JPH1145141A - データ入力装置 - Google Patents

データ入力装置

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JPH1145141A
JPH1145141A JP19969397A JP19969397A JPH1145141A JP H1145141 A JPH1145141 A JP H1145141A JP 19969397 A JP19969397 A JP 19969397A JP 19969397 A JP19969397 A JP 19969397A JP H1145141 A JPH1145141 A JP H1145141A
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和也 喜多山
謙之 ▲土▼井
Kaneyuki Doi
Keiichi Yoshida
恵一 吉田
Masaki Koyama
正樹 小山
Joseph Muran Brendan
ブレンダン・ヨーゼフ・ムラン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤入力等の入力の煩わしさを感じさせること
なくディスプレイ上に表示されたボタンを押下できるデ
ータ入力装置を提供する。 【解決手段】 表示部1と、表示部1に重ねて配設され
るタッチパネル1と、タッチパネル1に触れている部分
が表示部1のどの部分に対応するかを検出する座標検出
手段3と、タッチパネル1に触れることを以て表示部1
に表示されるボタンを押下したかどうかを判断するボタ
ン識別判断部5とを備えたデータ入力装置において、ボ
タンに割り当てられたボタン識別範囲内の座標を連続し
て触れている時間が予め定められている押下時間を超え
たときにボタンが押下されたとしてボタン識別判断部5
において判断するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タッチパネルを有
し、このタッチパネルに触れることによりデータの入力
を行うデータ入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、情報入力を必要とする情報端末で
は、操作性の向上や小型・軽量化のために、キーボード
等の入力手段を持たず、ディスプレイ等の表示部に表示
されたメニューやボタンに指やペンで触れることでデー
タの入力を行っている。この種のデータ入力装置では表
示部の画面上に透明のタッチパネルを重ねて配設し、タ
ッチパネル表面上に触れることによりデータの入力が行
われている。
【0003】さて、タッチパネル上の座標と表示部の座
標は整合性を有しており、表示部に表示されたボタン上
のタッチパネルに触れるとボタンが押下されたものと判
断される。
【0004】その際、ディスプレイ上に表示されるメニ
ューやボタンは、画面上の座標に基づいて識別範囲を有
しており、この識別範囲に対応するタッチパネル上の座
標を指やペン等で触れなければボタンが押下されたとは
判断しない。なお、利用者がタッチパネルに触れた際、
タッチパネル上のどの部分に触れたかを座標により出力
する手段としては、抵抗感圧式、静電容量式、磁気式、
光学式等がある。
【0005】ところで、この種のデータ入力装置では、
指等によりタッチパネルに触れた瞬間、または、タッチ
パネルから指等を離した瞬間の座標があるボタンのボタ
ン識別範囲内にあれば、そのボタンが押下されたと判断
するのが一般的である。従って、従来のタッチパネルを
用いたデータ入力装置では、押下しようとするボタン上
のタッチパネルに正確に触れる必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
なデータ入力装置では、健常者にとっては、なんなくタ
ッチパネルに触れることが可能であるが、障害者や高齢
者、特に手が不自由である人にとって、ボタンを押下す
るために正確にタッチパネルに触れることは困難である
ため、誤入力が発生しやすく大変煩わしいという問題点
を有している。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑みて成された
ものであり、その目的とするところは、誤入力等の入力
の煩わしさを感じさせることなくディスプレイ上に表示
されたボタンを押下できるデータ入力装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
表示部と、該表示部に重ねて配設されるタッチパネル
と、該タッチパネルに触れている部分が前記表示部のど
の部分に対応するかを検出する座標検出手段と、前記タ
ッチパネルに触れることを以て前記表示部に表示される
ボタンを押下したかどうかを判断するボタン識別判断部
とを備えたデータ入力装置において、前記ボタンに割り
当てられたボタン識別範囲内の座標を連続して触れてい
る時間が予め定められている押下時間を超えたときに前
記ボタンが押下されたとして前記ボタン識別判断部にお
いて判断するようにしたことを特徴とするものである。
【0009】請求項2記載の発明は、表示部と、該表示
部に重ねて配設されるタッチパネルと、該タッチパネル
に触れている部分が前記表示部のどの部分に対応するか
を検出する座標検出手段と、前記タッチパネルに触れる
ことを以て前記表示部に表示されるボタンを押下したか
どうかを判断するボタン識別判断部とを備えたデータ入
力装置において、前記ボタンに割り当てられたボタン識
別範囲内の座標に触れてから連続して前記タッチパネル
に触れている時間が予め定められている押下時間を超え
たときに前記ボタンが押下されたとして前記ボタン識別
判断部において判断するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0010】請求項3記載の発明は、表示部と、該表示
部に重ねて配設されるタッチパネルと、該タッチパネル
に触れている部分が前記表示部のどの部分に対応するか
を検出する座標検出手段と、前記タッチパネルに触れる
ことを以て前記表示部に表示されたボタンを押下したか
どうかを判断するボタン識別判断部とを備えたデータ入
力装置において、前記タッチパネルに連続して触れてい
る時間が予め定められている押下時間を超えるととも
に、前記押下時間内に検出した前記タッチパネルに触れ
ている部分の座標平均値が前記ボタンに割り当てられて
いるボタン識別範囲内にあるときに前記ボタンが押下さ
れたとして前記ボタン識別判断部において判断するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載のデ
ータ入力装置において、前記押下時間のうち前記タッチ
パネルに触れてから所定時間を非参照時間とし、前記ボ
タン識別判断部において前記非参照時間の間に検出され
た前記タッチパネルに触れている部分の座標を平均座標
の計算に用いないようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4記載のデータ入力装置において、前記押下時間や前
記非参照時間等の所定時間の設定を自由に行える時間調
整手段を付加するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項5記載のデータ入力装置において、前記押下時間や前
記非参照時間等の所定時間の設定を自動的に行える時間
パラメータ自動設定手段を付加するようにしたことを特
徴とするものである。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求
項6記載のデータ入力装置において、前記タッチパネル
に触れている部分が単位時間あたり予め定めた所定移動
量以上動いている間は前記タッチパネルに触れていない
ものとして前記ボタン識別判断部において判断するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項7記載のデ
ータ入力装置において、前記所定移動量の設定を自由に
行える所定移動量設定手段を付加するようにしたことを
特徴とするものである。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項1乃至請求
項8記載のデータ入力装置において、前記タッチパネル
の最初に触れた点の近傍を前記表示部に拡大表示するよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項1乃至請
求項9記載のデータ入力装置において、前記タッチパネ
ルの周辺にセンサを備え、画面に手が近づくと画面上に
表示されたボタンを拡大表示するようにしたことを特徴
とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデータ入力装
置の実施の形態を図1乃至図9に基づいて詳細に説明す
る。図1は本発明に係るデータ入力装置のブロック図で
ある。図2は本発明に係る他の実施の形態のデータ入力
装置のブロック図である。図3は本発明に係る他の実施
の形態のデータ入力装置のブロック図である。図4は本
発明に係るテストモードにおいて表示される画面の状態
を表す図である。図5はデータ入力装置のボタン配置と
利用者のタッチパネルにおける指の動いた軌跡を表す図
である。図6は本発明に係るデータ入力装置における画
面拡大の状態を表す図である。図7は本発明に係る他の
実施の形態のデータ入力装置のブロック図である。図8
は本実施の形態におけるデータ入力装置の概略外観図で
ある。図9はデータ入力装置にボタンを表示した画面の
状態を表す図である。
【0019】[第1の実施の形態]本実施の形態に係る
データ入力装置の概略構成を図1に基づき説明する。1
はタッチパネルであり、ディスプレイ等の表示部2の画
面上に重ねて配設されている。つまり、利用者が表示部
2に表示されたメニューやボタン等に触れようとする
と、実際には画面上に設けられたタッチパネル1に触れ
ることになる。
【0020】3は座標検出手段であり、利用者がタッチ
パネル1に触れた際、その部分の座標を検出する。な
お、タッチパネル1上に展開される座標と表示部2の画
面上に展開される座標とは一致している。
【0021】4は画面表示情報部であり、外部装置から
の入力をもとに、各種のデータを表示部2に表示すると
ともに、画面に表示された各ボタンに割り当てられたボ
タン識別範囲の座標をボタン識別判断部5に送る。
【0022】ボタン識別判断部5は、座標検出手段3か
ら利用者がタッチパネル1に触れた座標及び画面表示情
報部4からボタン識別範囲の座標を受け、利用者がタッ
チパネル1に触れた際、予め定めた所定時間(以下、押
下時間と記載)以上連続して表示部2に表示されたボタ
ンのボタン識別範囲内の座標に触れていれば、利用者が
そのボタンを押下したと判断するという識別判断処理を
行う。
【0023】表示部2に表示されたボタンが押下された
とボタン識別判断部5において判断されると、その情報
が外部装置に出力される。
【0024】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。ここでは、医療用の情報端末に本実施の形態に係る
データ入力装置を用いた場合を考える。
【0025】まず、利用者は、タッチパネル1を通して
表示部2に表示される画面を読み取ることになる。今、
利用者がこの情報端末により看護婦を呼びたいため、表
示部2に表示された「ナース呼び出し」、「バイタルデ
ータ入力」、「スケジュール管理」等のボタンのうち、
「ナース呼び出し」のボタン上のタッチパネル1を利用
者が指やペン等で触れると、座標検出手段3により利用
者がタッチパネル1のどの座標を押下しているか検出さ
れ、その座標がボタン識別判断部5に出力される。
【0026】ボタン識別判断部5では、画面表示情報部
4を介して外部装置から得た「ナース呼び出し」ボタン
のボタン識別範囲内の座標を利用者が連続して触れてい
る時間が押下時間以上であれば、そのボタンが利用者に
より押下されているものと判断し、その旨を外部装置に
出力する。外部装置ではこの出力を受けて、所定の装置
を起動し、看護婦の呼び出し要求があることを報知する
ことになる。
【0027】本実施の形態によれば、押下しようとした
ボタンと異なるボタンを誤って押下したとしても、押下
時間を経過するまではそのボタンが押下されたと判断さ
れないので、押下時間が経過するまでに誤ったボタンに
触れたことに気付き、タッチパネル1から指等を離した
り、押下したいボタンに指をずらすなどすれば、余計な
外部装置が駆動されるのを防止することが可能となる。
【0028】[第2の実施の形態]本実施の形態では、
第1の実施の形態とボタン識別判断部5の動作が異なる
だけであるので、この部分について以下に説明する。
【0029】本実施の形態に係る発明は、利用者が手に
軽度の震えを有し、とりあえずタッチパネル1のボタン
識別範囲に触れることはできるものの、そのまま押下し
続けることができない場合を想定したものである。本実
施の形態では、利用者が、押下しようとするボタンのボ
タン識別範囲内の座標に触れてから後は、押下時間が経
過するまでとにかくタッチパネル1に触れてさえいれ
ば、そのボタンを利用者が押下したとボタン識別判断部
5において判断している。つまり、一旦、押下しようと
するボタンのボタン識別範囲内を利用者が触れてしまえ
ば、後は押下時間が経過するまでボタン識別範囲内を触
れていなくてもそのボタンを押下したものと判断する。
【0030】本実施の形態によれば、押下しようとする
ボタンの識別範囲にあった指やペンが、ボタンが押下さ
れたと判断されるまでに動いてしまったとしても、改め
てタッチパネル1に触れ直す等の入力の煩わしさを解消
することができる。特に、指先に震えを有するため一点
を押下できない利用者にとっては優れた効果を奏する。
【0031】[第3の実施の形態]本実施の形態では、
第1の実施の形態とボタン識別判断部5の動作が異なる
だけであるので、この部分について以下に説明する。
【0032】本実施の形態に係る発明は、利用者が手に
重度の震えを有し、タッチパネル1のボタン識別範囲近
辺しか押下し続けることができない場合を想定したもの
である。本実施の形態では、利用者の指やペンがタッチ
パネル1に触れてから押下時間が経過するまでに動いた
軌跡を記憶し、その座標平均値が表示部2に表示された
ボタンのボタン識別範囲内に入っていれば、そのボタン
を利用者が押下したとボタン識別判断部5において判断
している。
【0033】平均座標の計算方法としては、タッチパネ
ル1に触れてから押下時間が経過するまでの間、タッチ
パネル1に触れている指等の座標を所定時間ごとに検出
し、検出したX座標及びY座標それぞれの総和を検出し
た回数で割ることにより導出する。なお、平均座標の計
算方法はこの方法に限られるものではなく、利用者が押
下時間内にタッチパネル1のどのあたりに触れていたか
を導出するものであればよい。
【0034】本実施の形態によれば、タッチパネル1に
触れてから押下時間が経過するまでにタッチパネル1に
触れた指やペン等の軌跡の平均座標を計算し、この平均
値が押下しようとするボタンのボタン識別範囲内にあれ
ばそのボタンを選択したと見なすので、手に震え等を有
するためボタンに対応する部分のタッチパネル1を正確
に触れることができなくても、総体的に所望のボタン周
辺を押下してさえいれば、このボタンを押下したものと
判断することになる。このため、手に震え等を有するた
めにタッチパネル1の所定位置を正確に触れることがで
きない利用者にとっても所望のボタンを容易に押下する
ことが可能となる。
【0035】さらに、本実施の形態において、利用者が
タッチパネル1に触れた際、押下しようとするボタンの
ボタン識別範囲から若干離れた場所に触れてしまい、タ
ッチパネル1に触れた状態を維持しながら徐々にボタン
識別範囲近辺に指やペンを移動するような状況について
考える。この際、当初ボタン識別範囲から離れた場所に
触れていた状態の影響が平均座標の計算に与える影響を
小さくするためには、予め押下時間を長く設定してお
く、つまり、利用者がタッチパネル1のどの部分に触れ
ているかのデータを数多く収集する必要がある。する
と、ボタンの押下を識別するために多くの時間及びその
ための記憶容量を要することになる。そこで、タッチパ
ネル1に触れてから所定の時間(以下、非参照時間と記
載)のデータを平均座標の計算に用いないようにしても
よい。
【0036】本実施の形態によれば、押下しようとする
ボタンに対応する部分のタッチパネル1に触れようとす
る際、ボタンから離れた位置や誤った位置に最も触れて
しまいやすいタッチパネル1に触れた当初のデータを平
均座標の計算から除外できるので、予め押下時間を長く
設定することなく、ボタンが押下されたかどうかを正確
に判断することが可能となる。
【0037】[第4の実施の形態]図2は本発明に係る
データ入力装置のブロック図である。本実施の形態で
は、図1に示したデータ入力装置において、ボタン識別
判断部5が保持する押下時間や非参照時間等の時間に関
するパラメータを自在に調整できる時間調整手段7を付
加した構成となっている。
【0038】本実施の形態によれば、利用者が有する障
害の程度等に応じて押下時間や非参照時間を時間調整手
段7において自由に設定することが可能となり、利用者
の利便性を高めることが可能となる。
【0039】[第5の実施の形態]図3は本発明に係る
データ入力装置のブロック図である。本実施の形態で
は、図2に示したデータ入力装置において、押下時間や
非参照時間等の時間に関するパラメータを自動的に設定
する時間パラメータ自動設定手段8を備えている。な
お、設定する時間パラメータの範囲は予め設定されてい
る。
【0040】以下、上述のデータ入力装置の動作を説明
する。まず、本実施の形態では図4に示すようなパラメ
ータを自動設定するためのテストモードを表示部2に表
示する。テストモードでは実際に表示部2に表示される
ボタンと同一の大きさ及び形状を有するテストボタン9
が表示されている。
【0041】次に、利用者にタッチパネル1に表示され
たテストボタン9を押下するためにタッチパネル1に触
れてもらう。
【0042】その際、実際のボタン押下動作と同じよう
に、予め設定された押下時間以上タッチパネル1に触れ
てもらい、その間に指等が動いた座標データを自動設定
手段8において蓄積する。
【0043】次に、押下時間経過後、自動設定手段8に
おいて蓄積したデータから分散値を計算する。この分散
値の結果を計算分散値Vpとする。
【0044】そして、この結果Vpと予め設定しておい
た最小分散値Vmin及び最大分散値Vmaxと比較
し、最小分散値Vminより計算分散値Vpが小さいと
きは、タッチパネル1の操作について健常者と同等の操
作が可能であるとして、押下時間や非参照時間の設定時
間を最小値に設定する。
【0045】また、逆に最大分散値Vmaxより計算分
散値Vpが大きいときは、タッチパネル1におけるボタ
ンの押下操作が不自由であると思われるので、押下時間
や非参照時間の設定時間を最大値とし、利用者が有して
いる入力の煩わしさを解消する。
【0046】そして、計算分散値Vpが最小分散値Vm
inと最大分散値Vmaxとの間であれば、予め与えら
れた時間パラメータの範囲内において計算分散値Vpに
比例した値を押下時間や非参照時間とする。
【0047】本実施の形態によれば、利用者に応じて自
動的に最適な押下時間や非参照時間の設定が可能とな
る。
【0048】[第6の実施の形態]第1の実施の形態か
ら第5の実施の形態において、利用者がタッチパネル1
に触れている指やペン等を単位時間あたり速く移動させ
た場合を考える。このように利用者がタッチパネル1に
触れた指等を速く移動させる状況では、利用者がボタン
を押下しようとしている動作であるというよりは、タッ
チパネル1に触れたもののどのボタンを押下すべきか悩
んでいる場合や押下しようとするボタンと離れた場所か
ら目的のボタンを押下するためにタッチパネル1上に触
れた指を速く移動させる場合等の状況が考えられる。こ
のような状況において、タッチパネル1に触れている指
等の座標データを蓄積することは、どのボタンを押下し
ようとしているかの判断において必要なデータとはいい
がたい。
【0049】そこで、本実施の形態では、予め単位時間
あたりの所定移動量を設定しておき、タッチパネル1上
に触れた指等が所定移動量以上の移動を行っている間
は、すなわち、タッチパネル1に触れている指やペンの
座標を検出する周期が一定であることを利用して、前回
検出した座標と今回検出した座標とから移動量を導出
し、この移動量が所定の値以上である間は、タッチパネ
ル1に指等が触れていないものとしてボタン識別判断部
5において判断するようにしている。
【0050】なお、利用者の利用状況に合わせるため
に、所定移動量の設定を自由に行えるようにしてもよ
い。
【0051】[第7の実施の形態]第1の実施の形態か
ら第6の実施の形態において、図5に示すように各種の
ボタンが密接して表示部2に配置されているような場
合、利用者が押下しようとしているボタンの近辺におい
てタッチパネル1に触れている指やペンが図5に示すよ
うな始点から終点にわたる軌跡Lをたどったとすると、
前述の手続きにより利用者が押下しようとしたボタンが
必ずしも選択されない可能性がある。そこで、図6に示
すように、利用者がまずタッチパネル1に触れたところ
で、その近辺のボタンを画面上に拡大表示するようにし
てもよい。
【0052】本実施の形態によれば、近接してボタンが
配置される画面を表示部2に表示したとしても、利用者
が誤った入力をしてしまうことを防止することが可能と
なる。
【0053】[第8の実施の形態]図7は本発明に係る
データ入力装置のブロック図である。本実施の形態で
は、図3に示したデータ入力装置において、タッチパネ
ル1の周辺にセンサ10を付加した構成となっている。
本実施の形態におけるデータ入力装置の概略外観図を図
8に示す。本実施の形態のデータ入力装置では、センサ
10により利用者がタッチパネル1に手を近付けると、
図8に示されているような画面の特に利用者のボタン入
力が必要となる部分を図9に示すように拡大表示するよ
うにしている。
【0054】本実施の形態によれば、利用者のデータ入
力が必要となる部分を自動的に拡大表示するため、利用
者の誤入力を防止することが可能となる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明にあ
っては、表示部と、表示部に重ねて配設されるタッチパ
ネルと、タッチパネルに触れている部分が表示部のどの
部分に対応するかを検出する座標検出手段と、タッチパ
ネルに触れることを以て表示部に表示されるボタンを押
下したかどうかを判断するボタン識別判断部とを備えた
データ入力装置において、ボタンに割り当てられたボタ
ン識別範囲内の座標を連続して触れている時間が予め定
められている押下時間を超えたときにボタンが押下され
たとしてボタン識別判断部において判断するようにした
ので、押下しようとしたボタン以外のボタンに触れたと
しても、ただちにボタンが押下されたと判断しないた
め、誤入力の発生を低減し、利用者に入力の煩わしさを
感じさせることなくディスプレイ上に表示されたボタン
を押下できるデータ入力装置を提供することができた。
【0056】請求項2記載の発明にあっては、表示部
と、表示部に重ねて配設されるタッチパネルと、タッチ
パネルに触れている部分が表示部のどの部分に対応する
かを検出する座標検出手段と、タッチパネルに触れるこ
とを以て表示部に表示されるボタンを押下したかどうか
を判断するボタン識別判断部とを備えたデータ入力装置
において、ボタンに割り当てられたボタン識別範囲内の
座標に触れてから連続してタッチパネルに触れている時
間が予め定められている押下時間を超えたときにボタン
が押下されたとしてボタン識別判断部において判断する
ようにしたので、押下時間が経過するまでにタッチパネ
ルに触れている場所がずれたとしても、利用者があらた
めてボタンを押下し直すという煩わしい手続きを行う必
要がないという効果を奏する。
【0057】請求項3記載の発明にあっては、表示部
と、表示部に重ねて配設されるタッチパネルと、タッチ
パネルに触れている部分が表示部のどの部分に対応する
かを検出する座標検出手段と、タッチパネルに触れるこ
とを以て表示部に表示されたボタンを押下したかどうか
を判断するボタン識別判断部とを備えたデータ入力装置
において、タッチパネルに連続して触れている時間が予
め定められている押下時間を超えるとともに、押下時間
内に検出したタッチパネルに触れている部分の座標平均
値がボタンに割り当てられているボタン識別範囲内にあ
るときにボタンが押下されたとしてボタン識別判断部に
おいて判断するようにしたので、ボタン識別範囲を正確
に触れなくてもボタンを押下することが可能となるとい
う効果を奏する。
【0058】請求項4記載の発明にあっては、請求項3
記載のデータ入力装置において、押下時間のうちタッチ
パネルに触れてから所定時間を非参照時間とし、ボタン
識別判断部において非参照時間の間に検出されたタッチ
パネルに触れている部分の座標を平均座標の計算に用い
ないようにしたので、ボタンから離れた位置や誤った位
置に触れてしまう可能性の高いタッチパネルに触れた当
初のデータを平均座標の計算から除外できるため、押下
時間を長く設定しなくてもボタンが押下されたかどうか
を正確に判断することが可能となるという効果を奏す
る。
【0059】請求項5記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項4記載のデータ入力装置において、押下時間
や非参照時間等の所定時間の設定を自由に行える時間調
整手段を付加するようにしたので、利用者が有する障害
の程度等に応じて押下時間や非参照時間を時間調整手段
において自由に設定することが可能となり、利用者の利
便性を高めることが可能となるという効果を奏する。
【0060】請求項6記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項5記載のデータ入力装置において、押下時間
や非参照時間等の所定時間の設定を自動的に行える時間
パラメータ自動設定手段を付加するようにしたので、利
用者に応じて自動的に最適な押下時間や非参照時間の設
定が可能となるという効果を奏する。
【0061】請求項7記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項6記載のデータ入力装置において、タッチパ
ネルに触れている部分が単位時間あたり予め定めた所定
移動量以上動いている間はタッチパネルに触れていない
ものとしてボタン識別判断部において判断するようにし
たので、利用者がタッチパネルに触れたままどのボタン
を押下するか迷っているといった、ボタンを押下したか
どうかの判断に必要のないデータを蓄積する必要がない
という効果を奏する。
【0062】請求項8記載の発明にあっては、請求項7
記載のデータ入力装置において、所定移動量の設定を自
由に行える所定移動量設定手段を付加するようにしたの
で、利用者が有する障害の程度等に応じて所定移動量を
自由に設定することが可能となり、利用者の利便性を高
めることが可能となるという効果を奏する。
【0063】請求項9記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項8記載のデータ入力装置において、タッチパ
ネルの最初に触れた点の近傍を表示部に拡大表示するよ
うにしたので、近接してボタンが配置される画面を表示
部2に表示したとしても、利用者が誤った入力をしてし
まうことを防止することが可能となるという効果を奏す
る。
【0064】請求項10記載の発明にあっては、請求項
1乃至請求項9記載のデータ入力装置において、タッチ
パネルの周辺にセンサを備え、画面に手が近づくと画面
上に表示されたボタンを拡大表示するようにしたので、
利用者がボタンの押下を行おうとする際、表示部のボタ
ンを自動的に拡大表示するため、利用者の誤入力を防止
することが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ入力装置のブロック図であ
る。
【図2】本発明に係る他の実施の形態のデータ入力装置
のブロック図である。
【図3】本発明に係る他の実施の形態のデータ入力装置
のブロック図である。
【図4】本発明に係るテストモードにおいて表示される
画面の状態を表す図である。
【図5】データ入力装置のボタン配置と利用者のタッチ
パネルにおける指の動いた軌跡を表す図である。
【図6】本発明に係るデータ入力装置における画面拡大
の状態を表す図である。
【図7】本発明に係る他の実施の形態のデータ入力装置
のブロック図である。
【図8】本実施の形態におけるデータ入力装置の概略外
観図である。
【図9】データ入力装置にボタンを表示した画面の状態
を表す図である。
【符号の説明】
1 タッチパネル 2 表示部 3 座標検出手段 5 ボタン識別判断部 7 時間調整手段 8 時間パラメータ自動設定手段 10 センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 正樹 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 ブレンダン・ヨーゼフ・ムラン 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部と、該表示部に重ねて配設される
    タッチパネルと、該タッチパネルに触れている部分が前
    記表示部のどの部分に対応するかを検出する座標検出手
    段と、前記タッチパネルに触れることを以て前記表示部
    に表示されるボタンを押下したかどうかを判断するボタ
    ン識別判断部とを備えたデータ入力装置において、前記
    ボタンに割り当てられたボタン識別範囲内の座標を連続
    して触れている時間が予め定められている押下時間を超
    えたときに前記ボタンが押下されたとして前記ボタン識
    別判断部において判断するようにしたことを特徴とする
    データ入力装置。
  2. 【請求項2】 表示部と、該表示部に重ねて配設される
    タッチパネルと、該タッチパネルに触れている部分が前
    記表示部のどの部分に対応するかを検出する座標検出手
    段と、前記タッチパネルに触れることを以て前記表示部
    に表示されるボタンを押下したかどうかを判断するボタ
    ン識別判断部とを備えたデータ入力装置において、前記
    ボタンに割り当てられたボタン識別範囲内の座標に触れ
    てから連続して前記タッチパネルに触れている時間が予
    め定められている押下時間を超えたときに前記ボタンが
    押下されたとして前記ボタン識別判断部において判断す
    るようにしたことを特徴とするデータ入力装置。
  3. 【請求項3】 表示部と、該表示部に重ねて配設される
    タッチパネルと、該タッチパネルに触れている部分が前
    記表示部のどの部分に対応するかを検出する座標検出手
    段と、前記タッチパネルに触れることを以て前記表示部
    に表示されたボタンを押下したかどうかを判断するボタ
    ン識別判断部とを備えたデータ入力装置において、前記
    タッチパネルに連続して触れている時間が予め定められ
    ている押下時間を超えるとともに、前記押下時間内に検
    出した前記タッチパネルに触れている部分の座標平均値
    が前記ボタンに割り当てられているボタン識別範囲内に
    あるときに前記ボタンが押下されたとして前記ボタン識
    別判断部において判断するようにしたことを特徴とする
    データ入力装置。
  4. 【請求項4】 前記押下時間のうち前記タッチパネルに
    触れてから所定時間を非参照時間とし、前記ボタン識別
    判断部において前記非参照時間の間に検出された前記タ
    ッチパネルに触れている部分の座標を平均座標の計算に
    用いないようにしたことを特徴とする請求項3記載のデ
    ータ入力装置。
  5. 【請求項5】 前記押下時間や前記非参照時間等の所定
    時間の設定を自由に行える時間調整手段を付加するよう
    にしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載のデ
    ータ入力装置。
  6. 【請求項6】 前記押下時間や前記非参照時間等の所定
    時間の設定を自動的に行える時間パラメータ自動設定手
    段を付加するようにしたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項5記載のデータ入力装置。
  7. 【請求項7】 前記タッチパネルに触れている部分が単
    位時間あたり予め定めた所定移動量以上動いている間は
    前記タッチパネルに触れていないものとして前記ボタン
    識別判断部において判断するようにしたことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項6記載のデータ入力装置。
  8. 【請求項8】 前記所定移動量の設定を自由に行える所
    定移動量設定手段を付加するようにしたことを特徴とす
    る請求項7記載のデータ入力装置。
  9. 【請求項9】 前記タッチパネルの最初に触れた点の近
    傍を前記表示部に拡大表示するようにしたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項8記載のデータ入力装置。
  10. 【請求項10】 前記タッチパネルの周辺にセンサを備
    え、画面に手が近づくと画面上に表示されたボタンを拡
    大表示するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項9記載のデータ入力装置。
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