JPH1149206A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JPH1149206A
JPH1149206A JP9218364A JP21836497A JPH1149206A JP H1149206 A JPH1149206 A JP H1149206A JP 9218364 A JP9218364 A JP 9218364A JP 21836497 A JP21836497 A JP 21836497A JP H1149206 A JPH1149206 A JP H1149206A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器において、閉蓋時の密閉性を向上するこ
と。 【解決手段】 容器本体11の天面部14Aが押圧され
ることによる天面部14Aの撓み変形により、容器本体
11と蓋12の係止機構部の係止作用が解除可能とされ
る容器10において、容器本体11の側の第1シール部
(シールリング15)と、蓋12の側の第2シール部
(弾性パッキン24)の少なくとも一方に弾性パッキン
24を設けてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋の開閉構造と密
閉性を改良した容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウエットペーパー等を収容する容
器として、特開平9-39996 号公報に記載の如く、可撓性
の天面部に開口部が形成された容器本体と、上記容器本
体の天面部にヒンジにより回動可能に結合されて上記開
口部を覆う蓋と、上記容器本体の天面部と上記蓋とにお
ける上記ヒンジ近傍に配設されて、弾性復元力により上
記蓋を全開可能とする弾性体と、上記容器本体と上記蓋
とに設けられ、該蓋の閉時に互いに係止して該蓋を閉蓋
位置に保つ係止機構部とを有し、上記容器本体の天面部
が押圧されることによる該容器本体の撓み変形により、
上記係止機構部の係止作用が解除可能に構成されたもの
がある。この容器によれば、容器を床或いは机上等に置
き、容器本体の天面部を片手で押圧するだけで、蓋を即
座に全開させることができ、その片手で、天面部の開口
部から容器本体の内容物を取り出すことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には以下の問題点がある。 容器の閉蓋時の密閉性は、容器本体の天面部における
開口部の周囲に設けたシールリングに、蓋の内面に設け
たシールリングを単に突き当てるものであり、十分でな
い。
【0004】蓋を容器本体に結合するヒンジは、蓋に
設けたヒンジピンを容器本体に設けたヒンジ孔に嵌入す
るものであり、容器本体のヒンジ孔が該容器本体に貫通
するようになっている。従って、この容器本体の貫通ヒ
ンジ孔が容器の閉蓋時の密閉性を損なう。
【0005】上記、により、容器の閉蓋時の密閉
性が十分でなく、容器の内容物、例えばウエットペーパ
ーの含浸剤にエタノールの如くの揮発性物質を含んでい
る場合には、内容物の成分が揮散し易い。
【0006】本発明の課題は、容器において、閉蓋時の
密閉性を向上することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、天面部に開口部が形成された容器本体と、上記容器
本体の天面部にヒンジにより回動可能に結合されて上記
開口部を覆う蓋と、上記容器本体の天面部と上記蓋とに
おける上記ヒンジ近傍に配設されて、弾性復元力により
上記蓋を全開可能とする弾性体と、上記容器本体と上記
蓋とに設けられ、該蓋の閉時に互いに係止して該蓋を閉
蓋位置に保つ係止機構部とを有してなる容器であって、
上記容器本体の天面部における上記開口部の周囲にリン
グ状の第1シール部を備えるとともに、上記蓋の内面に
おける上記第1シール部に対応する部分に、該蓋の閉時
に該第1シール部と密接するリング状の第2シール部を
備え、第1シール部と第2シール部の少なくとも一方に
弾性パッキンを設けてなるようにしたものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記蓋を前記容器本体に結合
するヒンジが、蓋に設けたヒンジピンを容器本体に設け
たヒンジ孔に嵌入して構成され、容器本体に設けたヒン
ジ孔は該容器本体に凹状形成され該容器本体に非貫通と
されてなるようにしたものである。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記容器本体が可撓性
を有してなり、該容器本体の天面部が押圧されることに
よる該容器本体の撓み変形により、上記係止機構部の係
止作用が解除可能に構成されるようにしたものである。
【0010】請求項1に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 容器の閉蓋時に、容器本体の天面部における開口部の
周囲に備えたリング状の第1シール部と、蓋の内面に備
えたリング状の第2シール部とを密接せしめるに際し、
第1シール部と第2シール部の少なくとも一方に弾性パ
ッキンを設けた。従って、第1シール部と第2シール部
の封着性を向上し、容器の閉蓋時の密閉性を向上でき
る。
【0011】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 蓋に設けたヒンジピンを容器本体に設けたヒンジ孔に
嵌入するに際し、容器本体のヒンジ孔が該容器本体に非
貫通とされた。従って、容器本体のヒンジ孔が容器の閉
蓋時の密閉性を損なうことがなく、その密閉性を向上で
きる。
【0012】上記、により、容器の閉蓋時の密閉性
が十分となり、容器の内容物、例えばウエットペーパー
の含浸剤にエタノールの如くの揮発性物質を含んでいる
場合にも、内容物の成分の揮散を抑制できる。
【0013】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 弾性体の弾性復元力が蓋に作用した蓋の閉蓋状態で、
容器本体の可撓性の天面部が押圧されると、その天面部
に連なる側面部等の撓み変形によって、係止機構部の係
止作用が解除されることから、このとき、弾性体の弾性
復元力により蓋が全開し、天面部の開口部が開く。この
ため、容器を床或いは机上等に置き、容器本体の天面部
を片手で押圧するだけで、蓋を即座に全開させることが
でき、その片手で、天面部の開口部から容器本体の内容
物を取り出すことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は容器を示す斜視図、図2は
容器の開蓋状態を示す断面図、図3は容器の閉蓋状態を
示す断面図、図4は容器本体と蓋の分離状態を示す模式
図、図5は図4のVI-VI 線に沿う断面図、図6は変形例
を示す模式図である。
【0015】容器10は、使用目的に応じた液体(例え
ば水や薬液)を含浸したウエットペーパー等の内容物を
収納する容器であり、図1〜図5に示す如く、容器本体
11、蓋12とを有している。
【0016】容器本体11は、ウエットペーパー等の内
容物を収納可能とする箱体13と、この箱体13の上縁
部に嵌着される中蓋14とを有する。そして、容器本体
11は、中蓋14の天面部14Aに設けたシールリング
15(第1シール部)内に開口部としての透口16を形
成し、この透口16から、箱体13内の内容物を取出し
可能としている。中蓋14は、天面部14A、側面部1
4Bの全体を可撓性を有するプラスチックにて構成して
いる。
【0017】蓋12は、容器本体11を構成している中
蓋14の天面部14Aにヒンジ20を介して回動可能に
結合され、容器本体11の透口16を覆う。
【0018】そして、蓋12は、その内面にインナリン
グ21、アウタリング22を備え、図3に示す如く、イ
ンナリング21の内周側に小リング21Aを設け、イン
ナリング21と小リング21Aとの間のリング溝23に
弾性パッキン24を装着している。蓋12に設けた弾性
パッキン24は、中蓋14に設けてあるシールリング1
5に対応し、蓋12の閉蓋時に、シールリング15と密
接して透口16を封止する。尚、この蓋12の閉蓋時
に、蓋12のアウタリング22は中蓋14の天面部14
Aに突き当たる。この透口16の密封により、容器本体
11の内容物の成分の揮散を防止し、その湿潤状態を保
つ。弾性パッキン24は、例えばシリコーンゴムからな
るOリングを採用できる。
【0019】また、蓋12を容器本体11の中蓋14に
結合するヒンジ20は、蓋12に設けた一対のヒンジピ
ン20Aを中蓋14の天面部14Aに設けた一対のヒン
ジ孔20Bに遊嵌して構成された間接接合ヒンジであ
る。このとき、容器本体11の中蓋14に設けたヒンジ
孔20Bは、図4、図5に示す如く、中蓋14に凹状形
成され、中蓋14に非貫通とされる。
【0020】容器本体11を構成している中蓋14の天
面部14Aと、蓋12におけるヒンジ20の近傍には、
ゴム状弾性体30が配設される。ゴム状弾性体30は、
蓋12の閉蓋時に、中蓋14と蓋12との間で弾性変形
し、この弾性復元力により蓋12を全開可能とする。
【0021】ゴム状弾性体30は、一端部と他端部とを
直角に交差させて一体化したL字状をなし(図2)、一
端部を蓋12の裏面に設けた嵌合凹部31に嵌着し、他
端部を蓋12の全開状態で中蓋14の天面部14Aに当
接するように設定されている。
【0022】尚、ゴム状弾性体30は、ゴム又はエラス
トマー等(例えばコンバウンドとして信越化学工業KE
951Uと、加硫剤として同社製C−8とで合成される
メチルビニル系生ゴム)から構成される。
【0023】容器本体11を構成している中蓋14にお
けるシールリング15のヒンジ20と反対側の外面には
係止凹部41が設けられ、蓋12におけるインナリング
21の内面には閉蓋時に上記係止凹部41に係止する係
止凸部43を備えている。係止凹部41と係止凸部43
は、係止機構部を形成し、蓋12の閉蓋時に互いに係止
し、ゴム状弾性体30の弾性復元力に抗して蓋12を閉
蓋位置に保つ。
【0024】中蓋14側の係止凹部41と蓋12側の係
止凸部43の係止作用は、容器本体11を構成している
中蓋14の天面部14Aが押圧されることによるシール
リング15の撓み変形により、解除される。即ち、中蓋
14の天面部14Aが押圧力Fにより押圧されると、天
面部14Aに連なるシールリング15が撓み変形を生
じ、これによってシールリング15が箱内方側に反り返
り、シールリング15の係止凹部41が蓋12の係止凸
部43から外れるものとなる。
【0025】尚、容器本体11を構成している中蓋14
の天面部14Aで、蓋12が被着される部分の両側に
は、押圧指定部としてのエンボス50A、50Bが一体
形成されている。エンボス50A、50Bは、天面部1
4Aの押圧変形をシールリング15の係止凹部41に最
も伝え易い位置に設けられたものである。
【0026】従って、容器10は、以下の如くに用いら
れる。蓋12の閉蓋時には、中蓋14側の係止凹部41
と蓋12側の係止凸部43との係止作用により、蓋12
の閉蓋に伴って弾性変形されたゴム状弾性体30の弾性
復元力に抗し、蓋12の閉蓋状態が維持される(図
3)。
【0027】蓋12の開蓋に際し、中蓋14のエンボス
50A、50Bを押圧すると、前述の如くにより、中蓋
14側の係止凹部41と蓋12側の係止凸部43との係
止作用が解除される。これにより、ゴム状弾性体30の
弾性復元力が蓋12の内面を押し、この蓋12を全開ま
で開蓋する(図2)。
【0028】従って、本実施形態によれば、下記〜
の作用がある。 容器10の閉蓋時に、容器本体11の天面部14Aに
おける透口16の周囲に備えたリング状の第1シール部
(シールリング15)と、蓋12の内面に備えたリング
状の第2シール部(インナーリング21)とを密接せし
めるに際し、第1シール部と第2シール部の少なくとも
一方に弾性パッキン24を設けた。従って、第1シール
部と第2シール部の封着性を向上し、容器10の閉蓋時
の密閉性を向上できる。
【0029】蓋12に設けたヒンジピン20Aを容器
本体11に設けたヒンジ孔20Bに嵌入するに際し、容
器本体11のヒンジ孔20Bが該容器本体11に非貫通
とされた。従って、容器本体11のヒンジ孔20Bが容
器10の閉蓋時の密閉性を損なうことがなく、その密閉
性を向上できる。
【0030】上記、により、容器10の閉蓋時の密
閉性が十分となり、容器10の内容物、例えばウエット
ペーパーの含浸剤にエタノールの如くの揮発性物質を含
んでいる場合にも、内容物の成分の揮散を抑制できる。
【0031】ゴム状弾性体30の弾性復元力が蓋12
に作用した蓋12の閉蓋状態で、容器本体11の可撓性
の天面部14Aが押圧されると、その天面部14Aに連
なるシールリング15の撓み変形によって、係止機構部
(中蓋14側の係止凹部41と蓋12側の係止凸部4
3)の係止作用が解除されることから、このとき、ゴム
状弾性体30の弾性復元力により蓋12が全開し、天面
部14Aの透口16が開く。このため、容器10を床或
いは机上等に置き、容器本体11の天面部14Aを片手
で押圧するだけで、蓋12を即座に全開させることがで
き、その片手で、天面部14Aの透口16から容器本体
11の内容物を取り出すことができる。
【0032】尚、上記実施形態では、第2シール部とし
てのインナリング21の側に弾性パッキン24を設ける
場合について説明したが、本発明では、図6に示す如
く、第1シール部としてのシールリング15の外側に小
リング15Aを設け、シールリング15と小リング15
Aとの間のリング溝25に弾性パッキン26を装着して
も良い。また、本発明では、図6において、インナリン
グ21の側の弾性パッキン24を撤去し、シールリング
15の側の弾性パッキン26だけを備えるものとしても
良い。
【0033】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、弾性パッキ
ン24はOリングに限らず、平板状パッキンでも良く、
またシリコーンゴムからなるものに限らず、ブチルゴ
ム、熱可塑性エラストマーからなるものであっても良
い。
【0034】また、第1シール部と第2シール部の少な
くとも一方に弾性パッキンを設けるものであれば良く、
容器本体側の第1シール部に弾性パッキンを設け、或い
は容器本体側の第1シール部と蓋側の第2シール部の両
方に弾性パッキンを設けるものであっても良い。
【0035】また、容器本体11を箱体13と中蓋14
とで構成するとき、蓋12は箱体13にヒンジを介して
結合するものでも良い。また、容器本体11を箱体13
のみから構成するものであっても良い。
【0036】また、ゴム状弾性体に代わる他の弾性体を
用いることもできる。但し、ゴム状弾性体は、板ばね等
の金属製でないので腐食せず、このため、容器本体内の
内容物に錆が混入することがない。また、ゴム状弾性体
の復元力は板ばね等のように過大でないため、蓋を適切
な速度で緩やかに開くことができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、容器にお
いて、閉蓋時の密閉性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は容器を示す斜視図である。
【図2】図2は容器の開蓋状態を示す断面図である。
【図3】図3は容器の閉蓋状態を示す断面図である。
【図4】図4は容器本体と蓋の分離状態を示す模式図で
ある。
【図5】図5は図4のVI-VI 線に沿う断面図である。
【図6】図6は変形例を示す模式図である。
【符号の説明】
10 容器 11 容器本体 12 蓋 14A 天面部 14B 側面部 15 シールリング(第1シール部) 16 透口(開口部) 20 ヒンジ 20A ヒンジピン 20B ヒンジ孔 21 インナリング(第2シール部) 24、26 弾性パッキン 30 ゴム状弾性体 41 係止凹部(係止機構部) 43 係止凸部(係止機構部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天面部に開口部が形成された容器本体
    と、 上記容器本体の天面部にヒンジにより回動可能に結合さ
    れて上記開口部を覆う蓋と、 上記容器本体の天面部と上記蓋とにおける上記ヒンジ近
    傍に配設されて、弾性復元力により上記蓋を全開可能と
    する弾性体と、 上記容器本体と上記蓋とに設けられ、該蓋の閉時に互い
    に係止して該蓋を閉蓋位置に保つ係止機構部とを有して
    なる容器であって、 上記容器本体の天面部における上記開口部の周囲にリン
    グ状の第1シール部を備えるとともに、 上記蓋の内面における上記第1シール部に対応する部分
    に、該蓋の閉時に該第1シール部と密接するリング状の
    第2シール部を備え、 第1シール部と第2シール部の少なくとも一方に弾性パ
    ッキンを設けてなることを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 前記蓋を前記容器本体に結合するヒンジ
    が、蓋に設けたヒンジピンを容器本体に設けたヒンジ孔
    に嵌入して構成され、容器本体に設けたヒンジ孔は該容
    器本体に凹状形成され該容器本体に非貫通とされてなる
    請求項1記載の容器。
  3. 【請求項3】 前記容器本体が可撓性を有してなり、該
    容器本体の天面部が押圧されることによる該容器本体の
    撓み変形により、上記係止機構部の係止作用が解除可能
    に構成される請求項1又は2記載の容器。
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