JPH1139018A - 制御システム - Google Patents

制御システム

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JPH1139018A
JPH1139018A JP12073998A JP12073998A JPH1139018A JP H1139018 A JPH1139018 A JP H1139018A JP 12073998 A JP12073998 A JP 12073998A JP 12073998 A JP12073998 A JP 12073998A JP H1139018 A JPH1139018 A JP H1139018A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置群等の変更に対して柔軟に対応できる制御
システムを提供する。 【解決手段】 作業命令を実行するための制御システム
であって、作業命令が実行可能であるかを問い合わせる
上位モジュールと、上位モジュールからの問い合わせに
対して当該作業命令が実行可であるかを判断する下位モ
ジュールとを有し、前記上位モジュールは、前記作業命
令が下位モジュールで実行不能な場合、当該作業命令を
下位モジュールで実行可能な作業命令列に展開する作業
命令展開部16と、実行可能な作業命令を下位モジュー
ル割り当てる作業命令割当部11とを有することを特徴
とする制御システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、多数の装
置から構成される生産装置、これらの装置を集めた生産
ライン、これらの生産ラインを集めた生産ショップの制
御を行う制御システムに関するものである。
【0002】さらに詳しくは、複数のモジュールで分散
処理することにより、作業命令を実行できる制御システ
ムに関し、作業命令を実行するために必要なモジュール
を選択し、かつ作業実行モジュールに作業命令を割り当
てることのできる制御システム関するものである。
【0003】
【従来の技術】多数の構成要素を有する生産装置等のセ
ル、このような生産装置群からなる生産ラインのような
生産ショップ等に対する制御は、これら構成要素や生産
装置群、生産ラインの構成に基づいて、予め各装置に対
する制御の割当を含む制御プログラムを作成して行って
いる。
【0004】したがって、各構成要素や生産装置群、生
産ショップ等の構成に変更がある場合には、全体の制御
プログラムをその変更に対応するように変更しなければ
ならない。
【0005】例えば、生産装置に変更がある場合、既存
の装置群を含めた全ての装置のスケジューリングを決め
なおしてから、制御プログラムを変更または再度作成す
る必要がある。
【0006】従来の制御システムにおいては、このよう
な装置構成の変動に柔軟に対応する手段を備えていな
い。このため、新規装置の導入の場合のみならず、装置
の故障等による一時的な変更の場合にもその変更に迅速
に対応できなかった。
【0007】これに対し、次世代の生産システムには、
素早い生産の立ち上げ、生産量や種類に対するフレキシ
ビリティ、生産設備やシステムの再利用などが強く要求
されている。このような要求に対しては、例えば装置等
を交換したり、装置や装置群の構成を変更したりするこ
とが頻繁に発生することが考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の制御システムは、装置構成の変動に柔軟に対応する手
段を有していないため、次世代の生産システムに対する
適応性が極めて低いということがあった。そこで本発明
は、装置群等の変更に対して柔軟に対応することができ
る制御システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、作業命令を実行するための制御システ
ムであって、作業命令が実行可能であるかを問い合わせ
る上位モジュールと、上位モジュールからの問い合わせ
に対して当該作業命令が実行可であるかを判断する下位
モジュールとを有し、前記上位モジュールは、前記作業
命令が下位モジュールで実行不能な場合、当該作業命令
を下位モジュールで実行可能な作業命令列に展開する作
業命令展開部と、実行可能な作業命令を下位モジュール
に割り当てる作業命令割当部とを有することを特徴とす
る。
【0010】この発明では、階層化された上位モジュー
ルと下位モジュールを有するが、2層に限らず、前記上
位モジュールをこの発明の下位モジュールとして扱う上
位モジュールをさらに設けても良いし、この発明の下位
モジュールをこの発明の上位モジュールとして扱う下位
モジュールをさらに設けても良い。
【0011】すなわち、この制御システムによれば、上
位モジュールも下位モジュールも、略同一の構成を有す
る交換若しくは追加/削除可能な単位モジュールとして
実現することができることになる。このような単位モジ
ュールを、後で説明する実施形態では、分散した協調可
能なホロンモジュール(Holon)として表現してい
る。
【0012】このような構成によれば、上位モジュール
に作業命令が入力された場合、必要に応じて下位モジュ
ールに問い合わせ、実行可能な下位モジュールの命令に
展開して割り当てることが可能になる。これら上位モジ
ュール、下位モジュールは固定された関係ではなく、状
況に応じて上位下位の関係が作られ、問い合わせと応答
による階層構造のシステムが構成される。これによっ
て、下位モジュールが如何に構成されている場合であっ
ても、その場その場で下位モジュールで実行可能な作業
命令群を構成することができる。したがって、装置構成
等に変動があった場合でもフレキシブルに対応すること
が可能になる。
【0013】なお、このようなモジュールはハードウエ
アとしてもソフトウエアとしても構成することが可能で
あり、単一の装置にインストールすることも、ネットワ
ーク接続された複数の装置に分散させてインストールす
ることも可能である。
【0014】また、第2の側面は、複数の構成要素から
成るシステムを制御する制御装置において、複数の構成
要素には、指示された命令が実行可能であるかを他の構
成要素に対して問い合わせてその応答を受け取る第1の
手段と、この第1の手段の問い合わせに対して実行可能
と応答した構成要素に対して命令の実行を割り当て、か
つ他の構成要素が実行不可能と応答した場合に命令を展
開し、この展開された命令が実行可能であるかを再び他
の構成要素に対して問い合わせ、命令がいずれかの構成
要素で実行可能に割り当てられるまで命令の展開とその
割り付けとを繰り返す第2の手段とをそれぞれ備えた制
御システムである。
【0015】このような構成によれば、各構成要素が如
何に構成されている場合であっても、その構成要素が実
行可能な作業命令を構成することが可能になるから、前
記第1の側面と同様の効果を期待することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(システムの基本構成)この発明の制御システムは、例
えばロボットや周辺装置等、複数の装置を有する生産シ
ョップにおいて、与えられた作業命令に基づいてロボッ
ト等の周辺装置を制御するための制御指令若しくは制御
プログラムをその場その場で自動生成するものである。
【0017】すなわち、図1に示すように、1つ又は互
いにネットワーク接続されてなる複数のコンピュータ1
上に、生産ライン等の生産ショップを管理する生産ショ
ップ管理モジュール2と、生産ショップ内に設けられた
部品組み立て装置等のセルを管理するセル管理モジュー
ル3と、このセルに設けられた部品供給装置や移動テー
ブル等(装置コントローラ5)を管理する装置管理モジ
ュール4を階層的に設け、これら各モジュール2、3、
4をホロン(Holon)と称される分散・協調機能を
持ったプログラムモジュール(以下「ホロンモジュー
ル」という)で構成する。
【0018】そして、例えばマンマシンインタフェース
6を通じて与えられた作業命令に関して、各ホロンモジ
ュール2、3、4間で通信を行いながら生産ショップ、
セル及び各装置を制御するための具体的作業プログラム
を生成する。
【0019】各ホロンモジュール2、3、4は基本的に
同一構成を有するものであり、図2及び図3にその例を
示す。 (ホロンモジュール)図2は、自分では作業命令を実行
せず、専ら作業命令の展開や他のホロンモジュールに対
する作業命令の割り当てを行う「展開割当ホロンモジュ
ール」を示したものである。この展開割当ホロンモジュ
ールは、前記生産ショップ管理モジュール2及びセル管
理モジュール3に相当する。
【0020】図3は、自ら作業命令を実行する「作業実
行ホロンモジュール」を示したものである。この作業実
行ホロンモジュールは、前記装置管理モジュール4に相
当する。なお、展開割当と作業実行の双方が可能なホロ
ンモジュールは、この図2及び図3のホロンモジュール
の組み合わせにより構成することができるが、その説明
は省略する。
【0021】以下、ホロンモジュールの機能を図2、図
3のブロック図、及び図4に示す展開割当ホロンモジュ
ールの動作フローチャートを参照しつつ説明する。な
お、作業実行ホロンモジュールの動作についても同じフ
ローチャートで説明できるため、その図示は省略する。 (作業交渉部)前記展開割当ホロンモジュール及び作業
実行ホロンモジュールは共に作業交渉部8を有する。こ
の作業交渉部8は、他の上位のホロンモジュールから作
業実行依頼(作業命令)を受付け、その依頼に含まれる
作業命令が実行可能であるかを機能モデル9(負荷モデ
ル)を参照して判定し、依頼に対する応答を出力する機
能を有する。前記負荷モデル9には、下位のホロンモジ
ュールを含む前記作業命令を実行可能なモジュールのス
ケジュールが格納されている。
【0022】作業命令が実行可能であるかの判断は、作
業命令に含まれる命令語(コマンド)及びその属性と、
機能モデル9に格納された実行可能なコマンド群及びそ
の属性とをマッチングすることによって行う(図4のス
テップS1)。
【0023】例えば、作業命令が”Assemble (part A,
part B)[weight=20]”(部品A=20gを部品Bに組み
つけろ)である場合、前記機能モデルに”Assemble”と
いうコマンドが含まれ、かつ重さ10〜30gの範囲の
部品を組みつけ可能であるという属性が含まれている場
合には、当該作業命令は実行可能と判断される。
【0024】なお、前記属性のマッチングを行うに際
し、特別な演算処理を実行する必要がある場合には計算
モジュール(図2の10)を用いて行うようにする。こ
の計算モジュール10は、例えば直交座標変換若しくは
極座標変換を行う座標変換プログラムである。
【0025】また、このとき、前記負荷モデル9内に格
納されたスケジュールを参照して当該作業命令が実行可
能であるかを判断するようにしても良い。作業命令が実
行可能である場合には、前記展開割当ホロンモジュール
の場合、当該作業命令は割当実行部11に送られる(図
4のステップS2)。また、作業実行ホロンモジュール
(図3)の場合には、実際の作業実行時に、作業実行部
12を介して装置コントローラ5に直接送られることに
なる。
【0026】一方、作業命令が実行可能でない場合に
は、上位のホロンモジュールに対する応答はなされず、
処理終了(図4のEND)となる。 (割当実行部)展開割当ホロンモジュール(図2)の場
合、作業命令を受け取った割当実行部11は、まず、下
位の全てのホロンモジュールに対して前記作業命令(As
semble(part A, part B)[weight=20])が実行可能かを
問い合わせる(図4のステップS3)。ここで、「下位
のホロンモジュール」とは、当該ホロンモジュールが生
産ショップ管理モジュール2である場合にはセル管理モ
ジュール3を差し、当該ホロンモジュールがセル管理モ
ジュール3である場合には各装置管理モジュール4(図
3の作業実行ホロンモジュール)を差す。
【0027】下位のホロンモジュールは、作業命令を実
行可能な場合、実行可のメッセージ、作業の開始終了時
刻及びコストを返答する。なお、下位のホロンモジュー
ルで前記作業命令を展開(分割)した場合、当該展開し
た作業命令群を返答する。また、実行不可能と判断した
場合には、何も返答しない。
【0028】前記割当実行部11は、複数の下位ホロン
モジュールから実行可能との応答を受けた場合(図4の
ステップS4)には、ステップS5において、その複数
のホロンモジュールの中に既に選択・登録された下位ホ
ロンモジュールが含まれるかを調べる。存在する場合に
は、既に選択・登録されているホロンモジュールに当該
作業命令を割り当てる(ステップS8)。
【0029】この例の場合、未だ選択・登録されたホロ
ンモジュールが存在しないはずであるから、前記複数の
ホロンモジュールから最適のモジュールを1つ選択する
(ステップS6)。この選択は、図2に示す割当最適化
実行部13が、最適化ルール14に基づいて行なう。最
適化ルール14には、優先順位の他、例えば、スケジュ
ーリングに関する最適化ルールが含まれ、最適のスケジ
ュールで作業実行可能なホロンモジュールが選択され
る。なお、他の優先順位としては、例えば、作業命令を
展開せず単独で実行可能なホロンモジュールが優先さ
れ、当該作業命令を展開し分割して実行しなければなら
ない場合等は優先順位が低くなるようにする。
【0030】なお、前記下位のホロンモジュールのスケ
ジュールについては、予め最適化ルール14若しくは動
作モデル9に負荷モデルとして格納しておき、これらに
基いて最適なホロンモジュールを選択するようにしても
よい。
【0031】次に、図4のステップS7において、当該
選択したホロンモジュールを新たな構成としてRAM等
の記憶手段に登録する。ついで、この選択したホロンモ
ジュールに当該作業命令を割り当てる(ステップS
9)。
【0032】一方、ステップS4、S12で単一のホロ
ンモジュールで実行可との返答を受けた場合には、その
ホロンモジュールが既に選択・登録済みであるかを判断
する(ステップS13)。この例の場合、未だホロンモ
ジュールは選択・登録されていないはずであるので前記
ステップS7で当該ホロンモジュールを登録する。一
方、既に登録済みである場合には、ステップS8でその
ホロンモジュールに作業命令を割り当てる。
【0033】次に、ステップS9で、全ての作業命令を
割り当てたかを判断する。この例の場合には、前記作業
命令”Assemble (part A, part B)[weight=20]”が割り
当てるべき全ての作業命令であるので、ステップS10
に移行し、当該作業の開始時刻、終了時刻(スケジュー
ル)、コストを算出する。この計算は作業交渉部8が実
行し、この結果を上位のホロンモジュールに返答する。 (作業命令を展開する場合)以上の例は、上位のホロン
モジュールから与えられた作業命令を特に展開・分割し
なくても下位のホロンモジュールでそのまま実行可能な
場合であったが、中には作業命令を展開・分割しなけれ
ば下位のホロンモジュールにおいて実行できない場合が
ある。
【0034】例えば、作業命令が”Assemble (part A,
part B)[weight=20]”(部品A=20gを部品Bに組み
つけろ)である場合において、下位のホロンモジュール
の制御対象装置が単一の部品を搬送する部品搬送装置若
しくはロボットであり、前記コマンド” Assemble ”に
対処できない場合には、この作業命令を”Supply Par
t B ”、”Supply Part B at working place”、”
Supply part A ”、”Put Part A on Part C”という
ように複数の作業命令に展開・分割して実行させる必要
がある。
【0035】この場合、図2の作業命令展開部16は、
展開ルール17に従って前記作業命令を前記〜の各
コマンドに展開する(ステップS14)。作業命令の展
開ができた場合には(ステップS15)、各命令毎に下
位のホロンモジュールに実行可能かを問い合わせる(ス
テップS3)。そして、の命令を実行するホロンモジ
ュールへの作業命令の割当(ステップS8)が終了した
ならば、ステップS9からステップS3に戻り、その他
の作業命令〜についても同様の割当て処理を行う。
【0036】このようにして、展開分割された全ての作
業命令列が下位のホロンモジュールに割り当てられたな
らば、前記作業交渉部は、作業の開始時刻、終了時刻、
コストの計算を行って(ステップS10)、実行可とい
う情報と共に上位のホロンモジュールに返答する(ステ
ップS11)。
【0037】そして、前記作業命令を割り当てられたホ
ロンモジュールが、前記装置管理ホロンモジュール4の
ような作業実行ホロンモジュール(図3)の場合には、
割り当てられた作業命令に基づいて装置コントローラ5
に指令を与え、図示しない各装置を制御し、作業〜
を所定のタイミングで実行させる。 (効果)このようにホロンモジュールを階層構造に構成
してなる制御システムによれば、以下の効果を得ること
ができる。 (1)まず、作業命令が入る毎に、その作業を行うのに
必要な装置の組み合わせを選択構成することができ、そ
れらの装置に作業命令を割り当てることができる。 (2)したがって、新たな装置を追加したり、一部の装
置が故障する等、装置構成が変更された場合であって
も、それらに対応してホロンモジュールを追加削除する
ようにするだけで、自動的に装置構成を再構成すること
ができる。 (3)また、その場その場で装置毎のスケジューリング
を行うようにしているから、新たな装置を追加したり、
一部の装置が故障する等、装置構成が変更された場合で
あっても、その場で最適な再スケジューリングを行うこ
とができる。
【0038】以下、この制御システムを適用した部品組
み立て装置を例にとって具体的に説明する。 (第1の実施形態)図5は本発明の制御システムを適用
した組立て装置の構成図である。なお、図1と同種の構
成要素(2、3、4、5等)には同一符号に添え字
(a、b、c…)を付してその役割をわかりやすくして
いる。
【0039】まず図示しない生産ショップ管理モジュー
ルの下に、前記部品組立装置を管理するセル管理モジュ
ール3(展開割当ホロンモジュール)が設けられてい
る。このセル管理モジュール3は、部品組立て装置に含
まれるロボット51や移動テーブル52、53、部品ト
レイ54等の構成要素(図6参照)を管理制御する装置
管理モジュール(作業実行ホロンモジュール)4a〜4
dを有する。各装置管理モジュールは、それぞれ、ロボ
ットインタフェース(IF)4a、移動テーブルインタ
フェース4b、4c、部品トレイインタフェース4dと
して構成されており、装置コントローラとしてのロボッ
トコントローラ5a、移動テーブルコントローラ5b、
5c、部品トレイ54に接続されている。
【0040】そして、各ホロンモジュール3、4a〜4
dはエンジニアリングワークステーション(以下、EW
Sと称する)56内にソフトウエアモジュールとしてイ
ンストールされている。
【0041】そして、このエンジニアリングワークステ
ーション56には、図7に示すように、ネットワークを
介して前記ロボットコントローラ5a、各移動テーブル
コントローラ5b、5cが接続された形となっている。
【0042】ロボットコントローラ5aは、ロボット5
1を動作制御し、このロボット51のハンドで部品58
の把持、持ち上げ、移動、載置などの動作を行わせる機
能を有するものである。このロボットコントローラ5a
は、一般的な動作レベルの命令を1命令ごとに実行し、
その結果をEWS56に返送するオンライン制御を行う
機能を有している。
【0043】各移動テーブルコントローラ5b、5c
は、それぞれ2本の移動テーブル52、53を一般的な
動作レベルの命令の実行によって動作制御するものであ
る。実際には、これら移動テーブル52、53は、各々
1つのステッピングモータでXY方向に作動するXYテ
ーブル装置であり、ハードウエア的には1つのコントロ
ーラで、ソフトウエア的には独立した2つのソフトウエ
アで制御されるようになっている。
【0044】これらロボット51や各移動テーブル5
2,53、そのロボットコントローラ5a、各移動テー
ブルコントローラ5b、5cは、周知の構成のものを用
いればよい。
【0045】なお、各部品57を供給するための部品供
給トレイ54はそれ自体作動するものではないのでコン
トローラを有していない。前記部品トレイIF5d(装
置管理ホロンモジュール)は、他の装置若しくはオペレ
ータに対して作業(段取り作業など)を割り付けること
になる。
【0046】また、図5に示すように、前記セル管理ホ
ロンモジュール3と各装置管理ホロンモジュール4a〜
4dの接続線には、前記座標変換等計算モジュール10
が接続されている。このモジュール10は、極座標値変
換計算の他、部品定義データファイル60に格納されて
いる各部品の形状、寸法や属性例えばロボットハンドの
接近位置、把持位置、それに各部品の位置などのデータ
に基づいてロボット51や移動テーブル52,53の移
動位置を演算する機能を有している。 (装置の作用)次に上記の如く構成された装置の作用に
ついて図8に示す制御フローチャートに従って説明す
る。なお、この制御フローチャートは、図4に示したフ
ローチャートの一部に対応する。 (作業実行可能かの問い合せ)前記セル管理ホロンモジ
ュール3(図5)に対して作業命令、例えば「部品Aと
部品Cとを組立」が入力されると、このセル管理ホロン
モジュール3は、図8のステップ#1において、この作
業命令が実行可能か否かを下位の各装置管理ホロンモジ
ュール、すなわちロボットIF4a、各移動テーブルI
F4b、4c、トレイIF4d及び座標値計算モジュー
ル10に問い合わせる。 (実行不可能な場合)ロボットIF4a、各移動テーブ
ルIF4b、4c、トレイIF4dは、作業指示命令
「部品Aと部品Cとを組立」をそのまま実行することが
不可能なことから、この問い合わせの結果として、前記
セル管理ホロンモジュール3は各IF4a〜4dから何
らの返答も得られない。 (作業命令の展開)このように全てのIF4a〜4dで
前記作業命令の実行が不可能な場合、前記セル管理モジ
ュール3は、ステップ#4及び#5に移り、命令展開ル
ールファイル17に記述されている展開ルールを適用し
て、作業指示命令を各IFで実行可能な動作命令列に展
開する。
【0047】例えば、セル管理モジュール3は、作業指
示命令「部品Aと部品Cとを組立」を図9に示すような
動作命令列、すなわち実行順序の管理機能により先ず
「部品Aを供給」及び「部品Cを供給」を行い、次に
「部品Cを作業場所へ移載」を行い、この後に「部品A
を部品Cの上に移載」を行うように展開する。
【0048】そして、セル管理モジュール3は、各動作
命令列「部品Aを供給」「部品Cを供給」「部品Cを作
業場所へ移載」「部品Aを部品Cの上に移載」における
各部品A、Cの位置や部品Cを作業場所へ移載する位
置、部品Aを部品Cの上に移載する位置などを前記計算
モジュール10に問い合わせる。
【0049】この計算モジュール10は、部品定義デー
タファイル60に格納されている各部品の形状、寸法や
属性例えばロボットハンドの接近位置、把持位置、それ
に各部品の位置などのデータに基づいてロボット51や
移動テーブル52,53の移動位置を演算し求める。
【0050】なお、この計算モジュール10に対する問
い合わせは、各IF4a〜4dからアクセスして各部品
A、Cの位置や部品Cを作業場所へ移載する位置、部品
Aを部品Cの上に移載する位置などを得るようにしても
よい。 (再問い合わせ)次にセル管理モジュール3は、再びス
テップ#1において、展開された動作命令列「部品Aを
供給」「部品Cを供給」「部品Cを作業場所へ移載」
「部品Aを部品Cの上に移載」が実行可能であるかを実
行順序に従って再び各IF4a〜4dに対して問い合わ
せる。
【0051】従って、先ず、トレイIF4dは、セル管
理モジュール3から例えば「部品Aの供給」の命令及び
座標等計算モジュール10により求められた部品Aのロ
ボット51のハンドによる把持場所のデータを受ける
と、この命令が実行可能であることをセル管理モジュー
ル3に返答し、かつロボット51が部品Aを把持する位
置を返答する。
【0052】同様に、トレイIF4dは、セル管理モジ
ュール3から例えば「部品Cの供給」の命令及び座標等
計算モジュール10により求められた部品Cのロボット
51のハンドによる把持場所のデータを受けると、この
命令が実行可能であることをセル管理モジュール3に返
答し、かつロボット51が部品Cを把持する位置を返答
する。
【0053】次に、各移動テーブルIF4b、4cは、
セル管理モジュール3から例えば「部品Cの供給」の命
令及び座標等計算モジュール10により求められた部品
Cのロボット51のハンドによる把持場所のデータを受
けると、この命令が実行可能であることをセル管理モジ
ュール3に返答し、かつオペレータに部品Cの搬送台へ
の移載を依頼し、この移載後にロボット51のハンドが
部品Cを把持する位置に搬送する命令に展開する。すな
わち、移動テーブルIF4b、4cは、移動テーブル5
2、53のコントローラ5b、5cの仕様に合わせ、移
動テーブル52、53の高速パルスジェネレータに対す
る命令に展開して転送する。
【0054】これにより移動テーブル52、53は移動
して部品Cをロボット51のハンドの把持場所に移載す
る。 (ロボットコントローラへの作業の割り当て)次にロボ
ットIF4aは、「部品Cを作業場所に移載」というよ
うなタスクレベルの命令及び座標等計算モジュール10
により求められた部品Cの位置を受けると、この命令が
実行可能であることをセル管理モジュール3に返答し、
かつこのタスクレベルの命令をロボット51やそのハン
ドで実行できる動作レベルの命令、例えば「部品Aの位
置に移動、ハンドを開くなど」の命令に展開し、ロボッ
トコントローラ5aに1命令づつ割り当て、動作終了を
管理する。
【0055】これによりロボット51は、例えばロボッ
トハンドで部品Aを把持し、次に部品Aを上方に移動
し、次に部品Aを部品Cの上方に配置し、この後に部品
Aを下降させて部品Cの上に移載するように動作する。
【0056】なお、セル管理モジュール3は、「部品A
を供給」、「部品Cを供給」、「部品Cを作業場所へ移
載」、「部品Aを部品Cの上に移載」に展開した命令を
実行可能であるか各IF4a〜4dに対して問い合わせ
た場合、これらIF4a〜4dのうち1つでも実行不可
能のIFがあれば、このIFが実行可能の返答が来るま
で命令の展開とその割り付けとを繰り返す。
【0057】以上のようにして作業指示命令「部品Aと
部品Cとを組立」に対する作業がロボット51、各移動
テーブル52、53及び部品供給トレイ54などにより
行われる。 (ロボットの交換)ここで、新規導入のロボット62と
ロボット51とを交換する場合、ロボットIF4aも新
規導入のロボット62に対応するロボットIFに交換す
る。
【0058】このロボットIFは、セル管理モジュール
3から送られてきた命令をロボット62やそのハンドで
実行できる命令に展開し、それぞれの座標系に変換して
割り当てる機能を有しているが、実行可能な作業命令を
格納した機能モデル(図3に示す9)が異なる。
【0059】このロボットIFに割り当てられる命令
は、上記同様に、セル管理モジュール3から例えば「部
品Aを作業位置に移載」というようなタスクレベルの命
令であり、ロボットIFは、このタスクレベルの命令を
ロボット62やそのハンドで実行できる動作レベルの命
令、例えば「部品Aの位置に移動、ハンドを開くなど」
の命令に展開し、ロボットコントローラに1命令づつ割
り当て、動作終了を管理する機能を有する。
【0060】従って、ロボット51を新規導入のロボッ
ト62に交換したとしても、この交換に柔軟に対応でき
る。又、ロボットIF4aや移動テーブルIF4b、4
cの下位に構成要素、例えばロボットIF4aの下位に
補助ロボットのための装置モジュール(図3に示す作業
実行ホロンモジュール)などを接続した場合、ロボット
IF4aは、セル管理モジュール3から割り当てられた
命令をさらに展開し、この展開された命令を下位の補助
ロボットモジュールに順次割り付ける。
【0061】このように前記セル管理モジュール3の下
位にロボットIF(装置管理ホロンモジュール)等を接
続し、さらにその下位に補助ロボットIF(装置管理ホ
ロンモジュール)などを形成して階層化しても、その場
その場で装置構成を選択し、作業を割り当てることがで
きるので装置構成の変更にフレキシブルに対応できる。
【0062】このように上記一実施の形態においては、
展開割当ホロンモジュールとしてのセル管理モジュール
3から作業指示命令が実行可能であるかをロボットIF
4aなどの作業実行ホロンモジュールに対して問い合わ
せてその応答を受け取り、この問い合わせに対して実行
可能と応答した作業実行ホロンモジュールに対して命令
の実行を割り当て、かつ作業実行ホロンモジュールがが
実行不可能と応答した場合に作業指示命令を動作命令列
に展開し、この動作命令列が実行可能であるかを再び作
業実行ホロンモジュールに対して問い合わせ、動作命令
列がいずれかの作業実行ホロンモジュールで実行可能に
割り当てられるまで命令の展開とその割り付けとを繰り
返すので、例えばロボット51等の装置を交換したり、
この装置や装置群の構成を変更しても、これらの変更に
容易に対応できる。
【0063】これにより、次世代の生産システムの要求
されている、素早い生産の立ち上げ、生産量や種類に対
するフレキシビリティ、生産設備やシステムの再利用な
どを実現できる。
【0064】又、割り当てられた命令を展開し、この展
開された命令を下位のホロンモジュールに順次割り付け
るので、例えば装置群を階層化しても、その構成に容易
に対応できる。
【0065】又、総括的な作業指示命令で作業が指示で
きるので、予め構成要素に合わせた命令やプログラムを
準備する必要がなく、割り当ての融通性を拡大できる。
なお、本発明は、上記一実施の形態に限定されるもので
なく次の通り変形してもよい。
【0066】例えば、上記一実施の形態では、部品供給
とその部品の積み上げを行う組立てシステムに適用した
場合について説明したが、これに限らず各種の装置の制
御に適用できる。
【0067】又、上記一実施の形態において、電源投入
時に構成要素に問い合わせを行い、構成要素とその実施
可能命令の一覧を作成し、毎回の問い合わせを省略して
もよい。
【0068】
【発明の効果】以上詳記したように、この発明によれ
ば、装置群等の変更に対して柔軟に対応することができ
る制御システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる制御システムの概略構成図。
【図2】展開割当ホロンモジュールを示す概略構成図。
【図3】作業実行ホロンモジュールを示す概略構成図。
【図4】上位のモジュールから下位のモジュールへの作
業命令の割当工程を示すフローチャート。
【図5】本発明のシステムを部品組立装置に適用した一
実施例を示す概略構成図。
【図6】部品組立装置を示す斜視図。
【図7】同システムの一形態を示す構成図。
【図8】同システムにおける制御フローチャート。
【図9】同システムの作業命令の展開及び割り当てを示
す模式図。
【符号の説明】
2…生産ショップ管理モジュール(上位モジュール) 3…セル管理モジュール(上位/下位モジュール) 4…装置管理モジュール(下位モジュール) 8…作業交渉部(交渉部) 9…機能モデル/負荷モデル 11…割当実行部 13…割当最適化部 16…作業命令展開部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B23Q 41/00 G06F 15/21 R

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業命令を実行するための制御システム
    であって、 作業命令が実行可能であるかを問い合わせる上位モジュ
    ールと上位モジュールからの問い合わせに対して当該作
    業命令が実行可であるかを判断する下位モジュールとを
    有し、 前記上位モジュールは、前記作業命令が下位モジュール
    で実行不能な場合、当該作業命令を下位モジュールで実
    行可能な作業命令列に展開する作業命令展開部と、 実行可能な作業命令を下位モジュールに割り当てる作業
    命令割当部とを有することを特徴とする制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の制御システムにおいて、 前記上位モジュールは、作業命令を実行することが可能
    な下位モジュールが複数存在する場合、最適化ルールに
    従って当該作業命令を割り当てる下位モジュールを決定
    する割当最適化部を有することを特徴とする制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の制御システムにおいて、 前記上位モジュールは、複数の下位モジュールを組み合
    わせることによって総合的に実行可能な作業命令列及び
    属性を格納する機能モデルを有し、 このテーブルを参照することで、前記作業命令を下位モ
    ジュールに対して割り当てることが妥当であるかを判断
    する交渉部を有することを特徴とする制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の制御システムにおいて、 前記下位モジュールは、問い合わされた作業命令を実行
    することが可能な場合、そのスケジュールを返答する交
    渉部を有し、 上位モジュールは、そのスケジュールに基いて作業命令
    の割り当てを行なう割当最適化部を有することを特徴と
    する制御システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の制御システムにおいて、 前記上位モジュールは、自己のスケジュール及び複数の
    下位モジュールのスケジュールを格納する負荷モデルを
    有し、 この負荷モデルを参照することで前記作業命令を下位の
    モジュールに割り当てた場合のスケジューリングを行な
    う割当最適化部を有することを特徴とする制御システ
    ム。
  6. 【請求項6】 複数の構成要素から成るシステムを制御
    する制御システムにおいて、 前記複数の構成要素には、指示された命令が実行可能で
    あるかを他の前記構成要素に対して問い合わせてその応
    答を受け取る第1の手段と、 この第1の手段の問い合わせに対して実行可能と応答し
    た前記構成要素に対して前記命令の実行を割り当て、か
    つ前記他の構成要素が実行不可能と応答した場合に前記
    命令を展開し、この展開された命令が実行可能であるか
    を再び前記他の構成要素に対して問い合わせ、前記命令
    がいずれかの前記構成要素で実行可能に割り当てられる
    まで前記命令の展開とその割り付けとを繰り返す第2の
    手段と、をそれぞれ備えたことを特徴とする制御システ
    ム。
  7. 【請求項7】 階層構造に構築された前記複数の構成要
    素では、割り当てられた命令を展開し、この展開された
    命令を下位の前記構成要素に割り付け、さらにこの下位
    の前記構成要素では割り当てられた命令を展開し、この
    展開された命令をさらに下位の前記構成要素に割り付け
    ることを下位の構成要素に向かって繰り返し実行する機
    能を付加したことを特徴とする請求項6記載の制御シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記命令の実行を割り当てるための問い
    合わせに代わって、少なくとも前記構成要素で実行可能
    な命令が予め記述され、指示された前記作業命令を前記
    予め記述された命令から成る動作命令列に展開する機能
    を有することを特徴とする請求項6又は7記載の制御シ
    ステム。
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