JPH1136978A - 内燃機関用ピストン - Google Patents
内燃機関用ピストンInfo
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- JPH1136978A JPH1136978A JP9207318A JP20731897A JPH1136978A JP H1136978 A JPH1136978 A JP H1136978A JP 9207318 A JP9207318 A JP 9207318A JP 20731897 A JP20731897 A JP 20731897A JP H1136978 A JPH1136978 A JP H1136978A
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- skirt
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- ring land
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F3/00—Pistons
- F02F3/0076—Pistons the inside of the pistons being provided with ribs or fins
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2201/00—Metals
- F05C2201/02—Light metals
- F05C2201/021—Aluminium
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スラスト力の分散を図り、面圧を低下させる
ことができ、また、ピストンの摺動運動時における摩擦
損失の増大を抑制すると共に、騒音の発生を防止するこ
とが可能な内燃機関用ピストンを提供する。 【解決手段】 ピストン1に、冠面部2に続くリングラ
ンド部3と、このリングランド部3の下側に形成された
ピンボス部6と、このピンボス部6に形成されたピスト
ンピン孔7と、リングランド部3に続くスカート部4を
設ける。スカート部4は、スラスト側のスカート部4a
の面積を、反スラスト側のスカート部4bの面積よりも
大きく形成する。スラスト側のスカート部4aの肉厚
を、ピストンピン孔7の軸線X1に対して略直角な位置
の円周方向両側において、リングランド部3に近い側
(C領域)及び遠い側(D領域)が共に中央部分(E領
域)よりも薄肉とされ、それらの間の肉厚が徐々に変化
するように形成した。
ことができ、また、ピストンの摺動運動時における摩擦
損失の増大を抑制すると共に、騒音の発生を防止するこ
とが可能な内燃機関用ピストンを提供する。 【解決手段】 ピストン1に、冠面部2に続くリングラ
ンド部3と、このリングランド部3の下側に形成された
ピンボス部6と、このピンボス部6に形成されたピスト
ンピン孔7と、リングランド部3に続くスカート部4を
設ける。スカート部4は、スラスト側のスカート部4a
の面積を、反スラスト側のスカート部4bの面積よりも
大きく形成する。スラスト側のスカート部4aの肉厚
を、ピストンピン孔7の軸線X1に対して略直角な位置
の円周方向両側において、リングランド部3に近い側
(C領域)及び遠い側(D領域)が共に中央部分(E領
域)よりも薄肉とされ、それらの間の肉厚が徐々に変化
するように形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用ピスト
ンに関する。
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用ピストンは、シリンダ内に所
定の隙間をもって配置され、このシリンダ内を往復動す
る。このとき、コネクティングロッドが右側に傾斜した
状態から左側に傾斜した状態に変化しつつピストンを支
持するから、このピストンは右方向または左方向のサイ
ドフォースによってシリンダ内面に押しつけられながら
往復摺動することになる。
定の隙間をもって配置され、このシリンダ内を往復動す
る。このとき、コネクティングロッドが右側に傾斜した
状態から左側に傾斜した状態に変化しつつピストンを支
持するから、このピストンは右方向または左方向のサイ
ドフォースによってシリンダ内面に押しつけられながら
往復摺動することになる。
【0003】前記サイドフォースが大きく、局部的なス
ラスト力がシリンダ内面に作用すると焼付き等の不具合
を生じることになるから、ピストンのスカート部がシリ
ンダ内面に接触する面積を大きくしてスラスト力を分散
させ、面圧を低下させることは不具合の回避に有効であ
る。
ラスト力がシリンダ内面に作用すると焼付き等の不具合
を生じることになるから、ピストンのスカート部がシリ
ンダ内面に接触する面積を大きくしてスラスト力を分散
させ、面圧を低下させることは不具合の回避に有効であ
る。
【0004】しかしながら、前記ピストンのスカート部
がシリンダ内面に接触する面積を大きくすると、ピスト
ンの摺動運動における摩擦損失が大きくなる。
がシリンダ内面に接触する面積を大きくすると、ピスト
ンの摺動運動における摩擦損失が大きくなる。
【0005】このため、例えば実開昭64−3054号
公報に示されるように、膨張行程でシリンダ内面に接
し、大きなスラスト力が作用するスラスト側のスカート
部の面積を大きくし、反スラスト側のスカート部の面積
を小さくした非対称形のピストンが提案されている。
公報に示されるように、膨張行程でシリンダ内面に接
し、大きなスラスト力が作用するスラスト側のスカート
部の面積を大きくし、反スラスト側のスカート部の面積
を小さくした非対称形のピストンが提案されている。
【0006】これによって、スラスト力の分散を図り、
面圧を低下させることができると共に、摩擦損失の増大
を抑制することができる内燃機関用ピストンが得られ
る。
面圧を低下させることができると共に、摩擦損失の増大
を抑制することができる内燃機関用ピストンが得られ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ピスト
ンがシリンダ内を摺動運動している状態において、サイ
ドフォースがその方向を変える際に、ピストンが一方か
ら他方へ移動して、シリンダ内面と衝突してピストンス
ラップを生じ、騒音を生じる虞がある。
ンがシリンダ内を摺動運動している状態において、サイ
ドフォースがその方向を変える際に、ピストンが一方か
ら他方へ移動して、シリンダ内面と衝突してピストンス
ラップを生じ、騒音を生じる虞がある。
【0008】前記騒音の発生に対する対策としては、ピ
ストンのスカート部が特にその下端側においてシリンダ
内面に緩やかに接するようにすることが効果的であると
ころ、前記従来例にあっては、スカート部の肉厚が略一
定に形成してあり、この厚さは、エンジンの高出力時に
おける大きなサイドフォースに耐え得る剛性を確保する
ことに着目して、その寸法が選択されている。
ストンのスカート部が特にその下端側においてシリンダ
内面に緩やかに接するようにすることが効果的であると
ころ、前記従来例にあっては、スカート部の肉厚が略一
定に形成してあり、この厚さは、エンジンの高出力時に
おける大きなサイドフォースに耐え得る剛性を確保する
ことに着目して、その寸法が選択されている。
【0009】このため、前記従来例にあっては、エンジ
ンの高出力時には十分な剛性を有しており、また、ピス
トンの摺動運動時における摩擦損失を抑制することがで
きるけれども、ピストンのスカート部がシリンダ内面に
衝突したときに、騒音が発生する虞がある。
ンの高出力時には十分な剛性を有しており、また、ピス
トンの摺動運動時における摩擦損失を抑制することがで
きるけれども、ピストンのスカート部がシリンダ内面に
衝突したときに、騒音が発生する虞がある。
【0010】本発明は斯かる従来の実情に鑑みて案出さ
れたもので、スラスト力の分散を図り、面圧を低下させ
ることができ、また、ピストンの摺動運動時における摩
擦損失の増大を抑制すると共に、騒音の発生を防止する
ことが可能な内燃機関用ピストンを提供することを目的
とする。
れたもので、スラスト力の分散を図り、面圧を低下させ
ることができ、また、ピストンの摺動運動時における摩
擦損失の増大を抑制すると共に、騒音の発生を防止する
ことが可能な内燃機関用ピストンを提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、冠面部に続くリングランド部と、このリングラ
ンド部の下側に形成されたピンボス部と、このピンボス
部に形成されたピストンピン孔と、前記リングランド部
に続くスカート部とを備えてなり、膨張行程でシリンダ
内面に接するスラスト側のスカート部の面積が、反スラ
スト側のスカート部の面積よりも大きく形成されてなる
内燃機関用ピストンにおいて、前記スラスト側における
スカート部の肉厚が、前記ピストンピン孔の軸線に対し
て略直角な位置の円周方向両側において、リングランド
部に近い側及び遠い側が共に中央部分よりも薄肉とさ
れ、それらの間の肉厚が徐々に変化するように形成され
た構成にしてある。
発明は、冠面部に続くリングランド部と、このリングラ
ンド部の下側に形成されたピンボス部と、このピンボス
部に形成されたピストンピン孔と、前記リングランド部
に続くスカート部とを備えてなり、膨張行程でシリンダ
内面に接するスラスト側のスカート部の面積が、反スラ
スト側のスカート部の面積よりも大きく形成されてなる
内燃機関用ピストンにおいて、前記スラスト側における
スカート部の肉厚が、前記ピストンピン孔の軸線に対し
て略直角な位置の円周方向両側において、リングランド
部に近い側及び遠い側が共に中央部分よりも薄肉とさ
れ、それらの間の肉厚が徐々に変化するように形成され
た構成にしてある。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成のうち、前記スラスト側におけるスカー
ト部の中央部分の肉厚が、ピストンピン孔の軸線に対し
て略直角な位置から円周方向に向けて徐々に厚肉となる
ように形成した構成にしてある。
載の発明の構成のうち、前記スラスト側におけるスカー
ト部の中央部分の肉厚が、ピストンピン孔の軸線に対し
て略直角な位置から円周方向に向けて徐々に厚肉となる
ように形成した構成にしてある。
【0013】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成のうち、前記スラスト側におけるスカー
ト部の肉厚が、ピストンピン孔の軸線に対して略直角な
位置においては略一定に形成した構成にしてある。
載の発明の構成のうち、前記スラスト側におけるスカー
ト部の肉厚が、ピストンピン孔の軸線に対して略直角な
位置においては略一定に形成した構成にしてある。
【0014】斯かる構成によれば、前記ピストンは図外
のエンジンのシリンダ内に組込まれて作動し、右方向ま
たは左方向のサイドフォースによってシリンダ内面に押
しつけられながら往復摺動する。
のエンジンのシリンダ内に組込まれて作動し、右方向ま
たは左方向のサイドフォースによってシリンダ内面に押
しつけられながら往復摺動する。
【0015】このとき、前記ピストンは、大きなスラス
ト力が作用するスラスト側のスカート部の面積が、反ス
ラスト側のスカート部の面積よりも大きく、所謂非対称
形状に形成してあることによって、大きなスラスト力に
対する受圧面積を大きく確保してスラスト力の分散が図
られ、面圧が低く抑えられると共に、摩擦損失の増大が
抑制され、円滑な作動が成就される。
ト力が作用するスラスト側のスカート部の面積が、反ス
ラスト側のスカート部の面積よりも大きく、所謂非対称
形状に形成してあることによって、大きなスラスト力に
対する受圧面積を大きく確保してスラスト力の分散が図
られ、面圧が低く抑えられると共に、摩擦損失の増大が
抑制され、円滑な作動が成就される。
【0016】一方、前記ピストンの往復摺動運動状態に
おいて、サイドフォースがその方向を変える際に、ピス
トンが一方から他方へ移動して、シリンダ内面と衝突し
てピストンスラップを生じ、騒音を生じる虞があるとこ
ろ、本発明にあっては、これらを有利に解決し得る。
おいて、サイドフォースがその方向を変える際に、ピス
トンが一方から他方へ移動して、シリンダ内面と衝突し
てピストンスラップを生じ、騒音を生じる虞があるとこ
ろ、本発明にあっては、これらを有利に解決し得る。
【0017】即ち、本発明のピストンは、前記スラスト
側におけるスカート部の肉厚が、ピストンピン孔の軸線
に対して略直角な位置の円周方向両側において、リング
ランド部に近い側及び遠い側が共に中央部分よりも薄肉
とされ、それらの間の肉厚が徐々に変化するように形成
してある。
側におけるスカート部の肉厚が、ピストンピン孔の軸線
に対して略直角な位置の円周方向両側において、リング
ランド部に近い側及び遠い側が共に中央部分よりも薄肉
とされ、それらの間の肉厚が徐々に変化するように形成
してある。
【0018】このため、前記ピストンは、サイドフォー
スの方向が変わってシリンダ内面に接するとき、スカー
ト部の下端側の剛性が低くなった薄肉部分から緩やかに
接することになる。これにより、ピストンスラップが緩
和され、騒音の発生が防止される。
スの方向が変わってシリンダ内面に接するとき、スカー
ト部の下端側の剛性が低くなった薄肉部分から緩やかに
接することになる。これにより、ピストンスラップが緩
和され、騒音の発生が防止される。
【0019】また、エンジンの高出力時に生じる大きな
スラスト力に対しては、厚肉となったスカート部で十分
な剛性をもって支持する。
スラスト力に対しては、厚肉となったスカート部で十分
な剛性をもって支持する。
【0020】したがって、スラスト力の分散を図り、面
圧を低下させることができ、また、ピストンの摺動運動
時における摩擦損失の増大を抑制することができると共
に、騒音の発生を防止することが可能な内燃機関用ピス
トンが得られる。
圧を低下させることができ、また、ピストンの摺動運動
時における摩擦損失の増大を抑制することができると共
に、騒音の発生を防止することが可能な内燃機関用ピス
トンが得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳述する。
面に基づいて詳述する。
【0022】図1は本発明の実施の形態を示す内燃機関
用ピストンの断面図、図2は図1のA−A線断面図、図
3は図1のB−B線断面図、図4は図2のC−C線断面
を拡大して示す図面である。
用ピストンの断面図、図2は図1のA−A線断面図、図
3は図1のB−B線断面図、図4は図2のC−C線断面
を拡大して示す図面である。
【0023】図において符番1で示す内燃機関用ピスト
ンは、アルミニウム合金材料から形成されており、図1
において最上端の冠面部2と、この冠面部2に続くリン
グランド部3と、このリングランド部3に続くスカート
部4とを備えている。また、前記リングランド部3に
は、この実施の形態において3本のピストンリング溝5
が形成してある。
ンは、アルミニウム合金材料から形成されており、図1
において最上端の冠面部2と、この冠面部2に続くリン
グランド部3と、このリングランド部3に続くスカート
部4とを備えている。また、前記リングランド部3に
は、この実施の形態において3本のピストンリング溝5
が形成してある。
【0024】6は前記リングランド部3の下側に形成さ
れたピンボス部で、このピンボス部6はピストン1の軸
線(軸心線)Y1の両側に対峙して形成してある(図2
参照)。前記ピンボス部6にはピストンピン孔7が貫通
して形成してあり、このピストンピン孔7はその軸線
(軸心線)X1が、ピストン1の軸線Y1に対して略直
角となるように形成してある。
れたピンボス部で、このピンボス部6はピストン1の軸
線(軸心線)Y1の両側に対峙して形成してある(図2
参照)。前記ピンボス部6にはピストンピン孔7が貫通
して形成してあり、このピストンピン孔7はその軸線
(軸心線)X1が、ピストン1の軸線Y1に対して略直
角となるように形成してある。
【0025】前記スカート部4は、ピンボス部6に形成
したピストンピン孔7の軸線X1に対して略直角な領域
にのみ形成されており、スラスト側のスカート部4aの
面積が、反スラスト側のスカート部4bの面積よりも大
きく形成してある。つまり、前記スカート部4(スラス
ト側のスカート部4a及び反スラスト側のスカート部4
b)はピストンピン孔7の軸線X1に対して非対称に形
成してある。
したピストンピン孔7の軸線X1に対して略直角な領域
にのみ形成されており、スラスト側のスカート部4aの
面積が、反スラスト側のスカート部4bの面積よりも大
きく形成してある。つまり、前記スカート部4(スラス
ト側のスカート部4a及び反スラスト側のスカート部4
b)はピストンピン孔7の軸線X1に対して非対称に形
成してある。
【0026】また、前記スカート部4とピンボス部6と
は接続ビーム8で連結してある。即ち、前記接続ビーム
8はピンボス部6の外周側からスラスト側スカート部4
aの端部及び反スラスト側スカート部4bの端部にそれ
ぞれ延びており、その上端側はリングランド部3に連な
っている。
は接続ビーム8で連結してある。即ち、前記接続ビーム
8はピンボス部6の外周側からスラスト側スカート部4
aの端部及び反スラスト側スカート部4bの端部にそれ
ぞれ延びており、その上端側はリングランド部3に連な
っている。
【0027】前記スラスト側のスカート部4aの肉厚
は、ピストンピン孔7の軸線X1に対して略直角な位置
の円周方向両側において、リングランド部3に近い側
(C領域)及び遠い側(D領域)が共に中央部分(E領
域)よりも薄肉とされ、それらの間(F領域及びG領
域)の肉厚が徐々に変化するように形成してある(図4
参照)。
は、ピストンピン孔7の軸線X1に対して略直角な位置
の円周方向両側において、リングランド部3に近い側
(C領域)及び遠い側(D領域)が共に中央部分(E領
域)よりも薄肉とされ、それらの間(F領域及びG領
域)の肉厚が徐々に変化するように形成してある(図4
参照)。
【0028】即ち、前記スラスト側のスカート部4aの
内周側は、中間部分のE領域においては図2(図1のA
−A断面図)に示すように、ピストンピン孔7の軸線X
1から直角方向にla寸法だけ近付いた位置に中心を持
つ半径RAの円弧状に形成され(図2参照)、C領域に
おいては(図1のB−B断面図)に示すように、ピスト
ンピン孔7の軸線X1上に中心を持つ半径RBの円弧状
に形成されている(図3参照)。また、前記D領域にお
いては、C領域と同様に、ピストンピン孔7の軸線X1
上に中心を持つ半径RBの円弧状に形成されている。
内周側は、中間部分のE領域においては図2(図1のA
−A断面図)に示すように、ピストンピン孔7の軸線X
1から直角方向にla寸法だけ近付いた位置に中心を持
つ半径RAの円弧状に形成され(図2参照)、C領域に
おいては(図1のB−B断面図)に示すように、ピスト
ンピン孔7の軸線X1上に中心を持つ半径RBの円弧状
に形成されている(図3参照)。また、前記D領域にお
いては、C領域と同様に、ピストンピン孔7の軸線X1
上に中心を持つ半径RBの円弧状に形成されている。
【0029】また、前記C領域とE領域との間のF領域
及びE領域とD領域との間のG領域においては、中心位
置がピストンピン孔7の軸線X1上からla寸法までの
間で徐々に移動し、かつ半径がRB寸法からRA寸法に
徐々に変化する円弧状に形成されており、これによっ
て、C領域、E領域及びD領域の間の肉厚が徐々に滑ら
かに変化するようになっている。つまり、前記C領域と
E領域との間の肉厚が、C領域からE領域に向かって徐
々に滑らかに変化すると共に、E領域とD領域との間の
肉厚が、E領域からD領域に向かって徐々に滑らかに変
化するようになっている。
及びE領域とD領域との間のG領域においては、中心位
置がピストンピン孔7の軸線X1上からla寸法までの
間で徐々に移動し、かつ半径がRB寸法からRA寸法に
徐々に変化する円弧状に形成されており、これによっ
て、C領域、E領域及びD領域の間の肉厚が徐々に滑ら
かに変化するようになっている。つまり、前記C領域と
E領域との間の肉厚が、C領域からE領域に向かって徐
々に滑らかに変化すると共に、E領域とD領域との間の
肉厚が、E領域からD領域に向かって徐々に滑らかに変
化するようになっている。
【0030】したがって、前記スラスト側のスカート部
4aの中央部分(E領域)の肉厚は、ピストンピン孔7
の軸線X1に対して略直角な位置から円周方向に向けて
徐々に厚肉となるように形成されていることになる。
4aの中央部分(E領域)の肉厚は、ピストンピン孔7
の軸線X1に対して略直角な位置から円周方向に向けて
徐々に厚肉となるように形成されていることになる。
【0031】また、前記ピストンピン孔7の軸線X1に
対して略直角な位置における肉厚は、図1のA−A断面
(E領域の断面)における肉厚t1(図2参照)がB−
B断面(C領域及びD領域の断面)における肉厚t2
(図3参照)よりも厚く形成されるか、または両者等し
い寸法に形成されている。
対して略直角な位置における肉厚は、図1のA−A断面
(E領域の断面)における肉厚t1(図2参照)がB−
B断面(C領域及びD領域の断面)における肉厚t2
(図3参照)よりも厚く形成されるか、または両者等し
い寸法に形成されている。
【0032】斯かる構成によれば、前記ピストン1は図
外のエンジンのシリンダ内に組込まれて作動する。
外のエンジンのシリンダ内に組込まれて作動する。
【0033】この場合に、図外のコネクティングロッド
が右側に傾斜した状態から左側に傾斜した状態に変化し
つつピストン1を支持するから、このピストン1は右方
向または左方向のサイドフォースによってシリンダ内面
に押しつけられながら往復摺動することになる。
が右側に傾斜した状態から左側に傾斜した状態に変化し
つつピストン1を支持するから、このピストン1は右方
向または左方向のサイドフォースによってシリンダ内面
に押しつけられながら往復摺動することになる。
【0034】このとき、前記ピストン1は、大きなスラ
スト力が作用するスラスト側のスカート部4aの面積
が、反スラスト側のスカート部4bの面積よりも大き
く、所謂非対称形状に形成してあることによって、大き
なスラスト力に対する受圧面積を大きく確保してスラス
ト力の分散が図られ、面圧が低く抑えられると共に、摩
擦損失の増大が抑制され、円滑な作動が成就される。
スト力が作用するスラスト側のスカート部4aの面積
が、反スラスト側のスカート部4bの面積よりも大き
く、所謂非対称形状に形成してあることによって、大き
なスラスト力に対する受圧面積を大きく確保してスラス
ト力の分散が図られ、面圧が低く抑えられると共に、摩
擦損失の増大が抑制され、円滑な作動が成就される。
【0035】一方、前記ピストン1の往復摺動運動状態
において、サイドフォースがその方向を変える際に、ピ
ストン1が一方から他方へ移動して、シリンダ内面と衝
突してピストンスラップを生じ、騒音を生じる虞がある
ところ、本発明にあっては、これらが有利に解決され
る。
において、サイドフォースがその方向を変える際に、ピ
ストン1が一方から他方へ移動して、シリンダ内面と衝
突してピストンスラップを生じ、騒音を生じる虞がある
ところ、本発明にあっては、これらが有利に解決され
る。
【0036】即ち、本発明のピストン1は、前記スラス
ト側のスカート部4aの肉厚が、ピストンピン孔7の軸
線X1に対して略直角な位置の両側において、リングラ
ンド部3に近い側(C領域)及び遠い側(D領域)が共
に中央部分(E領域)よりも薄肉とされ、それらの間
(F領域及びG領域)が徐々に変化するように形成して
ある。
ト側のスカート部4aの肉厚が、ピストンピン孔7の軸
線X1に対して略直角な位置の両側において、リングラ
ンド部3に近い側(C領域)及び遠い側(D領域)が共
に中央部分(E領域)よりも薄肉とされ、それらの間
(F領域及びG領域)が徐々に変化するように形成して
ある。
【0037】このため、前記ピストン1は、サイドフォ
ースの方向が変わってシリンダ内面に接するとき、スカ
ート部4の下端側の剛性が低くなった薄肉部分から緩や
かに接することになる。これにより、ピストンスラップ
が緩和され、騒音の発生が防止される。
ースの方向が変わってシリンダ内面に接するとき、スカ
ート部4の下端側の剛性が低くなった薄肉部分から緩や
かに接することになる。これにより、ピストンスラップ
が緩和され、騒音の発生が防止される。
【0038】また、エンジンの高出力時に生じる大きな
スラスト力に対しては、厚肉となったスカート部4で、
十分な剛性をもって支持する。
スラスト力に対しては、厚肉となったスカート部4で、
十分な剛性をもって支持する。
【0039】したがって、スラスト力の分散を図り、面
圧を低下させることができ、また、ピストンの摺動運動
時における摩擦損失の増大を抑制することができると共
に、騒音の発生を防止することが可能な内燃機関用ピス
トン1が得られる。
圧を低下させることができ、また、ピストンの摺動運動
時における摩擦損失の増大を抑制することができると共
に、騒音の発生を防止することが可能な内燃機関用ピス
トン1が得られる。
【0040】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
たが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものでは
なく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、反スラスト側のスカート部4bの肉厚を、スラ
スト側のスカート部4aの肉厚と同様に変化させて形成
することも可能である。また、前記ピストンピン孔7の
軸線X1をピストン1のスラスト側にオフセットするか
反スラスト側にオフセットするかは任意に選択可能であ
る。
たが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものでは
なく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、反スラスト側のスカート部4bの肉厚を、スラ
スト側のスカート部4aの肉厚と同様に変化させて形成
することも可能である。また、前記ピストンピン孔7の
軸線X1をピストン1のスラスト側にオフセットするか
反スラスト側にオフセットするかは任意に選択可能であ
る。
【0041】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、スラスト力の分散を図り、面圧を低下させるこ
とができ、また、ピストンの摺動運動時における摩擦損
失の増大を抑制することができると共に、騒音の発生を
防止することが可能な内燃機関用ピストンを得ることが
できる。
よれば、スラスト力の分散を図り、面圧を低下させるこ
とができ、また、ピストンの摺動運動時における摩擦損
失の増大を抑制することができると共に、騒音の発生を
防止することが可能な内燃機関用ピストンを得ることが
できる。
【図1】本発明の実施の形態を示す内燃機関用ピストン
の断面図である。
の断面図である。
【図2】図1A−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図2のC−C線断面を拡大して示す図面であ
る。
る。
1 ピストン 2 冠面部 3 リングランド部 4 スカート部 4a スラスト側のスカート部 4b 反スラスト側のスカート部 6 ピンボス部 7 ピストンピン孔 X1 ピストンピン孔の軸線
Claims (3)
- 【請求項1】 冠面部に続くリングランド部と、このリ
ングランド部の下側に形成されたピンボス部と、このピ
ンボス部に形成されたピストンピン孔と、前記リングラ
ンド部に続くスカート部とを備えてなり、膨張行程でシ
リンダ内面に接するスラスト側のスカート部の面積が、
反スラスト側のスカート部の面積よりも大きく形成され
てなる内燃機関用ピストンにおいて、前記スラスト側に
おけるスカート部の肉厚が、前記ピストンピン孔の軸線
に対して略直角な位置の円周方向両側において、リング
ランド部に近い側及び遠い側が共に中央部分よりも薄肉
とされ、それらの間の肉厚が徐々に変化するように形成
されてなることを特徴とする、内燃機関用ピストン。 - 【請求項2】 前記スラスト側におけるスカート部の中
央部分の肉厚が、ピストンピン孔の軸線に対して略直角
な位置から円周方向に向けて徐々に厚肉となるように形
成されてなることを特徴とする、請求項1記載の内燃機
関用ピストン。 - 【請求項3】 前記スラスト側におけるスカート部の肉
厚が、ピストンピン孔の軸線に対して略直角な位置にお
いては略一定に形成されていることを特徴とする、請求
項1記載の内燃機関用ピストン。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9207318A JPH1136978A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 内燃機関用ピストン |
| US09/116,544 US6073602A (en) | 1997-07-16 | 1998-07-16 | Piston for internal-combustion engine |
| DE19832091A DE19832091A1 (de) | 1997-07-16 | 1998-07-16 | Kolben für einen Verbrennungsmotor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9207318A JPH1136978A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 内燃機関用ピストン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1136978A true JPH1136978A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16537791
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9207318A Pending JPH1136978A (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 内燃機関用ピストン |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6073602A (ja) |
| JP (1) | JPH1136978A (ja) |
| DE (1) | DE19832091A1 (ja) |
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| US7302884B2 (en) | 2005-11-03 | 2007-12-04 | Dresser, Inc. | Piston |
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- 1998-07-16 US US09/116,544 patent/US6073602A/en not_active Expired - Fee Related
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