JPH11512889A - 移動通信システム及びデータコールを確立する方法 - Google Patents
移動通信システム及びデータコールを確立する方法Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、一般に、移動通信システムのデータ送信サービスに係る。移動加入者は、通常は、異なる種類の電話及びベアラサービスを受けることができる。現在、各ユーザデータレートは、独立したベアラサービスである。これは、非常に多数のベアラサービスがあって、ネットワークオペレータ及び移動加入者の両方に問題を引き起こすことを意味する。本発明によれば、多数のデータレートをカバーするようにベアラサービスを定義し、そしてコール設定段階に、移動ステーション(MS)と移動通信ネットワーク(MSC)との間のベアラサービスにおいてデータコールにより使用されるべきデータレートをネゴシエーションすることによりベアラサービスの数が減少される。次の段階は、移動通信ネットワーク(MSC)とPSTN又はISDNのような固定ネットワークとの間のデータレートをネゴシエーションすることである。もし必要であれば、移動通信ネットワーク及び無線チャンネルリソースのデータレートが、固定ネットワークに向かって使用されるデータレートに適応される。
Description
【発明の詳細な説明】
移動通信システム及びデータコールを確立する方法発明の分野
本発明は、一般に、移動通信システムに係り、より詳細には、異なるデータレ
ート及びベアラサービスを用いてデータコールを確立することに係る。先行技術の説明
近代的な移動通信システムは、従来のスピーチ転送に加えて、色々な種類のデ
ータ転送特徴をユーザに提供する。移動通信システムにより提供されるサービス
は、一般に、電話サービスとベアラサービスに分割される。ベアラサービスは、
ユーザネットワークインターフェイス間の信号の転送を構成するテレコミュニケ
ーションサービスである。ベアラサービスの例として、モデムサービスが挙げら
れる。電話サービスにおいては、ネットワークがターミナル装置サービスも提供
する。主たる電話サービスの例として、スピーチ、ファクシミリ及びビデオテキ
ストサービスが含まれる。
ベアラサービスは、通常、その特性的な特徴に基づき非同期及び同期ベアラサ
ービスのようなグループに分類される。非同期のベアラサービスでは、送信及び
受信データターミナルが、転送されるべき各個々のキャラクタの間だけそれらの
同期を維持する。同期ベアラサービスでは、送信及び受信データターミナルが、
全データ送信中に同期される。このようなグループの各々には、例えば、透過的
なサービス及び非透過的なサービスのようなベアラサービスのグループがある。
透過的サービスでは、転送されるべきデータが何ら構成されず、送信エラーは、
チャンネルコードのみを用いて修正される。非透過的サービスでは、転送される
べきデータがサービスデータ単位へと構成され、送信エラーは、自動的な再送信
要求を用いて修正される(チャンネルコードに加えて)。更に、各ユーザデータ
レートは、現在のところ、独立したベアラサービスである。それ故、著しく多数
の異なるベアラサービスがある。例えば、パン・ヨーロピアンデジタル移動通信
システムGSM(移動通信用のグローバルシステム)の単一チャンネルデータサ
ービスは、現在、300、1200、1200/75、2400、4800及び
9600ビット/sのレートのための6つの異なる非同期ベアラサービスを有す
る。
移動加入者は、一般に、異なる種類の電話及びベアラサービスを受けることが
できる。例えば、加入者は、スピーチサービスや、ファクシミリサービスや、ベ
アラサービスを利用する色々な種類のデータサービスにアクセスすることができ
る。それ故、移動着信又は発信コールは、上記電話及びベアラサービス又はその
組み合わせのいずれかを必要とし、そのため、正しいサービスが移動通信ネット
ワークにアドレスされねばならない。例えば、GSM移動通信システムにおいて
は、移動ステーションにより送信されるコール設定信号は、要求されたサービス
に関する情報を特定のBCIE(ベアラ能力情報エレメント)に含んでいる。従
って、移動通信ネットワークは、移動発信コールに対して適切なサービスを選択
することができる。又、ISDN(サービス統合デジタル網)から発信したコー
ルも、要求されたサービスを表す同様の情報エレメントを含む。しかしながら、
コールが公衆交換電話ネットワーク(PSTN)から発せられるか又はそれを経
てルート指定される場合には、コールのサービス形式に関する情報が移動通信ネ
ットワークに送られない。このような場合に、移動通信ネットワークには、どん
な形式の基本サービスがコールにより要求されたかを何らかの他の方法で通知し
なければならない。この問題に対する公知の解決策は、移動加入者が到来コール
を受信するよう希望するところの異なるサービスと同数のディレクトリ番号を有
するというマルチナンバリング機構によって代表される。このマルチナンバリン
グ機構によれば、発呼加入者が、希望のサービスに基づいて移動加入者のディレ
クトリ番号をダイヤルする。GSMシステムでは、加入者のサービスが加入者の
ホーム位置レジスタ(HLR)において決定され、このレジスタには他の加入者
情報も永久的に記憶される。又、HLRは、ディレクトリ番号と加入者のサービ
スとの間のマッピングに関する情報も記憶するように使用される。HLRにおい
ては、コールの形式及びコールに必要なネットワークリソースを指示する特定の
BCIEエレメントもディレクトリ番号とリンクされる(MSISDN)。
ネットワークオペレータ及び移動加入者にとっては、このような非常に多数の
サービスが混同やトラブルを引き起こす。移動加入者が異なるレートのアプリケ
ーションへのデータコールを実行できるためには、移動加入者がネットワークオ
ペレータから多数のベアラサービスへ申し込みしなければならない。ネットワー
クオペレータの観点からは、各ユーザが多数のディレクトリ番号を要求しなけれ
ばならないことが問題であり、これは、ネットワークの多くのスペースを浪費す
る。更に、ネットワークデータベースにおいてサービスを決定することは、デー
タベースの容量を浪費する。
例えば、GSMネットワークでは、マルチスロット技術を使用する高レートの
HSCSD(高速回路交換データ)データサービスの決定により、既に決定され
ている単一スロットサービスに加えてベアラサービスの数が増加するので、この
問題がより甚だしくなる。従って、ネットワークオペレータ及び移動加入者の両
方にとって、異なる種類のベアラサービスの数を減少できれば好都合である。発明の要旨
本発明の目的は、1つの決定されたベアラサービスによりできるだけ多数のデ
ータレートを取り扱いできるようなデジタル移動通信ネットワークを提供するこ
とである。
この目的は、移動通信システムにおいてデータコールを確立するための本発明
の方法によって達成される。本発明の方法は、多数のユーザデータレートをカバ
ーする少なくとも1つのデータコールベアラサービスを移動加入者に対して決定
し;移動通信ネットワークと移動ステーションとの間にデータコールを確立する
際に、移動ステーションと移動通信ネットワークとの間のデータ転送に使用され
るべきユーザデータレートを設定するためのユーザデータレートネゴシエーショ
ンを実行し;そのネゴシエーションされたユーザデータレートに基づいてデータ
コールに対して無線チャンネルリソースを割り当て;そしてデータコールの第2
の当事者へのコール設定を続けるという段階を特徴とする。
本発明は、更に、多数のユーザデータレートをカバーする少なくとも1つのデ
ータコールベアラサービスであって、移動通信ネットワークの加入者データベー
スにおいて移動加入者に対して決定されたデータコールベアラサービスと;コー
ル設定中に、移動ステーションと移動通信ネットワークとの間のデータ転送に対
しデータコールに使用されるユーザデータレートをネゴシエーションするための
移動ステーションと移動通信ネットワークとの間のネゴシエーション手順と;そ
のネゴシエーションされたユーザデータレートに基づいて無線チャンネルリソー
スを割り当てるコールコントロールとを備えたことを特徴とするデジタル移動通
信システムにも係る。
移動通信ネットワークに要求されるベアラサービスの数は、本発明の方法によ
れば、多数の又は全てのユーザデータレートをカバーするベアラサービスを決定
し、そしてコール設定段階に、ベアラサービスにおいてデータコールにより使用
されるべきデータレートを移動ステーションと移動通信ネットワークとの間でネ
ゴシエーションすることにより、著しく減少することができる。次の段階は、移
動通信ネットワークと、PSTN又はISDNのような固定ネットワークとの間
のデータレート、即ちデータコールにおける第2の当事者のデータレートを決定
することである。もし必要であれば、移動通信ネットワーク及び無線経路のチャ
ンネルリソースのデータレートは、固定ネットワークに向かう方向に使用される
データレートに適応される。
コール設定の初期段階に、ユーザデータレートに関するネゴシエーションが、
移動ステーションと移動通信ネットワークとの間で行われる。従って、移動通信
ネットワークは、コール設定段階にBCIEのレートパラメータを知らせること
により、それがサポートできるデータレートを使用するようにコールを制限する
ことができる。移動ステーション及び/又はそれに接続されたデータターミナル
装置に使用されるアプリケーションも、BCIEの同様のレートパラメータを知
らせることにより、それがサポートする転送レートを使用するようにコールを制
限することができる。又、移動加入者は、ユーザインターフェイスを介してBC
IEのレートパラメータを構成することにより、所望のデータレートを使用する
ようにコールを制限することもできる。その後、移動通信ネットワークは、コー
ルが希望する無線チャンネルリソース及びネットワークアダプタを割り当て、そ
して固定ネットワークへの接続を確立する。
次の段階において、移動通信ネットワークと固定ネットワークとの間のデータ
レートがネゴシエーションされるか又は識別される。コールがモデムコールであ
る場合には、上記割り当てられるネットワークアダプタがデータモデムとなる。
本発明においては、ネットワークアダプタモデムは、特定のデータレート範囲内
で、任意のデータレート使用する固定ネットワークデータモデムとのデータレー
トハンドシェークを行うことができる。これは、異なるレートを使用する固定ネ
ットワークのアプリケーションとの動作を可能にする。上記レート範囲は、ハン
ドシェークされるデータレートを、第1の段階に移動ステーション及び移動通信
ネットワークによりネゴシエーションされるデータレート以下のレベルに制限す
べきであることを意味する。データレートハンドシェークが完了するや否や、ネ
ットワークアダプタモデムは、ハンドシェークにおいてネゴシエーションされた
データレートが通知される。
情報が、ISDNネットワークに向かう非制約デジタル情報(UDI)である
場合には、固定ネットワークに向かって使用されるデータレートは、トラフィッ
クチャンネルそれ自体、ISDN信号、又は他の適当な仕方のいずれかで確認さ
れる。
本発明によるコール設定手順の第3の段階において、第1の段階で割り当てら
れた移動通信ネットワーク及び無線経路チャンネルリソースのデータレートは、
もし必要であれば、第1ネットワークで使用されそして第2段階でハンドシェー
ク又は確認されたデータレートに適応される。ハンドシェーク又は確認されたユ
ーザデータレートが、第1段階において移動ステーション及び移動通信ネットワ
ークによりネゴシエーションされたレートより高い場合には、透過的データコー
ルの場合にコールが解除される。第2段階においてハンドシェーク又は確認され
たユーザデータレートが、第1段階において無線経路に割り当てられたチャンネ
ルリソースの転送容量より低い場合には、余剰の容量が解除されるか及び/又は
チャンネルコードが変更されるかのいずれか良好な方が、もし可能ならば、行わ
れる。第2段階でハンドシェーク又は確認されたデータレートが、第1段階にお
いて合意したレートと同程度である場合には、無線経路のチャンネルリソースが
不変に維持される。
本発明は、ベアラサービスの数を著しく減少することができる。例えば、コー
ルが透過的として着信するか又は非透過的として着信するか或いは本発明による
コール設定の後に最終的なデータレートがどちらになるかに関わりなく、全ての
非同期データコールを開始するのに使用できる1つの非同期ベアラサービスを決
定することができる。これは、非同期ベアラサービスに対し加入者に1つのディ
レクトリ番号及び合致するBCIEのみを割り当てればよいことを意味する(現
在は6つの番号であるのに比して)。これは、ひいては、データベースの容量と
ネットワークの番号スペースを対応的に節約する。更に、これは、特に移動着信
コールを容易に行えるようにする。というのは、発呼加入者が1つの非同期のデ
ータサービス番号を知るだけでよいからである。同様に、他の従来個別のベアラ
サービスを1つのベアラサービス又はサービスクラスのもとに入れて、例えば、
全ての非同期のデータサービスが1つのベアラサービスを構成し、PADアクセ
スが1つのベアラサービスを構成し、そしてパケットアクセスが1つのベアラサ
ービスを構成するようにすることができる。図面の簡単な説明
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される移動通信ネットワークの一部分を示す図である。
図2は、ネットワークアダプタ装置IWFを伴う移動サービス交換センターの
概略ブロック図である。
図3は、移動発信モデムコールを示す信号図である。
図4は、移動発信UDIコールを示す信号図である。
図5は、移動着信モデム又はUDIコールを示す信号図である。好ましい実施形態の詳細な説明
本発明は、異なるデータレートを有する多数の異なる形式のデータサービスを
サポートする全てのデジタル移動通信システムに使用することができる。
本発明は、パン・ヨーロピアンデジタル移動通信システムGSM(移動通信用
のグローバルシステム)、並びに他のGSMベースのシステム、例えば、DCS
1800(デジタル通信システム)及びUSAのデジタルセルラーシステムPC
S(パーソナルコンピュータシステム)におけるデータ転送用途に特に適してい
る。GSMシステムの構造及び動作は、当業者に良く知られており、そしてET
SI(ヨーロピアン・テレコミュニケーションズ・スタンダーズ・インスティテ
ュート)GSM仕様書に規定されている。又、「移動通信用のGSMシステム」
M.モーリ及びM.ポーテット、パライゼウ、フランス、1992年;
ISBN2−9507190−0−7も参照されたい。
GSMシステムの基本的構造が図1に示されている。GSM構造体は、ベース
ステーションシステムBSS及びネットワークサブシステム(NSS)の2つの
部分で構成される。BSS及び移動ステーションMSは、無線接続を経て通信す
る。BSSにおいて、各セルは、ベースステーションBTSによりサービスされ
る。ベースステーションのグループは、ベースステーションコントローラBSC
に接続され、その目的は、BTSにより使用される高周波及びチャンネルを制御
することである。BSCは移動サービス交換センタ−MSCに接続される。特定
のMSCは、PSTNのような他のテレコミュニケーションネットワークに接続
され、これらネットワークへの及びそこからのコールに対するゲートウェイ機能
を備えている。これらMSCは、ゲートウェイMSC(GMSC)として知られ
ている。
コールをルート指定することに関連して、2つの主たるクラスのデータベース
がある。ホーム位置レジスタHLRは、ネットワークの全ての加入者の加入者デ
ータを永久的又は半永久的に記憶し、これらデータは、加入者がアクセスするサ
ービス、及び加入者の現在位置に関する情報を含む。第2のレジスタ形式は、ビ
ジター位置レジスタVLRである。VLRは、通常は、1つのMSCに関連する
が、多数のMSCにサービスすることもできる。VLRは、MSCに統合される
のが一般的である。この統合されたネットワーク要素は、ビジターMSC(VM
SC)として知られている。移動ステーションMSがアクティブである(登録さ
れて、コールを発生し又はコールを受信することができる)ときには、HLRに
記憶されたMSに関する移動加入者情報の大部分が、MSが位置するサービスエ
リアの特定のMSCのVLRにコピーされる。
更に、図1を参照すれば、GSMシステムにおいて、移動ステーションMSの
ネットワークターミナルTAF(ターミナル適応ファンクション)31と、移動
通信ネットワークのネットワークアダプタIWF(インターワーキングファンク
ション)41との間にデータリンクが確立される。GSMネットワークにおいて
は、データ転送のデータリンクが、V.110レート適応型、V.24インター
フェイス対応、UDIコード化デジタル全二重接続である。この点に関して、
V.110接続は、元々は、ISDN(サービス統合デジタル網)のために開発
されたデジタル送信チャンネルである。この送信チャンネルは、V.24インタ
ーフェイスに適応すると共に、V.24状態(制御信号)を転送する可能性も与
える。V.100レート適応接続のためのCCITT推奨勧告が、推奨勧告CC
ITTブルーブック:V.110に規定されている。V.24インターフェイス
のCCITT推奨勧告は、CCITTブルーブック:V.24に規定されている
。ターミナルアダプタTAFは、1つ以上のトラフィックチャンネルを用いる物
理的な接続を経て確立されたV.110接続に対し、MSに接続されたデータタ
ーミナルDTを適応させる。ネットワークアダプタIWFは、V.110接続を
、ISDNのような別のV.110ネットワーク又は別のGSMネットワークに
接続するか、或いは別のトランシットネットワーク、例えば、公衆交換電話ネッ
トワークPSTNに接続する。
上記したように、近代的な移動通信システムは、異なる種類の電話及びベアラ
サービスをサポートする。GSMシステムのベアラサービスは、規格GSM02
.02、バージョン4.2.0に規定されており、そして電話サービスは、規格
GSM0.0.3、バージョン4.3.0に規定されている。
ネットワークアダプタIWFは、しばしばMSCに配置される。図2は、MS
Cに配置されたネットワークアダプタ装置を示し、これは、PSTN及びISD
Nネットワークのデータサービスへの適応を実行する。PSTN、ISDNの3
.1KHz音声サービス、又は別のGSMネットワークに適応させる場合には、
IWFは、レートアダプタも含む基本帯域データモデム41Aのグループを備え
ている。モデム41Aは、GSMシステムによりサポートされる300ないし9
600ビット/sのデータレート、又はそれより高い転送レート、例えば、14
.4ないし28.8kビット/sのHSCSDデータサービスとハンドシェーク
することのできる自動ボー設定のモデムである。明瞭化のために、図2は、1つ
のモデム41Aしか示していないが、必要な数のモデムを使用できる。モデム4
1Aのアナログ側は、交換機ターミナルETを経て接続され、そしてデジタル側
は、MSCのグループスイッチGSW21に直結される。更に、交換機ターミナ
ルETを経て、ベースステーションシステムBSSへのデジタル転
送リンクがグループスイッチ21に接続される。更に、交換機ターミナルETを
経て、ISDN又はPSTNのような他のテレコミュニケーションネットワーク
の送信チャンネルがグループスイッチ21に接続される。図2のアダプタ装置は
、更に、UDIに適応するために、レートアダプタを含むデータインターフェイ
スユニットDIU41Bも備えている。GSMに使用されるDIUは、ISDN
からのV.110推奨勧告に基づいてレート適応されるユーザデータと、GSM
トラフィックチャンネルへのV.110推奨勧告に基づく状態及び制御情報と、
そして逆方向に、GSMトラフィックチャンネルからのユーザデータと、ISD
NのV.110フレーム構造体への状態及び制御情報とを適応させるためにコー
ルする。DIU41BのISDN側は、交換機ターミナルETを経て接続され、
そしてGSM側は、グループスイッチGSW21に直結される。図2には1つの
DIU41Bしか示されていないが、必要な容量に基づいていかなる数のDIU
を用いてもよい。グループスイッチGSW21及びネットワークアダプタ装置、
並びにデータコールの確立、維持及び解除は、全て、コールコントロール42に
よって制御される。IWFの動作は、IWFコントローラ41Cにより制御され
、これは、コールコントロール42の制御のもとで、データ接続のために特定の
データコールに使用されるベアラサービスにより要求されるネットワークアダプ
タ、即ちモデム41A又はDIU41Bを接続する。図2において、実線は、モ
デム41Aの接続を示し、そして破線は、DIU41Bの接続を示す。このよう
なネットワークアダプタ装置を含む移動サービス交換センターの例として、ノキ
アテレコミュニケーション社のDX200MSCを挙げることができる。
上記のように、移動加入者は、従来、個別のディレクトリ番号MSISDNを
各々有する異なる電話及びベアラサービスを受けることができた。換言すれば、
各加入者は、多数のMSISDN番号を有していた。更に、他の加入者データに
関連して加入者のHLRにおいて各加入者の各電話及びベアラサービスを決定し
そしてそれらをVLRに転送することが必要であった。加入者データにおいて、
各MSISDN番号には、GSMシステムのBCIE値が直接的に組み合わされ
るか、又はBCIE値のチャートを指すインデックスによって組み合わされる。
このBCIEは、コールに関連した全てのネットワーク要求に関する情報、例え
ば、転送レート、データ及び終了ビットの数、等々を転送するためにGSMシス
テムにより使用される情報エレメントである。BCIEについては、例えば、G
SM規格04.08、バージョン4.5.0、第423−431ページに記載さ
れている。
これまでは、各データレートが個々のベアラサービスを形成している。本発明
においては、ユーザによって要求される各データレートを加入者データにおいて
ベアラサービスとして決定する必要がもはやなく、GSMネットワークによりサ
ポートされる全てのデータレートに加入者がアクセスするところの若干のベアラ
サービス分類だけを決定すれば充分である。従って、加入者データにおけるベア
ラサービスは、例えば、次のように、即ち非同期サービス、同期サービス、PA
Dアクセス、及びパケットアクセスというように分類することができる。
これは、本発明による3段階のコール設定手順により行うことができる。第1
段階においては、MSとGSMネットワークとの間でデータレートがネゴシエー
ションされ;第2段階においては、GSMネットワークと、PSTN又はISD
Nのような固定ネットワークとの間で使用されるべきデータレートがネゴシエー
ション又は確認され;そして第3段階においては、無線経路に使用されるべきチ
ャンネル形式及び/又はチャンネルコード(HSCSDサービスでは、必要とさ
れる無線チャンネルの数も)が、もし必要ならば、コールに使用される最終的な
転送レートに適応される。
移動発信(MO)モデムコール、移動発信UDIコール及び移動着信(MT)
コールの場合の本発明のコール設定を、図3、図4及び対応的に図5を参照して
以下に説明する。
MOモデムコール
図3を参照すれば、MSは、BCIEエレメントを含む「コール設定」メッセ
ージをMSCに送信することによりMOモデムコールにおいてコール設定を開始
する。BCIEのパラメータは、所望のサービス及びユーザデータレートを指示
する。典型的に、BCIEレートパラメータは、MSによるか、又はMSに接続
されたターミナル装置DTEに使用されるアプリケーションにより、それがサポ
ートするデータレートにセットされる。又、MSユーザは、MSユーザインター
フェイスを経てBCIEレートパラメータを設定することによりデータコールを
希望のレートに制限することも考えられる。ユーザは、例えば、レートの低いP
STNサービスへのコールを発することが分かっている場合、又はその特定の目
的に対しレートの低いサービスの方がレートの高いサービスより経済的であると
分かっている場合にこの操作工程を選択することができる。
「コール設定」メッセージを受け取ると、MSC/VLRは、互換性のチェッ
ク及び契約チェックを遂行する。後者において、MSC/VLRは、加入者デー
タから、移動加入者がBCIEにおいて要求されたサービスを受ける権利がある
かどうかチェックする。互換性チェックにおいては、MSCは、要求されたサー
ビスをそれがサポートできるかどうかチェックする。MSCが、MSにより要求
されたデータレートがあまりに高いレベルであるためにそれをサポートできない
場合には、MSCは、それがサポートする値までデータレートを減少する。MS
Cは、MSにより要求されたデータレートをサポートする場合には、データレー
トを同じレベルに保持する。これに続いて、MSCは、MSに「コール進行」メ
ッセージを送信し、これは、コールが進行中であることをMSに指示する。この
メッセージは、レートパラメータがMSCにより選択されたデータレートを表す
ようなBCIEエレメントも含む。ステップ2において、MSは、MSCにより
指示されたデータレートをチェックする。考えられる変更されたデータレートが
MSにより受け入れられない場合には、コールを解除する。MSがデータレート
を受け入れる場合には、それ自身をそのデータレートに対して構成する。
これに続いて、MSCは、地上接続を予約し、そして「指定要求」メッセージ
により必要な無線チャンネル(1つ又は複数)を割り当てるようにBSSに要求
する。このメッセージは、必要なリソースに関する情報を含む。BSSは、無線
チャンネルを割り当て、そしてMSがそのチャンネルに同調する場合に、BSS
は、「指定完了」メッセージにおいてMSCに確認を送信する。次いで、MSC
は、「IWF設定」メッセージを送信することによりネットワークアダプタIW
Fから必要なリソースを割り当てる。IWFは、「確認」メッセージで手順を確
認する。図2において、IWFリソースを図3(ステップ4)に基づいて割り当
てることは、コールコントロール42がモデム41Aを予約するように
IWFコントローラ41Cに指令することを意味する。
その後に、MSCは、「初期アドレス」メッセージで被呼PSTN加入者への
接続設定を開始する。被呼PSTN加入者は、そのモデムをラインに接続し、そ
して「応答信号」メッセージで返答する。MSCは、「モデムオンライン」メッ
セージでライン上のIWFモデムに指令する(ステップ6)。図2のMSCにお
いて、これは、コールコントロール42が、GSW21により、図2に示すよう
に、BSSからの送信ラインとPSTNへの送信ラインとの間にモデム41Aを
接続することを意味する。これに続いて、GSMトラフィックチャンネルは、T
AFとIWFとの間で同期状態となり、そしてIWFモデム41Aは、被呼PS
TN加入者のモデムとデータレートでハンドシェークを開始する。図2に関して
注目されるように、IWFモデム41Aは、レート範囲内で、いかなるデータレ
ートをサポートするPSTNモデムともハンドシェークすることができる。ハン
ドシェークにより、PSTNモデムによりサポートされるデータレートをIWF
モデム41AとPSTNモデムとの間のデータレートに対してネゴシエーション
することができる。このように、異なるレートを使用する固定ネットワークアプ
リケーションへのデータコールが1つのベアラサービスのフレームワーク内で可
能となる。ハンドシェークの完了時に、IWFモデム41Aは、ハンドシェーク
されたデータレートをIWFコントローラ41Cに通知する(ステップ8)。ハ
ンドシェークされたレートが充分に高く、即ちMS及びMSCによりネゴシエー
ションされたレートと同じである場合には、IWFコントローラ41Cは、トラ
フィックチャンネルのV.24状態(CT106、CT109)でMSにトラフ
ィックチャンネルがそのデータレートに対して準備ができたことを知らせるよう
にモデム41Aに指令する(ステップ9)。これは、データ転送ステップ10で
行われる。
しかしながら、IWFコントローラ41Cが、ステップ8において、モデムに
よりハンドシェークされたデータレートが、MS及びMSCによりネゴシエーシ
ョンされたレートに基づき無線経路に割り当てられたチャンネルリソースに比し
てあまりに低いと検出した場合には、IWFコントローラ41Cは、MSC(コ
ールコントロール42)からのチャンネルの個数及び/又は形式への変更を要求
する。これは、チャンネルモード変更手順を適用するか、チャンネル形式を全レ
ートチャンネルから半レートチャンネルへ切り換えるか、又は(マルチスロット
転送において)接続に対して割り当てられるトラフィックチャンネルの数を減少
することにより、チャンネルコードをより効率的なものへ変更することを含む。
これは、メッセージ「チャンネル数変更」及び「チャンネルモード変更」並びに
それに対する確認メッセージ「確認」によって示される。ステップ12は、BS
Sが余分なチャンネルをいかに解除するか、そしてMS及びBSSが残りのチャ
ンネルのチャンネルコードをデータレートに適した使い方でいかに変更するかを
示す。ステップ13は、ユーザデータレートが、必要なチャンネル数の転送容量
より低く保たれる場合に、TAF及びIWFがGSM仕様に基づき使用中のトラ
フィックチャンネル容量に対しユーザデータレートをレート適応するケースにつ
いて例示する。これに続いて、GSMトラフィックチャンネルが同期し、そして
TAF及びIWFは、トラフィックチャンネルV.24状態で、トラフィックチ
ャンネルがデータ転送に対して準備ができたことを知らせる(ステップ14)。
これは、データ転送ステップにより行われる。
移動発信(MO)UDIコール
図4を参照し、ISDNへのMO型のUDIコールについて以下に説明する。
ISDN加入者のターミナル装置により送信される応答信号メッセージ及びステ
ップ5までは、図4のコール設定の最初の部分が、図3を参照して上記したよう
に生じる。これに続いて、MSCは、「デバイスオンライン」メッセージをネッ
トワークアダプタIWFに送信することにより、必要なIWFリソースを接続す
る。図2のMSCにおいて、これは、コールコントロール42が、ステップ4で
割り当てられたDIUユニット41Bをラインに接続するようにIWFコントロ
ーラ41Cに指令することを意味する。従って、図2に破線で示すように、DI
Uがグループスイッチ21を経てBSSからの送信ラインとISDNネットワー
クへの送信ラインとの間に接続される。これに続いて、GSMトラフィックチャ
ンネルは、TAFとIWFとの間で同期され、そしてISDNトラフィックチャ
ンネルは、IWFとISDNターミナル装置との間で同期される。次いで、IS
DNトラフィックチャンネルの確認がステップ8において本発明により実行
される。ユーザデータレートを表すBCIEエレメントが転送されるようなIS
DN信号が使用される場合には、他のレート確認は必要とされない。本発明の好
ましい実施形態によれば、ISDNトラフィックチャンネルの転送レートは、ト
ラフィックチャンネル自体からIWFにより確認される。使用するデータレート
は、ISDNトラフィックチャンネルの同期段階においてオクテットビットの使
用から確認される。これは、推奨勧告ITU−T V.110に基づく同期0が
オクテットの使用ビットにおいて認知でき、一方、各オクテットの他のビットが
1であることを意味する。推奨勧告ITU−T V.110によれば、ISDN
同期ベアラサービスにより使用されるデータレートは、データ転送に使用される
V.110フレームのE1、E2及びE3ビットにおいてコード化される。従っ
て、非同期ISDNベアラサービスのユーザデータレートは、ターミナル装置に
よるパラメータの交換を監視するIWFによりISDNトラフィックチャンネル
から見出すことができ、これは、ITU−T V.110推奨勧告、アペンディ
ックスI、インバンド・パラメータ・エクスチェンジ、IPEに記載されている
。GSMネットワークの外部のテレコミュニケーションネットワーク又はアプリ
ケーションのトラフィックチャンネルのデータレートの確認は、相互接続が直接
的な及び/又は専用の非標準化インターフェイスにより行われるときに、上記以
外の方法により行うことができる。本発明に関する限り、UDIコールに使用さ
れるデータレートが確認されることだけが重要である。IWF UDI41Bが
ISDNトラフィックチャンネルのデータレートを確認するや否や、IWFコン
トローラ41Cにレートを通知する。その後、図4のコール設定は、図3と同様
に進むが、モデムによるデータレートのハンドシェークに代わって、上記の確認
されたデータレートがここで検査される。
移動着信(MD)データコール
以下、図5を参照し、移動着信モデム又はUDIコールについて説明する。ゲ
ートウェイMSC、GMSCは、GSM移動加入者のディレクトリ番号MSIS
DNにアドレスされたコールを受け取る。GMSCは、「ルート情報送信」メッ
セージによりHLRからルート情報を要求する。HLRは、そのデータベースか
ら、MSISDNに対応するサービス情報即ちBCIEエレメントを検索する。
例えば、本発明により全てのデータレートをカバーする非同期の3.1KHzの
ベアラサービスが問題であると仮定する。その後、HLRは、加入者データに基
づいて移動加入者が現在位置しているところのVLRからローミング番号を要求
する。この同じ要求メッセージは、BCIEエレメントも転送する。VLRは、
BCIEエレメントを記憶し、そしてコールに対するローミング番号MSRNを
割り当てる。MSRNはHLRに送られ、HLRはそれをGMSCに送る。ロー
ミング番号に基づいて、GMSCは、コールをMSCにルート指定し、その制御
のもとで移動加入者が位置決めされる。ステップ3において、MSCは、MSR
Nに基づき、VLRからコール設定情報を要求する。MSRNに基づき、VLR
は、HLRから既に受け取られたBCIEを検索し、そしれそれをMSCに送信
する。この段階において、MSCは、要求されたベアラサービスをサポートする
かどうかチェックする。もしそうであれば、ベアラサービスに対してそれがサポ
ートする最も高いデータレートを選択する。選択されたユーザデータレートは、
BCIEレートパラメータ値としてコール設定メッセージ「設定」に挿入され、
これはMSに送信される。ステップ4において、MSは、要求されたベアラサー
ビス及び選択されたユーザデータレートをサポートするかどうかチェックする。
もしそうであれば、このような要求を受け入れる。ユーザレートがMSにとって
高過ぎる場合には、それがサポートするレベルまでユーザレートを減少する。次
いで、MSは、それが希望するユーザデータレートをBCIEのレートパラメー
タの値としてセットし、これは、確認メッセージ「コール確認」においてMSC
に送信される。これに続いて、MSCは、「指定要求」メッセージで要求された
無線チャンネルを割り当てるようにBSSに要求し、そしてBSSは、「指定完
了」メッセージで確認を行う。その後、MSCは、「設定」メッセージで要求さ
れたIWFリソースを割り当て、そしてIWFは、「確認」メッセージで確認を
行う。これは、図3及び4のIWFリソースの割り当てと全く同一である。MS
は、被呼加入者の警告が開始されたことを「警告」メッセージで知る。次いで、
MSCは、「アドレス完了」メッセージを使用して、PSTN/ISDNネット
ワークの発呼加入者に接続が確立されたことを通知する。次いで、MSは、被呼
加入者がコールを受け入れることを表す「接続」メッセージを送信し、その結果
として、MSCは、「応答信号」メッセージを発呼PSTN/ISDN加入者へ
送信する。その後、モデム又はレート適応がラインに接続され、そしてコールが
PSTNネットワークからのモデムコールであるか又はISDNネットワークか
らのUDIコールであるかに基づいて図3又は4の場合と同様にコール設定が続
けられる。
異なるコール状態におけるデータコール設定の例について以下に述べる。
例1:MOモデムコール、透過的、PSTNがレートを決定する。MSは、ユ
ーザレート=28.8、CE=透過的、ITC=3.1KHz、及びモデム形式
=自動ボー設定のパラメータを設定メッセージBCIEにおいて信号することに
よりデータコールを開始する。MSCは、要求されたサービスをそれがサポート
すること及び加入者が要求されたベアラサービスを受ける権利があることを検出
する。MSCは、IWFリソースを割り当て、そしてPSTNへの接続を確立す
る。要求された数の無線チャンネルがコールに対して割り当てられ、28.8k
ビット/sのユーザレートは、3つの9.6kビット/sのサブチャンネルを要
求する。MSCは、エラー修正プロトコルを伴わずに、最大レートとして28.
8kビット/sをもつ自動ボー設定モードにIWFモデムを構成する。IWFモ
デム及びPSTNモデムは、例えば、14.4kビット/sのレートに対してハ
ンドシェークする。というのは、PSTNモデムは、それより高いレートをサポ
ートしないからである。IWFは、モデムのハンドシェークの結果を考慮し、そ
して新たなユーザレート14.4kビット/sをMSCに通知する。MSCは、
コールにより使用されるサブチャンネルの数を2に減少するようにBSSに要求
し、これにより、BSSは、1つのサブチャンネルを解除する。MS TAF及
びIWFは、14.4kビット/sのユーザレートを2つの9.6kビット/s
のサブチャンネルへと適応させる。
例2:MOモデムコール、透過的、PSTNがレートを決定する。MSは、ユ
ーザレート=9.6、CE=透過的、ITC=3.1KHz、及びモデム形式=
自動ボー設定のパラメータを設定メッセージBCIEにおいて信号する。MSC
は、要求されたサービスをそれがサポートすること及び加入者が要求されたベア
ラサービスを受ける権利があることを検出する。MSは、IWFリソースを割り
当て、そしてPSTNへの接続を確立する。1つの9.6kビット/sがコール
に対して割り当てられる。MSCは、エラー修正プロトコルを伴わずに、最大レ
ートとして9.6kビット/sをもつ自動ボー設定モードにIWFモデムを構成
する。IWFモデム及びPSTNモデムは、4.8kビット/sのレートに対し
てハンドシェークする。IWFは、モデムのハンドシェークの結果を考慮し、新
たなユーザレート4.8kビット/sをMSCに通知し、そしてCMM手順(チ
ャンネルモード変更)によりチャンネルコード化をより効率的に行うこと、又は
チャンネル形式を全レートチャンネルから半レートチャンネルへ変更することを
要求する。GSM使用によれば、IWF及びMS TAFは、4.8kビット/
sのユーザレートを使用可能なトラフィックチャンネルに対して適応させる。
例3:MOモデムコール、透過的、MSCがレートを決定する。MSは、ユー
ザレート=28.8、CE=透過的、ITC=3.1KHz、及びモデム形式=
自動ボー設定のパラメータを設定メッセージBCIEにおいて信号する。MSC
は、9.6kビット/s以下のレートにおいてのみ3.1KHzのベアラサービ
スをそれがサポートすることを検出する。MSCは、更に、加入者が要求された
ベアラサービスを受ける権利があることを検出する。従って、MSCは、コール
進行メッセージのBCIEレートパラメータと共に9.6kビット/sの新たな
レートをMSに信号する。MSは、新たなレートを受け入れるか、又はコールを
解除する。次いで、MSCは、IWFリソースを割り当て、そしてPSTNへの
接続を確立する。1つの9.6kビット/sのGSMトラフィックチャンネルが
コールに対して割り当てられる。MSCは、エラー修正プロトコルを伴わずに、
最大レートとして9.6kビット/sをもつ自動ボー設定モードにモデムを構成
する。IWFモデム及びPSTNモデムは、9.6kビット/sの同じレートに
対してハンドシェークし、その後、IWF及びMSTAFは、9.6kビット/
sのユーザレートでデータを転送する。
例4:MO UDIコール、透過的、ISDNがレートを決定する。MSは、
ユーザレート=28 8、CE=透過的及びITC=UDIのパラメータを設定
メッセージBCIEにおいて信号する。MSCは、要求されたベアラサービスを
それがサポートすること及び加入者が要求されたベアラサービスを受ける権利が
あることを検出する。MSCは、IWFリソースを割り当て、そしてISDNへ
の接続を確立する。必要な数の無線チャンネル、即ち3つの9.6kビット/s
のサブチャンネルがコールに対して割り当てられる。MSCは、最大レートとし
て28.8kビット/sをもつIWFレートアダプタを構成する。その後、IW
Fは、上記方法のいずれかにより、ISDNターミナル装置が異なるデータレー
ト、例えば、19.2kビット/sを使用することを検出し、そして19.2k
ビット/sの新たなユーザレートをMSCに信号する。MSCは、コールに対し
て割り当てられるGSMサブチャンネルの数を2に減少するようにBSSに要求
し、これにより、BSSは、1つのGSMトラフィックチャンネルを解除する。
IWF及びTAFは、19.2kビット/sのユーザレートを2つの9.6kビ
ット/sのサブチャンネルへと適応させる。
例5:MO UDIコール、透過的、MSCがレートを決定する。MSは、ユ
ーザレート=28.8、CE=透過的及びITC=UDIのパラメータを設定メ
ッセージBCIEにおいて信号する。MSCは、加入者が要求されたベアラサー
ビスを受ける権利があることを検出するが、MSCそれ自体は、9.6kビット
/s以下のレートのUDIベアラサービスしかサポートしない。MSCは、9.
6kビット/sの新たなレートを「コール進行」メッセージBCIEにおいてM
Sへ信号する。MSは、新たなレートを受け入れるか、又はコールを解除する。
MSCは、IWFリソースを割り当て、そしてISDNへの接続を確立する。I
SDNの信号サポートが得られる場合には、9.6kビット/sのユーザレート
がISDNへ信号される。1つの9.6kビット/sのGSMトラフィックチャ
ンネルがコールに対して割り当てられる。MSCは、最大レートとして9.6k
ビット/sをもつIWFレートアダプタUDIを構成する。IWF及びISDN
ターミナル装置は、9.6kビット/sのレートに同期する。ISDNの信号サ
ポートが得られない場合には、ターミナル装置は、推奨勧告V.110に基づく
インバンドネゴシエーションを用いて新たなレートをネゴシエーションする。T
AF及びIWFは、9.6kビット/sのユーザレートでデータを転送する。
例6:MTモデムコール、透過的、PSTN/ISDNがレートを決定する。
MSC/VLRは、HLR又はPSTN/ISDNのいずれかから、ユーザレー
ト=28.8及びITC=3.1KHzの設定パラメータを含むBCIEエレメ
ントを受け取る。MSCは、加入者が要求されたベアラサービスを受ける権利が
あることを検出する。MSCは、MSへ送信されるべき設定メッセージのBCI
Eパラメータを次のように定義する。モデム形式=自動ボー設定、そしてMSC
が透過的及び非透過的の両データコールをサポートする場合には、CE=両NT
である。MSは、応答メッセージ「コール確認」において、BCIEパラメータ
CE=T又はCE=NTにセットすることによりコールが透過的であるか非透過
的であるかを特定する。この例においては、透過的接続CE=Tが確立される。
MSCは、IWFリソースを割り当て、そしてPSTN/ISDNへの接続を確
立する。その後、PSTN接続設定の後に、例1と同様にコール設定手順が行わ
れる。
例7:MTモデムコール、透過的、MSCがレートを決定する。MSは、上記
例と同様に、ユーザレート=28.8及びITC=3.1KHzのBCIE設定
パラメータを受け取る。MSCは、加入者が要求されたベアラサービスを受ける
権利があることを検出するが、MSCそれ自体は、9.6kビット/s以下のレ
ートの3.1KHzベアラサービスしかサポートしない。VMSCは、MSへ送
信されるべき設定メッセージのBCIEパラメータを次のように定義する。モデ
ム形式=自動ボー設定;VMSCが透過的及び非透過的の両データサービスをサ
ポートする場合は、CE=両NT;そしてユーザレート=9.6kビット/s。
MSは、コール確認メッセージにおいてBCIEパラメータCE=Tにセットす
ることによりコールが透過的であることを特定する。MSCは、IWFリソース
を割り当て、そしてPSTN/ISDNへの接続を確立し、その後、図2と同様
にコール設定が続けられる。
MSCと同程度の高いデータレートが要求されたためにMSがデータコールを
サポートしない場合には、MSは、ユーザデータパラメータを「コール確認」メ
ッセージBCIEにおいて所望に値に変更することができる。この場合に、MS
Cは、MSにより決定されたレートで固定ネットワークに向かってコール設定を
試みる。
例8:最終的に非透過的コールとなるコールにおいて、接続の固定ネットワー
ク岐路及びGSMネットワーク岐路が必ずしも等しいデータレートをもたなくて
もよい。それ故、本発明に関する限り、MSとMSCとの間のレートネゴシエー
ションが受け入れられることで充分である。しかしながら、無線チャンネルを節
約する観点から、固定ネットワークにより与えられるレートが、要求されるユー
ザレートより明らかに低い場合には、必要とされない無線チャンネルリソースも
非透過的コールにおいて解除されるのが効果的である。PSTNがレートを決定
するような透過的なMOモデムコールの場合を以下に例示する。MSは、ユーザ
レート=28.8、CE=両NT、ITC=3.1KHz及びモデム形式=自動
ボー設定のパラメータを設定メッセージのBCIEにおいて信号する。MSCは
要求されたサービスをそれがサポートし、そして加入者が要求されたベアラサー
ビスを受ける権利があることを検出する。MSCは、コールを非透過的であると
指定し、IWFリソースを割り当て、そしてPSTNへの接続を確立する。必要
な数の無線チャンネル、即ち3つのGSMサブチャンネルがコールに対して割り
当てられる。MSCは、エラー修正及び圧縮プロトコルの使用が許された自動ボ
ー設定モードへIWFモデムを構成する。IWFモデム及びPSTNモデムは、
圧縮プロトコルを伴わずに、14.4kビット/sのレートでハンドシェークす
る。IWFは、モデムによりハンドシェークされた結果を考慮し、そして14.
4kビット/sの新たなユーザレートをMSCに通知する。MSCは、データコ
ールにより指定されるサブチャンネルの数を3から2へ減少するようにBSSに
要求し、これにより、BSSは、GSMトラフィックチャンネルを解除する。T
AF及びIWFは、無線リンクプロトコル(RTP)を使用することにより14
.4kビット/sのユーザレートを2つの9.6kビット/sのサブチャンネル
へと適応させる。
全ての例示したケースにおいて、MSCは、固定ネットワークにより使用され
る新たなユーザレートをMSに信号し、MSは、それが希望する場合に、コール
を解除できることにも注意されたい。
添付図面及びそれを参照した以上の説明は、単に本発明を例示するものに過ぎ
ず、請求の範囲内でその細部を種々変更できることを理解されたい。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ
,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,
CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G
E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR
,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,
MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P
L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK
,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,
VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.移動通信システムにデータコールを確立する方法において、 多数のユーザデータレートをカバーする少なくとも1つのデータコールベア ラサービスを移動加入者に対して決定し; 移動通信ネットワークと移動ステーションとの間にデータコールを確立する 際に、移動ステーションと移動通信ネットワークとの間のデータ転送に使用され るべきユーザデータレートを設定するためのユーザデータレートネゴシエーショ ンを実行し; そのネゴシエーションされたユーザデータレートに基づいてデータコールに 対して無線チャンネルリソースを割り当て;そして データコールの第2の当事者へのコール設定を続ける; という段階を備えたことを特徴とする方法。 2.データコールにおいて第2の当事者のユーザデータレートを決定し; 透過的コールにおいて第2の当事者に上記ネゴシエーションされたユーザレ ート以下のユーザレートを許し; 第2の当事者のユーザレートが上記ネゴシエーションされたユーザレートよ り低い場合には第2の当事者のユーザレートに合致するように、透過的コールに おいて移動ステーションと移動通信ネットワークとの間の上記ネゴシエーション されたデータレートを変更する; という段階を備えた請求項1に記載の方法。 3.データコールにおいて第2の当事者のユーザレートを決定し; その第2の当事者のユーザレートに基づき、コール設定の始めに上記ネゴシ エーションされたユーザレートに基づいて割り当てられる無線チャンネルリソー スを適応させる; という段階を備えた請求項1に記載の方法。 4.無線チャンネル構成の上記適応は、 コールに割り当てられるトラフィックチャンネルの数を減少し; チャンネルコード化を変更し;又は チャンネル形式を変更する; という段階の少なくとも1つを含む請求項3に記載の方法。 5.移動ステーションと移動通信ネットワークとの間のネゴシエーションは、デ ータコールが透過的であるか非透過的であるかを合意する更に別の段階を含む請 求項1に記載の方法。 6.移動加入者に対し、多数のユーザレートを各々カバーする次のデータコール ベアラサービス、即ち非同期ベアラサービス、同期ベアラサービス、PADアク セスベアラサービス、又はパケットアクセスベアラサービスの少なくとも1つを 定義する請求項1、2、3、4又は5に記載の方法。 7.多数のユーザデータレートをカバーする少なくとも1つのデータコールベア ラサービスであって、移動通信ネットワークの加入者データベースにおいて移動 加入者に対して決定されたデータコールベアラサービスと; コール設定中に、移動ステーションと移動通信ネットワークとの間のデータ 転送に対しデータコールに使用されるユーザデータレートをネゴシエーションす るための移動ステーションと移動通信ネットワークとの間のネゴシエーション手 順と; そのネゴシエーションされたユーザデータレートに基づいて無線チャンネル リソースを割り当てるコールコントロールと; を備えたことを特徴とするデジタル移動通信システム。 8.上記システムは、データコールにおいて第2の当事者のユーザレートを定義 する手段を備え、そして上記コールコントロールは、第2の当事者が上記ネゴシ エーションされたユーザレートより低いユーザレートを有するのに応答して、移 動ステーションと移動通信ネットワークとの間にネゴシエーションされたユーザ レートを、第2の当事者のユーザレートに合致するように変更する請求項6に記 載の移動通信システム。 9.上記コールコントロールは、第2の当事者のユーザレートに基づき、コール 設定の始めに上記ネゴシエーションされたユーザレートに基づいて割り当てられ るデータコール無線チャンネル構成を適応させるように構成された請求項8に記 載の移動通信システム。 10.無線チャンネル構成の上記適応は、コールに割り当てられるトラフィックチ ャンネルの数を減少し、チャンネルコード又はチャンネル形式を変更するという 動作の少なくとも1つを含む請求項9に記載の移動通信システム。 11.移動ステーションと移動通信ネットワークとの間のネゴシエーション手順に おいて、データコールが透過的であるか非透過的であるかについても合意される 請求項7に記載の移動通信システム。
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