JPH1148283A - 表皮一体成形品の製造方法及び製造装置 - Google Patents

表皮一体成形品の製造方法及び製造装置

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JPH1148283A
JPH1148283A JP21033497A JP21033497A JPH1148283A JP H1148283 A JPH1148283 A JP H1148283A JP 21033497 A JP21033497 A JP 21033497A JP 21033497 A JP21033497 A JP 21033497A JP H1148283 A JPH1148283 A JP H1148283A
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jig
molding
mold
molded product
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JP21033497A
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Motonobu Ishida
元伸 石田
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DaikyoNishikawa Corp
Original Assignee
Nishikawa Kasei Co Ltd
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Publication date
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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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    • B29C45/42Removing or ejecting moulded articles using means movable from outside the mould between mould parts, e.g. robots
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    • B29L2031/30Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアトリム等の表皮一体成形品を簡単な装置
で短時間にかつ安価に製造する。 【解決手段】 上下方向及び水平方向に移動可能に設け
られた治具支持体43に治具取付台41を鉛直面内で回
動可能に支持する。表皮セット治具37と成形品取出治
具39とを治具取付台41に並設する。表皮セット治具
37の表皮チャッキングアーム55でチャッキングした
表皮5を押圧パッド69で第2割型13にセットする。
成形されたドアトリム1を成形品取出治具37の成形品
チャッキングアーム73でチャッキングして第2割型1
3から取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の内装品
としてのドアトリム等のように、表皮が心材の表面に一
体に貼着された表皮一体成形品の製造方法及び製造装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の内装品としてのドアト
リムやインストルメントパネルは、トリム本体等を構成
する硬質樹脂製心材の表面に表皮を一体に貼着して構成
されている。従来、このような表皮一体成形品を成形す
る場合、成形された成形品を成形品取出治具で自動的に
成形型から取り出すことで作業性を向上させることが行
われるが、表皮の成形型へのセットは作業者が手作業で
行っているため手間が掛かり、改善の余地がある。
【0003】そこで、例えば、特開平9−99457号
公報に開示されているように、成形品取出治具と表皮セ
ット治具とを1つの支持ロッドの下端に背中合わせに回
動可能に取り付け、これらを成形品取出し時や表皮セッ
ト時には流体圧シリンダの収縮作動により鉛直姿勢に保
つ一方、成形品搬出時や表皮を取りに行く時には流体圧
シリンダの伸長作動により水平姿勢を保つようにし、作
業の全自動化を図って成形サイクルを短縮することが提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の公報例
では、成形品取出治具と表皮セット治具とを各々専用の
流体圧シリンダで姿勢変更するようになっているため、
流体圧シリンダが2基必要であり、回動機構も2組必要
となり、構造が複雑になるとともに設備費用が嵩むこと
になる。
【0005】この発明はかかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ドアトリム等の表皮
一体成形品を簡単な装置で短時間にかつ安価に製造しよ
うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、成形品の成形型からの取出し及び表皮
の成形型へのセットを全自動化し、その際に用いる成形
品取出治具及び表皮セット治具を1つの作動源で姿勢変
更するようにしたことを特徴とする。
【0007】具体的には、この発明は、表皮が硬質樹脂
製心材表面の所定領域に一体に設けられた表皮一体成形
品の製造方法及び製造装置を対象とし、次のような解決
手段を講じた。
【0008】すなわち、請求項1に記載の発明は、前者
の表皮一体成形品の製造方法に関するものであり、ま
ず、表皮セット治具と成形品取出治具とが並設された治
具取付台を水平方向に型開きした状態の成形型の2つの
割型間に鉛直姿勢で進入させ、前の成形工程で成形され
た表皮一体成形品を上記成形品取出治具でチャッキング
して一方の割型から取り出す。次いで、上記表皮セット
治具でチャッキングした表皮を上記一方の割型の成形面
にゲートを塞ぐようにセットする。その後、上記治具取
付台を成形型の2つの割型間から退避させて成形型を型
締めし、上記一方の割型のゲートから溶融成形原料を射
出しその射出圧で上記表皮を他方の割型側に押しやって
その成形面に沿わせ、上記溶融成形原料を固化させるこ
とにより、表皮が硬質樹脂製心材の表面の所定領域に位
置付けられて一体に設けられた表皮一体成形品を成形す
る。一方、この成形の間に上記治具取付台を水平姿勢で
搬出エリアに移動させ上記成形品取出治具で取り出した
表皮一体成形品を搬出するとともに、次の成形工程に備
えて表皮を上記表皮セット治具でチャッキングすること
を特徴とする。
【0009】請求項2,3に記載の発明は、後者の表皮
一体成形品の製造装置に関するものであり、請求項2に
記載の発明は、表皮一体成形品の表面形状に対応する成
形面を有する第1割型と、表皮一体成形品の裏面形状に
対応する成形面を有する第2割型とからなる成形型を設
け、この成形型を水平方向に型締め及び型開きするよう
にする。さらに、上記表皮をチャッキングする表皮チャ
ッキング手段と、この表皮チャッキング手段でチャッキ
ングした表皮を上記成形型の第1及び第2割型の一方の
成形面にセットする表皮セット手段とを備えた表皮セッ
ト治具を設ける。また、成形された表皮一体成形品をチ
ャッキングして上記成形型から取り出す成形品チャッキ
ング手段を備えた成形品取出治具を設ける。加えて、上
記表皮セット治具と成形品取出治具とを治具取付台に並
設する。さらにまた、上記治具取付台を鉛直面内で回動
可能に支持する治具支持体を上下方向及び水平方向に移
動可能に設けたことを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、溶融成形原料を射出するゲートを第2
割型の成形面に開口し、かつ表皮をこのゲートを塞ぐよ
うにセットする。さらに、上記第2割型の成形面にセッ
トされた表皮を上記ゲートから射出された溶融成形原料
の射出圧で第1割型側に押しやって第1割型の成形面に
沿わせるようにしたことを特徴とする。
【0011】上記の構成により、請求項1〜3に記載の
発明では、表皮セット治具及び成形品取出治具は、成形
品取出し時や表皮セット時には、治具取付台が鉛直姿勢
になることで一緒に鉛直姿勢に姿勢変更され、成形品取
出し態勢や表皮セット態勢が整えられる一方、成形品搬
出時や表皮チャッキング時には、治具取付台が水平姿勢
になることで一緒に水平姿勢に姿勢変更され、成形品搬
出態勢や表皮チャッキング態勢が整えられる。
【0012】このように、1つの治具取付台の姿勢変更
で表皮セット治具及び成形品取出治具の両者の作業態勢
が自動的に整えられることから、これらの姿勢変更が治
具取付台を作動させる1つの作動源で行われ、装置が簡
単にかつ安価になり、しかも成形サイクルが短縮する。
【0013】さらに、表皮が溶融成形原料の射出圧によ
り一方の割型(第2割型)側に押しやられてその成形面
に沿わされ、溶融成形原料を射出成形した硬質樹脂製心
材の表面の所定領域に位置付けられることから、表皮を
上記一方の割型(第2割型)の成形面にセットする際に
ニードルで位置決めしても、この跡は成形品裏面に残っ
て成形品表面に残らず、また、接着剤で位置決めするに
しても、はみ出した接着剤は成形品裏面に付着すること
になり、いずれにしてもニードルの跡やはみ出した接着
剤は人目に晒されず、見栄えが向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面に基づいて説明する。
【0015】図15及び図16は表皮一体成形品を示
し、本例では表皮一体成形品が自動車の内装品としての
ドアトリム1である場合を示す。このドアトリム1は内
装品本体を構成するドアトリム本体を備えてなり、この
ドアトリム本体は、ポリプロピレン(PP)やアクリロ
ニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂等から
なる溶融成形原料を射出成形した硬質樹脂製心材3から
なるものである。この心材3(ドアトリム本体)の車室
内側の表面の所定領域、つまり心材3の表面のほぼ上半
部分(ドアトリム1のアームレスト部上方)には、表皮
5が略矩形に一体に貼着され、その周辺及び下半部分は
心材3が露出している。
【0016】上記表皮5は、溶融成形原料R(図11及
び図12に表れる)の射出圧により上記心材3の表面の
ほぼ上半部分(ドアトリム1のアームレスト部上方)に
位置付けられるものである。
【0017】上記表皮5は布製のものであり、本例では
主体である布地7の裏面にバッキング材9を貼着した2
層構造のものであり、このバッキング材9は省くことも
可能である。また、表皮5として樹脂製のものを採用し
てもよく、例えばサーモプラスチックポリオレフィン
(TPO)もしくはポリプロピレン(PP)フィルムの
樹脂製シートからなる単層構造、またはその裏面にポリ
プロピレン(PP)の軟質発泡体からなる発泡層が一体
に接合された2層構造、あるいはポリ塩化ビニル(PV
C)のソリッド層とポリプロピレン(PP)のフォーム
層とポリプロピレン(PP)のソリッド層との3層構造
のものである。上記心材3の表皮被覆領域外周には略矩
形の周溝3aが形成され、上記表皮5の外端部がこの周
溝3aに嵌入している。
【0018】次に、上述の如く構成されたドアトリム1
を製造するこの発明の実施の形態に係る製造装置につい
て説明し、これに引き続いて製造方法を説明することと
する。
【0019】図1及び図10〜12に示すように、この
製造装置は、固定型である第1割型11と、可動型であ
る第2割型13とからなる成形型15を備えてなり、第
2割型13が第1割型11に対して左右に接離すること
により水平方向に型締め及び型開きするようになってい
る。上記第1割型11には成形面11aがドアトリム1
の表面形状に対応して形成されているとともに、上記第
2割型13には成形面13aがドアトリム1の裏面形状
に対応して形成され、型締め状態で両者間にドアトリム
1を射出成形するキャビティ17(図11に表れる)が
構成される。また、上記第2割型13の成形面13a上
半部分には溶融成形原料Rを射出するゲート19が開口
され、このゲート19は成形面13aにセットされた表
皮5で塞がれるようになっている。このゲート19はス
プル21を経て射出機23のノズル25に接続されてい
る。
【0020】この射出機23はその本体を構成するシリ
ンダ27を備えてなり、このシリンダ27内にはスクリ
ュー29が配置され、このスクリュー29の回転動作に
より溶融成形原料Rをノズル25及びスプル21を経て
ゲート19からキャビティ17に射出し、射出された溶
融成形原料Rの射出圧で上記成形面13aにセットされ
た表皮5を第1割型11側に押しやって第1割型11の
成形面11aに沿わせるようになっている(図11及び
図12参照)。なお、上記第2割型13の成形面13a
上半部分には、複数本のニードル31が間隔をあけて突
設され、セットされた表皮5を突き刺して脱落しないよ
うにしている。
【0021】上記第2割型13には、複数本のエジェク
タピン33が出退可能に配置され、この各エジェクタピ
ン33を成形面13aに突出させてドアトリム1を第2
割型13から脱型するようになっている(図7参照)。
また、第2割型13の成形面13a外周りには表皮5の
位置決めを行う4本の位置決めピン35が突設され、一
方、第1割型11の成形面11a周りには4つのガイド
ホール11bが穿設され、成形型15の型締め時、上記
各位置決めピン35を各ガイドホール11bに挿入案内
するようになっている(図11及び図12参照)。
【0022】また、この製造装置は、表皮5を第2割型
13に自動的にセットする機能と、成形されたドアトリ
ム1を第2割型13から自動的に取り出す機能とを備え
ている。すなわち、図1中、37は表皮セット治具、3
9は成形品取出治具であり、これら表皮セット治具37
と成形品取出治具39とは1つの治具取付台41に並設
されている。この治具取付台41は治具支持体43の下
端に支軸45によって連結されて鉛直面内で回動可能に
支持され、治具支持体43は図示しない作業ロボットに
連結され、作業ロボットの作動により上下方向及び水平
方向に移動可能に配置されている。
【0023】上記治具支持体43の下端寄りには、下方
に延びるピストンロッド47aを有する流体圧シリンダ
からなる回動シリンダ47が配置され、この回動シリン
ダ47のピストンロッド47a先端には延長ロッド49
が連結されている。一方、上記治具取付台41には連結
ロッド51が突設され、この連結ロッド51が上記延長
ロッド49先端に連結軸53によって回動可能に連結さ
れている。
【0024】そして、表皮セット時及び成形品(ドアト
リム)取出し時には、上記回動シリンダ47を伸長作動
させることにより上記治具取付台41を支軸45を支点
として鉛直面内で図1反時計回り方向に回動させて鉛直
姿勢に保持し、上記成形品取出治具39を上側に、表皮
セット治具37を下側にそれぞれ位置付けるようにして
いる(図1及び図5〜9参照)。一方、表皮チャッキン
グ時及び成形品(ドアトリム)搬出時には、上記回動シ
リンダ47を収縮作動させることにより上記治具取付台
41を支軸45を支点として鉛直面内で図1時計回り方
向に回動させて水平姿勢を保持し、上記表皮セット治具
37と成形品取出治具39とを同一高さにそれぞれ位置
付けるようにしている(図2〜4、図13及び図14参
照)。
【0025】上記表皮セット治具37は、先端に爪55
aを有する一対の表皮チャッキングアーム55を備えて
なり、この各表皮チャッキングアーム55の基端は、上
記治具取付台41に設置された2基の第1流体圧シリン
ダ57のピストンロッド57a先端にそれぞれ連結さ
れ、両表皮チャッキングアーム55は治具取付台41の
鉛直姿勢で同じ高さになるように間隔をあけて配置さ
れ、各第1流体圧シリンダ57の伸縮作動により治具取
付台41と平行に移動するようになっている。また、上
記各表皮チャッキングアーム55の中程には第2流体圧
シリンダ59が設置され、この第2流体圧シリンダ59
のピストンロッド59aは治具取付台41と直交する方
向に延びてその先端にチャッキングパッド61が取り付
けられ、このチャッキングパッド61は第2流体圧シリ
ンダ59の伸長作動により表皮チャッキングアーム55
の爪55aに接近して表皮5の一端(図1上端、図3
(c)右端)側をチャッキングするようになっている。
【0026】したがって、上記表皮チャッキングアーム
55、第1流体圧シリンダ57、第2流体圧シリンダ5
9及びチャッキングパッド61により、表皮5をチャッ
キングする表皮チャッキング手段63が構成されてい
る。
【0027】この表皮チャッキング手段63の隣には、
第3流体圧シリンダ65が取付部材67によって治具取
付台41に取り付けられて配置され、この第3流体圧シ
リンダ65のピストンロッド65aは治具取付台41と
直交する方向に延びてその先端に押圧パッド69が取り
付けられ、この押圧パッド69は第3流体圧シリンダ6
5の伸長作動により進出して上記表皮チャッキング手段
63でチャッキングした表皮5を上記成形型15の第2
割型13の成形面13aに押し付けてセットするように
なっている(図9参照)。
【0028】したがって、上記第3流体圧シリンダ65
と押圧パッド69とにより表皮セット手段71が構成さ
れ、この表皮セット手段71と上記表皮チャッキング手
段63とにより表皮セット治具37が構成されている。
【0029】なお、上記表皮チャッキング手段63は治
具取付台41の鉛直姿勢で表皮セット手段71の上方に
位置し、表皮チャッキング手段63でチャッキングされ
た表皮5は、治具取付台41の鉛直姿勢で吊り下げられ
た状態になっている(図1参照)一方、治具取付台41
の水平姿勢で自重により下方に垂れ下がるようになって
いる(図4参照)。
【0030】また、上記治具取付台41の表皮セット治
具37周りには、4つの位置決め孔41aが上記第2割
型13の4つの位置決めピン35の間隔に対応して穿設
され、表皮5を第2割型13の成形面13aにセットす
る際、これら位置決めピン35が上記各位置決め孔41
aを貫挿することで表皮5を第2割型13の成形面13
aに位置決めするようになっている。
【0031】一方、上記成形品取出治具39は、先端に
爪73aを有する4本の成形品チャッキングアーム73
を備えてなり、この各成形品チャッキングアーム73の
基端は、上記治具取付台41に設置された4基の第4流
体圧シリンダ75のピストンロッド75a先端にそれぞ
れ連結され、これら4本の成形品チャッキングアーム7
3は治具取付台41の鉛直姿勢で上下に2本ずつ配置さ
れ、かつ上側の2本及び下側の2本がそれぞれ同じ高さ
になるように間隔をあけて配置されている。そして、上
側の2本の成形品チャッキングアーム73と下側の2本
の成形品チャッキングアーム73とが、各第4流体圧シ
リンダ75の収縮作動により治具取付台41と平行に互
いに接近し、成形されたドアトリム1の四隅をチャッキ
ングして上記成形型15の第2割型13から取り出すよ
うになっている(図7及び図8参照)。
【0032】したがって、上記4本の成形品チャッキン
グアーム73により成形品チャッキング手段77が構成
されている。
【0033】これら4本の成形品チャッキングアーム7
3の間には、図外の負圧源に接続された吸着パッド79
が台座81から突出するロッド81aに支持されて治具
取付台41に配置され、この吸着パッド79は、成形品
(ドアトリム)取出し時にドアトリム1の表皮5部分に
押し付けられて内部が真空引きされ、ドアトリム1を吸
着保持して上記成形品チャッキングアーム73でチャッ
キングされたドアトリム1が脱落しないようにしている
(図6参照)。なお、上記ロッド81aは図示しないコ
イルスプリング等の付勢手段によって突出方向に付勢さ
れており、脱型時にエジェクタピン33が突出するその
押圧力により上記付勢手段の付勢力に抗してエジェクタ
ピン33の突出量だけ後退し、成形されたドアトリム1
を脱型を可能にしている。
【0034】したがって、上記成形品チャッキング手段
77と吸着パッド79とにより成形品取出治具39が構
成されている。
【0035】そして、ドアトリム1の製造時、上記表皮
セット治具37及び成形品取出治具39は作業ロボット
の作動によって表皮載置台83(図2及び図3参照)と
成形型15との間、成形型15と搬出エリア85の搬出
コンベヤ87(図14参照)との間を移動するようにな
っている。
【0036】次に、上述の如き製造装置を用いてドアト
リム1を製造する要領について説明する。
【0037】(1) 図2に示すように、回動シリンダ47
を収縮作動させ治具取付台41を水平姿勢に保ち、表皮
セット治具37と成形品取出治具39とを同一高さレベ
ルに位置付ける。この状態で上記表皮セット治具37及
び成形品取出治具39を作業ロボットにより表皮載置台
83のところまで移動させ、表皮セット治具37を表皮
載置台83上方に対応させる。この場合、上記表皮セッ
ト治具37の一対の表皮チャッキングアーム55は第1
流体圧シリンダ57の伸長作動により外側方に移動して
いる。また、チャッキングパッド61及び押圧パッド6
9は共に、第2及び第3流体圧シリンダ59,65の収
縮作動により上方に後退している。また、表皮載置台8
3上の表皮5は端部を表皮載置台83から外側方にはみ
出した状態で載置されている。
【0038】(2) 図3(a)に示すように、表皮セット
治具37及び成形品取出治具39を作業ロボットにより
下降させ、一対の表皮チャッキングアーム55の各々の
爪55aを表皮載置台83上の表皮5より僅かに下方に
位置付けてチャッキング態勢を整える。この状態から、
図3(b)に示すように、第1流体圧シリンダ57を収
縮作動させ、各表皮チャッキングアーム55の爪55a
を表皮載置台83上の表皮5はみ出し部分の下方に潜り
込ませる。その後、図3(c)に示すように、第2流体
圧シリンダ59を伸長作動させ、チャッキングパッド6
1を下方に進出させて表皮5端部をチャッキングパッド
61と表皮チャッキングアーム55の爪55aとで上下
方向からチャッキングする。その後、図4に示すよう
に、表皮セット治具37及び成形品取出治具39を作業
ロボットにより上昇させる。この上昇により、表皮5が
表皮載置台83から持ち上げられて離れ、自由端が自重
により垂れ下がる。
【0039】(3) 図5に示すように、回動シリンダ47
を伸長作動させて治具取付台41を鉛直姿勢に保ち、成
形品取出治具39を上側に、表皮セット治具37を下側
にそれぞれ位置付け、成形品取出治具39の取出し姿勢
を保つ。この状態で上記表皮セット治具37及び成形品
取出治具39を作業ロボットにより型開き状態の成形型
15のところまで移動させ、第1割型11と第2割型1
3との間の上方に対応させた後、図6に示すように、表
皮セット治具37及び成形品取出治具39を作業ロボッ
トにより第1割型11と第2割型13との間に下降させ
て進入させ、成形品取出治具39を第2割型13に対応
させてドアトリム1に接近させる。この第2割型13に
は、前の成形工程で成形されたドアトリム1が付着して
いる。この場合、上記成形品取出治具39の4本の成形
品チャッキングアーム73は第4流体圧シリンダ75の
伸長作動により上下に離れる方向に移動している。
【0040】(4) 成形品取出治具39を表皮セット治具
37と共に作業ロボットにより水平移動させて第2割型
13にさらに接近させ、図6仮想線のように吸着パッド
79をドアトリム1の表皮5部分に押し付ける。その
後、吸着パッド79内部を真空引きしてドアトリム1を
脱型時に脱落しないように吸着パッド79で吸着保持
し、この状態で図7に示すように、第2割型13のエジ
ェクタピン33を突出させてドアトリム1を第2割型1
3から脱型する。この際、吸着パッド79を支持するロ
ッド81aがエジェクタピン33の突出により後退し、
これによりドアトリム1が第2割型13から脱型される
ことになる。しかる後、第4流体圧シリンダ75を収縮
作動させ、上記各成形品チャッキングアーム73の爪7
3aをドアトリム1の四隅の裏側に進入させ、ドアトリ
ム1を各成形品チャッキングアーム73でチャッキング
する。
【0041】(5) 図8に示すように、成形品取出治具3
9を表皮セット治具37と共に作業ロボットにより第2
割型13から離れる方向に水平移動させ、ドアトリム1
を成形品取出治具39で第2割型13から取り出す。こ
の際、エジェクタピン33を後退させ、次の成形に備え
る。
【0042】(6) 図9に示すように、表皮セット治具3
7を成形品取出治具39と共に作業ロボットにより上昇
させた後、脱型後の第2割型13に接近させ、チャッキ
ングしている表皮5を第2割型13の成形面13aに対
応させる。この際、位置決めピン35が治具取付台41
の位置決め孔41aに貫挿され、表皮5が第2割型13
の成形面13aに位置ずれすることなく正確に対応す
る。その後、第3流体圧シリンダ65を伸長作動させ、
押圧パッド69を側方に進出させて上記表皮5を第2割
型13の成形面13aに押し付け、ニードル31で脱落
しないようにセットする。しかる後、上記第3流体圧シ
リンダ65を収縮作動させて押圧パッド69を側方に後
退させ、表皮5に対する押付け力を解除し、さらに、第
2流体圧シリンダ59を収縮作動させてチャッキングパ
ッド61を後退させるとともに、第1流体圧シリンダ5
7を伸長作動させて表皮チャッキングアーム55の爪5
5aを上方に逃がし、表皮5のチャッキングを解除す
る。その後、表皮セット治具37及び成形品取出治具3
9をその後の型締めに備えて作業ロボットにより第1割
型11と第2割型13との間から上昇させて退避させ
る。この状態で第2割型13のゲート19が表皮5で塞
がれている(図10参照)。
【0043】(7) 図11に示すように、第2割型13を
前進させて成形型15を型締めし、この型締め状態で射
出機23を作動させ、まず、溶融成形原料Rをゲート1
9からキャビティ17に射出する。これにより、表皮5
をゲート19から射出される溶融成形原料Rの射出圧で
第1割型11側に押しやって第1割型11の成形面11
aに沿わせる。その後、図12に示すように、溶融成形
原料Rを固化させて硬質樹脂製心材3を射出成形するこ
とにより、表皮5が溶融成形原料Rを射出成形した硬質
樹脂製心材3の表面の所定領域に位置付けられて一体に
設けられたドアトリム1を得る。
【0044】(8) 一方、上記(7) の工程でドアトリム1
を成形している間に、上記(6) の工程で表皮5のセット
が終わった治具取付台41を回動シリンダ47の収縮作
動によって水平姿勢に姿勢変更し、図14に示すよう
に、作業ロボットにより搬出エリア85に移動させて成
形品取出治具39を搬出コンベヤ87上方に対応させ
る。その後、成形品取出治具39を表皮セット治具37
と共に作業ロボットにより下降させ、吸着パッド79内
部の負圧を解除するとともに、成形品チャッキングアー
ム73を第4流体圧シリンダ75の伸長作動により外側
方に逃がし、上記(5) の工程で成形品取出治具39によ
って取り出したドアトリム1を搬出コンベヤ87に移載
して搬出する。この搬出されたドアトリム1は不要な端
末部分をトリミングされ、図15及び図16に示すよう
な完成品としてのドアトリム1となる。しかる後、表皮
セット治具37は成形品取出治具39と共に表皮載置台
83上方に移動し、上記(1) 及び(2) の工程を経て表皮
5を表皮セット治具37でチャッキングし、次の成形工
程に備える。
【0045】このように、本例では、治具取付台41を
作業ロボットにより成形型15、表皮載置台83及び搬
出エリア85に自動的に移動させ、ドアトリム1の第2
割型13からの取出し、ドアトリム1の搬出コンベヤ8
7への払出し、表皮5の表皮載置台83からの受取り、
及び表皮5の第2割型13へのセット等を自動的に行う
ことから、人手を煩わせることなく各作業がスムーズに
進行して成形サイクルを短縮することができる。
【0046】また、本例では、表皮セット治具37及び
成形品取出治具39の姿勢変更を1つの治具取付台41
の姿勢変更により同時に行うことから、作動源が治具取
付台41用のもの、つまり1基の回動シリンダ47だけ
でよく、装置を簡単にかつ安価にすることができる。
【0047】さらに、本例では、表皮5を溶融成形原料
Rの射出圧で心材3の表面の所定領域に位置付けること
から、表皮5を第2割型13の成形面13aにニードル
31で位置決めした跡が成形品裏面に形成されることに
なって成形品表面側から見えず、見栄えを向上させるこ
とができる。なお、ニードル31に代えて接着剤で表皮
5を位置決めする場合でも、はみ出した接着剤が成形品
裏面に付着することになって同様に人目に触れず、見栄
えを向上させることができる。
【0048】さらにまた、本例では、表皮5を第2割型
13の成形面13aにセットする際、位置決めピン35
を治具取付台41の位置決め孔41aに貫挿して表皮5
を第2割型13の成形面13aに位置決めするようにし
ているので、作業ロボットで位置決めする場合の如き作
業ロボットの動きを制御する高精度でかつ高価な装置が
いらず、表皮5を第2割型13の成形面13aに簡単で
かつ安価な装置で確実に位置決めすることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、表皮セット治具及び成形品取出治具を治具取付台に
設け、この治具取付台の姿勢変更により上記表皮セット
治具及び成形品取出治具の両者を同時に姿勢変更し、成
形品取出し態勢、表皮セット態勢、成形品搬出態勢及び
表皮チャッキング態勢を自動的に整えるようにしたの
で、これらの姿勢変更を治具取付台を作動させる1つの
作動源で行うことができ、装置の簡単化、コストダウン
化及び成形サイクルの短縮化を達成することができる。
また、表皮を成形品裏面となる一方の割型(第2割型)
成形面側にセットし、溶融成形原料の射出圧により成形
品表面となる他方の割型(第1割型)成形面側に押しや
って位置付けるので、表皮材をセットするためのニード
ルの跡や接着剤のはみ出しが人目に触れない成形品裏面
側になり、見栄えを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアトリムの製造装置の全体図である。
【図2】表皮セット治具が表皮載置台上方に移動した状
態を示す製造工程図である。
【図3】表皮のチャッキング手順を示す製造工程図であ
る。
【図4】表皮セット治具が表皮チャッキング後に表皮載
置台から上方に離れた状態を示す製造工程図である。
【図5】成形品取出治具が取出し姿勢を取った状態を示
す製造工程図である。
【図6】成形品取出治具が前工程で成形された脱型前の
ドアトリムに接近した状態を示す製造工程図である。
【図7】成形品取出治具がドアトリムをチャッキングし
た状態を示す製造工程図である。
【図8】成形品取出治具がドアトリムを第2割型から取
り出した状態を示す製造工程図である。
【図9】表皮セット治具が脱型後の第2割型に接近した
状態を示す製造工程図である。
【図10】表皮を第2割型にセットした状態を示す製造
工程図である。
【図11】表皮を溶融成形原料の射出圧で第1割型側に
押しやる状態を示す製造工程図である。
【図12】ドアトリムが成形された状態を示す製造工程
図である。
【図13】成形品取出治具がドアトリムをチャッキング
して搬出エリアに移動した状態を示す製造工程図であ
る。
【図14】ドアトリムを成形品取出治具から搬出コンベ
ヤに移載した状態を示す製造工程図である。
【図15】ドアトリムの縦断面図である。
【図16】ドアトリムの斜視図である。
【符号の説明】
1 ドアトリム(表皮一体成形品) 3 心材 5 表皮 11 第1割型 11a 成形面 13 第2割型 13a 成形面 15 成形型 19 ゲート 37 表皮セット治具 39 成形品取出治具 41 治具取付台 43 治具支持体 63 表皮チャッキング手段 71 表皮セット手段 77 成形品チャッキング手段 85 搬出エリア R 溶融成形原料

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表皮が硬質樹脂製心材表面の所定領域に
    一体に設けられた表皮一体成形品の製造方法であって、 表皮セット治具と成形品取出治具とが並設された治具取
    付台を水平方向に型開きした状態の成形型の2つの割型
    間に鉛直姿勢で進入させ、前の成形工程で成形された表
    皮一体成形品を上記成形品取出治具でチャッキングして
    一方の割型から取り出し、 次いで、上記表皮セット治具でチャッキングした表皮を
    上記一方の割型の成形面にゲートを塞ぐようにセット
    し、 その後、上記治具取付台を成形型の2つの割型間から退
    避させて成形型を型締めし、上記一方の割型のゲートか
    ら溶融成形原料を射出しその射出圧で上記表皮を他方の
    割型側に押しやってその成形面に沿わせ、上記溶融成形
    原料を固化させることにより、表皮が硬質樹脂製心材の
    表面の所定領域に位置付けられて一体に設けられた表皮
    一体成形品を成形し、 一方、この成形の間に上記治具取付台を水平姿勢で搬出
    エリアに移動させ上記成形品取出治具で取り出した表皮
    一体成形品を搬出するとともに、次の成形工程に備えて
    表皮を上記表皮セット治具でチャッキングすることを特
    徴とする表皮一体成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 表皮が硬質樹脂製心材表面の所定領域に
    一体に設けられた表皮一体成形品の製造装置であって、 表皮一体成形品の表面形状に対応する成形面を有する第
    1割型と、表皮一体成形品の裏面形状に対応する成形面
    を有する第2割型とからなり、水平方向に型締め及び型
    開きする成形型と、 上記表皮をチャッキングする表皮チャッキング手段と、
    この表皮チャッキング手段でチャッキングした表皮を上
    記成形型の第1及び第2割型の一方の成形面にセットす
    る表皮セット手段とを備えた表皮セット治具と、 成形された表皮一体成形品をチャッキングして上記成形
    型から取り出す成形品チャッキング手段を備えた成形品
    取出治具と、 上記表皮セット治具と成形品取出治具とが並設された治
    具取付台と、 上下方向及び水平方向に移動可能に設けられ、上記治具
    取付台を鉛直面内で回動可能に支持する治具支持体とを
    備えたことを特徴とする表皮一体成形品の製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の表皮一体成形品の製造装
    置において、 第2割型の成形面には、溶融成形原料を射出するゲート
    が開口され、かつ表皮がこのゲートを塞ぐようにセット
    されるようになっており、 上記第2割型の成形面にセットされた表皮は、上記ゲー
    トから射出された溶融成形原料の射出圧で第1割型側に
    押しやられて第1割型の成形面に沿うようになっている
    ことを特徴とする表皮一体成形品の製造装置。
JP21033497A 1997-08-05 1997-08-05 表皮一体成形品の製造方法及び製造装置 Withdrawn JPH1148283A (ja)

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