JPH11506950A - コントラスト強調撮像を用いた自動境界線引きおよび部位寸法記入 - Google Patents
コントラスト強調撮像を用いた自動境界線引きおよび部位寸法記入Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、患者の器官または組織の画像内の関心部位の境界を自動的に識別する新規なシステムおよび方法である。システムは、コントラスト剤の投与前、投与中、および投与後の画像を生成する。画像セットが取られると、システムは画像の自動処理を開始する。処理のステップは、基線両像フレームの識別、ROI内の各所定の画素の基線強度の識別、各画素ベースの基線減算、各画素のための信号対ノイズ比の確率の決定、および画素が境界部位内の領域に属するか境界部位外の領域に属するかを決定するための各画素のしきい値の決定を含む。どの画素が境界にあるかを正確に決定するために、この方法は、コントラスト強調画像に典型的に見られる点に低い値を関連付ける全費用関数を局所的に最小限にすることによってセットを精密にする。これによって関心部位の境界が得られる。
Description
【発明の詳細な説明】
コントラスト強調撮像を用いた
自動境界線引きおよび部位寸法記入
発明の分野
本発明は、一般に、患者の器官および組織の超音波画像を処理する方法に関す
る。詳しくは、このような画像における患者の器官および組織の境界の線引きを
行いまた部位寸法記入方法に関する。
発明の背景
医療診断用撮像において、患者の体内の関心部位(ROI)を画像化し、得られた
画像を分析して潜在する病気の症状を効果的に診断することは重要である。この
診断に必要な1つの要素は、器官、腫瘍、血管などを含むがこれらに限定されな
い患者の組織の様々な構造体を互いから区別して、診断を行う特定のROIを識別
する能力である。
ROIが撮像中に有意に動く組織または器官内に位置する場合には、構造体の識
別は困難になる。撮像中に大きく動く器官の1つは心臓である。いくつかの撮像
の方式が現在用いられている。例えば、単一光子放射型コンピュータ断層撮影(
「SPECT」)、陽電子放射型断層撮影(「PET」)、コンピュータ断層撮影(「CT
」)、磁気共鳴撮像(「MRI」)、血管造影、および超音波を使用することが知
られている。これらの様々な方式についての概観は、Melvin L.Marcus、Heinri
ch R.Schelbert、David J.Skorton、およびGerald L.Wolf編の「Cardiac Ima
ging - A Companion to Braunwald's Heart Disease」(W.B.Saunders Co.,Ph
iladelphia、1991)に述べられている。
特に有用な方式の1つは、コントラスト強調超音波撮像である。簡単に述べる
と、この方法は超音波撮像を利用し、これは、音響エネルギー波を「関心部位」
(「ROI)に収束し反射してその画像を生成し得るという原理に基づく。使用さ
れる超音波トランスデューサは、撮像される領域を覆う体の表面上に配置され、
音波がこの領域に向けられる。トランスデューサは反射した音波を検出し、接続
するスキャナがデータをビデオ画像に変換する。
超音波エネルギーが物質を通して伝達するとき、反射するエネルギー量は伝達
周波数および物質の音響特性に依存する。物質の音響特性の変化(例えば、音響
インピーダンスの変動)は、液体−固体または液体−気体などの音響密度および
圧縮率が異なる界面で最も顕著である。この結果、超音波エネルギーが組織を通
って進むとき、器官構造体は音反射信号を生成し、これが超音波スキャナによっ
て検出される。このような信号は、コントラスト剤を適切に用いることによって
強調され得る。
コントラスト剤には、液状エマルジョン、固形物、被包性流体、および気体を
使用するものなといくつかのタイプがある。気体を使用する薬剤は超音波の反射
体として効率が良いため、これが特に重要である。共鳴気泡は、同じサイズの固
体粒子より1000倍も効率よく音を散乱させる。このようなタイプの薬剤としては
、フリーな気泡、およびシェル材料によって被包されるものがある。
コントラスト強調画像は、特定のROI内にコントラスト剤が存在すると、この
薬剤で満たされていない周囲の部位から視覚的に識別可能なコントラストが生成
されるという特性を有する。このタイプの撮像法の1つの例としては、心筋コン
トラスト心エコー検査(「MCE」)がある。MCEでは、コントラスト剤が血管内注
射により患者の心臓に流れ込み、これと同時に超音波が心臓に向けられ心臓によ
り反射される。これにより、一連の心エコー検査画像が生成される。
心エコー検査の分野では、重要な診断上の測定基準として、(1)部位の(region
al)壁の動きの分析、および(2)駆出率(ejection fraction)の決定がある。収縮
機能の異常は心臓病の診断上の指標であり、駆出率の測定および部位の壁の動き
は、慢性的虚血の検出に最も有用である。駆出率は収縮機能の包括的な測定基準
であり、部位の壁の動きは局所的な測定基準である。
「駆出率」(「EF」)は、心室の収縮能力についての広く用いられている測定
基準である。EFは、全心室の一回拍出量(「SV」)の拡張終期心室容量(「EDV
」)に対する比率として定義される。等式の形態では以下のように表される。
ここで、ESVは収縮終期心室容量である。
しかし、EFおよび壁の動きの正確な決定は、左心室および左心室内の心内膜の
境界などの患者の特定の心臓構造体の正確な識別に基づく。現在では、心内膜の
境界の識別は、非コントラスト強調画像により行われる。これらの非コントラス
ト強調画像での心内膜の境界は、熟練した心エコー検査技師によって手作業でト
レースするか、または特に非コントラスト強調画像用に調整される画像処理方法
によって決定される。このような画像処理方法については、Geiserらによる「A
Second-generation Computer-based Edge Detection Algorithm for Short-axis
,Two-dimensional Echocardiographic Images: Accuracy and Improvement in
Interobserver Variability」、Journal of the American Society of Echocard
iography、第3巻第2号、1990年3・4月号(79〜90頁)に記載されている。
Geiserらの方法では、コンピュータ画像処理は、人間であるオペレータが心周
期から3つの画像フレーム、すなわち開始の拡張終期フレーム、収縮終期フレー
ム、および終わりの拡張終期フレームを選択することにより開始される。選択が
終了すると、オペレータは、選択された3つのフレームのそれぞれに心内膜およ
び心外膜の境界を規定する。最初の3つのフレームに対して境界が規定されると
、境界は精密にされ、心周期内の他の時点からの他のフレーム内の境界がGeiser
らのプロセスによって自動的に決定される。
心内膜の識別を行うGeiserらのプロセスの欠点は、心臓の画像のコントラスト
強調を行わずに識別を行うことである。コントラスト強調を行わない場合はいく
つかの撮像上の問題が生じる。例えば、心筋内の繊維により、入射する超音波ビ
ームに対するこれら繊維の方位に依っては後方散乱が幾分かは生成される。ビー
ムに平行な繊維の散乱は少ない。従って、これらの部位内では、心内膜を下方反
響(hypoechoic)心室部位から区別するのがより困難である。これらの部位は画像
の横方向の部位で生じる。ゲインを単に増大させるだけでは満足のいく解決とは
ならない。何故なら、多くの器機で横方向の解像度はゲインに依存するため、境
界の適切な識別にとっては悪影響となるからである。
この問題を解決する1つの方法は、コントラストを強調させて撮像することで
剤を心エコー検査に用いることにより、患者の心臓構造体の画像解像度が向上し
た。コントラスト剤を心室に加えることによって、心室は最初は(心内膜を含む
)心筋に比べて非常に明るくなる。その後、この薬剤が心室から流出されると、
薬剤は心筋組織に潅流しているため、心筋は心室に比較して明るい状態を維持す
る。いずれの場合も、心筋と心室との間の境界部位は顕著に区別される。これは
、コントラスト強調を行わない区別化の問題がコントラストなしでは最も大きい
横方向の部位においても同様である。
コントラスト剤の使用は心内膜の境界の区別化の補助となるが、境界線引きの
典型的な方法は、依然として、熟練した心臓専門医が境界を「凝視(eyeballing)
」する手作業のプロセスである。しかし、境界識別の手作業による方法には問題
がある。
具体的には、コントラスト剤によって心室をほぼ最大に不透明化している間に
、心エコー検査画像データの単一のフレームが選択される。次に、熟練した心エ
コー検査技師が、心エコー検査技師の最良の判断において、この単一のフレーム
内の心内膜の境界であると考えられるものを手作業でトレースする。心エコー検
査技師の判断は、画像内の輝度のテクスチャーの差異を感知することに基づく。
コントラスト剤は心筋へと潅流されているが左心室にも依然として存在するよう
なフレームでは、テクスチャーの差異はより不明瞭であり得る。従って、この手
作業によるプロセスでは、心内膜の境界の正確な決定に関しては偶然にまかせる
部分が多い。
さらに、単一フレームの選択の場合には、心室は完全に不透明化されていない
かもしれない。左心室のすべての領域はコントラスト剤の注入中のある時点で不
透明化され得るが、すべての領域が同時には不透明化されないようである。例え
ば、減衰、および陰影化の効果により画像が生成され得、これにより左心室のあ
る部位では輝度は最大であるが、他の領域てはコントラストは全く観察されない
。
これらの問題により、左心室の境界部位を識別することは困難であり、診断プ
ロセスが不確実になり得る。特に、拡張終期または収縮終期中の境界部位の識別
が不適切だと、心室の動きの見積もりが過大または過小となり得る。駆出率また
は部位の壁の動きが過大に見積もられると、心臓専門医は、虚血が実際には存在
するのに虚血の疑いを除外するかもしれない。一方、駆出率または部位の壁の動
きが過小に見積もられると、心臓専門医は、実際には存在しないのに虚血を疑い
、患者をもっと高額な診断法(例えば、血管造影または核撮像)もしくは高額で
侵襲性の治療(例えば、血管形成)に回すかもしれない。
従って、心臓の心内膜の境界などの患者の組織の境界を正確に識別する方法を
開発することが望まれる。
このため、本発明の目的は、このような正確に境界を識別する方法を提供する
ことである。
本発明の別の目的は、駆出率および部位の壁の動きの診断の改良された方法を
提供することである。
発明の要旨
本発明の他の特徴および利点は、以下の好適な実施態様の説明および請求の範
囲から明らかとなり得る。
本発明は、患者の器官または組織の画像における関心部位の境界を自動的に識
別する新規のシステムおよび方法である。先ず、システムのオペレータは、シス
テムが自動分析を行うために得られた所定の画像セットを識別する。例えば、関
心器官が心臓の場合は、分析用に選択された画像セットは、通常は、心周期内の
同じ時点で得られる画像である。
画像セットに含むための基準(例えば、心周期内の同じ時点からの画像)が決
定されると、システムは、コントラスト剤の投与前、投与中、および投与後の画
像の生成を開始する。画像セットが得られると、システムはその自動処理を開始
する。概略すれば、この処理のステップとしては、基線(baseline)画像フレーム
の識別、ROI内の各所定の画素に対する基線強度の識別、画素単位の基線の減算
、各画素に対する信号対ノイズ比の確率の決定、および画素が境界部位内の領域
に属するかまたは境界部位外の領域に属するかどうかを決定する各画素のしきい
値
の決定が含まれる。この方法では、どの画素が境界に位置するかを正確に決定す
るために、コントラスト強調画像上で典型的に見つけられる点に低い値を関連付
ける全費用関数(cost function)を局所的に最小限にすることによって、画像セ
ットが精密にされる。これにより関心部位の境界が決定される。
本発明を十分に理解するために、本発明の以下の好適な実施態様の詳細な説明
および添付図面を参照して説明を行う。
図面の簡単な説明
本特許のファイルはカラーで実現される少なくとも1つの図面を含む。カラー
図面を有する本特許のコピーは、必要な料金の支払いと共に要請することにより
特許商標庁によって提供される。
図1は、本発明の原理に従って用いられる超音波画像処理装置によって、患者
の心臓の超音波画像を取る方法を示す。
図2は、本発明の原理に従って用いられる画像処理ユニットの1つの実施態様
の高レベルブロック図である。
図3〜図7は、本発明の境界線引き方法のフローチャートを示す。
図8(A)および図8(B)は、本発明のシステムが心室境界画素候補をどのように選
択するかを示す。
発明の詳細な説明
本発明は、撮像され得るいかなる患者の組織または器官であっても撮像および
診断を行う一般的な方法を包含するが、本明細書では、人間の心臓の撮像という
観点から述べる。多くの方法において、境界の線引きおよび寸法記入(dimension
ing)という目的で人間の心臓を撮像する場合に生じる問題は、他の器官の場合よ
り困難である。
1つの理由は、境界の両側の部位がコントラスト強調され得ることである。し
かし、主たる理由は動きである。人間の心臓は、通常の機能中に非常によく動く
。ほとんどの境界線引き方法では、境界を正確に決定するために多くの画像を必
要とする(いくつかはコントラスト剤で潅流された心臓を有する)ため、心臓組
織
がフレームからフレームへ動くと、心臓組織の各部分を相互関連させるとき、特
に、組織が必ずしも異なるフレームで同じ画素位置を占めないとき問題が生じる
。よって、このような困難を伴わない患者の他の器官および組織を撮像するため
には、心臓を撮像する方法である本記述は簡略化され得る。従って、本発明は、
人間の心臓の撮像のみに限定されるべきではなく、撮像し得るすべての組織を包
含する。
同様に、本記述は、超音波撮像法と共に用いられるコントラスト剤の投与に基
づいている。この場合も、本発明は超音波のみに限定されるべきではなく、他の
方法も包含し、これらの方法は、その特定の方法に特異的に適合するコントラス
ト剤を用い得る(または用いなくてもよい)。超音波方法については、同時係属
の同じ出願人による、Leveneらによる1995年4月25日出願の特許出願第08/428、7
23号「A METHOD FOR PROCESSING REAL-TIME CONTRAST ENHANCED ULTRASONIC IMA
GES」に詳細に記載されている。この特許出願は本明細書において参考として援
用されている。
超音波撮像システムは当該分野では既知である。例えば、典型的なシステムは
、Hewlett Packard Company、Acuson,Inc.、Toshiba America Medical Systems
,Inc.、およびAdvanced Technology Laboratoriesによって製造されている。こ
れらのシステムは二次元撮像のために用いられる。三次元撮像に基づく別のタイ
プの撮像システムがある。このタイプのシステムの1つの例が、例えばTomTec I
maging Systems,Inc.によって製造されている。本発明は、二次元撮像または三
次元撮像システムのいずれにおいても用いられ得る。
同様に、超音波コントラスト剤もまた当該分野において既知である。これらは
、液状エマルジョン、固形物、被包性液体、被包性生体適合性気体、およびこれ
らの組み合わせを含むがこれらに限定されない。コントラストを作る際には、フ
ッ素化された液体および気体が特に有用である。気体状薬剤は超音波の反射体と
しての効率性がよいため特に重要である。共鳴気泡は、同じサイズの固体粒子よ
り1000倍も効率よく音を散乱させる。これらのタイプの薬剤としては、フリーな
気泡、およびシェル材料によって被包されるものがある。コントラスト剤は、既
知のルートのいずれを介してでも投与され得る。これらのルートとしては、血管
内
(IV)、筋肉内(IM)、動脈内(IA)、および心臓内(IC)ルートがあるが、これらに限
定されない。
血液流を受けるいかなる組織または器官でも、本発明の方法で画像処理され得
ることは、理解されたい。これらの組織/器官としては、腎臓、肝臓、脳、睾丸
、筋肉、および心臓を含むが、これらに限定されない。
撮像中に器官の像(views)を得るために用いられる角度および方向は、当該分
野では既知である。音響窓(acoustic window)を規定する肺または肋骨には問題
はないため、ほとんどの器官にとって、使用される様々な像はその器官の平面の
みから得られる。従って、像は矢状方向、横方向、および縦方向とされる。
心臓を撮像するときは、3つの直交する平面、長軸、短軸、および4心室(cha
mber)軸が存在する。また、先端(apical)、胸骨傍、肋骨下、または胸骨上の音
響窓が存在する。これらから得られる像(views)の俗称は、胸骨傍短軸、先端長
軸、胸骨傍長軸、胸骨上長軸、肋骨下短軸、肋骨下4腔、先端2腔、および先端
4腔像である。短軸の像は、例えば、心臓を異なるいくつかの平面で、すなわち
僧帽弁のレベル、乳頭筋のレベル、または先端のレベルで二等分し得る。最後に
、トランスデューサが僅かに傾いた先端4腔像は5腔像を与える。この像では、
大動脈は通常の4心室と共に視覚化される。これら様々な像のさらなる記述につ
いては、Harvel Feigenbaum編の「Echocardiography」、第5版(Lee & Febiger
,Philadelphia、1994)を参照のこと。
図1は、心エコー検査トランスデューサ36が取り付けられた患者30の切開図を
示す。トランスデューサは患者の心筋32の近くに配置されている。画像は胸腔を
通してかまたは食道を通して得られ得る。コントラスト剤の注射(34)は患者の静
脈へ行われ、これによりコントラスト剤は心臓に到達し、トランスデューサ36に
よって生成される超音波と相互作用する。反射されトランスデューサ36で検出さ
れる音波は画像処理システム38へ入力として送られる。
コントラスト剤が様々な心臓部位に入るとき、画像処理システム38は反射され
た超音波における振幅の増大を検出する。このような振幅が増大は画像が明るく
なることに特徴づけられる。予期した時に明るくならない組織領域は、その領域
が疾患状態(例えば、血液循環が悪い、循環しない、血栓の存在、壊死など)で
あることを示す。
図2は、画像処理システム38の1つの実施態様をブロック図で示す。画像処理
システム38は、診断超音波スキャナ40、オプションとしてのアナログ/デジタル
変換器42、画像処理装置44、デジタル/アナログ変換器56、およびカラーモニタ
58を有する。超音波スキャナ40は、超音波を関心部位へ放射し反射波を検出する
手段を備える。スキャナ40は、トランスデューサ36と検出された反射波に従って
電気信号を生成する手段とを有し得る。このようなスキャナは当該分野では既知
であることは理解できる。
スキャナ40によって発生された電気信号はデジタルまたはアナログのいずれか
であり得る。信号がデジタルの場合は、本実施態様ではこれらの信号を画像処理
装置44に直接入力し得る。アナログの場合は、オプションとしてのA/D変換器42
を用いてアナログ信号を変換し得る。
画像処理装置44はこれらのデジタル信号を受け取って処理し、ビデオ画像を出
力として生成する。本実施態様の画像処理装置44は、中央処理装置46、所定の関
心部位のユーザ供給入力のためのトラックボール48、キーボード50、およびメモ
リ52を有する。メモリ52は、いくつかのビデオ画像を保持するのに十分な大きさ
であり、本発明の境界線引き法54を格納する。従ってCPU44は格納された境界線
引き法54に従ってビデオ画像を分析する。
画像処理装置44によって所定のビデオ画像が処理された後、このビデオ画像は
デジタル形態でD/A変換器56に出力される。これによりD/A変換器はカラーモニタ
58にモニタ上で表現可能なアナログ信号を供給する。本発明はまた別にデジタル
カラーモニタを使用し得るが、この場合には、D/A変換器56はオプションである
。
以上、本発明の本実施態様について述べたが、次に本発明の境界線引き方法に
ついて述べる。図3〜図7は、本実施態様の境界線引き方法を説明するフローチ
ャートである。この方法は、オペレータが、処理される画像セットが常に生じる
心周期内の関心時点を選択するステップ100で開始される。心臓は心周期内の同
じ時点では恐らく同じ位置にあるので、収縮中の心臓を同じ時点で撮像し、心臓
のゆがみ量およびフレームからフレームへのドリフト(drift)を減らすために、
周期内の同じ時点が主に用いられる。
心周期のすべての時点のなかで、最も頻繁に使用されるのは収縮終期点および
拡張終期点である。これらの時点は、心周期内の心臓の最大収縮点および最大拡
張点を表すため、特に心臓の撮像において有用である。これらの心臓時点は、心
臓の収縮能力、すなわち心臓の駆出率を測定するのに使用できるため有用である
。
画像を捕捉するための心周期の時点(または複数の時点)を決定すると、ステ
ップ102で階調(非コントラスト強調)の超音波撮像が開始される。画像が生成
されているとき、現在の画像を処理するかどうかが決定される。画像が心周期内
の関心時点のものである場合は、画像はステップ104〜108で処理される。そうで
ない場合は処理されない。非コントラスト強調撮像は、ステップ110で十分な量
の最初の基線(baseline)画像が得られるまで続けられる。これらの最初の画像は
、コントラスト剤が「流出」された後に取られた後の画像と共に、基線画像の全
体の基礎を形成する。
必要数の最初の基線フレームが取られると、ステップ114でコントラスト剤が
患者に投与され、先ず心室に「流入」し、次に心筋自体の組織へゆっくりと潅流
する。次に心周期内の選択された時点で画像が捕捉され、これはステップ116〜1
22で心室内にコントラスト剤がなくなるまで続けられる。これは、コントラスト
剤が心室内に存在するかどうかを識別するために用いられる「トリガー」関心部
位(T-ROI)を選択することによって決定され得る。心室は心筋内の潅流前にコン
トラスト剤を受け入れるため、選択すべき最も有利なT-ROIは心室内のいずれか
の位置である。
コントラスト剤が心臓から「流出」した後、いくつかのコントラスト後基線画
像フレームが取られ、ステップ124および126で超音波撮像が終了する。リアルタ
イム処理を実現する場合には、コントラスト後基線値を得るステップは適切には
省略され得る。基線フレームを得た後、ステップ128で画質を向上させるために
画像の動きの修正が行われる。これは、手作業でまたは自動で行われ得る。手作
業で行う場合は、例えば、オペレータは、1つの画像を基準画像と合わせるため
にその画像をどの程度およびどの方向に動かす必要があるかを各画像について示
す。このような手作業による方法については、M.Halmannらによる「Digital Su
btraction Myocardial Contrast Echocardiography: Design and Application o
f a New Analysis Program for Myocardial Perfusion Imaging」、J.Am.Soc
.Echocardiogr.、7:355-362(1994)に記載されている。
自動による方法の例については、例えば、A.R.Jayaweeraらによる「Quantifi
cation of Images Obtained During Myocardial Contrast Echocardiography」
、Echocardiography 11:385-396(1994)およびJ.R.Batesらによる「Color Codin
g of Digitized Echocardiograms: Description of a New Technique and Appli
cation in Detecting and Correcting for Cardiac Translation」、J.Am.Soc
.Echocardiogr.7:363-369(1994)に記載されている。
動きの修正が行われた後、オペレータは、ステップ130で、境界の位置をつき
とめるための最初の部位でプロセスを施すために、所定のフレーム上のおおよそ
の関心部位を予め選択する。これは、オペレータが対話型(interactive)ビデオ
画面上でライトペンにより関心部位を丸で囲むことによって、もしくはマウスで
またはキーを用いて線を引くことによって実現され得る。この選択された部位は
、心内膜の境界のためのサーチ領域を制限して処理時間を短縮するために用いら
れる。適切に選択された部位は、心筋組織によって囲まれた左心室を含むべきで
ある。次にROI内の各画素で分析が開始される。
最初のコントラスト前フレームセットおよびコントラト後フレームセットから
真の基線フレームセットが選択される。ステップ134、136、および138は、この
セットを形成し得る3つの異なる方法を示す。第1は、オペレータは基線フレー
ムのすべてを手作業により選択し得る。第2は、オペレータは明らかに左心室内
の領域を識別し、平均画素強度が時間の関数として計算される。次にオペレータ
は強度対時間のプロットから基線フレームを識別し得る。
最後は、ステップ138で開始される方法であって、システムは各画素のための
基線を自動的に決定し得る。データポイントのすべてにおいて線形回帰が行われ
、ステップ140および142で適合度の標準偏差が計算される。分析は、開始時の可
変数のフレームおよび一連の終了時の可変数のフレームにより、最良の適合度が
決定されるまで行われる。このような回帰分析は当業者には既知である。
線形回帰分析が行われた後、画素強度の標準偏差が計算される。ステップ144
で、所定の画素に対して、経時のデータポイントが、計算された標準偏差と比較
される。画素強度が推定基線値のための標準偏差以内である場合は、その画素デ
ータポイントは基線値であると見なされる。
さもなくば、画素データポイントは標準偏差外であり、ステップ146でそのデ
ータポイントは除外され考慮の対象外とされる。次に線形回帰分析は標準偏差を
含めて再計算される。これにより、経時の各画素のための反復プロセスが規定さ
れる。
基線画素データのすべてが識別されると、ステップ148で心室の画素が決定さ
れる。心室の画素を明瞭に識別することによって、この方法ではこれらの画素を
境界画素の線引きでの考慮の対象外とする。
この目標(goal)を実現する最初のステップは基線減算である。ステップ152で
、ROI内の各画素に対して、経時の基線画素強度について別の線形回帰分析が行
われる。これは、ステップ154で、得られる傾斜および遮断を有する線形最良適
合度曲線を提供する。所定の時間t1で生じている非基線フレームのそれぞれに
対して、基線強度は、その特定の時間生じている線形曲線から得られる。次にス
テップ156で基線値は非基線画素強度から減算される。
この見積もられた基線強度を観察された画素強度から減算すると、コントラス
トからのみ引き出される信号Sjが決定される。減衰により画像の陰影化が生じ
る例では、観察された画素強度は、見積もられた基線強度より小さい程度まで減
少したかも知れない。このような場合には、Sjはゼロにされる。
各非基線またはコントラストフレームkに対して、信号Skおよび時間的に隣
接する心周期からの信号Sk-1およびSk+1から複合信号対ノイズ比(S/N)kが決定
される。ピーク信号がスプリアス(spurious)ノイズから生じ得、これにより信号
は以下の等式により重み付けされる。
ここで、σは基線データの計算された標準偏差であり、wj(j=1,2,3)は信号の重
みである。信号対ノイズ比を形成するためには3以上の加数(addends)が用いら
れ得る。
信号対ノイズ比の計算に重み付けの項を設ける目的は、小さな時間領域内で円
滑化を行うことによりノイズの影響を減らすことである。これらの計算において
重み付けの項のための最適な値は何であるかを演繹的に決定することは困難であ
る。最適値は、「受信機運用特性」(ROC)分析によって決定され得る。この分析
では、重み付けファクターの各変動に対して、「金標準(gold standard)」方法
(例えば、専門家グループの意見が所定のケースにおける金標準を形成する)と
比較することによって感度および特異性が決定される。ROC分析の方法は生物医
学的分析の分野では既知である。ROC分析については、Viningらによる「RECEIVE
R OPERATING CHARACTERISTIC CURVES: A BASIC UNDERSTANDING」、RadioGraphic
s、第12巻第6号(1992年11月)に解説されている。本文献は本明細書において
参考として援用されている。
次に、信号対ノイズ比は標準化された通常の変数として扱われ、観察された(S
/N)kをランダムノイズ変動P[(S/N)k]から得る確率は以下のように計算され得る
。
理解され得るように、信号対ノイズ比が大きくなると、信号がランダムノイズ
から得られる確率は減少する。ステップ162で、各画素に対して、この確率は各
非基線フレームに対して決定され、その画素のための最小確率が得られる。
次にどの画素が心室内にあるかを決定するために、非基準フレームにわたる最
大信号対ノイズ比が決定される。コントラスト剤強調により、心筋より心室の方
が輝きの程度が大きいため、これら2つの部位を区別する確率しきい値が確立さ
れ得る。つまり、このしきい値を超える確率では心筋内の画素が識別され、しき
い値より低い確率では左心室内の画素が識別される。この比較はステップ164で
実現され、ROI内の画素すべてが分析されるまで続く。
ROI内のすべての画素が心室の一部または一部ではないとして決定されると、
心室内ではないすべての画素の中でどれが境界画素であるかを決定することが可
能である。これは、当該分野では既知のいかなる適切な方法によっても行われ得
る。例えば、I.Crooksらによる「A Novel Algorithm for the Edge Detection
and Edge Enhancement of Medical Images」、Med.Phys.20:993-998(1993)お
よびH.Hwangらによる「Multi1evel Nonlinear Filters for Edged Detection a
nd Noise Suppression」、IEEE Trans on Signal Processing 42:249-258(1994)
を参照のこと。
1つの好適な実施態様では、費用の重み付けが用いられる。この場合には、境
界近くの心室内の小さな領域が誤って分類される場合、エッジ検出法により心室
領域があるべき大きさより小さくされる。これらの点に対する費用関数は、境界
が依然として正確に配置されるように高くし得る。
この最終的な決定において補助となるように、二進画像が作成される。ここで
は、輝度しきい値を超える画素にはゼロの強度が与えられ、しきい値より低い画
素には1の強度が与えられる。次にステップ172で心室の画素の集合(mass)の中
心(x1,y1)が決定され、左心室の中心とされる。
ここで、mは心室の画素数である。
これにより心室の画素の包囲線(envelope)(または境界)が二進画像から決定
される。心室の画素をサーチして、最小および最大y値ならびに最小および最大
x値を有する点を見つけ、これにより4つの点の最大値を規定する。画像の方位
は重要ではない。
これら4つの位置のそれぞれには、1つ以上の点があり得る。点を1つしか持
たない位置を取り出すのが最も便利ではあるが、そうする必要はない。4つの位
置すべてが多数の点を有する場合には、どの位置のどの点もステップ178の基準
点として十分である。この点が境界に属する第1の点として識別され、包囲線ト
レース法の開始点として働く。
包囲線トレース法
概して、包囲線のトレースは、基準点に隣接するすべての点のうちでどの点が
最も境界点らしいかを決定することによって行われる。このプロセスは、最も新
しく選択された隣接点を新しい基準点として、境界が完全にトレースされるまで
続けられる。
次の境界点の識別では、開始点が基準点として参照される。基準点(X2,Y2)の
角度1は以下により決定される。
基準点からは、基準点から放射状のラインを延ばすことによって、潜在的な「
隣接境界点」セットが確立される。図8Aおよび図8Bは、心筋内の候補境界点の選
択を示す。図8Aは、暗い心筋によって囲まれる心室(図では赤)のカラー写真を
示す。図8Bは、図8Aの白のボックスで囲まれる部位の拡大図を示す。図8Bに示す
ように、本発明の方法が進行するに従って、境界は徐々におよび自動的に(白の
実線曲線として示されるように)埋められていく。選択される最後の境界点は白
い円で示されている。この最後の境界点からは放射状のラインが延ばされ、次の
境界点の決定を助ける。候補境界点は放射状のラインそれぞれに沿って見つけら
れ、基準点に最も近い心室の画素が選択される。放射状のラインは1〜1+180度
まで180度にわたって放射される。次に各候補点に対して費用関数が計算される
。すべての点の費用がしきい値費用を超える場合は、放射状のラインの角度範囲
を大きくする。費用が最も低い候補点が隣接境界点として選択され基準点となる
。このトレースは境界が閉鎖ループを形成するまで続く。
費用関数は包括ファクターと局所ファクターとを有し得る。包括ファクターは
、例えば、心周期にわたって左心室の領域の変化が滑らかであることを強調し得
る。局所ファクターは局所的な境界特性を強調する。費用ファクターは独立して
おり、以下のように重み付けされる。
ここでCjは候補画素jに関連する全費用、cijは候補画素jのための費用ファ
クターi、およびwiは費用ファクターiのための重み付けファクターである。
信号対ノイズ確率計算のための上述の重み付けファクターにおけるように、これ
らの重みも受信機運用特性の既知の方法によって決定され得る。
個々の費用ファクターは、例えば以下のものを含む(ステップ180、182、およ
び184に対応する)
1.輪郭の決定
隣接する境界点間の距離は、輪郭がいかに良好に規定されるかに反比例する。
すなわち、点間の距離が大きいと、心内膜の境界がぎざぎざに見える結果となる
。候補点に対して、この費用ファクターc1は以下により与えられる。
ここで、(xc,yc)は候補点、(xr,yr)は基準点、そして(xR,yR)は前の基準点であ
る。
2.境界の先鋭性
候補点についての画素強度の第1導関数または勾配の大きさは、この点につい
ての心室の画素から心筋の画素への変化の測定基準である。勾配の大きさG(p5)
は、以下に規定されるようにソベル(Sobel)演算子を用いて決定され得る。
ここで、p5は候補点、およびp1〜p9はマトリクス型での隣接する画素である
。候補点のための費用ファクターc2は以下の通りである。
ここで、G1は基準点に関する勾配の大きさ、およびG2は候補点に関する勾配の
大きさである。
3.輪郭の規則性
境界についての画素強度の勾配の角度は緩やかに変化して滑らかな輪郭を形成
すべきである。候補点のための費用ファクターc3は以下のように与えられる。
ここで、Φrは基準点での勾配の角度、Φcは候補点での勾配の角度、そしてφは
、基準点から心室の中心までのラインと候補点との間の角度である。勾配の角度
は以下のように与えられる。
本明細書では3つの費用関数のみについて述べたが、潜在的な境界点を識別す
るためには他の多くの異なる費用関数も用いられ得る。従って、本発明はこれら
の特定の費用関数の使用に限定されるべきではない。実際において、本発明は、
境界点の自動決定を補助するすべての費用方法を包含する。さらに、本発明は、
本明細書で述べた費用関数のどのような下位の組み合わせ(subcombination)を使
用することも包含する。
このようにして心内膜の境界が完全に識別されると、概略画像が表示され得る
。概略画像の背景は、基線フレームの平均よりなり得る。この背景に境界が重ね
られ、境界は異なるカラーで強調表示され得る。境界を表示する可能な形態を図
8B
に白い実線の境界ラインとして示す。このように、境界は、左心室を囲む連続し
た幅の広い白い帯として示される。
以上、本発明の目的および利点を満足させる、患者の組織または器官の境界部
位の線引きを行う新規のシステムおよび方法について描写および記述した。しか
し、本発明の好適な実施態様を開示する本明細書および添付の図面を考慮すれば
、上述のように、本発明の多くの変更、改変、変形、ならびに他の使用および適
用が当業者には明らかである。本発明の精神および範囲から外れないこのような
変更、改変、変形、ならびに他の使用および適用は、以下の請求の範囲によって
のみ制限される本発明によって包含されるものとする。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ
,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ,
DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I
S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR
,LS,LT,LU,LV,MG,MK,MN,MW,
MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S
E,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA
,UG,US,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.オペレータが選択する関心部位に見られる患者の組織の境界を自動的に決定 する方法であって、該境界はコントラスト強調の階調画像セットから決定され、 A)いくつかは画像強調のためのコントラスト剤を含む、患者の組織の階調画 像セットを得るステップと、 B)該患者の組織が位置する関心部位を識別するステップと、 C)ステップ(A)から集められる階調画像セットから基線強度値を得るステップ と、 D)該基線強度値を該コントラスト強調画像から減算するステップと、 E)信号対ノイズ比に基づいてしきい値を確立するステップと、 F)基準点を該関心部位内の第1の境界点として確立するステップと、 G)ステップ(E)で見られる該基準点に隣接する候補点セットから、最も境界点 らしい候補点を自動的に選択するステップと、 H)ステップ(F)で選択された該候補点を新しい基準点として代用し、境界全体 が決定されるまでステップ(F)から続けるステップと、 を包含する方法。 2.前記患者の組織は心内膜である、請求項1に記載の方法。 3.前記ステップ(A)が、 (A)(i) 階調画像セットを得るための心周期内の時点を選択するステップと、 (A)(ii) いくつかは画像強調のためのコントラスト剤を含む階調画像セット を得るステップと、 をさらに包含する、請求項2に記載の方法。 4.前記ステップ(A)(ii)が、 (A)(ii)(a) コントラスト剤の注入前に階調画像セットを得るステップと、 (A)(ii)(b) コントラスト剤の注入中に階調画像セットを得るステップと、 (A)(ii)(c) コントラスト剤の注入後に階調画像セットを得るステップと、 をさらに包含する、請求項3に記載の方法。 5.前記ステップ(A)が、 (A)(i) いくつかは画像強調のためのコントラスト剤を含む、前記患者の組織 の階調画像セットを得るステップと、 (A)(ii) ステップ(A)(i)で得られた階調画像セットにおいて患者の組織の動 きを修正するステップと、 をさらに包含する、請求項1に記載の方法。 6.前記ステップ(B)の識別するステップがオペレータの選択によるものである 、請求項1に記載の方法。 7.前記ステップ(C)の基線強度値は画素単位を基本に得られる、請求項1に記 載の方法。 8.前記ステップ(C)の基線強度値は、オペレータが目視検査により基線画像フ レームを選択することによって得られる、請求項1に記載の方法。 9.前記ステップ(C)の基線強度値は、オペレータが前記関心部位内の経時の平 均画素強度のグラフから基線画像フレームを選択することによって得られる、請 求項7に記載の方法。 10.前記ステップ(C)の基線強度値は、経時の画素強度の線形回帰分析を行うこ とによって自動的に得られる、請求項7に記載の方法。 11.前記ステップ(D)が、 (D)(i) 各画素ベースの前記基線強度値をコントラスト強調画像から減算する ステップと、 (D)(ii) 所定の画素が心室内にあるかどうかを画素単位を基本に決定するス テップと、 (D)(iii) 該心室の集合(mass)の中心を決定するステップと、 をさらに包含する、請求項2に記載の方法。 12.前記ステップ(F)が、 (F)(i) 前記心室内の点セットの最大および最小xおよびy座標によって規定 される該点セットの位置をつきとめるステップと、 (F)(ii) 該ステップ(F)(i)で位置がつきとめられた点のうちの1つを基準点 として取り出すステップと、 をさらに包含する、請求項11に記載の方法。 13.前記ステップ(G)が、 (G)(i) 前記基準点に隣接する点セットを選択するステップと、 (G)(ii) 該ステップ(G)(i)で選択された隣接点のそれぞれに対して費用関数 を計算するステップと、 (G)(iii) 該ステップ(G)(ii)で生成された費用値に基づいて境界点であると 考えられる新しい基準点を選択するステップと、 をさらに包含する、請求項2に記載の方法。 14.部位の壁の動きを決定するために収縮終期点および拡張終期点が用いられる 、請求項1に記載の方法。 15.駆出率を決定するために収縮終期点および拡張終期点が用いられる、請求項 1に記載の方法。 16.画分の縮小(fractional shortening)を決定するために収縮終期点および拡 張終期点が用いられる、請求項1に記載の方法。 17.撮像は、矢状方向、横方向、縦方向、胸骨傍短軸、胸骨上長軸、先端長軸、 胸骨傍長軸、肋骨下短軸、肋骨下4腔、先端2腔、および先端4腔よりなる群か ら選択される像から行われる、請求項1に記載の方法。 18.前記境界は左心室を線引く、請求項1に記載の方法。 19.前記境界は血栓を線引く、請求項1に記載の方法。 20.前記処理はリアルタイムで行われる、請求項1に記載の方法。
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