JPH114905A - ウォーターミストを利用した消火、消煙装置及び方法 - Google Patents
ウォーターミストを利用した消火、消煙装置及び方法Info
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- JPH114905A JPH114905A JP10052012A JP5201298A JPH114905A JP H114905 A JPH114905 A JP H114905A JP 10052012 A JP10052012 A JP 10052012A JP 5201298 A JP5201298 A JP 5201298A JP H114905 A JPH114905 A JP H114905A
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- A62C—FIRE-FIGHTING
- A62C35/00—Permanently-installed equipment
- A62C35/58—Pipe-line systems
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- Business, Economics & Management (AREA)
- Emergency Management (AREA)
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 火災時の消火、消煙を効率的に行え消火時の
水量が低減化でき、また、消火に伴う環境汚染を低減化
できること。 【解決手段】 消火区画として設定された部屋1には異
なる種類の対象物が保管されるため、部屋1の天井に
は、対象物それぞれの種類に対応して異なる噴霧圧力で
所定の粒径を有するウォーターミストノズル3,13が
設けられる。部屋1には温度検知センサ5,煙濃度セン
サ7が配置され、火災時の温度、煙濃度を検出して制御
装置20に出力する。制御装置20は、対象物の種類に
対応してこの対象物の火災発生の温度、煙濃度に達した
部屋1のウォーターミストノズル3,13の弁開閉機構
3M,13Mを選択的に開放制御し火災箇所での初期消
火を行う。
水量が低減化でき、また、消火に伴う環境汚染を低減化
できること。 【解決手段】 消火区画として設定された部屋1には異
なる種類の対象物が保管されるため、部屋1の天井に
は、対象物それぞれの種類に対応して異なる噴霧圧力で
所定の粒径を有するウォーターミストノズル3,13が
設けられる。部屋1には温度検知センサ5,煙濃度セン
サ7が配置され、火災時の温度、煙濃度を検出して制御
装置20に出力する。制御装置20は、対象物の種類に
対応してこの対象物の火災発生の温度、煙濃度に達した
部屋1のウォーターミストノズル3,13の弁開閉機構
3M,13Mを選択的に開放制御し火災箇所での初期消
火を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災時に消火、消
煙を行うものであり、特に、ウォーターミストを利用し
た消火、消煙装置及び方法に関する。
煙を行うものであり、特に、ウォーターミストを利用し
た消火、消煙装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】火災時の消火は、水を用いたスプリンク
ラー等の放水設備や、化学消火剤の放出設備等、これら
消火に用いる媒体と消火の仕方(消火形態)の異なる消
火設備が用いられている。
ラー等の放水設備や、化学消火剤の放出設備等、これら
消火に用いる媒体と消火の仕方(消火形態)の異なる消
火設備が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スプリ
ンクラーを用いた放水設備による消火は、放出する水量
が多く床が水浸しになり、また、階下への漏水量が多く
なり、建物が再び使用できなくなる場合がある。また、
化学消火剤を用いた消火は環境上好ましいものではな
く、また、消火に伴い発生するガスは人体に好ましくな
い。又、火災に伴い発生する煙の排煙は、機械排煙又は
自然排煙によるが、有効に作用しないと、避難する人が
この煙で中毒にかかったり、避難通路の視界を遮り避難
の障害となることがあった。
ンクラーを用いた放水設備による消火は、放出する水量
が多く床が水浸しになり、また、階下への漏水量が多く
なり、建物が再び使用できなくなる場合がある。また、
化学消火剤を用いた消火は環境上好ましいものではな
く、また、消火に伴い発生するガスは人体に好ましくな
い。又、火災に伴い発生する煙の排煙は、機械排煙又は
自然排煙によるが、有効に作用しないと、避難する人が
この煙で中毒にかかったり、避難通路の視界を遮り避難
の障害となることがあった。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、火災時の消火、消煙を効率的に行え消
火時の水量が低減化でき、また、消火に伴う環境汚染を
低減化できるウォーターミストを利用した消火、消煙装
置及び方法を提供することを目的としている。
れたものであり、火災時の消火、消煙を効率的に行え消
火時の水量が低減化でき、また、消火に伴う環境汚染を
低減化できるウォーターミストを利用した消火、消煙装
置及び方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のウォーターミストを利用した消火、消煙装
置は、請求項1記載のように、消火、消煙対象の所定範
囲を示す区画内に存在する各異なる種類の対象物から発
生する煙または異なる種類の煙そのものに適した所定の
粒径を有する微細水粒子を噴霧するウォーターミストノ
ズルを配置したことを特徴とする。
め、本発明のウォーターミストを利用した消火、消煙装
置は、請求項1記載のように、消火、消煙対象の所定範
囲を示す区画内に存在する各異なる種類の対象物から発
生する煙または異なる種類の煙そのものに適した所定の
粒径を有する微細水粒子を噴霧するウォーターミストノ
ズルを配置したことを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載のように、前記ウォー
ターミストノズルは、対象物の種類別にそれぞれ異なる
所定の粒径を有する微細水粒子を噴霧するものが設けら
れ、前記対象物または煙の種類を判定して、これに適す
る所定の粒径を有する微細水粒子を前記ウォーターミス
トノズルから噴霧させる制御手段を有する構成としても
よい。
ターミストノズルは、対象物の種類別にそれぞれ異なる
所定の粒径を有する微細水粒子を噴霧するものが設けら
れ、前記対象物または煙の種類を判定して、これに適す
る所定の粒径を有する微細水粒子を前記ウォーターミス
トノズルから噴霧させる制御手段を有する構成としても
よい。
【0007】また、請求項3記載の装置は、消火、消煙
対象の所定範囲を示す区画に設けられ、各区画内に存在
する各異なる種類の対象物別の消火、消煙に適した所定
の粒径を有する微細水粒子を噴霧するウォーターミスト
ノズルと、前記各区画内にそれぞれ設けられ、該区画内
の煙濃度を検知し該煙濃度に対応した信号を出力する煙
濃度検知手段と、前記区画内に存在する対象物の種類が
設定記憶され、前記煙濃度信号に基づき各対象物の種類
別に設定された所定の煙濃度に達したときに前記区画内
の消火、消煙に適したウォーターミストノズルを抽出す
る制御装置と、前記制御装置の制御でウォーターミスト
ノズルの噴霧を開閉させる弁開閉機構と、を有すること
を特徴とする。
対象の所定範囲を示す区画に設けられ、各区画内に存在
する各異なる種類の対象物別の消火、消煙に適した所定
の粒径を有する微細水粒子を噴霧するウォーターミスト
ノズルと、前記各区画内にそれぞれ設けられ、該区画内
の煙濃度を検知し該煙濃度に対応した信号を出力する煙
濃度検知手段と、前記区画内に存在する対象物の種類が
設定記憶され、前記煙濃度信号に基づき各対象物の種類
別に設定された所定の煙濃度に達したときに前記区画内
の消火、消煙に適したウォーターミストノズルを抽出す
る制御装置と、前記制御装置の制御でウォーターミスト
ノズルの噴霧を開閉させる弁開閉機構と、を有すること
を特徴とする。
【0008】また、請求項4記載のように、消火、消煙
対象の所定範囲を示す区画に設けられ、各区画内に存在
した各異なる種類の対象物の消火、消煙に適した所定の
粒径を有する微細水粒子を噴霧するウォーターミストノ
ズルと、前記各区画内にそれぞれ設けられ、該区画内の
温度を検知し該温度に対応した信号を出力する温度検知
手段と、前記区画内に存在する対象物の種類が設定記憶
され、前記温度信号に基づき各対象物の種類別に設定さ
れた所定の温度に達したときに前記区画内の消火、消煙
に適したウォーターミストノズルを抽出する制御装置
と、前記制御装置の制御でウォーターミストノズルの噴
霧を開閉させる弁開閉機構と、を有することを特徴とす
る。
対象の所定範囲を示す区画に設けられ、各区画内に存在
した各異なる種類の対象物の消火、消煙に適した所定の
粒径を有する微細水粒子を噴霧するウォーターミストノ
ズルと、前記各区画内にそれぞれ設けられ、該区画内の
温度を検知し該温度に対応した信号を出力する温度検知
手段と、前記区画内に存在する対象物の種類が設定記憶
され、前記温度信号に基づき各対象物の種類別に設定さ
れた所定の温度に達したときに前記区画内の消火、消煙
に適したウォーターミストノズルを抽出する制御装置
と、前記制御装置の制御でウォーターミストノズルの噴
霧を開閉させる弁開閉機構と、を有することを特徴とす
る。
【0009】また、請求項5記載の装置は、消火、消煙
対象の所定範囲を示す区画には、微細水粒子を噴霧する
ウォーターミストノズルと、該微細水粒子と異なる消火
形態で消火を行う他の消火設備をそれぞれ配置し、火災
発生からの経過時間、あるいは発火場所を検知する検知
手段と、前記検知手段が検知した火災状況に基づき、前
記ウォーターミストノズルと前記他の消火設備を併用ま
たは単独で作動させる作動手段と、を有することを特徴
とする。
対象の所定範囲を示す区画には、微細水粒子を噴霧する
ウォーターミストノズルと、該微細水粒子と異なる消火
形態で消火を行う他の消火設備をそれぞれ配置し、火災
発生からの経過時間、あるいは発火場所を検知する検知
手段と、前記検知手段が検知した火災状況に基づき、前
記ウォーターミストノズルと前記他の消火設備を併用ま
たは単独で作動させる作動手段と、を有することを特徴
とする。
【0010】上記構成によれば、消火、消煙対象の区画
である部屋1には、対象物の種類に対応したウォーター
ミストノズルが配設される。各ウォーターミストノズル
は、該箇所の温度が温度検知手段で検知され、煙の濃度
が煙濃度検知手段で検知される。制御装置は、温度検知
手段の温度信号が設定された所定の温度に達したとき、
あるいは煙濃度検知手段の煙検知信号が設定された所定
の濃度に達したときには、火災発生の部屋を特定する。
そして、この部屋に存在する対象物に適したウォーター
ミストノズルを選択し弁開閉機構を開放制御して消火、
消煙を開始させる。ウォーターミストノズルによる消
火、消煙は、少ない水量で行え床の水浸しを抑えること
ができ階下への水損も低減化できる。
である部屋1には、対象物の種類に対応したウォーター
ミストノズルが配設される。各ウォーターミストノズル
は、該箇所の温度が温度検知手段で検知され、煙の濃度
が煙濃度検知手段で検知される。制御装置は、温度検知
手段の温度信号が設定された所定の温度に達したとき、
あるいは煙濃度検知手段の煙検知信号が設定された所定
の濃度に達したときには、火災発生の部屋を特定する。
そして、この部屋に存在する対象物に適したウォーター
ミストノズルを選択し弁開閉機構を開放制御して消火、
消煙を開始させる。ウォーターミストノズルによる消
火、消煙は、少ない水量で行え床の水浸しを抑えること
ができ階下への水損も低減化できる。
【0011】また、請求項6は、消火、消煙対象の所定
範囲としての1区画が設定され、前記1区画内の壁面に
沿った位置あるいは部屋の角部分の少なくとも一部には
微細水粒子を噴霧するウォーターミストノズルが配置さ
れていることを特徴とする。
範囲としての1区画が設定され、前記1区画内の壁面に
沿った位置あるいは部屋の角部分の少なくとも一部には
微細水粒子を噴霧するウォーターミストノズルが配置さ
れていることを特徴とする。
【0012】また、請求項7は、火災の発生を考慮した
消火対象の所定範囲を示す区画に隣接する異なる他の区
画に微細水粒子を噴霧するウォーターミストノズルを配
置し、火災発生に基づく所定の温度、または所定濃度の
煙の発生場所を検知する検知手段と、前記検知手段が検
知した火災状況に基づき、前記ウォーターミストノズル
を作動させる作動手段と、を有することを特徴とする。
消火対象の所定範囲を示す区画に隣接する異なる他の区
画に微細水粒子を噴霧するウォーターミストノズルを配
置し、火災発生に基づく所定の温度、または所定濃度の
煙の発生場所を検知する検知手段と、前記検知手段が検
知した火災状況に基づき、前記ウォーターミストノズル
を作動させる作動手段と、を有することを特徴とする。
【0013】また、請求項8は、消火、消煙対象の所定
範囲が示す区画が、高さ方向に連続する階段や吹き抜け
等の高さ空間とされ、該高さ空間には高層部分にしたが
って前記ウォーターミストノズルの配置数を増加して配
置したことを特徴とする。
範囲が示す区画が、高さ方向に連続する階段や吹き抜け
等の高さ空間とされ、該高さ空間には高層部分にしたが
って前記ウォーターミストノズルの配置数を増加して配
置したことを特徴とする。
【0014】また、請求項9は、消火、消煙対象の所定
範囲を示す区画が所定の部屋及び該部屋に出入りする通
路とされ、前記ウォーターミストノズルは、前記区画に
おいて部屋の避難口及び避難通路により多くの個数が配
置されたことを特徴とする。
範囲を示す区画が所定の部屋及び該部屋に出入りする通
路とされ、前記ウォーターミストノズルは、前記区画に
おいて部屋の避難口及び避難通路により多くの個数が配
置されたことを特徴とする。
【0015】また、請求項10の方法は、消火、消煙対
象の所定範囲を示す区画内に、微細水粒子を噴霧するウ
ォーターミストノズルと、消火水を放出するスプリンク
ラー等の放水設備の各ノズルがそれぞれ配置された消
火、消煙装置に適用される消火、消煙方法であって、火
災発生から消火までの経過時間や発火場所等の火災状況
を検出するステップと、前記検出された火災状況に応じ
て前記ウォーターミストノズルと放水設備を併用または
単独で作動開始させて消火するステップと、を有するこ
とを特徴とする。
象の所定範囲を示す区画内に、微細水粒子を噴霧するウ
ォーターミストノズルと、消火水を放出するスプリンク
ラー等の放水設備の各ノズルがそれぞれ配置された消
火、消煙装置に適用される消火、消煙方法であって、火
災発生から消火までの経過時間や発火場所等の火災状況
を検出するステップと、前記検出された火災状況に応じ
て前記ウォーターミストノズルと放水設備を併用または
単独で作動開始させて消火するステップと、を有するこ
とを特徴とする。
【0016】また、請求項11は、消火、消煙対象の所
定範囲を示す区画内の天井の高さ位置よりも所定距離下
方位置に微細水粒子を噴霧するノズル口が位置するよう
ウォーターミストノズルを配置して前記所定距離下方位
置を重点的に消煙させることを特徴とする。
定範囲を示す区画内の天井の高さ位置よりも所定距離下
方位置に微細水粒子を噴霧するノズル口が位置するよう
ウォーターミストノズルを配置して前記所定距離下方位
置を重点的に消煙させることを特徴とする。
【0017】また、請求項12は、消火、消煙対象の所
定範囲を示す区画には、高さ方向に複数の棚を有するラ
ックが設けられ、該ラックを覆う微細水粒子を噴霧する
ウォーターミストノズルを配置し該ラック内部を窒息消
火可能にしたことを特徴とする。
定範囲を示す区画には、高さ方向に複数の棚を有するラ
ックが設けられ、該ラックを覆う微細水粒子を噴霧する
ウォーターミストノズルを配置し該ラック内部を窒息消
火可能にしたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
を参照して説明する。以下の各実施形態では、消火、消
煙する所定範囲を消火区画として説明する。この消火区
画は、部屋のような閉じられた空間の他、避難路やトン
ネルのように開放空間を有する場合もある。また、火災
発生元のみならず、火災発生元に直接または間接につな
がる避難路などの空間が消火区画となる場合もある。こ
こで、「消火区画」とは、「消火」を重点にした目的、
「消火及び消煙」を重点にした目的、「消煙」を重点に
した目的の各区画を総称している。なお、第1、第4実
施形態では「消火」を重点的な目的とし、第2、第3実
施形態は「消煙」を重点的な目的としている(他方を目
的としないことを意味するものではない)。
を参照して説明する。以下の各実施形態では、消火、消
煙する所定範囲を消火区画として説明する。この消火区
画は、部屋のような閉じられた空間の他、避難路やトン
ネルのように開放空間を有する場合もある。また、火災
発生元のみならず、火災発生元に直接または間接につな
がる避難路などの空間が消火区画となる場合もある。こ
こで、「消火区画」とは、「消火」を重点にした目的、
「消火及び消煙」を重点にした目的、「消煙」を重点に
した目的の各区画を総称している。なお、第1、第4実
施形態では「消火」を重点的な目的とし、第2、第3実
施形態は「消煙」を重点的な目的としている(他方を目
的としないことを意味するものではない)。
【0019】(第1実施形態)図1(a)〜(c)は、
それぞれ本発明のウォーターミストを利用した消火、消
煙装置の一実施形態を示す配置図である。消火区画とし
てこの図にはある部屋1が示されている。この部屋1は
周りが壁及び扉で閉じられた1つの閉鎖空間である。こ
の例に限らず1つの閉鎖空間は、シャッターや間仕切り
で区切られた個室で構成されることもある。部屋1の天
井には、複数のスプリンクラーノズル2及びウォーター
ミストノズル3が配置される。同図(a)の配置例で
は、スプリンクラーノズル2a〜2nの側部にそれぞれ
ウォーターミストノズル3a〜3nを配置している。
それぞれ本発明のウォーターミストを利用した消火、消
煙装置の一実施形態を示す配置図である。消火区画とし
てこの図にはある部屋1が示されている。この部屋1は
周りが壁及び扉で閉じられた1つの閉鎖空間である。こ
の例に限らず1つの閉鎖空間は、シャッターや間仕切り
で区切られた個室で構成されることもある。部屋1の天
井には、複数のスプリンクラーノズル2及びウォーター
ミストノズル3が配置される。同図(a)の配置例で
は、スプリンクラーノズル2a〜2nの側部にそれぞれ
ウォーターミストノズル3a〜3nを配置している。
【0020】各スプリンクラーノズル2a〜2nは、流
路2Rを介して給水タンク等の水源に連結され、所定圧
力で水が供給される。また、各ウォーターミストノズル
3a〜3nは、流路3Rを介して給水タンク等の水源に
連結され、所定圧力で水が供給される。
路2Rを介して給水タンク等の水源に連結され、所定圧
力で水が供給される。また、各ウォーターミストノズル
3a〜3nは、流路3Rを介して給水タンク等の水源に
連結され、所定圧力で水が供給される。
【0021】図2は、流路Rの他の構成を示す図であ
る。図1に示すスプリンクラーノズル2とウォーターミ
ストノズル3は同図に示すように単一の流路Rを介して
水源からの水が供給される構成とすることもできる。図
3は、流路と給水タンクの接続構成を示す図である。こ
れら流路2R、3Rは同一の給水タンクTに連結された
構成とすることもできる。ウォーターミストノズル3に
加える水圧をスプリンクラーノズル2に比して高圧とす
るときには、流路3R側に圧力ポンプ3Pを介設させ
る。
る。図1に示すスプリンクラーノズル2とウォーターミ
ストノズル3は同図に示すように単一の流路Rを介して
水源からの水が供給される構成とすることもできる。図
3は、流路と給水タンクの接続構成を示す図である。こ
れら流路2R、3Rは同一の給水タンクTに連結された
構成とすることもできる。ウォーターミストノズル3に
加える水圧をスプリンクラーノズル2に比して高圧とす
るときには、流路3R側に圧力ポンプ3Pを介設させ
る。
【0022】上記ウォーターミストに関する参考文献を
挙げておく。 1)「ハロン代替消火設備としての水系消火設備」
(「火災」VOL.45 No.6 1995年12月号 17P〜20P 社団法
人日本火災学会発行学会誌) 2)「ウォーターミスト消火システムに関する国際会議
の概要報告」(「火災」VOL.44 No.3 1994年 6月号 31P
〜33P 社団法人日本火災学会発行学会誌)
挙げておく。 1)「ハロン代替消火設備としての水系消火設備」
(「火災」VOL.45 No.6 1995年12月号 17P〜20P 社団法
人日本火災学会発行学会誌) 2)「ウォーターミスト消火システムに関する国際会議
の概要報告」(「火災」VOL.44 No.3 1994年 6月号 31P
〜33P 社団法人日本火災学会発行学会誌)
【0023】このウォーターミストノズル3は、水をウ
ォーターミスト(微細水粒子;粒径が40〜400μm
の粒子)にして噴霧する。粒径が400μmより大きな
水滴粒子になると、可燃性液体の液面を攪拌してしまう
作用があり、可燃性液体の消火には有効でないといわれ
ている。汎用のスプリンクラーと対比すると、ウォータ
ーミストは粒子径が微小で、かつ水量が少ない特質があ
る。
ォーターミスト(微細水粒子;粒径が40〜400μm
の粒子)にして噴霧する。粒径が400μmより大きな
水滴粒子になると、可燃性液体の液面を攪拌してしまう
作用があり、可燃性液体の消火には有効でないといわれ
ている。汎用のスプリンクラーと対比すると、ウォータ
ーミストは粒子径が微小で、かつ水量が少ない特質があ
る。
【0024】ここで、液体粒子の表現方法は複数ある
が、本願において粒径とはザウター平均粒径を指す。こ
のザウター平均粒径について説明する。サンプリングし
た噴霧粒群を計測して、直径xi(x1−Δx〜x1+
Δx)の粒子の個数がΔniであったとすれば、噴霧の
総体積はΣxi3 Δniに比例し、総表面積はΣxi2
Δniに比例する。表面積基準の平均粒径は次式(表
1)に表される。
が、本願において粒径とはザウター平均粒径を指す。こ
のザウター平均粒径について説明する。サンプリングし
た噴霧粒群を計測して、直径xi(x1−Δx〜x1+
Δx)の粒子の個数がΔniであったとすれば、噴霧の
総体積はΣxi3 Δniに比例し、総表面積はΣxi2
Δniに比例する。表面積基準の平均粒径は次式(表
1)に表される。
【0025】
【表1】
【0026】ザウター平均粒径は噴霧の比表面積の逆数
と同意義であり、平均粒径が小さいほど燃焼速度等が大
きいことを示す。
と同意義であり、平均粒径が小さいほど燃焼速度等が大
きいことを示す。
【0027】上記参考文献にも記載されているが、この
ウォーターミストノズル3による微細水粒子によって以
下の各作用が得られる。 冷却効果(燃焼性の除去) ミスト状の水は、微粒子で総表面積が大きくなるため熱
を吸収しやすい。したがって蒸発速度が速く、この蒸発
過程において火災より熱を取り去る。燃焼を止めるため
には30〜60%の燃焼熱を除去すればよいといわれ
る。 酸素除去効果(酸素濃度の低下) 蒸発により膨張した水蒸気は、火の周りの空気を押し退
け、酸素濃度を低下させ燃焼を止める。 輻射熱遮断効果(輻射熱の減少) ミスト状の水は、火元から放射された輻射熱を吸収し、
周囲への燃焼およびフラッシュオーバーの発生を防止す
る。小さな粒子であるため、効果的に輻射熱を吸収す
る。 遮煙、消煙効果 消火作用に伴い消煙作用が得られる。また、噴霧箇所の
周囲への煙の拡散及び周囲からの煙の侵入を防止する遮
煙作用がある。
ウォーターミストノズル3による微細水粒子によって以
下の各作用が得られる。 冷却効果(燃焼性の除去) ミスト状の水は、微粒子で総表面積が大きくなるため熱
を吸収しやすい。したがって蒸発速度が速く、この蒸発
過程において火災より熱を取り去る。燃焼を止めるため
には30〜60%の燃焼熱を除去すればよいといわれ
る。 酸素除去効果(酸素濃度の低下) 蒸発により膨張した水蒸気は、火の周りの空気を押し退
け、酸素濃度を低下させ燃焼を止める。 輻射熱遮断効果(輻射熱の減少) ミスト状の水は、火元から放射された輻射熱を吸収し、
周囲への燃焼およびフラッシュオーバーの発生を防止す
る。小さな粒子であるため、効果的に輻射熱を吸収す
る。 遮煙、消煙効果 消火作用に伴い消煙作用が得られる。また、噴霧箇所の
周囲への煙の拡散及び周囲からの煙の侵入を防止する遮
煙作用がある。
【0028】これらスプリンクラーノズル2及びウォー
ターミストノズル3には、いずれも流路2R,3Rとの
連結部分に所定温度で溶融する温度フューズ2F,3F
が設けられる。通常時には、この温度フューズ2F,3
Fにて噴霧が停止状態とされている。これら温度フュー
ズ2F,3Fは異なる温度で溶融するものを用いる。ウ
ォーターミストノズル3に設けられた温度フューズ3F
側が比較的低い温度で溶融し、スプリンクラーノズル2
の温度フューズ2Fは比較的高温度で溶融する構成とし
ておく。この温度フューズ2F,3Fは火災の温度を検
知する検知手段および、溶融で噴霧を開始させる作動手
段の2つの機能を有している。
ターミストノズル3には、いずれも流路2R,3Rとの
連結部分に所定温度で溶融する温度フューズ2F,3F
が設けられる。通常時には、この温度フューズ2F,3
Fにて噴霧が停止状態とされている。これら温度フュー
ズ2F,3Fは異なる温度で溶融するものを用いる。ウ
ォーターミストノズル3に設けられた温度フューズ3F
側が比較的低い温度で溶融し、スプリンクラーノズル2
の温度フューズ2Fは比較的高温度で溶融する構成とし
ておく。この温度フューズ2F,3Fは火災の温度を検
知する検知手段および、溶融で噴霧を開始させる作動手
段の2つの機能を有している。
【0029】上記構成によれば、部屋1内で火災が発生
すると、この火元の中心が最も高い温度で、離れるに従
い低温度となる(例えば略放射状の)温度分布が生じ
る。例えば、スプリンクラーノズル2a,3a直下位置
が火元の場合には、これらスプリンクラーノズル2a及
びウォーターミストノズル3aの温度が最も上昇する。
これにより、始めに低温度に設定された温度フューズ3
Fが溶融し、ウォーターミストノズル3aからウォータ
ーミストが噴霧される。このとき、ウォーターミストノ
ズル3aに近接する他のウォーターミストノズル3bあ
るいは3dの温度が上昇したときには、これらの温度フ
ューズ3Fが溶融してウォーターミストノズル3b,3
dからもウォーターミストが噴霧される。
すると、この火元の中心が最も高い温度で、離れるに従
い低温度となる(例えば略放射状の)温度分布が生じ
る。例えば、スプリンクラーノズル2a,3a直下位置
が火元の場合には、これらスプリンクラーノズル2a及
びウォーターミストノズル3aの温度が最も上昇する。
これにより、始めに低温度に設定された温度フューズ3
Fが溶融し、ウォーターミストノズル3aからウォータ
ーミストが噴霧される。このとき、ウォーターミストノ
ズル3aに近接する他のウォーターミストノズル3bあ
るいは3dの温度が上昇したときには、これらの温度フ
ューズ3Fが溶融してウォーターミストノズル3b,3
dからもウォーターミストが噴霧される。
【0030】これら温度フューズ3Fの溶融温度は低温
度に設定されているから、火災発生後、初期の段階にお
いて、ウォーターミストノズル3aからの噴霧が開始さ
れることになる。ウォーターミストは、火災初期の段階
での上記消火効果が優れており、初期の段階で作動する
ことにより、延焼を最小限にできるようになる。また、
消煙効果により発生される煙の量が低減化できるため、
部屋1内の人が速やかに避難できるようになる。この初
期の段階で鎮火したとき、ウォーターミストノズル3か
ら噴霧される水量が少なく、放出された水の量を極めて
低減化できる。これにより水損(例えば階下への漏水)
を低減化できるようになる。
度に設定されているから、火災発生後、初期の段階にお
いて、ウォーターミストノズル3aからの噴霧が開始さ
れることになる。ウォーターミストは、火災初期の段階
での上記消火効果が優れており、初期の段階で作動する
ことにより、延焼を最小限にできるようになる。また、
消煙効果により発生される煙の量が低減化できるため、
部屋1内の人が速やかに避難できるようになる。この初
期の段階で鎮火したとき、ウォーターミストノズル3か
ら噴霧される水量が少なく、放出された水の量を極めて
低減化できる。これにより水損(例えば階下への漏水)
を低減化できるようになる。
【0031】しかしながら、上記ウォーターミストノズ
ル3からの噴霧が行われても、火災の勢いが衰えない場
合には、温度フューズ2Fが溶融した箇所のスプリンク
ラーノズル2が作動することになる。スプリンクラーに
よる消火は、火災の延焼を防止させるよう多量の水を使
用して行われる。
ル3からの噴霧が行われても、火災の勢いが衰えない場
合には、温度フューズ2Fが溶融した箇所のスプリンク
ラーノズル2が作動することになる。スプリンクラーに
よる消火は、火災の延焼を防止させるよう多量の水を使
用して行われる。
【0032】このように、火災の初期段階では、火元に
近いウォーターミストノズル3だけが噴霧を開始し、火
災中期以降でスプリンクラーノズル2による本格的な消
火作業を開始させるように構成されている。これによ
り、火災初期段階においては、より使用する水量が少な
く効率的に消火が行え水損を低減化できる。また、火災
中期以降には切り替えて本格的に消火作業が行うことが
できるようになる。
近いウォーターミストノズル3だけが噴霧を開始し、火
災中期以降でスプリンクラーノズル2による本格的な消
火作業を開始させるように構成されている。これによ
り、火災初期段階においては、より使用する水量が少な
く効率的に消火が行え水損を低減化できる。また、火災
中期以降には切り替えて本格的に消火作業が行うことが
できるようになる。
【0033】このように、部屋1内の天井には、隣接し
てスプリンクラーノズル2とウォーターミストノズル3
を1対づつ設けた構成とする。この場合、高温度の箇所
でスプリンクラーノズル2が作動していても、この箇所
から離れた箇所ではスプリンクラーノズル2ではなく、
ウォーターミストノズル3の噴霧が開始されることにな
る。よって、部屋1内であるスプリンクラーノズル2が
作動開始した後であっても、火元から離れた低温度の箇
所ではウォーターミストノズル3から効率的な消火、消
煙が行われていることになる。これによって、全体で使
用する水量が低減化でき、水損もできるだけ低減化でき
る。
てスプリンクラーノズル2とウォーターミストノズル3
を1対づつ設けた構成とする。この場合、高温度の箇所
でスプリンクラーノズル2が作動していても、この箇所
から離れた箇所ではスプリンクラーノズル2ではなく、
ウォーターミストノズル3の噴霧が開始されることにな
る。よって、部屋1内であるスプリンクラーノズル2が
作動開始した後であっても、火元から離れた低温度の箇
所ではウォーターミストノズル3から効率的な消火、消
煙が行われていることになる。これによって、全体で使
用する水量が低減化でき、水損もできるだけ低減化でき
る。
【0034】上記構成例では、隣接してスプリンクラー
ノズル2とウォーターミストノズル3を1対づつ設けた
構成とした。これに限らず部屋1内でスプリンクラーノ
ズル2とウォーターミストノズル3を分離配置してもよ
い。例えば、図1(b)の例では、部屋1の角部分にウ
ォーターミストノズル3を配置した例である。この場
合、スプリンクラーノズル2は部屋の中央部分及びウォ
ーターミストノズル3同士間に配置した例である。部屋
1の角部にウォーターミストノズル3を配置することに
より、その消煙効果を利用してこの角部での視界を確保
でき、避難経路の喪失(行き止まり)の防止に効果があ
る。また、隅部では壁等により空気の流れの供給が遮ら
れやすく、ウォーターミストによる酸素除去効果を発揮
しやすく、より消火が効率的に行われ易くなる。
ノズル2とウォーターミストノズル3を1対づつ設けた
構成とした。これに限らず部屋1内でスプリンクラーノ
ズル2とウォーターミストノズル3を分離配置してもよ
い。例えば、図1(b)の例では、部屋1の角部分にウ
ォーターミストノズル3を配置した例である。この場
合、スプリンクラーノズル2は部屋の中央部分及びウォ
ーターミストノズル3同士間に配置した例である。部屋
1の角部にウォーターミストノズル3を配置することに
より、その消煙効果を利用してこの角部での視界を確保
でき、避難経路の喪失(行き止まり)の防止に効果があ
る。また、隅部では壁等により空気の流れの供給が遮ら
れやすく、ウォーターミストによる酸素除去効果を発揮
しやすく、より消火が効率的に行われ易くなる。
【0035】図1(c)の例では、ウォーターミストノ
ズル3を部屋の壁に沿って配置したものである。この部
屋1内での主要消火範囲以外の箇所にこの前記ウォータ
ーミストノズル3を配置している。即ち、部屋1内でス
プリンクラーノズル2は、予め想定される消火、消煙対
象域に応じて所定の主要消火範囲を有して配置される。
この場合には、ウォーターミストノズル3はスプリンク
ラーノズル2と離間している。スプリンクラーノズル2
が放出する水によってウォーターミストの持つ有効な消
火作用を妨げられる可能性が減少する。この結果、ウォ
ーターミストノズル3による消火、消煙効果の低減化の
防止が期待できる。
ズル3を部屋の壁に沿って配置したものである。この部
屋1内での主要消火範囲以外の箇所にこの前記ウォータ
ーミストノズル3を配置している。即ち、部屋1内でス
プリンクラーノズル2は、予め想定される消火、消煙対
象域に応じて所定の主要消火範囲を有して配置される。
この場合には、ウォーターミストノズル3はスプリンク
ラーノズル2と離間している。スプリンクラーノズル2
が放出する水によってウォーターミストの持つ有効な消
火作用を妨げられる可能性が減少する。この結果、ウォ
ーターミストノズル3による消火、消煙効果の低減化の
防止が期待できる。
【0036】図1(d)の例では、部屋1が図示の如く
一部が狭い面積で突出している。このような部屋1にお
いては、この狭い箇所部分1Dに重点的にウォーターミ
ストノズル3を配置する。狭い箇所部分1Dには煙が充
満しやすいが、ウォーターミストノズル3の噴霧により
この箇所部分1Dの煙を消煙できるようになる。特に、
この狭い箇所部分1Dでの視界を確保でき、避難経路の
喪失(行き止まり)の防止に効果がある。
一部が狭い面積で突出している。このような部屋1にお
いては、この狭い箇所部分1Dに重点的にウォーターミ
ストノズル3を配置する。狭い箇所部分1Dには煙が充
満しやすいが、ウォーターミストノズル3の噴霧により
この箇所部分1Dの煙を消煙できるようになる。特に、
この狭い箇所部分1Dでの視界を確保でき、避難経路の
喪失(行き止まり)の防止に効果がある。
【0037】以上説明したように部屋1の隅部分、即
ち、壁に沿った位置や、部屋の角部分や、変形した部屋
であるときには、一部突出した箇所に重点的にウォータ
ーミストノズル3を配置する。これにより、壁等により
空気の流れや供給が遮られやすい場所でウォーターミス
トによる酸素除去効果を発揮しやすく、より消火が効率
的に行われ易くなる。このように配置されたウォーター
ミストノズル3から噴霧される微細水粒子の一部が壁面
にかかるよう噴霧する構成とすれば、壁面近傍での消煙
効果が得られるようになる。尚、これらの図において
も、スプリンクラーノズル2、ウォーターミストノズル
3は、それぞれ前述同様の流路2R,3Rを介して水源
に接続されている。
ち、壁に沿った位置や、部屋の角部分や、変形した部屋
であるときには、一部突出した箇所に重点的にウォータ
ーミストノズル3を配置する。これにより、壁等により
空気の流れや供給が遮られやすい場所でウォーターミス
トによる酸素除去効果を発揮しやすく、より消火が効率
的に行われ易くなる。このように配置されたウォーター
ミストノズル3から噴霧される微細水粒子の一部が壁面
にかかるよう噴霧する構成とすれば、壁面近傍での消煙
効果が得られるようになる。尚、これらの図において
も、スプリンクラーノズル2、ウォーターミストノズル
3は、それぞれ前述同様の流路2R,3Rを介して水源
に接続されている。
【0038】ところで、いずれの配置構成においても、
スプリンクラーノズル2及びウォーターミストノズル3
のそれぞれを部屋1内で均等に配置した場合には、ウォ
ーターミストノズル3での初期消火が部屋1内全域で均
しく行える。また、初期消火が行えなかった場合にもス
プリンクラーノズル2による本格的な消火作業を部屋1
内全域で均一な状態で行えることになる。
スプリンクラーノズル2及びウォーターミストノズル3
のそれぞれを部屋1内で均等に配置した場合には、ウォ
ーターミストノズル3での初期消火が部屋1内全域で均
しく行える。また、初期消火が行えなかった場合にもス
プリンクラーノズル2による本格的な消火作業を部屋1
内全域で均一な状態で行えることになる。
【0039】図4は、ウォーターミストノズル3の他の
配置構成を示す平面図である。この図に示す例では、部
屋1の全体にスプリンクラーノズル2を配置する。ま
た、部屋1からの避難口(出入口)1a部分、及び通路
1b部分には、重点的にウォーターミストノズル3を配
置する。ここで、火災の発生を考慮した消火区画として
部屋1が設定される。この部屋1が火災発生元であると
き、通路1bはこの火災発生場所に隣接した異なる区画
である。この異なる区画、即ち通路1b部分にウォータ
ーミストノズル3が配置される。
配置構成を示す平面図である。この図に示す例では、部
屋1の全体にスプリンクラーノズル2を配置する。ま
た、部屋1からの避難口(出入口)1a部分、及び通路
1b部分には、重点的にウォーターミストノズル3を配
置する。ここで、火災の発生を考慮した消火区画として
部屋1が設定される。この部屋1が火災発生元であると
き、通路1bはこの火災発生場所に隣接した異なる区画
である。この異なる区画、即ち通路1b部分にウォータ
ーミストノズル3が配置される。
【0040】これにより、人の避難経路上には、ウォー
ターミストノズル3が配置されることになり、部屋1内
で火災発生した後に、避難経路部分が消煙されて避難経
路を目視確認できる。また、避難口への誘導が適切に行
えるようになり、かつ、避難経路への延焼防止も期待で
きる。このとき、部屋1内での火災は、スプリンクラー
ノズル2によって消火が行われる。同図のようにウォー
ターミストノズル3を設置すると、火災発生の部屋1か
らの煙を避難経路である通路1bに入れないための遮煙
効果も得られる。
ターミストノズル3が配置されることになり、部屋1内
で火災発生した後に、避難経路部分が消煙されて避難経
路を目視確認できる。また、避難口への誘導が適切に行
えるようになり、かつ、避難経路への延焼防止も期待で
きる。このとき、部屋1内での火災は、スプリンクラー
ノズル2によって消火が行われる。同図のようにウォー
ターミストノズル3を設置すると、火災発生の部屋1か
らの煙を避難経路である通路1bに入れないための遮煙
効果も得られる。
【0041】また、上記配置構成の他には、部屋1を区
画としてこの部屋1に直接隣接するに限らず、間接的に
隣接する区画ウォーターミストノズル3を配置する構成
としてもよい。例えば通路1bを挟み階段部分や他の部
屋にウォーターミストノズル3を配置する。これら階段
や他の部屋は前記火災発生場所が部屋1であるときの避
難先であることはいうまでもない。この場合、通路部分
には他の消火設備を配置しておくことができる。
画としてこの部屋1に直接隣接するに限らず、間接的に
隣接する区画ウォーターミストノズル3を配置する構成
としてもよい。例えば通路1bを挟み階段部分や他の部
屋にウォーターミストノズル3を配置する。これら階段
や他の部屋は前記火災発生場所が部屋1であるときの避
難先であることはいうまでもない。この場合、通路部分
には他の消火設備を配置しておくことができる。
【0042】次に、図5は、ウォーターミストノズル3
の他の配置構成例を示す斜視図である。図示のような高
層階の建物1Aは、建物の高さ方向に連続する空間1B
がある。この空間1Bには、高層階にしたがいウォータ
ーミストノズル3の配置個数を増やす構成とする。この
高さ空間1Bの例としては、他に階層構造でない高さ方
向に連続する吹き抜けや、階段、煙突などもある。
の他の配置構成例を示す斜視図である。図示のような高
層階の建物1Aは、建物の高さ方向に連続する空間1B
がある。この空間1Bには、高層階にしたがいウォータ
ーミストノズル3の配置個数を増やす構成とする。この
高さ空間1Bの例としては、他に階層構造でない高さ方
向に連続する吹き抜けや、階段、煙突などもある。
【0043】この高さ空間1Bは、前述した部屋とは区
分けされた独立する煙突状の空間であり、特に火災発生
時の煙の通路になりやすい。火災発生時の煙がこの高さ
空間1B部分に入ると、この煙は高さ空間1Bを介して
高い箇所、即ち、高層階部分に伝わりやすい。このた
め、図示のように、建物1Aの高層階にしたがいウォー
ターミストノズル3の配置個数を増やす。これにより、
高層階部分での消煙効果が得られ、煙による害を低減化
できるようになる。即ち、噴霧されることにより微細水
粒子は結局は下方に落ちてくるので、粒子が煙に当たる
機会が多くなる。
分けされた独立する煙突状の空間であり、特に火災発生
時の煙の通路になりやすい。火災発生時の煙がこの高さ
空間1B部分に入ると、この煙は高さ空間1Bを介して
高い箇所、即ち、高層階部分に伝わりやすい。このた
め、図示のように、建物1Aの高層階にしたがいウォー
ターミストノズル3の配置個数を増やす。これにより、
高層階部分での消煙効果が得られ、煙による害を低減化
できるようになる。即ち、噴霧されることにより微細水
粒子は結局は下方に落ちてくるので、粒子が煙に当たる
機会が多くなる。
【0044】図示の例では、高さ空間1Bが階段として
この階段の所定階毎に、所定個数の個数のウォーターミ
ストノズル3の配置する構成を記載した。高さ空間1B
が吹き抜けの構造であるときには、高くなるに従い、所
定高さ毎にウォーターミストノズル3の配置個数を増や
すようにする。なお、配置個数を高くするに従い増加さ
せるということは、換言すれば、全体を総合的に判断し
た場合には高い階になるに従い、低い階よりも配置個数
が多くなっているということである。このため、ある特
定階の2つを比較した場合、常により高い階の方が必ず
個数が多いということを意味しているわけではない。
この階段の所定階毎に、所定個数の個数のウォーターミ
ストノズル3の配置する構成を記載した。高さ空間1B
が吹き抜けの構造であるときには、高くなるに従い、所
定高さ毎にウォーターミストノズル3の配置個数を増や
すようにする。なお、配置個数を高くするに従い増加さ
せるということは、換言すれば、全体を総合的に判断し
た場合には高い階になるに従い、低い階よりも配置個数
が多くなっているということである。このため、ある特
定階の2つを比較した場合、常により高い階の方が必ず
個数が多いということを意味しているわけではない。
【0045】上記実施の形態では、スプリンクラーノズ
ル2及びウォーターミストノズル3の作動時期は、各ノ
ズルに設けられた温度フューズ2F,3Fの溶融で開始
される構成である。以下の実施の形態では、これに代え
てスプリンクラーノズル2及びウォーターミストノズル
3には、それぞれ弁開閉機構2M,3Mが設けられた構
成となっている。そして、この弁開閉機構2M,3M
は、制御装置で開閉制御される。以下に、この作動制御
の構成を説明する。
ル2及びウォーターミストノズル3の作動時期は、各ノ
ズルに設けられた温度フューズ2F,3Fの溶融で開始
される構成である。以下の実施の形態では、これに代え
てスプリンクラーノズル2及びウォーターミストノズル
3には、それぞれ弁開閉機構2M,3Mが設けられた構
成となっている。そして、この弁開閉機構2M,3M
は、制御装置で開閉制御される。以下に、この作動制御
の構成を説明する。
【0046】図6は、本発明のウォーターミストを利用
した消火、消煙装置の制御系統を示す回路図である。前
記図1(a)に示した部屋1内に設けられるスプリンク
ラーノズル2及びウォーターミストノズル3からの噴霧
は集中制御装置20によって制御される。
した消火、消煙装置の制御系統を示す回路図である。前
記図1(a)に示した部屋1内に設けられるスプリンク
ラーノズル2及びウォーターミストノズル3からの噴霧
は集中制御装置20によって制御される。
【0047】この集中制御装置20は、部屋1内の(あ
るいは図5に示す建物1A各部)の電気的制御装置(例
えば侵入監視、照明の点灯・消灯、カーテン開閉、窓や
車庫のシャッター開閉、給湯等の各制御、所謂ホームオ
ートメーション)内の一機能として設けることもでき
る。集中制御装置20は、CPU等の制御手段21がR
OM,RAM等の記憶部22に記憶された動作プログラ
ムで後述する監視動作を実行する。この監視動作実行時
の監視情報は外部記憶装置23に記憶される。
るいは図5に示す建物1A各部)の電気的制御装置(例
えば侵入監視、照明の点灯・消灯、カーテン開閉、窓や
車庫のシャッター開閉、給湯等の各制御、所謂ホームオ
ートメーション)内の一機能として設けることもでき
る。集中制御装置20は、CPU等の制御手段21がR
OM,RAM等の記憶部22に記憶された動作プログラ
ムで後述する監視動作を実行する。この監視動作実行時
の監視情報は外部記憶装置23に記憶される。
【0048】また、インターフェイス部(I/F部)2
4には、温度検知センサ5の温度検知信号、及び煙検知
センサ7の煙濃度信号がそれぞれ入力され制御手段21
に出力される。これら温度検知センサ5、煙検知センサ
7は、部屋1内に設けられる各一対のスプリンクラーノ
ズル2及びウォーターミストノズル3部分にそれぞれ近
接して複数個設けられる。また、このI/F部24は、
制御手段21による噴霧実行の制御信号の入力時に対応
する箇所のスプリンクラーノズル2の弁開閉機構2M、
あるいは、ウォーターミストノズル3の弁開閉機構3M
を選択的に開放制御する。前記温度検知センサ5,煙検
知センサ7は火災を検知する検知手段を構成し、弁開閉
機構2M,3Mは噴霧を開始させる作動手段を構成して
いる。
4には、温度検知センサ5の温度検知信号、及び煙検知
センサ7の煙濃度信号がそれぞれ入力され制御手段21
に出力される。これら温度検知センサ5、煙検知センサ
7は、部屋1内に設けられる各一対のスプリンクラーノ
ズル2及びウォーターミストノズル3部分にそれぞれ近
接して複数個設けられる。また、このI/F部24は、
制御手段21による噴霧実行の制御信号の入力時に対応
する箇所のスプリンクラーノズル2の弁開閉機構2M、
あるいは、ウォーターミストノズル3の弁開閉機構3M
を選択的に開放制御する。前記温度検知センサ5,煙検
知センサ7は火災を検知する検知手段を構成し、弁開閉
機構2M,3Mは噴霧を開始させる作動手段を構成して
いる。
【0049】入力部26は、集中制御装置20の動作設
定や手動操作による噴霧実行を操作するためのキーボー
ドや必要に応じ外部から回線等により操作指示情報を受
信する受信部等で構成される。出力部27は、監視動作
状態を表示する表示装置や、温度検知時に防災機関等に
通報する外部出力装置、監視情報の履歴を印字出力する
印刷装置等で構成される。
定や手動操作による噴霧実行を操作するためのキーボー
ドや必要に応じ外部から回線等により操作指示情報を受
信する受信部等で構成される。出力部27は、監視動作
状態を表示する表示装置や、温度検知時に防災機関等に
通報する外部出力装置、監視情報の履歴を印字出力する
印刷装置等で構成される。
【0050】次に、図7は、記憶部22に記憶された設
定内容を示す仮想図である。図示のように、各温度検知
センサ5,煙検知センサ7が配置された箇所のスプリン
クラーノズル2の番号と、ウォーターミストノズル3の
番号が表形式で設定記憶される。この温度検知センサ
5,煙検知センサ7は、それぞれ作動開始温度、作動開
始濃度が設定される。これら作動開始温度と作動開始濃
度は、それぞれの温度検知センサ5,煙検知センサ7別
に設定すること以外に、制御手段21側で単一数値とし
て設定してもよい。また、このスプリンクラーノズル2
及びウォーターミストノズル3が配置された箇所近辺の
スプリンクラーノズル2の番号と、やや離れたウォータ
ーミストノズル3の番号が設定される。
定内容を示す仮想図である。図示のように、各温度検知
センサ5,煙検知センサ7が配置された箇所のスプリン
クラーノズル2の番号と、ウォーターミストノズル3の
番号が表形式で設定記憶される。この温度検知センサ
5,煙検知センサ7は、それぞれ作動開始温度、作動開
始濃度が設定される。これら作動開始温度と作動開始濃
度は、それぞれの温度検知センサ5,煙検知センサ7別
に設定すること以外に、制御手段21側で単一数値とし
て設定してもよい。また、このスプリンクラーノズル2
及びウォーターミストノズル3が配置された箇所近辺の
スプリンクラーノズル2の番号と、やや離れたウォータ
ーミストノズル3の番号が設定される。
【0051】例えば、図1(a)に示すスプリンクラー
ノズル2a及びウォーターミストノズル3a部分に配置
されているのは温度検知センサ5a,煙検知センサ7a
である。温度検知センサ5aが(火災を)検知する温度
は所定温度XXXに設定される。また煙検知センサ7a
が(火災を)検知する煙濃度は所定温度ZZZに設定さ
れる。
ノズル2a及びウォーターミストノズル3a部分に配置
されているのは温度検知センサ5a,煙検知センサ7a
である。温度検知センサ5aが(火災を)検知する温度
は所定温度XXXに設定される。また煙検知センサ7a
が(火災を)検知する煙濃度は所定温度ZZZに設定さ
れる。
【0052】また、スプリンクラーノズル2a近辺のス
プリンクラーの番号は、2b,2dに設定される。スプ
リンクラーノズル2aからやや離れたウォーターミスト
ノズルルの番号は、3c,3e,3gに設定されてい
る。上記設定は各スプリンクラーノズル2及びウォータ
ーミストノズル3部分毎に設定される。なお、処理に柔
軟性を持たせること等を目的として上記設定情報は入力
部26からの指示により噴霧実行中でない時に(必要に
応じ動作中でも)変更可能としてもよい。
プリンクラーの番号は、2b,2dに設定される。スプ
リンクラーノズル2aからやや離れたウォーターミスト
ノズルルの番号は、3c,3e,3gに設定されてい
る。上記設定は各スプリンクラーノズル2及びウォータ
ーミストノズル3部分毎に設定される。なお、処理に柔
軟性を持たせること等を目的として上記設定情報は入力
部26からの指示により噴霧実行中でない時に(必要に
応じ動作中でも)変更可能としてもよい。
【0053】上記構成による装置の動作を説明する。図
8は、集中制御装置20による監視動作〜噴霧実行〜終
了までの動作を示すフローチャートである。まず、制御
手段21の動作開始に伴う初期設定(SP1)を行う。
以下、火災発生の監視動作を行う。監視は、各温度検知
センサ5からの温度検知信号が前記作動開始温度を超え
たか(SP2)、あるいは各煙検知センサ7からの煙濃
度信号が作動開始濃度を超えたか(SP3)のいずれか
を巡回検出する監視ループが実行される。
8は、集中制御装置20による監視動作〜噴霧実行〜終
了までの動作を示すフローチャートである。まず、制御
手段21の動作開始に伴う初期設定(SP1)を行う。
以下、火災発生の監視動作を行う。監視は、各温度検知
センサ5からの温度検知信号が前記作動開始温度を超え
たか(SP2)、あるいは各煙検知センサ7からの煙濃
度信号が作動開始濃度を超えたか(SP3)のいずれか
を巡回検出する監視ループが実行される。
【0054】ここで、火災発生により作動開始温度を超
えた温度検知信号が入力されると(SP2-YES) 、この
温度検知信号を出力した温度検知センサ5の位置を特定
する(SP7)。例えば、温度検知センサ5aがこの温
度検知信号を出力したとすると、この温度検知センサ5
a部分のスプリンクラーノズル2aを作動させる(SP
8)。作動は、このスプリンクラーノズル2aの弁開閉
機構2Mを開放制御して行う。
えた温度検知信号が入力されると(SP2-YES) 、この
温度検知信号を出力した温度検知センサ5の位置を特定
する(SP7)。例えば、温度検知センサ5aがこの温
度検知信号を出力したとすると、この温度検知センサ5
a部分のスプリンクラーノズル2aを作動させる(SP
8)。作動は、このスプリンクラーノズル2aの弁開閉
機構2Mを開放制御して行う。
【0055】次に、制御手段21は、記憶部22から前
記設定内容を参照し、この特定したスプリンクラーノズ
ル2a近辺のスプリンクラーノズル2の番号を抽出する
(SP9)。例ではスプリンクラーノズル2b,2dが
抽出され、このスプリンクラーノズル2b,2dについ
ても弁開閉機構2Mを開放制御する(SP10)。これ
により、火災発生箇所、及びその箇所を中心とする周囲
のスプリンクラーノズル2a,2b,2dによる消火が
開始される。
記設定内容を参照し、この特定したスプリンクラーノズ
ル2a近辺のスプリンクラーノズル2の番号を抽出する
(SP9)。例ではスプリンクラーノズル2b,2dが
抽出され、このスプリンクラーノズル2b,2dについ
ても弁開閉機構2Mを開放制御する(SP10)。これ
により、火災発生箇所、及びその箇所を中心とする周囲
のスプリンクラーノズル2a,2b,2dによる消火が
開始される。
【0056】次に、制御手段21は、記憶部22から前
記設定内容を参照し、この特定したスプリンクラーノズ
ル2aから離れたウォーターミストノズル3の番号を抽
出する(SP11)。例ではウォーターミストノズル3
c,3e,3gが抽出され、このウォーターミストノズ
ル3c,3e,3gの弁開閉機構3Mを開放制御する
(SP12)。これにより、作動しているスプリンクラ
ーノズル2a,2b,2d周囲のウォーターミストノズ
ル3c,3e,3gが作動開始される。開始からの時間
は制御手段21内部のタイマで計時され(SP14)、
所定時間経過すると、火災状態が再度監視される(SP
27へ移行)。
記設定内容を参照し、この特定したスプリンクラーノズ
ル2aから離れたウォーターミストノズル3の番号を抽
出する(SP11)。例ではウォーターミストノズル3
c,3e,3gが抽出され、このウォーターミストノズ
ル3c,3e,3gの弁開閉機構3Mを開放制御する
(SP12)。これにより、作動しているスプリンクラ
ーノズル2a,2b,2d周囲のウォーターミストノズ
ル3c,3e,3gが作動開始される。開始からの時間
は制御手段21内部のタイマで計時され(SP14)、
所定時間経過すると、火災状態が再度監視される(SP
27へ移行)。
【0057】具体的には、現在作動しているスプリンク
ラーノズル2a,2b,2dと、ウォーターミストノズ
ル3c,3e,3gの各箇所の温度検知センサ5a,5
b,5c,5d,5e,5gについて、温度検知信号が
所定温度以下(例えば動作開始時に検知された温度より
も低い所定温度に達したとき等)になったか否かを判断
する(SP27)。いずれかの温度検知センサ5が所定
温度以下となったときには(SP27-YES) 、この温度
検知センサ5部分のスプリンクラーノズル2あるいはウ
ォーターミストノズル3の作動を停止させる(SP2
8)。例えば、ウォーターミストノズル3g部分の温度
検知センサ5gが所定温度以下になったときには、この
ウォーターミストノズル3gの弁開閉機構3Mが閉じら
れる。
ラーノズル2a,2b,2dと、ウォーターミストノズ
ル3c,3e,3gの各箇所の温度検知センサ5a,5
b,5c,5d,5e,5gについて、温度検知信号が
所定温度以下(例えば動作開始時に検知された温度より
も低い所定温度に達したとき等)になったか否かを判断
する(SP27)。いずれかの温度検知センサ5が所定
温度以下となったときには(SP27-YES) 、この温度
検知センサ5部分のスプリンクラーノズル2あるいはウ
ォーターミストノズル3の作動を停止させる(SP2
8)。例えば、ウォーターミストノズル3g部分の温度
検知センサ5gが所定温度以下になったときには、この
ウォーターミストノズル3gの弁開閉機構3Mが閉じら
れる。
【0058】以下、消火の度合いに応じて他の各温度検
知センサ5の温度検知信号が所定温度以下になると、対
応するスプリンクラーノズル2、ウォーターミストノズ
ル3の作動が順次、停止されていく。そして、作動して
いた全部のスプリンクラーノズル2、ウォーターミスト
ノズル3の作動の停止が判別されると(SP29-YES)
、装置の動作が終了する。
知センサ5の温度検知信号が所定温度以下になると、対
応するスプリンクラーノズル2、ウォーターミストノズ
ル3の作動が順次、停止されていく。そして、作動して
いた全部のスプリンクラーノズル2、ウォーターミスト
ノズル3の作動の停止が判別されると(SP29-YES)
、装置の動作が終了する。
【0059】上記動作は、火災発生による温度検知に係
る処理動作である。一方、前記監視ループにおいて、火
災発生により作動開始濃度を超えた煙濃度信号が入力さ
れると(SP3-YES) 、この煙濃度信号を出力した濃度
検知センサ7の位置を特定する(SP20)。例えば、
煙検知センサ7aがこの温度検知信号を出力したとする
と、この煙濃度センサ7a部分のウォーターミストノズ
ル3aを作動させる(SP21)。作動は、このウォー
ターミストノズル3a部分の弁開閉機構2Mを開放制御
して行う。
る処理動作である。一方、前記監視ループにおいて、火
災発生により作動開始濃度を超えた煙濃度信号が入力さ
れると(SP3-YES) 、この煙濃度信号を出力した濃度
検知センサ7の位置を特定する(SP20)。例えば、
煙検知センサ7aがこの温度検知信号を出力したとする
と、この煙濃度センサ7a部分のウォーターミストノズ
ル3aを作動させる(SP21)。作動は、このウォー
ターミストノズル3a部分の弁開閉機構2Mを開放制御
して行う。
【0060】次に、制御手段21は、記憶部22から前
記設定内容を参照し、この特定したウォーターミストノ
ズル3a近辺及び離れた位置の番号を抽出する(SP2
2)。例ではウォーターミストノズル3b,3c,3
d,3e,3gが抽出され、これらの弁開閉機構3Mを
開放制御する(SP23)。これにより、煙濃度が高い
箇所3aを中心とする周囲のウォーターミストノズル3
による消煙が開始される。
記設定内容を参照し、この特定したウォーターミストノ
ズル3a近辺及び離れた位置の番号を抽出する(SP2
2)。例ではウォーターミストノズル3b,3c,3
d,3e,3gが抽出され、これらの弁開閉機構3Mを
開放制御する(SP23)。これにより、煙濃度が高い
箇所3aを中心とする周囲のウォーターミストノズル3
による消煙が開始される。
【0061】以下、SP27に移行し、作動しているウ
ォーターミストノズル3の各箇所の煙センサ7につい
て、煙濃度信号が所定濃度以下(例えば動作開始時に検
知された濃度よりも低い所定濃度に達したとき等)にな
ったか否かを判断する(SP27)。いずれかの煙セン
サ7が所定濃度以下となったときには(SP27-YE
S)、この煙濃度センサ7部分のウォーターミストノズル
3の作動を停止させる(SP28)。以下、各煙濃度セ
ンサ7の煙濃度信号が所定濃度以下になると、対応する
ウォーターミストノズル3の作動が順次停止されてい
く。そして、作動していた全部のウォーターミストノズ
ル3の作動の停止が判別されると(SP29-YES)、装
置の動作が終了する。
ォーターミストノズル3の各箇所の煙センサ7につい
て、煙濃度信号が所定濃度以下(例えば動作開始時に検
知された濃度よりも低い所定濃度に達したとき等)にな
ったか否かを判断する(SP27)。いずれかの煙セン
サ7が所定濃度以下となったときには(SP27-YE
S)、この煙濃度センサ7部分のウォーターミストノズル
3の作動を停止させる(SP28)。以下、各煙濃度セ
ンサ7の煙濃度信号が所定濃度以下になると、対応する
ウォーターミストノズル3の作動が順次停止されてい
く。そして、作動していた全部のウォーターミストノズ
ル3の作動の停止が判別されると(SP29-YES)、装
置の動作が終了する。
【0062】上述した構成によれば、火災発生箇所では
直ちにスプリンクラーノズル2が作動し本格的な消火が
実行される。また、その周囲では、ウォーターミストノ
ズル3が作動して火の延焼を防止する動作が実行され
る。このように消火作業をスプリンクラーノズル2だけ
の作動で行うものでなく、やや離れた箇所ではウォータ
ーミストノズル3を作動させる。これにより、消火能率
を低下させることなく、使用水量が増大することなく水
損を抑えることができる。
直ちにスプリンクラーノズル2が作動し本格的な消火が
実行される。また、その周囲では、ウォーターミストノ
ズル3が作動して火の延焼を防止する動作が実行され
る。このように消火作業をスプリンクラーノズル2だけ
の作動で行うものでなく、やや離れた箇所ではウォータ
ーミストノズル3を作動させる。これにより、消火能率
を低下させることなく、使用水量が増大することなく水
損を抑えることができる。
【0063】また、火災発生を検知したときに防火用の
シャッターを降下させる等、延焼防止のための閉鎖手段
を備えている場合には、この手段を併せて動作させても
よい。この場合には、火災発生箇所側ではスプリンクラ
ーを作動させ、反対側では(即ち、やや離れた場所で
は)ウォーターミストノズル3を作動させるようにする
ことが可能となる。尚、延焼が拡大したときには、対応
して温度上昇した箇所のスプリンクラーノズル2が作動
して本格的な消火作業が実行されることになる。
シャッターを降下させる等、延焼防止のための閉鎖手段
を備えている場合には、この手段を併せて動作させても
よい。この場合には、火災発生箇所側ではスプリンクラ
ーを作動させ、反対側では(即ち、やや離れた場所で
は)ウォーターミストノズル3を作動させるようにする
ことが可能となる。尚、延焼が拡大したときには、対応
して温度上昇した箇所のスプリンクラーノズル2が作動
して本格的な消火作業が実行されることになる。
【0064】次に、集中制御装置20の他の構成例を説
明する。記憶部22には、図9の仮想図に示す設定内容
が記憶されている。図示のように、各温度検知センサ5
が配置された箇所のスプリンクラーノズル2の番号と、
ウォーターミストノズル3の番号が表形式で設定記憶さ
れる。例えば、図1(a)の構成の場合には、温度検知
センサ5a部分にはスプリンクラーノズル2aとウォー
ターミストノズル3aが配置される。また、処理手段2
1には、予めウォーターミストノズル3aを作動させる
ための作動開始温度が設定されている。
明する。記憶部22には、図9の仮想図に示す設定内容
が記憶されている。図示のように、各温度検知センサ5
が配置された箇所のスプリンクラーノズル2の番号と、
ウォーターミストノズル3の番号が表形式で設定記憶さ
れる。例えば、図1(a)の構成の場合には、温度検知
センサ5a部分にはスプリンクラーノズル2aとウォー
ターミストノズル3aが配置される。また、処理手段2
1には、予めウォーターミストノズル3aを作動させる
ための作動開始温度が設定されている。
【0065】次に、図10のフローチャートを用いてこ
の集中制御装置20による監視動作〜噴霧実行までの動
作例を説明する。まず、制御手段21の動作開始に伴う
初期設定(SP30)を行う。次に、各温度検知センサ
5からの温度検知信号が前記作動開始温度を超えたか否
かが感知される(SP31)。
の集中制御装置20による監視動作〜噴霧実行までの動
作例を説明する。まず、制御手段21の動作開始に伴う
初期設定(SP30)を行う。次に、各温度検知センサ
5からの温度検知信号が前記作動開始温度を超えたか否
かが感知される(SP31)。
【0066】ここで、火災発生により作動開始温度を超
えた温度検知信号が入力されると(SP31-YES) 、こ
の温度検知信号を出力した温度検知センサ5の位置を特
定する(SP32)。例えば、温度検知センサ5aがこ
の温度検知信号を出力したとすると、この温度検知セン
サ5a部分のウォーターミストノズル3aを作動させる
(SP33)。作動は、このウォーターミストノズル3
a部分の弁開閉機構3Mを開放制御して行う。これによ
り、火災発生箇所では始めにウォーターミストノズル3
aによる消火が開始される。
えた温度検知信号が入力されると(SP31-YES) 、こ
の温度検知信号を出力した温度検知センサ5の位置を特
定する(SP32)。例えば、温度検知センサ5aがこ
の温度検知信号を出力したとすると、この温度検知セン
サ5a部分のウォーターミストノズル3aを作動させる
(SP33)。作動は、このウォーターミストノズル3
a部分の弁開閉機構3Mを開放制御して行う。これによ
り、火災発生箇所では始めにウォーターミストノズル3
aによる消火が開始される。
【0067】開始からの時間は、制御手段21内部のタ
イマで計時され(SP34)、所定時間経過すると、火
災状態が再度監視される(SP35のループ処理)。具
体的には、現在作動しているウォーターミストノズル3
aの温度検知センサ5aについて、温度検知信号が前記
所定温度以下になったか否かが判断される(SP3
6)。所定温度以下となったとき(SP37-YES)、集
中制御装置20はこの動作開始処理を終了し、消火作業
を継続させる。消火作業の停止は、入力部26を操作し
て装置20を停止させる、あるいは水栓を閉める等、鎮
火確認されたことに基づきなされる。
イマで計時され(SP34)、所定時間経過すると、火
災状態が再度監視される(SP35のループ処理)。具
体的には、現在作動しているウォーターミストノズル3
aの温度検知センサ5aについて、温度検知信号が前記
所定温度以下になったか否かが判断される(SP3
6)。所定温度以下となったとき(SP37-YES)、集
中制御装置20はこの動作開始処理を終了し、消火作業
を継続させる。消火作業の停止は、入力部26を操作し
て装置20を停止させる、あるいは水栓を閉める等、鎮
火確認されたことに基づきなされる。
【0068】しかしながら、SP36にて所定温度以下
とならなかったときには(SP36-No )、この箇所で
の火の勢いが衰えていないと判断し、この箇所のスプリ
ンクラーノズル2aを作動させて(SP37)、本格的
な消火作業を開始させる。
とならなかったときには(SP36-No )、この箇所で
の火の勢いが衰えていないと判断し、この箇所のスプリ
ンクラーノズル2aを作動させて(SP37)、本格的
な消火作業を開始させる。
【0069】このように、火災発生の初期段階では、ウ
ォーターミストノズル3を用いて効率的な消火が行わ
れ、使用水量が低く水損を抑えられる。しかしながら、
ウォーターミストノズル3での消火で火の勢いが衰えな
かった場合には、スプリンクラーノズル2も作動開始し
て本格的な消火作業が開始されることになる。
ォーターミストノズル3を用いて効率的な消火が行わ
れ、使用水量が低く水損を抑えられる。しかしながら、
ウォーターミストノズル3での消火で火の勢いが衰えな
かった場合には、スプリンクラーノズル2も作動開始し
て本格的な消火作業が開始されることになる。
【0070】また、上記動作において、SP34〜SP
36における所定時間後での再度の温度検知動作を省略
してもよい。即ち、SP34,35を省略し、SP36
にて作動開始後の温度検知信号低下を連続検出する構成
としてもよい。一方、SP36を省略しSP34,35
での計時後には必ずスプリンクラーノズル2aを作動開
始させる構成としてもよい。
36における所定時間後での再度の温度検知動作を省略
してもよい。即ち、SP34,35を省略し、SP36
にて作動開始後の温度検知信号低下を連続検出する構成
としてもよい。一方、SP36を省略しSP34,35
での計時後には必ずスプリンクラーノズル2aを作動開
始させる構成としてもよい。
【0071】また、SP37では、スプリンクラーノズ
ル2aを作動開始させ、このとき作動していたウォータ
ーミストノズル3aを停止させる構成としてもよい。即
ち、本格的な消火時にはウォーターミストノズル3aよ
りもスプリンクラーノズル2aでの消火の方が効果があ
る。また、水源(給水タンクT)の貯水量に制限がある
ため、このウォーターミスト3aを停止させた分、周囲
のスプリンクラーやウォーターミストへ水を供給した方
が全体消火に役立つ場合がある。これらの設定は、集中
制御装置20に対する初期設定、あるいは消火開始後に
おいても入力部26の手動操作等で変更できる。
ル2aを作動開始させ、このとき作動していたウォータ
ーミストノズル3aを停止させる構成としてもよい。即
ち、本格的な消火時にはウォーターミストノズル3aよ
りもスプリンクラーノズル2aでの消火の方が効果があ
る。また、水源(給水タンクT)の貯水量に制限がある
ため、このウォーターミスト3aを停止させた分、周囲
のスプリンクラーやウォーターミストへ水を供給した方
が全体消火に役立つ場合がある。これらの設定は、集中
制御装置20に対する初期設定、あるいは消火開始後に
おいても入力部26の手動操作等で変更できる。
【0072】上記実施の形態で説明したスプリンクラー
ノズル2は、水噴霧設備等、水を用いた他の放水設備に
代えることができる。さらには水の代わりにハロン等の
化学消火剤を用いることもできる(もちろん、この場合
給水タンクTに代えてボンベ等の消火剤貯蔵設備を備え
る)。さらに他の消火設備を採用し、これとウォーター
ミストノズル3とを併用してもよい。いずれにおいて
も、ウォーターミストノズル3による消火とスプリンク
ラーノズル2等の他の消火設備は、消火実行に適した位
置に互いを配置できる。これらを火災状況に応じた組み
合わせで作動させることにより、上述したような初期消
火や、本格的な消火作業への移行が可能となっている。
これは消火に限らず消煙に対しても同様の作用効果が得
られる。
ノズル2は、水噴霧設備等、水を用いた他の放水設備に
代えることができる。さらには水の代わりにハロン等の
化学消火剤を用いることもできる(もちろん、この場合
給水タンクTに代えてボンベ等の消火剤貯蔵設備を備え
る)。さらに他の消火設備を採用し、これとウォーター
ミストノズル3とを併用してもよい。いずれにおいて
も、ウォーターミストノズル3による消火とスプリンク
ラーノズル2等の他の消火設備は、消火実行に適した位
置に互いを配置できる。これらを火災状況に応じた組み
合わせで作動させることにより、上述したような初期消
火や、本格的な消火作業への移行が可能となっている。
これは消火に限らず消煙に対しても同様の作用効果が得
られる。
【0073】尚、上記実施形態では、1か所の集中制御
装置20でスプリンクラーノズル2とウォーターミスト
ノズル3の噴霧を集中制御する構成とした。これに限ら
ず、分散配置された各制御装置が噴霧を制御する構成と
することもできる。また、スプリングラーノズル2とウ
ォータミストノズル3にそれぞれ弁開閉機構2M,3M
が設けられた構成として説明した。しかし、弁開閉機構
2M3Mは、このノズル部分に限らず、流路の途中に設
けられた構成としてもよい。
装置20でスプリンクラーノズル2とウォーターミスト
ノズル3の噴霧を集中制御する構成とした。これに限ら
ず、分散配置された各制御装置が噴霧を制御する構成と
することもできる。また、スプリングラーノズル2とウ
ォータミストノズル3にそれぞれ弁開閉機構2M,3M
が設けられた構成として説明した。しかし、弁開閉機構
2M3Mは、このノズル部分に限らず、流路の途中に設
けられた構成としてもよい。
【0074】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態を説明する。上記実施の形態ではウォーターミスト
ノズル3とスプリンクラーノズル2等その他の消火設備
とを併用する構成とした。この実施の形態では異なる2
種類の可燃物に対応した異なる2系統のウォーターミス
トノズル3,13を用いる構成とする。以下、これら2
種の可燃物の例として灯油と、木材を挙げて説明する。
形態を説明する。上記実施の形態ではウォーターミスト
ノズル3とスプリンクラーノズル2等その他の消火設備
とを併用する構成とした。この実施の形態では異なる2
種類の可燃物に対応した異なる2系統のウォーターミス
トノズル3,13を用いる構成とする。以下、これら2
種の可燃物の例として灯油と、木材を挙げて説明する。
【0075】図11はこの第2実施形態におけるウォー
ターミストを利用した消火、消煙装置の配置図である。
消火区画としてこの図には複数の部屋1(1a〜1n)
が示されている。各部屋1a〜1nは周りが壁及び扉で
閉じられた1つの閉鎖空間である。各部屋1の天井に
は、異なる2種類のウォーターミストノズル3,13が
配置される。ウォーターミストノズル3は、灯油の消
火、消煙用に用いられ、ウォーターミストノズル13
は、木材の消火、消煙用に用いられる。これら異なる対
象物を消火、消煙する各系統のウォーターミストノズル
3,13は、対象物別にそれぞれノズルの種類が設定さ
れる。
ターミストを利用した消火、消煙装置の配置図である。
消火区画としてこの図には複数の部屋1(1a〜1n)
が示されている。各部屋1a〜1nは周りが壁及び扉で
閉じられた1つの閉鎖空間である。各部屋1の天井に
は、異なる2種類のウォーターミストノズル3,13が
配置される。ウォーターミストノズル3は、灯油の消
火、消煙用に用いられ、ウォーターミストノズル13
は、木材の消火、消煙用に用いられる。これら異なる対
象物を消火、消煙する各系統のウォーターミストノズル
3,13は、対象物別にそれぞれノズルの種類が設定さ
れる。
【0076】一方のウォーターミストノズル3a〜3n
は、流路3Rを介して給水タンク等の水源に連結され、
所定圧力の水が供給される。他方のウォーターミストノ
ズル13a〜13nは、流路13Rを介して給水タンク
等の水源に連結され、所定圧力及び水量の水が供給され
る。
は、流路3Rを介して給水タンク等の水源に連結され、
所定圧力の水が供給される。他方のウォーターミストノ
ズル13a〜13nは、流路13Rを介して給水タンク
等の水源に連結され、所定圧力及び水量の水が供給され
る。
【0077】図12は、流路Rの他の構成を示す図であ
る。図1に示すウォーターミストノズル3,13には、
同図に示すように各異なる流路3R,13Rを介して給
水タンクTからの水が供給される。流路3R,13Rに
はそれぞれのウォーターミストノズル3,13に適した
所定水圧を加える圧力ポンプ3P,13Pが設けられ
る。
る。図1に示すウォーターミストノズル3,13には、
同図に示すように各異なる流路3R,13Rを介して給
水タンクTからの水が供給される。流路3R,13Rに
はそれぞれのウォーターミストノズル3,13に適した
所定水圧を加える圧力ポンプ3P,13Pが設けられ
る。
【0078】上記構成例では、隣接して異なる2種類の
ウォーターミストノズル3,13を1対づつ設けた構成
とした。これに限らず第1実施形態の図1(b),
(c)に示したように、複数個づつ配置してもよい。上
記各ウォーターミストノズル3,13は、それぞれ弁開
閉機構3M,13Mで噴霧が開閉制御される構成となっ
ている。そして、この弁開閉機構3M,13Mは、中央
にて開閉制御される。以下に、この作動制御の構成を説
明する。
ウォーターミストノズル3,13を1対づつ設けた構成
とした。これに限らず第1実施形態の図1(b),
(c)に示したように、複数個づつ配置してもよい。上
記各ウォーターミストノズル3,13は、それぞれ弁開
閉機構3M,13Mで噴霧が開閉制御される構成となっ
ている。そして、この弁開閉機構3M,13Mは、中央
にて開閉制御される。以下に、この作動制御の構成を説
明する。
【0079】図13は、同消火、消煙装置の制御系統を
示す回路図である。前記図11に示した各部屋1(1a
〜1n)内に設けられるウォーターミストノズル3,1
3からの噴霧は、集中制御装置20によって制御され
る。この集中制御装置20は、第1実施形態(図6)で
示したものと同一のハードウェアで構成される。集中制
御装置20は、CPU等の制御手段21がROM,RA
M等の記憶部22に記憶された動作プログラムで後述す
る監視動作を実行する。この監視動作実行時の監視情報
は外部記憶装置23に記憶される。
示す回路図である。前記図11に示した各部屋1(1a
〜1n)内に設けられるウォーターミストノズル3,1
3からの噴霧は、集中制御装置20によって制御され
る。この集中制御装置20は、第1実施形態(図6)で
示したものと同一のハードウェアで構成される。集中制
御装置20は、CPU等の制御手段21がROM,RA
M等の記憶部22に記憶された動作プログラムで後述す
る監視動作を実行する。この監視動作実行時の監視情報
は外部記憶装置23に記憶される。
【0080】また、インターフェイス部(I/F部)2
4には、温度検知センサ5の温度検知信号、及び煙検知
センサ7の煙濃度信号がそれぞれ入力され制御手段21
に出力される。これら温度検知センサ5、煙検知センサ
7は、部屋1内に設けられる各ウォーターミストノズル
3,13部分にそれぞれ近接して複数個設けられる。ま
た、このI/F部24は、制御手段21による噴霧実行
の制御信号の入力時に対応するウォーターミストノズル
3,13の弁開閉機構2M,13Mを選択的に開放制御
する。前記温度検知センサ5,煙検知センサ7は火災を
検知する検知手段を構成し、弁開閉機構3M,13Mは
噴霧を開始させる作動手段を構成している。
4には、温度検知センサ5の温度検知信号、及び煙検知
センサ7の煙濃度信号がそれぞれ入力され制御手段21
に出力される。これら温度検知センサ5、煙検知センサ
7は、部屋1内に設けられる各ウォーターミストノズル
3,13部分にそれぞれ近接して複数個設けられる。ま
た、このI/F部24は、制御手段21による噴霧実行
の制御信号の入力時に対応するウォーターミストノズル
3,13の弁開閉機構2M,13Mを選択的に開放制御
する。前記温度検知センサ5,煙検知センサ7は火災を
検知する検知手段を構成し、弁開閉機構3M,13Mは
噴霧を開始させる作動手段を構成している。
【0081】入力部26は、集中制御装置20の動作設
定や手動操作による噴霧実行を操作するためのキーボー
ドや必要に応じ外部から回線等により操作指示情報を受
信する受信部等で構成される。出力部27は、監視動作
状態を表示する表示装置や、温度検知時に防災機関等に
通報する外部出力装置、監視情報の履歴を印字出力する
印刷装置等で構成される。
定や手動操作による噴霧実行を操作するためのキーボー
ドや必要に応じ外部から回線等により操作指示情報を受
信する受信部等で構成される。出力部27は、監視動作
状態を表示する表示装置や、温度検知時に防災機関等に
通報する外部出力装置、監視情報の履歴を印字出力する
印刷装置等で構成される。
【0082】次に、図14は、記憶部22に記憶された
設定内容を示す仮想図である。同図(a)に示すよう
に、各部屋1に配置された温度検知センサ5,煙検知セ
ンサ7、ウォーターミストノズル3,13の番号が対応
して設定記憶される。また、同図(b)には、各部屋1
に保管された対象物の種類が対応して設定記憶される。
さらに、同図(c)には、各対象物別に使用されるウォ
ーターミストの種類、及び各種類のウォーターミストノ
ズル別の作動開始温度、作動開始煙濃度が対応して設定
記憶される。これら(a)〜(c)の各ファイルは階層
構造で結合され、例えば、(a)と(b)のファイルは
部屋番号を参照基準として結合される。(b)と(c)
のファイルは対象物を参照基準として結合され、互いに
この参照基準の変更でさらに詳細な設定内容を参照、及
び設定更新することができる。
設定内容を示す仮想図である。同図(a)に示すよう
に、各部屋1に配置された温度検知センサ5,煙検知セ
ンサ7、ウォーターミストノズル3,13の番号が対応
して設定記憶される。また、同図(b)には、各部屋1
に保管された対象物の種類が対応して設定記憶される。
さらに、同図(c)には、各対象物別に使用されるウォ
ーターミストの種類、及び各種類のウォーターミストノ
ズル別の作動開始温度、作動開始煙濃度が対応して設定
記憶される。これら(a)〜(c)の各ファイルは階層
構造で結合され、例えば、(a)と(b)のファイルは
部屋番号を参照基準として結合される。(b)と(c)
のファイルは対象物を参照基準として結合され、互いに
この参照基準の変更でさらに詳細な設定内容を参照、及
び設定更新することができる。
【0083】例えば、図14(a)によって部屋番号1
aに設けられるウォーターミストノズル3a,13a部
分に配置されているのは温度検知センサ5a,煙検知セ
ンサ7aに設定されている(図11,図13参照)。図
14(b)ではこの部屋1aに木材が保管されている旨
設定されており、図14(c)によりこの木材に対して
は一方のウォーターミストノズル3aを用いて消火、消
煙用する設定となっている。同時にこの木材については
温度検知センサ5aが(火災を)検知する温度は所定温
度X1である。また煙検知センサ7aが(火災を)検知
する煙濃度は所定濃度Y1に設定されている。なお、処
理に柔軟性を持たせること等を目的として、上記設定情
報は入力部26からの指示により噴霧実行中でない時に
(必要に応じ動作中でも)変更可能としてもよい。
aに設けられるウォーターミストノズル3a,13a部
分に配置されているのは温度検知センサ5a,煙検知セ
ンサ7aに設定されている(図11,図13参照)。図
14(b)ではこの部屋1aに木材が保管されている旨
設定されており、図14(c)によりこの木材に対して
は一方のウォーターミストノズル3aを用いて消火、消
煙用する設定となっている。同時にこの木材については
温度検知センサ5aが(火災を)検知する温度は所定温
度X1である。また煙検知センサ7aが(火災を)検知
する煙濃度は所定濃度Y1に設定されている。なお、処
理に柔軟性を持たせること等を目的として、上記設定情
報は入力部26からの指示により噴霧実行中でない時に
(必要に応じ動作中でも)変更可能としてもよい。
【0084】次に、上記第2実施形態の構成における装
置の動作を説明する。図15は、集中制御装置20によ
る監視動作〜噴霧実行〜終了までの動作を示すフローチ
ャートである。まず、制御手段21の動作開始に伴う初
期設定(SP38)を行う。以下、火災発生の監視動作
を行う。監視は、各温度検知センサ5からの温度検知信
号が前記作動開始温度を超えたか(SP39)、あるい
は各煙検知センサ7からの煙濃度信号が作動開始濃度を
超えたか(SP40)のいずれかを巡回検出する監視ル
ープが実行される。
置の動作を説明する。図15は、集中制御装置20によ
る監視動作〜噴霧実行〜終了までの動作を示すフローチ
ャートである。まず、制御手段21の動作開始に伴う初
期設定(SP38)を行う。以下、火災発生の監視動作
を行う。監視は、各温度検知センサ5からの温度検知信
号が前記作動開始温度を超えたか(SP39)、あるい
は各煙検知センサ7からの煙濃度信号が作動開始濃度を
超えたか(SP40)のいずれかを巡回検出する監視ル
ープが実行される。
【0085】実行処理を具体例を用いて説明する。制御
手段21は、図14(c)のファイルに基づき、ある温
度センサ5から作動開始温度X1を越えた旨の温度検知
信号が入力されたとき(SP39-YES) 、この温度検知
信号を出力した温度検知センサ5の位置を特定する(S
P41)。例えば、温度検知センサ5aがこの温度検知
信号を出力したとき、図14の(c),(a)のファイ
ルに基づき部屋1aでの火災であると特定する。
手段21は、図14(c)のファイルに基づき、ある温
度センサ5から作動開始温度X1を越えた旨の温度検知
信号が入力されたとき(SP39-YES) 、この温度検知
信号を出力した温度検知センサ5の位置を特定する(S
P41)。例えば、温度検知センサ5aがこの温度検知
信号を出力したとき、図14の(c),(a)のファイ
ルに基づき部屋1aでの火災であると特定する。
【0086】次に、図14(b)のファイルに基づきこ
の部屋1aの対象物が木材であることを特定する(SP
42)。そして、図14(a)のファイルに基づきこの
部屋1aにて木材の消火用にウォーターミストノズル3
aを用いる旨を判断する(SP43)。これにより、こ
の部屋1aでは対象物の木材に対応したウォータミスト
ノズル3aの作動を開始させる(SP44)。作動は、
このウォーターミストノズル3aの弁開閉機構3Mを開
放制御して行う。
の部屋1aの対象物が木材であることを特定する(SP
42)。そして、図14(a)のファイルに基づきこの
部屋1aにて木材の消火用にウォーターミストノズル3
aを用いる旨を判断する(SP43)。これにより、こ
の部屋1aでは対象物の木材に対応したウォータミスト
ノズル3aの作動を開始させる(SP44)。作動は、
このウォーターミストノズル3aの弁開閉機構3Mを開
放制御して行う。
【0087】ここで、この部屋1aにこの木材消火用の
ウォータミストノズル3aが複数設けられている場合に
は、これら複数のウォーターミストノズル3aを同時に
作動させる構成としてもよい。この場合、部屋1a内に
て複数のウォーターミストノズル3aによる消火が開始
される。
ウォータミストノズル3aが複数設けられている場合に
は、これら複数のウォーターミストノズル3aを同時に
作動させる構成としてもよい。この場合、部屋1a内に
て複数のウォーターミストノズル3aによる消火が開始
される。
【0088】次に、現在作動しているウォーターミスト
ノズル3aの部屋1aの温度検知センサ5aについて、
温度検知信号が所定温度以下(例えば動作開始時に検知
された温度よりも低い所定温度に達したとき等)になっ
たか否かを判断する(SP45)。温度検知センサ5が
所定温度以下となったときには(SP45-YES) 、この
部屋1aのウォーターミストノズル3aの弁開閉機構3
Mを閉じ作動を停止させる(SP46)。以下、作動し
ていた全部のウォーターミストノズル3の作動の停止が
判別されると(SP47-YES) 、装置の動作が終了す
る。
ノズル3aの部屋1aの温度検知センサ5aについて、
温度検知信号が所定温度以下(例えば動作開始時に検知
された温度よりも低い所定温度に達したとき等)になっ
たか否かを判断する(SP45)。温度検知センサ5が
所定温度以下となったときには(SP45-YES) 、この
部屋1aのウォーターミストノズル3aの弁開閉機構3
Mを閉じ作動を停止させる(SP46)。以下、作動し
ていた全部のウォーターミストノズル3の作動の停止が
判別されると(SP47-YES) 、装置の動作が終了す
る。
【0089】上記動作は、木材の火災発生による温度検
知に係る処理動作である。また、前記監視ループにおい
て、木材の火災発生により作動開始濃度を超えた煙濃度
信号が入力された場合(SP40-YES) においても、同
様に、この煙濃度信号を出力した濃度検知センサ7に関
して部屋の位置が特定される。そして、対応するウォー
ターミストノズル3の作動が開始される。
知に係る処理動作である。また、前記監視ループにおい
て、木材の火災発生により作動開始濃度を超えた煙濃度
信号が入力された場合(SP40-YES) においても、同
様に、この煙濃度信号を出力した濃度検知センサ7に関
して部屋の位置が特定される。そして、対応するウォー
ターミストノズル3の作動が開始される。
【0090】以下、同様の処理で作動しているウォータ
ーミストノズル3の各箇所の煙センサ7について、煙濃
度信号が所定濃度以下(例えば動作開始時に検知された
濃度よりも低い所定濃度に達したとき等)になったか否
かが判断される(SP45)。いずれかの煙センサ7が
所定濃度以下となったときには(SP45-YES) 、この
煙濃度センサ7部分のウォーターミストノズル3の作動
を停止させる(SP46)。以下、各煙濃度センサ7の
煙濃度信号が所定濃度以下になると、対応するウォータ
ーミストノズル3の作動が順次停止されていく。そし
て、作動していた全部のウォーターミストノズル3の作
動の停止が判別されると(SP47-YES)、装置の動作
が終了する。
ーミストノズル3の各箇所の煙センサ7について、煙濃
度信号が所定濃度以下(例えば動作開始時に検知された
濃度よりも低い所定濃度に達したとき等)になったか否
かが判断される(SP45)。いずれかの煙センサ7が
所定濃度以下となったときには(SP45-YES) 、この
煙濃度センサ7部分のウォーターミストノズル3の作動
を停止させる(SP46)。以下、各煙濃度センサ7の
煙濃度信号が所定濃度以下になると、対応するウォータ
ーミストノズル3の作動が順次停止されていく。そし
て、作動していた全部のウォーターミストノズル3の作
動の停止が判別されると(SP47-YES)、装置の動作
が終了する。
【0091】上記説明では対象物としての木材が火災で
所定温度、あるいは所定煙濃度に達したときに対応する
木材用のウォーターミストノズル3を作動させ消火、消
煙する構成とした。同様に上記監視ループで対象物とし
ての灯油が火災で所定温度X2,あるいは所定煙濃度Y
2(図148c)参照)に達したときには、別系統であ
るウォーターミストノズル13による消火、消煙が開始
されることになる。
所定温度、あるいは所定煙濃度に達したときに対応する
木材用のウォーターミストノズル3を作動させ消火、消
煙する構成とした。同様に上記監視ループで対象物とし
ての灯油が火災で所定温度X2,あるいは所定煙濃度Y
2(図148c)参照)に達したときには、別系統であ
るウォーターミストノズル13による消火、消煙が開始
されることになる。
【0092】このように対象物の種類別に異なるウォー
ターミストノズル3,13を用いることによって、この
対象物に適した消火、消煙が行えるようになる。なお、
対象物そのものだけでなく、煙がどの方向から流れてく
るかを把握して対象物を特定し、この対象物に対応させ
たウォーターミストノズルを用いてもよい。また、煙セ
ンサ等により煙の種類が特定できる場合には、この煙に
対応させたウォーターミストノズルを用いるようにして
もよい。
ターミストノズル3,13を用いることによって、この
対象物に適した消火、消煙が行えるようになる。なお、
対象物そのものだけでなく、煙がどの方向から流れてく
るかを把握して対象物を特定し、この対象物に対応させ
たウォーターミストノズルを用いてもよい。また、煙セ
ンサ等により煙の種類が特定できる場合には、この煙に
対応させたウォーターミストノズルを用いるようにして
もよい。
【0093】以下には、各種対象物とウォータミストノ
ズル3,13との関係を実験例を用いて説明する。図1
6は、実験装置を示す図である。集煙箱30の大きさは
1辺を1.5mとする立方体の表面を鉄製の板で覆った
箱である。集煙箱30の内部には2個のファン31と、
発光部と受光部を有する煙濃度計32を設置する。底面
中央部にはドレーン穴(φ65)30aが開口されてい
る。この集煙箱30には、ダクト(ダンパー付き)33
を介してフード34からの煙が入れられる。このとき集
煙箱30内に煙が充満するまでファン31を作動させ
る。
ズル3,13との関係を実験例を用いて説明する。図1
6は、実験装置を示す図である。集煙箱30の大きさは
1辺を1.5mとする立方体の表面を鉄製の板で覆った
箱である。集煙箱30の内部には2個のファン31と、
発光部と受光部を有する煙濃度計32を設置する。底面
中央部にはドレーン穴(φ65)30aが開口されてい
る。この集煙箱30には、ダクト(ダンパー付き)33
を介してフード34からの煙が入れられる。このとき集
煙箱30内に煙が充満するまでファン31を作動させ
る。
【0094】フード34下部には、対象物として用いら
れる灯油、あるいは木材チップの燃焼皿35が設けられ
る。また、フード34の天井にはウォーターミストノズ
ル3(あるいは13)が設けられ、貯水槽36からの水
をポンプ37で所定圧力にし集煙箱30内部に噴霧す
る。ウォーターミストノズル3のノズルは、ホロコーン
タイプのものを用い、噴霧角度は約80度である。ま
た、水は水道水を用いた。
れる灯油、あるいは木材チップの燃焼皿35が設けられ
る。また、フード34の天井にはウォーターミストノズ
ル3(あるいは13)が設けられ、貯水槽36からの水
をポンプ37で所定圧力にし集煙箱30内部に噴霧す
る。ウォーターミストノズル3のノズルは、ホロコーン
タイプのものを用い、噴霧角度は約80度である。ま
た、水は水道水を用いた。
【0095】上記実験装置を用いて灯油燃焼時、及び木
材燻焼における消煙効果を実験した。実験は、図17の
組合せ表に示すように5A〜35Aのそれぞれ異なるノ
ズルを用い、1〜10kgf/cm2 のそれぞれ異なる噴霧圧
力との組合せで行った。尚、図中○は灯油に関する実験
を行った組合せを示し、△は木材に関する実験を行った
組合せを示している。以下には、これら各実験値のう
ち、灯油燃焼時に所定の消煙効果があったノズルと圧力
の組合せの結果と、木材燻焼時に所定の消煙効果があっ
たノズルと圧力の組合せの結果を抽出して説明する。
尚、灯油及び木材いずれについても同一条件(ノズル及
び圧力)で実験を行った。
材燻焼における消煙効果を実験した。実験は、図17の
組合せ表に示すように5A〜35Aのそれぞれ異なるノ
ズルを用い、1〜10kgf/cm2 のそれぞれ異なる噴霧圧
力との組合せで行った。尚、図中○は灯油に関する実験
を行った組合せを示し、△は木材に関する実験を行った
組合せを示している。以下には、これら各実験値のう
ち、灯油燃焼時に所定の消煙効果があったノズルと圧力
の組合せの結果と、木材燻焼時に所定の消煙効果があっ
たノズルと圧力の組合せの結果を抽出して説明する。
尚、灯油及び木材いずれについても同一条件(ノズル及
び圧力)で実験を行った。
【0096】図18は、上記実験装置で灯油燃焼時にお
ける消煙効果(減光係数減少効率)を示す図である。
尚、減光係数とは光の透過率を示すもので煙の濃度の指
標として用いられている。表2に減光係数の算出式が示
されている。
ける消煙効果(減光係数減少効率)を示す図である。
尚、減光係数とは光の透過率を示すもので煙の濃度の指
標として用いられている。表2に減光係数の算出式が示
されている。
【0097】
【表2】
【0098】図18の横軸は灯油用のウォータミストノ
ズル13の噴霧時間、縦軸は減光係数/噴霧水量を示し
ている。この減光係数減少効率は、減光係数の初期値に
対する変化量/水量によって表される。上記実験によ
り、ウォーターミストノズル13の種類としては、ノズ
ルが20A,35A(Aは品番を示す)のものを用い、
それぞれ7kgf/cm2 ,10kgf/cm 2 の水圧で行ったとき
に所定の消煙効果が得られた。この組合せの消煙効果が
図18に抽出して記載されている。
ズル13の噴霧時間、縦軸は減光係数/噴霧水量を示し
ている。この減光係数減少効率は、減光係数の初期値に
対する変化量/水量によって表される。上記実験によ
り、ウォーターミストノズル13の種類としては、ノズ
ルが20A,35A(Aは品番を示す)のものを用い、
それぞれ7kgf/cm2 ,10kgf/cm 2 の水圧で行ったとき
に所定の消煙効果が得られた。この組合せの消煙効果が
図18に抽出して記載されている。
【0099】灯油500ccを鉄製の燃焼皿35に入れ
着火しダクト33のダンパーとドレーン穴30aは開放
し、灯油燃焼終了時には煙の流出を防ぐためそれぞれ閉
じた。実験の開始は集煙箱30内の煙濃度が最高値を示
した時点とした。噴霧は10分づつに分けて行い、合計
30分行った。始めに噴霧を10分行い、その後噴霧を
1分間中断した。その間に煙濃度計32で煙濃度の測定
を行った。集煙箱30内のファンは減光係数が上昇して
いる間(可燃物が燃焼中)及び10分噴霧後の煙濃度計
32測定時には2個とも回し煙濃度が均一になるように
した。ミスト噴霧中にファンを止めたのは、ファンによ
る気流が噴霧に影響しないようにするためである。
着火しダクト33のダンパーとドレーン穴30aは開放
し、灯油燃焼終了時には煙の流出を防ぐためそれぞれ閉
じた。実験の開始は集煙箱30内の煙濃度が最高値を示
した時点とした。噴霧は10分づつに分けて行い、合計
30分行った。始めに噴霧を10分行い、その後噴霧を
1分間中断した。その間に煙濃度計32で煙濃度の測定
を行った。集煙箱30内のファンは減光係数が上昇して
いる間(可燃物が燃焼中)及び10分噴霧後の煙濃度計
32測定時には2個とも回し煙濃度が均一になるように
した。ミスト噴霧中にファンを止めたのは、ファンによ
る気流が噴霧に影響しないようにするためである。
【0100】実験結果、灯油燃焼時の消煙に効果がある
ウォーターミストノズル13としては、ノズル20A,
水圧7kgf/cm2 の条件のものが最高の消煙効率を示し
た。以下、20Aで10kgf/cm2 、35Aで7kgf/c
m2 、35Aで10kgf/cm2 の条件のものが続いた。こ
の実験結果により対象物が灯油の場合、ウォーターミス
トノズル13としては、ノズル20A,水圧7kgf/cm2
で作動するものを用いることが最も効果があった。
ウォーターミストノズル13としては、ノズル20A,
水圧7kgf/cm2 の条件のものが最高の消煙効率を示し
た。以下、20Aで10kgf/cm2 、35Aで7kgf/c
m2 、35Aで10kgf/cm2 の条件のものが続いた。こ
の実験結果により対象物が灯油の場合、ウォーターミス
トノズル13としては、ノズル20A,水圧7kgf/cm2
で作動するものを用いることが最も効果があった。
【0101】図19は、上記同様の実験装置で木材燻焼
時における消煙効果(減光係数減少効率)を示す図であ
る。木材は、木材チップ300gを恒温槽で24時間、
60℃にて乾燥させたものを用い、フード34下部で電
気コンロを用いて燻焼させて発煙させた。上記実験によ
り、ウォーターミストノズル3の種類としては、ノズル
が10A,20A,35A(Aは品番を示す)のものを
用い、3kgf/cm2 ,5kgf/cm2 の水圧で行ったときに所
定の消煙効果が得られた。この組合せの消煙効果が図1
9に抽出して記載されている。
時における消煙効果(減光係数減少効率)を示す図であ
る。木材は、木材チップ300gを恒温槽で24時間、
60℃にて乾燥させたものを用い、フード34下部で電
気コンロを用いて燻焼させて発煙させた。上記実験によ
り、ウォーターミストノズル3の種類としては、ノズル
が10A,20A,35A(Aは品番を示す)のものを
用い、3kgf/cm2 ,5kgf/cm2 の水圧で行ったときに所
定の消煙効果が得られた。この組合せの消煙効果が図1
9に抽出して記載されている。
【0102】そしてこの実験結果、木材の消煙に効果が
あるウォーターミストノズル3としては、ノズル10
A,水圧5kgf/cm2 の条件のものが最高の消煙効率を示
した。以下、20Aで3kgf/cm2 、20Aで5kgf/c
m2 、35Aで3kgf/cm2 の条件のものが続いた。この
実験結果により対象物が木材の場合、ウォーターミスト
ノズル3としては、ノズル10A,水圧5kgf/cm2 で作
動するものを用いることが最も効果があった。
あるウォーターミストノズル3としては、ノズル10
A,水圧5kgf/cm2 の条件のものが最高の消煙効率を示
した。以下、20Aで3kgf/cm2 、20Aで5kgf/c
m2 、35Aで3kgf/cm2 の条件のものが続いた。この
実験結果により対象物が木材の場合、ウォーターミスト
ノズル3としては、ノズル10A,水圧5kgf/cm2 で作
動するものを用いることが最も効果があった。
【0103】上記実験結果によれば、灯油で用いるウォ
ーターミストノズル13として最も適した条件(ノズル
20A,水圧7kgf/cm2 )と、木材で用いるウォーター
ミストノズル3に最も適した条件(ノズル10A,水圧
5kgf/cm2 )とはノズル及び水圧がいずれも異なる結果
となった。即ち、上記第2実施形態で説明したように、
対象物の種類に合わせた条件で微細水粒子を噴霧するこ
とで、消煙効果を早期に得ることができるものとなって
いる。同時に、対象物の種類に合わせたノズルと水圧で
最も適した微細水粒子を噴霧してこの対象物に対しての
消火、消煙を行う際の水損を最低限に抑えることができ
るようになる。
ーターミストノズル13として最も適した条件(ノズル
20A,水圧7kgf/cm2 )と、木材で用いるウォーター
ミストノズル3に最も適した条件(ノズル10A,水圧
5kgf/cm2 )とはノズル及び水圧がいずれも異なる結果
となった。即ち、上記第2実施形態で説明したように、
対象物の種類に合わせた条件で微細水粒子を噴霧するこ
とで、消煙効果を早期に得ることができるものとなって
いる。同時に、対象物の種類に合わせたノズルと水圧で
最も適した微細水粒子を噴霧してこの対象物に対しての
消火、消煙を行う際の水損を最低限に抑えることができ
るようになる。
【0104】ここで、上記実験ではノズル及び水圧を限
られた条件の範囲内で行った結果得られたものであり、
前記実験結果のみが有効なことを意味するものではな
い。上記条件は環境や対象物、区画の違いなど対象側の
変化で他のノスルが有効となる場合もあり得る。したが
って、対象が異なっても全て同一条件に設定するのでは
なく、選択可能な範囲内で最も適していると思われるも
のを選択する必要がある。
られた条件の範囲内で行った結果得られたものであり、
前記実験結果のみが有効なことを意味するものではな
い。上記条件は環境や対象物、区画の違いなど対象側の
変化で他のノスルが有効となる場合もあり得る。したが
って、対象が異なっても全て同一条件に設定するのでは
なく、選択可能な範囲内で最も適していると思われるも
のを選択する必要がある。
【0105】上記第2実施の形態では、各部屋1には対
象物に合わせて2つの異なるウォーターミストノズル
3,13を設けた構成とした。しかし、1つのウォータ
ーミストノズルでこれら異なる対象物の消火、消煙に効
果がある微細水粒子を噴霧できるノズルであれば部屋1
にこの1つのウォーターミストノズルのみを設置する構
成としてもよい(例えば下記の2流体ノズル)。この場
合、ウォーターミストノズルに対しては各対象物に合わ
せて前記各異なる水圧に切り換えて供給できるよう構成
しておく。
象物に合わせて2つの異なるウォーターミストノズル
3,13を設けた構成とした。しかし、1つのウォータ
ーミストノズルでこれら異なる対象物の消火、消煙に効
果がある微細水粒子を噴霧できるノズルであれば部屋1
にこの1つのウォーターミストノズルのみを設置する構
成としてもよい(例えば下記の2流体ノズル)。この場
合、ウォーターミストノズルに対しては各対象物に合わ
せて前記各異なる水圧に切り換えて供給できるよう構成
しておく。
【0106】また、各ウォーターミストノズル3,13
は対象物に合わせて異なる水圧及び異なる流路で微細水
粒子を噴霧する構成としたが、これに限らない。即ち、
2流体ノズルは、水を気体とともに噴霧するものであ
る。そして水及び気体にそれぞれ所定圧力を加えて1つ
のノズルから微細水粒子を噴霧する構成である。この2
流体ノズルによれば、空気量と水量の比、いわゆる気液
比によって粒子径が決まるようになっている。このよう
な2流体ノズルを用いれば、例えば、1つの水の流路上
であっても異なる気体圧が加えられた2流体ノズルから
は異なる粒子径の微細水粒子を噴霧することができるよ
うになる。
は対象物に合わせて異なる水圧及び異なる流路で微細水
粒子を噴霧する構成としたが、これに限らない。即ち、
2流体ノズルは、水を気体とともに噴霧するものであ
る。そして水及び気体にそれぞれ所定圧力を加えて1つ
のノズルから微細水粒子を噴霧する構成である。この2
流体ノズルによれば、空気量と水量の比、いわゆる気液
比によって粒子径が決まるようになっている。このよう
な2流体ノズルを用いれば、例えば、1つの水の流路上
であっても異なる気体圧が加えられた2流体ノズルから
は異なる粒子径の微細水粒子を噴霧することができるよ
うになる。
【0107】また、各部屋1には、対象物が保管される
構成として説明したが、保管された形ではなく対象物が
一時的に存在している場合においても同様の作用効果を
得ることができる。さらに、上記説明では、異なる種類
の対象物から発生する煙を検知してこの煙に適したウォ
ーターミストノズル3,13を選択的に作動させる構成
とした。これに限らず、煙検知センサ7が煙そのものの
種類を検知し、集中制御装置20がこの種類の煙に適し
た所定の粒径を有する微細水粒子をウォーターミストノ
ズルから噴霧する構成とすることもできる。
構成として説明したが、保管された形ではなく対象物が
一時的に存在している場合においても同様の作用効果を
得ることができる。さらに、上記説明では、異なる種類
の対象物から発生する煙を検知してこの煙に適したウォ
ーターミストノズル3,13を選択的に作動させる構成
とした。これに限らず、煙検知センサ7が煙そのものの
種類を検知し、集中制御装置20がこの種類の煙に適し
た所定の粒径を有する微細水粒子をウォーターミストノ
ズルから噴霧する構成とすることもできる。
【0108】(第3実施形態)次に、本発明の第3実施
形態を説明する。同実施形態において前記実施形態と同
一の構成部には同一符号を附して説明を省略する。火災
発生の初期などには、煙は温度が高いため上昇し、部屋
の天井近辺に充満する。しかし、床面側(低い高さ位
置)にはあまり煙は存在しない状態、所謂、2層状態に
なっている時期がある。
形態を説明する。同実施形態において前記実施形態と同
一の構成部には同一符号を附して説明を省略する。火災
発生の初期などには、煙は温度が高いため上昇し、部屋
の天井近辺に充満する。しかし、床面側(低い高さ位
置)にはあまり煙は存在しない状態、所謂、2層状態に
なっている時期がある。
【0109】したがって、本実施形態では、ウォーター
ミストノズル3(あるいは13)は、ウォーターミスト
を噴霧するノズル口の高さ位置を天井の高さ位置より低
い位置に配置する。即ち、ノズル口と天井との間に所定
の距離を設ける。
ミストノズル3(あるいは13)は、ウォーターミスト
を噴霧するノズル口の高さ位置を天井の高さ位置より低
い位置に配置する。即ち、ノズル口と天井との間に所定
の距離を設ける。
【0110】例えば、図20の概要図に示すように、天
井40の梁41の下面にウォーターミストノズル3を配
置する。また、天井40から所定長さの支持部材43を
下方に垂設し、この支持部材43の端部にウォーターミ
ストノズル3を配置して下方に微細水粒子を噴霧する。
井40の梁41の下面にウォーターミストノズル3を配
置する。また、天井40から所定長さの支持部材43を
下方に垂設し、この支持部材43の端部にウォーターミ
ストノズル3を配置して下方に微細水粒子を噴霧する。
【0111】この他、天井40に設けられ火災時に天井
面位置から垂直位置に回動突出する煙止め用の垂壁45
の自由端部(回動時の先端)にウォーターミストノズル
3を配置し下方に噴霧する構成としてもよい。また、上
記支持部材43は天井から下方に伸縮可能な構成としウ
ォーターミストノズル3の高さ位置を可変自在で下方に
噴霧する構成としてもよい。さらに、ウォーターミスト
ノズル3は、天井から垂設するに限らない。例えば、壁
の天井位置から所定高さ位置に設けられこの壁から横に
噴霧させたり、床面に設けて上方に噴霧させる構成とし
てもよい。上記以外の配置箇所を含めて配置箇所が限ら
れるものではなく、ノズル口の高さ位置は天井面から所
定高さ下方とする。
面位置から垂直位置に回動突出する煙止め用の垂壁45
の自由端部(回動時の先端)にウォーターミストノズル
3を配置し下方に噴霧する構成としてもよい。また、上
記支持部材43は天井から下方に伸縮可能な構成としウ
ォーターミストノズル3の高さ位置を可変自在で下方に
噴霧する構成としてもよい。さらに、ウォーターミスト
ノズル3は、天井から垂設するに限らない。例えば、壁
の天井位置から所定高さ位置に設けられこの壁から横に
噴霧させたり、床面に設けて上方に噴霧させる構成とし
てもよい。上記以外の配置箇所を含めて配置箇所が限ら
れるものではなく、ノズル口の高さ位置は天井面から所
定高さ下方とする。
【0112】例えば、上述した垂壁45は、天井面から
50cm以上下方に突出していることと定められてい
る。この垂壁45は火災時などに垂直に垂れ下がった状
態となり、煙をその垂壁45部分で堰き止め、この煙が
さらなる遠方へ流れていくことを防止、あるいは遅らせ
るために設けられる。したがって、火災初期段階では、
垂壁45の先端位置より天井側に煙が溜まる傾向があ
る。一方、この垂壁45より下方には煙が溜まっていな
い傾向にある。以上のことから、垂壁45に対しては、
この垂壁45の自由端部にウォーターミストノズル3を
設ける。
50cm以上下方に突出していることと定められてい
る。この垂壁45は火災時などに垂直に垂れ下がった状
態となり、煙をその垂壁45部分で堰き止め、この煙が
さらなる遠方へ流れていくことを防止、あるいは遅らせ
るために設けられる。したがって、火災初期段階では、
垂壁45の先端位置より天井側に煙が溜まる傾向があ
る。一方、この垂壁45より下方には煙が溜まっていな
い傾向にある。以上のことから、垂壁45に対しては、
この垂壁45の自由端部にウォーターミストノズル3を
設ける。
【0113】垂壁45がない場合には、煙は堰き止めら
れず、さらなる遠方へ流れていく。したがって、火災初
期段階では、垂壁45のある場合に比較し、煙が溜まっ
ている厚さ(天井面を基準とする厚さ)は垂壁45があ
る場合よりも薄い。これにより、垂壁45の無い区画に
おけるウォーターミストノズル3のノズル位置は、垂壁
45がある区画に比してより上方(天井面に近い位置)
の高さ位置でも良い。
れず、さらなる遠方へ流れていく。したがって、火災初
期段階では、垂壁45のある場合に比較し、煙が溜まっ
ている厚さ(天井面を基準とする厚さ)は垂壁45があ
る場合よりも薄い。これにより、垂壁45の無い区画に
おけるウォーターミストノズル3のノズル位置は、垂壁
45がある区画に比してより上方(天井面に近い位置)
の高さ位置でも良い。
【0114】火災初期時にウォーターミストノズル3が
作動した場合、このウォーターミストノズル3のノズル
口から微細水粒子が噴霧されると、天井付近に充満して
いる煙に比してノズル口より下方の煙を集中して消煙で
きるようになる。このように、火災発生初期に2層状態
になっている煙の下層部をウォーターミストノズル3に
より消煙することにより、火災発生初期に煙に巻き込ま
れずに避難できる効果が高められる。なお、天井の形や
煙の発生状況などによっては、このウォーターミストノ
ズル3から噴霧された微細水粒子の一部が上層部の煙を
消煙する場合もある。
作動した場合、このウォーターミストノズル3のノズル
口から微細水粒子が噴霧されると、天井付近に充満して
いる煙に比してノズル口より下方の煙を集中して消煙で
きるようになる。このように、火災発生初期に2層状態
になっている煙の下層部をウォーターミストノズル3に
より消煙することにより、火災発生初期に煙に巻き込ま
れずに避難できる効果が高められる。なお、天井の形や
煙の発生状況などによっては、このウォーターミストノ
ズル3から噴霧された微細水粒子の一部が上層部の煙を
消煙する場合もある。
【0115】このウォーターミストノズル3のノズル口
の設置高さ位置は、下限として床面上にも設置すること
ができる。しかし、火災時の避難を考慮すると一般的に
は人間の顔の位置程度(腹這いで避難する場合と立位で
避難する場合とでは異なるが、例えば50〜180cm
程度)よりも上の位置にすれば、避難時にノズル口が邪
魔をすることがない。最低限、避難する人の顔近辺や顔
近辺に相当する高さの範囲を消煙できればよい。即ち、
顔近辺の消煙により煙が有毒な場合にはこの毒の回避が
でき、顔近辺に相当する高さの範囲での消煙により避難
時の見通しが確保できる。
の設置高さ位置は、下限として床面上にも設置すること
ができる。しかし、火災時の避難を考慮すると一般的に
は人間の顔の位置程度(腹這いで避難する場合と立位で
避難する場合とでは異なるが、例えば50〜180cm
程度)よりも上の位置にすれば、避難時にノズル口が邪
魔をすることがない。最低限、避難する人の顔近辺や顔
近辺に相当する高さの範囲を消煙できればよい。即ち、
顔近辺の消煙により煙が有毒な場合にはこの毒の回避が
でき、顔近辺に相当する高さの範囲での消煙により避難
時の見通しが確保できる。
【0116】ウォーターミストによる消火、消煙は、上
記各実施形態の構成の他にも以下に示す箇所で効果の発
揮が期待できる。ウォーターミストは噴霧する水量が少
量なため水損を少なくすることができる。したがって、
ある消火区画において、電気製品等の水損を受けやすい
物品が配置された箇所にウォーターミストノズル3(1
3)を配置する構成とする。これにより、この物品が水
損を受けなくて済む可能性が期待できるようになる。
記各実施形態の構成の他にも以下に示す箇所で効果の発
揮が期待できる。ウォーターミストは噴霧する水量が少
量なため水損を少なくすることができる。したがって、
ある消火区画において、電気製品等の水損を受けやすい
物品が配置された箇所にウォーターミストノズル3(1
3)を配置する構成とする。これにより、この物品が水
損を受けなくて済む可能性が期待できるようになる。
【0117】(第4実施形態)図21は、本発明の第4
実施形態を示す斜視図である。同図に示すように、消
火、消煙対象の区画に高さ方向に複数の棚を有するラッ
ク50が設けられた構成のものがある。このラック50
は、例えば倉庫の棚や自転車置場などであり、複数の支
持部材を格子状に組み立てる等して成り、上方や側部が
開孔されているものである。
実施形態を示す斜視図である。同図に示すように、消
火、消煙対象の区画に高さ方向に複数の棚を有するラッ
ク50が設けられた構成のものがある。このラック50
は、例えば倉庫の棚や自転車置場などであり、複数の支
持部材を格子状に組み立てる等して成り、上方や側部が
開孔されているものである。
【0118】このラック50は、格子状に限らず、棚を
支える最小本の縦部材を有してた構成のものもある。ラ
ック50の棚は、倉庫の壁などから張り出した構成とし
てもよい。ラック50の棚や、棚を支える支持部材の全
部または一部は、保管物の出し入れ等のために、上下や
左右等に移動可能に構成することもできる。ラック50
は、倉庫内で通路を隔てて複数設けられることもある。
支える最小本の縦部材を有してた構成のものもある。ラ
ック50の棚は、倉庫の壁などから張り出した構成とし
てもよい。ラック50の棚や、棚を支える支持部材の全
部または一部は、保管物の出し入れ等のために、上下や
左右等に移動可能に構成することもできる。ラック50
は、倉庫内で通路を隔てて複数設けられることもある。
【0119】このようなラック50は、例えば上方位置
からスプリンクラー等の消火設備で消火しようとしても
水がラック50内部に効果的に入り込むことができない
ため、消火、消煙効果があまり期待できない。対して、
複数のウォーターミストノズル3(13)をラック50
の上方位置(例えば倉庫の天井)や、側部位置(壁)な
どに配置し、各ウォータミストによりラック50を覆う
よう噴霧する構成とする。これにより微細水粒子がラッ
ク50内部に入り込まずとも、ラック50を覆ってラッ
ク50内部を窒息消火することができるようになる。こ
のウォーターミストノズル3(13)の個数は、ラック
50を窒息消火可能であれば、1個でもよい。
からスプリンクラー等の消火設備で消火しようとしても
水がラック50内部に効果的に入り込むことができない
ため、消火、消煙効果があまり期待できない。対して、
複数のウォーターミストノズル3(13)をラック50
の上方位置(例えば倉庫の天井)や、側部位置(壁)な
どに配置し、各ウォータミストによりラック50を覆う
よう噴霧する構成とする。これにより微細水粒子がラッ
ク50内部に入り込まずとも、ラック50を覆ってラッ
ク50内部を窒息消火することができるようになる。こ
のウォーターミストノズル3(13)の個数は、ラック
50を窒息消火可能であれば、1個でもよい。
【0120】なお、上記各実施形態の説明で用いた「消
火」、「消煙」とは、完全に消火や消煙する場合のみを
指すものではない。火や煙の勢いを減少させる抑制の意
味が含まれている。
火」、「消煙」とは、完全に消火や消煙する場合のみを
指すものではない。火や煙の勢いを減少させる抑制の意
味が含まれている。
【0121】
【発明の効果】消火、消煙対象の区画に異なる種類の対
象物があるときには、この対象物や煙の種類の違いによ
ってそれぞれ異なる消火、消煙を行う必要がある。本発
明の請求項1では、各部屋には、それぞれこの対象物や
煙の種類に合わせた所定の粒径を有する微細水粒子を噴
霧するウォーターミストノズルを設けた構成である。そ
して、部屋に保管された対象物や煙の種類に対応したウ
ォーターミストノズルを選択作動させることにより、い
ずれの種類の対象物や煙に対しても消火、消煙を効率よ
く行え、水損を最低限に抑えることができるようにな
る。特に、微細水粒子を使用して消火、消煙が行われる
ため使用水量が少なく床及び階下への水の浸透等水損を
低減化できるようになる。また、環境問題を引き起こす
ことがない。
象物があるときには、この対象物や煙の種類の違いによ
ってそれぞれ異なる消火、消煙を行う必要がある。本発
明の請求項1では、各部屋には、それぞれこの対象物や
煙の種類に合わせた所定の粒径を有する微細水粒子を噴
霧するウォーターミストノズルを設けた構成である。そ
して、部屋に保管された対象物や煙の種類に対応したウ
ォーターミストノズルを選択作動させることにより、い
ずれの種類の対象物や煙に対しても消火、消煙を効率よ
く行え、水損を最低限に抑えることができるようにな
る。特に、微細水粒子を使用して消火、消煙が行われる
ため使用水量が少なく床及び階下への水の浸透等水損を
低減化できるようになる。また、環境問題を引き起こす
ことがない。
【0122】また、請求項3,4の発明は、これら各ウ
ォーターミストノズルからの微細水粒子の噴霧を弁開閉
機構で開閉させ、各部屋別の温度や煙濃度を検知する。
また、制御装置は検知された温度や煙濃度に基づき、火
災発生箇所を特定する。そして、特定された箇所の前記
ウォーターミストノズルを作動制御するため、効率的に
最小の水で消火、消煙が行え、他の部屋での水損を防止
できる。
ォーターミストノズルからの微細水粒子の噴霧を弁開閉
機構で開閉させ、各部屋別の温度や煙濃度を検知する。
また、制御装置は検知された温度や煙濃度に基づき、火
災発生箇所を特定する。そして、特定された箇所の前記
ウォーターミストノズルを作動制御するため、効率的に
最小の水で消火、消煙が行え、他の部屋での水損を防止
できる。
【0123】また、請求項5の発明によれば、消火、消
煙対象の区画には、微細水粒子を噴霧するウォーターミ
ストノズルとこの微細水粒子と異なる消火形態で消火を
行う他の消火設備を配設している。そして、火災時に
は、火災状況に応じて該他の消火設備を用いた消火、及
び微細水粒子を併用または単独で用いる構成であるた
め、これらが個別に有する利点を活かすことができる。
また、火災状況に基づきこれらを併用することにより、
消火設備による本格的な消火作業の領域と、微細水粒子
による延焼防止領域、及び避難路が設定できる。例え
ば、火災発生場所が検知されれば、この検知場所は消火
設備が作動し、その周囲でウォーターミストノズルを作
動させることにより、発生箇所を重点的に消火しつつそ
の他の箇所では延焼を止めつつ避難路を形成できるよう
になる。
煙対象の区画には、微細水粒子を噴霧するウォーターミ
ストノズルとこの微細水粒子と異なる消火形態で消火を
行う他の消火設備を配設している。そして、火災時に
は、火災状況に応じて該他の消火設備を用いた消火、及
び微細水粒子を併用または単独で用いる構成であるた
め、これらが個別に有する利点を活かすことができる。
また、火災状況に基づきこれらを併用することにより、
消火設備による本格的な消火作業の領域と、微細水粒子
による延焼防止領域、及び避難路が設定できる。例え
ば、火災発生場所が検知されれば、この検知場所は消火
設備が作動し、その周囲でウォーターミストノズルを作
動させることにより、発生箇所を重点的に消火しつつそ
の他の箇所では延焼を止めつつ避難路を形成できるよう
になる。
【0124】また、部屋単位等の消火区画では、少なく
ともこの部屋の壁に沿って、あるいは角部分にウォータ
ーミストノズルを配置する。これにより、部屋の隅部で
の視界を確保でき、避難経路の喪失が防止できるように
なる。また、複数階の建物の吹き抜けや階段等高さ空間
部分には、高さ方向にしたがいウォーターミストノズル
の個数を増加配置する。これにより、高い上階位置部分
での煙を消煙できこの煙による害の防止に効果的であ
る。また、このウォーターミストノズルは、出入口や避
難通路部分など消火区画に直接あるいは間接に隣接する
区画により多くの個数を設けておけば、この避難経路上
での視界を確保でき適切な避難が可能となる。
ともこの部屋の壁に沿って、あるいは角部分にウォータ
ーミストノズルを配置する。これにより、部屋の隅部で
の視界を確保でき、避難経路の喪失が防止できるように
なる。また、複数階の建物の吹き抜けや階段等高さ空間
部分には、高さ方向にしたがいウォーターミストノズル
の個数を増加配置する。これにより、高い上階位置部分
での煙を消煙できこの煙による害の防止に効果的であ
る。また、このウォーターミストノズルは、出入口や避
難通路部分など消火区画に直接あるいは間接に隣接する
区画により多くの個数を設けておけば、この避難経路上
での視界を確保でき適切な避難が可能となる。
【0125】また、請求項11の発明は、消火区画であ
る部屋の天井の高さ位置よりも所定高さ下方位置に微細
水粒子を噴霧するノズル口が位置するようウォーターミ
ストノズルを配置し作動させる構成である。これによ
り、部屋の高さ位置下方の煙を重点的に消煙して避難路
を確保できるようになる。また、請求項12の発明によ
れば、消火区画に所定高さの複数の棚を有するラックが
設けられた場合には、該ラックを覆うよう微細水粒子を
噴霧するウォーターミストノズルを配置する。これによ
り、ノズルから微細水粒子を噴霧してこのラック内部を
窒息消火できる。
る部屋の天井の高さ位置よりも所定高さ下方位置に微細
水粒子を噴霧するノズル口が位置するようウォーターミ
ストノズルを配置し作動させる構成である。これによ
り、部屋の高さ位置下方の煙を重点的に消煙して避難路
を確保できるようになる。また、請求項12の発明によ
れば、消火区画に所定高さの複数の棚を有するラックが
設けられた場合には、該ラックを覆うよう微細水粒子を
噴霧するウォーターミストノズルを配置する。これによ
り、ノズルから微細水粒子を噴霧してこのラック内部を
窒息消火できる。
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図。(a),
(b),(c)は、それぞれ部屋内でのウォーターミス
トノズル及びスプリンクラーノズルの配置状態を示す平
面図。
(b),(c)は、それぞれ部屋内でのウォーターミス
トノズル及びスプリンクラーノズルの配置状態を示す平
面図。
【図2】図1(a)に示す流路の他の構成例を示す図。
【図3】流路と給水タンクの接続構成を示す図。
【図4】ウォーターミストノズルの他の配置構成例を示
す平面図。
す平面図。
【図5】ウォーターミストノズルの他の配置構成例を示
す斜視図。
す斜視図。
【図6】集中制御装置の制御系統を示す回路図。
【図7】記憶部に記憶された設定内容を示す仮想図。
【図8】集中制御装置の制御内容を示すフローチャー
ト。
ト。
【図9】記憶部に記憶される他の設定内容を示す仮想
図。
図。
【図10】集中制御装置の他の制御内容を示すフローチ
ャート。
ャート。
【図11】本発明の第2の実施形態を示す図。部屋内で
の異なる系統のウォーターミストノズルの配置状態を示
す平面図。
の異なる系統のウォーターミストノズルの配置状態を示
す平面図。
【図12】同実施形態の流路と給水タンクの接続構成を
示す図。
示す図。
【図13】同実施形態の集中制御装置の制御系統を示す
回路図。
回路図。
【図14】(a),(b),(c)は、同実施形態の記
憶部に記憶された設定内容を示す仮想図。
憶部に記憶された設定内容を示す仮想図。
【図15】同実施形態の集中制御装置の制御内容を示す
フローチャート。
フローチャート。
【図16】第2の実施形態の装置の実験装置を示す図。
【図17】実験したノズルと噴霧圧力の組合せを示す
図。
図。
【図18】上記実験装置で灯油燃焼時における消煙効果
を示す図。
を示す図。
【図19】上記実験装置で木材燻焼時における消煙効果
を示す図。
を示す図。
【図20】本発明の第3実施形態を示す概要図。
【図21】本発明の第4実施形態を示す斜視図。
1…部屋、3,13…ウォーターミストノズル、3M,
13M…弁開閉機構、5…温度検知センサ、7…煙検知
センサ、20…集中制御装置、21…制御手段、22…
記憶部、23…外部記憶装置、24…インターフェイス
部、25…弁制御部、26…入力部、27…出力部。
13M…弁開閉機構、5…温度検知センサ、7…煙検知
センサ、20…集中制御装置、21…制御手段、22…
記憶部、23…外部記憶装置、24…インターフェイス
部、25…弁制御部、26…入力部、27…出力部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有山 敏彦 東京都板橋区志村3丁目26番4号 文化シ ヤッター株式会社内 (72)発明者 岩瀬 憲昭 東京都板橋区志村3丁目26番4号 文化シ ヤッター株式会社内 (72)発明者 清水 壽雄 東京都板橋区志村3丁目26番4号 文化シ ヤッター株式会社内
Claims (12)
- 【請求項1】 消火、消煙対象の所定範囲を示す区画内
に存在する各異なる種類の対象物から発生する煙または
異なる種類の煙そのものに適した所定の粒径を有する微
細水粒子を噴霧するウォーターミストノズルを配置した
ことを特徴とするウォーターミストを利用した消火、消
煙装置。 - 【請求項2】 前記ウォーターミストノズルは、対象物
の種類別にそれぞれ異なる所定の粒径を有する微細水粒
子を噴霧するものが設けられ、 前記対象物または煙の種類を判定して、これに適する所
定の粒径を有する微細水粒子を前記ウォーターミストノ
ズルから噴霧させる制御手段を有している請求項1記載
のウォーターミストを利用した消火、消煙装置。 - 【請求項3】 消火、消煙対象の所定範囲を示す区画に
設けられ、各区画内に存在する各異なる種類の対象物別
の消火、消煙に適した所定の粒径を有する微細水粒子を
噴霧するウォーターミストノズルと、 前記各区画内にそれぞれ設けられ、該区画内の煙濃度を
検知し該煙濃度に対応した信号を出力する煙濃度検知手
段と、 前記区画内に存在する対象物の種類が設定記憶され、前
記煙濃度信号に基づき各対象物の種類別に設定された所
定の煙濃度に達したときに前記区画内の消火、消煙に適
したウォーターミストノズルを抽出する制御装置と、 前記制御装置の制御でウォーターミストノズルの噴霧を
開閉させる弁開閉機構と、を有することを特徴とするウ
ォーターミストを利用した消火、消煙装置。 - 【請求項4】 消火、消煙対象の所定範囲を示す区画に
設けられ、各区画内に存在した各異なる種類の対象物の
消火、消煙に適した所定の粒径を有する微細水粒子を噴
霧するウォーターミストノズルと、 前記各区画内にそれぞれ設けられ、該区画内の温度を検
知し該温度に対応した信号を出力する温度検知手段と、 前記区画内に存在する対象物の種類が設定記憶され、前
記温度信号に基づき各対象物の種類別に設定された所定
の温度に達したときに前記区画内の消火、消煙に適した
ウォーターミストノズルを抽出する制御装置と、 前記制御装置の制御でウォーターミストノズルの噴霧を
開閉させる弁開閉機構と、を有することを特徴とするウ
ォーターミストを利用した消火、消煙装置。 - 【請求項5】 消火、消煙対象の所定範囲を示す区画に
は、微細水粒子を噴霧するウォーターミストノズルと、
該微細水粒子と異なる消火形態で消火を行う他の消火設
備をそれぞれ配置し、 火災発生からの経過時間、あるいは発火場所を検知する
検知手段と、 前記検知手段が検知した火災状況に基づき、前記ウォー
ターミストノズルと前記他の消火設備を併用または単独
で作動させる作動手段と、を有することを特徴とするウ
ォーターミストを利用した消火、消煙装置。 - 【請求項6】 消火、消煙対象の所定範囲としての1区
画が設定され、 前記1区画内の壁面に沿った位置あるいは部屋の角部分
の少なくとも一部には微細水粒子を噴霧するウォーター
ミストノズルが配置されていることを特徴とするウォー
ターミストを利用した消火、消煙装置。 - 【請求項7】 火災の発生を考慮した消火対象の所定範
囲を示す区画または当該区画に直接もしくは間接に隣接
する他の区画に微細水粒子を噴霧するウォーターミスト
ノズルを配置し、 火災発生に基づく所定の温度、または所定濃度の煙の発
生場所を検知する検知手段と、 前記検知手段が検知した火災状況に基づき、前記ウォー
ターミストノズルを作動させる作動手段と、を有するこ
とを特徴とするウォーターミストを利用した消火、消煙
装置。 - 【請求項8】 消火、消煙対象の所定範囲を示す区画
が、高さ方向に連続する階段や吹き抜け等の高さ空間と
され、該高さ空間には高層部分にしたがって前記ウォー
ターミストノズルの配置数を増加して配置したことを特
徴とするウォーターミストを利用した消火、消煙装置。 - 【請求項9】 消火、消煙対象の所定範囲を示す区画が
所定の部屋及び該部屋に出入りする通路とされ、 前記ウォーターミストノズルは、前記区画において部屋
の避難口及び避難通路により多くの個数が配置されたこ
とを特徴とするウォーターミストを利用した消火、消煙
装置。 - 【請求項10】 消火、消煙対象の所定範囲を示す区画
内に、微細水粒子を噴霧するウォーターミストノズル
と、消火水を放出するスプリンクラー等の放水設備の各
ノズルがそれぞれ配置された消火、消煙装置に適用され
る消火、消煙方法であって、 火災発生から消火までの経過時間や発火場所等の火災状
況を検出するステップと、 前記検出された火災状況に応じて前記ウォーターミスト
ノズルと放水設備を併用または単独で作動開始させて消
火するステップと、を有することを特徴とするウォータ
ーミストを利用した消火、消煙方法。 - 【請求項11】 消火、消煙対象の所定範囲を示す区画
内の天井の高さ位置よりも所定距離下方位置に微細水粒
子を噴霧するノズル口が位置するようウォーターミスト
ノズルを配置して前記所定距離下方位置を重点的に消煙
させることを特徴とするウォーターミストを利用した消
火、消煙装置。 - 【請求項12】 消火、消煙対象の所定範囲を示す区画
には、高さ方向に複数の棚を有するラックが設けられ、 該ラックを覆う微細水粒子を噴霧するウォーターミスト
ノズルを配置し、該ラック内部を窒息消火可能にしたこ
とを特徴とするウォーターミストを利用した消火、消煙
装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10052012A JPH114905A (ja) | 1997-04-23 | 1998-03-04 | ウォーターミストを利用した消火、消煙装置及び方法 |
| US09/061,288 US6065546A (en) | 1997-04-23 | 1998-04-17 | Fire extinguishing and smoke eliminating apparatus and method using water mist |
Applications Claiming Priority (3)
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|---|---|---|---|
| JP10630497 | 1997-04-23 | ||
| JP9-106304 | 1997-04-23 | ||
| JP10052012A JPH114905A (ja) | 1997-04-23 | 1998-03-04 | ウォーターミストを利用した消火、消煙装置及び方法 |
Publications (1)
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| JPH114905A true JPH114905A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=26392615
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|---|---|---|---|
| JP10052012A Pending JPH114905A (ja) | 1997-04-23 | 1998-03-04 | ウォーターミストを利用した消火、消煙装置及び方法 |
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