JPH1139950A - 振動抑制型架空電線及び該電線の製造方法 - Google Patents

振動抑制型架空電線及び該電線の製造方法

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JPH1139950A
JPH1139950A JP18801497A JP18801497A JPH1139950A JP H1139950 A JPH1139950 A JP H1139950A JP 18801497 A JP18801497 A JP 18801497A JP 18801497 A JP18801497 A JP 18801497A JP H1139950 A JPH1139950 A JP H1139950A
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JP
Japan
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electric wire
wire
curvature
cross
radius
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Pending
Application number
JP18801497A
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English (en)
Inventor
Sadaki Momomoto
貞樹 百本
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】風が吹いた時に電線を下方に押し下げる力を発
生させ、電線を鉛直方向に自由移動させようとする挙動
を抑制することのできる、振動抑制型電線及び該電線の
製造方法を提供する。 【解決手段】断面形状を上下非対称にして、上面の曲率
半径を大きくし且つ下面の曲率半径を小さくした。上下
非対称の表面形状は、撚線の最外層において形成される
か、絶縁電線の絶縁被覆において形成されれば良い。電
線が裸電線である場合、断面形状においてあらかじめ対
称形に製造した撚線を、断面形状において上面の曲率半
径が大きく且つ下面の曲率半径が小さくなるように潰し
成型すると良い。一方、電線が絶縁電線である場合、導
体上に絶縁被覆を押出成型する際に、該絶縁被覆の断面
形状において上面の曲率半径が大きく且つ下面の曲率半
径が小さくなるように押出成型すると良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架空電線の技術に
関し、特に、風による振風振動やギャロッピング等の振
動を起こす傾向のある架空電線において、振動を抑制す
ることの可能な振動抑制型電線及び該電線の製造方法の
提供に関する。「架空電線」は、架空送電線に見られる
ような裸電線と、架空配電線に見られるような絶縁電線
を包含する概念で用いる。
【0002】
【従来の技術】この種の架空電線は、概して断面形状が
円形になるように仕上げられており、とりわけ、架空送
電線(架空地線)では、数本のアルミ線、銅線、鋼線等
の素線を撚り合わせ、撚線の断面形状が円形になるよう
にしていた。図3,4にその代表的な架空電線の構造例
を示した。
【0003】図3の架空電線は、中心部撚線1上に断面
円形の丸型導体素線2の多数本を円形状に仕上がるよう
に撚り合わせた例である。一方、図4の架空電線は、中
心部撚線1′上に断面平角状の異型導体素線3の多数本
を円形状に仕上がるように撚り合わせた例である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術の架
空電線;図3,4によれば、次のような問題がある。即
ち、風による振風振動やギャロッピング等、電線の振れ
が発生する傾向があり、そして、図3,図4のように、
電線の断面形状が円形で上下左右に対称形であることか
ら、風の流れに対して電線横断面の形状が対称であり、
故に振動は鉛直水平方向に自由であり、電線を上下左右
方向に振動させ易い。
【0005】上記の結果、電線を構成する素線が振動疲
労を起こしたり、電力線相間のトリップを起こすことが
ある。
【0006】そこで、本発明の解決すべき課題(目的)
は、風が吹いた時に電線を下方に押し下げる力を発生さ
せ、電線を鉛直方向に自由移動させようとする挙動を抑
制することのできる、振動抑制型電線及び該電線の製造
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する振
動抑制型電線は、断面形状において上下非対称にして、
上面の曲率半径が大きく且つ下面の曲率半径が小さくな
るようにしてなるものである。
【0008】上記のように構成すると、電線に対して横
風がふいた時、曲率半径の大きい電線上面で空気の流れ
が遅く、一方の曲率半径の小さい電線下面で空気の流れ
が速くなる。このような電線上下での空気の流れの差が
生じた結果、電線は空気の流れの早い下方側に押し下げ
ようとする力を受け、延いては、電線の鉛直方向の振れ
を抑制することが可能となる。
【0009】本発明の電線が裸電線である場合に、前記
上下非対称の表面形状は、撚線の最外層において形成さ
れてなると良い。
【0010】本発明の電線が絶縁電線である場合に、前
記非対称の断面形状は、絶縁電線の絶縁被覆において形
成されてなると良い。
【0011】本発明により提供する振動抑制型電線の製
造方法は、電線が裸電線であることを前提とした場合、
断面形状においてあらかじめ対称形に製造した撚線を、
断面形状において上面の曲率半径が大きく且つ下面の曲
率半径が小さくなるように潰し成型する方法からなる。
【0012】上記のように、断面形状において対称形に
製造する撚線に対して、潰し成型する方法は、断面形状
において非対称の電線を製造するのが容易となる。因み
に、電線の線路方向に上下面の曲率半径を保持した形状
になるように撚線することは困難が伴う。上記のような
潰し成型は、圧縮ロール等による圧縮力で成型するとい
う簡単な手段で良くなる。
【0013】本発明により提供するもう一つの振動抑制
型電線の製造方法は、電線が絶縁電線である場合に、導
体上に絶縁被覆を押出成型する際に、該絶縁被覆の断面
形状において上面の曲率半径が大きく且つ下面の曲率半
径が小さくなるように押出成型する方法からなる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明の実施例
にして、図1は潰し成型前の撚線を示し、図2は潰し成
型後の撚線を示したものである。
【0015】この実施例の振動抑制型電線は、図1に示
すような撚線、即ち、鋼撚線からなる中心線10の外周
に、アルミ線からなる断面円形の丸型導体素線20の多
数本を撚り合わせ、この丸型導体素線20による最外層
が円形状の対称形に仕上がるような撚線30を製造す
る。
【0016】そして、上記のように製造された対称形撚
線30を、図2に示すような撚線、即ち、当該対称形撚
線30に対して、上下方向より圧縮ロールで圧縮圧潰す
ることにより、上面40が曲率半径の大きい、下面50
が曲率半径の小さい、上下非対称形(左右対称形)の撚
線30′に成型し、これを振動抑制型電線としてなるの
である。
【0017】上記のように、中心線10に鋼線を用い、
外周の撚線にアルミ線を用いることで、撚線最外層への
潰し成型が容易に行うことができ、加工精度を高くする
ことができる。それら各素線の材料は好ましいものの代
表例として例示したまでであって、それ以外の材料例え
ば、硬銅、銅等の材料でも使用可能である。
【0018】尚、上記の実施例は、架空送電線用電力線
や架空地線に見られる裸線を前提としているが、これに
限らず、配電線用絶縁電線にも応用可能である。この場
合、絶縁電線の絶縁被覆の形状を上記のような曲率半径
の異なる上下非対称(左右対称)に押出成型すれば実現
できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したような本発明によれば、風
が吹いた時に電線を下方に押し下げる力を発生させ、電
線を鉛直方向に自由移動させようとする挙動を抑制する
ことのできる、振動抑制型電線及び該電線の製造方法を
提供するという所期の課題(目的)を達成することがで
き、延いては、架空電線において問題となるはね上がり
を防止でき、その結果、振れを抑制することができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にして、潰し成型する前の断面
円形状の対称形撚線の構造を示す横断面説明図。
【図2】本発明の実施例にして、潰し成型により断面非
対称形に仕上げられた振動抑制型電線の構造を示す横断
面説明図。
【図3】従来例にして、丸素線により断面円形に仕上げ
られた撚線を示す横断面説明図。
【図4】従来例にして、丸素線と平角状異型素線との複
合によに断面円形に仕上げられた撚線を示す横断面説明
図。
【符号の説明】
10 中心線 20 導体素線 20′ 潰し成型後の導体素線 30 断面円形の対称形撚線 30′ 断面異型の非対称形撚線;振動抑制型電線 40 曲率半径の大きい上面 50 曲率半径の小さい下面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面形状において上下非対称にして、上面
    の曲率半径が大きく且つ下面の曲率半径が小さくなるよ
    うにしてなる、振動抑制型架空電線。
  2. 【請求項2】前記上下非対称の表面形状は、撚線の最外
    層において形成されてなる、請求項1記載の振動抑制型
    架空電線。
  3. 【請求項3】前記非対称の断面形状は、絶縁電線の絶縁
    被覆において形成されてなる、請求項1記載の振動抑制
    型架空電線。
  4. 【請求項4】断面形状においてあらかじめ対称形に製造
    した撚線を、断面形状において上面の曲率半径が大きく
    且つ下面の曲率半径が小さくなるように潰し成型する、
    振動抑制型架空電線の製造方法。
  5. 【請求項5】導体上に絶縁被覆を押出成型する際に、該
    絶縁被覆の断面形状において上面の曲率半径が大きく且
    つ下面の曲率半径が小さくなるように押出成型する、振
    動抑制型架空電線の製造方法。
JP18801497A 1997-07-14 1997-07-14 振動抑制型架空電線及び該電線の製造方法 Pending JPH1139950A (ja)

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