JPH11511831A - 特に内燃機関の燃焼室内に燃料を直接噴射するための噴射弁 - Google Patents

特に内燃機関の燃焼室内に燃料を直接噴射するための噴射弁

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JPH11511831A JP10502034A JP50203498A JPH11511831A JP H11511831 A JPH11511831 A JP H11511831A JP 10502034 A JP10502034 A JP 10502034A JP 50203498 A JP50203498 A JP 50203498A JP H11511831 A JPH11511831 A JP H11511831A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、特に内燃機関の燃焼室内に燃料を直接噴射するための噴射弁であって、燃料インレットから噴射開口(41)までの、燃料のための流過経路を有しており、この流過経路内で噴射開口の手前に多数の燃料通路(34)が配置されいて、これらの燃料通路の横断面が、所定の燃料圧において、それぞれ時間単位毎に噴射された燃料量を規定する形式のものに関する。噴射された雲状の燃料内の燃料分布に影響を与えて、特に雲状の燃料の所期の直進性を得るために、本発明によれば、燃料通路(34)の少なくとも一部は、これらの燃料通路から吐出される燃料流が、弁の開放時に噴射開口(41)によって直接噴射されるように、整列されている。

Description

【発明の詳細な説明】 特に内燃機関の燃焼室内に燃料 を直接噴射するための噴射弁 本発明は、特に内燃機関の燃焼室内に燃料を直接噴射するための、請求項1の 上位概念に記載した噴射弁に関する。 従来の技術 公知の噴射弁(US5350119)においては、弁座部分内にアウトレット 開口が設けられており、このアウトレット開口は、閉鎖体として用いられる弁ニ ードルによって閉鎖される。燃料の流過方向で見て、アウトレット開口の後ろに 、噴射開口を備えた噴射孔付き円板が配置されており、この噴射孔付き円板は、 燃料の流過経路での最も狭い流過横断面を弁によって形成し、これによって、所 定の燃料圧及び所定の開放時間において、噴射された燃料量を規定する。 別の公知の噴射弁(ヨーロッパ特許第0328550号明細書)は、鉢状の弁 体を有しており、この弁体の底部内に、弁ニードルのためのガイド孔が設けられ ている。アウトレット側には、弁体の底部に円錐形の突起が設けられており、こ の突起は、次のような形式で、弁座部分の相応の円錐形の切欠内に延びている。 つまり、弁体と弁座部分との間に円錐形周面状の渦流 室又はねじり室(Drallkammer)が形成されており、その先端は、測定開口として 使用される噴射開口内に開口しており、この噴射開口は、弁体内でガイドされた 弁ニードルによって閉鎖可能であるように、延びている。 弁体の底部には、ガイド孔を巡って分配された燃料通路が配置されており、こ れらの燃料通路は、渦流室内に流入する燃料が周方向で速度の分力を有するよう に、渦流室の回転軸線に対して傾斜されずらされている。このような形式で、燃 料はほぼ、閉鎖した円錐形周壁の形状で噴射され、内燃機関の燃焼室内に噴霧さ れる。 さらに別の公知の噴射弁(US5307997)においては、噴射開口を有す る弁座体内に円錐形の凹部が設けられており、この凹部内に、弁ニードルをガイ ドする弁体の相応の円錐形の突起が突入する。このような形式で、弁体と弁座部 分との間に、流過方向で噴射開口の手前に位置する渦流室が得られる。 渦流室内に燃料を供給することは、燃料通路によって行われる。この燃料通路 は、渦流室内に達する燃料が周方向で速度分力を有するように、渦流室の回転軸 線に対して傾斜されずらして配置されている。 燃料通路は、比較的大きい直径及び比較的長い長さを有する第1の孔区分を有 しており、この第1の孔区分に、アウトレット側で、比較的小さい直径及び比較 的短い長さを有する孔区分が続いている。比較的小さい直径を有する孔区分は、 一緒に、燃料測定のために必要な、噴射弁を通る流過経路内の最小横断面を形成 する。 この公知の噴射弁においても、燃料は、均一で閉じた円錐形周壁状の燃料薄層 の形状に噴射される。 本発明の利点 これに対して、請求項1の特徴部に記載した本発明による噴射弁は、噴射され た雲状の燃料(Kraftstoff wolke)が所期の直進性を有するという利点を有してい る。何故ならば、少なくともいくつかの燃料通路が、この燃料通路から噴射され た燃料噴射流が、燃料流をさらに著しく絞ることなしに、噴射開口を通って直接 噴射されるように、配向(ausrichten)されているからである。本発明による噴射 弁の付加的な利点は、燃料を噴霧する部材、特に燃料通路が、噴射弁の閉鎖時に 、汚れた燃焼室雰囲気から分離されている、という点にある。したがって、燃料 を噴霧する部材に汚れが溜まって、噴霧が変化することはない。 噴射開口の中心軸線に関連して燃料通路を適当に周方向で分配し、相応に配向 することによって、並びに内燃機関の燃焼室内に突入する点火プラグに対する噴 射弁の相応の組み込み位置によって、点火プラグ電極における理論混合気若しく は理論燃料空気混合気が得られる。この場合、有利には、点火プラグに対する本 発明による噴射弁の配向は、点火プラグが2つの燃料流間の間隙内に位置するよ うに選定されている。これによって、点火プラグ電極には燃料が直接噴射される 。これによって、強い冷却、及びそれが原因となる、点火プラグのコークス化は 避けられる。 本発明の噴射弁によれば、燃料は、液状の燃料がシリンダ壁又はピストン底部 に達することなしに、内燃機関の燃焼室内でこの燃焼室に合わされた、燃料と空 気との燃焼可能な混合比で混合された雲状の燃料空気混合気が形成されるように 、噴射される。この場合、燃焼室内への燃料噴射は、特に、燃料が燃焼の直前に ほぼ完全に気化されるように、行われる。 請求項2以下に記載した手段によって、請求項1に記載した噴射弁のさらに有 利な構成及び改良が可能である。 燃料通路を噴射開口の中心軸線に対して異なる角度で傾斜させることによって 、燃料は燃焼室内にこの燃焼室を満たすように噴射される。噴射弁の主軸線に相 当する噴射開口の中心軸線に対する燃料通路の傾斜を相応に選択することによっ て、主軸線が噴射開口の中心軸線に対して傾斜された雲状の燃料が得られる。本 発明の噴射弁によれば、雲状の燃料は斜めに噴射されるか若しくは燃焼室内に噴 射される。これは特に内燃機関のシリンダヘッド内の狭い組み込みスペースにお いて、例えば噴射弁を横に配置して燃焼室を満たすよ うに燃料を確実に噴射するために、必要である。 さらに、燃料噴霧を改良するために、燃料通路から吐出される燃料流の一部を 、噴射開口を取り囲む弁座として使用される面又は弁座に隣接する面又は噴射開 口の面、又は弁ニードルの面にぶつけ、これによって、燃料の変向、扇状の拡散 及び/又は衝突噴霧を確実に行うことができる。これによって、渦流ノズル(Dra llduese)によって生ぜしめられるような、円錐形周壁において燃料部分と、例え ば多孔ノズルによって生ぜしめらるような、束状の燃料部分を有する、雲状の燃 料空気混合気が得られる。 燃焼室内での燃料噴霧の改良及び所期の影響は、各燃料流を衝突させることに よっても得られる。 噴射開口を取り囲む壁部における燃料の堆積を避けるために、噴射開口が、噴 射方向で広がる円錐形の壁部によって取り囲まれていれば、特に有利である。 図面 本発明の実施例が図面に示されていて、以下に詳しく説明されている。 第1図は、本発明による噴射弁の一部破断した概略図、 第2図は、本発明による噴射弁のための電磁石式に操作される可動子の一部破 断した概略図、 第3図は、本発明の別の構成による噴射弁のアウトレット領域の概略的な断面 図、 第4図は、第1図のIV−IV線に沿った断面図、 第5a図、第5b図、第5c図は、それぞれ第4図のV−V線に沿った断面図 、 第6図は、第1図のIV−IV線に沿った断面図、 第7図は、第6図VII−VII線に沿った断面図、 第8図は、本発明の別の構成による噴射弁のための弁体のアウトレット領域の 概略的な断面図、 第9図は、第8図のIX−IX線に沿った断面図、 第10図は、第9図のX−X線に沿った断面図である。 種々異なる図面において互いに対応する構成部材には同じ符号が付けられてい る。 図1に示されているように、本発明による噴射弁は、ケーシング体11を備え たケーシング10を有しており、ケーシング体11内に、電磁石式の操作装置の 可動子13のための中央のガイド孔12が設けられている。燃料供給側に向かっ てつまり第1図で上方に向かって、ガイド孔12には、拡大された直径を有する コイル受容区分14が続いている。 半径方向のフランジ15′とスリーブ区分15″とを備えた非磁性の中間リン グ15は、そのフランジ15′が半径方向の段付き面16上に位置していて、例 えばろう付けによってケーシング体11に堅固に結合されている。接続管17は 、中間リング15のスリーブ区分15″内に挿入されていて、このスリーブ区分 15″に例えばろう付けによって結合されている。これによってコイル受容区分 14は、半径方向で中間リング15及び接続管17によって半径方向で内方に制 限されている。 半径方向で内方に制限されたコイル受容区分14内には、コイル体18内に受 容された磁石コイル19が配置されており、この磁石コイル19は、プラスチッ ク周壁18′によってコイル体18内に収容されている。これによって、噴射弁 を貫流する燃料は、接続管17とケーシング体11との間に中間リング15が配 置されているために、コイル受容区分14内に侵入しないので、磁石コイル19 は噴射弁内に乾燥して取り付けられている。 燃料供給導管のための接続スリーブ21は、詳しく図示していない形式で接続 管17に結合されている。閉鎖ばね23は接続管17内に配置されていて、可動 子13と、接続管17内に堅固に又は調節可能に挿入された対抗受けスリーブ2 4との間で緊定されている。 ケーシング11のアウトレット側の受容区分25内に設けられた受容孔26内 には、ピストン状に拡大された端部28を備えた弁体27が挿入されており、こ の端部28の溝28″内にはシールリング28′が設けられている。弁体27の アウトレット側の管区分29は、その外周面で周方向に延びる切欠30が設けら れており、この切欠30は、管区分28のアウトレッ ト側の端部付近で周方向溝31に移行している。切欠30及び周方向溝31上に はスリーブ32が被せはめられており、このスリーブ32は、切欠30の手前及 び周方向溝31の後ろで弁体27の管区分29に溶接されているので、燃料通路 34のための燃料供給領域33(第4図、第5a図〜第5c図)が形成されてい る。 弁体27は、段付けされた貫通孔35を有しており、この貫通孔35は、ピス トン状に拡張された端部28内に設けられた第1のガイド区分36と、管区分2 9のアウトレット側の端部領域に設けられた第2のガイド区分37と、2つのガ イド区分間に配置された燃料流過領域38とを有している。弁体27の貫通孔3 5内には、噴射弁の閉鎖体として使用される弁ニードル39がガイドされており 、この弁ニードル39は、そのアウトレット側の端部でシール面40を有してお り、このシール面40は、噴射開口41を取り囲む弁座41′と協働する。この シール面40と反対側の、弁ニードル39の端部は、可動子13に設けられた貫 通孔44の拡張された区分43内の固定区分42に固定されている。 接続スリーブ21から対抗受けスリーブ24、接続管17及び可動子13を通 って、燃料流域領域38に通じる、燃料のための流過経路を得るために、固定区 分42と、ガイド区分36内に通じる、弁ニードル3 9の区分45とは、扁平部又は切欠を備えている。燃料流過領域38から、燃料 通路34の燃料供給領域33への燃料供給は、横方向孔46を通じて可能である 。 噴射弁を開放するために、磁石コイル16は給電又は励磁され、この時に可動 子13は弁ニードル39と一緒に閉鎖ばね23のばね力に抗して引き寄せられる 。これは、可動子13の端面47が、ストッパとして働く、接続管17の端面4 8にぶつかるまで、又は弁ニードル39の面70が支持円板72のストッパとし て働く端面71にぶつかるまで、行われる。磁石コイル16への電流供給が中断 されると直ちに、閉鎖ばね23は可動子13を介して弁ニードル39を再びその 閉鎖位置に押しやり、この閉鎖位置において、シール面40が弁座41′に当接 し、噴射開口41をシールする。 可動子13によってストローク制限を行う場合には、第2図に示されているよ うに、可動子13が有利な形式でガイドつば49を有している。このガイドつば 49は、その、非磁性の中間リング15の領域に存在する端部に設けられている ので、可動子13は非磁性の中間リング15内でガイドされている。接続管17 に向けられた、可動子13の端面47は、半径方向で外側に位置するストッパ面 50を有しており、このストッパ面50には、内側で、段部51を介して引っ込 められた環状面52が続いており、この環状面52は、 別の段部53によって、閉鎖ばね23のための支持面54から分離されている。 この場合、ストッパ面50は半径方向で、約1mm〜2mmの幅を有していて、 楔状つまり円錐面状に形成されており、この場合ストッパ面50の、内側に位置 する縁部は、外側に位置する縁部に対して引っ込んでいる。ストッパ面50と引 っ込んだ環状面52との間の段部53の段高さは、約50μmである。耐摩耗性 を高めるために、可動子13は、少なくともそのストッパ面として使用される端 面47の領域が、及び場合によってはそのガイドつば49の領域がクロームめっ きされている。 第3図に示されているように、本発明の別の構成によれば、ケーシング体11 の受容区分25はアウトレット側で管付加部55を有しており、この管付加部5 5のアウトレット側の端部には、スリーブ状の弁体57のための受容孔56が設 けられている。弁体57は、弁ニードル39のためのガイド区分37を備えた貫 通孔を有しており、このガイド区分37は、噴射開口41内に開口しており、こ の噴射開口41は、弁座41′によって取り囲まれている。噴射開口41側に配 属された、弁体57の端部には、固定フランジ58が設けられており、この固定 フランジ58は、受容孔56を取り囲む第1図に示した実施例においてはスリー ブ32と作用的に比較可能な、管付加部55のスリーブ区分32′と密に接続例 えば溶接又はろう付けされて いる。弁体57の、アウトレット側の端面とは反対側の、固定フランジ58の側 では、弁体57と管付加部55のスリーブ区分32′との間に、弁体57に形成 された燃料通路34のための燃料供給領域33(第4図、第5a図〜第5b図) が設けられている。 第4図及び第5a図に示されているように、弁体29若しくは57内には燃料 通路34が設けられており、これらの燃料通路34は孔として構成されていて、 燃料供給領域33を噴射開口41の領域に接続する。この場合、燃料通路34は 、第5a図に示されているように、噴射開口41の中心軸線Aに対して傾斜され ていて、第4図に示されているように、燃料通路34は中心軸線Aから間隔dを 保つように、中心軸線Aに対してずらされている。 第5a図に示されているように、噴射弁が開放されている場合には、燃料通路 34から供給される燃料流は噴射開口41を通って、噴射弁の手前に存在する噴 射領域特に内燃機関の燃焼室内に直接噴射される。このときに、各噴射流は互い に手前を通過するので、噴射領域内に形成される雲状の燃料は燃料噴射流に相当 する直進性若しくは直流性を有する。 雲状の燃料の所望の直流性に応じて、各燃料通路34は、周方向で互いに同じ 間隔を保って配置されているが、これらの燃料通路34は、種々異なる周方向間 隔を有していてもよい。特に噴射弁の定置の組み込み 位置においては、点火プラグの領域内で理論燃料空気混合気が得られるようにす るために、点火プラグに向き合う、燃料通路34間の間隙は、燃料通路34間に 通常の間隔よりも大きいか又は小さく選定されている。 各燃料通路34は一緒に、噴射弁を通って燃料を貫流させるための狭い流過横 断面を形成している。これによって、各燃料通路34の流過横断面の合計は、噴 射弁の開放時間及び燃料圧と協働して、それぞれの噴射される燃料流を規定する 。 この際に、シール面40と弁座41′との間の流過横断面及び、噴射開口41 の流過横断面は、燃料通路34の仝流過横断面よりも明らかに大きい。しかしな がら、燃料通路34の後ろの流過横断面を、シール面40と弁座41′との間で 又は噴射開口41内で、噴射弁を通過する燃料流の部分絞りが得られるように狭 くすることも可能である。 本発明の別の構成においては、第5b図に示されているように、各燃料通路3 4は、噴射開口41の中心軸線Aに対して同じ形式でずらされてはいるが、噴射 開口41の中心軸線Aに対して種々異なる傾斜角度α、βで傾斜されている。中 心軸線Aに対する燃料通路34の種々異なる傾斜によって、次のような雲状の燃 料噴射が得られる。つまり、噴射開口付近で既に比較的大きい直径を有する第1 の部分と、噴射領域つまり燃焼室内に深く侵入し、これによって一様な燃料分布 を 行う第2の部分とを有する、雲状の燃料噴射が得られる。この際に、点火プラグ の領域内で理論燃料空気混合気を形成するために、燃料通路34(この燃料通路 34によって燃料が点火プラグ付近に噴射される)を、噴射開口41の中心軸線 に対して相応の傾斜角度で傾斜させて配置することも可能である。 特に、燃料通路34のための大きい傾斜角度α、βが必要な場合には、第5c 図に示されているように、噴射開口41が円錐面状の壁部59によって取り囲ま れていれば、有利である。 本発明の別の構成によれば、燃料通路34は、噴射開口41の中心軸線Aに対 して同じ形式で傾斜されているが、軸線Aに対して種々異なる形式でずらして配 置されている。この場合、第7図の右側に示された燃料通路34は、軸線Aに対 して間隔d1を保っており、これに対して左側に示された燃料通路34は、噴射 開口41の軸線に対して大きい間隔d2を保って配置されているので、この燃料 通路34を通って噴射されて燃料が、噴射開口41の領域内で弁座41′の面に ぶつかって跳ね返され、ここで噴霧される。 各燃料通路34は、相応の燃料流が、噴射開口41を取り囲む壁部に又は弁ニ ードル39の先端にぶつかるように配置されている。 さらにまた、燃料通路34によって生ぜしめられた燃料流は、互いに衝突し合 い、これによって噴射弁の 比較的近くに配置された噴射領域のための燃料噴霧が改善される。 図8から図10に示した本発明の別の実施例においては、鉢状の弁体60が設 けられており、この弁体60内に、弁ニードル39のためのガイド孔37′を備 えたスリーブ状のガイド挿入体61が挿入されている。図9に示されているよう に、ガイド挿入体61は、弁体60の内径に相応して丸味の付けられた縁部を備 えたほぼ4角形の外側横断面を有しているので、ガイド挿入体61の、噴射開口 41側に向けられた端面62は円錐形に面取りされていて、弁体60の相応に円 錐形の底面63に当接している。 図10の左側に示されているように、ガイド挿入体61の円錐形の端面62に は溝64が設けられており、この溝64は、燃料通路34′を形成している。し かしながら、燃料通路34を、図10の右側に示されているように、孔として構 成してもよい。この場合は、ガイド挿入体61が、その噴射開口41に向けられ た側の端部で、ガイド孔37′を取り囲む切欠65を有していれば、有利である 。 本発明のこの構成においても、各燃料通路34,34′は、噴射開口41の中 心軸線Aに対して種々異なる角度及び間隔で配置することができる。各燃料通路 34,34′が、噴射開口41の中心軸線Aに対して角度は同じで間隔だけが異 なっていれば、すべての燃 料通路34は、相応の溝64によって実現される。しかしながら、種々異なる傾 斜が望まれている場合も、燃料通路34′の一部を溝によって形成し、一方、別 の傾斜を有する燃料通路34のその他の部分を孔として構成することも可能であ る。この場合、噴射開口41の中心軸線Aに対して大きい傾斜角度を有する燃料 通路41を、孔によって形成された燃料通路34として構成すれば、有利である 。 各燃料通路34のために燃料供給領域33′が弁体内に構成されている、鉢状 の弁体60を使用すれば、弁ケーシングに対する弁体60のシールを、弁体60 の噴射側の端面に対して比較的大きい間隔で行うことができるという、利点があ る。 所望の燃料分配を得るために、燃料通路34,34′は、詳しく図示していな い形式で種々異なる流過横断面を有していてよい。この場合、燃料通路34,3 4′は、交互に小さい横断面及び大きい横断面を有することができる。また、1 つ又は2つだけの燃料通路34,34′が大きい流過横断面又は小さい流過横断 面を有していてもよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリスティアン プロイスナー ドイツ連邦共和国 D−71706 マルクグ レーニンゲン ベルガーゲッスレ 8 (72)発明者 アンドレアス ベンツ ドイツ連邦共和国 D−96052 バンベル ク レッツェンガッセ 18 (72)発明者 オットマール マーティン ドイツ連邦共和国 D−71735 ホッホド ルフ/エバーディンゲン イム カイザー フェルト 13

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.特に内燃機関の燃焼室内に燃料を直接噴射するための噴射弁であって、燃 料インレットから噴射開口に通じる、燃料のための流過経路を有しており、この 流過経路内で噴射開口の手前に多数の燃料通路が配置されいて、これらの燃料通 路の横断面が、所定の燃料圧において、それぞれ時間単位毎に噴射された燃料量 を規定する形式のものにおいて、 燃料通路(34,34′)の少なくとも一部は、これらの燃料通路から吐出さ れる燃料流が、弁の開放時に噴射開口(41)によって直接噴射されるように、 配向されていることを特徴とする、特に内燃機関の燃焼室内に燃料を直接噴射す るための噴射弁。 2.燃料通路(34,34′)は、これらの燃料通路から吐出される燃料流が 、噴射開口(41)の平面に対して直角に位置する中心軸線(A)に対して傾斜 され、ずらされて延びるように、配置されている、請求項1記載の噴射弁。 3.少なくとも2つのグループの燃料通路(34,34′)が設けられており 、それぞれ一方のグループの燃料通路(34,34′)が同じ形式で、噴射開口 (41)の中心軸線(A)に対して傾斜され、ずらされている、請求項1又は2 記載の噴射弁。 4.すべての燃料通路(34,34′)が、噴射開 口(41)の中心軸線(A)に関連して同じ傾斜を有していて、異なるグループ に属する燃料通路(34,34′)が、噴射開口(41)の中心軸線(A)に対 してそれぞれ異なった寸法でずらされている、請求項3記載の噴射弁。 5.すべての燃料通路(34,34′)が、噴射開口(41)の中心軸線(A )に対して同じ形式でずらされていて、異なるグループに属する燃料通路(34 ,34′)が、噴射開口(41)の中心軸線(A)に対してそれぞれ異なった角 度で傾斜されている、請求項3記載の噴射弁。 6.燃料通路(34,34′)が、噴射開口(41)に関連して周方向で互い に種々異なる間隔を有している、請求項1から5までのいずれか1項記載の噴射 弁。 7.燃料通路(34,34′)の一部は、これらの燃料通路から吐出される燃 料流が、噴射開口(41)の手前で、噴射開口(41)を取り囲む面(41′) に有利には鋭角で衝突するように、配向されている、請求項1から6までのいず れか1項記載の噴射弁。 8.燃料通路(34,34′)の一部は、これらの燃料通路から吐出される燃 料流が、弁の閉鎖時に噴射開口(41)を閉鎖する閉鎖体(39)の衝突領域に 衝突するように、配向されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の噴 射弁。 9.燃料通路(34,34′)の一部は、これらの燃料通路から吐出される燃 料流が、噴射開口(41)を取り囲む壁部に衝突するように、配向されている、 請求項1から6までのいずれか1項記載の噴射弁。 10.燃料通路(34,34′)の少なくとも一部は、これらの燃料通路から吐 出される燃料流が互いに手前を通過し合って燃焼室内に噴射されるように、傾斜 されてずらされている、請求項1から9までのいずれか1項記載の噴射弁。 11.燃料通路(34,34′)の一部は、これらの燃料通路から吐出される燃 料流が互いに衝突し、この際に衝突した燃料流が有利には噴射開口(41)の後 ろで互いに衝突するように、傾斜されてずらされている、請求項1から10まで のいずれか1項記載の噴射弁。 12.燃料通路(34,34′)は、この燃料通路によって形成された雲状の燃 料の中心軸線が噴射開口(41)の中心軸線(A)に対して傾斜されるように、 配向されている、請求項1から11までのいずれか1項記載の噴射弁。 13.噴射開口(41)が、噴射方向で広がる円錐形の壁部(59)によって取 り囲まれている、請求項1から8又は10から12までのいずれか1項記載の噴 射弁。 14.燃料通路(34,34′)が、弁の閉鎖時に噴 射開口(41)を閉鎖する閉鎖体(39)をガイドする弁体(29,57)内に 設けられている、請求項1から13までのいずれか1項記載の噴射弁。 15.鉢状の弁体(60)内に、弁の閉鎖時に噴射開口(41)を閉鎖する閉鎖 体(39)のためのガイド挿入体(61)が設けられており、該ガイド挿入体の 外周面は、弁体(60)の周壁とガイド挿入体(61)との間に1つ又は多数の 燃料供給領域(33′)が設けられていて、この燃料供給領域(33′)が、ガ イド挿入体(61)に形成された燃料通路(34′,34)に接続するように、 構成されている、請求項1から13までのいずれか1項記載の噴射弁。 16.ガイド挿入体(61)が、その弁体(60)と協働する端面(62)で、 燃料通路(34′)を形成する多数の溝(64)を有している、請求項15記載 の噴射弁。 17.燃料通路(34)の少なくとも一部が、ガイド挿入体(61)内の孔とし て構成されている、請求項15又は16記載の噴射弁。
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