることができる。
隣り合うパネル同士の剛性が異なる場合でも、複数の
長穴を設けた1つのファスナー本体32で対応できるの
で、それぞれの剛性に対応させた単独のファスナー本体
を揃えなくてよくなり、これにより、部材の省略が図れ
る。
おり、本実施形態では、前記各実施形態の構造体用ファ
スナー11、21、31が、互いに隣り合うパネル3、
4同士を互いに接触したまま回動(傾き)可能に接合す
るものであったものを、パネル3、4同士をずらす力を
吸収し、かつ、パネル3、4同士の間隔を調整可能とし
て接合する構造体用ファスナー41としたものである。
合、従来の構造体用ファスナーは、パネル同士の隙間を
限りなくゼロに近づけようと、互いのパネル同士を引き
寄せる機能のみを有するものである。そして、このよう
なファスナーで複数枚のパネルを順次接合し全体を組み
立てたときの精度は、各パネルの精度と成り行きまかせ
の組み立てによって決まっている。
は、パネル自体の精度と、互いに隣り合うパネル同士間
に生ずる「ずれ」とにより、1つでは所定の許容範囲に
納まるものであっても長いスパン内にパネルを収めるよ
うな場合、1つづつでは少ない「ずれ」が長いスパン内
で積もりつもって、全体では大きな「ずれ」となってし
まうという問題がある。そのため、一定のモジュール
(製作基準寸法)に従って製作された他の建材等を、複
数のパネルで形成された壁等に取り付ける際、他の建材
等を一方側から順に取り付けていくと、全体での「ず
れ」の分だけ建材等との間に隙間ができてしまうことが
あり、その場合、何らかの補助部材等を設けたりする必
要があり、余分な手間がかかることとなる。
ネル同士の接合を当該パネル同士間の間隔を調整可能に
して行える構造体用ファスナーを提供することにある。
に、前述のようにパネル同士の間隔を調整可能に接合す
る構造体用ファスナー41を形成したものである。この
構造体用ファスナー41のファスナー本体42は、図6
に示すように板状部材で全体矩形状に形成されており、
その上下に形成され当該本体の平板部と直交して同一方
向に折り曲げられた上突出部42Aおよび下突出部42
Bとを有している。
心線を挟んで両側にそれぞれ第1、2の前記取り付け穴
13、14が、また、下部には、同様に中心線を挟んで
両側にそれぞれ第3、4の前記取り付け穴13、14が
明けられている。さらに、上下の取り付け穴13、14
との間には、中心線を挟んで第1、2の長穴15A、1
5Bが明けられている。これらの長穴15A、15Bは
パネル3、4の上下方向と90度未満の角度で交差し、
つまりそれぞれ下部が離れる方向に拡がる「ハ字状」に
なっている。このような取り付け穴13には前記第1ピ
ン16が、取り付け穴14には前記第2ピン17が、長
穴15A、15Bには前記第3ピン18がそれぞれ前述
と同じように差し込まれるようになっている。また、上
突出部42Aおよび下突出部42Bは、例えば木ハンマ
等で叩く等して力を加えファスナー本体42を上下方向
に移動させるためのものである。
Bに差し込んでファスナー本体42を第1、第2のパネ
ル3、4の所定位置に取り付けた後、図7(A)に示す
ように、ファスナー本体42の下突出部42Bを下側か
ら上に向けて叩けば、第3ピン18が長穴15A、15
Bに沿って移動するため、第1、第2のパネル3、4が
外側に移動することになり、つまり第1、第2のパネル
3、4間の間隔が広くなる。また、これとは逆に、ファ
スナー本体42の上突出部42Aを上側から下側に向け
て叩けば、第3ピン18が長穴42G、42Hに沿って
上方に移動するため、第1、第2のパネル3、4が内側
に移動することになり、つまり第1、第2のパネル3、
4間の間隔が狭くなる。
パネル3、4間の間隔を設定した後、各取り付け穴42
C〜42Fにそれぞれ第1ピン16、第2ピン17を差
し込んで固定し各パネル3、4同士を接合する。
実施形態の、と同様の作用、効果を得ることができ
る他、 ファスナー本体42の長穴15A、15Bがハ字状に
形成されており、この長穴15A、15Bに第3ピン1
8が係合しているので、ファスナー本体42の上下突出
部42A、42Bを叩くことにより、第3ピン18が上
下方向に移動することになり、各パネル3、4間の間隔
が接近したり離隔したりして調整可能となる。そのた
め、一定のモジュールに従って製作された他の建材等を
取りつける際でも、パネル間を建材等に位置合わせしな
がら調整して取り付けることができるので、互いの横方
向の「ずれ」をなくすことができるようになる。 ファスナー本体42は隣り合うパネル3、4の外側か
ら取り付けるようになっているので、分解、再組み立て
が容易であり、これにより、組み立て後の検査や、メン
テナンス等が容易に行える。 ファスナー本体42は上下の突出部42A、42Bを
有しており、これら突出部42A、42Bと内装材等と
の間には隙間があるので、この隙間を例えば配線等に利
用することができ、隙間の有効利用ができる等の効果が
ある。
れるものではなく、本発明の目的を達成できるものであ
れば、次に示すような変形形態でもよいものである。す
なわち、前記第1実施形態では、構造体用ファスナー1
1のファスナー本体12をL字形状としたが、これに限
らず、例えば、図8に示すような矩形状のファスナー本
体12’、あるいは図9に示すようなほぼH字形状のフ
ァスナー本体12''としてもよい。そして、このような
各実施形態でも前記第1実施形態の作用効果と同様の効
果を得ることができる。
ファスナー21のファスナー本体22をばね材で形成し
かつL字形状としたが、これに限らず、例えば、図10
に示すようなファスナー本体22’としてもよい。この
ファスナー本体22’は、第1パネル3側の垂直部22
B’と、第2パネル4側の垂直部22B’とを細幅の複
数の連結部22C’で連結したもので、この連結部22
C’が、パネル3、4に水平方向の力が加わったとき先
に反応する弾性部となっている。そして、このような実
施形態でも前記第2実施形態の作用効果と同様の効果を
得ることができる。
ァスナー41のファスナー本体42を、2つの長穴15
A、15Bがハ字状に形成されたものとしたが、これに
限らず、例えば、図10に示すようなファスナー本体4
2’としてもよい。このファスナー本体42’の1本の
長穴15’が斜めに形成され、残りの2本13’はファ
スナー本体42’の縦の辺と平行に形成されている。そ
して、1本の長穴15’により位置調整が可能となって
いるとともに、長穴13’に係合する第1ピン16と長
穴15’に係合する第3ピン18とにより、パネル3、
4同士の塑性変形も可能となっている。そして、このよ
うな実施形態でも前記第4実施形態の作用効果と同様の
効果を得ることができる。
ファスナー41のファスナー本体42は、上下の突出部
42A、42Bを叩くことにより上下いずれかに移動さ
せるようになっていたが、例えば、図12に示すように
レバー部材55を使用して調整できるようにしてもよ
い。この実施形態の構造体用ファスナー51におけるフ
ァスナー本体52は、前記第4実施形態のファスナー本
体42における上下の突出部42A、42Bを取り除い
た形状に形成されたものである。そして、レバー部材5
5は、頭部55Aと握り部55Bとを有し、頭部55A
には長穴55Cが形成されている。この長穴55Cには
第3ピン18が差し込まれ、さらにこの第3ピン18は
パネル3のナット部材にねじ込まれるようになってい
る。また、頭部55Aの長穴55Cと左右に隣り合う位
置には支点部材55Dが設けられ、この支点部材55D
は、レバー部材55の表面からファスナー本体52の孔
を貫通し、パネル4のナット部材に取り付けられるよう
になっている。
より、第3ピン18が長穴55Cに沿って移動すること
になり、これにより、隣り合うパネル3、4の間隔を調
整できるようになっている。調整完了後は、各ピン1
6、17でファスナー本体52と各パネル3、4とを固
定し、レバー部材55を取り外す。そして、このような
実施形態でも前記第4実施形態の作用効果と同様の効果
を得ることができる他、レバー部材55による調整なの
で、より微調整が可能となるという効果がある。
ァスナー41のファスナー本体42を、2つの長穴15
A、15Bがハ字状に形成されたものとしたが、これに
限らず、例えば、図13に示すようなファスナー本体4
2''としてもよい。このファスナー本体42''では、一
方のパネル4側に設けられる第3ピン18が長穴15’
に沿って移動することによりパネル3、4間の間隔を調
整するとともに、第1ピン16と長穴15’に係合する
第3ピン18とによりパネル3、4同士の塑性変形も可
能となっている。なお、このファスナー本体42''によ
るパネル3、4の間隔調整は、前記レバー部材55等を
使用することもできる。また、このようなファスナー本
体42''をばね部材で形成するとともに、その垂直部4
2B''を前記第2実施形態のファスナー本体22の垂直
部22Bと同様に細くして弾性部とし、水平部42A''
よりも先に反応させるようにしてもよい。
用ファスナーによれば、第1および第2の構造体がこれ
らに加えられる力により上下方向にずれる際、第1接合
部材および第2接合部材のいずれか一方が破断しても、
破断された部材側に形成された力吸収部により所定以上
の力が吸収されるので、所定の範囲内において構造体同
士の接合が離れずに塑性変形が容易にでき、これによ
り、建物の崩壊を防止できるようになる。
よれば、第1、第2の長穴がほぼハ字状に形成されてい
るので、ファスナー本体を上下方向に移動させることに
より、第1、2係合部が長穴に沿って上下方向に移動
し、これにより、第1、2の構造体が接近、離隔する。
そのため、第1、2の構造体間の間隔を調整でき、製作
基準通りに仕上げられた他の部材等との位置合わせが容
易となる。
ーを示す正面図である。
ネル間に架けわたした状態を示す正面図である。
たパネルの外力による塑性変形の状態を示す正面図であ
る。
ーを示す正面図である。
ーを示す正面図である。
ーを示す斜視図である。
用状態を示す作用図である。
用ファスナーを示す正面図である。
造体用ファスナーを示す正面図である。
体用ファスナーを示す正面図である。
体用ファスナーを示す正面図である。
構造体用ファスナーを示す正面図である。
に係る構造体用ファスナーを示す正面図である。
す全体斜視図である。
係を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 隣り合う第1および第2の構造体同士を
接合する構造体用ファスナーであって、ファスナー本体
と、このファスナー本体と前記第1の構造体とを接合す
る第1接合部材と、前記ファスナー本体と前記第2の構
造体とを接合する第2接合部材とを備え、前記第1およ
び第2の構造体に互いにずれる力が作用した際に、前記
第1接合部材および第2接合部材のいずれか一方が破断
されるとともに、前記力を吸収する力吸収部が前記ファ
スナー本体の前記破断されるいずれか一方の部材側に形
成されていることを特徴とする構造体用ファスナー。 - 【請求項2】 請求項1に記載の構造体用ファスナーに
おいて、前記力吸収部は、前記第1および第2の構造体
の少なくとも一方に設けられた係合部に係合可能なルー
ズホールであることを特徴とする構造体用ファスナー。 - 【請求項3】 請求項1に記載の構造体用ファスナーに
おいて、前記力吸収部は、力吸収部材の少なくとも一部
に形成された弾性部であることを特徴とする構造体用フ
ァスナー。 - 【請求項4】 請求項2に記載の構造体用ファスナーに
おいて、前記ルーズホールは複数形成され、これらのル
ーズホールは剛性の異なる構造体に対応可能に前記第1
接合部材または第2接合部材からの距離が異なっている
ことを特徴とする構造体用ファスナー。 - 【請求項5】 請求項2に記載の構造体用ファスナーに
おいて、前記係合部は、前記第1の構造体に設けられる
第1係合部と、前記第2の構造体に設けられる第2係合
部とを備え、前記ルーズホールは長穴とされるととも
に、前記第1係合部と係合するとともに前記構造体の上
下方向と90度未満の角度で交差する方向に形成される
第1の長穴と、前記第2係合部と係合するとともに前記
第1の長穴とは線対称に形成される第2の長穴とで構成
されていることを特徴とする構造体用ファスナー。 - 【請求項6】 請求項2または5に記載の構造体用ファ
スナーにおいて、前記ファスナー本体は、前記第1およ
び第2の構造体を接近、離隔させるレバー部材を備えて
構成されていることを特徴とする構造体用ファスナー。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP18970197A JP3871401B2 (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 構造体用ファスナー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18970197A JP3871401B2 (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 構造体用ファスナー |
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|---|---|
| JPH1136485A true JPH1136485A (ja) | 1999-02-09 |
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ID=16245755
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|---|---|---|---|
| JP18970197A Expired - Fee Related JP3871401B2 (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 構造体用ファスナー |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3871401B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006226049A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Hitachi Metals Techno Ltd | ダンパ |
| JP2007092417A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Daiwa House Ind Co Ltd | 柱梁等の軸組材同士の制振接合構造 |
| JP2018003261A (ja) * | 2016-06-27 | 2018-01-11 | 大和ハウス工業株式会社 | 外壁構造 |
| CN117449467A (zh) * | 2023-12-22 | 2024-01-26 | 西南石油大学 | 用于装配式楼板的连接结构及楼板装配方法 |
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-
1997
- 1997-07-15 JP JP18970197A patent/JP3871401B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| CN117449467B (zh) * | 2023-12-22 | 2024-03-08 | 西南石油大学 | 用于装配式楼板的连接结构及楼板装配方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3871401B2 (ja) | 2007-01-24 |
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