JPH1149678A - ピリジン系のテロメラーゼ阻害剤 - Google Patents
ピリジン系のテロメラーゼ阻害剤Info
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- JPH1149678A JPH1149678A JP20584697A JP20584697A JPH1149678A JP H1149678 A JPH1149678 A JP H1149678A JP 20584697 A JP20584697 A JP 20584697A JP 20584697 A JP20584697 A JP 20584697A JP H1149678 A JPH1149678 A JP H1149678A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 癌その他テロメラーゼ活性が異常に存在する
疾患を治療するのに有用なテロメラーゼ阻害剤の提供。 【解決手段】 構造式: で示される化合物またはその医薬上許容される塩。化合
物の具体的一例を示すと、
疾患を治療するのに有用なテロメラーゼ阻害剤の提供。 【解決手段】 構造式: で示される化合物またはその医薬上許容される塩。化合
物の具体的一例を示すと、
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒト・テロメアD
NA合成に関与するリボ核蛋白質酵素であるヒト・テロ
メラーゼ、およびテロメラーゼ活性を阻害する化合物に
関する。本発明は、分子生物学、化学、薬理学、腫瘍学
および医薬および診断技術の分野に関連する方法、化合
物および組成物に関する。
NA合成に関与するリボ核蛋白質酵素であるヒト・テロ
メラーゼ、およびテロメラーゼ活性を阻害する化合物に
関する。本発明は、分子生物学、化学、薬理学、腫瘍学
および医薬および診断技術の分野に関連する方法、化合
物および組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】染色体の末端は「テロメア」と呼ばれる
オリゴヌクレオチド配列からなる。細胞分裂の間に、テ
ロメアは、有糸分裂の間における染色体DNAの不完全
な複製のために短くなる。テロメアがある臨界的長さに
達すると、残存するDNAは不安定になり;短くなった
DNAを含む細胞は、典型的には老化に入り、結局は死
滅する。老化および細胞死滅のこのパターンは酵素テロ
メラーゼを含有する細胞では観察されない。テロメラー
ゼは、該酵素のRNA成分内に含有される配列を鋳型と
して用いて、テロメリックDNAの一方の鎖を合成する
リボ核蛋白質酵素である。かくして、テロメラーゼ活性
を有する細胞は、典型的には、老化を受けず、従って、
不死のままでいることができる。テメロラーゼ活性は、
皮膚、結合組織、蓄積脂肪、乳房、肺、胃、膵臓、卵
巣、頸部、子宮、腎臓、膀胱、結腸、前立腺、中枢神経
系(CNS)、網膜および血液腫瘍細胞系を含めた、全
ての悪性腫瘍のうち85%を超えるもので見出されてい
る。テロメラーゼ活性を検出する方法、ならびにテロメ
ラーゼ活性を調節するまたはそれに影響する化合物を同
定する方法が、テロメラーゼの長さおよびテロメラーゼ
活性を制御することによって細胞の老化および不滅化を
治療および診断する方法と共に記載されている。Feng
ら, 1995, Science, 269:1236-1241; Kimら, 1994, Sci
ence, 266:2011-2014;および1993年11月25日に公開され
たPCT出願93/23572参照。
オリゴヌクレオチド配列からなる。細胞分裂の間に、テ
ロメアは、有糸分裂の間における染色体DNAの不完全
な複製のために短くなる。テロメアがある臨界的長さに
達すると、残存するDNAは不安定になり;短くなった
DNAを含む細胞は、典型的には老化に入り、結局は死
滅する。老化および細胞死滅のこのパターンは酵素テロ
メラーゼを含有する細胞では観察されない。テロメラー
ゼは、該酵素のRNA成分内に含有される配列を鋳型と
して用いて、テロメリックDNAの一方の鎖を合成する
リボ核蛋白質酵素である。かくして、テロメラーゼ活性
を有する細胞は、典型的には、老化を受けず、従って、
不死のままでいることができる。テメロラーゼ活性は、
皮膚、結合組織、蓄積脂肪、乳房、肺、胃、膵臓、卵
巣、頸部、子宮、腎臓、膀胱、結腸、前立腺、中枢神経
系(CNS)、網膜および血液腫瘍細胞系を含めた、全
ての悪性腫瘍のうち85%を超えるもので見出されてい
る。テロメラーゼ活性を検出する方法、ならびにテロメ
ラーゼ活性を調節するまたはそれに影響する化合物を同
定する方法が、テロメラーゼの長さおよびテロメラーゼ
活性を制御することによって細胞の老化および不滅化を
治療および診断する方法と共に記載されている。Feng
ら, 1995, Science, 269:1236-1241; Kimら, 1994, Sci
ence, 266:2011-2014;および1993年11月25日に公開され
たPCT出願93/23572参照。
【0003】テロメラーゼ活性を阻害する化合物の同定
は、ヒトの疾患を治療する努力に対して重要な利益を供
する。癌細胞はテロメラーゼ活性を発現し、正常ヒト体
細胞は生物学的に重要なレベルにて(すなわち、何回も
の細胞分裂にわたってテロメアの長さを維持するのに十
分なレベルにて)テロメラーゼ活性を発現しないので、
テロメラーゼ活性を阻害する化合物は癌を治療するのに
使用できる。不運なことに、かかる化合物はほとんど同
定され特徴付けされていない。
は、ヒトの疾患を治療する努力に対して重要な利益を供
する。癌細胞はテロメラーゼ活性を発現し、正常ヒト体
細胞は生物学的に重要なレベルにて(すなわち、何回も
の細胞分裂にわたってテロメアの長さを維持するのに十
分なレベルにて)テロメラーゼ活性を発現しないので、
テロメラーゼ活性を阻害する化合物は癌を治療するのに
使用できる。不運なことに、かかる化合物はほとんど同
定され特徴付けされていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、テロメラーゼ
阻害剤として作用する化合物、および癌その他テロメラ
ーゼ活性が異常に存在する疾患を治療するための組成物
および方法に対する要望が存在する。本発明はこれらの
要望および他の要望を満足するものである。
阻害剤として作用する化合物、および癌その他テロメラ
ーゼ活性が異常に存在する疾患を治療するための組成物
および方法に対する要望が存在する。本発明はこれらの
要望および他の要望を満足するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、テロメラーゼ
活性を有する細胞を標的化することによって悪性疾患を
治療するための高度にユニークで、特異的かつ効果的な
方法、化合物および組成物を提供する。本発明の方法、
化合物および組成物は非常に広範な悪性細胞タイプに適
用でき、非特異的であって毒性である現行の癌治療方法
に固有の問題を回避できる。
活性を有する細胞を標的化することによって悪性疾患を
治療するための高度にユニークで、特異的かつ効果的な
方法、化合物および組成物を提供する。本発明の方法、
化合物および組成物は非常に広範な悪性細胞タイプに適
用でき、非特異的であって毒性である現行の癌治療方法
に固有の問題を回避できる。
【0006】第1の態様において、本発明は、ピリジン
の誘導体または類似体であるテロメラーゼ阻害剤のクラ
スに関連する新規な方法、組成物および化合物を提供す
る。これらのテロメラーゼ阻害性化合物は、以下に示す
一般構造式を有する(化合物I):
の誘導体または類似体であるテロメラーゼ阻害剤のクラ
スに関連する新規な方法、組成物および化合物を提供す
る。これらのテロメラーゼ阻害性化合物は、以下に示す
一般構造式を有する(化合物I):
【化9】
【0007】化合物Iにおいて、X1は酸素、硫黄、ス
ルホン、スルフィニルおよび−NR−よりなる群から選
択され、ここに、Rは水素、アルキル、アリールまたは
アラルキルである。
ルホン、スルフィニルおよび−NR−よりなる群から選
択され、ここに、Rは水素、アルキル、アリールまたは
アラルキルである。
【0008】R1は−YnR6であり、ここに、nは0お
よび10の間の整数であり、0を超えるnについての各
Ynは、独立して、メチレン、メチンまたは第四級炭素
である。すべてのnの値(すなわち、ゼロまたはゼロで
ない値)の場合に、R6はアルキル、アリール、ヘテロ
サイクル、アラルキル、ヘテロアラルキル、アルキルカ
ルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボ
ニル、ヘテロアラルキルカルボニル、アラルキルカルボ
ニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、
アリールアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニ
ル、ジアリールアミノカルボニル、アリールアルキルア
ミノカルボニル、カルボキシル、アルコキシカルボニ
ル、アリールオキシカルボニル、アルキルカルボニルオ
キシ、アリールカルボニルオキシ、アルデヒド、スル
ホ、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ア
ルキルスルホニルまたはアリールスルホニルである。ま
た、R6はアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロサ
イクルおよびヘテロサイクルアルキルよりなる群から選
択されるリンカーLであり得、そのリンカーには前記化
合物Iとして示した構造式を有する1ないし3個のさら
なる化合物が結合して、それにより、後記にてさらに詳
しく説明するように、同種または異種のポリピリジンア
ルデヒド、アセタールまたはチオアセタールを形成す
る。
よび10の間の整数であり、0を超えるnについての各
Ynは、独立して、メチレン、メチンまたは第四級炭素
である。すべてのnの値(すなわち、ゼロまたはゼロで
ない値)の場合に、R6はアルキル、アリール、ヘテロ
サイクル、アラルキル、ヘテロアラルキル、アルキルカ
ルボニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボ
ニル、ヘテロアラルキルカルボニル、アラルキルカルボ
ニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、
アリールアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニ
ル、ジアリールアミノカルボニル、アリールアルキルア
ミノカルボニル、カルボキシル、アルコキシカルボニ
ル、アリールオキシカルボニル、アルキルカルボニルオ
キシ、アリールカルボニルオキシ、アルデヒド、スル
ホ、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ア
ルキルスルホニルまたはアリールスルホニルである。ま
た、R6はアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロサ
イクルおよびヘテロサイクルアルキルよりなる群から選
択されるリンカーLであり得、そのリンカーには前記化
合物Iとして示した構造式を有する1ないし3個のさら
なる化合物が結合して、それにより、後記にてさらに詳
しく説明するように、同種または異種のポリピリジンア
ルデヒド、アセタールまたはチオアセタールを形成す
る。
【0009】R2は水素、アルキル、アリール、ヒドロ
キシル、アルコキシル、アリールオキシル、ハロゲン、
シアノ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ジ
アルキルアミノ、ジアリールアミノ、アリールアルキル
アミノ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニ
ル、アリールアミノカルボニル、ジアルキルアミノカル
ボニル、ジアリールアミノカルボニル、アリールアルキ
ルアミノカルボニル、カルボキシル、アルコキシカルボ
ニル、アリールオキシカルボニル、アルキルカルボニル
オキシ、アリールカルボニルオキシ、アルデヒド、スル
ホ、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ア
ルキルスルホニルまたはアリールスルホニルである。
キシル、アルコキシル、アリールオキシル、ハロゲン、
シアノ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ジ
アルキルアミノ、ジアリールアミノ、アリールアルキル
アミノ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニ
ル、アリールアミノカルボニル、ジアルキルアミノカル
ボニル、ジアリールアミノカルボニル、アリールアルキ
ルアミノカルボニル、カルボキシル、アルコキシカルボ
ニル、アリールオキシカルボニル、アルキルカルボニル
オキシ、アリールカルボニルオキシ、アルデヒド、スル
ホ、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ア
ルキルスルホニルまたはアリールスルホニルである。
【0010】R3およびR4は、独立して、水素、ハロゲ
ン、ヒドロキシル、アリールオキシル、アルコキシル、
低級アルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキ
ル、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、ア
リールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、ヘ
テロアラルキル、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ア
リールアミノ、ジアルキルアミノ、ジアリールアミノお
よびアリールアルキルアミノよりなる群から選択され
る。
ン、ヒドロキシル、アリールオキシル、アルコキシル、
低級アルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキ
ル、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、ア
リールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、ヘ
テロアラルキル、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ア
リールアミノ、ジアルキルアミノ、ジアリールアミノお
よびアリールアルキルアミノよりなる群から選択され
る。
【0011】最後に、R5は、ビス(アルコキシ)メチ
ル、ビス(アルキルチオ)メチル、および−HC=X2
よりなる群から選択され、ここに、X2は酸素または硫
黄である。
ル、ビス(アルキルチオ)メチル、および−HC=X2
よりなる群から選択され、ここに、X2は酸素または硫
黄である。
【0012】1つの具体例において、本発明は、R5が
アルデヒドであり、R2がシアノであり、X1が硫黄であ
り、nが1であり、Yがメチレンまたはメチルメチン
(−CH(CH3)−)であって、R6がアリールまたは
ヘテロアリールである前記で示した一般構造式の誘導体
を含む。より詳しくは、本発明によって提供される有用
な化合物はR6がアリールであるものを含む。これらの
化合物は、以下に示す一般構造式を有する:
アルデヒドであり、R2がシアノであり、X1が硫黄であ
り、nが1であり、Yがメチレンまたはメチルメチン
(−CH(CH3)−)であって、R6がアリールまたは
ヘテロアリールである前記で示した一般構造式の誘導体
を含む。より詳しくは、本発明によって提供される有用
な化合物はR6がアリールであるものを含む。これらの
化合物は、以下に示す一般構造式を有する:
【化10】
【0013】この化合物において、R7−R11は、独立
して、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ハロゲ
ン、アルコキシル、アリールオキシル、アラルコキシ
ル、ヘテロサイクルおよびニトロよりなる群から選択さ
れる。加えて、隣接するフェニル環置換基は一緒になっ
て、当該化合物のベンジルチオエーテル部位のフェニル
環に縮合した5−もしくは6−員の環状アルキルエーテ
ルまたは炭素環を形成できる。この一般構造式を有する
有用な化合物は、R3およびR4が水素であって、R7−
R11が、独立して、水素、メチル、エチル、2−フェニ
ルエテニル、トリフルオロメチル、フルオロ、クロロ、
ブロモ、フェニル、ベンジルオキシ、トリフルオロメト
キシ、イソプロピルおよびニトロよりなる群から選択さ
れるもの、ならびに、隣接する置換基が一緒になって、
基−Z1−CH2−Z2−Z3−または−O−(CH2)p−
O−(ここに、Z1−Z3は独立して酸素、メチレンおよ
びジメチルメチレンよりなる群から選択され、pは1ま
たは2である)に対する結合点として機能できるもので
ある。
して、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ハロゲ
ン、アルコキシル、アリールオキシル、アラルコキシ
ル、ヘテロサイクルおよびニトロよりなる群から選択さ
れる。加えて、隣接するフェニル環置換基は一緒になっ
て、当該化合物のベンジルチオエーテル部位のフェニル
環に縮合した5−もしくは6−員の環状アルキルエーテ
ルまたは炭素環を形成できる。この一般構造式を有する
有用な化合物は、R3およびR4が水素であって、R7−
R11が、独立して、水素、メチル、エチル、2−フェニ
ルエテニル、トリフルオロメチル、フルオロ、クロロ、
ブロモ、フェニル、ベンジルオキシ、トリフルオロメト
キシ、イソプロピルおよびニトロよりなる群から選択さ
れるもの、ならびに、隣接する置換基が一緒になって、
基−Z1−CH2−Z2−Z3−または−O−(CH2)p−
O−(ここに、Z1−Z3は独立して酸素、メチレンおよ
びジメチルメチレンよりなる群から選択され、pは1ま
たは2である)に対する結合点として機能できるもので
ある。
【0014】もう1つの態様において、本発明は、nが
1であり、Yがメチレンであって、R6がアリールおよ
びアルキルよりなる群から選択されるリンカーLである
化合物Iの誘導体を含む。この化合物は以下に示す構造
式を有する:
1であり、Yがメチレンであって、R6がアリールおよ
びアルキルよりなる群から選択されるリンカーLである
化合物Iの誘導体を含む。この化合物は以下に示す構造
式を有する:
【化11】
【0015】添字mは2および4の間の整数である。1
つの特別の具体例はX1が硫黄であってR2がシアノであ
るものである。より特別の具体例は、以下に示すごとく
R5がアルデヒドであってLがフェニレンまたは置換さ
れたフェニレンであるものを含む:
つの特別の具体例はX1が硫黄であってR2がシアノであ
るものである。より特別の具体例は、以下に示すごとく
R5がアルデヒドであってLがフェニレンまたは置換さ
れたフェニレンであるものを含む:
【化12】
【0016】さらなる他の有用な具体例は、mが2であ
り、R2−R5が前記定義に同じであり、X1が硫黄であ
り、R5がアルデヒドであって、Lがアルキルであるも
の、特にLがエチレン(−CH2−CH2−)、エテニレ
ン(−CH=CH−)およびエチニレン(−C≡C−)
よりなる群から選択されるものである。
り、R2−R5が前記定義に同じであり、X1が硫黄であ
り、R5がアルデヒドであって、Lがアルキルであるも
の、特にLがエチレン(−CH2−CH2−)、エテニレ
ン(−CH=CH−)およびエチニレン(−C≡C−)
よりなる群から選択されるものである。
【0017】本発明によって提供される化合物は、有害
なテロメラーゼ活性の阻害剤として多くの価値ある用
途、最も重要には、ヒトにおいて癌を治療するための用
途を有する。本発明の医薬組成物は、エクス・ビボで癌
細胞を殺す本発明のテロメラーゼ阻害剤の使用によって
証明されるごとく、癌細胞がイン・ビボで殺される治療
方法で使用できる。かくして、本発明は、ヒトおよび他
の哺乳動物(例えば、雌ウシ、ウマ、ヒツジ、雄ウシ、
ブタならびにネコおよびイヌのごとき獣医的興味のある
動物)において癌を治療するための治療用組成物、およ
び癌を治療する方法を提供する。本発明のこれらのおよ
び他の特徴は、添付の図面と共に関連する構造式および
表を参照して以下に詳細に記載する。
なテロメラーゼ活性の阻害剤として多くの価値ある用
途、最も重要には、ヒトにおいて癌を治療するための用
途を有する。本発明の医薬組成物は、エクス・ビボで癌
細胞を殺す本発明のテロメラーゼ阻害剤の使用によって
証明されるごとく、癌細胞がイン・ビボで殺される治療
方法で使用できる。かくして、本発明は、ヒトおよび他
の哺乳動物(例えば、雌ウシ、ウマ、ヒツジ、雄ウシ、
ブタならびにネコおよびイヌのごとき獣医的興味のある
動物)において癌を治療するための治療用組成物、およ
び癌を治療する方法を提供する。本発明のこれらのおよ
び他の特徴は、添付の図面と共に関連する構造式および
表を参照して以下に詳細に記載する。
【0018】
【発明の実施の形態】 I.定義 本明細書で用いる「アルキル」なる語は、約1個および
約20個の間の炭素原子、より好ましくは約1個および
約10個の間の炭素原子を含む直鎖、分岐鎖、または環
状の炭化水素鎖のフラグメントまたは基(例えば、メチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、シクロ
ブチル、アダマンチル、ノルアダマンチル等)をいう。
また、8個またはそれよりも少ない炭素原子を有する直
鎖、分岐鎖または環状の炭化水素鎖を本明細書では「低
級アルキル」ともいう。炭化水素鎖は、さらに、1以上
の不飽和度、すなわち、1以上の二重もしくは三重結合
を含んでもよい(例えば、ビニル、プロパルギル、アリ
ル、2−ブテン−1−イル、2−シクロペンテン−1−
イル、1,3−シクロヘキサジエン−1−イル、3−シ
クロヘキセン−1−イル等)。また、前記したごとき二
重結合を含むアルキル基を本明細書では「アルケン」と
もいう。同様に、三重結合を有するアルキル基を本明細
書では「アルキン」ともいう。しかしながら、環状アル
キル基に関して使用するごとく、二重および/または三
重結合の組合せは、環状炭化水素鎖を芳香族とする結合
配置を含まない。
約20個の間の炭素原子、より好ましくは約1個および
約10個の間の炭素原子を含む直鎖、分岐鎖、または環
状の炭化水素鎖のフラグメントまたは基(例えば、メチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、シクロ
ブチル、アダマンチル、ノルアダマンチル等)をいう。
また、8個またはそれよりも少ない炭素原子を有する直
鎖、分岐鎖または環状の炭化水素鎖を本明細書では「低
級アルキル」ともいう。炭化水素鎖は、さらに、1以上
の不飽和度、すなわち、1以上の二重もしくは三重結合
を含んでもよい(例えば、ビニル、プロパルギル、アリ
ル、2−ブテン−1−イル、2−シクロペンテン−1−
イル、1,3−シクロヘキサジエン−1−イル、3−シ
クロヘキセン−1−イル等)。また、前記したごとき二
重結合を含むアルキル基を本明細書では「アルケン」と
もいう。同様に、三重結合を有するアルキル基を本明細
書では「アルキン」ともいう。しかしながら、環状アル
キル基に関して使用するごとく、二重および/または三
重結合の組合せは、環状炭化水素鎖を芳香族とする結合
配置を含まない。
【0019】加えて、本明細書で用いる「アルキル」な
る語は、さらに、炭化水素のフラグメントまたは基の1
以上の炭素原子において1以上の置換を含む。かかる置
換は、限定されるものではないが、アリール;ヘテロサ
イクル;ハロゲン(例えば、トリフルオロメチル、−C
F3);ニトロ(−NO2);シアノ(−CN);(本明
細書で「ヒドロキシ」ともいう)ヒドロキシル、(本明
細書で「アルコキシ」ともいう)アルコキシルまたは
(本明細書で「アリールオキシ」ともいう、−OR)ア
リールオキシル;チオまたはメルカプト、アルキル、ま
たはアリールチオ(−SR);アミノ、アルキルアミ
ノ、アリールアミノ、ジアルキル−もしくはジアリール
アミノ、またはアリールアルキルアミノ(−NR
R’);アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニ
ル、アリールアミノカルボニル、ジアルキルアミノカル
ボニル、ジアリールアミノカルボニルまたはアリールア
ルキルアミノカルボニル(−C(O)NRR’);カル
ボキシル、またはアルキル−もしくはアリールオキシカ
ルボニル(−C(O)OR);アルデヒド:アリールも
しくはアルキルカルボニル(RC(O)−);イミニ
ル、またはアリール−もしくはアルキルイミニル(−C
(=NR)R’);スルホ(−SO2OR);アルキル
−もしくはアリールスルホニル(−SO2R);ヒドロ
キシイミニル、またはアリール−もしくはアルコキシイ
ミニル(−C(=NOR)R’)を含み、ここに、Rお
よびR’は、独立して、水素、前記定義のアルキルまた
は後記定義のアリールである。複素環基を含む置換基
(例えば、ヘテロサイクル、ヘテロアリール、およびヘ
テロアラルキル)は前記用語と同様にして定義される。
例えば、「ヘテロサイクルオキシ」は基−OR(Rは後
記定義のヘテロサイクルである)をいう。「メチレン」
なる語は、基−CH2−をいう。「メチン」なる語は、
1つの水素原子が前記した置換基によって置き換えられ
たメチレン基をいう。また、「メチン」なる語は、1つ
の水素原子がsp2−混成炭素中心を形成するための結
合によって置き換えられたメチレン基(すなわち、−C
H=)をいうこともできる。「第四級炭素」なる語は、
両水素原子が前記した2つの独立した置換基によって
か、または(例えば、本明細書で定義するカルボニル
(−C(=O)−)、チオカルボニル(−C(=S)
−)、またはイミニル(−C(=NR)−)を形成する
ための)単一の置換基に対する二重結合によって置き換
えられたメチレン基をいう。また、「第四級炭素」なる
語は、1つの水素原子がsp2−混成炭素中心を形成す
るための結合によって置き換えられ、他の水素原子が前
記した置換基によって置き換えられたメチレン基(すな
わち、−CR=)、または両水素原子がsp−混成炭素
中心を形成するための結合によって置き換えられたメチ
レン基(すなわち、−C≡)をいうこともできる。
る語は、さらに、炭化水素のフラグメントまたは基の1
以上の炭素原子において1以上の置換を含む。かかる置
換は、限定されるものではないが、アリール;ヘテロサ
イクル;ハロゲン(例えば、トリフルオロメチル、−C
F3);ニトロ(−NO2);シアノ(−CN);(本明
細書で「ヒドロキシ」ともいう)ヒドロキシル、(本明
細書で「アルコキシ」ともいう)アルコキシルまたは
(本明細書で「アリールオキシ」ともいう、−OR)ア
リールオキシル;チオまたはメルカプト、アルキル、ま
たはアリールチオ(−SR);アミノ、アルキルアミ
ノ、アリールアミノ、ジアルキル−もしくはジアリール
アミノ、またはアリールアルキルアミノ(−NR
R’);アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニ
ル、アリールアミノカルボニル、ジアルキルアミノカル
ボニル、ジアリールアミノカルボニルまたはアリールア
ルキルアミノカルボニル(−C(O)NRR’);カル
ボキシル、またはアルキル−もしくはアリールオキシカ
ルボニル(−C(O)OR);アルデヒド:アリールも
しくはアルキルカルボニル(RC(O)−);イミニ
ル、またはアリール−もしくはアルキルイミニル(−C
(=NR)R’);スルホ(−SO2OR);アルキル
−もしくはアリールスルホニル(−SO2R);ヒドロ
キシイミニル、またはアリール−もしくはアルコキシイ
ミニル(−C(=NOR)R’)を含み、ここに、Rお
よびR’は、独立して、水素、前記定義のアルキルまた
は後記定義のアリールである。複素環基を含む置換基
(例えば、ヘテロサイクル、ヘテロアリール、およびヘ
テロアラルキル)は前記用語と同様にして定義される。
例えば、「ヘテロサイクルオキシ」は基−OR(Rは後
記定義のヘテロサイクルである)をいう。「メチレン」
なる語は、基−CH2−をいう。「メチン」なる語は、
1つの水素原子が前記した置換基によって置き換えられ
たメチレン基をいう。また、「メチン」なる語は、1つ
の水素原子がsp2−混成炭素中心を形成するための結
合によって置き換えられたメチレン基(すなわち、−C
H=)をいうこともできる。「第四級炭素」なる語は、
両水素原子が前記した2つの独立した置換基によって
か、または(例えば、本明細書で定義するカルボニル
(−C(=O)−)、チオカルボニル(−C(=S)
−)、またはイミニル(−C(=NR)−)を形成する
ための)単一の置換基に対する二重結合によって置き換
えられたメチレン基をいう。また、「第四級炭素」なる
語は、1つの水素原子がsp2−混成炭素中心を形成す
るための結合によって置き換えられ、他の水素原子が前
記した置換基によって置き換えられたメチレン基(すな
わち、−CR=)、または両水素原子がsp−混成炭素
中心を形成するための結合によって置き換えられたメチ
レン基(すなわち、−C≡)をいうこともできる。
【0020】「環状イミニル」なる語は、以下に示す一
般構造式:
般構造式:
【化13】 [式中、nは3または4であって、「C」は、メチレ
ン、メチン、または第四級炭素といった環構成要素を意
味する]を有する環状基をいう。
ン、メチン、または第四級炭素といった環構成要素を意
味する]を有する環状基をいう。
【0021】本明細書で使用する「ハロゲン」なる語
は、置換基フルオロ、ブロモ、クロロおよびヨードをい
う。
は、置換基フルオロ、ブロモ、クロロおよびヨードをい
う。
【0022】本明細書で使用する「カルボニル」なる語
は、官能基−C(O)−をいう。しかしながら、この基
は、チオカルボニル(−C(S)−);スルフィニル
(−S(O)−);スルホニル(−SO2−)、ホスホ
ニル(−PO2−)、およびメチレン(−C(CH2)
−)のごとき、同様の電子的および/または立体的特性
を有するよく知られた基で置き換えられていてもよいこ
とは認識されるであろう。他のカルボニル同等体は医薬
および有機化学分野の当業者が精通しているであろう。
は、官能基−C(O)−をいう。しかしながら、この基
は、チオカルボニル(−C(S)−);スルフィニル
(−S(O)−);スルホニル(−SO2−)、ホスホ
ニル(−PO2−)、およびメチレン(−C(CH2)
−)のごとき、同様の電子的および/または立体的特性
を有するよく知られた基で置き換えられていてもよいこ
とは認識されるであろう。他のカルボニル同等体は医薬
および有機化学分野の当業者が精通しているであろう。
【0023】本明細書で使用する「アリール」なる語
は、20またはそれより少ない炭素原子を有する環状芳
香族炭素鎖、例えば、フェニル、ナフチル、ビフェニル
およびアントラセニルをいう。また、該アリール基の1
以上の炭素原子は、例えば、アルキル;アリール;ヘテ
ロサイクル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシルま
たはアリールオキシル;チオまたはメルカプト、アルキ
ル−もしくはアリールチオ;アミノ、アルキルアミノ、
アリールアミノ、ジアルキル−もしくはジアリールアミ
ノ、またはアリールアルキルアミノ;アミノカルボニ
ル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボ
ニル、ジアルキルアミノカルボニル、ジアリールアミノ
カルボニルまたはアリールアルキルアミノカルボニル;
カルボキシル、またはアルキル−もしくはアリールオキ
シカルボニル;アルデヒド;アリール−もしくはアルキ
ルカルボニル;イミニル、またはアリール−もしくはア
ルキルイミニル;スルホ;アルキル−もしくはアリール
スルホニル;ヒドロキシイミニル、またはアリール−も
しくはアルコキシイミニルで置換されていてもよい。加
えて、アリール基の2以上のアルキルまたはヘテロアル
キル置換基を組み合わせて、縮合したアリール−アルキ
ルまたはアリール−ヘテロアルキル環系(例えば、テト
ラヒドロナフチル)を形成することもできる。複素環基
を含めた置換基(例えば、ヘテロサイクルオキシ、ヘテ
ロアリールオキシ、およびヘテロアラルキルチオ)は前
記用語と同様に定義される。
は、20またはそれより少ない炭素原子を有する環状芳
香族炭素鎖、例えば、フェニル、ナフチル、ビフェニル
およびアントラセニルをいう。また、該アリール基の1
以上の炭素原子は、例えば、アルキル;アリール;ヘテ
ロサイクル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシルま
たはアリールオキシル;チオまたはメルカプト、アルキ
ル−もしくはアリールチオ;アミノ、アルキルアミノ、
アリールアミノ、ジアルキル−もしくはジアリールアミ
ノ、またはアリールアルキルアミノ;アミノカルボニ
ル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボ
ニル、ジアルキルアミノカルボニル、ジアリールアミノ
カルボニルまたはアリールアルキルアミノカルボニル;
カルボキシル、またはアルキル−もしくはアリールオキ
シカルボニル;アルデヒド;アリール−もしくはアルキ
ルカルボニル;イミニル、またはアリール−もしくはア
ルキルイミニル;スルホ;アルキル−もしくはアリール
スルホニル;ヒドロキシイミニル、またはアリール−も
しくはアルコキシイミニルで置換されていてもよい。加
えて、アリール基の2以上のアルキルまたはヘテロアル
キル置換基を組み合わせて、縮合したアリール−アルキ
ルまたはアリール−ヘテロアルキル環系(例えば、テト
ラヒドロナフチル)を形成することもできる。複素環基
を含めた置換基(例えば、ヘテロサイクルオキシ、ヘテ
ロアリールオキシ、およびヘテロアラルキルチオ)は前
記用語と同様に定義される。
【0024】本明細書で使用する「アラルキル」なる語
は、1以上のアルキル基によって親構造に結合したアリ
ール基、例えば、ベンジル、α−メチルベンジル、フェ
ネチル等をいう。
は、1以上のアルキル基によって親構造に結合したアリ
ール基、例えば、ベンジル、α−メチルベンジル、フェ
ネチル等をいう。
【0025】本明細書で使用する「ヘテロサイクル」
(「複素環基」)なる語は、1以上の炭素原子が非炭素
原子、特に窒素、酸素、または硫黄によって置き換えら
れた前記定義の環状アルキル基またはアリール基をい
う。また、本明細書では非芳香族ヘテロサイクルは「環
状ヘテロアルキル」ともいう。芳香族ヘテロサイクルは
本明細書では「ヘテロアリール」ともいう。例えば、か
かる基はフリル、テトラヒドロフリル、ピロリル、ピロ
リジニル、チエニル、テトラヒドロチエニル、オキサゾ
リル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、チアゾリル、
イソチアゾリル、ピラゾリル、ピラゾリジニル、オキサ
ジアゾリル、チアジアゾリル、イミダゾリル、イミダゾ
リニル、ピリジル、ピリダジニル、トリアジニル、ピペ
リジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピラジニ
ル、ピペラジニル、ピリミジニル、ナフチリジニル、ベ
ンゾフラニル、ベンゾチエニル、インドリル、インドリ
ニル、インドリジニル、インダゾリル、キノリジニル、
キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジ
ニル、キナゾリニル、キノキサリニル、プテリジニル、
キヌクリジニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナ
ジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、プリニ
ル、ベンズイミダゾリルおよびベンズチアゾリルを含
む。
(「複素環基」)なる語は、1以上の炭素原子が非炭素
原子、特に窒素、酸素、または硫黄によって置き換えら
れた前記定義の環状アルキル基またはアリール基をい
う。また、本明細書では非芳香族ヘテロサイクルは「環
状ヘテロアルキル」ともいう。芳香族ヘテロサイクルは
本明細書では「ヘテロアリール」ともいう。例えば、か
かる基はフリル、テトラヒドロフリル、ピロリル、ピロ
リジニル、チエニル、テトラヒドロチエニル、オキサゾ
リル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、チアゾリル、
イソチアゾリル、ピラゾリル、ピラゾリジニル、オキサ
ジアゾリル、チアジアゾリル、イミダゾリル、イミダゾ
リニル、ピリジル、ピリダジニル、トリアジニル、ピペ
リジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピラジニ
ル、ピペラジニル、ピリミジニル、ナフチリジニル、ベ
ンゾフラニル、ベンゾチエニル、インドリル、インドリ
ニル、インドリジニル、インダゾリル、キノリジニル、
キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジ
ニル、キナゾリニル、キノキサリニル、プテリジニル、
キヌクリジニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナ
ジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、プリニ
ル、ベンズイミダゾリルおよびベンズチアゾリルを含
む。
【0026】前記ヘテロサイクルは、さらに、ヘテロサ
イクル基の1以上の炭素および/または非炭素原子にて
1以上の置換基、例えば、アルキル、アリール、ヘテロ
サイクル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシルまた
はアリールオキシル;チオまたはメルカプト、アルキル
−もしくはアリールチオ;アミノ、アルキルアミノ、ア
リールアミノ、ジアルキル−もしくはジアリールアミ
ノ、またはアリールアルキルアミノ;アミノカルボニ
ル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボ
ニル、ジアルキルアミノカルボニル、ジアリールアミノ
カルボニルまたはアリールアルキルアミノカルボニル;
カルボキシル、またはアルキル−もしくはアリールオキ
シカルボニル;アルデヒド;アリールもしくはアルキル
カルボニル;イミニル、またはアリール−もしくはアル
キルイミニル;スルホ;アルキル−もしくはアリールス
ルホニル;ヒドロキシイミニル、またはアリール−もし
くはアルコキシイミニルを含んでもよい。加えて、2以
上のアルキル置換基を組み合わせて、縮合したヘテロサ
イクル−アルキル環系を形成することもできる。複素環
基を含む置換基(例えば、ヘテロサイクルオキシ、ヘテ
ロアリールオキシおよびヘテロアラルキルチオ)は前記
用語と同様に定義される。
イクル基の1以上の炭素および/または非炭素原子にて
1以上の置換基、例えば、アルキル、アリール、ヘテロ
サイクル、ハロゲン、ヒドロキシル、アルコキシルまた
はアリールオキシル;チオまたはメルカプト、アルキル
−もしくはアリールチオ;アミノ、アルキルアミノ、ア
リールアミノ、ジアルキル−もしくはジアリールアミ
ノ、またはアリールアルキルアミノ;アミノカルボニ
ル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボ
ニル、ジアルキルアミノカルボニル、ジアリールアミノ
カルボニルまたはアリールアルキルアミノカルボニル;
カルボキシル、またはアルキル−もしくはアリールオキ
シカルボニル;アルデヒド;アリールもしくはアルキル
カルボニル;イミニル、またはアリール−もしくはアル
キルイミニル;スルホ;アルキル−もしくはアリールス
ルホニル;ヒドロキシイミニル、またはアリール−もし
くはアルコキシイミニルを含んでもよい。加えて、2以
上のアルキル置換基を組み合わせて、縮合したヘテロサ
イクル−アルキル環系を形成することもできる。複素環
基を含む置換基(例えば、ヘテロサイクルオキシ、ヘテ
ロアリールオキシおよびヘテロアラルキルチオ)は前記
用語と同様に定義される。
【0027】「ヘテロサイクルアルキル」なる語は、1
以上のアルキル基によって親構造に結合したヘテロサイ
クル基、例えば、2−ピペリジルメチル等をいう。「ヘ
テロアラルキル」なる語は、1以上のアルキル基によっ
て親構造に結合したヘテロアリール基、例えば、2−チ
エニルメチル等をいう。
以上のアルキル基によって親構造に結合したヘテロサイ
クル基、例えば、2−ピペリジルメチル等をいう。「ヘ
テロアラルキル」なる語は、1以上のアルキル基によっ
て親構造に結合したヘテロアリール基、例えば、2−チ
エニルメチル等をいう。
【0028】II.テロメラーゼ阻害剤 1つの態様において、本発明は、以下の化合物Iとして
示される一般構造式を有する化合物に関する医薬組成物
および方法を提供する。
示される一般構造式を有する化合物に関する医薬組成物
および方法を提供する。
【化14】 化合物Iにおいて、X1は酸素、硫黄、スルホン、スル
フィニルおよび−NR−よりなる群から選択され、ここ
に、Rは水素、アルキル、アリールおよびアラルキルよ
りなる群から選択される。R1は−YnR6であり、ここ
に、nは0および10の間の整数であり、0を超えるn
についての各Ynは、独立して、メチレン、メチンまた
は第四級炭素である。すべてのnの値(すなわち、nは
ゼロまたはゼロでない)の場合に、R6はアルキル、ア
リール、ヘテロサイクル、アラルキル、ヘテロアラルキ
ル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロ
アリールカルボニル、ヘテロアラルキルカルボニル、ア
ラルキルカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミ
ノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ジアルキル
アミノカルボニル、ジアリールアミノカルボニル、アリ
ールアルキルアミノカルボニル、カルボキシル、アルコ
キシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキル
カルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルデ
ヒド、スルホ、アルキルスルフィニル、アリールスルフ
ィニル、アルキルスルホニル、またはアリールスルホニ
ルである。
フィニルおよび−NR−よりなる群から選択され、ここ
に、Rは水素、アルキル、アリールおよびアラルキルよ
りなる群から選択される。R1は−YnR6であり、ここ
に、nは0および10の間の整数であり、0を超えるn
についての各Ynは、独立して、メチレン、メチンまた
は第四級炭素である。すべてのnの値(すなわち、nは
ゼロまたはゼロでない)の場合に、R6はアルキル、ア
リール、ヘテロサイクル、アラルキル、ヘテロアラルキ
ル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロ
アリールカルボニル、ヘテロアラルキルカルボニル、ア
ラルキルカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミ
ノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ジアルキル
アミノカルボニル、ジアリールアミノカルボニル、アリ
ールアルキルアミノカルボニル、カルボキシル、アルコ
キシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキル
カルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルデ
ヒド、スルホ、アルキルスルフィニル、アリールスルフ
ィニル、アルキルスルホニル、またはアリールスルホニ
ルである。
【0029】R6はアルキル、アリール、アラルキル、
ヘテロサイクルおよびヘテロサイクルアルキルよりなる
群から選択されるリンカーLであり得、そのリンカーに
前記化合物Iとして示した構造式を有する1〜3個のさ
らなる化合物が結合して、それにより、後記にてさらに
詳しく説明する同種または異種のポリピリジンアルデヒ
ド、アセタール、またはチオアセタールを形成する。R
2は水素、アルキル、アリール、ヒドロキシル、アルコ
キシル、アリールオキシル、ハロゲン、シアノ、アミ
ノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ジアルキルアミ
ノ、ジアリールアミノ、アリールアルキルアミノ、アミ
ノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールア
ミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ジアリ
ールアミノカルボニル、アリールアルキルアミノカルボ
ニル、カルボキシル、アルコキシカルボニル、アリール
オキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アリー
ルカルボニルオキシ、アルデヒド、スルホ、アルキルス
ルフィニル、アリールスルフィニル、アルキルスルホニ
ルまたはアリールスルホニルである。R3およびR4は、
独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、アリールオ
キシル、アルコキシル、低級アルキル、アリール、ヘテ
ロアリール、アラルキル、シアノ、カルボキシル、アル
コキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラル
コキシカルボニル、ヘテロアラルキル、ニトロ、アミ
ノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ジアルキルアミ
ノ、ジアリールアミノ、およびアリールアルキルアミノ
よりなる群から選択される。最後に、R5は、ビス(ア
ルコキシ)メチル、ビス(アルキルチオ)メチル、およ
び−HC=X2よりなる群から選択され、ここに、X2は
酸素または硫黄である。
ヘテロサイクルおよびヘテロサイクルアルキルよりなる
群から選択されるリンカーLであり得、そのリンカーに
前記化合物Iとして示した構造式を有する1〜3個のさ
らなる化合物が結合して、それにより、後記にてさらに
詳しく説明する同種または異種のポリピリジンアルデヒ
ド、アセタール、またはチオアセタールを形成する。R
2は水素、アルキル、アリール、ヒドロキシル、アルコ
キシル、アリールオキシル、ハロゲン、シアノ、アミ
ノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ジアルキルアミ
ノ、ジアリールアミノ、アリールアルキルアミノ、アミ
ノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールア
ミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ジアリ
ールアミノカルボニル、アリールアルキルアミノカルボ
ニル、カルボキシル、アルコキシカルボニル、アリール
オキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アリー
ルカルボニルオキシ、アルデヒド、スルホ、アルキルス
ルフィニル、アリールスルフィニル、アルキルスルホニ
ルまたはアリールスルホニルである。R3およびR4は、
独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、アリールオ
キシル、アルコキシル、低級アルキル、アリール、ヘテ
ロアリール、アラルキル、シアノ、カルボキシル、アル
コキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラル
コキシカルボニル、ヘテロアラルキル、ニトロ、アミ
ノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ジアルキルアミ
ノ、ジアリールアミノ、およびアリールアルキルアミノ
よりなる群から選択される。最後に、R5は、ビス(ア
ルコキシ)メチル、ビス(アルキルチオ)メチル、およ
び−HC=X2よりなる群から選択され、ここに、X2は
酸素または硫黄である。
【0030】1つの具体例において、本発明は、R5が
−HC=X2であり、ここに、X2が硫黄または酸素であ
る化合物Iによって包含される構造体、より好ましく
は、X 2が酸素であって、それにより、アルデヒド部位
を定義するものを提供する。化合物Iのより好ましい具
体例において、X1は酸素または硫黄であり、ピリジン
エーテルまたはピリジンチオエーテルを定義し、R2は
シアノ(−CN)である。化合物Iのなおより特別の具
体例において、nは1および4の間であって、R6はア
リール、ヘテロアリールまたはアリールカルボニル(−
C(O)Ar)である。
−HC=X2であり、ここに、X2が硫黄または酸素であ
る化合物Iによって包含される構造体、より好ましく
は、X 2が酸素であって、それにより、アルデヒド部位
を定義するものを提供する。化合物Iのより好ましい具
体例において、X1は酸素または硫黄であり、ピリジン
エーテルまたはピリジンチオエーテルを定義し、R2は
シアノ(−CN)である。化合物Iのなおより特別の具
体例において、nは1および4の間であって、R6はア
リール、ヘテロアリールまたはアリールカルボニル(−
C(O)Ar)である。
【0031】化合物Iの1つの有用な具体例において、
X2およびR2は丁度前記したに同じ意味を有し、X1は
硫黄であり、nは1であり、Yはメチレンまたはメチル
メチン(−CH(CH3)−) であって、R6はアリー
ルまたはヘテロアリールである。さらに詳しくは、本発
明によって提供される有用な化合物は、R6がアリール
であるものを含む。これらの化合物は、以下に示す一般
構造式を有する(化合物II):
X2およびR2は丁度前記したに同じ意味を有し、X1は
硫黄であり、nは1であり、Yはメチレンまたはメチル
メチン(−CH(CH3)−) であって、R6はアリー
ルまたはヘテロアリールである。さらに詳しくは、本発
明によって提供される有用な化合物は、R6がアリール
であるものを含む。これらの化合物は、以下に示す一般
構造式を有する(化合物II):
【化15】
【0032】化合物IIにおいて、R7−R11は、独立
して、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ハロゲ
ン、アルコキシル、アリールオキシル、アラルコキシ
ル、ヘテロサイクル、およびニトロよりなる群から選択
される。加えて、隣接するフェニル環置換基は一緒にな
って、当該化合物のベンジルチオエーテル部位のフェニ
ル環に縮合した5−もしくは6−員の環状アルキルエー
テルまたは炭素環置換基を形成できる。
して、水素、アルキル、アリール、アラルキル、ハロゲ
ン、アルコキシル、アリールオキシル、アラルコキシ
ル、ヘテロサイクル、およびニトロよりなる群から選択
される。加えて、隣接するフェニル環置換基は一緒にな
って、当該化合物のベンジルチオエーテル部位のフェニ
ル環に縮合した5−もしくは6−員の環状アルキルエー
テルまたは炭素環置換基を形成できる。
【0033】前記化合物IIの一般構造式を有するいく
つかの具体例において、R3およびR4は水素であって、
R7−R11は、独立して、水素、メチル、エチル、2−
フェニルエテニル、トリフルオロメチル、フルオロ、ク
ロロ、ブロモ、フェニル、ベンジルオキシ、トリフルオ
ロメトキシ、イソプロピルおよびニトロよりなる群から
選択される。加えて、隣接する置換基は一緒になって基
−Z1−CH2−Z2−Z3−または−O−(CH2)p−O
−についての結合点として機能でき、ここに、Z1−Z3
は、独立して、酸素、メチレンおよびジメチルメチレン
よりなる群から選択され、pは1または2である。より
特別の具体例は、R3およびR4が水素であって、R7−
R11が、独立して、水素、メチル、フェニル、トリフル
オロメチルおよびクロロよりなる群から選択されるもの
を含む。なおさらなる特別の置換は、R3およびR4が水
素であって、R7、R8、R10およびR11が、独立して、
水素およびクロロよりなる群から選択され、R9が水
素、トリフルオロメチル、フェニルおよびクロロよりな
る群から選択されるものである。R3およびR4が水素で
ある化合物IIの一般構造式のいくつかの特に有用な化
合物についての置換パターンは、以下の表Iに記載する
(化合物III−VI)。
つかの具体例において、R3およびR4は水素であって、
R7−R11は、独立して、水素、メチル、エチル、2−
フェニルエテニル、トリフルオロメチル、フルオロ、ク
ロロ、ブロモ、フェニル、ベンジルオキシ、トリフルオ
ロメトキシ、イソプロピルおよびニトロよりなる群から
選択される。加えて、隣接する置換基は一緒になって基
−Z1−CH2−Z2−Z3−または−O−(CH2)p−O
−についての結合点として機能でき、ここに、Z1−Z3
は、独立して、酸素、メチレンおよびジメチルメチレン
よりなる群から選択され、pは1または2である。より
特別の具体例は、R3およびR4が水素であって、R7−
R11が、独立して、水素、メチル、フェニル、トリフル
オロメチルおよびクロロよりなる群から選択されるもの
を含む。なおさらなる特別の置換は、R3およびR4が水
素であって、R7、R8、R10およびR11が、独立して、
水素およびクロロよりなる群から選択され、R9が水
素、トリフルオロメチル、フェニルおよびクロロよりな
る群から選択されるものである。R3およびR4が水素で
ある化合物IIの一般構造式のいくつかの特に有用な化
合物についての置換パターンは、以下の表Iに記載する
(化合物III−VI)。
【0034】
【表1】 化合物 R7 R8 R9 R10 R11 III −CH3 −CH3 −CH3 −CH3 −CH3 IV −H −H −CF3 −H −H V −H −H −Cl −Cl −H VI −Cl −H −H −H −Cl
【0035】表1に挙げた化合物のうち、化合物Vの構
造式およびNMR分析値は以下の通りである。 化合物V:
造式およびNMR分析値は以下の通りである。 化合物V:
【化16】 1H NMR(400MHz,DMSO-d6)4.56
(s,2H),7.50(d,2H,J=0.8Hz),
7.72(d,1H,J=8Hz),7.80(s,1
H),8.41(d,1H,J=8Hz),10.01
(s,1H)
(s,2H),7.50(d,2H,J=0.8Hz),
7.72(d,1H,J=8Hz),7.80(s,1
H),8.41(d,1H,J=8Hz),10.01
(s,1H)
【0036】前記化合物IIで示した式を有する注目す
るさらなる化合物は、R9およびR10がベンジルチオエ
ーテル部位のフェニル環に縮合した炭素環に対する結合
点であるものを含む。1つの具体例において、炭素環は
一般式−Z1−CH2−Z2−Z3−を有し、ここに、Z1
−Z3は、独立して、酸素、メチレンおよびジメチルメ
チレン(−C(CH3)2−)よりなる群から選択され
る。かかる縮合環構造を有する2つの具体例は、後記す
るごとく、R7およびR8が水素であり、R11が水素また
はエチルであって、R9およびR10が1,1,4,4−
テトラメチルブチレン基(−C(CH3)2−CH2−C
H2−C(CH3)2−)についての結合点であるもので
ある(化合物VIIおよびVIII)。
るさらなる化合物は、R9およびR10がベンジルチオエ
ーテル部位のフェニル環に縮合した炭素環に対する結合
点であるものを含む。1つの具体例において、炭素環は
一般式−Z1−CH2−Z2−Z3−を有し、ここに、Z1
−Z3は、独立して、酸素、メチレンおよびジメチルメ
チレン(−C(CH3)2−)よりなる群から選択され
る。かかる縮合環構造を有する2つの具体例は、後記す
るごとく、R7およびR8が水素であり、R11が水素また
はエチルであって、R9およびR10が1,1,4,4−
テトラメチルブチレン基(−C(CH3)2−CH2−C
H2−C(CH3)2−)についての結合点であるもので
ある(化合物VIIおよびVIII)。
【化17】
【0037】化合物Iの一般構造式を有する他の有用な
化合物は、X1が硫黄であり、nが1であり、Yがメチ
レンであり、R2がシアノであり、R5がアルデヒドであ
って、R6がナフチル、置換されたナフチル、またはヘ
テロアリールであるものである。1つの具体例におい
て、R6はヘテロアリールであり、R3およびR4は水素
である。より特別の具体例において、R6はチエニル、
チアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリルおよびベン
ゾ[b]チオフェニルよりなる群から選択される。化合
物の後者の群のうち、特に有用な化合物は、R6が2−
クロロ−5−チエニルであるものである(化合物I
X)。
化合物は、X1が硫黄であり、nが1であり、Yがメチ
レンであり、R2がシアノであり、R5がアルデヒドであ
って、R6がナフチル、置換されたナフチル、またはヘ
テロアリールであるものである。1つの具体例におい
て、R6はヘテロアリールであり、R3およびR4は水素
である。より特別の具体例において、R6はチエニル、
チアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリルおよびベン
ゾ[b]チオフェニルよりなる群から選択される。化合
物の後者の群のうち、特に有用な化合物は、R6が2−
クロロ−5−チエニルであるものである(化合物I
X)。
【化18】
【0038】化合物Iのさらなる他の具体例において、
X1は硫黄であり、R2はシアノであり、R5はアルデヒ
ドであり、nは1または2であり、Yはメチレンであっ
て、R6はアリールカルボニルである。これらの化合物
のより特別の具体例は、nが1であり、R3およびR4が
水素であって、R6がフェニルカルボニルまたは置換さ
れたフェニルカルボニル(すなわち、該フェニル基が1
以上の置換基を担持するフェニルカルボニル基)である
ものを含む。後者の具体例のうち、R6が(3,4−ジ
クロロフェニル)カルボニル(化合物X)、(2,4−
ジクロロフェニル)カルボニル(化合物XI)、および
(4−クロロフェニル)カルボニル(化合物XII)よ
りなる群から選択されるものが特に有用である。
X1は硫黄であり、R2はシアノであり、R5はアルデヒ
ドであり、nは1または2であり、Yはメチレンであっ
て、R6はアリールカルボニルである。これらの化合物
のより特別の具体例は、nが1であり、R3およびR4が
水素であって、R6がフェニルカルボニルまたは置換さ
れたフェニルカルボニル(すなわち、該フェニル基が1
以上の置換基を担持するフェニルカルボニル基)である
ものを含む。後者の具体例のうち、R6が(3,4−ジ
クロロフェニル)カルボニル(化合物X)、(2,4−
ジクロロフェニル)カルボニル(化合物XI)、および
(4−クロロフェニル)カルボニル(化合物XII)よ
りなる群から選択されるものが特に有用である。
【0039】本発明によって提供されるさらに他の有用
な具体例は、R5がアルデヒドであり、R2がシアノであ
り、R3およびR4が水素であり、X1が酸素であり、n
が1であり、Yがメチレンであって、R6がフェニルま
たは置換されたフェニルである化合物Iの誘導体、特に
R6が3,4−ジクロロフェニルである誘導体であるも
のを含む(化合物XIII)。
な具体例は、R5がアルデヒドであり、R2がシアノであ
り、R3およびR4が水素であり、X1が酸素であり、n
が1であり、Yがメチレンであって、R6がフェニルま
たは置換されたフェニルである化合物Iの誘導体、特に
R6が3,4−ジクロロフェニルである誘導体であるも
のを含む(化合物XIII)。
【0040】また、本発明の化合物Iは、R6がリンカ
ーLであり、そのリンカーに化合物Iの構造式を有する
1〜3個のさらなる部位が結合している構造も包含す
る。リンカーLは、アルキル、アリール、アラルキル、
ヘテロサイクルおよびヘテロサイクルアルキルよりなる
群から選択される。なお、リンカーLは結合する化合物
Iの数(m)により命名が異なることに注意すべきであ
る。フェニルを例にとると、mが2である場合にはフェ
ニレン、mが3である場合にはベンゼントリイル、mが
4である場合にはベンゼンテトライルと表記される。こ
れらの命名はIUPAC命名法によりなされる。丁度述
べたリンカーに加えて、Lはアルコキシアルキル(例え
ば、−CH2−O−CH2−)、アルキルチオアルキル
(例えば、−CH2−S−CH2−)、またはジアルキル
アミノ(例えば、−CH2−NR−CH2−、ここに、R
は水素、アリール、またはアラルキルである)でもあり
得る。なおさらなるリンカーは、有機および医薬化学分
野の当業者に明らかであろう。
ーLであり、そのリンカーに化合物Iの構造式を有する
1〜3個のさらなる部位が結合している構造も包含す
る。リンカーLは、アルキル、アリール、アラルキル、
ヘテロサイクルおよびヘテロサイクルアルキルよりなる
群から選択される。なお、リンカーLは結合する化合物
Iの数(m)により命名が異なることに注意すべきであ
る。フェニルを例にとると、mが2である場合にはフェ
ニレン、mが3である場合にはベンゼントリイル、mが
4である場合にはベンゼンテトライルと表記される。こ
れらの命名はIUPAC命名法によりなされる。丁度述
べたリンカーに加えて、Lはアルコキシアルキル(例え
ば、−CH2−O−CH2−)、アルキルチオアルキル
(例えば、−CH2−S−CH2−)、またはジアルキル
アミノ(例えば、−CH2−NR−CH2−、ここに、R
は水素、アリール、またはアラルキルである)でもあり
得る。なおさらなるリンカーは、有機および医薬化学分
野の当業者に明らかであろう。
【0041】化合物Iの1つの具体例において、nは1
であり、Yはメチレンであって、R6はアリールおよび
アルキルよりなる群から選択されるリンカーLである。
この化合物(化合物XIV)は以下に示す構造式を有す
る:
であり、Yはメチレンであって、R6はアリールおよび
アルキルよりなる群から選択されるリンカーLである。
この化合物(化合物XIV)は以下に示す構造式を有す
る:
【化19】
【0042】添字mは2および4の間の整数である。化
合物XIVの構造式を有する化合物は、mが2、3また
は4に依存して、各々、化合物Iのビス−、トリス−、
およびテトラキス−誘導体であると認識されるであろ
う。化合物XIVの1つの特別の具体例は、X1が硫黄
であって、R2がシアノであるものである。より特別の
具体例は、R5がビス(アルコキシ)メチルであるもの
である。
合物XIVの構造式を有する化合物は、mが2、3また
は4に依存して、各々、化合物Iのビス−、トリス−、
およびテトラキス−誘導体であると認識されるであろ
う。化合物XIVの1つの特別の具体例は、X1が硫黄
であって、R2がシアノであるものである。より特別の
具体例は、R5がビス(アルコキシ)メチルであるもの
である。
【0043】化合物XIVのなおさらなる具体例は、X
1が硫黄であり、R2がシアノであって、R5がアルデヒ
ドまたはチオアルデヒドであるものである。1つの有用
な具体例は、R5がアルデヒドであるものである。他の
有用な具体例は、R5がアルデヒドであって、R3および
R4が水素であるもの、X1が硫黄であり、R5がアルデ
ヒドであり、R2がシアノであり、R3およびR4が水素
であって、Lがアリールであるものである。化合物XI
Vの特に有用な具体例は、R2−R5が前記したものであ
り、X1が硫黄であり、mが2であって、Lがフェニレ
ン、置換されたフェニレン、ナフチレン、置換されたナ
フチレン、アントリレン、または置換されたアントリレ
ンであるものである。これらの化合物のうち、Lが2,
4−ジメチル−1,5−フェニレン(化合物XV)、
2,4,6−トリメチル−1,3−フェニレン(化合物
XVI)、1,3−フェニレン(化合物XVII)、
1,2−フェニレン(化合物XVIII)、1,4−フ
ェニレン(化合物XIV)、3,4,5,6−テトラメ
チル−1,2−フェニレン(化合物XX)、2,5−ジ
クロロ−1,4−フェニレン(化合物XXI)、2,
3,4,6−テトラメチル−1,5−フェニレン(化合
物XXII)、2,5−ジメチル−1,4−フェニレン
(化合物XXIII)、2,2’−ビフェニレン(化合
物XXIV)、4,4’−ジフロモ−2,2’−ビフェ
ニレン(化合物XXV)、2,3−ナフチレン(化合物
XXVI)、1,8−ナフチレン(化合物XXVI
I)、2,3,5,6−テトラクロロ−1,4−フェニ
レン(化合物XXVIII)、9,10−アントリレン
(化合物XXIX)、および1,2−ナフチレン(化合
物XXX)よりなる群から選択されるものは特に有用な
特性を有する。
1が硫黄であり、R2がシアノであって、R5がアルデヒ
ドまたはチオアルデヒドであるものである。1つの有用
な具体例は、R5がアルデヒドであるものである。他の
有用な具体例は、R5がアルデヒドであって、R3および
R4が水素であるもの、X1が硫黄であり、R5がアルデ
ヒドであり、R2がシアノであり、R3およびR4が水素
であって、Lがアリールであるものである。化合物XI
Vの特に有用な具体例は、R2−R5が前記したものであ
り、X1が硫黄であり、mが2であって、Lがフェニレ
ン、置換されたフェニレン、ナフチレン、置換されたナ
フチレン、アントリレン、または置換されたアントリレ
ンであるものである。これらの化合物のうち、Lが2,
4−ジメチル−1,5−フェニレン(化合物XV)、
2,4,6−トリメチル−1,3−フェニレン(化合物
XVI)、1,3−フェニレン(化合物XVII)、
1,2−フェニレン(化合物XVIII)、1,4−フ
ェニレン(化合物XIV)、3,4,5,6−テトラメ
チル−1,2−フェニレン(化合物XX)、2,5−ジ
クロロ−1,4−フェニレン(化合物XXI)、2,
3,4,6−テトラメチル−1,5−フェニレン(化合
物XXII)、2,5−ジメチル−1,4−フェニレン
(化合物XXIII)、2,2’−ビフェニレン(化合
物XXIV)、4,4’−ジフロモ−2,2’−ビフェ
ニレン(化合物XXV)、2,3−ナフチレン(化合物
XXVI)、1,8−ナフチレン(化合物XXVI
I)、2,3,5,6−テトラクロロ−1,4−フェニ
レン(化合物XXVIII)、9,10−アントリレン
(化合物XXIX)、および1,2−ナフチレン(化合
物XXX)よりなる群から選択されるものは特に有用な
特性を有する。
【0044】有要なテロメラーゼ−阻害特性を有する化
合物XIVのさらに他の具体例は、mが3または4であ
って、Lが置換もしくは非置換のベンゼントリイルまた
は置換もしくは非置換のベンゼンテトライルであるも
の、特に下記に示す化合物(化合物XXXI−XXXI
II)である。 化合物XXXI:
合物XIVのさらに他の具体例は、mが3または4であ
って、Lが置換もしくは非置換のベンゼントリイルまた
は置換もしくは非置換のベンゼンテトライルであるも
の、特に下記に示す化合物(化合物XXXI−XXXI
II)である。 化合物XXXI:
【化20】 1H NMR(400MHz,DMSO-d6)2.43
(s,9H),4.70(s,6H),7.74(d,3
H,J=8Hz),8.44(d,3H,J=8H
z),10.00(s,3H) 化合物XXXII:
(s,9H),4.70(s,6H),7.74(d,3
H,J=8Hz),8.44(d,3H,J=8H
z),10.00(s,3H) 化合物XXXII:
【化21】 1H NMR(400MHz,DMSO-d6)4.58
(s,4H),4.64(s,4H),7.27(d,2
H,J=8Hz),7.38(d,4H,8.5Hz),
8.12(d,2H,J=8Hz),8.16(d,2
H,J=8Hz),9.32(s,2H),9.62
(s,2H) 化合物XXXIII:
(s,4H),4.64(s,4H),7.27(d,2
H,J=8Hz),7.38(d,4H,8.5Hz),
8.12(d,2H,J=8Hz),8.16(d,2
H,J=8Hz),9.32(s,2H),9.62
(s,2H) 化合物XXXIII:
【化22】 1H NMR(400MHz,DMSO-d6)4.74
(s,8H),7.63(d,4H,J=1Hz),7.
65(d,4H,J=1Hz),7.67(s,2
H),8.37(d,4H,J=8Hz),9.88
(s,4H)
(s,8H),7.63(d,4H,J=1Hz),7.
65(d,4H,J=1Hz),7.67(s,2
H),8.37(d,4H,J=8Hz),9.88
(s,4H)
【0045】化合物XIVのさらに他の有用な具体例
は、mが2であり、R2がシアノであり、R3およびR4
が水素であり、X1が硫黄であり、R5がアルデヒドであ
って、Lがアルキルであるもの、特に、Lがエチレン
(−CH2−CH2−、化合物XXXIV)、エテニレン
(−CH=CH−、化合物XXXV)、およびエチニレ
ン(−C≡C−、化合物XXXVI)であるものであ
る。再度、当業者ならば、本発明を逸脱することなくさ
らなる他のリンカーを使用できることを認識するであろ
う。
は、mが2であり、R2がシアノであり、R3およびR4
が水素であり、X1が硫黄であり、R5がアルデヒドであ
って、Lがアルキルであるもの、特に、Lがエチレン
(−CH2−CH2−、化合物XXXIV)、エテニレン
(−CH=CH−、化合物XXXV)、およびエチニレ
ン(−C≡C−、化合物XXXVI)であるものであ
る。再度、当業者ならば、本発明を逸脱することなくさ
らなる他のリンカーを使用できることを認識するであろ
う。
【0046】III.テロメラーゼ阻害剤の合成 本発明の化合物は、例えば、ここに参照のために挙げる
MarchのADVANCED ORGANIC CHEMISTRY第4版(Wiley 199
2);Carey および SundbergのADVANCED ORGANIC CHEMIS
TRY第3版,第AおよびB巻(Plenum 1992)、およびGre
enおよびWutsのPROTECTIVE GROUPS IN ORGANIC SYNTHES
IS第2版(Wiley 1991)に記載されているごとく、当業
者に知られた技術および物質を用いて合成できる。本発
明の化合物のための出発物質は、標準的な技術およびAl
drich Chemical Co.(Milwaukee,WI)、Sigma Chemical C
o. (St. Louise,MO)、Lancaster Synthesis (Windham,
NH)、Apin Chemicals, Ltd. (New Brunswick, NJ)、Rya
n Scientific (Columbia,SC)、Maybridge (Cornwall,
England)およびTrans World Chemicals (Rockville, M
J)から入手可能のもののごとき商業的に入手可能な前駆
体物質を用いて得ることができる。
MarchのADVANCED ORGANIC CHEMISTRY第4版(Wiley 199
2);Carey および SundbergのADVANCED ORGANIC CHEMIS
TRY第3版,第AおよびB巻(Plenum 1992)、およびGre
enおよびWutsのPROTECTIVE GROUPS IN ORGANIC SYNTHES
IS第2版(Wiley 1991)に記載されているごとく、当業
者に知られた技術および物質を用いて合成できる。本発
明の化合物のための出発物質は、標準的な技術およびAl
drich Chemical Co.(Milwaukee,WI)、Sigma Chemical C
o. (St. Louise,MO)、Lancaster Synthesis (Windham,
NH)、Apin Chemicals, Ltd. (New Brunswick, NJ)、Rya
n Scientific (Columbia,SC)、Maybridge (Cornwall,
England)およびTrans World Chemicals (Rockville, M
J)から入手可能のもののごとき商業的に入手可能な前駆
体物質を用いて得ることができる。
【0047】本発明の化合物を合成するための本明細書
に記載する手法は、保護および脱保護(例えば、アセタ
ール基の形成および除去)の1以上の工程を含むことが
できる。加えて、以下に開示する合成手法は、カラムク
ロマトグラフィー、フラッシュクロマトグラフィー、薄
層クロマトグラフィー(TLC)、再結晶、蒸留、高圧
液体クロマトグラフィー(HPLC)等のごとき種々の
精製法を含み得る。また、プロトンおよび炭素−13核
磁気共鳴(1Hおよび13C NMR)、赤外および紫外
分光分析(IRおよびUV)、X−線結晶解析、元素分
析(EA)、HPLCおよび質量分析(MS)のごとき
化学反応生成物の同定および定量につき化学分野でよく
知られた種々の技術を同様に使用できる。保護および脱
保護、精製および同定および定量の方法は化学分野でよ
く知られている。
に記載する手法は、保護および脱保護(例えば、アセタ
ール基の形成および除去)の1以上の工程を含むことが
できる。加えて、以下に開示する合成手法は、カラムク
ロマトグラフィー、フラッシュクロマトグラフィー、薄
層クロマトグラフィー(TLC)、再結晶、蒸留、高圧
液体クロマトグラフィー(HPLC)等のごとき種々の
精製法を含み得る。また、プロトンおよび炭素−13核
磁気共鳴(1Hおよび13C NMR)、赤外および紫外
分光分析(IRおよびUV)、X−線結晶解析、元素分
析(EA)、HPLCおよび質量分析(MS)のごとき
化学反応生成物の同定および定量につき化学分野でよく
知られた種々の技術を同様に使用できる。保護および脱
保護、精製および同定および定量の方法は化学分野でよ
く知られている。
【0048】化合物Iによって表されるクラスの化合物
は、以下の一般的手法(反応図式1)を用いて合成でき
る。置換基同定符号RおよびR’の使用は、単に、示し
た位置または部位における1以上の置換基の存在を示す
ためである。以下の反応図式1に示したRおよびR’の
具体例は、化合物Iの構造に関して前記した具体的部位
を参照することによって決定できる。
は、以下の一般的手法(反応図式1)を用いて合成でき
る。置換基同定符号RおよびR’の使用は、単に、示し
た位置または部位における1以上の置換基の存在を示す
ためである。以下の反応図式1に示したRおよびR’の
具体例は、化合物Iの構造に関して前記した具体的部位
を参照することによって決定できる。
【化23】
【0049】商業的に入手可能な2−チオ−3−シアノ
−6−(ジメトキシメチル)ピリジン1の適当に置換さ
れた誘導体に関し、塩基性条件下での適当なアルキル化
剤または他の親電子試薬との反応(例えば、ジメチルホ
ルムアミド(DMF)中の炭酸カリウム(K2CO3)、
続いての、Xがハライドまたはトシルのごとき他の適当
な脱離基であるR’Xの添加)により、所望のジアルコ
キシメチルチオエーテル2を得る。標準的な条件(例え
ば、ベンゼン中のp−トルエンスルホン酸)を用いるア
セタール基の除去により所望のアルデヒド3を得る。
−6−(ジメトキシメチル)ピリジン1の適当に置換さ
れた誘導体に関し、塩基性条件下での適当なアルキル化
剤または他の親電子試薬との反応(例えば、ジメチルホ
ルムアミド(DMF)中の炭酸カリウム(K2CO3)、
続いての、Xがハライドまたはトシルのごとき他の適当
な脱離基であるR’Xの添加)により、所望のジアルコ
キシメチルチオエーテル2を得る。標準的な条件(例え
ば、ベンゼン中のp−トルエンスルホン酸)を用いるア
セタール基の除去により所望のアルデヒド3を得る。
【0050】前記したビス−、トリス−、またはテトラ
キスピリジルチオエーテルの形成は、前記反応図式Iに
示した反応と同様にして達成され、ここに、R’は所望
のリンカーLおよびアルキル鎖Ynに対応する親電子試
薬である。例えば、nが1であり、Yがメチレンであっ
て、Lがフェニルである場合、1当量の出発ジメトキシ
メチルピリジンチオール1を、該リンカー上の利用可能
な各脱離基に対する親電子試薬R’と合する。リンカー
の出発ジメトキシメチルピリジンチオール1へのカップ
リングに続き、各連結したピリジルチオエーテルのジメ
トキシメチル基を変換して対応するアルデヒド3を得
る。例えば、反応図式1で前記したごとく2当量の1
(R=H)と1当量のα,α’−ジクロロキシレンとの
反応により対応するジアルデヒドを得る。
キスピリジルチオエーテルの形成は、前記反応図式Iに
示した反応と同様にして達成され、ここに、R’は所望
のリンカーLおよびアルキル鎖Ynに対応する親電子試
薬である。例えば、nが1であり、Yがメチレンであっ
て、Lがフェニルである場合、1当量の出発ジメトキシ
メチルピリジンチオール1を、該リンカー上の利用可能
な各脱離基に対する親電子試薬R’と合する。リンカー
の出発ジメトキシメチルピリジンチオール1へのカップ
リングに続き、各連結したピリジルチオエーテルのジメ
トキシメチル基を変換して対応するアルデヒド3を得
る。例えば、反応図式1で前記したごとく2当量の1
(R=H)と1当量のα,α’−ジクロロキシレンとの
反応により対応するジアルデヒドを得る。
【0051】前記した個々の化合物を合成できるプロト
コルは後記実施例で提供する。 IV.本発明のテロメラーゼ阻害剤の抗−腫瘍活性 本発明の化合物は、後記するごとく証明されまたは証明
できるごとくイン・ビトロおよびイン・ビボでテロメラ
ーゼに対する阻害活性を示す。本明細書で使用する「イ
ン・ビトロ」なる語は、組織培養における生細胞を用い
て行われるテストをいう。かかる手法は「エクス・ビ
ボ」としても知られている。
コルは後記実施例で提供する。 IV.本発明のテロメラーゼ阻害剤の抗−腫瘍活性 本発明の化合物は、後記するごとく証明されまたは証明
できるごとくイン・ビトロおよびイン・ビボでテロメラ
ーゼに対する阻害活性を示す。本明細書で使用する「イ
ン・ビトロ」なる語は、組織培養における生細胞を用い
て行われるテストをいう。かかる手法は「エクス・ビ
ボ」としても知られている。
【0052】テロメラーゼ活性を阻害する本発明の化合
物を同定するのに使用される1つの方法は、細胞、組
織、または好ましくは細胞抽出物またはテロメラーゼを
含有する他の調製物を、テロメラーゼ活性に適合する緩
衝液中のいくつかの既知の濃度のテスト化合物と接触さ
せることを含む。各濃度のテスト化合物についてのテロ
メラーゼ活性のレベルを測定し、化合物についてのIC
50(試料調製物で観察された活性がその元の値または対
照値の半分に降下することが観察されたテスト化合物の
濃度)を標準的な技術を用いて測定する。本明細書の開
示に基づいて当業者に明らかなごとく、テロメラーゼに
対する本発明の化合物の阻害濃度を測定する他の方法を
使用することができる。
物を同定するのに使用される1つの方法は、細胞、組
織、または好ましくは細胞抽出物またはテロメラーゼを
含有する他の調製物を、テロメラーゼ活性に適合する緩
衝液中のいくつかの既知の濃度のテスト化合物と接触さ
せることを含む。各濃度のテスト化合物についてのテロ
メラーゼ活性のレベルを測定し、化合物についてのIC
50(試料調製物で観察された活性がその元の値または対
照値の半分に降下することが観察されたテスト化合物の
濃度)を標準的な技術を用いて測定する。本明細書の開
示に基づいて当業者に明らかなごとく、テロメラーゼに
対する本発明の化合物の阻害濃度を測定する他の方法を
使用することができる。
【0053】公知方法を用い、本発明の化合物のいくつ
かについてIC50値を測定した。以下の表2に報告する
値は近似値に過ぎず;より正確なIC50値は反復テスト
によって得ることができる。
かについてIC50値を測定した。以下の表2に報告する
値は近似値に過ぎず;より正確なIC50値は反復テスト
によって得ることができる。
【0054】
【表2】
【0055】表2に示すごとく、化合物の全ては抗−テ
ロメラーゼ活性を有する(すなわち、IC50<50.0
μM)。本発明の化合物のいくつか(V、XI、XV−
XVII、XIX−XXII、XXIV、XXV、XX
VII、XXVIII、XXXI−XXXIII、およ
びXXXVI)は、約5.0μM未満の近似IC50値を
有する特に優れたテロメラーゼ阻害剤である。加えて、
化合物Vは、よく知られた抗腫瘍剤アドリアマイシンお
よびミトキサントロン(後記参照)よりも大きな活性の
レベルを持つトポイソロラーゼIIにおいて切断可能な
複合体形成を誘導することも見い出された。
ロメラーゼ活性を有する(すなわち、IC50<50.0
μM)。本発明の化合物のいくつか(V、XI、XV−
XVII、XIX−XXII、XXIV、XXV、XX
VII、XXVIII、XXXI−XXXIII、およ
びXXXVI)は、約5.0μM未満の近似IC50値を
有する特に優れたテロメラーゼ阻害剤である。加えて、
化合物Vは、よく知られた抗腫瘍剤アドリアマイシンお
よびミトキサントロン(後記参照)よりも大きな活性の
レベルを持つトポイソロラーゼIIにおいて切断可能な
複合体形成を誘導することも見い出された。
【0056】また、本発明の化合物はエクス・ビボにて
テロメラーゼ活性につき特異性を示す。1の実験におい
て、化合物VをIMR−90、OVCAR−5、および
SK−OV−3細胞試料に、テロメラーゼについてのそ
のIC50のそれの1/4の濃度で投与した。次いで、標
準的な方法を用いて、化合物Vの、トポイソロラーゼI
I、一本鎖結合蛋白質、およびターミナルトランスフェ
ラーゼに対する活性を測定した。化合物Vは、テロメラ
ーゼにつき5のファクターだけより特異的であることが
判明した(後記参照)。
テロメラーゼ活性につき特異性を示す。1の実験におい
て、化合物VをIMR−90、OVCAR−5、および
SK−OV−3細胞試料に、テロメラーゼについてのそ
のIC50のそれの1/4の濃度で投与した。次いで、標
準的な方法を用いて、化合物Vの、トポイソロラーゼI
I、一本鎖結合蛋白質、およびターミナルトランスフェ
ラーゼに対する活性を測定した。化合物Vは、テロメラ
ーゼにつき5のファクターだけより特異的であることが
判明した(後記参照)。
【0057】また、OVCAR−5腫瘍細胞をヌードマ
ウスに移植したマウス異種移植モデルを用いてイン・ビ
ボ試験を行った。後記するごとく。化合物Vで処理した
マウスは、平均して、以下の開始投与量に続く期間に増
大したが、継続的処理で一定となった腫瘍塊を有してい
た。対照的に、対照(DMOS)で処理したマウスは、
継続して増加する腫瘍塊を有することが予期される。従
って、本発明の化合物Vは、イン・ビトロおよびイン・
ビボで腫瘍細胞の増殖を停止させるのに高度に効果的で
あることが判明した。
ウスに移植したマウス異種移植モデルを用いてイン・ビ
ボ試験を行った。後記するごとく。化合物Vで処理した
マウスは、平均して、以下の開始投与量に続く期間に増
大したが、継続的処理で一定となった腫瘍塊を有してい
た。対照的に、対照(DMOS)で処理したマウスは、
継続して増加する腫瘍塊を有することが予期される。従
って、本発明の化合物Vは、イン・ビトロおよびイン・
ビボで腫瘍細胞の増殖を停止させるのに高度に効果的で
あることが判明した。
【0058】前記したことより、当業者ならば、本発明
は、本発明の化合物の投与を含む治療法を選択する方法
も提供することを認識するであろう。かかる目的では、
テロメリック(T2AG3)N配列以外の配列に特異的な
制限酵素での消化によって腫瘍細胞からのDNAを分析
するTRF分析を行うのが助けとなるであろう。DNA
の消化に続き、ゲル電気泳動を行って、サイズに従って
制限断片を分離する。次いで、分離した断片をテロメリ
ック配列につき特異的な核酸プローブで精査して、試料
中の細胞のテロメアの長さを測定する。テロメリックD
NAの長さを測定することによって、テロメラーゼ阻害
剤をどれ位の期間投与すべきか、および他の療法(例え
ば、外科処置、化学療法および/または照射)も使用す
べきか否かを見積もることができる。加えて、処理の間
に、進行する細胞分裂にわたってテロメア長の減少が起
こっていて処理効果を示すか否かを判断できる。
は、本発明の化合物の投与を含む治療法を選択する方法
も提供することを認識するであろう。かかる目的では、
テロメリック(T2AG3)N配列以外の配列に特異的な
制限酵素での消化によって腫瘍細胞からのDNAを分析
するTRF分析を行うのが助けとなるであろう。DNA
の消化に続き、ゲル電気泳動を行って、サイズに従って
制限断片を分離する。次いで、分離した断片をテロメリ
ック配列につき特異的な核酸プローブで精査して、試料
中の細胞のテロメアの長さを測定する。テロメリックD
NAの長さを測定することによって、テロメラーゼ阻害
剤をどれ位の期間投与すべきか、および他の療法(例え
ば、外科処置、化学療法および/または照射)も使用す
べきか否かを見積もることができる。加えて、処理の間
に、進行する細胞分裂にわたってテロメア長の減少が起
こっていて処理効果を示すか否かを判断できる。
【0059】V.テロメラーゼ阻害性組成物およびそれ
を用いた疾患の治療方法 また、本発明は、癌その他テロメラーゼの阻害が効果的
な療法である疾患を治療するための医薬組成物も提供す
る。これらの組成物は、医薬上許容される担体または塩
中の本発明のテロメラーゼ阻害性化合物の治療上有効量
を含む。
を用いた疾患の治療方法 また、本発明は、癌その他テロメラーゼの阻害が効果的
な療法である疾患を治療するための医薬組成物も提供す
る。これらの組成物は、医薬上許容される担体または塩
中の本発明のテロメラーゼ阻害性化合物の治療上有効量
を含む。
【0060】1つの好ましい具体例において、本発明
は、哺乳動物において癌を治療するのに有効な組成物を
提供する。該組成物は、医薬上許容される担体中の化合
物Iの構造式を有する化合物の治療上有効量を含む。
は、哺乳動物において癌を治療するのに有効な組成物を
提供する。該組成物は、医薬上許容される担体中の化合
物Iの構造式を有する化合物の治療上有効量を含む。
【0061】本発明の化合物は、テロメラーゼ活性が過
剰増殖細胞で見出されるいずれのタイプの過剰増殖性疾
患を治療するのにも使用できる。かかる疾患は、限定さ
れるものではないが、癌、乾癬、マルファン症候群、良
性過形成等を含む。また、ある場合には、本発明で提供
される化合物のごときテロメラーゼ阻害剤を、他の治療
剤と組み合わせるのが有用であろう。かかる治療剤はい
ずれのクラスまたは他のタイプの化合物からのものであ
ってもよい。癌を治療するには、例えば、本発明のテロ
メラーゼ阻害剤を、酪酸ナトリウムおよびトリコスタチ
ンAのごときヒストンデアセチラーゼの阻害剤を含め
た、クロマチン構造に影響し得る化合物と組み合わせる
ことができる。加えて、m−AMSA、アムサクリンお
よびアトロポシダのごときトポイソメラーゼII阻害剤
はクロマチンに影響すると信じられている。かくして、
化合物Vのごとき、トポイソメラーゼIIに関する阻害
活性を示す本発明の化合物は、クロマチン構造に影響さ
せるために使用することもできる。かかる組合せの選択
は、限定されるものではないが、疾患のタイプ、患者の
年齢および一般的健康、病気進行の攻撃性、治療すべき
疾患細胞のTRF長およびテロメラーゼ活性ならびに該
組合せからなる剤を許容する患者の能力を含めた種々の
因子に依存するであろう。加えて、いくつかの場合に
は、本発明のテロメラーゼ阻害剤を、疾患の副作用を治
療するための1以上の剤、例えば、鎮痛剤、または患者
自身の免疫応答を刺激するのに効果的な剤(例えば、コ
ロニー刺激因子)と組み合わせるのが有利であろう。
剰増殖細胞で見出されるいずれのタイプの過剰増殖性疾
患を治療するのにも使用できる。かかる疾患は、限定さ
れるものではないが、癌、乾癬、マルファン症候群、良
性過形成等を含む。また、ある場合には、本発明で提供
される化合物のごときテロメラーゼ阻害剤を、他の治療
剤と組み合わせるのが有用であろう。かかる治療剤はい
ずれのクラスまたは他のタイプの化合物からのものであ
ってもよい。癌を治療するには、例えば、本発明のテロ
メラーゼ阻害剤を、酪酸ナトリウムおよびトリコスタチ
ンAのごときヒストンデアセチラーゼの阻害剤を含め
た、クロマチン構造に影響し得る化合物と組み合わせる
ことができる。加えて、m−AMSA、アムサクリンお
よびアトロポシダのごときトポイソメラーゼII阻害剤
はクロマチンに影響すると信じられている。かくして、
化合物Vのごとき、トポイソメラーゼIIに関する阻害
活性を示す本発明の化合物は、クロマチン構造に影響さ
せるために使用することもできる。かかる組合せの選択
は、限定されるものではないが、疾患のタイプ、患者の
年齢および一般的健康、病気進行の攻撃性、治療すべき
疾患細胞のTRF長およびテロメラーゼ活性ならびに該
組合せからなる剤を許容する患者の能力を含めた種々の
因子に依存するであろう。加えて、いくつかの場合に
は、本発明のテロメラーゼ阻害剤を、疾患の副作用を治
療するための1以上の剤、例えば、鎮痛剤、または患者
自身の免疫応答を刺激するのに効果的な剤(例えば、コ
ロニー刺激因子)と組み合わせるのが有利であろう。
【0062】1つのかかる治療組合せの例として、医薬
処方は、本発明のテロメラーゼ阻害剤、およびフマギリ
ン、フマギリン誘導体、またはAGM−1470のごと
き抗−脈管形成剤よりなる。後者の化合物は武田薬品工
業(株)から入手可能であり、他方、前者の化合物はIn
gberら(1990年12月6日、「Synthetic analogues of fum
agillin that inhibit angiogenesis and suppress tum
or growth」, Nature 348:555-557)に記載されており、
該文献を参照のために挙げる。他の組合せは、限定され
るものではないが、1種以上の抗悪性腫瘍剤または補助
剤(例えば、ホリニン酸またはMESNA)に加えて本
発明のテロメラーゼ阻害剤を含むことができる。
処方は、本発明のテロメラーゼ阻害剤、およびフマギリ
ン、フマギリン誘導体、またはAGM−1470のごと
き抗−脈管形成剤よりなる。後者の化合物は武田薬品工
業(株)から入手可能であり、他方、前者の化合物はIn
gberら(1990年12月6日、「Synthetic analogues of fum
agillin that inhibit angiogenesis and suppress tum
or growth」, Nature 348:555-557)に記載されており、
該文献を参照のために挙げる。他の組合せは、限定され
るものではないが、1種以上の抗悪性腫瘍剤または補助
剤(例えば、ホリニン酸またはMESNA)に加えて本
発明のテロメラーゼ阻害剤を含むことができる。
【0063】本発明の化合物との組合せに適した抗悪性
腫瘍剤は、限定されるものではないが、ブスルファン、
イムプロスルファンおよびピポスルファンのごときスル
ホン酸アルキル;ベンゾジゼパ、カルボコン、メツレデ
パおよびウレデパのごときアジリジン;アルトレタミ
ン、トリエチレンメラミン、トリエチレンホスホルアミ
ド、トリエチレンチオホスホルアミドおよびトリメチロ
ールメラミンのごときエチレンイミンおよびメチルメラ
ミン;クロラムブシル、クロルナファジン、シクロホス
ファミド、エストラムスチン、イホスファミド、メクロ
レタミン、メクロレタミンオキシド塩酸塩、メルファラ
ン、ノベンビキン、フェネステリン、プレドニムスチ
ン、トロホスファミドおよびウラシルマスタードのごと
きナイトロジェンマスタード;カルムスチン、クロロゾ
トシン、フォテムスチン、ロムスチン、ニムスチンおよ
びラニムスチンのごときニトロソ尿素を含めたアルキル
化剤を含む。さらなる剤はダカルバジン、マンノムスチ
ン、ミトブロニトール、ミトラクトールおよびピポブロ
マンを含む。さらに他のクラスの関連剤は抗生物質、ホ
ルモン抗悪性腫瘍剤および抗代謝剤を含む。なおさらに
他の組合せは当業者に明らかであろう。
腫瘍剤は、限定されるものではないが、ブスルファン、
イムプロスルファンおよびピポスルファンのごときスル
ホン酸アルキル;ベンゾジゼパ、カルボコン、メツレデ
パおよびウレデパのごときアジリジン;アルトレタミ
ン、トリエチレンメラミン、トリエチレンホスホルアミ
ド、トリエチレンチオホスホルアミドおよびトリメチロ
ールメラミンのごときエチレンイミンおよびメチルメラ
ミン;クロラムブシル、クロルナファジン、シクロホス
ファミド、エストラムスチン、イホスファミド、メクロ
レタミン、メクロレタミンオキシド塩酸塩、メルファラ
ン、ノベンビキン、フェネステリン、プレドニムスチ
ン、トロホスファミドおよびウラシルマスタードのごと
きナイトロジェンマスタード;カルムスチン、クロロゾ
トシン、フォテムスチン、ロムスチン、ニムスチンおよ
びラニムスチンのごときニトロソ尿素を含めたアルキル
化剤を含む。さらなる剤はダカルバジン、マンノムスチ
ン、ミトブロニトール、ミトラクトールおよびピポブロ
マンを含む。さらに他のクラスの関連剤は抗生物質、ホ
ルモン抗悪性腫瘍剤および抗代謝剤を含む。なおさらに
他の組合せは当業者に明らかであろう。
【0064】本発明の化合物との組合せに適したさらな
る剤は、アブリン、オーリントリカルボン酸、クロラム
フェニコール、コリシンE3、シクロヘキシミド、ジフ
テリア毒素、エデインA、エメチン、エリスロマイシ
ン、エチオニン、フルオライド、5−フルオロトリプト
ファン、フシジン酸、グアニリルメチレンジホスホネー
トおよびグアニリルイミドジホスフェート、カナマイシ
ン、カスガマイシン、キロマイシンおよびO−メチルト
レオニンのごとき蛋白質合成阻害剤を含む。さらなる蛋
白質合成阻害剤は、モデクシン、ネオマイシン、ノルバ
リン、パクタマイシン、パロモマイシン、プロマイシ
ン、リシン、α−サルシン、赤痢毒素、ショウドマイシ
ン、スパルソマイシン、スペクチノマイシン、ストレプ
トマイシン、テトラサイクリン、チオストレプトンおよ
びトリメトプリムを含む。硫酸ジメチル、マイトマイシ
ンC、ナイトロジェンおよびサルファマスタード、MN
NGおよびNMSのごときアルキル化剤;アクリジン色
素、アクチノマイシン、アドリアマイシン、アントラセ
ン、ベンゾピレン、臭化エチジウム、二ヨウ化プロピジ
ウム−インタートワイニング(intertwining)のごとき
インターカレーティング剤、およびジスタマイシンおよ
びネトロプシンのごとき剤を含めたDNA合成の阻害剤
を医薬組成物中にて本発明の化合物と組み合わせること
もできる。アシクビル、アデニンβ−1−D−アラビノ
シド、アメトプテリン、アミノプテリン、2−アミノプ
リン、アフィジコリン、8−アザグアニン、アザセリ
ン、6−アザウラシル、2’−アジド−2’−デオキシ
ヌクレオシド、5−ブロモデオキシシチジン、シトシン
β−1−D−アラビノシド、ジアゾオキシノルロイシ
ン、ジデオキシヌクレオシド、5−フルオロデオキシシ
チジン、5−フルオロデオキシウリジン、5−フルオロ
ウラシル、ヒドロキシ尿素および6−メルカプトプリン
のごときDNA塩基アナログを本発明の化合物と共に組
合せ治療で使用することもできる。クメルマイシン、ナ
リジクス酸、ノボビオシンおよびオキソリニン酸のごと
きトポイソメラーゼ阻害剤、コルセミド、コルヒチン、
ビンブラスチンおよびビンクリスチンを含めた細胞分裂
の阻害剤;およびアクチノマイシンD、α−アマニチン
および他の真菌アマトキシン、コルジセピン(3’−デ
オキシアデノシン)、ジクロロリボフラノシルベンズイ
ミダゾール、リファンピシン、ストレプトバリシンおよ
びストレプトリジギンを含めたRNA合成阻害剤も本発
明の化合物と組み合わせて医薬組成物を供することがで
きる。
る剤は、アブリン、オーリントリカルボン酸、クロラム
フェニコール、コリシンE3、シクロヘキシミド、ジフ
テリア毒素、エデインA、エメチン、エリスロマイシ
ン、エチオニン、フルオライド、5−フルオロトリプト
ファン、フシジン酸、グアニリルメチレンジホスホネー
トおよびグアニリルイミドジホスフェート、カナマイシ
ン、カスガマイシン、キロマイシンおよびO−メチルト
レオニンのごとき蛋白質合成阻害剤を含む。さらなる蛋
白質合成阻害剤は、モデクシン、ネオマイシン、ノルバ
リン、パクタマイシン、パロモマイシン、プロマイシ
ン、リシン、α−サルシン、赤痢毒素、ショウドマイシ
ン、スパルソマイシン、スペクチノマイシン、ストレプ
トマイシン、テトラサイクリン、チオストレプトンおよ
びトリメトプリムを含む。硫酸ジメチル、マイトマイシ
ンC、ナイトロジェンおよびサルファマスタード、MN
NGおよびNMSのごときアルキル化剤;アクリジン色
素、アクチノマイシン、アドリアマイシン、アントラセ
ン、ベンゾピレン、臭化エチジウム、二ヨウ化プロピジ
ウム−インタートワイニング(intertwining)のごとき
インターカレーティング剤、およびジスタマイシンおよ
びネトロプシンのごとき剤を含めたDNA合成の阻害剤
を医薬組成物中にて本発明の化合物と組み合わせること
もできる。アシクビル、アデニンβ−1−D−アラビノ
シド、アメトプテリン、アミノプテリン、2−アミノプ
リン、アフィジコリン、8−アザグアニン、アザセリ
ン、6−アザウラシル、2’−アジド−2’−デオキシ
ヌクレオシド、5−ブロモデオキシシチジン、シトシン
β−1−D−アラビノシド、ジアゾオキシノルロイシ
ン、ジデオキシヌクレオシド、5−フルオロデオキシシ
チジン、5−フルオロデオキシウリジン、5−フルオロ
ウラシル、ヒドロキシ尿素および6−メルカプトプリン
のごときDNA塩基アナログを本発明の化合物と共に組
合せ治療で使用することもできる。クメルマイシン、ナ
リジクス酸、ノボビオシンおよびオキソリニン酸のごと
きトポイソメラーゼ阻害剤、コルセミド、コルヒチン、
ビンブラスチンおよびビンクリスチンを含めた細胞分裂
の阻害剤;およびアクチノマイシンD、α−アマニチン
および他の真菌アマトキシン、コルジセピン(3’−デ
オキシアデノシン)、ジクロロリボフラノシルベンズイ
ミダゾール、リファンピシン、ストレプトバリシンおよ
びストレプトリジギンを含めたRNA合成阻害剤も本発
明の化合物と組み合わせて医薬組成物を供することがで
きる。
【0065】もう1つの具体例において、本発明は、テ
ロメラーゼ阻害剤を、モノクローナル抗体(例えば、ネ
ズミまたはヒト化モノクローナル抗体)のごとき標的化
剤に結合した細胞毒剤と組み合わせるかまたはそれに共
有結合させた化合物および組成物を含む。後者の組合せ
は、細胞毒剤を大きな特異性でもって癌細胞に導入する
のを可能とできることは認識されるであろう。かくし
て、細胞毒剤の活性形態(すなわち、遊離形態)は、抗
体によって標的化される細胞でのみ存在するであろう。
勿論、本発明のテロメラーゼ阻害剤は、癌に対する治療
活性を有するモノクローナル抗体と組み合わせることも
できる。
ロメラーゼ阻害剤を、モノクローナル抗体(例えば、ネ
ズミまたはヒト化モノクローナル抗体)のごとき標的化
剤に結合した細胞毒剤と組み合わせるかまたはそれに共
有結合させた化合物および組成物を含む。後者の組合せ
は、細胞毒剤を大きな特異性でもって癌細胞に導入する
のを可能とできることは認識されるであろう。かくし
て、細胞毒剤の活性形態(すなわち、遊離形態)は、抗
体によって標的化される細胞でのみ存在するであろう。
勿論、本発明のテロメラーゼ阻害剤は、癌に対する治療
活性を有するモノクローナル抗体と組み合わせることも
できる。
【0066】本発明のテロメラーゼ阻害剤の、テロメラ
ーゼ活性によって特徴付けられる哺乳動物疾患の治療へ
の適用に加えて、本明細書に開示されたもののごときテ
ロメラーゼ阻害剤を、テロメラーゼ活性によって特徴付
けられる農業植物病理学的生物に適用することができ
る。これらの生物は、テロメラーゼ活性が見出されてい
るCeanorhabditis elegansのごとき線虫、および真菌Us
tilago maydisのDNAが、テロメラーゼによって維持
されるタンデムTTAGGG反復を有するテロメアを示
すという判断に基づいてテロメラーゼ活性を有すること
が期待される真菌を含む。本発明のテロメラーゼ−阻害
性化合物は、単独、あるいは他のテロメラーゼ−阻害剤
および/または植物病を防除するのに使用されている他
の剤と組み合わせて、テロメラーゼ活性を有する植物病
理学的生物に感染した植物および土壌に投与することが
できる。かかる植物病理学的生物を防除するのに使用さ
れる組成物の測定、およびかかる組成物を送達する適当
な方法は、農業分野における当業者によく知られてい
る。
ーゼ活性によって特徴付けられる哺乳動物疾患の治療へ
の適用に加えて、本明細書に開示されたもののごときテ
ロメラーゼ阻害剤を、テロメラーゼ活性によって特徴付
けられる農業植物病理学的生物に適用することができ
る。これらの生物は、テロメラーゼ活性が見出されてい
るCeanorhabditis elegansのごとき線虫、および真菌Us
tilago maydisのDNAが、テロメラーゼによって維持
されるタンデムTTAGGG反復を有するテロメアを示
すという判断に基づいてテロメラーゼ活性を有すること
が期待される真菌を含む。本発明のテロメラーゼ−阻害
性化合物は、単独、あるいは他のテロメラーゼ−阻害剤
および/または植物病を防除するのに使用されている他
の剤と組み合わせて、テロメラーゼ活性を有する植物病
理学的生物に感染した植物および土壌に投与することが
できる。かかる植物病理学的生物を防除するのに使用さ
れる組成物の測定、およびかかる組成物を送達する適当
な方法は、農業分野における当業者によく知られてい
る。
【0067】また、線虫および恐らくは真菌はテロメラ
ーゼ活性を有するという判断は、本発明によって提供さ
れるテロメラーゼ阻害剤を用いて、イヌおよびネコのご
とき獣医学的に興味があるヒトおよび動物において線虫
感染を治療することができることを示す。ヒトおよび動
物における線虫感染は、しばしば、鉤虫または回虫感染
の形態であり、髄膜炎、心筋炎、および種々の神経学的
疾患のごとき致死的二次病の宿主に導く。かくして、本
発明のテロメラーゼ阻害性化合物のごとき化合物の、単
独での、あるいは他のテロメラーゼ阻害剤および/また
は他の治療剤と組み合わせての投与を用いて、ヒトおよ
び動物における線虫および真菌感染を防除することがで
きることは認識されるであろう。
ーゼ活性を有するという判断は、本発明によって提供さ
れるテロメラーゼ阻害剤を用いて、イヌおよびネコのご
とき獣医学的に興味があるヒトおよび動物において線虫
感染を治療することができることを示す。ヒトおよび動
物における線虫感染は、しばしば、鉤虫または回虫感染
の形態であり、髄膜炎、心筋炎、および種々の神経学的
疾患のごとき致死的二次病の宿主に導く。かくして、本
発明のテロメラーゼ阻害性化合物のごとき化合物の、単
独での、あるいは他のテロメラーゼ阻害剤および/また
は他の治療剤と組み合わせての投与を用いて、ヒトおよ
び動物における線虫および真菌感染を防除することがで
きることは認識されるであろう。
【0068】一般に、本発明の化合物の適当に効果的な
用量は、1日当たり受容者の体重1kgにつき0.00
1ないし1000mgの範囲、好ましくは1日当たり体
重1kgにつき0.001ないし100mgの範囲、よ
り好ましくは1日当たり体重1kgにつき約0.1およ
び100mgの間、なおより好ましくは1日当たり体重
1kgにつき0.1ないし10mgの範囲となろう。望
ましい投与量は、好ましくは、1日の間に適当な間隔で
投与する1、2、3、4またはそれ以上のサブ用量とす
る。これらのサブ用量は、例えば、単位投与形態当たり
5ないし10000mg、好ましくは10ないし100
0mgの有効成分を含有する単位投与形態で投与するこ
とができる。好ましくは、投与量は少なくともTIDに
等しい用量で1日当たり1回で供する。
用量は、1日当たり受容者の体重1kgにつき0.00
1ないし1000mgの範囲、好ましくは1日当たり体
重1kgにつき0.001ないし100mgの範囲、よ
り好ましくは1日当たり体重1kgにつき約0.1およ
び100mgの間、なおより好ましくは1日当たり体重
1kgにつき0.1ないし10mgの範囲となろう。望
ましい投与量は、好ましくは、1日の間に適当な間隔で
投与する1、2、3、4またはそれ以上のサブ用量とす
る。これらのサブ用量は、例えば、単位投与形態当たり
5ないし10000mg、好ましくは10ないし100
0mgの有効成分を含有する単位投与形態で投与するこ
とができる。好ましくは、投与量は少なくともTIDに
等しい用量で1日当たり1回で供する。
【0069】これらの療法で使用する組成物は種々の形
態とできる。これらは、例えば、錠剤、丸剤、散剤、液
剤または懸濁剤、リポソーム、および注射および注入溶
液のごとき固体、半固体、および液体投与形態を含む。
好ましい形態は、意図する投与様式および療法適用に依
存する。当業者によく知られているように、組成物は、
好ましくは、通常の医薬上許容される担体およびアジュ
バントも含む。例えば、REMINGTON'S PHARMACEUTICAL S
CIENCES, Mark Publishing Co.: Easton, PA,17th Ed.
(1985)参照。好ましくは、投与は経口または(皮下、筋
肉内、静脈内、および皮膚内を含めた)非経口経路によ
る。より好ましくは、投与経路は経口である。本発明の
治療方法および治療剤は、勿論、特定の病気または病気
状態を治療するための他の方法および剤に付随してまた
はそれと組み合わせて使用できる。
態とできる。これらは、例えば、錠剤、丸剤、散剤、液
剤または懸濁剤、リポソーム、および注射および注入溶
液のごとき固体、半固体、および液体投与形態を含む。
好ましい形態は、意図する投与様式および療法適用に依
存する。当業者によく知られているように、組成物は、
好ましくは、通常の医薬上許容される担体およびアジュ
バントも含む。例えば、REMINGTON'S PHARMACEUTICAL S
CIENCES, Mark Publishing Co.: Easton, PA,17th Ed.
(1985)参照。好ましくは、投与は経口または(皮下、筋
肉内、静脈内、および皮膚内を含めた)非経口経路によ
る。より好ましくは、投与経路は経口である。本発明の
治療方法および治療剤は、勿論、特定の病気または病気
状態を治療するための他の方法および剤に付随してまた
はそれと組み合わせて使用できる。
【0070】本発明の有効成分を単独で投与することが
できるが、治療剤を医薬処方または組成物の一部として
供するのが好ましい。本発明の処方は、1種以上の医薬
上または治療上許容される担体および所望により他の治
療成分と共に、治療上または医薬上有効量の少なくとも
1種の本発明のテロメラーゼ活性阻害性化合物よりな
る。かかる処方を調製するための種々の考慮が、例え
ば、ここに参照のために挙げるGilmanら(編), GOODMAN
AND GILMAN'S; THE PHARMACOLOGICAL BASES OF THERAPE
UTICS, 第8版, Pergamon Press (1990);およびREMINGT
ON'S(前掲)に記載されている。例えば、経口、静脈
内、腹腔内、筋肉内、および他の投与形態のための投与
方法がそれらで議論されている。典型的には、予防およ
び/または治療的処置のための医薬組成物を投与する方
法は、局所、非経口、または経口方法である。経口投与
が好ましい。医薬組成物は、投与方法に応じて、種々の
単位投与形態で投与できる。前記したごとく、経口投与
に適した単位投与形態は散剤、錠剤、丸剤およびカプセ
ル剤を含む。
できるが、治療剤を医薬処方または組成物の一部として
供するのが好ましい。本発明の処方は、1種以上の医薬
上または治療上許容される担体および所望により他の治
療成分と共に、治療上または医薬上有効量の少なくとも
1種の本発明のテロメラーゼ活性阻害性化合物よりな
る。かかる処方を調製するための種々の考慮が、例え
ば、ここに参照のために挙げるGilmanら(編), GOODMAN
AND GILMAN'S; THE PHARMACOLOGICAL BASES OF THERAPE
UTICS, 第8版, Pergamon Press (1990);およびREMINGT
ON'S(前掲)に記載されている。例えば、経口、静脈
内、腹腔内、筋肉内、および他の投与形態のための投与
方法がそれらで議論されている。典型的には、予防およ
び/または治療的処置のための医薬組成物を投与する方
法は、局所、非経口、または経口方法である。経口投与
が好ましい。医薬組成物は、投与方法に応じて、種々の
単位投与形態で投与できる。前記したごとく、経口投与
に適した単位投与形態は散剤、錠剤、丸剤およびカプセ
ル剤を含む。
【0071】薬物の経皮経路により本発明の化合物を患
者の全身循環に送達するために局所投与を使用できる。
皮膚部位は、前腕、腹、胸、背中、臀部、および乳様突
起領域のごとき、薬物を経皮投与するための解剖学的領
域を含む。化合物は、当該化合物よりなる局所処方また
は当該化合物を投与する経皮薬物送達デバイスいずれか
を皮膚上に置くことによって皮膚に投与される。いずれ
の具体例においても、送達ビヒクルは、皮膚上に容易に
置け、皮膚に快適に保持されるように設計し、そのよう
な形状、サイズとし、そのように適合するようにする。
者の全身循環に送達するために局所投与を使用できる。
皮膚部位は、前腕、腹、胸、背中、臀部、および乳様突
起領域のごとき、薬物を経皮投与するための解剖学的領
域を含む。化合物は、当該化合物よりなる局所処方また
は当該化合物を投与する経皮薬物送達デバイスいずれか
を皮膚上に置くことによって皮膚に投与される。いずれ
の具体例においても、送達ビヒクルは、皮膚上に容易に
置け、皮膚に快適に保持されるように設計し、そのよう
な形状、サイズとし、そのように適合するようにする。
【0072】本発明の化合物に関して、種々の経皮薬物
送達デバイスを使用できる。例えば、裏打材およびアク
リレート系接着剤からなる簡便な接着性パッチを調製す
ることができる。薬物およびいずれかの浸透促進剤を接
着性キャスティング溶液に処方することができる。該接
着性キャスティング溶液は裏打材上に直接流布すること
ができるか、あるいは皮膚に適用して粘着性コーティン
グを形成することができる。米国特許第4,310,50
9号;第4,560,555号;および第4,542,01
2号参照。
送達デバイスを使用できる。例えば、裏打材およびアク
リレート系接着剤からなる簡便な接着性パッチを調製す
ることができる。薬物およびいずれかの浸透促進剤を接
着性キャスティング溶液に処方することができる。該接
着性キャスティング溶液は裏打材上に直接流布すること
ができるか、あるいは皮膚に適用して粘着性コーティン
グを形成することができる。米国特許第4,310,50
9号;第4,560,555号;および第4,542,01
2号参照。
【0073】他の具体例において、本発明の化合物は、
液体貯蔵器系薬物送達デバイスを用いて送達される。こ
れらの系は、典型的には、裏打材、膜、アクリレートベ
ースの接着剤、および離型ライナーよりなる。膜を裏打
材にシールして貯蔵器を形成させる。次いで、薬物また
は化合物およびいずれかのビヒクル、促進剤、安定化
剤、ゲル化剤等を該貯蔵器に取り込ませる。例えば、米
国特許第4,597,961号;第4,485,097号;
第4,608,249号;第4,505,891号;第3,
843,480号;第3,948,254号;第3,94
8,262号;第3,053,255号;および第3,99
3,073号参照。
液体貯蔵器系薬物送達デバイスを用いて送達される。こ
れらの系は、典型的には、裏打材、膜、アクリレートベ
ースの接着剤、および離型ライナーよりなる。膜を裏打
材にシールして貯蔵器を形成させる。次いで、薬物また
は化合物およびいずれかのビヒクル、促進剤、安定化
剤、ゲル化剤等を該貯蔵器に取り込ませる。例えば、米
国特許第4,597,961号;第4,485,097号;
第4,608,249号;第4,505,891号;第3,
843,480号;第3,948,254号;第3,94
8,262号;第3,053,255号;および第3,99
3,073号参照。
【0074】裏打材、薬物/浸透促進剤マトリックス、
膜、および接着剤よりなるマトリックスパッチを使用し
て本発明の化合物を経皮送達することもできる。該マト
リックス材は、典型的には、ポリウレタン発泡体よりな
る。薬物、いずれかの促進剤、ビヒクル、安定化剤等を
発泡体前駆体と組み合わせる。該発泡体を硬化させて、
粘着性エラストマーマトリックスが得られ、これは裏打
材に直接付着させることができる。例えば、米国特許第
4,542,013号;第4,460,562号;第4,4
66,953号;第4,482,534号;および第4,5
33,540号参照。
膜、および接着剤よりなるマトリックスパッチを使用し
て本発明の化合物を経皮送達することもできる。該マト
リックス材は、典型的には、ポリウレタン発泡体よりな
る。薬物、いずれかの促進剤、ビヒクル、安定化剤等を
発泡体前駆体と組み合わせる。該発泡体を硬化させて、
粘着性エラストマーマトリックスが得られ、これは裏打
材に直接付着させることができる。例えば、米国特許第
4,542,013号;第4,460,562号;第4,4
66,953号;第4,482,534号;および第4,5
33,540号参照。
【0075】また、本発明には、典型的には、非毒性の
医薬上許容される局所用担体と共に、約0.001%な
いし10%の範囲の濃度の本発明の化合物よりなる皮膚
への局所適用のための製剤が含まれる。これらの局所製
剤は、本発明による有効成分を、局所用の乾燥処方、液
状処方およびクリーム処方で常用される通常の医薬希釈
剤および担体と組み合わせることによって調製できる。
軟膏およびクリームは、例えば、適当な粘稠化剤および
/またはゲル化剤を添加して、水性または油性基剤で処
方できる。かかる基剤は、水および/または流動パラフ
ィンまたは落花生油もしくはヒマシ油のごとき植物油の
ような油を含むことができる。基剤の性質に応じて使用
できる粘稠化剤はソフトパラフィン、ステアリン酸アル
ミニウム、セトステアリルアルコール、プロピレングリ
コール、ポリエチレングリコール、羊毛脂、水素化ラノ
リン、蜜蝋等を含む。
医薬上許容される局所用担体と共に、約0.001%な
いし10%の範囲の濃度の本発明の化合物よりなる皮膚
への局所適用のための製剤が含まれる。これらの局所製
剤は、本発明による有効成分を、局所用の乾燥処方、液
状処方およびクリーム処方で常用される通常の医薬希釈
剤および担体と組み合わせることによって調製できる。
軟膏およびクリームは、例えば、適当な粘稠化剤および
/またはゲル化剤を添加して、水性または油性基剤で処
方できる。かかる基剤は、水および/または流動パラフ
ィンまたは落花生油もしくはヒマシ油のごとき植物油の
ような油を含むことができる。基剤の性質に応じて使用
できる粘稠化剤はソフトパラフィン、ステアリン酸アル
ミニウム、セトステアリルアルコール、プロピレングリ
コール、ポリエチレングリコール、羊毛脂、水素化ラノ
リン、蜜蝋等を含む。
【0076】ローションは、水性または油性基剤で処方
することができ、一般に、以下の:安定化剤、乳化剤、
分散剤、懸濁化剤、粘稠化剤、着色剤、香料等のうち1
種以上も含む。散剤は、いずれかの適当な粉末基剤、例
えば、タルク、ラクトース、スターチ等の助けを借りて
処方できる。滴剤は、1種以上の分散剤、懸濁化剤、安
定化剤等も含む水性基剤または非水性基剤で処方でき
る。本発明の化合物の局所投与は、皮膚癌および皮膚の
真菌感染(典型的には、テロメラーゼ活性を発現する病
原真菌)のごとき疾患を治療するのにも好ましい。
することができ、一般に、以下の:安定化剤、乳化剤、
分散剤、懸濁化剤、粘稠化剤、着色剤、香料等のうち1
種以上も含む。散剤は、いずれかの適当な粉末基剤、例
えば、タルク、ラクトース、スターチ等の助けを借りて
処方できる。滴剤は、1種以上の分散剤、懸濁化剤、安
定化剤等も含む水性基剤または非水性基剤で処方でき
る。本発明の化合物の局所投与は、皮膚癌および皮膚の
真菌感染(典型的には、テロメラーゼ活性を発現する病
原真菌)のごとき疾患を治療するのにも好ましい。
【0077】本発明の局所医薬組成物は、1種以上の保
存剤または静菌剤、例えば、ヒドロキシ安息香酸メチ
ル、ヒドロキシ安息香酸プロピル、クロロクレオソー
ル、塩化ベンザルコニウム等も含むことができる。ま
た、局所医薬組成物は、抗微生物剤、特に抗生物質、麻
酔剤、鎮痛剤、および鎮痒剤のごとき他の有効成分を含
有することもできる。
存剤または静菌剤、例えば、ヒドロキシ安息香酸メチ
ル、ヒドロキシ安息香酸プロピル、クロロクレオソー
ル、塩化ベンザルコニウム等も含むことができる。ま
た、局所医薬組成物は、抗微生物剤、特に抗生物質、麻
酔剤、鎮痛剤、および鎮痒剤のごとき他の有効成分を含
有することもできる。
【0078】本発明の化合物は、粘膜を介して送達する
こともできる。経粘膜(すなわち、舌下、口腔、および
膣)薬物送達は、全身循環への活性物質の効果的な侵入
を提供し、肝臓および腸壁叢による直後の代謝を低下さ
せる。経粘膜薬物投与形態(例えば、錠剤、坐薬、軟
膏、ペッサリー、膜、および粉末)は、典型的には、粘
膜との接触を保持され、崩壊しおよび/または迅速に溶
解して直ちに全身吸収される。ある種のかかる経路は、
患者が治療組成物を経口摂取できない場合でさえ使用で
きることに注意されたい。本発明のテロメラーゼ阻害剤
の送達が増強される場合、粘膜への送達用の組成物を選
択でき、例えば、結腸癌の場合、テロメラーゼ阻害剤を
送達するために坐薬を用いることができることに注意さ
れたい。
こともできる。経粘膜(すなわち、舌下、口腔、および
膣)薬物送達は、全身循環への活性物質の効果的な侵入
を提供し、肝臓および腸壁叢による直後の代謝を低下さ
せる。経粘膜薬物投与形態(例えば、錠剤、坐薬、軟
膏、ペッサリー、膜、および粉末)は、典型的には、粘
膜との接触を保持され、崩壊しおよび/または迅速に溶
解して直ちに全身吸収される。ある種のかかる経路は、
患者が治療組成物を経口摂取できない場合でさえ使用で
きることに注意されたい。本発明のテロメラーゼ阻害剤
の送達が増強される場合、粘膜への送達用の組成物を選
択でき、例えば、結腸癌の場合、テロメラーゼ阻害剤を
送達するために坐薬を用いることができることに注意さ
れたい。
【0079】口腔膜または舌下膜への送達には、典型的
には、ロゼンジ、錠剤、またはカプセル剤のごとき経口
処方を使用する。限定されるものではないが、予備製造
錠剤への薬理剤の添加;不活性充填剤、結合剤、および
(米国特許第4,806,356号に記載された)薬理剤
または該剤を含有する物質の冷圧縮;およびカプセル化
を含めたこれらの処方の製造方法は当該分野で公知であ
る。もう1つの経口処方は、米国特許第4,940,58
7号に記載されているように、セルロース誘導体のヒド
ロキシプロピルセルロースのごとき接着剤を用いて経口
粘膜に適用できる。この口腔接着性組成物は、口腔粘膜
に投与した場合、薬理剤の口へのおよび口腔粘膜を通し
ての制御放出を可能とする。
には、ロゼンジ、錠剤、またはカプセル剤のごとき経口
処方を使用する。限定されるものではないが、予備製造
錠剤への薬理剤の添加;不活性充填剤、結合剤、および
(米国特許第4,806,356号に記載された)薬理剤
または該剤を含有する物質の冷圧縮;およびカプセル化
を含めたこれらの処方の製造方法は当該分野で公知であ
る。もう1つの経口処方は、米国特許第4,940,58
7号に記載されているように、セルロース誘導体のヒド
ロキシプロピルセルロースのごとき接着剤を用いて経口
粘膜に適用できる。この口腔接着性組成物は、口腔粘膜
に投与した場合、薬理剤の口へのおよび口腔粘膜を通し
ての制御放出を可能とする。
【0080】非経口投与は、一般に、皮下、筋肉内また
は静脈内いずれかでの注射によって特徴付けられる。か
くして、本発明は、許容される担体に溶解または懸濁さ
せた本発明の化合物の溶液からなる静脈内投与用組成物
を提供する。注射剤は、液体溶液もしくは懸濁液とし
て、注射に先立っての液体中の溶液または懸濁液に適し
た固体形態として、または乳剤として、通常の形態で調
製できる。適当な賦形剤は、例えば、水、緩衝化水、生
理食塩水、デキストロース、グリセロール、エタノール
等である。これらの組成物は、滅菌濾過のごとき通常の
よく知られた滅菌技術によって滅菌される。得られた溶
液はそのまま使用するために包装し、あるいは凍結乾燥
し、凍結乾燥製剤は投与に先立って滅菌溶液と合するこ
とができる。加えて、所望ならば、投与すべき医薬組成
物は、湿潤剤または乳化剤、例えば、酢酸ナトリウム、
ソルビタンモノスレアレート、トリエタノールアミンオ
レエート等のごときpH調整剤等のような非毒性補助物
質の少量を含有することもできる。かかる処方は卵巣癌
を治療するのに有用である。
は静脈内いずれかでの注射によって特徴付けられる。か
くして、本発明は、許容される担体に溶解または懸濁さ
せた本発明の化合物の溶液からなる静脈内投与用組成物
を提供する。注射剤は、液体溶液もしくは懸濁液とし
て、注射に先立っての液体中の溶液または懸濁液に適し
た固体形態として、または乳剤として、通常の形態で調
製できる。適当な賦形剤は、例えば、水、緩衝化水、生
理食塩水、デキストロース、グリセロール、エタノール
等である。これらの組成物は、滅菌濾過のごとき通常の
よく知られた滅菌技術によって滅菌される。得られた溶
液はそのまま使用するために包装し、あるいは凍結乾燥
し、凍結乾燥製剤は投与に先立って滅菌溶液と合するこ
とができる。加えて、所望ならば、投与すべき医薬組成
物は、湿潤剤または乳化剤、例えば、酢酸ナトリウム、
ソルビタンモノスレアレート、トリエタノールアミンオ
レエート等のごときpH調整剤等のような非毒性補助物
質の少量を含有することもできる。かかる処方は卵巣癌
を治療するのに有用である。
【0081】非経口投与のもう1つの方法は、投与量の
一定レベルが維持されるように、徐放または持続放出系
の移植を使用する。例えば、ここに参照のために挙げる
米国特許第3,710,795号参照。
一定レベルが維持されるように、徐放または持続放出系
の移植を使用する。例えば、ここに参照のために挙げる
米国特許第3,710,795号参照。
【0082】例えば、液状の医薬上投与可能な組成物
は、例えば、水、生理食塩水、水性デキストロース、グ
リセロール、エタノール、オリーブ油、および他の親油
性溶媒等のごとき賦形剤に前記定義の活性化合物および
任意の医薬アジュバントを溶解、分散等させて、溶液ま
たは懸濁液を形成させることによって調製できる。所望
ならば、投与すべき医薬組成物は、湿潤剤または乳化
剤、pH調整剤等、例えば、酢酸ナトリウム、ソルビタ
ンモノラウレート、トリエタノールアミン酢酸ナトリウ
ム、トリエタノールアミンオレエート等のごとき非毒性
補助物質の少量を含有することもできる。かかる投与形
態を調製する実際の方法は、当業者に知られており、ま
た当業者に明らかであろう。例えば、REMINGTO
N’S PHARMACEUTICALSCIENCES,前掲参照。投与すべ
き組成物または処方は有効量の本発明の活性化合物を含
有する。
は、例えば、水、生理食塩水、水性デキストロース、グ
リセロール、エタノール、オリーブ油、および他の親油
性溶媒等のごとき賦形剤に前記定義の活性化合物および
任意の医薬アジュバントを溶解、分散等させて、溶液ま
たは懸濁液を形成させることによって調製できる。所望
ならば、投与すべき医薬組成物は、湿潤剤または乳化
剤、pH調整剤等、例えば、酢酸ナトリウム、ソルビタ
ンモノラウレート、トリエタノールアミン酢酸ナトリウ
ム、トリエタノールアミンオレエート等のごとき非毒性
補助物質の少量を含有することもできる。かかる投与形
態を調製する実際の方法は、当業者に知られており、ま
た当業者に明らかであろう。例えば、REMINGTO
N’S PHARMACEUTICALSCIENCES,前掲参照。投与すべ
き組成物または処方は有効量の本発明の活性化合物を含
有する。
【0083】固体組成物には、通常の非毒性固体担体を
使用でき、例えば、医薬グレードのマンニトール、ラク
トース、スターチ、ステアリン酸マグネシウム、サッカ
リンナトリウム、タルク、セルロース、グルコース、ス
クロース、炭酸マグネシウム等を含む。経口投与には、
医薬上許容される非毒性組成物は、従前にリストされて
いるもののごとき通常使用されるいずれかの賦形剤およ
び一般に0.1−95%の有効成分、好ましくは約20
%の有効成分を配合することによって形成される。
使用でき、例えば、医薬グレードのマンニトール、ラク
トース、スターチ、ステアリン酸マグネシウム、サッカ
リンナトリウム、タルク、セルロース、グルコース、ス
クロース、炭酸マグネシウム等を含む。経口投与には、
医薬上許容される非毒性組成物は、従前にリストされて
いるもののごとき通常使用されるいずれかの賦形剤およ
び一般に0.1−95%の有効成分、好ましくは約20
%の有効成分を配合することによって形成される。
【0084】本発明の化合物を含有する組成物は予防お
よび/または治療処置のために投与できる。治療適用で
は、組成物を、疾患およびその合併症の徴候を治癒させ
るかあるいは少なくとも部分的に阻止するのに十分な量
にて、前記した疾患に既に罹った患者に投与する。これ
を達成するための適量は、「治療上有効量もしくは用
量」と定義される。この用途に効果的な量は、疾患の重
症度ならびに患者の体重および一般的状態に依存する。
よび/または治療処置のために投与できる。治療適用で
は、組成物を、疾患およびその合併症の徴候を治癒させ
るかあるいは少なくとも部分的に阻止するのに十分な量
にて、前記した疾患に既に罹った患者に投与する。これ
を達成するための適量は、「治療上有効量もしくは用
量」と定義される。この用途に効果的な量は、疾患の重
症度ならびに患者の体重および一般的状態に依存する。
【0085】内部(イン・ビボ)投与に加えて、本発明
の化合物および組成物は、例えば、白血病に罹った患者
の場合、エクス・ビボで適用して治療効果を達成するこ
とができる。かかる適用において、治療すべき細胞、例
えば、血液細胞または骨髄細胞を患者から取り出し、本
発明の化合物の医薬上有効量で処理する。処理に続き、
細胞を患者に戻す。かかる手法は、細胞を、利用できる
他のものよりも長時間または高濃にて治療剤の濃度に暴
露することを可能とする。
の化合物および組成物は、例えば、白血病に罹った患者
の場合、エクス・ビボで適用して治療効果を達成するこ
とができる。かかる適用において、治療すべき細胞、例
えば、血液細胞または骨髄細胞を患者から取り出し、本
発明の化合物の医薬上有効量で処理する。処理に続き、
細胞を患者に戻す。かかる手法は、細胞を、利用できる
他のものよりも長時間または高濃にて治療剤の濃度に暴
露することを可能とする。
【0086】癌患者の場合、例えば緩解の発生によって
一旦患者の状態の改善が起これば、要すれば維持用量を
投与する。引き続いて、投与量または投与頻度、あるい
は双方を、系の関数として、改良された状態が保持され
るレベルまで低下させる。徴候が所望のレベルまで軽減
されれば、治療を終了することができる。しかしなが
ら、患者は疾患徴候のいずれかの再発に際してさらに治
療を要する可能性がある。
一旦患者の状態の改善が起これば、要すれば維持用量を
投与する。引き続いて、投与量または投与頻度、あるい
は双方を、系の関数として、改良された状態が保持され
るレベルまで低下させる。徴候が所望のレベルまで軽減
されれば、治療を終了することができる。しかしなが
ら、患者は疾患徴候のいずれかの再発に際してさらに治
療を要する可能性がある。
【0087】予防適用(例えば、化学予防)において
は、本発明の化合物を含有する組成物を、特定の疾患に
対して感受性のまたはその危険がある患者に投与する。
かかる量は「予防上有効量もしくは用量」と定義され
る。この用途では、正確な量は、再度、健康および体重
の患者状態に依存する。
は、本発明の化合物を含有する組成物を、特定の疾患に
対して感受性のまたはその危険がある患者に投与する。
かかる量は「予防上有効量もしくは用量」と定義され
る。この用途では、正確な量は、再度、健康および体重
の患者状態に依存する。
【0088】本開示を読んだ当業者に明らかなごとく、
本発明は、ヒトテロメラーゼに関する価値ある試薬を提
供する。必要な前記記載は、特定化合物の限定的かつ例
示的にすぎないサンプルを提供し、本発明の範囲を限定
するものと解釈されるべきではない。本発明の他の特徴
および利点は以下の実施例から明らかであろう。
本発明は、ヒトテロメラーゼに関する価値ある試薬を提
供する。必要な前記記載は、特定化合物の限定的かつ例
示的にすぎないサンプルを提供し、本発明の範囲を限定
するものと解釈されるべきではない。本発明の他の特徴
および利点は以下の実施例から明らかであろう。
【0089】
【実施例】以下の実施例は、本発明を理解し実施するに
おいて当業者を助力するために、本発明の特別の態様を
記載して、本発明を説明し、また、テロメラーゼ活性を
阻害する化合物を同定しテストするのに使用する方法の
記載を提供する。実施例は断じて本発明を限定するもの
と解釈されるべきではない。
おいて当業者を助力するために、本発明の特別の態様を
記載して、本発明を説明し、また、テロメラーゼ活性を
阻害する化合物を同定しテストするのに使用する方法の
記載を提供する。実施例は断じて本発明を限定するもの
と解釈されるべきではない。
【0090】A.化学合成 以下の一般的手法は化合物Iの構造式によって定義され
るクラスにおける化合物の合成を説明する。 一般的手法A:6−ジメトキシメチル−3−シアノ−2
−チオエーテルピリジンの合成 以下に反応図式1の化合物2の合成を示す。正圧の窒素
下で、磁気撹拌棒を備えた丸底フラスコに、3−シアノ
−2−メルカプトピリジン−6−カルボキシアルデヒド
ジメチルアセタール(1.0513g、5.0ミリモ
ル)、DMF(5ml)、K2CO3(0.7602g、
5.5ミリモル)、および対応するアルキル化剤(5.2
ミリモル)を仕込んだ。均一でない混合物を室温で3時
間撹拌した。反応混合物を氷/水(50ml)に注ぎ、
酢酸エチル(EtOAc)で2回抽出した。合した有機
層を飽和塩化ナトリウム水溶液(NaCl、ブライン)
で洗浄し、硫酸マグネシウム(MgSO4)上で乾燥
し、濾過し、ロータリーエバポレーションによって溶媒
を除去して、カップリングした生成物を得た。単離収率
は87−96%の範囲である。生成物を1H NMRお
よびTLCによって分析した。
るクラスにおける化合物の合成を説明する。 一般的手法A:6−ジメトキシメチル−3−シアノ−2
−チオエーテルピリジンの合成 以下に反応図式1の化合物2の合成を示す。正圧の窒素
下で、磁気撹拌棒を備えた丸底フラスコに、3−シアノ
−2−メルカプトピリジン−6−カルボキシアルデヒド
ジメチルアセタール(1.0513g、5.0ミリモ
ル)、DMF(5ml)、K2CO3(0.7602g、
5.5ミリモル)、および対応するアルキル化剤(5.2
ミリモル)を仕込んだ。均一でない混合物を室温で3時
間撹拌した。反応混合物を氷/水(50ml)に注ぎ、
酢酸エチル(EtOAc)で2回抽出した。合した有機
層を飽和塩化ナトリウム水溶液(NaCl、ブライン)
で洗浄し、硫酸マグネシウム(MgSO4)上で乾燥
し、濾過し、ロータリーエバポレーションによって溶媒
を除去して、カップリングした生成物を得た。単離収率
は87−96%の範囲である。生成物を1H NMRお
よびTLCによって分析した。
【0091】一般的手法B:6−ジメトキシメチル−3
−シアノ−2−チオエーテルピリジンのアセタール脱保
護 以下のものは、反応図式1の化合物2の同反応図式の化
合物3への変換を示す。正圧の窒素下、磁気撹拌棒、温
度計および還流冷却器を装備した三首丸底フラスコに対
応するジメチルアセタール(5.0ミリモル)、ベンゼ
ン(60ml)およびp−トルエンスルホン酸(1.9
975g,10.5ミリモル)を導入した。73−78
℃で混合物を48時間還流した。反応混合物を飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液(NaHCO3)に注ぐことによ
って反応をクエンチし、次いで、塩化メチレンで2回抽
出した。合した有機層を飽和NaCl水溶液(ブライ
ン)で洗浄し、Mg2SO4上で乾燥し、濾過し、溶媒を
ロータリーエバポレーションによって除去して所望のア
ルデヒドを得た。生成物は1H NMRおよびTLCに
よって分析した。
−シアノ−2−チオエーテルピリジンのアセタール脱保
護 以下のものは、反応図式1の化合物2の同反応図式の化
合物3への変換を示す。正圧の窒素下、磁気撹拌棒、温
度計および還流冷却器を装備した三首丸底フラスコに対
応するジメチルアセタール(5.0ミリモル)、ベンゼ
ン(60ml)およびp−トルエンスルホン酸(1.9
975g,10.5ミリモル)を導入した。73−78
℃で混合物を48時間還流した。反応混合物を飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液(NaHCO3)に注ぐことによ
って反応をクエンチし、次いで、塩化メチレンで2回抽
出した。合した有機層を飽和NaCl水溶液(ブライ
ン)で洗浄し、Mg2SO4上で乾燥し、濾過し、溶媒を
ロータリーエバポレーションによって除去して所望のア
ルデヒドを得た。生成物は1H NMRおよびTLCに
よって分析した。
【0092】一般的手法C:ジメトキシアセタールピリ
ジンチオエーテルの脱保護 この手法は反応図式1の化合物2のその反応図式の化合
物3への変換を説明する。窒素の正圧下、磁気撹拌棒お
よび温度計を装備した三首丸底フラスコに対応するアセ
タール(7.0ミリモル)およびクロロホルム(CHC
l3、63ml)を導入した。この混合物にトリフルオ
ロ酢酸水溶液(TFA/H2O、31mL/31ml)
を0℃で添加した。混合物を、TLC分析によって判断
して完了するまで35℃で激しく撹拌した(3−78時
間)。反応を飽和NaHCO3水溶液でクエンチし、溶
液をEtOAcで2回抽出した。合した有機層を飽和N
aCl水溶液(ブライン)で洗浄し、次いで、硫酸ナト
リウム(Na2SO4)上で乾燥し、濾過した。溶媒をロ
ータリーエバポレーションによって除去し、生成物を1
H NMRおよびTLCによって分析した。以下に本明
細書に記載した代表的な化合物についてのNMRデータ
を示す。 化合物V:1 H NMR(400MHz,DMSO−d6)4.56
(s,2H),7.50(s,2H,J=0.8Hz),7.
72(d,1H,J=8Hz),7.80(s,1H),
8.41(d,1H,J=8Hz),10.01(s,1
H) 化合物XXXI:1 H NMR(400MHz,DMSO−d6)2.43
(s,9H),4.70(s,6H),7.74(d,3H,
J=8Hz),8.44(d,3H,J=8Hz),10.
00(s,3H) 化合物XXXII:1 H NMR(400MHz,DMSO−d6)4.58
(s,4H),4.64(s,4H),7.27(d,2H,
J=8Hz),7.38(d,4H,J=8.5Hz),
8.12(d,2H,J=8Hz),8.16(d,2H,J
=8Hz),9.32(s,2H),9.62(s,2H) 化合物XXXIII:1 H NMR(400MHz,DMSO−d6)4.74
(s,8H),7.63(d,4H,J=1Hz),7.6
5(d,4H,J=1Hz),7.67(s,2H),8.
37(d,4H,J=8Hz),9.88(s,4H)
ジンチオエーテルの脱保護 この手法は反応図式1の化合物2のその反応図式の化合
物3への変換を説明する。窒素の正圧下、磁気撹拌棒お
よび温度計を装備した三首丸底フラスコに対応するアセ
タール(7.0ミリモル)およびクロロホルム(CHC
l3、63ml)を導入した。この混合物にトリフルオ
ロ酢酸水溶液(TFA/H2O、31mL/31ml)
を0℃で添加した。混合物を、TLC分析によって判断
して完了するまで35℃で激しく撹拌した(3−78時
間)。反応を飽和NaHCO3水溶液でクエンチし、溶
液をEtOAcで2回抽出した。合した有機層を飽和N
aCl水溶液(ブライン)で洗浄し、次いで、硫酸ナト
リウム(Na2SO4)上で乾燥し、濾過した。溶媒をロ
ータリーエバポレーションによって除去し、生成物を1
H NMRおよびTLCによって分析した。以下に本明
細書に記載した代表的な化合物についてのNMRデータ
を示す。 化合物V:1 H NMR(400MHz,DMSO−d6)4.56
(s,2H),7.50(s,2H,J=0.8Hz),7.
72(d,1H,J=8Hz),7.80(s,1H),
8.41(d,1H,J=8Hz),10.01(s,1
H) 化合物XXXI:1 H NMR(400MHz,DMSO−d6)2.43
(s,9H),4.70(s,6H),7.74(d,3H,
J=8Hz),8.44(d,3H,J=8Hz),10.
00(s,3H) 化合物XXXII:1 H NMR(400MHz,DMSO−d6)4.58
(s,4H),4.64(s,4H),7.27(d,2H,
J=8Hz),7.38(d,4H,J=8.5Hz),
8.12(d,2H,J=8Hz),8.16(d,2H,J
=8Hz),9.32(s,2H),9.62(s,2H) 化合物XXXIII:1 H NMR(400MHz,DMSO−d6)4.74
(s,8H),7.63(d,4H,J=1Hz),7.6
5(d,4H,J=1Hz),7.67(s,2H),8.
37(d,4H,J=8Hz),9.88(s,4H)
【0093】B.エクス・ビボ実験 a.腫瘍細胞におけるテロメラーゼ長の減少 卵巣腫瘍細胞系OVCAR−5、SK−OV−3および
IMR−90細胞のコロニーを、標準的な方法および材
料を用いて調製した。1のテストにおいて、該コロニー
は、各皿につき約106細胞を15−cm皿に撒くこと
によって調製した。該皿をインキュベートして、細胞コ
ロニーを約80%密集まで増殖させ、その時点で、各コ
ロニーを2つの群に分割た。1の群を、分割に続き平板
培養した4−8時間後に化合物Vの亜急性用量(5μ
M)に暴露し;他の群はDMSO対照に暴露した。次い
で、各群を分割し続け、該群を均等に再度分割した(密
集近く)。同数の細胞を継続的増殖のために撒いた。化
合物または対照を、最初の送達されたのと同濃度(5μ
M)で、2日毎に、試料に添加した。化合物Vは、DM
SO対照で処理した細胞よりも約5周期の倍加だけ早
く、IMR−90細胞における老化を誘導することが判
明した。OVCAR−5細胞増殖で小さな効果が認めら
れた。SK−OV−3細胞では効果は認められなかっ
た。
IMR−90細胞のコロニーを、標準的な方法および材
料を用いて調製した。1のテストにおいて、該コロニー
は、各皿につき約106細胞を15−cm皿に撒くこと
によって調製した。該皿をインキュベートして、細胞コ
ロニーを約80%密集まで増殖させ、その時点で、各コ
ロニーを2つの群に分割た。1の群を、分割に続き平板
培養した4−8時間後に化合物Vの亜急性用量(5μ
M)に暴露し;他の群はDMSO対照に暴露した。次い
で、各群を分割し続け、該群を均等に再度分割した(密
集近く)。同数の細胞を継続的増殖のために撒いた。化
合物または対照を、最初の送達されたのと同濃度(5μ
M)で、2日毎に、試料に添加した。化合物Vは、DM
SO対照で処理した細胞よりも約5周期の倍加だけ早
く、IMR−90細胞における老化を誘導することが判
明した。OVCAR−5細胞増殖で小さな効果が認めら
れた。SK−OV−3細胞では効果は認められなかっ
た。
【0094】b.トポイソメラーゼII阻害 化合物Vは、標準的な酵素−媒介DNA切断アッセイに
て、トポイソメラーゼIIを標的化する能力につきテス
トした。よく知られた抗腫瘍剤VP−16を陽性対照と
して使用した。アッセイの結果は、アガロースゲル中で
線状DNAの検出によってトポイソメラーゼII−媒介
DNA切断の検出により示されるごとく、化合物Vはト
ポイソメラーゼIIを標的としたことを示した。線状D
NAの量は実験で使用した化合物Vの濃度に比例した。
これらの結果は、化合物VはVP−16の活性の1/5
を有するが、公知のトポイソメラーゼII−標的化剤ア
ドリアマイシンおよびミトキサントロンよりも強力なト
ポイソメラーゼII−標的化抗腫瘍剤であることを示し
た。
て、トポイソメラーゼIIを標的化する能力につきテス
トした。よく知られた抗腫瘍剤VP−16を陽性対照と
して使用した。アッセイの結果は、アガロースゲル中で
線状DNAの検出によってトポイソメラーゼII−媒介
DNA切断の検出により示されるごとく、化合物Vはト
ポイソメラーゼIIを標的としたことを示した。線状D
NAの量は実験で使用した化合物Vの濃度に比例した。
これらの結果は、化合物VはVP−16の活性の1/5
を有するが、公知のトポイソメラーゼII−標的化剤ア
ドリアマイシンおよびミトキサントロンよりも強力なト
ポイソメラーゼII−標的化抗腫瘍剤であることを示し
た。
【0095】c.特異性 化合物Vは、標準的な技術を用い、テロメラーゼまたは
テロメラーゼに関する核酸結合性または修飾性活性を有
するいくつかの酵素に対する活性(IC50)につきスク
リーニングした。スクリーニングした酵素はテロメラー
ゼ、トポイソメラーゼII、ターミナルトランスフェラ
ーゼおよび一本鎖DNA結合蛋白質(SSB)を含むも
のであった。テスト化合物は、テロメラーゼと比較し
て、トポイソメラーゼII、ターミナルトランスフェラ
ーゼおよび一本鎖DNA結合蛋白質(SSB)につき少
なくとも5−倍低い特異性を有することが判明した。か
くして、化合物Vはテロメラーゼにつき高い特異性を示
した。
テロメラーゼに関する核酸結合性または修飾性活性を有
するいくつかの酵素に対する活性(IC50)につきスク
リーニングした。スクリーニングした酵素はテロメラー
ゼ、トポイソメラーゼII、ターミナルトランスフェラ
ーゼおよび一本鎖DNA結合蛋白質(SSB)を含むも
のであった。テスト化合物は、テロメラーゼと比較し
て、トポイソメラーゼII、ターミナルトランスフェラ
ーゼおよび一本鎖DNA結合蛋白質(SSB)につき少
なくとも5−倍低い特異性を有することが判明した。か
くして、化合物Vはテロメラーゼにつき高い特異性を示
した。
【0096】d.細胞毒性 細胞毒性についてのXTTアッセイは、卵巣腫瘍細胞系
IMR−90、OVCAR−5およびSK−OV−3を
用いて行った。正常ヒト細胞系BJからの細胞を対照と
して使用した。該アッセイで使用した細胞系は、3μM
ないし1,000μMの範囲の濃度で、本発明の化合物
Vに72時間暴露した。この期間に、試料の光学密度
(OD)を540ナノメーター(nm)の光で測定し
た。テストした細胞系の各々についてのLD50(試料集
団の半分が死滅するテスト化合物の濃度)は、各々、5
μM、15μMおよび10μMであった。
IMR−90、OVCAR−5およびSK−OV−3を
用いて行った。正常ヒト細胞系BJからの細胞を対照と
して使用した。該アッセイで使用した細胞系は、3μM
ないし1,000μMの範囲の濃度で、本発明の化合物
Vに72時間暴露した。この期間に、試料の光学密度
(OD)を540ナノメーター(nm)の光で測定し
た。テストした細胞系の各々についてのLD50(試料集
団の半分が死滅するテスト化合物の濃度)は、各々、5
μM、15μMおよび10μMであった。
【0097】2.イン・ビボ実験 標準的な技術および材料を用い、OVCAR−5腫瘍細
胞をヌードマウスに移植するヒト腫瘍異種移植モデルを
行った。マウスを2の群に分割した。1の群は化合物V
で腹腔内処理した。他の群はDMSOおよびリン酸緩衝
溶液(PBS)からなる対照で処理した。標準的な方法
および材料を用い、異種移植に続いて、各群におけるマ
ウスについての平均腫瘍塊を測定した。化合物Vは、ビ
ヒクル単独と比較して、腫瘍増殖の統計学的に有意な遅
延を引き起こすことが判明した(p<0.05、不対t
−検定)。これらの結果を図1に示すが、そこでは、ビ
ヒクル単独または10mg/(kg・日)の用量の化合
物Vで処理したマウスにおける腫瘍は影響されなかった
のに対し、25mg/(kg・日)の用量の化合物Vで
処理したマウスにおける腫瘍重量の増加は50日後に事
実上停止したことが示される。
胞をヌードマウスに移植するヒト腫瘍異種移植モデルを
行った。マウスを2の群に分割した。1の群は化合物V
で腹腔内処理した。他の群はDMSOおよびリン酸緩衝
溶液(PBS)からなる対照で処理した。標準的な方法
および材料を用い、異種移植に続いて、各群におけるマ
ウスについての平均腫瘍塊を測定した。化合物Vは、ビ
ヒクル単独と比較して、腫瘍増殖の統計学的に有意な遅
延を引き起こすことが判明した(p<0.05、不対t
−検定)。これらの結果を図1に示すが、そこでは、ビ
ヒクル単独または10mg/(kg・日)の用量の化合
物Vで処理したマウスにおける腫瘍は影響されなかった
のに対し、25mg/(kg・日)の用量の化合物Vで
処理したマウスにおける腫瘍重量の増加は50日後に事
実上停止したことが示される。
【0098】
【発明の効果】かくして、本発明は、テロメラーゼ活性
を阻害し、またテロメラーゼ活性が有害効果、特に癌を
有する病気状態を治療するための新規な化合物、組成物
および方法を提供する。本発明の化合物は、非悪性細胞
に影響することなく、不滅のままでいるのにテロメラー
ゼ活性を要する悪性細胞に対して高度に選択的で効果的
な治療を提供する。
を阻害し、またテロメラーゼ活性が有害効果、特に癌を
有する病気状態を治療するための新規な化合物、組成物
および方法を提供する。本発明の化合物は、非悪性細胞
に影響することなく、不滅のままでいるのにテロメラー
ゼ活性を要する悪性細胞に対して高度に選択的で効果的
な治療を提供する。
【図1】 10mg/(kg・日)および25mg/
(kg・日)の用量の化合物V、および対照に暴露した
マウスから摘出した腫瘍についての腫瘍質量−対−時間
のグラフである。
(kg・日)の用量の化合物V、および対照に暴露した
マウスから摘出した腫瘍についての腫瘍質量−対−時間
のグラフである。
Claims (47)
- 【請求項1】 構造式: 【化1】 [式中、X1は酸素、硫黄、スルホン、スルフィニルお
よび−NR−よりなる群から選択され、ここに、Rは水
素、アルキル、アリールおよびアラルキルよりなる群か
ら選択され;R1は−YnR6であり、ここに、nは0お
よび10の間の整数であり、0を超えるnについての各
Ynは、独立して、メチレン、メチンまたは第四級炭素
であり、すべてのnの値の場合に、R6はアルキル、ア
リール、ヘテロサイクル、アラルキル、ヘテロアラルキ
ル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、ヘテロ
アリールカルボニル、ヘテロアラルキルカルボニル、ア
ラルキルカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミ
ノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ジアルキル
アミノカルボニル、ジアリールアミノカルボニル、アリ
ールアルキルアミノカルボニル、カルボキシル、アルコ
キシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アルキル
カルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルデ
ヒド、スルホ、アルキルスルホニル、アリールスルホニ
ル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、あ
るいはアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロサイク
ルおよびヘテロサイクルアルキルよりなる群から選択さ
れるリンカーLであり、そのリンカーには上記で示した
構造式を有する1〜3個のさらなる化合物が結合してい
る;R2は水素、アルキル、アリール、ヒドロキシル、
アルコキシル、アリールオキシル、ハロゲン、シアノ、
アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ジアルキル
アミノ、ジアリールアミノ、アリールアルキルアミノ、
アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリー
ルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、ジ
アリールアミノカルボニル、アリールアルキルアミノカ
ルボニル、カルボキシル、アルコキシカルボニル、アリ
ールオキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、ア
リールカルボニルオキシ、アルデヒド、スルホ、アルキ
ルスルフィニル、アリールスルフィニル、アルキルスル
ホニル、またはアリールスルホニルであり;R3および
R4は、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、ア
リールオキシル、アルコキシル、低級アルキル、アリー
ル、ヘテロアリール、アラルキル、シアノ、カルボキシ
ル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニ
ル、アラルコキシカルボニル、ヘテロアラルキル、ニト
ロ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ジアル
キルアミノ、ジアリールアミノおよびアリールアルキル
アミノよりなる群から選択され;R5は、ビス(アルコ
キシ)メチル、ビス(アルキルチオ)メチル、および−
HC=X2よりなる群から選択され、ここに、X2は酸素
または硫黄を意味する]で示される化合物またはその医
薬上許容される塩。 - 【請求項2】 R5が−HC=X2である請求項1記載の
化合物。 - 【請求項3】 X2が酸素である請求項2記載の化合
物。 - 【請求項4】 X1が酸素または硫黄である請求項3記
載の化合物。 - 【請求項5】 R2がシアノである請求項4記載の化合
物。 - 【請求項6】 nが1および4の間であって、R6がア
リール、ヘテロアリールおよびアリールカルボニルより
なる群から選択される請求項5記載の化合物。 - 【請求項7】 X1が硫黄であり、nが1であり、Yが
メチレンまたはメチルメチンであって、R6がアリール
およびヘテロアリールよりなる群から選択される請求項
6記載の化合物。 - 【請求項8】 構造式: 【化2】 [式中、R7−R11は、独立して、水素、アルキル、ア
リール、アラルキル、ハロゲン、アルコキシル、アリー
ルオキシル、アラルコキシル、ヘテロサイクルおよびニ
トロよりなる群から選択され、また、隣接するフェニル
環置換基は一緒になって5−もしくは6−員の環状アル
キルエーテルまたは炭素環を形成できる]を有する請求
項7記載の化合物。 - 【請求項9】 R3およびR4が水素であって、R7−R
11が、独立して、水素、メチル、エチル、2−フェニル
エチレニル、トリフルオロメチル、フルオロ、クロロ、
ブロモ、フェニル、ベンジルオキシ、トリフルオロメト
キシ、イソプロピルおよびニトロよりなる群から選択さ
れるかまたは、隣接する置換基が一緒になって、基−Z
1−CH2−Z2−Z3−または−O−(CH2)p−O−の
ための結合点を形成し、ここに、Z1−Z3は、独立し
て、酸素、メチレンおよびジメチルメチレンよりなる群
から選択され、pが1または2である請求項8記載の化
合物。 - 【請求項10】 R7−R11が、独立して、水素、メチ
ル、トリフルオロメチル、フェニルおよびクロロよりな
る群から選択される請求項9記載の化合物。 - 【請求項11】 R7−R11がメチルである請求項10
記載の化合物。 - 【請求項12】 R7、R8、R10およびR11が、独立し
て、水素およびクロロよりなる群から選択され、R9が
水素、フェニル、トリフルオロメチルおよびクロロより
なる群から選択される請求項10記載の化合物。 - 【請求項13】 R7およびR11がクロロであって、R8
−R10が水素である請求項12記載の化合物。 - 【請求項14】 R7、R8およびR11が水素であり、R
10が水素またはクロロであって、R9がクロロ、フェニ
ルまたはトリフルオロメチルである請求項12記載の化
合物。 - 【請求項15】 R9およびR10がクロロである請求項
14記載の化合物。 - 【請求項16】 R9がトリフルオロメチルであってR
10が水素である請求項14記載の化合物。 - 【請求項17】 構造式: 【化3】 を有する請求項9記載の化合物。
- 【請求項18】 構造式: 【化4】 を有する請求項9記載の化合物。
- 【請求項19】 R6がナフチルまたは置換されたナフ
チルである請求項7記載の化合物。 - 【請求項20】 R6がヘテロアリールである請求項7
記載の化合物。 - 【請求項21】 R3およびR4が水素である請求項20
記載の化合物。 - 【請求項22】 R6がチエニル、チアゾリル、1,
2,4−オキサジアゾリルまたはベンゾ[b]チオフェ
ニルである請求項21記載の化合物。 - 【請求項23】 R6が5−クロロ−2−チエニルであ
る請求項22記載の化合物。 - 【請求項24】 nが1または2であり、X1が硫黄で
あり、Yがメチレンであって、R6がアリールカルボニ
ルである請求項6記載の化合物。 - 【請求項25】 nが1であり、R3およびR4が水素で
あって、R6がフェニルカルボニルまたは置換されたフ
ェニルカルボニルである請求項24記載の化合物。 - 【請求項26】 R6が(3,4−ジクロロフェニル)
カルボニル、(2,4−ジクロロフェニル)カルボニル
および(4−クロロフェニル)カルボニルよりなる群か
ら選択される請求項25記載の化合物。 - 【請求項27】 X1が酸素であり、nが1であり、Y
がメチレンであって、R6がフェニルまたは置換された
フェニルである請求項6記載の化合物。 - 【請求項28】 R3およびR4が水素であって、R6が
3,4−ジクロロフェニルである請求項27記載の化合
物。 - 【請求項29】 nが1であり、Yがメチレンであっ
て、R6がアリールおよびアルキルよりなる群から選択
されるリンカーLであり、当該化合物は構造式: 【化5】 を有し、ここにmは2および4の間の整数である請求項
1記載の化合物。 - 【請求項30】 X1が硫黄であって、R2がシアノであ
る請求項29記載の化合物。 - 【請求項31】 R5がビス(アルコキシ)メチルであ
る請求項30記載の化合物。 - 【請求項32】 R5が−HC=X2であり、ここに、X
2が酸素または硫黄である請求項30記載の化合物。 - 【請求項33】 X2が酸素である請求項32記載の化
合物。 - 【請求項34】 R3およびR4が水素である請求項33
記載の化合物。 - 【請求項35】 Lがアリールである請求項34記載の
化合物。 - 【請求項36】 mが2であって、Lがフェニレン、置
換されたフェニレン、ナフチレン、置換されたナフチレ
ン、アントリレンまたは置換されたアントリレン、ビア
リールまたは置換されたビアリールである請求項35記
載の化合物。 - 【請求項37】 Lが2,4−ジメチル−1,5−フェ
ニレン、2,4,6−トリメチル−1,3−フェニレ
ン、1,3−フェニレン、1,2−フェニレン、1,4
−フェニレン、3,4,5,6−テトラメチル−1,6
−フェニレン、2,5−ジクロロ−1,4−フェニレ
ン、2,3,4,6−テトラメチル−1,5−フェニレ
ン、2,5−ジメチル−1,4−フェニレン、2,2’
−ビフェニレン、4,4’−ジブロモ−2,2’−ビフ
ェニレン、2,3−ナフチレン、1,8−ナフチレン、
2,3,5,6−テトラクロロ−1,4−フェニレン、
9,10−アントリレンおよび1,2−ナフチレンより
なる群から選択される請求項36記載の化合物。 - 【請求項38】 mが3または4であって、Lが置換も
しくは非置換のベンゼントリイルまたは置換もしくは非
置換のベンゼンテトライルである請求項35記載の化合
物。 - 【請求項39】 構造式: 【化6】 を有する請求項38記載の化合物。
- 【請求項40】 構造式: 【化7】 を有する請求項39記載の化合物。
- 【請求項41】 構造式: 【化8】 を有する請求項38記載の化合物。
- 【請求項42】 Lがアルキルである請求項34記載の
化合物。 - 【請求項43】 mが2であって、Lがエチレン、エテ
ニレンおよびエチニレンよりなる群から選択される請求
項42記載の化合物。 - 【請求項44】 癌細胞のテロメアが連続的細胞分裂に
わたって長さが減少するように哺乳動物における癌細胞
においてテロメラーゼ活性を阻害する請求項1記載の化
合物またはその医薬上許容される塩を有効成分とする癌
治療剤。 - 【請求項45】 医薬上許容される担体中の治療上有効
量の請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される
塩を含有してなる癌治療用組成物。 - 【請求項46】 請求項1記載の化合物またはその医薬
上許容される塩を有効成分とする癌治療剤。 - 【請求項47】 請求項1記載の化合物またはその医薬
上許容される塩を有効成分とするテロメラーゼ阻害剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20584697A JPH1149678A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | ピリジン系のテロメラーゼ阻害剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20584697A JPH1149678A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | ピリジン系のテロメラーゼ阻害剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1149678A true JPH1149678A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16513688
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20584697A Pending JPH1149678A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | ピリジン系のテロメラーゼ阻害剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1149678A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004037808A1 (en) * | 2002-10-24 | 2004-05-06 | Chong Kun Dang Pharmaceutical Corp. | 2 - substituted heterocyclic compounds and antitumor composition comprising the same |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP20584697A patent/JPH1149678A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004037808A1 (en) * | 2002-10-24 | 2004-05-06 | Chong Kun Dang Pharmaceutical Corp. | 2 - substituted heterocyclic compounds and antitumor composition comprising the same |
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