【発明の詳細な説明】
ペーパーウエブを横断ちするための方法及び装置
本発明は、請求項1及び3の上位概念に記載の形式の、ペーパーウエブを横断
ちするための方法及び装置に関する。
例えばコンピュータ印刷機によって印刷されたペーパーウエブの後加工に際し
て、ペーパーウエブが例えば3″と12″との間の所定の印刷用紙寸法のペーパ
ーシートに切断される。この目的のために自動切断装置(Schneideautomat)があ
り、該自動切断装置はペーパーウエブの横断ちのための切断工具のほかに、ペー
パーウエブのパーフォレーションされた縁部の切り落とし若しくはペーパーウエ
ブの縦断ちのための切断工具を備えている。これまで実際に用いられた自動切断
装置が、BOEWE SYSTEC AG,D-86135 Augsburg (ボウウェ・システク 株式会社
D-86135 アウグスブルグ)発行のパンフレットに「Schneideautomat BOEWE 310
, 3/94」の見出しで記載されている。この自動切断装置は印刷されてジグザグ状
に折られたペーパーウエブを処理するものであって、横断ちのために定置の切断
ナイフ及び上下動可能な切断ナイフから成る切断工具を有している。切断工具の
前に第1の搬送装置を配置してあり、該搬送装置がいわゆるトラクタとして構
成されており、トラクタが互いに平行に配置された無端の2つの搬送ベルトから
成っており、搬送ベルトが棘で以てペーパーウエブの両方の縁部のパーフォレー
ションに係合する。このような公知の自動切断装置はスタート・ストップ原理(S
tart-Stopp-Prinzip)に基づいて作動する。切断ナイフが互いに離されて、切断
ナイフ間の通路が開かれている間に、トラクタがペーパーウエブをその都度、フ
ォーマット寸法に相応する長さだけ搬送する。次いで、トラクタが停止して、切
断工具の切断ナイフが切断行程を行う。切断ナイフ間の通路が再び開かれると直
ちに、トラクタが新たにスタートされる。この公知の自動切断装置の切断能力は
、3″の印刷用紙寸法において時間当たりほぼ27000切断(=7.5切断/
S)であって高いものの、将来の要求には応えられない。現代のデータ処理装置
は、著しく高速のレーザープリンタと一緒の作業を行うようになっており、従っ
て著しく高速のプリンタによって印刷されたペーパーウエブをオンラインで、即
ち該レーザープリンタに接続して切断することは、公知の自動切断装置では不可
能である。公知の自動切断装置の作業速度は増大され得ない。このことはスター
ト・ストップ原理に起因している。各切断前にペーパーウエブは停止させられ、
かつ各切断後に停止状態から瞬間的に再び全搬送速度に加速されねばならず、こ
れは時間当たり30000回を越える。さらに大きな
切断能力においてペーパーウエブに作用する加速力は、ペーパーウエブの縁部の
パーフォレーションを引き裂く程に大きい。
従って本発明の課題は、ペーパーウエブを横断ちするのための方法及び装置を
改善して、ペーパーウエブを引き裂くことなしに切断能力を冒頭に述べた公知の
自動切断装置よりも著しく増大させることである。
本発明に基づく新規な方法においては、ペーパーウエブを定置の切断工具に対
して、連続する2つの切断行程間で長手方向に所定の長さに亙って送って、切断
行程中に停止させる形式の方法から出発して、ペーパーウエブをコンスタントな
搬送速度で連続的に切断工具の近傍まで送り、ペーパーウエブの、直接切断工具
に隣接して該切断工具の前に位置する区分だけを切断行程の継続のために保持し
、この場合、切断行程中に連続的に送られるペーパーウエブ区分を論理的に直線
的な送り方向に対して横方向にそらされたループ(ウエブ)の形で蓄え、蓄えら
れたペーパーウエブ区分を切断行程の終了の後に前記コンスタントな搬送速度よ
りも高い速度で切断工具へ搬送する。
本発明に基づく構成においては、協働する切断ナイフを有する定置の切断工具
、及び切断工具の前に配置された第1の搬送装置を備えており、搬送装置を用い
てペーパーウエブが連続する2つの切断行程間でその都度所定の長さに亙って送
られる形式の、ペーパーウ
エブを横断ちするための装置から出発して、装置の運転中に連続的に駆動される
第1の搬送装置と切断工具との間の領域に、切断工具と同期的に駆動可能な締め
付け装置が設けられており、締め付け装置を用いてペーパーウエブの、直接切断
工具に隣接して該切断工具の前に位置する区分が切断行程の継続のために、切断
ナイフ間の通路を再び開放するまで締め付け可能であり、第1の搬送装置と締め
付け装置との間の領域に空間が設けられており、空間内で、切断行程中に第1の
搬送装置によって連続的に送られるペーパーウエブ区分が論理的に直線的な送り
方向から該送り方向に対して横方向にそらされたループ(ウエブ)の形で延ばさ
れるようになっている。
本発明は、ペーパーウエブをコンスタントな速度の第1の搬送装置によって連
続的に引き続き運動させるという思想から出発している。しかしながらペーパー
ウエブは切断行程中には切断工具の領域で運動させられないので、ペーパーウエ
ブの、直接切断工具に隣接して該切断工具の前に位置する区分が締め付け装置を
用いて切断行程の継続のために、切断ナイフ間の通路を再び開放するまで保持さ
れる。しかしながら、切断行程中には第1の搬送装置によって連続的にペーパー
ウエブが引き続き送られる。引き続き送られるペーパーウエブ区分は締め付け装
置の前で、送り方向に対して横方向に延びる小さなループ若しくはウエブに蓄え
られる。蓄え中にループ内にある程度の応力が形成される。このような応力によ
って、締め付け装置の開放の後にペーパーウエブの、切断工具に隣接の区分が切
断工具に向けて運動させられる。このような運動は有利には、締め付け装置と切
断工具との間に設けられて第1の搬送装置の搬送速度よりも大きな搬送速度の第
2の搬送装置によって助成される。この場合、わずかな加速力しか生ぜず、それ
というのは一方で切断行程中に蓄えられた小さなペーパーウエブ区分だけが加速
されるだけでよく、かつ他方でこのような小さなペーパーウエブ区分の搬送がル
ープ若しくはウエブの形で形成された応力によって助成されるからである。ルー
プは、切断行程中に引き続き供給されるペーパーウエブ区分を受容して、ループ
内に折れ曲がり応力を生ぜしめて、締め付け装置の開放の後にペーパーウエブの
、切断工具に向けられた自由な端部の送りのために役立てるように大きく保たれ
る。本発明によって、切断能力を3″の印刷用紙寸法で時間当たりほぼ8000
0切断に高めることができ、これは冒頭に述べた公知の自動切断装置の2倍より
大きくなっている。ペーパーウエブ若しくは縁部のパーフォレーションの引き裂
きのおそれが著しく減少され、それというのは送りが第1の搬送装置を用いて連
続的に行われ、切断行程中に蓄えられた小さいペーパーウエブ区分だけが、蓄え
に基づく応力によって助成されて加速されるだけであ
るからである。高い切断能力のおかげで、横断ちをオンラインでレーザープリン
タに接続して行うことができ、このことは利点である。
本発明の有利な実施例が従属項に記載してある。
以下に図面に示す複数の実施例につき本発明を詳細に説明する。図面において
:
図1はペーパーウエブの横断ちのための装置の第1の実施例の縦断面図、
図2は第1の実施例の駆動接続された状態の概略側面図、
図3は第2の実施例の縦断面図、
図4は第2の実施例の駆動接続された状態の概略側面図、
図5は第3の実施例の部分縦断面図、
図6は図5のVIの方向で見た部分平面図である。
ペーパーウエブ(Papierbahn)の横断ち(Querschneiden)のための装置は、図1
及び図2に示す実施例では切断工具1を有しており、切断工具は定置の切断ナイ
フ2及び上下動可能な切断ナイフ3を備えている。切断工具1の前に距離を置い
て搬送装置4を設けてあり、搬送装置はこの実施例ではトラクタ(Traktor)とし
て構成されている。トラクタは互いに平行に配置された2つの搬送ベルト5から
成っており、搬送ベルトは棘(Stachel)6で以てペーパーウエブ7の両方の長手
方向縁部のパーフォレーション内に係合する。搬送装
置4は連続的に周速度V1で駆動され、周速度は例えば前置のレーザープリンタ
ー(図示せず)の供給速度に相応している。搬送装置4と切断工具1との間の領
域に、切断工具と同期的に駆動可能な締め付け装置8を設けてある。締め付け装
置8は有利には切断工具1の近くに配置されており、即ち締め付け装置と切断工
具1との間の間隔は締め付け装置と搬送装置4との間の間隔よりも小さくなって
いる。
締め付け装置8と切断工具1との間で有利には直接に切断工具に隣接して、連
続的に駆動可能な第2の搬送装置9が配置されており、該搬送装置の搬送速度(
周速度)V2は第1の搬送装置4の搬送速度よりも大きくなっている。
切断工具1の後ろ側に有利には、第3の搬送装置10を設けてあり、該搬送装
置は同じく連続的に、それも第2の搬送装置9の搬送速度V2に相応する搬送速
度V2で駆動可能である。
締め付け装置8は2つの締め付けジョー11を有しており、締め付けジョーは
図面には1つしか示されていないものの、ペーパーウエブ7の横方向に互いに間
隔を置いて配置されている。締め付けジョー11は定置の支持台12と協働する
ようになっている。各締め付けジョー11は、ペーパーウエブ7の送り方向Aに
対して横方向に運動可能な押し棒13の一方(下側)の端部に配置されており、
押し棒の他方(上側)の端
部はローラ14を支持しており、ローラはカムプレート15と協働するようにな
っている。カムプレート15は切断工具1と同期的に駆動される。この目的のた
めに図2に示してあるように、ベルト駆動部16若しくは類似のものを設けてあ
ってよく、ベルト駆動部若しくは類似のものがモータM2によって駆動される。
ベルト駆動部16は車輪17を介してカムプレート15を駆動し、かつ車輪18
及びクランク(Kurbel)19を介して運動可能な切断ナイフ3を駆動する。ベルト
駆動部16の駆動は有利には連続的に行われるが、断続的であってもよい。ベル
ト駆動部16の駆動速度nは第1の搬送装置4の搬送速度V1に関連して調節可
能であり、従って切断が常に、搬送装置4によってペーパーウエブ7を切断工具
1に対して所望のフォーマット寸法(印刷用紙寸法)に相当する長さだけ移動さ
せた場合に行われる。
第2の搬送装置9及び第3の搬送装置10は有利には、連続的に駆動可能なそ
れぞれ1つの搬送ローラ20,21及びこれに対して軸線平行な少なくとも1つ
の圧着ローラ22,23を有しており、圧着ローラが弾性的なプレストレス部材
(Vorspannung)24によって搬送ローラ20,21に接触されている。弾性的な
プレストレス部材24は有利には調節可能である。両方の搬送ローラ20,21
の駆動は例えば第3のモータM3によって行われてよい。第3のモータM3は搬
送ローラ20,21に搬送速度V2を生ぜしめ、該搬送速度は例えば第1の搬送
装置4の搬送速度V1の4倍の大きさである。
さらに有利には、第1の搬送装置4と締め付け装置8との間にそらせ装置(Aus
woelbeeinrichtung)25を設けてあり、そらせ装置がペーパーウエブ7に少なく
とも一時的に送り方向Aに対して横方向に向けられた力Pを作用させる。送り方
向Aが図1及び図2に示す実施例におけるようにほぼ水平に延びている場合には
、力Pは上方に向けられる。これによって利点として、切断行程中に蓄えられた
ペーパーウエブ区分7aの送りが締め付け装置8の締め付け解除の後に重力によ
って助成される。
力Pを形成するために、まず案内薄板26を設けてあり、案内薄板が送り方向
Aに対して横方向に、第1の搬送装置4の搬送エレメント(搬送ベルト)5及び
締め付け装置8の締め付けエレメント11,12に接する平面E−Eからそらさ
れている。図1及び図2に示す実施例では、湾曲26aが上側に行われている。
付加的に、若しくは案内薄板26の代わりに、力Pを形成するための送風ノズル
27も設けられていてよい。送風ノズル17から上方へ向けられた空気流は有利
には制御されて、常にペーパーウエブ7を締め付け装置8によって締め付けた場
合にのみ送風ノズル27から流出するようになっている。ペーパーウエブ区分7
aのそらせは、送り方向Aに対して横方向に運動可能な押し棒(図示せず)若し
くは類似のものによって行われてよく、押し棒(Stoessel)若しくは類似のものは
締め付け装置8と同期的に駆動される。
これまで述べた装置の作用形式は次の通りである:
装置の運転中に、第1の搬送装置4が搬送速度V1で連続的に駆動され、かつ
第2及び第3の搬送装置9,10がより大きな搬送装置V2で連続的に駆動され
る。運動可能な切断ナイフ3が同じく連続的に駆動されてよく、その結果、切断
行程と切断ナイフ2,3間の通路の開放とが交互に行われる。通路の開放中には
締め付け装置8も開かれており、従ってペーパーウエブ7が搬送装置4及び9に
よって、かつフォーマットサイズの大きい場合、搬送装置10によっても搬送方
向Aに送られる。ペーパーウエブが切断工具1に対して設定されたフォーマット
サイズだけ送られると、直ちにカムプレート15が押し棒13を下方へ押し、そ
の結果、ペーパーウエブが締め付けジョー11と定置の支持台12との間で締め
付けられる。第2の搬送装置9及び第3の搬送装置10の搬送ローラ20,21
は引き続き回転する。運動可能な切断ナイフ3が下方へ移動して、ペーパーシー
ト7bを所定のフォーマットサイズに切断して、ペーパーシートが直ちに第3の
搬送装置10によってさらに運動させられる。搬送ローラ20,21は平滑な鋼
表面を有しており、弾性的
なプレストレス部材24がペーパーウエブの締め付け状態で搬送ローラ20,2
1を損傷なしに引き続き回転できるように規定されている。
ペーパーウエブが切断行程のために締め付け装置8によって保持されるのに対
して、第1の搬送装置4はペーパーウエブを連続的に送り続ける。送り続けられ
るペーパーウエブ区分は理論的に直線的な送り方向Aに対して横方向に上方へそ
らされたループ(Schlaufe)7aの形で蓄えられる。そらされた案内薄板25及び
/又は送風ノズル27によって、そらせがそれも予め規定された方向に、即ち上
方へ行うように助成される。そらせ中にループ7a内に応力が、折り曲げロッド
内と同じように生じる。切断行程の終了の後に切断ナイフ2,3間の通路が再び
開放され、次いで締め付け装置8もカムプレート15の区分15aがローラ14
の領域に達することによって開く。締め付け装置8が開くと直ちに、第2の搬送
装置9がペーパーウエブの、切断装置に隣接する端部を、第1の搬送装置4の搬
送速度V1よりも高い搬送速度V2で送る。これによって、貯蔵されたループ7
aが崩壊される。ループ7aの形で蓄えられたペーパーウエブ区分の引き続く移
動運動が、ループ内に生じる応力によって助成され、応力がペーパーウエブの自
由な端部を切断工具1に向かう方向に移動させる。ループ7aが上流側へ延びる
ことはなく、それというのはペーパーウエブが常に第
1の搬送装置4によって送り続けられるからである。ループ7a内に形成される
応力に対して付加的に、図1及び図2に示す実施例では重力も作用し、重力はル
ープ7aを下方に押して、これによってペーパーウエブを切断工具1に向かう方
向に運動させる。従って、第2の搬送装置9はループの形で蓄えられた小さなペ
ーパーウエブ区分7aだけを継続移動(Weiterbewegung)させるだけでよく、この
継続移動は締め付け中に形成された応力及び重力によって助成される。
ペーパーウエブの保持(Festhalten)は別の形式で、例えばペーパーウエブの縁
部に作用する締め付けクランプ(Klemmzange)によって行われてもよい。締め付け
装置(Klemmeinrichtung)がもっぱら切断工具と同期的に駆動されて、切断行程中
にペーパーウエブを保持する。
装置の図3及び図4に示す実施例は、前述の実施例と同じ原理で作動する。従
って、装置の異なって構成された部分についてのみ述べる。この場合、切断工具
1′は定置の切断ナイフ2を有しており、該切断ナイフが回転する切断ナイフ3
′と協働する。このような回転する切断ナイフ3′は上下動可能な切断ナイフに
対して利点を有しており、切断ナイフ3′,2間の通路が切断の終了の後に直ち
に開放され、これに対して上下動可能な切断ナイフにおいては該切断ナイフが切
断の終了の後に再び上方へ運動させられねばならない
。回転する切断ナイフ3′によって、装置の切断能力がさらに高められ、それと
いうのは締め付け装置によってペパーウエブを保持している時間が短くされるか
らである。
図3及ぶ図4に示す装置において、第1の搬送装置4は連続的に駆動可能な搬
送ローラ28及び弾性的に圧着可能な少なくとも1つの圧着ローラ29を有して
いる。このような搬送装置4′を用いては、長手方向縁部にパーフォレーション
をすることのないペーパーウエブの送りも行われる。この実施例においては、案
内薄板26′が平面E−Eから下方へそらされている。これによって利点として
、ペーパーウエブの締め付け中に形成されるループ7aのそらせが重力によって
助成される。付加的に若しくは案内薄板の代わりに、前述の実施例と同じように
送風ノズル27が設けられていてよい。前述の実施例に類似して図3及び図4の
実施例においても第1の搬送装置4′と締め付け装置8との間に空間30が設け
られており、空間で、切断行程中に第1の搬送装置4′によって送られたペーパ
ーウエブがループ7aの形でそらされる。
図4には駆動装置が示してある。第1の搬送装置4′、第2の搬送装置9及び
第3の搬送装置10の駆動のために、共通の1つの駆動モータM1が設けられて
いる。適当な伝達比によって、第2及び第3の搬送装置9,10の搬送速度V2
が第1の搬送装置4′の搬
送速度V1よりも大きくなっている。締め付け装置8及び切断工具1′の駆動が
ベルト駆動部16を介してモータM2によって行われる。
図3及び図4の実施例の作用形式は、前述の実施例の作用形式に相応している
ので、該実施例の繰り返しの詳説は省略する。図3及び図4の実施例ではループ
7aの重力が締め付け装置8の開放の後に逆に作用するので、有利には別の単数
若しくは複数の送風ノズル31を設けてあり、該送風ノズルが締め付け装置8の
開放の後に作動されて、上方に向けられた力をループ7aに生ぜしめる。
切断能力を増大させるために、ループ形成を行う部分の図5及び図6に示す特
に有利な構成が著しく寄与する。ほぼ0.8m/sからのペーパーウエブ・送り
速度(3″の印刷用紙寸法で時間当たりほぼ38000切断に相当する)におい
て、切断精度の許容できない変動が生じる。高い送り速度及び高い切断能力にも
拘わらず十分に一ミリメータ範囲、例えば±0.3mm範囲での十分な切断精度
を達成するために、有利には次ぎに述べる手段がコンビネーションして用いられ
る。
案内薄板(Fuehrungsblech)26が上方にそらされており、この場合、そらせは
案内薄板の折り曲げ部26bによって達成される。底部薄板26はさらに複数の
切欠き(Durchbrechung)36、例えば円形の孔(Loch)
を備えている。切欠き36によってループのそらせ中に空気がループと案内薄板
との間に迅速に流入でき、かつ該空気は切断行程の終了の後にループ7aが第2
の搬送装置9によって再び平らに引っ張られるとループ7aと案内薄板26との
間の空間から迅速に逃がされる。この場合、ペーパーウエブ7が折り曲げ部26
bに接触する。この箇所で生じる摩擦によって、第2の搬送装置からペーパーウ
エブに生ぜしめられる張力は完全には第1の搬送装置4までは伝播されない。
さらに、ペーパーウエブ送り方向Aで見て、案内薄板26の前方及び後方の領
域で案内薄板の上側に、互いに逆向きに傾けられてループ形成に影響を及ぼすガ
イド薄板(Leitblech)37,38が設けられている。ガイド薄板37,38は一
様なループ形成を助成するために形成されている。ガイド薄板37,38によっ
て、ループ形成が常にほぼ同じ箇所で行われ、ループが送り方向Aで前方にも後
方にも移動しない。特にガイド薄板37,38によってループ形成が再現可能で
ある。ループ形成に影響を及ぼす(beeinflussend)ために、さらに有利には各ガ
イド薄板37,38の傾斜が案内薄板26に対して調節可能である。この目的の
ために、ガイド薄板37,38が送り方向Aに対して横方向に延びる軸39,4
0を中心として旋回可能でかつ、図示してない装置によってロック可能である。
さらに有利には、案内薄板26の上側及びガイド薄
板37,38の上側の空間が減衰フード41によって取り囲まれている。減衰フ
ード41はループ7aに対して大きな距離を置いて配置されて、これによって十
分な空気空間(Luftraum)がループ7aと減衰フードの内部との間に存在する。減
衰フードは一面では、高い速度でのループ形成の際に生じる振動を減衰する空気
室(Luftkammer)として機能し、かつ他面では音響減衰のために役立つ。
図5及び図6に示す実施例で共通に用いられる手段は、安定したかつ再現可能
なループ形成を行うものであり、これは高い切断能力で十分の一範囲の許容誤差
の高い切断精度にとって必要である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1996年11月5日
【補正内容】
明細書
ペーパーウエブを横断ちするための装置
本発明は、ペーパーウエブを横断ちするための装置であって、協働する切断ナ イフを有する定置の切断工具、及び切断工具の前に配置されて装置の運転中に連 続的に駆動される第1の搬送装置を備えており、搬送装置を用いてペーパーウエ ブが連続する2つの切断行程間でその都度所定の長さに亙って送られかつ、第1 の搬送装置と切断工具との間の領域に設けられて切断工具と同期的に駆動可能な 締め付け装置を備えており、締め付け装置を用いてペーパーウエブの、直接切断 工具に隣接して該切断工具の前に位置する区分が切断行程の継続のために、切断 ナイフ間の通路を再び開放するまで締め付け可能であり、第1の搬送装置と締め 付け装置との間の領域に設けられた空間を備えており、空間内で、切断行程中に 第1の搬送装置によって連続的に送られるペーパーウエブ区分が論理的に直線的 な送り方向から該送り方向に対して横方向にそらされたループの形で延ばされる ようになっている形式のものにおいて
関する。
例えばコンピュータ印刷機によって印刷されたペーパーウエブの後加工に際し
て、ペーパーウエブが例えば3″と12″との間の所定の印刷用紙寸法のペーパ
ーシートに切断される。この目的のために自動切断装置(Schneideautomat)があ
り、該自動切断装置はペーパーウエブの横断ちのための切断工具のほかに、ペー
パーウエブのパーフォレーションされた縁部の切り落とし若しくはペーパーウエ
ブの縦断ちのための切断工具を備えている。これまで実際に用いられた自動切断
装置が、BOEWE SYSTEC AG,D-86135 Augsburg(ボウウェ・システク 株式会社
D-86135 アウグスブルグ)発行のパンフレットに「Schneideautomat BOEWE 310
,3/94」の見出しで記載されている。この自動切断装置は印刷されてジグザグ状
に折られたペーパーウエブを処理するものであって、横断ちのために定置の切断
ナイフ及び上下動可能な切断ナイフから成る切断工具を有している。切断工具の
前に第1の搬送装置を配置してあり、該搬送装置がいわゆるトラクタとして構成
されており、トラクタが互いに平行に配置された無端の2つの搬送ベルトから成
っており、搬送ベルトが棘で以てペーパーウエブの両方の縁部のパーフォレーシ
ョンに係合する。このような公知の自動切断装置はスタート・ストップ原理(Sta
rt-Stopp-Prinzip)に基づいて作動する。切断ナイフが互いに離されて、切断ナ
イフ間の通路が開かれている間に、トラクタがペーパーウエブをその都度、フォ
ーマット寸法に相応する長さだけ搬送する。次いで、トラクタが停止して、切断
工具の切断ナイフが切断行程を行う。切断ナイフ間
の通路が再び開かれると直ちに、トラクタが新たにスタートされる。この公知の
自動切断装置の切断能力は、3″の印刷用紙寸法において時間当たりほぼ270
00切断(=7.5切断/S)であって高いものの、将来の要求には応えられな
い。現代のデータ処理装置は、著しく高速のレーザープリンタと一緒の作業を行
うようになっており、従って著しく高速のプリンタによって印刷されたペーパー
ウェブをオンラインで、即ち該レーザープリンタに接続して切断することは、公
知の自動切断装置では不可能である。公知の自動切断装置の作業速度は増大され
得ない。このことはスタート・ストップ原理に起因している。各切断前にペーパ
ーウエブは停止させられ、かつ各切断の後に停止状態から瞬間的に再び全搬送速
度に加速されねばならず、これは時間当たり30000回を越える。さらに大き
な切断能力においてペーパーウエブに作用する加速力は、ペーパーウエブの縁部
のパーフォレーションを引き裂く程に大きい。
ドイツ連邦共和国特許A3131101号明細書により、冒頭に述べた形式の ペーパーウエブの横断ちのための装置が公知であり、この場合、締め付け装置の 前に第2の搬送装置を設けてあり、該搬送装置が連続的に駆動可能な上側の搬送 ローラ及び該上側の搬送ローラに圧着可能な下側の搬送ローラから成っており、 下側の搬送ローラが上側の搬送ローラから下方へ降下 可能である。下側の搬送ローラの降下運動は締め付け装置若しくは切断ナイフの 駆動に同期的に行われ、切断の前にまずペーパーウエブが締め付け装置内で締め 付け固定され、同時に下側の搬送ローラが下方へ降下される。これによってペー パーウエブが停止され、第2の搬送装置もペーパーウエブに作用しない。第1の 搬送装置が連続的に供給を行うのでペーパーウエブがせき止められて、第1の搬 送装置と第2の搬送装置との間で下方へ自由に垂れ下がるループを形成する。ペ ーパーウエブの締め付け中に、ペーパーウエブの横断ちが切断工具を用いて行わ れ、切断の終了の後に締め付けが再び解除され、下側の搬送ローラが第2の搬送 装置の上側の搬送ローラに圧着される。第2の搬送装置は第1の搬送装置よりも 高い搬送速度で作動するので、横断ち中に形成されたループが再び平らに引っ張 られる。しかしながら、0.5m/秒を越える高いペーパー・送り速度及び相応 に高い切断回数においては、ループ形成がもはや正確に再現可能に行われない。 ループ形成における無秩序な状態に基づき、特に、切断されたペーパーシートの 長さに対する切断精度が所定の許容差から外れる結果になる。さらにループ形成 とループの引っ張りとを連続的に著しく高速で行うことによって、著しい騒音負 荷が生じる。
従って本発明の課題は、ペーパーウエブを横断ちするのための装置を改善して
、著しく高いペーパーウエ ブ・送り速度及び高い切断回数においても著しく高い切断精度を達成すると同時 に、騒音負荷を著しく減少させる
ことである。
前記課題は、本発明に基づき、第1の搬送装置と締め付け装置との間に案内薄 板を設けてあり、案内薄板が複数の切欠きを備えており、案内薄板の上側の空間 が減衰フードによって取り囲まれており、減衰フードがループから大きな距離を 置いて配置されていることによって解決される。
減衰フードは切欠きの備えられた案内薄板と組み合わされて著しく高いペーパ ーウエブ・送り速度及び高い切断行程においても高い切断精度を生ぜしめる。0 .8m/秒を越えるペーパーウエブ・送り速度及び10切断/秒を越える切断回 数においても、十分の一ミリメートル範囲の許容差±0.3mmの切断精度が達 成される。このことは、減衰フード内に規定された変わらない空気圧力状態を形 成しており、該空気圧力状態がループ形成中に周囲の影響、例えば空気流、熱作 用などをループに対して防止していることに基づいている。さらに、ループの振 動が減衰され、これによって正確に再現可能なループ形成が保証される。これに 関連して、切欠きの備えられた案内薄板の配置が重要である。案内薄板は、ルー プを常に上方に向けてそらすように作用する。ループのそらせ中に、空気が切欠 きを通ってループと案内薄板との間の空間に流入し、 かつ該空気は切断行程の終了の後にループを第2の搬送そうちによって再び平ら に引っ張る場合に空間から迅速に逃がされる。
本発明によって、切断能力を3″
の印刷用紙寸法でほぼ80000切断/時(ca.80000 Schnitte/Std)に高めるこ
とができる。高い切断能力のおかげで、横断ちをオンラインでレーザープリンタ
に接続して行うことができ、このことは利点である。
本発明の有利な実施例が従属項に記載してある。
以下に図面に示す実施例につき本発明を詳細に説明する。図面において:
図1はペーパーウエブの横断ちのための装置の縦断面図、
図2は前記装置のループ形成の領域の拡大部分縦断面図、
図3は図2のIIIの方向で見た部分平面図である。
ペーパーウエブ(Papierbahn)の横断ち(Querschneiden)のための装置は、図1
及び図2に示す実施例では切断工具1を有しており、切断工具は定置の切断ナイ
フ2及び上下動可能な切断ナイフ3を備えている。切断工具1の前に距離を置い
て搬送装置4を設けてあり、搬送装置はこの実施例ではトラクタ(Traktor)とし
て構成されている。トラクタは互いに平行に配置された2つの搬送ベルト5から
成っており、搬送ベルトは針(Stachel)6で以てペーパーウエブ7の両方の長手
方向縁部のパーフォレーション内に係合する。搬送装
置4は連続的に周速度V1で駆動され、周速度は例えば前置のレーザープリンタ
ー(図示せず)の供給速度に相応している。搬送装置4と切断工具1との間の領
域に、切断工具と同期的に駆動可能な締め付け装置8を設けてある。締め付け装
置8は有利には切断工具1の近くに配置されており、即ち締め付け装置と切断工
具1との間の間隔は締め付け装置と搬送装置4との間の間隔よりも小さくなって
いる。
締め付け装置8と切断工具1との間で有利には直接に切断工具に隣接して、連
続的に駆動可能な第2の搬送装置9が配置されており、該搬送装置の搬送速度(
周速度)V2は第1の搬送装置4の搬送速度よりも大きくなっている。
切断工具1の後ろ側に有利には、第3の搬送装置10を設けてあり、該搬送装
置は同じく連続的に、それも第2の搬送装置9の搬送速度V2に相応する搬送速
度V2で駆動可能である。
締め付け装置8は2つの締め付けジョー11を有しており、締め付けジョーは
図面には1つしか示されていないものの、ペーパーウエブ7の横方向に互いに間
隔を置いて配置されている。締め付けジョー11は定置の支持台12と協働する
ようになっている。各締め付けジョー11は、ペーパーウエブ7の送り方向Aに
対して横方向に運動可能な押し棒13の一方(下側)の端部に配置されており、
押し棒の他方(上側)の端
部はローラ14を支持しており、ローラはカムプレート15と協働するようにな
っている。カムプレート15は切断工具1と同期的に駆動される。この目的のた
めに、ベルト駆動部を設けてあってよい。ベルト駆動部は運動可能な切断ナイフ
3をも駆動する。ベルト駆動部の駆動は有利には連続的に行われるが、断続的で
あってもよい。ベルト駆動部の駆動速度は第1の搬送装置4の搬送速度V1に関
連して調節可能であり、従って切断が常に、搬送装置4によってペーパーウエブ
7を切断工具1に対して所望のフォーマット寸法(送り量)に相当する長さだけ
移動させた場合に行われる。
第2の搬送装置9及び第3の搬送装置10は有利には、連続的に駆動可能なそ
れぞれ1つの搬送ローラ20,21及びこれに対して軸線平行な少なくとも1つ
の圧着ローラ22,23を有しており、圧着ローラが弾性的なプレストレス部材
(Vorspannung)24によって搬送ローラ20,21に接触されている。弾性的な
プレストレス部材24は有利には調節可能である。両方の搬送ローラ20,21
の駆動は例えば第3のモータによって行われてよい。第3のモータは搬送ローラ
20,21に搬送速度V2を生ぜしめ、該搬送速度は例えば第1の搬送装置4の
搬送速度V1の4倍の大きさである。
さらに、第1の搬送装置4と締め付け装置8との間
にそらせ装置(Auswoelbeeinrichtung)25を設けてあり、そらせ装置がペーパー
ウエブ7に少なくとも一時的に送り方向Aに対して横方向に向けられた力Pを作
用させる。送り方向Aが図1及び図2に示す実施例におけるようにほぼ水平に延
びている場合には、力Pは上方に向けられる。これによって利点として、切断行
程中に蓄えられたペーパーウエブ区分7aの送りが締め付け装置8の締め付け解
除の後に重力によって助成される。
力Pを形成するために、まず案内薄板26を設けてあり、案内薄板が送り方向
Aに対して横方向に、第1の搬送装置4の搬送エレメント(搬送ベルト)5及び
締め付け装置8の締め付けエレメント11,12に接する平面E−Eからそらさ
れている。図示の実施例では、湾曲26aが上側に行われている。
これまで述べた装置の作用形式は次の通りである:
装置の運転中に、第1の搬送装置4が搬送速度V1で連続的に駆動され、かつ
第2及び第3の搬送装置9,10がより大きな搬送装置V2で連続的に駆動され
る。運動可能な切断ナイフ3が同じく連続的に駆動されてよく、その結果、切断
行程と切断ナイフ2,3間の通路の開放とが交互に行われる。通路の開放中には
締め付け装置8も開かれており、従ってペーパーウエブ7が搬送装置4及び9に
よって、かつフォーマットサイズの大きい場合、搬送装置10によっても搬送方
向Aに送られる。ペーパーウエブが切断工具1に対して設定されたフォーマット
サイズだけ送られると、直ちにカムプレート15が押し棒13を下方へ押し、そ
の結果、ペーパーウエブが締め付けジョー11と定置の支持台12との間で締め
付けられる。第2の搬送装置9及び第3の搬送装置10の搬送ローラ20,21
は引き続き回転する。運動可能な切断ナイフ3が下方へ移動して、ペーパーシー
ト7bを所定のフォーマットサイズに切断して、ペーパーシートが直ちに第3の
搬送装置10によってさらに運動させられる。搬送ローラ20,21は平滑な鋼
表面を有しており、弾性的なプレストレス部材24がペーパーウエブの締め付け
状態で搬送ローラ20,21を損傷なしに引き続き回転できるように規定されて
いる。
ペーパーウエブが切断行程のために締め付け装置8によって保持されるのに対
して、第1の搬送装置4はペーパーウエブを連続的に送り続ける。送り続けられ
るペーパーウエブ区分は理論的に直線的な送り方向Aに対して横方向に上方へそ
らされたループ(Schlaufe)7aの形で蓄えられる。そらされた案内薄板26によ
って、そらせがそれも予め規定された方向に、即ち上方へ行うように助成される
。そらせ中にループ7a内に応力が、折り曲げロッド内と同じように生じる。切
断行程の終了の後に切断ナイフ2,3間の通路が再び開放され、次いで締め付け
装置8もカムプレート15
の区分15aがローラ14の領域に達することによって開く。締め付け装置8が
開くと直ちに、第2の搬送装置9がペーパーウエブの、切断装置に隣接する端部
を、第1の搬送装置4の搬送速度V1よりも高い搬送速度V2で送る。これによ
って、蓄えられたループ7aが崩壊される。ループ7aの形で蓄えられたペーパ
ーウエブ区分の引き続く移動運動が、ループ内に生じる応力によって助成され、
応力がペーパーウエブの自由な端部を切断工具1に向かう方向に移動させる。ル
ープ7aが上流側へ延びることはなく、それというのはペーパーウエブが常に第
1の搬送装置4によって送り続けられるからである。ループ7a内に形成される
応力に対して付加的に、図示の実施例では重力も作用し、重力はループ7aを下
方に押して、これによってペーパーウエブを切断工具1に向かう方向に運動させ
る。従って、第2の搬送装置9はループの形で蓄えられた小さなペーパーウエブ
区分7aだけを継続移動(Weiterbewegung)させるだけでよく、この継続移動は締
め付け中に形成された応力及び重力によって助成される。
ペーパーウエブの保持(Festhalten)は別の形式で、例えばペーパーウエブの縁
部に作用する締め付けクランプ(Klemmzange)によって行われてもよい。締め付け
装置(Klemmeinrichtung)がもっぱら切断工具と同期的に駆動されて、切断行程中
にペーパーウエブを保持す
る。
切断能力を増大させるために、ループ形成を行う部分の図2及び図3に示す構
成が著しく寄与する。ほぼ0.8m/sからのペーパーウエブ・送り速度(3″
の印刷用紙寸法で時間当たりほぼ38000切断に相当する)において、切断精
度の許容できない変動が生じる。高い送り速度及び高い切断能力にも拘わらず十
分に一ミリメータ範囲、例えば±0.3mm範囲での十分な切断精度を達成する
ために、有利には次ぎに述べる手段がコンビネーションして用いられる。
案内薄板(Fuehrungsblech)26が上方にそらされており、この場合、そらせは
案内薄板の折り曲げ部26bによって達成される。案内薄板26はさらに複数の
切欠き(Durchbrechung)36、例えば円形の孔(Loch)を備えている。切欠き36
によってループのそらせ中に空気がループと案内薄板との間に迅速に流入でき、
かつ該空気は切断行程の終了の後にループ7aが第2の搬送装置9によって再び
平らに引っ張られるとループ7aと案内薄板26との間の空間から迅速に逃がさ
れる。この場合、ペーパーウエブ7が折り曲げ部26bに接触する。この箇所で
生じる摩擦によって、第2の搬送装置からペーパーウエブに生ぜしめられる張力
は完全には第1の搬送装置4までは伝播されない。
さらに、ペーパーウエブ送り方向Aで見て、案内薄板26の前方及び後方の領
域で案内薄板の上側に、互いに逆向きに傾けられてループ形成に影響を及ぼすガ
イド薄板(Leitblech)37,38が設けられている。ガイド薄板37,38は一
様なループ形成を助成するために形成されている。ガイド薄板37,38によっ
て、ループ形成が常にほぼ同じ箇所で行われ、ループが送り方向Aで前方にも後
方にも移動しない。特にガイド薄板37,38によってループ形成が再現可能で
ある。ループ形成に影響を及ぼす(beeinflussend)ために、さらに有利には各ガ
イド薄板37,38の傾斜が案内薄板26に対して調節可能である。この目的の
ために、ガイド薄板37,38が送り方向Aに対して横方向に延びる軸39,4
0を中心として旋回可能でかつ、図示してない装置によってロック可能である。
さらに、案内薄板26の上側及びガイド薄板37,38の上側の空間が減衰フ
ード41によって取り囲まれている。減衰フード41はループ7aに対して大き
な距離を置いて配置されて、これによって十分な空気空間(Luftraum)がループ7
aと減衰フードの内部との間に存在する。減衰フードは一面では、高い速度での
ループ形成の際に生じる振動を減衰する空気室(Luftkammer)として機能し、かつ
他面では音響減衰のために役立つ。
図2及び図3に示す実施例で共通に用いられる手段は、安定したかつ再現可能
なループ形成を行うものであり、これは高い切断能力で十分の一範囲の許容誤差
の高い切断精度にとって必要である。
請求の範囲1
.ペーパーウエブを横断ちするための装置であって、協働する切断ナイフを有
する定置の切断工具、及び切断工具の前に配置されて装置の運転中に連続的に駆 動される
第1の搬送装置を備えており、搬送装置を用いてペーパーウエブが連続
する2つの切断行程間でその都度所定の長さに亙って送られかつ、第1の搬送装
置(4)と切断工具(1)との間の領域に設けられて切断工具と同期的に駆動可
能な締め付け装置(8)を備えており、締め付け装置を用いてペーパーウエブ(
7)の、直接切断工具に隣接して該切断工具の前に位置する区分が切断行程の継
続のために、切断ナイフ(2,3)間の通路を再び開放するまで締め付け可能で
あり、第1の搬送装置(4)と締め付け装置(8)との間の領域に設けられた空
間(30)を備えており、空間内で、切断行程中に第1の搬送装置によって連続
的に送られるペーパーウエブ区分が論理的に直線的な送り方向(A)から該送り
方向に対して横方向にそらされたループ(7a)の形で延ばされるようになって
いる形式のものにおいて、第1の搬送装置(4)と締め付け装置(8)との間に 案内薄板(26)を設けてあり、案内薄板(26)が複数の切欠き(36)を備 えており、案内薄板(26)の上側の空間が減衰フード( 41)によって取り囲まれており、減衰フード(41)がループ(7)から大き な距離を置いて配置されている
ことを特徴とする、ペーパーウエブを横断ちする
ための装置。2.案
内薄板(26)が第1の搬送装置(4)の搬送エレメント(5)及び締め
付け装置(8)の締め付けエレメント(11,12)と接する平面(E−E)か
ら送り方向(A)に対して横方向に上方へそらされている請求項1項記載の装置
。3
.ペーパーウエブ送り方向(A)で見て案内薄板(26)の前方及び後方の領
域で案内薄板の上側に、互いに逆向きに傾斜されてループ形成に影響を及ぼすガ
イド薄板(37,38)が設けられている請求項1又は2記載の装置。4
.各ガイド薄板(37,38)の傾斜が案内薄板(26)に対して調節可能で
ある請求項3記載の装置。
【図1】
【図2】
【図3】