JPH11503932A - 避妊法 - Google Patents

避妊法

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JPH11503932A
JPH11503932A JP8531800A JP53180096A JPH11503932A JP H11503932 A JPH11503932 A JP H11503932A JP 8531800 A JP8531800 A JP 8531800A JP 53180096 A JP53180096 A JP 53180096A JP H11503932 A JPH11503932 A JP H11503932A
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Abstract

(57)【要約】 雄哺乳動物において精巣上体近くの精管(10)の1つの壁に切り目(11)を作り、この切り目を通してフィラメント(20)を精管内に挿入することによって受胎を阻止する。前記フィラメントは精管の長さの最低約4分の1の長さを有し、精管の内径と大体等しい外径を有する。それは一端に拡大部(21・22・23)を含み、組織は不活性の材料からなる。前記フィラメントの拡大部までのすべてを精管に挿入する。切り目はフィラメント周囲が開いたままになり、そこを通って精子が精管から逃げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 避妊法 技術的分野 本発明は避妊に関するものである。より詳細に述べるならば、本発明は雄哺乳 動物の精管にフィラメントを置くことを含む避妊法に関する。 技術の背景 哺乳動物は性交によって繁殖する。性交中、雄はその陰茎を雌の膣に挿入し、 数百万の精子を射精する。精子の1つが卵子(雌の卵)を受精させると受胎がお きる。受胎後、胚は雌の子宮に着床し、発生を始める。精子は精巣で作られ、多 数の管を通って運搬され、体外へ出る。精巣を出るとき、精子は先ず、精巣の側 方端に横たわるコイル状の輸送管である精巣上体を通って運搬される。精子はそ の後精管を通過する;精管は、比較的小さい内腔(内部通路)と、上方へ前立腺 の直上位置にまで走る厚い筋肉被覆物とをもつ管である。精管は膨大部として知 られる拡大部分を含み、その地点の近くに精嚢が合一する。精管と精嚢との合一 によって生成する総導管は射精管として公知である。2本の射精管が尿道に開い ている。尿道は陰茎の長さだけ走り、その先端で開く。精子は連続的に精巣上体 に入り、より少ない程度が精管に入る。射精中、蠕動的筋肉収縮によって精子は 精管および尿道を流れる。 性交中の受胎を阻止したい場合が時々ある。或る家畜の場合には、どの雄動物 に雌を受胎させるかコントロールしたいことがよくある。人間の男性の場合には パートナー同志の片方または両方が受胎および妊娠を避けたいかも知れない。現 在多くの避妊法が使用されている。最も有効な方法は精管を通る精子の流れを阻 止することである。精管切除術として知られている外科的方法では、精管をカッ トし、一部を除去し、2つの遊離端を封止して閉じる。この方法は比較的安全で 比較的容易に行われる。残念なことに、精管切除術は非常に重大な欠点をもって いる−すなわちうまく元に戻すことができないのが普通である。精管切除術の非 可逆性に貢献するいくつかの要因がある。先ず第1に、精管の2つの切断端を再 結合することは難しい。第2に、精管の“下流”セグメント(そのセグメントは 射精管および尿道に合一する)は時間の経過とともに壊死する傾向がある。この 壊死がおきるのは、精管を支配している血液供給および神経が切断によって破壊 されるためである。精管の壊死部分は精子を運搬することができず、修復は非常 に難しい。第3に、精管の“上流”セグメント(このセグメントは精巣上体と連 絡している)も時の経過につれて壊死しがちである。この壊死がおきるのは、精 巣が精子を作り続け、精子が精管に流れ続けるからである。出口がないので、内 部に圧が生じ、精管を膨らませ、弱める。精管は結局は、膨み過ぎた風船と同様 に破裂する。破裂した精管はほとんど修復できない。 精管を通る精子流をコントロールし、しかも精管切除術に欠ける可逆性をもた らすことを試みる多くの器具が開示された。このような器具の種類の1つは、切 開によって精管に挿入されるプラグ類(脈管内閉鎖器具としても公知である)で ある。これらのプラグは精管の完全な切断を必要としないという長所を有する。 残念なことに、これらプラグは次の2つの欠点のうちの1つを有する:それらは 精子を通過させてしまうか、またはそれらは精管の壊死および破裂に導く。 1969年1月21日に発行されたブラリー(Braley)の米国特許第3,42 2,813号;1972年3月14日に発行されたブロディー(Brodie)の米国 特許第3,648,683号;1975年4月15日に発行されたブカロ(Bucalo )の米国特許第3,877,461号;は脈管内プラグを開示している。しかし精 管の上流圧は結局はプラグ近くの精管を広げ、精子はプラグをバイパスして流れ る。その結果、これらのプラグは射精中の精子の放出を完全には止めない。 その他のプラグ類は精管の拡張によって生じる精子のバイパスを止めるように 特殊の設計がされている。一例として、1972年8月29日に発行されたヌウ ェイサー(Nuwayser)の米国特許第3,687,129号は精管壁細胞の内生を許 す織物で被覆したプラグを開示している。その他の例は、1971年6月29日 に発行されたリー(Lee)の米国特許第3,589,355号;1980年4月2 9日発行のデニストン・ジュニヤ(Denniston,Jr)の米国特許第4,200,08 8号;および1985年4月23日発行のゼインヴルト(Zaneveld)の米国特 許 第4,512,342号である。これら3つの特許は、精管がプラグ周囲で膨らむ のを防ぐ種々の特徴を有するプラグを開示している。これらのプラグは全体的バ リヤの形成には成功するかも知れない。しかしプラグの上流では圧が増加し、精 管は膨張し、結局は破裂する。 精管を通る精子流をコントロールし、しかも可逆性をもたせることを試みる脈 管内器具のその他の型はバルブ類およびフィルター類である。1977年5月2 4日に発行されたブカロ(Bucalo)の米国特許第4,024,855号は、閉じた ときには液体流を完全に止めるバルブを開示している。1976年11月16日 に発行されたブカロの米国特許第3,991,743号;および1977年3月2 2日に発行されたブカロの米国特許第4,013,063号は、精管に取り付けら れ、精子を貯留するが液体の他の部分は通過させるフィルター類を開示している 。これらバルブまたはフィルターのどれも広く使用されるには至らなかった。こ れらすべての器具は比較的早く詰まり、結局は精管の上流部分の破裂に通じると 考えられる。 よって、精管切除術と同様に有効で、容易に、上首尾に元に戻すことのできる 男性用避妊法の必要性がいまだに存在する。 発明の開示 本発明の一般的目的は改良された避妊法を提供することである。より詳細な目 的は、雄哺乳動物からの精子の放出を可逆的に阻止する改良法を提供することで ある。その他の目的は、精管を2つに切断する必要がなく、精管の壊死または破 裂を起こさない方法を提供することである。 私は精子を精巣から尿道へ運ぶための精管を有する哺乳動物のための避妊法を 発明した。その方法は:(a)精管の長さの少なくとも約1/4の長さを有する フィラメントを用意し、上記フィラメントは精管の内径と大体等しい外径を有し 、上記フィラメントは組織に対して不活性の材料からなり、上記フィラメントは 一端に拡大部を有し;(b)精巣上体近くの精管の1つの壁に切り目を作り、そ の切り目の長さは上記フィラメントの外径より大きく、拡大部の幅よりは小さく 、そのためフィラメントはその切り目を通ってフィットするが、膨大部はその切 り 目を通過できず;(c)フィラメントを切り目から尿道の方へ延びるように切り 目を通って精管に挿入し、拡大部は外部に残って精管に接し、よって切り目はフ ィラメント周囲に開いたままになり、精子を精管から逃がすことができる。 この方法は射精中雄哺乳動物からの精子の放出を効果的に阻止し、しかも高度 に可逆的である。次の3要因がこの高可逆性に貢献する。第1に精管は2つに切 断されず、そのため再結合の必要がない。第2に精管は壊死しない、なぜならば 血液供給および神経が完全無傷のままだからである。そして第3には、精巣上体 近くの精管は膨張、壊死および破裂しない、なぜならば精子は切り目を通って逃 げることができるからである。 図面の簡単な説明 図1は、本発明により精管内に挿入された細長いフィラメントの斜視図である 。 図2は、精管内に完全に挿入された細長いフィラメントの斜視図である。 発明を実施するための最良の形態 本発明は先ず図を参照することによって最も良く説明される。図1では、ヒト 男性の精巣上体近くの精管部分(10)が示される。切り目(11)が精管の1 つの壁に作られる。一片のフィラメント(20)の一端を切り目から精管の内腔 に挿入し、それから尿道方向に入れる。フィラメントの他端はループ(21)に 形成され、結んで結節(22)を作る。その結節を少量のゴム接着剤(23)で 固定する。このゴム接着剤は結節を完全に取り囲む。図1において、フィラメン トを精管に挿入する過程が示される。図2は、フィラメントが完全に挿入された 図である。ループ、およびゴムに包まれた結節は常時精管の外側に残っており、 切り目は開いたままであることがわかる。フィラメント周囲の開いた切り目は精 子が逃げる出口となり、それによって精管の膨張および破裂を防ぐ。精管内のフ ィラメント部分は精子流を遮断する。精管および他の組織の筋肉収縮が精巣から 尿道への方向の流動を与え、そのためフィラメントは排出されずにむしろ切り目 にぴったりと押し付けられる傾向がある。よってフィラメントは外科的に除去さ れるまでいつまでもその場所にとどまる。 ここで本発明をより詳細に考えることができる。精管へのアクセスは、陰嚢に 切り目を作り、精管の短い部分(約1cm)を露出させる。できるだけ各精巣上 体に近い精管部分を露出し、精巣上体近くの精管に切り目を作ることが好ましい 。用語“近い”とは、切り目が尿道よりも精管に近いことを意味する、すなわち 精管の長さの最初の4分の1のところである。切り目は精管の最初の4分の1に 作るのが好ましい。フィラメント挿入点と、精巣上体との間の距離を最小にする のが最も好ましい。それによって精管末端までの距離を最大にすることができる 。 精管の切り目は1つの壁を通って完全に内腔に達するまでにする。切り目の寸 法は、フィラメントが挿入されるべく十分大きい。切り目の寸法はループ状(ま たはその他の方法で大きくした)端が切り目を通過してフィットすることのない ように十分小さい。大部分の場合、切り目の長さはフィラメントの直径の約1・ (1/2)ないし4倍である。好適には切り目の長さはフィラメントの直径の約 2ないし3倍である。切り目の巾は鋭利な器具を用いて1本のスリットを作るこ とによって最小とするのが好ましい。 精管に挿入したフィラメント部分は精管の長さの少なくとも約1/4の長さを 有する、それによって十分効果的な遮断が行われる。フィラメントの長さが短す ぎると、かなりの量の精子がフィラメントを通り越し、受胎が起きるかも知れな い。フィラメントは精管の端を通り越して延びることはない―射精管の遮断は避 けるべきである。精管に挿入されたフィラメント部分は精管の長さの少なくとも 約0.5ないし0.9の長さを有するのが好ましい。挿入部分が精管の長さの約0 .7ないし0.8倍の長さを有するのが最も好ましい。精管の長さは種属によって 異なり、個々の個体間で異なる。例えばヒト男性では精管の長さは約8ないし1 0cmで、ヒツジでは約16ないし20cmの長さである。よって男性の好適な フィラメントの長さは約4ないし9cmで、ヒツジでは約8ないし18cmであ る。 フィラメントは切断面が丸いのが好ましい、なぜならばこの形が管腔に最もよ くなじむからである。フィラメントの外径は管腔の内径とほぼ等しいかまたはそ れより若干小さい。長さに関しては精管の内径は種属ごとに異なり、個々の個体 間で異なる。ヒト男性では内腔直径は一般には約0.5ないし2.5mmである。 よってヒト男性用好適フィラメント直径は約0.25ないし2.5mmである。よ り小さいフィラメント直径は若干挿入しやすく、より大きい直径のフィラメント はより良く遮断する傾向がある。 フィラメントは精管および周囲組織に対して不活性の材料から作られる。言い 換えれば、その材料はこれらの組織から不都合な反応を起こさないし、組織がそ の材料内または材料上へ増殖することはない。その材料はフィラメントが精管に 侵入できるほど十分硬く、一方精管の迂曲した形になじむほど十分フレキシブル である。適した材料としてはプラスチックス、例えばナイロンおよびテフロンな ど;金属類、例えば銅および銅合金;天然材料;これらの混合物、例えばプラス チックス−コーテド材料;などである。プラスチックスはそれらの低価格、硬さ 、およびフレキシビリティーのために、好適である。ナイロンは広範囲の直径を もつものが用意に入手できるため、最も好適な材料である。 精管に挿入されたフィラメントの少なくとも一部分は横断面が充実しており、 そのため精子はそのフィラメントを通って移動することができない。フィラメン トは全体が充実性であってもよいし、フィラメントの一部が中空または多孔質で あってもよい。所望の場合はフィラメントは殺精子性および/または抗ウィルス 性を有する材料を含む。適した殺精子剤の例は、1975年4月15日に発行さ れたブカロの米国特許第3,877,461号の5−8欄に列挙されるものを含め る。もしフィラメントの一部が中空または多孔質であるならば、このような材料 を便利にフィラメントに加えることができる。 フィラメントの一端は、フィラメントの一部を常時精管の外側に保持するため の拡大部を含む。その拡大部は、切り目を通過しないように十分大きい。適切な 拡大部は多くの異なる方法で作り出される。1つの方法はフィラメントの端に単 に結節を結ぶことである。拡大部を作り出す第二の方法は、フィラメントの端を 圧迫および/または溶融して塊または頭部を形成することである。第三の方法は 物体または塊をそのフィラメントにくっつけることである。図1に示すように、 好適拡大部がこれらの方法の組み合わせによって作られる。第1にボウライン・ ノットを作る。この型の結節はループを含む。次にゲル化化合物、例えばダウコ ーニング社の製品であるシラスチック・シリコンゴム接着剤など、をその結節に 与え、硬化させる。硬化ゴムは結節を固定すると共に拡大部の大きさを増大する 。 ループはフィラメントの端を精管の外側に保ったまま固定し、また、それは掴み 易いから、フィラメントの除去を容易にする。 既述のように、フィラメントは精管の壁を通過しているので、その壁の切り目 は確実に開いたままになる。この意味でフィラメントはイヤリングと同様な方法 で機能する。外性物体(フィラメントまたはイヤリング)が正しい位置に置かれ ているときは組織(精管または耳たぶ)は開いたままになる。しかし外性物体を 除去すると、組織は最後には閉じる。精管のこの開口がこの避妊法の可逆性に貢 献する。精子は連続的に精管の上流端に押し込まれる。出口がないと、圧が生成 し、精管は拡張し、結局は破裂する。しかし出口があれば、精子は精管から陰嚢 に流出し、周囲組織に吸収される。 本発明によりフィラメントが正しい位置に置かれていれば、射精中に放出され る精子数は、明らかな受胎の機会を与えるには不十分である。フィラメントが置 かれている期間中精管には実質上損傷はない。精子は精管外に排出されるから、 精管の上流部分は破裂しない。精管の下流部分は健康のままである、なぜならば 小さい切り目は神経および血液供給の破壊を最小にとどめるからである。 男性の生殖能力を回復しなければならないならば、そして回復しなければなら ないときは、復元法は最初の処置法より簡単でさえある。陰嚢を切開し、フィラ メントの拡大端をつかみ、全フィラメントを除去する。切り口は時が経てば閉じ る、またはもしも直ちに閉じたいならば、その切り目を縫合すればよい。どちら の場合も生殖能力は直ちに回復する、なぜならばフィラメントが正しい位置に置 かれている間、精管全体は完全無傷に保たれ、機能を保持しているからである。 例 この実施例はヒツジにおける本発明の方法の避妊効果を説明する。実験は4部 分を含んでいた。第1に3匹の雄ヒツジ(“ラム”)に片側精管切除術(精管を 1つだけ切除)を行った。第2に、その雄ヒツジの残る機能的精管による持続的 受精能力を確認した。第3にそのラムに本発明の避妊方法を行った。最後にその ラムは雌ヒツジ(“ewes”)を妊娠させないことを確認した。 齢約7カ月の3匹のラムを選んだ。それらに少量のキシラジン鎮痛剤を筋肉内 注射し、全身麻酔状態にした。その後それらの背中を台に拘束し、陰嚢および鼠 蹊領域をごしごし洗い、殺菌した。陰嚢の前腹方の表面に正中線から約1cm左 に寄った部分に1cm以下の小さい切り口を精巣表面の深さまで作った。精管を 確認し、曲がったヘルノスタットで切り、約2cmを切除した。各雄にペニシリ ン5ccを投与し、2週間の回復期間中食事と水を通常通り与えた。 片側精管切除術から回復した後、各ラムに5匹の受胎可能の雌ヒツジをつがわ せた。雌ヒツジの大プールにおける発情活性を1日2回、“ティーザー(誘惑す るだけで、満足はさせない)”雄でチェックした。雌ヒツジが交尾を受け入れる ことが確認されると、その雌は指定のラムと一緒に置かれ、成功する交尾を2な いし4回行わせた。各ラムは1日に2匹以下の雌とつがわせた。交尾から受胎の 確認までが1週間以内に行われた。 交尾後、雌をティーザー雄と共に観察し、それらが交尾後約16日目に発情期 に戻るかどうかを調べた。2匹の雄の各々につがわせたすべての雌は発情期に戻 ることができなかったが(100%妊娠率を示す)、第3の雄につがわせた5匹 のうちでは2匹だけが発情期に戻ることができなかった(40%妊娠率)。その 後発情期に戻った3匹の雌のうち1匹はその他の、この実験に参加していない繁 殖能力のあるラムとつがわせたときも周期を繰り返し続けた。これは問題が雌に あることを示唆する。よって第3の雄との妊娠率は40%(5匹中2匹)でなく むしろ50%(4匹中2匹)であると考えるべきである。 最初の交尾から7週間後、3匹のラムに前述の手術の準備をした。約15cm の長さ、外径0.5cmのナイロンフィラメントを準備した。その一端にボウラ イン・ノットを結び、約1cmのループを作った。シラスチックシリコンゴム1 滴を添加し、その結節を完全に囲み、硬化させた。精管の精巣上体端に近い地点 に縦方向に約1mmの切り込みを精管に作った。それからフィラメントを精管の 内腔に入れた。結節を含むフィラメント端は切り目の外側にとどまった。フィラ メントをこのように置くことによって切り目は開いたままになり、精子はこの切 り目を最も抵抗の小さい通路として、精管から逃げることができる。 3匹のラムをフィラメント挿入後3週間にわたって新たな雌ヒツジ群につがわ せた。前のようにティーザー雄を使用して発情期にある受胎可能の雌を見つけた 。 各ラムを7匹の雌とつがわせた(1日に1匹の雌とだけつがわせ、雌と雌との間 には2日間の間隔を置いた)。各雌は最低2回そのラムとつがわせた(最初に発 情期にあると確認されたときと、大部分はその後12時間後に再びつがわせた) 。 これらの雌をそれから16日間後にチェックしたとき、21匹中20匹は計画 通り発情期に戻った。 つがいになっているラムは交尾中に不快または躊躇の兆候を示す様子はなかっ た。性的衝動は正常で、フィラメントに関連する尿生殖器的問題はあらわれなか った。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年5月15日 【補正内容】 請求の範囲 1.精巣から尿道へ精子を運搬する精管を有する哺乳動物のための避妊法であ って、 (a)精管の長さの最低約4分の1の長さを有するフィラメントを用意し、前記 フィラメントは精管の内径に大体等しい外径を有し、前記フィラメントは組織に 対して不活性の材料からなり、前記フィラメントは一端に拡大部を有し; (b)精巣上体近くの精管の1つの壁に切り目を作り、前記切り目は前記フィラ メントの外径より大きく、拡大部の巾よりは小さい長さを有し、そのためフィラ メントは前記切り目を通過して挿入できるが、前記拡大部はそれができず; (c)前記フィラメントを切り目を通って精管に挿入し、フィラメントが切り目 から尿道の方に延び、拡大部は外側に残って精管に接し、そのため切り目はフィ ラメント周囲に開いたままになって精子を精管から逃がす諸段階を含んでなる方 法。 2.前記フィラメントが精管の長さの約0.5ないし約0.9倍の長さを有する 請求の範囲1に記載の方法。 3.拡大部が結節を含む請求の範囲2に記載の方法。 4.フィラメント材料がナイロンである請求の範囲3に記載の方法。 5.フィラメントが約0.25ないし2.5mmの直径を有する請求の範囲4に 記載の方法。 6.哺乳動物が人間で、フィラメントが約4ないし9cmの長さおよび約0. 25ないし2.5mmの直径を有する請求の範囲1に記載の方法。 7.フィラメントが殺精子剤または抗ウィルス剤を含む請求の範囲6に記載の 方法。 8.精巣から尿道へ精子を運搬する精管を有する哺乳動物のための避妊器具で あって、その器具は、その器具を使用すべき哺乳動物の精管の長さの最低約4分 の1である長さを有する単一のフィラメントからなり、前記フィラメントは前記 器具を使用すべき哺乳動物の精管の内径と大体同じ外径を有し、前記フィラメン トは組織に対して不活性の材料からなり、前記フィラメントは一端に拡大部を有 する避妊器具。 9.フィラメントが精管の長さの約0.5ないし0.9倍の長さを有する請求の 範囲8に記載の器具。 10.フィラメントが、約4cmと9cmとの間にある長さを有し、かつ直径 が約0.25mmと2.5mmとの間にある請求の範囲9に記載の器具。 11.フィラメント材料がナイロンである請求の範囲10に記載の器具。 12.拡大部が結節を含む請求の範囲8から11のいずれかの項に記載の器具 。 13.結節がボウライン・ノットを含む請求の範囲12に記載の器具。 14.結節がゲル化化合物に埋封される請求の範囲13に記載の器具。 15.拡大部がフィラメントの一端を加圧および/または溶融することによっ て形成される請求の範囲8ないし11のいずれかの項に記載の器具。 16.フィラメントの長さの少なくとも一部が中空または多孔質である請求の 範囲8ないし11のいずれかの項に記載の器具。 17.フィラメントが殺精子剤または抗ウィルス剤を含む請求の範囲16に記 載の器具。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.精巣から尿道へ精子を運搬する精管を有する哺乳動物のための避妊法であ って、 (a)精管の長さの最低約4分の1の長さを有するフィラメントを用意し、前記 フィラメントは精管の内径に大体等しい外径を有し、前記フィラメントは組織に 対して不活性の材料からなり、前記フィラメントは一端に拡大部を有し; (b)精巣上体近くの精管の1つの壁に切り目を作り、前記切り目は前記フィラ メントの外径より大きく、拡大部の巾よりは小さい長さを有し、そのためフィラ メントは前記切り目を通過して挿入できるが、前記拡大部はそれができず; (c)前記フィラメントを切り目を通って精管に挿入し、フィラメントが切り目 から尿道の方に延び、拡大部は外側に残って精管に接し、そのため切り目はフィ ラメント周囲に開いたままになって精子を精管から逃がす諸段階を含んでなる方 法。 2.前記フィラメントが精管の長さの約0.5ないし約0.9倍の長さを有する 請求の範囲1に記載の方法。 3.拡大部が結節を含む請求の範囲2に記載の方法。 4.フィラメント材料がナイロンである請求の範囲3に記載の方法。 5.フィラメントが約0.25ないし2.5mmの直径を有する請求の範囲4に 記載の方法。 6.哺乳動物が人間で、フィラメントが約4ないし9cmの長さおよび約0. 25ないし2.5mmの直径を有する請求の範囲1に記載の方法。 7.フィラメントが殺精子剤または抗ウィルス剤を含む請求の範囲6に記載の 方法。 8.精巣から尿道へ精子を運搬する精管を有する哺乳動物のための避妊器具で あって、その器具は、その器具を使用すべき哺乳動物の精管の長さの最低約4分 の1であるように適合させた長さを有するフィラメントを含んでなり、前記フィ ラメントは前記器具を使用すべき哺乳動物の精管の内径と大体同じかもしくは若 干小さく作られた外径を有し、前記フィラメントは組織に対して不活性の材料か らなり、前記フィラメントは一端に拡大部を有する避妊器具。 9.精巣から尿道へ精子を運搬する精管を有する哺乳動物のための避妊器具で あって、前記器具は組織に対して不活性の材料からなるフィラメントを含み、一 端に拡大部を有する避妊器具。 10.フィラメントが精管の長さの約0.5ないし0.9倍の長さを有する請求 の範囲8に記載の器具。 11.フィラメントが精管の長さの約0.7ないし0.8倍の長さを有する請求 の範囲8に記載の器具。 12.拡大部が結節である先行請求の範囲のいずれかの項に記載の器具。 13.拡大部がループを含む先行請求の範囲のいずれかの項に記載の器具。 14.ループがボウライン・ノットによって形成される請求の範囲13に記載 の器具。 15.結節がゲル化化合物に埋封される請求の範囲12または14に記載の器 具。 16.拡大部がフィラメントの一端を加圧および/または溶融することによっ て形成される請求の範囲8ないし11のいずれかの項に記載の器具。 17.フィラメントの長さが約4cmと9cmとの間にある先行請求の範囲の いずれかの項に記載の器具。 18.フィラメントの長さが約8cmと18cmとの間にある請求の範囲8な いし16に記載の器具。 19.フィラメントが約0.25mmと2.5mmとの間にある直径を有する先 行請求の範囲のいずれかの項に記載の器具。 20.フィラメントの長さの少なくとも一部が中空または多孔質である先行請 求の範囲のいずれかの項に記載の器具。 21.フィラメントが殺精子剤または抗ウィルス剤を含む請求の範囲8、9ま たは20に記載の器具。 22.ループの長さが1cmまでである請求の範囲13または14に記載の器 具。
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