JPH11513434A - 防火バリヤフェルト - Google Patents

防火バリヤフェルト

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JPH11513434A JP9515024A JP51502497A JPH11513434A JP H11513434 A JPH11513434 A JP H11513434A JP 9515024 A JP9515024 A JP 9515024A JP 51502497 A JP51502497 A JP 51502497A JP H11513434 A JPH11513434 A JP H11513434A
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Abstract

(57)【要約】 有機ポリマバインダ、リン含有化合物、ヒドロキシル側基含有有機繊維、および熱吸収性化合物を含んでなる可撓性防火バリヤフェルトが提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 防火バリヤフェルト発明の分野 本発明は、火災時に、火炎、煙、蒸気、および/または熱の拡がりを防ぐ防火 バリヤフェルトに関する。発明の背景 防火バリヤ材料(耐火材料または難燃材料と呼ばれることも多い)は、壁と床と の間隙およびビル内の貫通部から生じる間隙(例えば、近代的オフィスビルの火 災時にケーブル絶縁物の炎焼または溶融により生じるボイド)を介して煙や火炎 が拡がるのを減少または防止するために使用される。典型的な商業用途に適した 防火バリヤ材料の特徴としては、加熱前の可撓性、絶縁性能および/または発泡 性能、ならびに十分加熱したときに所定の場所で硬化(すなわち、チャー化)し、 熱、煙、火炎、および/または蒸気の拡がりを防止する性能が挙げられる。こう した材料は多数入手可能であるが、業界では、長い間、更に良い効果的な材料が 求められてきた。例えば、多くの市販材料は、高温安定性が劣っているかまたは 高圧散水に対する機械的強度が劣っているために、限られた時間しか機能しない 。 フォーム、チョーク、パテ様材料が、さまざまな防火用途に使用されることは 周知である。例えば、尿素ホルムアルデヒド樹脂フォームが、コンクリート床ス ラブと直立カーテンウォールとの隙間を充填するために使用されることは周知で ある。こうしたフォームは、典型的には、所定の形状の支持体(例えば、金属の 薄手シート)を必要とする。なぜなら、フォームの機械的強度は比較的小さく、 しかも、チャー化 したフォームの機械的強度は、一般に更に小さいからである。発泡性防炎化合物 (例えば、オキシホウ素化合物を含有した発泡性の黒鉛および水和金属ケイ酸塩 のグラニュール)をポリマバインダと併用して、狭い接合部(例えば、約1インチ 未満)または小さい孔(直径約1インチ未満)の充填に使用されるコーキング材が 作製されてきた。また、こうした材料には、架橋剤および/または難燃剤(例え ば、ホスフェート)、増粘剤(例えば、セルロース)、ならびに充填剤(例えば、セ ルロース系繊維または無機繊維)が含まれることもある。しかしながら、典型的 には、こうした組成物は流動性を示すため、一般に、所定のタイプの支持体を使 用しないかぎり、チャー化する前の形状を保つことは不可能である。すなわち、 これらの組成物には、一般に、自立性のないものが多い。 流動性のない(すなわち、自立性のある)難燃性組成物は周知である。例えば、 発泡性防炎化合物を含有する弾性シートを、パイプ用ラップまたは電線導板用ラ ップに使用することは周知である。また、ポリマフォームとアルカリ金属ケイ酸 塩とが併用された硬質ボードを、壁、天井、ドアなどの表面に対する断熱カパー として使用することも周知である。しかしながら、こうした硬質フォームボード は、典型的には、所定の材料の保護層で被覆され、これにより防湿性が付与され ている。より可撓性のある耐水シート材料も周知である。例えば、発泡性セラミ ック断熱ファイバフェルトを炉に使用することは周知であるが、こうしたフェル トを非密閉空間(例えば、カーテンウォールまたは壁貫通孔)に使用して加熱発泡 させると、フェルトの壊落を生じることが多いだろう。他の従来型フェルトも防 火バリヤとして使用されるが、それほど可撓性が大きくないものもあり、ほとん どは、高温において自立性をもたない。 従って、様々な用途〔特に、加熱された場合に発泡および硬化して (または単に硬化するだけで)断熱性を呈する更に硬質の自立性物質に変化する可 撓性かつ自立性の材料が必要とされる用途〕に使用できる他の防火バリヤ材料が 必要である。発明の概要 本発明は、可撓性防火バリヤフェルトおよび該防火バリヤフェルトの製造方法 を提供する。このフェルトには、少なくとも約10重量パーセント(重量%)の有機 ポリマバインダと、少なくとも約5重量%のヒドロキシル側基含有有機繊維(好 ましくはセルロース系繊維)と、少なくとも約10重量%の熱吸収性化合物と、が 含まれる。ただし、このフェルトには、リン含有化合物から供給される少なくと も約0.3重量%のリンが含まれる。熱吸収性化合物にもリンが含まれる場合、こ のリン含有化合物は熱吸収性化合物であってもよい。しかしながら、典型的には 、熱吸収性化合物にはリンが含まれない。すなわち、熱吸収性化合物は非リン含 有化合物である。この場合、熱吸収性化合物とは異なるリン含有化合物が、リン の供給源として使用される。本明細書中で使用される重量パーセントはすべて、 乾燥重量に基づくものであり、フェルトの全重量を基準とする。 本発明のフェルトは自立性であり、しかも少なくとも約350℃の温度に晒され た場合、自立性のチャーを形成する。このチャーは、フェルトに含まれる熱吸収 性化合物のタイプにもよるが、典型的には、もとのフェルトと同じ体積を占める か、またはそれより大きな体積を占める。効果を発揮するために、チャーがもと のフェルトの体積よりも大きな体積を占める必要がある場合、熱吸収性化合物と しては発泡性防炎化合物(すなわち、加熱されると発泡する化合物)が利用される 。好ましい発泡性防炎化合物は、層間黒鉛、雲母、パーライト、バーミキュライ ト、水和ケイ酸ナトリウム、およびこれらの組合せから成る 群より選ばれた化合物である。チャーがもとのフェルトの体積と実質的に同じ体 積を占めることが有効である場合、熱吸収性化合物としては吸熱化合物が利用さ れる。好ましい吸熱化合物は、アルミナ三水和物、リン酸アンモニウムマグネシ ウム、ホウ酸亜鉛、水酸化マグネシウム、石膏、およびこれらの組合せから成る 群より選ばれた化合物である。 もう1つの態様において、防火バリヤフェルトの製造方法には、有機ポリマバ インダ、ヒドロキシル側基含有有機繊維、熱吸収性化合物、および場合に応じて 使用されるリン含有化合物、の水性懸濁液を調製する工程と;バインダ、熱吸収 性化合物、および場合に応じて使用されるリン含有化合物を、有機繊維上に析出 させる工程と;析出処理した懸濁液をスクリーン上にキャストして、フェルトを 形成する工程と;フェルトを乾燥する工程と;が含まれる。ただし、乾燥させた フェルトには、少なくとも約10重量%の有機ポリマバインダと、少なくとも約5 重量%のヒドロキシル側基含有有機繊維と、少なくとも約10重量%の熱吸収性化 合物と、が含まれ、更に、このフェルトには、リン含有化合物(この化合物は、 熱吸収性化合物、場合に応じて使用されるリン含有化合物、またはこれらの両方 であってもよい)から供給される少なくとも約0.3重量%のリンが含まれる。好ま しくは、水性懸濁液を調製する工程には、繊維を含む第1の水性懸濁液を調製す る工程と;有機ポリマバインダ、熱吸収性化合物、および場合に応じて使用され るリン含有化合物を含む第2の水性懸濁液を調製する工程と;第1および第2の 水性懸濁液を混合する工程と;が含まれる。 本明細書中において、以下の用語を使用する: 「バインダ」とは、有機ポリマ材料を意味し; 「セルロース系」とは、典型的には、木材または綿から誘導された 炭水化物ポリマである材料を意味し; 「チャー」とは、少なくとも約350℃の温度(火炎に触れた場合に到達すると考 えられる温度)でフェルトを加熱した場合に生成する炭素質残渣であり; 「チャー強度」とは、炭素質残渣(「チャー」)が損傷のない状態を保持する能 力(すなわち、残渣の強度)であり; 「フェルト」とは、圧縮された多孔質不織布材料を意味し; 「可撓性」とは、フェルトのドレープ適性を意味し〔すなわち、可撓性フェル トとは、建築接合部中に取付けられた場合、ビルが動いても(地震、熱、風など により振動しても)破損または顕著な亀裂を生じないフェルトである〕; 「熱吸収性化合物」とは、反応により断熱バリヤを形成する化合物を意味し; 「発泡性防炎」とは、典型的には約100℃を超える温度で加熱した場合、もと の体積の少なくとも約2倍まで膨張する材料を意味し; 「無機繊維」とは、繊維形状の鉱物性ウール材料、ガラス‐セラミック材料、 またはセラミック材料を意味し; 「有機繊維」とは、繊維形状の天然または合成のポリマ材料(例えば、セルロ ース系材料)を意味し; 「レーヨン繊維」とは、典型的には長さが少なくとも0.63cmである繊維の形状 の押出セルロース系材料を意味し; 「自立性」とは、フェルトおよびそれから生成したチャーが、自重に耐えるの に必要な凝集強度を有することを意味する。図面の簡単な説明 図1は、本発明の防火バリヤフェルトの高温面/低温面試験性能を測定するた めの試験装置である。 図2は、接合部の熱バリヤとしての本発明の防火バリヤフェルトの性能を測定 するための試験装置である。詳細な説明 本発明は、可撓性防火バリヤフェルトおよび該フェルトの製造方法を提供する 。このフェルトは、マット形もしくはシート形または複合形(例えば、カップ形 または貝殻形)などの種々の形状をとることができ、これらは真空成形法を介し て成形可能である。また、この可撓性フェルトは自立性を有する。火災時、防火 バリヤフェルトは、熱、煙、火炎、および/または蒸気の通路を効果的にシール するのに必要な一体性を有する自立性のチャーを形成する。更に、このフェルト は、熱の伝達を効果的に遮断する。防火バリヤとして使用した場合、このフェル トは、フェルトの低温面の温度が急激に上昇するのを防止する。このフェルトの 断熱特性は、同様な厚さを有する従来型断熱材料(例えば、鉱物性ウールおよび 発泡性防炎マット)のものに匹敵する。 フェルトの可撓性は、フェルトの製造に使用される成分の量およびタイプの他 に、フェルトの厚さにも依存する。例えば、マット形の厚さ0.63cmのフェルトで 直径5.08cmのパイプの周りを容易にラッピングすることができ、しかも、その際 、亀裂または剥落の発生は見られない。しかしながら、より厚いフェルト(例え ば、厚さ1.25cmのマット形のもの)は、典型的には、より小さい直径を有する対 象物(例えば、直径2.5cmのパイプ)の周りをラッピングする場合、表面にいくら かの亀裂または剥落を生じる。より薄いフェルト(厚さ0.16cmのマット形のもの )は、一般に、より大きな可撓性を呈し、直径0.63cmのパイプの周りをラッピン グしても、亀裂または剥落を生じることはない。従って、可撓性フェルトは、折 曲げたりまたは湾曲させた後、その構造的一体性を保持する。 フェルトを、少なくとも約350℃の温度(火災時、火炎に触れた場合に到達する と考えられる温度)に曝露した場合、チャーと呼ばれる炭素質残渣を生成する。 また、このチャーは自立性を有し、可撓性はない。すなわち、フェルトを建築接 合部中に配置して火炎に曝露した場合、得られたチャーは所定の位置に残留し、 しかも自重に耐えることができる。火災時に遭遇する典型的な条件下において、 一般的には、チャーが崩壊または砕壊を起こすことはない。このことは、大きな 圧力を加えてもチャーが崩壊しないということを意味するものではなく、チャー の硬さを示すものであって、典型的には、チャーは、鉛筆を軽く手で押したとき の侵入に対する耐性を示す。こうして、チャーは、熱の伝達を防ぐ働きをする。 本発明の可撓性防火バリヤフェルトは、一般的には、吸熱性または発泡防炎性 の防火バリヤマットが通常使用される用途(例えば、窓やドアの縁部に使用する 場合、動接合部に使用する場合、更にパイプ用ラップや電線導板用ラップの断熱 材として使用する場合)に有用である。動接合部中で難燃性バリヤとして使用す る場合が特に有用である。動接合部は、一般的には、建築物中の線形開口部(例 えば、床や壁の内部の接合部、または床と壁の間の接合部)であり、これらは建 築物の動きが許容されるようにデザインされている。動接合部は、業界では、「 建築接合部」、「軟質接合部」、「伸縮接合部」、および「耐震接合部」と呼ば れることが多い。「外壁間隙」と呼ばれる通常のタイプの動接合部は、外壁また はカーテンウォールと建築物の構造要素との間に存在する。典型的には、フェル ト(マットの形状であってもよい)は、例えば、壁と床との間の開口部を横切って 、十分な弛みをもたせて配設され、これにより接合部のわずかな動きが許容され る。フェルトを、鉱物性ウールまたは他の断熱材料と併用してもよく、更に、ピ ン、クランプ、または接着剤を用いて所定の位置に保持しても よい。接着剤を用いて難燃性マットをカーテンウォール中に配設する好ましい方 法が、1995年2月21日出願の米国特許出願第08/391939号「防火バリヤで保護され た動接合部」に記載されている。 防火バリヤフェルトには、熱吸収性化合物、必要に応じて使用されるリン含有 化合物、ヒドロキシル側基含有有機繊維、および有機ポリマバインダが含まれる 。これらの各成分に対して、1つ以上の材料を使用することができる。すなわち 、フェルトには、1つ以上の熱吸収性化合物、1つ以上の異なるタイプの有機繊 維などが含まれていてもよい。熱吸収性化合物は、断熱特性を材料に付与する。 すなわち、火災の影響を受ける前およびその影響を受けた後のいずれにおいても 、この材料は断熱材として働く。好ましくは、熱吸収性化合物は、発泡性防炎化 合物、吸熱化合物、およびこれらの混合物から成る群より選ばれる。 本発明に使用される吸熱化合物とは、水和水を放出することにより熱を吸収す る化合物である。これらの化合物は、室温よりも高い温度(例えば、25℃〜30℃) において、熱エネルギーの吸収およびガス(例えば、水蒸気)の放出を行うことに より、防火バリヤフェルトの耐熱特性に寄与する。好ましくは、ガスは、約500 ℃未満の温度で放出される。従って、水分子(すなわち、水和水)を含有する化合 物は、本発明を実施するうえで有効に利用できる。好ましくは、これらの化合物 は、水に不溶であるかまたは水に僅かに溶解する形態をとる。すなわち、これら の化合物は、好ましくは、約25℃における水への溶解度が約5%以下であり、よ り好ましくは、約50℃における水への溶解度が約10%以下である。本明細書中で 使用される溶解百分率はすべて、材料の重量(水和水を含有する分子の場合は完 全に水和された状態での重量)および溶液の全重量に基づく重量百分率である。 好適な吸熱化合物としては、アルミナ三水和物(Al23・3H2O)、水和ホウ酸 亜 鉛(ZnB24・6H2O)、硫酸カルシウム(CaSO4・2H2O;石膏とも呼ばれる )、リン酸アンモニウムマグネシウム(MgNH4PO4・6H2O)、水酸化マグネシ ウム(Mg(OH)2)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。リン酸ア ンモニウムマグネシウムが好ましい。なぜなら、この化合物は、吸熱化合物とし て働くことおよびリンの供給源となることの2つの役割を果たすことができるか らである。もう1つの好ましい吸熱化合物は、アルミナ三水和物であり、例えば 、商品名「SOLEM SB-36」としてジョージア州NorcrossのJ.M.Huber Corp.,Solem Div.から市販されている化合物が挙げられる。このアルミナ三 水和物は、直径約6〜60マイクロメートルの粒子を90%含有する粉末として入手 可能である。 先に述べたように、発泡性防炎化合物とは、加熱するともとの体積の少なくと も約2倍まで発泡する化合物である。加熱中、発泡性防炎化合物は、フェルトを 発泡させるとともにガスを発生する。典型的には、この現象は約100℃を超える 温度で起こる。発泡性防炎化合物は、全体積を増加させること、火災時の熱エネ ルギーをいくらかの吸収すること、および建築要素の周囲をほぼ完全にシールす ることによって、防火バリヤフェルトの断熱能力に寄与する。本発明の防火バリ ヤフェルトに発泡性防炎化合物が含まれている場合、壁および天井中のパイプお よび他のタイプの貫通部を包囲する防火クランプアセンブリーとの併用が特に好 適である。こうした防火アセンブリーは、例えば、米国特許第5,103,609号(Tho resonら)に記載されており、この記載によれば、1つ以上の防火バリヤフェルト がパイプの周囲に配設され、金属クランプアセンブリにより所定の位置に保持さ れている。加熱されると(例えば、火災時の熱や火炎に晒されると)、防火バリヤ フェルトは発泡して間隙(例えば、パイプの破損により生じた間隙)を充填する。 典型的には、発泡性防炎化合物を使用する場合、本発明 の防火バリヤフェルトは、少なくとももとの体積の約3倍まで、好ましくは少な くとももとの体積の約9倍まで発泡する。 好適な発泡性防炎化合物は、実質的には水に不溶である。すなわち、これらの 化合物は、好ましくは、約25℃における溶解度が約5重量%以下であり、より好 ましくは、約50℃における溶解度が約10重量%以下である。こうした化合物とし ては、例えば、層間黒鉛、水和アルカリ金属ケイ酸塩、バーミキュライト、パー ライト、および雲母が挙げられる。好ましい発泡性防炎黒鉛材料は、商品名「G RAPHITE IG-338-50」としてオハイオ州ClevelandのUCAR Carbon から市販されている、酸中和表面を有する酸インターカレート黒鉛である。好ま しい発泡性防炎化合物は、商品名「EXPANTROL 4BW」としてミネソタ 州St.Paul の 3Mから市販されている粒状の水和アルカリ金属ケイ酸塩発泡 性防炎組成物である。 典型的には、熱吸収性化合物(または熱吸収性化合物の混合物)は、可撓性防火 バリヤフェルト中に、フェルトの全乾燥重量を基準に少なくとも約10重量%の量 で添加される。この量未満の該化合物を含有するフェルトは、一般的には、熱吸 収用としては有効でない。なぜなら、こうしたフェルトは、十分に発泡しないか 、または十分な熱を吸収しないために、効果的な熱バリヤとして機能しないから である。熱吸収性化合物は、好ましくは少なくとも約20重量%、より好ましくは 少なくとも約25重量%の量で添加される。典型的には、熱吸収性化合物は、可撓 性防火バリヤフェルト中に、約70重量%以下の量で添加される。この量を超える 該化合物を含有するフェルトは、典型的には、十分な可撓性をもたないため、動 接合部の用途には使用できない。 場合に応じて使用されるリン含有化合物(またはこうした化合物の混合物)は、 材料に難燃性を付与するために、本発明の可撓性防火バ リヤフェルト中に添加される。難燃性リン含有化合物は、実質的に水に不溶であ ることが好ましい。すなわち、好ましい材料は、約25℃における溶解度が約5% 以下、より好ましくは約50℃における溶解度が約10%以下である。好適な難燃性 リン含有化合物としては、リン酸アンモニウムマグネシウム、ポリマ封入ポリリ ン酸アンモニウム、および有機ホスフェート油などのホスフェートが挙げられる 。また、赤リンが本発明に使用するうえで好適な場合もある。ホスフェート化合 物は、市販されているか、または当該技術分野で周知の技法で容易に合成するこ とができる。例えば、リン酸アンモニウムマグネシウムは、水溶液中で、塩化マ グネシウムと、リン酸ニ水素アンモニウムと、水酸化マグネシウムと、を反応さ せることにより、調製することができる。また、リン酸アンモニウムマグネシウ ムは、商品名「BUDIT 370」としてニューヨーク州New YorkのCometals Inc.から市販されている。好ましいリン含有化合物は、メラミンホルムアルデ ヒド封入ポリリン酸アンモニウムであり、この化合物は、商品名「HOSTAF LAM 422」(31重量%±5重量%のリンを含有する)としてニュージャージー州 SummitのHoechst Celaneseから市販されている。好ましい有機ホスフェート 油(例えば、ホスフェートエステル)は、商品名「SANITIZER 141」(2.7 重量%〜3.0重量%のリンを含有する)としてミズーリ州St.Louis のMonsanto から市販されている。 典型的には、リンは、防火バリヤフェルト中に、フェルトの全乾燥重量を基準 に少なくとも約0.3重量%の量(リン含有化合物から提供されるリンの重量パーセ ントとして計算した場合)で添加される。この量未満の該化合物を含有するフェ ルトは、火炎に曝露されると極めて速く分解する傾向がある。リンは、好ましく は少なくとも約0.5重量%、より好ましくは少なくとも約0.7重量%の量でフェル ト中に添加される。典型的には、リンは、防火バリヤフェルト中に、約3重 量%以下の量で添加される。この量を超える該化合物を含有するフェルトは、一 般的には、費用効率が悪い。先に述べたように、この量のリンは、リンの所望の レベルを提供するのに必要な量でフェルト中に存在するリン含有化合物から提供 されるが、この化合物は熱吸収性化合物であってもよい。 ヒドロキシル側基を含有する有機繊維は、フェルトの強化およびフェルトの可 撓性の改良のために、可撓性防火バリヤフェルト中に添加される。この繊維はま た、熱に曝露された後のチャー化した材料の構造的一体性に寄与する。ヒドロキ シル側基含有有機繊維は、好ましくは、セルロース系繊維である。好適なセルロ ース系繊維としては、綿繊維、リネン繊維、大麻繊維、木材パルプ繊維、および レーヨン繊維が挙げられる。好ましくは、セルロース系繊維は、長さが少なくと も約0.63cm、より好ましくは、長さが少なくとも約1.25cmである。好ましいセル ロース系繊維は、テネシー州Johnson CityのMiniFiber,Inc.から商品名「 RAYON 3D 1/2」および「RAYON 3D 1/4」として市販されているレー ヨン繊維である。これらの繊維は、1.25cmおよび0.63cmの長さのチョップトファ イバとして提供される。表示「D」は、繊維のデニールを意味する。 典型的には、ヒドロキシル側基含有有機繊維、好ましくはセルロース系繊維、 (または異なるタイプのこうした繊維の混合物)は、フェルトの全乾燥重量を基準 に少なくとも約5重量%の量で防火バリヤフェルト中に添加される。この量未満 の該化合物を含有するフェルトは、十分な引張強度および可撓性をもたない傾向 があり、火炎に曝露する前および後における自立性が低い。好ましくは、該化合 物は、少なくとも約8重量%の量で添加される。典型的には、セルロース系繊維 は、約75重量%以下の量で防火バリヤフェルト中に添加される。この量を超える 該化合物を含有するフェルトは極めて弱く、凝集強度および 撓み強度が低い。好ましくは該化合物は、約30重量%以下の量で添加される。 理論に拘束されるものではないが、ヒドロキシル側基含有有機繊維、特にセル ロース系繊維を、リン含有化合物と併用すると、材料が熱に曝露された時にチャ ー生成の安定化を助長するものと考えられる。また、理論に拘束されるものでは ないが、この理由は、リンが、繊維表面上のヒドロキシル側基と反応し、ポリマ バインダの存在下で熱に曝露された時に硬い炭素質網目を形成するためと考えら れる。本発明のフェルトには、ヒドロキシル側基を含有しない他の有機繊維(例 えば、ポリエチレン繊維およびポリプロピレン繊維)が含まれていてもよい。こ れらの繊維を添加すると、フェルトの強度が改良されるかまたはフェルトの風合 いが改良される可能性があるが、これについては、充填剤と関連させて以下で更 に説明する。 他の防火材料にも、リン含有化合物およびセルロースが含まれているが〔例え ば、米国特許第5,232,976号(Horacek ら)および同第5,175,197 号(Gestner ら )を参照されたい〕、このセルロースは、コーキング組成物を増粘するために粉 末の形状で使用される。本発明のフェルトでは、セルロースが繊維の形状である ことが重要である。なぜなら、繊維を用いると、熱に曝露した後でさえも、フェ ルトの強度およびレジリエンスに寄与する内部構造(例えば、網目)を形成できる からである。 無機繊維はフェルトの耐熱性に寄与するため、フェルトに無機繊維を添加する ことが望ましい場合もあるが、その性質が脆いため、フェルトの可撓性を低下さ せる傾向がある。しかしながら、無機繊維(例えば、ガラス繊維およびセラミッ ク繊維)は、フェルトの難燃性およびチャーの強度を増大する傾向がある。従っ て、フェルトの全乾燥重量を基準に少なくとも約5重量%の無機繊維をフェルト に添加する ことが好ましい。この量未満の該化合物を含有するフェルトは、一般的には、10 00℃を超える温度における有用性が低い。より好ましくは、該化合物を少なくと も約10重量%の量で添加するが、約75重量%までの量で添加することができる。フ ェルト中のいずれの他の成分の場合も同じであるが、1つ以上の異なるタイプの 無機繊維を使用することもできる。 バインダは、好ましくはゴム弾性を有する有機ポリマ材料である。すなわち、 このポリマは、整合性や伸縮性などのゴム様特性を有する。バインダは、熱可塑 性ポリマまたは熱硬化性ポリマのいずれでもよい。好ましくは、バインダは、ラ テックス(すなわち、水中に分散されるかまたは分散可能なポリマ)である。こう したポリマバインダは、水性分散体としてまたは粉末もしくは液体(これらは使 用前に水中に分散させることができる)として市販されている。好適なポリマと しては、アクリレート、天然ゴム、スチレンブタジエン共重合体、ブタジエンア クリロニトリル共重合体、ウレタンエラストマ、ポリビニルデンフルオリド、ポ リアミド、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、およびポリブタジエンが挙げら れる。好ましいラテックスバインダとしては、ペンシルヴェニア州Philadelphi a のRohm and Haas Co.から商品名「RHOPLEX HA-8」として市販さ れているアクリレートポリマ、およびペンシルヴェニア州AllentownのAir Pr oducts and Chemicals,Inc.から商品名「AIRFLEX 600BP」として市 販されているアセテート/アクリレートターポリマが挙げられる。 典型的には、有機ポリマバインダは、フェルトの全乾燥重量を基準に少なくと も約10重量%の量で防火バリヤフェルト中に添加される。この量未満の該化合物 を含有するフェルトは、一般的には、十分な可撓性を示さない。好ましくは、有 機ポリマバインダは、少なくとも約20重量%の量で添加される。典型的には、、 有機ポリマバインダは、 約50重量%以下の量で防火バリヤフェルト中に添加される。好ましくは、該化合 物は、約25重量%以下の量で添加される。 充填剤を使用することにより、本発明の可撓性防火バリヤフェルトの補強、剛 性の調節、または取扱適性の改変を行うことができる。充填剤としては、ヒュー ムドシリカ、クレー、フライアッシュ、パーライト、バーミキュライト、ガラス 粉末(ガラスフリットとも呼ばれる)、アルミン酸ナトリウム、ホウ酸亜鉛、酸化 ホウ素、無機繊維(例えば、ガラス繊維、ガラスセラミック繊維、セラミック繊 維、鉱物繊維、および炭素繊維)、および有機繊維(例えば、ナイロン繊維、熱可 塑性ポリエチレン繊維、およびポリエステル繊維)が挙げられるが、これらに限 定されるものではない。セラミック繊維、ガラス繊維、ならびにアルミン酸ナト リウム、ホウ酸亜鉛、ホウ酸などの耐火材料の中にも、難燃剤として利用できる ものがある。好ましい充填剤としては、ガラス繊維〔例えば、オハイオ州Defia nceのSchuller Internationalから商品名「MICROFIBER 106/475」 として市販されているガラス繊維〕、またはニューヨーク州NiagaraのCarboru ndumから商品名「FIBERFRAX 7000M」として市販されているセラミッ ク繊維が挙げられる。他の好適なセラミック繊維が、ミネソタ州St.Paulの3M Companyから「NEXTEL」繊維として市販されている。好ましくは、セルロ ース系繊維の場合と同様に、無機繊維の長さは、約0.3cm〜約2.5cm、より好まし くは約0.63cm〜約1.25cmである。 製品識別に利用しうる着色剤(例えば、Fe23)、殺真菌剤、および殺細菌剤 などの他の添加剤を、防火バリヤフェルトに添加してもよい。また、フェルトの 製造工程中に、脱泡剤(典型的には、石油誘導体である)を添加してもよい。脱泡 剤を使用すると、発泡が最小限に抑えられるとともに、加工性が向上する。界面 活性剤もまた、フェルト製造工程に使用することができ、典型的には、界面活性 剤を使用すると、 いずれの材料をフェルトに添加する場合にもその添加が容易になる。 本発明の防火バリヤフェルトは、典型的には、可撓性マットに成形される。こ のマットは、製紙工業で典型的に使用される従来型の湿式成形法を用いて作製す ることができる。こうした方法には、手動堆積法または機械堆積法が含まれる。 例えば、手動シート金型、Fourdrinier製紙機、または回転成形製紙機を使用し て可撓性マットを製造することができる。湿式堆積法または製紙法の他に、種々 の真空成形法を使用して、真空成形技術分野の業者には周知のハネカムまたはシ ェルなどの三次元の複雑な造形品を製造することができる。 典型的には、ポリマバインダ(ラテックスとして)を、熱吸収性化合物、必要に 応じて使用されるリン含有化合物、および界面活性剤と混合して、均一懸濁液( これ以降では「プレミックス」と記す)にする。このプレミックスには他の所望 の添加剤が含まれていてもよいが、典型的には、セルロース系繊維、ガラス繊維 、セラミック繊維、または鉱物繊維などの繊維は含まれない。繊維は、典型的に は、供給業者から束の形態で提供されるので、繊維はバラバラにならない。従っ て、繊維に高剪断力を加えてバラバラにした後で、この繊維すべてをポリマ含有 プレミックスと一緒に添加するすることが望ましい。この処理は次のように行わ れる。まず、例えばブレンダ中で繊維を大量の水と混合し、スラッシを形成する 。典型的には、この繊維スラッシにアルミン酸ナトリウムを添加して、高 pH溶 液(典型的には、pH約8〜約10)にする。アルミン酸ナトリウムは処理工程中に 洗浄除去されるので、典型的には、フェルトの最終重量には寄与しない。次に、 繊維の「スラッシ」の入った容器中に、ポンプでプレミックスを送液する。好ま しくは、プレミックスと繊維スラッシとの混合は、制御温度(例えば、約45℃〜5 5℃)において行われる。繊維スラッシおよびポリマ含有プレミックスが混合され るとき、混合物のpHはアルカリ性、典 型的には約8〜10である。好ましくはpHを変化させて懸濁液を沈殿させるが、 他の方法を用いて懸濁液を沈殿させることもできる。こうした方法は周知であり 、製紙業界で使用されている。懸濁液を酸性にするために、典型的には、硫酸ア ルミニウムが使用される。こうした化合物を使用することにより、ポリマ、熱吸 収性化合物、および必要に応じて使用されるリン含有化合物が繊維上に析出し、 これのよりフェルト製造が容易に行われるものと考えられる。硫酸アルミニウム は処理工程中に洗浄除去されるので、典型的には、フェルトの最終重量には寄与 しない。発泡量を減らす必要がある場合、混合処理中の任意の時点で脱泡剤を添 加することができる。好適な脱泡剤としては、ペンシルヴェニア州Amblerの H enkelから入手可能な「FOAMMATER II」などの石油誘導体が挙げられる 。 フェルトを製造するために、混合物を製紙スクリーン(例えば、Fourdrinier スクリーン)上にキャストし、過剰の水を除去するために加圧または吸取を行っ てできる限り水を除去し、次いでスチームドラム乾燥機または従来型オーブンを 用いて乾燥する。キャスト処理中、より多くの脱泡剤を添加することが望ましい 場合があるが、この場合、典型的には、脱泡剤の一部をフェルト上に噴霧する。 フェルトの製造に使用される装置にもよるが、様々な厚さのフェルトを製造する ことができる。フェルトの厚さは、典型的には約0.15cm〜約1.25cm、好ましくは 約0.32cm〜約0.63cmである。 金属箔(例えば、アルミニウム箔またはスチール箔)、黒鉛箔、断熱ブランケッ ト、または他の防火バリヤシートなどの固定層に防火バリヤフェルトをラミネー トすることが望ましいこともある。ラミネート処理は、例えば、室温で2つの材 料を一緒に加圧するかまたはラミネート用ローラ(典型的には、加圧および加熱 を行う)に通すことによって行うことができる。また、接着剤を用いで2つの層 を一緒にラ ミネートすることもできる。ラミネート処理は、本発明の防火バリヤ材料に発泡 性防炎化合物が含まれている場合に特に望ましい。なぜなら、ラミネートされた 層は、材料の発泡方向を制御する働きをするからである。固定層として有用な他 の材料は、米国特許第4,467,577号(Licht)に記載されているが、例えば、金属 スクリーン、紙、板紙、およびゴムシートまたはプラスチックシートが挙げられ る。 本発明の防火バリヤフェルトは、建築要素中の開口部(例えば、壁間ギャップ 、キャビティ、内部空間、壁の亀裂、ケーブルダクトなど)のシーリングまたは 閉塞のために使用することができる。また、このフェルトは、屋根、壁、および 床用の断熱材として、金属パネルおよびドア用のライニングとして、ならびに防 火壁用のバッキングとしても利用することができる。 以下の実施例により本発明の目的および利点を更に説明するが、これらの実施 例中に記載された特定の材料およびそれらの量、ならびに他の条件および詳細に よって本発明が不当に制限されるべきものではない。部およびパーセントはいず れも、特に記載のないかぎり、重量基準である。実施例 高温面/低温面試験 防火試験のために、動接合アセンブリを作製して、建築物中で使用した場合を シミュレートした。次に、図1を参照して説明する。動接合アセンブリ10に、ジ ョージア州AtlantaのOlympic Kilnsからkilnの商品名で市販されている0.19m3 ガス燃焼炉(図示せず)を配備し、更に、このアセンブリを、10.2cm×10.2cm矩 形開口部を有する厚さ5cmのセラミックスラブ11でカバーした。17.8cm×17.8cm 矩 形フェルト試験片14を、開口部12の上部中央にかぶせた。試験片14の一方の面を 、厚さ0.05mmのアルミニウム箔15でカバーした。アルミニウム箔面が低温面側に 向くようにした。試験片14の縁部を、ミネソタ州St.Paulの3M Companyから 商品名「FIREBARRIERCAULK」として市販されてい難燃性コーキ ング材16を用いて所定の位置に保持した。このコーキング材はまた、フェルト試 験片14の高温面側の熱および火炎を保つ働きをする。低温面上の温度は、熱電対 パッド(図示せず)を熱電対18上にかぶせてモニタした。高温面上の温度は、AS TM(American Society for Testing Materials)試験方法E119-88に記載の永 久炉熱電対によりモニタした。 「建築物および建築材料の防火試験のための標準的試験方法」と題するAST M試験方法E119-88に従って、試験を行った。この試験を用いて、高温面と低温 面との温度差を測定するとともに、これらの防火バリヤ材料が火炎に耐える時間 または一体性を保持できる時間を評価した。ASTM E119-88の図1に記載の 温度および時間条件に従って、アセンブリを処理した。温度は1分ごとに記録し た。接合部防火試験 ATSM試験方法E119-88で耐火等級2時間に分類される床をシミュレートし た建築接合部を作製した。次に、図2を参照して説明する。建築接合部試験アセ ンブリ20を作製するために、2つのコンクリートスラブ21および22(長さ198cm× 幅73.7cm×深さ11.4cm)の注入および硬化を行った。ASTM試験方法E119-88 規定に従って作製された2.72立方メートルの据置炉(図示せず)の上部に、コンク リートスラブを配置した。2つのスラブの間に形成された接合部23は、幅20.5cm 、長さ198cmであった。厚さ0.56cmの試験片(フェルト)24の一方の面を、アルミ ニウム箔テープ25でカバーした。この試験で は、アルミニウム箔25を、火炎の方向、すなわち高温面側に向けて配置した。セ ラミック布カバー29を、開口部の上部を横切るようにかぶせて熱電対30を支持し 、更に、重り26および27を用いて、スラブ21および22の上部に該カバーの端部を 押圧することにより該カバーを固定した。ミネソタ州St.Paulの3M Company から「3MFIRE BARRIER SEAL&BOND SILICONE」と して市販されているシリコーン系接着剤28を利用して、フェルト24をコンクリー トスラブの面に接合した。まず、接着剤をコンクリートの面に約0.16cmの厚さで こて塗りし、粘着稠度が得られるまで約15分間硬化させ、次いで所定の位置に固 着した。これを24時間硬化させた後で防火試験を行った。屈曲試験 屈曲試験を行うために、ジョージア州LawrencevilleのArcon Internationa lから市販されている屈曲試験機を購入した。「建築用接合システムの反復運動な らびに最小および最大接合幅の測定」と題するASTM試験方法E1399-91に従い 、幅15cmの接合部を用いて防火バリヤフェルトのサンプルを試験した。すなわち 、閉位置がフェルトの厚さの2倍となるように間隔をあけて、接合部を100%開 位置〜100%閉位置の間で屈曲させた。これによりフェルトの圧縮が回避される 。建築用接合システム(こうした接合部に使用される防火バリヤも含まれる)の圧 縮特性および撓み特性を評価するために、ASTM試験方法E1399-91 を使用す る。結果は、フェルトの損傷または破損が生じて、もはや有効な防火バリヤとし て機能しなくなるときの屈曲回数で報告される。体積膨張試験 予め作製しておいたダイを用いて、フェルトの直径1インチのディスクを打抜 いた。一方向に膨張するように拘束されたフェルトに対して、一方向だけの膨張 を測定する簡単な膨張試験を行った。ただし、こうしたフェルトの膨張の95%が その表面に垂直な方向に起こるものとする。結果は、次式で報告される。 以下の実施例において、成分量は、その重量(グラムまたは kg単位)、およびそ れに続くカッコ内の乾燥重量%(フェルトの全乾燥重量を基準にする)で表される 。実施例1 この実施例では、発泡性防炎材料を含有するフェルトの作製について説明する 。プレミックスを次のように調製した。まず、アクリレートラテックス〔ペンシ ルヴェニア州AllentownのAir Products and Chemicals,Inc.から商品名「 AIRFLEX 600BP」として市販されている固形分55%のターポリマ〕68.0 kgと、有機ホスフェート〔ミズーリ州St.Louis の Monsanto Chemical Co .から商品名「SANITIZER 141」として市販されているホスフェートエ ステル(油)〕18.1kg(これにより0.3重量%のリンをフェルトに供給した)と、界 面活性剤〔ペンシルヴェニア州PhiladelphiaのRohm&Haasから商品名「TA MOL 850」として市販されているカルボン酸ポリマのナトリウム塩(溶液中活 性成分30%)〕0.5kgと、アルミナ三水和物〔ジョージア州FairmountのJ.J.H uber Corp.から商品名「SOLEM SB 36」として市販されている〕15.1kg とを、低剪断カブレンダ(全容積:151.4リットル)中で一緒に混合した。約10分 間攪拌した後、第2のリン化合物〔ニュー ジャージー州Summit の Hoechst Celaneseから商品名「HOSTAFLAM 422」として市販されているメラミン被覆有機ホスフェート〕3.0kg(これにより0 .6重量%のリンをフェルトに供給した)と、黒鉛〔コネティカット州Danbury の UCAR Carbon Co.から商品名「GRAPHITE IG-338-50」として市 販されている pH中和表面型硫酸処理黒鉛箔〕531kgと、水37.8リットルとを、 最初の混合物に添加した。繊維スラッシの入ったもう1つの容器中へのポンプ送 液の準備が完了するまで、このプレミックスを撹拌した。 高剪断力高容量ブレンダ中へ、水約3634リットルと、32%アルミン酸ナトリウ ム(Na2Al24)水溶液〔イリノイ州NapervilleのNalco Chemical Co.から 商品名「NALCO 2372」として市販されている〕1.4kgと、ガラス繊維〔オハ イオ州DefianceのSchuller Internationalから商品名「MICROFIBE R 106/475」として市販されている〕3.0kgとを、仕込んだ。ブレンダ中で繊維 を約30秒間混合した。これに続いて、セラミック繊維〔ニューヨーク州Niagara FallsのCarborundumから商品名「FIBERFRAX 7000m」として市販さ れている耐熱性ラセミック繊維〕22.7kgを添加し、2分間混合した。この混合中 に、1.25cmレーヨン繊維2.3kgおよび0.63cmレーヨン繊維7.6kgをミキサ中にばら まいた。更に757リットルの水を用いて、より大きな容器に移しながら、この混 合物をブレンダから洗い流した。 繊維スラッシを大きなバット中へポンプ送液し、更に、バインダを含有するプ レミックスを該バット中へポンプ送液した。この混合物を連続的に混合し、沈降 を防止した。撹拌混合物の温度を約50℃(±5℃)に保った。この希釈された混合 物に、25重量%の硫酸アルミニウム(Al2(SO4)3・14H2O)溶液〔イリノイ州 NapervilleのNalco Chemical Co.から商品名「NALCO 7530」として市 販されている〕約18kgを攪拌しながら添加した。 スチームドラム乾燥機を利用した従来型のFourdrinier製紙機を用いて混合物 をキャストし、フェルトを作製した。キャストしてフェルトを作製する間の発泡 を最小限に抑えるために、混合処理中およびキャスティング中に、必要に応じて スプレーボトルから脱泡剤〔ペンシルヴェニア州AmblerのHenkelから商品名「 FOAMMASTER II」として市販されている石油誘導体〕約25mLを混合物 に添加した。キャストされたフェルトの単位面積あたりの重量は、3.7平方メー トルあたり約40グラム〜80グラムであり、その厚さは、約0.28cm〜約0.56cmであ った。 得られたフェルト(厚さ0.29cm)を用いて、図1を参照して先に説明した「高温 面/低温面耐火試験」を行った。高温面と低温面との温度差は約426℃であり、 このフェルトが熱に対して非常に有効なバリヤであることが示された。温度勾配 は、約15分後に平衡に達した。 図2を参照して先に説明した「接合部耐火試験」は、厚さ約0.56cmのフェルト を用いて行った。このサンプルでは、ASTM E119-88に基づく耐火等級が1 時間であった。耐火試験は、合計2時間にわたり行われた。火炎の供給を停止し 、サンプルが冷却してから、測定を行った。2時間後、チャーは所定の位置に残 存し、固体のままであった(すなわち、崩壊せずに一体化した試験片の状態が保 持された)。 もう1つのフェルトサンプルを、上述の「屈曲試験」に従って、5000回屈曲さ せた。このサンプルは試験に合格した。すなわち、フェルトは、5000回の屈曲の 後、剥落しなかった(例えば、亀裂を生じなかった)。ダイを用いてフェルトから 裁断された直径2.5cmのディスクを使用して、膨張試験を行った。350℃のオーブ ン上に5分間置くことにより、30個のディスクを試験した。膨張体積は、上述の 「容積膨張試験」に記載の式(1)を用いて計算した。膨張体積は、もとの(膨張さ せる前の)体積の約8倍〜13倍であった。 また、実施例1のフェルトを、米国特許第5,103,609号(Thoresonら)に記載さ れているようなPVCパイプ防火用具中で使用した。十分なフェルト層でパイプ の周りをラップし、厚さ1.89cmの層を形成した。火炎に曝露してから約8分後、 フェルトは発泡してパイプを塞ぐとともに、2時間にわたるE119試験の後、除 去しがたい硬質のチャーが生成した。実施例2 この実施例では、吸熱材料を含有するフェルトの作製について説明する。プレ ミックスを、実施例1の記載に従って作製した。まず、アクリレートラテックス 「AIRFLEX 600BP」90.7kgと、有機ホスフェート「SANITIZER 141」18.1kg(これにより0.2重量%のリンをフェルトに供給した)と、界面活性 剤「TAMOL 850」0.5kgとを、低剪断力ブレンダ中で一緒に混合した。この 混合中に、有機ホスフェート「HOSTAFLAM 422」3.6kgおよびアルミナ 三水和物「SOLEM SD36」120.6kgを、撹拌しながら添加した。この混合物 は滑らかなペーストを形成した。約38リットルの水を添加して、注入可能な稠度 にした。繊維スラッシの入ったもう1つの容器中へのポンプ送液の準備が完了す るまで、このプレミックスの撹拌を継続した。 高剪断力高容量ブレンダ中へ、水約3634リットルと、アルミン酸ナトリウム溶 液「NALCO 2372」1.8kgと、ガラス繊維「MICROFIBER 106/475」 2.5kgとを、仕込んだ。ブレンダ中で繊維を約30秒間混合した。次に、セラミッ ク繊維〔商品名「FIBERFRAX 7000m」として市販されている耐熱性ラセ ミック繊維〕22.7kgを添加し、2分間混合した。この混合中に、1.25cmレーヨン 繊維〔テネシー州Johnson CityのMini Fiber,Inc.から商品名「RAYRO N 3D 1/2」として市販されている〕2.5kgおよび0.63cmレーヨン繊維〔テネシ ー州Johnson CityのMini Fiber,Inc.から商品名「RAYRON 3D 1/4」として市販さ れている〕10.7kgをミキサ中にばらまいた。 繊維スラッシを大きなバット中へポンプ送液し、更に、バインダを含有するプ レミックスを該バット中へポンプ送液した。この混合物を連続的に混合し、沈降 を防止した。攪拌混合物の温度を約50℃(±5℃)に保った。この希釈された混合 物に、25重量%の硫酸アルミニウム(Al2(SO4)3・14H2O)溶液約20.84kgを 攪拌しながら添加した。更に757リットルの水を用いて、より大きな容器に移し ながら、この混合物をブレンダから洗い流した。 スチームドラム乾燥機を利用した従来型のFourdrinier製紙機を用いて混合物 をキャストし、フェルトを作製した。キャストしてフェルトを作製する間の発泡 を最小限に抑えるために、混合中およびキャスティング中に、必要に応じて、脱 泡剤「FOAMMASTER II」約25mLを混合物に添加した。キャストされた フェルトの単位面積あたりの重量は、3.7平方メートルあたり約15グラム〜25グ ラムであり、その厚さは、約0.13cm〜約0.38cmであった。 得られたフェルト(厚さ0.25cm)を用いて、図1を参照して先に説明した「高温 面/低温面耐火試験」を行った。平衡に達した後の高温面と低温面との温度差は 約426℃であり、このフェルトが熱に対して非常に有効なバリヤであることが示 された。約15分後の低温面の温度は 340℃であり、1時間後の低温面の温度は59 1℃であった。 実施例1のフェルト(厚さ0.29cm)1層を高温面上に配置し、更に実施例2のフ ェルト(厚さ0.25cm)2層を低温面上に配置して、同様の試験を行った。この積層 系の低温面は、30分で96℃に達し、60分で255℃に達した。実施例3 この実施例では、もう1つの発泡性防火バリヤフェルトのサンプルの作製につ いて説明する。プレミックスは次のように作製した。まず、アクリレートラテッ クス「AIRFLEX 600BP」45グラムと、有機ホスフェート「SANITI ZER 141」12グラム(これにより0.3重量%のリンをフェルトに供給した)と、 界面活性剤「TAMOL 850」6滴と、有機ホスフェート〔ニュージャージー州 SummitのHoechst Cellaneseから商品名「HOSTAFLAM 422」として市 販されているメラミン被覆有機ホスフェート〕2グラム(これにより0.6重量%の リンをフェルトに供給した)と、黒鉛「GRAPHITE IG-338-50」35グラ ム(35.8重量%)とを、均一になるまでビーカ中で手作業により混合した。混合物 が滑らかで注入可能になるまで、脱イオン水約50mLを加えた。 繊維混合物は、次のように調製した。まず、レ−ヨン繊維「RAYON 3D 1 /4」(長さ0.63cm)23.5グラム(24.5重量%)および脱イオン水2リットルをブレン ダ中で混合した。アルミン酸ナトリウム溶液「NALCO 2372」10滴を滴下し た。温度を50℃に保ち、材料を高速度で6秒間混合して繊維をばらばらにした。 この繊維スラッシを5リットルビーカに注いだ。空気圧ミキサで駆動される攪拌 棒により攪拌を行い、沈降を防止した。この繊維スラッシ中に、ラテックスを含 有する混合物を注ぎ、脱泡剤「FOAMMASTER II」3滴を滴下した。約 2分間にわたり、25重量%の硫酸アルミニウム「NALCO 7530」25グラムを 混合物中に注いだ。繊維上へのラテックスの析出が見られるまで、攪拌を数秒間 継続した。すなわち、この時点で、懸濁液の濁りが消失し、繊維の凝集が観測さ れた。この混合物を20.3cm×20.3cm製紙機(ニューヨーク州WatertownのWillia ms Apparatus Co.からHandsheet Makerとして市販されている)へ送り、脱水 して水を除去した。次に、得られた軟質フェルトを、吸い取り紙を用いて420パ スカルで5分間加圧し、できるかぎり多くの水を除去した。 128℃の実験室用オーブン中でフェルトを60分間乾燥させた。フェルトの厚さは0 .3cmであった。 3つのサンプルを裁断して直径2.5cmのクーポンを作製し、これらを試験にか け、「体積膨張試験」のところで記載した式(1)に従って350℃における膨張を測 定した。3つのサンプルの膨張は、もとの体積の9倍〜10倍であった。このフェ ルトは、5000回の屈曲を行う上述の「屈曲試験」に合格した。実施例4 この実施例では、フェルトの作製について説明する。プレミックスは次のよう に作製した。まず、アクリレートラテックス「AIRFLEX 600BP」67.5グ ラムと、アルミナ三水和物「SOLEM SB36」5グラムと、有機ホスフェー ト「HOSTAFLAM 422」5グラム(これにより1.6重量%のリンをフェルト に供給した)と、界面活性剤「TAMOL 850」6滴と、黒鉛「GRAPHIT E IG-338-50」35グラムとを、均一になるまでビーカ中で手作業により混合し た。混合物が滑らかで注入可能になるまで、脱イオン水約50mLを混合物中に加え た。 繊維スラッシは、次のように調製した。まず、レーヨン繊維「RAYON 3D 1/4」(長さ0.63cm)2.5グラムと、ガラス繊維(商品名「MICROFIBER 1 06/475」として市販されている)1.0グラムと、セラミック繊維「FIBERFR AX 700M」7.5グラムとを、脱イオン水2リットルと共にブレンダ中で混合し た。アルミン酸ナトリウム溶液「NALCO 2372」10滴を滴下した。温度を50 ℃に保ち、材料を高速度で6秒間混合して繊維をばらばらにした。この繊維スラ ッシを5リットルビーカに注いだ。空気圧ミキサで駆動される攪拌棒により攪拌 を行い、沈降を防止した。 この繊維スラッシ中に、ラテックスを含有する混合物を注ぎ、脱泡 剤「FOAMMASTER II」6滴を滴下した。約2分間にわたり、25重量% の硫酸アルミニウム「NALCO 7530」25グラムを混合物中に注いだ。繊維上 へのラテックスの析出が見られるまで、攪拌を数秒間継続した。すなわち、この 時点で、懸濁液の濁りが消失し、繊維の凝集が観測された。この混合物を20.3cm ×20.3cm製紙機(ニューヨーク州WatertownのWilliams Apparatus Co.から Handsheet Makerとして市販されている)へ送り、脱水して水を除去した。次に 、得られた軟質フェルトを、吸い取り紙を用いて420パスカルで5分間加圧し、 できるかぎり多くの水を除去した。128℃の実験室用オーブン中でフェルトを60 分間乾燥させた。フェルトの厚さは0.28cmであった。 乾燥したフェルトを裁断して直径2.5cmのクーポン3つを作製し、これらを試 験にかけ、「体積膨張試験」のところで記載した式(1)に従って350℃における膨 張を測定した。3つのサンプルの平均の膨張は、もとの体積の9.4倍であった。 このフェルトは、2000回の屈曲を行う「屈曲試験」に合格した。実施例5 プレミックスは次のように作製した。まず、アクリレートラテックス「AIR FLEX 600BP」30グラム(16.5重量%)と、有機ホスフェート「SANITI ZER 141」9グラム(これにより0.3重量%のリンをフェルトに供給した)と、 界面活性剤「TAMOL 850」6滴と、有機ホスフェート「HOSTAFLAM 422」2グラム(これにより0.8重量%のリンをフェルトに供給した)と、リン酸 アンモニウムマグネシウム(ニューヨーク州New YorkのBudenheim Chemicals /Cometals,Inc.から商品名「BUDIT 370」として市販されている式MgN H4PO3・8H2O で表される低温吸熱粉末)30グラム(38.8重量%)とを、一緒に して、均一になるまでビーカ中で手作業により混合した。混合物が滑らかで注入 可 能になるまで、脱イオン水約175mLを加えた。 繊維スラッシは、次のように調製した。まず、ガラス繊維「MICROFIB ER 106/475」1.25グラムと、セラミック繊維「FIBERFRAX 700M」11 .25グラムと、レーヨン繊維「RAYON 3D1/4」(長さ0.63cm)5.25グラムと、 レーヨン繊維「RAYON 3D 1/2」(1.25cm)1.25グラムとを、脱イオン水2リ ットルと共にブレンダ中で混合した。アルミン酸ナトリウム溶液「NALCO 2 372」10滴を滴下した。温度を50℃に保ち、材料を高速度で6秒間混合して繊維 をばらばらにした。この繊維スラッシを5リットルビーカに注いだ。空気圧ミキ サで駆動される攪拌棒により攪拌を行い、沈降を防止した。 この繊維スラッシ中に、ラテックスを含有するプレミックスを注ぎ、脱泡剤「 FOAMMASTER」3滴を滴下した。約2分間にわたり、25重量%の硫酸ア ルミニウム「NALCO 7530」50グラムを混合物中に注いだ。繊維上へのラテ ックスの析出が見られるまで、攪拌を数秒間継続した。この混合物を、実施例3 で使用した製紙機に送り、脱水して水を除去した。次に、得られた軟質フェルト を、吸い取り紙を用いて420パスカルで5分間加圧し、水を除去した。128℃の実 験室用オーブン中でフェルトを60分間乾燥させた。 得られた厚さ0.32cmのフェルト2層を用いて、図1を参照して先に説明した「 高温面/低温面耐火試験」を行った。実施例1に従って作製した厚さ0.28cmのフ ェルトの上に、該2層を置いた。厚さ0.05mmのアルミニウム箔テープの一片を、 上層にのせた。難燃性コーキング材(ミネソタ州St.Paulの3M Companyから 「FIREBARRIER CAULK」として市販されている)を用いて、全層 を端部で一緒にシールした。低温面上の熱電対による測定の結果、リン酸アンモ ニウムマグネシウムに基づく水の吸熱的放出に伴って、温度上昇レベルの顕著な 低下(約149℃より大きな低下)が起こることが分 かった。フェルトの低温面上の温度は、30分後で224℃、60分後で342℃であった 。 先に記載の「屈曲試験」に従って、フェルトを5000回屈曲させたところ、この フェルトは試験に合格した。フェルトの熱重量分析を行った結果、リン酸アンモ ニウムマグネシウムからの水の消失に対応して約100℃および約300℃に重量損失 ピークが現れた。 本発明の範囲および精神から逸脱せずに、本発明の種々の修正および変更が行 えることは当業者には自明であろうが、本発明が本明細書中に記載の実施態様に 不当に限定されるものではないことを理解すべきである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)少なくとも約10重量%の有機ポリマバインダと、 (b)少なくとも約5重量%のヒドロキシル側基含有有機繊維と、 (c)少なくとも約10重量%の熱吸収性化合物と、 を含んでなる可撓性防火バリヤフェルトであって、しかも、リン含有化合物から 供給される少なくとも約0.3重量%のリンを含有する前記可撓性防火バリヤフェ ルト(14または24)〔ただし、重量パーセントはすべて、該フェルトの全乾燥重量 に基づくものとする〕。 2.前記熱吸収性化合物が、発泡性防炎化合物または吸熱化合物である請求項 1記載の可撓性防火バリヤフェルト(14または24)。 3.前記吸熱化合物が、アルミナ三水和物、リン酸アンモニウムマグネシウム 、ホウ酸亜鉛、石膏、水酸化マグネシウム、およびこれらの組合せから成る群よ り選ばれる請求項2記載の可撓性防火バリヤフェルト(14または24)。 4.前記発泡性防炎化合物が、層間黒鉛、雲母、パーライト、バーミキュライ ト、水和ケイ酸ナトリウム、およびこれらの組合せから成る群より選ばれる請求 項2記載の可撓性防火バリヤフェルト。 5.前記ヒドロキシル側基含有有機繊維がセルロース系繊維である請求項1記 載の可撓性防火バリヤフェルト。 6.前記セルロース系繊維が、綿繊維、リネン繊維、大麻繊維、木材パルプ繊 維、レーヨン繊維、およびこれらの組合せから成る群より選ばれる請求項5記載 の可撓性防火バリヤフェルト。 7.無機繊維を更に含んでなる請求項1記載の可撓性防火バリヤフェルト。 8.前記熱吸収性化合物がリン含有化合物である請求項1記載の可撓性防火バ リヤフェルト。 9.少なくとも約0.3重量%の前記リンのすべてが、前記熱吸収性リン含有化 合物から供給される請求項8記載の可撓性防火バリヤフェルト。 10.前記熱吸収性化合物がリン酸アンモニウムマグネシウムである請求項9 記載の可撓性防火バリヤフェルト。 11.(a)約10重量%〜50重量%の有機ポリマバインダと、 (b)約5重量%〜75重量%のセルロース系繊維と、 (c)約10重量%〜70重量%の熱吸収性化合物と、 を含んでなる可撓性防火バリヤフェルトであって、しかも、リン含有化合物から 供給される約0.3重量%〜3重量%のリンを含有する前記可撓性防火バリヤフェ ルト(14または24)〔ただし、重量パーセントはすべて、該フェルトの全乾燥重量 に基づくものとする〕。 12.前記熱吸収性化合物がホスフェートである請求項11記載の可撓性防火 バリヤフェルト。 13.前記熱吸収性化合物とは異なるリン含有化合物を更に含んでなる請求項 12記載の可撓性防火バリヤフェルト。 14.無機繊維を更に含んでなる請求項11記載の可撓性防火バリヤフェルト 。 15.前記熱吸収性化合物が、発泡性防炎化合物または吸熱化合物である請求 項11記載の可撓性防火バリヤフェルト 16.(a)約10重量%〜50重量%の有機ポリマバインダと、 (b)約5重量%〜75重量%のセルロース系繊維と、 (c)リンを含有しない約10重量%〜70重量%の熱吸収性化合物と、 (d)約0.3重量%〜3重量%のリンを含有するフェルトを提供するための必要量 のリン含有化合物と、 を含んでなる請求項11記載の可撓性防火バリヤフェルト。 17.(a)有機ポリマバインダ、熱吸収性化合物、場合に応じて使 用されるリン含有化合物、およびヒドロキシル側基含有有機繊維、の水性懸濁液 を調製する工程と、 (b)該ポリマバインダ、該熱吸収性化合物、および場合に応じて使用される該 リン含有化合物を、該繊維上に析出させる工程と、 (c)析出処理した該懸濁液をスクリーン上にキャストして、フェルトを形成す る工程と、 (d)該フェルトを乾燥する工程と、 を含む可撓性防火バリヤ材料の製造方法であって、しかも、乾燥させた該フェル トには、 (i)少なくとも約10重量%の有機ポリマバインダと、 (ii)少なくとも約5重量%のヒドロキシル側基含有有機繊維と、 (iii)少なくとも約10重量%の熱吸収性化合物と、 が含まれ、更に、該フェルトには、リン含有化合物から供給される少なくとも約 0.3重量%のリンが含まれる前記方法〔ただし、重量パーセントはすべて、該フ ェルトの全乾燥重量に基づくものとする〕。 18.水性懸濁液を調製する前記工程が、 (a)セルロース系繊維を含む第1の水性懸濁液を調製する工程と、 (b)前記ポリマバインダ、前記熱吸収性化合物、および前記リン含有化合物を 含む第2の水性懸濁液を調製する工程と、 (c)第1および第2の該水性懸濁液を混合する工程と、 を含む請求項17記載の方法。
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