JPH114892A - 生体同調度検出装置 - Google Patents

生体同調度検出装置

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JPH114892A
JPH114892A JP9173269A JP17326997A JPH114892A JP H114892 A JPH114892 A JP H114892A JP 9173269 A JP9173269 A JP 9173269A JP 17326997 A JP17326997 A JP 17326997A JP H114892 A JPH114892 A JP H114892A
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和彦 天野
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和夫 上馬場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対話、あるいは通信手段による意志疎通にあ
って、相手との心理的交渉のより深層的認識を客観的に
可能にする装置を提供する。 【解決手段】 生体情報検出手段1は生徒の脈波を測定
し、これにより脈拍などの生体情報S1を検出する。生
体情報受信手段2は教師側の脈拍情報S2を受信し、同
調度判定手段3により、脈拍情報S1とS2とを比較
し、両者の一致度合い、およびどちら側に近づいて行っ
たか(どちら側に引き込まれたか)という引き込みの程
度を判定し、その判定結果をS3として出力する。表示
制御手段4により、脈拍情報S1、S2、判定結果S3
等は表示制御手段4により、表示手段5に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、他人の生体情報
を見ることにより発生する引き込み効果を利用し、臨場
感を向上させたり、互いの情動を近づけたりするのに好
適な生体同調度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人間の生体反応を検出し、あるいは音声
信号、撮像情報等のデータとして伝送することにより、
教育、医療、娯楽、対話等の対人交渉に役立てようとす
る試みが知られている。例えば、特願昭61−6899
2号に示される「授能装置」においては、人間の知的活
動の産物である会話や楽器演奏の音と、その知的活動を
行っているときの脳波を併せて他の人に伝達し、これに
よって、有能者の能力を未熟者に伝えるという構成が開
示されている。また、離隔地にある教師と生徒とが、公
知のテレビジョン受送信装置、あるいは音声伝送装置に
より意志疎通を図り、授業を実施するシステムも試みら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
例では、情報の伝達が一方的であり、離隔地にある者同
士が互いに同調しているのか、あるいは不調和な状態な
のかなどを知ることができない。すなわち、相手との情
動の同調度合いを知ることができないため、無味乾燥し
た伝達手段となっていた。ところで、対話等をしている
と、その進展に応じて両者の脈拍数等の生体反応が一致
する傾向にある、いわゆる引き込み現象(同調化の現
象)が知られている。これは、一方が他方の心理的状況
へ同調化されるということである。本発明はこのような
事情に鑑みてなされたもので、対話、あるいは通信手段
による意志疎通にあって、相手との同調の度合いを知る
ことができる同調度検出装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、生体情報を検出する生体情
報検出手段と、生体情報を受信する生体情報受信手段
と、前記生体情報検出手段が検出した生体情報と前記生
体情報受信手段が受信した生体情報とを比較し、両者の
同調度を判定する同調度判定手段と、前記同調度判定手
段の判定結果を告知する告知手段とを具備することを特
徴とする。また、請求項2に記載の発明は、前記生体情
報検出手段が検出した生体情報を送信する生体情報送信
手段を具備することを特徴とする。また、請求項3に記
載の発明は、前記生体情報検出手段は検出した生体情報
に所定の加工をして出力することを特徴とする。
【0005】また、請求項4に記載の発明は、前記告知
手段は、前記同調度判定手段によって判定された同調の
度合いに応じて、音声信号を変化させることを特徴とす
る。また、請求項5に記載の発明は、前記告知手段は、
前記同調度判定手段によって判定された同調の度合いに
応じて、前記音声信号の周波数または音量を変化させる
ことを特徴とする。また、請求項6に記載の発明は、前
記生体情報検出手段は生体の検出部位から検出した脈波
をウエーブレット変換して前記生態情報を生成すること
を特徴とする。また、請求項7に記載の発明にあって
は、生体情報を検出する第1の生体情報検出手段と、生
体情報を検出する第2の生体情報検出手段と、前記第
1、第2の生体情報検出手段が検出した生体情報を比較
し、両者の同調度を判定する同調度判定手段と、前記第
1、第2の生体情報検出手段が検出した生体情報および
前記同調度判定手段の判定結果を表示する表示手段とを
具備することを特徴とする。また、請求項8に記載の発
明にあっては、前記第1、第2の生体情報検出手段は検
出した生体情報に所定の加工をして出力することを特徴
とする。また、請求項9に記載の発明にあっては、前記
第1、第2の生体情報検出手段は生体の検出部位から検
出した脈波をウエーブレット変換して前記生態情報を生
成することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
<1:第1実施形態> A.全体構成 図1は、この発明の第1実施形態の概略構成を示すブロ
ック図である。本実施形態は、ネットワークを介して送
られてくる教師の指導情報を生徒が受信するという指導
システムに本発明を利用した実施形態である。図1は、
生徒側に設けられる装置の構成を示している。1は生体
情報検出手段であり、生徒の脈波を測定し、これにより
脈拍などの生体情報S1を検出する。生態情報には、種
々の情報があるが、ここでは、簡単化のために脈拍とす
る(以下、脈拍情報S1と表す)。
【0007】また、2はネットワークを介して供給され
る生体情報S2、およびその他の情報S4を受信する情
報受信手段である。この情報受信手段2が受信する生体
情報S2は、生体情報検出手段1が検出する生体情報と
同じ種類の情報であり、すなわち、本実施形態において
は教師側からの脈拍情報S2である。3は、同調度判定
手段であり、脈拍情報S1とS2とを比較し、両者の一
致度合い、およびどちら側に近づいて行ったか(どちら
側に引き込まれたか)という引き込みの程度を判定し、
その判定結果をS3として出力する。4は表示制御手段
であって、脈拍情報S1、S2、判定結果S3、情報S
4の表示を制御する。5は表示手段であり、制御手段4
からの制御に基づき、同調度判定手段の判定結果S3お
よび脈拍情報S1、S2、情報S4を表示する。
【0008】一方、図2は、教師側に設けられる装置の
概略構成を示すブロック図である。図において、6は教
師の脈波を測定し、これにより脈拍(すなわち上述の脈
拍情報S2)を検出する生体情報検出手段である。7は
教師側の音声、表情等の情報S4を採録する情報入力手
段であって、録音用マイクロフォン、およびビデオカメ
ラ等を有している。また、8は脈拍情報S2、情報S4
を送信する送信手段であり、9は脈拍情報S2、情報S
4を記憶するとともに、所望に応じて再生し、出力する
メモリである。
【0009】B.各部の構成 次に、本実施形態の各部の構成について詳述する。 1.生体情報検出手段1、6 生体情報検出手段1と生体情報検出手段6とは同一の構
成であるので、生体情報検出手段1を例にとって説明を
行う。
【0010】生体情報検出手段の機械的構成 ここで、図3は生体情報検出手段1の構成例を示す図で
あり、図において、10は、腕時計構造の本体、20は
本体10に接続されるケーブル、30はケーブル20の
先端側に設けられた脈波検出用センサユニットである。
ケーブル20の先端側にはコネクタピース80が設けら
れており、このコネクタピース80は本体10の6時の
側に構成されているコネクタ部70に対して着脱自在で
ある。本体10には、腕時計における12時方向から腕
に巻き付いて、その6時方向で固定されるリストバンド
12が設けられ、このリストバンド12によって装置本
体10は腕に着脱自在である。脈波検出用センサユニッ
ト30はLED発光素子および受光素子(図示しない)
を有し、センサ固定用バンド40によって遮光された状
態で、人差し指の根元に装着されている。50は同調度
判定手段3に接続されるケーブルであり、その両端には
コネクタピース52、54が設けられている。コネクタ
ピース52は、本体10の10時の側に構成されている
コネクタ部60に対して着脱自在である。一方、コネク
タピース54は図示しない同調度判定手段3のコネクタ
部に対して着脱自在である。
【0011】次に、本体10の表示部について説明す
る。本実施形態にあっては、生体情報検出手段1自体
も、脈拍を表示する表示部を有している。
【0012】図3において、90は本体10の表面に設
けられた液晶表示装置であり、表示装置90は、その左
上側に位置する第1のセグメント表示領域92と、右上
側に位置する第2のセグメント表示領域94と、右下側
に位置する第3のセグメント表示領域96と、左下側に
位置するドット表示領域98とからなる。第1のセグメ
ント表示領域92は、曜日、日付、時刻等を表示する。
第2のセグメント表示領域94は、時間の測定における
経過時間を表示し、第3のセグメント表示領域96は、
脈波の測定における脈拍数等を表示する。ドット表示領
域98は、各種の情報、例えば、脈拍数の波形を概略的
に示すグラフなどをグラフィック表示する。表示切換
は、脈拍数等の表示、曜日、日付、時刻の表示およびス
トップウオッチ表示などに適宜切換られる。ただし、脈
波の測定は、測定開始が指示された後は、液晶表示装置
90の表示切換に関わらず継続して行われ、測定値とそ
のサンプリング時刻を示すタイムスタンプとがセットで
記憶されて行くようになっている。
【0013】表示装置90の上側には、本体10のON
/OFFを操作するボタンスイッチ100aがあり、表
示装置90の下側のボタンスイッチ100bは、曜日、
日付、時刻の表示を指示するスイッチである。本体10
の2時の方向には、アラーム音の発生を指示するボタン
スイッチ100cが構成され、本体10の4時の方向に
は、本体10の各種のモードを切り換えるボタンスイッ
チ100dが構成されている。さらに、本体10の7時
の方向には、曜日、日付、時刻を設定するボタンスイッ
チ100eが、本体10の8時の方向には、前記のグラ
フィック表示の切り換えを指示するボタンスイッチ10
0fが構成されている。本体10の11時の方向に位置
する100gは、表示装置90を照明するEL(Electro
Luminescence)バックライトを操作するボタンスイッチ
である。
【0014】生体情報検出手段の電気的構成 本体10の内部構成について説明する。図4は、生体情
報検出手段1の回路構成を示すブロック図である。図4
において、110はCPUであって、各回路を制御する
とともに所定の演算を実行する中枢部である。CPU1
10には、ROM112とRAM114とが接続され、
さらに操作部116と表示制御回路118とがそれぞれ
接続されている。脈拍数検出部120は前記のコネクタ
部70を有し、ケーブル20を介してセンサユニット3
0に接続されるとともにCPU110に接続される。R
OM112には、CPU110が実行する制御プログラ
ムや各種の制御データ等が格納されている。RAM11
4はCPU110が演算を実行する場合の作業領域とな
る。RAM114には、また、脈拍数検出部120から
の計測値、CPU110の演算結果等が適宜格納され
る。表示制御回路118は、CPU110から入力され
た表示情報を表示装置90のフォーマットに変換し、装
置90に表示させる。操作部116は上述するボタンス
イッチ100群からなる。CPU110には、計時機能
を有する時計回路122が接続されている。なお、本体
10は、電源としての電池(図示しない)が格納され
る。
【0015】次に、脈波検出部120の回路構成を図5
に示す。同図において、脈波検出部122は、コネクタ
部70と脈波信号増幅回路130と、脈波波形整形回路
132と、インターフェース134とを有している。脈
波信号増幅回路130は、コネクタ部70からの脈拍情
報S1の電気的信号を受信して脈波波形整形回路132
とインターフェース134とに出力する。インターフェ
ース134は、脈波波形整形回路132は脈波波形整形
回路132からの電気的信号の波形を整形してCPU1
10に出力する。一方、インターフェース134は脈波
信号増幅回路130からの電気的信号をA/D変換して
CPU110に出力する。
【0016】上記構成に基づく脈拍情報S1の検出手順
について説明する。図6はS1の検出手順の一例を示す
フローチャートである。同図に示すステップSa1にお
いて、脈波信号増幅回路130はセンサユニット30か
らの脈波信号を増幅する。ステップSa2において、脈
波波形整形回路132は増幅された脈波信号の波形を整
形する。ステップSa3において、CPU110は、脈
波波形整形回路132からの脈波信号を周波数解析す
る。本実施形態においては、周波数はFFT処理され
る。次にステップSa4において、CPU110は、F
FT処理された脈波信号から脈波周波数成分を抽出し、
ステップSa5においては、抽出された脈波周波数成分
から脈拍数を演算する。ここで、FFT処理について概
説する。図7(a)に示す脈波の波形Fを例えばサンプリ
ング時間を16[sec]としてFFT処理すると、図7(b)に
示す高調波成分が得られる。この場合、サンプリング間
隔16[sec]であるから、その線スペクトルの分解能は1/1
6[sec]となり、波形Fは16[Hz]の整数倍の高調波成分に
分解される。さて、図7(b)において、縦軸は高調波成
分の大きさ(パワー)を表現するが、図示の例において
は、周波数fBの波動の振幅は周波数fAの波動の振幅の1/
2である。一般に、FFT処理によって得られた高調波
成分のうち、最も高いものが脈波成分であり、他は雑音
と考えられる。この例では周波数fAの波動が脈波の波動
であり、周波数fBの波動は体動等の雑音であること判断
することができる。以上のようにして検出された周波数
を毎分当たりに変換して脈拍を求める。なお、周波数解
析法としては、上述のFFT処理のほか、最大エントロ
ピー法、ウェブレット変換法等があり、本実施形態にい
ずれも適用可能である(詳細については後述する)。
【0017】次に、上記構成による生体情報検出手段1
の動作について説明する。まず、脈波検出用センサユニ
ット30をセンサ固定用バンド40によって人差し指の
根元に装着する。その部位を特定する理由は、ケーブル
20の短縮化を図るためと手の動作を阻害しないためで
あり、さらに指の根元は環境温度による体温の変化を受
けにくいためである(体温の変化は脈波の検出値を不正
確にする)。その状態で装置を起動すると、ユニット3
0のLED発光素子(図示しない)が外界から遮光され
た状態で装着部位を射光する。一方、装着部位では脈の
変動により反射光が変動し、その変動をユニット30の
受光素子(図示しない)が捕捉するとともに、電気的信
号(脈波信号)に変換し、ケーブル20を介して本体1
0の脈波検出部120に出力する。
【0018】脈波検出部120では、その脈波信号増幅
回路130はセンサユニット30からの脈波信号を増幅
し、脈波波形整形回路132およびインターフェース1
34に出力する。インターフェース134は、増幅され
た脈波信号をA/D変換し、CPU110に出力する。
脈波波形整形回路132は増幅された脈波信号の波形を
整形し、CPU110に出力する。CPU110では、
上述した周波数解析処理を実行し、脈拍情報S1を算出
する。この場合、脈拍情報S1は同調度判定手段3に出
力されるほか、所望に応じて、表示装置90に表示され
る。
【0019】2.教師側情報入力手段7 図8は情報入力手段7の一例である録音/撮像システム
を示すブロック図である。同図において、140はマイ
クロフォンであり、142はその波形を増幅する増幅回
路である。教育時における教師の音声は、マイクロフォ
ン140が捕捉し、その波形を増幅回路142が増幅し
て情報送信手段8あるいはメモリ9に出力する。さら
に、本実施形態にあっては、教師側の音声情報のほか、
教師側の撮像信号も情報S4に含めている。図8におい
て、144はビデオカメラであり、146はその画像情
報を伝送信号に変換する信号変換手段である。信号変換
手段146は、ビデオカメラ144によって得られた教
師側の撮像情報を伝送信号に変換し、情報送信手段8あ
るいはメモリ9に出力する。
【0020】C.第1の本実施形態のハードウェア構成 図9は、図1に示す機能構成をハードウェアで実現した
場合の一例を示すブロック図である。この図において、
200はCPUであり、各回路を制御するとともに所定
の演算を実行する。前述した同調度判定手段3は、CP
U200の機能として実現される。CPU200には、
ROM202とRAM204とが接続され、さらに操作
部206と表示制御手段4とがそれぞれ接続されてい
る。さらに、CPU200には、生体情報検出手段1と
生体情報受信手段2とから、それぞれ脈拍情報の信号が
入力される。ROM202には、CPU200が実行す
る制御プログラムや各種の制御データ等が格納されてい
る。RAM204はCPU200が演算を実行する場合
の作業領域となる。さらに、RAM204には、CPU
200の演算結果が格納されるとともに、生体情報検出
手段1からの脈拍情報S1と、生体情報受信手段2から
の脈拍情報S2とが一定の時間間隔で格納される。表示
制御手段4は、CPU200から入力された表示情報を
表示手段5のフォーマットに変換し、表示手段5に表示
させる。操作部208はキーボード等のボタンスイッチ
からなる。
【0021】D.動作 次に、上記構成によるこの実施形態の動作について説明
する。一例として、教師が生徒にリアルタイムで教育を
実施する場合について説明する。生体情報検出手段1
は、一定の時間間隔で教育時における生徒の脈波を検出
し、その検出結果から脈拍情報S1を抽出する。同時
に、生体情報検出手段6は教師の脈波を検出し、その検
出結果から脈拍情報S2を抽出する。脈拍情報S2は、
送信手段8を介して生体情報受信手段2に入力され、さ
らに脈拍情報S1とともに同調度判定手段3に入力され
るとともに、RAM204に逐一格納される。同調度判
定手段3では、脈拍情報S1と脈拍情報S2とを比較
し、両者の一致度合いを判定し、判定結果S3を検出す
るとともに、表示制御手段4に出力する。以下に、同調
度判定処理の一例について説明する。この処理では、判
定度S3=(1−|S1/S2−1|)×100(%)
を同調度とし、判定度S3が100に近づくほど、同調
度が高くなる(100%に近づく)算定を行っている。
図10はこの実施形態における判定処理の一例を示すフ
ローチャートである。同図に示す処理においては、ステ
ップSb1で脈拍情報S1の読み込みを行い、ステップ
Sb2で脈拍情報S2の読み込みを行う。ステップSb
3においてS3=S1/S2を算出し、ステップSb4
においてS1とS2との一致(すなわちS3=1)を検
討する。ここで、S3=100%ならば、同調度を最も
高いAと評価する(ステップSb5)。S3≠1(すな
わち100%)ならば、ステップSb6、ステップSb
8、ステップSb10においてS3と100との差に応
じた評価を行う。なお、ステップSb6、ステップSb
8、ステップSb10の基準値70、40、10は、説
明のための便宜的なものであって、他の数値であっても
よいのはもちろんである。
【0022】表示制御手段4は、以上のようにして生成
された脈拍情報S1、脈拍情報S2、判定結果S3等を
表示手段5に表示させる。なお、評価A〜Eをともに表
示してもよい。図11は、表示手段5の表示例を示して
いる。同図において、210はディスプレイであり、そ
の第1のウィンドウ212には一般的なパーソナルコン
ピュータのモニター画像が表示される。第2のウィンド
ウ214は、ディスプレイ210の左下側に構成され、
それから順に右側に向かって第3のウィンドウ216、
第4のウィンドウ218、第5のウィンドウ220と
が、第6のウィンドウ222とがそれぞれ表示されてい
る。第2のウィンドウ214には、脈拍情報S1が表示
され、第3のウィンドウ216には、脈拍情報S2が表
示される。第4のウィンドウ218には、判定結果S3
が表示され、さらに、本実施形態にあっては、第5のウ
ィンドウ220に、同調度の評価評価A〜Eに応じて、
フェイスチャートが表示される。この場合、ROM20
2内に複数のフェイスチャートが用意されており、その
フェイスチャートは同調度の段階に応じて第5のウィン
ドウ220に選択的に表示される。なお、上述の動作例
では、脈拍情報S2および情報S4を、リアルタイムに
伝送したが、図2に示すメモリ9に、教育実施時の脈拍
情報S2、情報S4を記憶させておき、記憶した内容を
生徒側からの要求に応じて転送し、これらの情報を適
宜、第3のウィンドウ216、第6のウィンドウ222
に表示するようにしてもよい。この場合においては、生
徒は自由な時間に教授を受けることができ、また、教師
側も不特定多数の生徒に対し、非同期に教授を行うこと
ができる。
【0023】E.効果 以上の構成により、生徒が教師が生徒に教育、指導を行
う場合、生徒の情動を表現する生体反応(本実施形態で
は脈拍数)は、教師の生体反応と比較され、その一致の
程度を生徒が認識することができる。一般に、個人対個
人の交渉、例えば対話において、各個人が情動的に同調
し、その反映として生体反応が一致する傾向に進む、い
わゆる引き込み現象が知られている。一方、教育指導、
ことに主観的な技量、例えば、語学教育(特に日本語会
話のような会話教育)、朗読、楽器演奏、歌唱等の達成
度を計る場合、単に生体的技能のみならず、主観的情動
も技量向上の上で重要と考えられる。従って、生徒が教
師に、技能のみならず情動的にも一致するように教授を
受けることで、生徒の技量が飛躍的に向上する。本実施
形態は、その引き込み現象を応用して、生徒と教師との
脈拍情報を比較し、その一致度合いの検出により生徒の
達成度を計ることを可能にし、もって教育指導の効率向
上を図ることを可能にする。
【0024】F.変形例 (1)上述した実施形態においては、センサユニット3
0の発光素子をLEDとするが、本発明はそれに限定さ
れるものではなく、例えば前記発光素子をレーザ光源と
してもよい。また、上記実施形態では受光素子はLED
の反射光を捕捉するものとするが、本発明はそれに限定
されるものではなく、例えば透過光を捕捉するものとし
てもよい。さらに、上記実施形態にあっては、センサユ
ニット30を光学式センサとするが、本発明はそれに限
定されるものではなく、他の有効な手段であってもよ
く、例えば圧力センサとすることもできる。さらに、上
記実施形態にあっては、脈波を人差し指の根元から検出
するものとするが、本発明はそれに限定されるものでは
なく、脈波の検出が可能な部位ならいずれであってもよ
い。 (2)上記実施形態にあっては、S3=(1−|S1/
S2−1|)×100に基づき判定結果S3を算出する
ものとしているが、本発明はそれに限定されるものでは
なく、例えば、一定の時間間隔でRAM204に格納さ
れた脈拍情報S1と、脈拍情報S2とを組とする、複数
のデータの相関係数を算出するものとしてもよい。それ
により、時間の経過とともに、一致特性がどのように変
化するかを解析することができるとともに、その相関を
表示手段5に表示することにより、生徒が教師との情動
的な一致度合いを知ることができる。 (3)また、上記実施形態にあっては、同調度の評価を
5段階とするが、本発明はそれに限定するものではな
く、同調度の解釈、判定手順、評価基準等に応じて変更
可能であるのはもちろんである。また、同調度はサンプ
リングタイミングにおける瞬時値であるが、所定期間中
の同調度の平均値を求め、当該平均値に基づいて評価を
行うようにしてもよい。 (4)また、一定の時間間隔でRAM204に格納され
た脈拍情報S1からその変動率を求めるとともに、脈拍
情報S2からもその変動率を求め、両者を表示手段5に
表示してもよい。このようにすれば、どちらの影響力が
大きいか、すなわち、どちらがどちらに引き込まれたか
を知ることができる。この場合には、評価を表示手段5
に表示させることによって、情動的な一致度合いが進み
つつあるか、あるいは離れてつつあるといったこと知る
ことができ、意識をより集中させることが可能となる。
特に、同調度の測定開始直後は、情動的な一致が離れて
いるのが通常であるから、当該表示を見ることによっ
て、より短かい時間で引き込み現象を発生させることが
可能となる。ここで、S3を時間tの関数としてS3
(t)で表し、同調度の変化率をS’(t)で表すもの
とすれば、S’(t)は以下の式で与えられる。 S’(t)=S3(t)−S3(t−Δt) ただし、Δtはサンプリング周期である。この場合、
S’(t)が正の値であれば、同調度が進んでいると評
価することができ、一方、S’(t)が正の値であれ
ば、同調が離れていっていると評価できる。このため、
S’(t)>5であれば「良」と、5>S’(t)>−
5であれば「普通」と、−5>S’(t)であれば「不
良」と評価し、これを表示手段5に表示するようにして
もよい。 (5)表示手段5における各ウィンドウの配置、形態も
変形可能であり、さらに同調度を表すウィンドウを例え
ばキーボードのボタン操作によって出現するようにして
もよい。このように、本発明から種々の変形例、改良例
を派生することが可能である。
【0025】<2:第2実施形態>次に第2実施形態に
ついて説明する。本実施形態は、例えば通信システムに
併用する等、自己と相手方との生体情報および同調度を
判定しつつ対話的に情報交換を行う場合等に利用する例
であり、特に両者が離隔地にある場合に好適な例であ
る。なお、上述する第1実施形態と同一の部分について
は説明を省略する。
【0026】A.全体構成 図12は、この発明の第2実施形態の概略構成を示すブ
ロック図である。本実施形態は第1実施形態における図
1に示す装置と図2に示す装置とを一体化した構成をと
っている。図12において、300は自己の生体情報を
検出する生体情報検出手段であり、第1実施形態と同様
に脈拍情報S5を検出する。生体情報検出手段300の
構造、脈拍情報検出手順等の機能は第1実施形態と同様
なため、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略
する。302は自己の音声、撮像情報等の情報S6を検
出する採録する情報入力手段であり、その構造、機能は
第1実施形態と同様なため説明を省略する。304は脈
拍情報S5、情報S6を相手方に送信するとともに、相
手方から送信される脈拍情報S7、情報S8を受信する
生体情報送受信手段である。306は同調度判定手段で
あり、第1実施形態と同じく、脈拍情報S5と脈拍情報
S7とを比較し、両者の一致度合い等を判定し、その判
定結果をS9として出力する。308は脈拍情報S5、
脈拍情報S7、情報S6、情報S8、判定結果S9を記
憶し、所望に応じて出力するメモリである。同調度判定
手段306およびメモリ308は、第1実施形態と同じ
くハードウェア構成のCPUの機能として実現される。
310は表示制御手段、312は表示手段であって、表
示制御手段310は、所望に応じて脈拍情報S5、脈拍
情報S7、情報S6、情報S8、判定結果S9を表示手
段312に表示させる。上記構成を実現するハードウェ
ア構成を図13に示す。同図にあっては、図9における
生体情報受信手段2が生体情報送受信手段304となっ
ている。その他は図9の第1実施形態と同様なため、説
明を省略する。
【0027】B.動作 以下、本実施形態の動作を、図14(a)に示すような、
例えば電話通信のような1対1の対話のためにシステム
化する場合を例として説明する。図14(a)の構成例
は、自己の生体情報送受信手段304と相手方の生体情
報送受信手段304’との間の通信を伝送路314によ
り可能にしている。それにより、自己と相手方とで脈拍
情報S5、情報S6と脈拍情報S7、情報S8の交換が
可能になる。情報検出手段300により検出された自己
の脈拍情報S5は同調度判定手段306およびメモリ3
08に入力されるとともに、生体情報送受信手段304
を介して相手方の生体情報送受信手段304’に伝送さ
れる。一方、同様に検出された相手方の脈拍情報S7
は、自己の生体情報送受信手段304により受信され、
同調度判定手段306およびメモリ308に入力され
る。同調度判定手段306では、第1実施形態と同様な
手法で脈拍情報S5と脈拍情報S7とのデータ処理が行
われ、判定結果S9が算出される。判定結果S9はメモ
リ308に入力されるとともに、表示制御手段310に
入力され、表示手段312により表示される。なお、情
報S6、情報S8はメモリ308に格納されるととも
に、表示制御手段310に入力され、リアルタイムに、
あるいは履歴開示として所望に応じて表示手段312に
より表示される。
【0028】C.効果 本実施形態によれば、対話にあたって、自己および相手
方の脈拍情報S5、脈拍情報S7、情報S6、情報S8
を認識することができるとともに、さらに、同調度の判
定結果S9を認識することが可能になる。それにより、
自己および相手方の疲労度、緊張度、機嫌等の情動、ひ
いては相手方の感情を参照しつつ対話を行うことができ
るとともに、さらに自己の相手方への追従、あるいは相
手方の自己への引き込みを定量的に認識、あるいは参照
しつつ対話を行うことが可能になる。
【0029】D.第2実施形態のシステム化における変
形例 本実施形態を、例えば電話通信、テレビ電話通信等のよ
うな既存の通信システムと併用してもよく、その場合、
情報入力手段302および生体情報送受信手段304を
省略してもよい。上述の実施形態にあっては、1対1の
交渉を想定しているが、本実施形態のシステム化はそれ
に限定されるものではなく、種々の変形が可能であり、
図14(b)にその一例を示す。この例では、n台の本実
施形態を生体情報送受信手段304ー1、304ー2、
304ー3…304ーnを、伝送路314ー1、314
ー2、314ー3…314ーnを介して円環状に結合し
ている。なお、所用台数nは、所望に応じていくつにし
てもしてもよい。この場合、表示手段312のウィンド
ウを見ることにより、隣接する生体情報送受信手段の使
用者と自己の生態情報の一致度を知ることができる。し
たがって、順次隣接する者同志の間において、引き込み
現象による情感を一致が図られ、全体として共通の情感
に近づくことができる。なお、表示手段312のウィン
ドウを人数分用意し、全員の脈拍情報を得るようにすれ
ば、全員の脈拍情報、同調度を一度に知ることができ
る。本形態は、例えばテレビ会議のような離隔する複数
の人の間で会議や交渉を行う場合において好適である。
本構成により、複数の人間が自己の脈拍情報、相手方総
員の脈拍情報を参照しながら対話(情報交換)を行うこ
とができる。さらに、例えば生体情報送受信手段304
ー1の人を中心として、その人との同調度を各自が認識
しつつ会議や交渉を行うことも可能になる。また、特定
の人を選択して自己とその人との同調度を判定するよう
にしてもよい。その場合、自己が特定した人の脈拍情報
を、生体情報送受信手段304を介して同調度判定手段
306に入力させる選択手段を付加すればよい。
【0030】なお、本実施形態の実用にあっては、一例
として本実施形態を電話機に設けることが考えられる。
その場合、部品点数の削減、使用の簡便性からして、耳
から脈波を検出することが望ましい。そのための一例と
して、脈波検出用ユニット30を圧力センサとし、受話
器の耳への圧着部分における脈波検出可能な部位に対向
する位置に押圧可能に設ける脈波検出方式が考えられる
が、他の検出形態であってもよい。
【0031】<3:第3実施形態>本実施形態は、自己
と相手方とが見合って互いの表情、情動を推しはかるよ
うなゲームに本発明の生体情報同調度を利用した実施形
態である。なお、上述の各実施形態と同一の部分には同
一の符号を付して説明を省略する。本実施形態は、生体
情報検出手段と表示手段とを一体化するとともに、脈波
検出用センサユニットを指尖脈波検出用センサユニット
としている。
【0032】A.全体構成 生体情報検出装置の構成 図15に本実施形態による生体同調度検出装置の概略を
示す。同図において、320は装置本体、322は一方
の利用者(以下、Aとする)の指尖脈波を検出するセン
サユニット、324は他方の利用者(以下、Bとする)
指尖脈波を検出するセンサユニットである。センサユニ
ット322、センサユニット324は装置本体320の
上面に対向して設けられ、装置本体320の上面中央に
は表示装置326が構成されている。
【0033】表示装置326は、そのA側に位置する第
1のセグメント表示領域328と、B側に位置する第2
のセグメント表示領域330を有している。第1のセグ
メント表示領域328は、Aの脈拍数の変化をグラフィ
ック表示するドット表示領域332と、Aの生体情報
(上記各実施形態と同じく脈拍情報)S10を数値とし
て示す領域334と、Bの生体情報(上記各実施形態と
同じく脈拍情報)S11を数値として示す領域336
と、同調度判定結果S12を示す領域338とを有して
いる。同様に、第2のセグメント表示領域330は、B
の脈拍数の変化をグラフィック表示するドット表示領域
340と、Bの脈拍情報S11を数値として示す領域3
42と、Aの脈拍情報S10を数値として示す領域34
4と、判定結果S12を示す領域346とを有してい
る。この場合、図15のドット表示領域332およびド
ット表示領域340は、脈拍情報S10、脈拍情報S1
1の変化をスクロールさせつつ経時的に表示する。図中
最下部が現在の脈拍情報であって、上部に行くほど過去
の情報が表示されるようになっている。そして、現在の
情報表示は時間経過とともに、図中、上方に移行するよ
うに、スクロールされる。また、領域338と領域34
6とは、判定結果S12の数値を示すのみならず、その
評価をフェイスチャートとして表示し、娯楽性に富んだ
ものとしている。
【0034】次に、本実施形態の機能構成について説明
する。図16は、本実施形態の概略構成を示すブロック
図である。本実施形態にあっては、Aの生体情報検出手
段348と、Bの生体情報検出手段350とが、同調度
判定手段352と表示制御手段354にそれぞれ結合し
ている。表示制御手段354は、各生体情報検出手段お
よび同調度判定手段352からの脈拍情報S10、脈拍
情報S11の数値およびグラフィック表示、判定結果S
12を表示装置326に表示させる。図17に上述した
機能構成を実現するハードウェアの構成例を示す。同図
において、生体情報検出手段348は、Aの脈拍情報S
10をCPU356に出力し、同様に、生体情報検出手
段350は、Bの脈拍情報S11をCPU356に出力
する。その他の構成、機能については図9に示す第1実
施形態の表示制御手段4を表示制御手段352に、表示
手段5を表示装置326にする変更すれば、他は同様で
ある。なお、本実施形態にあっては上述のハードウェア
は装置本体320に内蔵されている。また、第1実施形
態と異なり、本実施形態の機能構成を実現するハードウ
ェアは、生体情報検出手段のためのハードウェアを兼ね
ており、検出された脈波のFFT処理、その結果からの
脈拍情報S10、S11の算出、それ等のデータの格納
などは本実施形態の機能構成を実現するハードウェアに
おいて実施される。
【0035】次に、センサユニット322、324につ
いて説明する。本実施形態にあってはLED反射式の脈
波検出方式を採り、その構成の一例を図18に示す。同
図において、360は指を載置するスイッチ基台であ
り、本体320に対向して弾性手段等、適当な手段(図
示しない)により離隔配置されている。基台360の上
面(すなわち指の載置面)にはフォトカプラ362が固
定され、また、スイッチ基台360の裏面にはフォトカ
プラ362に偏位してセンサユニット322、324の
起動用の電極364が接合されている。一方、本体32
0にあって電極364の下位置には、他の電極366、
368が電極364と接触可能に固定されている。電極
366、368はそれぞれ電源(図示しない)に接続さ
れている。また、本体320にあってフォトカプラ36
2の下位置にはLED発光素子370および光電式の光
学センサ372が並置してある。光学センサ372の出
力信号は、図19に示す波検出部374に供給される。
脈波検出部372の構成、機能は、図5に示す第1実施
形態の脈波検出部120と同様であるので、説明を省略
する。なお、フォトカプラ362の周囲は遮光用のカバ
ー376で覆われている(なお指尖脈波の検出装置につ
いては、例えば特開昭61ー154639号等に記載さ
れている)。
【0036】B.動作 つぎに本実施形態の動作について説明する。A、Bがそ
れぞれのスイッチ基台360に指378を載置し、下方
に押圧すると電極364が電極366、368に接触し
て導電し、センサユニット322、324が起動する。
それにより、LED発光素子370が発光し、指378
を照射する。指378の指尖脈波により変調されたLE
Dの反射光は、光電式の光学センサ372によって受光
され、それにより脈波が検出され、そして電気的信号に
変換される。その後は上述の第1、第2実施形態と同様
の処理により脈波から脈拍情報S10、脈拍情報S11
が算出され、それ等がデータ処理され、同調度判定結果
S12が得られる。そして、それ等の情報は表示制御手
段352により、表示装置326の各領域にそれぞれ表
示される。
【0037】C.効果 本実施形態によれば、使用者A,Bが互いに見合いなが
ら、その指をスイッチ基台に載せると、センサユニット
322、324によって脈の検出が始まる。これによ
り、互いの脈拍情報S10、脈拍情報S11および同調
度の判定結果S12を認識することが可能になる。そし
て、両者が対面しながら(会話をしてもよい)、表示装
置326を見ていると、引き込み現象によりいずれか一
方の脈拍数が他方に追従し始める。すなわち、いずれか
一方の情動が他方に近づいていく。したがって、本実施
形態は、例えば対面により男女の相性をはかる見合いゲ
ームなどに用いると面白味がある。また、自己および相
手方の疲労度、緊張度、機嫌等の情動、ひいては相手方
の感情も知ることができるから、例えば将棋、囲碁のよ
うな対人競技に用いれば、自己の同調度と競技の推移と
を比較しつつ対戦に臨むことができる。また、観戦者に
とっては、心理的状況を含めて対戦の経過を検討できる
等、新たな娯楽性を競技に加えることができる。以上の
ように本実施形態は、娯楽性、遊技性に優れ、遊戯具と
しての用途も広い。
【0038】D.変形例 上述の第3実施形態にあっては、装置本体320上にセ
ンサユニット322、324を設けたが、本発明はそれ
に限定するものではなく、例えば、装置本体320の側
面に指の差し込み用の穴を形成し、その中にセンサユニ
ット322、324を設けるようにしてもよい。それに
より、遮光性を向上できるとともに、カバー372が不
要になり、部品点数を低減できる。
【0039】センサユニット322、324の発光素子
をLED発光素子とするが、本発明はそれに限定される
ものではなく、例えば前記発光素子をレーザ光源として
もよい。また、上記実施形態では光学センサはLEDの
反射光を捕捉するものとするが、本発明はそれに限定さ
れるものではなく、例えば透過光を捕捉するものとして
もよい。さらに、上記実施形態にあっては、センサユニ
ット322、324を光学式センサとするが、本発明は
それに限定されるものではなく、他の有効な手段であっ
てもよく、例えば圧力センサとすることもできる。
【0040】また、上記実施形態にあっては、2人が対
面する場合を想定してなるが、本発明はそれに限定する
ものではなく、例えば相手方をコンピュータゲームにお
ける仮想人物、ペット等のキャラクターとしてもよい。
その場合、あらかじめ、各種の状況における脈拍情報の
波形をCPUのテーブル等として用意するとともに、そ
の中から特定のものを選択する決定手段、およびゲーム
のディスプレイに脈拍情報、同調度を表示させる表示制
御手段を設ける。そして、所望に応じてキャラクターの
個性として呼び出すとともに、自己の実際の脈拍情報と
の同調度を判定する。そしてゲームのディスプレイに所
望に応じて自己の脈拍情報、同調度を表示させる。それ
により、心理的要素を含めたゲームの構成が可能とな
り、ゲームの面白味を高めることができる。このように
本実施形態は、娯楽性、遊技性に優れ、遊戯具としての
用途も広い。
【0041】<5:変形例>上述した各実施形態には、
以下のような変形が可能である。 (1)同調度判定方法 同調度の判定方法は、前述の各実施形態で示したものに
限らず、例えば、以下のような変形が可能である。 ピーク点の抽出 脈波のピーク点を抽出し、その波形の発生時刻と振幅を
求め、これらの差から同調度を求めるようにしてもよ
い。例えば、図29に示すように、2人の被験者から各
々に対応する脈波が検出されたとすると、各脈波毎にピ
ーク点を検出し、その中から最大のピーク点を各々特定
し、それらの発生時刻を比較すればよい。この場合、図
29の上部に示した脈波からはピーク点P1乃至P3が
検出され、その最大ピーク点であるP1が特定される。
一方、図29の下部に示した脈波からはピーク点P1’
乃至P3’が検出され、その最大ピーク点であるP1’
が特定される。そして、P1とP1’の発生時刻t1,
t1’の差から同調度を判定してしてもよい。ただし、
この場合の判定は、心拍数が両者で一致した場合に行わ
れる。 タイムスタンプの生成 検出した脈拍や脈波についてタイムスタンプを付けて記
憶し、2人の日測定者の情報について、タイムスタンプ
を参照して照合し、どのような経緯で同調がなされたか
を測定することもできる。
【0042】ウェーブレット関数の応用 また、上述した実施形態にあっては、生体情報検出手段
1による脈波波形をFFT処理して脈波波形の変化を求
めていたが、脈波波形の処理については、FFT処理に
限られない。例えば、脈波波形をウェーブレット変換し
て得られた各周波数領域毎の脈波解析データを用いて、
脈波波形の変化を求めることも可能である。そこで、以
下、生体情報検出手段1による脈波波形をウェーブレッ
ト変換する構成について説明する。この構成は、図9に
おけるCPU200の機能動作を、図20に示す構成に
置換して実行することで実現される。図において、ウエ
ーブレット変換部700は、脈波検出部120から出力
される脈波信号MHに対して周知のウエーブレット変換
を施して、脈波解析データMKDを生成するものであ
る。
【0043】一般に、信号を時間と周波数との両面から
同時に捉える時間周波数解析において、ウエーブレット
は、信号の部分を切り出す単位となる。ウエーブレット
変換は、この単位で切り出した信号各部の大きさを表し
ている。ウエーブレット変換を定義するために基底関数
として、時間的にも周波数的にも局在化した関数ψ
(x)をマザー・ウエーブレットとして導入する。ここ
で、関数f(x)のマザー・ウエーブレットψ(x)に
よるウエーブレット変換は、次のように定義される。
【0044】
【数1】 式(1)において、bは、マザー・ウエーブレットψ
(x)をトランスレート(平行移動)する際に用いるパ
ラメータであり、一方、aはスケール(伸縮)する際の
パラメータである。したがって、式(1)においてウエ
ーブレットψ((x−b)/a)は、マザー・ウエーブ
レットψ(x)をbだけ平行移動し、aだけ伸縮したも
のである。この場合、スケールパラメータaに対応して
マザー・ウエーブレットψ(x)の幅は伸長されるの
で、1/aは周波数に対応するものとなる。なお、ウエ
ーブレット変換部700の詳細な構成については後述す
る。次に、周波数補正部800は、脈波解析データMK
Dに対して周波数補正を行なう。上記式(1)には周波
数に対応する「1/a1/2」の項があるが、異なる周
波数領域間でデータを比較する場合に、この項の影響を
補正する必要がある。周波数補正部800は、このため
に設けられたものであり、ウエーブレットデータWDに
係数a1/2を乗算して、脈波補正データMKD’を生
成する。これにより、対応する各周波数に基づいて、周
波数当たりのパワー密度が一定になるように補正を施す
ことができる。
【0045】次に、ウエーブレット変換部700の詳細
構成について、図21を参照して説明する。脈波検出部
120による脈波波形MHは、波形整形部710とA/
D変換器720とに供給される。このうち波形整形部7
10は、脈波波形MHに同期した制御信号CSとクロッ
クCKとを生成するものである。ここで、波形整形部7
10のブロック図を図21に示す。図において、リンギ
ングフィルタ711は、中心周波数を2.2Hz、通過
帯域を0.8Hz〜3.5HzとするQ値が高いフィル
タである。脈波波形の基本波成分は、0.8Hz〜3.
5Hzの範囲内にあるのが通常であるから、脈波波形M
Hがリンギングフィルタ711を通過すると、その基本
波成分が抽出される。例えば、図22(a)に示す脈波
波形MHがリンギングフィルタ711を通過すると、図
22(b)に示す正弦波が得られる。
【0046】次に、ゼロクロス検出回路712は、コン
パレータ等から構成され、リンギングフィルタ101の
出力信号とグランドレベルを比較して矩形波を生成す
る。この矩形波は、心拍に同期したものとなる。例え
ば、リンギングフィルタ712の出力信号が図22
(b)に示すものであるならば、ゼロクロス検出回路7
12の出力信号は図22(c)に示すものとなる。次
に、比較部713、ループフィルタ714、電圧制御発
振回路715、および、分周回路716は、一種のPL
Lを構成する。比較部713の一方の入力にゼロクロス
検出回路712の出力信号が、その他方の入力に分周回
路716の出力信号が、それぞれ供給されると、比較部
713は、両者の位相差に応じた誤差信号を出力する。
誤差信号がループフィルタ714を介して電圧制御発振
回路715に供給されると、電圧制御発振回路715は
クロックCKを出力する。そして、クロックCKは分周
回路716で1/8分周され、比較部713の他方の入
力にフィードバックされる。この場合、クロックCKの
周波数は、図22(d)に示すように、ゼロクロス検出
回路712の出力信号の周波数と比較して8倍の周波数
となる。この後、クロックCKは、分周回路717で1
/2分周され、図22(e)に示す制御信号CSとして
出力される。
【0047】説明を再び図20に戻す。脈波波形MH
は、A/D変換器720によってディジタル信号に変換
され、この後、第1のメモリ730と第2のメモリ74
0に格納される。ここで、第1のメモリ730のライト
イネーブル端子には制御信号CSが直接供給される一
方、第2のメモリ740のライトイネーブル端子にはイ
ンバータ750によって反転された制御信号CSが供給
されるようになっている。このため、第1,第2のメモ
リ730、740は、脈波波形MHをクロック周期単位
で交互に格納することとなる。また、マルチプレクサ7
60は、第1,第2のメモリ730、740から交互に
読み出される脈波データMDを選択して基底関数展開部
Wに出力する。こうして、脈波データMDは、第1のメ
モリ730の書込期間に第2のメモリ740から脈波デ
ータMDを読み出される一方、第1のメモリ730の読
出期間に第2のメモリ740に書き込まれることとな
る。
【0048】次に、基底関数展開部Wは、上記式(1)
の演算処理を行なう構成であって、上記クロックCKが
供給されて、クロック周期で演算処理が行なわれるよう
になっている。基底関数展開部Wは、マザー・ウエーブ
レットψ(x)を記憶する基底関数記憶部W1、スケー
ルパラメータaを変換するスケール変換部W2、バッフ
ァメモリW3、トランスレートを行なう平行移動部W
4、および、乗算部W5からなる。なお、基底関数記憶
部W1に記憶するマザー・ウエーブレットψ(x)とし
ては、ガボールウエーブレットの他、メキシカンハッ
ト、Haarウエーブレット、Meyerウエーブレッ
ト、Shannonウエーブレット等が適用できる。
【0049】まず、基底関数記憶部W1からマザー・ウ
エーブレットψ(x)が読み出されると、スケール変換
部W2はスケールパラメータaの変換を行なう。ここ
で、スケールパラメータaは周期に対応するものである
から、aが大きくなると、マザー・ウエーブレットψ
(x)は時間軸上で伸長される。この場合、基底関数記
憶部W1に記憶されるマザー・ウエーブレットψ(x)
のデータ量は一定であるので、aが大きくなると単位時
間当たりのデータ量が減少してしまう。そこで、スケー
ル変換部W2は、これを補うように補間処理を行なうと
ともに、aが小さくなると間引き処理を実行して、関数
ψ(x/a)を生成する。このデータはバッファメモリ
W3に一旦格納される。
【0050】次に、平行移動部W4は、バッファメモリ
W3からトランスレートパラメータbに応じたタイミン
グで関数ψ(x/a)を読み出すことにより、関数ψ
(x/a)の平行移動を行なって、関数ψ(x−b/
a)を生成する。乗算部W4は、変数1/a1/2、関
数ψ(x−b/a)および脈波データMDを乗算して心
拍単位でウエーブレット変換を行ない、脈波解析データ
MKDを生成する。この例において、脈波解析データM
KDは、0Hz〜0.5Hz、0.5Hz〜1.0H
z、1.0Hz〜1.5Hz、1.5Hz〜2.0H
z、2.0Hz〜2.5Hz、2.5Hz〜3.0H
z、3.0Hz〜3.5Hz、3.5Hz〜4.0Hz
といった8つの周波数領域に分割されて出力される。ま
た、基底関数展開部Wは、上述したようにクロック周期
で演算処理を行ない、クロック周波数は脈波波形MHの
基本波周波数の8倍になるように設定されるので、1回
の心拍で生成される脈波解析データMKDは、図23に
示すようにデータM11〜M88となる。
【0051】この脈波解析データMKDは、周波数補正
部800によって補正されて、脈波補正データMK
D’、すなわち、生体状態を示す指標として、図4にお
けるRAM112およびCPU110に供給される。な
お、図20〜図23のウェーブレット変換に関する構成
は、被験者の両者で心拍数が一致する場合の構成であ
る。心拍数が一致して、一拍内の位相のみが両者で差が
ある場合に、適用される。この場合には、両者のデータ
M11〜M88を比較して位相のずれを検出すればよ
い。一方、心拍数が一致していない場合には、波形整形
部710にて拍のタイミングを求めることなく、一定の
間隔でウェーブレット変換を実行し、データM18が現
われる間隔を求める構成であれば良い。すなわち、M1
8の表れる間隔を各被験者毎に検出し、その逆数を算出
することによって上述した心拍情報S1,S2を求める
ことができる。この場合、データM18としたのは、脈
波波形においては1拍毎に急峻に立ち上がり、その立ち
上がり部分においては、高域周波数成分を示すデータが
大きくなって、特定しやすいためである。ところで、同
調度の測定開始直後では、心拍数が一致してしていない
のが通常であるから、まず、波形整形部710にて拍の
タイミングを求めることなく、一定の間隔でウェーブレ
ット変換を実行して、心拍情報S1,S2に基づく同調
度を算出し、心拍数が一致した時点で、心拍に同期した
ウエーブレット変換を行って、位相差に基づく同調度を
算出するようにしてもよい。
【0052】そして、データM18の1分当たりの出現
回数が脈拍であり、出現タイミングが拍の開始タイミン
グとなる。したがって、ウェーブレット変換を用いて2
人の脈を解析することにより、両者の拍数の引き込み現
象と、拍タイミングの引き込み現象の双方を観測するこ
とができる。
【0053】(2)形態上の変形 脈波の検出部位は、指先に限らず、指もとでもよく、
また、手首でもよい。本発明はそれ等に限られない。そ
こで、本発明にかかる運動指標測定装置の形態について
いくつか例を挙げて説明する。 ネックレス 例えば、本発明にかかる運動指標測定装置を、図24に
示すようなネックレスとすることが考えられる。この図
において、1601は、センサパッドであってスポンジ
状の緩衝材などで構成される。このセンサパッド160
1の中には、脈波検出部1602が皮膚面に接触するよ
うに取り付けられる。したがって、このネックレスを首
にかけると、脈波検出部1602が首の後ろ側の皮膚に
接触して脈波が測定されて、拍数が求められる。また、
同図中、ブローチに似た中空部を有するケース1603
には装置の主要部が組み込まれており、必要であれば、
通信を行なうためのLEDや、フォトダイオードのほ
か、各種設定を行なうためのボタンスイッチなどが、図
においてケース1603の裏面に設けられる(図示せ
ず)。さらに、脈波検出部1062とケース1603と
は、それぞれ鎖1604に取り付けられており、この鎖
1604の中に埋め込まれたリード線(図示略)を介し
て電気的に接続されている。1606、1607は装置
を操作するボタンスイッチである。
【0054】めがね 他方、腕時計以外の形態例として、図25にような眼鏡
と組み合わせることが考えられる。この形態では装置本
体が眼鏡フレームにおける左側の蔓1701に取り付け
られており、本体はさらにケース1702aとケース1
702bとに分かれ、蔓1701内部に埋め込まれたリ
ード線を介して接続されている。なお、このリード線は
蔓1701に沿って這わせるようにしても良い。ケース
1702aにおいて、そのレンズ1703側の側面の全
面には液晶パネル1704が取り付けられ、さらに該側
面の一端には鏡1705が所定の角度で固定されてい
る。これに加え、ケース1702aには光源(図示略)
を含む液晶パネル1704の駆動回路が組み込まれてお
り、この光源から発射された光が液晶パネル1704を
介して鏡1705で反射されて眼鏡のレンズ1703に
投射される。したがって、この形態ではレンズ1703
が、図3における表示部90に相当することとなる。
【0055】また、ケース1702bには装置の主要部
が組み込まれており、必要であれば、通信を行なうため
のLEDや、フォトダイオードのほか、各種設定を行な
うためのボタンスイッチなどが設けられる。さらに、脈
波検出部は、パッド1706に内蔵されており、これら
パッド1706で耳朶を挟むことにより脈波検出部を耳
へ固定するようになっている。1707、1708は装
置を操作するボタンスイッチである。 カード型 また、他の形態例として、図26に示すようなカード型
が考えられる。このカード型装置1800は、被験者の
左胸ポケットに収容されるものである。この形態におけ
る脈波検出部1801は、カード表面に設けられる圧電
マイクから構成され、被験者の皮膚面側に対向して、被
験者の鼓動を検出して拍数を検出するものである。この
ように脈波検出部1801をマイク等で構成した場合、
アラーム部1802がアラーム音を発生させると、当該
アラーム音を検出してしまうので、装置内部に設けられ
るCPU1803は、アラーム音を発生させる際に、脈
波検出部1801による拍数検出を行なわないような処
理が必要となる点に留意しなければならない。180
3、1804は装置を操作するボタンスイッチである。
【0056】万歩計 さらに、他の形態例として、図27(a)に示すような
万歩計型が考えられる。この万歩計の装置本体1900
は、同図(b)に示すように、被験者の腰ベルトに取り
付けられるものである。この形態における脈波検出部1
901は、図2に示す腕時計型と同様に、被験者の左手
人指し指の根元から第2指関節までの間に装着される。
この際、装置本体1900と本体脈波検出部1901と
を結ぶケーブル1902については、被験者の運動を妨
げないように、上着に縫い込むなどの対策を施のが望ま
しい。 1903はCPU、1904から1909まで
は装置を操作するボタンスイッチである。
【0057】なお、上述した各実施形態にあっては、
各機能の実行結果を液晶表示装置により表示する構成と
したが、本発明はそれに限定されない。すなわち、資格
に頼った表示に限らず、種々の態様により告知可能であ
る。例えば告知の態様は音、表示、触覚、嗅覚、温度で
ある。その意味で本発明おける告知とは、互換に訴える
ものを意味する。例えば、振動による触覚に訴えて告知
する構成としても良いし、また、告知すべき結果を音声
合成による聴覚に訴えて告知する構成としても良い。ま
た、スピーカーやイヤホーンから音声信号を放音させる
ようにしてもよい。この場合、同調度S3が大きくなる
につれ、音声信号の周波数を高くしたり、音量を大きく
するようにしてもよい。また、指を挟み込むような把持
手段によって触覚による告知を行ってもよい。この場合
には、同調度が高まるにつれて把持力を大きくするよう
にすればよい。また、視覚に訴える手段にあっては、L
EDを点滅させ、その周波数を同調度が高まるにつれて
高くするようにしてもよい。
【0058】(3)脈以外の検出対象 上述した各実施形態においては、脈波を測定する例を示
したが、検出対象となるものは脈波に限らず、心電や脳
波でもよい。また、被測定者の呼吸や声の特徴を示すパ
ラメータを検出し、これらについての同調度を測定する
ようにしてもよい。
【0059】(4)ネットワークでの応用 上述しか各実施形態における動作プログラムは、装置内
部で記憶したが、これは、例えば、ネットワーク上のサ
ーバなど記憶させ、測定を行う際に適宜ダウンロードす
るようにしてもよい。このような構成にすると、ネット
ワーク上のクライアントにおいて、同調度の測定をする
ときだけ、プログラムをロードすればよいので、クライ
アント装置の構成を簡略化することができる。なお、上
記ネットワークとしては、インターネットやいわゆる商
用ネットワーク等の広範な地域をカバーするネットワー
クが挙げられる。ここで、インターネット経由で動作プ
ログラムをダウンロードする態様について説明する。図
28はインターネット経由で動作プログラムをダウンロ
ードするシステムの概略構成を示すブロック図であり、
この図において、ネットワークに接続されたサーバ(イ
ンターネット上のサーバ)は、HTTP(ハイパー・テ
キスト・トランスファー・プロトコル)をサポートした
WWW(ワールド・ワイド・ウェブ)サイトである。こ
のサーバには、上記の動作プログラムが格納されてお
り、さらに当該動作プログラムをクライアント側へ転送
するためのJAVA(ジャバ)アプレットが組み込まれ
たホームページが設けられている。なお、このホームペ
ージは、JAVAに対応したHTML(ハイパー・テキ
スト・マークアップ・ランゲージ)によって記述されて
いる。このような環境下で、クライアントがJAVAに
対応したWWWブラウザを用いてインターネット上のサ
ーバにHTTPでアクセスすると、サーバ側からクライ
アント側へHTMLデータが転送され、クライアントに
おいて上記ホームページが表示される。この際、上記J
AVAアプレットも自動的にダウンロードされ、クライ
アントのJAVA仮想マシン環境上で当該JAVAアプ
レットが実行される。これにより、最新の動作プログラ
ムがクライアントに格納されていない場合には、サーバ
から最新の動作プログラムがダウンロードされ、クライ
アントに格納された動作プログラムが更新される。な
お、最新か否かの判断は上記JAVAアプレットにより
行われる。この判断の基準および手法は任意であるが、
例えば、動作プログラムファイルのタイムスタンプを比
較することにより実現可能である。また、クライアント
の作動中には上記JAVAアプレットを常に作動させて
おき、所定時間間隔で自動的にサーバへアクセスし、最
新か否かの判断およびダウンロードを自動的に行うよう
にすることも可能である。このようにすれば、使用者
は、動作プログラムの修正や仕様変更を意識する必要が
なく、クライアントが格納している動作プログラムを常
に最新の動作プログラムとすることができる。なお、上
述した態様は一例であり、HTTP、HTML、JAV
A以外の環境上で上記動作を実現してもよいことは言う
までもない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、複数の者の脈拍数
等の生体反応の同調化の現象を観測することができる。
さらに、一方が他方の情動、心理的状況へ同調化される
引き込み現象を生体反応の客観的データから解析処理し
て判定し、客観的なデータとして検出することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施形態の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 上記第1実施形態における、教師側に設けら
れる装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 上記第1実施形態における、生体情報検出手
段1の構成例を示す図である。
【図4】 上記第1実施形態における、生体情報検出手
段1の回路構成を示すブロック図である。
【図5】 上記第1実施形態における、脈波検出部12
0の回路構成を示す図である。
【図6】 上記第1実施形態における、S1の検出手順
の一例を示すフローチャートである。
【図7】 (a)は処理前の脈波の波形Fを示し、(b)は処
理後得られる高調波成分を示す図である。
【図8】 (a)は録音システムを示すブロック図であ
り、(b)は撮像システムを示すブロック図である。
【図9】 上記第1実施形態における、回路構成のハー
ドウェア構成を示すブロック図である。
【図10】 この実施形態における判定処理の一例を示
すフローチャートである。
【図11】 表示手段5を示す図である。
【図12】 この発明の第2実施形態の概略構成を示す
ブロック図である。
【図13】 上記第2実施形態における、ハードウェア
構成を示す図である。
【図14】 (a)は1対1のシステム化の一例を示す図で
あり、(b)は複数のシステム化の一例を示す図である。
【図15】 この発明の第3実施形態による生体情報検
出装置の概略を示す図である。
【図16】 上記第3実施形態における、概略構成を示
すブロック図である。
【図17】 上記第3実施形態における、ハードウェア
の構成例を示す図である。
【図18】 上記第3実施形態における、LED反射式
の脈波検出方式の構成例を示す図である。
【図19】 上記第3実施形態における、波検出部37
4を示すブロック図である。
【図20】 ウエブレット変換部の構成を示すブロック
図である。
【図21】 ウエブレット変換部における波形整形部の
構成を示すブロック図である。
【図22】 (a)〜(e)はそれぞれウエブレット変換部の
動作を示すタイミングチャートである。
【図23】 1拍分の脈波から得られる脈波解析データ
を示す図である。
【図24】 この発明の生体情報検出装置をネックレス
型とした場合の外観構成を示す図である。
【図25】 この発明の生体情報検出装置を眼鏡型とし
た場合の外観構成を示す図である。
【図26】 この発明の生体情報検出装置をポケットカ
ードとした場合の外観構成を示す図である。
【図27】 (a)はこの発明の生体情報検出装置を万歩
計型とした場合の外観構成を示す図であり、(b)はそれ
が取り付けられた状態を示す図である。
【図28】 プログラムの配信システムを示すブロッ
ク図である。
【図29】 ピーク点を検出する同調度判定方法を説
明するための説明図である。
【符号の説明】
1 生体情報検出手段 2 生体情報受信手段 3 同調度判定手段 4 表示制御手段 5 表示手段 6 生体情報検出手段 7 情報入力手段 8 生体情報送信手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体情報を検出する生体情報検出手段
    と、 生体情報を受信する生体情報受信手段と、 前記生体情報検出手段が検出した生体情報と前記生体情
    報受信手段が受信した生体情報とを比較し、両者の同調
    度を判定する同調度判定手段と、 前記同調度判定手段の判定結果を告知する告知手段とを
    具備することを特徴とする生体同調度検出装置。
  2. 【請求項2】 前記生体情報検出手段が検出した生体情
    報を送信する生体情報送信手段を具備することを特徴と
    する請求項1記載の生体同調度検出装置。
  3. 【請求項3】 前記生体情報検出手段は検出した生体情
    報に所定の加工をして出力することを特徴とする請求項
    1または2記載の生体同調度検出装置。
  4. 【請求項4】 前記告知手段は、前記同調度判定手段に
    よって判定された同調の度合いに応じて、音声信号を変
    化させることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれ
    か1項に記載の生体同調度検出装置。
  5. 【請求項5】 前記告知手段は、前記同調度判定手段に
    よって判定された同調の度合いに応じて、前記音声信号
    の周波数または音量を変化させることを特徴とする請求
    項4に記載の生体同調度検出装置。
  6. 【請求項6】 前記生体情報検出手段は生体の検出部位
    から検出した脈波をウエーブレット変換して前記生態情
    報を生成することを特徴とする請求項1乃至5のうちい
    ずれか1項に記載の生体同調度検出装置。
  7. 【請求項7】 生体情報を検出する第1の生体情報検出
    手段と、 生体情報を検出する第2の生体情報検出手段と、 前記第1、第2の生体情報検出手段が検出した生体情報
    を比較し、両者の同調度を判定する同調度判定手段と、 前記第1、第2の生体情報検出手段が検出した生体情報
    および前記同調度判定手段の判定結果を表示する表示手
    段とを具備することを特徴とする生体同調度検出装置。
  8. 【請求項8】 前記第1、第2の生体情報検出手段は検
    出した生体情報に所定の加工をして出力することを特徴
    とする請求項8記載の生体同調度検出装置。
  9. 【請求項9】 前記第1、第2の生体情報検出手段は生
    体の検出部位から検出した脈波をウエーブレット変換し
    て前記生態情報を生成することを特徴とする請求項7ま
    たは8に記載の生体同調度検出装置。
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