JPH114298A - 拡声通話システム - Google Patents

拡声通話システム

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JPH114298A
JPH114298A JP15718797A JP15718797A JPH114298A JP H114298 A JPH114298 A JP H114298A JP 15718797 A JP15718797 A JP 15718797A JP 15718797 A JP15718797 A JP 15718797A JP H114298 A JPH114298 A JP H114298A
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Hiroaki Takeyama
博昭 竹山
Minoru Fukushima
実 福島
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章 寺澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通話端末間の拡声通話を仲介する中央処理部の
構成を簡略化した拡声通話システムを提供する。 【解決手段】中央処理部2には2本の伝送線3a…を介
して複数の通話端末1a…が接続されている。中央伝送
処理部21は、通話端末1a…に設けられた伝送処理部
14との間で、デジタル通話信号及び制御信号を時分割
多重化し、所謂ピンポン伝送方式により信号伝送を行
う。デジタル信号処理部22は、中央伝送処理部21を
介して、各通話端末1a…との間でデジタル通話信号を
授受し、通話端末1a…間で拡声通話を行う際は、デジ
タル信号処理部22に設けられた拡声通話処理部25
が、各通話端末1a…からのデジタル通話信号を信号処
理して、音声の回り込みによる発振を防止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭内における通
話端末間での拡声通話を行う拡声通話システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の拡声通話システムとしては、中
央処理部に伝送線を介して複数の通話端末を接続し、各
通話端末と中央処理部との間で通話信号を伝送し、中央
制御部を介して各通話端末間で拡声通話を行うものがあ
り、中央処理部は、伝送線を介して接続された複数の通
話端末間の接続を制御するための網制御部と、網制御部
を介して入力される通話信号を信号処理して通話端末間
の拡声通話を行う信号処理部とを備えている(特開平8
−32493号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の拡声通話シ
ステムでは、通話端末間で拡声通話を行うために、複数
の通話端末間の接続を制御するための網制御部が必要で
あり、拡声通話を行う通話端末の数に応じて、網制御部
と信号処理部との間の配線形態が複雑になるという問題
があった。また、中央処理部に接続される通話端末の数
によって網制御部を変更する必要があるという問題もあ
った。
【0004】さらに、通話端末間で拡声通話を行う際
に、各通話端末に設けられたスピーカとマイクとの間で
音声の回り込みによるハウリングが発生するのを防止す
る必要があり、各通話端末で音声の回り込みを抑制する
拡声通話処理を行っていたので、通話端末の構成が複雑
になるという問題もあった。本発明は上記問題点に鑑み
て為されたものであり、その目的とするところは、各通
話端末と中央処理部との間の配線を簡素化するととも
に、通話端末の構成を簡略化した拡声通話システムを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するために、スピーカ及び第1のマイクを
備え、外部との間でデジタル通話信号や制御信号を授受
する伝送処理部、及び、伝送処理部から入力されたデジ
タル通話信号をアナログ通話信号に変換してスピーカに
出力するとともに、第1のマイクから入力されたアナロ
グ通話信号をデジタル通話信号に変換して伝送処理部に
出力するコーデック部が設けられた複数の通話端末と、
上記伝送処理部との間でデジタル通話信号及び制御信号
を授受する中央伝送処理部、シリアル入出力ポートを備
え中央伝送処理部を介して入力されたデジタル通話信号
を信号処理するデジタル信号処理部、及び、各部の動作
を制御する中央制御部よりなる中央処理部とから構成さ
れ、複数の通話端末と中央処理部とがそれぞれ2本の伝
送線を介して接続され、伝送処理部と中央伝送処理部と
の間では、デジタル通話信号及び制御信号が多重化さ
れ、上記伝送線の伝送方向を所定の時間毎に切り替える
ピンポン伝送方式により信号伝送され、中央伝送処理部
は、各通話端末から伝送されたデジタル通話信号と制御
信号とを分離して各信号毎に時分割多重化し、シリアル
入出力ポートを介してデジタル信号処理部及び中央制御
部との間で各信号を入出力するとともに、通話端末間で
中央処理部を介して拡声通話を行う際に、デジタル通話
処理部が各通話端末のスピーカから第1のマイクへの音
声の回り込みを抑制する拡声通話処理を行っているの
で、中央処理部に網制御部を設ける必要がなくなり、中
央処理部内の配線が簡略化できる。また、中央処理部で
は、通話端末から中央伝送部を介して入力されたデジタ
ル通話信号を拡声通話処理し、再び中央伝送部を介して
他の通話端末へ伝送しているので、通話端末で拡声通話
処理を行う必要がなくなり、通話端末の構成を簡略化で
きる。
【0006】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、各通話端末間で中央処理部を介して拡声通話を行
う際に、各通話端末から夫々入力される音量制御信号に
応じて、各通話端末へ出力するデジタル通話信号の音量
レベルを設定する音量設定部をデジタル信号処理部に設
けているので、個々の通話端末にスピーカの音量を調整
するためのアンプなどからなる回路を設ける必要がなく
なり、通話端末の小型化、低コスト化を図ることができ
る。
【0007】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明において、各通話端末間で中央処理部を介して拡声通
話を行う際に、通話相手側の通話端末のスピーカから自
己の通話端末の第1のマイクへの音声の回り込みや、自
己の通話端末のスピーカから通話相手側の通話端末の第
1のマイクへの音声の回り込みによる発振を検出する発
振検出部をデジタル信号処理部に設け、デジタル信号処
理部が発振検出部の検出結果に応じて各通話端末へ出力
するデジタル通話信号の音量レベルを低下させているの
で、通話端末同士が近接して配置されている場合でも、
任意の通話端末間で拡声通話を行う際に、他の通話端末
からの音声の回り込みを抑制して、音声の回り込みによ
る発振を防止することができる。
【0008】請求項4の発明では、請求項1乃至3の発
明において、3個以上の通話端末間で中央処理部を介し
て拡声通話を行う際に、各通話端末の第1のマイクから
入力されたデジタル通話信号の音量レベルが略同じにな
るように各デジタル通話信号を合成して対応する通話端
末へ出力させる通話レベル出力/合成部をデジタル信号
処理部に設けているので、3個以上の通話端末間で拡声
通話を行う際に、各通話端末から入力される音声の均衡
をとることができる。
【0009】請求項5の発明では、請求項1乃至4の発
明において、中央制御部から入力される制御信号に応じ
た信号をデジタル通話信号に重畳して出力させる出力合
成部をデジタル信号処理部に設けているので、各通話端
末から入力される音声に、ドアホンからの呼び出しや各
種センサの報知信号を重畳して出力することにより、拡
声通話中でもドアホンの呼び出しに応対したり、報知信
号を受けることができる。
【0010】請求項6の発明では、請求項1乃至5の発
明において、中央処理部と通話端末とを接続する伝送線
に、通話端末からのアナログ信号をデジタル信号に変換
して中央処理部との間でピンポン伝送方式により伝送を
行うアダプタを介在させているので、アダプタを用いる
ことによりアナログ信号を入出力する従来の通話端末
を、デジタル信号を入出力する通話端末と同様に使用す
ることができる。
【0011】請求項7の発明では、請求項1乃至6の発
明において、中央処理部に、ISDN回線を介して外部
の端末と通信するための外線アダプタを設け、デジタル
信号処理部が外線アダプタを介して入力された制御信号
に応じた外線処理を行い、各通話端末が外線呼び出しに
応答しているので、拡声通話用の通話端末で外線からの
呼び出しに応答することができる。
【0012】請求項8の発明では、請求項7の発明にお
いて、通話端末に、ドアホン或いはISDN回線のいず
れかを接続するためのモジュラージャックと、上記モジ
ュラージャックにドアホン或いはISDN回線のどちら
を接続するかを切り換える切換スイッチを設け、切換ス
イッチの切換状態に応じて、中央処理部との間のデジタ
ル通話信号及び制御信号をコーデックするか、又は、そ
のまま出力するかを切り換えているので、通話端末をド
アホン又はISDN回線の接続用に切り換えて使用でき
る。
【0013】請求項9の発明では、請求項1乃至8の発
明において、伝送処理部と中央伝送処理部との間では、
複数のデジタル通話信号と1個の制御信号とを多重化し
た信号がピンポン伝送方式により伝送され、複数のデジ
タル通話信号のうちの1個をドアホン又は外線のいずれ
かとの通話用に、他のデジタル通話信号を屋内に設置さ
れた通話端末との通話用に用いているので、通話端末間
で拡声通話中にドアホン或いは外線から呼び出しがあっ
た場合でも、デジタル通話信号を切り換えることによ
り、拡声通話中の通話端末でドアホン或いは外線からの
呼び出しに対応することができる。
【0014】請求項10の発明では、請求項1乃至8の
発明において、通話端末に画像を表示する映像表示部と
ハウリング防止用の第2のマイクとを設け、伝送処理部
と中央伝送処理部との間で2個のデジタル通話信号と1
個の制御信号とを多重化した信号がピンポン伝送方式に
より伝送され、中央処理部から通話端末へ伝送される2
個のデジタル通話信号の内の1個を映像信号用に用い、
通話端末から中央処理部へ伝送される2個のデジタル通
話信号を第1及び第2のマイクから入力された信号用に
用い、デジタル信号処理部が第1及び第2のマイクから
入力された信号に基づいてスピーカから第1のマイクへ
の音声の回り込みを抑制する拡声通話処理を行っている
ので、中央処理部側で拡声通話処理を行うことができ
る。
【0015】請求項11の発明では、請求項1乃至9の
発明において、上記通話端末が、カメラ及びカメラの撮
像したアナログ映像信号を変調する変調部を備えた屋外
設置用通話端末と、上記変調部によって変調された変調
映像信号を復調する復調部及び復調部によって復調され
たアナログ映像信号を表示する映像表示部を備えた屋内
設置用通話端末とで構成され、両通話端末と中央処理部
との間で、デジタル通話信号と制御信号と変調映像信号
とを多重化しピンポン伝送方式により伝送しているの
で、通話端末間で中央処理部を介してデジタル通話信号
及び変調映像信号を授受することにより、通話端末間で
拡声通話を行いながら、カメラの撮像した映像をモニタ
することができる。
【0016】請求項12の発明では、請求項1乃至11
の発明において、伝送処理部と中央伝送処理部との間で
伝送される上記デジタル通話信号が圧縮され、低ビット
レートで伝送されているので、デジタル通話信号に含ま
れるノイズ成分を圧縮・伸長させることにより、ノイズ
成分を低減させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。 (実施形態1)図1は本実施形態の拡声通話システムを
示す概略構成図である。1a,1b,1cは通話端末、
2は中央処理部であり、複数の通話端末1a…が2線の
伝送線3a,3b,3cを介して中央処理部2に接続さ
れている。
【0018】通話端末1aは、スピーカ11aと、第1
のマイクたるマイク12aと、中央処理部2から伝送さ
れたスピーカ11aへのデジタル通話信号をアナログ通
話信号に変換するとともに、マイク12aから入力され
たアナログ通話信号をデジタル通話信号に変換するコー
デック部13と、中央処理部12との間でデジタル通話
信号及び制御信号を授受する伝送処理部14と、各部の
動作を制御するCPU15と、伝送線3aを介して電源
供給されるとともに各部に動作電源を供給する受電部1
6とから構成される。尚、通話端末1b,1c…も、通
話端末1aと同様の構成となっている。
【0019】中央処理部2は、複数の通話端末1a…と
の間でデジタル通話信号や制御信号を授受する中央伝送
処理部21と、シリアル入出力ポートを備えたデジタル
信号処理部22と、各部の動作を制御する中央制御部た
るCPU23と、時分割多重伝送に必要な様々なタイミ
ングを発生するタイミング発生部24とから構成され
る。
【0020】ここで、中央伝送処理部21とデジタル信
号処理部22との間では、図2に示すような時分割多重
信号4aを用いて、各通話端末1a…へのデジタル通話
信号(スピーカ信号)や各通話端末1a…からのデジタ
ル通話信号(マイク信号)を授受している。また、中央
伝送処理部21とCPU23との間では、図3に示すよ
うな時分割多重信号4bを用いて、各通話端末1a…と
の間で制御信号を授受している。
【0021】そして、通話端末1aの伝送処理部14と
中央処理部2の中央伝送処理部21との間では、2本の
伝送線3aを介して、図4に示す多重化されたデジタル
通話信号(スピーカ信号及びマイク信号)と制御信号と
が所謂ピンポン伝送方式により送受信されている。な
お、ピンポン伝送方式とは、伝送線の信号の伝送方向
〔例えば、上り(通話端末1a→中央制御部2)/下り
(中央処理部2→通話端末1a)〕を数μSec〜数m
Sec毎に切り換えて信号を伝送する伝送方式のことを
言う。尚、通話端末1b,1c…も、通話端末1aと同
様にして、中央処理部2との間でピンポン伝送方式によ
り信号伝送を行っている。
【0022】このように、中央処理部2は各通話端末1
a…との間でデジタル通話信号及び制御信号を送受信し
ており、デジタル信号処理部22は、ある通話端末から
中央伝送処理部21を介して入力されたデジタル通話信
号を信号処理し、中央伝送処理部12を介して別の通話
端末へ出力することにより、通話端末は中央処理部2を
介して別の通話端末と拡声通話を行うことができる。
【0023】デジタル信号処理部22に設けられた拡声
通話処理部25は、図5に示すように、例えばLMS
(Least Mean Square )アルゴリズムを用いたデジタル
フィルタ25a,25bを備えており、デジタルフィル
タ25aで通話端末1aのスピーカ11aからマイク1
2aへ回り込む音声を抑制するとともに、デジタルフィ
ルタ25bで通話端末1bのスピーカ11bからマイク
12bへ回り込む音声を抑制することにより、音声の回
り込みによる発振やエコーの発生を防止している(拡声
通話処理)。
【0024】例えば、通話端末1a,1b間で中央処理
部2を介して拡声通話を行う際に、デジタル信号処理部
22の拡声通話処理部25は、通話端末1aのマイク1
2aから入力された音声信号を信号処理して通話端末1
bのスピーカ11bへ出力し、通話端末1bのマイク1
2bから入力された音声信号を信号処理して通話端末1
aのスピーカ11aへ出力することにより、従来の中央
処理部2に設けられていた網制御部が不要になるため、
中央処理部2内の配線が簡略化される。
【0025】ここで、伝送処理部14と中央伝送処理部
21との間では、デジタル信号であるデジタル通話信号
及び制御信号を時分割多重化し、ピンポン伝送方式によ
り信号伝送を行っているので、1対の伝送線3a…でデ
ジタル通話信号及び制御信号の両方を伝送することがで
き、従来の拡声通話システムにおいて各通話端末1aに
設けられていたハイブリッド回路(2線4線変換回路)
が不要になる。さらに、各通話端末1a…と中央処理部
2との間の信号伝送にはデジタル信号が用いられている
ので耐ノイズ性能が向上する。
【0026】そのうえ、中央処理部2では、中央伝送処
理部21とデジタル信号処理部22との間で時分割多重
信号により信号を授受しているので、物理的には一対で
あるが、論理的には複数の伝送線を確保することがで
き、全ての通話端末1a…からのデジタル通話信号を同
時にデジタル信号処理部22に取り込むことが可能とな
る。
【0027】また、図6に示すように、拡声通話処理部
25のデジタルフィルタ25a,25b間に低損失の音
声スイッチ25cを設けても良く、音声スイッチ25c
は、通話端末1aから入力されたデジタル通話信号と通
話端末1bから入力されたデジタル通話信号との音量レ
ベルを比較して、音量レベルが大きい方の通話端末が現
在話をしており、音量レベルの小さい方の通話端末が現
在話を聞いているものとして、音量レベルの小さい方の
デジタル通話信号を減衰させて、ハウリングの発生を防
止しており、拡声通話処理部25の信号処理量を低減さ
せることができる。
【0028】尚、本実施形態ではデジタルフィルタのア
ルゴリズムとしてLMSを用いているが、アルゴリズム
をLMSに限定する趣旨のものではなく、LMS以外の
RLMS法や最急降下法等の手法を用いても良いことは
言うまでもない。 (実施形態2)図7は本実施形態の拡声通話システムを
示す概略構成図である。
【0029】本実施形態の拡声通話システムでは、実施
形態1の拡声通話システムにおいて、音量操作部17の
操作により各通話端末1a…から伝送される音量制御信
号に基づいて、各通話端末1a…のスピーカ11a…か
ら出力される音声の音量レベルを設定する音量設定部2
6を設けている。なお、音量設定部26以外の構成は実
施形態1の拡声通話システムと同様であるので、同一の
構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0030】音量設定部26が、各通話端末1a…から
伝送された音量制御信号に基づいて、各通話端末1a…
にそれぞれ設けられたスピーカ11a…から出力される
音声の音量調整を行っているので、各通話端末1a…に
スピーカ11a…から出力される音声の音量を調整する
ためのアンプなどの回路をそれぞれ設ける必要がなく、
各通話端末1a…の回路構成を簡略化することができ、
各通話端末1a…の小型化、低コスト化を図ることがで
きる。
【0031】(実施形態3)図8は本実施形態の拡声通
話システムを示す概略構成図である。本実施形態では、
実施形態2の拡声通話システムにおいて、各通話端末1
a,1b,1cが近接して配置された場合に、ある通話
端末1a…のスピーカから出力された音声が別の通話端
末のマイクへ回り込んで発振するような発振現象を検出
するための発振検出部27をデジタル信号処理部22に
設けている。尚、発振検出部27以外の構成は実施形態
1又は2の拡声通話システムと同様であるので、同一の
構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0032】例えば、図9に示すように、近接して配設
された通話端末1a,1b間で拡声通話を行う場合、通
話端末1aのスピーカ11aから出力された音声が通話
端末1bのマイク12bへ回り込んだり、通話端末1b
のスピーカ11bから出力された音声が通話端末1aの
マイク12aへ回り込んだりして、音声の回り込みによ
る発振現象が発生すると、発振検出部27が発振現象を
検出して、音量設定部26a,26bを用いて、通話端
末1a,1bのスピーカ11a,11bの音量レベルを
下げることにより、音声の回り込みによる発振を抑制
し、各通話端末1a…間のハウリングのない拡声通話を
実現することができる。
【0033】(実施形態4)図10は本実施形態の拡声
通話システムを示す概略構成図である。本実施形態で
は、実施形態1乃至3の拡声通話システムにおいて、各
通話端末1a,1b,1c…のスピーカから出力される
音声(すなわち、デジタル通話信号)の音量レベルを調
整するための通話レベル調整/合成部28をデジタル信
号処理部22に設けている。尚、通話レベル調整/合成
部28以外の構成は実施形態1乃至3の拡声通話システ
ムと同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を
付し、その説明を省略する。
【0034】ところで、中央処理部2に2本の伝送線3
a,3b,3cを介してそれぞれ接続された3個の通話
端末1a,1b,1c間で通話する場合、通話レベル調
整/合成部28は、中央伝送処理部21を介して入力さ
れた各通話端末1a,1b,1cのマイク信号の音量レ
ベルを比較して、各マイク信号の音量レベルの整合をと
る。例えば、図11に示すように、通話レベル調整/合
成部28は、通話端末1aのスピーカ11へは通話端末
1bのマイク信号に0.5を乗じた信号と、通話端末1
cのマイク信号との和を出力し、通話端末1bのスピー
カへは通話端末1c,1aのマイク信号の和を出力し、
通話端末1cのスピーカへは通話端末1aのマイク信号
と、通話端末1cのマイク信号に0.5を乗じた信号と
の和を出力することにより、3個の通話端末1a,1
b,1cの間で音量レベルの整合のとれた拡声通話を行
うことができる。
【0035】尚、本実施形態では、通話レベル調整/合
成部28が3個の通話端末1a,1b,1c間で拡声通
話を行っているが、通話端末1a,1b,1cの数を3
個に限定する趣旨のものではなく、通話レベル調整/合
成部28が同様の処理を行って、4個以上の通話端末1
a…間で拡声通話を行うようにしても良い。 (実施形態5)図12は本実施形態の拡声通話システム
を示す概略構成図である。
【0036】本実施形態では、実施形態4の拡声通話シ
ステムにおいて、CPU23から入力された制御信号に
応じた信号とデジタル通話信号とを合成する出力合成部
29をデジタル信号処理部22に設けている。尚、出力
合成部29以外の構成は実施形態1乃至4の拡声通話シ
ステムと同様であるので、同一の構成要素には同一の符
号を付し、その説明を省略する。
【0037】例えば、通話端末1a,1bが中央処理部
2を介して拡声通話を行っている場合(内線通話時)、
デジタル信号処理部22は、通話端末1bから入力され
たデジタル通話信号(マイク信号)を信号処理して通話
端末1aへスピーカ信号として出力するとともに、通話
端末1aから入力されたデジタル通話信号(マイク信
号)を信号処理して通話端末1bへスピーカ信号として
出力している。
【0038】この内線通話時に、屋外に設置されたドア
ホンよりなる屋外設置用の通話端末1cから呼び出しが
あった場合、図13に示すように、出力合成部29が、
通話端末1bから入力されたデジタル通話信号(マイク
信号)に通話端末1cからのドアホン呼出信号を重畳
し、中央伝送処理部21を介して通話端末1aへスピー
カ信号として出力するとともに、通話端末1aから入力
されたデジタル通話信号(マイク信号)に通話端末1c
からのドアホン呼出信号を重畳し、中央伝送処理部21
を介して通話端末1bへスピーカ信号として出力するこ
とにより、通話端末1a,1bは拡声通話中でも他の通
話端末1cからの呼び出しに応答することができる。
【0039】また、図14に示すように、中央処理部2
に各種のセンサー(例えば、火災報知器やガス漏れ検知
器等)7を設け、CPU23にセンサー7の報知信号を
入力して、出力合成部29が、通話端末1a…のマイク
から入力されたデジタル通話信号(マイク信号)に、C
PU23からの制御信号即ちセンサー7の報知信号を重
畳して、他の通話端末へスピーカ信号として出力するよ
うにしても良い。
【0040】例えば、通話端末1a,1bが中央処理部
2を介して拡声通話を行っている際に、センサー7が火
災を検知して報知信号(火災警報)を発報すると、図1
5に示すように、出力合成部29が、通話端末1bから
入力されたデジタル通話信号(マイク信号)にセンサー
7の報知信号を重畳し、中央伝送処理部21を介して通
話端末1aへスピーカ信号として出力するとともに、通
話端末1aから入力されたデジタル通話信号(マイク信
号)にセンサー7の報知信号を重畳し、中央伝送処理部
21を介して通話端末1bへスピーカ信号として出力す
ることにより、通話端末1a,1bは拡声通話中でもセ
ンサー7の報知信号を受けることができる。
【0041】(実施形態6)図16は本実施形態の拡声
通話システムを示す概略構成図である。本実施形態で
は、実施形態4の拡声通話システムにおいて、アナログ
信号を入出力するドアホンからなる通話端末1dと、通
話端末1dを伝送線3cに接続するためのアダプタたる
ドアホンアダプタ4を設けている。なお、通話端末1d
及びドアホンアダプタ4以外の構成は実施形態1乃至4
の拡声通話システムと同様であるので、同一の構成要素
には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0042】ドアホンアダプタ4は、図17に示すよう
に、伝送線3cを介して中央伝送処理部21との間でピ
ンポン伝送方式により信号伝送を行うピンポンLSI4
3と、ピンポンLSI43から入力されたデジタル通話
信号をアナログ通話信号に変換するとともに、通話端末
1dから入力されたアナログ通話信号をデジタル通話信
号に変換するコーデック部42と、コーデック部42と
通話端末1dとの間を接続する2線4線変換回路(ハイ
ブリッド回路)41から構成される。なお、2線4線変
換回路はトランスや電子回路などから構成され、2線側
では送信信号と受信信号とを共に送受信し、4線側では
4線の内の2線を送信用に、残りの2線を受信用に用い
ている。
【0043】ドアホンアダプタ4では、通話端末1dか
ら入力されたアナログ通話信号を、他の通話端末1a,
1bのデジタル通話信号の音量レベルに調整した後、時
分割多重化して、ピンポン伝送方式により中央伝送処理
部21へ伝送しているので、アナログ信号を入出力する
通話端末1dを用いて、デジタル通話信号を入出力する
他の通話端末1a…と同様に拡声通話を行うことができ
る。
【0044】(実施形態7)図18は本実施形態の拡声
通話システムを示す概略構成図である。本実施形態で
は、実施形態4の拡声通話システムにおいて、日本電信
電話株式会社(NTT)の提供するISDN回線6との
間で通信処理を行う外線アダプタ5を中央伝送処理部2
1に接続し、中央処理部2に接続された通話端末1b,
1cとISDN回線6との間の通話処理を行う外線通話
処理部30をデジタル信号処理部22に設けている。
尚、外線アダプタ5及び外線通話処理部30以外の構成
は、実施形態1乃至4の拡声通話システムと同様である
ので、同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省
略する。
【0045】ここで、ISDN回線6からの呼び出し信
号が外線アダプタ5及び中央伝送処理部21を介してデ
ジタル信号処理部22に入力されると、デジタル信号処
理部22の外線通話処理部30がISDN回線6から入
力された呼び出し信号を信号処理して各通話端末1b,
1cに出力し、応答スイッチ(図示せず)が押し下げら
れた通話端末とISDN回線6との間の通話処理を行っ
ているので、ISDN回線6からの着信を各通話端末1
b…で受けることができる。
【0046】ところで、本実施形態の拡声通話システム
に用いられる通話端末としては、図19に示すように、
ケース前面に、ISDN回線又は拡声インターホンのい
ずれかが接続されるモジュラージャック18と、モジュ
ラージャック18にISDN回線又は拡声インターホン
のどちらを接続するかを選択する切換スイッチSWとが
配設された通話端末1eがある。
【0047】通話端末1eでは、図20に示すように、
切換スイッチSWを図20中の実線で示す位置(TEL
側)に切り換えた場合、中央処理部2又はISDN回線
6から入力されたデジタル通話信号をそのまま出力し、
切換スイッチSWを図20中の破線で示す位置(HF
側)に切り換えた場合、コーデック部13が拡声インタ
ーホン(図示せず)から入力されたアナログ通話信号を
デジタル通話信号に変換した後、ピンポン伝送LSI1
4’がこのデジタル通話信号を時分割多重化し、ピンポ
ン伝送方式により中央伝送処理部21に伝送する。
【0048】ここで、図21に示すように、切換スイッ
チSWがISDN回線(TEL)側に設定されている場
合は、DSU41やISDN回線に対応したISDN対
応端末42を通話端末1eに直接接続することにより、
通話端末1eが設置されている場所であれば、どこでも
外線通話を行うことができる。また、切換スイッチSW
が拡声インターホン(HF)側に設定されている場合
は、スピーカ及びマイクのみからなる拡声インターホン
43を通話端末1eに接続することで、拡声インターホ
ン43を家庭用通話端末として使用することができる。
【0049】(実施形態8)実施形態1乃至7の拡声通
話システムでは、図22に示すように、通話端末1と中
央処理部2との間で、例えば1個の制御信号と2個のデ
ジタル通話信号とを多重化した信号を用いて、ピンポン
伝送方式により信号伝送を行っている。本実施形態の拡
声通話システムに用いる通話端末1の概略構成図を図2
3に示す。本実施形態では、図24に示すように、通話
端末1と中央処理部2との間で伝送される2個のデジタ
ル通話信号(通話路)のうちの一方をドアホン用通話端
末の信号とし、他方を内線用通話端末の信号としてい
る。ここで、通話端末1が他の内線用通話端末との間で
内線通話中に、ドアホンからの呼び出しを受けた場合、
切換手段35を用いて、内線用通話端末側の通話路を保
留状態として、通話路をドアホン用通話端末側に切り換
えることにより、ドアホン用通話端末との間で通話を行
うことができ、所謂キャッチホンと同様の通話処理を行
うことができる。
【0050】なお、通話端末1以外の構成は実施形態1
乃至7の拡声通話システムと同様であるので、その説明
は省略する。また、共通する構成要素には、同一の符号
を付し、その説明を省略する。 (実施形態9)本実施形態の拡声通話システムに用い
る、屋外設置用通話端末たる通話端末1fの外観図を図
25(a)に、概略構成図を図25(b)に示し、屋内
設置用通話端末たる通話端末1gの外観図を図26
(a)に、概略構成図を図26(b)に示し、通話端末
1f,1gと中央伝送処理部21との間でピンポン伝送
方式により伝送される信号を図27(a)(b)に示
す。なお、通話端末1f,1g以外の構成は実施形態1
乃至8の拡声通話システムと同様であるので、その説明
を省略する。また、共通する構成要素には同一の符号を
付し、その説明を省略する。
【0051】通話端末1fは、周囲の画像を撮像するカ
メラ18と、カメラ18によって撮像された画像を圧縮
する映像圧縮部19と、映像圧縮部19によって圧縮さ
れた画像をマイク12によって入力された音声とともに
中央伝送処理部21へ伝送するピンポン伝送LSI1
4’とを備えており、玄関等に配設されている。中央伝
送処理部21から通話端末1fへ伝送される信号は1個
の制御信号と2個のデジタル通話信号とから構成され、
2個のデジタル通話信号の内の1個をマイク12によっ
て入力された通話データとし、残りの1個を映像圧縮部
19によって圧縮された圧縮映像信号としている。
【0052】一方、通話端末1gは、ピンポン伝送LS
I14’から入力された圧縮映像信号を伸長する映像伸
長部31と、映像伸長部31によって伸長されたデジタ
ル映像信号を表示するモニタ20と、音声を入力するた
めの第1のマイクたるマイク12aと、ハウリング防止
用の第2のマイクたるマイク34とを備えており、室内
に配設されている。通話端末1gと中央伝送処理部21
との間の信号伝送に用いられる信号は1個の制御信号と
2個のデジタル通話信号とから構成され、図27(a)
に示すように、中央伝送処理部21から通話端末1gへ
伝送される信号は、2個のデジタル通話信号の内の1個
をマイク12によって入力された通話データ(デジタル
通話信号)とし、残りの1個を映像圧縮部19によって
圧縮された圧縮映像信号としている。
【0053】したがって、通話端末1f,1gを用い
て、通話端末1fのカメラ18で玄関にいる来訪者を撮
像し、通話端末1gのモニタ20にカメラ18によって
撮像された画像を表示すれば、モニタ20で玄関にいる
来訪者の映像を見ながら、拡声通話を行うことができ
る。また、図27(b)に示すように、通話端末1gか
ら中央伝送処理部21へ伝送される信号は、2個のデジ
タル通話信号のうちの1個をマイク12aから入力され
た通話データ(デジタル通話信号)とし、他の1個をマ
イク34から入力された参照マイクデータとして、両マ
イク12a,34から入力された通話データ及び参照マ
イクデータを中央処理部2へ伝送し、デジタル信号処理
部22で両データの差分を信号処理することにより、ハ
ウリングを防止することができ、通話端末1gにハウリ
ングを抑制する信号処理部を設ける必要が無くなり、通
話端末1gの小型化、低コスト化を図ることができる。
【0054】ところで、図28(a)(b)に示すよう
に、通話端末1fに映像圧縮部19を設けるかわりに、
カメラ18によって撮像された画像を変調する映像変調
部19’と、映像変調部19’によって変調された変調
映像信号を周波数f2 以上とするハイパスフィルタ32
aと、音声信号及び制御信号を周波数f1 以下とするロ
ーパスフィルタ33aとを設け、図29(a)(b)に
示すように、通話端末1gに映像伸長部31を設ける変
わりに、伝送線3を介して中央処理部21から伝送され
た信号のうち周波数f2 以上の周波数成分、すなわち、
変調映像信号を通過させるハイパスフィルタ32bと、
ハイパスフィルタ32bを介して入力された変調映像信
号を復調する映像復調部31’と、伝送線3を介して中
央処理部21から伝送された信号のうち周波数f1 以下
の周波数成分、すなわち、音声信号及び制御信号を通過
させるローパスフィルタ33bとを設けてもよく、図3
0に示すように、映像信号と音声信号及び制御信号との
周波数帯域を分離して信号伝送することにより、通話端
末1f,1gと中央処理部2との間で、通話データとと
もに映像信号を伝送することができ、来訪者の顔を見な
がら拡声通話を行うことができる。この時、変調映像信
号はアナログ信号で伝送されるので、伝送線3のビット
レートによらず、動画像を伝送することができる。
【0055】(実施形態10)ところで、通話端末1と
中央処理部2との間で、通話信号(音声信号及び制御信
号)を例えばCELP(Code Excited Linear Predicti
on)等の手法を用いて圧縮して伝送するようにしてもよ
く、音声信号を無処理のまま伝送した場合〔図31
(a)〕に比べて、無処理状態のときのノイズ成分を圧
縮・伸長することにより、図31(b)に示すように、
ノイズ成分を低減させることができるという効果があ
る。また、通常のPCM(Pulse Code Modulation )符
号化方式に比べて、ビット数を削減できるため、低ビッ
トレートで伝送することができ、図32に示すように、
デジタル通話信号(音声信号)及び制御信号が伝送線3
を占有する周波数帯域が低くなり、デジタル通話信号
(音声信号)及び制御信号を周波数f3 (f3<f1
以下とすることができる。したがって、上述したハイパ
スフィルタ32a,32b、及び、ローパスフィルタ3
3a,33bに次数の低いフィルタ(急俊でないフィル
タ)を用いることができ、フィルタの小規模化、低コス
ト化を図ることができる。
【0056】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、スピ
ーカ及び第1のマイクを備え、外部との間でデジタル通
話信号や制御信号を授受する伝送処理部、及び、伝送処
理部から入力されたデジタル通話信号をアナログ通話信
号に変換してスピーカに出力するとともに、第1のマイ
クから入力されたアナログ通話信号をデジタル通話信号
に変換して伝送処理部に出力するコーデック部が設けら
れた複数の通話端末と、上記伝送処理部との間でデジタ
ル通話信号及び制御信号を授受する中央伝送処理部、シ
リアル入出力ポートを備え中央伝送処理部を介して入力
されたデジタル通話信号を信号処理するデジタル信号処
理部、及び、各部の動作を制御する中央制御部よりなる
中央処理部とから構成され、複数の通話端末と中央処理
部とがそれぞれ2本の伝送線を介して接続され、伝送処
理部と中央伝送処理部との間では、デジタル通話信号及
び制御信号が多重化され、上記伝送線の伝送方向を所定
の時間毎に切り替えるピンポン伝送方式により信号伝送
され、中央伝送処理部は、各通話端末から伝送されたデ
ジタル通話信号と制御信号とを分離して各信号毎に時分
割多重化し、シリアル入出力ポートを介してデジタル信
号処理部及び中央制御部との間で各信号を入出力すると
ともに、通話端末間で中央処理部を介して拡声通話を行
う際に、デジタル通話処理部が各通話端末のスピーカか
ら第1のマイクへの音声の回り込みを抑制する拡声通話
処理を行っているので、中央処理部に網制御部を設ける
必要がなくなり、中央処理部内の配線が簡略化できると
いう効果がある。また、中央処理部と各通話端末との間
の信号伝送にデジタル信号を用いているので、耐ノイズ
性を向上させることができるという効果がある。さら
に、中央処理部では、通話端末から中央伝送部を介して
入力されたデジタル通話信号を拡声通話処理し、再び中
央伝送部を介して他の通話端末へ伝送しているので、通
話端末で拡声通話処理を行う必要がなくなり、通話端末
の構成を簡略化して、拡声通話システム全体のコストを
低減することができるという効果もある。
【0057】請求項2の発明は、各通話端末間で中央処
理部を介して拡声通話を行う際に、各通話端末から夫々
入力される音量制御信号に応じて、各通話端末へ出力す
るデジタル通話信号の音量レベルを設定する音量設定部
をデジタル信号処理部に設けているので、個々の通話端
末にスピーカの音量を調整するためのアンプなどからな
る回路を設ける必要がなくなり、通話端末の小型化、低
コスト化を図ることができるという効果がある。
【0058】請求項3の発明は、各通話端末間で中央処
理部を介して拡声通話を行う際に、通話相手側の通話端
末のスピーカから自己の通話端末の第1のマイクへの音
声の回り込みや、自己の通話端末のスピーカから通話相
手側の通話端末の第1のマイクへの音声の回り込みによ
る発振を検出する発振検出部をデジタル信号処理部に設
け、デジタル信号処理部が発振検出部の検出結果に応じ
て各通話端末へ出力するデジタル通話信号の音量レベル
を低下させているので、通話端末同士が近接して配置さ
れている場合でも、任意の通話端末間で拡声通話を行う
際に、他の通話端末からの音声の回り込みを抑制して、
音声の回り込みによる発振を防止することができ、適切
な音量で拡声通話を行うことができるという効果があ
る。
【0059】請求項4の発明は、3個以上の通話端末間
で中央処理部を介して拡声通話を行う際に、各通話端末
の第1のマイクから入力されたデジタル通話信号の音量
レベルが略同じになるように各デジタル通話信号を合成
して対応する通話端末へ出力させる通話レベル出力/合
成部をデジタル信号処理部に設けているので、3個以上
の通話端末間で拡声通話を行う際に、各通話端末から入
力される音声の均衡のとれた通話を行うことができると
いう効果がある。
【0060】請求項5の発明は、中央制御部から入力さ
れる制御信号に応じた信号をデジタル通話信号に重畳し
て出力させる出力合成部をデジタル信号処理部に設けて
いるので、各通話端末から入力される音声に、ドアホン
からの呼び出しや各種センサの報知信号を重畳して出力
することにより、拡声通話中でもドアホンの呼び出しに
応対したり、報知信号を受けることができるという効果
がある。
【0061】請求項6の発明は、中央処理部と通話端末
とを接続する伝送線に、通話端末からのアナログ信号を
デジタル信号に変換して中央処理部との間でピンポン伝
送方式により伝送を行うアダプタを介在させているの
で、アダプタを用いることによりアナログ信号を入出力
する従来の通話端末を、デジタル信号を入出力する通話
端末と同様に使用することができるという効果がある。
【0062】請求項7の発明は、中央処理部に、ISD
N回線を介して外部の端末と通信するための外線アダプ
タを設け、デジタル信号処理部が外線アダプタを介して
入力された制御信号に応じた外線処理を行い、各通話端
末が外線呼び出しに応答しているので、拡声通話用の通
話端末で外線からの呼び出しに応答することができ、通
話端末の設置されている場所であれば、どこからでも外
線の呼び出しに応答できるという効果がある。
【0063】請求項8の発明は、通話端末に、ドアホン
或いはISDN回線のいずれかを接続するためのモジュ
ラージャックと、上記モジュラージャックにドアホン或
いはISDN回線のどちらを接続するかを切り換える切
換スイッチを設け、切換スイッチの切換状態に応じて、
中央処理部との間のデジタル通話信号及び制御信号をコ
ーデックするか、又は、そのまま出力するかを切り換え
ているので、通話端末をドアホン又はISDN回線の接
続用に切り換えて使用できるという効果がある。
【0064】請求項9の発明は、伝送処理部と中央伝送
処理部との間では、複数のデジタル通話信号と1個の制
御信号とを多重化した信号がピンポン伝送方式により伝
送され、複数のデジタル通話信号のうちの1個をドアホ
ン又は外線のいずれかとの通話用に、他のデジタル通話
信号を屋内に設置された通話端末との通話用に用いてい
るので、通話端末間で拡声通話中にドアホン或いは外線
から呼び出しがあった場合でも、デジタル通話信号を切
り換えることにより、拡声通話中の通話端末でドアホン
或いは外線からの呼び出しに対応することができるとい
う効果がある。
【0065】請求項10の発明は、通話端末に画像を表
示する映像表示部とハウリング防止用の第2のマイクと
を設け、伝送処理部と中央伝送処理部との間で2個のデ
ジタル通話信号と1個の制御信号とを多重化した信号が
ピンポン伝送方式により伝送され、中央処理部から通話
端末へ伝送される2個のデジタル通話信号の内の1個を
映像信号用に用い、通話端末から中央処理部へ伝送され
る2個のデジタル通話信号を第1及び第2のマイクから
入力された信号用に用い、デジタル信号処理部が第1及
び第2のマイクから入力された信号に基づいてスピーカ
から第1のマイクへの音声の回り込みを抑制する拡声通
話処理を行っており、中央処理部側で拡声通話処理を行
っているので、各通話端末に拡声通話処理を行う拡声通
話処理部を設ける必要がなく、通話端末の構成を簡略化
して、低コスト化を図ることができるという効果があ
る。
【0066】請求項11の発明は、上記通話端末が、カ
メラ及びカメラの撮像したアナログ映像信号を変調する
変調部を備えた屋外設置用通話端末と、上記変調部によ
って変調された変調映像信号を復調する復調部及び復調
部によって復調されたアナログ映像信号を表示する映像
表示部を備えた屋内設置用通話端末とで構成され、両通
話端末と中央処理部との間で、デジタル通話信号と制御
信号と変調映像信号とを多重化しピンポン伝送方式によ
り伝送しているので、通話端末間で中央処理部を介して
デジタル通話信号及び変調映像信号を授受することによ
り、通話端末間で拡声通話を行いながら、カメラの撮像
した映像をモニタすることができるという効果がある。
【0067】請求項12の発明は、伝送処理部と中央伝
送処理部との間で伝送させる上記デジタル通話信号が圧
縮され、低ビットレートで伝送されているので、デジタ
ル通話信号に含まれるノイズ成分を圧縮・伸長させるこ
とにより、ノイズ成分を低減させることができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の拡声通話システムを示す概略構成
図である。
【図2】同上の中央伝送処理部とデジタル信号処理部と
の間で授受される信号を説明する説明図である。
【図3】同上の中央伝送処理部とCPUとの間で授受さ
れる信号を説明する説明図である。
【図4】同上の中央伝送処理部と通話端末の伝送処理部
との間で授受される信号を説明する説明図である。
【図5】同上の拡声通話処理部の動作を説明する説明図
である。
【図6】同上に別の拡声通話処理部の動作を説明する説
明図である。
【図7】実施形態2の拡声通話システムを示す概略構成
図である。
【図8】実施形態3の拡声通話システムを示す概略構成
図である。
【図9】同上の発振検出部の動作を説明する説明図であ
る。
【図10】実施形態4の拡声通話システムを示す概略構
成図である。
【図11】同上のレベル調整/合成部の動作を説明する
説明図である。
【図12】実施形態5の拡声通話システムを示す概略構
成図である。
【図13】同上の出力合成部の動作を説明する説明図で
ある。
【図14】同上の拡声通話システムの別の構成を示す概
略構成図である。
【図15】同上の出力合成部の動作を説明する説明図で
ある。
【図16】実施形態6の拡声通話システムを示す概略構
成図である。
【図17】同上のアダプタを示す概略構成図である。
【図18】実施形態7の拡声通話システムを示す概略構
成図である。
【図19】同上の拡声通話システムに用いる通話端末の
外観図である。
【図20】同上の通話端末を示す概略構成図である。
【図21】同上の通話端末に接続される機器を説明する
説明図である。
【図22】同上のピンポン伝送方式で伝送される信号を
説明する説明図である。
【図23】実施形態8の拡声通話システムに用いる通話
端末を示す概略構成図である。
【図24】同上のピンポン伝送方式で伝送される信号を
説明する説明図である。
【図25】実施形態9の拡声通話システムに用いるカメ
ラを備えた通話端末を示し、(a)は外観図、(b)は
概略構成図である。
【図26】同上に用いるモニタを備えた通話端末を示
し、(a)は外観図、(b)は概略構成図である。
【図27】(a)(b)は同上のピンポン伝送方式で伝
送される信号を説明する説明図である。
【図28】同上のカメラを備えた別の通話端末を示し、
(a)は外観図、(b)は概略構成図である。
【図29】同上のモニタを備えた別の通話端末を示し、
(a)は外観図、(b)は概略構成図である。
【図30】同上のピンポン伝送方式により伝送される信
号の占有周波数帯域を説明する説明図である。
【図31】(a)(b)は実施形態10の拡声通話シス
テムのピンポン伝送方式により伝送される信号とノイズ
の関係を説明する説明図である。
【図32】同上の周波数と信号レベルとの関係を説明す
る説明図である。
【符号の説明】 1a… 通話端末 2 中央処理部 3a… 伝送線 14 伝送処理部 21 中央伝送処理部 22 デジタル信号処理部 25 拡声通話処理部
フロントページの続き (72)発明者 寺澤 章 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピーカ及び第1のマイクを備え、外部と
    の間でデジタル通話信号や制御信号を授受する伝送処理
    部、及び、伝送処理部から入力されたデジタル通話信号
    をアナログ通話信号に変換してスピーカに出力するとと
    もに、第1のマイクから入力されたアナログ通話信号を
    デジタル通話信号に変換して伝送処理部に出力するコー
    デック部が設けられた複数の通話端末と、上記伝送処理
    部との間でデジタル通話信号及び制御信号を授受する中
    央伝送処理部、シリアル入出力ポートを備え中央伝送処
    理部を介して入力されたデジタル通話信号を信号処理す
    るデジタル信号処理部、及び、各部の動作を制御する中
    央制御部よりなる中央処理部とから構成され、複数の通
    話端末と中央処理部とがそれぞれ2本の伝送線を介して
    接続され、伝送処理部と中央伝送処理部との間では、デ
    ジタル通話信号及び制御信号が多重化され、上記伝送線
    の伝送方向を所定の時間毎に切り替えるピンポン伝送方
    式により信号伝送され、中央伝送処理部は、各通話端末
    から伝送されたデジタル通話信号と制御信号とを分離し
    て各信号毎に時分割多重化し、シリアル入出力ポートを
    介してデジタル信号処理部及び中央制御部との間で各信
    号を入出力するとともに、通話端末間で中央処理部を介
    して拡声通話を行う際に、デジタル通話処理部が各通話
    端末のスピーカから第1のマイクへの音声の回り込みを
    抑制する拡声通話処理を行うことを特徴とする拡声通話
    システム。
  2. 【請求項2】各通話端末間で中央処理部を介して拡声通
    話を行う際に、各通話端末から夫々入力される音量制御
    信号に応じて、各通話端末へ出力するデジタル通話信号
    の音量レベルを設定する音量設定部をデジタル信号処理
    部に設けたことを特徴とする請求項1記載の拡声通話シ
    ステム。
  3. 【請求項3】各通話端末間で中央処理部を介して拡声通
    話を行う際に、通話相手側の通話端末のスピーカから自
    己の通話端末の第1のマイクへの音声の回り込みや、自
    己の通話端末のスピーカから通話相手側の通話端末の第
    1のマイクへの音声の回り込みによる発振を検出する発
    振検出部をデジタル信号処理部に設け、デジタル信号処
    理部が発振検出部の検出結果に応じて各通話端末へ出力
    するデジタル通話信号の音量レベルを低下させることを
    特徴とする請求項1又は2記載の拡声通話システム。
  4. 【請求項4】3個以上の通話端末間で中央処理部を介し
    て拡声通話を行う際に、各通話端末の第1のマイクから
    入力されたデジタル通話信号の音量レベルが略同じにな
    るように各デジタル通話信号を合成して対応する通話端
    末へ出力させる通話レベル出力/合成部をデジタル信号
    処理部に設けたことを特徴とする請求項1乃至3記載の
    拡声通話システム。
  5. 【請求項5】中央制御部から入力される制御信号に応じ
    た信号をデジタル通話信号に重畳して出力させる出力合
    成部をデジタル信号処理部に設けたことを特徴とする請
    求項1乃至4記載の拡声通話システム。
  6. 【請求項6】中央処理部と通話端末とを接続する伝送線
    に、通話端末からのアナログ信号をデジタル信号に変換
    して中央処理部との間でピンポン伝送方式により伝送を
    行うアダプタを介在させたことを特徴とする請求項1乃
    至5記載の拡声通話システム。
  7. 【請求項7】中央処理部に、ISDN回線を介して外部
    の端末と通信するための外線アダプタを設け、デジタル
    信号処理部が外線アダプタを介して入力された制御信号
    に応じた外線処理を行い、各通話端末が外線呼び出しに
    応答することを特徴とする請求項1乃至6記載の拡声通
    話システム。
  8. 【請求項8】通話端末に、ドアホン或いはISDN回線
    のいずれかを接続するためのモジュラージャックと、上
    記モジュラージャックにドアホン或いはISDN回線の
    どちらを接続するかを切り換える切換スイッチを設け、
    切換スイッチの切換状態に応じて、中央処理部との間の
    デジタル通話信号及び制御信号をコーデックするか、又
    は、そのまま出力するかを切り換えることを特徴とする
    請求項7記載の拡声通話システム。
  9. 【請求項9】伝送処理部と中央伝送処理部との間では、
    複数のデジタル通話信号と1個の制御信号とを多重化し
    た信号がピンポン伝送方式により伝送され、複数のデジ
    タル通話信号のうちの1個をドアホン又は外線のいずれ
    かとの通話用に、他のデジタル通話信号を屋内に設置さ
    れた通話端末との通話用に用いることを特徴とする請求
    項1乃至8記載の拡声通話システム。
  10. 【請求項10】通話端末に画像を表示する映像表示部と
    ハウリング防止用の第2のマイクとを設け、伝送処理部
    と中央伝送処理部との間で2個のデジタル通話信号と1
    個の制御信号とを多重化した信号がピンポン伝送方式に
    より伝送され、中央処理部から通話端末へ伝送される2
    個のデジタル通話信号の内の1個を映像信号用に用い、
    通話端末から中央処理部へ伝送される2個のデジタル通
    話信号を第1及び第2のマイクから入力された信号用に
    用い、デジタル信号処理部が第1及び第2のマイクから
    入力された信号に基づいてスピーカから第1のマイクへ
    の音声の回り込みを抑制する拡声通話処理を行うことを
    特徴とする請求項1乃至8記載の拡声通話システム。
  11. 【請求項11】上記通話端末が、カメラ及びカメラの撮
    像したアナログ映像信号を変調する変調部を備えた屋外
    設置用通話端末と、上記変調部によって変調された変調
    映像信号を復調する復調部及び復調部によって復調され
    たアナログ映像信号を表示する映像表示部を備えた屋内
    設置用通話端末とで構成され、両通話端末と中央処理部
    との間で、デジタル通話信号と制御信号と変調映像信号
    とを多重化しピンポン伝送方式により伝送することを特
    徴とする請求項1乃至9記載の拡声通話システム。
  12. 【請求項12】伝送処理部と中央伝送処理部との間で伝
    送される上記デジタル通話信号が圧縮され、低ビットレ
    ートで伝送されることを特徴とする請求項1乃至11記
    載の拡声通話システム。
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JP2007174580A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Matsushita Electric Works Ltd 音声伝送システム
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