【発明の詳細な説明】
酸化染料
本発明は、選択した第一中間体(Entwickler)組み合わせを含有する、ケラチ
ン繊維染色用の酸化染料に関する。
いわゆる酸化染料は、色の純度が高く、耐久性が良好である故に、ケラチン繊
維(とりわけ人毛)の染色において重要な役割を担っている。酸化染料は、酸化
染料前駆物質、いわゆる第一中間体および第二中間体(Kuppler)を含有する。
第一中間体どうし、または第一中間体と1種もしくはそれ以上の第二中間体とが
、酸化剤または空気中の酸素の存在下にカップリングして、実際の染料を生成す
る。
良好な酸化染料前駆物質は、とりわけ次のような条件を満足することが求めら
れる: 酸化カップリング反応によって、充分な純度および耐久性を有する所望の
色調を生成しなければならない。更に、顕著なムラ無く、繊維に容易に吸収され
なければならず、特に人毛の場合、傷んだ毛髪と新しい再生毛髪との間にムラが
あってはならない(均染性)。光、熱、および化学的還元剤(例えばパーマネント
ウェーブローション)に対し、抵抗性でなければならない。また、染毛に使用す
る場合には、過度に頭皮を染めてはならず、とりわけ毒物学的および皮膚科学的
に安全であるべきである。
通例用いられる第一中間体は、遊離または置換ヒドロキシまたはアミノ基をパ
ラまたはオルト位に更に有する第一級芳香族アミン、ジアミノピリジン誘導体、
複素環ヒドラゾン、4−アミノピラゾロン誘導体、並びに2,4,5,6−テトラ
アミノピリミジンおよびその誘導体である。
その例は、例えば、p−トルイレンジアミン、2,4,5,6−テトラアミノピリ
ミジン、p−アミノフェノール、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−p−フ
ェニレンジアミン、2−(2,5−ジアミノフェニル)−エタノール、2−(2,5
−ジアミノフェノキシ)−エタノール、1−フェニル−3−カルボキシアミド−
4−アミノ−5−ピラゾロンおよび4−アミノ−3−メチルフェノール、2−ヒ
ドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、2,4−ジヒドロキシ−5,6−ジ
アミノピリミジンおよび2,5,6−トリアミノヒドロキシピリミジンである。
通例用いられる第二中間体は、m−フェニレンジアミン誘導体、ナフトール、
レゾルシノールおよびレゾルシノール誘導体、ピラゾロン、m−アミノフェノー
ル並びにピリジン誘導体である。特に適当な第二中間体は、α−ナフトール、ピ
ロガロール、1,5−、2,7−および1,7−ジヒドロキシナフタレン、5−ア
ミノ−2−メチルフェノール、m−アミノフェノール、レゾルシノール、レゾル
シノールモノメチルエーテル、m−フェニレンジアミン、1−フェニル−3−メ
チル−5−ピラゾロン、2,4−ジクロロ−3−アミノフェノール、1,3−ビス
−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン、2−クロロレゾルシノール、2−
クロロ−6−メチル−3−アミノフェノール、2−メチルレゾルシノール、2,
6−ジヒドロキシピリジン、並びに2,6−ジアミノピリジンである。
und Waschmittelから出版されているColipa-Listeを特に参照されたい。
ある種の第一中間体は、種々の第二中間体と組み合わせることにより、広範な
な色調を生成し得る。しかし、第一中間体を1種のみ使用した場合は、広範な自
然な色調を得られないことがしばしばである。そこで、実際には、自然に見える
色1種を得るのに、種々の第一中間体および第二中間体を組み合わせて使用しな
ければならない。すなわち、新しい改善された第一中間体/第二中間体組み合わ
せが、常に必要とされている。このことは、赤色域に特に当てはまる。赤色域の
色を生成する従来の染料は、摩擦耐久性、均染性、並びにコールドウェービング
および洗浄に対する抵抗性に関して、充分満足できないことがしばしばであった
。
すなわち、本発明の課題は、新規第一中間体組み合わせ、および適当な第二中
間体であって、酸化染料前駆物質の条件を高度に満足し得るものを提供すること
であった。
驚くべきことに、既知の第一中間体の選択した組み合わせ(特に、やはり既知
のある種の第二中間体と組み合わせたもの)は、光、洗浄および摩擦に対する耐
久性並びに均染性が特に高い高純度の色、とりわけ赤および橙色域の色をもたら
すということがわかった。
本発明は、水含有担体中に第一中間体および第二中間体を含有する、ケラチン
繊維染色用の酸化染料であって、第一中間体として、ピリミジン環上にアミノ置
換基2〜4個およびヒドロキシ置換基0〜2個を有するピリミジン誘導体少なく
とも1種と、1−(2’−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼンおよ
び/または2−(2’−ヒドロキシエチルアミノ)−5−アミノトルエンとの組
み合わせを含有する酸化染料に関する。
本発明において、ケラチン繊維は、毛皮、羊毛、羽毛、および特に人毛を包含
すると理解される。本発明の酸化染料はケラチン繊維の染色に特に適当であるが
、基本的に、他の分野(特にカラー写真)における使用を妨げるものではない。
本発明の酸化染料中に、第一中間体として、アミノ置換基2〜4個およびヒド
ロキシ置換基0〜2個をピリミジン環上に有するピリミジン誘導体を使用する。
そのようなピリミジン誘導体、例えば2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、
2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、4−ヒドロキシ−2,5,6
−トリアミノピリミジンおよび2,4−ジヒドロキシ−5,6−ジアミノピリミジ
ンは、当業者に知られた化合物である。そのような化合物を開示した多くの文献
の例として、DE−OS2359399、および Kh.Schrader、“Grundlagen
ルク)、第2版を挙げる。
とりわけ、そのような化合物の製法を開示したDE−OS2359399を参
照されたい。
特に好ましいピリミジン誘導体(単独で使用しても、組み合わせて使用しても
よい)は、2,4,5,6−テトラアミノピリミジンおよび4−ヒドロキシ−2,5
,6−トリアミノピリミジンである。
成分1−(2’−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼンに関しては
、DE−A13917304の開示を特に参照されたい。該文献には、この化合
物が2−(2,5−ジアミノフェニル)−エタノールの名称で記載されており、
染毛剤中におけるその使用も開示されている。
成分2−(2’−ヒドロキシエチルアミノ)−5−アミノトルエンに関しては
、DE−C14301663の開示を特に参照されたい。
しかし、いずれの文献にも、本発明による組み合わせについての記載は無い。
本発明の製剤が含有する第一および第二中間体は、遊離塩基として使用しても
、その無機または有機塩(例えば塩酸塩、硫酸塩および臭化水素酸塩)の形態で使
用してもよい。
更に、本発明の製剤が下記式(I)で示されるm−アミノフェノール化合物を
第二中間体として含有する場合、特に好ましい性質を示す色が得られることがわ
かった:
[式中、R1は水素、メチル基、エチル基または炭素数2もしくは3のヒドロキ
シアルキル基であり、R2およびR3はそれぞれ水素または塩素である。]。
特に適当な式(I)で示される第二中間体は、2−メチル−5−アミノフェノ
ール、2−メチル−5−β−ヒドロキシエチルアミノフェノールおよび3−アミ
ノ−2−クロロ−6−メチルフェノールである。
式(I)で示される第二中間体に加えて、ある種の他の第二中間体をも含有す
る製剤も、非常に良好な染色結果をもたらす。そのような更なる第二中間体は、
・レゾルシノールおよびレゾルシノール誘導体、
・OH基を少なくとも1個有するナフタレン誘導体、並びに
・C1-4アルキル基少なくとも1個およびヒドロキシ基少なくとも1個を有す
るピリジン誘導体
から選択することが好ましい。
更なる第二中間体の特に適当なものは、レゾルシノール、2−メチルレゾルシ
ノール、5−メチルレゾルシノール、2,5−ジメチルレゾルシノール、4−ク
ロロレゾルシノール、1,5−、1,7−および2,7−ジヒドロキシナフタレン
、並びに2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジンである。
本発明の染毛料は、第一中間体および第二中間体のいずれも、酸化染料全体に
対して好ましくは0.01〜20重量%、より好ましくは0.5〜5重量%の量で
含有する。通例、第一中間体と第二中間体とを、実質的に等モル量で使用する。
第一および第二中間体が等モル量であることが望ましいとわかっているが、いず
れかの酸化染料前駆物質がある程度過剰であっても不都合ではなく、第一中間体
と第二中間体とをモル比1:0.5ないし1:2で使用し得る。
本発明の染毛料は、本発明による第一中間体または第二中間体/第一中間体組
み合わせに加えて、特殊な色調を得るために他の第一中間体および/または第二
中間体を場合により含有し得る。適当な化合物は、文献に記載されている。
好ましい一態様においては、本発明の染毛料は、色調を更に調整するために、
酸化染料前駆物質に加えて、通常の直接染料を、酸化染毛料全体に対して0.0
1〜20重量%の量で含有する。そのような通常の直接染料は、例えば、ニトロ
フェニレンジアミン類、ニトロアミノフェノール類、アントラキノン類またはイ
ンドフェノール類の群から選択し得、その例は、下記国際名または商品名で知ら
れる化合物である: HCイエロー(Yellow)2、HCイエロー4、ベーシック(B
asic)イエロー57、ディスパース・オレンジ(Disperse Orange)3、HCレ
ッド(Red)3、HCレッドBN、ベーシック・レッド76、HCブルー(Blue)
2、ニトロブラウ(Nitroblau)、ディスパース・ブルー3、ベーシック・ブルー
99、HCバイオレット(Violet)1、ディスパース・バイオレット1、ディス
パース・バイオレット4、ディスパース・ブラック(Black)9、ベーシック・ブ
ラウン(Brown)16、ピクラミン酸、およびロドール(Rodol)9R。
酸化染料前駆物質および場合により使用する直接染料は、単一の化合物である
必要はない。本発明の染毛料は、各染料の製造方法に起因する少量の他の成分を
、それが染色結果に悪影響を及ぼすこと、または他の理由(例えば毒物学的理由)
によって排除する必要の無い限り、含有してよい。
本発明の染料を製造するためには、酸化染料前駆物質を、適当な水含有担体中
に組み合わせる。染毛のためのそのような担体は、例えば、クリーム、エマルジ
ョン、ゲル、もしくは界面活性剤含有発泡性溶液(例えばシャンプー)、泡エーロ
ゾ
ル、または毛髪に適用するのに適当な他の製剤である。
本発明の染毛料は、好ましくはpH7〜11、より好ましくはpH9〜10に
調節する。
本発明の染料は、そのような製剤中に通常存在する既知の活性物質、添加剤お
よび助剤をも含有し得る。染料は多くの場合、少なくとも1種の界面活性剤を含
有する。原則として、アニオン性、双性イオン性、両性、ノニオン性およびカチ
オン性界面活性剤のいずれも適当である。しかし、多くの場合、アニオン性、双
性イオン性またはノニオン性界面活性剤から選択することが有利であるとわかっ
ている。アニオン性界面活性剤が特に有用であり得る。
本発明の染毛料に適当なアニオン性界面活性剤は、人体に対する使用に適した
ものである。そのような物質は、水可溶化アニオン基、例えばカルボキシレート
、スルフェート、スルホネートまたはホスフェート基と、炭素数約10〜22の
親油性アルキル基とを有する。更に、グリコールまたはポリグリコールエーテル
基、エーテル、アミドおよびヒドロキシル基、並びに通例エステル基も、分子中
に存在し得る。ナトリウム、カリウムおよびアンモニウム塩並びにモノ−、ジ−
およびトリアルカノールアンモニウム塩(アルカノール基の炭素数2または3)の
形態の、適当なアニオン性界面活性剤の例を次に挙げる:
・炭素数8〜22の直鎖および分枝状脂肪酸(石鹸)、
・式: R−O−(CH2−CH2O)x-CH2−COOH[式中、Rは炭素数10
〜22の直鎖アルキル基であり、x=0または1〜16である。]で示されるエ
ーテルカルボン酸、
・アシル基の炭素数10〜18のアシルサルコシド、
・アシル基の炭素数10〜18のアシルタウリド、
・アシル基の炭素数10〜18のアシルイセチオネート、
・アルキル基の炭素数8〜18のスルホコハク酸モノ−およびジアルキルエス
テル、およびアルキル基の炭素数8〜18/オキシエチル基数1〜6のスルホコ
ハク酸モノアルキルポリオキシエチルエステル、
・炭素数12〜18の直鎖アルカンスルホネート、
・炭素数12〜18の直鎖α−オレフィンスルホネート、
・炭素数12〜18の脂肪酸のα−スルホ脂肪酸メチルエステル、
・式: R−O−(CH2−CH2O)x−OSO3H[式中、Rは好ましくは直鎖の
炭素数10〜18のアルキル基であり、x=0または1〜12である。]で示さ
れるアルキルスルフェートおよびアルキルポリグリコールエーテルスルフェート
、
・DE−A−3725030による界面活性ヒドロキシスルホネートの混合物
、
・DE−A−3723354による硫酸化ヒドロキシアルキルポリエチレンお
よび/またはヒドロキシアルキレンプロピレングリコールエーテル、
・DE−A−3926344による炭素数12〜24/二重結合数1〜6の不
飽和脂肪酸のスルホネート、
・炭素数8〜22の脂肪アルコールにエチレンオキシドおよび/またはプロピ
レンオキシド約2〜15分子が付加した生成物の形態のアルコールと酒石酸およ
びクエン酸とのエステル。
好ましいアニオン性界面活性剤は、アルキルスルフェート、アルキルポリグリ
コールエーテルスルフェートおよびエーテルカルボン酸(アルキル基の炭素数1
0〜18、分子中のグリコールエーテル基数12までのもの)、並びにとりわけ
、飽和および特に不飽和のC8-22カルボン酸(例えばオレイン酸、ステアリン酸
、イソステアリン酸およびパルミチン酸)の塩である。
本発明において、双性イオン性界面活性剤は、少なくとも1個の第四級アンモ
ニウム基および少なくとも1個の−COO-または−SO3 -基を分子中に有する
界面活性化合物である。特に適当な双性イオン性界面活性剤は、いわゆるベタイ
ン、例えばN−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート(例えばヤ
シ油アルキルジメチルアンモニウムグリシネート)、N−アシルアミノプロピル
−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート(例えばヤシ油アシルアミノプロピ
ルジメチルアンモニウムグリシネート)、および2−アルキル−3−カルボキシ
メチル−3−ヒドロキシエチルイミダゾリンであって、アルキルまたはアシル基
の炭素数8〜18のもの、並びにヤシ油アシルアミノエチルヒドロキシエチルカ
ルボキシメチルグリシネートである。好ましい双性イオン性界面活性剤は、CT
FA名コカミドプロピル・ベタイン(Cocamidopropyl Betaine)として知られ
る脂肪酸アミド誘導体である。
両性界面活性剤は、C8-18アルキルまたはアシル基に加えて、少なくとも1個
の遊離アミノ基および少なくとも1個の−COOHまたは−SO3H基を分子中
に有し、分子内塩を形成し得る界面活性化合物である。適当な両性界面活性剤の
例は、N−アルキルグリシン、N−アルキルプロピオン酸、N−アルキルアミノ
酪酸、N−アルキルイミノジプロピオン酸、N−ヒドロキシエチル−N−アルキ
ルアミドプロピルグリシン、N−アルキルタウリン、N−アルキルサルコシン、
2−アルキルアミノプロピオン酸およびアルキルアミノ酢酸(アルキル基の炭素
数約8〜18のもの)である。特に好ましい両性界面活性剤は、N−ヤシ油アル
キルアミノプロピオネート、ヤシ油アシルアミノエチルアミノプロピオネート、
およびC12-18アシルサルコシンである。
ノニオン性界面活性剤は、例えば、ポリオール基、ポリアルキレングリコール
エーテル基、またはポリオール/ポリグリコールエーテル基組み合わせを、親水
性基として有する。そのような化合物の例を、次に挙げる:
・炭素数8〜22の直鎖脂肪アルコール、炭素数12〜22の脂肪酸、および
アルキル基の炭素数8〜15のアルキルフェノールの、エチレンオキシド2〜3
0モルおよび/またはプロピレンオキシド0〜5モル付加物、
・グリセロールのエチレンオキシド1〜30モル付加物の、C12-22脂肪酸モ
ノエステルおよびジエステル、
・C8-22アルキルモノ−およびオリゴグリコシド並びにそれらのエトキシル化
類似体、
・ヒマシ油および水素化ヒマシ油のエチレンオキシド5〜60モル付加物、
・ソルビタン脂肪酸エステルのエチレンオキシド付加物、
・脂肪酸アルカノールアミドのエチレンオキシド付加物。
本発明の毛髪処理製剤中に使用するのに適当なカチオン性界面活性剤の例は、
とりわけ、第四級アンモニウム化合物である。好ましい第四級アンモニウム化合
物は、次のようなハロゲン化アンモニウムである: アルキルトリメチルアンモニ
ウムクロリド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリドおよびトリアルキルメ
チルアンモニウムクロリド、例えばセチルトリメチルアンモニウムクロリド、ス
テアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウム
クロリド、ラウリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルベンジル
アンモニウムクロリドおよびトリセチルメチルアンモニウムクロリド。本発明に
従って使用するのに適当な他のカチオン性界面活性剤は、第四級化タンパク質加
水分解物である。
また、次に例示するカチオン性シリコーン油も、本発明に従って使用するのに
適当である: 市販品であるQ2−7224[製造者: ダウ・コーニング(Dow C
orning); 安定化したトリメチルシリルアモジメチコン]、ダウ・コーニング92
9エマルジョン[アモジメチコン(Amodimethicone)としても知られるヒドロキシ
アミノ修飾シリコーンを含有]、SM−2059[製造者: ジェネラル・エレクト
リック(General Electric)]、SLM−55067[製造者: ワッカー(Wacke
r)]、並びにアビル(Abil、商標)−クォート(Quat)3270および3272[製
造者: テーハー・ゴルトシュミット(Th.Goldschmidt); ジ第四級ポリジメチ
ルシロキサン、クォーターニウム(Quaternium)−80]。
アルキルアミドアミン、とりわけ脂肪酸アミドアミン、例えばテゴ・アミド(
Tego Amid、商標)S18として入手し得るステアリルアミドプロピルジメチ
ルアミンは、好ましいコンディショニング効果を示し、しかも、とりわけ易生分
解性である。
第四級エステル化合物、いわゆる「エステルクォート(esterquat)」、例えば
ジアルキルアンモニウムメトスルフェートおよびメチルヒドロキシアルキルジア
ルコイルオキシアルキルアンモニウムメトスルフェート[ステパンテックス(St
epantex、商標)の商品名で市販されている]も、易生分解性である。
カチオン性界面活性剤として使用するのに適当な第四級糖誘導体の一例は、市
販生成物であるグルクォート(Glucquat、商標)100[CTFA名: ラウリル・
メチル・グルセス(Gluceth)−10ヒドロキシプロピル・ジモニウム(Dimonium
)クロリド]である。
界面活性剤として使用するアルキル基を有する化合物は、単一の化合物であっ
てよい。しかし、通例、そのような化合物は天然の植物性または動物性原料から
製造するので、原料に応じてアルキル鎖長の異なる化合物の混合物として得られ
る。
脂肪アルコールのエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド付加生
成物、またはそのような付加生成物の誘導体である界面活性剤は、「通常の」同族
体分布を有する生成物、および狭い同族体分布を有する生成物のいずれであって
もよい。「通常の」同族体分布を有する生成物は、触媒としてアルカリ金属、アル
カリ金属水酸化物またはアルカリ金属アルコラートを使用して、脂肪アルコール
とアルキレンオキシドとの反応によって得る同族体混合物である。一方、狭い同
族体分布は、例えばヒドロタルサイト、エーテルカルボン酸のアルカリ土類金属
塩、アルカリ土類金属酸化物、水酸化物またはアルコラートを触媒として使用し
た場合に得られる。同族体分布の狭い生成物を使用することが有利であり得る。
他の活性物質、助剤および添加剤を、次に例示する:
・ノニオン性ポリマー、例えばビニルピロリドン/ビニルアクリレートコポリ
マー、ポリビニルピロリドン、およびビニルピロリドン/ビニルアセテートコポ
リマー、並びにポリシロキサン、
・カチオン性ポリマー、例えば第四級化セルロースエーテル、第四級基含有ポ
リシロキサン、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドポリマー、アクリルアミ
ド/ジメチルジアリルアンモニウムクロリドコポリマー、ジエチルスルフェート
で第四級化したジメチルアミノエチルメタクリレート/ビニルピロリドンコポリ
マー、ビニルピロリドン/イミダゾリニウムメトクロリドコポリマー、および第
四級化ポリビニルアルコール、
・双性イオン性および両性ポリマー、例えばアクリルアミドプロピル−トリメ
チルアンモニウムクロリド/アクリレートコポリマー、およびオクチルアクリル
アミド/メチルメタクリレート/t−ブチルアミノエチルメタクリレート/2−
ヒドロキシプロピルメタクリレートコポリマー、
・アニオン性ポリマー、例えばポリアクリル酸、架橋ポリアクリル酸、ビニル
アセテート/クロトン酸コポリマー、ビニルピロリドン/ビニルアクリレートコ
ポリマー、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリレートコ
ポリマー、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマー、およびアクリル
酸/エチルアクリレート/N−t−ブチルアクリルアミドターポリマー、
・増粘剤、例えば寒天、グアーガム、アルギネート、キサンタンガム、アラビ
アガム、インドガム、イナゴマメ粉、アマニガム、デキストラン、セルロース誘
導体(例えばメチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロースおよびカルボキ
シメチルセルロース)、デンプンフラクションおよび誘導体(例えばアミロース、
アミロペクチンおよびデキストリン)、クレー(例えばベントナイト)、または純
合成ヒドロコロイド(例えばポリビニルアルコール)、
・構造剤、例えばグルコース、マレイン酸および乳酸
・ヘアコンディショニング化合物、例えばリン脂質(例えば大豆レシチン、卵
レシチンおよびケファリン)、およびシリコーン油、
・タンパク質加水分解物、とりわけエラスチン、コラーゲン、ケラチン、乳タ
ンパク質、大豆タンパク質および小麦タンパク質加水分解物、それらと脂肪酸と
の縮合生成物、並びに第四級化タンパク質加水分解物、
・香油、ジメチルイソソルビドおよびシクロデキストリン、
・可溶化剤、例えばエタノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、グリセロールおよびジエチレングリコール、
・製剤を着色するための色素、
・抗フケ剤、例えばピロクトン・オラミン(Piroctone Olamine)およびジン
ク・オマジン(Zinc Omadine)、
・アルカリ化剤、例えばアンモニア、モノエタノールアミン、2−アミノ−2
−メチルプロパノールおよび2−アミノ−2−メチルプロパン−1,3−ジオー
ル、
・pH値調節のための他の物質、
・活性物質、例えばパンテノール、パントテン酸、アラントイン、ピロリドン
カルボン酸およびその塩、植物抽出物、並びにビタミン、
・コレステロール、
・UV吸収剤、
・コンシステンシー付与剤、例えば糖エステル、ポリオールエステルまたはポ
リオールアルキルエーテル、
・脂肪および蝋、例えば鯨蝋、蜜蝋、モンタン蝋、パラフィン、脂肪アルコー
ルおよび脂肪酸エステル、
・脂肪酸アルカノールアミド、
・錯化剤、例えばEDTA、NTAおよびホスホン酸、
・膨潤および浸透剤、例えばグリセロール、プロピレングリコールモノエチル
エーテル、カーボネート、水素カーボネート、グアニジン類、尿素類、並びに第
一、第二および第三ホスフェート、
・乳濁剤、例えばラテックス、
・真珠光沢剤、例えばエチレングリコールモノ−およびジステアレート、
・プロペラント、例えばプロパン/ブタン混合物、N2O、ジメチルエーテル
、CO2および空気、並びに
・抗酸化剤。
本発明の染料を調製するには、水含有担体の成分は、その目的のための通常の
量で使用する。例えば、染料全体に対して、乳化剤を0.5〜30重量%の濃度
で使用し、増粘剤を0.1〜25重量%の濃度で使用する。
基本的に、色は空気中の酸素によって酸化的に発色し得る。しかし、人毛を染
色するだけでなく脱色もする場合には特に、化学酸化剤を使用することが好まし
い。特に適当な酸化剤は、過酸化水素、または尿素、メラミンもしくはホウ酸ナ
トリウムのその付加物である。酵素によって酸化を行ってもよい。この場合、酵
素は、酸化性パー化合物を生成するため、および少量存在する酸化剤の作用を向
上するためのいずれにも使用し得る。酵素を用いる方法の一例においては、少量
(例えば製剤全体に対して1%またはそれ以下)の過酸化水素の作用を、ペルオキ
シダーゼによって向上する。
酸化剤製剤は、酸化染料前駆物質製剤と、染毛直前に混合することが好ましい
。
得られる即用の染毛製剤は、pH6〜10であることが好ましい。特に好ましい
態様においては、染毛料を弱アルカリ性媒体中で使用する。適用温度は、15〜
40℃の範囲であり得る。約30分間の接触時間後、毛髪から染毛料を濯ぎ落と
す。界面活性剤含量の高い担体(例えば染料シャンプー)を使用した場合には、毛
髪をシャンプーで洗う必要はない。
以下の実施例は、本発明を説明するためのものである。
実施例
まず、下記組成のクリーム基剤を調製した[量はすべて、特記しない限りgで示
す]:
獣脂脂肪アルコール 17.0
ロロール(工業用)1 4.0
テキサポンN282 40.0
デヒトンK3 25.0
オイムルギンB24 1.5
蒸留水 12.5
1Lorol(商標)工業用: C12-18脂肪アルコール[ヘンケル(Henkel)]
2Texapon(商標)N28: ナトリウムラウリルエーテルスルフェート[活性物
質約28%; CTFA名: ナトリウム・ラウレス(Laureth)スルフェート](ヘン
ケル)
3Dehyton(商標)K: 式: R−CONH(CH2)3N+(CH3)2CH2COO-で
示されるベタイン構造の脂肪酸アミド誘導体(活性物質約30%; CTFA名:コ
コアミドプロピル・ベタイン)(ヘンケル)
4Eumulgin(商標)B2: 約20モルのEOを有するセトステアリルアルコー
ル[CTFA名: セテアレス(Ceteareth)−20](ヘンケル)
次いで、このクリームを基剤として、下記染毛クリームエマルジョンを調製し
た:
クリーム基剤 50.0
第一中間体 表1参照
第二中間体 表1参照
Na2SO3(抑制剤) 1.0
(NH4)2SO4 1.0
濃アンモニア溶液 pH10とする
水 100とする
上記順序で成分を混合した。酸化染料前駆物質および抑制剤を加えた後、濃ア
ンモニア溶液でエマルジョンのpHを10に調節してから、水を加えてエマルジ
ョンを100gとした。
酸化溶液としての3%過酸化水素溶液によって、酸化的に発色を行った。この
目的のために、エマルジョン100gに、過酸化水素溶液(3%)を50g加えて、
混合した。
染色性を評価するために、次のように調製した、いわゆる「均染性評価用毛束
」を使用した。
束ねた長さ約16〜18cmの明灰色のケーリング(Kerling)毛束(約2g)
の下半分を、27℃の循環空気乾燥室内で、市販のウェーブゲル[ポリ(Poly、
商標)ロック・ヴェルゲル(Lock Welgel)](7g)で30分間処理した。次
いで、その半分の毛束を温水で濯いだ後、市販の固定液[ポリ・ロック・フィク
シールエムルジョン(Fixieremulsion)](7g)で10分間処理し、洗い、ブ
ロードライヤーで乾燥した。このように処理した半分の毛束を、次いで、市販漂
白製剤[ポリ・ブロンド(Blond)漂白クリーム1部、ポリ・ブロンド・ウルト
ラ(Ultra)漂白分散液1部および漂白活性剤0.28部から成るポリ・ブロンド
・ウルトラ](4g)により、27℃で30分間漂白した。この半分の毛束を、
次いで再度洗い、乾燥し、上記コールドウェーブ処理に再度付した。最後に、毛
束全体を上記漂白製剤(8g)により、27℃で30分間漂白した。このように
処理した毛束は、最も早くても2週間経過してから、染毛に使用した。
染毛するには染毛クリームを均染性評価用毛束に適用し、27℃で30分間放
置した。染毛後、毛束を濯ぎ、標準的なシャンプーで洗い、乾燥した。洗浄耐久
性評価用の毛束は、染毛後、乾燥前に再洗浄に付さなかった。染毛後に得られた
種々の色は、Munsell's Color Atlasおよび Deutsche Farbatlasを用いて、
目視評価した。
試験した種々の第一中間体/第二中間体組み合わせ、および上記製剤によって
得られた染毛結果を、表1に示す(量:g)。
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(72)発明者 ミュラー,ラインハルト
ドイツ連邦共和国デー−41812エルケレン
ツ、ゴットフリート−ハウスマン−ヴェー
ク13番
(72)発明者 ローズ,デイビッド
ドイツ連邦共和国デー−40723ヒルデン、
アム・アイヒェルカムプ223番