JPH1148500A - 液体吐出ヘッド用可動部材及びそれの製造方法とそれを有する液体吐出ヘッド - Google Patents
液体吐出ヘッド用可動部材及びそれの製造方法とそれを有する液体吐出ヘッドInfo
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- JPH1148500A JPH1148500A JP21083297A JP21083297A JPH1148500A JP H1148500 A JPH1148500 A JP H1148500A JP 21083297 A JP21083297 A JP 21083297A JP 21083297 A JP21083297 A JP 21083297A JP H1148500 A JPH1148500 A JP H1148500A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2/14016—Structure of bubble jet print heads
- B41J2/14032—Structure of the pressure chamber
- B41J2/14048—Movable member in the chamber
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 液体の吐出のさらなる効率化を図ること。
【解決手段】 可動部材231の気泡発生領域211に
対向する面に凹部を設け、それにより、気泡発生領域2
11において発生した気泡を吐出口218方向に積極的
に導く。
対向する面に凹部を設け、それにより、気泡発生領域2
11において発生した気泡を吐出口218方向に積極的
に導く。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱エネルギーを液
体に作用させることで起こる気泡の発生によって所望の
液体を吐出する液体吐出ヘッド及びその製造方法に関
し、特に、気泡の発生を利用して変位する可動部材を有
する液体吐出ヘッド及びその製造方法に関する。
体に作用させることで起こる気泡の発生によって所望の
液体を吐出する液体吐出ヘッド及びその製造方法に関
し、特に、気泡の発生を利用して変位する可動部材を有
する液体吐出ヘッド及びその製造方法に関する。
【0002】なお、本発明における、「記録」とは、文
字や図形等の意味を持つ画像を被記録媒体に対して付与
することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像
を付与することをも意味するものである。
字や図形等の意味を持つ画像を被記録媒体に対して付与
することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像
を付与することをも意味するものである。
【0003】
【従来の技術】熱等のエネルギーをインクに与えること
で、インクに急峻な体積変化(気泡の発生)を伴う状態
変化を生じさせ、この状態変化に基づく作用力によって
吐出口からインクを吐出し、これを被記録媒体上に付着
させて画像形成を行なうインクジェット記録方法、いわ
ゆるバブルジェット記録方法が従来から知られている。
このバブルジェット記録方法を用いる記録装置には、特
公昭61−59911号公報や特公昭61−59914
号公報に開示されているように、インクを吐出するため
の吐出口と、この吐出口に連通するインク流路と、イン
ク流路内に配されたインクを吐出するためのエネルギー
発生手段としての発熱体(電気熱変換体)とが一般的に
設けられている。
で、インクに急峻な体積変化(気泡の発生)を伴う状態
変化を生じさせ、この状態変化に基づく作用力によって
吐出口からインクを吐出し、これを被記録媒体上に付着
させて画像形成を行なうインクジェット記録方法、いわ
ゆるバブルジェット記録方法が従来から知られている。
このバブルジェット記録方法を用いる記録装置には、特
公昭61−59911号公報や特公昭61−59914
号公報に開示されているように、インクを吐出するため
の吐出口と、この吐出口に連通するインク流路と、イン
ク流路内に配されたインクを吐出するためのエネルギー
発生手段としての発熱体(電気熱変換体)とが一般的に
設けられている。
【0004】上記のような記録方法によれば、品位の高
い画像を高速、低騒音で記録することができるととも
に、この記録方法を行うヘッドではインクを吐出するた
めの吐出口を高密度に配置することができるため、小型
の装置で高解像度の記録画像、さらにカラー画像をも容
易に得ることができる等の多くの優れた点を有してい
る。このため、このバブルジェット記録方法は近年、プ
リンター、複写機、ファクシミリ等の多くのオフィス機
器に利用されており、さらに、捺染装置等の産業用シス
テムにまで利用されるようになってきている。
い画像を高速、低騒音で記録することができるととも
に、この記録方法を行うヘッドではインクを吐出するた
めの吐出口を高密度に配置することができるため、小型
の装置で高解像度の記録画像、さらにカラー画像をも容
易に得ることができる等の多くの優れた点を有してい
る。このため、このバブルジェット記録方法は近年、プ
リンター、複写機、ファクシミリ等の多くのオフィス機
器に利用されており、さらに、捺染装置等の産業用シス
テムにまで利用されるようになってきている。
【0005】そこで、本発明者達のうちの一部は、液体
吐出の原理に立ち返り、従来では得られなかった気泡を
利用した新規な液体吐出方法及びそれに用いられるヘッ
ド等を提供すべく鋭意研究を行い、特願平8−4892
号公報等を出願している。
吐出の原理に立ち返り、従来では得られなかった気泡を
利用した新規な液体吐出方法及びそれに用いられるヘッ
ド等を提供すべく鋭意研究を行い、特願平8−4892
号公報等を出願している。
【0006】特願平8−4892号公報等に開示された
発明は、液路中の可動部材の支点と自由端との位置関係
を、吐出口側つまり下流側に自由端が位置する関係にす
ること、また可動部材を発熱体もしくは、気泡発生領域
に面して配置することで積極的に気泡を制御する技術で
ある。
発明は、液路中の可動部材の支点と自由端との位置関係
を、吐出口側つまり下流側に自由端が位置する関係にす
ること、また可動部材を発熱体もしくは、気泡発生領域
に面して配置することで積極的に気泡を制御する技術で
ある。
【0007】上述したような、極めて新規な吐出原理に
基づく液体吐出ヘッド等によると、発生する気泡とこれ
によって変位する可動部材との相乗効果を得ることがで
き、吐出口近傍の液体を効率良く吐出できるため、従来
のバブルジェット方式の吐出方法、ヘッド等に比べて、
吐出効率を向上させることができる。
基づく液体吐出ヘッド等によると、発生する気泡とこれ
によって変位する可動部材との相乗効果を得ることがで
き、吐出口近傍の液体を効率良く吐出できるため、従来
のバブルジェット方式の吐出方法、ヘッド等に比べて、
吐出効率を向上させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
液体吐出ヘッドは、気泡発生領域において発生する気泡
を制御し、その圧力により効率的な液体の吐出を実現す
るものであるが、液体の吐出のさらなる効率化が望まれ
ている。
液体吐出ヘッドは、気泡発生領域において発生する気泡
を制御し、その圧力により効率的な液体の吐出を実現す
るものであるが、液体の吐出のさらなる効率化が望まれ
ている。
【0009】本発明は、液体の吐出のさらなる効率化を
図ることができる液体吐出ヘッド用可動部材及びそれの
製造方法とそれを有する液体吐出ヘッドを提供すること
を目的とする。
図ることができる液体吐出ヘッド用可動部材及びそれの
製造方法とそれを有する液体吐出ヘッドを提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、自由端及び支点を有し、液体が満たされた
流路内にて発生する気泡の圧力によって前記自由端が変
位する液体吐出ヘッド用可動部材において、少なくとも
前記自由端を含む可動領域は、レジストを用いない電鋳
方法によって原版に対して形成された後に原版から剥離
された金属部分を少なくとも芯部に有することを特徴と
する。
に本発明は、自由端及び支点を有し、液体が満たされた
流路内にて発生する気泡の圧力によって前記自由端が変
位する液体吐出ヘッド用可動部材において、少なくとも
前記自由端を含む可動領域は、レジストを用いない電鋳
方法によって原版に対して形成された後に原版から剥離
された金属部分を少なくとも芯部に有することを特徴と
する。
【0011】また、前記気泡に対向する面を有し、該対
向面は凹部を具備することを特徴とする。
向面は凹部を具備することを特徴とする。
【0012】また、前記対向面は、前記凹部を含んだ凹
凸域を有することを特徴とする。
凸域を有することを特徴とする。
【0013】また、前記凹部は、前記支点から前記自由
端側へ延在する溝であることを特徴とする。
端側へ延在する溝であることを特徴とする。
【0014】また、前記凹部は、液体の流れ方向とは直
交方向に延在する溝であることを特徴とする。
交方向に延在する溝であることを特徴とする。
【0015】また、前記凹部は、格子状に形成されてい
ることを特徴とする。
ることを特徴とする。
【0016】また、前記凹部の幅が、前記支点側よりも
前記自由端側の方が広いことを特徴とする。
前記自由端側の方が広いことを特徴とする。
【0017】また、前記凹部の幅が、前記支点端側より
も前記自由端側の方が狭いことを特徴とする。
も前記自由端側の方が狭いことを特徴とする。
【0018】また、前記気泡に対向する面とは反対側の
面は、稜線が曲面形状となっていることを特徴とする。
面は、稜線が曲面形状となっていることを特徴とする。
【0019】また、該可動部材が形成される材料よりも
耐腐食性の高いコーティング部材によって被覆されてい
ることを特徴とする。
耐腐食性の高いコーティング部材によって被覆されてい
ることを特徴とする。
【0020】また、液体を吐出する吐出口と、該吐出口
に連通し、該吐出口に液体を供給する液流路と、液体に
気泡を発生させるための発熱体を具備する基板と、前記
発熱体に面するように前記吐出口側を自由端として前記
液流路内に設けられた可動部材とを少なくとも有してな
る液体吐出ヘッドにおいて、前記可動部材の少なくとも
前記自由端を含む可動領域は、レジストを用いない電鋳
方法によって原版に対して形成された後に原版から剥離
された金属部分を少なくとも芯部に有することを特徴と
する。
に連通し、該吐出口に液体を供給する液流路と、液体に
気泡を発生させるための発熱体を具備する基板と、前記
発熱体に面するように前記吐出口側を自由端として前記
液流路内に設けられた可動部材とを少なくとも有してな
る液体吐出ヘッドにおいて、前記可動部材の少なくとも
前記自由端を含む可動領域は、レジストを用いない電鋳
方法によって原版に対して形成された後に原版から剥離
された金属部分を少なくとも芯部に有することを特徴と
する。
【0021】また、液体を吐出する吐出口と、該吐出口
に連通し、該吐出口に液体を供給する液流路と、液体に
気泡を発生させるための発熱体を具備する基板と、前記
発熱体に面するように前記吐出口側を自由端として前記
液流路内に設けられた可動部材とを少なくとも有してな
る液体吐出ヘッドに用いられる液体吐出ヘッド用可動部
材の製造方法において、ガラス原版に所定のパターン溝
を作製する工程と、前記パターン溝が作製されているガ
ラス原版面の全体に銀を成膜する工程と、前記銀が成膜
されたガラス原版のパターン溝の中に銀が残るように銀
をこすり落とす工程と、前記工程により銀が残された部
分にニッケルによって電鋳を行う工程と、前記ガラス原
版と前記ニッケルとを剥離することで前記可動部材を得
る工程とを有することを特徴とする。
に連通し、該吐出口に液体を供給する液流路と、液体に
気泡を発生させるための発熱体を具備する基板と、前記
発熱体に面するように前記吐出口側を自由端として前記
液流路内に設けられた可動部材とを少なくとも有してな
る液体吐出ヘッドに用いられる液体吐出ヘッド用可動部
材の製造方法において、ガラス原版に所定のパターン溝
を作製する工程と、前記パターン溝が作製されているガ
ラス原版面の全体に銀を成膜する工程と、前記銀が成膜
されたガラス原版のパターン溝の中に銀が残るように銀
をこすり落とす工程と、前記工程により銀が残された部
分にニッケルによって電鋳を行う工程と、前記ガラス原
版と前記ニッケルとを剥離することで前記可動部材を得
る工程とを有することを特徴とする。
【0022】また、前記銀を成膜させる工程は、銀鏡反
応を用いて行うことを特徴とする。
応を用いて行うことを特徴とする。
【0023】また、前記銀をこすり落とす工程は、スポ
ンジを用いて行うことを特徴とする。
ンジを用いて行うことを特徴とする。
【0024】また、前記可動部材を、該可動部材が形成
される材料よりも耐腐食性の高いコーティング部材によ
って被覆する工程を有することを特徴とする。
される材料よりも耐腐食性の高いコーティング部材によ
って被覆する工程を有することを特徴とする。
【0025】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、可動部材の気泡に対向する面に凹部が設けら
れており、それにより、気泡発生領域において発生した
気泡が吐出口方向に積極的に導かれやすくなっている。
おいては、可動部材の気泡に対向する面に凹部が設けら
れており、それにより、気泡発生領域において発生した
気泡が吐出口方向に積極的に導かれやすくなっている。
【0026】また、その凹部が可動部材の支点から自由
端側へ延在する溝であり、その溝の幅が、支点側よりも
自由端側の方が広くなるように形成されている場合は、
可動部材の変位が大きくなり、それにより、自由端より
も下流側の液体に対し、気泡の下流側の圧力成分が有効
に作用する。
端側へ延在する溝であり、その溝の幅が、支点側よりも
自由端側の方が広くなるように形成されている場合は、
可動部材の変位が大きくなり、それにより、自由端より
も下流側の液体に対し、気泡の下流側の圧力成分が有効
に作用する。
【0027】また、その凹部が可動部材の支点から自由
端側へ延在する溝であり、その溝の幅が、支点側よりも
自由端側の方が狭くなるように形成されている場合は、
可動部材の変位が、支点を中心として確実に行われ、そ
れにより、小さな圧力によって可動部材の自由端が変位
する。
端側へ延在する溝であり、その溝の幅が、支点側よりも
自由端側の方が狭くなるように形成されている場合は、
可動部材の変位が、支点を中心として確実に行われ、そ
れにより、小さな圧力によって可動部材の自由端が変位
する。
【0028】また、可動部材の気泡に対向する面とは反
対側の面の稜線を曲面形状とした場合は、可動部材が変
位する際、可動部材が受ける液体の圧力を下げることが
でき、可動部材の上方への変位が容易となる。
対側の面の稜線を曲面形状とした場合は、可動部材が変
位する際、可動部材が受ける液体の圧力を下げることが
でき、可動部材の上方への変位が容易となる。
【0029】また、可動部材を、該可動部材が形成され
る材料よりも耐腐食性の高いコーティング部材によって
被覆した場合は、気泡の発生による圧力を液体の吐出に
効率的に利用可能としながらも、液体に対する耐久性の
向上が図られる。
る材料よりも耐腐食性の高いコーティング部材によって
被覆した場合は、気泡の発生による圧力を液体の吐出に
効率的に利用可能としながらも、液体に対する耐久性の
向上が図られる。
【0030】なお、本発明の説明で用いる「上流」「下
流」とは、液体の供給源から気泡発生領域(又は可動部
材)を経て、吐出口へ向かう液体の流れ方向に関して、
又はこの構成上の方向に関しての表現として表されてい
る。
流」とは、液体の供給源から気泡発生領域(又は可動部
材)を経て、吐出口へ向かう液体の流れ方向に関して、
又はこの構成上の方向に関しての表現として表されてい
る。
【0031】気泡自体に関する「下流側」とは、主とし
て液滴の吐出に直接作用するとされる気泡の吐出口側部
分を代表する。より具体的には気泡の中心に対して、上
記流れ方向や上記構成上の方向に関する下流側、又は、
発熱体の面積中心より下流側の領域で発生する気泡を意
味する。
て液滴の吐出に直接作用するとされる気泡の吐出口側部
分を代表する。より具体的には気泡の中心に対して、上
記流れ方向や上記構成上の方向に関する下流側、又は、
発熱体の面積中心より下流側の領域で発生する気泡を意
味する。
【0032】本発明でいう「分離壁」とは、広義では気
泡発生領域と吐出口に直接連通する領域とを区分するよ
うに介在する壁(可動部材を含んでもよい)を意味し、
狭義では気泡発生領域を含む流路を吐出口に直接連通す
る液流路とを区分し、それぞれの領域にある液体の混合
を防止するものを意味する。
泡発生領域と吐出口に直接連通する領域とを区分するよ
うに介在する壁(可動部材を含んでもよい)を意味し、
狭義では気泡発生領域を含む流路を吐出口に直接連通す
る液流路とを区分し、それぞれの領域にある液体の混合
を防止するものを意味する。
【0033】さらに、本発明でいう「櫛歯」とは、可動
部材の支点部が共通部材になっており、自由端の前方が
開放されている形状を意味する。
部材の支点部が共通部材になっており、自由端の前方が
開放されている形状を意味する。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の具体的な実施例を説明す
る前に、まず、本発明における液体を吐出する際に、気
泡に基づく圧力の伝搬方向や気泡の成長方向を制御して
吐出力や吐出効率を向上する最も基本となる構成により
について説明する。
る前に、まず、本発明における液体を吐出する際に、気
泡に基づく圧力の伝搬方向や気泡の成長方向を制御して
吐出力や吐出効率を向上する最も基本となる構成により
について説明する。
【0035】図1は、本発明の液体吐出ヘッドにおける
吐出原理を説明するための図であり、液流路方向の断面
図である。また、図2は、図1に示した液体吐出ヘッド
の部分破断斜視図である。
吐出原理を説明するための図であり、液流路方向の断面
図である。また、図2は、図1に示した液体吐出ヘッド
の部分破断斜視図である。
【0036】図1に示す例では、液体吐出ヘッドは、液
体を吐出するための吐出エネルギー発生素子として、液
体に熱エネルギーを作用させる発熱体2(本例において
は40μm×105μmの形状の発熱抵抗体)が素子基
板1に設けられており、この素子基板上に発熱体2に対
応して液流路10が配されている。液流路10は吐出口
18に連通していると共に、複数の液流路10に液体を
供給するための共通液室13に連通しており、吐出口1
8から吐出された液体に見合う量の液体をこの共通液室
13から受け取る。
体を吐出するための吐出エネルギー発生素子として、液
体に熱エネルギーを作用させる発熱体2(本例において
は40μm×105μmの形状の発熱抵抗体)が素子基
板1に設けられており、この素子基板上に発熱体2に対
応して液流路10が配されている。液流路10は吐出口
18に連通していると共に、複数の液流路10に液体を
供給するための共通液室13に連通しており、吐出口1
8から吐出された液体に見合う量の液体をこの共通液室
13から受け取る。
【0037】この液流路10の素子基板上には、前述の
発熱体2に対向するように面して、金属等の弾性を有す
る材料で構成され、平面部を有する板状の可動部材31
が片持梁状に設けられている。この可動部材の一端は液
流路10の壁や素子基板1上に感光性樹脂などをパター
ニングして形成した台座(支持部材)等に固定されてい
る。これによって、可動部材は保持されると共に支点
(支点部分)33を構成している。
発熱体2に対向するように面して、金属等の弾性を有す
る材料で構成され、平面部を有する板状の可動部材31
が片持梁状に設けられている。この可動部材の一端は液
流路10の壁や素子基板1上に感光性樹脂などをパター
ニングして形成した台座(支持部材)等に固定されてい
る。これによって、可動部材は保持されると共に支点
(支点部分)33を構成している。
【0038】また、可動部材31を櫛歯状にすることに
より、簡易にかつ安価に可動部材31を作製することが
でき、台座に対するアライメントも容易にできる。
より、簡易にかつ安価に可動部材31を作製することが
でき、台座に対するアライメントも容易にできる。
【0039】この可動部材31は、液体の吐出動作によ
って共通液室13から可動部材31を経て吐出口18側
へ流れる大きな流れの上流側に支点(支点部分;固定
端)33を持ち、この支点33に対して下流側に自由端
(自由端部分)32を持つように、発熱体2に面した位
置に発熱体2を覆うような状態で発熱体から15μm程
度の距離を隔てて配されている。この発熱体2と可動部
材31との間が気泡発生領域11となる。
って共通液室13から可動部材31を経て吐出口18側
へ流れる大きな流れの上流側に支点(支点部分;固定
端)33を持ち、この支点33に対して下流側に自由端
(自由端部分)32を持つように、発熱体2に面した位
置に発熱体2を覆うような状態で発熱体から15μm程
度の距離を隔てて配されている。この発熱体2と可動部
材31との間が気泡発生領域11となる。
【0040】発熱体2を発熱させることで可動部材31
と発熱体2との間の気泡発生領域11の液体に熱を作用
し、液体にUSP4,723,129に記載されているような膜沸騰
現象に基づく気泡を発生させる。気泡の発生に基づく圧
力と気泡は可動部材に優先的に作用し、可動部材31は
図1(b)、(c)もしくは図2で示されるように示さ
れるように支点33を中心に吐出口18側に大きく開く
ように変位する。可動部材31の変位若しくは変位した
状態によって気泡の発生に基づく圧力の伝搬や気泡自身
の成長が吐出口18側に導かれる。またこのとき、自由
端32の先端部が幅を有しているため、気泡の発泡圧力
を吐出口18側へ導きやすくなり、吐出効率や吐出力ま
た吐出速度等の根本的な向上を図ることができる。
と発熱体2との間の気泡発生領域11の液体に熱を作用
し、液体にUSP4,723,129に記載されているような膜沸騰
現象に基づく気泡を発生させる。気泡の発生に基づく圧
力と気泡は可動部材に優先的に作用し、可動部材31は
図1(b)、(c)もしくは図2で示されるように示さ
れるように支点33を中心に吐出口18側に大きく開く
ように変位する。可動部材31の変位若しくは変位した
状態によって気泡の発生に基づく圧力の伝搬や気泡自身
の成長が吐出口18側に導かれる。またこのとき、自由
端32の先端部が幅を有しているため、気泡の発泡圧力
を吐出口18側へ導きやすくなり、吐出効率や吐出力ま
た吐出速度等の根本的な向上を図ることができる。
【0041】以下に、本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0042】(第1の実施の形態)図3は、本発明の液
体吐出ヘッドの第1の実施の形態を示す図であり、
(a)は流路方向の断面図、(b)〜(d)は(a)に
示した可動部材の例を示す上面図である。
体吐出ヘッドの第1の実施の形態を示す図であり、
(a)は流路方向の断面図、(b)〜(d)は(a)に
示した可動部材の例を示す上面図である。
【0043】本形態は図3に示すように、液体を吐出す
る吐出口218と、吐出口218から吐出される液体が
貯留されている共通液室213と、吐出口218に連通
し、共通液室213に貯留されている液体を吐出口21
8に供給する液流路210と、液体に気泡を発生させる
ための発熱体202を具備する素子基板201と、発熱
体202に面するように吐出口218側に自由端232
を具備して液流路210内に設けられた可動部材231
と、可動部材231を素子基板201に支持する台座2
34とから構成されており、可動部材231は、発熱体
202に面する側に凹凸を有している。また、可動部材
231と素子基板201とは台座234によって所定の
間隔を有して配されており、可動部材231と発熱体2
02との間に気泡発生領域211が形成されている。
る吐出口218と、吐出口218から吐出される液体が
貯留されている共通液室213と、吐出口218に連通
し、共通液室213に貯留されている液体を吐出口21
8に供給する液流路210と、液体に気泡を発生させる
ための発熱体202を具備する素子基板201と、発熱
体202に面するように吐出口218側に自由端232
を具備して液流路210内に設けられた可動部材231
と、可動部材231を素子基板201に支持する台座2
34とから構成されており、可動部材231は、発熱体
202に面する側に凹凸を有している。また、可動部材
231と素子基板201とは台座234によって所定の
間隔を有して配されており、可動部材231と発熱体2
02との間に気泡発生領域211が形成されている。
【0044】可動部材231の凹凸においては、図3
(b)に示すような流路方向と垂直方向に等間隔に設け
られたものや、図3(c)に示すような流路方向と垂直
方向に自由端232側の凹部の幅が狭くなるように設け
られたものや、図3(d)に示すような流路方向と垂直
方向に自由端232側の凹部の幅が広くなるように設け
られたものが挙げられる。
(b)に示すような流路方向と垂直方向に等間隔に設け
られたものや、図3(c)に示すような流路方向と垂直
方向に自由端232側の凹部の幅が狭くなるように設け
られたものや、図3(d)に示すような流路方向と垂直
方向に自由端232側の凹部の幅が広くなるように設け
られたものが挙げられる。
【0045】以下に、上記のように構成された液体吐出
ヘッドにおける液体吐出動作について説明する。
ヘッドにおける液体吐出動作について説明する。
【0046】図4は、図3に示した液体吐出ヘッドにお
ける液体吐出動作を説明するための図である。
ける液体吐出動作を説明するための図である。
【0047】まず、気泡発生領域211に気泡が発生し
ていない状態(図4(a))において、発熱体202に
熱を与えると、気泡発生領域211において気泡240
が発生し、それにより、可動部材231の自由端232
が発熱体202から離れる方向に変位し始める(図4
(b))。
ていない状態(図4(a))において、発熱体202に
熱を与えると、気泡発生領域211において気泡240
が発生し、それにより、可動部材231の自由端232
が発熱体202から離れる方向に変位し始める(図4
(b))。
【0048】さらに、気泡240が大きく成長すると、
可動部材231の自由端232がさらに大きく変位し、
それにより、吐出口218から液体が吐出される(図4
(c))。
可動部材231の自由端232がさらに大きく変位し、
それにより、吐出口218から液体が吐出される(図4
(c))。
【0049】その後、気泡240が収縮すると、可動部
材231の自由端232が変位前の元の位置に戻り、共
通液室213内の液体が液流路210に供給される(図
4(d))。
材231の自由端232が変位前の元の位置に戻り、共
通液室213内の液体が液流路210に供給される(図
4(d))。
【0050】上記一連の動作によって吐出口218から
液体が吐出されるが、本形態においては、可動部材23
1の発熱体202に面する側に凹凸が設けられているた
め、気泡発生領域211において発生した気泡240が
吐出口218方向に積極的に導かれやすくなっている。
液体が吐出されるが、本形態においては、可動部材23
1の発熱体202に面する側に凹凸が設けられているた
め、気泡発生領域211において発生した気泡240が
吐出口218方向に積極的に導かれやすくなっている。
【0051】また、可動部材231の凹凸が設けられて
いない側においては、各稜線が曲面形状となっており、
それにより、可動部材231が変位する際、可動部材2
31が受ける液体の抵抗を下げることができ、可動部材
231の上方への変位が容易となる。
いない側においては、各稜線が曲面形状となっており、
それにより、可動部材231が変位する際、可動部材2
31が受ける液体の抵抗を下げることができ、可動部材
231の上方への変位が容易となる。
【0052】なお、上述した実施の形態においては、気
泡240の最大成長時に気泡240と可動部材231と
が接することがなかったが、気泡240の最大成長時に
気泡240と可動部材231とが接する構成としてもよ
い。
泡240の最大成長時に気泡240と可動部材231と
が接することがなかったが、気泡240の最大成長時に
気泡240と可動部材231とが接する構成としてもよ
い。
【0053】図5は、図3に示した液体吐出ヘッドにお
ける液体吐出動作を説明するための図であり、気泡24
0の最大成長時に気泡240と可動部材231とが接す
るものを示している。
ける液体吐出動作を説明するための図であり、気泡24
0の最大成長時に気泡240と可動部材231とが接す
るものを示している。
【0054】以下に、上述した液体吐出ヘッドに用いら
れる可動部材の製造方法について説明する。
れる可動部材の製造方法について説明する。
【0055】図6は、図3に示した可動部材231の製
造方法を説明するための図である。
造方法を説明するための図である。
【0056】なお、本形態においては、可動部材の凹凸
を形成するパターン溝が高精度にパターニングされたガ
ラス原版に銀鏡反応し、そのガラス原版のパターン溝の
中に銀が残るように銀をこすり落とした後ニッケル電鋳
を行い可動部材を作製し、エッジシューター型の液体吐
出ヘッドに貼り付ける例が示されている。
を形成するパターン溝が高精度にパターニングされたガ
ラス原版に銀鏡反応し、そのガラス原版のパターン溝の
中に銀が残るように銀をこすり落とした後ニッケル電鋳
を行い可動部材を作製し、エッジシューター型の液体吐
出ヘッドに貼り付ける例が示されている。
【0057】まず、フォトマスクを作製する手順と同様
に、ガラスにクロムを成膜し、レジストを電子線描画に
よりパターニングし、さらにクロムをエッチングしてク
ロムパターンを作製する。そのクロムをマスクにして、
ガラスをエッチングし、可動部材の凹凸を形成するパタ
ーン溝502を形成し、それによりガラス原版501を
作成する(図6(a))。
に、ガラスにクロムを成膜し、レジストを電子線描画に
よりパターニングし、さらにクロムをエッチングしてク
ロムパターンを作製する。そのクロムをマスクにして、
ガラスをエッチングし、可動部材の凹凸を形成するパタ
ーン溝502を形成し、それによりガラス原版501を
作成する(図6(a))。
【0058】ガラス原版501を作成した後、全面に銀
鏡反応を行い、それにより、銀503を成膜する(図6
(b))。
鏡反応を行い、それにより、銀503を成膜する(図6
(b))。
【0059】次に、スポンジ等のステージを用いてガラ
ス原版501表面に成膜された銀503をこすり落とす
が、ここで、ガラス原版501においては、パターン溝
502が形成されているため、ガラス原版501表面に
成膜された銀503をこすり落とした場合、パターン溝
502(凹部)の中のみに銀503が残る(図6
(c))。なお、この時、銀503の表面は荒れてい
る。
ス原版501表面に成膜された銀503をこすり落とす
が、ここで、ガラス原版501においては、パターン溝
502が形成されているため、ガラス原版501表面に
成膜された銀503をこすり落とした場合、パターン溝
502(凹部)の中のみに銀503が残る(図6
(c))。なお、この時、銀503の表面は荒れてい
る。
【0060】次に、電鋳法を用いて、銀503が残って
いる部分にニッケル504を成長させ、ニッケル504
の電鋳を行う(図6(d))。
いる部分にニッケル504を成長させ、ニッケル504
の電鋳を行う(図6(d))。
【0061】その後、ニッケル504が電鋳された可動
部材231をガラス原版501から剥離し、それによ
り、可動部材231を完成させる(図6(e))。
部材231をガラス原版501から剥離し、それによ
り、可動部材231を完成させる(図6(e))。
【0062】本形態においては、可動部材の材料として
ニッケルが用いられている。これは、ニッケルが弾性に
優れており、気泡の発生による圧力を液体の吐出に効率
的に利用することができるからであるが、可動部材の材
料としてニッケルを使用した場合、ニッケルが液流路内
の液体によって腐食し、腐食が進行すると、可動部材そ
のものの強度が弱まり、気泡の発生による圧力が液体の
吐出に効率的に作用しなくなってしまう虞れがある。
ニッケルが用いられている。これは、ニッケルが弾性に
優れており、気泡の発生による圧力を液体の吐出に効率
的に利用することができるからであるが、可動部材の材
料としてニッケルを使用した場合、ニッケルが液流路内
の液体によって腐食し、腐食が進行すると、可動部材そ
のものの強度が弱まり、気泡の発生による圧力が液体の
吐出に効率的に作用しなくなってしまう虞れがある。
【0063】そこで、可動部材を、該可動部材が形成さ
れる材料よりも耐腐食性の高いコーティング部材によっ
て被覆すれば、気泡の発生による圧力を液体の吐出に効
率的に利用可能としながらも、液体に対する耐食性の向
上を図ることができる。
れる材料よりも耐腐食性の高いコーティング部材によっ
て被覆すれば、気泡の発生による圧力を液体の吐出に効
率的に利用可能としながらも、液体に対する耐食性の向
上を図ることができる。
【0064】具体的には、可動部材の材料にニッケルを
用いた場合は、コーティング部材としてタンタルや金等
が挙げられる。
用いた場合は、コーティング部材としてタンタルや金等
が挙げられる。
【0065】図7は、図3に示した可動部材231の製
造方法を説明するための図であり、可動部材のコーティ
ング工程が含まれるものを示す。
造方法を説明するための図であり、可動部材のコーティ
ング工程が含まれるものを示す。
【0066】図7に示すように、図6に示した一連の工
程後、可動部材213をタンタルや金等のコーティング
部材505によって被覆する(図7(f))。
程後、可動部材213をタンタルや金等のコーティング
部材505によって被覆する(図7(f))。
【0067】(第2の実施の形態)図8は、本発明の液
体吐出ヘッドの第2の実施の形態を示す図であり、
(a)は流路方向の断面図、(b)〜(d)は(a)に
示した可動部材の例を示す上面図である。
体吐出ヘッドの第2の実施の形態を示す図であり、
(a)は流路方向の断面図、(b)〜(d)は(a)に
示した可動部材の例を示す上面図である。
【0068】本形態は図8に示すように、液体を吐出す
る吐出口218と、吐出口218から吐出される液体が
貯留されている共通液室213と、吐出口218に連通
し、共通液室213に貯留されている液体を吐出口21
8に供給する液流路210と、液体に気泡を発生させる
ための発熱体202を具備する素子基板201と、発熱
体202に面するように吐出口218側に自由端332
を具備して液流路210内に設けられた可動部材331
と、可動部材331を素子基板201に支持する台座2
34とから構成されており、可動部材331は、発熱体
202に面する側に凹凸を有している。また、可動部材
331と素子基板201とは台座234によって所定の
間隔を有して配されており、可動部材331と発熱体2
02との間に気泡発生領域211が形成されている。
る吐出口218と、吐出口218から吐出される液体が
貯留されている共通液室213と、吐出口218に連通
し、共通液室213に貯留されている液体を吐出口21
8に供給する液流路210と、液体に気泡を発生させる
ための発熱体202を具備する素子基板201と、発熱
体202に面するように吐出口218側に自由端332
を具備して液流路210内に設けられた可動部材331
と、可動部材331を素子基板201に支持する台座2
34とから構成されており、可動部材331は、発熱体
202に面する側に凹凸を有している。また、可動部材
331と素子基板201とは台座234によって所定の
間隔を有して配されており、可動部材331と発熱体2
02との間に気泡発生領域211が形成されている。
【0069】可動部材331の凹凸においては、図8
(b)に示すような流路方向に等間隔に設けられたもの
や、図8(c)に示すような流路方向に自由端332側
の凹部の幅が広くなるように設けられたものや、図8
(d)に示すような流路方向に自由端332側の凹部の
幅が狭くなるように設けられたものが挙げられる。
(b)に示すような流路方向に等間隔に設けられたもの
や、図8(c)に示すような流路方向に自由端332側
の凹部の幅が広くなるように設けられたものや、図8
(d)に示すような流路方向に自由端332側の凹部の
幅が狭くなるように設けられたものが挙げられる。
【0070】上記のように構成された液体吐出ヘッドに
おいては、可動部材331の発熱体202と面する側
に、流路方向と平行な溝が設けられているので、流路に
直交する方向に広がる気泡の成長成分を抑制することが
でき、気泡の成長による圧力を吐出口方向に効率良く導
くことができる。
おいては、可動部材331の発熱体202と面する側
に、流路方向と平行な溝が設けられているので、流路に
直交する方向に広がる気泡の成長成分を抑制することが
でき、気泡の成長による圧力を吐出口方向に効率良く導
くことができる。
【0071】また、図8(c)に示したように、流路方
向と平行に設けられた凹部の幅が自由端332側が広く
なるように形成されている場合は、可動部材331の自
由端側の変位を大きくすることができ、それにより、自
由端332よりも下流側の液体に対し、気泡の下流側の
圧力成分を有効に作用させることができる。
向と平行に設けられた凹部の幅が自由端332側が広く
なるように形成されている場合は、可動部材331の自
由端側の変位を大きくすることができ、それにより、自
由端332よりも下流側の液体に対し、気泡の下流側の
圧力成分を有効に作用させることができる。
【0072】また、図8(d)に示したように、流路方
向と平行に設けられた凹部の幅が自由端332側が狭く
なるように形成されている場合は、可動部材331の変
位を、支点333を中心として確実に行わせることがで
き、それにより、小さな圧力によって可動部材331の
自由端332を変位させることができる。
向と平行に設けられた凹部の幅が自由端332側が狭く
なるように形成されている場合は、可動部材331の変
位を、支点333を中心として確実に行わせることがで
き、それにより、小さな圧力によって可動部材331の
自由端332を変位させることができる。
【0073】(第3の実施の形態)図9は、本発明の液
体吐出ヘッドの第3の実施の形態を示す図であり、
(a)は流路方向の断面図、(b)〜(d)は(a)に
示した可動部材の例を示す上面図である。
体吐出ヘッドの第3の実施の形態を示す図であり、
(a)は流路方向の断面図、(b)〜(d)は(a)に
示した可動部材の例を示す上面図である。
【0074】本形態は図9に示すように、液体を吐出す
る吐出口218と、吐出口218から吐出される液体が
貯留されている共通液室213と、吐出口218に連通
し、共通液室213に貯留されている液体を吐出口21
8に供給する液流路210と、液体に気泡を発生させる
ための発熱体202を具備する素子基板201と、発熱
体202に面するように吐出口218側に自由端332
を具備して液流路210内に設けられた可動部材431
と、可動部材431を素子基板201に支持する台座2
34とから構成されており、可動部材431は、発熱体
202に面する側に格子状の凹凸を有している。また、
可動部材431と素子基板201とは台座234によっ
て所定の間隔を有して配されており、可動部材431と
発熱体202との間に気泡発生領域211が形成されて
いる。
る吐出口218と、吐出口218から吐出される液体が
貯留されている共通液室213と、吐出口218に連通
し、共通液室213に貯留されている液体を吐出口21
8に供給する液流路210と、液体に気泡を発生させる
ための発熱体202を具備する素子基板201と、発熱
体202に面するように吐出口218側に自由端332
を具備して液流路210内に設けられた可動部材431
と、可動部材431を素子基板201に支持する台座2
34とから構成されており、可動部材431は、発熱体
202に面する側に格子状の凹凸を有している。また、
可動部材431と素子基板201とは台座234によっ
て所定の間隔を有して配されており、可動部材431と
発熱体202との間に気泡発生領域211が形成されて
いる。
【0075】可動部材431の凹凸においては、図9
(b)に示すようなそれぞれが等間隔に設けられたもの
や、図9(c)に示すような自由端432側の凹部の幅
が狭くなるように設けられたものや、図9(d)に示す
ような自由端432側の凹部の幅が広くなるように設け
られたものが挙げられる。
(b)に示すようなそれぞれが等間隔に設けられたもの
や、図9(c)に示すような自由端432側の凹部の幅
が狭くなるように設けられたものや、図9(d)に示す
ような自由端432側の凹部の幅が広くなるように設け
られたものが挙げられる。
【0076】上記のように構成された液体吐出ヘッドに
おいては、可動部材431の発熱体202に面する側に
凹凸が設けられているため、気泡発生領域211におい
て発生した気泡240が吐出口218方向に積極的に導
かれやすくなっている。
おいては、可動部材431の発熱体202に面する側に
凹凸が設けられているため、気泡発生領域211におい
て発生した気泡240が吐出口218方向に積極的に導
かれやすくなっている。
【0077】以下に、液体に熱を与えるための発熱体2
が設けられた素子基板1の構成について説明する。
が設けられた素子基板1の構成について説明する。
【0078】図10は、本発明の液体吐出ヘッドが適用
された液体吐出装置の一構成例を示す縦断面図であり、
(a)は後述する保護膜がある装置を示す図、(b)は
保護膜がない装置を示す図である。
された液体吐出装置の一構成例を示す縦断面図であり、
(a)は後述する保護膜がある装置を示す図、(b)は
保護膜がない装置を示す図である。
【0079】図10においては、図1に示した液流路1
0を第1の液流路14とし、また、液体供給路12を第
2の液流路16としており、各々に供給される液体を同
じ液体としても良いが、異なる液体を使用すれば、第1
の液流路14に供給される液体つまり吐出液の選択の範
囲を広げることができる。
0を第1の液流路14とし、また、液体供給路12を第
2の液流路16としており、各々に供給される液体を同
じ液体としても良いが、異なる液体を使用すれば、第1
の液流路14に供給される液体つまり吐出液の選択の範
囲を広げることができる。
【0080】図10に示すように、素子基板1上に、第
2の液流路16と、分離壁30と、可動部材31と、第
1の液流路14と、第1の液流路14を構成する溝が設
けられている溝付部材50とが設けられている。
2の液流路16と、分離壁30と、可動部材31と、第
1の液流路14と、第1の液流路14を構成する溝が設
けられている溝付部材50とが設けられている。
【0081】素子基板1には、シリコン等の基体107
上に、絶縁および蓄熱を目的としたシリコン酸化膜また
はチッ化シリコン膜106が成膜されており、その上に
0.01〜0.2μm厚の発熱体を構成するハフニュウ
ムボライド(HfB2 )、チッ化タンタル(TaN)、
タンタルアルミ(TaAl)等の電気抵抗層105と、
0.2〜1.0μm厚のアルミニウム等の配線電極10
4とがパターニングされている。この2つの配線電極1
04から電気抵抗層105に電圧を印加し、電気抵抗層
105に電流を流して発熱させる。配線電極104間の
電気抵抗層105上には、酸化シリコンやチッ化シリコ
ン等の保護層103が0.1〜0.2μm厚で形成さ
れ、さらにその上に、0.1〜0.6μm厚のタンタル
等の耐キャビテーション層102が成膜されており、イ
ンク等各種の液体から電気抵抗層105を保護してい
る。
上に、絶縁および蓄熱を目的としたシリコン酸化膜また
はチッ化シリコン膜106が成膜されており、その上に
0.01〜0.2μm厚の発熱体を構成するハフニュウ
ムボライド(HfB2 )、チッ化タンタル(TaN)、
タンタルアルミ(TaAl)等の電気抵抗層105と、
0.2〜1.0μm厚のアルミニウム等の配線電極10
4とがパターニングされている。この2つの配線電極1
04から電気抵抗層105に電圧を印加し、電気抵抗層
105に電流を流して発熱させる。配線電極104間の
電気抵抗層105上には、酸化シリコンやチッ化シリコ
ン等の保護層103が0.1〜0.2μm厚で形成さ
れ、さらにその上に、0.1〜0.6μm厚のタンタル
等の耐キャビテーション層102が成膜されており、イ
ンク等各種の液体から電気抵抗層105を保護してい
る。
【0082】特に、気泡の発生、消泡の際に発生する圧
力や衝撃波は非常に強く、堅くてもろい酸化膜の耐久性
を著しく低下させるため、金属材料のタンタル(Ta)
等が耐キャビテーション層102として用いられる。
力や衝撃波は非常に強く、堅くてもろい酸化膜の耐久性
を著しく低下させるため、金属材料のタンタル(Ta)
等が耐キャビテーション層102として用いられる。
【0083】また、液体、液流路構成、抵抗材料の組み
合わせにより上述の保護層を必要としない構成でもよ
く、その例を図10(b)に示す。
合わせにより上述の保護層を必要としない構成でもよ
く、その例を図10(b)に示す。
【0084】このような保護層を必要としない抵抗層の
材料としては、イリジュウム=タンタル=アルミ合金等
が挙げられる。特に、本発明において、発泡のための液
体を吐出液と分離して発泡に適したものにできるため、
このように保護層がない場合に有利である。
材料としては、イリジュウム=タンタル=アルミ合金等
が挙げられる。特に、本発明において、発泡のための液
体を吐出液と分離して発泡に適したものにできるため、
このように保護層がない場合に有利である。
【0085】このように、上述した実施の形態における
発熱体2の構成としては、配線電極104間の電気抵抗
層105(発熱部)だけででもよく、また電気抵抗層1
05を保護する保護層を含むものでもよい。
発熱体2の構成としては、配線電極104間の電気抵抗
層105(発熱部)だけででもよく、また電気抵抗層1
05を保護する保護層を含むものでもよい。
【0086】本形態においては、発熱体2として、電気
信号に応じて発熱する抵抗層で構成された発熱部を有す
るものを用いたが、本発明は、これに限られることな
く、吐出液を吐出させるのに十分な気泡を発泡液に生じ
させるものであればよい。例えば、発熱部としてレーザ
等の光を受けることで発熱するような光熱変換体や高周
波を受けることで発熱するような発熱部を有する発熱体
でもよい。
信号に応じて発熱する抵抗層で構成された発熱部を有す
るものを用いたが、本発明は、これに限られることな
く、吐出液を吐出させるのに十分な気泡を発泡液に生じ
させるものであればよい。例えば、発熱部としてレーザ
等の光を受けることで発熱するような光熱変換体や高周
波を受けることで発熱するような発熱部を有する発熱体
でもよい。
【0087】なお、前述の素子基板1には、発熱部を構
成する電気抵抗層105とこの電気抵抗層105に電気
信号を供給するための配線電極104とで構成される電
気熱変換体の他に、この電気熱変換素子を選択的に駆動
するためのトランジスタ、ダイオード、ラッチ、シフト
レジスタ等の機能素子が一体的に半導体製造工程によっ
て作り込まれていてもよい。
成する電気抵抗層105とこの電気抵抗層105に電気
信号を供給するための配線電極104とで構成される電
気熱変換体の他に、この電気熱変換素子を選択的に駆動
するためのトランジスタ、ダイオード、ラッチ、シフト
レジスタ等の機能素子が一体的に半導体製造工程によっ
て作り込まれていてもよい。
【0088】また、上述したような素子基板1に設けら
れている電気熱変換体の発熱部を駆動し、液体を吐出す
るためには、電気抵抗層105に配線電極104を介し
て矩形パルスを印加し、配線電極104間の電気抵抗層
105を急峻に発熱させればよい。
れている電気熱変換体の発熱部を駆動し、液体を吐出す
るためには、電気抵抗層105に配線電極104を介し
て矩形パルスを印加し、配線電極104間の電気抵抗層
105を急峻に発熱させればよい。
【0089】図11は、図10に示した電気抵抗層10
5に印加する電圧波形を示す図である。
5に印加する電圧波形を示す図である。
【0090】上述した実施の形態における液体吐出装置
においては、それぞれ電圧24V、パルス幅7μse
c、電流150mA、電気信号を6kHzで加えること
で発熱体を駆動させ、前述のような動作によって、吐出
口から液体であるインクを吐出させた。しかしながら、
本発明における駆動信号の条件はこれに限られることな
く、発泡液を適正に発泡させることができる駆動信号で
あればよい。
においては、それぞれ電圧24V、パルス幅7μse
c、電流150mA、電気信号を6kHzで加えること
で発熱体を駆動させ、前述のような動作によって、吐出
口から液体であるインクを吐出させた。しかしながら、
本発明における駆動信号の条件はこれに限られることな
く、発泡液を適正に発泡させることができる駆動信号で
あればよい。
【0091】以下に、部品点数の削減を図りながらも、
2つの共通液室を有し、各共通液室に異なる液体を良好
に分離して導入することができ、コストダウンを可能と
する液体吐出装置の構造例について説明する。
2つの共通液室を有し、各共通液室に異なる液体を良好
に分離して導入することができ、コストダウンを可能と
する液体吐出装置の構造例について説明する。
【0092】図12は、本発明の液体吐出ヘッドが適用
された液体吐出装置の一構成例を示す分解斜視図であ
る。
された液体吐出装置の一構成例を示す分解斜視図であ
る。
【0093】本形態においては、アルミニウム等の金属
で形成された支持体70上に、前述のように、発泡液に
対して膜沸騰による気泡を発生させるための熱を発生す
る発熱体2としての電気熱変換素子が複数設けられた素
子基板1が設けられている。
で形成された支持体70上に、前述のように、発泡液に
対して膜沸騰による気泡を発生させるための熱を発生す
る発熱体2としての電気熱変換素子が複数設けられた素
子基板1が設けられている。
【0094】素子基板1上には、DFドライフィルムに
より形成された第2の液流路16を構成する複数の溝
と、複数の第2の液流路16に連通し、それぞれの第2
の液流路16に発泡液を供給するための第2の共通液室
(共通発泡液室)17を構成する凹部と、前述した可動
部材31が接着された分離壁30とが設けられている。
より形成された第2の液流路16を構成する複数の溝
と、複数の第2の液流路16に連通し、それぞれの第2
の液流路16に発泡液を供給するための第2の共通液室
(共通発泡液室)17を構成する凹部と、前述した可動
部材31が接着された分離壁30とが設けられている。
【0095】溝付部材50においては、分離壁30と接
合されることで第1の液流路(吐出液流路)14を構成
する溝と、この吐出液流路に連通し、それぞれの第1の
液流路14に吐出液を供給するための第1の共通液室
(共通吐出液室)15を構成するための凹部と、第1の
共通液室15に吐出液を供給するための第1の液体供給
路(吐出液供給路)20と、第2の共通液室17に発泡
液を供給するための第2の液体供給路(発泡液供給路)
21とを有している。第2の液体供給路21は、第1の
共通液室15の外側に設けられた可動部材31及び分離
壁30を貫通して第2の共通液室17に連通する連通路
に繁がっており、この連通路によって吐出液と混合する
ことなく発泡液を第2の共通液室17に供給することが
できる。
合されることで第1の液流路(吐出液流路)14を構成
する溝と、この吐出液流路に連通し、それぞれの第1の
液流路14に吐出液を供給するための第1の共通液室
(共通吐出液室)15を構成するための凹部と、第1の
共通液室15に吐出液を供給するための第1の液体供給
路(吐出液供給路)20と、第2の共通液室17に発泡
液を供給するための第2の液体供給路(発泡液供給路)
21とを有している。第2の液体供給路21は、第1の
共通液室15の外側に設けられた可動部材31及び分離
壁30を貫通して第2の共通液室17に連通する連通路
に繁がっており、この連通路によって吐出液と混合する
ことなく発泡液を第2の共通液室17に供給することが
できる。
【0096】なお、素子基板1、可動部材31、分離壁
30及び溝付部材50の配置関係は、素子基板1の発熱
体2に対応して可動部材31が配置されており、この可
動部材31に対応して第1の液流路14が設けられてい
る。また、本形態においては、第2の液体供給路21を
1つの溝付部材50に設けた例について示したが、液体
の供給量に応じて複数個設けてもよい。さらに、第1の
液体供給路20と第2の液体供給路21の流路断面積は
供給量に比例して決めればよい。このような流路断面積
の最適化により、溝付部材50等を構成する部品のより
一層の小型化を図ることも可能である。
30及び溝付部材50の配置関係は、素子基板1の発熱
体2に対応して可動部材31が配置されており、この可
動部材31に対応して第1の液流路14が設けられてい
る。また、本形態においては、第2の液体供給路21を
1つの溝付部材50に設けた例について示したが、液体
の供給量に応じて複数個設けてもよい。さらに、第1の
液体供給路20と第2の液体供給路21の流路断面積は
供給量に比例して決めればよい。このような流路断面積
の最適化により、溝付部材50等を構成する部品のより
一層の小型化を図ることも可能である。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
可動部材の気泡に対向する面に凹部が設けられているた
め、気泡発生領域において発生した気泡が吐出口方向に
積極的に導かれやすくなっており、それにより、液体の
吐出のさらなる効率化を図ることができる。
可動部材の気泡に対向する面に凹部が設けられているた
め、気泡発生領域において発生した気泡が吐出口方向に
積極的に導かれやすくなっており、それにより、液体の
吐出のさらなる効率化を図ることができる。
【0098】また、その凹部が可動部材の支点から自由
端側へ延在する溝であり、その溝の幅が、支点側よりも
自由端側の方が広くなるように形成されている場合は、
可動部材の変位が大きくなり、それにより、自由端より
も下流側の液体に対し、気泡の下流側の圧力成分を有効
に作用させることができる。
端側へ延在する溝であり、その溝の幅が、支点側よりも
自由端側の方が広くなるように形成されている場合は、
可動部材の変位が大きくなり、それにより、自由端より
も下流側の液体に対し、気泡の下流側の圧力成分を有効
に作用させることができる。
【0099】また、その凹部が可動部材の支点から自由
端側へ延在する溝であり、その溝の幅が、支点側よりも
自由端側の方が狭くなるように形成されている場合は、
可動部材の変位が、支点を中心として確実に行われ、そ
れにより、小さな圧力によって可動部材の自由端を変位
させることができる。
端側へ延在する溝であり、その溝の幅が、支点側よりも
自由端側の方が狭くなるように形成されている場合は、
可動部材の変位が、支点を中心として確実に行われ、そ
れにより、小さな圧力によって可動部材の自由端を変位
させることができる。
【0100】また、可動部材の気泡に対向する面とは反
対側の面の稜線を曲面形状とした場合は、可動部材が変
位する際、可動部材が受ける液体の抵抗を下げることが
でき、可動部材の上方への変位が容易となる。
対側の面の稜線を曲面形状とした場合は、可動部材が変
位する際、可動部材が受ける液体の抵抗を下げることが
でき、可動部材の上方への変位が容易となる。
【0101】また、可動部材を、該可動部材が形成され
る材料よりも耐腐食性の高いコーティング部材によって
被覆した場合は、気泡の発生による圧力を液体の吐出に
効率的に利用可能としながらも、液体に対する耐久性の
向上を図ることができる。
る材料よりも耐腐食性の高いコーティング部材によって
被覆した場合は、気泡の発生による圧力を液体の吐出に
効率的に利用可能としながらも、液体に対する耐久性の
向上を図ることができる。
【図1】本発明の液体吐出ヘッドにおける吐出原理を説
明するための図である。
明するための図である。
【図2】図1に示した液体吐出ヘッドの部分破断斜視図
である。
である。
【図3】本発明の液体吐出ヘッドの第1の実施の形態を
示す図であり、(a)は流路方向の断面図、(b)〜
(d)は(a)に示した可動部材の例を示す上面図であ
る。
示す図であり、(a)は流路方向の断面図、(b)〜
(d)は(a)に示した可動部材の例を示す上面図であ
る。
【図4】図3に示した液体吐出ヘッドにおける液体吐出
動作を説明するための図である。
動作を説明するための図である。
【図5】図3に示した液体吐出ヘッドにおける液体吐出
動作を説明するための図である。
動作を説明するための図である。
【図6】図3に示した可動部材の製造方法を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図7】図3に示した可動部材の製造方法を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図8】本発明の液体吐出ヘッドの第2の実施の形態を
示す図であり、(a)は流路方向の断面図、(b)〜
(d)は(a)に示した可動部材の例を示す上面図であ
る。
示す図であり、(a)は流路方向の断面図、(b)〜
(d)は(a)に示した可動部材の例を示す上面図であ
る。
【図9】本発明の液体吐出ヘッドの第3の実施の形態を
示す図であり、(a)は流路方向の断面図、(b)〜
(d)は(a)に示した可動部材の例を示す上面図であ
る。
示す図であり、(a)は流路方向の断面図、(b)〜
(d)は(a)に示した可動部材の例を示す上面図であ
る。
【図10】本発明の液体吐出ヘッドが適用された液体吐
出装置の一構成例を示す縦断面図であり、(a)は後述
する保護膜がある装置を示す図、(b)は保護膜がない
装置を示す図である。
出装置の一構成例を示す縦断面図であり、(a)は後述
する保護膜がある装置を示す図、(b)は保護膜がない
装置を示す図である。
【図11】図10に示した電気抵抗層に印加する電圧波
形を示す図である。
形を示す図である。
【図12】本発明の液体吐出ヘッドが適用された液体吐
出装置の一構成例を示す分解斜視図である。
出装置の一構成例を示す分解斜視図である。
1,201 素子基板 2,202 発熱体 3 面積中心 10,210 液流路 11,211 気泡発生領域 12 液体供給路 13,213 共通液室 14 第1の液流路 16 第2の液流路 18,218 吐出口 20 第1液体供給路 21 第2液体供給路 30 分離壁 31,231,331,431 可動部材 32,232,332,432 自由端 33,233,333,433 支点 34,234 台座 40 気泡 45 液滴 50 溝付部材 70 支持体 102,305 耐キャビテーション層 103,304 保護層 104 配線電極 105 抵抗層 106 シリコン層 107 基体 501 ガラス原版 502 パターン溝 503 銀 504 ニッケル 505 コーティング部材
フロントページの続き (72)発明者 小山 修司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (24)
- 【請求項1】 自由端及び支点を有し、液体が満たされ
た流路内にて発生する気泡の圧力によって前記自由端が
変位する液体吐出ヘッド用可動部材において、 少なくとも前記自由端を含む可動領域は、レジストを用
いない電鋳方法によって原版に対して形成された後に原
版から剥離された金属部分を少なくとも芯部に有するこ
とを特徴とする液体吐出ヘッド用可動部材。 - 【請求項2】 請求項1に記載の液体吐出ヘッド用可動
部材において、 前記気泡に対向する面を有し、該対向面は凹部を具備す
ることを特徴とする液体吐出ヘッド用可動部材。 - 【請求項3】 請求項2に記載の液体吐出ヘッド用可動
部材において、 前記対向面は、前記凹部を含んだ凹凸域を有することを
特徴とする液体吐出ヘッド用可動部材。 - 【請求項4】 請求項2に記載の液体吐出ヘッド用可動
部材において、 前記凹部は、前記支点から前記自由端側へ延在する溝で
あることを特徴とする液体吐出ヘッド用可動部材。 - 【請求項5】 請求項2に記載の液体吐出ヘッド用可動
部材において、 前記凹部は、液体の流れ方向とは直交方向に延在する溝
であることを特徴とする液体吐出ヘッド用可動部材。 - 【請求項6】 請求項2に記載の液体吐出ヘッド用可動
部材において、 前記凹部は、格子状に形成されていることを特徴とする
液体吐出ヘッド用可動部材。 - 【請求項7】 請求項4乃至6のいずれか1項に記載の
液体吐出ヘッド用可動部材において、 前記凹部の幅が、前記支点側よりも前記自由端側の方が
広いことを特徴とする液体吐出ヘッド用可動部材。 - 【請求項8】 請求項4乃至6のいずれか1項に記載の
液体吐出ヘッド用可動部材において、 前記凹部の幅が、前記支点端側よりも前記自由端側の方
が狭いことを特徴とする液体吐出ヘッド用可動部材。 - 【請求項9】 請求項2乃至8のいずれか1項に記載の
液体吐出ヘッド用可動部材において、 前記気泡に対向する面とは反対側の面は、稜線が曲面形
状となっていることを特徴とする液体吐出ヘッド用可動
部材。 - 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか1項に記載
の液体吐出ヘッド用可動部材において、 該可動部材が形成される材料よりも耐腐食性の高いコー
ティング部材によって被覆されていることを特徴とする
液体吐出ヘッド用可動部材。 - 【請求項11】 液体を吐出する吐出口と、 該吐出口に連通し、該吐出口に液体を供給する液流路
と、 液体に気泡を発生させるための発熱体を具備する基板
と、 前記発熱体に面するように前記吐出口側を自由端として
前記液流路内に設けられた可動部材とを少なくとも有し
てなる液体吐出ヘッドにおいて、 前記可動部材の少なくとも前記自由端を含む可動領域
は、レジストを用いない電鋳方法によって原版に対して
形成された後に原版から剥離された金属部分を少なくと
も芯部に有することを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 【請求項12】 請求項11に記載の液体吐出ヘッドに
おいて、 前記可動部材は前記気泡に対向する面を有し、該対向面
は凹部を具備することを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 【請求項13】 請求項12に記載の液体吐出ヘッドに
おいて、 前記対向面は、前記凹部を含んだ凹凸域を有することを
特徴とする液体吐出ヘッド。 - 【請求項14】 請求項12に記載の液体吐出ヘッドに
おいて、 前記凹部は、前記支点から前記自由端側へ延在する溝で
あることを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 【請求項15】 請求項12に記載の液体吐出ヘッドに
おいて、 前記凹部は、液体の流れ方向とは直交方向に延在する溝
であることを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 【請求項16】 請求項12に記載の液体吐出ヘッドに
おいて、 前記凹部は、格子状に形成されていることを特徴とする
液体吐出ヘッド。 - 【請求項17】 請求項14乃至16のいずれか1項に
記載の液体吐出ヘッドにおいて、 前記凹部の幅が、前記支点側よりも前記自由端側の方が
広いことを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 【請求項18】 請求項14乃至16のいずれか1項に
記載の液体吐出ヘッドにおいて、 前記凹部の幅が、前記支点端側よりも前記自由端側の方
が狭いことを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 【請求項19】 請求項12乃至18のいずれか1項に
記載の液体吐出ヘッドにおいて、 前記可動部材の前記気泡に対向する面とは反対側の面
は、稜線が曲面形状となっていることを特徴とする液体
吐出ヘッド。 - 【請求項20】 請求項11乃至19のいずれか1項に
記載の液体吐出ヘッドにおいて、 前記可動部材は、該可動部材が形成される材料よりも耐
腐食性の高いコーティング部材によって被覆されている
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 【請求項21】 液体を吐出する吐出口と、 該吐出口に連通し、該吐出口に液体を供給する液流路
と、 液体に気泡を発生させるための発熱体を具備する基板
と、 前記発熱体に面するように前記吐出口側を自由端として
前記液流路内に設けられた可動部材とを少なくとも有し
てなる液体吐出ヘッドに用いられる液体吐出ヘッド用可
動部材の製造方法において、 ガラス原版に所定のパターン溝を作製する工程と、 前記パターン溝が作製されているガラス原版面の全体に
銀を成膜する工程と、 前記銀が成膜されたガラス原版のパターン溝の中に銀が
残るように銀をこすり落とす工程と、 前記工程により銀が残された部分にニッケルによって電
鋳を行う工程と、 前記ガラス原版と前記ニッケルとを剥離することで前記
可動部材を得る工程とを有することを特徴とする液体吐
出ヘッド用可動部材の製造方法。 - 【請求項22】 請求項21に記載の液体吐出ヘッド用
可動部材の製造方法において、 前記銀を成膜させる工程は、銀鏡反応を用いて行うこと
を特徴とする液体吐出ヘッド用可動部材の製造方法。 - 【請求項23】 請求項21または請求項22に記載の
液体吐出ヘッド用可動部材の製造方法において、 前記銀をこすり落とす工程は、スポンジを用いて行うこ
とを特徴とする液体吐出ヘッド用可動部材の製造方法。 - 【請求項24】 請求項21乃至23のいずれか1項に
記載の液体吐出ヘッド用可動部材の製造方法において、 前記可動部材を、該可動部材が形成される材料よりも耐
腐食性の高いコーティング部材によって被覆する工程を
有することを特徴とする液体吐出ヘッド用可動部材の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21083297A JPH1148500A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 液体吐出ヘッド用可動部材及びそれの製造方法とそれを有する液体吐出ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21083297A JPH1148500A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 液体吐出ヘッド用可動部材及びそれの製造方法とそれを有する液体吐出ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1148500A true JPH1148500A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16595859
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21083297A Pending JPH1148500A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 液体吐出ヘッド用可動部材及びそれの製造方法とそれを有する液体吐出ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1148500A (ja) |
-
1997
- 1997-08-05 JP JP21083297A patent/JPH1148500A/ja active Pending
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