JPH1137865A - トルクセンサ - Google Patents

トルクセンサ

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JPH1137865A
JPH1137865A JP19012197A JP19012197A JPH1137865A JP H1137865 A JPH1137865 A JP H1137865A JP 19012197 A JP19012197 A JP 19012197A JP 19012197 A JP19012197 A JP 19012197A JP H1137865 A JPH1137865 A JP H1137865A
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浩一 佐藤
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一穂 力石
Toshiyuki Onizuka
利行 鬼塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルクセンサにおいて、位置調整機構等での
面倒な中立調整が不要で、コスト削減や発熱量低減等を
図ることができると共に、信頼性を向上させ、一系統の
検出回路による構成を可能とする。 【解決手段】 トルク検出のためのコイルの駆動タイミ
ング及びサンプルホールドのタイミングを可変する制御
演算部と、センサ各部の初期値を記憶する記憶部とを具
備し、前記コイルの過渡電圧のサンプリングに基づいて
トルクを検出すると共に、前記トルク検出を行っていな
いサンプルホールドの合間に、前記記憶部の初期値と比
較することによって前記センサ各部の故障を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のハンドル操
舵の回転軸に発生する操舵トルクを非接触で検出するト
ルクセンサに関し、特に発生する操舵トルクに応じてイ
ンピーダンスが変化するトルクセンサにおいて、寸法誤
差、組立誤差、電子部品の出力誤差等により生じた中立
時出力電圧ズレを簡単に補正すると共に、トルクの検出
を行っていない時に、検出時とは異なる動作で各部の故
障を検知するようにして信頼性を向上させたトルクセン
サに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車や車両のステアリング装置をモ−
タの回転力で補助負荷付勢する電動パワ−ステアリング
装置は、モ−タの駆動力を減速機を介してギア又はベル
ト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラ
ック軸に補助負荷付勢するようになっている。ここで、
一般的な電動パワ−ステアリング装置の構成を図11に
示して説明する。操向ハンドル1の軸2は減速ギア3
A、ユニバ−サルジョイント4a及び4b、ピニオンラ
ック機構5を経て操向車輪のタイロッド6に結合されて
いる。軸2には、操向ハンドル1の操舵トルクを検出す
るトルクセンサ100が設けられており、操向ハンドル
1の操舵力を補助するモ−タ20がクラッチ21、減速
ギア3Aを介して軸2に結合されている。パワ−ステア
リング装置を制御するコントロ−ルユニット200に
は、バッテリ14からイグニションキ−11を経て電力
が供給され、コントロ−ルユニット200は、トルクセ
ンサ100で検出された操舵トルクTと車速センサ12
で検出された車速Vとに基づいてアシスト指令の操舵補
助指令値Iの演算を行い、演算された操舵補助指令値I
に基づいてモ−タ20に供給する電流を制御する。クラ
ッチ21はコントロ−ルユニット200でON/OFF
制御され、通常の動作状態ではON(結合)されてい
る。そして、コントロ−ルユニット200にはパワ−ス
テアリング装置が故障と判断された時、及びイグニショ
ンキ−11によりバッテリ14の電源がOFFとなって
いる時に、クラッチ21はOFF(切断)される。
【0003】コントロ−ルユニット200は主としてC
PUで構成されるが、そのCPU内部においてプログラ
ムで実行される一般的な機能を示すと図12のようにな
る。トルクセンサ100で検出されて入力される操舵ト
ルクTは、操舵系の安定性を高めるために位相補償器2
01で位相補償され、位相補償された操舵トルクTAが
操舵補助指令値演算器202に入力される。また、車速
センサ12で検出された車速Vも操舵補助指令値演算器
202に入力される。操舵補助指令値演算器202は、
入力された操舵トルクTA及び車速Vに基づいてモ−タ
20に供給する電流の制御目標値である操舵補助指令値
Iを決定し、操舵補助指令値演算器202にはメモリ2
03が付設されている。メモリ203は車速Vをパラメ
−タとして操舵トルクに対応する操舵補助指令値Iを格
納しており、操舵補助指令値演算器202による操舵補
助指令値Iの演算に使用される。操舵補助指令値Iは減
算器200Aに入力されると共に、応答速度を高めるた
めのフィ−ドフォワ−ド系の微分補償器204に入力さ
れ、減算器200Aの偏差(I−i)は比例演算器20
5に入力され、その比例出力は加算器200Bに入力さ
れると共に、フィ−ドバック系の特性を改善するための
積分演算器206に入力される。微分補償器204及び
積分演算器206の出力も加算器200Bに加算入力さ
れ、加算器200Bでの加算結果である電流制御値E
が、モ−タ駆動信号としてモ−タ駆動回路207に入力
される。モ−タ20のモ−タ電流値iはモ−タ電流検出
回路208で検出され、モ−タ電流値iは減算器200
Aにフィ−ドバックされる。
【0004】上述のようなパワ−ステアリング装置のト
ルクセンサ100としては、例えば特公昭63−455
28号公報に示されるものがある。このトルクセンサ
は、軸に発生するトルクに応じて相対的に回転するよう
に2つの円筒体が同軸に嵌め合わされると共に、内側の
円筒体の外周面には軸方向に長い溝と歯とが交互に形成
され、外側の円筒体にはそれら円筒体間の相対回転に応
じて溝との重なり具合が変化するように切欠きが形成さ
れ、さらに外側の円筒体を包囲するようにコイルが配設
されている。そして、2つの円筒体の相対回転位置が変
化して溝の切欠きとの重なり具合が変化すると、コイル
のインピーダンスが変化することから、コイルのインピ
−ダンスを測定することにより軸に発生するトルクを検
出するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来のト
ルクセンサであれば、コイルのインピーダンス変化に基
づいて軸に発生するトルクを検出することは可能であ
る。しかし、コイルを駆動する電流が高周波の交流電流
であるため、高精度のトルクセンサとするためには正確
な正弦波の交流電流を供給するための発振電源部が必要
である。このため、多数の電子部品が必要となり、しか
も個々の電子部品自体に高い精度が要求されるため、コ
ストが嵩むという問題があった。また、正弦波の交流電
流でコイルを駆動する構造であり、しかも実際には電流
の向きを一定(片電源駆動)とするため、オフセット電
圧を加えてコイルを駆動するようにしており、消費電力
が非常に大きくて不経済であり、大消費電流に伴い発熱
量が大きいという問題もあった。更に、コイルのインピ
−ダンスの変化がそれ程急俊ではないため、センサ感度
が余り良くないといった問題もある。
【0006】一方、従来のトルクセンサにおいては、軸
等のセンサ構成部品の組立誤差や信号処理の各電子部品
公差等で、入力トルク零時の出力電圧がコントロ−ラ所
定の中立電圧からズレてしまうため、常に出力電圧の調
整が必要であった。しかし、この電圧調整はトルクセン
サ側の位置調整等で行われており、作業が面倒なばかり
か、固定方法の信頼性に頼っているため、動いてしまう
とセルフステアの危険性を含んでいた。また、コントロ
−ラ所定の電圧を決めているA/D等の基準電圧にも公
差があり、正確にトルクセンサの中立電圧を所定値に合
わせてもコントロ−ラがズレているように認識してしま
う場合もあった。例えば特開平1−173843号公報
は磁歪式センサに対してメモリを設け、2つのコイルの
バランスをとることでセンサ初期中立ズレを補正するよ
うにしているが、異常状態の検出はできない。そして、
トルクセンサの信頼性を向上させる場合には、従来は同
一のセンサを複数配置し、複数センサの検出値を常時比
較してその差の変化から、異常状態の検出や誤作動の防
止を行っていた。センサを複数配置することはコストの
上昇となり、検出系も複雑になってしまう欠点がある。
【0007】本発明は上述のような事情よりなされたも
のであり、本発明の目的は、位置調整機構等による面倒
な中立調整が不要で、コスト削減や発熱量低減等を図る
ことができると共に、小型省スペ−スで信頼性を向上さ
せ、一系統の検出回路による構成を可能としたトルクセ
ンサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はトルクセンサに
関し、本発明の上記目的は、トルク検出のためのコイル
の駆動タイミング及びサンプルホールドのタイミングを
可変する制御演算部と、センサ各部の初期値を記憶する
記憶部とを設け、前記コイルの過渡電圧のサンプリング
に基づいてトルクを検出すると共に、前記トルク検出を
行っていないサンプルホールドの合間に、前記記憶部の
初期値と比較することによって前記センサ各部の故障を
検知することによって達成される。また、本発明は、ハ
ンドルの操舵トルクを検出し、前記操舵トルクに応じて
前記ハンドルと一体的に設けられたステアリングシャフ
トをモ−タで補助負荷付勢するようになっている電動パ
ワ−ステアリング装置のトルクセンサに関するもので、
本発明の上記目的は、前記トルクをコイルの過渡電圧の
サンプリングに基づいて検出するようにし、前記コイル
の駆動タイミング及びサンプルホ−ルドのタイミングを
可変できる制御演算部を設けると共に、初期値を記憶す
る記憶部を設け、前記操舵トルクの検出を行なっていな
いサンプルホ−ルドの合間に、前記初期値と比較するこ
とによって前記各部の故障を検知するようにすることに
より達成される。即ち、前記コイルを駆動していない前
記サンプルホ−ルド後のA/D値に基づいて、コイル電
圧、差動増幅器及びサンプルホールド回路の故障を検知
するようにし、更に中立電圧切替え後のA/D値に基づ
いて、前記差動増幅器の中立電圧部及び前記サンプルホ
−ルド回路のサンプルホ−ルド部の故障を検知するよう
にしている。
【0009】本発明のトルクセンサは構造的には、同軸
に配設された第1及び第2の回転軸をト−ションバ−を
介して連結されると共に、導電性で且つ非磁性の材料か
らなる円筒部材を、前記第1の回転軸の外周面を包囲す
るように、前記第2の回転軸と回転方向に一体とし、前
記第1の回転軸の少なくとも前記円筒部材に包囲された
被包囲部を磁性材料で形成し、前記被包囲部には軸方向
に延びる溝を形成し、前記円筒部材には前記第1の回転
軸との相対回転位置に応じて前記溝との重なり具合が変
化するように窓を形成し、前記円筒部材の前記窓が形成
された部分を包囲するようにコイルを配設し、前記コイ
ルと直列に電気抵抗を配設し、前記コイルに方形波状に
変化する電圧を供給した際に前記コイルと電気抵抗との
間に発生する過渡電圧に基づいて、前記第1及び第2の
回転軸に発生するトルクを検出するようになっている。
ここで、非磁性の材料とは常磁性体及び一部の反磁性体
のことであり、磁性材料とは強磁性体のことである。非
磁性材料の透磁率は空気と同程度であり、磁性材料の透
磁率に比べて小さい。また、過渡電圧とは、方形波状に
変化する電圧が供給されることにより変化している最終
の電圧のことであり、本発明ではコイルを方形波電圧で
駆動するようになっているので、方形波電圧の供給間隔
は、トルクセンサの出力が供給されるコントローラ側の
サンプリングクロックに同期している。このため、実際
にコイルに電流が流れている時間が大幅に短くなり、消
費電力が少なくなって発熱量も低減する。また、方形波
は、正弦波に比べて少ない電子部品で容易に高精度に発
生させることができる利点がある。
【0010】本発明では更に、コイルに定常状態と過渡
状態という異なる状態が存在する駆動形式をとり、コイ
ル駆動タイミングやサンプルホ−ルドのタイミングを可
変させて、トルク検出を行っていないとき(トルク信号
のサンプリングタイムの合間)に、トルク信号検出時と
は異なる動作をさせると共に、記憶部に記憶された組み
立て初期値と比較することによって各部の故障を検知す
るようにしている。また、各部駆動のタイミング組み合
わせにより、全ての回路部を確認するようにして回路系
の1系統化を実現している。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0012】図1乃至図3は、本発明のトルクセンサ1
00を車両用の電動パワーステアリング装置に適用した
構造例として示しており、電動パワーステアリング装置
全体の断面構造を示す図1において、ハウジング101
内には、トーションバ−102を介して連結された入力
軸2(図11参照)及び出力軸3(図11における減速
ギア3Aの軸に相当)がそれぞれ軸受103a及び10
3bによって回転自在に支持されている。入力軸2、出
力軸3及びトーションバ−102は同軸に配置されてお
り、入力軸2とトーションバ−102との間は各端部が
スプライン結合されるスリーブ2Aを介して連結され、
トーションバ−102の他端側は出力軸3内に深く入り
込んだ位置にスプライン結合されている。入力軸2及び
出力軸3は鉄等の磁性材料で形成されている。また、入
力軸2の右端側には操向ハンドル1(図11参照)が回
転方向に一体に取り付けられており、出力軸3の左端側
には減速ギア3、ユニバ−サルジョイント4a,4b、
ピニオンラック機構5を介してタイロッド6に連結され
ている(図11参照)。従って、操縦者が操向ハンドル
1を操舵することによって発生した操舵力は、入力軸
2、トーションバ−102、出力軸3及びステアリング
装置を介して転舵輪に伝達される。
【0013】入力軸2の端部に固定されたスリーブ2A
は出力軸3の端部外周面を包囲するような長さを有して
おり、スリーブ2Aの出力軸3の端部外周面を包囲する
部分の内周面には、軸方向に長い複数の凸部2aが形成
され、これら凸部2aに対向する出力軸3の外周面に
は、軸方向に長い複数(凸部2aと同数)の溝3aが形
成されている。これら凸部2a及び溝3aは周方向に余
裕を持って嵌め合わされており、これにより入力軸2及
び出力軸3間の所定範囲(例えば±5度程度)以上の相
対回転を防止している。そして、出力軸3には、これと
同軸且つ一体に回転するウォームホイール103が外嵌
され、ウォームホイール103の樹脂製の噛合部103
aと、モータ20の出力軸20aの外周面に形成された
ウォーム20bとが噛み合っている。従って、モー夕2
0の回転力は、出力軸20a、ウォーム20b及びウォ
ームホイール103を介して出力軸3に伝達され、モー
タ20の回転方向を適宜切り換えることにより、出力軸
3に任意方向の操舵補助トルクが付与されるようになっ
ている。
【0014】さらに、入力軸2と一体となっているスリ
ーブ2Aには、出力軸3の外周面に近接してこれを包囲
するように、肉薄の円筒部材104が回転方向に一体に
固定されている。即ち、円筒部材104は導電性で且つ
非磁性の材料(例えばアルミニウム)で形成されてお
り、図2に示すように円筒部材104の出力軸3を包囲
する部分のうちスリーブ2Aに近い側には、周方向に等
間隔離隔した長方形の複数の窓104a,,・・・・・,10
4aが形成され、スリーブ2Aから遠い側には、窓10
4a,・・・・・,104aと位相が180度ずれるように周
方向に等間隔離隔した長方形(窓104aと同形状)の
複数の窓104b,・・・・・・,104bが形成されてい
る。また、出力軸3の円筒部材104に包囲された部分
の外周面には、軸方向に延びる横断面略長方形の複数の
溝3Bが形成されている。
【0015】より具体的には図3及び図4に示すよう
に、円筒部材104の周面を周方向にN等分(本例では
N=9)した角度を一周期角度θ(=360/N、本例
ではθ=40度)とし、円筒部材104のスリ−ブ2A
に近い側の部分では一周期角度θの一方の端からa度の
部分が窓104a,・・・・,104aとなり、残りのb度
(=θ−a)の部分が塞がっており、また、窓104
a,・・・・・,104aとの位相が半周期(θ/2)ずれる
ように、円筒部材104のスリ−ブ2Aから遠い側の部
分では一周期角度θの他方の端からa度の部分が窓10
4b,・・・・,104bとなり、残りのb度(=θ−a)
部分が塞がっている。尚、溝3B,・・・・,3Bの間の横
断面凸型の凸部3Cの周方向幅をc度、溝3B,・・・・,
3Bの周方向幅をd度、円筒部材104及び出力軸3間
(入力軸2及び出力軸3間)の相対回転可能範囲をe度
としている。ただし、トーションバ−102に捩れが生
じていない(操舵トルク零)ときに、例えばc=20度
の場合、図3に示すように窓104aの周方向幅中央部
と溝3Bの周方向の一方の端部(凸部3Cの一方のエッ
ジ部)とが重なり、図4に示すように窓104bの周方
向幅中央部と溝3Bの周方向の他方の端部(凸部3Cの
他方のエッジ部)とが重なり合うようになっている。従
って、窓104a及び溝3Bの重なり状態と、窓104
b及び溝3Bの重なり状態とは周方向で逆になってお
り、窓104a,104bの周方向幅中央部と溝3Bの
周方向幅中央部とはそれぞれθ/4ずつずれている。
尚、本実施例ではb>a、d>c、e<θ/4となって
いる。
【0016】また、円筒部材104は、同一規格のコイ
ル110及び111が巻き付けられたヨーク112で包
囲されている。即ち、コイル110及び111は円筒部
材104と同軸に配置されており、コイル110は窓1
04a,・・・・・,104aが形成された部分を包囲するよ
うにヨーク112に巻き付けられ、コイル111は窓1
04b,・・・・・,104bが形成された部分を包囲するよ
うにヨーク112に巻き付けられ、ヨーク112はハウ
ジング101に固定されている。尚、ハウジング101
内のウォームホイール103が配設されている空間と、
ヨーク112が配設されている空間との間はオイルシー
ル113によって隔離されており、これによりウォーム
ホイール103及びウォーム20bの噛み合い部分に供
給される潤滑油がヨーク112側に入り込まないように
なっている。
【0017】そして、コイル110及び111は、セン
サケース114内の制御基板210上に構成されている
コントロ−ルユニット200(モータ制御回路を含む)
に接続されている。モータ制御回路は、図5に示すよう
にトルク検出部220及び演算部230で成り、コイル
110,111と直列に接続された抵抗値の等しい2つ
の抵抗Roを有し、コイル110,111及び抵抗R
o,Roによってブリッジ回路を形成している。このブ
リッジ回路のうち、コイル110及び111同士の接続
部は、PNP型トランジスタTrからなるコイル駆動部
221を介して接地され、電気抵抗Ro同士の接続部は
演算部(MPUやA/D変換器、D/A変換器等のイン
タフェース回路等で構成)230のリファレンス電圧V
2に接続されている。尚、コイル110及び111の接
続部は、コイル110及び111に逆向きの起電力が発
生した場合の電流を回生するダイオード222を介し
て、演算部230の出力ポ−ト1に接続されている。コ
イル駆動部221のトランジスタTrのゲートには、演
算部230から制御電圧Vlが供給されるようになって
いる。この制御電圧Vlは図6(a)に示すような方形
波電圧であり、その方形波の出力間隔は演算部230の
サンプリング・クロックに同期している。また、制御電
圧V1は、コイル駆動部221のトランジスタTrがP
NP型であるため、そのトランジスタTrをオンとする
タイミングで論理値“1”から“0”に立ち下がり、ト
ランジスタTrをオフとするタイミングで論理値“0”
から“1”に立ち上がる負論理の電圧となっている。そ
して、抵抗Ro及びコイル110,111からコイル駆
動部221に供給されるリファレンス電圧V2は、トラ
ンジスタTrのオン/オフに同期した図6(b)に示す
ような方形波電圧となる。つまり、電圧V2は制御電圧
Vlを反転した方形波となっている。
【0018】更に、コイル110及び抵抗Ro間の電圧
であるブリッジ回路の一方の出力電圧V3と、コイル1
11及び抵抗Ro間の電圧であるブリッジ回路の他方の
出力電圧V4とが差動増幅器223に人力されると共
に、それぞれ演算部230のA/D用のA/D1端子及
びA/D2端子に入力されている。尚、差動増幅器22
3には、中立電圧切替部224から供給される中立電圧
Vrが供給されており、差動増幅器223は、増幅率を
Gとして下記(1)式で表わされる出力電圧V5を出力
する。
【0019】 V5=G×(V3−V4)+Vr ・・・・・・(1) 差動増幅器223の出力電圧V5は演算部230のA/
D2端子に入力されると共に、演算部230からのホ−
ルド信号Vsに従ってサンプルホールド回路225でホ
ールドされ、所定サンプリング時における出力電圧Vo
が演算部230のA/D1端子に入力される。演算部2
30はサンプルホールド回路225に、制御電圧Vlの
立ち下がりと同時に立ち上がると共に、それから所定時
間経過後に立ち下がる図7(c)に示すような短いパル
ス状のホールド信号Vsをサンプルホールド回路225
に入力し、サンプルホールド回路225はホールド信号
Vsの立ち下がり時点における電圧V5を出力電圧Vo
としてホールドし、電圧Voを演算部230でA/D変
換する。また、演算部230には組み立て後の中立信号
を記憶する不揮発性メモリの中立信号記憶部240が接
続されると共に、組み立て終了後に中立信号記憶部24
0に記憶させるための書込信号を受ける書込信号通信部
(シリアル通信ポ−ト又は汎用入出力ポ−ト)241が
接続されている。
【0020】尚、ホールド信号Vsの立ち下がりタイミ
ングは、過渡状態にある出力電圧V3及びV4が差動増
幅器223に供給されている最中である。より具体的に
は、制御電圧Vlの立ち下がり時点から、コイル11
0,111のインダクタンス及び抵抗Roで決まる時定
数τだけ経過した時点を、ホールド信号Vsを立ち下げ
る夕イミングとする。時定数τを用いるのは、出力電圧
V3及びV4に差がある場合に、その差が最も大きくな
る時点で出力電圧V5をホールドするためである。従っ
て、ホールド信号Vsを時定数τまでの間で可変させれ
ば、トルクセンサ出力のゲイン調整も可能となる。ま
た、中立信号記憶部240は、バッテリ等のバックアッ
プ電源を内蔵したメモリであってもよい。
【0021】そして、演算部230は、サンプルホール
ド回路225から入力される電圧Voに基づいて入力軸
2及び円筒部材104の相対回転変位の方向及び大きさ
を演算し、その演算結果に比例定数を乗じて操舵系に発
生している操舵トルクを求め、その演算に基づいて操舵
補助トルクを発生する駆動電流Iがモータ20に供給さ
れるようにモータ駆動回路207を制御する。図8はこ
のような通常動作のタイミングを示しており、同図
(a)はコイル駆動の制御電圧V1のタイミングを示し
ており、時間T1がコイル非駆動時間であり、同図
(b)が入力された制御電圧V1に対応するコイル電圧
を示している。また、図8(c)はサンプルホ−ルド回
路225の動作を示しており、ホ−ルド時間T2の間を
CPU演算時間やモ−タ制御時間等に使用し、時点t1
にセンサ出力をA/D変換する。尚、演算部230には
車速センサ12から車速Vが入力されており、車速Vに
基づいて車両が高速走行中であるか否かを判定し、高速
走行中には操舵補助トルクは不要であると判断して、モ
ー夕駆動回路207に対する制御を禁止している。
【0022】次に、本実施例の動作を説明する。
【0023】操舵系が直進状態にあり、操舵トルクが零
である場合には入力軸2及び出力軸3の間には相対回転
は生ぜず、出力軸3と円筒部材104との間にも相対回
転は生じない。一方、操向ハンドル1を操舵して入力軸
2に回転力が生じると、その回転力はトーションバ−1
02を介して出力軸3に伝達される。このとき、出力軸
3には、転舵輪及び路面間の摩擦力や出力軸3のステア
リング装置のギアの噛み合い等の摩擦力に応じた抵抗力
が生じるため、入力軸2及び出力軸3間にはト−ション
バ−102が捩れることによって出力軸3が遅れる相対
回転が発生し、出力軸3及び円筒部材104間にも相対
回転が生じる。円筒部材104に窓がない状態では、円
筒部材104は導電性で且つ非磁性材料で成っているた
め、コイルに交流電流を流してコイル内部に交番磁界を
生じさせると、円筒部材104の外周面にコイル電流と
反対方向の渦電流が発生する。この渦電流による磁界と
コイルによる磁界とを重ね合わせると、円筒部材104
の内側の磁界は相殺される。
【0024】円筒部材104に窓104a,104bを
設けた場合、円筒部材104の外周面に生じた渦電流は
窓104a,104bによって外周面を周回できないた
め、窓104a,104bの端面に沿って円筒部材10
4の内周面側に回り込み、内周面をコイル電流と同方向
に流れ、また隣の窓104a,104bの端面に沿って
外周面側に戻るループを形成する。つまり、コイルの内
側に、渦電流のループを周方向に周期的(θ=360/
N)に配置した状態となる。コイル電流と渦電流の作る
磁界は重ね合わされ、円筒部材104の内外に、周方向
に周期的な強弱を有し、中心に向かうほど小さくなる勾
配を持った磁界が形成される。周方向の磁界の強弱は、
隣り合う渦電流の影響を強く受ける窓104a,104
bの中心部分で強く、そこから半周期(θ/2)ずれた
ところで弱い。円筒部材104の内側には磁性材料から
なる軸3が同軸に配設され、その軸3には凸部3B,凹
部3Cが窓104a,104bと同じ周期をもって形成
されている。磁界中に置かれた磁性体は磁化して自発磁
化(磁束)を発するが、その量は飽和に至るまでは磁界
の強さに応じて大きくなる。
【0025】このため、円筒部材104によって作られ
る周方向に周期的な強弱と半径方向に勾配を持つ磁界に
よって、軸3の自発磁化は、円筒部材104との相対的
な位相によって増減する。
【0026】自発磁化が最大となる位相は、窓104
a,104bの中心と凸部の中心とが一致した状態であ
り、自発磁化の増減に応じてコイルのインダクタンスも
増減する。その変化はほぼ正弦波となる。トルクが作用
しない状態においては、自発磁化(インダクタンス)が
最大となる位相に対して1/4周期(θ/4)ずれた状
態となっており、スリーブ2Aに近い側の窓列と他方の
窓列との位相は1/2周期(θ/2)の位相差である。
【0027】このため、トルクにより円筒部材104と
軸3に位相差が生じると、2つのコイル110,111
のインダクタンスは一方は増加し、他方は同じ割合で減
少する。操舵系が中立位置にあって操舵トルク零の場合
には、コイル110,111のインダクタンスは等しい
からコイル110,111のインピーダンスには差が生
ぜず、コイル110及び111の自己誘導起電力は等し
い。この状態で、演算部230からコイル駆動部221
に図6(a)に示すような方形波の制御電圧Vlが供給
され、制御電圧Vlを反転した図6(b)に示すような
方形波の電圧V2がコイル110及び111に供給され
ると、ブリッジ回路の出力電圧V3及びV4は図7の
(1)−(a)に示すように、その過渡時の値も等しく
なる。差が零であるから、差動増幅器223の出力電圧
V5は図7の(1)−(b)に示すように中立電圧Vr
を維持するから、図7の(1)−(c)に示すようなホ
ールド信号Vsが出力されても、サンプルホールド回路
225の出力電圧Voは同図(1)−(d)に示すよう
に中立電圧Vrのままである。この結果、演算部230
は操舵系の操舵トルクが零であることを検出するから、
モータ駆動回路207からは特に駆動電流Iは出力され
ず、操舵系には不要な操舵補助トルクは発生しない。
【0028】一方、右操舵トルク発生時には、操舵トル
ク零の場合に比べて、右操舵トルクが増大するに従って
コイル110のインダクタンスが増大し、コイル111
のインダクタンスが減少する。逆に左操舵トルクが増大
するに従って、コイル110のインダクタンスが減少
し、コイル111のインダクタンスが増大する。そし
て、コイル110,111のインダクタンスが上記のよ
うに変化すれば、コイル110及び111のインピーダ
ンスも同様の傾向で変化し、コイル110及び111の
自己誘導起電力も同様の傾向で変化する。このため、右
操舵トルク発生時には、図7の(2)−(a)に示すよ
うに出力電圧V3は出力電圧V4よりも急峻に立ち上が
るため、同図(2)−(b)に示すように出力電圧V3
及びV4の過渡期には差が生じることになり、その差
(V5)は発生する操舵トルクが大きいほど大きくな
る。逆に、左操舵トルク発生時には、図7の(3)−
(a)に示すように出力電圧V4は出力電圧V3よりも
急峻に立ち上がるため、同図(3)−(b)に示すよう
に出力電圧V3及びV4の過渡期には同様に差が生じる
ことになり、その差(V5)は発生する操舵トルクが大
きいほど大きくなる。
【0029】以上のように、差動増幅器223の出力電
圧V5は図7の(2)−(b)及び(3)−(b)に示
すように、発生した操舵トルクの方向及び大きさに従っ
て中立電圧Vrから大きく変化する。従って、図7の
(2)−(c)及び(3)−(c)に示すようなタイミ
ングでホールド信号Vsがサンプルホ−ルド回路225
に入力されて電圧V5がホールドされると、右操舵トル
ク発生時には図7の(2)−(d)に示すように中立電
圧Vrよりも大きな出力電圧Voのホ−ルド値が得ら
れ、左操舵トルク発生時には図7の(3)−(d)に示
すように中立電圧よりも小さい出力電圧Voのホ−ルド
値が得られる。
【0030】そして、演算部230は入力される出力電
圧Vo等に基づいて操舵トルクを求めてモータ駆動回路
207に入力し、モータ駆動回路207は操舵トルクの
方向及び大きさに応じた駆動電流Iをモー夕20に供給
する。これにより、モータ20は操舵系に発生している
操舵トルクの方向及び大きさに応じた回転力を発生し、
その回転力がウォーム20b等を介して出力軸3に伝達
され、出力軸3に操舵補助トルクが付与されて操縦者の
負担が軽減される。
【0031】このようにコイル110,111に対して
方形波の電圧V2を供給するような構成であっても、差
動増幅器223及びサンプルホールド回路225によっ
て出力電圧V3及びV4の過渡電圧の差をホールドし、
出力電圧Voとして演算部230に入力している。この
ため、操舵系に発生している操舵トルクの方向及び大き
さを把握し、それに応じた操舵補助トルクを発生させる
ことができる。そして、コイル110,111を方形波
電圧V2で駆動する構成であると、コイル110,11
1に電流が流れるのは電圧V2が立ち上がっている間だ
けであるから、電圧V2の波形のデューティ比を十分に
小さくすれば、消費電流を大幅に低減することができ
る。本実施例の構成であると、操舵トルクの検出に必要
なのは、過渡期において出力電圧V3及びV4の差が十
分に生じた際の出力電圧Voであり、そのためには出力
電圧V1を立ち下げた時点から時定数τだけ経過するま
で、電圧V2が立ち上がっていればよい。従って、安全
率を見込んで、時定数τよりも若干長い時間だけトラン
ジスタTrをオンにすればよいから、電圧V2のデュー
ティ比をごく小さく(例えば5%程度)することができ
る。その結果、コイル110,111に電流が流れる時
間が非常に短くなるから、消費電力が小さくなって経済
的であるし、発熱量も低減される。発熱量が低減されれ
ば、故障発生率の低減等も期待できる。また、演算部2
30でオン/オフ制御される制御電圧Vlをトランジス
タTrに供給するだけで、コイル110,111を方形
波電圧V2で駆動することができるから、正弦波駆動の
場合に比較して必要な電子部品数も少なくなるし、個々
の電子部品に要求される精度も低くて済む。このため、
コスト低減も期待できる。
【0032】一方、本発明では演算部230に中立信号
記憶部240が接続されており、組み立て終了後に書込
信号通信部241を経て中立信号記憶部240に組み立
て初期値を記憶させている。組み立て終了後、入力トル
ク零時(図7の(1))にはサンプルホ−ルド回路22
5の出力電圧Voは中立電圧値Vr(A/Dの中央値の
2.5V)となるはずであるが、実際には図10に示す
ように、軸等の部品個々の寸法誤差、組み立ての角度誤
差、トルク検出部220の部品公差等により、初期ズレ
をαとして、出力電圧Voは(2.5±α)Vとなり、
初期ズレαによるズレ範囲±αが使用電圧範囲以上まで
ズレる可能性がある。この状態で図10に示すように、
外部通信により演算部230に予め決められたソフト調
整可能な範囲に入るように、中立切替部224を作動さ
せる信号を出力ポ−ト3より送出させると共に、予め決
められたソフト調整可能な範囲内に入った時の出力電圧
(2.5±α1)Vをオフセット値として記憶する記憶
命令を書込信号通信部241を介して送り、この記憶命
令を受けて演算部230は中立信号記憶部240に組み
立て初期値を中立信号として記憶する。その後外部信号
通信部241の機能を外し、システムを作動させると以
後は常に中立信号記憶部240に記憶された初期値を差
動増幅器223の中立(±α1の補正)とし、駆動電流
Iの算出を行う。以上により初期組み立て公差による中
立ズレ(±α)の影響を受けることなく、面倒な機械的
中立調整を省いてシステムを稼働することができる。
【0033】更に本発明では、各出力電圧と切替部のデ
−タも中立信号記憶部240に記憶しておき、各部の故
障判定に用いている。即ち、図9に示すように、過渡電
圧変化に基づくトルク検出のタイミングは、演算部23
0の制御により随時一定周期(数ミリ秒)にて行われて
いるが、コイルが駆動されているのは数十マイクロ秒で
あり、その大部分はコイルが駆動されていない時間T1
となっている。このコイルが駆動されていないコイル非
駆動時間T1の間に、図9(c)に示すように時間T3
及びT4の間隔でサンプリングすると共に、時間T3の
間の時点t1においてそのホ−ルド値をA/D変換して
トルク出力を得、次のサンプリング後の時点t2におい
て各部のA/D変換を得、中立信号記憶部240に記憶
されている初期値と比較する。そして、コイル電圧V3
及びV4が初期値と異なる場合にはコイル地絡、又はコ
イル駆動用トランジスタ導通と判定し、差動増幅器22
3の出力電圧V5が初期値と異なる場合には中立電圧異
常、差動増幅器異常、又はA/D変換部の異常があると
判断する。また、サンプルホ−ルド回路225の出力電
圧Voが初期値と異なる場合にはサンプルホ−ルド回路
の異常又はA/D変換部の異常と判断する。
【0034】更に、その後の時点t3に中立電圧切替部
224で中立電圧を切替え、その後の時点t4における
各部のA/D値を、時点t2での各部のA/D値と比較
する。そして、差動増幅器223の出力電圧V5が正常
値(初期値+切替えによるオフセット電圧)でない場合
には、中立電圧部224が異常であると判断し、サンプ
ルホ−ルド回路225の出力電圧Voが正常値(初期値
+時点t2における出力電圧Vo)でない場合には、サ
ンプルホ−ルド回路225が異常であると判断する。
【0035】尚、上記実施例では、トルクセンサを車両
用の電動パワーステアリング装置に適用した場合につい
て説明したが、本発明の適用対象はこれに限定されるも
のではない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトルクセ
ンサによれば、コイルに方形波状に変化する電圧を供給
した際にコイルと電気抵抗との間に発生する過度電圧に
基づいてトルクを検出するようにしているため、コイル
に電流が流れる時間が非常に短くなり、消費電力が小さ
くなって経済的であるし、発熱量も低減される。しか
も、必要な電子部品数も少なくなり、個々の電子部品に
要求される精度も低くて済むため、製造コストも低減す
るという効果がある。また、組み立て初期値を記憶させ
ておき、初期ズレを補正するようにしているので信頼性
が向上し、操舵トルクの検出を行っていないサンプルホ
−ルドの合間に、初期値と比較することによって各部の
故障を検知するようにしているので、回路の1系統化を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトルクセンサを適用した電動パワ−ス
テアリング装置の構成を示す断面図である。
【図2】円筒部材及びその周囲の斜視図である。
【図3】図1のA−A線における円筒部材及び出力軸の
断面図である。
【図4】図1のB−B線における円筒部材及び出力軸の
断面図である。
【図5】モータ制御回路の一例を示す回路図である。
【図6】方形波駆動の動作を説明するための図である。
【図7】本発明の動作タイミングを示すタイミングチャ
−トである。
【図8】通常時の動作例を示すタイミングチャ−トであ
る。
【図9】故障検出時の動作例を示すタイミングチャ−ト
である。
【図10】本発明の動作を説明するための波形図であ
る。
【図11】電動パワ−ステアリング装置の一般的構成を
示す構成図である。
【図12】電動パワ−ステアリング装置のコントロ−ル
ユニットの一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 操向ハンドル 6 タイロッド 12 車速センサ 100 トルクセンサ 102 トーションバー 104 円筒部材 110,111 コイル 200 コントロールユニット 203 メモリ 220 トルク検出部 223 差動増幅器 224 中立電圧切替部 225 サンプルホールド回路 230 演算部(MPU) 240 中立信号記憶部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルク検出のためのコイルの駆動タイミ
    ング及びサンプルホールドのタイミングを可変する制御
    演算部と、センサ各部の初期値を記憶する記憶部とを具
    備し、前記コイルの過渡電圧のサンプリングに基づいて
    トルクを検出すると共に、前記トルク検出を行っていな
    いサンプルホールドの合間に、前記記憶部の初期値と比
    較することによって前記センサ各部の故障を検知するよ
    うになっていることを特徴とするトルクセンサ。
  2. 【請求項2】 ハンドルの操舵トルクを検出し、前記操
    舵トルクに応じて前記ハンドルと一体的に設けられたス
    テアリングシャフトをモ−タで補助負荷付勢するように
    なっている電動パワ−ステアリング装置のトルクセンサ
    において、前記操舵トルクをコイルの過渡電圧のサンプ
    リングに基づいて検出するようになっており、前記コイ
    ルの駆動タイミング及びサンプルホ−ルドのタイミング
    を可変できる制御演算部を具備すると共に、各部の初期
    値を記憶する記憶部を具備し、前記操舵トルクの検出を
    行っていないサンプルホ−ルドの合間に、前記初期値と
    比較することによって前記各部の故障を検知するように
    したことを特徴とするトルクセンサ。
  3. 【請求項3】 前記コイルを駆動していないタイミング
    の前記サンプルホ−ルド後のA/D値に基づいて、コイ
    ル電圧、差動増幅器及びホ−ルド増幅器の故障を検知す
    るようにした請求項2に記載のトルクセンサ。
  4. 【請求項4】 更に中立電圧切替え後のA/D値に基づ
    いて、前記差動増幅器の中立電圧部及び前記ホ−ルド増
    幅器のサンプルホ−ルド部の故障を検知するようにした
    請求項3に記載のトルクセンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006267045A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nsk Ltd トルクセンサ
JP2009222547A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置
CN116295991A (zh) * 2023-03-16 2023-06-23 西北农林科技大学 一种拖拉机用负载转矩测量装置

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CN116295991A (zh) * 2023-03-16 2023-06-23 西北农林科技大学 一种拖拉机用负载转矩测量装置

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