JPH1136664A - 動吸振器 - Google Patents
動吸振器Info
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- JPH1136664A JPH1136664A JP19273897A JP19273897A JPH1136664A JP H1136664 A JPH1136664 A JP H1136664A JP 19273897 A JP19273897 A JP 19273897A JP 19273897 A JP19273897 A JP 19273897A JP H1136664 A JPH1136664 A JP H1136664A
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Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】振動周期を長周期化させることができ、而も構
造体に設置後の周期調整を容易にできるようにする。 【解決手段】付加質量2を用いて構造体3の振動を抑え
るもので、構造体3の上面3aに固定された第1の積層
ゴム支承体4と、第1の積層ゴム支承体4の固定位置F
から所定距離だけ離間された付加質量2の下面2aに固
定された第2の積層ゴム支承体5と、第2の積層ゴム支
承体5の下面5aに固定され構造体3に対して転動可能
に当接される転がり支承体6と、1個の回り対偶を有す
る2個のリンク71,72から成り、一方のリンク71
が第1の積層ゴム支承体4および他方のリンク72が第
2の積層ゴム支承体5にそれぞれ固定されたリンク連結
機構7とを備えている。なお、リンク連結機構7は、連
結された2個のリンク71,72の長さを調整するリン
ク長調整手段74を有するものとする。
造体に設置後の周期調整を容易にできるようにする。 【解決手段】付加質量2を用いて構造体3の振動を抑え
るもので、構造体3の上面3aに固定された第1の積層
ゴム支承体4と、第1の積層ゴム支承体4の固定位置F
から所定距離だけ離間された付加質量2の下面2aに固
定された第2の積層ゴム支承体5と、第2の積層ゴム支
承体5の下面5aに固定され構造体3に対して転動可能
に当接される転がり支承体6と、1個の回り対偶を有す
る2個のリンク71,72から成り、一方のリンク71
が第1の積層ゴム支承体4および他方のリンク72が第
2の積層ゴム支承体5にそれぞれ固定されたリンク連結
機構7とを備えている。なお、リンク連結機構7は、連
結された2個のリンク71,72の長さを調整するリン
ク長調整手段74を有するものとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は動吸振器に係り、
特に、高層ビル、高層タワー、または大型客船等に用い
られる動吸振器に関する。
特に、高層ビル、高層タワー、または大型客船等に用い
られる動吸振器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、高層ビル、高層タワー等の風
揺れや、豪華客船等のローリング、ピッチングに対する
居住性を向上させるために動吸振器が用いられている。
この動吸振器は付加質量を振動させることにより高層ビ
ル、高層タワーや豪華客船等に生ずる振動を抑えるもの
で、ばねマス系の振動を利用したTMD(Tuned Mass D
amper)や、液体の揺動を利用したTLD(Tuned Liqui
d Damper)がある。
揺れや、豪華客船等のローリング、ピッチングに対する
居住性を向上させるために動吸振器が用いられている。
この動吸振器は付加質量を振動させることにより高層ビ
ル、高層タワーや豪華客船等に生ずる振動を抑えるもの
で、ばねマス系の振動を利用したTMD(Tuned Mass D
amper)や、液体の揺動を利用したTLD(Tuned Liqui
d Damper)がある。
【0003】TMDは、例えば図5(a)に示すよう
に、付加質量20を積層ゴム21で支持するもので、建
物22の最上部22aに設置されている。このようなT
MDは建物22に水平方向の力が加わると、付加質量2
0が建物22の変位方向とは逆方向に変位する。したが
って、付加質量20が振動しながら建物22に生じてい
る力を打ち消すことができる。
に、付加質量20を積層ゴム21で支持するもので、建
物22の最上部22aに設置されている。このようなT
MDは建物22に水平方向の力が加わると、付加質量2
0が建物22の変位方向とは逆方向に変位する。したが
って、付加質量20が振動しながら建物22に生じてい
る力を打ち消すことができる。
【0004】また、TLDは図5(b)に示すように、
付加質量としての水30を容器31に収容するもので、
建物32上に設置されている。この場合、水30と容器
31とがダンパを兼ねている。このようなTLDは建物
32に水平方向の力が加わると、容器31内の水30が
共振して振動エネルギーを建物32から水30の振動と
して吸収する。即ち、水30の摩擦や衝突によって振動
エネルギーを消費することができるので、建物32に生
じている力を打ち消すことができる。
付加質量としての水30を容器31に収容するもので、
建物32上に設置されている。この場合、水30と容器
31とがダンパを兼ねている。このようなTLDは建物
32に水平方向の力が加わると、容器31内の水30が
共振して振動エネルギーを建物32から水30の振動と
して吸収する。即ち、水30の摩擦や衝突によって振動
エネルギーを消費することができるので、建物32に生
じている力を打ち消すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、TMD
は積層ゴムをせん断で用いているために変形量を大きく
するには、段数を増やしたり横断面積を大きくしなけれ
ばならなかった。また、建物にTMDを設置後、周期を
調整するには、段数を増減したりばね要素の交換、増減
などをしなければならないので、工数が増える難点があ
った。さらに、TMDは、建物が揺れ始めた後に重りと
しての付加質量が反応し、振動が定常状態になって初め
て制御効果が表れるので、防振動作に時間がかかる。こ
のため、地震のような非定常外乱に対して初期には効果
が小さくなるので、一般的には揺れやすい構造の風揺れ
抑制用としてのみ使用されている。
は積層ゴムをせん断で用いているために変形量を大きく
するには、段数を増やしたり横断面積を大きくしなけれ
ばならなかった。また、建物にTMDを設置後、周期を
調整するには、段数を増減したりばね要素の交換、増減
などをしなければならないので、工数が増える難点があ
った。さらに、TMDは、建物が揺れ始めた後に重りと
しての付加質量が反応し、振動が定常状態になって初め
て制御効果が表れるので、防振動作に時間がかかる。こ
のため、地震のような非定常外乱に対して初期には効果
が小さくなるので、一般的には揺れやすい構造の風揺れ
抑制用としてのみ使用されている。
【0006】一方、TLDは微小な振動にも感度よく作
動し、また、周期調整は容器の大きさと水深で行うこと
ができる。これにより、揺れの固有振動数を同調させる
と共に適度に減衰させることができる。さらに、減衰は
水深の変化、ネット・棒・仕切板の設置、高粘性液の使
用、浮遊物の混入などによって制御することができる。
動し、また、周期調整は容器の大きさと水深で行うこと
ができる。これにより、揺れの固有振動数を同調させる
と共に適度に減衰させることができる。さらに、減衰は
水深の変化、ネット・棒・仕切板の設置、高粘性液の使
用、浮遊物の混入などによって制御することができる。
【0007】しかしながら、TMDと比較すると、重り
としての水の比重が鋼材の約八分の一と小さいので、容
積が大きくなる難点があった。なお、重りとして使用さ
れる液体は水以外でも鋼材の比重より小さいので容積は
大きくなる。本発明は、このような従来の難点を解決す
るためになされたもので、振動周期を長周期化させるこ
とができ、而も構造体に設置後の周期調整が容易になる
動吸振器を提供することを目的とする。
としての水の比重が鋼材の約八分の一と小さいので、容
積が大きくなる難点があった。なお、重りとして使用さ
れる液体は水以外でも鋼材の比重より小さいので容積は
大きくなる。本発明は、このような従来の難点を解決す
るためになされたもので、振動周期を長周期化させるこ
とができ、而も構造体に設置後の周期調整が容易になる
動吸振器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の動吸振器は、付加質量を用いて構造体の振動
を抑える動吸振器において、構造体の上面に固定された
第1の積層ゴム支承体と、第1の積層ゴム支承体の固定
位置から所定距離だけ離間された付加質量の下面に固定
された第2の積層ゴム支承体と、第2の積層ゴム支承体
の下面に固定され構造体に対して転動可能に当接される
転がり支承体と、1個の回り対偶を有する2個のリンク
から成り、一方のリンクが第1の積層ゴム支承体および
他方のリンクが第2の積層ゴム支承体にそれぞれ固定さ
れたリンク連結機構とを備えたものである。
る本発明の動吸振器は、付加質量を用いて構造体の振動
を抑える動吸振器において、構造体の上面に固定された
第1の積層ゴム支承体と、第1の積層ゴム支承体の固定
位置から所定距離だけ離間された付加質量の下面に固定
された第2の積層ゴム支承体と、第2の積層ゴム支承体
の下面に固定され構造体に対して転動可能に当接される
転がり支承体と、1個の回り対偶を有する2個のリンク
から成り、一方のリンクが第1の積層ゴム支承体および
他方のリンクが第2の積層ゴム支承体にそれぞれ固定さ
れたリンク連結機構とを備えたものである。
【0009】このように構成された本発明の動吸振器に
おいて、水平方向に力が加わると付加質量に第2の積層
ゴム支承体を介して固定された転がり支承体が構造体上
を移動する。この際、転がり支承体にリンク連結機構で
連結された第1の積層ゴム支承体と、第2の積層ゴム支
承体とは捩られるので、この第1の積層ゴム支承体およ
び第2の積層ゴム支承体の捩りによるばね作用により原
位置に復帰することができる。この第2の積層ゴム支承
体は、移動する転がり支承体にリンク連結機構で連結さ
れているので、支持物の水平変形量が大きくなり、ま
た、リンクの長さの作用により水平剛性を低下させるこ
とができる。これにより、振動周期を長周期化させるこ
とができる。また、付加質量の鉛直荷重は転がり支承体
が第2の積層ゴム支承体の下面に固定されているので、
第2の積層ゴム支承体と共に転がり支承体で安定した状
態で支持することができる。
おいて、水平方向に力が加わると付加質量に第2の積層
ゴム支承体を介して固定された転がり支承体が構造体上
を移動する。この際、転がり支承体にリンク連結機構で
連結された第1の積層ゴム支承体と、第2の積層ゴム支
承体とは捩られるので、この第1の積層ゴム支承体およ
び第2の積層ゴム支承体の捩りによるばね作用により原
位置に復帰することができる。この第2の積層ゴム支承
体は、移動する転がり支承体にリンク連結機構で連結さ
れているので、支持物の水平変形量が大きくなり、ま
た、リンクの長さの作用により水平剛性を低下させるこ
とができる。これにより、振動周期を長周期化させるこ
とができる。また、付加質量の鉛直荷重は転がり支承体
が第2の積層ゴム支承体の下面に固定されているので、
第2の積層ゴム支承体と共に転がり支承体で安定した状
態で支持することができる。
【0010】また、本発明の動吸振器においてリンク連
結機構は、連結された2個のリンクの長さを調整するリ
ンク長調整手段を有することが好ましい。これにより、
第1の積層ゴム支承体および第2の積層ゴム支承体の捩
り剛性を変化させることができるので、付加質量の重さ
を変えることなく周期を調整することができる。また、
構造体には転がり支承体が転動可能に当接される凹曲面
部を設けることが好ましい。これにより、水平方向に移
動した転がり支承体が凹曲面に沿って元の位置、即ち凹
曲面部の最深位置に戻ることができる。したがって、付
加質量は元の位置に完全に戻ることができる。
結機構は、連結された2個のリンクの長さを調整するリ
ンク長調整手段を有することが好ましい。これにより、
第1の積層ゴム支承体および第2の積層ゴム支承体の捩
り剛性を変化させることができるので、付加質量の重さ
を変えることなく周期を調整することができる。また、
構造体には転がり支承体が転動可能に当接される凹曲面
部を設けることが好ましい。これにより、水平方向に移
動した転がり支承体が凹曲面に沿って元の位置、即ち凹
曲面部の最深位置に戻ることができる。したがって、付
加質量は元の位置に完全に戻ることができる。
【0011】また、本発明の動吸振器においては、転が
り支承体は構造体に対して転動する転動部材を有し、こ
の転動部材は粘性流体に浸漬されているものが好まし
い。これにより、付加質量の振動を減衰させることがで
きる。また、本発明の動吸振器においては、構造体の転
がり支承体による転動範囲部に粘性弾性体をライニング
してもよい。これにより、付加質量の振動を減衰させる
ことができる。
り支承体は構造体に対して転動する転動部材を有し、こ
の転動部材は粘性流体に浸漬されているものが好まし
い。これにより、付加質量の振動を減衰させることがで
きる。また、本発明の動吸振器においては、構造体の転
がり支承体による転動範囲部に粘性弾性体をライニング
してもよい。これにより、付加質量の振動を減衰させる
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の動吸振器の実施の
一形態について図面を参照して説明する。本発明の動吸
振器は図1(a)、(b)に示すように、付加質量2を
用いて構造体3の振動を抑えるもので、構造体3の上面
3aに固定された第1の積層ゴム支承体4と、第1の積
層ゴム支承体4の固定位置Fから所定距離だけ離間され
た付加質量2の下面2aに固定された第2の積層ゴム支
承体5と、第2の積層ゴム支承体5の下面5aに固定さ
れ構造体3に対して転動可能に当接される転がり支承体
6と、第1の積層ゴム支承体4および第2の積層ゴム支
承体5を連結するリンク連結機構7とを備えている。
一形態について図面を参照して説明する。本発明の動吸
振器は図1(a)、(b)に示すように、付加質量2を
用いて構造体3の振動を抑えるもので、構造体3の上面
3aに固定された第1の積層ゴム支承体4と、第1の積
層ゴム支承体4の固定位置Fから所定距離だけ離間され
た付加質量2の下面2aに固定された第2の積層ゴム支
承体5と、第2の積層ゴム支承体5の下面5aに固定さ
れ構造体3に対して転動可能に当接される転がり支承体
6と、第1の積層ゴム支承体4および第2の積層ゴム支
承体5を連結するリンク連結機構7とを備えている。
【0013】第1の積層ゴム支承体4および第2の積層
ゴム支承体5はゴム層と金属板を層状に多数積層して構
成され、このゴム層には弾性機能に優れた天然ゴムまた
はクロロプレンゴムが用いられる。また、金属板はゴム
層との付着性から、ニッケル板、銅板、黄銅板またはニ
ッケルメッキ、銅メッキ、黄銅メッキを施した鋼板等が
用いられる。なお、付着する際、冷間接着剤を用いても
よい。
ゴム支承体5はゴム層と金属板を層状に多数積層して構
成され、このゴム層には弾性機能に優れた天然ゴムまた
はクロロプレンゴムが用いられる。また、金属板はゴム
層との付着性から、ニッケル板、銅板、黄銅板またはニ
ッケルメッキ、銅メッキ、黄銅メッキを施した鋼板等が
用いられる。なお、付着する際、冷間接着剤を用いても
よい。
【0014】転がり支承体6には転動部材である例えば
ボールベアリング8が構造体3上で転動可能に保持され
ている。この転がり支承体6のボールベアリング8の支
持点が、第2の積層ゴム支承体5の積層ゴムと重なるよ
うに、軸受11を介して第2の積層ゴム支承体5に固定
されている。これにより、付加質量2の鉛直荷重を、第
2の積層ゴム支承体5と共に転がり支承体6で、安定し
た状態で支持することができる。このような転がり支承
体6は特定の周期を有していないので、構造体3上を自
由に移動することができる。
ボールベアリング8が構造体3上で転動可能に保持され
ている。この転がり支承体6のボールベアリング8の支
持点が、第2の積層ゴム支承体5の積層ゴムと重なるよ
うに、軸受11を介して第2の積層ゴム支承体5に固定
されている。これにより、付加質量2の鉛直荷重を、第
2の積層ゴム支承体5と共に転がり支承体6で、安定し
た状態で支持することができる。このような転がり支承
体6は特定の周期を有していないので、構造体3上を自
由に移動することができる。
【0015】リンク連結機構7は1個の回り対偶を有す
る2個のリンク71、72から成るもので、シャフト7
3にて回動自在に固定されると共に、リンク71の支持
点71aが構造体3の上面3aに固定された第1の積層
ゴム支承体4の上面4aに固定され、リンク72の支持
点72aが第2の積層ゴム支承体5および軸受11間に
固定されている。また、リンク連結機構7は連結された
リンク71および(または)リンク72の長さを調整す
るリンク調整手段74を有している。このリンク調整手
段74は、本発明の動吸振器の水平剛性が第1の積層ゴ
ム支承体4および第2の積層ゴム支承体5の捩りばね定
数に依存するので、リンク連結機構7のリンク71およ
び(または)リンク72の長さを変更することにより捩
り剛性を変化させることが可能になる。即ち、リンク7
1、72の全長を長くすることにより捩り剛性を低くす
ることができ、リンク71、72の全長を短くすること
により捩り剛性を高くすることができる。これは、積層
ゴム支承体の捩り許容角度が同一ならば、リンクの全長
が長い程、水平変形量を大きくできるということを意味
する。
る2個のリンク71、72から成るもので、シャフト7
3にて回動自在に固定されると共に、リンク71の支持
点71aが構造体3の上面3aに固定された第1の積層
ゴム支承体4の上面4aに固定され、リンク72の支持
点72aが第2の積層ゴム支承体5および軸受11間に
固定されている。また、リンク連結機構7は連結された
リンク71および(または)リンク72の長さを調整す
るリンク調整手段74を有している。このリンク調整手
段74は、本発明の動吸振器の水平剛性が第1の積層ゴ
ム支承体4および第2の積層ゴム支承体5の捩りばね定
数に依存するので、リンク連結機構7のリンク71およ
び(または)リンク72の長さを変更することにより捩
り剛性を変化させることが可能になる。即ち、リンク7
1、72の全長を長くすることにより捩り剛性を低くす
ることができ、リンク71、72の全長を短くすること
により捩り剛性を高くすることができる。これは、積層
ゴム支承体の捩り許容角度が同一ならば、リンクの全長
が長い程、水平変形量を大きくできるということを意味
する。
【0016】このようなリンク調整手段74は、各リン
ク71,72に穿設された各長穴71b、72bと、各
長穴71b、72bにシャフト73を回動自在に固定さ
せるシャフトホルダ75A、75Bとから成るものであ
る。このシャフトホルダ75A、75Bは、リンク7
1,72の各長穴71b、72bに対して平行に穿設さ
れた固定ボルト用長穴71c、71d、72c、72d
に、固定ボルト76にて固定される。ここで、例えばリ
ンク72の長さを調整する場合には、シャフトホルダ7
5Bをリンク72に固定している固定ボルト76を緩
め、このシャフトホルダ75Bをリンク72の長穴72
bに沿って所定位置まで移動させ、固定ボルト76を固
定させる。これにより、リンク71,72の全長を変化
させることができる。
ク71,72に穿設された各長穴71b、72bと、各
長穴71b、72bにシャフト73を回動自在に固定さ
せるシャフトホルダ75A、75Bとから成るものであ
る。このシャフトホルダ75A、75Bは、リンク7
1,72の各長穴71b、72bに対して平行に穿設さ
れた固定ボルト用長穴71c、71d、72c、72d
に、固定ボルト76にて固定される。ここで、例えばリ
ンク72の長さを調整する場合には、シャフトホルダ7
5Bをリンク72に固定している固定ボルト76を緩
め、このシャフトホルダ75Bをリンク72の長穴72
bに沿って所定位置まで移動させ、固定ボルト76を固
定させる。これにより、リンク71,72の全長を変化
させることができる。
【0017】また、リンク連結機構7のリンク調整手段
は図2(a)、(b)に示すように、第1の積層ゴム支
承体4の上面4aに固定されたリンク71を、第1の積
層ゴム支承体4に対して移動可能にしてもよい。即ち、
リンク71に第1の積層ゴム支承体4を固定する固定ボ
ルト77を挿通させるための固定ボルト用長穴71e、
71fを、リンク71の長手方向に沿って穿設する。こ
のようなリンク調整手段によれば、第1の積層ゴム支承
体4にリンク71を固定している固定ボルト77を緩
め、このリンク71を固定ボルト用長穴71e、71f
に沿って所定位置まで移動させ、固定ボルト77を固定
させることにより、リンク71,72の全長を変化させ
ることができる。
は図2(a)、(b)に示すように、第1の積層ゴム支
承体4の上面4aに固定されたリンク71を、第1の積
層ゴム支承体4に対して移動可能にしてもよい。即ち、
リンク71に第1の積層ゴム支承体4を固定する固定ボ
ルト77を挿通させるための固定ボルト用長穴71e、
71fを、リンク71の長手方向に沿って穿設する。こ
のようなリンク調整手段によれば、第1の積層ゴム支承
体4にリンク71を固定している固定ボルト77を緩
め、このリンク71を固定ボルト用長穴71e、71f
に沿って所定位置まで移動させ、固定ボルト77を固定
させることにより、リンク71,72の全長を変化させ
ることができる。
【0018】なお、構造体3の上面3aには、転がり支
承体6のボールベアリング8を転動させるための軌道体
9を設けてもよい。このように構成された動吸振器の免
震動作について、以下、説明する。動吸振器は例えば図
3、図4に示すように、1つの円形から成る付加質量2
に対して、第1の積層ゴム支承体4、第2の積層ゴム支
承体5およびリンク連結機構7の組合わせ(以下、「吸
振部」という。)1A、1B、1Cがそれぞれ中心角1
20度の等間隔で構造体3上に設置されている。具体的
には、吸振部1A、1B、1Cの各第2の積層ゴム支承
体5が付加質量2の下面2aにそれぞれ中心角120度
の等間隔で固定され、各転がり支承体6を固定する各第
1の積層ゴム支承体4が、付加質量2の中心点O1と各
第1の積層ゴム支承体4の中心点とを結ぶ各直線L1、
L2、L3上に位置するような構造体3上に固定されてい
る。また、各第1の積層ゴム支承体4と各第2の積層ゴ
ム支承体5とを連結するリンク連結機構7が、それぞれ
同一方向に所定角度で屈曲するように設けられている。
なお、吸振部1A、1B、1Cの各転がり支承体6は、
構造体3の上面3aに固定された軌道体9上に載置され
ている。
承体6のボールベアリング8を転動させるための軌道体
9を設けてもよい。このように構成された動吸振器の免
震動作について、以下、説明する。動吸振器は例えば図
3、図4に示すように、1つの円形から成る付加質量2
に対して、第1の積層ゴム支承体4、第2の積層ゴム支
承体5およびリンク連結機構7の組合わせ(以下、「吸
振部」という。)1A、1B、1Cがそれぞれ中心角1
20度の等間隔で構造体3上に設置されている。具体的
には、吸振部1A、1B、1Cの各第2の積層ゴム支承
体5が付加質量2の下面2aにそれぞれ中心角120度
の等間隔で固定され、各転がり支承体6を固定する各第
1の積層ゴム支承体4が、付加質量2の中心点O1と各
第1の積層ゴム支承体4の中心点とを結ぶ各直線L1、
L2、L3上に位置するような構造体3上に固定されてい
る。また、各第1の積層ゴム支承体4と各第2の積層ゴ
ム支承体5とを連結するリンク連結機構7が、それぞれ
同一方向に所定角度で屈曲するように設けられている。
なお、吸振部1A、1B、1Cの各転がり支承体6は、
構造体3の上面3aに固定された軌道体9上に載置され
ている。
【0019】このように配置された動吸振器において、
水平方向に力が加わると、水平動に対して各吸振部1
A、1B、1Cの転がり支承体6が移動することにより
各リンク連結機構7が屈曲運動するので、この屈曲運動
により各転がり支承体6に各リンク連結機構7で連結さ
れた各第1の積層ゴム支承体4、および各第2の積層ゴ
ム支承体5には捩り変位が与えられる。この際、各転が
り支承体6には復元力が発生しないが、各第1の積層ゴ
ム支承体4および各第2の積層ゴム支承体5の捩りによ
るばね作用により原位置に復帰させることができる。こ
の各第2の積層ゴム支承体5は、移動する各転がり支承
体6に各リンク連結機構7で連結されているので、水平
変形量が大きくなり水平剛性を低下させることができ
る。これにより、振動周期を長周期化させることができ
る。また、第1の積層ゴム支承体4は無負荷状態なの
で、不安要因が除かれ、捩りによるばね作用を安定した
状態で発揮させることができる。
水平方向に力が加わると、水平動に対して各吸振部1
A、1B、1Cの転がり支承体6が移動することにより
各リンク連結機構7が屈曲運動するので、この屈曲運動
により各転がり支承体6に各リンク連結機構7で連結さ
れた各第1の積層ゴム支承体4、および各第2の積層ゴ
ム支承体5には捩り変位が与えられる。この際、各転が
り支承体6には復元力が発生しないが、各第1の積層ゴ
ム支承体4および各第2の積層ゴム支承体5の捩りによ
るばね作用により原位置に復帰させることができる。こ
の各第2の積層ゴム支承体5は、移動する各転がり支承
体6に各リンク連結機構7で連結されているので、水平
変形量が大きくなり水平剛性を低下させることができ
る。これにより、振動周期を長周期化させることができ
る。また、第1の積層ゴム支承体4は無負荷状態なの
で、不安要因が除かれ、捩りによるばね作用を安定した
状態で発揮させることができる。
【0020】また、動吸振器の水平剛性は、第1の積層
ゴム支承体4および第2の積層ゴム支承体5の捩りばね
定数に依存するので、リンク連結機構7のリンク調整手
段74でシャフト73の接合位置を移動してリンク7
1、72の位置長さを変更することにより、捩り剛性を
変化させることができる。これにより、付加質量2を変
えることなく周期を調整することができる。
ゴム支承体4および第2の積層ゴム支承体5の捩りばね
定数に依存するので、リンク連結機構7のリンク調整手
段74でシャフト73の接合位置を移動してリンク7
1、72の位置長さを変更することにより、捩り剛性を
変化させることができる。これにより、付加質量2を変
えることなく周期を調整することができる。
【0021】なお、円形の付加質量2に対する各吸振部
1A、1B、1Cの設置間隔は中心角120度に限らな
い。また、付加質量の形状は円形に限らず、構造体3に
生じている力を打ち消すことができれば、どのような形
状のものでもよい。さらに、付加質量2の振動を減衰さ
せる場合には、積層ゴムの中央部に鉛プラグが圧入され
た鉛プラグ入り積層ゴムや、高減衰積層ゴムを使用す
る。また、転がり支承体6が有するボールベアリング8
をシリコーンオイル等の粘性流体に浸漬させてもよく、
さらに構造体2の転がり支承体6による転動範囲部10
に高分子材料、粘弾性ゴム等の粘性弾性体をライニング
してもよい(図1)。これにより、転がり運動が減衰さ
れる。なお、これらを併用すれば減衰能力を高めること
ができる。
1A、1B、1Cの設置間隔は中心角120度に限らな
い。また、付加質量の形状は円形に限らず、構造体3に
生じている力を打ち消すことができれば、どのような形
状のものでもよい。さらに、付加質量2の振動を減衰さ
せる場合には、積層ゴムの中央部に鉛プラグが圧入され
た鉛プラグ入り積層ゴムや、高減衰積層ゴムを使用す
る。また、転がり支承体6が有するボールベアリング8
をシリコーンオイル等の粘性流体に浸漬させてもよく、
さらに構造体2の転がり支承体6による転動範囲部10
に高分子材料、粘弾性ゴム等の粘性弾性体をライニング
してもよい(図1)。これにより、転がり運動が減衰さ
れる。なお、これらを併用すれば減衰能力を高めること
ができる。
【0022】また、構造体2の転がり支承体6による転
動範囲部10に中心部が最深となる凹曲面部を設けるこ
とにより、水平方向に移動した転がり支承体6が凹曲面
部に沿って元の位置、即ち凹曲面部の最深位置に戻すこ
とができる(図1)。
動範囲部10に中心部が最深となる凹曲面部を設けるこ
とにより、水平方向に移動した転がり支承体6が凹曲面
部に沿って元の位置、即ち凹曲面部の最深位置に戻すこ
とができる(図1)。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の動吸振
器によれば、リンク連結機構の屈曲運動と共に第1の積
層ゴム支承体および第2の積層ゴム支承体の捩りによる
ばね作用により水平動を免震することができるので、振
動周期を長周期化させることができる。これにより、一
般に周期の長い高層ビルの安全性を高めることができ
る。
器によれば、リンク連結機構の屈曲運動と共に第1の積
層ゴム支承体および第2の積層ゴム支承体の捩りによる
ばね作用により水平動を免震することができるので、振
動周期を長周期化させることができる。これにより、一
般に周期の長い高層ビルの安全性を高めることができ
る。
【0024】また、リンク連結機構のリンク長調整手段
でリンク長さを変更することにより捩り剛性を変えるこ
とができるので、付加質量を変えることなく周期を調整
できるようになる。これにより、構造体に設置後の周期
調整が容易になり、また付加質量の増減による施工コス
トを下げることができる。さらに、積層ゴムの水平剛性
ではなく捩り剛性によって支持系の水平剛性が決定され
ることから、変形量が積層ゴムの断面積や厚さに支配さ
れないので大変形を得ることができ、また、水平剛性を
低下させると共に変形時も安定した荷重支持能力を発揮
できるので座屈安定性を得られると共に積層ゴムを小型
化・軽量化させることができる。
でリンク長さを変更することにより捩り剛性を変えるこ
とができるので、付加質量を変えることなく周期を調整
できるようになる。これにより、構造体に設置後の周期
調整が容易になり、また付加質量の増減による施工コス
トを下げることができる。さらに、積層ゴムの水平剛性
ではなく捩り剛性によって支持系の水平剛性が決定され
ることから、変形量が積層ゴムの断面積や厚さに支配さ
れないので大変形を得ることができ、また、水平剛性を
低下させると共に変形時も安定した荷重支持能力を発揮
できるので座屈安定性を得られると共に積層ゴムを小型
化・軽量化させることができる。
【図1】本発明の動吸振器の実施の一形態を示す説明図
で、(a)は側面図、(b)は(a)の部分上面図。
で、(a)は側面図、(b)は(a)の部分上面図。
【図2】本発明の動吸振器に使用されるリンク長調整手
段の他の実施例を示す説明図で、(a)は側面図、
(b)は下面図。
段の他の実施例を示す説明図で、(a)は側面図、
(b)は下面図。
【図3】本発明の動吸振器の配置状態を示す説明図。
【図4】図3の動吸振器の側面を示す説明図。
【図5】従来の動吸振器を示す図で、(a)はTMDの
動作説明図、(b)はTLDのの動作説明図。
動作説明図、(b)はTLDのの動作説明図。
2・・・・・付加質量 3・・・・・構造体 4・・・・・第1の積層ゴム支承体 5・・・・・第2の積層ゴム支承体 6・・・・・転がり支承体 7・・・・・リンク連結機構 8・・・・・ボールベアリング(転動部材) 10・・・・・転動範囲部 71、72・・・・・2個のリンク 74・・・・・リンク長調整手段
Claims (5)
- 【請求項1】付加質量を用いて構造体の振動を抑える動
吸振器において、前記構造体の上面に固定された第1の
積層ゴム支承体と、前記第1の積層ゴム支承体の固定位
置から所定距離だけ離間された前記付加質量の下面に固
定された第2の積層ゴム支承体と、前記第2の積層ゴム
支承体の下面に固定され前記構造体に対して転動可能に
当接される転がり支承体と、1個の回り対偶を有する2
個のリンクから成り、一方の前記リンクが前記第1の積
層ゴム支承体および他方の前記リンクが前記第2の積層
ゴム支承体にそれぞれ固定されたリンク連結機構とを備
えたことを特徴とする動吸振器。 - 【請求項2】前記リンク連結機構は連結された前記2個
のリンクの長さを調整するリンク長調整手段を有するこ
とを特徴とする請求項1記載の動吸振器。 - 【請求項3】前記構造体には前記転がり支承体が転動可
能に当接される凹曲面部が設けられたことを特徴とする
請求項1または2記載の動吸振器。 - 【請求項4】前記転がり支承体は前記構造体に対して転
動する転動部材を有し、前記転動部材は粘性流体に浸漬
されていることを特徴とする請求項1または2記載の動
吸振器。 - 【請求項5】前記構造体の前記転がり支承体による転動
範囲部には粘弾性体をライニングしたことを特徴とする
請求項1または2記載の動吸振器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19273897A JP3329698B2 (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 動吸振器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19273897A JP3329698B2 (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 動吸振器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1136664A true JPH1136664A (ja) | 1999-02-09 |
| JP3329698B2 JP3329698B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=16296248
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19273897A Expired - Fee Related JP3329698B2 (ja) | 1997-07-17 | 1997-07-17 | 動吸振器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3329698B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003097636A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Daiwa House Ind Co Ltd | 摩擦ダンパー |
| EP2147170A4 (en) * | 2007-05-21 | 2016-08-10 | Skidmore Owings & Merrill Llp | SEISMIC STRUCTURAL ELEMENT |
| WO2019113718A1 (es) * | 2017-12-11 | 2019-06-20 | Universidad De Chile | Disipador de masa sintonizada bidireccional en base a multiples palancas compuestas |
| JP2020029951A (ja) * | 2018-08-24 | 2020-02-27 | 三菱重工業株式会社 | 振動抑制装置及びプラント |
| WO2020239590A1 (en) * | 2019-05-24 | 2020-12-03 | Soh Wind Tunnels Aps | Pendulum mass damper |
-
1997
- 1997-07-17 JP JP19273897A patent/JP3329698B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003097636A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Daiwa House Ind Co Ltd | 摩擦ダンパー |
| EP2147170A4 (en) * | 2007-05-21 | 2016-08-10 | Skidmore Owings & Merrill Llp | SEISMIC STRUCTURAL ELEMENT |
| WO2019113718A1 (es) * | 2017-12-11 | 2019-06-20 | Universidad De Chile | Disipador de masa sintonizada bidireccional en base a multiples palancas compuestas |
| JP2020029951A (ja) * | 2018-08-24 | 2020-02-27 | 三菱重工業株式会社 | 振動抑制装置及びプラント |
| WO2020239590A1 (en) * | 2019-05-24 | 2020-12-03 | Soh Wind Tunnels Aps | Pendulum mass damper |
| EP3976906B1 (en) * | 2019-05-24 | 2024-02-14 | Soh Wind Tunnels ApS | Pendulum mass damper |
| US12031352B2 (en) | 2019-05-24 | 2024-07-09 | Soh Wind Tunnels Aps | Pendulum mass damper |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3329698B2 (ja) | 2002-09-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020611 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |