JPH114067A - ハンダ付け状態の確認方法、プリント配線基板、及び回路部品の実装方法 - Google Patents

ハンダ付け状態の確認方法、プリント配線基板、及び回路部品の実装方法

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JPH114067A
JPH114067A JP15522397A JP15522397A JPH114067A JP H114067 A JPH114067 A JP H114067A JP 15522397 A JP15522397 A JP 15522397A JP 15522397 A JP15522397 A JP 15522397A JP H114067 A JPH114067 A JP H114067A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 BGA等が実装されたプリント配線基板のハ
ンダ付け状態の良否は、X線検査装置を用い、プリント
配線基板のハンダ付け用ランド全体にハンダ層が形成さ
れているか否かにより判断していた。しかし、BGAの
ハンダボール等が障害となり、その判断が難しかった。
そこで、ハンダ付け用ランドの大きさをハンダボールを
平面視した大きさより大きくする等の提案がされている
が、配線引き出し用の領域がとれなくなり、高密度実装
が困難になる。 【解決手段】 回路部品のハンダ付け用ランド11とは
別のX線検査用ランド12を、プリント配線基板10上
に形成しておき、X線検査用ランド12及びその近傍を
含む部分にX線検査用ランド12とは形状の異なるハン
ダペースト層を形成した後リフロー処理を行い、リフロ
ー処理前後のハンダペースト層の形状の変化の仕方によ
りハンダ付け状態の良否を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハンダ付け状態の確
認方法、プリント配線基板、及び回路部品の実装方法に
関し、より詳細にはBGA(Ball Grid Array) 等の回路
部品をハンダ付けによりプリント配線基板に実装する際
のハンダ付け状態の確認方法、前記したハンダ付け状態
の確認に適したプリント配線基板、及び該プリント配線
基板への回路部品の実装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子を保護すると同時に、プリン
ト配線基板(マザーボード)上に形成された配線との容
易な接続を図るために、前記半導体素子は種々のパッケ
ージに内装される。近年、半導体素子の高集積化に伴
い、電子機器の高性能化や小型化が急速に進展してお
り、前記半導体素子を搭載するパッケージも、QFP(Q
uadFlat Package) 等のパッケージの周囲に外部接続端
子を有するタイプから、PGA(Pin Grid Array)やBG
Aのように底面に外部接続ピンやハンダボールがマトリ
ックス状に配置された、高密度実装に適するタイプに変
わりつつある。
【0003】図5(a)は、半導体素子が内装されたB
GAを模式的に示した底面図であり、(b)は前記BG
Aがプリント配線基板に実装された状態を模式的に示し
た断面図である。
【0004】(a)に示したように、BGA40を構成
する配線基板41の底面47には、四角形状の中央部4
9を除いて外部接続端子であるハンダボール42がハン
ダボール用パッド(図示せず)に多数マトリックス状に
固着されている。また(b)に示したように、配線基板
41上面48の中央部分には、接着剤44を介して半導
体素子43が固着されており、この半導体素子43のパ
ッド部(図示せず)と上面48に形成されたパッド部
(図示せず)とは、ワイヤ45により接続されている。
また、半導体素子43及びワイヤ45を含む部分は、封
止用樹脂46により封止されている。
【0005】このBGA40は、ハンダボール42及び
ハンダ層52を介してプリント配線基板50のハンダ付
け用ランド51に接続され、固定されている。
【0006】通常、BGA40のプリント配線基板50
への実装は、電子部品実装機を用いて行う。まず、プリ
ント配線基板50を電子部品実装機に供給すると、プリ
ント配線基板50は搬送用のレール上に載置され、ハン
ダペースト塗布部まで搬送される。このハンダペースト
塗布部では、所定パターンの開口部が形成されたステン
シル(メタルマスク)がプリント配線基板50上に載置
され、メタルマスク上をハンダペーストを保持したスキ
ージ等が移動することにより、ハンダ付け用ランド51
に所定形状のハンダペースト層が形成される。次に、プ
リント配線基板50はBGA固定部まで搬送され、移動
後のプリント配線基板50の位置がプリント配線基板5
0に印刷された位置認識用マークに基づいてCCDカメ
ラ等により正確に測定され、プリント配線基板50のハ
ンダ付け用ランド51の直上にBGA40のハンダボー
ル42のそれぞれがくるように位置合わせがなされた
後、プリント配線基板50上にBGA40が載置され、
仮固定される。次に、BGA40が仮固定されたプリン
ト配線基板50は、リフロー炉に搬入されてリフロー処
理が施され、BGA40が、ハンダボール42及びハン
ダ層52を介してプリント配線基板50のハンダ付け用
ランド51に接続され、固定される。
【0007】上記工程によりBGA40が実装されたプ
リント配線基板50は、ハンダ付けが良好に行われたか
否かを検査する必要があるが、BGA40とプリント配
線基板50との間には、多数のハンダボール42が存在
するため、目視によりハンダ付け状態の良否を判断する
ことは困難である。
【0008】そこで通常は、X線検査装置を用いてBG
A40の上方からX線による撮影を行い、プリント配線
基板50のハンダ付け用ランド51全体にハンダ層52
が形成されているか否かをもとに、ハンダ付け状態の良
否を判断する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常、ハンダ
付け用ランド51の大きさはハンダボール42を平面視
した大きさと殆ど変わらないため、ハンダボール42が
邪魔となって、また、底面47に形成されたハンダボー
ル用パッドと重なり、ハンダ付け状態の良否を判断する
のは非常に難しいという問題があった。
【0010】そこで、ハンダ付け用ランド51の大きさ
をハンダボール42を平面視した大きさより大きくした
り、特殊な形状としたプリント配線基板70が提案され
ている。
【0011】図6(a)は、前記したプリント配線基板
及びBGAを模式的に示した断面図であり、(b)は平
面図である。
【0012】(b)に示したように、左側のハンダ付け
用ランド71aはハンダボール62を平面視した大きさ
よりもかなり大きめに形成しているので、リフロー処理
後にハンダ層(図示せず)がハンダ付け用ランド71a
の全体に広がった場合には、X線写真によりハンダ層の
形状を認識することができ、ハンダ付け状態良好と判断
可能である。
【0013】また、右側のハンダ付け用ランド71bに
は突起が形成されており、従って、リフロー処理後にハ
ンダ層(図示せず)がハンダ付け用ランド71bの突起
部に広がった場合には、X線写真よりハンダ層の形状を
認識することができ、ハンダ付け状態良好と判断可能で
ある。
【0014】しかし、図6に示したように、ハンダ付け
用ランド71a、71bにはそれぞれ配線72が接続さ
れており、ハンダ付け用ランド71a、71bの形状を
大きくすると、配線72を引き出すための領域がなくな
り、ハンダ付け用ランド71a、71bの数を減らさざ
るを得ず、高密度実装の実現が困難になるという課題が
あった。
【0015】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、X線検査装置を用いて回路部品のプリント配線基板
へのハンダ付け状態の良否を判断するハンダ付け状態の
確認方法において、ハンダ付け用ランドの大きさや配置
状態を従来のプリント配線基板の場合と変えることな
く、容易かつ迅速に回路部品のプリント配線基板へのハ
ンダ付け状態の良否を判断することができるハンダ付け
状態の確認方法、このハンダ付け状態の確認に適したプ
リント配線基板、及び回路部品の実装方法を提供するこ
とを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係るハンダ付け状態の確認方法
(1)は、プリント配線基板に回路部品をハンダ付けし
た後、ハンダ付け状態の良否をX線検査装置を用いて検
査するハンダ付け状態の確認方法において、前記回路部
品のハンダ付け用ランドとは別のX線検査用ランドを、
前記プリント配線基板上に形成しておき、前記X線検査
用ランド及びその近傍を含む部分に該X線検査用ランド
とは形状の異なるハンダペースト層を形成した後リフロ
ー処理を行い、該リフロー処理前後の前記ハンダペース
ト層の形状の変化の仕方によりハンダ付け状態の良否を
判断することを特徴としている。
【0017】上記ハンダ付け状態の確認方法(1)によ
れば、回路部品のハンダ付け用ランドとは別の前記X線
検査用ランドを、前記プリント配線基板上に形成してお
くので、前記ハンダ付け用ランドの大きさや配置状態を
従来のプリント配線基板の場合と変える必要がなく、ま
たハンダボール等の前記回路部品に固着された外部接続
端子が前記X線検査用ランドの撮影の障害となることが
ない。また、前記X線検査用ランドとは形状(大きさを
含む)の異なるハンダペースト層を形成した後リフロー
処理を行い、該リフロー処理前後の前記ハンダペースト
層の形状の変化の仕方によりハンダ付け状態の良否を判
断するので、ハンダ付け状態の良否の判断を容易かつ迅
速に行うことができる。従って、ハンダ付け不良の製品
が出荷されるのを確実に防止することができる。
【0018】また本発明に係るハンダ付け状態の確認方
法(2)は、上記ハンダ付け状態の確認方法(1)にお
いて、前記X線検査用ランド及びその近傍に、該X線検
査用ランドより面積の大きいハンダペースト層を形成し
た後リフロー処理を行い、前記ハンダペースト層が前記
X線検査用ランドと略重なるか否かによりハンダ付け状
態の良否を判断することを特徴としている。
【0019】上記ハンダ付け状態の確認方法(2)によ
れば、リフロー処理の前に、前記X線検査用ランドより
面積の大きいハンダペースト層を形成しておくので、前
記リフロー状態が良好であると、前記ハンダペースト層
は前記X線検査用ランド以外の部分でははじかれ、該X
線検査用ランドと略重なるまで面積が縮少する。しか
し、前記リフロー状態が不良であると、前記ハンダペー
スト層は前記X線検査用ランドと略重なるまでは面積が
縮少しない。従って、前記X線検査用ランドに該X線検
査用ランドより面積の大きいハンダペースト層を形成し
た後リフロー処理を行い、前記ハンダペースト層が前記
X線検査用ランドと略重なるか否かを判断することによ
りハンダ付け状態の良否を容易に正確に判断することが
できる。
【0020】また本発明に係るハンダ付け状態の確認方
法(3)は、上記ハンダ付け状態の確認方法(1)にお
いて、前記X線検査用ランドに該X線検査用ランドより
面積の小さいハンダペースト層を形成した後リフロー処
理を行い、前記ハンダペースト層が広がって前記X線検
査用ランドと略重なるか否かによりハンダ付け状態の良
否を判断することを特徴としている。
【0021】上記ハンダ付け状態の確認方法(3)によ
れば、リフロー処理の前に、前記X線検査用ランドより
面積の小さいハンダペースト層を形成しておくので、前
記リフロー状態が良好であると、前記ハンダペースト層
は前記X線検査用ランドと略重なるまで面積が広がる。
しかし、前記リフロー状態が不良であると、前記ハンダ
ペースト層は前記X線検査用ランドと略重なるまでは面
積が広がらない。従って、前記X線検査用ランドに該X
線検査用ランドより面積の小さいハンダペースト層を形
成した後リフロー処理を行い、前記ハンダペースト層が
前記X線検査用ランドと略重なるか否かを判断すること
によりハンダ付け状態の良否を容易に正確に判断するこ
とができる。
【0022】また本発明に係るハンダ付け状態の確認方
法(4)は、上記ハンダ付け状態の確認方法(1)〜
(3)のいずれかにおいて、前記X線検査用ランドを少
なくとも1個形成し、全ての前記X線検査用ランドを含
む部分にハンダペースト層を形成することを特徴として
いる。
【0023】上記ハンダ付け状態の確認方法(4)によ
れば、前記X線検査用ランドを少なくとも1個形成する
ことにより、ハンダ付け状態の良否を容易に判断するこ
とができる。また、前記X線検査用ランドを異なる位置
に2個以上形成した場合には、前記プリント配線基板上
の全体にわたり正確にハンダ付け状態の良否を判断する
ことができる効果に加え、前記ハンダペースト層の形状
の変化を詳しく検討することにより、前記リフロー時に
おける前記プリント配線基板の熱分布を知ることができ
る。
【0024】また本発明に係るハンダ付け状態の確認方
法(5)は、上記ハンダ付け状態の確認方法(1)〜
(3)のいずれかにおいて、前記X線検査用ランドを複
数個形成し、一部の前記X線検査用ランドを含む部分に
ハンダペースト層を形成してハンダ付け状態の良否を判
断した後、ハンダ付け状態が不良と判断された場合に
は、一旦ハンダ層を除去して再度ハンダペースト層を形
成し直し、この時残りの前記X線検査用ランドを含む部
分にハンダペースト層を形成し、ハンダ付け状態の良否
判断用とすることを特徴としている。
【0025】上記ハンダ付け状態の確認方法(5)によ
れば、1回目のリフロー処理の前には、複数の前記X線
検査用ランドのうちの一部のみに前記ハンダペースト層
を形成するので、ハンダ付け状態が不良と判断された場
合には、2回目のリフロー処理の前に、残りの前記X線
検査用ランドを含む部分にハンダペースト層を形成する
ことができ、これによりハンダ付け不良等に起因して回
路部品をプリント配線基板にハンダ付けし直す場合に
も、ハンダ付け状態の良否を容易かつ迅速に判断するこ
とができる。
【0026】また本発明に係るプリント配線基板(1)
は、ハンダ付け状態の確認に使用するための前記X線検
査用ランドが形成されていることを特徴としている。
【0027】上記プリント配線基板(1)によれば、ハ
ンダ付け状態の確認に使用するための前記X線検査用ラ
ンドが形成されているので、上記ハンダ付け状態の確認
方法(1)〜(5)のいずれにも、このプリント配線基
板(1)を使用することができる。
【0028】また本発明に係る回路部品の実装方法
(1)は、X線検査用ランドをハンダ付け状態の確認
用、及び回路部品を実装する際のプリント配線基板の位
置認識用として用いることを特徴としている。
【0029】上記回路部品の実装方法(1)によれば、
前記X線検査用ランドを回路部品を実装する際のプリン
ト配線基板の位置認識用としても用いることができるの
で、前記回路部品の実装の際に、前記プリント配線基板
の位置を正確に認識することができ、ハンダペーストが
塗布された前記プリント配線基板の正確な位置に前記回
路部品を載置してリフロー処理を行うことができ、前記
プリント配線基板と前記回路部品との位置ずれを防止す
ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るハンダ付け状
態の確認方法、プリント配線基板、及び回路部品の実装
方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。実施の形
態に係るハンダ付け状態の確認方法においては、まず、
プリント配線基板を製造する際に、BGA40(図5)
をハンダ付けするためのハンダ付け用ランドとは別のX
線検査用ランドを、前記プリント配線基板上に形成して
おく。次に、前記ハンダ付け用ランドにハンダペースト
層を形成すると共に、前記X線検査用ランド及びその近
傍を含む部分に該X線検査用ランドとは形状の異なるハ
ンダペースト層を形成し、前記プリント配線基板にBG
A40をハンダ付けする。次に、BGA40がハンダ付
けされた前記プリント配線基板をリフロー炉に搬入して
リフロー処理を行い、該リフロー処理前後の前記ハンダ
ペースト層の形状の変化の仕方をX線検査装置を用いて
検査し、ハンダ付け状態の良否を判断する。
【0031】図1は、実施の形態に係るハンダ付け状態
の確認方法に用いるプリント配線基板を模式的に示した
部分拡大平面図である。
【0032】図1に示したように、プリント配線基板1
0には、略正四角形状の中央部15を除いた周辺に、ハ
ンダ付け用ランド11が多数マトリックス状に形成され
ており、個々のハンダ付け用ランド11には、図示しな
い配線が接続されている。ハンダ付け用ランド11の配
置は、BGA40(図5)のハンダボール42の配置に
対応しており、従って、通常のBGA40用のプリント
配線基板では、中央部には配線やランド等が全く形成さ
れていない。そこで、このプリント配線基板10では、
中央部15の四角に4個の四角形状のX線検査用ランド
12を形成している。
【0033】X線検査用ランド12の数は、4個に限定
されるものではなく、1個でも、2個以上の適当な数で
あっても差し支えない。図2には、中央部15に多数の
X線検査用ランド12が形成された一例としてのプリン
ト配線基板20を示している。
【0034】図1及び図2には、中央部15にX線検査
用ランド12を形成した例を示したが、中央部15を含
む部分にもハンダ付け用ランド11が形成されている場
合には、ハンダ付け用ランド11が形成されている領域
の一部にX線検査用ランド12を形成してもよい。
【0035】実施の形態に係るハンダ付け状態の確認方
法においては、上記したように、ハンダ付け用ランド1
1にハンダペースト層を形成すると共に、X線検査用ラ
ンド12及びその近傍を含む部分にX線検査用ランド1
2とは形状(大きさ)の異なるハンダペースト層を形成
する。
【0036】図3(a)〜(d)は、前記X線検査用ラ
ンドの形状及び該X線検査用ランドに塗布するハンダペ
ースト層の形状を模式的に示した平面図である。
【0037】図3(a)、(b)では、四角形状のX線
検査用ランド12a、12bが形成されており、図3
(c)、(d)では、円形状のX線検査用ランド32
a、32bが形成されているが、X線検査用ランド12
a、12b、32a、32bの形状はこれらに限定され
るものではない。
【0038】これらX線検査用ランド12a、12b、
32a、32bにハンダペースト層を形成する方法とし
て、X線検査用ランド12a、32aより面積の小さい
ハンダペースト層13a、33aを形成する方法と、X
線検査用ランド12b、32bより面積の大きいハンダ
ペースト層13b、33bを形成する方法とが挙げられ
る。ハンダペースト層13a、13b、33a、33b
の形成は、「従来の技術」の項において説明したメタル
マスクを使用する方法により行う。
【0039】次に、プリント配線基板10、20にBG
A40をハンダ付けし、続いて、BGA40がハンダ付
けされたプリント配線基板10、20をリフロー炉に搬
入してリフロー処理を行う。
【0040】図3(a)、(c)に示したように、X線
検査用ランド12a、32aより面積の小さいハンダペ
ースト層13a、33aを形成した場合、リフロー処理
が良好に行われると、ハンダペースト層13a、33a
はX線検査用ランド12a、32aの表面全体に広が
り、X線検査用ランド12a、32aと略重なる。
【0041】一方、図3(b)、(d)に示したよう
に、X線検査用ランド12b、32bより面積の大きい
ハンダペースト層13b、33bを形成した場合、リフ
ロー処理が良好に行われると、プリント配線基板10、
20表面の樹脂部分に形成されているハンダペースト層
13b、33bは、はじかれてその面積が縮少し、X線
検査用ランド12b、32bと略重なる。X線検査用ラ
ンド12b、32bに比べて余り面積の大きいハンダペ
ースト層13b、33bを形成すると、リフロー処理が
良好に行われても、ハンダペースト層13b、33bが
X線検査用ランド12b、32bと重なりにくくなり、
好ましくない。
【0042】また、リフロー処理が良好に行われない場
合(例えばリフロー時の温度が低い場合)には、ハンダ
ペースト層13a、13b、33a、33bは充分に拡
大又は縮少せず、X線検査用ランド12a、12b、3
2a、32bと重ならない。
【0043】従って、リフロー処理前後のハンダペース
ト層13a、・・・ の形状の変化の仕方をX線検査装置を
用いて検査することにより、ハンダ付け状態の良否を判
断することができる。
【0044】また、図2に示したように、プリント配線
基板20に多数のX線検査用ランド12を形成した場合
には、ハンダペースト層13a、・・・ の形状の変化を詳
しく検討することにより、前記リフロー処理時における
プリント配線基板20の熱分布を知ることができる。
【0045】プリント配線基板10、20に複数のX線
検査用ランド12a、12b、32a、32bが形成さ
れている場合、その全てにハンダペースト層13a、1
3b、33a、33bを形成してもよいが、前記リフロ
ー処理後にハンダ付け状態が不良と判断された場合を考
慮すると、初めに、一部のX線検査用ランド12a、1
2b、32a、32bを含む部分のみにハンダペースト
層13a、・・・ を形成しておくことが望ましい。
【0046】図4(a)、(b)は、BGA40の実装
前に一部のX線検査用ランド12aのみにハンダペース
ト層を形成し、リフロー処理後に他のX線検査用ランド
12aにハンダペースト層を形成する場合を示した部分
拡大平面図であり、図4においては、ハンダ付け用ラン
ド11(図1、図2)を省略している。
【0047】(a)に示したように、初めに、4個のう
ち2個のX線検査用ランド12aにハンダペースト層1
3aを形成しておく。リフロー処理後にハンダ付け状態
が不良と判断された場合には、一旦ハンダ層14を除去
して再度ハンダペースト層を形成し直す。しかし、完全
にハンダ層14を除去するのは困難であるため、(b)
に示したようにハンダ層14が残留する。そこで、この
場合には、残りの2個のX線検査用ランド12aにハン
ダペースト層13aを形成し、ハンダ付け状態の良否判
断用とする。
【0048】X線検査用ランド12a、12b、32
a、32bは、上記したハンダ付け状態の確認用として
用いることができる他、回路部品を実装する際のプリン
ト配線基板10、20の位置認識用として用いることが
できる。
【0049】「従来の技術」の項で説明したように、B
GA40(図5)等の回路部品のプリント配線基板1
0、20への実装を電子部品実装機を用いて行う場合、
プリント配線基板10、20は搬送用のレール上に載置
されて搬送され、ハンダペースト塗布部でハンダ付け用
ランド11、及びX線検査用ランド12a、・・・ にハン
ダペースト層13a、・・・ が形成される。次に、プリン
ト配線基板10、20はBGA固定部まで搬送されて固
定され、例えばBGA40を把持した移動部材が移動し
てプリント配線基板10、20のハンダ付け用ランド1
1の直上にBGA40のハンダボール42のそれぞれが
くるように正確にBGA40の位置合わせを行った後、
プリント配線基板10、20上にBGA40を載置して
仮固定し、リフロー処理を行う。上記操作を行うために
は、プリント配線基板10、20の正確な位置を知る必
要があり、通常は、プリント配線基板10、20に位置
認識用の複数のマークを印刷しておき、前記マークの位
置をCCDカメラ等で撮影して、その位置を測定してい
る。しかし、プリント配線基板10、20にX線検査用
ランド12a、・・・ を形成した場合には、これらX線検
査用ランド12a、・・・ をプリント配線基板10、20
の位置認識用として用いることができる。
【0050】以上のように、実施の形態に係るハンダ付
け状態の確認方法によれば、BGA40(図5)をハン
ダ付けするためのハンダ付け用ランド11とは別のX線
検査用ランド12a、・・・ を、プリント配線基板10、
20上に形成しておくので、ハンダ付け用ランド11の
大きさや配置状態を従来の場合と変える必要がなく、ま
たハンダボール42(図5)等がX線検査用ランド12
a、・・・ の撮影の障害となることがない。また、X線検
査用ランド12a、・・・ とは形状の異なるハンダペース
ト層13a、13b、33a、33bを形成した後リフ
ロー処理を行い、該リフロー処理前後のハンダペースト
層13a、・・・ の形状の変化の仕方によりハンダ付け状
態の良否を判断するので、ハンダ付け状態の良否の判断
を容易かつ迅速に行うことができる。従って、ハンダ付
け不良の製品が出荷されるのを確実に防止することがで
きる。
【0051】また、実施の形態に係るハンダ付け状態の
確認方法において、X線検査用ランド12b、32bよ
り面積の大きいハンダペースト層13b、33bを形成
した場合には、リフロー状態が良好であると、ハンダペ
ースト層13b、33bはX線検査用ランド12b、3
2bと略重なるまで面積が縮少する。しかし、前記リフ
ロー状態が不良であると、ハンダペースト層13b、3
3bはX線検査用ランド12b、32bと略重なるまで
面積が縮少しない。従って、X線検査用ランド12b、
32bにX線検査用ランド12b、32bより面積の大
きいハンダペースト層13b、33bを形成した後リフ
ロー処理を行い、ハンダペースト層13b、33bがX
線検査用ランド12b、32bと略重なるか否かを判断
することによりハンダ付け状態の良否を容易に判断する
ことができる。
【0052】また、実施の形態に係るハンダ付け状態の
確認方法において、X線検査用ランド12a、32aに
X線検査用ランド12a、32aより面積の小さいハン
ダペースト層13a、33aを形成した場合、リフロー
状態が良好であると、ハンダペースト層13a、33a
はX線検査用ランド12a、32aと略重なるまで面積
が広がる。しかし、前記リフロー状態が不良であると、
ハンダペースト層13a、33aはX線検査用ランド1
2a、32aと略重なるまで面積が広がらない。従っ
て、X線検査用ランド12a、32aにX線検査用ラン
ド12a、32aより面積の小さいハンダペースト層1
3a、33aを形成した後リフロー処理を行い、ハンダ
ペースト層13a、33aがX線検査用ランド12a、
32aと略重なるか否かを判断することによりハンダ付
け状態の良否を容易に判断することができる。
【0053】また、実施の形態に係るハンダ付け状態の
確認方法によれば、X線検査用ランド12a、・・・ を少
なくとも1個形成することにより、ハンダ付け状態の良
否を容易に判断することができる。また、X線検査用ラ
ンド12a、・・・ を異なる位置に多数形成した場合に
は、上記効果に加え、ハンダペースト層13a、・・・ の
形状の変化を詳しく検討することにより、前記リフロー
時のプリント配線基板20の熱分布を知ることができ
る。
【0054】また、実施の形態に係るハンダ付け状態の
確認方法によれば、形成した複数のX線検査用ランド1
2a、・・・ のうちの一部のみにハンダペースト層13a
を形成した場合、ハンダ付け状態が不良と判断された際
には、残りのX線検査用ランド12a、・・・ を含む部分
にハンダペースト層13aを形成することができ、これ
によりハンダ付け不良等に起因してBGA40をプリン
ト配線基板10にハンダ付けし直す場合にも、ハンダ付
け状態の良否を容易かつ迅速に判断することができる。
【0055】また、実施の形態に係る回路部品の実装方
法によれば、X線検査用ランド12をBGA40を実装
する際のプリント配線基板10、20の位置認識用とし
ても用いることができるので、BGA40の実装の際
に、プリント配線基板10、20の位置を正確に認識す
ることができ、ハンダペーストが塗布されたプリント配
線基板10、20の正確な位置にBGA40を固定して
リフロー処理を行うことができ、プリント配線基板1
0、20とBGA40との位置ずれを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るハンダ付け状態の確
認方法に用いるプリント配線基板を模式的に示した部分
拡大平面図である。
【図2】別の実施の形態に係るハンダ付け状態の確認方
法に用いるプリント配線基板を模式的に示した部分拡大
平面図である。
【図3】(a)〜(d)は、実施の形態に係るハンダ付
け状態の確認方法において、X線検査用ランドの形状及
び該X線検査用ランドに塗布するハンダペースト層の形
状を模式的に示した平面図である。
【図4】(a)、(b)は、実施の形態に係るハンダ付
け状態の確認方法において、BGAの実装前に一部のX
線検査用ランドのみにハンダペースト層を形成し、リフ
ロー処理後に他のX線検査用ランドにハンダペースト層
を形成する場合を示した部分拡大平面図である。
【図5】(a)は、半導体素子が搭載されたBGA40
を模式的に示した底面図であり、(b)は従来のプリン
ト配線基板に前記BGAが実装された状態を模式的に示
した断面図である。
【図6】(a)は、ハンダ付け用ランドの大きさをハン
ダボールを平面視した大きさより大きくするか、又はハ
ンダ付け用ランドに突起を形成したプリント配線基板、
及びBGAを模式的に示した断面図であり、(b)は平
面図である。
【符号の説明】
11、20 プリント配線基板 11 ハンダ付け用ランド 12、12a、12b、32a、32b X線検査用ラ
ンド 13a、13b、33a、33b ハンダペースト層 14 ハンダ層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線基板に回路部品をハンダ付
    けした後、ハンダ付け状態の良否をX線検査装置を用い
    て検査するハンダ付け状態の確認方法において、前記回
    路部品のハンダ付け用ランドとは別のX線検査用ランド
    を、前記プリント配線基板上に形成しておき、前記X線
    検査用ランド及びその近傍を含む部分に該X線検査用ラ
    ンドとは形状の異なるハンダペースト層を形成した後リ
    フロー処理を行い、該リフロー処理前後の前記ハンダペ
    ースト層の形状の変化の仕方によりハンダ付け状態の良
    否を判断することを特徴とするハンダ付け状態の確認方
    法。
  2. 【請求項2】 前記X線検査用ランド及びその近傍に、
    該X線検査用ランドより面積の大きいハンダペースト層
    を形成した後リフロー処理を行い、前記ハンダペースト
    層が前記X線検査用ランドと略重なるか否かによりハン
    ダ付け状態の良否を判断することを特徴とする請求項1
    記載のハンダ付け状態の確認方法。
  3. 【請求項3】 前記X線検査用ランドに該X線検査用ラ
    ンドより面積の小さいハンダペースト層を形成した後リ
    フロー処理を行い、前記ハンダペースト層が広がって前
    記X線検査用ランドと略重なるか否かによりハンダ付け
    状態の良否を判断することを特徴とする請求項1記載の
    ハンダ付け状態の確認方法。
  4. 【請求項4】 前記X線検査用ランドを少なくとも1個
    形成し、全ての前記X線検査用ランドを含む部分にハン
    ダペースト層を形成することを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかの項に記載のハンダ付け状態の確認方法。
  5. 【請求項5】 前記X線検査用ランドを複数個形成し、
    一部の前記X線検査用ランドを含む部分にハンダペース
    ト層を形成してハンダ付け状態の良否を判断した後、ハ
    ンダ付け状態が不良と判断された場合には、一旦ハンダ
    層を除去して再度ハンダペースト層を形成し直し、この
    時残りの前記X線検査用ランドを含む部分にハンダペー
    スト層を形成し、ハンダ付け状態の良否判断用とするこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載のハ
    ンダ付け状態の確認方法。
  6. 【請求項6】 ハンダ付け状態の確認に使用するための
    前記X線検査用ランドが形成されていることを特徴とす
    るプリント配線基板。
  7. 【請求項7】 X線検査用ランドをハンダ付け状態の確
    認用、及び回路部品を実装する際のプリント配線基板の
    位置認識用として用いることを特徴とする回路部品の実
    装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013051650A1 (ja) * 2011-10-06 2013-04-11 新日鉄住金マテリアルズ株式会社 はんだの搭載性評価方法

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