JPH1140462A - Cr複合電子部品とその製造方法およびインダクタ - Google Patents

Cr複合電子部品とその製造方法およびインダクタ

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JPH1140462A
JPH1140462A JP9211408A JP21140897A JPH1140462A JP H1140462 A JPH1140462 A JP H1140462A JP 9211408 A JP9211408 A JP 9211408A JP 21140897 A JP21140897 A JP 21140897A JP H1140462 A JPH1140462 A JP H1140462A
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Japan
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layer
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composite electronic
electrode
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Withdrawn
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JP9211408A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Igarashi
克彦 五十嵐
Tomoko Uchida
知子 内田
Atsushi Masuda
淳 増田
Yasumichi Tokuoka
保導 徳岡
Shigeki Sato
佐藤  茂樹
Takeshi Nomura
武史 野村
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な焼成条件を必要とせず、通常の積層セ
ラミックコンデンサと同一条件での焼成が可能であり、
製造工程も簡単で、生産コストも安く、CRまたは(L
/C)R直列回路が簡単に得られ、抵抗値の制御も容易
であるCR複合電子部品およびその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 誘電体層と内部電極とが交互に積層され
ており、前記内部電極と、CR複合電子部品の端部に形
成された第1の電極層とが接続され、前記第1の電極層
の少なくとも一方の端子側に第2の電極層と第3の電極
層とを有し、前記内部電極層は前記第1〜第3の電極層
を介して外部と接続され、前記第2の電極層はクロムを
有するCR複合電子部品とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非磁性セラミック
誘電体層を有する積層型のキャパシタに、抵抗ないしイ
ンピーダンス要素を付加したCR複合電子部品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、電子機器の電源の多くには、スイ
ッチング電源やDC−DCコンバータが用いられてい
る。これらの電源に使用されるコンデンサとして電源バ
イパス用のコンデンサがある。この電源バイパス用コン
デンサは、その電源容量やスイッチング周波数、併用さ
れる平滑コイル等の回路パラメータに応じて、低容量の
積層セラミックコンデンサと、高容量のアルミあるいは
タンタルといった電解コンデンサが用いられてきた。と
ころで、電解コンデンサは、容易に大容量が得られ、電
源のバイパス用(平滑用)コンデンサとしては優れた面
を有するが、大型で、低温特性に劣り、短絡事故の恐れ
があり、しかも内部インピーダンスが比較的高いため、
等価直列抵抗(ESR)による損失が定常的に発生し、
それに伴う発熱を生じ、しかも周波数特性が悪く、平滑
性が悪化するといった問題を有している。また、近年、
技術革新により、積層セラミックコンデンサの誘電体や
内部電極の薄層化、積層化技術の進展に伴い、積層セラ
ミックコンデンサの静電容量が、電解コンデンサの静電
容量に近づきつつある。このため、電解コンデンサを積
層セラミックコンデンサに置き換えようとする試みも種
々なされている。
【0003】電源のバイパス用のコンデンサにおいては
平滑作用を示すファクターとしてリップルノイズが重要
である。リップルノイズをどの程度に抑えるかは、コン
デンサの等価直列抵抗(ESR)により決まる。ここ
で、リップル電圧をΔVr 、チョ−クコイルに流れる電
流をΔi、等価直列抵抗をESRとすると、 ΔVr =Δi×ESR と表され、ESRを低下させることによりリップル電圧
が抑制されることがわかる。従って、電源のバイパス回
路においては、ESRの低いコンデンサを使用すること
が好ましく、ESRの低い積層セラミックコンデンサを
電源回路に用いる試みもなされている。
【0004】ところが、帰還回路を有するDC−DCコ
ンバータやスイッチング電源等の2次側回路では、平滑
回路のESRが帰還ループの位相特性に大きな影響を与
え、特にESRが極端に低くなると問題を生じることが
ある。すなわち、平滑用コンデンサとしてESRの低い
積層セラミックコンデンサを使用した場合、2次側平滑
回路が等価的にLとC成分のみで構成されてしまい、回
路内に存在する位相成分が±90°および0°のみとな
り、位相の余裕がなくなり容易に発振してしまう。同様
な現象は3端子レギュレータを用いた電源回路において
も負荷変動時の発振現象として現れる。
【0005】このため、積層セラミックコンデンサに抵
抗成分を付加した、いわゆるCR複合電子部品も種々提
案されている。例えば、特開平8−45784号公報に
は、積層セラミックコンデンサの端部を炭化物と還元剤
を用いて半導体化した複合電子部品について記載されて
いる。しかし、その製造方法は、積層セラミックコンデ
ンサ素体に外部電極用ペーストを塗布し、これを一旦還
元性雰囲気中で仮焼し、バインダーを炭化して残留さ
せ、さらに700〜750℃で焼き付けることにより前
記炭化物を還元剤として作用させ、半導体化させてい
る。また抵抗値の制御は還元剤の量で行っている。しか
し、この方法では半導体化する工程が複雑であり、端子
電極を形成する工程を含めると、3回もの熱処理を必要
とし、生産性が低下し、エネルギーコストが高くなる。
しかも、抵抗値の制御が還元剤の量で行われているた
め、所望の値を正確に得ることが困難であり、回路設計
が困難になると共に、製品間のバラツキも多く、量産化
した場合の歩留まりも悪い。
【0006】また、例えば、特開昭59−225509
号公報に記載されているように、積層セラミックコンデ
ンサに、さらに酸化ルテニウム等の抵抗体ペーストを積
層し、これを同時焼成して抵抗体としたものも知られて
いる。しかし、このものは、そのまま端子電極を設けた
場合、等価回路がC/Rまたは(LC)/Rの並列回路
となり、直列回路を得ることができない。また、直列回
路を得るためには端子電極の形状が複雑となり、製造工
程も複雑なものとなってしまう。
【0007】特許第2578264号公報には、外部電
極の表面に金属酸化膜を設けて所望の等価直列抵抗とし
たCR複合部品が記載されている。しかしながら、同公
報の実施例に記載されているCR複合部品は、ニッケル
の端子電極を加熱処理して金属酸化膜を形成するもの
で、抵抗値の調整はバレル研磨によりこの金属酸化膜の
膜厚を調整することにより行っている。このため、所望
の抵抗値を得ることが困難であり、抵抗値の調整も煩雑
で量産性に劣る。また、形成された金属酸化膜の上に、
さらにニッケル層を無電解メッキにより設けているが、
この方法では端子部位以外にメッキが付着しないようマ
スクを設ける必要があり、製造工程が増加する。さらに
付着した、ニッケルメッキと金属酸化膜との接着性が悪
く、ニッケルメッキにリ−ド線を設けた場合、このリー
ド線が容易に剥離してしまう。
【0008】なお、平滑コンデンサに対して直列に抵抗
を接続する方法もあるが、コストが高く実用的でない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、特
別な焼成条件を必要とせず、通常の積層セラミックコン
デンサと同一条件での焼成が可能であり、製造工程も簡
単で、生産コストも安く、CRまたは(L/C)R直列
回路が簡単に得られ、抵抗値の制御も容易であり、リー
ド線の接着強度も強固なCR複合電子部品およびその製
造方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の
(1)〜(11)の構成により達成される。 (1) 誘電体層と内部電極とが交互に積層されてお
り、前記内部電極と、CR複合電子部品の端部に形成さ
れた第1の電極層とが電気的に接続され、前記第1の電
極層の少なくとも一方の端子側に第2の電極層と第3の
電極層とを有し、前記内部電極層は前記第1〜第3の電
極層を介して外部と接続され、前記第2の電極層がクロ
ムを含有するCR複合電子部品。 (2) 前記第2の電極層はクロミッククロメート皮膜
である上記(1)のCR複合電子部品。 (3) 前記第2の電極層はクロムメッキ層である上記
(1)または(2)のCR複合電子部品。 (4) 前記第1の電極層が、銀、銅、ニッケル、パラ
ジウムおよび白金の1種または2種以上を有する上記
(1)〜(3)のいずれかのCR複合電子部品。 (5) 前記第3の電極層が、少なくともニッケルメッ
キ層、スズまたはスズ−鉛合金ハンダ層のいずれかを有
する上記(1)〜(4)のいずれかのCR複合電子部
品。 (6) 前記第1の電極層と第3の電極層との最短離間
距離を調節することにより抵抗値を調節する上記(1)
〜(5)のいずれかのCR複合電子部品。 (7) 等価回路がCRまたは(LC)R直列回路を含
む上記(1)〜(6)のいずれかのCR複合電子部品。 (8) 内部電極がニッケルを含有する上記(1)〜
(7)のいずれかのCR複合電子部品。 (9) 誘電体層と内部電極層とを交互に積層してグリ
ーンチップを形成し、これを焼成してチップ体とし、こ
のチップ体に第1の電極層を還元性雰囲気で形成した
後、少なくとも一方の第1の電極層にクロメート処理で
第2の電極層を形成し、さらに第2の電極層に第3の電
極層を形成するCR複合電子部品の製造方法。 (10)誘電体層と内部電極層とを交互に積層してグリ
ーンチップを形成し、これを焼成してチップ体とし、こ
のチップ体に第1の電極層を還元性雰囲気で形成した
後、少なくとも一方の第1の電極層にクロムメッキ処理
で第2の電極層を形成し、さらに第2の電極層に第3の
電極層を形成するCR複合電子部品の製造方法。 (11)前記内部電極層がニッケルを含有する上記
(9)または上記(10)のCR複合電子部品の製造方
法。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のCR複合電子部品は、誘
電体層と内部電極とが交互に積層されており、前記内部
電極と、CR複合電子部品の端部に形成された第1の電
極層とが接続され、前記第1の電極層の少なくとも一方
の端子側に第2の電極層と第3の電極層とを有し、前記
内部電極層は前記第1〜第3の電極層を介して外部と接
続され、前記第2の電極層はクロムを含有する。第2の
電極層にクロムを含有することで、端子電極に比較的高
い抵抗値を有する抵抗層が形成され、等価回路がCとR
の直列接続となるCR複合電子部品とすることができ
る。
【0012】すなわち、導体である第1の電極層と第3
の電極層との間に、所定の抵抗値を有するクロム層の第
2の電極層を介在させることにより、極めて容易にコン
デンサと直列に抵抗成分を有するCR複合部品とするこ
とができる。この第2の電極層におけるクロム層は、好
ましくはクロメート処理により得られるクロミッククロ
メート被膜またはクロムメッキ層が好ましい。クロミッ
ククロメート被膜の場合、クロムはCr換算で全金属成
分中の30〜90wt%、特に50〜80wt%の範囲が好
ましい。第2の電極層には、一般に下地である第1の電
極層の構成成分は混在しない。
【0013】第2の電極層はいずれか一方の電極に設け
てもよく、あるいは双方に設けてもよい。また、第2の
電極層における抵抗値は、第2の電極層を介した第1の
電極層と第3の電極層の最短距離、つまり第2の電極層
の最小厚さに比例する。なお、第2の電極層を双方の電
極に設けた場合、その抵抗値はそれぞれの電極における
第2の電極層の抵抗値の合計となる。第2の電極層の膜
厚は、必要とする抵抗値や成膜されるチップ体の大きさ
によっても異なるが、通常、クロミッククロメート被膜
で0.1〜10μm 程度、クロム層で0.1〜100μ
m 程度である。第2の電極層の抵抗値は、使用する回路
やコンデンサの容量等により適宜必要な抵抗値に調整す
ればよく、特に制限されるものではないが、等価直列抵
抗(ESR)としては、好ましくは1 m〜2Ω、より好
ましくは10〜300 mΩ程度である。
【0014】第2の電極層を形成する方法としては、ク
ロメート処理またはクロムメッキ処理が好ましく、特に
クロメート処理が好ましい。クロメート処理としては、
Na2CrO4 とNa2CO3 の熱溶液に浸漬するMBV
(Modified Bauer-Vogel)法、EW法、Pylumin 法、Al
odine 法、Alocrom 1200法、Cronark 法等が挙げられる
が、中でもMBV法が好ましい。クロメート処理時間と
しては、必要とする第2の電極層の膜厚等により異なる
が、通常5秒〜120分間、特に1〜90分間の範囲が
好ましい。処理液の温度としては通常25〜100℃、
特に80〜95℃程度である。また、クロムメッキ処理
は、定法に従えばよい。
【0015】第1の電極層の構成材料としては、特に限
定されるものではないが、低抵抗率の金属として、銀、
銅、ニッケル、パラジウムおよび白金の1種または2種
以上が挙げられ、より好ましくは銅、ニッケルあるいは
これらの合金が挙げられ、特に銅が好ましい。銅を用い
る場合、その平均粒径は好ましくは、0.01〜10μ
m 程度が好ましい。前記範囲より平均粒径が小さいと、
導電材粒子の凝集が激しくなり、電極ペーストの塗布、
乾燥あるいは焼結時に端子電極にクラックが生じやすく
なる。平均粒径が前記範囲より大きい場合、ペースト化
が困難となる。第1の電極層の膜厚としては、特に限定
されるものではないが、好ましくは5〜500μm 、特
に10〜70μm の範囲が好ましい。
【0016】第1の電極層を設けるには、上記金属と有
機ビヒクルとを混練し、ペーストとしたものを用いれば
よい。電極層用ペーストには、通常前記金属材料の他に
焼結助剤としてや、チップ素体との接着性を確保するた
めのガラスフリット、有機バインダーおよび溶剤が含有
される。電極層用ペーストの金属材料の含有量は、好ま
しくは50〜80wt%、より好ましくは65〜75wt%
程度の範囲が好ましい。
【0017】ガラスフリットの組成は特に限定されるも
のではないが、中性、あるいは還元性雰囲気で第1の電
極層を焼成するため、それらの雰囲気下でもガラスの機
能を果たすものが好ましい。このようなガラスとして、
例えば、ケイ酸ガラス、ホウケイ酸ガラス、アルミナケ
イ酸ガラスから選択されるガラスフリットの、1種また
は2種以上を用いればよく、これに必要に応じて、Ca
O,SrO,BaO,MgO,ZnO,PbO,Na2
O,K2 O,MnO2 等の添加物を、総計50wt%以下
で所定の組成比となるように混合して用いればよい。ガ
ラスの含有量は特に限定されるものではないが、通常、
金属成分に対して0.5〜15wt%程度である。ガラス
フリットの平均粒径としては、好ましくは0.01〜3
0μm 程度が好ましい。ガラスフリットの平均粒径が前
記範囲より小さいと、ガラスの凝集が激しくなり、導電
材の局所的な焼結効果をもたらし、端子電極のクラック
を発生させる要因となる。平均粒径が前記範囲より大き
いと、ガラスの分散が悪くなり、端子電極(第1の電極
層)とチップ体との接着性が低下する。
【0018】有機バインダーとしては、特に限定される
ものではなく、セラミックス材のバインダーとして一般
的に使用されているものの中から、適宜選択して使用す
ればよい。このような有機バインダーとしては、エチル
セルロース、アクリル樹脂、ブチラール樹脂等が挙げら
れ、溶剤としてはターピネオール、テルピネオール、ブ
チルカルビトール、ケロシン等が挙げられる。ペースト
中の有機バインダーおよび溶剤の含有量は、特に制限さ
れるものではなく、通常使用されている量、例えば有機
バインダー1〜5wt%、溶剤10〜50wt%程度とすれ
ばよい。
【0019】さらに、電極層用ペースト中には、必要に
応じて各種分散剤等が含有されていてもよい。これらの
総含有量は、1wt%以下であることが好ましい。電極層
用ペーストを誘電体チップに設ける方法としては、特に
限定されるものではないが、例えばディップ法、スクリ
ーン印刷法、好ましくはディップ法等により容易に設け
ることができる。
【0020】第3の電極層は、第2の電極層上にメッキ
層として設けられる。第3の電極層は、好ましくはニッ
ケルメッキ層と、スズあるいはスズ−鉛合金ハンダ層と
から構成される。第3の電極層は、第2の電極層側にニ
ッケルメッキ層が形成され、その外側の構成材料として
は、低抵抗率でハンダ濡れ性が良好なものが好ましく、
スズあるいはスズ−鉛合金ハンダ等が好ましく、特に好
ましくはスズ−鉛合金ハンダを設けたものが好ましい。
第3の電極層は、リード線を取り付ける際のハンダ濡れ
性を改善すると共に、第2の電極層とリード線との接続
を確実に行い、第2の電極層を導電体で覆うことになる
ため、第2の電極層により与えられる抵抗値が安定にな
る。
【0021】第3の電極層を形成する方法としては、特
に限定されるものではなく、スパッタ法や蒸着法を用い
た乾式メッキも可能であるが、従来公知の電解メッキ
法、無電解メッキ法を用いた湿式メッキにより容易に設
けることができ好ましい。湿式法を用いる場合、ニッケ
ルメッキ層は酸化クロム皮膜上に形成するため、無電解
メッキ法を用いることが好ましい。また、スズあるいは
スズ−鉛合金ハンダ層は、被膜が形成されるニッケル層
が金属であるためどちらの方法を用いてもよいが電解メ
ッキ法が好ましい。第3の電極層の膜厚としては、好ま
しくは0.1〜10μm 程度が好ましい。
【0022】<誘電体層>誘電体層を構成する誘電体材
料としては、特に限定されるものではなく、種々の誘電
体材料を用いてよいが、例えば、酸化チタン系、チタン
酸系複合酸化物、あるいはこれらの混合物などが好まし
い、酸化チタン系としては、必要に応じNiO,Cu
O,Mn34,Al23,MgO,SiO2等を総計
0.001〜30wt%程度含むTiO2等が、チタン酸
系複合酸化物としては、チタン酸バリウムBaTiO3
等が挙げられる。Ba/Tiの原子比は、0.95〜
1.20程度がよく、BaTiO3には、MgO,Ca
O,Mn34,Y23,V25,ZnO,ZrO2,N
25,Cr23,Fe23,P25,SrO,Na2
O,K2O等が総計0.001〜30wt%程度含有され
ていてもよい。また、焼成温度、線膨張率の調整等のた
め、(BaCa)SiO3 ガラス等のガラス等が含有さ
れていてもよい。
【0023】誘電体層の一層あたりの厚さは特に限定さ
れないが、通常5〜20μm 程度である。また、誘電体
層の積層数は、通常、2〜300程度とする。
【0024】<内部電極層>内部電極層に含有される導
電材は特に限定されないが、誘電体層構成材料に耐還元
性を有するものを使用することで、安価な卑金属を用い
ることができ好ましい。導電材として用いる卑金属とし
ては、NiまたはNi合金が好ましい。Ni合金として
は、Mn、Cr、Co、Al等から選択される1種以上
の元素とNiとの合金が好ましく、合金中のNi含有量
は95wt%以上であることが好ましい。
【0025】なお、NiまたはNi合金中には、P等の
各種微量成分が0.1wt%程度以下含まれていてもよ
い。
【0026】内部電極層の厚さは用途等に応じて適宜決
定すればよいが、通常、0.5〜5μm 、特に0.5〜
2.5μm 程度であることが好ましい。
【0027】次に、本発明のCR複合電子部品の製造方
法について説明する。
【0028】本発明のCR複合電子部品は、ペーストを
用いた通常の印刷法やシート法によりグリーンチップを
作製し、このチップの少なくとも一端に抵抗体ペースト
を印刷ないし転写して同時焼成することにより製造でき
る。
【0029】<誘電体層用ペースト>誘電体層用ペース
トは、誘電体原料と有機ビヒクルとを混練して製造され
る。
【0030】誘電体原料には、誘電体層の組成に応じた
粉末を用いる。誘電体原料の製造方法は特に限定され
ず、例えばチタン酸系複合酸化物としてチタン酸バリウ
ムを用いる場合、水熱合成法等により合成したBaTi
3 に、副成分原料を混合する方法を用いることができ
る。また、BaCO3 とTiO2 と副成分原料との混合
物を仮焼して固相反応させる乾式合成法を用いてもよ
く、水熱合成法を用いてもよい。また、共沈法、ゾル・
ゲル法、アルカリ加水分解法、沈殿混合法などにより得
た沈殿物と副成分原料との混合物を仮焼して合成しても
よい。なお、副成分原料には、酸化物や、焼成により酸
化物となる各種化合物、例えば、炭酸塩、シュウ酸塩、
硝酸塩、水酸化物、有機金属化合物等の少なくとも1種
を用いることができる。
【0031】誘電体原料の平均粒子径は、目的とする誘
電体層の平均結晶粒径に応じて決定すればよいが、通
常、平均粒子径0.3〜1.0μm 程度の粉末を用い
る。
【0032】有機ビヒクルは、バインダを有機溶剤中に
溶解したものである。有機ビヒクルに用いるバインダは
特に限定されず、エチルセルロース等の通常の各種バイ
ンダから適宜選択すればよい。また、用いる有機溶剤も
特に限定されず、印刷法やシート法など、利用する方法
に応じて、テルピネオール、ブチルカルビトール、アセ
トン、トルエン等の各種有機溶剤から適宜選択すればよ
い。
【0033】<内部電極層用ペースト>内部電極層用ペ
ーストは、上記の各種導電性金属や合金、あるいは焼成
後に上記した導電材となる各種酸化物、有機金属化合
物、レジネート等と、上記した有機ビヒクルとを混練し
て調製する。
【0034】<第1の電極層用ペースト>第1の電極層
用ペーストは、上記した内部電極層用ペーストと同様に
して調製すればよい。
【0035】<有機ビヒクル含有量>上記した各ペース
ト中の有機ビヒクルの含有量に特に制限はなく、通常の
含有量、例えば、バインダは1〜5重量%程度、溶剤は
10〜50重量%程度とすればよい。また、各ペースト
中には、必要に応じて各種分散剤、可塑剤、誘電体、絶
縁体等から選択される添加物が含有されていてもよい。
これらの総含有量は、10重量%以下とすることが好ま
しい。
【0036】<グリーンチップ作製>印刷法を用いる場
合、誘電体層用ペーストおよび内部電極層用ペースト
を、PET等の基板上に積層印刷する。このとき内部電
極用ペーストの端部の一方が誘電体層用ペーストの端部
より交互に外部に露出するように積層する。その後、所
定形状に切断してチップ化し、基板から剥離してグリー
ンチップとする。
【0037】また、シート法を用いる場合、誘電体層用
ペーストを用いてグリーンシートを形成し、このグリー
ンシート上に内部電極層用ペーストを、内部電極用ペー
ストの端部が交互に誘電体層用ペーストの端部の一方か
ら露出するように印刷したものを積層し、所定形状に切
断して、グリーンチップとする。
【0038】<脱バインダ処理工程>焼成前に行なう脱
バインダ処理の条件は通常のものであってよいが、内部
電極層の導電材にNiやNi合金等の卑金属を用いる場
合、特に下記の条件で行うことが好ましい。 昇温速度:5〜300℃/時間、特に10〜100℃/
時間 保持温度:200〜400℃、特に250〜300℃ 温度保持時間:0.5〜24時間、特に5〜20時間雰
囲気:空気中
【0039】<焼成工程>グリーンチップ焼成時の雰囲
気は、内部電極層用ペースト中の導電材の種類に応じて
適宜決定すればよいが、導電材としてNiやNi合金等
の卑金属を用いる場合、焼成雰囲気はN2 を主成分と
し、H2 1〜10%、10〜35℃における水蒸気圧に
よって得られるH2Oガスが好ましい。そして、酸素分
圧は、10-8〜10-12 気圧とすることが好ましい。酸
素分圧が前記範囲未満であると、内部電極層の導電材が
異常焼結を起こし、途切れてしまうことがある。また、
酸素分圧が前記範囲を超えると、内部電極層が酸化する
傾向にある。
【0040】焼成時の保持温度は、1100〜1400
℃、特に1200〜1300℃とすることが好ましい。
保持温度が前記範囲未満であると緻密化が不十分であ
り、前記範囲を超えると、内部電極が途切れやすくな
る。また、焼成時の温度保持時間は、0.5〜8時間、
特に1〜3時間が好ましい。
【0041】<アニール工程>還元性雰囲気中で焼成し
た場合、CR複合電子部品チップ体にはアニールを施す
ことが好ましい。アニールは、誘電体層を再酸化するた
めの処理であり、これによりIR加速寿命を著しく長く
することができる。
【0042】アニール雰囲気中の酸素分圧は、10-6
圧以上、特に10-5〜10-8気圧とすることが好まし
い。酸素分圧が前記範囲未満であると誘電体層の再酸化
が困難であり、前記範囲を超えると内部電極層が酸化す
る傾向にある。
【0043】アニールの際の保持温度は、1100℃以
下、特に500〜1000℃とすることが好ましい。保
持温度が前記範囲未満であると誘電体層の酸化が不十分
となって寿命が短くなる傾向にあり、前記範囲を超える
と内部電極層が酸化し、容量が低下するだけでなく、誘
電体素地と反応してしまい、寿命も短くなる傾向にあ
る。なお、アニール工程は昇温および降温だけから構成
してもよい。この場合、温度保持時間は零であり、保持
温度は最高温度と同義である。また、温度保持時間は、
0〜20時間、特に2〜10時間が好ましい。雰囲気用
ガスには、加湿したN2 ガス等を用いることが好まし
い。
【0044】なお、上記した脱バインダ処理、焼成およ
びアニールの各工程において、N2、H2 や混合ガス等
を加湿するには、例えばウェッター等を使用すればよ
い。この場合、水温は5〜75℃程度が好ましい。
【0045】脱バインダ処理工程、焼成工程およびアニ
ール工程は、連続して行なっても、独立に行なってもよ
い。
【0046】これらを連続して行なう場合、脱バインダ
処理後、冷却せずに雰囲気を変更し、続いて焼成の保持
温度まで昇温して焼成を行ない、次いで冷却し、アニー
ル工程での保持温度に達したときに雰囲気を変更してア
ニールを行なうことが好ましい。
【0047】また、これらを独立して行なう場合は、脱
バインダ処理工程は、所定の保持温度まで昇温し、所定
時間保持した後、室温にまで降温する。その際の脱バイ
ンダ雰囲気は、連続して行う場合と同様なものとする。
さらにアニール工程は、所定の保持温度にまで昇温し、
所定時間保持した後、室温にまで降温する。その際のア
ニール雰囲気は、連続して行う場合と同様なものとす
る。また、脱バインダ工程と、焼成工程とを連続して行
い、アニール工程だけを独立して行うようにしてもよ
く、脱バインダ工程だけを独立して行い、焼成工程とア
ニール工程を連続して行うようにしてもよい。
【0048】<第1の電極層形成>上記のようにして得
られたチップ体に、第1の電極層用ペーストを印刷ない
し転写して焼成し、端子(外部)電極を形成する。外部
電極用ペーストの焼成条件は、例えば、N2 とH2 との
混合ガス等の還元性雰囲気中で600〜800℃にて1
0分間〜1時間程度とすることが好ましい。
【0049】<第2の電極層形成工程>端子電極が形成
されたチップ体を、上記クロメイト処理液中に浸漬し、
酸化クロム(クロミッククロメイト)層を形成する。こ
の場合、好ましく使用されるMBV(Modified Bauer-V
ogel)法を用いる場合、好ましくは90〜100℃で1
〜10分間処理を行う。処理時間により第2の電極層の
膜厚が決まるため、この処理時間によりESRを調整す
ることができる。MBV法の処理液の組成としては、N
2CrO4 :0.5〜2.5モル%、Na2Co3 :2
〜5モル%である。
【0050】また、第2の電極層の形成にクロムメッキ
を用いる場合、湿式メッキ法、乾式メッキ法のいずれの
メッキ法を用いてもよい。好ましくは湿式メッキ法が好
ましい。湿式メッキ法としては、電解メッキ法等が挙げ
られ、乾式メッキ法としては、スパッタ法、蒸着法等が
挙げられる。
【0051】<第3の電極層メッキ工程>さらに、第2
の電極層が形成されたチップ体を、それぞれニッケルメ
ッキ浴、またはスズあるいはスズ−鉛合金ハンダメッキ
浴中に浸漬し、第3の電極層を形成する。
【0052】このようにして製造される、本発明のCR
複合電子部品の構成例を図1に示す。図1において、本
発明のCR複合電子部品は、誘電体層2と、内部電極層
3と、第1の電極層4と、第2の電極層5と、第3の電
極層6とを有する。また、第2の電極層5は、第1の電
極層4から第3の電極層6までの最短距離、d1+d2
に応じた抵抗値となる。ここで、図1は第2の電極層を
CR複合電子部品の両方の端子に形成した場合を示す
が、どちらか一方のみに形成してもよく、その場合、第
1の電極層4から第3の電極層6までの距離はd1ある
いはd2のいずれか一方のみとなる。
【0053】本発明ではさらに、第2の電極層として、
前記クロムを有する層に加えて酸化亜鉛を有する層を設
けてもよい。
【0054】すなわち、第1の電極層形成後、クロムを
有する層を形成し、さらに酸化亜鉛を有する層を形成し
て第2の電極層とし、これに第3の電極層を設けて端子
電極とする。なお、クロムを有する層と、酸化亜鉛を有
する層との積層順はこの逆でもよいが、積層する他の層
との接着性や、成膜効率を考慮すると前記積層順とする
ことが好ましい。
【0055】酸化亜鉛を有する層を、クロムを有する層
に加えて第2の電極層とすることにより、さらに高い抵
抗成分を有するCR複合部品とすることができる。この
酸化亜鉛を有する層における酸化亜鉛の含有量は、好ま
しくはZnO換算で40〜99wt%、特に70〜95wt
%が好ましい。この抵抗体層には酸化亜鉛の他に、好ま
しくは抵抗値を調整するためガラスを含有する。このガ
ラスの含有量としては、好ましくは1〜60wt%、特に
5〜30wt%が好ましい。ガラスは基本的には絶縁体で
あり、酸化亜鉛とガラスの量比により所望の抵抗値を得
ることができる。
【0056】素子をメッキする必要上、ガラスは耐メッ
キ性のあることが要求される。耐メッキ性のあるガラス
としては、好ましくはホウケイ酸系(ZnO:63wt%
−B 23 :20wt%−SiO2 :11wt%−MnO
2 :6wt%:軟化点500〜600℃)の結晶化ガラス
が挙げられる。ただし、ガラス全部が耐メッキ性を有す
る必要はなく、耐メッキ性を有するガラスが全体の10
wt%以上含有されていればよい。耐メッキ性を有するガ
ラスと混合するその他のガラスの組成については特に限
定されるものではないが、高軟化点(600〜900
℃)のものが好ましく、例えば、ケイ酸ガラス、ホウケ
イ酸ガラス、アルミナケイ酸ガラスから選択されるガラ
スフリットの、1種または2種以上を用いればよく、こ
れに必要に応じて、CaO:0.01〜50wt%,Sr
O:0.01〜30wt%,BaO:0.01〜50wt
%,MgO:0.01〜5wt%,ZnO:0.01〜5
wt%,PbO:0.01〜5wt%,Na2 O:0.01
〜10wt%,K2 O:0.01〜10wt%,MnO2
0.01〜20wt%等の添加物を所定の組成比となるよ
うに混合して用いればよい。またこれらは総計で50wt
%以下添加してもよい。
【0057】第2の電極層における酸化亜鉛を有する層
は、いずれか一方の電極に設けてもよく、あるいは双方
に設けてもよい。また、酸化亜鉛を有する層における抵
抗値は、酸化亜鉛を有する層の最小厚さに比例する。な
お、酸化亜鉛を有する層を双方の電極に設けた場合、そ
の抵抗値はそれぞれの電極における酸化亜鉛を有する層
の抵抗値の合計となる。酸化亜鉛を有する層の膜厚とし
ては特に制限されるものではないが、通常0.001mm
〜1mm、特に0.01〜0.5mmの範囲が好ましい。酸
化亜鉛を有する層を加えた第2の電極層の抵抗値は、使
用する回路やコンデンサの容量等により適宜必要な抵抗
値に調整すればよく、特に制限されるものではないが、
等価直列抵抗(ESR)としては、好ましくは1 m〜2
Ω、より好ましくは10 m〜300 mΩ程度である。
【0058】酸化亜鉛を有する層を形成する方法として
は、上記酸化亜鉛とガラスフリットとを有機ビヒクル中
に分散したものを用いればよい。第2の電極層用ペース
トには、通常、前記酸化亜鉛、電気伝導率を調整するた
めのガラスフリット、有機バインダーおよび溶剤が含有
される。第2の電極層用ペーストの酸化亜鉛の含有量
は、好ましくはZnO換算で30〜80wt%、より好ま
しくは45〜70wt%程度の範囲が好ましい。また、ペ
ースト中のガラスフリットの含有量は、好ましくは0.
15〜50wt%、特に1〜20wt%が好ましい。酸化亜
鉛の平均粒径は、通常0.01〜1.0μm 程度であ
り、ガラスフリットの平均粒径は、通常、0.01〜1
0μm 程度である。
【0059】有機バインダーとしては、特に限定される
ものではなく、セラミックス材のバインダーとして一般
的に使用されているものの中から、適宜選択して使用す
ればよい。このような有機バインダーとしては、エチル
セルロース、アクリル樹脂、ブチラール樹脂等が挙げら
れ、溶剤としてはターピネオール、テルピネオール、ブ
チルカルビトール、ケロシン等が挙げられる。ペースト
中の有機バインダーおよび溶剤の含有量は、特に制限さ
れるものではなく、通常使用されている量、例えば有機
バインダー1〜5wt%、溶剤10〜50wt%程度とすれ
ばよい。
【0060】さらに、電極層用ペースト中には、必要に
応じて各種分散剤等が含有されていてもよい。これらの
総含有量は、1wt%以下であることが好ましい。
【0061】電極層用ペーストを誘電体チップに設ける
方法としては、特に限定されるものではないが、例えば
ディップ法、スクリーン印刷法、好ましくはディップ法
等により容易に設けることができる。
【0062】酸化亜鉛を有する層をクロムを有する層よ
りも外側、つまり第1の電極層と反対側に設けた場合、
第3の電極層としては上記同様メッキ層とすればよい。
【0063】次に、このような酸化亜鉛を有する層や、
第3の電極層を有する層を形成する工程について説明す
る。
【0064】<形成工程>上記のようにチップ体に形成
された第1の電極層、およびクロムを有する層上に、酸
化亜鉛を有する層を形成する第2の電極層用ペーストを
塗布する。塗布の方法としては、特に限定されるもので
はないが、ディップ法等によればよい。塗布量としても
特に限定されるものではなく、必要な抵抗値や塗布する
チップ体の大きさなどにより適宜調整すればよいが、第
1または第3の電極層で通常、10〜100μm 程度、
第2の電極層の場合、通常5〜100μm 程度である。
【0065】酸化亜鉛ペースト塗布後乾燥する。乾燥
は、好ましくは、60〜150℃で、10分〜1時間保
持する。その際、第2の電極層はいずれか一方の第1の
電極層に形成してもよく、双方に形成してもよい。
【0066】<焼成工程>通常、酸化亜鉛を有する層は
焼成により形成される。焼成条件としては、好ましくは
2 の中性雰囲気、あるいはN2 とH2 との混合ガス等
の還元雰囲気中にて、600〜1000℃、特に850
〜980℃で、0〜1時間、特に0.05〜0.5時間
保持し焼成する。形成された第1〜第3の電極層からな
る端子電極に、必要に応じてメッキ処理を施し、被覆層
を設けてもよい。
【0067】被覆層は上記クロム層単独の場合の第3の
電極層に対応するもので、メッキ層として設けられ、好
ましくはニッケルメッキ層と、スズあるいはスズ−鉛合
金ハンダ層とから構成される。被覆層は、第3の電極層
側にニッケルメッキ層が形成され、その外側の構成材料
としては、低抵抗率でハンダ濡れ性が良好なものが好ま
しく、スズあるいはスズ−鉛合金ハンダ等が好ましく、
特に好ましくはスズ−鉛合金ハンダを設けたものが好ま
しい。被覆層は、リード線を取り付ける際のハンダ濡れ
性を改善すると共に、第3の電極層とリード線との接続
を確実に行なう。
【0068】被覆層を形成する方法としては、特に限定
されるものではなく、スパッタ法や蒸着法を用いた乾式
メッキも可能であるが、従来公知の電解メッキ法、無電
解メッキ法を用いた湿式メッキにより容易に設けること
ができ好ましい。なお、ニッケルメッキ層を酸化亜鉛層
上に形成する場合、湿式法を用いるときは、無電解メッ
キ法を用いることが好ましい。また、スズあるいはスズ
−鉛合金ハンダ層は、被膜が形成されるニッケル層が金
属であるためどちらの方法を用いてもよいが電解メッキ
法が好ましい。被覆層の膜厚としては、好ましくは0.
1〜10μm 程度が好ましい。
【0069】このようにして製造される、本発明のCR
複合電子部品の他の構成例を図2に示す。図2におい
て、本発明の他のCR複合電子部品は、誘電体層2と、
内部電極層3と、第1の電極層4と、第2の電極層5
と、第3の電極層6とを有し、第2の電極層はクロムを
有する層5aと酸化亜鉛を有する層5bとを有する。ま
た、第2の電極層5は、クロムを有する層5aの最小膜
厚d3+d4と、酸化亜鉛を有する層の最小膜厚d1+
d2に応じた抵抗値となる。ここで、図2はクロムを有
する層5aと酸化亜鉛を有する層5bとをCR複合電子
部品の両方の端子に形成した場合を示すが、いずれかを
どちらか一方のみに形成してもよく、その場合、第1の
電極層4から第3の電極層6までの距離はd1、d3あ
るいはd2、d4のいずれか一方のみとなる。
【0070】さらに、本発明のCR複合電子部品は、内
部電極と端子電極とが、誘電体層の少なくとも一方の端
子電極側に形成された半導体化領域を介して電気的に接
続してもよい。そして、前記半導体化領域には酸化亜鉛
とガラスとを含有する。内部電極と端子電極とを、半導
体化領域を介して接続することにより、さらに抵抗要素
が付加されることとなり、より高い等価直列抵抗を得る
ことができる。また、誘電体層を酸化亜鉛により半導体
化するため、製造工程も単純になる。
【0071】半導体化領域は、CR複合電子部品の端部
に形成される端子電極と、この端子電極と直接接触しな
いように離間して配置された内部電極との間に存在し、
これらを所定の伝導率で電気的に接続するように形成さ
れる。半導体化領域により得られる抵抗値は半導体化領
域を通過する電流路の距離、つまり、所定の間隔を置い
て配置された内部電極と端子電極との最短離間距離に比
例する。従って、この半導体化領域の距離を調節するこ
とにより、得られる抵抗値を制御することができ、抵抗
値の調整が容易になると共に、高精度に調整することが
できる。この半導体化領域は、端子電極が設けられるい
ずれか一方の側に形成されていればよく、必ずしも双方
に形成する必要はないが、必要な抵抗値等によりいずれ
かの構成を選択すればよい。この場合、両方の端部に同
じ長さの半導体化領域が形成されていれば、抵抗値は2
倍になる。
【0072】内部電極と端子電極の離間距離としては、
特に制限されるものではないが、通常、両端子電極間の
長さの1.6×10-5 〜1.2×10-4 程度、0.0
5μm 〜0.4mm程度である。また、CR複合部品とし
て得られるインピーダンスも特に限定されるものではな
いが、通常1m 〜2Ω程度である。
【0073】半導体化領域は、誘電体層に酸化亜鉛を含
有させることにより形成される。酸化亜鉛を偏在して含
有させる方法としては、特に限定されるものではない
が、好ましくは積層セラミックコンデンサのグリーンチ
ップに、酸化亜鉛を含有する抵抗体ペーストを塗布等す
ればよい。抵抗体ペーストが設けられたグリーンチップ
を焼成することにより、酸化亜鉛が誘電体層中に拡散し
て行き、半導体化領域が形成される。形成される半導体
化領域は、特に制限されるものではないが、通常端子電
極間の距離の1.6×10-5 〜1.2×10-4 程度、
0.05μm 〜0.4mm程度である。酸化亜鉛の抵抗体
ペースト中の含有量は酸化亜鉛、ガラス、バインダーお
よび溶剤に対して30〜80wt%程度が好ましい。ま
た、焼結後、半導体化領域を形成した場合、半導体化領
域における含有量は40〜98wt%が好ましく、その場
合の残部はガラスである。酸化亜鉛のペースト中の粒径
は通常0.01〜1.0μm 程度である。酸化亜鉛は、
通常明瞭な粒子としては存在しない。
【0074】抵抗体ペーストには、通常前記酸化亜鉛の
他に電気伝導率を調整するためのガラスフリット、有機
バインダーおよび溶剤が含有される。抵抗体ペーストの
酸化亜鉛の含有量は、好ましくは30〜80wt%、より
好ましくは45〜70wt%程度の範囲が好ましい。ガラ
スフリットの組成については、特に限定されるものでは
ないが、例えば、ケイ酸ガラス、ホウケイ酸ガラス、ア
ルミナケイ酸ガラス、好ましくはホウケイ酸ガラス等の
ガラスの1種または2種以上を用い、これに必要に応じ
て、CaO,SrO,BaO,MgO,ZnO,Pb
O,Na2O,K2O等の添加物を所定の組成比となるよ
うに混合したものを用いればよい。これらのうち、Si
2 10〜60wt%、B23 5〜30wt%、Al23
0〜30wt%、B23+Al23 5〜40wt%であっ
て、CaO,BaO,ZnOを総計10〜85wt%含有
するものが好ましい。この場合、抵抗体ペースト中のガ
ラスフリットの含有量は、好ましくは0.15〜50wt
%程度である。
【0075】有機バインダーとしては、特に限定される
ものではなく、セラミックス材のバインダーとして一般
的に使用されているものの中から、適宜選択して使用す
ればよい。このような有機バインダーとしては、エチル
セルロース、アクリル樹脂、ブチラール樹脂等が挙げら
れ、溶剤としてはターピネオール、テルピネオール、ブ
チルカルビトール、ケロシン等が挙げられる。ペースト
中の有機バインダーおよび溶剤の含有量は、特に制限さ
れるものではなく、通常使用されている量、例えば有機
バインダー1〜5wt%、溶剤10〜50wt%程度とすれ
ばよい。
【0076】さらに、抵抗体ペースト中には、必要に応
じて各種分散剤等が含有されていてもよい。これらの総
含有量は、1wt%以下であることが好ましい。抵抗体ペ
ーストを誘電体グリーンチップに設ける方法としては、
特に限定されるものではないが、例えばディップ法、ス
クリーン印刷法、好ましくはディップ法等により容易に
設けることができる。
【0077】抵抗体ペーストが塗布されたグリーンチッ
プを、上記と同様な条件で焼成することにより、半導体
化領域が形成される。半導体化領域が形成されたチップ
体に、上記と同様にして第1〜第3の電極層を設ければ
よい。
【0078】このようにして製造される、本発明のCR
複合電子部品の第3の構成例を図3に示す。図3におい
て、本発明の他のCR複合電子部品は、誘電体層2と、
内部電極層3と、第1の電極層4と、第2の電極層5
と、第3の電極層6と、半導体化領域7とを有し、半導
体化領域7は酸化亜鉛を有する。この場合内部電極層3
は第1の電極層4とは直接接続されず、半導体化領域7
を介して電気的に接続される。従って、半導体化領域7
により得られる抵抗は、内部電極層3と第1の電極層4
の最小離間距離d5+d6に応じた抵抗値となる。ここ
で、図2は半導体化領域をCR複合電子部品の両方の端
子近傍に形成した場合を示すが、いずれかをどちらか一
方のみに形成してもよく、その場合、他方の内部電極層
3は直接第1の電極層と接続される。また、半導体化領
域により得られる抵抗値は、d5またはd6のいずれか
一方のみとなる。
【0079】本発明のCR複合電子部品は、必要に応じ
てリード線が設けられ、ハンダ付等によりプリント基板
上などに実装され、電源装置などの各種電子機器等に使
用される。
【0080】
【実施例】次に実施例を示し、本発明をより具体的に説
明する。 <実施例1>誘電体層の主原料としてBaCO3(平均
粒径:2.0μm )およびTiO2(平均粒径:2.0
μm )を用意した。Ba/Tiの原子比は1.00であ
る。また、これに加えて、BaTiO3 に対し添加物と
してMnCO3 を0.2wt%、MgCO3 を0.2wt
%、Y23 を2.1wt%、(BaCa)SiO3
2.2wt%を用意した。各原料粉末を水中ボールミルで
混合し、乾燥した。得られた混合粉を1250℃で2時
間仮焼した。この仮焼分を水中ボールミルで粉砕し、乾
燥した。得られた仮焼粉に、有機バインダーとしてアク
リル樹脂と、有機溶剤として塩化メチレンとアセトンを
加えてさらに混合し、誘電体スラリーとした。得られた
誘電体スラリーを、ドクターブレード法を用いて誘電体
グリーンシートとした。
【0081】内部電極材料として、卑金属のNi粉末
(平均粒径:0.8μm )を用意し、これに有機バイン
ダーとしてエチルセルロースと、有機溶剤としてターピ
ネオールを加え、3本ロールを用いて混練し、内部電極
用ペーストとした。
【0082】第1の電極層ペースト用原料として、卑金
属のCu粉末(平均粒径:3.0μm )と、このCu粉
末に対しホウケイ酸ストロンチウムガラスを10wt%用
意し、これに有機バインダーとしてアクリル樹脂と、有
機溶剤としてターピネオールを加え、3本ロールを用い
て混練し、第1の電極層用ペーストとした。
【0083】所定の厚みを得るためにグリーンシートを
数枚積層し、その上にスクリーン印刷法により内部電極
用ペーストの端部が誘電体層用ペーストの端部から交互
に外部に露出するように印刷されたグリーンシートを所
定枚数積層し、最後に内部電極の印刷されていないグリ
ーンシートを所定枚数積層し、熱圧着し、チップ形状
が、焼成後に縦×横×厚みが3.2×1.6×1.0mm
となるように切断し、グーリーンチップを得た。
【0084】得られたグリーンチップを、空気中に80
℃で30分間放置して乾燥した。次いで、加湿したN2
+H2 (H2 3%)還元雰囲気中、1300℃にて3時
間保持して焼成し、さらに、加湿したN2 酸素分圧10
-7気圧の雰囲気にて1000℃に2時間保持し、チップ
体を得た。得られたチップ体の端部にCu端子電極用ペ
ーストを塗布し、N2 +H2 (H2 4%)還元雰囲気
中、770℃で10分間保持して焼成し、端子電極を形
成した。
【0085】次いで、下記組成のクロメイト処理液中
に、90℃で、それぞれ3分、5分、10分、60分間
浸漬し、それぞれの酸化クロム(クロミッククロメイ
ト)からなる第2の電極層が形成された各サンプルを作
製した。
【0086】クロメイト処理液 Na2CrO4 2g/リットル Na2Co3 1g/リットル
【0087】このようにして得られた各膜厚の試料をそ
れぞれ10個ずつ作成し、これを研磨してSEM、EP
MAでクロム拡散層の厚みを測定したところ、前記浸漬
時間に応じて、それぞれ0.1,0.14,0.24,
0.88μm の膜厚を有することがわかった。
【0088】次いで、上記同様にして得られた各膜厚の
サンプルに、ニッケルメッキ層、スズ−亜鉛合金メッキ
層を無電解法および電解法を用いて順次形成し、CR複
合電子部品を得た。得られたサンプルの静電容量は1μ
Fであった。また、得られた各試料についてESRを測
定した。結果を表1に示す。
【0089】
【0090】表1から明らかなように、第2の電極層を
有しない従来の積層セラミックコンデンサに比べ、第2
の電極層の膜厚に応じて等価直列抵抗が増加し、必要な
等価直列抵抗が容易に得られることがわかる。
【0091】<実施例2>実施例1において、第1の電
極層ペースト用原料として、卑金属のCu粉末(平均粒
径:3.0μm )と、このCu粉末に対しホウケイ酸ス
トロンチウムガラスを7wt%用意し、これに有機バイン
ダーとしてアクリル樹脂と、有機溶剤としてターピネオ
ールを加え、3本ロールを用いて混練し、第1の電極層
用ペーストとした。
【0092】また、端子電極形成後、下記組成のクロム
メッキ浴(浴温:50℃)中にチップ体を浸漬し、電解
メッキ法にて1時間処理し、クロムメッキ層を1μm 形
成した。その他は実施例1と同様にしてCR複合電子部
品サンプルを得た。
【0093】クロムメッキ浴組成 クロム酸 250 g/リットル 硫酸 2.5 g/リットル
【0094】得られたサンプルについて等価直列抵抗を
測定したところ、10 mΩであった。
【0095】<実施例3>実施例1において、外形を3
225形状とし、第2の電極層の膜厚を5μm とした他
は実施例1と同様にしてCR複合電子部品を作製した。
得られた、CR複合電子部品の容量を測定したところ1
0μFであった。また、6MHzでのインピーダンスを測
定したところ20 mΩであった。このCR複合電子部品
を、DC−DCコンバータのバイパスコンデンサとして
用い、スイッチング周波数を100kHz〜40MHzに変
化させて動作させたところ、発振等による入力電圧の電
圧変動現象を生じることなく正常に動作することが確認
された。
【0096】<実施例4>酸化亜鉛を有する電極層用原
料として、ZnO(平均粒径:0.5μm )を用意し、
これにガラスフリットとしてZnO:63wt%、B2
3 :20wt%、SiO2 :11wt%、MnO2 :6wt%
の結晶化ガラスと、SiO2 :53wt%、B23 :2
2wt%、Na2O :6wt%、Al23 :4wt%、Ba
O:10wt%、SrO:5wt%の非結晶化ガラスと、有
機バインダーとしてアクリル樹脂と、有機溶剤としてタ
ーピネオールを加え、これらを3本ロールを用いて混練
し、電極用抵抗体ペーストを得た。
【0097】第3の電極用ペーストとして、前記第1の
電極用ペーストを用いた。
【0098】実施例1において、クロムを有する層を成
膜した後、酸化亜鉛抵抗体ペーストを塗布、乾燥し、第
3の電極層用のCu端子電極用ペーストを塗布・乾燥
し、N2 の中性雰囲気中、950℃で10分間保持して
焼成し、端子電極を形成した。さらに、Niメッキ、ハ
ンダメッキを施し、CR複合部品を得た。
【0099】得られたサンプルについて、実施例1と同
様にして評価したところ、実施例1のサンプルに対し
て、等価直列抵抗が増加していることが確認された。
【0100】<実施例5>実施例1のグリンシート形成
工程において、所定の厚みを得るためにグリーンシート
を数枚積層し、その上にスクリーン印刷法により内部電
極用ペーストの端部と誘電体層用ペーストの端部との間
の距離が総計10μm となるよう印刷されたグリーンシ
ートを所定枚数積層し、最後に内部電極の印刷されてい
ないグリーンシートを所定枚数積層し、熱圧着し、チッ
プ形状が、焼成後に縦×横×厚みが3.2×1.6×
1.0mmとなるように切断し、グーリーンチップを得
た。
【0101】得られたグリーンチップに、抵抗体ペース
トを、ディップ法を用いて塗布し、空気中に80℃で3
0分間放置して乾燥した。次いで、加湿したN2 +H2
(H2 3%)還元雰囲気中、1300℃にて3時間保持
して焼成し、さらに、加湿したN2 酸素分圧10-7気圧
の雰囲気にて1000℃に2時間保持し、焼結体を得
た。その他は実施例1と同様にしてCR複合電子部品の
サンプルを得た。
【0102】得られたサンプルについて、実施例1と同
様にして評価したところ、実施例1のサンプルに対し
て、等価直列抵抗が増加していることが確認された。
【0103】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、特別な焼
成条件を必要とせず、通常の積層セラミックコンデンサ
と同一条件での焼成が可能であり、製造工程も簡単で、
生産コストも安く、CRまたは(L/C)R直列回路が
簡単に得られ、抵抗値の制御も容易であるCR複合電子
部品およびその製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のCR複合電子部品の基本構成を示す断
面概略図で、両方の端子電極に第2の電極層を形成した
例である。
【図2】本発明のCR複合電子部品の他の構成例を示す
断面概略図で、両方の端子電極に第2の電極層としてク
ロムを有する層と、酸化亜鉛を有する層を形成した例で
ある。
【図3】本発明の第3の構成例を示す断面概略図で、両
方の端子電極付近の誘電体層を半導体化し、この半導体
化領域を介して内部電極と端子電極とを電気的に接続し
た場合を示した図である。
【符号の説明】
2 誘電体層 3 内部電極 4 第1の電極層 5 第2の電極層 5a クロムを有する層 5b 酸化亜鉛を有する層 6 第3の電極層 7 半導体化領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳岡 保導 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 佐藤 茂樹 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 野村 武史 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体層と内部電極とが交互に積層され
    ており、 前記内部電極と、CR複合電子部品の端部に形成された
    第1の電極層とが電気的に接続され、 前記第1の電極層の少なくとも一方の端子側に第2の電
    極層と第3の電極層とを有し、 前記内部電極層は前記第1〜第3の電極層を介して外部
    と接続され、 前記第2の電極層がクロムを含有するCR複合電子部
    品。
  2. 【請求項2】 前記第2の電極層はクロミッククロメー
    ト皮膜である請求項1のCR複合電子部品。
  3. 【請求項3】 前記第2の電極層はクロムメッキ層であ
    る請求項1または2のCR複合電子部品。
  4. 【請求項4】 前記第1の電極層が、銀、銅、ニッケ
    ル、パラジウムおよび白金の1種または2種以上を有す
    る請求項1〜3のいずれかのCR複合電子部品。
  5. 【請求項5】 前記第3の電極層が、少なくともニッケ
    ルメッキ層、スズまたはスズ−鉛合金ハンダ層のいずれ
    かを有する請求項1〜4のいずれかのCR複合電子部
    品。
  6. 【請求項6】 前記第1の電極層と第3の電極層との最
    短離間距離を調節することにより抵抗値を調節する請求
    項1〜5のいずれかのCR複合電子部品。
  7. 【請求項7】 等価回路がCRまたは(LC)R直列回
    路を含む請求項1〜6のいずれかのCR複合電子部品。
  8. 【請求項8】 内部電極がニッケルを含有する請求項1
    〜7のいずれかのCR複合電子部品。
  9. 【請求項9】 誘電体層と内部電極層とを交互に積層し
    てグリーンチップを形成し、 これを焼成してチップ体とし、 このチップ体に第1の電極層を還元性雰囲気で形成した
    後、 少なくとも一方の第1の電極層にクロメート処理で第2
    の電極層を形成し、 さらに第2の電極層に第3の電極層を形成するCR複合
    電子部品の製造方法。
  10. 【請求項10】 誘電体層と内部電極層とを交互に積層
    してグリーンチップを形成し、 これを焼成してチップ体とし、 このチップ体に第1の電極層を還元性雰囲気で形成した
    後、 少なくとも一方の第1の電極層にクロムメッキ処理で第
    2の電極層を形成し、 さらに第2の電極層に第3の電極層を形成するCR複合
    電子部品の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記内部電極層がニッケルを含有する
    請求項9または10のCR複合電子部品の製造方法。
JP9211408A 1997-07-22 1997-07-22 Cr複合電子部品とその製造方法およびインダクタ Withdrawn JPH1140462A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6465955B1 (en) * 1999-04-07 2002-10-15 Koninklijke Philips Electronics N.V. Gas discharge lamp
KR101107236B1 (ko) * 2009-01-16 2012-01-25 티디케이가부시기가이샤 세라믹 전자부품

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