JPH1144705A - 半導体加速度センサおよびその製造方法 - Google Patents

半導体加速度センサおよびその製造方法

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JPH1144705A
JPH1144705A JP9201753A JP20175397A JPH1144705A JP H1144705 A JPH1144705 A JP H1144705A JP 9201753 A JP9201753 A JP 9201753A JP 20175397 A JP20175397 A JP 20175397A JP H1144705 A JPH1144705 A JP H1144705A
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weight portion
weight
shape
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beam portions
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JP9201753A
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English (en)
Inventor
Seiichiro Ishio
誠一郎 石王
Kenichi Ao
青  建一
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサチップを小型化してもセンサの感度を
良好にする。 【解決手段】 加速度を受けて変位する厚肉の重り部2
と、この重り部2と所定の間隔を有し重り部2を囲むよ
うに形成された厚肉の支持部3と、重り部2を支持部3
に支持する薄肉の梁部4〜7と、梁部4〜7に形成され
たピエゾ抵抗8〜11とから構成されたセンサチップ1
を有する半導体加速度センサにおいて、重り部2とし
て、第1、第2の梁部4、5間と第3、第4の梁部6、
7間にそれぞれ突出部2a、2bを有する十字形状のも
のとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などにおけ
る加速度を検出する半導体加速度センサおよびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体加速度センサにお
いては、加速度を受けて変位する厚肉の重り部と、重り
部と所定の間隔を有し重り部を囲むように形成された厚
肉の支持部と、重り部を支持部に支持する薄肉の梁部
と、梁部に形成されたピエゾ抵抗とを有するセンサチッ
プを備え、ピエゾ抵抗の抵抗値変化に基づいて加速度を
検出するようにしたものが種々提案されている。
【0003】例えば、特開平4−356971号公報に
おいては、微小な加速度を検出するために、長方形状の
重り部の対向する2辺と支持部間をそれぞれ2つの梁部
により支持する構造のものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような半導体加速
度センサにおいては、センサチップの小型化が要望され
ている。センサチップを小型化するためには、センサの
感度を上げ、重り部、梁部などのチップ構成素子のサイ
ズを小さくする必要がある。ここで、センサの感度は、
梁部の長さ、厚さ、幅、重り部の重さなどによって決定
され、梁部によって重り部の両側が支持部に支持される
両持ち構造の場合、センサの感度Sは数式1で表され
る。
【0005】
【数1】
【0006】この数式1において、kはピエゾ係数、E
はヤング率、mは重り部の重さ、lは梁部の長さ、dは
梁部の厚さ、bは梁部の幅を示している。そこで、本発
明は、重り部の重さに着目し、重り部を重くできる構造
にすることによって、センサチップを小型化してもセン
サの感度を良好にすることができる半導体加速度センサ
およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、例えば、
特開平4−356971号公報に示される半導体加速度
センサなどのように、長方形状の重り部の対向する2辺
と支持部間をそれぞれ2つの梁部により支持するものに
おいて、2つの梁部の間の領域に着目した。すなわち、
その領域は、重り部が本来形成されない領域であるが、
その領域に重り部を突出させた構造とすれば、重り部を
重くすることができる。
【0008】本発明はこのような着想を基になされたも
ので、請求項1に記載の発明においては、重り部(2)
と支持部(3)の間に2つの梁部(4、5又は6、7)
が平行に形成され、重り部(2)が、その2つの梁部の
間に突出した突出部(2a又は2b)を有していること
を特徴としている。このように2つの平行な梁部の間に
重り部の突出部(2a又は2b)を設けることにより、
重り部を重くし、センサの感度を良好にすることができ
る。
【0009】請求項2に記載の発明においては、支持部
(3)は複数辺(3a〜3d)を有する形状のものであ
って、支持部の1辺(3a又は3b)と重り部との間に
2つの梁部(4、5又は6、7)が形成され、重り部
が、その2つの梁部の間に突出した突出部(2a又は2
b)を有していることを特徴としている。この構成によ
っても請求項1に記載の発明と同様、重り部を重くし、
センサの感度を良好にすることができる。
【0010】請求項3に記載の発明においては、支持部
(3)は4つの辺(3a〜3d)からなる形状のもので
あって、支持部の対向する2辺(3a、3b)と重り部
との間には梁部(4〜7)がそれぞれ2つ形成されてお
り、重り部が、それぞれの梁部間に突出した突出部(2
a、2b)を有し、その厚み方向から見て十字形状にな
っていることを特徴としている。
【0011】この構成によれば、重り部を梁部によって
両側から支持する両持ち構造において、請求項1に記載
の発明と同様、重り部を重くし、センサの感度を良好に
することができる。請求項4に記載の発明においては、
重り部を第1乃至第4の梁部(4〜7)のみによって支
持部(3)に支持するように構成したものであって、重
り部が、第1、第2の梁部(4、5)間に突出する第1
の突出部(2a)と、第3、第4の梁部(6、7)間に
突出する第2の突出部(2b)と、第1、第2の突出部
の突出方向と直交する方向に突出する第3、第4の突出
部(2c、2d)を有し、その厚み方向から見て十字形
状になっていることを特徴としている。
【0012】この構成によっても請求項3に記載の発明
と同様、重り部を重くし、センサの感度を良好にするこ
とができる。請求項5に記載の発明によれば、シリコン
基板の表面に十字形状の重り部および支持部の厚肉部を
形成するパターンで被覆膜(25)を形成し、シリコン
基板を異方性エッチングする工程を有して、請求項3又
は4に記載の半導体加速度センサを適切に製造すること
ができる。
【0013】この場合、請求項6に記載の発明のよう
に、シリコン基板として{100}面を表面とする単結
晶シリコン基板(20)を用い、被覆膜(25)を、重
り部の十字形状に対応した形状に加えてその形状の角部
に{110}面方位に目合わせされた形状補償部を有す
る形状にパターニングすることにより、コーナー・アン
ダーカットの不具合を生じることなく十字形状の重り部
を形成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。この実施形態は、加速度の検出範囲
を±1G程度に設定した自動車のVSC(Vehicle Stab
ility Control )用の半導体加速度センサに適用したも
のであり、これは自動車の安定な走行制御を行うため
に、走行中の横揺れなどの小さい加速度の値を高精度で
検出する場合に使用するものである。
【0015】図1に、半導体加速度センサにおけるセン
サチップの外観構成を示し、図2、図3に、半導体加速
度センサ全体の外観構成、その断面構成を示す。センサ
チップ1は、図1に示すように、加速度を受けて変位す
る厚肉の重り部2と、この重り部2と所定の間隔を有し
重り部2を囲むように形成された厚肉の支持部(フレー
ム部)3と、重り部2を支持部3に支持する薄肉の梁部
(ビーム部)4〜7と、梁部4〜7に形成された抵抗体
としてのピエゾ抵抗(拡散抵抗)8〜11とから構成さ
れている。
【0016】支持部3は、4つの辺3a〜3dからなる
四角形状のもので、支持部3の第1の辺3aと重り部2
の間に第1、第2の梁部4、5が平行に形成され、支持
部3の第2の辺3bと重り部2の間に第3、第4の梁部
6、7が平行に形成されている。そして、第1乃至第4
の梁部4〜7にて重り部2を両側から支持する両持ち構
造となっている。
【0017】また、重り部2は、第1、第2の梁部4、
5間に突出する第1の突出部2aと、第3、第4の梁部
6、7間に突出する第2の突出部2bと、第1、第2の
突出部2a、2bの突出方向と直交する方向に突出する
第3、第4の突出部2c、2dを有し、その厚み方向か
ら見て十字形状のものとなっている。このように、第
1、第2の梁部4、5間および第3、第4の梁部6、7
間に、第1、第2の突出部2a、2bを設けることによ
り、重り部2を重くし、センサの感度を向上させること
ができる。
【0018】なお、センサチップ1は、図3に示すよう
に、p型シリコン基板13と、その上に形成されたn型
エピタキシャル層14とから構成されている。そして、
基板表面に垂直な方向に加速度が生じると、重り部2が
その厚み方向に変位し、梁部4〜7に歪みが生じる。こ
の歪み量に応じてピエゾ抵抗8〜11の抵抗値が変化し
て加速度が検出される。すなわちピエゾ抵抗8〜11
は、図5に示すようにフルブリッジ回路を構成してお
り、ピエゾ抵抗8とピエゾ抵抗10の接続点、およびピ
エゾ抵抗9とピエゾ抵抗10の接続点から加速度に応じ
た電圧が出力され、その出力電圧に基づいて加速度が検
出される。
【0019】上述したセンサチップ1において、チップ
サイズは3.6mm×3.6mmであり、厚さ寸法が3
00μm程度になっている。また、梁部4〜7は、厚さ
寸法が5.3μm程度を中心値として4.3〜6.3μ
m程度の範囲に形成され、幅寸法が160μmを中心値
として140〜180μm程度の範囲に形成され、長さ
寸法が550μmを中心値として530〜570μm程
度の範囲に形成されている。また、重り部2は、1.8
mg程度となるように設定されている。
【0020】このような寸法設定にすることにより、S
/N比が改善され、全体の特性としての感度の温度係数
TCS(ppm/℃)の値を、±300ppm/℃以下
とすることができた。これによって、VSC用の半導体
加速度センサとして使用する場合に、使用温度範囲が−
30℃から80℃程度の広い範囲で、温度の変動度合を
所定の値以下に抑えることができ、これを温度補償回路
などを介して補償することにより、最終的に感度の変動
度合を1〜2%以下に抑えることができた。
【0021】また、センサチップ1は、図2、図3に示
すように、シリコン台座(厚さ寸法は1.8mm程度)
15上に固定されている。シリコン台座15は、セラミ
ック製の基板16上に固定されている。この場合、セン
サチップ1とシリコン台座15の間およびシリコン台座
15とセラミック基板16との間は、それぞれ接着剤1
7により接着固定されている。接着剤17には、ベース
接着剤17aに樹脂粒子を金メッキした金メッキビーズ
17bが配合されている。ベース接着剤17aは、可撓
性樹脂の一種であるシリコーン樹脂を用いており、この
シリコーン樹脂の弾性率は1MPa程度である。
【0022】なお、センサチップ1とシリコン台座15
との間に設けられる接着剤17の金メッキビーズ17b
は、例えば8μm程度の形状をなすポリジビニルベンゼ
ン樹脂を金メッキしたもので、ベース接着剤17a中に
0.1wt%以下となるように配合されている。この樹
脂ビーズ17bの弾性率は4.8GPa程度である。ま
た、シリコン台座15とセラミック基板16との間に設
けられる接着剤17の樹脂ビーズ17bは、例えば28
μm程度の粒径でベース接着剤17a中に0.54wt
%程度配合されている。
【0023】図2、図3に示す構成とすることにより、
センサチップ1はシリコン台座15上に接着固定された
状態となり、これによって重り部2はシリコン台座15
との間に接着剤17の厚さ寸法(例えば、8μm〜15
μm程度)だけ離間した状態に配設される。この程度の
空隙を設けることによって、重り部2が過大な加速度を
受けたときのダンパとして空気を用いたエアダンパとす
ることができる。
【0024】次に、上記したセンサチップ1の製造工程
を図5〜図10を用いて説明する。なお、図5〜図10
は、図1のA−A断面を示すものである。まず、図5に
示すように、面方位が{100}の単結晶のp型シリコ
ンウェハ20を用意し、そのp型シリコンウェハ20の
上にn型エピタキシャル層21を形成する。
【0025】そして、n型エピタキシャル層21の表層
部における所定領域にピエゾ抵抗としてのp+ 拡散層2
2を形成する。また、n型エピタキシャル層21の表層
部における所定領域にn+ 拡散層23を形成する。n+
拡散層23は、電気化学エッチング時の電極コンタクト
となるものであり、上部分離溝(図8の符号37にて示
す)の形成に伴って除去されるものである。
【0026】その後、エピタキシャル層21上に酸化膜
(図示略)を形成し、所定領域を開口させる。その上に
アルミ配線(図示略)を配置してp+ 拡散層22の所定
領域とコンタクトをとる。その後、シリコン酸化膜等か
らなるパッシベーション膜(図示略)を堆積し、このパ
ッシベーション膜の所定領域を開口してワイヤボンディ
ング用のコンタクトホールを形成する。また、n+ 拡散
層23にコンタクトするための通電用アルミコンタクト
部を設ける。その後、レジスト膜(又はPIQ膜)24
を全面に形成し、所定領域を開口させる。
【0027】そして、p型シリコンウェハ20の裏面に
プラズマ窒化膜25を全面に形成するとともにレジスト
およびマスク(フォトマスク)を用いてプラズマ窒化膜
25を所望の形状にフォトパターニングする。このフォ
トパターニングを図11、図12を用いてより詳細に説
明する。図12に示すように、堆積したプラズマ窒化膜
25の上にレジスト膜26をスピニングにより塗布する
とともに、異方性エッチングマスク27を用意する。図
11に、異方性エッチングマスク27の平面図を示す。
この異方性エッチングマスク27は、図12に示すよう
に、ガラス基板28の表面に所定の形状を有するCr薄
膜29を配置したものである。
【0028】図11において、異方性エッチングマスク
27は、四角環状の枠部30と、枠部30の内方に形成
され重り部2の十字形状に対応した形状の十字形状部3
1と、十字形状部31の角部に形成された長方形状の8
つの形状補償部32a、32b、32c、32d、32
e、32f、32g、32hとを有する。形状補償部3
2a〜32hは、それぞれ、1辺がシリコンの例えば
(011)面方位に、その辺と直交する1辺がシリコン
の(01−1)面方位に目合わせされる形状で形成さ
れ、(011)面方位に目合わせされる辺の長さの方が
(01−1)面方位に目合わせされる辺の長さよりも長
くなっている。このように異方性エッチングマスク23
は、十字形状部31の角部に(011)面方位および
(01−1)面方位に目合わせされ、かつ各方位での長
さが異なる長方形状の形状補償部32a〜32hが設け
られた形状になっている。なお、面方位における「1
−」は、図面中に示すように、1の上にバーが付された
ものを表している。
【0029】そして、図12に示すように、異方性エッ
チングマスク23を介して光を照射してレジスト膜26
をホトパターニングした後、露出しているプラズマ窒化
膜25を除去する。その結果、被覆膜としてのプラズマ
窒化膜25は、図11に示すものと同様の形状、すなわ
ち、枠部と、枠部の内方に形成された十字形状部と、十
字形状部の角部に形成され(011)面方位および(0
1−1)面方位に目合わせされた長方形状の8つの形状
補償部を有する形状にパターニングされる。換言すれ
ば、このパターニングされたプラズマ窒化膜25を用い
た異方性エッチングにより十字形状を有する重り部2お
よび支持部3を形成するように、プラズマ窒化膜25が
パターニングされる。
【0030】このプラズマ窒化膜25のパターニング
後、図6に示すように、エピタキシャル層21の表面
を、ワックス33で保護しつつアルミナからなる支持板
34に接着し、この後、エッチング液に浸漬して電気化
学エッチングを行う。なお、支持板34上には白金電極
が延設されており、この白金電極の先端をアルミコンタ
クト部に接触させ、n+ 拡散層23を通じてエピタキシ
ャル層21およひp型シリコンウェハ20を通電して上
記電気化学エッチングを行う。この電気化学エッチング
において、p型シリコンウェハ20とn型エピタキシャ
ル層21とのpn接合部にてエッチングがストップし、
その結果、p型シリコンウェハ20に下部分離溝35が
形成される。
【0031】この電気化学エッチングにおいては、被覆
膜としてのプラズマ窒化膜25の下に、いわゆるコーナ
ー・アンダーカット(角落ち:角部における斜状の側
壁)が形成される不具合が生じる。このようなコーナー
・アンダーカットの不具合に対しては、被覆膜の角部に
コーナー・アンダーカット補償パターンとしての正方形
状の形状補償部を付加する技術が、「Siマイクロマシ
ニング先端技術」(1992)、株式会社サイエンスフ
ォーラム、p117〜118に示されている。そこで、
本実施形態においては、その技術を応用し、上述したよ
うに、プラズマ窒化膜25を、十字形状部の角部に8つ
の長方形状の形状補償部を有する形状にすることによっ
て、コーナー・アンダーカットを極力小さくするように
している。図13に、異方性エッチングを行った後の、
十字形状を有する重り部2および支持部3の裏面形状を
示す。
【0032】この異方性エッチングを行った後、図7に
示すように、フッ酸によりプラズマ窒化膜25を除去す
る。そして、支持板34をホットプレートに載せ、ワッ
クス33を軟化させてn型エピタキシャル層21を支持
板34より分離し、分離したp型シリコンウェハ20を
有機溶剤中に浸漬し、ワックス33を洗浄する。この
後、p型シリコンウェハ20の裏面にレジスト36を全
面塗布する。
【0033】そして、図8に示すように、レジスト膜2
4の開口部からエピタキシャル層21をドライエッチン
グして、下部分離溝35と連通する上部分離溝37を形
成する。引き続き、図9に示すように、レジスト36を
有機溶剤にて除去して上部分離溝37と下部分離溝35
とからなる貫通溝を形成する。この貫通溝により、図1
に示すように、重り部2、支持部3、梁部4〜7が形成
される。
【0034】そして、図10に示すように、レジスト膜
24を酸素プラズマアッシングにより除去する。最後
に、ダイシングしてチップ化し、センサチップ1を得
る。なお、上記した実施形態においては、梁部4〜7に
より重り部2が支持部3に支持される両持ち構造のもの
を示したが、本発明は片持ち構造にも適用することがで
きる。すなわち、重り部を2本の平行な梁部のみで支持
部に支持し、その2本の梁部に重り部を突出した構造と
する。この場合も、重り部を重くすることができるの
で、センサの感度を良好にすることができる。
【0035】また、重り部2としては、2本の梁部の間
に突出部が形成されていればよいため、十字形状以外の
形状をしていてもよい。また、支持部3においても、重
り部2を支持できればよいため、四角形状以外の形状を
していてもよい。また、特開平4−356971号公報
に示されるように、支持部が、第1、第2支持部にて構
成されるものであってもよい。
【0036】さらに、上記した実施形態においては、重
り部2の厚み方向の加速度を検出する1軸方向の検出を
行うものを示したが、例えば、重り部2の第3、第4の
突出部2c、2dと支持部3との間にも梁部を設け、重
り部2に斜め方向から加速度が加えられたときに、XY
Zの3軸方向の加速度を検出できるように構成してもよ
い。
【0037】また、上記実施形態では、梁部4〜7に形
成したピエゾ抵抗8〜11によって加速度を検出する形
式の半導体加速度センサについて説明したが、この形式
に限定されるものではない。例えば、シリコン台座15
の表面と重り部2の対向表面との間にコンデンサを形成
し、加速度の印加によって重り部2が変位したときのコ
ンデンサの容量変化に基づいて、加速度を検出する形式
であっても、重り部2の面積が増せば出力が大きくな
る。このような容量型の加速度センサであってもよい。
【0038】また、上記種々の実施形態では、面方位が
{100}の単結晶シリコンウェハにおいて、形状補償
部32a〜32hの形状を、その1辺がシリコンの(0
11)面方位に、その辺と直交する1辺がシリコンの
(01−1)面方位に目合わせされたものとして説明し
たが、補償部32a〜32hの形状を、例えば、1辺を
(01−1)面方位に、その辺と直交する1辺を(01
−1−)面方位に、また、1辺を(01−1−)面方位
に、その辺と直交する1辺を(011−)面方位に、ま
た、1辺を(011−)面方位に、その辺と直交する1
辺を(011)面方位に、等、夫々目合わせされるもの
として形成してもよい。
【0039】なお、シリコンの面方位を示す{ }は、
等価な対称性をもつ面のことであり、例えば立方対称で
は、請求項6に記載したような{110}は、(11
0)、(1−1−0)、(1−10)、(11−0)、
(101)、(1−01−)、(1−01)、(101
−)、(011)、(01−1−)、(01−1)、
(011−)すべてを表す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る半導体加速度センサ
におけるセンサチップ1の外観構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る半導体加速度センサ
の外観構成を示す図である
【図3】本発明の一実施形態に係る半導体加速度センサ
の断面構成を示す図である。
【図4】図1に示すピエゾ抵抗8〜11により加速度に
応じた電圧を出力する回路の構成を示す図である。
【図5】図1に示すセンサチップ1の製造工程を示す工
程図である。
【図6】図5に続く製造工程を示す工程図である。
【図7】図6に続く製造工程を示す工程図である。
【図8】図7に続く製造工程を示す工程図である。
【図9】図8に続く製造工程を示す工程図である。
【図10】図9に続く製造工程を示す工程図である。
【図11】図5に示す工程におけるプラズマ窒化膜25
のエッチングの際に用いるエッチングマスクを示す平面
図である。
【図12】図11に示すエッチングマスクを用いてプラ
ズマ窒化膜25上にレジストをパターニング形成する工
程を示す図である。
【図13】図6に示す工程において、電気化学エッチン
グを行った後の、十字形状を有する重り部2および支持
部3の厚肉部の裏面形状を示す図である。
【符号の説明】
1…センサチップ、2…重り部、3…支持部、4〜7…
梁部、8〜11…ピエゾ抵抗。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加速度を受けて変位する厚肉の重り部
    (2)と、 前記重り部と所定の間隔を有し前記重り部を囲むように
    形成された厚肉の支持部(3)と、 前記重り部を前記支持部に支持する薄肉の梁部(4〜
    7)と、 前記重り部(2)の変位に基づいて加速度を検出する検
    出部(8〜11)とを有するセンサチップ(1)を備
    え、 前記検出部の検出出力に基づいて加速度を検出するよう
    にした半導体加速度センサにおいて、 前記重り部と前記支持部の間に前記梁部が2つ平行に形
    成されており、 前記重り部は、前記2つの梁部の間に突出した突出部
    (2a、2b)を有していることを特徴とする半導体加
    速度センサ。
  2. 【請求項2】 加速度を受けて変位する厚肉の重り部
    (2)と、 前記重り部と所定の間隔を有し前記重り部を囲むように
    形成された厚肉の支持部(3)と、前記重り部を前記支
    持部に支持する薄肉の梁部(4〜7)と、 前記重り部(2)の変位に基づいて加速度を検出する検
    出部(8〜11)とを有するセンサチップ(1)を備
    え、 前記検出部の検出出力に基づいて加速度を検出するよう
    にした半導体加速度センサにおいて、 前記支持部は複数辺(3a〜3d)を有する形状のもの
    であり、前記支持部の1辺と前記重り部との間に前記梁
    部が2つ形成されており、 前記重り部は、前記2つの梁部の間に突出した突出部
    (2a、2b)を有していることを特徴とする半導体加
    速度センサ。
  3. 【請求項3】 加速度を受けて変位する厚肉の重り部
    (2)と、 前記重り部と所定の間隔を有し前記重り部を囲むように
    形成された厚肉の支持部(3)と、前記重り部を前記支
    持部に支持する薄肉の梁部(4〜7)と、 前記重り部(2)の変位に基づいて加速度を検出する検
    出部(8〜11)とを有するセンサチップ(1)を備
    え、 前記検出部の検出出力に基づいて加速度を検出するよう
    にした半導体加速度センサにおいて、 前記支持部は4つの辺(3a〜3d)からなる形状のも
    のであり、前記支持部の対向する2辺(3a、3b)と
    前記重り部との間には前記梁部がそれぞれ2つ形成され
    ており、 前記重り部は、前記それぞれの梁部間に突出した突出部
    (2a、2b)を有し、その厚み方向から見て十字形状
    になっていることを特徴とする半導体加速度センサ。
  4. 【請求項4】 加速度を受けて変位する厚肉の重り部
    (2)と、 前記重り部と所定の間隔を有し前記重り部を囲むように
    4つの辺(3a〜3d)から構成された厚肉の支持部
    (3)と、 前記支持部の第1の辺(3a)と前記重り部の間に形成
    され、前記重り部を前記第1の辺に支持する薄肉の第
    1、第2の梁部(4、5)と、 前記支持部の前記第1の辺と対向する第2の辺(3b)
    と前記重り部の間に形成され、前記重り部を前記第2の
    辺に支持する薄肉の第3、第4の梁部(6、7)と、 前記第1乃至第4の梁部にそれぞれ形成された抵抗体
    (8〜11)とを有し、前記重り部が前記第1乃至第4
    の梁部のみによって前記支持部に支持されてなるセンサ
    チップ(1)を備え、 前記抵抗体の抵抗値変化に基づいて加速度を検出するよ
    うにした半導体加速度センサにおいて、 前記重り部は、前記第1、第2の梁部間に突出する第1
    の突出部(2a)と、前記第3、第4の梁部間に突出す
    る第2の突出部(2b)と、前記第1、第2の突出部の
    突出方向と直交する方向に突出する第3、第4の突出部
    (2c、2d)を有し、その厚み方向から見て十字形状
    になっていることを特徴とする半導体加速度センサ。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の半導体加速度セ
    ンサを製造する方法であって、 エピタキシャル層(21)を有するシリコン基板(2
    0)を用意し、前記シリコン基板の表面に前記十字形状
    の重り部および前記支持部を形成するパターンで被覆膜
    (25)を形成して、前記シリコン基板を異方性エッチ
    ングし、この後、前記エピタキシャル層の所定領域に前
    記異方性エッチングされた領域と貫通する溝を形成し
    て、前記十字形状の重り部、前記梁部および前記支持部
    を形成する工程を有することを特徴とする半導体加速度
    センサの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記シリコン基板は、{100}面を表
    面とする単結晶シリコン基板であって、 前記被覆膜を、前記重り部の十字形状に対応した形状に
    加えその形状の角部に{110}面方位に目合わせされ
    た形状補償部を有する形状にパターニングすることを特
    徴とする請求項5に記載の半導体加速度センサの製造方
    法。
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