JPH1148173A - ロボットの教示装置 - Google Patents

ロボットの教示装置

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JPH1148173A
JPH1148173A JP20691197A JP20691197A JPH1148173A JP H1148173 A JPH1148173 A JP H1148173A JP 20691197 A JP20691197 A JP 20691197A JP 20691197 A JP20691197 A JP 20691197A JP H1148173 A JPH1148173 A JP H1148173A
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JP
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teaching
teaching point
point
trajectory
control device
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JP20691197A
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Inventor
Yoshiko Iriyama
佳子 入山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 教示作業を短時間で行うことができるととも
に高精度の軌道を得ることができ、さらに寿命を長くす
ることができるロボットの教示装置を得ること。 【解決手段】 本発明は、多関節型のマニピュレータを
有するロボット1と、ケーブル14を介して第1の駆動
ユニット3、第3の駆動ユニット7および手首駆動ユニ
ットに接続され、ロボット1の動作制御および教示動作
時の各種制御を行う制御装置13と、教示動作時等にオ
ペレータにより操作され、複数のキーを有するティーチ
ングペンダント16とを有し、制御装置13は、予め教
示された複数の教示点と該複数の教示点のうち特定の教
示点から所定距離隔てた点までの上記所定距離を示す数
値とに基づいて、曲線部を有する軌道のデータを生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗装、シーリング
等に用いられる移動しつつ作業するロボットの教示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、工業用のロボットにおいて
は、ロボットの先端部に取り付けられた、例えば塗装ガ
ンの軌道を得るために、複数の教示点のデータに基づい
て、上記軌道を生成するロボットの教示装置が知られて
いる。この種のロボットの教示装置においては、上記塗
装ガンを教示点まで移動させた後、当該教示点に関する
位置決め情報を入力していた。
【0003】また、上述した軌道は、複数の教示点間を
直線、円弧または関節(各軸角度)補間することにより
生成される軌道(以下、第1の軌道と称する)であっ
て、上記複数の教示点を必ず通過する軌道である。さら
に、上記軌道以外の軌道としては、複数の教示点のう
ち、特定の教示点の近傍を通過し、かつ上記特定の教示
点近傍の軌道部分が、これを挟む直線、円弧または関節
(各軸角度)補間された軌道(以下、第2の軌道と称す
る)がある。この第2の軌道を生成する場合には、上記
円弧状の軌道部分の半径が教示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のロボットの教示装置においては、塗装ガンが教示点
に移動して、教示データ位置を確認してから教示データ
の修正を行うことが多いため、実際に塗装ガンを教示点
まで移動、またはシミュレータ画面上において作業具を
移動する。これは、このときの動作、作業状態を確認す
るためである。従って、従来のロボットの教示装置にお
いては、塗装ガンの加減速情報の訂正にロボットの移動
時間を要するため、教示作業に長時間を要するという欠
点があった。
【0005】また、従来のロボットの教示装置におい
て、塗装ガンの加速度制限値を教示するものでは、再生
時の軌跡がわからないうえに、前記の軌道の速度情報を
変更するたびに、連続動作時の軌道が変化する。従っ
て、従来のロボットの教示装置においては、作業誤差が
生じるため精度が低く、ひいては、作業対象たるワーク
に対して塗装ガンが干渉(接触)するという欠点があっ
た。
【0006】さらに、従来のロボットの教示装置におい
て、円弧の半径を指定するものでは、軌道生成時の補間
式が前後軌道と異なることから、速度波形が不連続にな
るため、ロボット本体に多大なる加速度が生じる。従っ
て、従来のロボットの教示装置においては、多大なる加
速度に起因して、各部に多大なる負荷がかかり、ひいて
は寿命が短くなる一方、ロボットが加振されることによ
り振動が発生し、ひいては、塗装ガンの実際の軌跡の精
度が低下するという欠点があった。本発明はこのような
背景の下になされたもので、教示作業を短時間で行うこ
とができるとともに高精度の軌道を得ることができ、さ
らに寿命を長くすることができるロボットの教示装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、作業面上に配設されたワークに対してマニピュレー
タの先端部に取り付けられた作業具により作業を行うロ
ボットにおいて、予め教示された複数の教示点の各位置
データを記憶する記憶手段と、前記各位置データに基づ
いて前記複数の教示点間を結ぶ基本軌道のデータを生成
する基本軌道データ生成手段と、前記基本軌道における
特定の教示点からの所定距離に対応する数値または特定
キーを入力する入力手段と、前記基本軌道のデータおよ
び前記数値または特定キーに基づいて前記特定の教示点
以外の前記教示点を通過しかつ前記特定の教示点近傍を
通過する軌道のデータを生成する軌道データ生成手段と
を具備することを特徴とする。また、請求項1に記載の
発明によれば、入力手段より数値または特定キーが入力
されると、軌道データ生成手段により教示点を通過しか
つ特定の教示点近傍を通過する軌道のデータが生成され
る。さらに、請求項2に記載の発明は、作業面上に配設
されたワークに対してマニピュレータの先端部に取り付
けられた作業具により作業を行うロボットにおいて、予
め教示された複数の教示点の各位置データを記憶する記
憶手段と、前記各位置データに基づいて前記複数の教示
点を通過する基本軌道のデータを生成する基本軌道デー
タ生成手段と、前記軌道において特定の教示点をはさむ
2つの軌道のなす角度を求める角度演算手段と、前記基
本軌道のデータおよび前記角度に基づいて前記特定の教
示点以外の前記教示点を通過しかつ前記特定の教示点近
傍を通過する軌道のデータを生成する軌道データ生成手
段とを具備することを特徴とする。また、請求項2に記
載の発明によれば、軌道データ生成手段は、基本軌道の
データおよび角度に基づいて、教示点を通過しかつ特定
の教示点近傍を通過する軌道のデータを生成する。
【0008】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>以下、図面を参照して本発明の実施形
態について説明する。図1は本発明の一実施形態による
ロボットの教示装置の外観構成を示す側面図である。こ
の図において、1は、多関節形のマニピュレータを有す
るロボットである。このロボット1において、2は、工
場の床(図示略)に設置されたボックスであり、このボ
ックス2には、6軸のマニピュレータが取り付けられて
いる。このマニピュレータは、第1の駆動ユニット3、
ベース4、第2の駆動ユニット5、第1のアーム6、第
3の駆動ユニット7、第2のアーム8、手首部材9〜1
1および塗装ガン12から構成されている。
【0009】マニピュレータにおいて、第1の駆動ユニ
ット3は、ボックス2に取り付けられており、ベース4
を同図に示す矢印θ1方向に駆動する。第2の駆動ユニ
ット5は、ベース4と第1のアーム6との間に設けられ
ており、第1のアーム6を同図に示す矢印θ2方向へ駆
動する。
【0010】第3の駆動ユニット7は、第1のアーム6
と第2のアーム8との間に取り付けられており、第2の
アーム8を同図に示す矢印θ3方向へ駆動する。手首部
材9〜11は、第2のアーム8の先端部分に取り付けら
れており、同図に示すθ4〜θ6方向に各々回動自在と
されている。これら手首部材9〜11は、第2のアーム
8の手首部材9と反対側の端部に内蔵された手首駆動ユ
ニット(図示略)により各々駆動される。塗装ガン12
は、手首部材11の先端部分に取り付けられており、動
作可能な領域内に配設された塗装対象たるワーク(図示
略)に対して塗料を噴射する。この塗装ガン12の先端
は、後述する軌道に沿って移動することができる。
【0011】13は、ケーブル14を介して第1の駆動
ユニット3、第2の駆動ユニット5、第3の駆動ユニッ
ト7および手首駆動ユニット(図示略)に接続された制
御装置であり、ロボット1の動作制御および後述する教
示動作時の各種制御を行う。この制御装置13の動作の
詳細については、後述する。また、制御装置13は、補
助記憶装置たるフロッピーディスクドライブおよび内部
メモリ(図示略)を有しており、フロッピーディスク1
5に記憶された教示データを読み出す。また、上記内部
メモリには、例えば、図5(a)に示すロボットプログ
ラムが記憶されている。このロボットプログラムの詳細
については、後述する。
【0012】16は、教示動作時等にロボット1を操作
するときにオペレータが指令を入力するためのティーチ
ングペンダントであり、複数のキーを有している。この
ティーチングペンダント16は、ケーブル17を介して
制御装置13に接続されており、上記複数のキーに対応
した信号を出力する。
【0013】次に、上述した第1実施形態によるロボッ
トの教示装置の動作について図2を参照して説明する。
図2は、図1に示す制御装置13の処理手順を示すPA
D図である。今、図3(a)に示す教示点Pk、Pk+1、
Pk+2、・・・、Pk+7、・・・が予め教示されているものとす
る。従って、制御装置13のメモリ(図示略)には、上
記教示点Pk、Pk+1、Pk+2、・・・、Pk+7、・・・に関する
各位置データが保持されている。
【0014】図1において、オペレータによりティーチ
ングペンダント16の「再生キー」が押されると、ティ
ーチングペンダント16からは、上記「再生キー」に対
応する信号がケーブル17を介して制御装置13へ出力
される。これにより、制御装置13は、図2に示すステ
ップstep1へ進む。以下に説明するステップste
p1〜ステップstep15までの処理は、微少時間
(例えば、1ms)毎に行われる。
【0015】ステップstep1では、制御装置13
は、第1の駆動ユニット3、第2の駆動ユニット5、第
3の駆動ユニット7等よりケーブル14を介して入力さ
れる、現在の駆動装置の位置たるマニピュレータの位
置、姿勢の各データを算出した後、ステップstep2
へ進む。
【0016】ステップstep2では、制御装置13
は、遷移軌道の生成に要する時間を計測するためのカウ
ンタ(図示略)のカウント値t_countを1インク
リメントした後、ステップstep3へ進む。ここで、
上記遷移軌道とは、2つの教示点間を結ぶ軌道であっ
て、具体的には、図3(a)に示す教示点Pkと教示点
Pk+1との間を結ぶ軌道をいう。
【0017】ステップstep3では、制御装置13
は、カウント値t_countが、2つの教示点間を結
ぶ遷移軌道に沿って塗装ガン12が移動するのに要する
時間(以下、移動時間と称する)より得られる最終カウ
ント値n_count以上であるか否かを判断する。こ
こで、上記最終カウント値n_countは、上述した
移動時間をカウンタのサンプリング時間で除算した結果
であって、その単位は、無次元である。
【0018】そして、制御装置13は、カウント値t_
countが最終カウント値n_countより小であ
る場合、ステップstep13へ進む。そして、今、カ
ウント値t_countが最終カウント値n_coun
t以上になったとすると、制御装置13は、ステップs
tep4へ進む。
【0019】ステップstep4では、制御装置13
は、カウンタのカウント値t_countをクリアした
後、ステップstep5へ進む。これにより、カウント
値t_countは、0とされる。ステップstep5
では、制御装置13は、変数たる教示点番号Pt_nu
mを1インクリメントした後、ステップstep6へ進
む。
【0020】ステップstep6では、制御装置13
は、教示点番号Pt_numが予め設定された最終教示
点番号end_pointより小である場合、ステップ
step7へ進み、教示点番号Pt_numにゼロを代
入する。これにより、教示点番号Pt_numが先頭番
号に戻される。
【0021】ステップstep8では、制御装置13
は、軌道の始点を現在の教示点番号Pt_numに対応
する教示点の位置とする。すなわち、制御装置13は、
教示点番号Pt_numに対応する教示点の位置ベクト
ルxを位置ベクトルx0にセットおよび姿勢T[Pt_
num]をベクトルToにセットした後、ステップst
ep9へ進む。上記姿勢Tは、マニピュレータの姿勢を
表す情報である。
【0022】ステップstep9では、制御装置13
は、教示点番号Pt_numが最終教示点番号end_
pointと同値であるか否かを判断し、教示点番号P
t_numが最終教示点番号end_pointと同値
である場合、ステップstep10へ進む。ステップs
tep10では、制御装置13は、軌道の終点を教示デ
ータの先頭の点とした後、ステップstep12へ進
む。すなわち、ステップstep10において、制御装
置13は、軌道の終点を表す位置ベクトルx[0]を、
教示データの先頭の点を表す位置ベクトルx1にセット
するとともに、姿勢T[0]をベクトルT1にセットす
る。
【0023】一方、ステップstep9において、教示
点番号Pt_numが最終教示点番号end_poin
tと同値でない場合、制御装置13は、軌道の終点を、
教示点番号Pt_num+1に対応する教示点とした
後、ステップstep12へ進む。すなわち、ステップ
step11において、制御装置13は、軌道の終点を
表す位置ベクトルx[Pt_num+1]を位置ベクト
ルx1にセットするとともに、姿勢T[Pt_num+
1]をベクトルT1にセットする。
【0024】ステップstep12では、制御装置13
は、ステップstep8においてセットされた始点と、
ステップstep10またはステップstep11にお
いてセットされた終点との間の軌道の補間式を生成した
後、ステップstep13へ進む。ここで、上記軌道
は、直線または曲線であり、上記補間式は、時間の多項
式である。
【0025】ステップstep13では、制御装置13
は、カウント値t_countとステップstep12
において生成された多項式とからマニピュレータの目標
位置および姿勢に関する情報を生成した後、ステップs
tep14へ進む。ステップstep14では、制御装
置13は、ステップstep13において生成されたマ
ニピュレータの目標位置および姿勢に関する情報と、現
在のマニピュレータの目標位置および姿勢に関する情報
とから、マニピュレータの各軸に対する電流指令を生成
した後、ステップstep15へ進む。
【0026】ステップstep15では、制御装置13
は、ステップstep14において生成された電流指令
を図1に示すケーブル14を介して各軸を駆動する第1
の駆動ユニット3、第2の駆動ユニット5、第3の駆動
ユニット7および手首駆動ユニット(図示略)へ供給す
る。これにより、マニピュレータが駆動され、塗装ガン
12が所定の遷移軌道に沿って移動する。
【0027】ここで、図3(a)に上記遷移軌道の例を
示す。この図において、後述する位置決め粗または位置
決め”A”(特定キー)が設定されていない場合、遷移
軌道は、教示点Pk→教示点Pk+1→教示点Pk+2→教示
点Pk+3→教示点Pk+4→・・・→教示点Pk+7→・・・という
経路からなり、各教示点上を通過する曲線(または直
線)である。
【0028】また、上述した位置決め粗または位置決
め”A”が設定されていない場合、制御装置13は、生
成した遷移軌道に沿って塗装ガン12を移動させる。
【0029】一方、位置決め粗でない場合、塗装ガン1
2は、図3(a)に示す教示点Pkから教示点Pk+1へ向
けて、例えば、移動速度vとなるまで加速しつつ移動し
た後、移動速度vで移動する。そして、塗装ガン12
は、教示点Pk+1の手前の点に到達すると減速した後、
教示点Pk+1で一旦停止する。そして、塗装ガン12
は、教示点Pk+1から教示点Pk+2へ向けて、移動速度v
となるまで加速しつつ移動した後、移動速度vで移動す
る。ここで、位置決め粗または位置決め”A”の速度パ
ターンについて説明する。図4(a)は、図3(a)に
示す教示点Pkから教示点Pk+1までの間の塗装ガン12
の移動速度vの速度成分vaと、教示点Pk+1から教示
点Pk+2までの間の移動速度の速度成分vbとが同一で
あるときの、速度パターンを示す。ここで、上記速度成
分vaとは、移動速度vの、教示点Pkと教示点Pk+1と
を結ぶ軌道方向の成分をいう。一方、速度成分vbと
は、移動速度vの、教示点Pk+1と教示点Pk+2とを結ぶ
軌道方向の成分をいう。
【0030】図4(a)において、速度成分vaは、教
示点Pkにおいて0であり、教示点Pkから該教示点Pk
より一定距離隔てた点まで、一定の増加率で増加した
後、一定値(移動速度v)をとる。そして、速度成分v
aは、教示点Pk+1の手前の点で一定の減少率で減少
し、さらに、教示点Pk+1で0となる。一方、速度成分
vbは、教示点Pk+1において0であり、教示点Pk+1か
ら該教示点Pk+1より一定距離隔てた点まで一定の増加
率で増加した後、一定値(移動速度v)をとる。
【0031】また、図4(b)は、図3(a)に示す教
示点Pkから教示点Pk+1までの間の塗装ガン12の移動
速度vの速度成分vaの最大値v0が、教示点Pk+1か
ら教示点Pk+2までの間の移動速度vの速度成分vbの
最大値v1より小であるときの、速度パターンを示す。
【0032】図4(b)において、速度成分vaは、教
示点Pkにおいて0であり、教示点Pkから該教示点Pk
より一定距離隔てた点まで、一定の増加率で増加した
後、最大値v0をとる。そして、速度成分vaは、教示
点Pk+1の手前の点で一定の減少率で減少し、さらに、
教示点Pk+1で0となる。一方、速度成分vbは、教示
点Pk+1において0であり、教示点Pk+1から該教示点P
k+1より一定距離隔てた点まで一定の増加率で増加した
後、最大値v1をとる。
【0033】また、図4(c)は、図3(a)に示す教
示点Pkから教示点Pk+1までの間の塗装ガン12の移動
速度vの速度成分vaの最大値v1が、教示点Pk+1か
ら教示点Pk+2までの間の移動速度vの速度成分vbの
最大値v0より大であるときの、速度パターンを示す。
【0034】図4(c)において、速度成分vaは、教
示点Pkにおいて0であり、教示点Pkから該教示点Pk
より一定距離隔てた点まで、一定の増加率で増加した
後、最大値v1をとる。そして、速度成分vaは、教示
点Pk+1の手前の点で一定の減少率で減少し、さらに、
教示点Pk+1で0となる。一方、速度成分vbは、教示
点Pk+1において0であり、教示点Pk+1から該教示点P
k+1より一定距離隔てた点まで一定の増加率で増加した
後、最大値v0をとる。
【0035】ここで、上述した位置決め粗の設定とは、
各教示点を通過しない遷移軌道を生成する設定をいい、
位置決め”A”の設定とは、図3(a)に示す教示点P
k+1〜教示点Pk+7のうち、特定の教示点Pk+1およびPk
+2を通過しない軌道における、同図に示す距離r3、距
離r5を設定することをいう。この位置決め”A”の設
定は、後述するロボットプログラムにより実行される。
具体的には、加減速開始または終了位置が教示点よりあ
る位置となることにより、位置決め”A3”は距離r3に
対応する一方、位置決め”A5”は距離r5に対応する。
【0036】従って、教示点Pk+1および教示点Pk+2に
位置決め”A”が設定された場合の遷移軌道は、教示点
Pk→教示点Pk+2から教示点Pk方向へ距離r3隔てた点
→教示点Pk+1から教示点Pk+2方向へ距離r5隔てた点
→教示点Pk+2から教示点Pk+1方向へ距離r3隔てた点
→教示点Pk+2からPk+3方向へ距離r3隔てた点→教示
点Pk+3→教示点Pk+4→・・・という経路である。すなわ
ち、上記遷移軌道は、教示点Pk+1および教示点Pk+2近
傍において曲線部を有しており、制御装置13は、上記
遷移軌道に沿って塗装ガン12が移動するように、マニ
ピュレータに対して電流指令を出す。
【0037】これにより、塗装ガン12は、図3(a)
に示す教示点Pkから教示点Pk+1へ向けて速度vで移動
し、教示点Pk+1から教示点Pk方向へ距離r3隔てた、
教示点Pk+1の手前の点まで移動すると教示点Pkから教
示点Pk+1方向の速度が減速する一方、教示点Pk+1から
教示点Pk+2方向の速度が増加するため、曲線軌道を描
きつつ移動する。そして、塗装ガン12は、上記曲線軌
道の終了点において教示点Pkから教示点Pk+1方向の移
動速度vがゼロとなる。ここで、上記減速距離xは、塗
装ガン12の速さをv、塗装ガン12の加速度制限値を
aとすると、例えば、次の(1)式で表される。上記加
速度制限値aは、予め設定されたものである。 x=0.5×(v2/a) ・・・・・・・・・・(1)
【0038】そして、塗装ガン12は、曲線軌道開始点
において、移動速度が0とならなくても、教示点Pk+1
から教示点Pk+2方向へ加速を始める。そして、塗装ガ
ン12は、移動速度vがゼロとなることなく生成される
曲線軌道上を移動し、教示点Pk+1から一定距離(以
下、加速距離yと称する)過ぎた位置では教示点Pk+1
から教示点Pk+2までの目標軌道上を移動速度vで移動
する。ここで、加速距離yは、塗装ガン12が教示点P
k+1から教示点Pk+2まで移動するときの移動速度vおよ
び上述した(1)式から求められる。
【0039】また、図3(a)に示す距離r5(例え
ば、50mm)が、減速距離xより短い場合には、塗装
ガン12は、教示点Pkと教示点Pk+1とを結ぶ目標軌道
上で、あらかじめ、塗装ガン12の速さv’が次の
(2)式で表される値となるまで、減速した後、教示点
Pk+1から教示点Pk+2方向への加速を開始する。 v’=√(2×r5×a) ・・・・・・・・・・(2)
【0040】一方、減速距離xが位置決め”A5”によ
り指定された距離r5より短い場合、塗装ガン12は、
加速度をa’とし、減速距離xを距離r5とする。この
加速度a’は、次の(3)式で表される。これにより、
教示点近傍の曲線においては、教示点Pkから教示点Pk
+1方向の減速度の大きさと、教示点Pk+1から教示点Pk
+2方向の加速度の大きさとが等しくなる。 a’=v2/(2×r5) ・・・・・・・・・・・(3)
【0041】次に、上述した図5(a)に示すロボット
プログラムについて説明する。この図に示すロボットプ
ログラムは、図5(b)に示す軌道を生成するためのも
のである。図5(a)において、第1行目の「ALL
PT NO POSIT = A3」は、位置決めの指
定がされていない教示点の位置決めを”A3”とせよ、
という命令を表す。
【0042】また、第2行目の「MOVE P0 TO
P1 LINE V=1000 POSIT=P」
は、図5(b)に示す教示点P0点から教示点P1点まで
を直線で補間するとともに、塗装ガン12の移動速度V
を1000mm/sとし、かつ教示点P1点で減速停止
せよ、という命令を表す。
【0043】また、第3行目の「MOVE P1 TO
P2 LINE V=1200」は、図5(b)に示
す教示点P1から教示点P2までを直線で補間するととも
に、塗装ガン12の移動速度を1200mm/sとせ
よ、という命令を表す。ただし、第3行目においては、
位置決めについて指定がないため、第1行目の位置決
め”A3”が有効となる。すなわち、第3行目において
は、教示点P2について位置決め”A3”が第1行目の
「PISIT=A3」により指定される。上記”A3”
は図5(b)に示す教示点P2から教示点P1方向の距離
r3に対応している。
【0044】また、第4行目の「MOVE P2 TO
P3 LINE V=1200」は、教示点P2から教
示点P3まで直線で補間するとともに、塗装ガン12の
移動速度を1200mm/sとせよ、という命令を表
す。ただし、第4行目においては、位置決めについて指
定がないため、第1行目の位置決め”A3”が有効とな
る。すなわち、第4行目においては、教示点P2および
教示点P3について位置決め”A3”が有効となる。上
記”A3”は、図5(b)に示す教示点P2点から教示
点P3方向の距離r3、および教示点P3から教示点P2方
向の距離r3に各々対応している。
【0045】そして、上述したロボットプログラムが制
御装置13により実行されると、制御装置13は、図5
(b)に示す軌道に沿って塗装ガン12を移動させるよ
うに、マニピュレータへ電流指令を出す。これにより、
塗装ガン12は、図5(b)に示す教示点P0点からP1
点へ向けて移動速度V=1000mm/sで直線移動す
る。そして、塗装ガン12は、教示点P1点で停止した
後、該教示点P1点から教示点P2点まで移動速度V=1
200mm/sで移動した後、教示点P2点から教示点
P1方向に距離r3隔てた点から曲線軌道を描きつつ教示
点P2点の内側を移動する。
【0046】そして、塗装ガン12は、教示点P2点か
ら教示点P3点方向に距離r3隔てた点から、教示点P3
点へ向けて移動速度V=1200mmで直線移動する。
【0047】<第2実施形態>次に、本発明の第2実施
形態によるロボットの教示装置について説明する。この
第2実施形態によるロボットの教示装置のハードウェア
構成は、図1に示すものと同一であるため、その説明を
省略する。
【0048】次に、本発明の第2実施形態によるロボッ
トの教示装置の動作について図5(b)および図6を参
照して説明する。図6は、図1に示す制御装置13の処
理手順を示すPAD図である。はじめに、オペレータ
は、ティーチングペンダント16を操作することによ
り、図5(b)に示す教示点P0、教示点P1、教示点
P2および教示点P3を教示する。すなわち、オペレー
タによりティーチングペンダント16の「動作キー」が
おされると、ティーチングペンダント16からは、上記
「動作キー」に対応する動作信号が制御装置13へ出力
される。これにより、制御装置13は、上記動作信号に
応じた電流指令をマニピュレータへ出す。
【0049】これにより、マニピュレータが駆動され、
塗装ガン12が移動する。この移動中において、オペレ
ータによりティーチングペンダント16の「方向キー」
が適宜押されることにより、制御装置13は、上記「方
向キー」に対応する電流指令をマニピュレータへ出す。
この結果、塗装ガン12は、上記「方向キー」に対応た
方向へ移動する。
【0050】そして、今、塗装ガン12が図5(b)に
示す教示点P0に位置すると、オペレータは、ティーチ
ングペンダント16の「教示点教示キー」を押す。ここ
で、上記「教示点教示キー」とは、図5(b)に示す教
示点P0、教示点P1、教示点P2および教示点P3を
各々確定、および上記教示点P0等のデータを記憶する
ときに操作されるキーである。これにより、制御装置1
3は、マニピュレータに対する電流指令を停止した後、
マニピュレータより姿勢等に関するデータを読み込む。
次に、制御装置13は、上記データより塗装ガン12が
現在位置している教示点P0の空間上における位置デー
タを生成した後、これをメモリに書き込む。
【0051】以下、オペレータは、上述した動作と同様
にして図5(b)に示す教示点P1、教示点P2および
教示点P3を順次教示する。そして、全ての教示点の教
示が終了すると、制御装置13のメモリには、教示点P
0、教示点P1、教示点P2および教示点P3の位置デ
ータが記憶されている。
【0052】すなわち、まず、リモート教示の開始が指
示されると、制御装置13は、図6に示す処理を実行す
る。この図6に示す処理は、リモート教示処理の1つで
あって、ティーチングペンダント16のキー入力により
教示終了信号が入力されたとステップStep20にお
いて判断されるまで、ステップStep21からステッ
プStep28までの処理を実行する。この処理は、各
教示点における位置決めを入力する処理であって、今の
場合には、すでに教示点の位置が教示されているものと
する。まず、ステップStep21は、制御装置13
は、ティーチングペンダント16からのキー入力に対応
する信号が入力されるまで待機する。ここで、制御装置
13は、”A”キーに対応する信号が入力された場合、
ステップStep23および24の処理を、”1”〜”
5”キーに対応する信号が入力された場合、ステップS
tep26の処理を行った後、再びステップStep2
1へ戻り上述した処理を行う。
【0053】また、キー入力に対応する信号が終了信号
の場合には、制御装置13は、ステップStep20を
抜けてreturnへ進む。まず、”A”キーが入力さ
れた場合、制御装置13は、すでに選択してある教示点
の番号をピックアップした後、このデータを一時的にメ
モリCurrent_Ptに記憶する(ステップSte
p23)。次に、制御装置13は、各教示点における位
置決めを示す位置決め情報AnをメモリPositに記
憶する(ステップStep24)。もし、キー入力され
たキーが”1”〜”5”の数字の場合、制御装置13
は、位置決めコーナ部の大きさを示す数値nに、上記数
字をセットする(ステップStep26)。
【0054】<第3実施形態>次に、本発明の第3実施
形態によるロボットの教示装置について説明する。この
第3実施形態によるロボットの教示装置のハードウェア
構成は、図1に示すものと同一であるため、その説明を
省略する。次に、本発明の第3実施形態によるロボット
の教示装置の動作について図3(b)、図7および図8
を参照して説明する。図3(b)は、第3実施形態によ
るロボットの教示装置により生成される軌道を示す図で
ある。図7および図8は、図1に示す制御装置13の処
理手順を示すPAD図である。
【0055】はじめに、オペレータは、ティーチングペ
ンダント16を操作することにより、上述した第2実施
形態によるロボットの教示装置における動作と同様にし
て、実際に塗装ガン12を移動させながら、図3(b)
に示す教示点Pk、教示点Pk+1、教示点Pk+2、教示点
Pk+3および教示点Pk+4を順次教示する。そして、教示
点Pk等の教示が終了したとき制御装置13のメモリに
は、教示点Pk、教示点Pk+1、教示点Pk+2、教示点P
k+3および教示点Pk+4に関する各位置データが記憶され
ている。ここで、教示点Pk等が教示されている場合に
は、今後教示する教示点の位置決めが指示される。
【0056】ここでは、教示点Pk等を挟む2つの軌道
のなす角度より、教示点Pk等近傍の位置決めを指示す
る。今、オペレータにより、ティーチングペンダント1
6の「位置決め教示キー」が押されると、該ティーチン
グペンダント16からは、上記「位置決め教示キー」に
対応する信号が制御装置13へ出力される。これによ
り、制御装置13は、図7に示すステップstep30
へ進み、図3(b)に示す教示点Pk、教示点k+1、教
示点Pk+2、教示点Pk+3および教示点Pk+4に関する各
位置データをメモリ(図示略)から読み出した後、ステ
ップstep31へ進む。
【0057】ステップstep31では、制御装置13
は、ティーチングペンダント16の「リターンキー」が
押されるまで、すなわち、ティーチングペンダント16
より上記「リターンキー」に対応する信号が入力される
までステップstep32〜ステップstep35の処
理を行う。ステップstep32では、制御装置13
は、オペレータによってティーチングペンダント16の
「テンキー」より数値numが入力されるまで待機す
る。ここで、上記数値numとは、複数の教示点間を結
ぶ複数の軌道のうち、特定の2つの軌道がなす角度をい
う。
【0058】そして、今、オペレータによりティーチン
グペンダント16の「テンキー」より”120”なる数
値numが入力されたとすると、ティーチングペンダン
ト16からは、上記”120”に対応する信号が制御装
置13へ出力される。これにより、制御装置13は、ス
テップstep33へ進み、さらにステップstep3
4へ進み、上記”120”のデータを、角度を示す内部
変数たる角THに代入する。
【0059】次に、オペレータによりティーチングペン
ダント16の「リターンキー」が押されると、ティーチ
ングペンダント16からは、上記「リターンキー」に対
応する信号が制御装置13へ出力される。これにより、
制御装置13は、ステップstep36へ進む。
【0060】一方、ステップstep33において、数
値numのデータが入力されることなく「リターンキ
ー」に対応する信号のみが入力された場合、制御装置1
3は、ステップstep34へ進み、上述した内部変数
THに”360”を代入した後、ステップstep36
へ進む。
【0061】ステップstep36では、制御装置13
は、ティーチングペンダント16より「リターンキー」
に対応する信号が入力されるまで、ステップstep3
7と同様にして数値numの入力を待つ。すなわち、こ
こでは、リターンキーに対応する信号が数値numを決
定する決定終了信号となる。
【0062】ここで、上記数値numとは、複数の教示
点の間を各々結ぶ直線軌道を離れて曲線軌道を有する軌
道において、上記直線軌道を離れる点と当該教示点との
間の距離を指示するものである。具体的には、数値nu
mは、図5(b)に示す教示点Pk、教示点Pk+1、教
示点Pk+2および教示点Pk+4から各々距離r3隔てた点
の位置を示すものである。図5(b)に示す例では、数
値num=3である。
【0063】そして、今、オペレータによりティーチン
グペンダント16の「テンキー」より”3”なる数値n
umが入力されたとすると、ティーチングペンダント1
6からは、上記”3”に対応する信号が制御装置13へ
出力される。これにより、制御装置13は、ステップs
tep38へ進み、さらにステップstep39へ進
み、上記”3”のデータを内部変数たる数値nに代入す
る。
【0064】ステップStep36において、数値nu
mの入力がない状態で「リターンキー」が押されると、
ティーチングペンダント16からは、上記「リターンキ
ー」に対応する信号が制御装置13へ出力される。これ
により、制御装置13は、ステップstep40へ進
み、デフォルト値「3」をセットする。
【0065】ステップstep41では、制御装置13
は、上述した内部変数たる角THの値が”360”であ
るか否かを判断し、角THが”360”である場合、ス
テップstep42およびステップstep43へ進
む。ステップstep42およびステップstep43
では、制御装置13は、教示点番号i=0番目からi=
最終番目までの各教示点の位置決め情報として”An”
を内部変数たるPosit[i]に代入する。
【0066】ここで、上記”An”の添え字nはステッ
プstep39またはステップstep40において数
値nに代入された値である。そして、Posit[i]
に上記”An”を代入すると、制御装置13は、ステッ
プstep49へ進む。ステップstep49では、制
御装置13は、上述した処理において作成された各デー
タをメモリに書き込む。
【0067】一方、角THが”360”でない場合に
は、ステップstep41において、制御装置13は、
内部変数たる角THの値が”360”でないため、ステ
ップstep44およびステップstep45〜ステッ
プStep48へ進む。ステップstep44では、制
御装置13は、教示点番号i=0から教示点番号i=最
終番目までの各教示点に関して、ステップstep45
以下の処理を行う。
【0068】ステップstep45では、制御装置13
は、複数の教示点の間を結ぶ複数の軌道について、2つ
の軌道のなす角度αを、図8に示すステップstep6
0〜ステップstep67のサブルーチン処理により求
める。すなわち、制御装置13は、図8に示すステップ
step60へ進む。なお、以下の処理においては、上
述した教示点Pk、教示点Pk+1、・・・を教示点x
[i]、教示点x[i+1]、・・・と定義する。すなわち、
上記Pはxに対応しており、kはiに対応している。こ
の定義は、以下に説明する処理が制御装置13の内部プ
ログラムにより実行されるため、上記教示点Pk等を内
部プログラムの変数たる教示点x[i]等に対応させる
ためのものである。
【0069】ステップstep60では、制御装置13
は、内部変数iに0を代入した後、教示点x0に教示点
x[i]の位置データをセットする。ここで、教示点x
0は、隣接する2つの軌道(以下、第1および第2の軌
道と称する)のうち、第1の軌道の始点をいう。今の場
合、制御装置13は、図3(b)に示す教示点Pk(教
示点x[i])を教示点x0にセットした後、ステップ
step61へ進む。
【0070】ステップStep61では、制御装置13
は、現在の教示点がプログラムの最終点であるか否かを
判断し、現在の教示点が最終点である場合、ステップS
tep62へ進み教示点x1を教示点x[1]の最初の
点とし、教示点x2を2番目の点とする。
【0071】ステップStep61において、内部変数
iが最初の点を示すものでない場合には、制御装置13
は、ステップStep63へ進み、内部変数i+1が最
終の点であるか否かをチェックする。ここで、上記内部
変数i+1がプログラムの最終点である場合には、制御
装置13は、ステップStep64へ進み、教示点x1
を教示点x[i+1]とし、教示点x2をプログラムの
最初の教示点x[0]とする。ステップStep63に
おいて、内部変数i+1が最終点でない場合には、制御
装置13は、x1=x[i+1]、x2=x[i+2]と
いう具合に順番に位置をセットする。
【0072】ステップstep66では、制御装置13
は、第1の軌道の単位ベクトルe1および第2の軌道の
単位ベクトルe2を、次の(4)式および(5)式より
求めた後、ステップstep67へ進む。 e1=(x1ーx0)/(|x1ーx0|)・・・・・・・(4) e2=(x2ーx1)/(|x2ーx1|)・・・・・・・(5)
【0073】すなわち、単位ベクトルe1は、教示点x
0から教示点x1への方向をもつものであって、そのス
カラー量が1であるベクトルである。一方、単位ベクト
ルe2は、教示点x1から教示点x2への方向をもつも
のであって、そのスカラー量が1であるベクトルであ
る。
【0074】図3(b)に示す例において、上記単位ベ
クトルe1は、教示点Pkから教示点Pk+1へ向かうベ
クトルであり、一方、単位ベクトルe2は、教示点Pk+
1から教示点Pk+2へ向かうベクトルである。
【0075】ステップstep67では、制御装置13
は、ステップstep66において求めたベクトルe1
とベクトルe2とのなす角αを1軸回転法の回転角とし
て求めた後、ステップstep60へ戻る。図3(b)
に示す例において、上記角αは、教示点Pkと教示点P
k+1とを結ぶ軌道と、教示点k+1と教示点Pk+2とを結ぶ
軌道とのなす角度である。
【0076】ステップstep67では、制御装置13
は、ステップstep66において求めたベクトルe1
とベクトルe2とのなす角αを1軸回転法の回転角とし
て求めた後、図7に示すステップstep46へ進む。
【0077】ステップstep46では、制御装置13
は、図8に示すステップstep67において求めた複
数の角αと、ステップstep34またはステップst
ep35において設定された角THの値とを各々比較す
る。すなわち、制御装置13は、角αが角TH以下であ
る場合、ステップstep47へ進む一方、角αが角T
Hより大である場合、ステップstep48へ進む。
【0078】図3(b)に示す例では、まず、制御装置
13は、教示点Pkと教示点Pk+1とを結ぶ軌道と、教
示点Pk+1と教示点Pk+2とのなす角αを角TH(今の場
合、120度)と比較し、角αが角TH以下であるた
め、ステップstep47へ進む。ステップstep4
7では、制御装置13は、図3(b)に示す教示点Pk+
1に対する位置決めを示すAnを変数posit[i+
1]に代入する。ここで、上記”An”の添え字nは、
ステップstep39において設定されたnに対応して
いる。従って、今の場合、n=3であるため上記”A
n”は、”A3”であり、この”A3”は、図8(b)に
示す距離r3を指定するものである。
【0079】次に、制御装置13は、教示点Pk+1と教
示点Pk+2とを結ぶ軌道と、教示点Pk+2と教示点Pk+3
とのなす角αを角THと比較し、角αが角TH以下であ
るため、ステップstep47へ進む。ステップste
p47では、制御装置13は、図3(b)に示す教示点
Pk+2に対する位置決めを示すA3を変数posit[i
+1]に代入する。
【0080】次に、制御装置13は、教示点Pk+2と教
示点Pk+3とを結ぶ軌道と、教示点Pk+3と教示点Pk+4
とのなす角α(=120度)を角TH(=120度)と
比較し、角αが角THと同値であるため、ステップst
ep48へ進む。ステップstep48では、制御装置
13は、図3(b)に示す教示点Pk+3に対する位置決
めを示すA0を変数posit[i+1]に代入する。
ここで、上記”A0”は、距離rをゼロとすることを指
定するものである。
【0081】次に、制御装置13は、教示点Pk+3と教
示点Pk+4とを結ぶ軌道と、教示点Pk+4と教示点Pkと
のなす角α(<120度)を角TH(=120度)と比
較し、角αが角TH以下であるため、ステップstep
47へ進む。ステップstep47では、制御装置13
は、図3(b)に示す教示点Pk+4に対する位置決めを
示すA3を変数posit[i+1]に代入する。
【0082】最後に、制御装置13は、教示点Pk+4と
教示点Pkとを結ぶ軌道と、教示点Pkと教示点Pk+1
とのなす角α(<120度)を角TH(=120度)と
比較し、角αが角TH以下であるため、ステップste
p47へ進む。ステップstep47では、制御装置1
3は、図3(b)に示す教示点Pkに対する位置決めを
示すA3を変数posit[i+1]に代入した後、ス
テップstep49へ進む。ステップstep49で
は、制御装置13は、上述した処理により作成した各種
データをメモリに書き込んだ後、処理を終了する。
【0083】そして、今、オペレータによりティーチン
グペンダント16の「再生キー」が押されたとすると、
該ティーチングペンダント16からは、上記「再生キ
ー」に対応する信号が制御装置13へ出力される。これ
により、制御装置13は、メモリから図3(b)に示す
教示点Pk、教示点Pk+1、教示点Pk+2、教示点Pk+
3、および教示点Pk+4に関する位置データをメモリから
読み出す。さらに、制御装置13は、教示点Pkに対す
る位置決め情報”A3”、教示点Pk+1に対する位置決め
情報”A3”、教示点Pk+2に対する位置決め情報”A
3”、教示点Pk+3に対する位置決め情報”A0”および
教示点Pk+4に対する位置決め情報”A3”を各々メモリ
から読み出す。
【0084】次に、制御装置13は、メモリから読みだ
した教示点Pk等に関する各位置データ、位置決め情
報”A3”、”A0”から、塗装ガン12の先端の位置
を求めさらに角度を求めた後、マニピュレータの各軸が
この角度をとるように電流指令を生成した後、これをマ
ニピュレータへ出す。これにより、塗装ガン12は、図
3(b)に示す教示点Pkまで移動した後、該教示点P
kから教示点Pk+1へ向けて直線移動し、教示点Pk+1よ
り距離r3隔てた点まで移動すると、直線軌道からはず
れ曲線軌道に沿って移動する。そして、塗装ガン12
は、教示点Pk+1から教示点Pk+2方向へ距離r3隔てた
点まで曲線移動すると、該点から教示点Pk+2へ向けて
直線移動する。
【0085】そして、塗装ガン12は、教示点Pk+2か
ら教示点Pk+1方向に距離r3隔てた点まで移動する
と、直線軌道をはずれ曲線軌道に沿って移動する。そし
て、さらに、教示点Pk+2より教示点Pk+3方向に距離r
3隔てた点まで曲線移動すると、塗装ガン12は、該点
から教示点Pk+3方向へ直線移動する。
【0086】そして、塗装ガン12は、教示点Pk+3ま
で移動すると、一旦停止、または加減速することなく該
教示点Pk+3から教示点Pk+4へ向けて直線移動し、教示
点Pk+4より教示点Pk+3方向に距離r3隔てた点まで移
動すると、直線軌道をはずれた曲線軌道に沿って移動す
る。そして、塗装ガン12は、教示点Pk+4より教示点
Pk方向に距離r3隔てた点まで移動すると、該点から
教示点Pkへ向けて直線移動する。
【0087】そして、塗装ガン12は、教示点Pkより
教示点Pk+4方向に距離r3隔てた点まで移動すると、
直線軌道をはずれた曲線軌道に沿って移動し、教示点P
kより教示点Pk+1方向に距離r3隔てた点まで移動す
ると、該点から教示点Pk+1へ向けて直線移動する。
【0088】なお、上述した第3実施形態によるロボッ
トの教示装置においては、図3(b)に示す直線軌道に
対して位置決めを行う例について説明したが、これに限
定されることなく、図9(a)〜(c)に示す曲線軌道
を有する軌道に対する位置決めにも適用可能である。以
下、上述した曲線軌道を有するに対する位置決めについ
て説明する。
【0089】図9(a)に示す軌道は、教示点Pkと教
示点Pk+1とを結ぶ軌道が曲線軌道であって、かつ教示
点Pk+1と教示点Pk+2とを結ぶ軌道が円弧軌道とされて
いる。この場合、前述した動作と同様にして、教示点P
k、教示点Pk+1および教示点Pk+2が教示されると、制
御装置13は、各教示点間を結ぶ円弧軌道を生成する。
ここで、前述した動作と同様にして、教示点Pk+1に
対して位置決め”An”が指定されると、塗装ガン12
は、教示点Pkから教示点Pk+1へ向けて曲線移動す
る。
【0090】そして、塗装ガン12は、教示点Pk+1よ
り教示点Pk方向に円弧距離でr3隔てたdk点まで移
動すると、正規の円弧軌道からはずれた曲線軌道に沿っ
て移動する。そして、塗装ガン12は、教示点Pk+1よ
り教示点Pk+2方向に円弧距離でr3隔てたck+1点まで
移動すると、該ck+1点から教示点Pk+2へ向けて正規の
曲線軌道に沿って移動する。なお、上記dk点とck+1
点とを結ぶ曲線軌道は、頂点を有しない。
【0091】また、図9(b)に示す軌道は、教示点P
kと教示点Pk+1とを結ぶ軌道が円弧軌道であって、か
つ教示点Pk+1と教示点Pk+2とを結ぶ軌道が直線軌道と
されている。この場合、前述した動作と同様にして、教
示点Pk、教示点Pk+1および教示点Pk+2が教示される
と、制御装置13は、各教示点間を結ぶ円弧および直線
軌道を生成する。ここで、前述した動作と同様にして、
教示点Pk+1に対して位置決め”An”が指定される
と、塗装ガン12は、教示点Pkから教示点Pk+1へ向
けて曲線移動する。
【0092】そして、塗装ガン12は、教示点Pk+1よ
り教示点Pk方向に円弧距離でr3隔てたdk点まで移
動すると、正規の曲線軌道からはずれた曲線軌道に沿っ
て移動する。そして、塗装ガン12は、教示点Pk+1よ
り教示点Pk+2方向に直線距離でr3隔てたck+1点まで
移動すると、該ck+1点から教示点Pk+2へ向けて正規の
円弧軌道に沿って移動する。
【0093】また、図9(c)に示す軌道は、教示点P
kと教示点Pk+1とを結ぶ軌道が関節補間されたもの
と、かつ教示点Pk+1と教示点Pk+2とを結ぶ軌道が関節
補間されたものされている。ここで、前述した動作と同
様にして、教示点Pk+1に対して位置決め”An”が指
定されると、塗装ガン12は、教示点Pkから教示点P
k+1へ向けて移動する。
【0094】そして、塗装ガン12は、教示点Pk+1よ
り教示点Pk方向に直線距離でr3隔てたdk点まで移
動すると、正規の曲線軌道からはずれた曲線軌道に沿っ
て移動する。そして、塗装ガン12は、教示点Pk+1よ
り教示点Pk+2方向に直線距離でr3隔てたck+1点まで
移動すると、該ck+1点から教示点Pk+2へ向けて正規の
曲線軌道に沿って移動する。
【0095】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、所定距
離に対応した数値または特定キーを入力するという簡単
な操作のみで、特定の教示点近傍を通る軌道のデータが
生成されるので、教示時間を短縮することができるとと
もに、教示作業に熟練を要さないという効果が得られ
る。また、請求項1に記載の発明によれば、特定の教示
点をはさむ2つの軌道において、特定の教示点近傍で連
続的につなげられた軌道のデータが生成されるので、該
軌道のデータに基づいてマニピュレータを駆動したと
き、マニピュレータの動作が滑らかとなるため軌跡精度
が向上し、さらに作業品質が向上し、ひいては寿命を長
くすることができるという効果が得られる。また、請求
項2に記載の発明によれば、角度設定により軌道のデー
タが生成されるので、教示時間を短縮することができる
とともに、特定の教示点近傍で滑らかに連続的につなげ
られた軌道のデータが生成されるので、マニピュレータ
の動作を滑らかにすることができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1、第2および第3実施形態によ
るロボットの教示装置の外観構成を示す側面図である。
【図2】 同第1実施形態によるロボットの教示装置に
おける制御装置13の処理手順を示すPAD図である。
【図3】 同第1および第3実施形態によるロボットの
教示装置において生成される軌道を示す図である。
【図4】 同第1実施形態によるロボットの教示装置に
おける塗装ガン12の速度パターンを示す図である。
【図5】 同第1実施形態によるロボットの教示装置に
おいて用いられるロボット言語および該ロボット言語に
より生成される軌道を示す図である。
【図6】 同第2実施形態によるロボットの教示装置に
おける制御装置13の処理手順を示すPAD図である。
【図7】 同第3実施形態によるロボットの教示装置に
おける制御装置13の処理手順を示すPAD図である。
【図8】 同第3実施形態によるロボットの教示装置に
おける制御装置13の処理手順を示すPAD図である。
【図9】 同第3実施形態によるロボットの教示装置に
おいて生成される軌道を示す図である。
【符号の説明】
1 ロボット 3 第1の駆動ユニット 5 第2の駆動ユニット 6 第1のアーム 7 第3の駆動ユニット 8 第2のアーム 9〜11 手首部材 12 塗装ガン 13 制御装置 16 ティーチングペンダント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業面上に配設されたワークに対してマ
    ニピュレータの先端部に取り付けられた作業具により作
    業を行うロボットにおいて、 予め教示された複数の教示点の各位置データを記憶する
    記憶手段と、 前記各位置データに基づいて前記複数の教示点間を結ぶ
    基本軌道のデータを生成する基本軌道データ生成手段
    と、 前記基本軌道における特定の教示点からの所定距離に対
    応する数値または特定キーを入力する入力手段と、 前記基本軌道のデータおよび前記数値または特定キーに
    基づいて前記特定の教示点以外の前記教示点を通過しか
    つ前記特定の教示点近傍を通過する軌道のデータを生成
    する軌道データ生成手段とを具備することを特徴とする
    ロボットの教示装置。
  2. 【請求項2】 作業面上に配設されたワークに対してマ
    ニピュレータの先端部に取り付けられた作業具により作
    業を行うロボットにおいて、 予め教示された複数の教示点の各位置データを記憶する
    記憶手段と、 前記各位置データに基づいて前記複数の教示点を通過す
    る基本軌道のデータを生成する基本軌道データ生成手段
    と、 前記軌道において特定の教示点をはさむ2つの軌道のな
    す角度を求める角度演算手段と、 前記基本軌道のデータおよび前記角度に基づいて前記特
    定の教示点以外の前記教示点を通過しかつ前記特定の教
    示点近傍を通過する軌道のデータを生成する軌道データ
    生成手段とを具備することを特徴とするロボットの教示
    装置。
JP20691197A 1997-07-31 1997-07-31 ロボットの教示装置 Withdrawn JPH1148173A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6853881B2 (en) * 2001-04-05 2005-02-08 Fanuc Ltd. Robot information processing system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6853881B2 (en) * 2001-04-05 2005-02-08 Fanuc Ltd. Robot information processing system

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