JPH1151111A - 制振装置 - Google Patents
制振装置Info
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- JPH1151111A JPH1151111A JP20929797A JP20929797A JPH1151111A JP H1151111 A JPH1151111 A JP H1151111A JP 20929797 A JP20929797 A JP 20929797A JP 20929797 A JP20929797 A JP 20929797A JP H1151111 A JPH1151111 A JP H1151111A
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Abstract
対して、いずれの方向の振動についても効率よく減衰で
き、かつ、コンパクトな制振構造とした制振装置を提供
する。 【解決手段】 建造物1に吊り下げロッド2を介してフ
レーム3を揺動自在に吊り下げるとともに、フレーム3
を建造物1の間には、建造物1の固有周期の長周期の方
向にはダンパ4を、短周期の方向にダンパ5を、それぞ
れ介装し、さらに、フレーム3上には可動マス7をレー
ル6および車輪8を介して長周期の方向にのみ移動自在
に設けるとともに、フレーム3に固定したステー11と
可動マス7の間にバネ9およびダンパ10を設けた。
Description
物の振動を減衰する制振装置に関する。
ば特開平4−16680号公報、実開平4−10875
6号公報、特開平7−286640号公報などによって
提案されているものがある。
パを吊り構造によって支持し、吊り構造による振動系と
液柱管の振動系とにより、液柱管だけの固有周期よりも
長い固有周期を実現し、長周期の揺れに対応するもので
ある。
つけた振り子の支持部を積層ゴムなどバネ機構で支持
し、振り子だけの場合よりも長い固有周期となるように
している。
の揺れに対し、制振用の振り子などが短いストロークで
あっても対応可能として、構造の小型化をねらってい
る。
上にもうひとつの振り子を載せ、これにより低次と高次
の2つの振動モードに対する制振効果を生じさせてい
る。
装置にあっては、いずれもが、構造物の固有周期に関し
て、構造物の形状などに起因しての振動方向による固有
周期の相違については論じていない。
て)などを除くと、二次元方向(水平面)の異なる方向
からの揺れに関し、いずれについても等価な固有周期を
もっているわけではない。すなわち、構造物の断面形状
が縦横方向で異なったり、また構造物の内部構造が縦横
方向に対称でないこと等によって、構造物は異なる方向
には異なる値の固有周期を持つことがある。
制振モードをもつように設計されるが、このように縦横
で固有周期の異なる場合には、一つの制振装置によって
いずれの方向の振動をも効果的に減衰することはできな
い。
を目的とする。すなわち、縦横方向で振動の固有周期の
異なる建造物に対して、いずれの方向の振動についても
効率よく減衰でき、かつ、コンパクトな制振構造とした
制振装置を提供する。
対してほぼ水平に二次元方向に移動自由に第1のマスを
吊り下げる吊り下げ部材と、構造物の固有周期の長い方
向と短い方向とに対応して第1のマスについて互いに直
交する方向にそれぞれ配置した減衰要素と、第1のマス
に対して前記長周期方向にのみ移動する第2のマスと、
この第2のマスの移動方向に配置した減衰要素とバネ要
素とを備える。
が前記固有周期のうち短周期に対応して設定される。
が第1のマスと第2のマスとの間に介装される。
が第2のマスと構造物との間に介装される。
がダンパである。
のうち少なくとも一つが振動に対応して伸縮作動するア
クチュエータである。
が振動に対応して伸縮作動するアクチュエータである。
吊り下げロッドまたはワイヤであり、第1のマスがこれ
ら吊り下げロッドまたはワイヤによりほぼ水平に吊り下
げられるフレームで構成され、このフレームの上面には
第2のマスとして一方向にのみ往復移動し得るよう可動
マスが案内手段を介して支持されている。
設けたレールで、このレールにより可動マスが車輪を介
して移動自在に設けられる。
動マスが多段積層ゴムによりフレームに対して相対変位
可能に支持されている。
は、建造物の短周期の振動に対応して吊り下げ部材の長
さを設定し、長周期の振動に対しては、第1のマスに対
して相対的に移動する第2のマスおよび減衰要素とバネ
要素とにより対応する。
振動、つまり短周期と長周期の振動に対しても、効果的
に減衰できる。しかも、吊り下げ部材は短周期の振動に
対応させることで、長周期の振動に対応させる場合に比
べて有効長を短縮でき、全体の小型化が可能となる。
減衰要素が介装され、減衰要素を小型にできる。
間に減衰要素が介装され、第2のマスの重量と減衰特性
とにより、振動周波数の低減範囲が調整できる。
め、構造が簡単で低コストに設備することができる。
入力振動に対応して伸縮作動するアクチュエータとする
ことで、アクティブな制振動作が得られ、振動の減衰特
性が向上する。
またはワイヤによって支持したフレームに、可動マスが
一方向に相対移動するように載置され、これにより簡単
な構成でもって、建造物に作用する縦横方向の振動を効
率よく減衰できる。
明の実施の形態について説明する。
ての板状のフレーム3は、建造物1から垂下する4本の
吊り下げロッド2の下端に四隅を支持され、ほぼ水平に
吊り下げられるとともに、ほぼ水平のいずれの方向にも
移動自在となっている。さらに、このフレーム3は、互
いに直交する方向にほぼ水平に配置した第1のダンパ5
と第2のダンパ4により、側方から建造物1に対して支
持される。なお、これらのダンパ4、5の両端部は、そ
れぞれ自在型継ぎ手12、13を介して連結される。
造物1に作用する互いに直交する方向(X方向およびY
方向)からの揺れに対して、短周期の揺れ(Y方向の揺
れ)を吸収するのに必要な有効長となるように設定され
る。つまり、第1のマスとしてのフレーム3を吊り下げ
た吊り下げロッド2の長さLが、建造物1の短周期の振
動と共振する長さに決められる。
は、吊り下げロッド2とフレーム3とこれをY方向から
支持する第1のダンパ5とで第1の振動系が構成され、
この第1の振動系によって建造物1の短周期の振動が吸
収される。しかしながら、建造物1は縦横方向の長さが
異なり、縦方向と横方向にそれぞれ直角な方向からの振
動に対して、それぞれ異なる固有周期をもって振動す
る。したがって、第1の振動系(吊り下げロッド2およ
びフレーム3とダンパ5)は、建造物1の短周期の振動
を吸収するには適当であっても、これと直交する方向
(X方向)からの長周期の振動を吸収するには、ロッド
2の長さが足りない。
に延びる一対のレール6が設けられ、このレール6には
第2のマスとしての可動マス7が車輪8を介して移動自
在に載置される。すなわち、可動マス7は長周期の振動
方向(X方向)には相対移動するが、これと直交する短
周期の振動方向(Y方向)には移動不能となっている。
また、この可動マス7の移動方向には、互いに並列に配
置されたバネ9と第3のダンパ10とが、一端を可動マ
ス7に、他端をフレーム3に設けたステー11に、それ
ぞれ連結して設けられる。なお、ダンパ10の両端部の
連結は自在型継ぎ手14を介してなされる。
10とはダイナミックダンパを構成し、このダイナミッ
クダンパとフレーム3をX方向から支持する第2のダン
パ4とで第2の振動系が構成される。この第2の振動系
によって上記した吊り下げロッド2とフレーム3により
適応しきれない長周期の振動を吸収されるように、必要
な諸元、すなわち可動マス7の質量m2、バネ9のバネ
定数k2、ダンパ10の減衰特性c2が設定される。
単に説明する。フレーム3を吊り下げロッド2で吊した
振り子は、吊り下げロッド2の振れ角θが微小であると
きには、バネ定数k1の等価バネに置き換えて考えるこ
とができる。このバネ定数k1は、 k1=(m1+m2)g/L …(1) となる。ここで、m1はフレーム3の重さ、m2は可動マ
ス7の重さ、gは重力定数、Lは吊り下げロッド2の長
さである。
と可動マス7の絶対変位をそれぞれx1、x2とすると、
制振装置のX方向(長周期の振動方向)での運動方程式
は、
や風などの外力を受けて運動することにより、ダンパ5
や吊り下げロッド2を介してフレーム3に作用する力で
ある。この式(2)、(3)の運動方程式を、ラプラス
変換して解くと、 x1/(F/k1)=n(s)/d(s)=G1(s) …(4) が、第2の振動系のX方向の周波数特性を示す式として
得られる。ここで、 n(s)=m2k1s2+c2k1s+k1k2 …(5) d(s)=m1m2s4+[m1c1+m2(c1+c2)]s3+[m1k2+m2(k1 +k2)+c1c2]s2+(c1k1+c2k2)s+k1k2 …(6) である。
るように、フレーム3の重さm1、可動マス7の重さ
m2、吊り下げロッド2の長さL(したがって等価バネ
定数k2)が決まっているものとして、可動マス7の質
量m2、バネ9のバネ定数k2、ダンパ10の減衰特性c
2を決めて行けばよい。
ると、建造物1はその入力方向に振動するが、本発明
は、建造物1が最も大きく振動する建造物1の固有振動
数の周期(固有周期)の振動を抑制する。具体的には、
建造物1は縦横方向(X方向、Y方向)に、それぞれ長
周期と短周期の固有振動数の周期(固有周期)を持つの
で、この長周期と短周期の両方を抑制する必要がある。
物1に吊り下げられたフレーム3とこれをY方向(短周
期の方向)に支持するダンパ5からなる第1の振動系の
固有周期は、建造物1のY方向の固有周期と一致してい
る。したがって、フレーム3は建造物1のY方向の振動
に共振して揺られ、この振動エネルギーをダンパ5で吸
収することにより、建造物1の振動が有効に吸収され
る。
造物1の長周期の方向(X方向)に移動可能に可動マス
7が設けられ、この可動マス7と、バネ9と、ダンパ1
0と、フレーム3と、フレーム3をX方向から支持する
ダンパ4と、吊りロッド2とで構成される振動系の固有
周期が、建造物1の長周期の固有周期(X方向の固有周
期)と一致している。したがって、本発明によれば、建
造物1の長周期の振動についても、この建造物1のX方
向の長周期の振動に共振する第2の振動系により、振動
のエネルギーがダンパ4およびダンパ10により有効に
吸収される。
対する建造物1の変位の周波数特性を示すグラフを示
す。図8は本発明の制振装置を適用した場合であり、図
9に示す制振装置を用いない場合に比べて、共振点Aで
の振動が抑制できていることが分かる。
方向と横方向で対称な形状をしておらず、縦横方向で異
なる固有周期をもっている場合でも、制振装置に長周期
の方向と短周期の方向のそれぞれに対応して固有周期を
設定できるので、建造物1の振動はいずれの方向につい
ても有効に吸収できる。
周期の振動に対応した長さLとされ、長周期の振動には
フレーム3とこのフレーム3上に設けられた可動マス
7、バネ9およびダンパ10の合成の振動系で対応する
ようになっているので、吊り下げロッド2の有効長は長
周期に対応させた場合に比べて短縮でき、制振装置全体
の小型化を図ることができる。
す。
可動マス7の振動を減衰するダンパ10を、可動マス7
と建造物1との間に設けるようにしており、これ以外の
構成は、図1、図2に示した実施の形態と共通の構成と
なっている。これによっても、図1、図2に示した実施
の形態と同様に、建造物1の長周期と短周期の振動をい
ずれも有効に減衰できるとともに、制振装置をコンパク
トに構成でき、さらに、ダンパ10の設置位置を可動マ
ス7とステー11の間に限定した場合に比べて、振動周
波数の低減範囲の調整の自由度が高められる。
の形態を示す。
図1、図2に示した実施の形態に比較して、ダンパ4お
よびダンパ10の代わりに、アクチュエータ15および
アクチュエータ16が備えられている。すなわち、この
実施の形態では、図1、図2に示した実施の形態のよう
にパッシブタイプとは異なり、制振装置はアクチュエー
タ15およびアクチュエータ16によりアクティブな制
振、すなわち、振動の入力波を検出し、この検出された
入力波に対応して振動を打ち消す方向にアクチュエータ
15、16を駆動することができ、建造物1の振動の減
衰特性が向上する。また、この場合も、制振装置は、建
造物1の長周期と短周期のいずれにも対応することがで
き、また、装置全体の小型化を図ることができる。
エータ16を建造物1と可動マス7との間に設けた実施
の形態を採用することもできる。これによっても、図
4、図5の実施の形態と同様な作用および効果が得ら
れ、さらに、アクチュエータ16の設置位置を可動マス
7とステー11の間に限定した場合に比べて、振動周波
数の低減範囲の調整の自由度を高めることができる。
を示す。
図1、図2に示した実施の形態に比較して、ダンパ4お
よびダンパ5の代わりに、アクチュエータ17およびア
クチュエータ16が備えられる。なお、この実施の形態
の正面図は、図5と同様であるので省略する。この実施
の形態においても、図4、図5に示した実施の形態と同
様に、アクティブな制振を行うことが可能となる。
は、可動マス7は、レール6および車輪8を介してフレ
ーム3上に設置されたが、多段積層ゴムによりフレーム
に対して相対変位可能に支持するようにしてもよい。
る。
る。
る。
数特性を示す特性図である。
造物の変位の周波数特性を示す特性図である。
Claims (10)
- 【請求項1】構造物に対してほぼ水平に二次元方向に移
動自由に第1のマスを吊り下げる吊り下げ部材と、構造
物の固有周期の長い方向と短い方向とに対応して第1の
マスについて互いに直交する方向にそれぞれ配置した減
衰要素と、第1のマスに対して前記長周期方向にのみ移
動する第2のマスと、この第2のマスの移動方向に配置
した減衰要素とバネ要素とを備えたことを特徴とする制
振装置。 - 【請求項2】前記吊り下げ部材の有効長が前記固有周期
のうち短周期に対応して設定されることを特徴とする請
求項1に記載の制振装置。 - 【請求項3】前記第2のマスの減衰要素が第1のマスと
第2のマスとの間に介装されることを特徴とする請求項
1または請求項2に記載の制振装置。 - 【請求項4】前記第2のマスの減衰要素が第2のマスと
構造物との間に介装されることを特徴とする請求項1ま
たは請求項2に記載の制振装置。 - 【請求項5】前記第1のマスの減衰要素がダンパである
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つ
に記載の制振装置。 - 【請求項6】前記第1のマスの減衰要素のうち少なくと
も一つが振動に対応して伸縮作動するアクチュエータで
あることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか
一つに記載の制振装置。 - 【請求項7】前記第2のマスの減衰要素が振動に対応し
て伸縮作動するアクチュエータであることを特徴とする
請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の制振装
置。 - 【請求項8】前記吊り下げ部材が複数の吊り下げロッド
またはワイヤであり、第1のマスがこれら吊り下げロッ
ドまたはワイヤによりほぼ水平に吊り下げられるフレー
ムで構成され、このフレームの上面には第2のマスとし
て一方向にのみ往復移動し得るよう可動マスが案内手段
を介して支持されていることを特徴とする請求項1から
請求項7のいずれか一つに記載の制振装置。 - 【請求項9】前記案内手段がフレームに設けたレール
で、このレールにより可動マスが車輪を介して移動自在
に設けられることを特徴とする請求項8に記載の制振装
置。 - 【請求項10】前記案内手段として、可動マスが多段積
層ゴムによりフレームに対して相対変位可能に支持され
ている請求項8に記載の制振装置。
Priority Applications (1)
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1997
- 1997-08-04 JP JP20929797A patent/JP3732314B2/ja not_active Expired - Fee Related
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