JPH1152111A - 光線分割器 - Google Patents

光線分割器

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JPH1152111A
JPH1152111A JP21461097A JP21461097A JPH1152111A JP H1152111 A JPH1152111 A JP H1152111A JP 21461097 A JP21461097 A JP 21461097A JP 21461097 A JP21461097 A JP 21461097A JP H1152111 A JPH1152111 A JP H1152111A
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light
beam splitter
angle
light beam
incident
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JP21461097A
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Inventor
Shinichi Hayashi
林  真市
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透過光を入射光に対して平行に且つ迷光を有
効光の光路とは異なる方向に射出させると共に、内部歪
みによる影響を受けにくい光線分割器を提供する。 【解決手段】 本発明の光線分割器1は、透明部材1
a,1bが張り合わされ全体として平行平板の形状をな
すように構成されている。透明部材1a,1bの張り合
わせ面(光線分割面1c)には部分反射コート2が施さ
れている。又、光線分割器1の第1面1d及び第2面1
eには反射防止コート3が施されている。光線分割面1
cは第1面1d及び第2面1eに対して微小な角度を有
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光線を反射光と透
過光とに分割する光線分割器に関する。
【0002】
【従来の技術】図5(a),(b)は従来の光線分割器
の一例を示す光軸に沿う断面図である。図5(a)に示
した光線分割器は、1枚の平行平板21の第1面21a
に部分反射コート22が施されたハーフミラー型のもの
である。又、同図(b)に示した光線分割器は、直角二
等辺三角柱プリズム23を2枚を張り合わせ、この張り
合わせ面に部分反射コート22が施されたハーフプリズ
ム型のものである。これらの光線分割器に施されている
部分反射コート22は、入射光の一部を透過し一部を反
射する性質を有している。従って、前記各光線分割器
は、この部分反射コート22により入射光を透過光と反
射光とに分割できる。
【0003】ところで、これらの光線分割器を用い、レ
ーザ光を分割する場合、次のような問題が発生する。即
ち、図5(a),(b)に示された光線分割器におい
て、夫々部分反射コート22が施されていない面におい
ても少量ながら反射光が生じ、これが図中破線で示され
ているような迷光となる。特に、図5(a)に示すハー
フミラー型の光線分割器の場合には、迷光24,25が
透過光及び反射光の光路に対して平行に位置的に少しず
れて発生するため、透過光及び反射光と不必要な干渉を
引き起こす。通常、光線分割器の部分反射コートが施さ
れている以外の面にも迷光防止のための反射防止コート
が施されるが、それでも入射光に対して強度比で約1%
の反射が生じる。
【0004】例えば、図5(a)に示されたハーフミラ
ー型の光線分割器において、平行平板21の第1面21
aに施された部分反射コート22は入射光を反射光と透
過光とに夫々50%ずつの強度比で分割する。ここで、
平行平板21の第2面21bに強度反射率1%の反射防
止コートが施されている場合、透過光が第2面21bで
1%更に第1面21aで50%夫々反射された後、第2
面21bを99%透過して生じる迷光24は、透過光に
対し約0.5%の強度比となる。これを振幅比に換算す
ると7%になる。そして、この迷光24は透過光と互い
に干渉し合い干渉縞を生じることになるが、この干渉縞
のコントラスト比は14%となり、測定誤差を誘発する
原因となる。一方、図5(b)に示されたようなハーフ
プリズム型の光線分割器の場合には、迷光が入射光路を
逆行し、レーザ光源の出力を不安定にさせるという問題
がある。
【0005】このような迷光による悪影響を防ぐために
提案された光線分割器としては、例えば特開平4−76
513号公報に開示されたものがある。この光線分割器
は、図6(a)に示すように、楔型プリズム26の片面
に部分反射コート22を施すことにより、もう一方の面
で反射して生じる迷光の角度に関して、入射光,透過光
及び反射光の光軸に対しある程度の角度差をもたせるこ
とができる。よって、この光線分割器を適当な光学系と
共に用いることで、迷光を入射光,透過光及び反射光か
ら分割して除去することが可能となり、不必要な干渉を
防ぐことができる。
【0006】又、図6(b)に示す光線分割器は、特開
平5−127087号公報に開示されたものである。こ
の光線分割器は、非直角二等辺三角柱状プリズム27を
2つ張り合わせその張り合わせ面に部分反射コート22
が施されたハーフプリズム型のものである。この光線分
割器は、非直角二等辺三角柱状プリズム27の入射面及
び反射面で発生する迷光の角度に関して、入射光,透過
光及び反射光の光軸に対しある程度の角度差をもたせる
ことができる。従って、この光線分割器を用いても適当
な光学系を備えることで、迷光を入射光,透過光及び反
射光から分割して除去することが可能となり、不必要な
干渉を防ぐことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6
(a)に示した楔型プリズム26を用いたハーフミラー
型の光線分割器や、同図(b)に示した非直角二等辺三
角柱状プリズム27を用いたハーフミラー型の光線分割
器には、依然として以下のような不都合がある。図6
(a)に示された光線分割器では、透過光も入射光に対
し角度を有して進行するため、この光線分割器と共に用
いる光学系は構成が複雑になる。一方、図6(b)に示
された光線分割器では、非直角二等辺三角柱状プリズム
27においてその特有の構造及び加工方法から頂角付近
に内部歪みが発生しやすく、又これを除去することは困
難である。加えて、ハーフプリズム型の光線分割器の場
合、プリズム内の光路が長いため、プリズムの内部歪み
による影響を受けやすく、測定結果に誤差が含まれる虞
がある。
【0008】そこで、上記問題点に鑑み、本発明は、透
過光を入射光に対して平行に且つ迷光を有効光の光路と
は異なる方向に射出させると共に、内部歪みによる影響
を受けにくい光線分割器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による光線分割器は、全体として平行平板の
形状をなすように張り合わされた2枚以上の透明部材よ
り成り、光線分割面を形成する前記張り合わせ面の1つ
は前記平行平板の表明に対し所定の角度をなすように構
成されている。更に、本発明の光線分割器は、レーザ光
線を用いた光学顕微鏡の照明光導入手段として用いるこ
とが可能であり、この場合には発生する迷光が前記光学
顕微鏡の視野の外側に向かうように前記光線分割面と前
記平行平板の表面の角度が選定される。又、前記平行平
板は頂角の等しい2枚の楔形状の透明部材を用いて構成
し、前記楔型状の透明部材の頂角は0.5°以上5°以
下の範囲で選定されることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明による光線分割器の
構成を示す光軸に沿う断面図である。本発明の光線分割
器1は、透明部材1a,1bが張り合わされ全体として
平行平板の形状をなすように構成されている。透明部材
1a,1bの張り合わせ面(光線分割面1c)には部分
反射コート2が施されている。又、光線分割器1の第1
面(光線の入射面)1d及び第2面(光線の射出面)1
eには夫々反射防止コート3が施されている。光線分割
面1cは第1面1d及び第2面1eに対して微小な角度
を有している。
【0011】本発明の光線分割器1は全体として平行平
板に構成されているため、第1面1dへの入射光と、光
線分割器1の内部を透過し第2面1eから射出する射出
光とが平行になる。又、光線分割面1cは第1面1d及
び第2面1eに対して微小な角度を有しているため、入
射光の一部が第1面1dで反射して生じた迷光4は、入
射光や光線分割面1cを透過又は反射した透過光,反射
光の何れに対してもある程度の角度が形成されるように
なる。よって、迷光4と入射光,透過光及び反射光との
干渉を防止できる。更に、この光線分割器1と共に適当
な光学系を用いれば、迷光4を入射光,透過光及び反射
光から分割し除去することも可能になる。又、透明部材
1a,1bに薄い透明部材を用いることにより、光線分
割器1内部の光路が短くなり、内部歪みによる影響を受
けにくくなる。
【0012】更に、本発明の光線分割器1がレーザ光源
を用いた光学顕微鏡の照明光導入手段として用いられる
場合には、光線分割器1により発生する迷光が前記光学
顕微鏡の視野の外側に向かうように光線分割面1cと第
1面1d及び第2面1eの角度を選定すればよい。この
ようにすることで、光線分割面1cを透過した光が第2
面1eにより反射されて生じる迷光5,6や、光線分割
面1cにより反射された光が更に第1面1dにより反射
されて生じる迷光7,8を、反射光や透過光の光軸と角
度をもたせることができる。よって、この場合にも適当
な光学系を備えることにより、前記迷光5,6,7,8
を除去することが可能になる。
【0013】又、本発明の光線分割器1を構成する透明
部材1a,1bに、頂角の等しい2枚の楔形状プリズム
を用いれば、より好ましい。この場合、頂角の方向を互
い違いにしてその楔形状のプリズムを接合することで、
容易に平行平板の形状を形成することができる。このと
きの光線分割器1内部の光路を図2に示す。図2におい
て、透明部材1a,1bの頂角をΔ、屈折率をnとす
る。入射光の第1面1dへの入射角をθ、第1面1dか
らの光の射出角をθ1 とすると、部分反射コート2が施
された光線分割面1c面への入射角及びここでの反射角
は双方ともθ1 +Δとなる。そして、光線分割面1cで
反射された光線は再度第1面1dへ入射角θ1 +2Δで
入射する。又、第1面1dからの光線の射出角をθ2
する。以下、入射光と反射光とが直交する条件を求め
る。
【0014】まず、周知のスネルの法則、即ち、 を用いると、 の関係が成立する。この式(2)を解くと、 が得られる。この式(3)において、前記頂角Δの値が
十分小さいときは、 と近似できる。
【0015】又、第1面1dにおける入射光の反射によ
り生じる迷光4は、反射角θで射出される。よって、迷
光4と反射光とのなす角は、 となる。尚、この角度は、後述するように、他の光路で
生じる迷光の透過光又は反射光に対する角度とほぼ等し
いので、この式(5)より、各光路で生じる迷光を所定
の角度で本来の光路から除去するために必要な頂角Δの
値を求めることができる。
【0016】又、本発明の光線分割器1を光学顕微鏡の
照明光導入手段として用いる場合、前記透明部材1a,
1bの頂角Δの値は0.5〜5°の範囲であることが望
ましい。現在市販されている光学顕微鏡の多くは、対物
レンズで物体上の一点からの光束を平行光束にし結像レ
ンズでその平行光束を像面上の一点に集光させる、所謂
無限遠光学系を採用している。このような無限遠光学系
の場合、対物レンズと結像レンズとの間の領域内を進行
する光線が光軸となす角をαとするとき、その光線の像
面上の像高hと、結像レンズの焦点距離fとの間には、 で示される関係がある。従って、対物レンズと結像レン
ズとの間の領域において、結像にかかわる光線の条件
は、結像の最大像高hmax として、 の関係が成立する。
【0017】一般に、照明光導入手段としての光線分割
器は、対物レンズと結像レンズとの間に形成される平行
光束中に配置される。従って、本発明の光線分割器1で
発生する迷光が視野から外れる条件は、 となり、この式(8)より好適な頂角Δを求めることが
できる。又、通常、照明光導入手段に用いられる透明部
材の屈折率nは1.5〜1.8程度であり、顕微鏡にお
ける結像の最大像高hmax は7〜13.25mm、結像
レンズの焦点距離fは160〜200mmであるので、
少なくとも前記Δの値は0.5°以上であることが必要
となる。尚、頂角Δを必要以上に大きくすると光線分割
器全体の厚みが増すため、5°を越える頂角Δは好まし
くない。
【0018】以下、図3をも参照しながら、本発明の実
施例を示す。
【0019】実施例 本実施例の光線分割器11は、図1に示された透明部材
1a,1bに、屈折率が1.5で頂角1°の楔型プリズ
ム11a,11bを用い、これら2枚を互い違いに張り
合わせて全体として平行平板を形成して構成されてい
る。又、楔型プリズム11a,11bの接合面(光線分
割面11c)には部分反射コート2が施されている。更
に、この光線分割器11の第1面(光線の入射面)11
d及び第2面(光線の射出面)11eにも反射防止コー
ト3が施されている。以下、図3に基づき本実施例の光
線分割器11の作用を説明する。但し、図中の細線は各
境界面における法線を示すものである。
【0020】本実施例の光線分割器11の第1面11d
に対する入射光線の入射角は43.1°に設定されてい
る。又、光線分割器11の各境界面において、光線の射
出角は、前述のスネルの法則に従い反射角の大きさと等
しくなっている。本実施例の光線分割器11において、
まず、入射光は第1面11dに入射角43.1°の角度
で入射し、第1面11dから射出角27.1°の角度で
射出される。そして、この光は部分反射コート2が施さ
れた光線分割面11cに対し入射角28.1°で入射す
る。ここで、入射光は、部分反射コート2によって定め
られる所定の強度比で、透過光と反射光とに分割され
る。透過光は、射出角28.1°で光線分割面11cか
ら射出された後、入射角27.1°で第2面11eに入
射し、第2面11eからは射出角43.1°で射出され
る。一方、光線分割面11cからの反射光は、反射角2
8.1°の角度をもって光線分割面11cから射出され
た後、入射角29.1°で再度第1面11dに入射し第
1面11dからは射出角46.9°の角度で射出され
る。従って、この光線分割器11による透過光は入射光
と平行に射出され、又反射光は入射光に対し垂直な方向
へ射出されることになる。
【0021】本実施例の光線分割器11の第1面11d
及び第2面11eにも反射防止コート3が夫々施されて
いるが、それにもかかわらずそこで約1%の光が反射し
て迷光となる。図3中の破線は、光線分割器11の各境
界面で反射されて発生する迷光のうち主なものの進行方
向を示している。
【0022】入射光が光線分割器11の第1面11dで
反射されて発生する迷光4は、反射角43.1°で第1
面11dで反射されるため、反射光とは3.8°の角度
をなす。又、第1面11d及び光線分割面11cを透過
した光の一部は、第2面11eで反射角27.1°の角
度をもって反射され、入射角26.1°で光線分割面1
1cに入射する。更に、この光は光線分割面11cから
射出角29.1°で射出され第1面11dに入射角2
7.1°で入射した後、ここから射出角43.1°の角
度で射出されて迷光5となる。この迷光5は迷光4と平
行で反射光とは3.8°の角度をなす。又、前記第2面
11eから光線分割面11cへ入射角26.1°で入射
した光線は一方で反射角26.1°で反射され、第2面
11eに入射角25.1°で入射し射出角39.5°で
射出されて迷光6となる。この迷光6は透過光と3.6
°の角度をなす。
【0023】更に、反射光の一部は第1面11dにおい
て反射角29.1°で反射され光線分割面11cを透過
した後、第2面11eに入射角29.1°で入射し射出
角46.9°で射出されて迷光7となる。この迷光7は
透過光と3.8°の角度をなす。又、前記第1面11d
で反射され光線分割面11cに入射した光の一部は入射
角と同等の反射角30.1°で反射された後、第1面1
1dに入射角31.1°で入射し射出角50.8°で射
出されて迷光8となる。この迷光8は反射光と3.9°
の角度をなす。
【0024】このように、光線分割器11の光線分割面
11c,第1面11d及び第2面11e間において繰り
返される反射によって発生する迷光は、入射光に対して
はもとより透過光及び反射光に対しても3.6°以上の
角度を有している。従って、適当な光学系をこの光線分
割器11と組み合わせて用いることにより、前記迷光を
入射光,透過光及び反射光から分離し除去することがで
きる。
【0025】一方で、本実施例の光線分割器11におい
ても、迷光5を発生する原因となる光線の一部が第1面
11dによって反射されることにより発生する迷光9
や、迷光7を発生する原因となる光線の一部が第2面1
1eによって反射されることにより発生する迷光10
等、透過光或いは反射光と平行になる迷光も発生する。
しかし、それらは何れも部分反射コート2や反射防止コ
ート3が施されている境界面を2回以上透過又は反射さ
れて発生したものであるため、その有効光に対する強度
比は約0.0025%以下となる。これを振幅比になお
せば0.5%となる。よって、それら迷光と本実施例の
光線分割器11における透過光又は反射光とによって生
じる干渉縞のコントラスト比は前記振幅比の2倍の約1
%であり、実用上問題はない。
【0026】更に、図4は本実施例による光線分割器1
1をレーザ偏光顕微鏡に使用した例を示す図である。こ
こに示すように、光線の進行方向に向かって順に、レー
ザ光源12,本実施例の光線分割器11,対物レンズ1
3,検光子14,結像レンズ15,絞り16,及び撮像
素子17が配置されて構成される。
【0027】レーザ光源12は、直線偏光したコヒーレ
ントな照明光を発する。光線分割器11はレーザ光源1
2より発せられた照明光を反射して対物レンズ13へ向
かわせる。対物レンズ13は、光線分割器11より入射
した照明光を標本18上に集光させ、且つ標本18で回
折して戻ってきた結像光を平行光にして元来た光路を逆
方向に向かわせる。そして、光線分割器11は対物レン
ズ13からの結像光を透過する。更に、検光子14は光
線分割器11を透過した結像光のうち照明光と直交する
偏光成分のみの光を透過し、結像レンズ15は検光子1
4を透過した平行な結像光を結像素子17上に集光す
る。尚、絞り16は、前記結像光の光路より外れた位置
を通る光線を除去するために、撮像素子17の前面に配
置されている。ここで、結像レンズ12の焦点距離は1
80mmであり、撮像素子17上の最大像高は11mm
である。このため、対物レンズ13と結像レンズ15と
の間の領域において光軸とのなす角度が3.5°以下の
光線のみが結像に寄与し、光軸とのなす角度が3.5°
を越える光線は絞り16によって除去される。
【0028】ところで、図4に示したレーザ偏光顕微鏡
においては、照明光が光線分割器11で反射される際
に、図3で示したような経路で迷光4乃至8が発生す
る。しかし、これらの迷光は何れも光軸と3.8°以上
の角度を保って進行するため、標本18上において視野
の外側に集光され、観察には直接影響しない。又、結像
光が光線分割器11を透過する際にも前記と同様に迷光
が発生するが、これは結像光と3.6°以上の角度を保
って進行するため、絞り16により除去され観察に影響
を及ぼすようなことはない。
【0029】又、このレーザ偏光顕微鏡において、全体
として平行平板よりなる本実施例の光線分割器11を用
いることにより、入射光の光軸に対して透過光の光軸が
折れ曲がることはなく、真っ直ぐな観察系を構成でき
る。更に、この光線分割器11は薄い楔型プリズム11
a,11bにより構成されているため、光線分割器11
自身も薄い平行平板となっている。よって、この光線分
割器11を図4に示したようなレーザ偏光顕微鏡に用い
ても、光線分割器11の内部歪みによる影響は小さく、
感度の高い偏光観察をすることができる。
【0030】
【発明の効果】上述のように、本発明の光線分割器によ
れば、迷光は入射光,透過光及び反射光と一定の角度を
保って進行するため、適当な光学系構成により迷光を除
去することが可能になる。又、この光線分割器によれ
ば、入射光の光軸と透過光の光軸とを平行にすることが
でき、内部歪みを原因とする不具合もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光線分割器の構成を示す光軸に沿
う断面図である。
【図2】本発明の光線分割器内部の光路を説明するため
の図である。
【図3】本発明の実施例を示す図である。
【図4】図4に示した光線分割器をレーザ偏光顕微鏡に
用いた一例を示す図である。
【図5】(a)は従来のハーフミラー型の光線分割器の
構成を示す光軸に沿う断面図である。(b)は従来のハ
ーフプリズム型の光線分割器の構成を示す光軸に沿う断
面図である。
【図6】(a)は従来の楔型プリズムを用いたハーフミ
ラー型の光線分割器の構成を示す光軸に沿う断面図であ
る。(b)は従来の非直角二等辺三角柱状プリズムを用
いたハーフプリズム型の光線分割器の構成を示す光軸に
沿う断面図である。
【符号の説明】
1,11 光線分割器 1a,1b 透明部材 1c,11c 光線分割面 1d,11d,21a 第1面 1e,11e,21b 第2面 2,22 部分反射コート 3 反射防止コート 4,5,6,7,8,9,10,24,25 迷光 11a,11b,26 楔型プリズム 12 レーザ光源 13 対物レンズ 14 検光子 15 結像レンズ 16 絞り 17 撮像素子 18 標本 21 平行平板 23 直角二等辺三角柱プリズム 27 非直角二等辺三角柱プリズム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体として平行平板の形状をなすように
    張り合わされた2枚以上の透明部材より成り、光線分割
    面を形成する前記張り合わせ面の1つは前記平行平板の
    表面に対し所定の角度をなすように構成された光線分割
    器。
  2. 【請求項2】 レーザ光源を用いた光学顕微鏡の照明光
    導入手段として用いられ、発生する迷光が前記光学顕微
    鏡の視野の外側に向かうように前記光線分割面と前記平
    行平板の表面の角度が選定された請求項1に記載の光線
    分割器。
  3. 【請求項3】 前記平行平板は頂角の等しい2枚の楔形
    状の透明部材により構成されている請求項1又は2に記
    載の光線分割器。
  4. 【請求項4】 前記楔形状の透明部材の頂角の大きさは
    0.5°以上5°以下である請求項3に記載の光線分割
    器。
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JP (1) JPH1152111A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008046162A (ja) * 2006-08-10 2008-02-28 Canon Inc 反射光学素子および撮像装置

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JP2008046162A (ja) * 2006-08-10 2008-02-28 Canon Inc 反射光学素子および撮像装置

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