JPH11510536A - コーティング混合物、それの製造方法およびそれを被膜用途で用いる使用 - Google Patents

コーティング混合物、それの製造方法およびそれを被膜用途で用いる使用

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JPH11510536A JP9508089A JP50808997A JPH11510536A JP H11510536 A JPH11510536 A JP H11510536A JP 9508089 A JP9508089 A JP 9508089A JP 50808997 A JP50808997 A JP 50808997A JP H11510536 A JPH11510536 A JP H11510536A
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ヘルバー,ユルゲン
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バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト
バイルブルガー・ラクフアブリク・ジエイ・グレーベ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、水を含めない状態で少なくとも1種のポリシロキサンと少なくとも1種の反応性無機充填材と溶融時にフィルムを形成し得る少なくとも1種の無機材料と少なくとも1種の反応性(オリゴ)シランを含有させたコーティング混合物に関する。本発明はまた上記混合物の製造方法およびそれらの使用にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】 コーティング混合物、それの製造方法およびそれを被膜用途で用いる使用 本発明は、水を含めない状態で少なくとも1種のポリシロキサンと少なくとも 1種の反応性(reactive)無機充填材と溶融物としてフィルムを形成す る(film−forming)少なくとも1種の無機材料と少なくとも1種の 反応性(オリゴ)シランを含有させたコーティング(coating)混合物、 それの製造方法およびそれの使用に関する。 少なくとも1種のポリシロキサンと少なくとも1種の無機充填材を含む混合物 は今までに多数知られていて、非常に幅広い範囲の分野で用いられている。ポリ シロキサン樹脂をポリシロキサンとして含みかつ顔料を充填材として含む混合物 、即ちいわゆる顔料添加ポリシロキサン樹脂は、ラッカー系としておよびコーテ ィング技術の両方で用いられている。耐熱被膜としては、今まで、有機溶媒に入 っている顔料添加ポリシロキサン樹脂およびエナメルの無機被膜の両方が用いら れてきた。しかしながら、顔料添加ポリシロキサン樹脂が良好な特性プロファイ ルを示すのはそれらが有機溶媒中で用いられた時のみである。エナメルの無機被 膜は高い耐熱性を有することを特徴とする。しかしながら、それらは脆くかつそ れらが最終特性を達成するのは温度が>400℃の加熱乾燥を行った後のみであ ると言ったことが欠点になっている。この理由で、それらは必要な温度に到達す るまでは損傷を受け易くかつ特に輸送段階で容易に損傷を受け、その結果として 、多くの分野でエナメルを被膜として用いるのは不可能である。 今までに高い温度耐性(high−temperature−resista nt)系が達成されたのは、排他的に、溶媒を基とするシリコン樹脂をそれに任 意にシリコンオイルを流動調節剤または剥離剤として添加して使用した時のみで あった。相当する被膜は結合剤としての樹脂と、顔料と、添加剤(触媒、乳化剤 、流動調節剤など)といろいろな溶媒で構成されている。現在の水系は、特にそ れを室温で乾燥させた後の挙動に関して欠点を有する。更に、腐食保護が満足さ れず、硬度およびフィルム強度(結合強度)が不充分であり、乾燥時間があまり にも長く(スラリー)、そして貯蔵安定性が不充分であることも欠点である。 耐熱被膜は、主に、非常に多様な種類の物および装置、例えばサイレンサー( silencers)、炉、石油化学産業装置、装置品目のハウジング、燃焼プ ラントなどを保護する目的で用いられている。 耐熱被膜が満たすことが期待されている要求の例は、長期および周期的応力下 で600℃に及ぶ温度に耐えること、高い温度差に耐えること(ΔT耐性)、曲 げ強度が高いこと、色堅牢度を有すること、腐食の影響に耐えること、良好な乾 燥特性を示すこと、良好な接着性を示すこと、製造工程が簡単なこと(貯蔵安定 性が高いこと)、そして通常工程、例えばスプレー、ローラー、浸漬またははけ 塗りなどにおける取り扱い性および利用性が良好であることである。 高い温度耐性を示す腐食保護被膜は、例えば室温で乾燥を行った後に加熱乾燥 を行うことなどで製造されている。 今まで知られていた耐熱被膜用の混合物では、有機溶媒の使用をなくすことも 、相当してエナメルを最適にすることも、ポリシロキサンとエナメルを最適に組 み合わせることも不可能であった。 従って、本発明の目的は、ポリシロキサンを基としていてできるだけ有機溶媒 を含まない低溶媒量の安定なコーティング混合物であるが特に耐熱被膜として使 用可能でありかつ従来技術に比較して向上した特性プロファイルを示すことを特 徴とするコーティング混合物を提供することであった。 ここに、無水の状態で、 A)少なくとも1種のポリシロキサン、 B)少なくとも1種の反応性無機充填材、 C)溶融物としてフィルムを形成する少なくとも1種の無機材料、および D)任意に顔料および/または非反応性(unreactive)充填材、およ び E)少なくとも1種の反応性(オリゴ)シラン、 F)任意に触媒、および G)さらなる充填材、 を特定比率で含有させたコーティング混合物が従来技術に比較して卓越した特性 を示すことを見い出した。 従って、本発明は、無水の状態で、 A)少なくとも1種のポリシロキサンを20から40重量%、好適には20から 35重量%、特に好適には20から30重量%、 B)少なくとも1種の反応性無機充填材を2から30重量%、好適には2から2 0重量%、特に好適には2から15重量%、最も特に好適には2から10重量% および/または5から10重量%、 C)溶融物としてフィルムを形成する少なくとも1種の無機材料を5か ら50重量%、好適には20から40重量%、特に好適には20から35重量% 、最も特に好適には20から30重量%、 含有させ、そして任意に、 D)非反応性充填材および/または顔料または数種の充填材および/または顔料 から成る混合物を0から40重量%、好適には1から30重量%、特に好適には 3から20重量%、 E)少なくとも1種の反応性(オリゴ)シランを0.1から10重量%、好適に は0.5から5重量%、特に好適には1から3重量%、 F)少なくとも1種の触媒を0から1重量%、好適には0.01から0.5重量 %、特に好適には0.01から0.3重量%、および G)さらなる添加剤または数種の添加剤から成る混合物を0から5重量%、好適 には0.1から3重量%、 含有させてもよく、ここで、成分A)からG)の合計が100%である、コーテ ィング混合物を提供する。 本発明に従うコーティング混合物に入れるD)の含有量は好適には少なくとも 1重量%であり、F)の含有量は好適には少なくとも0.05重量%である。 本発明に従うコーティング混合物に入れる成分A)は、好適には水と一緒にか 或は水との混合物の状態で他の溶媒と一緒にエマルジョンを形成する少なくとも 1種のヒドロキシ官能性および/またはアルコキシ官能性ポリシロキサンである 。本発明の意味において、ポリシロキサン類の例は、ポリシロキサンとポリエス テル、ポリエーテルおよび/またはポリエポキシド(および/またはそれらの混 合物)のコポリマー類、並びに線状もしくは分枝オルガノポリシロキサン類であ る。好適には、ヨ ーロッパ特許出願公開第512 418号のコラム3の14−52行に記述され ている如きポリシロキサン樹脂または数種のポリシロキサン樹脂から成る混合物 を成分A)として用いる。特に好適なポリシロキサン樹脂は、一般式 [式中、 Rは、Si−C結合を伴う有機基いずれかを表す] で表される二官能構造要素の含有量が10−80重量%、好適には20−70重 量%、特に好適には35−60重量%のポリシロキサン樹脂である。 また、分枝ポリシロキサン類と線状ポリシロキサン類の組み合わせも特に好適 である。 成分A)を好適には水エマルジョンとして用いる。また、A)を有機溶媒に入 れて用いることも可能であるが、生態学的欠点を有する。 しかしながら、また、成分A)をいくつかの水エマルジョンの混合物として存 在させることも可能である。成分A)を水エマルジョンの形態で用いる場合のシ ロキサン含有量は、5から80重量%、好適には10から70重量%、特に好適 には20から60重量%の範囲である。しかしなから、成分A)に水に加えて任 意にさらなる溶媒を含めることも可能である。この場合、好適には、少なくとも 1種の乳化剤および/または流動添加剤、例えば増粘剤などを添加すべきである 。乳化剤としてはカチオン性乳化剤およびアニオン性乳化剤の両方が使用可能で ある。成 分A)をエマルジョンの形態で存在させる場合、これに乳化剤、増粘剤およびま た他の補助物質を0.5−15重量%、好適には1−6重量%、特に好適には1 .5−5重量%の量で含めてもよい。 また、成分A)に殺菌剤または殺菌・殺カビ剤をさらなる添加剤として0−5 重量%、好適には0−2重量%、特に好適には0−1重量%含めることも可能で ある。成分A)は高純度のポリシロキサン類および/または油状物の両方で構成 されていてもよく、そしてまたこれを水中の相当するエマルジョン形態、そして 水とさらなる溶媒の混合物中の相当するエマルジョン形態で存在させることも可 能である。また、成分A)に追加的に触媒を含めることも可能である。この触媒 の含有量は成分A)を基準にして1重量%以下であってもよく、通常の縮合用触 媒、例えば有機錫化合物、有機チタン化合物および有機アルミニウム化合物など が使用可能である。 本発明に従うコーティング混合物に入れる成分B)には、反応性基を有してい てそれ自身と反応しそして/または本発明に従う混合物に含める他の成分と反応 し得るあらゆる反応性無機化合物または有機基で修飾されている無機化合物が含 まれる。成分B)のいくつかの例は、シリカゾル、アルカリ水ガラス、ケイ酸エ ステル、オルガノシリコネート類(organosiliconates)、例 えばナトリウムメチルシリコネートなど、チタン酸エステル、アルミン酸塩、ジ ルコンアルミン酸塩、水酸化アルミニウム、そして有機的に修飾されていてこの 上で述べた用語の意味において反応性基を含む全種類の充填材、例えばエポキシ 、アミノまたは不飽和基を含む充填材であり、その例は石英、ガラス、タルク、 チョークである。用語「充填材」は、また、本発明に従う反応後に 固体状化合物および/または反応生成物として存在する物質も包含する。このよ うに、例えば液状のチタン酸エステルをコーティングの中に混合すると、これは 遊離体(educts)として作用し得る。 本発明に従うコーティング混合物に入れる反応性無機充填材B)は、好適には 、シリカゾルの形態のコロイド状シリカ、水溶液または固体形態のアルカリ水ガ ラス、アルキルシリコネート、水酸化アルミニウム、または上記化合物の混合物 である。ナトリウムもしくはカリウムのメチルシリコネートがアルキルシリコネ ートとして特に好適である。コロイド状シリカのSiO2含有量は好ましくは5 −60重量%であり、このSiO2含有量は好適には10−40重量%であり、 このSiO2含有量は特に好適には15−35重量%である。本発明の好適な態 様におけるB)は固体含有量が5から60重量%のコロイド状シリカゾルおよび /またはMe2O:SiO2[ここで、Me=Na、KまたはLi]のモル比が> 1.2であるナトリウム、カリウムまたはリチウムのアルカリ水ガラスである。 また、本発明の意味において反応性を示す無機充填材は、粉末形態の高温反応シ リカおよびシリカゾル形態のコロイド状シリカである。また、公知方法に従って シリカゾルの粒子に表面修飾を受けさせることも可能である。成分B)としては またドイツ特許第2 408 896号、米国特許第2 892 797号、米 国特許第2 574 902号、米国特許第2 457 971号、米国特許第 2 668 149号および米国特許第2 650 200号に記述されている 如き修飾シリカゾルも好適である。粒子サイズが5−100ナノメートルのシリ カゾルが特に好適であり、粒子サイズが10−30ナノメートルのシリカゾルが 最も特に好適である。 本発明に従うコーティング混合物に入れる成分C)は、溶融状態でフィルムを 形成する如何なる無機材料であってもよい。溶融状態でフィルムを形成する材料 (C)は、好適にはエナメルおよび/または低融点のガラスである。 本発明の意味において、下記の特別な組成(重量%)がエナメルC)として特 に好適である。 それらを10%以下の量の色付き酸化物(Fe23、CoO、CuO)および 10%以下の量の溶融活性(melt−active)物質、例えばSnO、B i23およびMoO3などと一緒に混合してもよい。 本発明の意味において、低融点ガラスおよび/またはエナメルの軟化点は60 0℃以下、好適には<550℃、特に好適には<440℃であるべきであるが2 00℃以上、好適には300℃以上、特に好適には350℃以上であるべきであ る。この低融点ガラスおよび/またはエナメ ルの熱膨張率は、加熱時に被膜が割れないように、金属基質の熱膨張率に適合し ているべきである。この低融点ガラスおよび/またはエナメルの熱膨張率は少な くとも380x10-7/K、好適には>400x10-7/K(20℃から400 ℃の範囲で立方的に測定)であるべきであるが、膨張率が550x10-7/Kを 越えるのはあまり好適でない。このガラスおよび/またはエナメルの製造、加工 そしてまた使用時に生理学的に容認されないか或は毒性のある低融点元素、例え ば鉛、カドミウムなどを用いるのはあまり好適でない。本発明に従うエナメルお よび/またはガラスの製造では、通常の市販エナメル原料、例えばボラックス( Na247x5H2O)、粉砕石英、ポリ燐酸ナトリウム、長石、ジルコン砂、 ホタル石、アルカリおよびアルカリ土類の炭酸塩、二酸化チタン、五酸化バナジ ウムなどと任意に色付き酸化物(Fe23、MnO、CoO、CuOなど)を1 100から1260℃の温度で溶融させた後、水冷ローラー上で急冷する。この ようにして生じさせたフレークを、次に、いろいろな製粉用添加剤を用いて乾式 もしくは湿式のいずれかで製粉した後、更に加工する。乾式製粉では製粉用補助 物質、例えばグリコール類、シリコンオイルなどが任意に使用可能である。 本発明の意味における成分D)は、好適には、顔料、酸化鉄および/またはマ イカである。成分D)として特に好適なものは、無機、有機および/または金属 物質またはそれらの混合物の形態における顔料または充填材、例えば酸化アルミ ニウム、マグネシウムおよびカルシウムの燐酸塩および/または炭酸塩、炭化物 、窒化物、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、二酸化チタン、炭化ケイ素 、酸化亜鉛、アルミニウムブロンズ、錫および亜鉛末、燐酸亜鉛、フタロシアニ ンブルー、いろい ろなスピネル類、カーボンブラック、グラファイトなどである。最も特に好適な D)は、熱安定性を示す無機顔料および/または少なくとも1種の無機充填材、 例えば酸化鉄、マイカおよび二酸化チタンなどである。 本発明の意味における成分E)には、好適には、(オリゴ)シラン類および/ またはそれの(部分)加水分解物および/またはいろいろな(オリゴ)シラン類 の混合物および/またはそれらの(部分)加水分解物が含まれる。これらを水溶 液および/またはエマルジョンまたは分散液の形態で存在させてもよい。成分E )が水に入っている溶液が最も特に好適である。官能性シラン類、例えばアミノ 基、エポキシおよび/またはヒドロキシル基を有するシラン類、例えば3−アミ ノプロピルトリスアルコキシシラン、エポキシプロピルトリスアルコキシシラン 、3−ヒドロキシプロピルトリスアルコキシシランなどの水溶性部分加水分解物 、およびカルボキシル基含有シラン類を、好適な成分E)として挙げることがで きる。 成分F)として、好適には、縮合反応を助長する触媒が考えられる。シラノー ル類におけるヒドロキシル基の反応を触媒しそして/またはシラノール類とアル コキシ−シラン基の反応を触媒する触媒、例えば錫の有機金属化合物などが特に 好適である。成分Fの典型的な例はジブチル錫ジラウレートまたはジブチル錫ジ オクトエートである。 また、成分G)も、ラッカーおよび塗料の製造で知られる如何なる添加剤であ ってもよく、例えば充填材および顔料、マイカ、ラッカー用添加剤、例えば分散 剤、流動調節剤、増粘剤、消泡剤、および他の補助物質、殺菌・殺カビ剤、殺菌 剤、安定剤、禁止剤および触媒などであってもよい。しかしながら、G)はまた ポリマーまたは数種ポリマーの混合 物、例えばセルロース、ポリエーテル、ポリアクリレート類、ポリウレタン類な ど、可塑剤、およびいろいろな無機樹脂であってもよい。 本発明に従うコーティング混合物には、また、有機、有機金属および/または 無機の腐食抑制剤、例えば燐酸誘導体、いろいろなアミン類、置換ベンゼントリ アゾール類、ニトロソフタル酸塩、Talmin、窒素の有機酸の亜鉛塩、例え ばAlcophor(商標)827(Henkel)、置換フェノールなど、或 はまた湿潤剤などを、成分G)として含めることも可能である。 本発明は、また、 − 少なくとも1種の成分B)を水分散液として2から30重量%、好適には2 から20重量%、特に好適には2から15重量%、最も特に好適には5から10 重量%供給し、 − 撹拌しながら湿潤剤「成分G)」を0から5重量%、好適には0.01から 0.5重量%、特に好適には0.1から0.3重量%、成分D)を0から40重 量%、好適には1から40重量%、特に好適には1から30重量%、最も特に好 適には3から20重量%、そして少なくとも1種の成分C)を5から50重量% 、好適には20から40重量%、特に好適には20から35重量%、最も特に好 適には20から30重量%入れた後、 − 撹拌を伴わせて、少なくとも1種の反応性(オリゴ)シロキサン[成分E) ]を0.1から10重量%、好適には0.5から10重量%、特に好適には1か ら10重量%、最も特に好適には1から3重量%加え、そして任意にさらなる成 分G)を加えてもよく、そして − 撹拌を伴わせて、少なくとも1種の成分A)を20から40重量%、 好適には20から35重量%、特に好適には20から30重量%、および成分F )を0から1重量%、好適には0.01から0.5重量%、特に好適には0.0 1から0.3重量%加え、そして任意に更に成分G)[成分G)全部の合計は0 から5%である]を加えてもよい、 ことで入手可能なコーティング混合物も提供する。 本発明はまた本発明に従うコーティング混合物を製造する方法も提供し、この 方法に従い、本発明に従う量で、 − 成分B)を水分散液として供給し、 − 成分B)の水分散液に、撹拌しながら、任意に湿潤剤を成分G)として入れ 、任意に非反応性無機顔料、充填材および少なくとも1種の成分C)を入れた後 、それらを好適には5から60分間混合し、 − 撹拌を伴わせて、成分E)を加え、そして任意に更に成分G)を加えた後、 撹拌を伴わせて、少なくとも1種の成分A)そして任意に成分F)ばかりでなく 任意に更に成分G)[成分G)全部の合計は0から5重量%である]を計量して 加えてもよい。 本発明に従う方法を用いて上記コーティング混合物を製造するのが特に好適で ある。本方法を用いると、本発明に従う被膜の特性およびこの被膜を製造する元 のラッカー/塗料の品質の両方が向上する。 本発明の特に好適な態様では、本発明に従う量で、 1)シリカの水ゾルを成分B)として供給した後、 2)撹拌を伴わせて、下記の順で、湿潤剤[成分G)]、非反応性無機顔料[成 分D)]および成分C)を加えた後、5から60分間、好適には10から30分 間、強力に分散させた後、 3)撹拌を伴わせて、3−アミノプロピルトリスエトキシシランを含む 反応性(オリゴ)シラン[成分E)]そして任意に更に成分G)を加えて、5か ら60分間、好適には10から30分間分散させ、そして 4)最後に、成分A)そして任意に触媒[成分F)]および任意に更に成分G) [成分G)全部の合計は0から5重量%である]を加えた後、5から60分間、 好適には10から30分間撹拌する。 成分A)からF)を含有させた分散液を製造する時、ラッカーの製造で用いら れる方法、例えばボールミルおよび他の強力混合方法を用いるのが好適である。 本コーティング混合物の製造では、いろいろな補助物質、特に分散剤、例えばポ リアクリル酸誘導体、ポリホスフェート類、ホスホノカルボン酸誘導体などを用 いるのが好適である。本発明に従うコーティング系およびそれらの成分を安定に しかつ沈降が起こらないようにする目的で、いろいろな有機および無機化合物、 例えばベントナイト、セルロース類、ポリアクリレート類またはポリウレタン増 粘剤などを用いることも可能である。 本発明に従う混合物を入れた分散液は、固体を20−90重量%、好適には4 0−80重量%、特に好適には50−70重量%含有する。水相に任意に有機溶 媒を含めることも可能である。 本発明はまた本発明に従うコーティング混合物から被膜を製造する方法も提供 し、ここでは、本コーティング混合物を被覆すべき材料に塗布し、任意に予備乾 燥を室温で行った後、150から750℃、好適には150から700℃の温度 に1から120分間さらす。本コーティング混合物を好適には水分散液の形態で 用いる。 その被覆すべき材料としては、本質的に全ての耐熱性物質、例えば鋼、アルミ ニウム、そしてまた他の金属およびそれらの合金、エナメル被覆 材料および金属被覆鋼などが使用可能である。このような材料は、種類および用 途分野に応じて、前処理の有り無しで使用可能である。如何なる前処理もあらゆ る公知方法、例えば研磨剤吹き付け処理などで実施されてもよい。 本発明に従うコーティング混合物を好適には噴霧、浸漬、ローラーおよびはけ 塗り方法で固体状基質に塗布する。このようにして、要求に従い、フィルム厚が 5−300μm、好適には10−150μm、特に好適には15−75μmの被 膜を生じさせることができる。 また、この塗布したコーティング混合物の予備乾燥をより高い温度で行うこと も可能である。このコーティング混合物の予備乾燥を室温で行うと、それは固体 状基質上の被膜として既に輸送、歪みおよび他の様式で取り扱うに充分な機械的 強度を有しているが、最終使用(applicational)特性が達成され るのは熱処理を行った後のみである。この場合、実施温度を高くすればするほど 処理時間が短くなるか、或は同様な様式で、温度を低くして処理時間を長くする ことも可能である。好適な温度範囲は150から700℃、好適には200から 600℃である。熱処理時間は1から120分、好適には5−60分であり得る 。 本発明はまた本発明に従うコーティング混合物を炉、サイレンサー、産業プラ ント、および熱にさらされるあらゆる種類の物を耐熱被覆する目的で用いること も提供する。この耐熱被膜は、それの原料をそれらが温度範囲に応じていろいろ な度合で一緒に反応し得るような様式で選択していることから、前以て熱処理を しておくか否かに応じて柔らかいフィルムから非常に堅いフィルムを与え、そし てこの耐熱被膜は特性に関する限り使用した原料の特性とは基本的に異なる。生 じる被膜の特性プロ ファイルは、選択する温度にかなり依存する。従って、温度を基礎にして各用途 分野の注文に合った被膜を製造することができる。 本発明に従う被膜は、以下に示す実施例で実証するように、主に曲げ、温度お よび温度差に対して高い耐性を示しかつ腐食に対して高い耐性を示すことを特徴 とする。 実施例 本実施例では以下に示す物質を用いる。 I) ポリシロキサン類として: Ia) 約12,000の平均分子量を有していて平均組成T210234で表 されるヒドロキシ官能のメチルシリコン樹脂が47%入っている水エマルジョン II) 反応性無機充填材として: IIa) BET表面積が100m2/gのコロイド状シリカが30%入って いるpH値が10の水懸濁液 III) ナメルとして: IIIa) VP−AI 61−1167M:エナメルフリット、Messr s Email Brugge IIIb) AT 6115(商標):エナメルフリット、Mess IV) 顔料として: IVa) Bayferrox 303T(商標):黒色酸化鉄、Messr s Bayer AG IVb) Echtschwarz(商標):黒色スピネル、Messrs Bayer AG V) (オリゴ)シランとして: Va) アミノプロピルトリスエトキシシラン、水中20% VI) 触媒として: VIa) ジブチル錫ジラウレートの10%水エマルジョン VII) 液化剤(liquefier)として: VIIa) Bayhibit S(商標):三官能ホスホノカルボン酸のナ トリウム塩、Messrs Bayer AG比較実施例1 コーティング材料製造仕様(量に関しては表1を参照、試験結果に関しては表 2を参照)。 水を供給し、撹拌を伴わせて、成分IIIb、IVaおよびIVbを加えた後 、ジソルバー(dissolver)を約1000rpmで用いて撹拌を行う。 次に、成分VIIを加えた後、撹拌を1800rpmで60分間継続する。次に 、この水スラリーを、前以て混合しておいた成分IとIIaに加える。次に、こ の混合物を1800rpmで10分間撹拌する。実施例1a (本発明に従う) 表1に示す組成を用いる以外は比較実施例1と同じ製造方法;試験結果に関し ては表2を参照のこと。実施例2aから2g 本発明に従うコーティング材料の一般的製造仕様(量に関しては表1を参照、 試験結果に関しては表2を参照)。 1)成分IIaを供給した後 2)撹拌を伴わせて、下記の順で成分VII、成分IVおよび成分II Iを加えた後、約3000rpmで20分間強力に分散させ、 3)次に、撹拌を伴わせて、成分IIbを加えて20分間分散させ、 4)最後に成分Iおよび成分VIを加えて撹拌を20分間継続する。 *比較実施例 耐熱被膜の評価に関する測定変数および試験条件: 温度応力: 測定変数は指定温度で指定時間熱処理した後に割れたフィルムの分率(%)で ある。 温度衝撃試験: 被覆して前以て乾燥させておいたパネルを600℃の温度に1時間さらした後 、20℃の冷水で直接急冷する。測定変数:割れたフィルムの分率(%)。 塩噴霧試験: 測定変数:DIN 53 210に従う錆値;熱処理後に既に割れた領域を示 した比較実施例および他の被膜に関しては試験を行わなかった。測定値は下記の 意味を有する:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),JP,KR,US (72)発明者 マツアネク,ヤン ドイツ連邦共和国デー−51061ケルン・ハ ーフアーカンプ2 (72)発明者 ケスラー,カール−ハインツ ドイツ連邦共和国デー−51467ベルギツシ ユグラートバツハ・イムプラツケンブルフ 26アー (72)発明者 バグナー,ゲプハルト ドイツ連邦共和国デー−51519オーデンタ ール・アカーシユトラーセ31

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. コーティング混合物であって、無水の状態で、 A)少なくとも1種のポリシロキサンを20から40重量%、 B)少なくとも1種の反応性無機充填材を2から30重量%、 C)溶融物としてフィルムを形成する少なくとも1種の無機材料を5から50重 量%、 含有させ、そして任意に、 D)顔料および/または非反応性充填材または数種の非反応性充填材および/ま たは顔料から成る混合物を0から40重量%、 E)少なくとも1種の反応性(オリゴ)シランを0.1から10重量%、 F)少なくとも1種の触媒を0から1重量%、および G)さらなる添加剤または数種の添加剤から成る混合物を0から5重量%、 含有させてもよく、ここで、成分A)からG)の合計が100%である、コーテ ィング混合物。 2. 成分A)が水と一緒にか或は水との混合物の状態で他の溶媒と一緒にエ マルジョンを形成する少なくとも1種のヒドロキシ官能性および/またはアルコ キシ官能性ポリシロキサンであることを特徴とする請求の範囲第1項記載のコー ティング混合物。 3. 該反応性無機充填材B)がシリカゾルの形態のコロイド状シリカ、水溶 液または固体形態のアルカリ水ガラス、アルキルシリコネート、水酸化アルミニ ウム、または上記化合物の混合物であることを特徴とする請求の範囲第1から2 項のいずれか1項記載のコーティング混合物。 4. 該反応性無機充填材B)が固体含有量が5から60重量%のコ ロイド状シリカゾルおよび/またはMe2O:SiO2比が>1.2のアルカリ水 ガラスであることを特徴とする請求の範囲第1から3項のいずれか1項記載のコ ーティング混合物。 5. 溶融物としてフィルムを形成する無機材料C)が少なくとも1種のエナ メルおよび/または少なくとも1種の低融点ガラスであることを特徴とする請求 の範囲第1から4項のいずれか1項記載のコーティング混合物。 6. 該反応性(オリゴ)シランE)が3−アミノプロピル−、1,2−エポ キシプロピルおよび/または3−ヒドロキシプロピルトリスアルコキシシランの (部分)加水分解物であることを特徴とする請求の範囲第1から5項のいずれか 1項記載のコーティング混合物。 7. 該さらなる添加剤G)が好適には顔料、酸化鉄および/またはマイカで あることを特徴とする請求の範囲第1から6項のいずれか1項記載のコーティン グ混合物。 8. F)の含有量が少なくとも0.05重量%であることを特徴とする請求 の範囲第1から7項のいずれか1項記載のコーティング混合物。 9. 請求の範囲第1項記載のコーティング混合物であって、 − 少なくとも1種の成分B)を水分散液として2から30重量%供給し、 − 撹拌を伴わせて、撹拌しながら成分G)としての湿潤剤を0から5重量%、 成分D)を0から40重量%および少なくとも1種の成分C)を5から50重量 %入れた後、好適には撹拌を5から60分間行い、 − 次に、撹拌を伴わせて、少なくとも1種の成分E)を0.1から10重量% 加え、そして任意に更に成分G)を加えてもよく、そして − 撹拌を伴わせて、少なくとも1種の成分A)を20から40重量%および成 分F)を0から1重量%加え、そして任意に更に成分G)を成分G)全部の合計 が0から5%になるように加えてもよい、 ことで入手可能なコーティング混合物。 10. 請求の範囲第1項記載のコーティング混合物を製造する方法であって 、 − 少なくとも1種の成分B)を水分散液として2から30重量%供給し、 − 成分B)の水分散液に、撹拌しながら、湿潤剤を0から5重量%、成分D) を0から40重量%および少なくとも1種の成分C)を5から50重量%入れ、 − 撹拌を伴わせて、少なくとも1種の成分E)を0.1から1重量%加え、そ して任意に更に成分G)を加えてもよく、そして − 次に、撹拌を伴わせて、少なくとも1種の成分A)を20から40重量%お よび成分F)を0から1重量%計量して加え、そして成分G)を成分G)全部の 合計が0から5重量%になるように計量して加える、ことを特徴とする方法。 11. 請求の範囲第1から9項のいずれか1項記載のコーティング混合物か ら被膜を製造する方法であって、該混合物を被覆すべき材料に塗布し、任意に前 以て室温で乾燥させた後、150から750℃の温度に1から120分間さらす ことを特徴とする方法。 12. 炉、サイレンサー、産業プラント、および熱にさらされるあらゆる種 類の物を耐熱被覆するための請求の範囲第1から9項のいずれか1項記載コーテ ィング混合物の使用。
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