JPH11369A - 長下肢装具 - Google Patents

長下肢装具

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JPH11369A
JPH11369A JP9168024A JP16802497A JPH11369A JP H11369 A JPH11369 A JP H11369A JP 9168024 A JP9168024 A JP 9168024A JP 16802497 A JP16802497 A JP 16802497A JP H11369 A JPH11369 A JP H11369A
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JP
Japan
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leg
main block
lower limb
carrier member
arc
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JP9168024A
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English (en)
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Eiichi Saito
栄一 才藤
Toyoteru Manabe
豊照 真鍋
Masayasu Hayashi
正康 林
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Hitachi Astemo Nasu KK
Original Assignee
Tatematsu Mfg Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices ; Anti-rape devices
    • A61F5/01Orthopaedic devices, e.g. long-term immobilising or pressure directing devices for treating broken or deformed bones such as splints, casts or braces
    • A61F5/0102Orthopaedic devices, e.g. long-term immobilising or pressure directing devices for treating broken or deformed bones such as splints, casts or braces specially adapted for correcting deformities of the limbs or for supporting them; Ortheses, e.g. with articulations

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で簡単な構造からなる長下肢装具を形成
する。 【解決手段】 長下肢装具を、患者の下肢(脚部)全体
を支持する長下肢支持部材5、5’と、これら左右の両
長下肢支持部材5、5’を、その上端部のところにて連
結するとともに両長下肢支持部材5、5’を、その正面
視において所定の開き角度をもって、及び側面視におい
て、所定の揺動角をもって、更に、左右の両長下肢支持
部材5、5’が、それぞれ別個独立に揺動運動(振り出
し運動)可能なように支持するジョイント装置1と、か
らなるようにする。ジョイント装置1を、プラスチック
材からなるメインブロック11と、メインブロック11
を間に挟んだ状態で、その両側面部に対称形状に設けら
れるキャリア部材12と、各キャリア部材12に約10
°の傾斜角をもって取り付けられるものであって、長下
肢支持部材5、5’の取り付けに供せられるアーム15
と、からなるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下肢麻痺患者の歩
行を助けるために用いられる長下肢装具に関するもので
あり、特に、下肢(脚部)に装着される長下肢支持部材
を、その上端部のところで連結するとともに、それぞれ
の長下肢支持部材が、装着者の仮想股関節回転中心点を
支点にて揺動運動することができるようにした長下肢装
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、下肢麻痺患者用の下肢装具は、
例えば特開平6−114089号公報記載の如く、装着
者の骨盤周りを固定する骨盤体幹支持部材を基礎に、こ
の骨盤体幹支持部材のところから左右の両長下肢のとこ
ろを支持する支柱状の長下肢支持部材が設けられるよう
になっているものである。これによって、上記左右のそ
れぞれの長下肢支持部材の、その側面視における揺動運
動の回転中心点を、装着者の股関節回転中心位置と合致
させるようにし、装着者の歩行運動を円滑に行なわしめ
るようにしているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、その装置が全体として大掛りなものとな
り、車椅子等に着座しようとする場合、上記骨盤体幹支
持部材がじゃまをして、円滑に着座姿勢を採ることがで
きないと言う問題点がある。このような問題点を解決す
るために、骨盤体幹支持部材を有しない、簡単な構造の
ものからなるものであって、装着者の歩行に対しては十
分な補助機能を発揮させることのできるようにしたジョ
イント機構部を有する長下肢装具を提供しようとするの
が、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、下肢麻
痺患者の歩行を助けるために用いられる長下肢装具に関
して、装着者の下肢全体を保持する長下肢支持部材と、
当該長下肢支持部材の上端部のところに設けられるもの
であって、左右に設けられる本長下肢支持部材を、その
正面視において、所定の傾斜角(開き角度)をもって保
持するとともに、その側面視において、上記左右の長下
肢支持部材を、それぞれ別個独立に、かつ、所定の範囲
内において揺動運動可能なように支持し、更に、当該揺
動運動の運動中心位置が、上記装着者の仮想股関節回転
中心点とほぼ合致するようにした構成を採ることとし
た。
【0005】上記構成を採ることにより、本発明のもの
においては次のような作用を呈することとなる。すなわ
ち、下肢麻痺状態の患者が本長下肢装具を装着すること
によって、当該装着者は、松葉杖等の補助具と併用する
ことによって交互歩行を行なうことができるようにな
る。まず、装着者は、自分の腰を横振りするように作動
させることによって、一方の長下肢支持部材の装着され
た脚部(下肢)の部分を、本長下肢支持部材の上端部に
設けられたジョイント装置のところを基点にして、前方
へと振り出すことができるようになる。そして、このと
き、当該ジョイント装置は、正面視において所定の開き
角度を有するようになっていること、及び各長下肢支持
部材は、その揺動運動の中心位置が装着者の仮想股関節
回転中心点付近に来るように設置(セット)されている
ことより、上記長下肢支持部材、すなわち、下肢の、そ
の振り出し操作は円滑に行なわれることとなる。また、
各長下肢支持部材は、上記ジョイント装置を基点にして
左右それぞれ別個独立に作動する(振り出される)よう
になっていることより、左右の各下肢(脚部)の振り出
し操作は左右独立に、かつ、円滑に行なわれることとな
る。また、本発明のものにおいては、上記ジョイント装
置が装着者の股間部に設置されるようになっており、従
来のものにおけるような骨盤体幹支持部材を必要としな
いタイプのものとなっていることより、骨盤の周りに大
掛かりな部材を有せず、従って、車椅子等への着座を円
滑に行なうことができる。
【0006】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1記載
のものと同じである。その特徴とするところは、左右の
両長下肢支持部材の間を連結するジョイント装置の、そ
の構成についてである。すなわち、本発明においては、
下肢麻痺患者の歩行を助けるために用いられる長下肢装
具に関して、上記ジョイント装置を、その両側面部に円
弧状の溝を有するとともに、当該円弧状溝の上下両側
に、当該円弧状溝と同心円状に形成されるレール部を有
し、更には、当該レール部のうちの下側のもの(外側の
もの)の、更にその外側のところに、上記円弧状溝と同
心円状に形成されたストッパ係合用溝を有するメインブ
ロックと、当該メインブロックの両側面部のところに、
当該メインブロックに対して相対摺動運動が可能なよう
に設けられるものであって、その中央部のところに、上
記円弧状溝に係合するとともに主に上下方向の荷重を受
けるメインローラ、及び上記上下のレール部上を転動す
るものであって主に横方向の荷重を受けるとともに上記
メインローラを中心にしてほぼ対称形状に設けられる複
数個のサイドローラを有するキャリア部材と、当該キャ
リア部材に結合されるとともに当該キャリア部材と一体
となって上記メインブロックの両側面部のところを揺動
運動し、かつ、上記長下肢支持部材の連結(取付け)に
供せられるアームと、上記キャリア部材の下端部に設け
られるものであって上記メインブロックのストッパ係合
用溝に係合するとともに、上記キャリア部材と上記メイ
ンブロックとの間の係合関係を保持し、更には、上記キ
ャリア部材の作動範囲(揺動角)を規制する役目を果た
すストッパと、からなるようにした構成を採ることとし
た。
【0007】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては、装着者の下肢(脚部)の振り出し操
作が円滑に行なわれることとなる。すなわち、上記各長
下肢支持部材の取り付けられるジョイント装置は、メイ
ンブロックを中心にして、その両側面部のところに設け
られるものであって当該両側面部のところを摺動運動す
る両キャリア部材及び両キャリア部材に所定の傾斜角を
もって取り付けられるアームからなるとともに、上記キ
ャリア部材にはメインローラ及び複数のサイドローラが
設けられるようになっており、本キャリア部材は上記メ
インブロックの両側面部のところを、上記各ローラを介
して円滑に相対運動するようになっているものである。
従って、これらキャリア部材のところに取り付けられた
左右の両長下肢支持部材は、上記メインブロックを基点
にして、当該メインブロックの両側部のところを円滑に
揺動運動することとなる。すなわち、両長下肢支持部材
のところに支持される左右の各下肢(脚部)は、その振
り出し動作が円滑に行なわれることとなる。
【0008】また、このような振り出し作動の行なわれ
る基点となるジョイント装置を形成する、そのキャリア
部材は、当該キャリア部材に設けられた各ローラが、メ
インブロックに形成された円弧状溝あるいはレール部上
を相対移動(転動)するようになっているものである。
そして、各ローラの転動する上記円弧状溝及びレール部
の、その円弧の中心点は、本長下肢装具装着者の仮想股
関節回転中心点と、その側面視において、ほぼ合致する
ようになっているものである。従って、上記キャリア部
材及び当該キャリア部材に上記アームを介して取り付け
られる上記長下肢支持部材の上記メインブロックに対す
る揺動運動の、その回転中心点は、本長下肢装具装着者
の、股関節回転中心点(側面視における)にほぼ合致す
ることとなる。その結果、本長下肢装具装着者の下肢
(脚部)の振り出し感覚と、下肢(脚部)に装着されて
いる長下肢支持部材の揺動運動とは、ほぼ合致すること
となる。従って、装着者は、違和感の無い、円滑な下肢
の振り出し動作を行なうことができるようになる。
【0009】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。このものも、基本的には上記請求項1及び請求項2
記載のものと同じである。その特徴とするところは、上
記ジョイント装置を形成するメインブロックを、その表
面硬度が高く、かつ、摩擦係数が低い値を有するプラス
チック材にて形成するようにしたことである。このよう
なメインブロックを用いることによって、メインブロッ
クの軽量化を図ったうえで、メインブロックとキャリア
部材との間の相対移動を円滑に行なわせるジョイント装
置を形成させることができるようになる。その結果、上
記キャリア部材に連結される長下肢支持部材の揺動運動
を円滑に行なわせることができるようになり、装着者の
下肢(脚部)の振り出し動作を円滑に行なわせることが
できるようになる。また、メインブロックを軽量化及び
小形化することができるようになり、ジョイント装置全
体の小形化及び軽量化を図ることができるようになる。
その結果、本装置(長下肢装具)の装着感を向上させる
ことができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図4を基に説明する。本発明の実施の形態に関
するものの、その構成は、図1に示す如く、患者の下肢
(脚部)全体を支持する長下肢支持部材5、5’と、こ
れら左右の両長下肢支持部材5、5’を、その上端部の
ところにて連結するとともに、上記両長下肢支持部材
5、5’を、その正面視において所定の開き角度をもっ
て(図1参照)、及び側面視において、所定の揺動角を
もって(図4参照)、かつ、左右の両長下肢支持部材
5、5’が、それぞれ別個独立に揺動運動(振り出し運
動)可能なように支持するジョイント装置1と、からな
ることを基本とするものである。
【0011】このような基本構成からなるものにおい
て、上記長下肢支持部材5、5’は、その上端部のとこ
ろに、上記ジョイント装置1の一部を形成するアーム1
5(図2及び図3参照)と結合されるアタッチメントを
有するようになっているものである。このアタッチメン
トを介して、後に述べるアーム15に本長下肢支持部材
5、5’は取り付けられ、当該アーム15を介して、ジ
ョイント装置1を基点にして揺動運動ができるようにな
っているものである。また、その長手方向のほぼ中央部
のところであって、装着者の膝関節に相当するところに
は、別途操作をすることによって作動するように形成さ
れたジョイント機構55が設けられるようになっている
ものである。なお、このようなジョイント機構55等を
有する本長下肢支持部材5、5’は、その基本的な構成
は既存のものと同じである。
【0012】次に、このような両長下肢支持部材5、
5’を、それぞれ揺動運動が可能なように支持するとと
もに、これら両長下肢支持部材5、5’を、その正面視
において約20°の開き角度をもって連結する(図3参
照)ジョイント装置1は、図2に示す如く、ポリアセタ
ール樹脂(POM)等の合成樹脂材(プラスチック材)
からなるメインブロック11と、当該メインブロック1
1を間に挟んだ状態で、その両側面部に対称形状に設け
られるキャリア部材12と、当該各キャリア部材12に
約10°の傾斜角をもって取り付けられるものであっ
て、上記長下肢支持部材5、5’の取り付けに供せられ
るアーム15と、からなることを基本とするものであ
る。
【0013】このような基本構成において、上記メイン
ブロック11は、基本的に扇状の形態からなるものであ
って、その扇の要の部分を形成するところには所定の幅
(厚み)を有するベース部111が設けられるようにな
っているとともに、当該ベース部111の下方部であっ
て上記扇状の形態を有するところには、その両側面部
に、同一形状のものからなるものであって、キャリア部
材12を形成するメインローラ122の係合する円弧状
溝112が設けられるようになっているものである。こ
の円弧状溝112の、その円弧の中心点(O1 )は、図
4に示す如く、本長下肢装具を装着した装着者(患者)
の仮想股関節回転中心点とほぼ合致するようになってい
るものである。また、本円弧状溝112の、その円弧角
度(θ)は、約20°〜30°の範囲に設定されるよう
になっているものである(図4参照)。そして、このよ
うな構成からなる両円弧状溝112の上下には、本円弧
状溝112に沿うように、かつ、同心円状に、レール部
113、114が設けられるようになっているものであ
る。そして、このレール部113、114には、図3に
示す如く、キャリア部材12を形成するサイドローラ1
23が係合して、このレール部113、114上を転動
するようになっているものである。また、本メインブロ
ック11を形成する上記ベース部111の両側面部のと
ころには、上記キャリア部材12を形成する複数のサイ
ドローラ123のうちの上側に設けられるものを保持す
るガイドプレート19が締結手段199等にて取り付け
られるようになっているものである。なお、上記ガイド
プレート19の内側には、上記サイドローラ123の転
動運動を円滑に行なわせるためのプラスチックプレート
191が設けられるようになっている。また、このよう
な構成からなる本メインブロック11の下端部のところ
には、図3に示す如く、後に述べるキャリア部材12
の、その作動範囲(揺動角)を限定するためのストッパ
13の係合するストッパ係合用溝115が設けられるよ
うになっているものである。
【0014】次に、上記構成からなるメインブロック1
1の、その両側面部のところにおいて、本メインブロッ
ク11に対して相対摺動運動をするキャリア部材12
は、図2及び図3に示す如く、ある程度の厚みを有する
ベースプレート121と、当該ベースプレート121の
ほぼ中央部のところに設けられるものであって、上記メ
インブロック11の円弧状溝112に係合するとともに
主に上下方向の荷重を担うメインローラ122と、当該
メインローラ122を中心にしてほぼ対称形状に設けら
れるものであって、上記メインブロック11の上下のレ
ール部113、114のところを転動運動するととも
に、主に左右方向の荷重分担を行なうサイドローラ12
3と、からなることを基本とするものである。そして、
このようなキャリア部材12を形成するベースプレート
121の、その下方部のところには、フック状の形態か
らなるものであって、そのフック状先端部のところが上
記メインブロック11の下方部のところに設けられたス
トッパ係合用溝115と係合するストッパ13が、ビス
等からなる締結手段139にて取り付けられるようにな
っているものである。
【0015】このような構成からなるものにおいて、本
キャリア部材12の主要部を成す上記メインローラ12
2は、図2及び図3に示す如く、フランジ付きのシャフ
ト124を介して上記ベースプレート121の中央部の
ところに、当該ベースプレート121からオーバハング
するように設けられるようになっているものである。そ
して、このようなメインローラ122は、上記メインブ
ロック11の円弧状溝112に係合して、当該円弧状溝
112内を転動運動するようになっているものである。
また、このようなメインローラ122に対して直交する
ように取り付けられるサイドローラ123は、上記ベー
スプレート121に設けられた窓129内に、固定ピン
125等を介して、回転自在なように取り付けられるよ
うになっているものである。そして、上記メインローラ
122よりも上方側に設けられるものは、上記メインブ
ロック11の上側レール部113及びガイドプレート1
9の間に係合して、これらにて形成される溝内を転動運
動するようになっているものである。また、上記メイン
ローラ122よりも下側に設けられるものは、上記メイ
ンブロック11に設けられた下側のレール部114と係
合して、当該レール部(下側レール部)114上を転動
運動するようになっているものである。なお、このよう
な構成からなる各ローラ122、123は、プラスチッ
ク材あるいは鉄などの金属材等からなるものであり、本
実施の形態のものにおいては、強度・剛性を考慮してス
チール製のミニチュアベアリングが用いられるようにな
っている。
【0016】次に、上記構成からなるキャリア部材12
に取り付けられて、上記メインブロック11の両側面部
のところを摺動運動及び揺動運動するアーム15は、強
度・剛性の高い金属材料からなるものである。そして、
本アーム15は、上記キャリア部材12及び当該キャリ
ア部材12が摺動運動をするメインブロック11の側面
部であるレール部113、114の、その面に対して、
所定の傾斜角を有するように、ビス等からなる締結手段
159にて上記キャリア部材12を形成するベースプレ
ート121に取り付けられるようになっているものであ
る。なお、本実施の形態においては、上記傾斜角は約1
0°の値が採られるようになっている。そして、このよ
うな構成からなる本アーム15には、上記長下肢支持部
材5の取り付けに供せられる複数個の取付穴155が設
けられるようになっており、この取付穴155の周りに
は、更に、上記長下肢支持部材5の取り付けに供せられ
るロック部材18が設けられるようになっているもので
ある。このような傾斜角を有するアーム15を介して、
左右の長下肢支持部材5、5’が上記ジョイント装置1
のところに装着されることによって、その正面視におけ
る開き角度は約20°の値が設定されることとなる(図
3参照)。
【0017】次に、このような構成からなる本実施の形
態のものについての、その作用等について説明する。ま
ず、本実施の形態にかかる長下肢装具を、下肢麻痺状態
の患者が装着することによって、当該装着者は、松葉杖
等の補助具と併用することによって交互歩行を行なうこ
とができるようになる。すなわち、装着者は、自分の腰
を横振りするように作動させることによって、一方の長
下肢支持部材5の装着された脚部(下肢)の部分を本長
下肢支持部材5の上端部に設けられたジョイント装置1
のところを基点にして、前方へと振り出すことができる
ようになる。そして、このとき、当該ジョイント装置1
は、図1に示す如く、正面視において所定の開き角度
(約20°)を有するように設置されていること、及び
各長下肢支持部材5、5’は、その揺動運動の中心位置
(図4のO1 点)が装着者の仮想股関節の回転中心点近
くに来るように設置(セット)されていることより、上
記長下肢支持部材5、5’、すなわち、下肢の、その振
り出し操作は円滑に行なわれることとなる。また、各長
下肢支持部材5、5’は、上記ジョイント装置1を基点
にして左右それぞれ別個独立に作動する(振り出され
る)ようになっていることより、左右の各下肢(脚部)
の振り出し操作は左右独立に、かつ、円滑に行なわれる
こととなる。また、本実施の形態のものにおいては、上
記ジョイント装置1が装着者の股間部に設置されるよう
になっており、従来のものにおけるような骨盤体幹支持
部材を必要としないタイプのものとなっていることよ
り、骨盤の周りに大掛かりな部材が存在せず、従って、
車椅子等への着座を円滑に行なうことができるようにな
る。
【0018】また、このような作動をする本実施の形態
にかかるジョイント装置1は、図2及び図3に示す如
く、メインブロック11を中心にして、その両側面部の
ところに設けられるものであって、当該両側面部のとこ
ろを、図4に示す如く、摺動運動する両キャリア部材1
2及び両キャリア部材12に所定の傾斜角をもって取り
付けられるアーム15からなるものである。そして、こ
のような構成からなる上記キャリア部材12にはメイン
ローラ122及び複数のサイドローラ123が設けられ
るようになっており、上記メインブロック11の両側面
部のところを、本キャリア部材12は、上記各ローラ1
22、123を介して円滑に相対運動するようになって
いるものである。従って、これらキャリア部材12のと
ころに取り付けられた左右の両長下肢支持部材5、5’
は、上記メインブロック11を基点にして、当該メイン
ブロック11の両側面部のところを円滑に摺動運動及び
揺動運動することができる。すなわち、両長下肢支持部
材5、5’にて支持される左右の各下肢(脚部)は、そ
の振り出し動作が円滑に行なわれることとなる。
【0019】また、このような振り出し作動の行なわれ
る基点となるジョイント装置1の、そのキャリア部材1
2は、当該キャリア部材12に設けられた各ローラ12
2、123が、メインブロック11に形成された円弧状
溝112あるいはレール部113、114上を相対移動
(転動)するようになっているものである。そして、各
ローラ122、123の転動する上記円弧状溝112及
びレール部113、114の、その円弧の中心点(図4
のO1 点)は、本長下肢装具装着者の仮想股関節回転中
心点に、その側面視において、ほぼ合致するようになっ
ているものである。従って、上記キャリア部材12及び
当該キャリア部材12に上記アーム15を介して取り付
けられる上記長下肢支持部材5、5’の上記メインブロ
ック11に対する揺動運動の、その回転中心点は、本長
下肢装具装着者の、股関節回転中心点(側面視におけ
る)にほぼ合致するようになる。その結果、本長下肢装
具装着者の下肢(脚部)の振り出し感覚は、下肢(脚
部)に装着されている長下肢支持部材5、5’の揺動運
動と、ほぼ合致するようになる。従って、装着者は、違
和感の無い、円滑な下肢の振り出し動作を行なうことが
できるようになる。
【0020】また、上記作動をするジョイント装置1
の、その作動の基盤となるメインブロック11は、その
表面硬度が高く、かつ、摩擦係数の低いプラスチック材
にて形成されるようになっているので、メインブロック
11の軽量化を図ったうえで、当該メインブロック11
とキャリア部材12との間の相対移動を円滑に行なわせ
ることができるようになる。その結果、上記キャリア部
材12にアーム15を介して連結される長下肢支持部材
5、5’の揺動運動を円滑に行なわせることができるよ
うになり、装着者の下肢(脚部)の振り出し動作を円滑
に行なわせることができるようになる。また、メインブ
ロック11を軽量化及び小形化することができるように
なり、ジョイント装置1全体の小形化及び軽量化を図る
ことができるようになる。その結果、本装置(長下肢装
具)の装着感を向上させることができるようになる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、下肢麻痺患者の歩行を
助けるために用いられる長下肢装具に関して、装着者の
下肢全体を保持する長下肢支持部材と、当該長下肢支持
部材の上端部のところに設けられるものであって、左右
に設けられる本長下肢支持部材を、その正面視におい
て、所定の傾斜角(開き角度)をもって保持するととも
に、その側面視において、上記左右の長下肢支持部材
を、それぞれ別個独立に、かつ、所定の範囲内において
揺動運動可能なように支持し、更に、当該揺動運動の運
動中心位置が、上記装着者の仮想股関節回転中心点とほ
ぼ合致するようにした構成を採ることとしたので、下肢
麻痺状態の患者が本長下肢装具を装着することによっ
て、当該装着者は、松葉杖等の補助具と併用をすること
により、交互歩行を円滑に行なうことができるようにな
った。すなわち、装着者は、自分の腰を横振りするよう
に作動させることによって、一方の長下肢支持部材の装
着された脚部(下肢)の部分を本長下肢支持部材の上端
部に設けられたジョイント装置のところを基点にして、
前方へと振り出すことができるようになり、このような
動作を交互に行なうことにより交互歩行を行なうことが
できるようになった。そして、このとき、当該ジョイン
ト装置は、その正面視において所定の開き角度を有する
ように設定されていること、及び各長下肢支持部材は、
その揺動運動の中心位置が装着者の仮想股関節の回転中
心点近くに来るように設置(セット)されていることよ
り、上記長下肢支持部材、すなわち、下肢の、その振り
出し操作は円滑に行なわれるようになった。また、各長
下肢支持部材は、上記ジョイント装置を基点にして左右
それぞれ別個独立に作動する(振り出される)ようにな
っていることより、左右の各下肢(脚部)の振り出し操
作は左右独立に、かつ、円滑に行なわれるようになっ
た。また、本発明のものにおいては、上記ジョイント装
置が装着者の股間部に設置されるようになっており、従
来のものにおけるような骨盤体幹支持部材を必要としな
いタイプのものとなっていることより、骨盤の周りに大
掛かりな部材が存在せず、従って、車椅子等への着座を
円滑に行なうことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す正面図である。
【図2】本発明の主要部を成すジョイント装置の全体構
成を示す展開斜視図である。
【図3】本発明の主要部を成すジョイント装置の全体構
成を示す断面図である。
【図4】本発明にかかるジョイント装置の作動状態を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 ジョイント装置 11 メインブロック 111 ベース部 112 円弧状溝 113 レール部 114 レール部 115 ストッパ係合用溝 12 キャリア部材 121 ベースプレート 122 メインローラ 123 サイドローラ 124 シャフト 125 固定ピン 129 窓 13 ストッパ 139 締結手段 15 アーム 155 取付穴 159 締結手段 18 ロック部材 19 ガイドプレート 191 プラスチックプレート 199 締結手段 5 長下肢支持部材 5’ 長下肢支持部材 55 ジョイント機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着者の下肢全体を保持する長下肢支持
    部材と、当該長下肢支持部材の上端部のところに設けら
    れるものであって、左右に設けられる本長下肢支持部材
    を、その正面視において、所定の傾斜角(開き角度)を
    もって保持するとともに、その側面視において、上記左
    右の長下肢支持部材を、それぞれ別個独立に、かつ、所
    定の範囲内において揺動運動可能なように支持し、更
    に、当該揺動運動の運動中心位置が、上記装着者の仮想
    股関節回転中心点とほぼ合致するようにしたジョイント
    装置と、からなることを特徴とする長下肢装具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の長下肢装具において、上
    記ジョイント装置を、その両側面部に円弧状の溝を有す
    るとともに、当該円弧状溝の上下両側に、当該円弧状溝
    と同心円状に形成されたレール部を有し、更には当該レ
    ール部のうちの下側のもの(外側のもの)の、更にその
    外側のところに、上記円弧状溝と同心円状に形成された
    ストッパ係合用溝を有するメインブロックと、当該メイ
    ンブロックの両側面部のところに、当該メインブロック
    に対して相対摺動運動が可能なように設けられるもので
    あって、その中央部のところに、上記円弧状溝に係合す
    るとともに主に上下方向の荷重を受けるメインローラ、
    及び上記上下のレール部上を転動するものであって主に
    横方向の荷重を受けるとともに上記メインローラを中心
    にしてほぼ対称形状に設けられる複数個のサイドローラ
    を有するキャリア部材と、当該キャリア部材に結合され
    るとともに、当該キャリア部材と一体となって上記メイ
    ンブロックの両側面部のところを揺動運動し、かつ、上
    記長下肢支持部材の連結(取付け)に供せられるアーム
    と、上記キャリア部材の下端部に設けられるものであっ
    て上記メインブロックのストッパ係合用溝に係合すると
    ともに上記キャリア部材と上記メインブロックとの間の
    係合関係を保持し、更には、上記キャリア部材の作動範
    囲(揺動角)を規制する役目を果たすストッパと、から
    なるようにしたことを特徴とする長下肢装具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の長下肢装具において、上
    記メインブロックを、耐摩耗性に優れているとともに、
    低摩擦係数を有するプラスチック材にて形成するように
    したことを特徴とする長下肢装具。
JP9168024A 1997-06-09 1997-06-09 長下肢装具 Pending JPH11369A (ja)

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