JPH1137030A - 内燃機関の点火装置 - Google Patents
内燃機関の点火装置Info
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- JPH1137030A JPH1137030A JP9205232A JP20523297A JPH1137030A JP H1137030 A JPH1137030 A JP H1137030A JP 9205232 A JP9205232 A JP 9205232A JP 20523297 A JP20523297 A JP 20523297A JP H1137030 A JPH1137030 A JP H1137030A
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- F02P9/002—Control of spark intensity, intensifying, lengthening, suppression
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 「不完全な混合気」に対する点火性能を向上
させ、かつ、このようにした場合でも、「不完全な混合
気」が生じ易いのは、内燃機関の運転状態が、ある条件
のときに起り易いという点に着目することにより、点火
プラグの寿命を向上させるようにする。 【解決手段】 シリンダ内に向って直接に燃料を噴射可
能とする燃料噴射弁を設けると共に、上記シリンダ内に
放電部が臨む点火プラグを設ける。この点火プラグによ
る放電cを制御する制御装置を設ける。上記内燃機関の
回転数が低いほど、かつ、上記内燃機関への負荷が低い
ほど、一つの燃焼過程における上記点火プラグの放電回
数を増加させるよう上記制御装置を構成する。
させ、かつ、このようにした場合でも、「不完全な混合
気」が生じ易いのは、内燃機関の運転状態が、ある条件
のときに起り易いという点に着目することにより、点火
プラグの寿命を向上させるようにする。 【解決手段】 シリンダ内に向って直接に燃料を噴射可
能とする燃料噴射弁を設けると共に、上記シリンダ内に
放電部が臨む点火プラグを設ける。この点火プラグによ
る放電cを制御する制御装置を設ける。上記内燃機関の
回転数が低いほど、かつ、上記内燃機関への負荷が低い
ほど、一つの燃焼過程における上記点火プラグの放電回
数を増加させるよう上記制御装置を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一つの燃焼過程に
おける点火プラグによる放電の放電回数や、総放電時間
の長さを制御するようにした筒内燃料噴射式内燃機関の
点火装置に関するものである。
おける点火プラグによる放電の放電回数や、総放電時間
の長さを制御するようにした筒内燃料噴射式内燃機関の
点火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関には、従来より、そのシリンダ
内に向って直接に燃料を噴射可能とする燃料噴射弁を設
けると共に、上記シリンダ内に放電部が臨む点火プラグ
を設け、この点火プラグによる放電を制御する制御装置
を設けた筒内燃料噴射式のものが提案されている。
内に向って直接に燃料を噴射可能とする燃料噴射弁を設
けると共に、上記シリンダ内に放電部が臨む点火プラグ
を設け、この点火プラグによる放電を制御する制御装置
を設けた筒内燃料噴射式のものが提案されている。
【0003】上記内燃機関が駆動するとき、所定のクラ
ンク角で上記燃料噴射弁によって、上記シリンダ内の燃
焼室に燃料が噴射され、これにより生成された空気との
混合気が、ピストンの上死点近傍で、上記点火プラグに
よる放電により点火されて燃焼させられるようになって
いる。
ンク角で上記燃料噴射弁によって、上記シリンダ内の燃
焼室に燃料が噴射され、これにより生成された空気との
混合気が、ピストンの上死点近傍で、上記点火プラグに
よる放電により点火されて燃焼させられるようになって
いる。
【0004】そして、上記燃焼による熱エネルギーが動
力に変換され、これが、上記内燃機関から出力されるこ
ととなる。
力に変換され、これが、上記内燃機関から出力されるこ
ととなる。
【0005】上記の場合、特に2サイクルの内燃機関で
は、シリンダ内に噴射された燃料がそのまま燃焼されず
に掃気過程で排気通路を通って排出されてしまうこと
(「吹き抜け現象」)がある。
は、シリンダ内に噴射された燃料がそのまま燃焼されず
に掃気過程で排気通路を通って排出されてしまうこと
(「吹き抜け現象」)がある。
【0006】そこで、この「吹き抜け現象」を防止する
ため、上死点に向って上昇するピストンが上記排気通路
を閉じる直前の掃気過程の終期から、上記燃料の噴射を
開始させよるようにし、もって、上記「吹き抜け現象」
の発生を防止するようにしたものが提案されている。
ため、上死点に向って上昇するピストンが上記排気通路
を閉じる直前の掃気過程の終期から、上記燃料の噴射を
開始させよるようにし、もって、上記「吹き抜け現象」
の発生を防止するようにしたものが提案されている。
【0007】ところで、上記従来の技術のように、掃気
過程の終期で、つまり、ピストンが上死点に近づいたと
きに燃料を噴射させた場合には、このときのクランク角
から、上記点火プラグの放電に至るまでのクランク角は
小さいため、この放電時では、噴射された燃料と、空気
との混合が不十分で不均一になったり、上記燃料の霧化
が不十分となり易く、つまり、「不完全な混合気」にな
り易い。
過程の終期で、つまり、ピストンが上死点に近づいたと
きに燃料を噴射させた場合には、このときのクランク角
から、上記点火プラグの放電に至るまでのクランク角は
小さいため、この放電時では、噴射された燃料と、空気
との混合が不十分で不均一になったり、上記燃料の霧化
が不十分となり易く、つまり、「不完全な混合気」にな
り易い。
【0008】この結果、上記放電による点火が不安定と
なって、燃焼変動が生じると共に、排気がHCにより悪
化したり、燃費がかさむなどの問題を生じることとな
る。
なって、燃焼変動が生じると共に、排気がHCにより悪
化したり、燃費がかさむなどの問題を生じることとな
る。
【0009】また、上記「不完全な混合気」では、燃焼
ススが発生して、これが点火プラグの放電部に堆積し易
くなり、このため、絶縁抵抗が低下して、放電不能とな
るおそれもある。
ススが発生して、これが点火プラグの放電部に堆積し易
くなり、このため、絶縁抵抗が低下して、放電不能とな
るおそれもある。
【0010】そこで、従来、一つの燃焼過程で、放電を
複数回行わせ、これにより、シリンダ内で生成される混
合気が「不完全な混合気」であるとしても、点火を安定
させるようにし、かつ、各放電毎の高熱により放電部に
堆積したススを焼き切って、その後の各放電が確実に得
られるようにし、もって、点火性能を向上させるように
することが提案されている。
複数回行わせ、これにより、シリンダ内で生成される混
合気が「不完全な混合気」であるとしても、点火を安定
させるようにし、かつ、各放電毎の高熱により放電部に
堆積したススを焼き切って、その後の各放電が確実に得
られるようにし、もって、点火性能を向上させるように
することが提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術のように、一つの燃焼過程毎に放電を複数回行わせる
ようにすると、その放電による高熱で放電部が早期に摩
耗するという点火プラグの寿命上の問題を生じるおそれ
がある。
術のように、一つの燃焼過程毎に放電を複数回行わせる
ようにすると、その放電による高熱で放電部が早期に摩
耗するという点火プラグの寿命上の問題を生じるおそれ
がある。
【0012】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、「不完全な混合気」に対する点火性能を
向上させ、かつ、このようにした場合でも、「不完全な
混合気」が生じ易いのは、内燃機関の運転状態が、ある
条件のときに起り易いという点に着目することにより、
点火プラグの寿命を向上させるようにすることを課題と
する。
されたもので、「不完全な混合気」に対する点火性能を
向上させ、かつ、このようにした場合でも、「不完全な
混合気」が生じ易いのは、内燃機関の運転状態が、ある
条件のときに起り易いという点に着目することにより、
点火プラグの寿命を向上させるようにすることを課題と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の内燃機関の点火装置は、次の如くである。
の本発明の内燃機関の点火装置は、次の如くである。
【0014】請求項1の発明は、シリンダ7内に向って
直接に燃料29を噴射可能とする燃料噴射弁30を設け
ると共に、上記シリンダ7内に放電部24が臨む点火プ
ラグ23を設け、この点火プラグ23による放電cを制
御する制御装置32を設けた内燃機関の点火装置におい
て、
直接に燃料29を噴射可能とする燃料噴射弁30を設け
ると共に、上記シリンダ7内に放電部24が臨む点火プ
ラグ23を設け、この点火プラグ23による放電cを制
御する制御装置32を設けた内燃機関の点火装置におい
て、
【0015】上記内燃機関1の回転数が低いほど、か
つ、上記内燃機関1への負荷が低いほど、一つの燃焼過
程における上記点火プラグ23の放電回数を増加させる
よう上記制御装置32を構成したものである。
つ、上記内燃機関1への負荷が低いほど、一つの燃焼過
程における上記点火プラグ23の放電回数を増加させる
よう上記制御装置32を構成したものである。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、空燃比が所定値よりも大きく、もしくは小さいと
き、上記放電回数を増加させるよう上記制御装置32を
構成したものである。
て、空燃比が所定値よりも大きく、もしくは小さいと
き、上記放電回数を増加させるよう上記制御装置32を
構成したものである。
【0017】請求項3の発明は、請求項1、もしくは2
の発明に加えて、内燃機関1の回転数変動が大きいほ
ど、上記放電回数を増加させるよう上記制御装置32を
構成したものである。
の発明に加えて、内燃機関1の回転数変動が大きいほ
ど、上記放電回数を増加させるよう上記制御装置32を
構成したものである。
【0018】請求項4の発明は、請求項1から3のうち
いずれか1つの発明に加えて、内燃機関1の燃焼圧力変
動が大きいほど、上記放電回数を増加させるよう上記制
御装置32を構成したものである。
いずれか1つの発明に加えて、内燃機関1の燃焼圧力変
動が大きいほど、上記放電回数を増加させるよう上記制
御装置32を構成したものである。
【0019】請求項5の発明は、シリンダ7内に向って
直接に燃料29を噴射可能とする燃料噴射弁30を設け
ると共に、上記シリンダ7内に放電部24が臨む点火プ
ラグ23を設け、この点火プラグ23による放電cを制
御する制御装置32を設けた内燃機関の点火装置におい
て、
直接に燃料29を噴射可能とする燃料噴射弁30を設け
ると共に、上記シリンダ7内に放電部24が臨む点火プ
ラグ23を設け、この点火プラグ23による放電cを制
御する制御装置32を設けた内燃機関の点火装置におい
て、
【0020】上記内燃機関1の回転数が低いほど、か
つ、上記内燃機関1への負荷が低いほど、一つの燃焼過
程における上記点火プラグ23の総放電時間Tをより長
くさせるよう上記制御装置32を構成したものである。
つ、上記内燃機関1への負荷が低いほど、一つの燃焼過
程における上記点火プラグ23の総放電時間Tをより長
くさせるよう上記制御装置32を構成したものである。
【0021】請求項6の発明は、請求項5の発明に加え
て、空燃比が所定値よりも大きく、もしくは小さいと
き、上記総放電時間Tをより長くさせるよう上記制御装
置32を構成したものである。
て、空燃比が所定値よりも大きく、もしくは小さいと
き、上記総放電時間Tをより長くさせるよう上記制御装
置32を構成したものである。
【0022】請求項7の発明は、請求項5、もしくは6
の発明に加えて、内燃機関1の回転数変動が大きいほ
ど、上記総放電時間Tをより長くさせるよう上記制御装
置32を構成したものである。
の発明に加えて、内燃機関1の回転数変動が大きいほ
ど、上記総放電時間Tをより長くさせるよう上記制御装
置32を構成したものである。
【0023】請求項8の発明は、請求項5から7のうち
いずれか1つの発明に加えて、内燃機関1の燃焼圧力変
動が大きいほど、上記総放電時間Tをより長くさせるよ
う上記制御装置32を構成したものである。
いずれか1つの発明に加えて、内燃機関1の燃焼圧力変
動が大きいほど、上記総放電時間Tをより長くさせるよ
う上記制御装置32を構成したものである。
【0024】請求項9の発明は、請求項5から8のうち
いずれか1つの発明に加えて、上記総放電時間Tの期間
中、上記放電cを連続的に行わせるよう上記制御装置3
2を構成したものである。
いずれか1つの発明に加えて、上記総放電時間Tの期間
中、上記放電cを連続的に行わせるよう上記制御装置3
2を構成したものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
により説明する。
【0026】(第1の実施の形態)
【0027】図1〜11は、第1の実施の形態を示して
いる。この実施の形態は、請求項1〜4の発明に対応し
ている。
いる。この実施の形態は、請求項1〜4の発明に対応し
ている。
【0028】図2〜5において、図中符号1は、クラン
ク室予圧縮式の2サイクル内燃機関で、かつ、このエン
ジン1は筒内燃料噴射式のものであり、自動二輪車、自
動車等の車両に搭載される。
ク室予圧縮式の2サイクル内燃機関で、かつ、このエン
ジン1は筒内燃料噴射式のものであり、自動二輪車、自
動車等の車両に搭載される。
【0029】上記エンジン1はクランクケース2を有
し、このクランクケース2の内部がクランク室3とさ
れ、このクランク室3に軸心4がほぼ水平に延びるクラ
ンク軸5が内有され、このクランク軸5はその軸心4回
りに回転自在となるよう上記クランクケース2に支承さ
れている。
し、このクランクケース2の内部がクランク室3とさ
れ、このクランク室3に軸心4がほぼ水平に延びるクラ
ンク軸5が内有され、このクランク軸5はその軸心4回
りに回転自在となるよう上記クランクケース2に支承さ
れている。
【0030】上記クランクケース2にシリンダ7が突設
され、このシリンダ7は上記クランクケース2から突出
するシリンダ本体7aと、このシリンダ本体7aの突出
端に取り付けられるシリンダヘッド7bとを有してい
る。上記シリンダ本体7aには、一端部(下端部)が上
記クランク室3に連通し、他端部(上端部)が上記シリ
ンダヘッド7bで閉じられたシリンダ孔8が形成されて
いる。
され、このシリンダ7は上記クランクケース2から突出
するシリンダ本体7aと、このシリンダ本体7aの突出
端に取り付けられるシリンダヘッド7bとを有してい
る。上記シリンダ本体7aには、一端部(下端部)が上
記クランク室3に連通し、他端部(上端部)が上記シリ
ンダヘッド7bで閉じられたシリンダ孔8が形成されて
いる。
【0031】上記シリンダ孔8の軸心9を、図示するよ
うに垂直にみて、このシリンダ孔8にその軸方向(上下
方向)にピストン11が摺動自在に嵌入されている。こ
のピストン11は上記軸心9上に位置する円板状のヘッ
ド部12と、このヘッド部12から下方のクランクケー
ス2側に向って一体的に延びる円筒状のスカート部13
とを備え、このスカート部13に支持されたピストンピ
ン14により、上記クランク軸5とピストン11とが連
接棒15により互いに連結されている。
うに垂直にみて、このシリンダ孔8にその軸方向(上下
方向)にピストン11が摺動自在に嵌入されている。こ
のピストン11は上記軸心9上に位置する円板状のヘッ
ド部12と、このヘッド部12から下方のクランクケー
ス2側に向って一体的に延びる円筒状のスカート部13
とを備え、このスカート部13に支持されたピストンピ
ン14により、上記クランク軸5とピストン11とが連
接棒15により互いに連結されている。
【0032】上記クランクケース2の外部をクランク室
3内に連通させる吸気通路17が、同上クランクケース
2に形成されている。上記吸気通路17にリード弁18
が設けられ、このリード弁18は上記クランクケース2
の外部の空気19をクランク室3側にのみ流入可能とさ
せる。また、上記リード弁18の上流側にスロットル弁
20が設けられ、このスロットル弁20の開閉動作によ
り、上記リード弁18と吸気通路17を通りクランク室
3に向う空気19の流量が調整可能とされている。
3内に連通させる吸気通路17が、同上クランクケース
2に形成されている。上記吸気通路17にリード弁18
が設けられ、このリード弁18は上記クランクケース2
の外部の空気19をクランク室3側にのみ流入可能とさ
せる。また、上記リード弁18の上流側にスロットル弁
20が設けられ、このスロットル弁20の開閉動作によ
り、上記リード弁18と吸気通路17を通りクランク室
3に向う空気19の流量が調整可能とされている。
【0033】上記シリンダ孔8の上端部は上記シリンダ
ヘッド7bとピストン11とにより閉じられた空間とさ
れ、これが燃焼室21となっている。上記シリンダ7の
シリンダ本体7aには、上記クランク室3を燃焼室21
に連通させる掃気通路22が形成されている。上記燃焼
室21に放電部24が臨む点火プラグ23が上記シリン
ダ7の上部に取り付けられている。上記燃焼室21を上
記シリンダ7の外部に連通させる排気通路25が形成さ
れ、この排気通路25の上記燃焼室21側の端部である
上流端には排気調整弁26が設けられている。
ヘッド7bとピストン11とにより閉じられた空間とさ
れ、これが燃焼室21となっている。上記シリンダ7の
シリンダ本体7aには、上記クランク室3を燃焼室21
に連通させる掃気通路22が形成されている。上記燃焼
室21に放電部24が臨む点火プラグ23が上記シリン
ダ7の上部に取り付けられている。上記燃焼室21を上
記シリンダ7の外部に連通させる排気通路25が形成さ
れ、この排気通路25の上記燃焼室21側の端部である
上流端には排気調整弁26が設けられている。
【0034】上記シリンダ7の外部を上記燃焼室21に
連通させる連通孔27が上記シリンダ本体7aの周壁に
貫設され、上記シリンダ7の軸心9と、上記連通孔27
の軸心28とは互いにほぼ直交している。上記燃焼室2
1に燃料29を噴射して供給可能とする電磁開閉式の燃
料噴射弁30が設けられている。この燃料噴射弁30
は、上記連通孔27と同じ軸心28上でこの連通孔27
に嵌入されて上記シリンダ本体7aに取り付けられてい
る。
連通させる連通孔27が上記シリンダ本体7aの周壁に
貫設され、上記シリンダ7の軸心9と、上記連通孔27
の軸心28とは互いにほぼ直交している。上記燃焼室2
1に燃料29を噴射して供給可能とする電磁開閉式の燃
料噴射弁30が設けられている。この燃料噴射弁30
は、上記連通孔27と同じ軸心28上でこの連通孔27
に嵌入されて上記シリンダ本体7aに取り付けられてい
る。
【0035】上記点火プラグ23や燃料噴射弁30を電
気的に接続させてこれらを電子的に自動制御する制御装
置32が設けられている。
気的に接続させてこれらを電子的に自動制御する制御装
置32が設けられている。
【0036】図2で示したピストン11の下死点位置か
ら、上記内燃機関1の駆動により、ピストン11がシリ
ンダ孔8内を上死点に向って摺動(往動)するとき、こ
の往動で、クランク室3が負圧とされ、この負圧によ
り、クランクケース2の外部の空気19が上記スロット
ル弁20、吸気通路17、およびリード弁18を通しク
ランク室3に吸入される(吸入過程)。
ら、上記内燃機関1の駆動により、ピストン11がシリ
ンダ孔8内を上死点に向って摺動(往動)するとき、こ
の往動で、クランク室3が負圧とされ、この負圧によ
り、クランクケース2の外部の空気19が上記スロット
ル弁20、吸気通路17、およびリード弁18を通しク
ランク室3に吸入される(吸入過程)。
【0037】上記ピストン11が上死点から下死点に向
って摺動(復動)するとき、前記吸入過程でクランク室
3に吸入された空気19が予圧縮される。上記ピストン
11が更に復動すると、まず、排気通路25が開かれ、
次いで、掃気通路22が開かれ上記予圧縮された空気1
9が上記掃気通路22を通って、上記燃焼室21に供給
される。
って摺動(復動)するとき、前記吸入過程でクランク室
3に吸入された空気19が予圧縮される。上記ピストン
11が更に復動すると、まず、排気通路25が開かれ、
次いで、掃気通路22が開かれ上記予圧縮された空気1
9が上記掃気通路22を通って、上記燃焼室21に供給
される。
【0038】次に、上記ピストン11が下死点に達し、
この下死点から上死点に向って往動するとき、まず、掃
気通路22が閉じられ、次に、排気通路25が閉じられ
る。一方、上記ピストン11の往動途中で上記燃料噴射
弁30に達する以前に、この燃料噴射弁30によって燃
料29が低圧(10kg/cm2 以下)で噴射される。
この噴射時から上記ピストン11が更に往動すると、上
記燃焼室21に供給されていた空気19と、上記噴射に
より上記燃焼室21に供給された燃料29とが上記ピス
トン11により上記燃焼室21で圧縮される(圧縮過
程)。
この下死点から上死点に向って往動するとき、まず、掃
気通路22が閉じられ、次に、排気通路25が閉じられ
る。一方、上記ピストン11の往動途中で上記燃料噴射
弁30に達する以前に、この燃料噴射弁30によって燃
料29が低圧(10kg/cm2 以下)で噴射される。
この噴射時から上記ピストン11が更に往動すると、上
記燃焼室21に供給されていた空気19と、上記噴射に
より上記燃焼室21に供給された燃料29とが上記ピス
トン11により上記燃焼室21で圧縮される(圧縮過
程)。
【0039】そして、上記燃焼室21で圧縮された空気
19と燃料29との混合気が、上死点の手前で、かつ、
上死点近傍のクランク角で、点火プラグ23の放電(後
述の符号cに相当する)により点火されて燃焼させら
れ、この燃焼による燃焼圧で上記ピストン11は強制的
に復動させられる(燃焼過程)。
19と燃料29との混合気が、上死点の手前で、かつ、
上死点近傍のクランク角で、点火プラグ23の放電(後
述の符号cに相当する)により点火されて燃焼させら
れ、この燃焼による燃焼圧で上記ピストン11は強制的
に復動させられる(燃焼過程)。
【0040】このとき、前記したと同じように、クラン
ク室3で予圧縮された空気19が上記掃気通路22を通
って上記燃焼室21に供給され、この空気19によっ
て、上記燃焼室21が掃気され(掃気過程)、この際、
上記燃焼室21における燃焼で生じた燃焼ガスが排気3
4としてシリンダ7の外部に排出させられる(排気過
程)。
ク室3で予圧縮された空気19が上記掃気通路22を通
って上記燃焼室21に供給され、この空気19によっ
て、上記燃焼室21が掃気され(掃気過程)、この際、
上記燃焼室21における燃焼で生じた燃焼ガスが排気3
4としてシリンダ7の外部に排出させられる(排気過
程)。
【0041】そして、上記した吸入過程と圧縮過程とが
ほぼ同時に行われ、次に、燃焼過程を経て、掃気過程と
排気過程とがほぼ同時に行われ、これが繰り返されて、
上記ピストン11に連接棒15を介し連動するクランク
軸5が一方向に回転させられ、このクランク軸5がエン
ジン1の動力を外部に出力する。
ほぼ同時に行われ、次に、燃焼過程を経て、掃気過程と
排気過程とがほぼ同時に行われ、これが繰り返されて、
上記ピストン11に連接棒15を介し連動するクランク
軸5が一方向に回転させられ、このクランク軸5がエン
ジン1の動力を外部に出力する。
【0042】図2、6において、上記内燃機関1のクラ
ンク軸5の回転数(エンジン回転数:rpm)を検出す
る回転数検出センサ36と、スロットル弁20のスロッ
トル開度を検出して内燃機関1への負荷(エンジン負
荷)を間接的に検出するスロットル開度検出センサ37
と、上記排気通路25の上流側端における排気34の酸
素濃度を検出することにより空燃比(A/F)を検出す
るO2 センサであるA/F検出センサ38と、燃焼室2
1における最大燃焼圧を検出する燃焼圧検出センサ39
と、その他の検出センサ40とが設けられている。な
お、上記A/F検出センサ38はシリンダ本体7aの周
壁や、排気34を排出させる排気管に取り付けてもよ
い。
ンク軸5の回転数(エンジン回転数:rpm)を検出す
る回転数検出センサ36と、スロットル弁20のスロッ
トル開度を検出して内燃機関1への負荷(エンジン負
荷)を間接的に検出するスロットル開度検出センサ37
と、上記排気通路25の上流側端における排気34の酸
素濃度を検出することにより空燃比(A/F)を検出す
るO2 センサであるA/F検出センサ38と、燃焼室2
1における最大燃焼圧を検出する燃焼圧検出センサ39
と、その他の検出センサ40とが設けられている。な
お、上記A/F検出センサ38はシリンダ本体7aの周
壁や、排気34を排出させる排気管に取り付けてもよ
い。
【0043】上記したその他の検出センサ40には、内
燃機関1のシリンダ7の冷却水温を検出する水温検出セ
ンサ、大気の温度を検出する大気温度検出センサ、大気
の圧力を検出する大気圧検出センサ、クランク室3の内
圧を検出するクランク室圧力検出センサ、クランク軸5
のクランク角を検出するクランク角検出センサ、排気3
4の圧力を検出する排気圧検出センサ、が含まれる。
燃機関1のシリンダ7の冷却水温を検出する水温検出セ
ンサ、大気の温度を検出する大気温度検出センサ、大気
の圧力を検出する大気圧検出センサ、クランク室3の内
圧を検出するクランク室圧力検出センサ、クランク軸5
のクランク角を検出するクランク角検出センサ、排気3
4の圧力を検出する排気圧検出センサ、が含まれる。
【0044】図2〜5において、上記燃料噴射弁30に
つき、より詳しく説明する。
つき、より詳しく説明する。
【0045】上記燃料噴射弁30の燃焼室21側の端部
には、上記軸心28上に位置して燃焼室21側に向って
加圧された燃料29を流動させる案内通路45を有し、
この案内通路45の上記燃焼室21側端は閉じられてい
る。
には、上記軸心28上に位置して燃焼室21側に向って
加圧された燃料29を流動させる案内通路45を有し、
この案内通路45の上記燃焼室21側端は閉じられてい
る。
【0046】特に、図4、5の平面視で、上記燃料噴射
弁30の燃焼室21側の端部には、上記軸心28の延長
線を中心として左右一対のノズル46,46が形成さ
れ、かつ、上記軸心28の延長線上に他のノズル47が
形成され、これら各ノズル46,47の一端部は上記案
内通路45に連通させられ、他端部は、燃焼室21に向
って開口している。
弁30の燃焼室21側の端部には、上記軸心28の延長
線を中心として左右一対のノズル46,46が形成さ
れ、かつ、上記軸心28の延長線上に他のノズル47が
形成され、これら各ノズル46,47の一端部は上記案
内通路45に連通させられ、他端部は、燃焼室21に向
って開口している。
【0047】特に、図3の側面視で、上記各ノズル46
は、上記案内通路45側から燃焼室21側に向って斜め
下方に延び、上記他のノズル47は、上記案内通路45
側から燃焼室21側に向って斜め上方に延びている。
は、上記案内通路45側から燃焼室21側に向って斜め
下方に延び、上記他のノズル47は、上記案内通路45
側から燃焼室21側に向って斜め上方に延びている。
【0048】上記の場合、燃料噴射弁30から噴射され
る燃料29の多くは上記各ノズル46を通して上記燃焼
室21内に噴射されるが、上記燃料29の一部29′は
上記他のノズル47を通して点火プラグ23の放電部2
4を避けながら燃焼室21の天井面に向わされるように
なっており、これにより、ススの発生が防止されて点火
性能の向上が図られている。
る燃料29の多くは上記各ノズル46を通して上記燃焼
室21内に噴射されるが、上記燃料29の一部29′は
上記他のノズル47を通して点火プラグ23の放電部2
4を避けながら燃焼室21の天井面に向わされるように
なっており、これにより、ススの発生が防止されて点火
性能の向上が図られている。
【0049】なお、上記他のノズル47はなくてもよ
く、各ノズル46を通して全ての燃料29をピストン1
1の頂面に向って噴射させるようにしてもよい。
く、各ノズル46を通して全ての燃料29をピストン1
1の頂面に向って噴射させるようにしてもよい。
【0050】前記したように、燃料噴射弁30の取り付
け用の連通孔27の軸心28は上記シリンダ7の軸心9
にほぼ直交しているため、シリンダ7の周壁に形成され
る連通孔27の内周面の面積は最小とでき、よって、上
記連通孔27の機械加工による成形が容易にできる。
け用の連通孔27の軸心28は上記シリンダ7の軸心9
にほぼ直交しているため、シリンダ7の周壁に形成され
る連通孔27の内周面の面積は最小とでき、よって、上
記連通孔27の機械加工による成形が容易にできる。
【0051】図2〜5において、上記ノズル46(およ
び他のノズル47、以下同じ)の上記燃焼室21に対す
る開口位置は、上下方向で、ピストン11の上死点前後
の50°〜60°の範囲とされている。
び他のノズル47、以下同じ)の上記燃焼室21に対す
る開口位置は、上下方向で、ピストン11の上死点前後
の50°〜60°の範囲とされている。
【0052】上記ノズル46の開口位置を、上記範囲よ
りも上死点側にすると、一般的に採用される噴射圧力の
10kg/cmを燃焼圧が越えて、燃料29の噴射がし
難くなるためであり、一方、上記範囲よりも下死点側に
すると、上記燃料29の噴射可能な期間がピストン11
によって狭くされ過ぎるためである。
りも上死点側にすると、一般的に採用される噴射圧力の
10kg/cmを燃焼圧が越えて、燃料29の噴射がし
難くなるためであり、一方、上記範囲よりも下死点側に
すると、上記燃料29の噴射可能な期間がピストン11
によって狭くされ過ぎるためである。
【0053】そして、上記ノズル46の開口位置を上記
した範囲にすると、上記噴射圧力での噴射が可能である
と共に、ノズル46の開口を低温度(180℃)以下に
抑制できて、燃料噴射弁30の寿命上有益である。
した範囲にすると、上記噴射圧力での噴射が可能である
と共に、ノズル46の開口を低温度(180℃)以下に
抑制できて、燃料噴射弁30の寿命上有益である。
【0054】上記燃料噴射弁30の軸心28と、ノズル
46(および他のノズル47)の孔軸心とのなす交角A
は55°±10°であり、少なくとも40°〜70°と
される。このため、上記燃料噴射弁30から噴射されよ
うとする燃料29は、上記燃料噴射弁30の軸心28上
に位置する案内通路45から上記ノズル46に流入する
ときに、流れが変更されるため、この燃料29は、上記
ノズル46を流れるときにその孔軸心回りにねじりが発
生し、このため、上記ノズル46から燃焼室21内に噴
射されるときに、十分に霧化される。
46(および他のノズル47)の孔軸心とのなす交角A
は55°±10°であり、少なくとも40°〜70°と
される。このため、上記燃料噴射弁30から噴射されよ
うとする燃料29は、上記燃料噴射弁30の軸心28上
に位置する案内通路45から上記ノズル46に流入する
ときに、流れが変更されるため、この燃料29は、上記
ノズル46を流れるときにその孔軸心回りにねじりが発
生し、このため、上記ノズル46から燃焼室21内に噴
射されるときに、十分に霧化される。
【0055】上記の場合、ノズル46の長さBは、この
ノズル46の直径Cの5倍以上とされている。このた
め、燃料29はノズル46を流れる間に、ある程度整流
されるため、このノズル46から噴射されたときに、あ
まりに広角度で拡散するということが防止され、目標と
する方向に噴射させられて、点火性能が向上する。
ノズル46の直径Cの5倍以上とされている。このた
め、燃料29はノズル46を流れる間に、ある程度整流
されるため、このノズル46から噴射されたときに、あ
まりに広角度で拡散するということが防止され、目標と
する方向に噴射させられて、点火性能が向上する。
【0056】また、上記ノズル46の孔軸心と、このノ
ズル46の開口が形成された燃料噴射弁30の外面との
なす交角Dはほぼ90°とされている。このため、仮
に、この交角Dが90°以外であるとすれば、上記ノズ
ル46から噴射された直後の燃料29と鋭角側の燃料噴
射弁30の外面との間に生じる渦によって、噴射された
燃料29は上記鋭角側に強く引っ張られて偏向するが、
上記したように交角Dをほぼ90°としたために、上記
偏向が防止されて、上記燃料29は、上記ノズル46の
孔軸心の延長線上に噴射され、つまり、目標とする方向
により正確に噴射されることとなって、点火性能が向上
する。
ズル46の開口が形成された燃料噴射弁30の外面との
なす交角Dはほぼ90°とされている。このため、仮
に、この交角Dが90°以外であるとすれば、上記ノズ
ル46から噴射された直後の燃料29と鋭角側の燃料噴
射弁30の外面との間に生じる渦によって、噴射された
燃料29は上記鋭角側に強く引っ張られて偏向するが、
上記したように交角Dをほぼ90°としたために、上記
偏向が防止されて、上記燃料29は、上記ノズル46の
孔軸心の延長線上に噴射され、つまり、目標とする方向
により正確に噴射されることとなって、点火性能が向上
する。
【0057】上記の場合、ノズル46は複数設けられて
いるため、各ノズル46の直径Cはそれぞれある程度小
さくさせられている。
いるため、各ノズル46の直径Cはそれぞれある程度小
さくさせられている。
【0058】よって、ノズル46の直径Cを大きく
(0.5mm以上)させることに比べて、燃料29の微
細な噴霧を噴射させることができる。
(0.5mm以上)させることに比べて、燃料29の微
細な噴霧を噴射させることができる。
【0059】また、前記したように、交角Aを40°〜
70°の範囲としたため、次の効果がある。
70°の範囲としたため、次の効果がある。
【0060】即ち、上記交角Aを大きくすれば、燃料2
9の噴射方向でみて、上記ノズル46とピストン11の
頂面との間の寸法が短くなる。このため、噴射された燃
料29は早い時期で上記ピストン11の頂面に衝突し、
このピストン11により加熱されて十分に蒸発、霧化さ
せられることとなる。しかし、上記交角Aの範囲を越え
ると、噴射された燃料29が上記連通孔27の開口縁に
衝突し易くなって、ピストン11の頂面に衝突させるこ
とが阻害されることとなる。
9の噴射方向でみて、上記ノズル46とピストン11の
頂面との間の寸法が短くなる。このため、噴射された燃
料29は早い時期で上記ピストン11の頂面に衝突し、
このピストン11により加熱されて十分に蒸発、霧化さ
せられることとなる。しかし、上記交角Aの範囲を越え
ると、噴射された燃料29が上記連通孔27の開口縁に
衝突し易くなって、ピストン11の頂面に衝突させるこ
とが阻害されることとなる。
【0061】そこで、上記交角Aの上限を70°とした
のであり、このため、噴射された燃料29が早い時期
に、かつ、確実にピストン11の頂面に衝突させられ
て、霧化が促進され、これにより、均一な混合気が得ら
れて、点火性能が向上する。
のであり、このため、噴射された燃料29が早い時期
に、かつ、確実にピストン11の頂面に衝突させられ
て、霧化が促進され、これにより、均一な混合気が得ら
れて、点火性能が向上する。
【0062】一方、交角Aを小さくさせると、噴射され
た燃料29は、より広い面積でピストン11の頂面に衝
突して霧化が促進される。しかし、上記交角Aの範囲未
満であると、噴射された燃料29の一部がピストン11
の頂面から外れ、温度の低いシリンダ7の内周面に衝突
して、霧化が不十分になったり、上記排気通路25から
燃焼されずにそのまま排出され、つまり、「吹き抜け現
象」が生じるおそれがある。
た燃料29は、より広い面積でピストン11の頂面に衝
突して霧化が促進される。しかし、上記交角Aの範囲未
満であると、噴射された燃料29の一部がピストン11
の頂面から外れ、温度の低いシリンダ7の内周面に衝突
して、霧化が不十分になったり、上記排気通路25から
燃焼されずにそのまま排出され、つまり、「吹き抜け現
象」が生じるおそれがある。
【0063】そこで、上記交角Aの下限を40°とした
のであり、このため、噴射された燃料29は、より広い
面積でピストン11の頂面に衝突して霧化が促進される
と共に、「吹き抜け現象」の発生が防止される。また、
上記ピストン11の頂面に、広く燃料29を衝突させる
ことにより、高温となり易いピストン11を効果的に冷
却させることもできて、内燃機関1の寿命の点で有益で
ある。
のであり、このため、噴射された燃料29は、より広い
面積でピストン11の頂面に衝突して霧化が促進される
と共に、「吹き抜け現象」の発生が防止される。また、
上記ピストン11の頂面に、広く燃料29を衝突させる
ことにより、高温となり易いピストン11を効果的に冷
却させることもできて、内燃機関1の寿命の点で有益で
ある。
【0064】なお、上記交角Dはほぼ55°とすれば、
上記諸効果が確実に得られて最適である。
上記諸効果が確実に得られて最適である。
【0065】図4、5において、平面視で、上記左右両
ノズル46,46のなす交角Eは45°±10°の範囲
とされている。この場合、燃料噴射弁30の軸心28の
延長線上に排気通路25が形成されており、上記軸心2
8を基準として、上記両ノズル46,46はほぼ左右対
称に形成されている。
ノズル46,46のなす交角Eは45°±10°の範囲
とされている。この場合、燃料噴射弁30の軸心28の
延長線上に排気通路25が形成されており、上記軸心2
8を基準として、上記両ノズル46,46はほぼ左右対
称に形成されている。
【0066】上記交角Eが上記した範囲を越えると、噴
射された燃料29がピストン11の頂面に衝突する範囲
が狭くなって、上記シリンダ7の内周面に衝突して付着
し易くなり、排気34が悪化し易くなる。
射された燃料29がピストン11の頂面に衝突する範囲
が狭くなって、上記シリンダ7の内周面に衝突して付着
し易くなり、排気34が悪化し易くなる。
【0067】一方、上記した範囲未満であると、燃料2
9の噴射領域が狭くなって、混合気が不均一となり易
い。
9の噴射領域が狭くなって、混合気が不均一となり易
い。
【0068】そこで、上記交角Eを上記範囲としたので
あり、これによって、噴射された燃料29がシリンダ7
の内周面に付着することが防止されて、排気34の悪化
が防止される。また、混合気が均一となって、点火性能
が向上する。
あり、これによって、噴射された燃料29がシリンダ7
の内周面に付着することが防止されて、排気34の悪化
が防止される。また、混合気が均一となって、点火性能
が向上する。
【0069】図5の平面視で、燃料噴射弁30の軸心2
8の延長線上に排気通路25が位置し、上記燃料噴射弁
30はシリンダ7の軸心9を基準として、上記排気通路
25とは正反対側に位置させられている。また、上記軸
心28の延長線を基準として、左右ほぼ対称に一対の前
記掃気通路22,22が設けられている。
8の延長線上に排気通路25が位置し、上記燃料噴射弁
30はシリンダ7の軸心9を基準として、上記排気通路
25とは正反対側に位置させられている。また、上記軸
心28の延長線を基準として、左右ほぼ対称に一対の前
記掃気通路22,22が設けられている。
【0070】上記燃料噴射弁30の燃焼室21の端部は
シリンダ7の軸心9を基準として、上記排気通路25と
は正反対側の角度範囲Fに設けられ、この角度範囲Fは
上記軸心28を基準として±30°の範囲とされる。
シリンダ7の軸心9を基準として、上記排気通路25と
は正反対側の角度範囲Fに設けられ、この角度範囲Fは
上記軸心28を基準として±30°の範囲とされる。
【0071】上記燃料噴射弁30の設置が上記角度範囲
Fを外れると、掃気過程で、上記各掃気通路22から燃
焼室21に吸入された空気19の上方から下方に反転し
た流れにより、噴射された燃料29が運ばれて「吹き抜
け現象」が生じ易くなる。
Fを外れると、掃気過程で、上記各掃気通路22から燃
焼室21に吸入された空気19の上方から下方に反転し
た流れにより、噴射された燃料29が運ばれて「吹き抜
け現象」が生じ易くなる。
【0072】そこで、上記角度範囲Fに燃料噴射弁30
を設けて、この角度範囲Fに燃料29が噴射されるよう
にしたのであり、よって、上記燃料噴射弁30の各ノズ
ル46から噴射された燃料29は、上記各掃気通路22
から燃焼室21に吸入される空気19により、確実に剪
断され、もって、十分に霧化されて、均一な混合気が得
られることとなり、点火性能が向上する。
を設けて、この角度範囲Fに燃料29が噴射されるよう
にしたのであり、よって、上記燃料噴射弁30の各ノズ
ル46から噴射された燃料29は、上記各掃気通路22
から燃焼室21に吸入される空気19により、確実に剪
断され、もって、十分に霧化されて、均一な混合気が得
られることとなり、点火性能が向上する。
【0073】上記スロットル弁20と燃料噴射弁30と
は、前記制御装置32により、次のように制御される。
は、前記制御装置32により、次のように制御される。
【0074】即ち、上記スロットル弁20の開度が小さ
いときには、排気通路25がピストン11によって閉じ
られるときの前後から、上記燃料噴射弁30による燃料
29の噴射がなされるよう、上記制御装置32によって
制御され、これにより、成層燃焼に近い燃焼が得られる
こととされている。
いときには、排気通路25がピストン11によって閉じ
られるときの前後から、上記燃料噴射弁30による燃料
29の噴射がなされるよう、上記制御装置32によって
制御され、これにより、成層燃焼に近い燃焼が得られる
こととされている。
【0075】一方、上記スロットル弁20の全開時に
は、上記排気通路25がピストン11によって閉じられ
た後も、上記燃料29の噴射が続けられるよう、上記制
御装置32によって制御され、これにより、燃料噴射弁
30によって、多量の燃料29が供給されるようになっ
ている。
は、上記排気通路25がピストン11によって閉じられ
た後も、上記燃料29の噴射が続けられるよう、上記制
御装置32によって制御され、これにより、燃料噴射弁
30によって、多量の燃料29が供給されるようになっ
ている。
【0076】図6において、上記点火プラグ23の放電
部24で放電可能とさせる点火装置50が設けられてい
る。この点火装置50も前記制御装置32に電気的に接
続されて、この制御装置32により電子的に制御され
る。
部24で放電可能とさせる点火装置50が設けられてい
る。この点火装置50も前記制御装置32に電気的に接
続されて、この制御装置32により電子的に制御され
る。
【0077】上記点火装置50は点火コイル51を有
し、この点火コイル51は低電圧用の一次巻線52と、
高電圧用の二次巻線53とを備えている。上記一次巻線
52にはコンデンサ54とスイッチング素子55とが直
列に接続され、このスイッチング素子55はFETで構
成されている。また、上記二次巻線53には前記点火プ
ラグ23が接続されている。56はダイオードである。
し、この点火コイル51は低電圧用の一次巻線52と、
高電圧用の二次巻線53とを備えている。上記一次巻線
52にはコンデンサ54とスイッチング素子55とが直
列に接続され、このスイッチング素子55はFETで構
成されている。また、上記二次巻線53には前記点火プ
ラグ23が接続されている。56はダイオードである。
【0078】上記制御装置32は中央制御回路57と点
火ユニット58とを有し、上記中央制御回路57に前記
各センサ36〜40が接続されている。一方、上記点火
ユニット58はコンバータ59と、点火制御回路60と
を備えている。上記コンバータ59と電源61との直列
回路が上記スイッチング素子55と並列となるように上
記コンデンサ54に接続されている。また、上記中央制
御回路57に上記点火制御回路60が接続され、上記中
央制御回路57が前記各センサ36〜40の検出信号に
基づき出力する点火信号aや制御信号を上記点火制御回
路60が入力し、これに基づいて、上記スイッチング素
子55のゲートGに適宜、放電信号bを出力して、その
都度、上記スイッチング素子55をオンさせることとさ
れている。
火ユニット58とを有し、上記中央制御回路57に前記
各センサ36〜40が接続されている。一方、上記点火
ユニット58はコンバータ59と、点火制御回路60と
を備えている。上記コンバータ59と電源61との直列
回路が上記スイッチング素子55と並列となるように上
記コンデンサ54に接続されている。また、上記中央制
御回路57に上記点火制御回路60が接続され、上記中
央制御回路57が前記各センサ36〜40の検出信号に
基づき出力する点火信号aや制御信号を上記点火制御回
路60が入力し、これに基づいて、上記スイッチング素
子55のゲートGに適宜、放電信号bを出力して、その
都度、上記スイッチング素子55をオンさせることとさ
れている。
【0079】また、上記二次巻線53と点火プラグ23
との間における電圧を検出する電圧検出センサ63が設
けられている。なお、この電圧検出センサ63は電流を
検出するものであってもよい。
との間における電圧を検出する電圧検出センサ63が設
けられている。なお、この電圧検出センサ63は電流を
検出するものであってもよい。
【0080】図1、6において、内燃機関1が駆動する
ときには、電源61からコンバータ59を介してコンデ
ンサ54に電圧が入力され、これにより、このコンデン
サ54に充電がなされる。一方、内燃機関1における前
記した一つの燃焼過程において、中央制御回路57から
の一つの点火信号aが上記点火制御回路60に入力され
ると、この点火制御回路60からスイッチング素子55
のゲートGに向って複数の放電信号bが繰り返し出力さ
れる。
ときには、電源61からコンバータ59を介してコンデ
ンサ54に電圧が入力され、これにより、このコンデン
サ54に充電がなされる。一方、内燃機関1における前
記した一つの燃焼過程において、中央制御回路57から
の一つの点火信号aが上記点火制御回路60に入力され
ると、この点火制御回路60からスイッチング素子55
のゲートGに向って複数の放電信号bが繰り返し出力さ
れる。
【0081】すると、上記スイッチング素子55は、上
記放電信号bを入力する毎にオンされる。このオン毎に
上記コンデンサ54に充電されていた電圧により、この
コンデンサ54から上記スイッチング素子55を通り電
流が放電電流Ic として放電され、このとき、上記点火
コイル51の一次巻線52に流れる電流の相互誘導作用
で、上記二次巻線53に高電圧が誘起される。これによ
り、上記各放電信号b毎に、点火プラグ23の放電部2
4で繰り返し断続的に放電cされ、少なくともいずれか
の放電cにより、前記燃焼室21で混合気が点火させら
れて、燃焼させられる。
記放電信号bを入力する毎にオンされる。このオン毎に
上記コンデンサ54に充電されていた電圧により、この
コンデンサ54から上記スイッチング素子55を通り電
流が放電電流Ic として放電され、このとき、上記点火
コイル51の一次巻線52に流れる電流の相互誘導作用
で、上記二次巻線53に高電圧が誘起される。これによ
り、上記各放電信号b毎に、点火プラグ23の放電部2
4で繰り返し断続的に放電cされ、少なくともいずれか
の放電cにより、前記燃焼室21で混合気が点火させら
れて、燃焼させられる。
【0082】図7中実線において、上記制御装置32の
点火装置50における点火制御回路60は第1マップ6
4を有している。この第1マップ64は、前記回転数検
出センサ36で検出される内燃機関1の回転数(エンジ
ン回転数)が低い(少ない)ほど、かつ、内燃機関1へ
の負荷(エンジン負荷)が低い(小さい)ほど、一つの
燃焼過程における上記点火プラグ23の放電cの回数
(放電回数)を増加させるようにする。
点火装置50における点火制御回路60は第1マップ6
4を有している。この第1マップ64は、前記回転数検
出センサ36で検出される内燃機関1の回転数(エンジ
ン回転数)が低い(少ない)ほど、かつ、内燃機関1へ
の負荷(エンジン負荷)が低い(小さい)ほど、一つの
燃焼過程における上記点火プラグ23の放電cの回数
(放電回数)を増加させるようにする。
【0083】即ち、内燃機関1の回転数(エンジン回転
数)が低く、かつ、内燃機関1への負荷(エンジン負
荷)が低い場合には、これらが高い場合に比べて、シリ
ンダ7やピストン11の温度が比較的低いため、噴射さ
れた燃料29の霧化が不十分となり易く、つまり、「不
完全な混合気」となり易い。
数)が低く、かつ、内燃機関1への負荷(エンジン負
荷)が低い場合には、これらが高い場合に比べて、シリ
ンダ7やピストン11の温度が比較的低いため、噴射さ
れた燃料29の霧化が不十分となり易く、つまり、「不
完全な混合気」となり易い。
【0084】そこで、上記したように、内燃機関1の回
転数が低いほど、かつ、上記内燃機関1への負荷が低い
ほど、一つの燃焼過程における上記点火プラグ23の放
電回数を増加させるようにしたのであり、このため、燃
焼室21の混合気が前記した「不完全な混合気」である
としても、点火が安定すると共に、ススの焼き切りによ
り放電cが確実に得られることとなって点火性能が向上
させられる。
転数が低いほど、かつ、上記内燃機関1への負荷が低い
ほど、一つの燃焼過程における上記点火プラグ23の放
電回数を増加させるようにしたのであり、このため、燃
焼室21の混合気が前記した「不完全な混合気」である
としても、点火が安定すると共に、ススの焼き切りによ
り放電cが確実に得られることとなって点火性能が向上
させられる。
【0085】そして、上記した放電回数の増加は、上記
したように、内燃機関1の回転数が低く、かつ、内燃機
関1への負荷が低くて、「不完全な混合気」が生じ易い
という内燃機関1のある運転条件の場合に限って実行さ
せるようにしたため、常時、放電回数を増加させるよう
にしていた従来の技術に比べて、放電cによる高熱で放
電部24が早期に摩耗する、ということが抑制され、点
火プラグ23の寿命の向上が達成される。
したように、内燃機関1の回転数が低く、かつ、内燃機
関1への負荷が低くて、「不完全な混合気」が生じ易い
という内燃機関1のある運転条件の場合に限って実行さ
せるようにしたため、常時、放電回数を増加させるよう
にしていた従来の技術に比べて、放電cによる高熱で放
電部24が早期に摩耗する、ということが抑制され、点
火プラグ23の寿命の向上が達成される。
【0086】図8中実線において、上記点火制御回路6
0は第2マップ65を有している。この第2マップ65
は、A/Fが所定値(目標A/F)よりも大きく、もし
くは、小さいとき、上記放電回数を増加させるようにす
る。
0は第2マップ65を有している。この第2マップ65
は、A/Fが所定値(目標A/F)よりも大きく、もし
くは、小さいとき、上記放電回数を増加させるようにす
る。
【0087】図6、8、9において、上記第1マップ6
4と、第2マップ65に関連する制御装置32の制御に
つき、より詳しく説明する。
4と、第2マップ65に関連する制御装置32の制御に
つき、より詳しく説明する。
【0088】図9は、上記制御装置32の点火制御回路
60のフローチャートを示し、図中(P‐1)〜(P‐
8)は、プログラムの各ステップを示している。
60のフローチャートを示し、図中(P‐1)〜(P‐
8)は、プログラムの各ステップを示している。
【0089】(P‐2)で、前記回転数検出センサ36
とスロットル開度検出センサ37の検出信号に基づき、
中央制御回路57を介しエンジン回転数、負荷について
の制御信号が点火制御回路60に入力される。すると、
(P‐3)で、この制御信号と、上記第1マップ64と
により、放電回数Nが算出される。
とスロットル開度検出センサ37の検出信号に基づき、
中央制御回路57を介しエンジン回転数、負荷について
の制御信号が点火制御回路60に入力される。すると、
(P‐3)で、この制御信号と、上記第1マップ64と
により、放電回数Nが算出される。
【0090】次に、(P‐4)で、A/F検出センサ3
8の検出信号に基づき、中央制御回路57を介しA/F
についての制御信号が点火制御回路60に入力される。
すると、(P‐5)で、この制御信号と、上記第2マッ
プ65とにより、放電回数をいくら増加させるかが判断
され、放電回数の補正分nが算出される。
8の検出信号に基づき、中央制御回路57を介しA/F
についての制御信号が点火制御回路60に入力される。
すると、(P‐5)で、この制御信号と、上記第2マッ
プ65とにより、放電回数をいくら増加させるかが判断
され、放電回数の補正分nが算出される。
【0091】次に、(P‐6)で、最終的な放電回数が
算出され(N=N+n)、(P‐6)で、上記N回(図
1では5回)の放電cが実行される。
算出され(N=N+n)、(P‐6)で、上記N回(図
1では5回)の放電cが実行される。
【0092】即ち、空燃比(A/F)が大きいとき(混
合気が薄いとき)や、A/Fが小さいとき(混合気が濃
いとき)には、空気19と燃料29との混合が不均一と
なったり、上記燃料29の霧化が不十分となり易く、つ
まり、「不完全な混合気」になり易い。
合気が薄いとき)や、A/Fが小さいとき(混合気が濃
いとき)には、空気19と燃料29との混合が不均一と
なったり、上記燃料29の霧化が不十分となり易く、つ
まり、「不完全な混合気」になり易い。
【0093】そこで、上記したように、空燃比が所定値
よりも大きく、もしくは小さいとき、上記放電回数を増
加させるよう上記制御装置32を構成したとしたのであ
り、これにより、「不完全な混合気」であるとしても点
火性能が向上することとなる。
よりも大きく、もしくは小さいとき、上記放電回数を増
加させるよう上記制御装置32を構成したとしたのであ
り、これにより、「不完全な混合気」であるとしても点
火性能が向上することとなる。
【0094】そして、上記放電回数の増加は、上記した
ように内燃機関1のある運転条件の場合に限り実行させ
るようにしたため、点火プラグ23の寿命の向上が達成
される。
ように内燃機関1のある運転条件の場合に限り実行させ
るようにしたため、点火プラグ23の寿命の向上が達成
される。
【0095】図10中実線において、上記点火制御回路
60は第3マップ66を有している。この第3マップ6
6は、エンジン回転数変動が大きいほど、上記放電回数
を増加させるようにする。
60は第3マップ66を有している。この第3マップ6
6は、エンジン回転数変動が大きいほど、上記放電回数
を増加させるようにする。
【0096】図6、10、11において、上記第1マッ
プ64と第3マップ66とに関連する制御装置32の制
御につき、より詳しく説明する。
プ64と第3マップ66とに関連する制御装置32の制
御につき、より詳しく説明する。
【0097】図11は、上記制御装置32の点火制御回
路60のフローチャートを示し、図中(P‐9)〜(P
‐26)は、プログラムの各ステップを示している。
路60のフローチャートを示し、図中(P‐9)〜(P
‐26)は、プログラムの各ステップを示している。
【0098】(P‐10)、(P‐11)はフラッグで
ある。(P‐12)、(P‐13)は、前記図9の(P
‐2)、(P‐3)と同じである。
ある。(P‐12)、(P‐13)は、前記図9の(P
‐2)、(P‐3)と同じである。
【0099】上記(P‐13)で算出された放電回数N
が、従前の燃焼過程と同じか否かが判断される(P‐1
4)、同じでなければ、N回の放電cが実行されて(P
‐15)、その後(P‐10)に戻る。
が、従前の燃焼過程と同じか否かが判断される(P‐1
4)、同じでなければ、N回の放電cが実行されて(P
‐15)、その後(P‐10)に戻る。
【0100】上記(P‐14)で、放電回数Nが従前の
燃焼過程と同じであれば、前記燃焼圧検出センサ39の
検出信号に基づき、中央制御回路57を介し燃焼圧につ
いての制御信号が点火制御回路60に入力され(P‐1
6)、この点火制御回路60に保存される(P‐1
7)。
燃焼過程と同じであれば、前記燃焼圧検出センサ39の
検出信号に基づき、中央制御回路57を介し燃焼圧につ
いての制御信号が点火制御回路60に入力され(P‐1
6)、この点火制御回路60に保存される(P‐1
7)。
【0101】次に、(P‐18)で、上記プログラムの
実行が、予め定めたサンプリング数Iに達していないと
判断されれば、今回放電cすべき放電回数N0 がNとさ
れ(P‐19)、N0 回の放電cが実行され(P‐2
0)、その後(P‐12)に戻る。
実行が、予め定めたサンプリング数Iに達していないと
判断されれば、今回放電cすべき放電回数N0 がNとさ
れ(P‐19)、N0 回の放電cが実行され(P‐2
0)、その後(P‐12)に戻る。
【0102】一方、上記(P‐18)で、予め定めたサ
ンプリング数Iに達したと判断されれば、回転数検出セ
ンサ36の検出信号に基づき中央制御回路57から点火
制御回路60に入力される制御信号により、エンジン回
転数変動分が算出される(P‐22)。
ンプリング数Iに達したと判断されれば、回転数検出セ
ンサ36の検出信号に基づき中央制御回路57から点火
制御回路60に入力される制御信号により、エンジン回
転数変動分が算出される(P‐22)。
【0103】上記(P‐22)で算出された値と、上記
第3マップ66とにより、放電回数をいくら増加させる
かが判断され、放電回数の補正分nが算出される(P‐
23)。
第3マップ66とにより、放電回数をいくら増加させる
かが判断され、放電回数の補正分nが算出される(P‐
23)。
【0104】そして、(P‐24)で、最終的な放電回
数が算出され(N0 =N+n)、(P‐25)で、上記
N0 回の放電cが実行され、(P‐26)を経て(P‐
11)に戻る。
数が算出され(N0 =N+n)、(P‐25)で、上記
N0 回の放電cが実行され、(P‐26)を経て(P‐
11)に戻る。
【0105】上記の場合、内燃機関1の回転数変動が大
きいほど、上記放電回数を増加させるよう上記制御装置
32が構成されている。
きいほど、上記放電回数を増加させるよう上記制御装置
32が構成されている。
【0106】このため、内燃機関1の回転数変動が大き
くて、点火が不十分で不安定な運転状態にあると考えら
れるときには、上記したように、放電回数を増加させる
ようにしたのであり、これにより、「不完全な混合気」
であるとしても点火性能が向上することとなる。
くて、点火が不十分で不安定な運転状態にあると考えら
れるときには、上記したように、放電回数を増加させる
ようにしたのであり、これにより、「不完全な混合気」
であるとしても点火性能が向上することとなる。
【0107】そして、上記放電回数の増加は、上記した
ように内燃機関1のある運転条件の場合に限って実行さ
せるようにしたため、点火プラグ23の寿命の向上が達
成される。
ように内燃機関1のある運転条件の場合に限って実行さ
せるようにしたため、点火プラグ23の寿命の向上が達
成される。
【0108】また、内燃機関1の燃焼圧力変動が大きい
ほど、上記放電回数を増加させるよう上記制御装置32
が構成されている。
ほど、上記放電回数を増加させるよう上記制御装置32
が構成されている。
【0109】このため、内燃機関1の燃焼圧力変動が大
きくて、点火が不十分で不安定な運転状態にあると考え
られるときには、上記したように、放電回数を増加させ
るようにしたのであり、これにより、「不完全な混合
気」であるとしても点火性能が向上することとなる。
きくて、点火が不十分で不安定な運転状態にあると考え
られるときには、上記したように、放電回数を増加させ
るようにしたのであり、これにより、「不完全な混合
気」であるとしても点火性能が向上することとなる。
【0110】そして、上記放電回数の増加は、上記した
ように内燃機関1のある運転条件の場合に限って実行さ
せるようにしたため、点火プラグ23の寿命の向上が達
成される。
ように内燃機関1のある運転条件の場合に限って実行さ
せるようにしたため、点火プラグ23の寿命の向上が達
成される。
【0111】図1において、一つの放電cから次の放電
cに移行するとき、その放電電圧は一旦ほぼ0の状態と
される。このため、各放電cは、その放電開始時で電圧
が極めて高くなる高電圧部と、その後、低下したほぼ一
定電圧で推移する低電圧部とで構成される。そして、上
記高電圧のとき、点火プラグ23の放電部24に堆積し
たススが焼き切られることとなる。
cに移行するとき、その放電電圧は一旦ほぼ0の状態と
される。このため、各放電cは、その放電開始時で電圧
が極めて高くなる高電圧部と、その後、低下したほぼ一
定電圧で推移する低電圧部とで構成される。そして、上
記高電圧のとき、点火プラグ23の放電部24に堆積し
たススが焼き切られることとなる。
【0112】上記各放電cの期間は、約200μsec
であるが、隣り合う放電cの間の無放電期間dは100
μsec〜0の短い期間であることが望ましい。このよ
うにすれば、放電部24周りで混合気の燃焼の開始源と
なる火炎核が消失することなく、確実に生起させられ、
もって、点火性能がより向上することとなる。
であるが、隣り合う放電cの間の無放電期間dは100
μsec〜0の短い期間であることが望ましい。このよ
うにすれば、放電部24周りで混合気の燃焼の開始源と
なる火炎核が消失することなく、確実に生起させられ、
もって、点火性能がより向上することとなる。
【0113】以上、要するに、図2〜5に基づいて説明
した燃料29の供給に関する構造的な構成により、内燃
機関1の各運転条件における点火性能はそれぞれ向上さ
せられるが、その運転中、「不完全な混合気」が生じ易
い内燃機関1の運転条件においては、特に、制御装置3
2の点火制御回路60による点火プラグ23の放電cの
前記各制御により、点火性能が更に向上させられること
とされており、もって、内燃機関1のいずれの運転条件
でも、点火性能がより確実に向上させられて、安定した
エンジン性能が得られることとされている。
した燃料29の供給に関する構造的な構成により、内燃
機関1の各運転条件における点火性能はそれぞれ向上さ
せられるが、その運転中、「不完全な混合気」が生じ易
い内燃機関1の運転条件においては、特に、制御装置3
2の点火制御回路60による点火プラグ23の放電cの
前記各制御により、点火性能が更に向上させられること
とされており、もって、内燃機関1のいずれの運転条件
でも、点火性能がより確実に向上させられて、安定した
エンジン性能が得られることとされている。
【0114】なお、以上は図示の例によるが、上記各構
成を4サイクルの内燃機関に適用してもよい。この場合
には、前記した燃焼過程を爆発行程と読み替えればよ
い。
成を4サイクルの内燃機関に適用してもよい。この場合
には、前記した燃焼過程を爆発行程と読み替えればよ
い。
【0115】以下の各図と前記図6は、第2〜5の実施
の形態を示している。これら各実施の形態は、前記第1
の実施の形態と構成作用において多くの点で共通してい
る。そこで、これら共通するものについては、図面に共
通の符号を付してその説明を省略し、異なる点につき主
に説明する。
の形態を示している。これら各実施の形態は、前記第1
の実施の形態と構成作用において多くの点で共通してい
る。そこで、これら共通するものについては、図面に共
通の符号を付してその説明を省略し、異なる点につき主
に説明する。
【0116】(第2の実施の形態)
【0117】図6、12は、第2の実施の形態を示して
いる。この実施の形態は、請求項5〜8の発明に対応し
ている。
いる。この実施の形態は、請求項5〜8の発明に対応し
ている。
【0118】この実施の形態では、前記第1の実施の形
態における図7〜9における放電回数を総放電時間Tと
読み替えればよく、かつ、これらの図中二点鎖線を参照
すればよい。
態における図7〜9における放電回数を総放電時間Tと
読み替えればよく、かつ、これらの図中二点鎖線を参照
すればよい。
【0119】上記各図中二点鎖線の第1〜3マップ64
〜66によれば、エンジン回転数が低いほど、かつ、エ
ンジン負荷が低いほど、一つの燃焼過程における上記点
火プラグ23の放電部24の総放電時間Tがより長くな
ることとされ、この総放電時間Tの期間中、前記第1の
実施の形態と同様に、複数回の放電cが断続的になされ
ることとされている。
〜66によれば、エンジン回転数が低いほど、かつ、エ
ンジン負荷が低いほど、一つの燃焼過程における上記点
火プラグ23の放電部24の総放電時間Tがより長くな
ることとされ、この総放電時間Tの期間中、前記第1の
実施の形態と同様に、複数回の放電cが断続的になされ
ることとされている。
【0120】前記電圧検出センサ63は、点火プラグ2
3の放電部24における放電電圧を検出してその検出信
号を出力するものであり、この検出信号は中央制御回路
57もしくは点火制御回路60に入力される。
3の放電部24における放電電圧を検出してその検出信
号を出力するものであり、この検出信号は中央制御回路
57もしくは点火制御回路60に入力される。
【0121】上記電圧検出センサ63により検出された
放電検出信号eが0になったとき、直ちにスイッチング
素子55のゲートGに放電信号bが与えられて、次の放
電cが直ちになされるようになっている。
放電検出信号eが0になったとき、直ちにスイッチング
素子55のゲートGに放電信号bが与えられて、次の放
電cが直ちになされるようになっている。
【0122】上記の場合、総放電時間Tの始期は点火信
号aの開始時期であり、放電cの終了が、上記総放電時
間Tの終期を過ぎたときは、次の放電cは行われず、こ
こで放電cが終了することとなる。
号aの開始時期であり、放電cの終了が、上記総放電時
間Tの終期を過ぎたときは、次の放電cは行われず、こ
こで放電cが終了することとなる。
【0123】他の構成や作用等は、前記第1の実施の形
態において、「放電回数を増加する」旨を「総放電時間
をより長くする」旨に読み替えればよく、これによれ
ば、前記第1の実施の形態と同様の作用、効果が生じ
る。
態において、「放電回数を増加する」旨を「総放電時間
をより長くする」旨に読み替えればよく、これによれ
ば、前記第1の実施の形態と同様の作用、効果が生じ
る。
【0124】(第3の実施の形態)
【0125】図13、14は、第3の実施の形態を示し
ている。この実施の形態は、請求項5〜9の発明に対応
している。
ている。この実施の形態は、請求項5〜9の発明に対応
している。
【0126】これによれば、スイッチング素子55はN
PNトランジスタが用いられており、点火制御回路60
は放電時間可変型誘導放電式のものが用いられている。
PNトランジスタが用いられており、点火制御回路60
は放電時間可変型誘導放電式のものが用いられている。
【0127】点火制御回路60からスイッチング素子5
5のベースBに向って出力される放電信号bが、点火信
号aによりオンからオフされて、その後、このオンとオ
フが繰り返される。そして、このオフ毎にスイッチング
素子55がオンされ、電源61の電圧により、一次巻線
52を放電電流Ic が流れ、これとの相互誘導作用で、
上記二次巻線53に高電圧が誘起される。
5のベースBに向って出力される放電信号bが、点火信
号aによりオンからオフされて、その後、このオンとオ
フが繰り返される。そして、このオフ毎にスイッチング
素子55がオンされ、電源61の電圧により、一次巻線
52を放電電流Ic が流れ、これとの相互誘導作用で、
上記二次巻線53に高電圧が誘起される。
【0128】上記の場合、スイッチング素子55のオン
はほぼ連続的とされて、上記二次巻線53の高電圧によ
り、点火プラグ23の放電部24での放電cが連続的に
なされ、この放電cは上記総放電時間Tの期間中、続け
られる。
はほぼ連続的とされて、上記二次巻線53の高電圧によ
り、点火プラグ23の放電部24での放電cが連続的に
なされ、この放電cは上記総放電時間Tの期間中、続け
られる。
【0129】上記構成によれば、放電cの期間は長くな
るとしても、一つの燃焼過程で、放電cの回数は1回で
あることから、放電cを複数回繰り返すことに比べて、
無駄な点火エネルギーを節約でき、その分、放電cによ
る高熱で放電部24が早期に摩耗するということが、よ
り効果的に抑制されて、点火プラグ23の寿命の向上が
より効果的に達成される。
るとしても、一つの燃焼過程で、放電cの回数は1回で
あることから、放電cを複数回繰り返すことに比べて、
無駄な点火エネルギーを節約でき、その分、放電cによ
る高熱で放電部24が早期に摩耗するということが、よ
り効果的に抑制されて、点火プラグ23の寿命の向上が
より効果的に達成される。
【0130】他の構成や作用は、前記第2の実施の形態
と同様である。
と同様である。
【0131】(第4の実施の形態)
【0132】図15は、第4の実施の形態を示してい
る。この実施の形態は、各請求項の発明に対応してい
る。
る。この実施の形態は、各請求項の発明に対応してい
る。
【0133】これによれば、連通孔27は、シリンダ7
の頂部であるシリンダヘッド7bに形成されると共に、
この連通孔27により、上記シリンダヘッド7bに燃料
噴射弁30が取り付けられている。
の頂部であるシリンダヘッド7bに形成されると共に、
この連通孔27により、上記シリンダヘッド7bに燃料
噴射弁30が取り付けられている。
【0134】(第5の実施の形態)
【0135】図16は、第5の実施の形態を示してい
る。この実施の形態は、各請求項の発明に対応してい
る。
る。この実施の形態は、各請求項の発明に対応してい
る。
【0136】これによれば、内燃機関1の燃料噴射弁3
0におけるノズル46は3つ設けられ、中央のノズル4
6は、燃料噴射弁30の軸心28上に位置させられてい
る。
0におけるノズル46は3つ設けられ、中央のノズル4
6は、燃料噴射弁30の軸心28上に位置させられてい
る。
【0137】この構成の場合には、交角Eは65°±1
0°が好ましい。
0°が好ましい。
【0138】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0139】請求項1の発明は、シリンダ内に向って直
接に燃料を噴射可能とする燃料噴射弁を設けると共に、
上記シリンダ内に放電部が臨む点火プラグを設け、この
点火プラグによる放電を制御する制御装置を設けた内燃
機関の点火装置において、
接に燃料を噴射可能とする燃料噴射弁を設けると共に、
上記シリンダ内に放電部が臨む点火プラグを設け、この
点火プラグによる放電を制御する制御装置を設けた内燃
機関の点火装置において、
【0140】上記内燃機関の回転数が低いほど、かつ、
上記内燃機関への負荷が低いほど、一つの燃焼過程にお
ける上記点火プラグの放電回数を増加させるよう上記制
御装置を構成してあり、次の効果が生じる。
上記内燃機関への負荷が低いほど、一つの燃焼過程にお
ける上記点火プラグの放電回数を増加させるよう上記制
御装置を構成してあり、次の効果が生じる。
【0141】即ち、内燃機関の回転数(エンジン回転
数)が低く、かつ、内燃機関への負荷(エンジン負荷)
が低い場合には、これらが高い場合に比べて、シリンダ
やピストンの温度が比較的低いため、噴射された燃料の
霧化が不十分となり易く、つまり、「不完全な混合気」
となり易い。
数)が低く、かつ、内燃機関への負荷(エンジン負荷)
が低い場合には、これらが高い場合に比べて、シリンダ
やピストンの温度が比較的低いため、噴射された燃料の
霧化が不十分となり易く、つまり、「不完全な混合気」
となり易い。
【0142】そこで、上記したように、内燃機関の回転
数が低いほど、かつ、上記内燃機関への負荷が低いほ
ど、一つの燃焼過程における上記点火プラグの放電回数
を増加させるようにしたのであり、このため、「不完全
な混合気」であるとしても、点火が安定すると共に、ス
スの焼き切りにより放電が確実に得られることとなって
点火性能が向上させられる。
数が低いほど、かつ、上記内燃機関への負荷が低いほ
ど、一つの燃焼過程における上記点火プラグの放電回数
を増加させるようにしたのであり、このため、「不完全
な混合気」であるとしても、点火が安定すると共に、ス
スの焼き切りにより放電が確実に得られることとなって
点火性能が向上させられる。
【0143】そして、上記した放電回数の増加は、上記
したように、内燃機関の回転数が低く、かつ、内燃機関
への負荷が低くて、「不完全な混合気」が生じ易いとい
う内燃機関のある運転条件の場合に実行させるようにし
たため、常時、放電回数を増加させるようにしていた従
来の技術に比べて、放電による高熱で放電部が早期に摩
耗する、ということが抑制され、点火プラグの寿命の向
上が達成される。
したように、内燃機関の回転数が低く、かつ、内燃機関
への負荷が低くて、「不完全な混合気」が生じ易いとい
う内燃機関のある運転条件の場合に実行させるようにし
たため、常時、放電回数を増加させるようにしていた従
来の技術に比べて、放電による高熱で放電部が早期に摩
耗する、ということが抑制され、点火プラグの寿命の向
上が達成される。
【0144】請求項2の発明は、空燃比が所定値よりも
大きく、もしくは小さいとき、上記放電回数を増加させ
るよう上記制御装置を構成してあり、次の効果が生じ
る。
大きく、もしくは小さいとき、上記放電回数を増加させ
るよう上記制御装置を構成してあり、次の効果が生じ
る。
【0145】即ち、空燃比が大きいとき(混合気が薄い
とき)や、A/Fが小さいとき(混合気が濃いとき)に
は、空気と燃料との混合が不均一となったり、上記燃料
の霧化が不十分となり易く、つまり、「不完全な混合
気」になり易い。
とき)や、A/Fが小さいとき(混合気が濃いとき)に
は、空気と燃料との混合が不均一となったり、上記燃料
の霧化が不十分となり易く、つまり、「不完全な混合
気」になり易い。
【0146】そこで、上記したように、空燃比が所定値
よりも大きく、もしくは小さいとき、上記放電回数を増
加させるよう上記制御装置を構成したとしたのであり、
これにより、「不完全な混合気」であるとしても点火性
能が向上することとなる。
よりも大きく、もしくは小さいとき、上記放電回数を増
加させるよう上記制御装置を構成したとしたのであり、
これにより、「不完全な混合気」であるとしても点火性
能が向上することとなる。
【0147】そして、上記放電回数の増加は、上記した
ように内燃機関のある運転条件の場合に実行させるよう
にしたため、点火プラグの寿命の向上が達成される。
ように内燃機関のある運転条件の場合に実行させるよう
にしたため、点火プラグの寿命の向上が達成される。
【0148】請求項3の発明は、内燃機関の回転数変動
が大きいほど、上記放電回数を増加させるよう上記制御
装置を構成してある。
が大きいほど、上記放電回数を増加させるよう上記制御
装置を構成してある。
【0149】このため、内燃機関の回転数変動が大きく
て、点火が不十分で不安定な運転状態にあると考えられ
るときには、上記したように、放電回数を増加させるよ
うにしたのであり、これにより、「不完全な混合気」で
あるとしても点火性能が向上することとなる。
て、点火が不十分で不安定な運転状態にあると考えられ
るときには、上記したように、放電回数を増加させるよ
うにしたのであり、これにより、「不完全な混合気」で
あるとしても点火性能が向上することとなる。
【0150】そして、上記放電回数の増加は、上記した
ように内燃機関のある運転条件の場合に実行させるよう
にしたため、点火プラグの寿命の向上が達成される。
ように内燃機関のある運転条件の場合に実行させるよう
にしたため、点火プラグの寿命の向上が達成される。
【0151】請求項4の発明は、内燃機関の燃焼圧力変
動が大きいほど、上記放電回数を増加させるよう上記制
御装置を構成してある。
動が大きいほど、上記放電回数を増加させるよう上記制
御装置を構成してある。
【0152】このため、内燃機関の燃焼圧力変動が大き
くて、点火が不十分で不安定な運転状態にあると考えら
れるときには、上記したように、放電回数を増加させる
ようにしたのであり、これにより、「不完全な混合気」
であるとしても点火性能が向上することとなる。
くて、点火が不十分で不安定な運転状態にあると考えら
れるときには、上記したように、放電回数を増加させる
ようにしたのであり、これにより、「不完全な混合気」
であるとしても点火性能が向上することとなる。
【0153】そして、上記放電回数の増加は、上記した
ように内燃機関のある運転条件の場合に実行させるよう
にしたため、点火プラグの寿命の向上が達成される。
ように内燃機関のある運転条件の場合に実行させるよう
にしたため、点火プラグの寿命の向上が達成される。
【0154】請求項5の発明は、シリンダ内に向って直
接に燃料を噴射可能とする燃料噴射弁を設けると共に、
上記シリンダ内に放電部が臨む点火プラグを設け、この
点火プラグによる放電を制御する制御装置を設けた内燃
機関の点火装置において、
接に燃料を噴射可能とする燃料噴射弁を設けると共に、
上記シリンダ内に放電部が臨む点火プラグを設け、この
点火プラグによる放電を制御する制御装置を設けた内燃
機関の点火装置において、
【0155】上記内燃機関の回転数が低いほど、かつ、
上記内燃機関への負荷が低いほど、一つの燃焼過程にお
ける上記点火プラグの総放電時間をより長くさせるよう
上記制御装置を構成してあり、次の効果が生じる。
上記内燃機関への負荷が低いほど、一つの燃焼過程にお
ける上記点火プラグの総放電時間をより長くさせるよう
上記制御装置を構成してあり、次の効果が生じる。
【0156】即ち、内燃機関の回転数(エンジン回転
数)が低く、かつ、内燃機関への負荷(エンジン負荷)
が低い場合には、これらが高い場合に比べて、シリンダ
やピストンの温度が比較的低いため、噴射された燃料の
霧化が不十分となり易く、つまり、「不完全な混合気」
となり易い。
数)が低く、かつ、内燃機関への負荷(エンジン負荷)
が低い場合には、これらが高い場合に比べて、シリンダ
やピストンの温度が比較的低いため、噴射された燃料の
霧化が不十分となり易く、つまり、「不完全な混合気」
となり易い。
【0157】そこで、上記したように、内燃機関の回転
数が低いほど、かつ、上記内燃機関への負荷が低いほ
ど、一つの燃焼過程における上記点火プラグの総放電時
間をより長くさせるようにしたのであり、このため、
「不完全な混合気」であるとしても、点火が安定するこ
ととなって点火性能が向上させられる。
数が低いほど、かつ、上記内燃機関への負荷が低いほ
ど、一つの燃焼過程における上記点火プラグの総放電時
間をより長くさせるようにしたのであり、このため、
「不完全な混合気」であるとしても、点火が安定するこ
ととなって点火性能が向上させられる。
【0158】そして、上記した総放電時間をより長くす
ることは、上記したように、内燃機関の回転数が低く、
かつ、内燃機関への負荷が低くて、「不完全な混合気」
が生じ易いという内燃機関のある運転条件の場合に実行
させるようにしたため、常時、放電回数を増加させるよ
うにしていた従来の技術に比べて、放電による高熱で放
電部が早期に摩耗する、ということが抑制され、点火プ
ラグの寿命の向上が達成される。
ることは、上記したように、内燃機関の回転数が低く、
かつ、内燃機関への負荷が低くて、「不完全な混合気」
が生じ易いという内燃機関のある運転条件の場合に実行
させるようにしたため、常時、放電回数を増加させるよ
うにしていた従来の技術に比べて、放電による高熱で放
電部が早期に摩耗する、ということが抑制され、点火プ
ラグの寿命の向上が達成される。
【0159】請求項6の発明は、空燃比が所定値よりも
大きく、もしくは小さいとき、上記総放電時間をより長
くさせるよう上記制御装置を構成してあり、次の効果が
生じる。
大きく、もしくは小さいとき、上記総放電時間をより長
くさせるよう上記制御装置を構成してあり、次の効果が
生じる。
【0160】即ち、空燃比が大きいとき(混合気が薄い
とき)や、A/Fが小さいとき(混合気が濃いとき)に
は、空気と燃料との混合が不均一となったり、上記燃料
の霧化が不十分となり易く、つまり、「不完全な混合
気」になり易い。
とき)や、A/Fが小さいとき(混合気が濃いとき)に
は、空気と燃料との混合が不均一となったり、上記燃料
の霧化が不十分となり易く、つまり、「不完全な混合
気」になり易い。
【0161】そこで、上記したように、空燃比が所定値
よりも大きく、もしくは小さいとき、上記総放電時間を
より長くさせるよう上記制御装置を構成したとしたので
あり、これにより、「不完全な混合気」であるとしても
点火性能が向上することとなる。
よりも大きく、もしくは小さいとき、上記総放電時間を
より長くさせるよう上記制御装置を構成したとしたので
あり、これにより、「不完全な混合気」であるとしても
点火性能が向上することとなる。
【0162】そして、上記総放電時間をより長くするこ
とは、上記したように内燃機関のある運転条件の場合に
実行させるようにしたため、点火プラグの寿命の向上が
達成される。
とは、上記したように内燃機関のある運転条件の場合に
実行させるようにしたため、点火プラグの寿命の向上が
達成される。
【0163】請求項7の発明は、内燃機関の回転数変動
が大きいほど、上記総放電時間をより長くさせるよう上
記制御装置を構成してある。
が大きいほど、上記総放電時間をより長くさせるよう上
記制御装置を構成してある。
【0164】このため、内燃機関の回転数変動が大きく
て、点火が不十分で不安定な運転状態にあると考えられ
るときには、上記したように、総放電時間をより長くさ
せるようにしたのであり、これにより、「不完全な混合
気」であるとしても点火性能が向上することとなる。
て、点火が不十分で不安定な運転状態にあると考えられ
るときには、上記したように、総放電時間をより長くさ
せるようにしたのであり、これにより、「不完全な混合
気」であるとしても点火性能が向上することとなる。
【0165】そして、上記総放電時間をより長くするこ
とは、上記したように内燃機関のある運転条件の場合に
実行させるようにしたため、点火プラグの寿命の向上が
達成される。
とは、上記したように内燃機関のある運転条件の場合に
実行させるようにしたため、点火プラグの寿命の向上が
達成される。
【0166】請求項8の発明は、内燃機関の燃焼圧力変
動が大きいほど、上記総放電時間をより長くさせるよう
上記制御装置を構成してある。
動が大きいほど、上記総放電時間をより長くさせるよう
上記制御装置を構成してある。
【0167】このため、内燃機関の燃焼圧力変動が大き
くて、点火が不十分で不安定な運転状態にあると考えら
れるときには、上記したように、総放電時間をより長く
させるようにしたのであり、これにより、「不完全な混
合気」であるとしても点火性能が向上することとなる。
くて、点火が不十分で不安定な運転状態にあると考えら
れるときには、上記したように、総放電時間をより長く
させるようにしたのであり、これにより、「不完全な混
合気」であるとしても点火性能が向上することとなる。
【0168】そして、上記総放電時間をより長くするこ
とは、上記したように内燃機関のある運転条件の場合に
実行させるようにしたため、点火プラグの寿命の向上が
達成される。
とは、上記したように内燃機関のある運転条件の場合に
実行させるようにしたため、点火プラグの寿命の向上が
達成される。
【0169】請求項9の発明は、上記総放電時間の期間
中、上記放電を連続的に行わせるよう上記制御装置を構
成してある。
中、上記放電を連続的に行わせるよう上記制御装置を構
成してある。
【0170】このため、放電の期間は長くなるとして
も、一つの燃焼過程で、放電の回数は1回であることか
ら、放電を複数回繰り返すことに比べて、無駄な点火エ
ネルギーを節約でき、その分、放電による高熱で放電部
が早期に摩耗するということが、より効果的に抑制され
て、点火プラグの寿命の向上がより効果的に達成され
る。
も、一つの燃焼過程で、放電の回数は1回であることか
ら、放電を複数回繰り返すことに比べて、無駄な点火エ
ネルギーを節約でき、その分、放電による高熱で放電部
が早期に摩耗するということが、より効果的に抑制され
て、点火プラグの寿命の向上がより効果的に達成され
る。
【図1】第1の実施の形態で、放電のタイムチャート図
である。
である。
【図2】第1の実施の形態で、内燃機関の側面縦断面図
である。
である。
【図3】第1の実施の形態で、図2の部分拡大断面図で
ある。
ある。
【図4】第1の実施の形態で、図3の4‐4線矢視図で
ある。
ある。
【図5】第1の実施の形態で、内燃機関の平面断面図で
ある。
ある。
【図6】第1、第2の実施の形態で、制御装置の電気配
線図である。
線図である。
【図7】第1の実施の形態で、制御装置の第1マップ図
である。
である。
【図8】第1の実施の形態で、制御装置の第2マップ図
である。
である。
【図9】第1の実施の形態で、制御装置のフローチャー
ト図である。
ト図である。
【図10】第1の実施の形態で、制御装置の第3マップ
図である。
図である。
【図11】第1の実施の形態で、制御装置の他のフロー
チャート図である。
チャート図である。
【図12】第2の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
る。
【図13】第3の実施の形態で、図6に相当する図であ
る。
る。
【図14】第3の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
る。
【図15】第4の実施の形態で、図2に相当する図であ
る。
る。
【図16】第5の実施の形態で、図4に相当する図であ
る。
る。
1 内燃機関 7 シリンダ 19 空気 20 スロットル弁 21 燃焼室 23 点火プラグ 24 放電部 29 燃料 30 燃料噴射弁 32 制御装置 36 回転数検出センサ 37 スロットル開度検出センサ 38 A/F検出センサ 39 燃焼圧検出センサ 50 点火装置 a 点火信号 b 放電信号 c 放電 d 無放電期間 e 放電検出信号 T 総放電時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守屋 美彦 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 シリンダ内に向って直接に燃料を噴射可
能とする燃料噴射弁を設けると共に、上記シリンダ内に
放電部が臨む点火プラグを設け、この点火プラグによる
放電を制御する制御装置を設けた内燃機関の点火装置に
おいて、 上記内燃機関の回転数が低いほど、かつ、上記内燃機関
への負荷が低いほど、一つの燃焼過程における上記点火
プラグの放電回数を増加させるよう上記制御装置を構成
した内燃機関の点火装置。 - 【請求項2】 空燃比が所定値よりも大きく、もしくは
小さいとき、上記放電回数を増加させるよう上記制御装
置を構成した請求項1に記載の内燃機関の点火装置。 - 【請求項3】 内燃機関の回転数変動が大きいほど、上
記放電回数を増加させるよう上記制御装置を構成した請
求項1、もしくは2に記載の内燃機関の点火装置。 - 【請求項4】 内燃機関の燃焼圧力変動が大きいほど、
上記放電回数を増加させるよう上記制御装置を構成した
請求項1から3のうちいずれか1つに記載の内燃機関の
点火装置。 - 【請求項5】 シリンダ内に向って直接に燃料を噴射可
能とする燃料噴射弁を設けると共に、上記シリンダ内に
放電部が臨む点火プラグを設け、この点火プラグによる
放電を制御する制御装置を設けた内燃機関の点火装置に
おいて、 上記内燃機関の回転数が低いほど、かつ、上記内燃機関
への負荷が低いほど、一つの燃焼過程における上記点火
プラグの総放電時間をより長くさせるよう上記制御装置
を構成した内燃機関の点火装置。 - 【請求項6】 空燃比が所定値よりも大きく、もしくは
小さいとき、上記総放電時間をより長くさせるよう上記
制御装置を構成した請求項5に記載の内燃機関の点火装
置。 - 【請求項7】 内燃機関の回転数変動が大きいほど、上
記総放電時間をより長くさせるよう上記制御装置を構成
した請求項5、もしくは6に記載の内燃機関の点火装
置。 - 【請求項8】 内燃機関の燃焼圧力変動が大きいほど、
上記総放電時間をより長くさせるよう上記制御装置を構
成した請求項5から7のうちいずれか1つに記載の内燃
機関の点火装置。 - 【請求項9】 上記総放電時間の期間中、上記放電を連
続的に行わせるよう上記制御装置を構成した請求項5か
ら8のうちいずれか1つに記載の内燃機関の点火装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9205232A JPH1137030A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 内燃機関の点火装置 |
| US09/115,296 US6085733A (en) | 1997-07-14 | 1998-07-14 | Ignition control system for engine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9205232A JPH1137030A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 内燃機関の点火装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1137030A true JPH1137030A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16503603
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9205232A Pending JPH1137030A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 内燃機関の点火装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6085733A (ja) |
| JP (1) | JPH1137030A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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