JPH11504969A - 制御されたフリーラジカル重合による狭い分子量分布のビニルモノマーの重合体の製造 - Google Patents

制御されたフリーラジカル重合による狭い分子量分布のビニルモノマーの重合体の製造

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JPH11504969A JP8533747A JP53374796A JPH11504969A JP H11504969 A JPH11504969 A JP H11504969A JP 8533747 A JP8533747 A JP 8533747A JP 53374796 A JP53374796 A JP 53374796A JP H11504969 A JPH11504969 A JP H11504969A
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Abstract

(57)【要約】 フリーラジカル開始剤と電子供与体との存在下に重合を行うビニルモノマーの重合体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】 制御されたフリーラジカル重合による 狭い分子量分布のビニルモノマーの重合体の製造 本発明は、ビニルモノマーの重合体の製造方法に関する。 本発明は、このような製造方法で得られる重合体を成形体の製造に使用する方 法に関する。 フリーラジカル重合は、ビニルモノマーを重合させるために最も広く利用し得 る技術である。この技術により、構造、官能基及び極性が異なる多様なモノマー の製造が可能である。互いに異なるモノマーの共重合もまた可能である。しかし ながら、連鎖移動反応、不均化反応、再結合反応あるいは脱離反応等の避けがた い副反応のために、分子量分布を制御することは極めて難しい。通常は、得られ る重合体は、2.0以上の分散度(PDI)を有している。 PDI=Mw/Mn [但し、Mwは重量平均分子量であり、Mnは数平均分子量である] 以前から知られている狭い分子量分布の重合体の製造方法は、アニオン重合に よる方法である。しかしながら、これは限定されたモノマーにのみ有効である。 このアニオン重合はスチレンやブタジエン等の非極性モノマーに対して行うこと ができる。例えば、n−アルキルアクリレート等の極性モノマーの場合には、極 めて難しい。さらに、アニオン重合には、高い純度のモノマー及び溶剤、そして 大気中の湿気の完全な除去が必要である。 狭い分子量分布の重合体を製造する他の方法として、制御されたフリーラジカ ル重合による方法がある。これは、”リビング”フリーラジカル重合と称され屡 場合があり、例えば、ジョージズ等(M.K.Georges et.al.)、「高分子の動向」 "Trends in Polymer science" 、第2巻(1994)、66〜72頁、に記 載されている。この方法の基本的なやり方は、成長した重合体鎖の反応性フリー ラジカルの鎖端を、制御された方法で、一時的に封鎖し、それから再活性化させ ることにある。活性状態と不活性状態との間の動力学的平衡により、重合体フリ ーラジカルの低い定常状態濃度がもたらされる。 フリーラジカル鎖を封鎖し、それから再活性化させる方法としては、種々な方 法を利用することができる。これらの方法では、安定なフリーラジカル及び/又 は金属塩が使用される。 例えば、イニフェルターズ(iniferters)、即ちフリーラジカル重合を開始し且 つ結合により鎖端の反応を停止するフリーラジカル発生剤を使用することが知ら れている。例えばジチオカルバメート等の光化学的に活性化したイニフェルター ズの例が、オーツ等(T.Otsu et al.)、Eur.Polm.J.、第25巻、No.7/8(1 989)、643〜650頁、に記載されている。しかしながら、これらの光化 学的イニフェルターズは、極めて高価な化合物であり、光化学的に開始した重合 は工業的実施において極めて非経済的である。さらにまた、分散度が、場合によ り極めて大きくなる。テトラメチレンジスルフィド等の熱イニフェルターズも知 られており、エンドウ等(Endo et al.)、Macromolecules、第25巻(1992 )、5554〜5556頁、に記載されている。この場合、PDIは3と4の間 のレベルで、高すぎて満足できない。 EP−A135280には、反応性鎖端と可逆的に結合する安定なN−オキシ ルラジカルの使用が開示されている。しかしながら、この方法は高分子量の塊状 重合体ではなくオリゴマーのみを製造する。 US−A5322912には、通常の開始剤と組み合わせて使用される立体的 に保護された環状のN−オキシルラジカルが開示されている。しかしながら、こ れらの方法では、アルキルアクリレートの重合はできない。 EP−A489370には、ヨウ化アルキルの存在下におけるフリーラジカル 開始付加重合が記載されている。ここでもまた、分子量は不満足な低いレベルに ある。 同様な不利が、EP−A222619に記載された生成物についても言える。 この生成物はシクロペンタデシル配位子を含む2種の金属の触媒により製造され る。 これまでに知られているすべての方法は、反応を制御するために使用される添 加剤が極めて高価であり、その方法はそれ故非経済的である。 本発明の目的は、従って、上記不利が無く、極性、非極性モノマーに適用でき 、分子量及び分子量分布の制御が可能で、そして少量の湿気に対して敏感でない 、ビニルモノマーの重合体を製造する新規な方法を提供することにある。 本発明者等は上記目的が、重合をフリーラジカル開始剤と電子供与体の存在下 に行うビニルモノマーの重合体の製造方法により達成し得ることを見出した。 本発明者等は上記方法で得られる重合体が成形体の製造に使用することができ ることもまた見出した。 特に好適なビニルモノマーの例としては、スチレン、2−ビニルナフタレン及 び9−ビニルアントラセン等のビニル芳香族化合物;p−メチルスチレン、α− メチルスチレン、p−クロロスチレン、2,4−ジメチルスチレン及び4−ビニ ルビフェニル等の置換ビニル芳香族化合物;アクリル酸又はメタクリル酸のC1 〜C8のアルキルエステル(特に、アクリル酸又はメタクリル酸のC1〜C4のア ルキルエステル;脂肪族不飽和ジカルボン酸(例、マレイン酸、フマル酸)ある いはその誘導体(例、無水物、エステル、アミド;特に無水マレイン酸)等の不 飽和ジカルボン酸;あるいはシアン化ビニル類(特にアクリロニトリル)を挙げ ることができる。異種モノマーの混合物も同様に、使用することができる。 好ましいモノマーはスチレン、置換スチレン、アクリル酸又はメタクリル酸の C1〜C4のアルキルエステルで、特にメチルメタクリレート及びアクリロニトリ ルである。 新規な方法で使用されるフリーラジカル開始剤は、それ自体は公知であり、例 えば、Ullmanns Encyclopadie der technishen Chemie 、第4版、15巻、18 7頁に記載されている。特に好適な開始剤は、ジベンゾイルパーオキサイド及び クメンヒドパーオキサイド等の過酸化物、アゾジイソブチロニトリル(AIBN )等のアゾ化合物であり、特にアゾジイソブチロニトリル(AIBN)等のアゾ 化合物が好ましい。異種のフリーラジカル開始剤の混合物も使用することができ る。 フリーラジカル開始剤のモル量は、一般に10-6〜1モル/l(リットル)の 範囲であり、10-4〜10-1モル/lの範囲が好ましい。 新規な方法は、また電子供与体の存在下に行われる。電子供与体は共鳴及び/ 又は誘導効果のため過剰のπ電子を有する分子である。 電子供与体の例として、下記の一般式I又はIIの化合物を挙げることができる 。 上記一般式において、Xが硫黄又はセレンを表し、 R1〜R4が水素、C1〜C20アルキル(好ましくはC1〜C6アルキル)、C1〜 C20アルコキシ(好ましくはC1〜C6アルコキシ)又はC6〜C18アリール(好 ましくはフェニル)を表し、そして Aが、二重結合、 を表す。 一般式I又はIIの化合物において、R1及びR2が同じで且つR3及びR4が同じ 、あるいはR1及びR3が同じで且つR2及びR4が同じであることが好ましい。即 ち対称性化合物が好ましい。Xは硫黄、R1〜R4が水素、メチルであることが好 ましい。特に好ましい化合物はテトラチアフルバレン(TTF)である。 さらに、電子供与体の例として下記のものを挙げることができる。 上記一般式において、Xが硫黄又はセレンを表し、 R1〜R4が水素、C1〜C20アルキル(好ましくはC1〜C6アルキル)、 C1〜C20アルコキシ(好ましくはC1〜C6アルコキシ)又はC6〜C18アリール (好ましくはフェニル)を表す。 ここでも、R1及びR2が同じで且つR3及びR4が同じ、あるいはR1及びR3が 同じで且つR2及びR4が同じであることが好ましい。即ち対称性化合物が好まし い。Xは硫黄、R1〜R4が水素、メチルであることが好ましい。 使用することができる他の電子供与体として、下記の一般式III 又はIVで表さ れる化合物を挙げることができる。 上記一般式において、Yが酸素又は硫黄を表し、 R5がC1〜C20アルキル(好ましくはC1〜C6アルキル)、C1〜C20アルコ キシ(好ましくはC1〜C6アルコキシ)又はC6〜C18アリール(好ましくはフ ェニル)を表し、そして nが、2〜6の整数を表す。 同様に、フェノキサジン、フェノチアジン誘導体又はフェノセレナジンも適当 である。 上記一般式V、VIにおいて、Xが酸素、硫黄又はセレン(好ましくは硫黄)を 表し、 R6が、水素、C1〜C5アルキル(好ましくはメチル又はエチル)、−CF3、 ハロゲン(好ましくは−Cl)、−CN、−SRa、−ORa又は−NRabを表 し; [但しRaが、C1〜C25アルキル(好ましくはC1〜C22アルキル、特に好まし くはC1〜C10アルキル(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、 n−ブチル、イソブチルあるいはt−ブチル))又はC6〜C18アリール(好ま しくはフェニル)を表し、 Rbが、水素、C1〜C25アルキル(好ましくはC1〜C22アルキル、特に好ま しくはC1〜C10アルキル(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル 、n−ブチル、イソブチルあるいはt−ブチル))又はC6〜C18アリール(好 ましくはフェニル)を表す]、 R7が、水素又は−(T)−Zを表し; [但し、Tは分岐又は直鎖のC1〜C25アルキレン(好ましくはC1〜C22アル キレン;特に好ましくはC1〜C10アルキレン(例、メチレン、エチレン、2− メチルエチレン、n−プロピレンあるいはn−ブチレン))であり、 Zは−OH、−OR8、−SR8又は−NR910又はQ(好ましくは−NR910 又はQ)を表し; {但し、R8が、C1〜C25アルキル(好ましくはC1〜C22アルキル、特に 好ましくはC1〜C10アルキル(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロ ピル、n−ブチル、イソブチルあるいはt−ブチル))又はC6〜C18アリール (好ましくはフェニル)を表し、 R9が、−H、C1〜C25アルキル(好ましくはC1〜C22アルキル、特に好ま しくはC1〜C10アルキル(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル 、n−ブチル、イソブチルあるいはt−ブチル))又はC6〜C18アリール(好 ましくはフェニル)を表し、 R10が、C1〜C25アルキル(好ましくはC1〜C22アルキル、特に好ましくは C1〜C10アルキル(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n− ブチル、イソブチルあるいはt−ブチル))又はC6〜C18アリール(好ましく はフェニル)を表し、 また、上記R9とR10は、互いにあるいは窒素と共に、1個以上のC1〜C5ア ルキル(好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル)で置換さ れても良く、そして一個以上(好ましくは一個)の−O−、−S−又は−N(R11 )−(最後の基が好ましい、また−O−、−S−又は−N(R11)−は互いに 直接結合していない)を含んでも良いC4〜C7−N−脂肪族環(C4〜C7の窒素 含有脂肪族環;好ましくはC5−シクロ−N−脂肪族環、C6−シクロ−N−脂肪 族環)を形成することもでき、 Qが一個以上の−O−、−S−又は−N(R11)−(最後の基が好ましい、ま た、Qはそれぞれの場合に炭素を介してTと結合しそして−O−、−S−又は− N(R11)−は互いに直接結合していない)を含んでも良いC4〜C7−脂肪族環 (C4〜C7の窒素含有脂肪族環;好ましくはC5−シクロ−脂肪族環、C6−シク ロ−脂肪族環)である; 但し、上記R11はC1〜C10アルキル(好ましくはC1〜C5アルキル(例、メ チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチルあるいは t−ブチル)であり、 上記R12は水素、C1〜C20アルキル(好ましくはC1〜C6アルキル)あるい は又はC6〜C18アリール(好ましくはフェニル)である}。 フェノチアジンの好ましい例を下記に示す。 上記式において、各rは2〜11の整数であり、sは1〜4の整数である。 さらに適当な電子供与体は、下記の化合物である。 及び 上記式において、Xが硫黄又はセレン(好ましくは硫黄)であり、 Yが酸素又は硫黄であり、 R1〜R4が水素、C1〜C20アルキル(好ましくはC1〜C6アルキル)、又は C6〜C18アリール(好ましくはフェニル)であり、 mが0〜4の整数であり、 qが0〜2の整数であり、そして pが2〜100の整数である。 異種の電子供与体の混合物を使用することも可能である。 電子供与体として使用される上記化合物は、それ自体公知の方法で製造するこ とができる。例えば、パーステイン(J.H.Perlstein)、Angew.Chem.Int.Ed. Engl.、第16巻(1997)、519〜534頁及びブライス(M.R.Bryce)、 Aldrichmica Acta、第18巻(1985)、73〜77頁に記載されている。 フリーラジカル開始剤に対する電子供与体のモル比は1:1〜3:1の範囲が 一般的で、1.6:1〜2.4:1が好ましい。 反応条件は、臨界的なものではない。即ち、30バールまでの圧力で行うこと も可能であるが、通常、大気圧下、0〜220℃、好ましくは20〜150℃の 範囲の温度で、行われる。反応時間は、所望の分子量となるまで、例えば1時間 から6日間で適宜選択して重合を行なうことが好ましい。 新規な方法は、また有機溶剤の存在下に行うこともできる。好適な溶剤例とし ては、テトラヒドロフラン(THF)、トルエン及びエチルベンゼンあるいはこ れらの混合物を挙げることができる。 新規な方法は、フリーラジカル開始剤及び電子供与体を反応器に充填し、そし て一種又は2種以上のモノマーを加え、そして使用するなら溶剤も加える。しか しながら、添加順序は反対にすることも可能である。重合体は、例えばメタノー ルあるいはヘキサン、から沈殿させることにより作り上げられる。 得られた重合体の分子量Mnは、広い範囲、例えば5000〜500000の 範囲で変えることができる。 新規な方法の注目すべき特徴は、その経済性であり、さらに極性及び非極性モ ノマーを使用することができること、少量の湿気に対する敏感でないこと、そし てモノマー混合物を反応させてランダム共重合体を形成することができること、 である。得られた重合体は、2未満のPDIを有し、高分子量を持つことができ 、そして比較的高い熱安定性も示す。 [実施例] [実施例1〜6] <ポリメチルメタクリレート(PMMA)の製造> メチルメタクリレート(MMA)を水素化カルシウムの存在下に蒸留した。T HF及びトルエンを、それぞれカリウム及びナトリウムの存在下に蒸留した。A IBNをメタノールから沈殿した。市販品のTTFを精製しないで使用した。 モノマー濃度を溶剤1l当たり4.8モルであった。フリーラジカル開始剤を 2.4×10-2モル/lの量で使用し、電子供与体を2.4×10-2モル/lの 量で使用した。重合反応は、50mlのシュレンクチューブ(Schlenk tube)中で 、アルゴンの存在下に行った。モノマーと溶剤は、隔壁を通して、アルゴン付与 シュレンクチューブ内のフリーラジカル開始剤及び電子供与体の最初の充填物の 中に針で注入した。 重合体溶液を、THFで希釈し、容積で10倍のメタノールから沈殿させるこ とにより、重合体を得た。トルエン中で製造された重合体はn−ヘキサンから沈 殿させた。 分子量は、GPC(gel permeaton chromatography)を用い、PMMAの標準物 質で換算することにより、決定した。 [比較例C1〜C4] <PMMAの製造> TTFを添加しなかった以外は、実施例1〜6を繰り返した。 反応条件及びポリメチルメタクリレートの性質を表1にまとめて示す。 熱安定性は、熱重量分析(TGA)により決定することができる。重量損失が 始まる温度は、新規な方法により得られたPMMAでは格段に高いレベルである ことが分かった。 図1には、実施例2で得られたPMMAのTGA曲線と比較例C2で得られた PMMAのTGA曲線が示されており、一方図2には、実施例5で得られたPM MAのTGA曲線と比較例C4で得られたPMMAのTGA曲線が示されている (N2雰囲気、10K/分の加熱速度)。 [実施例7〜10] <ポリスチレンの製造> モノマーとしてMMAの代わりにスチレンを使用した以外は、実施例1〜6を 繰り返した。 [比較例C5〜C8] <ポリスチレンの製造> TTFを添加しなかった以外は、実施例7〜10を繰り返した。 反応条件及びポリスチレンの性質を表2にまとめて示す。 [実施例11] <MMAとスチレンの共重合体の製造> モノマーとしてMMAとスチレン(1:1、モル比)を使用した以外は、実施 例1〜6を繰り返した。 反応条件及び共重合体の性質を表3にまとめて示す。 [実施例12〜14] <電子供与体としてフェノチアジンを用いてポリスチレン及びスチレン−アク リロニトリル共重合体の製造> 電子供与体として、市販品のフェノチアジン(V、R6、R7=H)(PTA) 及びジメチルアミノプロピルフェノチアジン(V、R6=H、R7=−CH2−C H(CH3)−N(CH32)(DMAPPTA)を使用した以外は、実施例1 〜6を繰り返した。使用したモノマーは、それぞれ、スチレン、スチレンとアク リロニトリル(AN)(重量比で3:1)の混合物であった。 さらなる精製を行わずに用いた市販品のベンゾイルパーオキサイドはフリーラ ジカル開始剤として機能した。ベンゾイルパーオキサイドと電子供与体は等モル 量で使用した。モノマーに対するベンゾイルパーオキサイドの濃度は0.1モル %であった。 反応条件及び単独重合体、共重合体の性質を表4に示す。 [実施例15] <時間による分子量の変化> スチレンに対するBPOとPTAとの割合を小さくして(0.29gのBPO 及び0.18gのPTA、104.15gのスチレン)これらを使用した以外は 、実施例12を繰り返した。下記に示した間隔でサンプルを抜き取り、生成物を メタノールから沈殿させ、得られた沈殿を減圧下、80℃で乾燥し、分析した。 得られた結果を表5に示す。 表5から、分子量は反応時間が長くなるほど増加することが分かる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年3月27日 【補正内容】 請求の範囲 1.フリーラジカル開始剤と電子供与体との存在下に重合を行う工程を含むビニ ルモノマーの付加重合体の製造方法であって、 使用される電子供与体が、一般式I又はII: [但し、Xが硫黄又はセレンを表し、 R1〜R4が水素、C1〜C20アルキル、C1〜C20アルコキシ又はC6〜C18ア リールを表し、そして Aが、二重結合、 を表す] で表される化合物; 又は 一般式III 〜VIII: [但し、Xが硫黄又はセレンを表し、そして R1〜R4が水素、C1〜C20アルキル、C1〜C20アルコキシ又はC6〜 C18アリールを表す] で表される化合物; 又は 一般式IX又はX: [但し、Yが酸素又は硫黄を表し、 R5がC1〜C20アルキル、C1〜C20アルコキシ又はC6〜C18アリールを表し 、そして nが、2〜6の整数を表す] で表される化合物; 又は 一般式XI又はXII : [但し、Xが酸素、硫黄又はセレンを表し、 R6が、水素、C1〜C5アルキル、−CF3、ハロゲン、−CN、−SRa、− ORa又は−NRabを表し、 Raが、C1〜C25アルキル又はC6〜C18アリールを表し、 Rbが、水素、C1〜C25アルキル又はC6〜C18アリールを表し、 R7が、水素又は−(T)−Zを表し、 Tが、分岐又は直鎖のC1〜C25アルキレンを表し、 Zが、−OH、−OR8、−SR8又は−NR910又はQを表し、 R8が、C1〜C25アルキル又はC6〜C18アリールを表し、 R9が、−H、C1〜C25アルキル又はC6〜C18アリールを表し、 R10が、C1〜C25アルキル又はC6〜C18アリールを表し、 また、上記R9とR10は、互いにあるいは窒素と共に、1個以上のC1〜C5ア ルキルで置換されても良くそして一個以上の−O−、−S−又は−N(R11)− を、−O−、−S−又は−N(R11)−が互いに直接結合していない状態で含ん でも良い、C4〜C7−シクロ−N−脂肪族環を形成してもよく、 Qが、一個以上の−O−、−S−又は−N(R11)−を含んでも良いC4〜C7 −シクロ−脂肪族環基で、且つQはそれぞれの場合に炭素を介してTと結合し、 そして−O−、−S−又は−N(R11)−は互いに直接結合していないものであ り、 上記R11はC1〜C25アルキルを表し、そして 上記R12が、C1〜C20アルキル又はC6〜C18アリールを表す] で表される化合物;又は 一般式XIII〜XVIII : [但し、Xが硫黄又はセレンを表し、 Yが酸素又は硫黄を表し、 R1〜R4が水素、C1〜C20アルキル又はC6〜C18アリールを表し、 mが0〜4の整数を表し、 qが0〜2の整数を表し、そして pが2〜100の整数を表す] で表される化合物; であることを特徴とするビニルモノマーの付加重合体の製造方法。 2.使用されるビニルモノマーが、ビニル芳香族化合物、置換ビニル芳香族化合 物、アクリル酸又はメタクリル酸のC1〜C8アルキルエステル、不飽和ジカルボ ン酸あるいはその誘導体、シアン化ビニル類、又はこれらの混合物である請求項 1に記載の方法。 3.使用されるビニルモノマーが、スチレン、置換スチレン、アクリル酸又はメ タクリル酸のC1〜C4アルキルエステル、アクリロニトリル、又はこれらの混合 物である請求項1又は2に記載の方法。 4.使用される電子供与体が、下記のテトラチアフルバレン: 又は一般式XI又はXII で表されるフェノチアジン誘導体である請求項1〜3のい すれかに記載の方法。 5.有機溶剤中で行われる請求項1〜4のいずれかに記載の方法。 6.電子供与体のフリーラジカル開始剤に対するモル比が1:1〜3:1の範囲 にある請求項1〜5のいずれかに記載の方法。 7.請求項1〜6のいずれかに記載の方法で製造された重合体を成形体の製造に 使用する方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミュレン,クラウス ドイツ国、D−50939、ケルン、ガイスベ ルクシュトラーセ、139 (72)発明者 クラパー,マルクス ドイツ国、D−55128、マインツ、ザトラ ーヴェーク、27 (72)発明者 ベンファレモ,ニコラス アメリカ合衆国、ニューヨーク州、12590、 ワピンガー フォールズ、シュテンガー コート、2 (72)発明者 ヴンデリッヒ,ヴィープケ ドイツ国、D−55128、マインツ、ザンク ト−ゲオルク−シュトラーセ、2 (72)発明者 パウルス,ヴォルフガング ドイツ国、D−67256、ヴァイゼンハイム、 テーオドール−ホイス−シュトラーセ、35

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.フリーラジカル開始剤と電子供与体との存在下に重合を行う工程を含むビニ ルモノマーの付加重合体の製造方法。 2.使用されるビニルモノマーが、ビニル芳香族化合物、置換ビニル芳香族化合 物、アクリル酸又はメタクリル酸のC1〜C8アルキルエステル、不飽和ジカルボ ン酸あるいはその誘導体、シアン化ビニル類、又はこれらの混合物である請求項 1に記載の方法。 3.使用されるビニルモノマーが、スチレン、置換スチレン、アクリル酸又はメ タクリル酸のC1〜C4アルキルエステル、アクリロニトリル、又はこれらの混合 物である請求項1又は2に記載の方法。 4.使用される電子供与体が、電気的に中性の化合物である請求項1〜3のいず れかに記載の方法。 5.使用される電子供与体が、一般式I又はII: [但し、Xが硫黄又はセレンを表し、 R1〜R4が水素、C1〜C20アルキル、C1〜C20アルコキシ又はC6〜C18ア リールを表し、そして Aが、二重結合、 を表す] で表される化合物である請求項1〜4のいずれかに記載の方法。 6.使用される電子供与体が、一般式III 又はIV: [但し、Yが酸素又は硫黄を表し、 R5がC1〜C20アルキル、C1〜C20アルコキシ又はC6〜C18アリールを表し 、そして nが、2〜6の整数を表す] で表される化合物である請求項1〜4のいずれかに記載の方法。 7.使用される電子供与体が、一般式V: [但し、Xが−O−、−S−又は−Se−を表し、 R6が、−H、C1〜C5アルキル、−CF3、ハロゲン、−CN、−SRa、− ORa又は−NRabを表し、 Raが、C1〜C25アルキル又はC6〜C18アリールを表し、 Rbが、−H、C1〜C25アルキル又はC6〜C18アリールを表し、 R7が、−H又は−(T)−Zを表し、 Tが、分岐又は直鎖のC1〜C25アルキレンであり、 Zが、−OH、−OR8、−SR8又は−NR910又はQを表し、 R8が、C1〜C25アルキル又はC6〜C18アリールを表し、 R9が、−H、C1〜C25アルキル又はC6〜C18アリールを表し、 R10が、C1〜C25アルキル又はC6〜C18アリールを表し、 また、上記R9とR10は、互いにあるいは窒素と共に、1個以上のC1〜C5ア ルキルで置換されても良くそして一個以上の−O−、−S−又は−N(R11)− を含んでも良いC4〜C7−シクロ−N−脂肪族環を形成してもよく、 Qが一個以上の−O−、−S−又は−N(R11)−を含んでも良いC4〜C7− シクロ−脂肪族環基であり、そして 上記R11はC1〜C25アルキルを表す] で表される化合物である請求項1〜4のいずれかに記載の方法。 8.有機溶剤中で行われる請求項1〜6のいずれかに記載の方法。 9.電子供与体のフリーラジカル開始剤に対するモル比が1:1〜3:1の範囲 にある請求項1〜7のいずれかに記載の方法。 10.請求項1〜8のいずれかに記載の方法で製造された重合体を成形体の製造 に使用する方法。
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