JPH1150769A - 電動式開閉戸の開閉装置 - Google Patents

電動式開閉戸の開閉装置

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JPH1150769A
JPH1150769A JP22094697A JP22094697A JPH1150769A JP H1150769 A JPH1150769 A JP H1150769A JP 22094697 A JP22094697 A JP 22094697A JP 22094697 A JP22094697 A JP 22094697A JP H1150769 A JPH1150769 A JP H1150769A
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opening
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door body
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Kenji Hosoyama
健二 細山
Katsuhiro Seki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動式開閉戸の電動モータと巻取りドラムの
あいだにクラッチ手段を設けると共に、巻取りドラムに
戸体の閉鎖作動に伴い開放方向への蓄勢力が蓄勢される
バランス弾機を設けて、クラッチ断状態にすることで戸
体が自動開閉するように構成したものにおいて、戸体が
勢いよく巻かれて騒音を発したり、戸体が躯体に衝接す
ることがないようにする。 【解決手段】 電動モータ5側に連結する第一クラッチ
体11に制動部材14を設けて、該制動部材14の外周
面に油脂材15を溜める油溜め溝14aを形成する一
方、巻取りドラム4cと一体回動するケーシング10に
制動部材14を外嵌させ、制動部材14外周面とケーシ
ング10内周面とのあいだに供給される油脂材15によ
り、これらのあいだに摺動抵抗が生じるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅の窓や出入口
等の開口部に設けられる電動式開閉戸の開閉装置の技術
分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種電動式開閉戸において
は、巻取りドラム等の巻装手段に戸体を連繋し、該巻装
手段を電動モータの駆動に基づいて正逆回転させること
によって戸体(シャッターカーテン)の開閉を行うよう
にしている。そしてこのようなものでは、停電や電動モ
ータ、あるいは開閉制御回路等の故障があって電動モー
タが不作動となった場合であっても戸体の手動開閉がで
きるよう、電動モータと巻装手段とのあいだの動力伝動
経路中にクラッチ手段を設けたものがある。そしてこの
ものにおいては、単にクラッチ手段を断状態にしても戸
体は動くことがなく、手動による開閉操作が必要であっ
た。ところがクラッチ手段を断状態にするケースのなか
には、火災発生などの非常事態において全閉状態の戸体
を開放して緊急脱出をする場合があり、その様なとき、
クラッチ断操作をしても戸体が閉鎖したまま動かないも
のであると、手動開放操作をすることを忘れ、反ってこ
の戸体は開放しないという避難者心理が働きいて災害に
巻き込まれてしまうということが考えられる。このた
め、特開平3−180686号公報に示されるように、
巻取りドラムに、シャッターカーテンを開放する方向に
蓄勢した蓄勢弾機を設け、クラッチ手段を断状態にする
ことに合わせて前記蓄勢弾機の蓄勢力によって全閉状態
のシャッターカーテンを緊急的に自動開放するようにし
たものが提唱されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記公開公報
のものでは、クラッチ手段が断操作されて自由状態にな
った巻取りドラムはシャッターカーテンの開放作動を行
うことになる。ところで前記蓄勢力は全閉時が最大であ
るため、シャッターカーテンは、当初に大きな蓄勢力を
受けて激しい開放作動をすることになって大きな騒音が
発生する許りでなく、全開となったとき座板がマグサに
激しく当って更なる騒音の発生を誘引すると共にこれら
部材を破損するという問題がある。しかもシャッターカ
ーテンが複数のスラットをインターロック結合して構成
されるようなものでは、前述したように当初の大きな蓄
勢力を受けて開放作動した場合に、インターロック部に
負荷が掛かって変形したり破損したりする惧れがあって
問題があるうえ、開放当初に大きな蓄勢力を受けると加
速度的に開放速度が大きくなって巻取りドラムの巻取り
速度を越える所謂バックラッシュ現象を生じることがあ
り、この場合、シャッターカーテンの巻姿勢が緩んだり
ずれたりして乱れてしまうという問題があって、ここに
も本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、電動モータの駆動に伴い巻装手
段を正逆回転させて戸体の開閉を行うように構成した電
動式開閉戸において、前記電動モータから巻装手段への
動力伝動を断続するクラッチ手段と、戸体開放方向に向
けて蓄勢され、全閉状態の戸体をクラッチ手段が断状態
になることに伴い緊急開放する蓄勢手段と、該蓄勢手段
の蓄勢力を受けた戸体の緊急開放に抵抗を与えて減速す
るための減速手段とを設けたものである。そして、この
ようにすることにより、戸体の緊急開放が減速する状態
でなされて、巻姿勢が乱れることがないうえ、部材同志
の衝接による騒音の発生や、部材の破損を防止できる。
このものにおいて、本発明の蓄勢手段の付勢力は、戸体
を半開状態まで開放するものに設定することができ、こ
のようにすることで、戸体を半開状態にまで緊急開放
し、部材同志の衝接による騒音の発生や、部材の破損が
防止できる。さらにこのものにおいて、クラッチ手段
は、電動モータに連動連結される第一クラッチ体と、該
第一クラッチ体に係脱自在に係合する第二クラッチ体
と、第一クラッチ体とは自由回動し、第二クラッチ体と
は一体回動する状態でこれらクラッチ体を内装し、さら
に巻装手段に一体回動するよう連結されるクラッチケー
シングとを備えて構成され、減速手段は、第一クラッチ
体とクラッチケーシングとのあいだの相対回動に抵抗を
与える摺動抵抗部により構成することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図9の図面に基づいて説明する。図面において、1は
住宅の開口部に取付けられる窓サッシであって、該窓サ
ッシ1は、アルミ製の窓枠材1aと、ガラス板がアルミ
製の枠体に囲繞されて形成された左右一対のガラス戸1
bとで横引き式に構成されている。そして、窓サッシ1
の屋外側を、本発明が実施された電動式開閉戸である窓
シャッターのシャッターカーテン2が開閉する設定とな
っているが、このシャッターカーテン2は、開口部上方
の躯体側に設けられるシャッターケース3内に回動自在
に支持される巻装装置(巻装手段)4に巻装されてお
り、該巻装装置4が電動モータ5の駆動力に基づいて回
転することで巻取り、巻出しされて、開口部を開放する
開放姿勢と開口部を閉鎖する閉鎖姿勢とのあいだを開閉
作動するように構成されており、これらの基本構成は何
れも従来通りのものに設定されている。一方、6は躯体
開口部両側部から外方に突出する状態で取付けられる左
右一対の下地枠であって、該下地枠6の外方突出端部に
ガイドレール部7が一体的に取付けられ、該ガイドレー
ル部7によってシャッターカーテン2の左右両縁部の移
動案内を行う設定となっている。
【0006】さて、前記シャッターケース3の左右の側
板のうち一方の側板3aには、巻装装置4を構成する円
筒パイプ状の固定軸4a基端部が一体的に支持され、他
方の側板3bには、出力軸5aが固定軸4aと同軸方向
となる状態で電動モータ5の基端部が一体的に支持され
ており、固定軸4a先端部と電動モータ5先端部とは互
いに対向する状態で配されている。そして、固定軸4a
の基端部および先端部にパイプサポート4bがそれぞれ
正逆回動自在に設けられ、これらパイプサポート4bの
外周に、シャッターカーテン2が巻装される巻取りドラ
ム4cの内周が一体的に連結され、これによって巻取り
ドラム4cはシャッターケース両側板3a、3bに対し
て回動自在に配設されるが、この巻取りドラム4cは、
他方の端部が電動モータ5の基端部にまで伸長され電動
モータ5を内嵌する設定となっている。一方、8はバラ
ンス弾機(蓄勢弾機)であって、該バランス弾機8の一
端は固定軸4aに、他端は固定軸4a先端側のパイプサ
ポート4bにそれぞれ固定されており、巻取りドラム4
cがシャッターカーテン2の閉鎖方向に回転することに
伴い蓄勢されるように設定されている。そして本実施の
形態のバランス弾機8は、シャッターカーテン2の全閉
状態でシャッターカーテン2を半開状態(中途開状態)
まで自然に開放する蓄勢力になるよう設定されている。
ここで、電動モータ5は、必要において減速機、ブレー
キ装置等の動力制御用装置が具備された開閉機としてユ
ニット化されたものになっており、モータ出力軸5aか
らは各装置により制御された駆動力を出力する設定とな
っている。
【0007】そして、前記電動モータ5の出力軸5a
は、アダプター5bを介して固定軸4a側に突出してお
り、その突出先端部に、出力軸5aと巻取りドラム4c
とを断続切換え自在に動力伝動するためのクラッチ手段
9が接続されている。ここでクラッチ手段9は、円筒状
のケーシング10に、第一、第二クラッチ体11、12
および第二クラッチ体12を第一クラッチ体11側に付
勢する付勢弾機13が軸方向に隣接する状態で内装され
ている。つまり、電動モータ5側に位置する第一クラッ
チ体11には、出力軸5aが一体回動すべく回り止め状
に嵌入(例えばキー嵌合、スプライン嵌合、面取り嵌合
等)する細径の駆動側軸部11aと、該駆動側軸部11
aより大径で、軸方向第二クラッチ体12側に向けて三
個の係合凸部11bが突出する係合部11cとが形成さ
れている。さらに、駆動側軸部11bの外周には、本発
明の減速手段を構成する制動部材14が軸回り方向に一
体回動する状態で外嵌しており、該制動部材14の外周
面には、後述する油脂材15を溜めるためのリング状の
油溜め溝14aが複数刻設されている。一方、第二クラ
ッチ体12は、第一クラッチ体係合部11cと略同様な
外径を有する基部12aを備えて形成されるが、該基部
12aには、第一クラッチ体側係合凸部11bと齟齬状
態で係脱自在に係合すべく突出する三つの係合凸部12
bが形成されている。さらに、これら係合凸部12bの
外周から基部12aの外周に続く状態で大径の凸条部1
2cが形成されていると共に、基部12aの固定軸4a
側には付勢弾機13の一端部が内嵌するための凹穴12
dが形成されている。
【0008】一方、ケーシング10の外周面には軸方向
に長い係合突条10aが形成されており、該係合突条1
0aが、巻取りドラム4cの内周面に形成の係合凹溝4
dに係合することによって、ケーシング10は巻取りド
ラム4cと一体回動するように設定されている。そして
ケーシング10は、内径側に突出する隔壁10bにより
軸中心部は連通する状態で二つの室に分割されるが、一
方の室であるクラッチ室10cには、前記第一クラッチ
体係合部11c、第二クラッチ体12、そして付勢弾機
13が内装され、他方の室である減速室10dには、前
記駆動側軸部11aが回り止め状に嵌合した前記制動部
材14が軸回り方向摺動自在に内嵌されている。そし
て、制動部材14とケーシング10とは、制動部材14
の外周面と減速室10dの内周面とのあいだに供給され
る前記油脂材15によって摺動抵抗(粘性抵抗)が付与
された状態で相対回動するように設定されている。因み
に、第一クラッチ体11の電動モータ5側への移動規制
は、係合部11cと駆動側軸部11aとの段差面が隔壁
10bに当接することでなされ、制動部材14の電動モ
ータ5側への移動規制は減速室10dの開口端を塞ぐべ
く設けられた塞ぎ板10eに当接することでなされる設
定となっている。
【0009】一方、前記第二クラッチ体12は、外周面
の突条部12cがクラッチ室10c内周面に形成の係合
凹部10fに係合することで、クラッチ室10cに対し
て軸回り方向の回り止めがなされてケーシング10と一
体回動するが、軸方向への移動は自由になるよう設定さ
れている。さらに、付勢弾機13は、前記第二クラッチ
体凹穴12dと、ケーシング10のクラッチ室10cの
開口端を塞ぐべく設けられた塞ぎ板10gとのあいだに
配されて第二クラッチ体12を第一クラッチ体11に係
合する側に向けて付勢している。16は第二クラッチ体
12の軸芯部に形成の貫通孔12eを貫通する解除ロッ
ドであって、該解除ロッド16の先端部16aは、解除
ロッド16の第二クラッチ体12に対する相対回動を妨
げない状態で折曲されていて貫通孔12eから抜けない
よう設定されている。
【0010】そうして、クラッチ手段9は、シャッター
カーテン2が電動モータ5の駆動力に基づく開閉作動を
している通常状態では、第一、第二係合凸部11b、1
2b同志が付勢弾機13の付勢力を受ける状態で係合し
てクラッチ続状態となっており、モータ出力軸5aから
の駆動力は、第一クラッチ体11、第二クラッチ体1
2、ケーシング10を経由して巻取りドラム4cに動力
伝動されるように設定されている。これに対し、解除ロ
ッド16を付勢弾機13に抗して引張り操作して、第
一、第二係合凸部11b、12b同志の係合が解除され
るクラッチ断状態とした場合、第二クラッチ体12が第
一クラッチ体11から自由になって電動モータ出力軸5
a側との動力伝動状態が解除され、電動モータ5に関係
なく第二クラッチ体12の自由回動が許容され、これに
よって、ケーシング10、巻取りドラム4cの回転が自
由になるように設定されている。このクラッチ断状態に
おいて、シャッターカーテン2が全閉状態であれば、バ
ランス弾機8の蓄勢力を受けて自動開放しようとする
が、このとき、シャッターカーテン2を巻取るべく自動
回動する巻取りドラム4c側(第二クラッチ体12側)
は、固定側となる電動モータ5側に対し、制動部材14
と減速室10dとのあいだの前記摺動抵抗が働く状態で
巻取り作動をすることになって回転速度が減速される設
定となっている。
【0011】一方、前記解除ロッド16は、ジョイント
プレート16bを介して第二解除ロッド17に連結さ
れ、第二解除ロッド17が、固定軸4aの筒内からシャ
ッターケース3の一方の側板3a側に引出され、該側板
3a部位でインナーワイヤ18aに連結されている。そ
して、側板3aから引出されたインナーワイヤ18aは
アウターワイヤ18bに覆蓋されたワイヤ部材18とし
て、左右一方側のガイドレール部7内に引き込まれるよ
うに設定されている。つまりガイドレール部7は、シャ
ッターカーテン2の両側縁部を嵌合案内するよう左右方
向を向く前後一対のガイド面部7aと、これらガイド面
部7aから下地枠6に取り付けるべく折曲形成された一
対の取付け辺7bとで構成されており、これら取付け辺
7b同志の間に形成される空隙S部の上側からワイヤ部
材18が挿通されている。そして、ワイヤ部材18の先
端は、一方のガイドレール部7の左右方向内方(開口部
側)の取付け辺7bの適箇所に切欠き形成された取付け
孔7cを介して空隙部Sに組込まれる解除操作具19に
連結されている。
【0012】さて、前記解除操作具19はケース体20
に内装され、該ケース体20の左右方向外半部を空隙部
Sに入り込ませ、ケース体20の上下辺20a、20b
にそれぞれ折曲形成された取付け片20cを、ガイドレ
ール部取付け辺7bに螺子7dを用いて止着することで
固定されているが、この組込み状態で、ケース体20の
内側辺20dは取付け辺7bよりも内方に突出してガイ
ド部7aと略並列となり、これによって、解除操作具1
9は窓サッシ1を開放してすぐに操作しやすガイドレー
ル部7に設けられて、緊急を要する非常時にも操作しや
すいようになっている。
【0013】21はケース体内側辺20dに沿う状態で
配される解除レバーであって、該解除レバー21は、中
間部がケース体20前後辺に支持されるピン軸20eに
回動自在に支持されており、先端側のレバー操作部21
aをピン軸20eを支点として略180度下方揺動する
ことで、レバー操作部21aが上位に位置する通常姿勢
から、下位に位置する解除姿勢とに揺動変姿する設定と
なっている。ここで、ケース体内側辺20dはケース体
20内側に凹部20fが形成されていて、レバー操作部
21aを把持するとき操作しやすいように設定されてい
る。一方、22はスライドアームであって、該スライド
アーム22の下端部は、解除レバー21のピン軸20e
による軸支部よりも基端側に位置する基部21bに軸承
されており、レバー操作部21aの下方揺動に伴う基部
21bの上方揺動を受けて、基部21bとの軸承部22
aがピン軸20eを支点とする円弧を軌跡とする上方揺
動を行うように設定されている。また、スライドアーム
22の上端部には、前記解除ロッド16に連繋するイン
ナーワイヤ18aのケース体20引き込み端部が連結さ
れるが、該インナーワイヤ18aはプーリ20gにより
方向変換した状態となっている。さらにスライドアーム
22は、スプリング23により外方から内方に向く付勢
力を受けており、これによって、解除レバー基部21b
との軸承部22aと、インナーワイヤ18aとの連結部
とが内外方向にずれていることに基づくスライドアーム
22の外方への揺動が規制され、前記解除レバー21の
揺動があった場合に、スライドアーム22が外方に揺動
することなく上方にスライド移動するように設定されて
いる。
【0014】そして、解除レバー21が通常姿勢でスラ
イドアーム22が下位に位置する状態で、インナーワイ
ヤ18aはクラッチ手段9をクラッチ続状態になるよう
引張り調整されており、この状態から解除レバー21を
下方揺動することでスライドアーム22を上位にスライ
ド移動させると、インナーワイヤ18aが、第二解除ロ
ッド17、解除ロッド16を介して第二クラッチ体12
を第一クラッチ体11との係合から解除せしめ、クラッ
チ手段9を前述したクラッチ断状態に切換えるように設
定されている。ここで、解除レバー21操作に基づくス
ライドアーム22のスライド作動は、軸承部22aが円
弧状に移動することによりスプリング23の支点越えを
伴うものになっており、このため、スプリング23は、
解除レバー21の通常姿勢または解除姿勢の何れかを姿
勢保持するよう付勢することになって、解除レバー21
の姿勢保持部材を兼用化できる配慮がなされている。
【0015】また、スライドアーム22には、インナー
ワイヤ18aの長さを微調整するための調整装置24が
設けられており、これによって解除ロッド16、17や
ワイヤ部材18の経時的変化に対応する調整を、ガイド
レール部7の操作しやすい場所で行うことができるよう
に配慮されている。つまり、調整装置24は、スライド
アーム22側に固定されるナット24a、該ナット24
aに螺合するビス24bとで構成され、先端にインナー
ワイヤ18aを貫通せしめたビス24bをナット24a
に対して螺合調整することでインナーワイヤ18aの長
さ調整ができるように設定されている。一方、解除操作
具19を構成するケース体内側辺20dには、解除レバ
ー21が解除姿勢のときのスライドアーム22のビス2
4bに対向して貫通孔20hが形成されており、該貫通
孔20hから工具を挿入してビス24bの調整ができる
ように設定されている。さらに、前記ケース体20のガ
イドレール部7への固定において、上下の螺着スパン
は、ガイドレール部7を下地枠6に取り付けるときに行
う螺着スパンと同様に設定されている。
【0016】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、シャッターカーテン2は、停電等のない通常
の使用状態では、図示しない操作スイッチの操作に基づ
いて電動モータ5が正逆駆動して開閉作動するが、停電
や非常事態等の発生で緊急開放したいような場合、前述
したように、ガイドレール部7近傍に設けられた解除操
作具19の操作レバー21を、上位位置から180度下
方揺動させてクラッチ手段9をクラッチ断状態とすれ
ば、巻取りドラム4cが電動モータ5側から自由にな
り、この状態で巻取りドラム4cに弾装されたバランス
弾機8の付勢力を受けて巻取りドラム4cがシャッター
カーテン2を巻取って自動開放する。そしてこの場合
に、回転側であるケーシング10と、固定側である制動
部材14とのあいだの摺動抵抗を受けて巻取りドラム4
cは巻取り速度が減速されることになる。この結果、ク
ラッチ手段9がクラッチ断状態となって、バランス弾機
8の当初の大きな付勢力を受けて瞬間的に開放しようと
する巻取りドラム4cの回転が減速され、大きな騒音を
伴うことなく開放することができる許りでなく、勢いよ
く開放することで生じるバックラッシュ現象の発生も防
止できて、シャッターカーテン2の巻姿勢が乱れるよう
なこともない。
【0017】さらにこの場合に、バランス弾機8はシャ
ッターカーテン2を半開状態にする付勢力にバランスさ
れているため、クラッチ手段9をクラッチ断状態として
シャッターカーテン2を自動開放したとしても、シャッ
ターカーテン2最下端の座板が躯体開口部上方のマグサ
に当接してしまうようなことが回避されて、これら部材
を損傷させてしまうこともない。しかも、この場合に、
バランス弾機8の付勢力はシャッターカーテン2の自重
よりも小さいものにバランスされているので、シャッタ
ーカーテン2を開閉作動させるにあたり、電動モータ5
は不足分を補う状態で駆動させることになり、バランス
弾機8の付勢力をシャッターカーテン2の自重よりも大
きいものにバランスさせて上がり勝手としたもののよう
に、開閉作動とは逆のモータ駆動をさせるようなことが
なく、電動モータ5への負担を軽減させることができ
る。
【0018】しかもこのものでは、クラッチ手段9の断
続切換えをする解除操作具19が、前述したようにクラ
ッチ断、続の各状態に維持させることができるので、停
電しているあいだクラッチ断状態に切換えておき、この
間、手動操作をすることができる。さらに、クラッチ断
状態から続状態に切換えた場合、第二クラッチ体12は
第一クラッチ体11側に付勢されていることから、電動
モータ5が駆動を始めて第一クラッチ体11が回転する
ことで、これら第一、第二クラッチ体11、12同志が
自動的に係合してクラッチ続状態に復帰でき、操作性が
優れる。
【0019】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ことは勿論なく、前記実施の形態では減速手段を第一ク
ラッチ体とクラッチ手段を構成するケーシングとのあい
だに設けているが、減速手段は、第一クラッチ体と第二
クラッチ体とのあいだ、第一クラッチ体と巻取りドラム
とのあいだ等、適宜の動力電動経路中に設けることがで
きる。さらに、前記実施の形態では、全閉状態のシャッ
ターカーテンを自動開放させるための蓄勢手段としてバ
ランス弾機を用いているが、蓄勢手段としてはバランス
弾機に限定されず、クラッチ手段が動力続状態となった
通常の開閉作動時には巻取り方向の蓄勢力を発揮せず、
クラッチ手段を動力断状態にすることに連動して巻取り
方向に蓄勢するよう構成したものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】窓部の側面断面図である。
【図2】窓部の平面断面図である。
【図3】窓シャッターの分解斜視図である。
【図4】巻取り装置の説明をする正面図である。
【図5】クラッチ手段のクラッチ続状態を示す断面図で
ある。
【図6】クラッチ手段のクラッチ断状態を示す断面図で
ある。
【図7】図7(A)、(B)はそれぞれ図5A−A断面
図、B−B断面図である。
【図8】第一、第二クラッチ体の分解斜視図である。
【図9】解除操作具を説明する正面図である。
【図10】巻装装置と解除装置の連繋状態を説明する斜
視図である。
【符号の説明】
1 窓サッシ 2 シャッターカーテン 3 シャッターケース 4 巻装装置 4a 固定軸 4c 巻取りドラム 5 電動モータ 7 ガイドレール 8 バランス弾機 9 クラッチ手段 10 ケーシン 10d 減速室 11 第一クラッチ体 11a 駆動側軸部 11b 係合凸部 12 第二クラッチ 12b 係合凸部 13 付勢弾機 14 制動部材 15 油脂材 16 解除ロッド 18 ワイヤ部材 19 解除操作具 20 ケース体 21 解除レバー 22 スライドアーム 23 スプリング 24 調整装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータの駆動に伴い巻装手段を正逆
    回転させて戸体の開閉を行うように構成した電動式開閉
    戸において、前記電動モータから巻装手段への動力伝動
    を断続するクラッチ手段と、戸体開放方向に向けて蓄勢
    され、全閉状態の戸体をクラッチ手段が断状態になるこ
    とに伴い緊急開放する蓄勢手段と、該蓄勢手段の蓄勢力
    を受けた戸体の緊急開放に抵抗を与えて減速するための
    減速手段とを設けた電動式開閉戸の開閉装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、蓄勢手段の付勢力
    は、戸体を半開状態まで開放するものに設定されている
    電動式開閉戸の開閉装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、クラッチ手
    段は、電動モータに連動連結される第一クラッチ体と、
    該第一クラッチ体に係脱自在に係合する第二クラッチ体
    と、第一クラッチ体とは自由回動し、第二クラッチ体と
    は一体回動する状態でこれらクラッチ体を内装し、さら
    に巻装手段に一体回動するよう連結されるクラッチケー
    シングとを備えて構成され、減速手段は、第一クラッチ
    体とクラッチケーシングとのあいだの相対回動に抵抗を
    与える摺動抵抗部により構成されている電動式開閉戸の
    開閉装置。
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