JPH1150077A - 潤滑油組成物 - Google Patents
潤滑油組成物Info
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- JPH1150077A JPH1150077A JP10134839A JP13483998A JPH1150077A JP H1150077 A JPH1150077 A JP H1150077A JP 10134839 A JP10134839 A JP 10134839A JP 13483998 A JP13483998 A JP 13483998A JP H1150077 A JPH1150077 A JP H1150077A
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Abstract
防止寿命の長い潤滑油組成物を提供する。 【解決手段】 基油に、(A)ジチオカーバメート化合
物、及び(B)炭素数8〜30を有する分岐鎖状脂肪酸
とアミンの縮合物を配合してなる潤滑油組成物、更に、
(C)アミン系酸化防止剤を配合してなる潤滑油組成物
である。
Description
し、更に詳しくは、湿式クラッチを有する自動および無
段変速機用潤滑油、有機材料と無機材料の摺動部を有す
るショックアブソーバー油、パワーステアリング油、油
圧油などに好適な潤滑油組成物に関する。
ルクコンバーターに内包されるロックアップ機構部や多
段階変速機構部には湿式クラッチが用いられ、その湿式
クラッチは一部自動変速のみならず無段変速機にも応用
されるようになってきた。しかしながら、湿式クラッチ
においては締結時に振動またはショックが発生すること
があり、ドライバーに不快感をもたらすことがある。こ
の振動・ショックが連続的に発生する現象は「シャダ
ー」と呼ばれ、ドライバーに強い不快感をもたらすだけ
でなく、安全な車両運転が困難となる場合がある。この
シャダーに関してクラッチ間に介在する潤滑油の摩擦特
性が重要な因子となっていることが知られている(PETR
OTEC 19,(3),233(1966) 等参照)。すなわち、すべり速
度の増加にともない摩擦係数が増加する特性が望ましい
とされている。更には、その良好な摩擦特性が短時間し
か持続しない場合は、頻繁に更油を余儀なくされ、ミッ
ション等の持つ本来の性能を十分に発揮することができ
なかった。以上の理由により、良好な摩擦特性を長時間
に渡って維持できる潤滑油組成物、つまりシャダー防止
寿命の長い潤滑油組成物が強く求められていた。
らなされたもので、シャダー防止性能に優れ、かつシャ
ダー防止寿命の長い潤滑油組成物を提供することを目的
とするものである。
重ねた結果、ジチオカーバメート化合物及び特定の脂肪
酸とアミンの縮合物を添加剤として使用することにより
本発明の目的を効果的に達成しうることを見出し本発明
を完成したものである。すなわち、本発明は、基油に、
(A)ジチオカーバメート化合物、及び(B)炭素数8
〜30を有する分岐鎖状脂肪酸とアミンの縮合物を配合
してなる潤滑油組成物、更に、(C)アミン系酸化防止
剤を配合してなる潤滑油組成物を提供するものである。
いて説明する。先ず、本発明の潤滑油組成物において
は、基油として鉱油及び/又は合成油が用いられる。こ
の鉱油や合成油については、一般に潤滑油の基油として
用いられているものであればよく、特に制限はないが、
100℃における動粘度が1〜50mm2 /s、特に2
〜15mm2 /sの範囲にあるものが好適である。基油
の動粘度が高すぎると、低温粘度が悪化する場合があ
り、逆に低すぎると、自動変速機のギヤ軸受、クラッチ
等の摺動部において摩耗が増加する場合があり好ましく
ない。また、この基油の%CA は酸化安定性の点で、2
0以下であるものが好ましく、10以下であるものが更
に好ましい。更に、低温流動性の指標である流動点につ
いては特に制限はないが、−10℃以下であるのが好ま
しく、特に−15℃以下であるものが好ましい。
り、用途などに応じて適宜選定すればよい。鉱油として
は、例えばパラフィン系鉱油,ナフテン系鉱油,中間基
系鉱油などが挙げられ、具体例としては、溶剤精製また
は水添精製による軽質ニュートラル油,中質ニュートラ
ル油,重質ニュートラル油,ブライトストックなどを挙
げることができる。なかでも、パラフィン系鉱油の軽質
または中質ニュートラル油が好ましい。
レフィン,α−オレフィンコポリマー,ポリブテン,ア
ルキルベンゼン,ポリオールエステル,二塩基酸エステ
ル,ポリオキシアルキレングリコール,ポリオキシアル
キレングリコールエステル,ポリオキシアルキレングリ
コールエーテル,ヒンダードエステル,シリコーンオイ
ルなどを挙げることができる。中でも、特にポリα−オ
レフィン,ポリオールエステルが好ましい。これらの基
油は、それぞれ単独で、あるいは二種以上を組み合わせ
て使用することができ、鉱油と合成油を組み合わせて使
用してもよい。
上剤を、組成物全量基準で、0〜30重量%含有するこ
とが好ましい。より好ましくは0.1〜25重量%であ
り、特に好ましくは0.5〜20重量%である。ここで
使用できる粘度指数向上剤としては、エチレン−プロピ
レン共重合体などのオレフィン(共)重合体,ポリメタ
クリレート,ポリイソブチレン等が好ましく使用され、
低温特性の点から、ポリメタクリレートが特に好ましく
使用される。その分子量としては、剪断安定性などの点
から数平均分子量で10,000〜1,000,00
0、更に10,000〜100,000、特に10,0
00〜70,000の範囲にあることが好ましい。ま
た、上記粘度指数向上剤を配合した基油としては、特
に、低温始動性能の点から、粘度指数(VI)が130
以上、特に160以上であるものが好ましく使用され
る。
分について説明する。 (A)成分 本発明の潤滑油組成物を構成する(A)成分のジチオカ
ーバメート化合物としては、公知のジチオカルバミン酸
の金属塩(モリブデン,タングステン,亜鉛,銅,ニッ
ケル,鉄,カドミウム,銀,鉛,アンチモン,錫,ビス
マス等)や二分子のジチオカルバミン酸がメチレン等の
アルキレン基で結合されたものなどを挙げることができ
る。ジチオカーバメート化合物は摩耗防止剤や酸化防止
剤としては公知であるが、本発明においては摩擦特性の
維持剤として用いられる。
二種以上を組み合わせて使用することができる。(A)
成分の配合量については、基油に、組成物全量基準で、
好ましくは0.05〜1重量%、より好ましくは0.1
〜0.8重量%の割合で配合される。0.05重量%未
満では摩擦特性の維持が困難である場合があり、1重量
%を超えると酸化安定性が悪化する場合がある。
〜30を有する分岐鎖状脂肪酸とアミンの縮合物であ
る。炭素数8〜30を有する分岐鎖状脂肪酸としては、
飽和、不飽和どちらでもよく、イソラウリン酸,イソミ
リスチン酸,イソステアリン酸,イソアラキン酸,イソ
ベヘン酸,イソリンデル酸,イソミリストレイン酸,イ
ソゾーマリン酸,イソオレイン酸,イソエルカ酸などを
挙げることができる。
は、ジエチレントリアミン,トリエチレンテトラミン,
テトラエチレンペンタミン,ペンタエチレンヘキサミ
ン,ヘキサエチレンヘプタミン,ヘプタエチレンオクタ
ミン,ジプロピレントリアミン,テトラプロピレンペン
タミン,ヘキサブチレンヘプタミンなどのポリアルキレ
ンポリアミン、モノエタノールアミン,ジエタノールア
ミンなどのアルカノールアミンを挙げることができる。
レンペンタミン,イソオレイン酸とジエタノールアミン
などの組み合わせが好適である。これらの(B)成分
は、単独で、あるいは二種以上を組み合わせて使用する
ことができる。(B)成分の配合量については、基油
に、組成物全量基準で、好ましくは0.05〜2重量
%、より好ましくは0.2〜1重量%の割合で配合され
る。0.05重量%未満では摩擦特性向上効果が不足す
る場合があり、2重量%を超えると摩擦係数を極端に下
げ変速機が不具合を起こす要因となる恐れがある。本発
明においては、基油に(A)成分と(B)成分を配合す
ることにより目的を達成することができるが、更に
(C)成分のアミン系酸化防止剤を配合することによ
り、シャダー防止寿命が更に改良され好ましい態様とな
る。
ェニルアミン;モノノニルジフェニルアミンなどのモノ
アルキルジフェニルアミン系、4,4’−ジブチルジフ
ェニルアミン;4,4’−ジペンチルジフェニルアミ
ン;4,4’−ジヘキシルジフェニルアミン;4,4’
−ジヘプチルジフェニルアミン;4,4’−ジオクチル
ジフェニルアミン;4,4’−ジノニルジフェニルアミ
ン;4,4’−オクチルtert−ブチルジフェニルア
ミンなどのジアルキルジフェニルアミン系、テトラブチ
ルジフェニルアミン;テトラヘキシルジフェニルアミ
ン;テトラオクチルジフェニルアミン;テトラノニルジ
フェニルアミンなどのポリアルキルジフェニルアミン
系、α−ナフチルアミン;フェニル−α−ナフチルアミ
ン;ブチルフェニル−α−ナフチルアミン;ペンチルフ
ェニル−α−ナフチルアミン;ヘキシルフェニル−α−
ナフチルアミン;ヘプチルフェニル−α−ナフチルアミ
ン;オクチルフェニル−α−ナフチルアミン;ノニルフ
ェニル−α−ナフチルアミンなどのナフチルアミン系を
挙げることができ、なかでもジアルキルジフェニルアミ
ン系,ナフチルアミン系のものが好適である。
二種以上を組み合わせて使用することができる。(C)
成分の配合量については、基油に、組成物全量基準で、
好ましくは0〜2重量%、より好ましくは0.05〜2
重量%、特に好ましくは0.2〜1重量%の割合で配合
される。2重量%を超えると配合量に見合った効果がで
ない場合がある。
分と(B)成分あるいは(A)〜(C)成分を配合する
ことにより得られるが、通常潤滑油の特性向上のため、
公知の酸化防止剤(アミン系以外),清浄分散剤,金属
不活性剤、消泡剤などを適宜配合することができる。こ
れらその他の添加剤の全配合量は、組成物全量基準で、
0.05〜15重量%の範囲が好ましい。
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。実施例,比較例における各種性能試験
法を下記の要領で行った。 (1)シャダー防止性能 自動変速機油の性能試験方法(JASO M349−9
5)に準拠し、μ比(μ1 /μ50)で評価した。試験条件 ・油温: 40℃ ・面圧: 1.00±0.05MPa μ1 ・・・0.006m/sにおける摩擦係数 μH ・・・0.030m/sにおける摩擦係数
験)に準拠して供試油を劣化させ、劣化油の摩擦特性を
継続的に任意の時間でJASO M349−95に基づ
き測定し、μ比が1.0を超えるまでの時間で評価し
た。
び比較例の潤滑油組成物を調製した。これら実施例と比
較例につき前記の各種性能試験を行った。その結果を第
1表に示す。
00℃),%CA ;0流動点;−20℃ *2 数平均分子量50,000 *3 イソステアリン酸とテトラエチレンペンタミンの
縮合物 *4 オレイン酸モノグリセライド *5 4,4’−オクチルtert−ブチルジフェニル
アミン *6 酸化防止剤(アミン系以外),清浄分散剤,消泡
剤
かる。 実施例において、μ1 /μ50は0.84〜0.87を
示し、1以下で十分なシャダー防止性を有している。 実施例のシャダー防止寿命は所定の試験において19
2時間以上となっており、比較例の2倍以上となってい
るので、実車両においても十分なシャダー防止寿命を有
する。 比較例1は(B)成分がないため実施例1と比較して
新油時のμ比は1を超え、シャダー防止性能が劣る。 比較例2は(A)成分がないため新油時のμ比は0.
82と良好であるが、寿命は短く実施例1の1/4以下
である。 比較例3は(A),(B)成分がないため実施例4と
比較して新油時のμ比は1を超え、シャダー防止性能が
劣る。
4と比較して新油時のμ比は1を超え、シャダー防止性
能が劣る。 比較例5は(A)成分がないため新油時のμ比は0.
84と良好であるが、寿命は短く実施例4の1/3以下
である。 比較例6は(B)成分の代わりにグリセライドを用い
ているが、新油時のμ比は0.85と良好であるが、寿
命が極端に短い。 比較例7は(A)成分の代わりにトリクレジルフォス
フェートを用いているが、新油時のμ比は0.85と良
好であるが、寿命が極端に低い。
性能に優れ、かつその性能を長期に渡り維持することが
できる。
Claims (4)
- 【請求項1】 基油に、(A)ジチオカーバメート化合
物、及び(B)炭素数8〜30を有する分岐鎖状脂肪酸
とアミンの縮合物を配合してなる潤滑油組成物。 - 【請求項2】 基油が粘度指数向上剤を含むことを特徴
とする請求項1記載の潤滑油組成物。 - 【請求項3】 更に、(C)アミン系酸化防止剤を配合
してなる請求項1又は2記載の潤滑油組成物。 - 【請求項4】 (B)成分が、イソステアリン酸とテト
ラエチレンペンタミンの縮合物である請求項1〜3のい
ずれかに記載の潤滑油組成物。
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- 1998-05-18 JP JP13483998A patent/JP4079509B2/ja not_active Expired - Fee Related
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