JPH1142782A - 液体噴射記録ヘッド - Google Patents
液体噴射記録ヘッドInfo
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- JPH1142782A JPH1142782A JP19984797A JP19984797A JPH1142782A JP H1142782 A JPH1142782 A JP H1142782A JP 19984797 A JP19984797 A JP 19984797A JP 19984797 A JP19984797 A JP 19984797A JP H1142782 A JPH1142782 A JP H1142782A
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Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 気泡の排除効率を向上させ、気泡による画質
欠陥の発生頻度を大幅に低減した液体噴射記録ヘッドを
提供する。 【解決手段】 チャネル基板には共通液室および個別流
路となる溝が形成されており、ヒータ基板1には複数の
発熱素子4が形成されるとともに、その上に厚膜樹脂層
3が成層され、発熱素子4上部のピット6および共通液
室8と個別流路5を連通させるバイパス流路7の部分が
除去されている。共通液室8の端部の1ないし複数本の
ノズルはダミーノズルとし、対応するダミー個別流路で
はピット6とバイパス流路7が直接接続され、バイパス
流路7がダミー個別流路内へ延在するように樹脂を除去
してある。これによってダミー個別流路の流路抵抗を下
げ、共通液室8の端部に滞留する気泡を効率よく外部へ
排出させて画質欠陥を低減する。
欠陥の発生頻度を大幅に低減した液体噴射記録ヘッドを
提供する。 【解決手段】 チャネル基板には共通液室および個別流
路となる溝が形成されており、ヒータ基板1には複数の
発熱素子4が形成されるとともに、その上に厚膜樹脂層
3が成層され、発熱素子4上部のピット6および共通液
室8と個別流路5を連通させるバイパス流路7の部分が
除去されている。共通液室8の端部の1ないし複数本の
ノズルはダミーノズルとし、対応するダミー個別流路で
はピット6とバイパス流路7が直接接続され、バイパス
流路7がダミー個別流路内へ延在するように樹脂を除去
してある。これによってダミー個別流路の流路抵抗を下
げ、共通液室8の端部に滞留する気泡を効率よく外部へ
排出させて画質欠陥を低減する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルから液体を
噴射して被記録媒体に付着させ、記録を行なう液体噴射
記録ヘッドに関するものであり、特に液体を噴射しない
ダミーノズルを有した液体噴射記録ヘッドに関するもの
である。
噴射して被記録媒体に付着させ、記録を行なう液体噴射
記録ヘッドに関するものであり、特に液体を噴射しない
ダミーノズルを有した液体噴射記録ヘッドに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、液体噴射記録方式の液体噴射記録
ヘッドとしては、例えば圧電材料により圧力室を機械的
に変形させ、生じた圧力で液体をノズルより噴射させる
圧電型の液体噴射記録ヘッドや、液体流路に配されたヒ
ータに通電し、液体を気化させ、その圧力で液体をノズ
ルより噴射させるサーマル型の液体噴射記録ヘッドが知
られている。
ヘッドとしては、例えば圧電材料により圧力室を機械的
に変形させ、生じた圧力で液体をノズルより噴射させる
圧電型の液体噴射記録ヘッドや、液体流路に配されたヒ
ータに通電し、液体を気化させ、その圧力で液体をノズ
ルより噴射させるサーマル型の液体噴射記録ヘッドが知
られている。
【0003】公知の液体噴射記録ヘッドとして、特開平
5−138884号公報などに記載されたものがある。
図7は、従来の液体噴射記録ヘッドの一例の外観図、図
8は、同じくヒータ基板の平面図、図9は、同じくC断
面図である。図中、1はヒータ基板、2はチャネル基
板、3は厚膜樹脂層、4は発熱素子、5は個別流路、6
はピット、7はバイパス流路、8は共通液室、9はノズ
ル、10は気泡、11は液滴、12はヒートシンク、1
3はボンディングワイヤである。
5−138884号公報などに記載されたものがある。
図7は、従来の液体噴射記録ヘッドの一例の外観図、図
8は、同じくヒータ基板の平面図、図9は、同じくC断
面図である。図中、1はヒータ基板、2はチャネル基
板、3は厚膜樹脂層、4は発熱素子、5は個別流路、6
はピット、7はバイパス流路、8は共通液室、9はノズ
ル、10は気泡、11は液滴、12はヒートシンク、1
3はボンディングワイヤである。
【0004】チャネル基板2には、共通液室8や個別流
路5となる溝等が形成されている。チャネル基板2とし
てシリコンを用いた場合、例えば異方性エッチングによ
って共通液室8や個別流路5となる溝等を形成すること
ができる。異方性エッチングによってこれらの共通液室
8や個別流路5となる溝等を形成する方法としては、特
開平2−235642号公報や、特開平6−18300
2号公報に記載されているように、(100)結晶面を
表面に持つシリコンウェハ上に、エッチングマスクをパ
ターニングした後、加熱した水酸化カリウム(KOH)
水溶液等を用いてエッチングを行なえばよい。この異方
性エッチングを用いて形成された共通液室8や個別流路
5となる溝等は、所定の角度を有した形状となる。
路5となる溝等が形成されている。チャネル基板2とし
てシリコンを用いた場合、例えば異方性エッチングによ
って共通液室8や個別流路5となる溝等を形成すること
ができる。異方性エッチングによってこれらの共通液室
8や個別流路5となる溝等を形成する方法としては、特
開平2−235642号公報や、特開平6−18300
2号公報に記載されているように、(100)結晶面を
表面に持つシリコンウェハ上に、エッチングマスクをパ
ターニングした後、加熱した水酸化カリウム(KOH)
水溶液等を用いてエッチングを行なえばよい。この異方
性エッチングを用いて形成された共通液室8や個別流路
5となる溝等は、所定の角度を有した形状となる。
【0005】ヒータ基板1には、液体を吐出させる発熱
素子4が複数個配置されている。ここでは液体噴射素子
として発熱素子4を用いているが、圧電素子等の他の液
体を吐出させるためのエネルギー変換素子を用いること
ができる。また、ヒータ基板1には発熱素子4のほか、
図示しない駆動回路等が形成され、その上に厚膜樹脂層
3が設けられている。厚膜樹脂層3は、図8に示すよう
に発熱素子4上は除去されており、ピット6を形成して
いる。このピット6は、発熱素子4の駆動により発生し
た気泡の成長領域を制限するものであり、効率よく気泡
の成長時の圧力を液体の噴射に用いることができる。図
8に示す複数個のピット6のうち、ヒータ基板1の両端
に配された2つずつのピット6には発熱素子4が設けら
れていない。これは、液体を噴射しないダミーノズルに
連通するダミー液体流路の一部をなすダミーピットであ
る。また厚膜樹脂層3は、図8に示すように液体を共通
液室8から個別流路5に供給するためのバイパス流路7
となる部分も除去されている。図8ではすべての個別流
路5(ダミー液体流路を含む)に共通の凹部としてバイ
パス流路7を形成しているが、各個別流路5ごとに共通
液室8と連通する溝として形成される場合もある。
素子4が複数個配置されている。ここでは液体噴射素子
として発熱素子4を用いているが、圧電素子等の他の液
体を吐出させるためのエネルギー変換素子を用いること
ができる。また、ヒータ基板1には発熱素子4のほか、
図示しない駆動回路等が形成され、その上に厚膜樹脂層
3が設けられている。厚膜樹脂層3は、図8に示すよう
に発熱素子4上は除去されており、ピット6を形成して
いる。このピット6は、発熱素子4の駆動により発生し
た気泡の成長領域を制限するものであり、効率よく気泡
の成長時の圧力を液体の噴射に用いることができる。図
8に示す複数個のピット6のうち、ヒータ基板1の両端
に配された2つずつのピット6には発熱素子4が設けら
れていない。これは、液体を噴射しないダミーノズルに
連通するダミー液体流路の一部をなすダミーピットであ
る。また厚膜樹脂層3は、図8に示すように液体を共通
液室8から個別流路5に供給するためのバイパス流路7
となる部分も除去されている。図8ではすべての個別流
路5(ダミー液体流路を含む)に共通の凹部としてバイ
パス流路7を形成しているが、各個別流路5ごとに共通
液室8と連通する溝として形成される場合もある。
【0006】ヒータ基板1とチャネル基板2は位置合わ
せされて接合される。これによって共通液室8からバイ
パス流路7、個別流路5へと連通した流路が形成され、
その開口端がノズル9となる。また、個別流路5の途中
にはピット6が形成されており、ピット6の底部に発熱
素子4が配置されている構造となる。液体は共通液室8
の入口から供給され、バイパス流路7を通り、個別流路
5へ供給される。個別流路5内の発熱素子4の駆動に応
じ、ピット6内で成長した気泡の圧力によって個別流路
5内の液体がノズル9から押し出され、液滴11として
噴射され、記録が行なわれる。
せされて接合される。これによって共通液室8からバイ
パス流路7、個別流路5へと連通した流路が形成され、
その開口端がノズル9となる。また、個別流路5の途中
にはピット6が形成されており、ピット6の底部に発熱
素子4が配置されている構造となる。液体は共通液室8
の入口から供給され、バイパス流路7を通り、個別流路
5へ供給される。個別流路5内の発熱素子4の駆動に応
じ、ピット6内で成長した気泡の圧力によって個別流路
5内の液体がノズル9から押し出され、液滴11として
噴射され、記録が行なわれる。
【0007】ヒータ基板1はヒートシンク12に固定さ
れ、発熱素子4で発生する熱を逃がす。また、ヒートシ
ンク12上には図示しない配線基板も形成されており、
プリンタ本体から供給される電力や信号を、ボンディン
グワイヤ13を介してヒータ基板1に伝えるとともに、
ヒータ基板1に設けられている各種のセンサーの信号等
をプリンタ本体へ伝える。
れ、発熱素子4で発生する熱を逃がす。また、ヒートシ
ンク12上には図示しない配線基板も形成されており、
プリンタ本体から供給される電力や信号を、ボンディン
グワイヤ13を介してヒータ基板1に伝えるとともに、
ヒータ基板1に設けられている各種のセンサーの信号等
をプリンタ本体へ伝える。
【0008】このような従来の液体噴射記録ヘッドにお
いて、図9に示すように共通液室8内に気泡10が残留
すると、使用している間に気泡10は成長し、この気泡
10が個別流路5を閉鎖してしまうことがある。個別流
路5が気泡10で閉鎖されると液体の供給が阻止され、
液滴が噴射しないために印字不良が発生し、画質欠陥を
引き起こす。気泡10は、液体導入時に液体とともに混
入したり、あるいは、発熱素子4で発生する熱によって
液体の温度が上昇し、液体中の溶けている気体が析出
し、共通液室8内で成長して発生するものである。特
に、気泡10は液体の流れが少ない共通液室8の両端部
などに集中して残留する。
いて、図9に示すように共通液室8内に気泡10が残留
すると、使用している間に気泡10は成長し、この気泡
10が個別流路5を閉鎖してしまうことがある。個別流
路5が気泡10で閉鎖されると液体の供給が阻止され、
液滴が噴射しないために印字不良が発生し、画質欠陥を
引き起こす。気泡10は、液体導入時に液体とともに混
入したり、あるいは、発熱素子4で発生する熱によって
液体の温度が上昇し、液体中の溶けている気体が析出
し、共通液室8内で成長して発生するものである。特
に、気泡10は液体の流れが少ない共通液室8の両端部
などに集中して残留する。
【0009】共通液室8内に残留した気泡10を排除す
る方法としては、ノズル9から吸引する方法が一般的で
ある。ノズル9から吸引すると、吸引された液体量だけ
の液体が図示しないタンクから供給される。供給された
液体は共通液室8の形状に沿って広がり、個別流路5側
へ導かれ、その液体の流れとともに気泡10も個別流路
5へと進み、液体とともにノズル9から外部へ排出され
る。しかし、画質欠陥の大きな原因となる共通液室8の
両端部に滞留した気泡10は、液体の流れが極端に少な
い領域に存在しているため、排除することは難しい。吸
引回数を増加することも考えられるが、吸引の実行頻度
が高いほど、記録に用いる液体の使用効率が低下し、ま
た吸引した廃液を保持するための廃液タンクの容量が大
きくなり、装置全体の大型化を招くという問題がある。
る方法としては、ノズル9から吸引する方法が一般的で
ある。ノズル9から吸引すると、吸引された液体量だけ
の液体が図示しないタンクから供給される。供給された
液体は共通液室8の形状に沿って広がり、個別流路5側
へ導かれ、その液体の流れとともに気泡10も個別流路
5へと進み、液体とともにノズル9から外部へ排出され
る。しかし、画質欠陥の大きな原因となる共通液室8の
両端部に滞留した気泡10は、液体の流れが極端に少な
い領域に存在しているため、排除することは難しい。吸
引回数を増加することも考えられるが、吸引の実行頻度
が高いほど、記録に用いる液体の使用効率が低下し、ま
た吸引した廃液を保持するための廃液タンクの容量が大
きくなり、装置全体の大型化を招くという問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、装置を大型化することな
く、気泡の排除効率を向上させ、気泡による画質欠陥の
発生頻度を大幅に低減した液体噴射記録ヘッドを提供す
ることを目的とするものである。
情に鑑みてなされたもので、装置を大型化することな
く、気泡の排除効率を向上させ、気泡による画質欠陥の
発生頻度を大幅に低減した液体噴射記録ヘッドを提供す
ることを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の液体噴射記録ヘ
ッドでは、ダミーノズルに対応する個別流路では、樹脂
をバイパス流路から連続して個別流路の内部まで除去し
ている。これによってダミーノズルについてはバイパス
流路から個別流路への液体の流れがスムースになり、メ
ンテナンス動作によって吸引を行なったときに、共通液
室内に残留している気泡を排除しやすくなる。ダミーノ
ズルに対応する流路抵抗を他よりも低くしておけば、吸
引時にダミーノズルからの液体の吸引量が多くなるため
液体の流れも速くなり、効率よくダミーノズルから気泡
を排出できる。また、ダミーノズルを共通液室の端部に
配置すれば、共通液室の端部に残留していた気泡も良好
に排出できる。このように共通液室内に残留した気泡を
ダミーノズルから効率的に排除できるので、装置の大型
化を抑えつつ、メンテナンス動作の短縮化し、また廃液
量を低減し、気泡の残留による画質欠陥の発生頻度を大
幅に低減することができ、信頼性を向上させることがで
きる。
ッドでは、ダミーノズルに対応する個別流路では、樹脂
をバイパス流路から連続して個別流路の内部まで除去し
ている。これによってダミーノズルについてはバイパス
流路から個別流路への液体の流れがスムースになり、メ
ンテナンス動作によって吸引を行なったときに、共通液
室内に残留している気泡を排除しやすくなる。ダミーノ
ズルに対応する流路抵抗を他よりも低くしておけば、吸
引時にダミーノズルからの液体の吸引量が多くなるため
液体の流れも速くなり、効率よくダミーノズルから気泡
を排出できる。また、ダミーノズルを共通液室の端部に
配置すれば、共通液室の端部に残留していた気泡も良好
に排出できる。このように共通液室内に残留した気泡を
ダミーノズルから効率的に排除できるので、装置の大型
化を抑えつつ、メンテナンス動作の短縮化し、また廃液
量を低減し、気泡の残留による画質欠陥の発生頻度を大
幅に低減することができ、信頼性を向上させることがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の液体噴射記録ヘ
ッドの第1の実施の形態を示すヒータ基板の平面図、図
2は、同じくA−A断面図、図3は、同じくB−B断面
図である。図中、図7ないし図9と同様の部分には同じ
符号を付してある。21はダミーノズル、22はダミー
個別流路である。この第1の実施の形態における外観は
図7と同様である。
ッドの第1の実施の形態を示すヒータ基板の平面図、図
2は、同じくA−A断面図、図3は、同じくB−B断面
図である。図中、図7ないし図9と同様の部分には同じ
符号を付してある。21はダミーノズル、22はダミー
個別流路である。この第1の実施の形態における外観は
図7と同様である。
【0013】ヒータ基板1は、LSI等の製造装置、製
造方法を用いて作成される。例えば、単結晶シリコンの
表面に、酸化シリコンなどの蓄熱層を設け、その上部に
液体吐出素子を構成する。ここでは、液体吐出素子とし
て発熱素子4を形成する。発熱素子4は複数個形成さ
れ、電力や信号を供給するための信号線が接続される。
発熱素子4は、同一チップ内またはチップ外に設けられ
た駆動回路等から与えられる信号によって発熱する。発
熱素子4の上部には、発熱素子4の保護のため、酸化シ
リコン、窒素シリコン、タンタルなどの単層もしくは複
数の層で構成される保護膜を設ける。
造方法を用いて作成される。例えば、単結晶シリコンの
表面に、酸化シリコンなどの蓄熱層を設け、その上部に
液体吐出素子を構成する。ここでは、液体吐出素子とし
て発熱素子4を形成する。発熱素子4は複数個形成さ
れ、電力や信号を供給するための信号線が接続される。
発熱素子4は、同一チップ内またはチップ外に設けられ
た駆動回路等から与えられる信号によって発熱する。発
熱素子4の上部には、発熱素子4の保護のため、酸化シ
リコン、窒素シリコン、タンタルなどの単層もしくは複
数の層で構成される保護膜を設ける。
【0014】その上に厚膜樹脂層3を形成する。厚膜樹
脂層3は、感光性樹脂を塗布し、ホトリソグラフィ工程
により、パターニングする。感光性樹脂としては、例え
ば感光性ポリイミドを用いることができる。感光性ポリ
イミドの厚さは、液体噴射記録ヘッドの目標とする特性
に合わせて、数μm〜50μm程度の中から任意に選ぶ
ことができる。感光性ポリイミドは、このままでは液体
に対して溶解してしまう恐れがあるので、例えば熱を加
え、液体に溶解しないようにポリイミドを硬化させる。
感光性ポリイミド以外にも、非感光性ポリイミド、ドラ
イフィルムなどのポリマ系材料を用いることができる。
厚膜樹脂層3のパターニングの際に、図1に示すよう
に、発熱素子4上の樹脂を除去し、発熱素子4の発熱に
よって発生した気泡の成長領域を制限するためのピット
6を形成する。また、共通液室8と個別流路5を連通さ
せるバイパス流路7、およびバイパス流路7からダミー
個別流路22へ延在する部分についても樹脂を除去す
る。
脂層3は、感光性樹脂を塗布し、ホトリソグラフィ工程
により、パターニングする。感光性樹脂としては、例え
ば感光性ポリイミドを用いることができる。感光性ポリ
イミドの厚さは、液体噴射記録ヘッドの目標とする特性
に合わせて、数μm〜50μm程度の中から任意に選ぶ
ことができる。感光性ポリイミドは、このままでは液体
に対して溶解してしまう恐れがあるので、例えば熱を加
え、液体に溶解しないようにポリイミドを硬化させる。
感光性ポリイミド以外にも、非感光性ポリイミド、ドラ
イフィルムなどのポリマ系材料を用いることができる。
厚膜樹脂層3のパターニングの際に、図1に示すよう
に、発熱素子4上の樹脂を除去し、発熱素子4の発熱に
よって発生した気泡の成長領域を制限するためのピット
6を形成する。また、共通液室8と個別流路5を連通さ
せるバイパス流路7、およびバイパス流路7からダミー
個別流路22へ延在する部分についても樹脂を除去す
る。
【0015】チャネル基板2は従来の液体噴射記録ヘッ
ドと同様であり、例えばシリコンを異方性エッチングし
て共通液室8や個別流路5あるいはダミー個別流路22
となる溝等を形成したものである。異方性エッチング
は、例えば(100)結晶面を表面に持つシリコンウェ
ハ上に、エッチングマスクをパターニングした後、加熱
した水酸化カリウム(KOH)水溶液等を用いてエッチ
ングを行なえばよい。異方性エッチングを用いて形成さ
れた共通液室8や個別流路5、ダミー個別流路22とな
る溝等は所定の角度を有した形状となる。
ドと同様であり、例えばシリコンを異方性エッチングし
て共通液室8や個別流路5あるいはダミー個別流路22
となる溝等を形成したものである。異方性エッチング
は、例えば(100)結晶面を表面に持つシリコンウェ
ハ上に、エッチングマスクをパターニングした後、加熱
した水酸化カリウム(KOH)水溶液等を用いてエッチ
ングを行なえばよい。異方性エッチングを用いて形成さ
れた共通液室8や個別流路5、ダミー個別流路22とな
る溝等は所定の角度を有した形状となる。
【0016】このようにして作成された、ヒータ基板
1、チャネル基板2は位置合わせされて接合される。こ
れによって、共通液室8からバイパス流路7、個別流路
5を通って、ノズル9に至る液体の流路が形成される。
また、ダミーノズル21に対応する流路として、共通液
室8からバイパス流路7およびダミー個別流路22を通
ってダミーノズル21に至る流路が形成される。
1、チャネル基板2は位置合わせされて接合される。こ
れによって、共通液室8からバイパス流路7、個別流路
5を通って、ノズル9に至る液体の流路が形成される。
また、ダミーノズル21に対応する流路として、共通液
室8からバイパス流路7およびダミー個別流路22を通
ってダミーノズル21に至る流路が形成される。
【0017】ダミーノズル21以外の液体を噴射するノ
ズルに対応する流路では、図1、図3に示すようにピッ
ト6とバイパス流路7は同一平面において厚膜樹脂層3
を介して分離された構成をなしている。上述のように、
ピット6は、発熱素子4の発熱によって液体が気化して
発生した気泡の成長領域を制限するために設けられたも
のであり、特にピット6の後部の厚膜樹脂層3の壁は、
液体をノズル前面へ押し出す効果を発揮する。さらに、
ピット6の後部の厚膜樹脂層3の壁とバイパス流路7ま
での距離を変更することで、個別流路5の発熱素子4前
後の流路抵抗比を変えることができ、液体噴射記録ヘッ
ドの周波数特性などの印字特性を制御できる。このこと
から、液体を吐出する液体流路ではピット後部のポリイ
ミド壁は重要な役割を持つものである。
ズルに対応する流路では、図1、図3に示すようにピッ
ト6とバイパス流路7は同一平面において厚膜樹脂層3
を介して分離された構成をなしている。上述のように、
ピット6は、発熱素子4の発熱によって液体が気化して
発生した気泡の成長領域を制限するために設けられたも
のであり、特にピット6の後部の厚膜樹脂層3の壁は、
液体をノズル前面へ押し出す効果を発揮する。さらに、
ピット6の後部の厚膜樹脂層3の壁とバイパス流路7ま
での距離を変更することで、個別流路5の発熱素子4前
後の流路抵抗比を変えることができ、液体噴射記録ヘッ
ドの周波数特性などの印字特性を制御できる。このこと
から、液体を吐出する液体流路ではピット後部のポリイ
ミド壁は重要な役割を持つものである。
【0018】しかしながら、ダミー個別流路22におい
ては、ピット後部の厚膜樹脂層3の壁は、液体が流れる
上で抵抗となり、気泡を除去する効果を低下させること
が分かった。そこで、図1、図2に示すように、ピット
6とバイパス流路7の間の厚膜樹脂層3を除去して両者
を直接接続し、バイパス流路7がダミー個別流路22内
へ延在するような形状となるように厚膜樹脂層3をパタ
ーニングしている。これによって共通液室8からダミー
個別流路22への液体の流れがスムースになる。そのた
め、共通液室8内の気泡は吸引時にダミー個別流路22
内に入りやすくなる。また、ダミー個別流路22では、
ダミー個別流路22以外の個別流路5と比較して厚膜樹
脂層3を除去した分だけ流路抵抗が減少する。ノズル9
の側から吸引する際には、いずれのノズル9についても
等圧で吸引するため、流路抵抗の小さい方が液体排出量
が多い。そのため、吸引を行なうと流路抵抗が小さいダ
ミーノズル21からの液体排出量が多くなるので、共通
液室8内の気泡もダミー個別流路22を通ってダミーノ
ズル21から排出されやすくなり、共通液室8内の気泡
を効率よく排除することができる。
ては、ピット後部の厚膜樹脂層3の壁は、液体が流れる
上で抵抗となり、気泡を除去する効果を低下させること
が分かった。そこで、図1、図2に示すように、ピット
6とバイパス流路7の間の厚膜樹脂層3を除去して両者
を直接接続し、バイパス流路7がダミー個別流路22内
へ延在するような形状となるように厚膜樹脂層3をパタ
ーニングしている。これによって共通液室8からダミー
個別流路22への液体の流れがスムースになる。そのた
め、共通液室8内の気泡は吸引時にダミー個別流路22
内に入りやすくなる。また、ダミー個別流路22では、
ダミー個別流路22以外の個別流路5と比較して厚膜樹
脂層3を除去した分だけ流路抵抗が減少する。ノズル9
の側から吸引する際には、いずれのノズル9についても
等圧で吸引するため、流路抵抗の小さい方が液体排出量
が多い。そのため、吸引を行なうと流路抵抗が小さいダ
ミーノズル21からの液体排出量が多くなるので、共通
液室8内の気泡もダミー個別流路22を通ってダミーノ
ズル21から排出されやすくなり、共通液室8内の気泡
を効率よく排除することができる。
【0019】ダミーノズル21は、共通液室8の端部に
設けるとよい。図1に示した例では、共通液室8の両端
部の2本ずつのノズルをダミーノズル21とした例を示
している。もちろん、ダミーノズル21とする本数は任
意である。ダミーノズル21を共通液室8の端部に設け
ることによって、共通液室8の端部に滞留しやすい気泡
を吸引によって排出することができる。図4は、本発明
の液体噴射記録ヘッドの第1の実施の形態における吸引
動作時の液体の流れの説明図である。上述のように、液
体を噴射するノズル9では流路抵抗が大きいので液体の
流れは遅く、流量も少ないが、ダミーノズル21では流
路抵抗が小さいので液体の流れが速くなり、全体として
図4に示すように液体は共通液室8の端部へ流れ、流量
も多くなる。そのため、共通液室8内の左右両端に残留
した気泡は、図4に示す液体の流れに沿ってダミー個別
流路22へ導かれ、ダミーノズル21から効率的に排出
される。
設けるとよい。図1に示した例では、共通液室8の両端
部の2本ずつのノズルをダミーノズル21とした例を示
している。もちろん、ダミーノズル21とする本数は任
意である。ダミーノズル21を共通液室8の端部に設け
ることによって、共通液室8の端部に滞留しやすい気泡
を吸引によって排出することができる。図4は、本発明
の液体噴射記録ヘッドの第1の実施の形態における吸引
動作時の液体の流れの説明図である。上述のように、液
体を噴射するノズル9では流路抵抗が大きいので液体の
流れは遅く、流量も少ないが、ダミーノズル21では流
路抵抗が小さいので液体の流れが速くなり、全体として
図4に示すように液体は共通液室8の端部へ流れ、流量
も多くなる。そのため、共通液室8内の左右両端に残留
した気泡は、図4に示す液体の流れに沿ってダミー個別
流路22へ導かれ、ダミーノズル21から効率的に排出
される。
【0020】また、ダミーノズル21を共通液室8の端
部に設けることによって、液体の噴射特性の悪い共通液
室8の端部のノズルを用いずに記録を行なうことができ
るので、良好な画質を得ることができる。また、上述の
ように気泡は共通液室8の両端部に滞留しやすいが、端
部のノズルを記録に用いないことによって、気泡の影響
を受けにくくすることができる。
部に設けることによって、液体の噴射特性の悪い共通液
室8の端部のノズルを用いずに記録を行なうことができ
るので、良好な画質を得ることができる。また、上述の
ように気泡は共通液室8の両端部に滞留しやすいが、端
部のノズルを記録に用いないことによって、気泡の影響
を受けにくくすることができる。
【0021】なお、この例ではダミー個別流路22には
発熱素子4を設けていないが、発熱素子4が形成してあ
ってもかまわない。また、バイパス流路7のダミー個別
流路22内への延在部分の長さは任意である。
発熱素子4を設けていないが、発熱素子4が形成してあ
ってもかまわない。また、バイパス流路7のダミー個別
流路22内への延在部分の長さは任意である。
【0022】図5は、本発明の液体噴射記録ヘッドの第
2の実施の形態を示す断面図である。図中の符号は図1
ないし図3と同様である。図5は、図1におけるA−A
断面、すなわちダミーノズル21およびダミー個別流路
22の断面を示している。この例では、上述の例と同様
にバイパス流路7とピット6とを直接接続してバイパス
流路7をダミー個別流路22内まで延在させるととも
に、ダミーノズル21に対応するチャネル基板2側の構
造も変更し、ダミー個別流路22となる溝と共通液室8
とを直接接続するように構成している。
2の実施の形態を示す断面図である。図中の符号は図1
ないし図3と同様である。図5は、図1におけるA−A
断面、すなわちダミーノズル21およびダミー個別流路
22の断面を示している。この例では、上述の例と同様
にバイパス流路7とピット6とを直接接続してバイパス
流路7をダミー個別流路22内まで延在させるととも
に、ダミーノズル21に対応するチャネル基板2側の構
造も変更し、ダミー個別流路22となる溝と共通液室8
とを直接接続するように構成している。
【0023】このような構成によれば、液体を噴射する
ノズル9に対応する個別流路5と共通液室8を分離して
いたチャネル基板2の突起部が、ダミーノズル21に対
応する流路ではなくなるため、さらに気泡がダミー個別
流路22に入りやすくなるとともに、流路抵抗を小さく
することができ、共通液室8内の気泡をさらに効率よく
外部へ排出することが可能となる。
ノズル9に対応する個別流路5と共通液室8を分離して
いたチャネル基板2の突起部が、ダミーノズル21に対
応する流路ではなくなるため、さらに気泡がダミー個別
流路22に入りやすくなるとともに、流路抵抗を小さく
することができ、共通液室8内の気泡をさらに効率よく
外部へ排出することが可能となる。
【0024】図6は、本発明の液体噴射記録ヘッドの第
1の実施の形態および第2の実施の形態における記録実
験結果の説明図である。実際に、図2、図5に示すよう
なダミー個別流路22を持つ液体噴射記録ヘッドを作成
し、印字実験を行なった。比較のため、図7ないし図9
に示す従来の液体噴射記録ヘッドも作成した。具体的に
は、188本のノズルを有し、両端のそれぞれ10本ず
つのノズルをダミーノズルとしたそれぞれの構造の液体
噴射記録ヘッドを作成した。
1の実施の形態および第2の実施の形態における記録実
験結果の説明図である。実際に、図2、図5に示すよう
なダミー個別流路22を持つ液体噴射記録ヘッドを作成
し、印字実験を行なった。比較のため、図7ないし図9
に示す従来の液体噴射記録ヘッドも作成した。具体的に
は、188本のノズルを有し、両端のそれぞれ10本ず
つのノズルをダミーノズルとしたそれぞれの構造の液体
噴射記録ヘッドを作成した。
【0025】従来の液体噴射記録ヘッドにおいては、1
88本のノズルに対応した個別液体流路はすべて図3に
示す流路構造を有し、ダミーノズルに対応する流路もピ
ット後部に厚膜樹脂層3の壁が存在している。すべて同
一構造の流路であるから、個別流路の流路抵抗はすべて
同一である。
88本のノズルに対応した個別液体流路はすべて図3に
示す流路構造を有し、ダミーノズルに対応する流路もピ
ット後部に厚膜樹脂層3の壁が存在している。すべて同
一構造の流路であるから、個別流路の流路抵抗はすべて
同一である。
【0026】図1ないし図3に示す本発明の第1の実施
の形態における液体噴射記録ヘッドでは、188本のノ
ズルのうち、両端のそれぞれ10本ずつのノズルについ
て、ピット後部の厚膜樹脂層3の壁をなくし、バイパス
流路とピットとを直接接続してバイパス流路がダミー個
別流路内まで延在した構造のダミーノズルとした。
の形態における液体噴射記録ヘッドでは、188本のノ
ズルのうち、両端のそれぞれ10本ずつのノズルについ
て、ピット後部の厚膜樹脂層3の壁をなくし、バイパス
流路とピットとを直接接続してバイパス流路がダミー個
別流路内まで延在した構造のダミーノズルとした。
【0027】さらに本発明の第2の実施の形態における
液体噴射記録ヘッドとして、188本のノズルのうち、
両端のそれぞれ10本ずつのノズルについて図5に示し
た構造のダミーノズルとした。ダミー個別流路は、ヒー
タ基板側でピットとバイパス流路を直接接続するととも
に、チャネル基板側の個別流路と共通液室間の突起部を
取り除いた構造をなす。ので、図2に示す構造に比べ、
さらに個別液体流路の流路抵抗を下げた流路構造とな
る。
液体噴射記録ヘッドとして、188本のノズルのうち、
両端のそれぞれ10本ずつのノズルについて図5に示し
た構造のダミーノズルとした。ダミー個別流路は、ヒー
タ基板側でピットとバイパス流路を直接接続するととも
に、チャネル基板側の個別流路と共通液室間の突起部を
取り除いた構造をなす。ので、図2に示す構造に比べ、
さらに個別液体流路の流路抵抗を下げた流路構造とな
る。
【0028】それぞれの液体噴射記録ヘッドに液体を注
入し、数回の気泡排除メンテナンスを行なった後、印字
実験を行なった。その結果、従来の液体噴射記録ヘッド
では画質欠陥の発生頻度が1.3%程度であったのに比
べ、本発明の第1の実施の形態で示した液体噴射記録ヘ
ッドでは画質欠陥の発生頻度が0.7%まで減少した。
このように、本発明においてダミー個別流路のピット後
部のポリイミド壁をなくし、バイパス流路をダミー個別
流路内まで延在させることによって、共通液室内に残留
した気泡をメンテナンス時の吸引動作によって効率よく
排除することができ、画質欠陥の発生率を減少させるこ
とができた。
入し、数回の気泡排除メンテナンスを行なった後、印字
実験を行なった。その結果、従来の液体噴射記録ヘッド
では画質欠陥の発生頻度が1.3%程度であったのに比
べ、本発明の第1の実施の形態で示した液体噴射記録ヘ
ッドでは画質欠陥の発生頻度が0.7%まで減少した。
このように、本発明においてダミー個別流路のピット後
部のポリイミド壁をなくし、バイパス流路をダミー個別
流路内まで延在させることによって、共通液室内に残留
した気泡をメンテナンス時の吸引動作によって効率よく
排除することができ、画質欠陥の発生率を減少させるこ
とができた。
【0029】さらに図5に示す本発明の第2の実施の形
態で示した液体噴射記録ヘッドにおいては、欠陥画質の
発生頻度は0.5%まで減少し、上述の第1の実施の形
態で説明した本発明の効果をより一層高めることができ
た。
態で示した液体噴射記録ヘッドにおいては、欠陥画質の
発生頻度は0.5%まで減少し、上述の第1の実施の形
態で説明した本発明の効果をより一層高めることができ
た。
【0030】上述の各実施の形態では、液体噴射記録ヘ
ッドに共通液室が1個の場合しか図示していないが、本
発明はこれに限らない。例えば複数色一体型の液体噴射
記録ヘッドのように、独立した共通液室が複数個存在す
る場合には、各共通液室について、その端部に1ないし
複数本ずつのダミーノズルを設け、図2や図5に示した
ような流路構造とすればよい。
ッドに共通液室が1個の場合しか図示していないが、本
発明はこれに限らない。例えば複数色一体型の液体噴射
記録ヘッドのように、独立した共通液室が複数個存在す
る場合には、各共通液室について、その端部に1ないし
複数本ずつのダミーノズルを設け、図2や図5に示した
ような流路構造とすればよい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、共通液室内に残留した気泡を、気泡排除動作
によってダミーノズルから効率的に外部へ排出すること
ができる。よって、気泡排除動作の時間および回数の短
縮を図ることができ、排液量を低減することができ、装
置の大型化を抑えることができる。さらに、残留してい
る気泡による画質欠陥の発生頻度を大幅に低減すること
ができ、信頼性を向上することができるという効果があ
る。
によれば、共通液室内に残留した気泡を、気泡排除動作
によってダミーノズルから効率的に外部へ排出すること
ができる。よって、気泡排除動作の時間および回数の短
縮を図ることができ、排液量を低減することができ、装
置の大型化を抑えることができる。さらに、残留してい
る気泡による画質欠陥の発生頻度を大幅に低減すること
ができ、信頼性を向上することができるという効果があ
る。
【図1】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第1の実施の
形態を示すヒータ基板の平面図である。
形態を示すヒータ基板の平面図である。
【図2】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第1の実施の
形態を示すA−A断面図である。
形態を示すA−A断面図である。
【図3】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第1の実施の
形態を示すB−B断面図である。
形態を示すB−B断面図である。
【図4】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第1の実施の
形態における吸引動作時の液体の流れの説明図である。
形態における吸引動作時の液体の流れの説明図である。
【図5】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第2の実施の
形態を示す断面図である。
形態を示す断面図である。
【図6】 本発明の液体噴射記録ヘッドの第1の実施の
形態および第2の実施の形態における記録実験結果の説
明図である。
形態および第2の実施の形態における記録実験結果の説
明図である。
【図7】 従来の液体噴射記録ヘッドの一例の外観図で
ある。
ある。
【図8】 従来の液体噴射記録ヘッドの一例におけるヒ
ータ基板の平面図である。
ータ基板の平面図である。
【図9】 従来の液体噴射記録ヘッドの一例におけるC
断面図である。
断面図である。
1…ヒータ基板、2…チャネル基板、3…厚膜樹脂層、
4…発熱素子、5…個別流路、6…ピット、7…バイパ
ス流路、8…共通液室、9…ノズル、10…気泡、11
…液滴、12…ヒートシンク、13…ボンディングワイ
ヤ、21…ダミーノズル、22…ダミー個別流路。
4…発熱素子、5…個別流路、6…ピット、7…バイパ
ス流路、8…共通液室、9…ノズル、10…気泡、11
…液滴、12…ヒートシンク、13…ボンディングワイ
ヤ、21…ダミーノズル、22…ダミー個別流路。
Claims (4)
- 【請求項1】 一列に配置された複数のノズルと、該ノ
ズルのそれぞれに対応した個別流路と、複数の前記個別
流路に共通した共通液室と、前記個別流路と前記共通液
室とを液的に連通させるバイパス流路と、前記個別流路
に設けられ液体を付勢して前記ノズルから液滴を噴射さ
せる液体噴射素子を備え、前記個別流路の少なくとも一
部は樹脂で形成され、前記バイパス流路は前記樹脂を設
けない凹部として形成されており、少なくとも一つの前
記ノズルは液体を吐出しないダミーノズルとし、該ダミ
ーノズルに対応した個別流路では前記バイパス流路から
連続して前記樹脂が除去されていることを特徴とする液
体噴射記録ヘッド。 - 【請求項2】 前記ダミーノズルに対応した個別流路の
流路抵抗が、前記ダミーノズル以外の液体を噴射するノ
ズルに対応する個別流路の流路抵抗よりも小さいことを
特徴とする請求項1に記載の液体噴射記録ヘッド。 - 【請求項3】 前記ダミーノズルは、前記共通液室の端
部に接続されるように設けられていることを特徴とする
請求項1に記載の液体噴射記録ヘッド。 - 【請求項4】 さらに、前記個別流路と前記共通液室と
が直結していることを特徴とする請求項1に記載の液体
噴射記録ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19984797A JPH1142782A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 液体噴射記録ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19984797A JPH1142782A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 液体噴射記録ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1142782A true JPH1142782A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16414648
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19984797A Pending JPH1142782A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 液体噴射記録ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1142782A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1072416A1 (en) * | 1999-07-30 | 2001-01-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid discharge head, driving method therefor, and cartridge, and image forming apparatus |
| KR100921017B1 (ko) * | 2007-05-29 | 2009-10-09 | 삼성전기주식회사 | 잉크젯 헤드 |
| US20140312908A1 (en) * | 2013-03-27 | 2014-10-23 | American Panel Corporation, Inc. | Lcd source driver feedback system and method |
| JP2014226915A (ja) * | 2013-05-27 | 2014-12-08 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP19984797A patent/JPH1142782A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1072416A1 (en) * | 1999-07-30 | 2001-01-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid discharge head, driving method therefor, and cartridge, and image forming apparatus |
| US6637865B1 (en) | 1999-07-30 | 2003-10-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid discharge head, driving method therefor, and cartridge, and image forming apparatus |
| KR100921017B1 (ko) * | 2007-05-29 | 2009-10-09 | 삼성전기주식회사 | 잉크젯 헤드 |
| US20140312908A1 (en) * | 2013-03-27 | 2014-10-23 | American Panel Corporation, Inc. | Lcd source driver feedback system and method |
| US10121399B2 (en) * | 2013-03-27 | 2018-11-06 | American Panel Corporation | LCD source driver feedback system and method |
| US10325538B2 (en) | 2013-03-27 | 2019-06-18 | American Panel Corporation | LCD source driver feedback system and method |
| US10467936B2 (en) | 2013-03-27 | 2019-11-05 | American Panel Corporation | System and method for detecting errors in a source driver |
| JP2014226915A (ja) * | 2013-05-27 | 2014-12-08 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
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