JPH1149552A - 硬化組成物及びその硬化体 - Google Patents
硬化組成物及びその硬化体Info
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- JPH1149552A JPH1149552A JP9206618A JP20661897A JPH1149552A JP H1149552 A JPH1149552 A JP H1149552A JP 9206618 A JP9206618 A JP 9206618A JP 20661897 A JP20661897 A JP 20661897A JP H1149552 A JPH1149552 A JP H1149552A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/02—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
- C04B28/10—Lime cements or magnesium oxide cements
- C04B28/105—Magnesium oxide or magnesium carbonate cements
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- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 硬化成分として水ガラスを含有せず、実用的
な硬化期間内において硬化し、得られる硬化体が、優れ
た圧縮強度及び曲げ強度を有する硬化組成物及び硬化体
を提供すること。 【解決手段】 酸化マグネシウム、プロピレンカーボネ
ート及び水を含み、プロピレンカーボネート及び水の配
合割合が、酸化マグネシウム100重量部に対して、プ
ロピレンカーボネート1〜60重量部及び水20〜13
5重量部である硬化組成物、この組成物を硬化させた硬
化体。
な硬化期間内において硬化し、得られる硬化体が、優れ
た圧縮強度及び曲げ強度を有する硬化組成物及び硬化体
を提供すること。 【解決手段】 酸化マグネシウム、プロピレンカーボネ
ート及び水を含み、プロピレンカーボネート及び水の配
合割合が、酸化マグネシウム100重量部に対して、プ
ロピレンカーボネート1〜60重量部及び水20〜13
5重量部である硬化組成物、この組成物を硬化させた硬
化体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は土木、建築用の硬化
組成物に関し、更に詳細には、特に得られる硬化体の圧
縮強度及び曲げ強度に優れる硬化体組成物及びその硬化
体に関する。
組成物に関し、更に詳細には、特に得られる硬化体の圧
縮強度及び曲げ強度に優れる硬化体組成物及びその硬化
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無機硬化組成物として、水ガラス
と呼ばれるアルカリ金属珪酸塩とその硬化剤とを必須の
硬化反応成分として含む組成物が一般に知られている。
例えば、特開昭57−198782号公報には、珪酸ソ
ーダ水溶液(A液)と、硫酸水素ナトリウムと塩化カリ
ウムとの混合水溶液、又は該混合水溶液と、(a)酸化
マグネシウム及び/又は水酸化マグネシウム、及び/又
は(b)リン酸2水素ナトリウム、リン酸2水素カリウ
ム、リン酸水素2ナトリウム、リン酸水素2カリウム、
硫酸アルミニウム、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウ
ム及びカリミョウバンからなる群より選択される少なく
とも1種との混合物水溶液(B液)、及びこのB液中に
エチレンカーボネート及び/又はプロピレンカーボネー
トを含有させ、このA液とB液とを硬化させて地盤を安
定化させる方法が記載されている。また、米国特許第4
363665号公報には、(1)砂、(2)アルカリ金
属珪酸塩、(3)アルキレンカーボネート、カルボキシ
ル酸エステル、又はこれらの混合物を含む硬化剤、及び
(4)アルカリ土類金属酸化物又はアルカリ土類金属炭
酸塩と、水和アルミナとの混合物からなる脱型剤との混
合物を含む鋳物型組成物が記載されている。更に、米国
特許第4683019号明細書には、少なくとも一種の
水溶性アルカリ珪酸塩と、高級脂肪酸の二価以上の金属
の塩等の、水溶性アルカリ珪酸塩のための硬化剤と、熱
吸収性材料及び/又は結合水含有材料とを含む、スチー
ル柱を被覆するための耐火性組成物が開示されている。
と呼ばれるアルカリ金属珪酸塩とその硬化剤とを必須の
硬化反応成分として含む組成物が一般に知られている。
例えば、特開昭57−198782号公報には、珪酸ソ
ーダ水溶液(A液)と、硫酸水素ナトリウムと塩化カリ
ウムとの混合水溶液、又は該混合水溶液と、(a)酸化
マグネシウム及び/又は水酸化マグネシウム、及び/又
は(b)リン酸2水素ナトリウム、リン酸2水素カリウ
ム、リン酸水素2ナトリウム、リン酸水素2カリウム、
硫酸アルミニウム、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウ
ム及びカリミョウバンからなる群より選択される少なく
とも1種との混合物水溶液(B液)、及びこのB液中に
エチレンカーボネート及び/又はプロピレンカーボネー
トを含有させ、このA液とB液とを硬化させて地盤を安
定化させる方法が記載されている。また、米国特許第4
363665号公報には、(1)砂、(2)アルカリ金
属珪酸塩、(3)アルキレンカーボネート、カルボキシ
ル酸エステル、又はこれらの混合物を含む硬化剤、及び
(4)アルカリ土類金属酸化物又はアルカリ土類金属炭
酸塩と、水和アルミナとの混合物からなる脱型剤との混
合物を含む鋳物型組成物が記載されている。更に、米国
特許第4683019号明細書には、少なくとも一種の
水溶性アルカリ珪酸塩と、高級脂肪酸の二価以上の金属
の塩等の、水溶性アルカリ珪酸塩のための硬化剤と、熱
吸収性材料及び/又は結合水含有材料とを含む、スチー
ル柱を被覆するための耐火性組成物が開示されている。
【0003】一方、このような水ガラスを必須の硬化成
分としない、前記無機硬化組成物とその硬化成分の組成
を全く異にする硬化組成物も提案されている。例えば、
硬化成分として、アルカリ土類金属水酸化物やアルカリ
土類金属酸化物を用いた組成物が知られている。しか
し、これらの硬化成分を硬化させる硬化剤の種類及び配
合量は、アルカリ土類金属水酸化物やアルカリ土類金属
酸化物の種類に対応して異なり、実用的な硬化時間内に
おいて、水ガラスを硬化成分とした硬化体と同程度若し
くはそれ以上の満足し得る強度が得られる硬化体はほと
んど得られていない。そこで、例えば、水等の硬化剤成
分以外に、尿素−ホルムアルデヒド樹脂等の有機バイン
ダーを用いて硬化成分同士の結合力を増強させる手段
(米国特許第5036029号明細書等)が採用されて
いるにすぎず、硬化剤自体の検討はあまりなされていな
いのが実情である。
分としない、前記無機硬化組成物とその硬化成分の組成
を全く異にする硬化組成物も提案されている。例えば、
硬化成分として、アルカリ土類金属水酸化物やアルカリ
土類金属酸化物を用いた組成物が知られている。しか
し、これらの硬化成分を硬化させる硬化剤の種類及び配
合量は、アルカリ土類金属水酸化物やアルカリ土類金属
酸化物の種類に対応して異なり、実用的な硬化時間内に
おいて、水ガラスを硬化成分とした硬化体と同程度若し
くはそれ以上の満足し得る強度が得られる硬化体はほと
んど得られていない。そこで、例えば、水等の硬化剤成
分以外に、尿素−ホルムアルデヒド樹脂等の有機バイン
ダーを用いて硬化成分同士の結合力を増強させる手段
(米国特許第5036029号明細書等)が採用されて
いるにすぎず、硬化剤自体の検討はあまりなされていな
いのが実情である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、硬化
成分として水ガラスを含有せず、実用的な成形条件下で
硬化し、得られる硬化体が、優れた圧縮強度及び曲げ強
度を有する硬化組成物及び硬化体を提供することにあ
る。
成分として水ガラスを含有せず、実用的な成形条件下で
硬化し、得られる硬化体が、優れた圧縮強度及び曲げ強
度を有する硬化組成物及び硬化体を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、酸化マ
グネシウム、プロピレンカーボネート及び水を含み、プ
ロピレンカーボネート及び水の配合割合が、酸化マグネ
シウム100重量部に対して、プロピレンカーボネート
1〜60重量部及び水20〜135重量部であることを
特徴とする硬化組成物、及び必要に応じて更に骨材を含
む硬化組成物、及び必要に応じて上記酸化マグネシウム
100重量部に対して30〜400重量部の骨材を含有
させたことを特徴とする硬化組成物が提供される。また
本発明によれば、前記硬化組成物を硬化させた硬化体が
提供される。
グネシウム、プロピレンカーボネート及び水を含み、プ
ロピレンカーボネート及び水の配合割合が、酸化マグネ
シウム100重量部に対して、プロピレンカーボネート
1〜60重量部及び水20〜135重量部であることを
特徴とする硬化組成物、及び必要に応じて更に骨材を含
む硬化組成物、及び必要に応じて上記酸化マグネシウム
100重量部に対して30〜400重量部の骨材を含有
させたことを特徴とする硬化組成物が提供される。また
本発明によれば、前記硬化組成物を硬化させた硬化体が
提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明を更に詳細に説明す
る。本発明の硬化組成物は、硬化成分である酸化マグネ
シウム(MgO)と、硬化剤であるプロピレンカーボネ
ート及び水を含み、これらを特定割合で配合することを
特徴とする。本発明の硬化組成物には、必要に応じて骨
材、補強繊維、顔料等を含有させることができ、特に骨
材の含有が好ましい。
る。本発明の硬化組成物は、硬化成分である酸化マグネ
シウム(MgO)と、硬化剤であるプロピレンカーボネ
ート及び水を含み、これらを特定割合で配合することを
特徴とする。本発明の硬化組成物には、必要に応じて骨
材、補強繊維、顔料等を含有させることができ、特に骨
材の含有が好ましい。
【0007】前記硬化成分としての酸化マグネシウム
は、ソフトバーン(嵩比重の小さい軽焼)、ハードバー
ン(嵩比重の大きい硬焼)のいずれでも良く、これらは
混合物として用いるのが好ましい。なお、酸化マグネシ
ウムの調製法によっては、例えばFe2O3、Al2O3、SiO2、
TiO2、Na2O、K2O等の他の金属酸化物;MgCO3、CaCO3、S
rCO3、BaCO3等の炭酸塩、Mg(OH)2、Ca(OH)2等の水酸化
物等の天然鉱物含有成分が微量含まれていても良い。
は、ソフトバーン(嵩比重の小さい軽焼)、ハードバー
ン(嵩比重の大きい硬焼)のいずれでも良く、これらは
混合物として用いるのが好ましい。なお、酸化マグネシ
ウムの調製法によっては、例えばFe2O3、Al2O3、SiO2、
TiO2、Na2O、K2O等の他の金属酸化物;MgCO3、CaCO3、S
rCO3、BaCO3等の炭酸塩、Mg(OH)2、Ca(OH)2等の水酸化
物等の天然鉱物含有成分が微量含まれていても良い。
【0008】酸化マグネシウムは、通常粉末として用い
るが、その粒径は特に限定されるものではないが、平均
粒径1〜500μmが好ましい。
るが、その粒径は特に限定されるものではないが、平均
粒径1〜500μmが好ましい。
【0009】前記硬化剤としてのプロピレンカーボネー
トは、液状物であって、その配合割合は、酸化マグネシ
ウム100重量部に対して1〜60重量部、好ましくは
1重量部以上、5重量部未満、若しくは5〜40重量
部、特に好ましくは1重量部以上、5重量部未満、若し
くは5〜20重量部であるが、本発明の組成物が骨材を
含む場合には、プロピレンカーボネートの配合量が40
〜60重量部であっても好ましい強度を得ることができ
る。プロピレンカーボネートの配合量が、1〜60重量
部の範囲外では、得られる硬化体の強度が充分でない
か、均一組成の硬化体を得ることができない。前記硬化
剤としての水の配合割合は、酸化マグネシウム100重
量部に対して20〜135重量部の範囲である。この範
囲外では、得られる硬化体の強度が充分でないか、均一
組成の硬化体を得ることができない。
トは、液状物であって、その配合割合は、酸化マグネシ
ウム100重量部に対して1〜60重量部、好ましくは
1重量部以上、5重量部未満、若しくは5〜40重量
部、特に好ましくは1重量部以上、5重量部未満、若し
くは5〜20重量部であるが、本発明の組成物が骨材を
含む場合には、プロピレンカーボネートの配合量が40
〜60重量部であっても好ましい強度を得ることができ
る。プロピレンカーボネートの配合量が、1〜60重量
部の範囲外では、得られる硬化体の強度が充分でない
か、均一組成の硬化体を得ることができない。前記硬化
剤としての水の配合割合は、酸化マグネシウム100重
量部に対して20〜135重量部の範囲である。この範
囲外では、得られる硬化体の強度が充分でないか、均一
組成の硬化体を得ることができない。
【0010】本発明の硬化組成物に必要に応じて配合で
きる骨材としては、普通骨材、軽量骨材等が挙げられ
る。普通骨材としては、珪砂;珪石粉;寒水石、花崗
岩、安山岩、大理石をはじめとする天然石の粉砕品;高
炉スラグ等が挙げられる。軽量骨材としては、膨張粘
土、膨張けつ岩、蛭石、黒曜石、真珠岩の焼成品;シラ
スバルーン、ガラスバルーン等が挙げられる。これらの
骨材は、目的に応じて単独あるいは複合して用いること
ができる。また、上記繊維としては、ガラス繊維、金属
繊維、有機繊維等の補強繊維が挙げられる。骨材の粒度
及び繊維の長さは、本発明の所望の効果が損なわれない
範囲で適宜選択することができる。骨材を配合する場合
の配合割合は、酸化マグネシウム100重量部に対し
て、30〜400重量部の範囲が好ましい。30重量部
未満では、骨材を配合することによるコスト低下効果が
期待できず、一方、400重量部を超える場合には、得
られる硬化体の強度が低下する恐れがあるので好ましく
ない。繊維を配合する場合の配合割合は、酸化マグネシ
ウム100重量部に対して、0.2〜20重量部の範囲
が好ましい。
きる骨材としては、普通骨材、軽量骨材等が挙げられ
る。普通骨材としては、珪砂;珪石粉;寒水石、花崗
岩、安山岩、大理石をはじめとする天然石の粉砕品;高
炉スラグ等が挙げられる。軽量骨材としては、膨張粘
土、膨張けつ岩、蛭石、黒曜石、真珠岩の焼成品;シラ
スバルーン、ガラスバルーン等が挙げられる。これらの
骨材は、目的に応じて単独あるいは複合して用いること
ができる。また、上記繊維としては、ガラス繊維、金属
繊維、有機繊維等の補強繊維が挙げられる。骨材の粒度
及び繊維の長さは、本発明の所望の効果が損なわれない
範囲で適宜選択することができる。骨材を配合する場合
の配合割合は、酸化マグネシウム100重量部に対し
て、30〜400重量部の範囲が好ましい。30重量部
未満では、骨材を配合することによるコスト低下効果が
期待できず、一方、400重量部を超える場合には、得
られる硬化体の強度が低下する恐れがあるので好ましく
ない。繊維を配合する場合の配合割合は、酸化マグネシ
ウム100重量部に対して、0.2〜20重量部の範囲
が好ましい。
【0011】本発明の硬化組成物には、前記各成分の他
に、更に消泡剤、気泡剤、その他セメント用化学混和剤
等を添加することもできる。これら他の添加剤は、通
常、酸化マグネシウム100重量部に対して、0.01
〜30重量部の範囲で添加することができる。
に、更に消泡剤、気泡剤、その他セメント用化学混和剤
等を添加することもできる。これら他の添加剤は、通
常、酸化マグネシウム100重量部に対して、0.01
〜30重量部の範囲で添加することができる。
【0012】本発明の硬化体は、その形状及び大きさ、
並びに養生時間等により異なるが、例えば、4×4×1
6cmの型枠に流し込んで得た硬化体を28日間養生し
た際の圧縮強度(JIS R 5201)は、150kgf/cm2
以上が必須とされ、好ましくは200kgf/cm2以
上、特に好ましくは300kgf/cm2以上がよく、
且つ曲げ強度(JIS R 5201)は、40kgf/cm2以上
が必須とされ、好ましくは50kgf/cm2以上がよ
い。
並びに養生時間等により異なるが、例えば、4×4×1
6cmの型枠に流し込んで得た硬化体を28日間養生し
た際の圧縮強度(JIS R 5201)は、150kgf/cm2
以上が必須とされ、好ましくは200kgf/cm2以
上、特に好ましくは300kgf/cm2以上がよく、
且つ曲げ強度(JIS R 5201)は、40kgf/cm2以上
が必須とされ、好ましくは50kgf/cm2以上がよ
い。
【0013】本発明の硬化組成物を硬化体に製造する製
造法について説明する。この製造法としては、前記硬化
組成物を混合し、室温養生や加温加湿養生等のように焼
成しないで硬化させる方法がある。まず、硬化組成物の
混合は、硬化成分と硬化剤と、必要により骨材とを同時
に混練する方法、硬化剤を予め混合した後に硬化成分に
混合混練する方法、硬化剤としてのプロピレンカーボネ
ートの全てと水の一部とを予めエマルジョンとし、得ら
れたエマルジョンと残りの水と硬化成分とを混練する方
法等のいずれでも良く、このような混練により硬化組成
物は通常スラリー化する。
造法について説明する。この製造法としては、前記硬化
組成物を混合し、室温養生や加温加湿養生等のように焼
成しないで硬化させる方法がある。まず、硬化組成物の
混合は、硬化成分と硬化剤と、必要により骨材とを同時
に混練する方法、硬化剤を予め混合した後に硬化成分に
混合混練する方法、硬化剤としてのプロピレンカーボネ
ートの全てと水の一部とを予めエマルジョンとし、得ら
れたエマルジョンと残りの水と硬化成分とを混練する方
法等のいずれでも良く、このような混練により硬化組成
物は通常スラリー化する。
【0014】スラリー化した硬化組成物を硬化させるに
際しては、要求される硬化体の寸法、物性及び生産効率
等を考慮して、例えばスラリーを、流し込み成型、プレ
ス成型、押出成型、吹付成型等を行った後、焼成を行う
ことなく、例えば凝結後に蒸気養生等の加温加湿養生を
行うことにより、打設後1日程度であっても実用強度が
得られる。
際しては、要求される硬化体の寸法、物性及び生産効率
等を考慮して、例えばスラリーを、流し込み成型、プレ
ス成型、押出成型、吹付成型等を行った後、焼成を行う
ことなく、例えば凝結後に蒸気養生等の加温加湿養生を
行うことにより、打設後1日程度であっても実用強度が
得られる。
【0015】前記成型にあたっては、適度な可使時間が
必要となるが、該可使時間を制御するために凝結遅延
剤、凝結促進剤等を、硬化組成物、硬化剤又はスラリー
に添加することもできる。前記凝結遅延剤としては、硼
酸及びその塩、オキシカルボン酸及びその塩、EDTA
(エチレン・ジアミン・四酢酸)及びその塩、多価アル
コール及びその塩並びに珪弗化物又はこれらの混合物等
を挙げることができ、一方、前記凝結促進剤としては、
Na2CO3、K2CO3、NaCl、KCl、MgCl2、CaCl2、アルミン酸
ナトリウム、ミョウバン又はこれらの混合物等を挙げる
ことができる。凝結遅延剤及び凝結促進剤の添加量はそ
れぞれ、酸化マグネシウム100重量部に対して、0.
5〜30重量部の範囲が好ましい。
必要となるが、該可使時間を制御するために凝結遅延
剤、凝結促進剤等を、硬化組成物、硬化剤又はスラリー
に添加することもできる。前記凝結遅延剤としては、硼
酸及びその塩、オキシカルボン酸及びその塩、EDTA
(エチレン・ジアミン・四酢酸)及びその塩、多価アル
コール及びその塩並びに珪弗化物又はこれらの混合物等
を挙げることができ、一方、前記凝結促進剤としては、
Na2CO3、K2CO3、NaCl、KCl、MgCl2、CaCl2、アルミン酸
ナトリウム、ミョウバン又はこれらの混合物等を挙げる
ことができる。凝結遅延剤及び凝結促進剤の添加量はそ
れぞれ、酸化マグネシウム100重量部に対して、0.
5〜30重量部の範囲が好ましい。
【0016】
【発明の効果】本発明の硬化組成物は、硬化成分である
酸化マグネシウムと、硬化剤であるプロピレンカーボネ
ート及び水を含み、これらを特定割合で配合するので、
実用的な成形条件下で硬化させることができ、特に優れ
た圧縮強度及び曲げ強度を有する硬化体を得ることがで
きる。本発明の硬化体は、酸化マグネシウムを硬化成分
とし、優れた圧縮強度及び曲げ強度を有するので、タイ
ル、壁材、天板、天井板、床材等の建築材料として有用
である。
酸化マグネシウムと、硬化剤であるプロピレンカーボネ
ート及び水を含み、これらを特定割合で配合するので、
実用的な成形条件下で硬化させることができ、特に優れ
た圧縮強度及び曲げ強度を有する硬化体を得ることがで
きる。本発明の硬化体は、酸化マグネシウムを硬化成分
とし、優れた圧縮強度及び曲げ強度を有するので、タイ
ル、壁材、天板、天井板、床材等の建築材料として有用
である。
【0017】
【実施例】以下実施例及び比較例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、表中の硬化成分、硬化剤及び添加物の数値の単位は
重量部である。実施例1、比較例1及び2 表1に示す硬化成分と硬化剤を、モルタルミキサーで混
練してそれぞれスラリー化した。次いで得られた各スラ
リーを、テーブルバイブレーター上で4×4×16cm
の型枠に流し込み、振動を与えながら成型した。24時
間後成型体を型枠から脱抜し、20℃において28日間
養生を行ないそれぞれの硬化体を調製した。得られた各
々の硬化体について、JIS R 5201に準拠して曲
げ強度及び圧縮強度を測定した。結果を表1に示す。な
お、表1中において、MgO(軽焼酸化マグネシウム、
硬焼酸化マグネシウムの双方)は日本海水化工社製、プ
ロピレンカ−ボネ−トは東亜合成化学工業社製を使用し
た。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、表中の硬化成分、硬化剤及び添加物の数値の単位は
重量部である。実施例1、比較例1及び2 表1に示す硬化成分と硬化剤を、モルタルミキサーで混
練してそれぞれスラリー化した。次いで得られた各スラ
リーを、テーブルバイブレーター上で4×4×16cm
の型枠に流し込み、振動を与えながら成型した。24時
間後成型体を型枠から脱抜し、20℃において28日間
養生を行ないそれぞれの硬化体を調製した。得られた各
々の硬化体について、JIS R 5201に準拠して曲
げ強度及び圧縮強度を測定した。結果を表1に示す。な
お、表1中において、MgO(軽焼酸化マグネシウム、
硬焼酸化マグネシウムの双方)は日本海水化工社製、プ
ロピレンカ−ボネ−トは東亜合成化学工業社製を使用し
た。
【0018】
【表1】
【0019】表1の結果より、硬化剤としてのプロピレ
ンカーボネートの配合量が酸化マグネシウム100重量
部に対して1重量部未満では、得られる硬化体の強度が
著しく低下することがわかる。
ンカーボネートの配合量が酸化マグネシウム100重量
部に対して1重量部未満では、得られる硬化体の強度が
著しく低下することがわかる。
【0020】実施例2〜6、比較例3及び4 表2に示す硬化成分、硬化剤及び骨材を用いて、実施例
1と同様に硬化体を調製し、各測定を行った。結果を表
2に示す。なお、骨材は、日東粉化工業株式会社社製の
CaCO3(商品名「寒水#50」)を用いた。
1と同様に硬化体を調製し、各測定を行った。結果を表
2に示す。なお、骨材は、日東粉化工業株式会社社製の
CaCO3(商品名「寒水#50」)を用いた。
【0021】
【表2】
【0022】表2の結果より、水の配合割合が酸化マグ
ネシウム100重量部に対して20重量部未満及び13
5重量部を超えると、得られる硬化体の強度が著しく低
下することがわかる。
ネシウム100重量部に対して20重量部未満及び13
5重量部を超えると、得られる硬化体の強度が著しく低
下することがわかる。
【0023】実施例7及び8、比較例5〜10 表3に示す硬化成分及び硬化剤を用いて、実施例1と同
様に硬化体を調製し、各測定を行った。結果を表3に示
す。なお、珪酸Naは、日本化学工業株式会社製の3号
珪酸ソーダを用いた。
様に硬化体を調製し、各測定を行った。結果を表3に示
す。なお、珪酸Naは、日本化学工業株式会社製の3号
珪酸ソーダを用いた。
【0024】
【表3】
【0025】表3の結果より、本発明の硬化組成物によ
り得られる硬化体は、硬化成分として、従来無機硬化組
成物に使用されている水ガラスとしての珪酸ソーダを含
有させたものよりも著しく優れた強度を有することがわ
かる。
り得られる硬化体は、硬化成分として、従来無機硬化組
成物に使用されている水ガラスとしての珪酸ソーダを含
有させたものよりも著しく優れた強度を有することがわ
かる。
【0026】実施例9 プロピレンカーボネート76.9重量%、プロピレング
リコール7.7重量%、非イオン系界面活性剤(商品名
「アデカトール NP−760」、旭電化工業株式会社
製)7.7重量%及び水7.7重量%からなるエマルジ
ョンを調製した。このエマルジョン7重量部と、水93
重量部と、硬化成分としての酸化マグネシウム(軽焼酸
化マグネシウム90重量部及び硬焼酸化マグネシウム1
0重量部)100重量部とからなる硬化組成物(酸化マ
グネシウム100重量部に対して、プロピレンカーボネ
ート5重量部、水93.5重量部)を用いて、実施例1
と同様に硬化体を調製し、各測定を行った。その結果、
曲げ強度は50.3kgf/cm2であり、圧縮強度は
201.1kgf/cm2であった。
リコール7.7重量%、非イオン系界面活性剤(商品名
「アデカトール NP−760」、旭電化工業株式会社
製)7.7重量%及び水7.7重量%からなるエマルジ
ョンを調製した。このエマルジョン7重量部と、水93
重量部と、硬化成分としての酸化マグネシウム(軽焼酸
化マグネシウム90重量部及び硬焼酸化マグネシウム1
0重量部)100重量部とからなる硬化組成物(酸化マ
グネシウム100重量部に対して、プロピレンカーボネ
ート5重量部、水93.5重量部)を用いて、実施例1
と同様に硬化体を調製し、各測定を行った。その結果、
曲げ強度は50.3kgf/cm2であり、圧縮強度は
201.1kgf/cm2であった。
【0027】実施例10 実施例9で調製したエマルジョン26重量部、水74重
量部及び硬化成分としての酸化マグネシウム(軽焼酸化
マグネシウム85重量部及び硬焼酸化マグネシウム15
重量部)100重量部とからなる硬化組成物(酸化マグ
ネシウム100重量部に対して、プロピレンカーボネー
ト20重量部、水76重量部)を用いて、実施例1と同
様に硬化体を調製し、各測定を行った。その結果、曲げ
強度は53.8kgf/cm2であり、圧縮強度は19
2.1kgf/cm2であった。
量部及び硬化成分としての酸化マグネシウム(軽焼酸化
マグネシウム85重量部及び硬焼酸化マグネシウム15
重量部)100重量部とからなる硬化組成物(酸化マグ
ネシウム100重量部に対して、プロピレンカーボネー
ト20重量部、水76重量部)を用いて、実施例1と同
様に硬化体を調製し、各測定を行った。その結果、曲げ
強度は53.8kgf/cm2であり、圧縮強度は19
2.1kgf/cm2であった。
【0028】実施例11〜15及び比較例11 表4に示す硬化成分、硬化剤及び骨材を用いて、実施例
1と同様に硬化体を調製し、各測定を行った。結果を表
4に示す。なお、骨材は実施例5と同様な骨材を用い
た。
1と同様に硬化体を調製し、各測定を行った。結果を表
4に示す。なお、骨材は実施例5と同様な骨材を用い
た。
【0029】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 103:10
Claims (3)
- 【請求項1】 酸化マグネシウム、プロピレンカーボネ
ート及び水を含み、プロピレンカーボネート及び水の配
合割合が、酸化マグネシウム100重量部に対して、プ
ロピレンカーボネート1〜60重量部及び水20〜13
5重量部であることを特徴とする硬化組成物。 - 【請求項2】 請求項1記載の硬化組成物において、上
記酸化マグネシウム100重量部に対して30〜400
重量部の骨材を含有させたことを特徴とする硬化組成
物。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の硬化組成物を硬
化させた硬化体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9206618A JPH1149552A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 硬化組成物及びその硬化体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9206618A JPH1149552A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 硬化組成物及びその硬化体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1149552A true JPH1149552A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16526366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9206618A Pending JPH1149552A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 硬化組成物及びその硬化体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1149552A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004530627A (ja) * | 2001-06-14 | 2004-10-07 | ス、クンヒ | 酸化マグネシウムを用いた建材の成形方法 |
| JP2022144016A (ja) * | 2021-03-18 | 2022-10-03 | Ube三菱セメント株式会社 | 硬化性組成物及び硬化体 |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP9206618A patent/JPH1149552A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004530627A (ja) * | 2001-06-14 | 2004-10-07 | ス、クンヒ | 酸化マグネシウムを用いた建材の成形方法 |
| JP2022144016A (ja) * | 2021-03-18 | 2022-10-03 | Ube三菱セメント株式会社 | 硬化性組成物及び硬化体 |
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