JPH1149082A - 水底投下用土石類運搬船及び土石類の水底投下方法 - Google Patents
水底投下用土石類運搬船及び土石類の水底投下方法Info
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- JPH1149082A JPH1149082A JP21027497A JP21027497A JPH1149082A JP H1149082 A JPH1149082 A JP H1149082A JP 21027497 A JP21027497 A JP 21027497A JP 21027497 A JP21027497 A JP 21027497A JP H1149082 A JPH1149082 A JP H1149082A
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Landscapes
- Ship Loading And Unloading (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シルトプロテクターや土砂投入専用の設備を
海域に設置する必要がなく、設備費も多く要せず、か
つ、水深の大小や潮流の速度にあまり影響されることな
く、投入時の汚濁水による周辺水域の汚濁を防止できる
水底投下用土石類の水底投下方法の提供。 【解決手段】 船体1に船底を開放させ設けた可動船艙
収容部4内に、その船底側開放部より水底に向けて昇降
自在に収容され、上部に積込み口を有し、底部に開閉扉
12を有する土石類積載用の可動船艙10を収容してお
き、その可動船艙10を船体1に対してウインチ14に
て昇降動作させるとともに、開閉扉12を船体1上から
ウインチ18によって開閉させるようにし、可動船艙1
0内に投下用土石類Aを積載して運搬し、投下位置にお
いて可動船艙10を水底面近くまで降下させた後、開閉
扉12を開き、内部の投下用土石類Aを水底に投下す
る。
海域に設置する必要がなく、設備費も多く要せず、か
つ、水深の大小や潮流の速度にあまり影響されることな
く、投入時の汚濁水による周辺水域の汚濁を防止できる
水底投下用土石類の水底投下方法の提供。 【解決手段】 船体1に船底を開放させ設けた可動船艙
収容部4内に、その船底側開放部より水底に向けて昇降
自在に収容され、上部に積込み口を有し、底部に開閉扉
12を有する土石類積載用の可動船艙10を収容してお
き、その可動船艙10を船体1に対してウインチ14に
て昇降動作させるとともに、開閉扉12を船体1上から
ウインチ18によって開閉させるようにし、可動船艙1
0内に投下用土石類Aを積載して運搬し、投下位置にお
いて可動船艙10を水底面近くまで降下させた後、開閉
扉12を開き、内部の投下用土石類Aを水底に投下す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海底に盛り土や捨
て石マウンドを形成するための水底投下用土石類運搬船
及び該運搬船を使用した土石類の水底投下方法に関す
る。
て石マウンドを形成するための水底投下用土石類運搬船
及び該運搬船を使用した土石類の水底投下方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、海底に土石類を投下するに際し、
いわゆる底開き式の土運船が使用されているが、特に、
水深が大きい場合には、投下の際に付近の海域を汚濁す
るという問題がある。
いわゆる底開き式の土運船が使用されているが、特に、
水深が大きい場合には、投下の際に付近の海域を汚濁す
るという問題がある。
【0003】この問題を解決するために、土石類の投下
位置を囲む配置に膜状のシルトプロテクターを張り巡ら
し、周囲の海域への汚濁水の拡散を防止する工法が開発
されている(例えば特公昭59ー8596号公報)。
位置を囲む配置に膜状のシルトプロテクターを張り巡ら
し、周囲の海域への汚濁水の拡散を防止する工法が開発
されている(例えば特公昭59ー8596号公報)。
【0004】この他、投入土砂を水底面近くまで導く、
一種のコンベアを有する土砂投入専用のバージを使用
し、土砂運搬船にて輸送されてきた土砂を、水面近くで
水中に投下し、これをバージに備えた水中のホッパーで
受け、コンベアを通じて順次水底面近くまで移動させて
水中に排出させるもの(例えば特開昭54−51193
号)がある。
一種のコンベアを有する土砂投入専用のバージを使用
し、土砂運搬船にて輸送されてきた土砂を、水面近くで
水中に投下し、これをバージに備えた水中のホッパーで
受け、コンベアを通じて順次水底面近くまで移動させて
水中に排出させるもの(例えば特開昭54−51193
号)がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の方法
の内、シルトプロテクターを使用する工法では、水深が
大きい場合には、それ自体の設置が困難となり、また潮
流の速い場所での設置も困難であり、更に、船舶往来の
多い場所では、航路の閉鎖時間が長くなる等の問題があ
った。
の内、シルトプロテクターを使用する工法では、水深が
大きい場合には、それ自体の設置が困難となり、また潮
流の速い場所での設置も困難であり、更に、船舶往来の
多い場所では、航路の閉鎖時間が長くなる等の問題があ
った。
【0006】また、水底に達する一種のコンベアを設置
したバージを使用する工法では、土運船の他に大掛かり
な装置が必要になり、その設備の製造に多大の費用を要
するものであった。しかも土運船により輸送してきた土
砂を一端水面近くで水中に投入するものであるため、汚
濁水が水面近くで発生し、その拡散防止のために前述し
たシルトプロテクターが必要になり、また、土砂投下位
置に大掛かりな投入設備を係留しておかなければならず
船舶の往来に支障を来す等、前述と同様の問題があっ
た。
したバージを使用する工法では、土運船の他に大掛かり
な装置が必要になり、その設備の製造に多大の費用を要
するものであった。しかも土運船により輸送してきた土
砂を一端水面近くで水中に投入するものであるため、汚
濁水が水面近くで発生し、その拡散防止のために前述し
たシルトプロテクターが必要になり、また、土砂投下位
置に大掛かりな投入設備を係留しておかなければならず
船舶の往来に支障を来す等、前述と同様の問題があっ
た。
【0007】本発明は、このような従来の問題に鑑み、
シルトプロテクターや土砂投入専用の設備を海域に設置
する必要がなく、しかも設備費も多く要せず、かつ、水
深の大小や潮流の速度にあまり影響されることなく、投
入時の汚濁水による周辺水域の汚濁を防止できる水底投
下用土石類運搬船及び土石類の水底投下方法の提供を目
的としてなされたものである。
シルトプロテクターや土砂投入専用の設備を海域に設置
する必要がなく、しかも設備費も多く要せず、かつ、水
深の大小や潮流の速度にあまり影響されることなく、投
入時の汚濁水による周辺水域の汚濁を防止できる水底投
下用土石類運搬船及び土石類の水底投下方法の提供を目
的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
船底が開放された1もしくは複数の可動船艙収容部を有
する船体と、該可動船艙収容部内にその船底側開放部よ
り水底に向けて昇降自在に収容され、上部に積込み口を
有し、底部に投下口を開閉可能に有する土石類積載用の
可動船艙と、該可動船艙を船体に対して昇降動作させる
可動船艙昇降手段と、前記可動船艙の投下口を船体上か
ら遠隔操作によって開閉させる船艙投下口開閉手段とを
備えた土石類運搬船にあり、かつ、該土石類運搬船を使
用し、前記可動船艙内に投下用土石類を積載し、該可動
船艙を可動船艙収容部に収納した状態で該土石類運搬船
を投下位置に移動させ、該投下位置において前記可動船
艙を水底面近くまで降下させた後、該可動船艙の投下口
を開き、内部の投下用土石類を水底に投下する土石類の
水底投下方法にある。
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
船底が開放された1もしくは複数の可動船艙収容部を有
する船体と、該可動船艙収容部内にその船底側開放部よ
り水底に向けて昇降自在に収容され、上部に積込み口を
有し、底部に投下口を開閉可能に有する土石類積載用の
可動船艙と、該可動船艙を船体に対して昇降動作させる
可動船艙昇降手段と、前記可動船艙の投下口を船体上か
ら遠隔操作によって開閉させる船艙投下口開閉手段とを
備えた土石類運搬船にあり、かつ、該土石類運搬船を使
用し、前記可動船艙内に投下用土石類を積載し、該可動
船艙を可動船艙収容部に収納した状態で該土石類運搬船
を投下位置に移動させ、該投下位置において前記可動船
艙を水底面近くまで降下させた後、該可動船艙の投下口
を開き、内部の投下用土石類を水底に投下する土石類の
水底投下方法にある。
【0009】尚、可動船艙底部の投下口には下向きに回
動する開閉扉を備え、該開閉扉及び/又は可動船艙の周
壁を中空構造となし、該中空部内を注排水可能なバラス
トタンクとし、該バラストタンクを排水して浮力を増加
させた状態で、前記可動船艙を降下させ、該バラストタ
ンクに注水して浮力を減少させた状態で土石類を投下
し、可動船艙を上昇させることが好ましく、更に、可動
船艙昇降手段は、可動船艙を吊り持ちする複数の吊りワ
イヤーと、該吊りワイヤーを巻取、繰出しするウインチ
とをもって構成することが好ましい。
動する開閉扉を備え、該開閉扉及び/又は可動船艙の周
壁を中空構造となし、該中空部内を注排水可能なバラス
トタンクとし、該バラストタンクを排水して浮力を増加
させた状態で、前記可動船艙を降下させ、該バラストタ
ンクに注水して浮力を減少させた状態で土石類を投下
し、可動船艙を上昇させることが好ましく、更に、可動
船艙昇降手段は、可動船艙を吊り持ちする複数の吊りワ
イヤーと、該吊りワイヤーを巻取、繰出しするウインチ
とをもって構成することが好ましい。
【0010】
【作用】本発明の土石類運搬船及び海底投下方法におい
ては、可動船艙を上昇させて船体内に収容した状態で、
土石類の積み込み及び海上輸送を行い、投下現場におい
て、所望の投下位置に船体を停止させ、可動船艙を船底
から水底面近くまで降下させる。然る後、可動船艙の底
部の投下口を開いて、内部の土石類を水底に投下させ
る。
ては、可動船艙を上昇させて船体内に収容した状態で、
土石類の積み込み及び海上輸送を行い、投下現場におい
て、所望の投下位置に船体を停止させ、可動船艙を船底
から水底面近くまで降下させる。然る後、可動船艙の底
部の投下口を開いて、内部の土石類を水底に投下させ
る。
【0011】投下後、可動船艙を上昇させ、船体の収容
部内に収容し、移動する。このように、投下用の土石類
を可動船艙に収容したまま水底近くまで降下させるた
め、水面近くや降下途中での水の汚濁がなく、また、水
底面近くで投下口を開くため、投下時の水の汚濁も少な
く、また、生じた汚濁も沈降までに時間を要しないた
め、拡散されないで沈降する。
部内に収容し、移動する。このように、投下用の土石類
を可動船艙に収容したまま水底近くまで降下させるた
め、水面近くや降下途中での水の汚濁がなく、また、水
底面近くで投下口を開くため、投下時の水の汚濁も少な
く、また、生じた汚濁も沈降までに時間を要しないた
め、拡散されないで沈降する。
【0012】尚、可動船艙の上昇時には、投下口を開い
た状態で上昇させることにより、上昇時の水の抵抗を小
さくできる。
た状態で上昇させることにより、上昇時の水の抵抗を小
さくできる。
【0013】また、可動船艙昇降手段にウインチを使用
することにより、大水深域においても必要深さまでの降
下が可能となり、広範な水深条件に対応することができ
る。
することにより、大水深域においても必要深さまでの降
下が可能となり、広範な水深条件に対応することができ
る。
【0014】更に、可動船艙の周壁及び投下口の開閉扉
を中空状にし、注排水可能なバラストタンクとすること
により、土石類を積載して移動する際には浮力を大きく
し、安定の良い状態とし、かつ、投入に際する可動船艙
の降下時には、注水して浮力を減少させることにより、
スムーズな降下がなされ、更に、投下後の上昇時に排水
して浮力を増加させることにより、上昇が容易となり、
ウインチの必要動力を小さくできる。
を中空状にし、注排水可能なバラストタンクとすること
により、土石類を積載して移動する際には浮力を大きく
し、安定の良い状態とし、かつ、投入に際する可動船艙
の降下時には、注水して浮力を減少させることにより、
スムーズな降下がなされ、更に、投下後の上昇時に排水
して浮力を増加させることにより、上昇が容易となり、
ウインチの必要動力を小さくできる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0016】図において、1は船体である。この船体は
平底式のいわゆるバージであり、後尾に押船連結用凹部
2が設けられ、押船3が接合されるようになっている。
尚、この船体は、自らに推進動力を備えたものであって
もよい。
平底式のいわゆるバージであり、後尾に押船連結用凹部
2が設けられ、押船3が接合されるようになっている。
尚、この船体は、自らに推進動力を備えたものであって
もよい。
【0017】船体1には、複数の可動船艙収容部4、
4、4が設けられている。この各可動船艙収容部4は、
甲板から船底に貫通開口した空間からなっており、その
内部に可動船艙10が収容されている。
4、4が設けられている。この各可動船艙収容部4は、
甲板から船底に貫通開口した空間からなっており、その
内部に可動船艙10が収容されている。
【0018】尚、船体1には、船艙収容部を除く部分に
中空内部に注排水して浮力を調整するバラストタンク
5、5が設けられている。
中空内部に注排水して浮力を調整するバラストタンク
5、5が設けられている。
【0019】可動船艙10は、その内部に水底投下用の
土石類を積載できるようになっており、上部を解放した
積込口とし、底部を投下口した角筒状の周壁部11と、
その投下口を開閉する一対の開閉扉12、12によって
構成されている。
土石類を積載できるようになっており、上部を解放した
積込口とし、底部を投下口した角筒状の周壁部11と、
その投下口を開閉する一対の開閉扉12、12によって
構成されている。
【0020】開閉扉12、12は、それぞれ基端側が、
投下口の左右の両縁に軸13をもって枢支され、先端側
が下向きに回動されることによって、開かれるようにな
っており、扉閉鎖時に投下口中央部分で互いに接合され
るようになっている。
投下口の左右の両縁に軸13をもって枢支され、先端側
が下向きに回動されることによって、開かれるようにな
っており、扉閉鎖時に投下口中央部分で互いに接合され
るようになっている。
【0021】この可動船艙10は、その周壁部11及び
両扉12、12が中空に形成され、内部をバラストタン
ク11a、12aとしており、図には示していないが、
注排水装置により中空内部に注排水し、浮力を調整でき
るようになっている。
両扉12、12が中空に形成され、内部をバラストタン
ク11a、12aとしており、図には示していないが、
注排水装置により中空内部に注排水し、浮力を調整でき
るようになっている。
【0022】可動船艙10は、一対の昇降操作用ウイン
チ14、14及び吊りワイヤー15、15からなる可動
船艙昇降手段によって吊り持ちされている。
チ14、14及び吊りワイヤー15、15からなる可動
船艙昇降手段によって吊り持ちされている。
【0023】各ウインチ14は、船体1の甲板上に固定
され、これに巻き付けられた各吊りワイヤー15はそれ
ぞれ可動船艙収容部4の左右両側の上縁に設置した固定
滑車16aと、可動船艙の両側外面のブラケット17に
固定した移動滑車16bとに巻き掛けられ、各ウインチ
14による巻き取り、繰り出しによって可動船艙10が
昇降動作されるようになっている。
され、これに巻き付けられた各吊りワイヤー15はそれ
ぞれ可動船艙収容部4の左右両側の上縁に設置した固定
滑車16aと、可動船艙の両側外面のブラケット17に
固定した移動滑車16bとに巻き掛けられ、各ウインチ
14による巻き取り、繰り出しによって可動船艙10が
昇降動作されるようになっている。
【0024】開閉扉12、12は、一対の開閉操作用ウ
インチ18、18と、吊りワイヤー19、19とからな
る開閉操作手段によって、開閉されるようになってい
る。
インチ18、18と、吊りワイヤー19、19とからな
る開閉操作手段によって、開閉されるようになってい
る。
【0025】各ウインチ18は、船体1の甲板上に固定
され、これに巻き付けられた各ワイヤー19は、可動船
艙収容部4の前後の上縁に設置した固定滑車20a及び
可動船艙10の前後部に位置させた移動滑車20bに巻
き掛けられ、ウインチ18による巻き取り、繰り出しに
より移動滑車20bが昇降操作されるようになってい
る。
され、これに巻き付けられた各ワイヤー19は、可動船
艙収容部4の前後の上縁に設置した固定滑車20a及び
可動船艙10の前後部に位置させた移動滑車20bに巻
き掛けられ、ウインチ18による巻き取り、繰り出しに
より移動滑車20bが昇降操作されるようになってい
る。
【0026】移動滑車20bには、二等辺三角形をした
分配金具22の頂点位置が吊り持ちされ、該分配金具2
2の両端と両扉12、12の先端側両側面のブラケット
23、23との間に連結ワイヤー24、24が介在され
ており、移動滑車20bが降下することにより、両扉1
2、12が自重及び土石類の重量により下向き外側に回
動し、両連結ワイヤー24、24と分配金具22の長さ
分だけ開かれる。また、移動滑車20bの上昇によっ
て、両ワイヤー24、24の中間にある分配金具22が
上昇され、扉12、12の先端が互いに引き寄せ方向に
回動されるようになっている。
分配金具22の頂点位置が吊り持ちされ、該分配金具2
2の両端と両扉12、12の先端側両側面のブラケット
23、23との間に連結ワイヤー24、24が介在され
ており、移動滑車20bが降下することにより、両扉1
2、12が自重及び土石類の重量により下向き外側に回
動し、両連結ワイヤー24、24と分配金具22の長さ
分だけ開かれる。また、移動滑車20bの上昇によっ
て、両ワイヤー24、24の中間にある分配金具22が
上昇され、扉12、12の先端が互いに引き寄せ方向に
回動されるようになっている。
【0027】尚、図には示していないが、船体1には、
可動船艙10を上昇させて、収容部4内に収容した状態
で船体1に対して固定するストッパー機構が設けられ、
可動船艙10を船体1に対して移動不能とした状態で、
土石類の積み込みや船体移動ができるようになってい
る。
可動船艙10を上昇させて、収容部4内に収容した状態
で船体1に対して固定するストッパー機構が設けられ、
可動船艙10を船体1に対して移動不能とした状態で、
土石類の積み込みや船体移動ができるようになってい
る。
【0028】このように構成される水底投下用土石類運
搬船を使用し、埋立や水底の土盛り、捨石マウンド等の
造成に際しては、図3に示すように、可動船艙10を上
昇させ、船体1内にロックした状態で投下用土石類Aを
積載し、投下現場へ水上輸送する。この時、必要に応じ
て、可動船艙10のバラストタンク11a、12a内を
排水状態として浮力を増加させておく。
搬船を使用し、埋立や水底の土盛り、捨石マウンド等の
造成に際しては、図3に示すように、可動船艙10を上
昇させ、船体1内にロックした状態で投下用土石類Aを
積載し、投下現場へ水上輸送する。この時、必要に応じ
て、可動船艙10のバラストタンク11a、12a内を
排水状態として浮力を増加させておく。
【0029】次いで、投入現場の所望投入位置上に、所
望の可動船艙を位置させて船体を停止させ、シーアンカ
ー等によって係留する。この状態で可動船艙10の船体
1に対するロックを解除し、各昇降操作用ウインチ14
を吊りワイヤー繰出し方向に動作させる。これと同時
に、各開閉操作用ウインチ18も同じ長さだけ吊りワイ
ヤー19を繰り出し、開閉扉12、12の閉鎖状態を維
持させつつ可動船艙10を降下させる。
望の可動船艙を位置させて船体を停止させ、シーアンカ
ー等によって係留する。この状態で可動船艙10の船体
1に対するロックを解除し、各昇降操作用ウインチ14
を吊りワイヤー繰出し方向に動作させる。これと同時
に、各開閉操作用ウインチ18も同じ長さだけ吊りワイ
ヤー19を繰り出し、開閉扉12、12の閉鎖状態を維
持させつつ可動船艙10を降下させる。
【0030】このようにして可動船艙10を水底面近く
まで降下させた後、昇降操作用ウインチ14を停止さ
せ、バラストタンク11a、12aに注水して浮力を減
じた状態で、開閉操作用ウインチ18のみをワイヤー繰
り出し方向に動作させて、開閉扉12、12が開き方向
に動作させ、投下口を開いて内部の土石類を水底面上に
投下する。
まで降下させた後、昇降操作用ウインチ14を停止さ
せ、バラストタンク11a、12aに注水して浮力を減
じた状態で、開閉操作用ウインチ18のみをワイヤー繰
り出し方向に動作させて、開閉扉12、12が開き方向
に動作させ、投下口を開いて内部の土石類を水底面上に
投下する。
【0031】このようにして投下完了後、昇降操作ウイ
ンチ14及び開閉操作用ウインチ18を同速度で巻き上
げ、可動船艙10を船体1の収容部4内に収容し、更
に、開閉操作用ウインチ18を扉12、12が閉じるま
で巻き上げる。このように、扉12、12を可動船艙1
0の上昇後に閉じることによって、上昇時の水の抵抗を
低減できる。尚、必要に応じ、水底にて扉12、12を
閉じた後上昇させてもよい。
ンチ14及び開閉操作用ウインチ18を同速度で巻き上
げ、可動船艙10を船体1の収容部4内に収容し、更
に、開閉操作用ウインチ18を扉12、12が閉じるま
で巻き上げる。このように、扉12、12を可動船艙1
0の上昇後に閉じることによって、上昇時の水の抵抗を
低減できる。尚、必要に応じ、水底にて扉12、12を
閉じた後上昇させてもよい。
【0032】尚、上述の例では、可動船艙10の降下時
にバラストタンク11a、12aを排水状態とし、浮力
を増加させてウインチの繰り出し動作の負荷を少なく
し、かつ、投下後に可動船艙10がバラストタンク11
a、12aの浮力によって自ら浮上するのを防止するた
めに、バラストタンク11a、12a内に注水している
が、この他、可動船艙10の重量及び浮力タンクの浮力
調整範囲の大きさによっては、降下時に注水状態として
降下速度を上げ、上昇時に排水状態として上昇速度を上
げるようにしてもよい。
にバラストタンク11a、12aを排水状態とし、浮力
を増加させてウインチの繰り出し動作の負荷を少なく
し、かつ、投下後に可動船艙10がバラストタンク11
a、12aの浮力によって自ら浮上するのを防止するた
めに、バラストタンク11a、12a内に注水している
が、この他、可動船艙10の重量及び浮力タンクの浮力
調整範囲の大きさによっては、降下時に注水状態として
降下速度を上げ、上昇時に排水状態として上昇速度を上
げるようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】上述したように、本発明においては、船
体にこれとは別体の可動船艙を昇降可能に設け、この可
動船艙を土石類投下位置の水底面近くまで降下させて、
底部の投下口を開き、土石類を投下させるようにしたこ
とにより、投下される土石類は降下途中に水に洗われる
ことがなくなり、また、投下による汚濁は、水底面近く
でのみ発生するため、沈降が早く、拡散が防止される。
このため、従来使用していたシルトプロテクターが不要
となり、船舶往来の障げも少ないものとなる。
体にこれとは別体の可動船艙を昇降可能に設け、この可
動船艙を土石類投下位置の水底面近くまで降下させて、
底部の投下口を開き、土石類を投下させるようにしたこ
とにより、投下される土石類は降下途中に水に洗われる
ことがなくなり、また、投下による汚濁は、水底面近く
でのみ発生するため、沈降が早く、拡散が防止される。
このため、従来使用していたシルトプロテクターが不要
となり、船舶往来の障げも少ないものとなる。
【0034】また、可動船艙昇降手段としてウインチを
用いることにより、水深の大小に自由に対応することが
でき、広範な水深条件に対応することができる。
用いることにより、水深の大小に自由に対応することが
でき、広範な水深条件に対応することができる。
【0035】更に、可動船艙にバラストタンクを備え、
浮力の調整を可能にすることにより、降下時の速度を速
くでき、また、上昇時のウインチ駆動力が小さくても、
上昇の速度を速くできる。
浮力の調整を可能にすることにより、降下時の速度を速
くでき、また、上昇時のウインチ駆動力が小さくても、
上昇の速度を速くできる。
【図1】本発明に係る土石類運搬船の概略を示す平面図
である。
である。
【図2】本発明に係る土石類運搬船の概略を示す部分切
欠側面図である。
欠側面図である。
【図3】本発明における土石類積載状態を示す断面図で
ある。
ある。
【図4】本発明における可動船艙の降下途中の状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】本発明における土石類投下状態を示す断面図で
ある。
ある。
1 船体 2 押船連結用凹部 3 押船 4 可動船艙収容部 5 バラストタンク 10 可動船艙 11 周壁部 11a バラストタンク 12 開閉扉 12a バラストタンク 13 軸 14 昇降操作用ウインチ 15 吊りワイヤー 16a 固定滑車 16b 移動滑車 17 ブラケット 18 開閉操作用ウインチ 19 吊りワイヤー 20a 固定滑車 20b 移動滑車 22 分配金具 23 ブラケット 24 連結ワイヤー A 土石類
Claims (5)
- 【請求項1】 船底が開放された1もしくは複数の可動
船艙収容部を有する船体と、該可動船艙収容部内にその
船底側開放部より水底に向けて昇降自在に収容され、上
部に積込み口を有し、底部に投下口を開閉可能に有する
土石類積載用の可動船艙と、該可動船艙を船体に対して
昇降動作させる可動船艙昇降手段と、前記可動船艙の投
下口を船体上から遠隔操作によって開閉させる船艙投下
口開閉手段とを備えてなる水底投下用土石類運搬船。 - 【請求項2】 可動船艙底部の投下口には下向きに回動
する開閉扉を備え、該開閉扉及び/又は可動船艙の周壁
を中空構造となし、該中空部内を注排水可能なバラスト
タンクとした請求項1に記載の水底投下用土石類運搬
船。 - 【請求項3】 可動船艙昇降手段は、可動船艙を吊り持
ちする複数の吊りワイヤーと、該吊りワイヤーを巻取、
繰出しするウインチとをもって構成した請求項1若しく
は2に記載の水底投下用土石類運搬船。 - 【請求項4】 船底が開放された1もしくは複数の可動
船艙収容部を有する船体と、該可動船艙収容部内にその
船底側開放部より水底に向けて昇降自在に収容され、上
部に積込み口を有し、底部に投下口を開閉可能に有する
土石類積載用の可動船艙と、該可動船艙を船体に対して
昇降動作させる可動船艙昇降手段と、前記可動船艙の投
下口を船体上から遠隔操作によって開閉させる船艙投下
口開閉手段とを備えた土石類運搬船を使用し、前記可動
船艙内に投下用土石類を積載し、該可動船艙を可動船艙
収容部に収納した状態で該土石類運搬船を投下位置に移
動させ、該投下位置において前記可動船艙を水底面近く
まで降下させた後、該可動船艙の投下口を開き、内部の
投下用土石類を水底に投下することを特徴としてなる土
石類の水底投下方法。 - 【請求項5】 可動船艙底部の投下口には下向きに回動
する開閉扉を備え、該開閉扉及び/又は可動船艙の周壁
を中空構造となし、該中空部内を注排水可能なバラスト
タンクとし、該バラストタンク内を排水して浮力を増加
させた状態で、前記可動船艙を降下させ、該バラストタ
ンクに注水して浮力を減少させた状態で土石類を投下
し、可動船艙を上昇させる請求項5に記載の土石類の水
底投下方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21027497A JPH1149082A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 水底投下用土石類運搬船及び土石類の水底投下方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21027497A JPH1149082A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 水底投下用土石類運搬船及び土石類の水底投下方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1149082A true JPH1149082A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16586685
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21027497A Pending JPH1149082A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 水底投下用土石類運搬船及び土石類の水底投下方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1149082A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102828514A (zh) * | 2012-09-13 | 2012-12-19 | 江苏淮阴船用机械有限公司 | 升降式料斗抛石作业装置 |
-
1997
- 1997-08-05 JP JP21027497A patent/JPH1149082A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102828514A (zh) * | 2012-09-13 | 2012-12-19 | 江苏淮阴船用机械有限公司 | 升降式料斗抛石作业装置 |
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