JPH1148950A - 液圧ブレーキ装置 - Google Patents
液圧ブレーキ装置Info
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- JPH1148950A JPH1148950A JP9210504A JP21050497A JPH1148950A JP H1148950 A JPH1148950 A JP H1148950A JP 9210504 A JP9210504 A JP 9210504A JP 21050497 A JP21050497 A JP 21050497A JP H1148950 A JPH1148950 A JP H1148950A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はブレーキストロークシミュレータを
備える液圧ブレーキ装置に関し、踏力−ストローク特性
を任意に変更し得る液圧ブレーキ装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 ストロークシミュレータ102は、シリ
ンダ部122が形成されたハウジング120と、ハウジ
ング120内部に配設されたピストン124とを備え
る。シリンダ部122の内部には、ピストン124によ
り油室128が画成される。油室128はマスタシリン
ダ12と連通する。ピストン124がモータ142によ
り往復動されることで油室128は拡大・収縮され、こ
れに応じてマスタシリンダ12から油室128へ消費さ
れるブレーキフルード量が変化することでペダルストロ
ークが変化する。
備える液圧ブレーキ装置に関し、踏力−ストローク特性
を任意に変更し得る液圧ブレーキ装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 ストロークシミュレータ102は、シリ
ンダ部122が形成されたハウジング120と、ハウジ
ング120内部に配設されたピストン124とを備え
る。シリンダ部122の内部には、ピストン124によ
り油室128が画成される。油室128はマスタシリン
ダ12と連通する。ピストン124がモータ142によ
り往復動されることで油室128は拡大・収縮され、こ
れに応じてマスタシリンダ12から油室128へ消費さ
れるブレーキフルード量が変化することでペダルストロ
ークが変化する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液圧ブレーキ装置
に係り、特に、ブレーキストロークシミュレータを備え
る液圧ブレーキ装置に関する。
に係り、特に、ブレーキストロークシミュレータを備え
る液圧ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液圧ブレーキ装置として、従来より、例
えば特開平6−211124号に開示される構成が公知
である。上記従来の液圧ブレーキ装置は、マスタシリン
ダと、高圧の油圧を発生する油圧発生機構と、ホイルシ
リンダをマスタシリンダ又は油圧発生機構に選択的に連
通させる油圧切替機構とを備えている。正常時には、ホ
イルシリンダが油圧発生機構に連通されることで、ホイ
ルシリンダ圧は油圧発生機構を油圧源として制御され
る。
えば特開平6−211124号に開示される構成が公知
である。上記従来の液圧ブレーキ装置は、マスタシリン
ダと、高圧の油圧を発生する油圧発生機構と、ホイルシ
リンダをマスタシリンダ又は油圧発生機構に選択的に連
通させる油圧切替機構とを備えている。正常時には、ホ
イルシリンダが油圧発生機構に連通されることで、ホイ
ルシリンダ圧は油圧発生機構を油圧源として制御され
る。
【0003】上記従来の液圧ブレーキ装置は、また、マ
スタシリンダと連通するブレーキストロークシミュレー
タを備えている。ブレーキストロークシミュレータは、
シリンダと、その内部に摺動可能に配設されたピストン
とを備えている。シリンダの内部空間には、ピストンに
より油室が画成されている。この油室はマスタシリンダ
に連通している。また、ピストンはバネにより油室が収
縮する向きに付勢されている。
スタシリンダと連通するブレーキストロークシミュレー
タを備えている。ブレーキストロークシミュレータは、
シリンダと、その内部に摺動可能に配設されたピストン
とを備えている。シリンダの内部空間には、ピストンに
より油室が画成されている。この油室はマスタシリンダ
に連通している。また、ピストンはバネにより油室が収
縮する向きに付勢されている。
【0004】ホイルシリンダが油圧発生機構に連通され
た状態で、ブレーキペダルに踏力が付与されると、マス
タシリンダ圧の上昇に伴ってブレーキストロークシミュ
レータの油室の油圧が上昇する。この場合、ピストン
が、油室が拡大する向きに、バネの弾性力と油室内の油
圧とが釣り合う位置まで変位すると共に、その変位量に
応じた流量のブレーキフルードがマスタシリンダから油
室へ流出する。ブレーキフルードがマスタシリンダから
流出すると、その流出量に応じたペダルストロークが発
生する。従って、上記従来の装置によれば、ホイルシリ
ンダ圧が油圧発生機構を油圧源として制御されている状
況下において、ペダル踏力に応じたペダルストロークを
発生させることができる。
た状態で、ブレーキペダルに踏力が付与されると、マス
タシリンダ圧の上昇に伴ってブレーキストロークシミュ
レータの油室の油圧が上昇する。この場合、ピストン
が、油室が拡大する向きに、バネの弾性力と油室内の油
圧とが釣り合う位置まで変位すると共に、その変位量に
応じた流量のブレーキフルードがマスタシリンダから油
室へ流出する。ブレーキフルードがマスタシリンダから
流出すると、その流出量に応じたペダルストロークが発
生する。従って、上記従来の装置によれば、ホイルシリ
ンダ圧が油圧発生機構を油圧源として制御されている状
況下において、ペダル踏力に応じたペダルストロークを
発生させることができる。
【0005】上記従来の装置において、一定のマスタシ
リンダ圧に対するピストンの変位量は、ピストンを付勢
するバネのバネ特性に依存して変化する。従って、ペダ
ル踏力とペダルストロークとの関係(以下、踏力−スト
ローク特性と称す)は、このバネのバネ特性に応じて定
まることになる。上記従来の装置においては、非線形な
バネ特性を有する皿バネを用いることで、運転者に快適
なペダルフィーリングを与える非線形な踏力−ストロー
ク特性を実現することとしている。
リンダ圧に対するピストンの変位量は、ピストンを付勢
するバネのバネ特性に依存して変化する。従って、ペダ
ル踏力とペダルストロークとの関係(以下、踏力−スト
ローク特性と称す)は、このバネのバネ特性に応じて定
まることになる。上記従来の装置においては、非線形な
バネ特性を有する皿バネを用いることで、運転者に快適
なペダルフィーリングを与える非線形な踏力−ストロー
ク特性を実現することとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、運転者が快
適と感じる踏力−ストローク特性は、運転者の好みによ
って変化する。また、良好なブレーキ操作性を確保する
ために、車両の走行状態あるいはブレーキ操作状態、例
えば、緩やかな減速中であるか、急な減速中であるか等
に応じて踏力−ストローク特性を変化させ得ることが望
ましい。しかしながら、上述の如く、上記従来の装置に
おいて、踏力−ストローク特性は、ブレーキストローク
シミュレータの皿バネのバネ特性により規定される。こ
のため、上記従来の装置によれば、一定の踏力−ストロ
ーク特性しか実現することができない。
適と感じる踏力−ストローク特性は、運転者の好みによ
って変化する。また、良好なブレーキ操作性を確保する
ために、車両の走行状態あるいはブレーキ操作状態、例
えば、緩やかな減速中であるか、急な減速中であるか等
に応じて踏力−ストローク特性を変化させ得ることが望
ましい。しかしながら、上述の如く、上記従来の装置に
おいて、踏力−ストローク特性は、ブレーキストローク
シミュレータの皿バネのバネ特性により規定される。こ
のため、上記従来の装置によれば、一定の踏力−ストロ
ーク特性しか実現することができない。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、踏力−ストローク特性を任意に変更することが
可能な液圧ブレーキ装置を提供することを目的とする。
であり、踏力−ストローク特性を任意に変更することが
可能な液圧ブレーキ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、ブレーキペダル踏力に対するブレーキ
ペダルストローク量の関係を変更可能なブレーキストロ
ークシミュレータを備える液圧ブレーキ装置により達成
される。本発明において、ブレーキストロークシミュレ
ータはブレーキペダル踏力に対するブレーキペダルスト
ローク量の関係を変更可能である。従って、運転者の好
みや車両状態に応じたブレーキペダル踏力に対するブレ
ーキペダルストローク量の関係を実現することが可能と
なる。
に記載する如く、ブレーキペダル踏力に対するブレーキ
ペダルストローク量の関係を変更可能なブレーキストロ
ークシミュレータを備える液圧ブレーキ装置により達成
される。本発明において、ブレーキストロークシミュレ
ータはブレーキペダル踏力に対するブレーキペダルスト
ローク量の関係を変更可能である。従って、運転者の好
みや車両状態に応じたブレーキペダル踏力に対するブレ
ーキペダルストローク量の関係を実現することが可能と
なる。
【0009】また、上記の目的は、請求項2に記載する
如く、マスタシリンダと、高圧の油圧を発生する油圧発
生機構と、ホイルシリンダを前記マスタシリンダ又は前
記油圧発生機構に選択的に連通させる油圧切替機構と、
を備える液圧ブレーキ装置において、前記マスタシリン
ダと連通する油室と、該油室の容積を変化させる容積変
化手段と、を有するブレーキストロークシミュレータを
備える液圧ブレーキ装置によっても達成される。
如く、マスタシリンダと、高圧の油圧を発生する油圧発
生機構と、ホイルシリンダを前記マスタシリンダ又は前
記油圧発生機構に選択的に連通させる油圧切替機構と、
を備える液圧ブレーキ装置において、前記マスタシリン
ダと連通する油室と、該油室の容積を変化させる容積変
化手段と、を有するブレーキストロークシミュレータを
備える液圧ブレーキ装置によっても達成される。
【0010】本発明において、ブレーキストロークシミ
ュレータの油室は、マスタシリンダと連通する。従っ
て、ホイルシリンダと油圧発生機構とが連通している状
態でマスタシリンダ圧が昇圧されると、マスタシリンダ
から油室へブレーキフルードが消費される。マスタシリ
ンダから油室へブレーキフルードが消費されると、その
消費量に応じたペダルストロークが発生する。マスタシ
リンダから油室へ消費されるブレーキフルードの量は、
油室の容積に応じて変化する。従って、容積変化手段に
より油室の容積が変化されると、ペダルストロークが変
化する。
ュレータの油室は、マスタシリンダと連通する。従っ
て、ホイルシリンダと油圧発生機構とが連通している状
態でマスタシリンダ圧が昇圧されると、マスタシリンダ
から油室へブレーキフルードが消費される。マスタシリ
ンダから油室へブレーキフルードが消費されると、その
消費量に応じたペダルストロークが発生する。マスタシ
リンダから油室へ消費されるブレーキフルードの量は、
油室の容積に応じて変化する。従って、容積変化手段に
より油室の容積が変化されると、ペダルストロークが変
化する。
【0011】更に、上記の目的は、請求項3に記載する
如く、請求項2記載の液圧ブレーキ装置において、前記
マスタシリンダと前記油圧切替機構とを接続する接続油
路に前記ブレーキストロークシミュレータを接続し、前
記接続油路の前記ブレーキストロークシミュレータの接
続点よりも前記マスタシリンダ側に開閉弁を設けた液圧
ブレーキ装置によっても達成される。
如く、請求項2記載の液圧ブレーキ装置において、前記
マスタシリンダと前記油圧切替機構とを接続する接続油
路に前記ブレーキストロークシミュレータを接続し、前
記接続油路の前記ブレーキストロークシミュレータの接
続点よりも前記マスタシリンダ側に開閉弁を設けた液圧
ブレーキ装置によっても達成される。
【0012】本発明において、ブレーキストロークシミ
ュレータは、マスタシリンダと油圧切替機構とを接続す
る油路に接続される。従って、ホイルシリンダとマスタ
シリンダとが連通している状態では、ブレーキストロー
クシミュレータの油室はホイルシリンダと連通する。か
かる状態で開閉弁が閉弁状態とされると、マスタシリン
ダと油室との連通は遮断される。この場合、油室の容積
が変化されると、その容積変化に応じた量のブレーキフ
ルードがホイルシリンダと油室との間で授受される。ホ
イルシリンダ圧は、ホイルシリンダに対して流入又は流
出するブレーキフルードの量に応じて変化する。従っ
て、容積変化手段により油室の容積が変化されると、ホ
イルシリンダ圧が変化する。
ュレータは、マスタシリンダと油圧切替機構とを接続す
る油路に接続される。従って、ホイルシリンダとマスタ
シリンダとが連通している状態では、ブレーキストロー
クシミュレータの油室はホイルシリンダと連通する。か
かる状態で開閉弁が閉弁状態とされると、マスタシリン
ダと油室との連通は遮断される。この場合、油室の容積
が変化されると、その容積変化に応じた量のブレーキフ
ルードがホイルシリンダと油室との間で授受される。ホ
イルシリンダ圧は、ホイルシリンダに対して流入又は流
出するブレーキフルードの量に応じて変化する。従っ
て、容積変化手段により油室の容積が変化されると、ホ
イルシリンダ圧が変化する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例である液
圧ブレーキ装置のシステム構成図である。本実施例の液
圧ブレーキ装置は電子制御ユニット10(以下、ECU
10と称す)により制御される。図1に示す如く、液圧
ブレーキ装置はマスタシリンダ12を備えている。マス
タシリンダ12はその内部に2つの油圧室12a、12
bを備えている。マスタシリンダ12の油圧室12a、
12bには、ブレーキペダル14に付与されるペダル踏
力Pに応じたマスタシリンダ圧PM/C が発生する。
圧ブレーキ装置のシステム構成図である。本実施例の液
圧ブレーキ装置は電子制御ユニット10(以下、ECU
10と称す)により制御される。図1に示す如く、液圧
ブレーキ装置はマスタシリンダ12を備えている。マス
タシリンダ12はその内部に2つの油圧室12a、12
bを備えている。マスタシリンダ12の油圧室12a、
12bには、ブレーキペダル14に付与されるペダル踏
力Pに応じたマスタシリンダ圧PM/C が発生する。
【0014】マスタシリンダ12の油圧室12a、12
bにはリザーバタンク16が連通している。リザーバタ
ンク16にはポンプ18の吸入側へ至るリザーバ通路2
0が連通している。ポンプ18はポンプモータ22によ
り駆動される。ポンプ18の吸入側と吐出側との間には
リリーフ弁24が配設されている。リリーフ弁24は、
ポンプ18の吐出側の油圧が吸入側の油圧に比して所定
値以上高圧となった場合に開弁するように構成されてい
る。従って、リリーフ弁24によれば、ポンプ18の吐
出圧が過大となることが防止される。
bにはリザーバタンク16が連通している。リザーバタ
ンク16にはポンプ18の吸入側へ至るリザーバ通路2
0が連通している。ポンプ18はポンプモータ22によ
り駆動される。ポンプ18の吸入側と吐出側との間には
リリーフ弁24が配設されている。リリーフ弁24は、
ポンプ18の吐出側の油圧が吸入側の油圧に比して所定
値以上高圧となった場合に開弁するように構成されてい
る。従って、リリーフ弁24によれば、ポンプ18の吐
出圧が過大となることが防止される。
【0015】ポンプ18の吐出側には、アキュムレータ
26及び圧力スイッチ28、30が連通している。圧力
スイッチ28はポンプ18の吐出圧が上限所定圧を越え
た場合にオン信号を出力する圧力スイッチである。ま
た、圧力スイッチ30はポンプ18の吐出圧が下限所定
圧を下回った場合にオン信号を出力する圧力スイッチで
ある。圧力スイッチ28、30が出力するオン信号はE
CU10へ供給されている。ECU10は、圧力スイッ
チ30からのオン信号を受けるとポンプモータ22を駆
動する信号を出力し、圧力スイッチ28からのオン信号
を受けるとポンプモータ22を停止させる信号を出力す
る。これによりアキュムレータ26には所定範囲内の圧
力が蓄圧される。
26及び圧力スイッチ28、30が連通している。圧力
スイッチ28はポンプ18の吐出圧が上限所定圧を越え
た場合にオン信号を出力する圧力スイッチである。ま
た、圧力スイッチ30はポンプ18の吐出圧が下限所定
圧を下回った場合にオン信号を出力する圧力スイッチで
ある。圧力スイッチ28、30が出力するオン信号はE
CU10へ供給されている。ECU10は、圧力スイッ
チ30からのオン信号を受けるとポンプモータ22を駆
動する信号を出力し、圧力スイッチ28からのオン信号
を受けるとポンプモータ22を停止させる信号を出力す
る。これによりアキュムレータ26には所定範囲内の圧
力が蓄圧される。
【0016】ポンプ18の吐出側には、左前輪FL及び
右前輪FRのホイルシリンダ32、34へそれぞれ至る
油圧通路36、38が連通している。更に、ポンプ18
の吐出側には、後輪増圧カットバルブ40を介して、左
後輪RL及び右後輪RRのホイルシリンダ42、44へ
至る油圧通路46、48が連通している。後輪増圧カッ
トバルブ40は常閉の電磁開閉バルブであり、ECU1
0からオン信号を付与されると開弁状態となる。
右前輪FRのホイルシリンダ32、34へそれぞれ至る
油圧通路36、38が連通している。更に、ポンプ18
の吐出側には、後輪増圧カットバルブ40を介して、左
後輪RL及び右後輪RRのホイルシリンダ42、44へ
至る油圧通路46、48が連通している。後輪増圧カッ
トバルブ40は常閉の電磁開閉バルブであり、ECU1
0からオン信号を付与されると開弁状態となる。
【0017】油圧通路36、38、46、48には、そ
れぞれ、左前輪増圧制御バルブ50、右前輪増圧制御バ
ルブ52、左後輪増圧制御バルブ54、及び右後輪増圧
制御バルブ56が配設されている。左前輪増圧制御バル
ブ50、右前輪増圧制御バルブ52、左後輪増圧制御バ
ルブ54、及び右後輪増圧制御バルブ56は、ECU1
0から付与される駆動信号に応じてその開度を変化させ
る。
れぞれ、左前輪増圧制御バルブ50、右前輪増圧制御バ
ルブ52、左後輪増圧制御バルブ54、及び右後輪増圧
制御バルブ56が配設されている。左前輪増圧制御バル
ブ50、右前輪増圧制御バルブ52、左後輪増圧制御バ
ルブ54、及び右後輪増圧制御バルブ56は、ECU1
0から付与される駆動信号に応じてその開度を変化させ
る。
【0018】ホイルシリンダ32、34、42、44に
は、それぞれ、油圧センサ58、60、62、64が連
通している。油圧センサ58〜64の出力信号はECU
10に供給されている。ECU10は、油圧センサ58
〜64の出力信号に基づいて、各輪のホイルシリンダ圧
PW/C を検出する。ホイルシリンダ32〜44には、ま
た、リザーバタンク16へ至る減圧通路66、68、7
0、72がそれぞれ連通している。減圧通路66〜72
には、それぞれ、左前輪減圧制御バルブ74、右前輪減
圧制御バルブ76、左後輪減圧制御バルブ78、及び右
後輪減圧制御バルブ80が配設されている。左前輪減圧
制御バルブ74、右前輪減圧制御バルブ76、左後輪減
圧制御バルブ78、及び右後輪減圧制御バルブ80は、
ECU10から付与される駆動信号に応じてその開度を
変化させる。
は、それぞれ、油圧センサ58、60、62、64が連
通している。油圧センサ58〜64の出力信号はECU
10に供給されている。ECU10は、油圧センサ58
〜64の出力信号に基づいて、各輪のホイルシリンダ圧
PW/C を検出する。ホイルシリンダ32〜44には、ま
た、リザーバタンク16へ至る減圧通路66、68、7
0、72がそれぞれ連通している。減圧通路66〜72
には、それぞれ、左前輪減圧制御バルブ74、右前輪減
圧制御バルブ76、左後輪減圧制御バルブ78、及び右
後輪減圧制御バルブ80が配設されている。左前輪減圧
制御バルブ74、右前輪減圧制御バルブ76、左後輪減
圧制御バルブ78、及び右後輪減圧制御バルブ80は、
ECU10から付与される駆動信号に応じてその開度を
変化させる。
【0019】ポンプ18の吐出側には、また、油圧通路
82が連通している。油圧通路82はメカニカル増圧弁
84に連通している。メカニカル増圧弁84には、ま
た、マスタシリンダ12の油圧室12aに連通する油圧
通路86、リザーバタンク16に連通する油圧通路8
8、及び、右前輪FRのホイルシリンダ34に連通する
油圧通路90が連通している。メカニカル増圧弁84
は、アキュームレータ26を油圧源として、油圧通路8
6から供給されたマスタシリンダ圧PM/C を増圧して油
圧通路90へ出力する。
82が連通している。油圧通路82はメカニカル増圧弁
84に連通している。メカニカル増圧弁84には、ま
た、マスタシリンダ12の油圧室12aに連通する油圧
通路86、リザーバタンク16に連通する油圧通路8
8、及び、右前輪FRのホイルシリンダ34に連通する
油圧通路90が連通している。メカニカル増圧弁84
は、アキュームレータ26を油圧源として、油圧通路8
6から供給されたマスタシリンダ圧PM/C を増圧して油
圧通路90へ出力する。
【0020】油圧通路86には、油圧センサ92が配設
されている。油圧センサ92の出力信号はECU10に
供給されている。ECU10は、油圧センサ92の出力
信号に基づいて、マスタシリンダ圧PM/C を検出する。
油圧通路90には、メカニカル増圧弁84側から順に、
マスタシリンダカットバルブ94及び96が配設されて
いる。マスタシリンダカットバルブ94、96は常開の
電磁開閉バルブであり、ECU10からオン信号を付与
されると閉弁状態となる。油圧通路90のマスタシリン
ダカットバルブ94と96との間の部位には、油圧通路
98を介して、左前輪FLのホイルシリンダ32が連通
している。
されている。油圧センサ92の出力信号はECU10に
供給されている。ECU10は、油圧センサ92の出力
信号に基づいて、マスタシリンダ圧PM/C を検出する。
油圧通路90には、メカニカル増圧弁84側から順に、
マスタシリンダカットバルブ94及び96が配設されて
いる。マスタシリンダカットバルブ94、96は常開の
電磁開閉バルブであり、ECU10からオン信号を付与
されると閉弁状態となる。油圧通路90のマスタシリン
ダカットバルブ94と96との間の部位には、油圧通路
98を介して、左前輪FLのホイルシリンダ32が連通
している。
【0021】マスタシリンダ12の油圧室12bには、
油圧通路100が連通している。油圧通路100には、
ブレーキストロークシミュレータ102(以下、ストロ
ークシミュレータ102と略称する)が連通している。
ストロークシミュレータ102には、モータ駆動装置1
04及び回転位置検出装置106が接続されている。ス
トロークシミュレータ102の構成及び機能については
後述する。
油圧通路100が連通している。油圧通路100には、
ブレーキストロークシミュレータ102(以下、ストロ
ークシミュレータ102と略称する)が連通している。
ストロークシミュレータ102には、モータ駆動装置1
04及び回転位置検出装置106が接続されている。ス
トロークシミュレータ102の構成及び機能については
後述する。
【0022】油圧通路100には、また、マスタシリン
ダカットバルブ108が連通している。マスタシリンダ
カットバルブ108は常開の電磁開閉バルブであり、E
CU10からオン信号を付与されると閉弁状態となる。
マスタシリンダカットバルブ108は、その下流側にお
いて、油圧通路110及び112を介して後輪側のホイ
ルシリンダ42、44と連通している。油圧通路112
には、マスタシリンダカットバルブ114が配設されて
いる。マスタシリンダカットバルブ114は常開の電磁
開閉バルブであり、ECU10からオン信号を付与され
ると閉弁状態となる。
ダカットバルブ108が連通している。マスタシリンダ
カットバルブ108は常開の電磁開閉バルブであり、E
CU10からオン信号を付与されると閉弁状態となる。
マスタシリンダカットバルブ108は、その下流側にお
いて、油圧通路110及び112を介して後輪側のホイ
ルシリンダ42、44と連通している。油圧通路112
には、マスタシリンダカットバルブ114が配設されて
いる。マスタシリンダカットバルブ114は常開の電磁
開閉バルブであり、ECU10からオン信号を付与され
ると閉弁状態となる。
【0023】次に、本実施例の液圧ブレーキ装置の動作
を説明する。ブレーキペダル14が踏み込まれると、後
輪増圧カットバルブ40、及び、マスタシリンダカット
バルブ94、96、108、114にオン信号が付与さ
れる。従って、ブレーキペダル14が踏み込まれると、
全てのホイルシリンダ32〜44とマスタシリンダ12
との連通が遮断される。このため、アキュムレータ26
の油圧は左前輪増圧制御バルブ50、右前輪増圧制御バ
ルブ52、左後輪増圧制御バルブ54、及び右後輪増圧
制御バルブ56に供給される。
を説明する。ブレーキペダル14が踏み込まれると、後
輪増圧カットバルブ40、及び、マスタシリンダカット
バルブ94、96、108、114にオン信号が付与さ
れる。従って、ブレーキペダル14が踏み込まれると、
全てのホイルシリンダ32〜44とマスタシリンダ12
との連通が遮断される。このため、アキュムレータ26
の油圧は左前輪増圧制御バルブ50、右前輪増圧制御バ
ルブ52、左後輪増圧制御バルブ54、及び右後輪増圧
制御バルブ56に供給される。
【0024】かかる状態において、例えば、左前輪増圧
制御バルブ50の開度が増加すると、左前輪FLのホイ
ルシリンダ32へ供給されるブレーキフルードの流量が
増加することで、ホイルシリンダ32の油圧は増圧され
る。また、左前輪減圧制御バルブ74の開度が増加する
と、ホイルシリンダ32からリザーバタンク16へ流出
するブレーキフルードの流量が増加することで、ホイル
シリンダ32の油圧は減圧される。従って、ECU10
から左前輪増圧制御バルブ50、及び、左前輪減圧制御
バルブ74に供給される駆動信号を変化させることで、
左前輪のホイルシリンダ圧PW/C を制御することができ
る。右前輪FR、左後輪RL、右後輪RRについても同
様に、ECU10から各輪に対応する増圧制御バルブ及
び減圧制御バルブに供給される駆動信号を変化させるこ
とで、各輪のホイルシリンダ圧P W/C を制御することが
できる。
制御バルブ50の開度が増加すると、左前輪FLのホイ
ルシリンダ32へ供給されるブレーキフルードの流量が
増加することで、ホイルシリンダ32の油圧は増圧され
る。また、左前輪減圧制御バルブ74の開度が増加する
と、ホイルシリンダ32からリザーバタンク16へ流出
するブレーキフルードの流量が増加することで、ホイル
シリンダ32の油圧は減圧される。従って、ECU10
から左前輪増圧制御バルブ50、及び、左前輪減圧制御
バルブ74に供給される駆動信号を変化させることで、
左前輪のホイルシリンダ圧PW/C を制御することができ
る。右前輪FR、左後輪RL、右後輪RRについても同
様に、ECU10から各輪に対応する増圧制御バルブ及
び減圧制御バルブに供給される駆動信号を変化させるこ
とで、各輪のホイルシリンダ圧P W/C を制御することが
できる。
【0025】このように、本実施例の液圧ブレーキ装置
は、マスタシリンダ圧PM/C の大きさにかかわらず、各
輪のホイルシリンダ圧PW/C を任意に制御する機能を有
している。従って、本実施例の液圧ブレーキ装置によれ
ば、ペダル踏力Pに応じたホイルシリンダ圧PW/C を発
生させる通常ブレーキ制御、車輪のスリップ率が所定値
を越えないようにホイルシリンダ圧PW/C を制御するこ
とにより車輪のロックを防止するABS制御、その他、
車両安定化制御やトラクションコントロール等、車両の
走行状態に応じてホイルシリンダ圧PW/C を制御する各
種自動ブレーキ制御を実現することができる。
は、マスタシリンダ圧PM/C の大きさにかかわらず、各
輪のホイルシリンダ圧PW/C を任意に制御する機能を有
している。従って、本実施例の液圧ブレーキ装置によれ
ば、ペダル踏力Pに応じたホイルシリンダ圧PW/C を発
生させる通常ブレーキ制御、車輪のスリップ率が所定値
を越えないようにホイルシリンダ圧PW/C を制御するこ
とにより車輪のロックを防止するABS制御、その他、
車両安定化制御やトラクションコントロール等、車両の
走行状態に応じてホイルシリンダ圧PW/C を制御する各
種自動ブレーキ制御を実現することができる。
【0026】ところで、本実施例の液圧ブレーキ装置に
おいて、ホイルシリンダ32〜44の油圧はポンプ18
及びアキュムレータ26を油圧源として制御される。従
って、万一、ポンプ18から各ホイルシリンダ32〜4
4へ至る系統(以下、ポンプ油圧系統と称す)に異常が
生ずると、各輪のホイルシリンダ圧PW/C を昇圧させる
ことができなくなってしまう。
おいて、ホイルシリンダ32〜44の油圧はポンプ18
及びアキュムレータ26を油圧源として制御される。従
って、万一、ポンプ18から各ホイルシリンダ32〜4
4へ至る系統(以下、ポンプ油圧系統と称す)に異常が
生ずると、各輪のホイルシリンダ圧PW/C を昇圧させる
ことができなくなってしまう。
【0027】そこで、本実施例においては、ポンプ油圧
系統に異常が生じたことが検出された場合には、ECU
10が後輪増圧カットバルブ40、及びマスタシリンダ
カットバルブ94、96、108、114へのオン信号
の供給を遮断する。この場合、前輪側のホイルシリンダ
32、34がメカニカル増圧弁84に連通すると共に、
後輪側のホイルシリンダ42、44はマスタシリンダ1
2の油圧室12bに連通する。このため、ホイルシリン
ダ32、34には、マスタシリンダ圧PM/C がメカニカ
ル増圧弁84によって増圧されて付与され、ホイルシリ
ンダ42、44にはマスタシリンダ圧PM/C が直接付与
される。従って、本実施例の液圧ブレーキ装置によれ
ば、ポンプ油圧系統に異常が生じた場合にも、ホイルシ
リンダ圧P W/C を確実に増圧することができる。
系統に異常が生じたことが検出された場合には、ECU
10が後輪増圧カットバルブ40、及びマスタシリンダ
カットバルブ94、96、108、114へのオン信号
の供給を遮断する。この場合、前輪側のホイルシリンダ
32、34がメカニカル増圧弁84に連通すると共に、
後輪側のホイルシリンダ42、44はマスタシリンダ1
2の油圧室12bに連通する。このため、ホイルシリン
ダ32、34には、マスタシリンダ圧PM/C がメカニカ
ル増圧弁84によって増圧されて付与され、ホイルシリ
ンダ42、44にはマスタシリンダ圧PM/C が直接付与
される。従って、本実施例の液圧ブレーキ装置によれ
ば、ポンプ油圧系統に異常が生じた場合にも、ホイルシ
リンダ圧P W/C を確実に増圧することができる。
【0028】なお、ポンプ18自体に異常が生じた場合
には、メカニカル増圧弁84による増圧機能は発揮され
ない。しかし、この場合にも、メカニカル増圧弁84は
マスタシリンダ圧PM/C に等しい油圧をホイルシリンダ
32、34に供給する。従って、ポンプ18に異常が生
じた場合にも、各輪のホイルシリンダ圧PW/C を、少な
くともマスタシリンダ圧に等しい油圧まで増圧すること
ができる。
には、メカニカル増圧弁84による増圧機能は発揮され
ない。しかし、この場合にも、メカニカル増圧弁84は
マスタシリンダ圧PM/C に等しい油圧をホイルシリンダ
32、34に供給する。従って、ポンプ18に異常が生
じた場合にも、各輪のホイルシリンダ圧PW/C を、少な
くともマスタシリンダ圧に等しい油圧まで増圧すること
ができる。
【0029】上述の如く、本実施例のブレーキ液圧制御
装置において、正常時には、ブレーキペダル14が踏み
込まれると同時にマスタシリンダカットバルブ94及び
108が共に閉弁状態とされる。マスタシリンダカット
バルブ94、108が閉弁状態とされると、マスタシリ
ンダ圧PM/C が上昇しても、ブレーキフルードがマスタ
シリンダ12からホイルシリンダ32〜44へ流出する
ことはない。この場合、マスタシリンダ12の油圧室1
2b内のブレーキフルードがストロークシミュレータ1
02へ流出することで、その流出量に応じたペダルスト
ロークSが発生する。
装置において、正常時には、ブレーキペダル14が踏み
込まれると同時にマスタシリンダカットバルブ94及び
108が共に閉弁状態とされる。マスタシリンダカット
バルブ94、108が閉弁状態とされると、マスタシリ
ンダ圧PM/C が上昇しても、ブレーキフルードがマスタ
シリンダ12からホイルシリンダ32〜44へ流出する
ことはない。この場合、マスタシリンダ12の油圧室1
2b内のブレーキフルードがストロークシミュレータ1
02へ流出することで、その流出量に応じたペダルスト
ロークSが発生する。
【0030】運転者に対して良好なペダルフィーリング
を与えるには、運転者の好みに応じて踏力−ストローク
特性を適正に設定することが必要である。本実施例の液
圧ブレーキ装置は、ストロークシミュレータ102の機
能に基づいて、踏力−ストローク特性を任意に変更し得
る点に特徴を有している。以下、図2を参照して、スト
ロークシミュレータ102の構成及び機能について説明
する。
を与えるには、運転者の好みに応じて踏力−ストローク
特性を適正に設定することが必要である。本実施例の液
圧ブレーキ装置は、ストロークシミュレータ102の機
能に基づいて、踏力−ストローク特性を任意に変更し得
る点に特徴を有している。以下、図2を参照して、スト
ロークシミュレータ102の構成及び機能について説明
する。
【0031】図2は、ストロークシミュレータ102の
断面図である。図2に示す如く、ストロークシミュレー
タ102はハウジング120を備えている。ハウジング
120の内部にはシリンダ部122が形成されている。
シリンダ部122にはピストン124が軸方向に摺動可
能に配設されている。ピストン124の外周にはシール
部材126が装着されている。シール部材126により
ピストン124とシリンダ部122との間のシール性が
確保されている。シリンダ部122の内部の、ピストン
124の図2中左側の部位には油室128が形成されて
いる。油室128は、ポート130を介して油圧通路1
00に連通している。
断面図である。図2に示す如く、ストロークシミュレー
タ102はハウジング120を備えている。ハウジング
120の内部にはシリンダ部122が形成されている。
シリンダ部122にはピストン124が軸方向に摺動可
能に配設されている。ピストン124の外周にはシール
部材126が装着されている。シール部材126により
ピストン124とシリンダ部122との間のシール性が
確保されている。シリンダ部122の内部の、ピストン
124の図2中左側の部位には油室128が形成されて
いる。油室128は、ポート130を介して油圧通路1
00に連通している。
【0032】油室128にはスプリング132が配設さ
れている。スプリング132はピストン124を、油室
128が拡大する向きに付勢している。ピストン124
には、ベアリング134を介して、シャフト136が軸
周りに回転可能に連結されている。ピストン124がス
プリング132により付勢されていることで、ベアリン
グ134には所定の予圧が付与されている。シャフト1
36はその外周にネジ部138を備えている。シャフト
136のネジ部138は、ハウジング120内部に形成
されたネジ穴138と螺合している。シャフト136
は、また、その図2中右端面に開口する連結穴140を
備えている。
れている。スプリング132はピストン124を、油室
128が拡大する向きに付勢している。ピストン124
には、ベアリング134を介して、シャフト136が軸
周りに回転可能に連結されている。ピストン124がス
プリング132により付勢されていることで、ベアリン
グ134には所定の予圧が付与されている。シャフト1
36はその外周にネジ部138を備えている。シャフト
136のネジ部138は、ハウジング120内部に形成
されたネジ穴138と螺合している。シャフト136
は、また、その図2中右端面に開口する連結穴140を
備えている。
【0033】ハウジング120の図2中右端部には、モ
ータ142が固定されている。モータ142の出力軸1
44は、シャフト136の連結穴140と嵌合してい
る。連結穴140及び出力軸144の断面形状が例えば
略矩形状に形成されることで、両者の相対回転は阻止さ
れている。これにより、シャフト136と出力軸144
とは軸周りの回転運動を伝達可能に、かつ、軸方向に摺
動可能に連結されている。
ータ142が固定されている。モータ142の出力軸1
44は、シャフト136の連結穴140と嵌合してい
る。連結穴140及び出力軸144の断面形状が例えば
略矩形状に形成されることで、両者の相対回転は阻止さ
れている。これにより、シャフト136と出力軸144
とは軸周りの回転運動を伝達可能に、かつ、軸方向に摺
動可能に連結されている。
【0034】モータ142には、モータ駆動装置104
より駆動信号が供給される。モータ駆動装置104は、
ECU10から供給される制御信号に応じて、モータ1
42に付与する駆動信号を変化させる。従って、ECU
10がモータ駆動装置104に供給する制御信号によっ
て、モータ142の回転位置θを制御することができ
る。なお、モータ142の回転位置θとは、モータ14
2の所定の基準位置からの回転数を含めた総回転角を意
味するものとする。
より駆動信号が供給される。モータ駆動装置104は、
ECU10から供給される制御信号に応じて、モータ1
42に付与する駆動信号を変化させる。従って、ECU
10がモータ駆動装置104に供給する制御信号によっ
て、モータ142の回転位置θを制御することができ
る。なお、モータ142の回転位置θとは、モータ14
2の所定の基準位置からの回転数を含めた総回転角を意
味するものとする。
【0035】モータ142には、回転エンコーダ(図示
せず)が内蔵されている。回転エンコーダの出力信号は
回転位置検出装置106に供給されている。回転位置検
出装置106は、回転エンコーダの出力信号に基づい
て、モータ142の回転位置θを検出し、その検出値に
応じた出力信号をECU10に供給する。ECU10は
回転位置検出装置106の出力信号に基づいて、モータ
142の回転位置θを検出する。
せず)が内蔵されている。回転エンコーダの出力信号は
回転位置検出装置106に供給されている。回転位置検
出装置106は、回転エンコーダの出力信号に基づい
て、モータ142の回転位置θを検出し、その検出値に
応じた出力信号をECU10に供給する。ECU10は
回転位置検出装置106の出力信号に基づいて、モータ
142の回転位置θを検出する。
【0036】モータ142が駆動されると、出力軸14
4の回転運動がシャフト136に伝達される。シャフト
136に回転運動が伝達されると、ネジ部138とハウ
ジング120のネジ穴140とが螺合していることで、
シャフト136にはその回転角に応じた軸方向の変位が
生ずる。シャフト136の軸方向の変位はベアリング1
34を介してピストン124に伝達される。ピストン1
24に軸方向の変位が伝達されると、その変位に応じて
油室128は収縮又は拡大される。マスタシリンダカッ
トバルブ108が閉弁状態とされた状況下で、油室12
8が収縮された場合、その収縮量に応じた量のブレーキ
フルードが油室128からポート130を介してマスタ
シリンダ12へ流出する。また、油室128が拡大され
た場合、その拡大量に応じた量のブレーキフルードがマ
スタシリンダ12から油室128へ流入する。従って、
モータ142の回転位置θを制御することで、マスタシ
リンダ12と油室128との間で授受されるブレーキフ
ルードの量を変化させることができる。
4の回転運動がシャフト136に伝達される。シャフト
136に回転運動が伝達されると、ネジ部138とハウ
ジング120のネジ穴140とが螺合していることで、
シャフト136にはその回転角に応じた軸方向の変位が
生ずる。シャフト136の軸方向の変位はベアリング1
34を介してピストン124に伝達される。ピストン1
24に軸方向の変位が伝達されると、その変位に応じて
油室128は収縮又は拡大される。マスタシリンダカッ
トバルブ108が閉弁状態とされた状況下で、油室12
8が収縮された場合、その収縮量に応じた量のブレーキ
フルードが油室128からポート130を介してマスタ
シリンダ12へ流出する。また、油室128が拡大され
た場合、その拡大量に応じた量のブレーキフルードがマ
スタシリンダ12から油室128へ流入する。従って、
モータ142の回転位置θを制御することで、マスタシ
リンダ12と油室128との間で授受されるブレーキフ
ルードの量を変化させることができる。
【0037】マスタシリンダカットバルブ108が閉弁
状態とされた状況下でブレーキペダル14に生ずるペダ
ルストロークSは、マスタシリンダ12からストローク
シミュレータ102の油室128に流出したブレーキフ
ルードの量(以下、消費フルード量と称する)に応じた
大きさとなる。消費フルード量は、油室128の容積に
一致している。従って、モータ142を駆動することに
より油室128を拡大又は収縮させることで、ペダル踏
力Pに対して任意のペダルストロークSを発生させるこ
とができる。すなわち、本実施例のストロークシミュレ
ータ102によれば、ECU10によりモータ142の
回転位置θを制御することで、踏力−ストローク特性を
任意に変化させることができる。
状態とされた状況下でブレーキペダル14に生ずるペダ
ルストロークSは、マスタシリンダ12からストローク
シミュレータ102の油室128に流出したブレーキフ
ルードの量(以下、消費フルード量と称する)に応じた
大きさとなる。消費フルード量は、油室128の容積に
一致している。従って、モータ142を駆動することに
より油室128を拡大又は収縮させることで、ペダル踏
力Pに対して任意のペダルストロークSを発生させるこ
とができる。すなわち、本実施例のストロークシミュレ
ータ102によれば、ECU10によりモータ142の
回転位置θを制御することで、踏力−ストローク特性を
任意に変化させることができる。
【0038】図3は、本実施例において、ストロークシ
ミュレータ102により実現される踏力−ストローク特
性を例示している。図3に曲線(A)で示す踏力−スト
ローク特性によれば、ペダル踏力Pの増加に応じて、ペ
ダルストロークSの変化は次第に増大する。また、図3
に曲線(B)で示す踏力−ストローク特性によれば、ペ
ダル踏力Pの増加に応じて、ペダルストロークSの変化
は次第に抑制される。また、図3に直線(C)で示す踏
力−ストローク特性によれば、ペダル踏力Pに比例した
ペダルストロークSが得られる。このように、本実施例
によれば、ストロークシミュレータ102により任意の
踏力−ストローク特性を実現することができる。
ミュレータ102により実現される踏力−ストローク特
性を例示している。図3に曲線(A)で示す踏力−スト
ローク特性によれば、ペダル踏力Pの増加に応じて、ペ
ダルストロークSの変化は次第に増大する。また、図3
に曲線(B)で示す踏力−ストローク特性によれば、ペ
ダル踏力Pの増加に応じて、ペダルストロークSの変化
は次第に抑制される。また、図3に直線(C)で示す踏
力−ストローク特性によれば、ペダル踏力Pに比例した
ペダルストロークSが得られる。このように、本実施例
によれば、ストロークシミュレータ102により任意の
踏力−ストローク特性を実現することができる。
【0039】本実施例においては、図3に例示する如き
所望の踏力−ストローク特性を、予めマップ化してEC
U10の内部に記憶させておく。そして、ECU10
が、その記憶データを参照してモータ142の回転位置
θを制御することで、所望の踏力−ストローク特性が実
現される。以下、かかる機能を実現すべくECU10が
実行する処理の内容について説明する。図4は、本実施
例においてECU10が実行するルーチンのフローチャ
ートである。図4に示すルーチンは、マスタシリンダカ
ットバルブ108が閉弁状態とされた状況下、すなわ
ち、ポンプ油圧系統に異常が生じていない状況下で所定
の時間間隔で繰り返し起動される。
所望の踏力−ストローク特性を、予めマップ化してEC
U10の内部に記憶させておく。そして、ECU10
が、その記憶データを参照してモータ142の回転位置
θを制御することで、所望の踏力−ストローク特性が実
現される。以下、かかる機能を実現すべくECU10が
実行する処理の内容について説明する。図4は、本実施
例においてECU10が実行するルーチンのフローチャ
ートである。図4に示すルーチンは、マスタシリンダカ
ットバルブ108が閉弁状態とされた状況下、すなわ
ち、ポンプ油圧系統に異常が生じていない状況下で所定
の時間間隔で繰り返し起動される。
【0040】図4に示すルーチンが起動されると、ま
ず、ステップ200の処理が実行される。ステップ20
0では、油圧センサ92の出力信号に基づいてマスタシ
リンダ圧PM/C が検出される。ステップ200の処理が
終了されると、次に、ステップ202において、マスタ
シリンダ圧PM/C に基づいてペダル踏力Pの現在値P0
が算出される。ステップ202の処理が終了されると、
次に、ステップ204の処理が実行される。
ず、ステップ200の処理が実行される。ステップ20
0では、油圧センサ92の出力信号に基づいてマスタシ
リンダ圧PM/C が検出される。ステップ200の処理が
終了されると、次に、ステップ202において、マスタ
シリンダ圧PM/C に基づいてペダル踏力Pの現在値P0
が算出される。ステップ202の処理が終了されると、
次に、ステップ204の処理が実行される。
【0041】ステップ204では、ECU10内に予め
記憶された踏力−ストローク特性をを参照して、ペダル
踏力Pの現在値P0 に対して発生させるべきペダルスト
ロークSの目標値S0 が決定される。ステップ204の
処理が終了されると、次に、ステップ206の処理が実
行される。ステップ206では、ペダルストロークSの
目標値S0 に対応する消費フルード量の目標値V0 が演
算される。ステップ206の処理が終了されると、次
に、ステップ208の処理が実行される。
記憶された踏力−ストローク特性をを参照して、ペダル
踏力Pの現在値P0 に対して発生させるべきペダルスト
ロークSの目標値S0 が決定される。ステップ204の
処理が終了されると、次に、ステップ206の処理が実
行される。ステップ206では、ペダルストロークSの
目標値S0 に対応する消費フルード量の目標値V0 が演
算される。ステップ206の処理が終了されると、次
に、ステップ208の処理が実行される。
【0042】ステップ208では、消費フルード量が目
標値V0 となるような、すなわち、油室128の初期状
態からの容積増加量がV0 となるようなモータ142の
回転位置θ1 が演算される。ステップ208の処理が終
了されると、次に、ステップ210において、回転位置
検出装置106の出力信号に基づいて、モータ142の
現在の回転位置θ0 が検出される。ステップ210の処
理が終了されると、次に、ステップ212において、θ
1 とθ0 との偏差Δθ=θ1 −θ0 が演算され、続くス
テップ214において、モータ142がΔθだけ回転さ
れるようにモータ駆動装置104に対して制御信号が出
力される。このステップ214の処理が実行されること
で、モータ142は回転位置θ1 まで回転し、その結
果、目標値S0 に等しい大きさのペダルストロークSが
発生する。ステップ214の処理が終了されると、今回
のルーチンは終了される。
標値V0 となるような、すなわち、油室128の初期状
態からの容積増加量がV0 となるようなモータ142の
回転位置θ1 が演算される。ステップ208の処理が終
了されると、次に、ステップ210において、回転位置
検出装置106の出力信号に基づいて、モータ142の
現在の回転位置θ0 が検出される。ステップ210の処
理が終了されると、次に、ステップ212において、θ
1 とθ0 との偏差Δθ=θ1 −θ0 が演算され、続くス
テップ214において、モータ142がΔθだけ回転さ
れるようにモータ駆動装置104に対して制御信号が出
力される。このステップ214の処理が実行されること
で、モータ142は回転位置θ1 まで回転し、その結
果、目標値S0 に等しい大きさのペダルストロークSが
発生する。ステップ214の処理が終了されると、今回
のルーチンは終了される。
【0043】上述の如く、本実施例によれば、ECU1
0に記憶させた踏力−ストローク関係に基づいて、ペダ
ル踏力Pに応じたペダルストロークSを発生させること
ができる。このため、ECU10に記憶させるデータを
変更することで、踏力−ストローク特性を任意に変化さ
せることができる。従って、本実施例によれば、液圧ブ
レーキ装置の組み立て完成後において、運転者の好みに
応じたペダルフィーリングが得られるように踏力−スト
ローク特性を調整することができる。
0に記憶させた踏力−ストローク関係に基づいて、ペダ
ル踏力Pに応じたペダルストロークSを発生させること
ができる。このため、ECU10に記憶させるデータを
変更することで、踏力−ストローク特性を任意に変化さ
せることができる。従って、本実施例によれば、液圧ブ
レーキ装置の組み立て完成後において、運転者の好みに
応じたペダルフィーリングが得られるように踏力−スト
ローク特性を調整することができる。
【0044】また、複数の踏力−ストローク特性をEC
U10に記憶させておき、運転者がその中から所望の踏
力ーストローク特性を選択するように構成することで、
複数の運転者に対して、各自の好みに応じた踏力−スト
ローク特性を実現することができる。あるいは、ECU
10がデータカードから踏力−ストローク特性を読み込
む構成とし、運転者が所望の踏力−ストローク特性が記
憶されたデータカードを選択することによって、各自の
好みに応じた踏力−ストローク特性を実現することとし
てもよい。
U10に記憶させておき、運転者がその中から所望の踏
力ーストローク特性を選択するように構成することで、
複数の運転者に対して、各自の好みに応じた踏力−スト
ローク特性を実現することができる。あるいは、ECU
10がデータカードから踏力−ストローク特性を読み込
む構成とし、運転者が所望の踏力−ストローク特性が記
憶されたデータカードを選択することによって、各自の
好みに応じた踏力−ストローク特性を実現することとし
てもよい。
【0045】なお、上記実施例においては、モータ14
2及びシャフト136によりピストン124を駆動する
ことで油室128の容積を変化させることとしたが、本
発明はこれに限定されるものではなく、ピストン124
をリニアアクチュエータにより直接駆動することとして
もよい。次に、本発明の第2実施例について説明する。
本実施例の液圧ブレーキ装置は、ブレーキペダル14の
操作状態に応じて適切な踏力ーストローク特性を実現し
得る点に特徴を有している。
2及びシャフト136によりピストン124を駆動する
ことで油室128の容積を変化させることとしたが、本
発明はこれに限定されるものではなく、ピストン124
をリニアアクチュエータにより直接駆動することとして
もよい。次に、本発明の第2実施例について説明する。
本実施例の液圧ブレーキ装置は、ブレーキペダル14の
操作状態に応じて適切な踏力ーストローク特性を実現し
得る点に特徴を有している。
【0046】例えば、ブレーキペダル14がゆっくりと
踏み込まれている場合は、運転者は所望の制動力を発生
させるべくブレーキ操作を行なっていると考えられる。
従って、かかる場合は、運転者がペダル踏力Pを細かく
調整し得ることが望ましい。一方、ブレーキペダル14
が高速で踏み込まれている場合は、運転者は大きな制動
力を所望していると考えられる。従って、かかる場合に
は、ペダル踏力Pを細かく調整することよりも、ペダル
踏力Pを速やかに立ち上げることを優先するのが望まし
い。
踏み込まれている場合は、運転者は所望の制動力を発生
させるべくブレーキ操作を行なっていると考えられる。
従って、かかる場合は、運転者がペダル踏力Pを細かく
調整し得ることが望ましい。一方、ブレーキペダル14
が高速で踏み込まれている場合は、運転者は大きな制動
力を所望していると考えられる。従って、かかる場合に
は、ペダル踏力Pを細かく調整することよりも、ペダル
踏力Pを速やかに立ち上げることを優先するのが望まし
い。
【0047】一般に、一定のペダル踏力Pに対して生ず
るペダルストロークSが大きいほど、ペダル踏力Pを細
かく調整することは容易である。また、一定のペダル踏
力Pに対して生ずるペダルストロークSが小さいほど、
ペダル踏力Pをより速やかに立ち上げることが可能とな
る。そこで、本実施例においては、ブレーキペダル14
の操作速度をペダル踏力Pの時間変化率ΔPに基づいて
検出し、一定のペダル踏力Pに対して生ずるペダルスト
ロークSを、ペダル踏力Pの時間変化率ΔPが大きくな
るほど小さく設定することにより、ブレーキペダル14
の操作速度に応じた適切な踏力−ストローク特性を実現
することとしている。
るペダルストロークSが大きいほど、ペダル踏力Pを細
かく調整することは容易である。また、一定のペダル踏
力Pに対して生ずるペダルストロークSが小さいほど、
ペダル踏力Pをより速やかに立ち上げることが可能とな
る。そこで、本実施例においては、ブレーキペダル14
の操作速度をペダル踏力Pの時間変化率ΔPに基づいて
検出し、一定のペダル踏力Pに対して生ずるペダルスト
ロークSを、ペダル踏力Pの時間変化率ΔPが大きくな
るほど小さく設定することにより、ブレーキペダル14
の操作速度に応じた適切な踏力−ストローク特性を実現
することとしている。
【0048】本実施例の液圧ブレーキ装置は、図1に示
すシステムにおいて、ECU10が図4に示すルーチン
に代えて図5に示すルーチンを実行することにより実現
される。以下、図5を参照して、本実施例においてEC
U10が実行する処理の内容について説明する。図5
は、本実施例においてECU10が実行するルーチンの
フローチャートである。図5に示すルーチンはマスタシ
リンダカットバルブ108が閉弁状態とされた状況下
で、すなわち、ポンプ油圧系統に異常が生じていない状
況下で所定の時間間隔で繰り返し起動される。なお、図
5において、図4に示すルーチンと同様の処理を行なう
ステップには同一の符号を付してその説明を省略又は簡
略する。
すシステムにおいて、ECU10が図4に示すルーチン
に代えて図5に示すルーチンを実行することにより実現
される。以下、図5を参照して、本実施例においてEC
U10が実行する処理の内容について説明する。図5
は、本実施例においてECU10が実行するルーチンの
フローチャートである。図5に示すルーチンはマスタシ
リンダカットバルブ108が閉弁状態とされた状況下
で、すなわち、ポンプ油圧系統に異常が生じていない状
況下で所定の時間間隔で繰り返し起動される。なお、図
5において、図4に示すルーチンと同様の処理を行なう
ステップには同一の符号を付してその説明を省略又は簡
略する。
【0049】図5に示すルーチンにおいて、ステップ2
02においてペダル踏力Pの現在値P0 が求められる
と、次にステップ220において、ペダル踏力Pの時間
変化率ΔP(=dP/dt)が演算される。かかる演算
は、例えば、ペダル踏力Pの現在値P0 とその前回値と
の差分を求めることにより行なわれる。ステップ220
の処理が終了されると、次にステップ204において、
ペダル踏力Pの現在値P 0 に対応するペダルストローク
Sの目標値S0 が求められた後、続くステップ206に
おいて、消費フルード量の目標値V0 が演算される。ス
テップ206の処理が終了されると、次に、ステップ2
22の処理が実行される。
02においてペダル踏力Pの現在値P0 が求められる
と、次にステップ220において、ペダル踏力Pの時間
変化率ΔP(=dP/dt)が演算される。かかる演算
は、例えば、ペダル踏力Pの現在値P0 とその前回値と
の差分を求めることにより行なわれる。ステップ220
の処理が終了されると、次にステップ204において、
ペダル踏力Pの現在値P 0 に対応するペダルストローク
Sの目標値S0 が求められた後、続くステップ206に
おいて、消費フルード量の目標値V0 が演算される。ス
テップ206の処理が終了されると、次に、ステップ2
22の処理が実行される。
【0050】ステップ222では、予めECU10に記
憶されたマップを参照して、補正係数Kが求められる。
ステップ222に続くステップ224においては、補正
係数Kに基づいて、V0 =K・V0 なる補正式により消
費フルード量の目標値V0 が補正される。図6は、ステ
ップ222において参照されるマップの一例を示す。図
6に示す如く、補正係数Kは、ΔPが大きいほど、小さ
な値となるように設定される。従って、ステップ224
において、消費フルード量の目標値V0 は、ブレーキペ
ダル14が高速で踏み込まれるほど、その値が小さくな
るように補正される。
憶されたマップを参照して、補正係数Kが求められる。
ステップ222に続くステップ224においては、補正
係数Kに基づいて、V0 =K・V0 なる補正式により消
費フルード量の目標値V0 が補正される。図6は、ステ
ップ222において参照されるマップの一例を示す。図
6に示す如く、補正係数Kは、ΔPが大きいほど、小さ
な値となるように設定される。従って、ステップ224
において、消費フルード量の目標値V0 は、ブレーキペ
ダル14が高速で踏み込まれるほど、その値が小さくな
るように補正される。
【0051】ステップ224の処理が終了されると、ス
テップ208〜214において、消費フルード量が目標
値V0 に一致するように、モータ142が駆動される。
従って、ペダル踏力Pの時間変化率ΔPが大きいほど、
すなわち、ブレーキペダル14が高速で踏み込まれるほ
ど、小さなペダルストロークSを発生する。ステップ2
14の処理が終了されると、今回のルーチンは終了され
る。
テップ208〜214において、消費フルード量が目標
値V0 に一致するように、モータ142が駆動される。
従って、ペダル踏力Pの時間変化率ΔPが大きいほど、
すなわち、ブレーキペダル14が高速で踏み込まれるほ
ど、小さなペダルストロークSを発生する。ステップ2
14の処理が終了されると、今回のルーチンは終了され
る。
【0052】上述の如く、本実施例においては、ブレー
キペダル14が高速で踏み込まれるほど、一定のペダル
踏力Pに対して発生するペダルストロークSは小さくな
る。従って、本実施例によれば、ブレーキペダル14が
緩やかに踏み込まれている場合は、ペダル踏力Pを細か
く調整するのを容易とすることができると共に、ブレー
キペダル14が高速で踏み込まれている場合は、ペダル
踏力Pを速やかに立ち上げることができる。このよう
に、本実施例の液圧ブレーキ装置によれば、ブレーキペ
ダル14の操作状態に応じた適切な踏力−ストローク特
性を実現することができる。
キペダル14が高速で踏み込まれるほど、一定のペダル
踏力Pに対して発生するペダルストロークSは小さくな
る。従って、本実施例によれば、ブレーキペダル14が
緩やかに踏み込まれている場合は、ペダル踏力Pを細か
く調整するのを容易とすることができると共に、ブレー
キペダル14が高速で踏み込まれている場合は、ペダル
踏力Pを速やかに立ち上げることができる。このよう
に、本実施例の液圧ブレーキ装置によれば、ブレーキペ
ダル14の操作状態に応じた適切な踏力−ストローク特
性を実現することができる。
【0053】なお、本実施例において、ペダル踏力Pの
時間変化率ΔPに基づいてペダルストロークSの大きさ
を変化させることとしたが、本発明はこれに限定される
ものではなく、車両の減速度αに基づいてペダルストロ
ークSを変化させることとしてもよい。すなわち、減速
度αが小さい場合には、運転者がブレーキペダル14を
ゆっくりと踏み込んでいると考えられるため、ペダルス
トロークSを大きくすることでペダル踏力Pの調整を容
易とし、また、減速度αが大きい場合には、運転者がブ
レーキペダル14を高速で踏み込んでいると考えられる
ため、ペダルストロークSを小さくすることで、ペダル
踏力Pの速やかな立ち上がりを可能とすることができ
る。
時間変化率ΔPに基づいてペダルストロークSの大きさ
を変化させることとしたが、本発明はこれに限定される
ものではなく、車両の減速度αに基づいてペダルストロ
ークSを変化させることとしてもよい。すなわち、減速
度αが小さい場合には、運転者がブレーキペダル14を
ゆっくりと踏み込んでいると考えられるため、ペダルス
トロークSを大きくすることでペダル踏力Pの調整を容
易とし、また、減速度αが大きい場合には、運転者がブ
レーキペダル14を高速で踏み込んでいると考えられる
ため、ペダルストロークSを小さくすることで、ペダル
踏力Pの速やかな立ち上がりを可能とすることができ
る。
【0054】なお、上記第1及び第2実施例において
は、所望のペダルストロークS0 を実現されるような消
費フルード量の目標値V0 を求め、この目標値V0 が実
現されるように、モータ142の回転位置θを制御する
構成としたが、ペダルストロークSを検出するストロー
クセンサを設け、その出力信号に基づいて、所望のペダ
ルストロークが得られるようにモータ142の回転位置
θをフィードバック制御する構成としてもよい。かかる
構成によれば、ペダルストロークSを高精度に制御する
ことができるため、所望の踏力−ストローク特性をより
正確に実現することができる。
は、所望のペダルストロークS0 を実現されるような消
費フルード量の目標値V0 を求め、この目標値V0 が実
現されるように、モータ142の回転位置θを制御する
構成としたが、ペダルストロークSを検出するストロー
クセンサを設け、その出力信号に基づいて、所望のペダ
ルストロークが得られるようにモータ142の回転位置
θをフィードバック制御する構成としてもよい。かかる
構成によれば、ペダルストロークSを高精度に制御する
ことができるため、所望の踏力−ストローク特性をより
正確に実現することができる。
【0055】次に、図7を参照して、本発明の第3実施
例について説明する。図7は本実施例の液圧ブレーキ装
置のシステム構成図である。図7に示すシステムは、上
記図1に示すシステムにおいて、油圧通路100に切替
バルブ250を設けた構成を有している。切替バルブ2
50は、常開の電磁開閉バルブであり、ECU10から
オン信号を付与されると閉弁状態となる。切替バルブ2
50が開弁状態とされた場合の図7に示すシステムの動
作は図1に示すシステムの動作と同一である。
例について説明する。図7は本実施例の液圧ブレーキ装
置のシステム構成図である。図7に示すシステムは、上
記図1に示すシステムにおいて、油圧通路100に切替
バルブ250を設けた構成を有している。切替バルブ2
50は、常開の電磁開閉バルブであり、ECU10から
オン信号を付与されると閉弁状態となる。切替バルブ2
50が開弁状態とされた場合の図7に示すシステムの動
作は図1に示すシステムの動作と同一である。
【0056】本実施例において、ポンプ油圧系統に異常
が生じた場合、上記第1及び第2実施例の場合と同様に
後輪増圧カットバルブ40及びマスタシリンダカットバ
ルブ94、96、108、114が開弁状態とされると
共に、切替バルブ250が閉弁状態とされる。マスタシ
リンダカットバルブ94、96が開弁状態とされると、
前輪FL,FR側のホイルシリンダ32、34には、マ
スタシリンダ圧PM/C がメカニカル増圧弁84により増
圧されて供給される。従って、ポンプ油圧系統に異常が
生じた場合、前輪側FL,FRについては、ホイルシリ
ンダ圧PW/C はマスタシリンダ圧PM/C に応じた油圧に
増圧される。
が生じた場合、上記第1及び第2実施例の場合と同様に
後輪増圧カットバルブ40及びマスタシリンダカットバ
ルブ94、96、108、114が開弁状態とされると
共に、切替バルブ250が閉弁状態とされる。マスタシ
リンダカットバルブ94、96が開弁状態とされると、
前輪FL,FR側のホイルシリンダ32、34には、マ
スタシリンダ圧PM/C がメカニカル増圧弁84により増
圧されて供給される。従って、ポンプ油圧系統に異常が
生じた場合、前輪側FL,FRについては、ホイルシリ
ンダ圧PW/C はマスタシリンダ圧PM/C に応じた油圧に
増圧される。
【0057】一方、マスタシリンダカットバルブ108
及び114が開弁状態とされると共に、切替バルブ25
0が閉弁状態とされると、ストロークシミュレータ10
2の油室128とホイルシリンダ42、44とが連通す
ると共に、油室128とマスタシリンダ12との連通は
遮断される。かかる状況下で、ストロークシミュレータ
102の油室128が収縮されると、その収縮量に応じ
た量のブレーキフルードが油室128からホイルシリン
ダ42、44へ流入する。また、油室128が拡大され
ると、その拡大量に応じた量のブレーキフルードがホイ
ルシリンダ42、44から油室128へ流出する。この
場合、ホイルシリンダ42、44に対して流出又は流入
するブレーキフルード量に応じてホイルシリンダ圧P
W/C は変化する。従って、ポンプ油圧系統に異常が生じ
た場合、後輪側については、ストロークシミュレータ1
02の油室128の容積を変化させることで、ホイルシ
リンダ圧PW/C をマスタシリンダ圧PM/C の大きさにか
かわらず任意の油圧に制御することができる。
及び114が開弁状態とされると共に、切替バルブ25
0が閉弁状態とされると、ストロークシミュレータ10
2の油室128とホイルシリンダ42、44とが連通す
ると共に、油室128とマスタシリンダ12との連通は
遮断される。かかる状況下で、ストロークシミュレータ
102の油室128が収縮されると、その収縮量に応じ
た量のブレーキフルードが油室128からホイルシリン
ダ42、44へ流入する。また、油室128が拡大され
ると、その拡大量に応じた量のブレーキフルードがホイ
ルシリンダ42、44から油室128へ流出する。この
場合、ホイルシリンダ42、44に対して流出又は流入
するブレーキフルード量に応じてホイルシリンダ圧P
W/C は変化する。従って、ポンプ油圧系統に異常が生じ
た場合、後輪側については、ストロークシミュレータ1
02の油室128の容積を変化させることで、ホイルシ
リンダ圧PW/C をマスタシリンダ圧PM/C の大きさにか
かわらず任意の油圧に制御することができる。
【0058】このように、本実施例によれば、ポンプ油
圧系統に異常が生じた場合においても、ストロークシミ
ュレータ102を油圧源として後輪RL,RR側のホイ
ルシリンダ圧PW/C を任意に制御するこができる。従っ
て、本実施例の液圧ブレーキ装置によれば、ポンプ油圧
系統に異常が生じた場合にも、制動力の良好な制御性を
確保することができる。
圧系統に異常が生じた場合においても、ストロークシミ
ュレータ102を油圧源として後輪RL,RR側のホイ
ルシリンダ圧PW/C を任意に制御するこができる。従っ
て、本実施例の液圧ブレーキ装置によれば、ポンプ油圧
系統に異常が生じた場合にも、制動力の良好な制御性を
確保することができる。
【0059】なお、上記実施例においては、ポンプ18
及びアキュムレータ26が上記した油圧発生機構に、後
輪贈圧カットバルブ40、及びマスタシリンダカットバ
ルブ94、96、108、144、が上記した油圧切替
機構に、ピストン124、シャフト136、及びモータ
142が上記した容積変化手段に、切替バルブ250が
上記した開閉弁に、それぞれ相当している。
及びアキュムレータ26が上記した油圧発生機構に、後
輪贈圧カットバルブ40、及びマスタシリンダカットバ
ルブ94、96、108、144、が上記した油圧切替
機構に、ピストン124、シャフト136、及びモータ
142が上記した容積変化手段に、切替バルブ250が
上記した開閉弁に、それぞれ相当している。
【0060】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、踏力−ストローク特性を変化させることができる。
従って、本発明によれば、運転者の好みや車両の走行状
態等に応じた適切な踏力−ストローク特性を実現するこ
とができる。また、請求項2記載の発明によれば、ブレ
ーキストロークシミュレータの油室の容積を変化させる
ことで、ペダルストロークの大きさを変化させることが
できる。従って、本発明によれば、運転者の好みや車両
の走行状態等に応じた適切な踏力−ストローク関係を実
現することができる。
ば、踏力−ストローク特性を変化させることができる。
従って、本発明によれば、運転者の好みや車両の走行状
態等に応じた適切な踏力−ストローク特性を実現するこ
とができる。また、請求項2記載の発明によれば、ブレ
ーキストロークシミュレータの油室の容積を変化させる
ことで、ペダルストロークの大きさを変化させることが
できる。従って、本発明によれば、運転者の好みや車両
の走行状態等に応じた適切な踏力−ストローク関係を実
現することができる。
【0061】更に、請求項3記載の発明によれば、ブレ
ーキストロークシミュレータを油圧源としてホイルシリ
ンダ圧を制御することができる。従って、本発明によれ
ば、液圧発生機構に異常が生じた場合にも、ホイルシリ
ンダ圧を任意に制御することができる。
ーキストロークシミュレータを油圧源としてホイルシリ
ンダ圧を制御することができる。従って、本発明によれ
ば、液圧発生機構に異常が生じた場合にも、ホイルシリ
ンダ圧を任意に制御することができる。
【図1】本発明の一実施例である液圧ブレーキ装置のシ
ステム構成図である。
ステム構成図である。
【図2】本実施例の液圧ブレーキ装置が備えるストロー
クシミュレータの断面図である。
クシミュレータの断面図である。
【図3】本実施例において実現される踏力−ストローク
特性の一例を示す図である。
特性の一例を示す図である。
【図4】本実施例においてECUが実行するルーチンの
フローチャートである。
フローチャートである。
【図5】本発明の第2実施例においてECUが実行する
ルーチンのフローチャートである。
ルーチンのフローチャートである。
【図6】本実施例において、補正係数Kを決定するべく
ECUが参照するマップの一例を示す図である。
ECUが参照するマップの一例を示す図である。
【図7】本発明の第3実施例の液圧ブレーキ装置のシス
テム構成図である。
テム構成図である。
10 ECU 12 マスタシリンダ 18 ポンプ 26 アキュムレータ 32、34、42、44 ホイルシリンダ 102 ブレーキストロークシミュレータ 124 ピストン 128 油室 136 ピストン 142 モータ 250 切替バルブ
Claims (3)
- 【請求項1】 ブレーキペダル踏力に対するブレーキペ
ダルストローク量の関係を変更可能なブレーキストロー
クシミュレータを備えることを特徴とする液圧ブレーキ
装置。 - 【請求項2】 マスタシリンダと、高圧の油圧を発生す
る油圧発生機構と、ホイルシリンダを前記マスタシリン
ダ又は前記油圧発生機構に選択的に連通させる油圧切替
機構と、を備える液圧ブレーキ装置において、 前記マスタシリンダと連通する油室と、該油室の容積を
変化させる容積変化手段とを有するブレーキストローク
シミュレータを備えることを特徴とする液圧ブレーキ装
置。 - 【請求項3】 請求項2記載の液圧ブレーキ装置におい
て、 前記マスタシリンダと前記油圧切替機構とを接続する接
続油路に前記ブレーキストロークシミュレータを接続
し、前記接続油路の前記ブレーキストロークシミュレー
タの接続点よりも前記マスタシリンダ側に開閉弁を設け
たことを特徴とする液圧ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9210504A JPH1148950A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 液圧ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9210504A JPH1148950A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 液圧ブレーキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1148950A true JPH1148950A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16590470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9210504A Pending JPH1148950A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 液圧ブレーキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1148950A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1997
- 1997-08-05 JP JP9210504A patent/JPH1148950A/ja active Pending
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