JPH1152360A - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
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- JPH1152360A JPH1152360A JP9214416A JP21441697A JPH1152360A JP H1152360 A JPH1152360 A JP H1152360A JP 9214416 A JP9214416 A JP 9214416A JP 21441697 A JP21441697 A JP 21441697A JP H1152360 A JPH1152360 A JP H1152360A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】実効電圧を制御して駆動する液晶表示素子とし
て、高デューティでの時分割駆動が可能で、良好な白黒
の階調表示が得られるものを提供する。 【解決手段】リセット電圧の印加後に印加する準安定状
態選択電圧に応じて液晶分子が第1と第2の準安定状態
のいずれかに配向し、その準安定状態における配向状態
が駆動電圧の実効値に応じて変化する液晶セル10と、
位相差板23と、偏光板21,22とで液晶表示素子を
構成し、液晶分子が第1の準安定状態に配向した液晶セ
ルと位相差板と偏光板とからなる表示素子の電気光学特
性と、液晶分子が第2の準安定状態に配向した液晶セル
と位相差板と偏光板とからなる表示素子の電気光学特性
とを選択的に利用して表示するようにするとともに、液
晶セル10のΔndの値を400nm〜700nm、位
相差板23のリタデーションの値を100nm以下に設
定し、偏光板21,22の吸収軸21a,22aを、3
0°〜60°の角度範囲で互いにずらした。
て、高デューティでの時分割駆動が可能で、良好な白黒
の階調表示が得られるものを提供する。 【解決手段】リセット電圧の印加後に印加する準安定状
態選択電圧に応じて液晶分子が第1と第2の準安定状態
のいずれかに配向し、その準安定状態における配向状態
が駆動電圧の実効値に応じて変化する液晶セル10と、
位相差板23と、偏光板21,22とで液晶表示素子を
構成し、液晶分子が第1の準安定状態に配向した液晶セ
ルと位相差板と偏光板とからなる表示素子の電気光学特
性と、液晶分子が第2の準安定状態に配向した液晶セル
と位相差板と偏光板とからなる表示素子の電気光学特性
とを選択的に利用して表示するようにするとともに、液
晶セル10のΔndの値を400nm〜700nm、位
相差板23のリタデーションの値を100nm以下に設
定し、偏光板21,22の吸収軸21a,22aを、3
0°〜60°の角度範囲で互いにずらした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高デューティで
の時分割駆動を可能とした液晶表示素子に関するもので
ある。
の時分割駆動を可能とした液晶表示素子に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子には、バックライトからの
光を利用して表示する透過型のものと、自然光や室内照
明光等の外光を利用して表示する反射型のものとがあ
る。これらの液晶表示素子は、液晶セルをはさんでその
前面側と後面側とに偏光板を配置したものであり、反射
型の液晶表示素子は、後側偏光板の後面側に反射板を配
置して構成されている。なお、反射型の液晶表示素子に
は、偏光板を1枚だけ備えたものもあり、この反射型液
晶表示素子は、液晶セルの前面側に偏光板を配置し、前
記液晶セルの後面側に反射板を配置して構成されてい
る。
光を利用して表示する透過型のものと、自然光や室内照
明光等の外光を利用して表示する反射型のものとがあ
る。これらの液晶表示素子は、液晶セルをはさんでその
前面側と後面側とに偏光板を配置したものであり、反射
型の液晶表示素子は、後側偏光板の後面側に反射板を配
置して構成されている。なお、反射型の液晶表示素子に
は、偏光板を1枚だけ備えたものもあり、この反射型液
晶表示素子は、液晶セルの前面側に偏光板を配置し、前
記液晶セルの後面側に反射板を配置して構成されてい
る。
【0003】これらの液晶表示素子に用いられる液晶セ
ルは、互いに対向する面それぞれに電極が形成されると
ともにその電極が形成された面上にそれぞれ配向処理が
施された一対の基板間に液晶を挟持した構成となってお
り、液晶の分子は、それぞれの基板の近傍における配向
方向を前記配向膜により規制されて、所定の配向状態
(例えばツイスト配向状態)で配向している。
ルは、互いに対向する面それぞれに電極が形成されると
ともにその電極が形成された面上にそれぞれ配向処理が
施された一対の基板間に液晶を挟持した構成となってお
り、液晶の分子は、それぞれの基板の近傍における配向
方向を前記配向膜により規制されて、所定の配向状態
(例えばツイスト配向状態)で配向している。
【0004】上記液晶表示素子は、液晶セルの各画素部
の電極間に表示データに応じた駆動電圧を印加して表示
駆動されており、前記電極間に電圧を印加すると、液晶
分子が電圧無印加の初期配向状態から基板面に対して立
上がるように配向状態を変え、その配向状態に応じて光
の透過が制御される。
の電極間に表示データに応じた駆動電圧を印加して表示
駆動されており、前記電極間に電圧を印加すると、液晶
分子が電圧無印加の初期配向状態から基板面に対して立
上がるように配向状態を変え、その配向状態に応じて光
の透過が制御される。
【0005】ところで、上記液晶表示素子には、単純マ
トリックス方式の液晶セルを用いるものと、アクティブ
マトリックス方式の液晶セルを用いるものとがあるが、
液晶セルの構造が極く簡単で低コストに得られるという
点では、単純マトリックス方式が有利である。
トリックス方式の液晶セルを用いるものと、アクティブ
マトリックス方式の液晶セルを用いるものとがあるが、
液晶セルの構造が極く簡単で低コストに得られるという
点では、単純マトリックス方式が有利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単純マ
トリックス方式の液晶セルを用いる液晶表示素子は、液
晶セルの各画素部の電極間(走査電極と信号電極との
間)への書込み電圧の印加によって液晶層に印加される
駆動電圧の実効値を制御することにより、前記駆動電圧
の実効値に応じた液晶分子の電界誘起による前記液晶分
子の配向状態を変化させて表示駆動されるため、光の透
過状態を段階的に制御する表示を行なう場合、時分割数
が多くなると、各段階に対応する実効値の差を大きくと
ることができなくなり、そのために、高デューティで時
分割駆動しようとすると、液晶セルを駆動する際の動作
電圧マージン(各階調を表示するための電圧の実効値の
差)が小さくなり、明確な段階的表示ができなくなる。
トリックス方式の液晶セルを用いる液晶表示素子は、液
晶セルの各画素部の電極間(走査電極と信号電極との
間)への書込み電圧の印加によって液晶層に印加される
駆動電圧の実効値を制御することにより、前記駆動電圧
の実効値に応じた液晶分子の電界誘起による前記液晶分
子の配向状態を変化させて表示駆動されるため、光の透
過状態を段階的に制御する表示を行なう場合、時分割数
が多くなると、各段階に対応する実効値の差を大きくと
ることができなくなり、そのために、高デューティで時
分割駆動しようとすると、液晶セルを駆動する際の動作
電圧マージン(各階調を表示するための電圧の実効値の
差)が小さくなり、明確な段階的表示ができなくなる。
【0007】このため、単純マトリックス方式の液晶セ
ルを用いる液晶表示素子は、高デューティでの時分割駆
動が難しく、したがって、画素数を多くして表示画像の
高精細化をはかることは困難であった。
ルを用いる液晶表示素子は、高デューティでの時分割駆
動が難しく、したがって、画素数を多くして表示画像の
高精細化をはかることは困難であった。
【0008】この発明は、駆動電圧の実効値を制御して
駆動される液晶セルを用いるものでありながら、その駆
動デューティに対して動作電圧マージンを大きくして高
デューティでの時分割駆動を可能とし、画素数の多い高
精細画像の表示を実現するとともに、良好な白黒の階調
表示を得ることができる液晶表示素子を提供することを
目的としたものである。
駆動される液晶セルを用いるものでありながら、その駆
動デューティに対して動作電圧マージンを大きくして高
デューティでの時分割駆動を可能とし、画素数の多い高
精細画像の表示を実現するとともに、良好な白黒の階調
表示を得ることができる液晶表示素子を提供することを
目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の液晶表示素子
は、互いに対向する面それぞれに電極が形成されるとと
もに配向処理が施された一対の基板の間にネマティック
液晶層を挟持した液晶セルと、この液晶セルをはさんで
その前面側と後面側とに配置された一対の偏光板と、前
記液晶セルとその前面側に配置された前側偏光板との間
に配置された位相差板とを備え、前記液晶セルの液晶層
は、液晶分子の初期配向状態がスプレイ歪をもった配向
状態であり、前記一対の基板の電極間に液晶分子をその
分子長軸が基板面に対してほぼ垂直になるように配向さ
せるリセット電圧を印加した後、それより低い値の第1
準安定状態選択電圧と、この第1の準安定状態選択電圧
とは異なる値の第2準安定状態選択電圧とのいずれかを
選択的に印加することにより、液晶分子が、所定の配向
状態で配向してスプレイ歪を解消した第1の準安定状態
と、この第1の準安定状態とは異なる配向状態で配向し
てスプレイ歪を解消した第2の準安定状態とのいずれか
に配向し、その第1および第2の準安定状態それぞれに
おける駆動電圧の実効値に応じた液晶分子の電界誘起に
より前記液晶分子の配向状態が変化する特性を有してお
り、前記初期配向状態が、液晶分子がいずれか一方の基
板の配向処理方向を基準として一方の方向に0°〜20
°の範囲のねじれ角で非ツイストまたはツイスト配向し
た状態であり、前記第1の準安定状態が、液晶分子が前
記初期配向状態から前記一方の方向にさらにほぼ180
°ねじれて配向したツイスト配向状態、前記第2の準安
定状態が、液晶分子が前記初期配向状態から前記一方の
方向とは逆方向にほぼ180°ねじれて配向したツイス
ト配向状態であるとともに、前記液晶セルの液晶の屈折
率異方性Δと液晶層厚dとの積Δndの値が400nm
〜700nmの範囲、前記位相差板のリタデーションの
値が100nm以下であり、前記液晶セルの前面側に配
置された前側偏光板の吸収軸と、前記液晶セルの後面側
に配置された後側偏光板の吸収軸とが、30°〜60°
の角度範囲で互いにずれていることを特徴とするもので
ある。
は、互いに対向する面それぞれに電極が形成されるとと
もに配向処理が施された一対の基板の間にネマティック
液晶層を挟持した液晶セルと、この液晶セルをはさんで
その前面側と後面側とに配置された一対の偏光板と、前
記液晶セルとその前面側に配置された前側偏光板との間
に配置された位相差板とを備え、前記液晶セルの液晶層
は、液晶分子の初期配向状態がスプレイ歪をもった配向
状態であり、前記一対の基板の電極間に液晶分子をその
分子長軸が基板面に対してほぼ垂直になるように配向さ
せるリセット電圧を印加した後、それより低い値の第1
準安定状態選択電圧と、この第1の準安定状態選択電圧
とは異なる値の第2準安定状態選択電圧とのいずれかを
選択的に印加することにより、液晶分子が、所定の配向
状態で配向してスプレイ歪を解消した第1の準安定状態
と、この第1の準安定状態とは異なる配向状態で配向し
てスプレイ歪を解消した第2の準安定状態とのいずれか
に配向し、その第1および第2の準安定状態それぞれに
おける駆動電圧の実効値に応じた液晶分子の電界誘起に
より前記液晶分子の配向状態が変化する特性を有してお
り、前記初期配向状態が、液晶分子がいずれか一方の基
板の配向処理方向を基準として一方の方向に0°〜20
°の範囲のねじれ角で非ツイストまたはツイスト配向し
た状態であり、前記第1の準安定状態が、液晶分子が前
記初期配向状態から前記一方の方向にさらにほぼ180
°ねじれて配向したツイスト配向状態、前記第2の準安
定状態が、液晶分子が前記初期配向状態から前記一方の
方向とは逆方向にほぼ180°ねじれて配向したツイス
ト配向状態であるとともに、前記液晶セルの液晶の屈折
率異方性Δと液晶層厚dとの積Δndの値が400nm
〜700nmの範囲、前記位相差板のリタデーションの
値が100nm以下であり、前記液晶セルの前面側に配
置された前側偏光板の吸収軸と、前記液晶セルの後面側
に配置された後側偏光板の吸収軸とが、30°〜60°
の角度範囲で互いにずれていることを特徴とするもので
ある。
【0010】この発明の液晶表示素子は、液晶セルの液
晶層の液晶分子を上記第1と第2のいずれかの準安定状
態に配向させ、それぞれの準安定状態における液晶分子
の配向状態を駆動電圧の実効値に応じて変化させて光の
透過状態を制御するものであり、第1の準安定状態を選
択したときは、液晶分子が前記第1の準安定状態に配向
した液晶セルと位相差板と一対の偏光板とからなる表示
素子の電気光学特性をもち、第2の準安定状態を選択し
たときは、液晶分子が前記第2の準安定状態に配向した
液晶セルと前記位相差板と前記一対の偏光板とからなる
表示素子の電気光学特性をもつ。
晶層の液晶分子を上記第1と第2のいずれかの準安定状
態に配向させ、それぞれの準安定状態における液晶分子
の配向状態を駆動電圧の実効値に応じて変化させて光の
透過状態を制御するものであり、第1の準安定状態を選
択したときは、液晶分子が前記第1の準安定状態に配向
した液晶セルと位相差板と一対の偏光板とからなる表示
素子の電気光学特性をもち、第2の準安定状態を選択し
たときは、液晶分子が前記第2の準安定状態に配向した
液晶セルと前記位相差板と前記一対の偏光板とからなる
表示素子の電気光学特性をもつ。
【0011】すなわち、この液晶表示素子は、液晶セル
の液晶分子の配向状態が互いに異なる2つの表示素子の
電気光学特性を合わせ持ったものであり、したがって、
段階的に制御しようとする透過状態のうちの複数の透過
状態の制御を一方の電気光学特性を利用して行ない、他
の複数の透過状態の制御を他方の電気光学特性を利用し
て行なうことができる。
の液晶分子の配向状態が互いに異なる2つの表示素子の
電気光学特性を合わせ持ったものであり、したがって、
段階的に制御しようとする透過状態のうちの複数の透過
状態の制御を一方の電気光学特性を利用して行ない、他
の複数の透過状態の制御を他方の電気光学特性を利用し
て行なうことができる。
【0012】このため、この液晶表示素子によれば、透
過状態の全段階数を、前記一方の電気光学特性を利用す
るとき、つまり第1の準安定状態を選択して光の透過状
態を制御するときと、前記他方の電気光学特性を利用す
るとき、つまり第2の準安定状態を選択して光の透過状
態を制御するときとに振り分けることができ、そのため
に、それぞれの準安定状態で駆動される段階数が少なく
なるから、それぞれの準安定状態の中で、少ない段階数
の時分割駆動を行なうことができる。
過状態の全段階数を、前記一方の電気光学特性を利用す
るとき、つまり第1の準安定状態を選択して光の透過状
態を制御するときと、前記他方の電気光学特性を利用す
るとき、つまり第2の準安定状態を選択して光の透過状
態を制御するときとに振り分けることができ、そのため
に、それぞれの準安定状態で駆動される段階数が少なく
なるから、それぞれの準安定状態の中で、少ない段階数
の時分割駆動を行なうことができる。
【0013】したがって、この液晶表示素子によれば、
駆動電圧の実効値を制御して駆動される液晶セルを用い
るものでありながら、その駆動デューティに対して動作
電圧マージンを大きくし、高デューティでの時分割駆動
を可能として、画素数の多い高精細画像の表示を実現す
ることができる。
駆動電圧の実効値を制御して駆動される液晶セルを用い
るものでありながら、その駆動デューティに対して動作
電圧マージンを大きくし、高デューティでの時分割駆動
を可能として、画素数の多い高精細画像の表示を実現す
ることができる。
【0014】そして、この液晶表示素子においては、前
記液晶セルと前側偏光板との間に位相差板が配置されて
おり、かつ、前記液晶セルの液晶分子の初期配向状態
(スプレイ歪をもった配向状態)が、液晶分子がいずれ
か一方の基板の配向処理方向を基準として一方の方向に
0°〜20°の範囲のねじれ角で非ツイストまたはツイ
スト配向した状態であり、前記第1の準安定状態が、液
晶分子が前記初期配向状態から前記一方の方向にさらに
ほぼ180°ねじれて配向したツイスト配向状態、前記
第2の準安定状態が、液晶分子が前記初期配向状態から
前記一方の方向とは逆方向にほぼ180°ねじれて配向
したツイスト配向状態であるとともに、前記液晶セルの
Δndの値が400nm〜700nmの範囲、前記位相
差板のリタデーションの値が100nm以下に設定さ
れ、前記一対の偏光板の吸収軸が30°〜60°の角度
範囲で互いにずれているため、白と黒とを高いコントラ
ストで表示して良好な白黒の階調表示を得ることができ
る。
記液晶セルと前側偏光板との間に位相差板が配置されて
おり、かつ、前記液晶セルの液晶分子の初期配向状態
(スプレイ歪をもった配向状態)が、液晶分子がいずれ
か一方の基板の配向処理方向を基準として一方の方向に
0°〜20°の範囲のねじれ角で非ツイストまたはツイ
スト配向した状態であり、前記第1の準安定状態が、液
晶分子が前記初期配向状態から前記一方の方向にさらに
ほぼ180°ねじれて配向したツイスト配向状態、前記
第2の準安定状態が、液晶分子が前記初期配向状態から
前記一方の方向とは逆方向にほぼ180°ねじれて配向
したツイスト配向状態であるとともに、前記液晶セルの
Δndの値が400nm〜700nmの範囲、前記位相
差板のリタデーションの値が100nm以下に設定さ
れ、前記一対の偏光板の吸収軸が30°〜60°の角度
範囲で互いにずれているため、白と黒とを高いコントラ
ストで表示して良好な白黒の階調表示を得ることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の液晶表示素子は、液晶
分子が、リセット電圧を印加した後の第1または第2の
準安定選択電圧の選択的な印加により配向する第1と第
2のいずれかの準安定状態と、その準安定状態が選択さ
れた後の駆動電圧の実効値に応じた電界誘起による配向
状態とに配向する液晶層を備えた液晶セルを用い、前記
第1と第2の準安定状態および駆動電圧の実効値に応じ
た液晶分子の配向状態を制御することにより、前記第1
および第2の準安定状態の各々において光の透過状態を
複数の段階に制御するようにして、高デューティでの時
分割駆動を可能とし、さらに、前記液晶セルと前側偏光
板との間に位相差板を配置し、かつ、前記液晶セルの液
晶分子の初期配向状態を、液晶分子がいずれか一方の基
板の配向処理方向を基準として一方の方向に0°〜20
°の範囲のねじれ角で非ツイストまたはツイスト配向し
た状態とし、前記第1の準安定状態を、液晶分子が前記
初期配向状態から前記一方の方向にさらにほぼ180°
ねじれて配向したツイスト配向状態、前記第2の準安定
状態を、液晶分子が前記初期配向状態から前記一方の方
向とは逆方向にほぼ180°ねじれて配向したツイスト
配向状態とするとともに、前記液晶セルのΔndの値を
400nm〜700nmの範囲、前記位相差板のリタデ
ーションの値を100nm以下に設定し、前記液晶セル
をはさんで配置した一対の偏光板の吸収軸を30°〜6
0°の角度範囲で互いにずらすことにより、良好な白黒
の階調表示を得るようにしたものである。
分子が、リセット電圧を印加した後の第1または第2の
準安定選択電圧の選択的な印加により配向する第1と第
2のいずれかの準安定状態と、その準安定状態が選択さ
れた後の駆動電圧の実効値に応じた電界誘起による配向
状態とに配向する液晶層を備えた液晶セルを用い、前記
第1と第2の準安定状態および駆動電圧の実効値に応じ
た液晶分子の配向状態を制御することにより、前記第1
および第2の準安定状態の各々において光の透過状態を
複数の段階に制御するようにして、高デューティでの時
分割駆動を可能とし、さらに、前記液晶セルと前側偏光
板との間に位相差板を配置し、かつ、前記液晶セルの液
晶分子の初期配向状態を、液晶分子がいずれか一方の基
板の配向処理方向を基準として一方の方向に0°〜20
°の範囲のねじれ角で非ツイストまたはツイスト配向し
た状態とし、前記第1の準安定状態を、液晶分子が前記
初期配向状態から前記一方の方向にさらにほぼ180°
ねじれて配向したツイスト配向状態、前記第2の準安定
状態を、液晶分子が前記初期配向状態から前記一方の方
向とは逆方向にほぼ180°ねじれて配向したツイスト
配向状態とするとともに、前記液晶セルのΔndの値を
400nm〜700nmの範囲、前記位相差板のリタデ
ーションの値を100nm以下に設定し、前記液晶セル
をはさんで配置した一対の偏光板の吸収軸を30°〜6
0°の角度範囲で互いにずらすことにより、良好な白黒
の階調表示を得るようにしたものである。
【0016】この発明の液晶表示素子においては、前記
前側偏光板を、その吸収軸を前記液晶セルの前側基板の
配向処理方向に対し、前面側から見て前記一方の方向と
は逆方向に42°〜53°傾いた範囲内の角度方向に合
わせて設け、前記後側偏光板を、その吸収軸を前記前側
基板の配向処理方向に対し、前面側から見て前記一方の
方向とは逆方向にほぼ8°傾いた方向から前記一方の方
向と同方向にほぼ3°傾いた方向の範囲内の角度方向に
合わせて設けるとともに、前記位相差板を、その遅相軸
を前記前側基板の配向処理方向に対し、前面側から見て
前記一方の方向とは逆方向にほぼ8°傾いた方向から前
記一方の方向と同方向にほぼ8°傾いた方向の範囲内の
角度方向に合わせて設けるのが望ましい。
前側偏光板を、その吸収軸を前記液晶セルの前側基板の
配向処理方向に対し、前面側から見て前記一方の方向と
は逆方向に42°〜53°傾いた範囲内の角度方向に合
わせて設け、前記後側偏光板を、その吸収軸を前記前側
基板の配向処理方向に対し、前面側から見て前記一方の
方向とは逆方向にほぼ8°傾いた方向から前記一方の方
向と同方向にほぼ3°傾いた方向の範囲内の角度方向に
合わせて設けるとともに、前記位相差板を、その遅相軸
を前記前側基板の配向処理方向に対し、前面側から見て
前記一方の方向とは逆方向にほぼ8°傾いた方向から前
記一方の方向と同方向にほぼ8°傾いた方向の範囲内の
角度方向に合わせて設けるのが望ましい。
【0017】
【実施例】以下、この発明を反射型の液晶表示素子に適
用した一実施例を図1〜図3を参照して説明する。液晶
表示素子の基本構成を示す斜視図であり、(a)は初期
配向状態、(b)は第1の準安定状態、(c)は第2の
準安定状態を示している。図2は前記液晶表示素子の断
面図である。
用した一実施例を図1〜図3を参照して説明する。液晶
表示素子の基本構成を示す斜視図であり、(a)は初期
配向状態、(b)は第1の準安定状態、(c)は第2の
準安定状態を示している。図2は前記液晶表示素子の断
面図である。
【0018】この実施例の液晶表示素子は、図1および
図2に示すように、液晶セル10をはさんでその前面側
と後面側とに一対の偏光板21,22を配置し、前記液
晶セル10とその前面側に配置された前側偏光板21と
の間に位相差板23を配置するとともに、前記液晶セル
10の後面側に配置された後側偏光板22の背後に反射
板30を配置し、さらに前記液晶セル10に、この液晶
セル10を駆動するための駆動系40を接続して構成さ
れている。
図2に示すように、液晶セル10をはさんでその前面側
と後面側とに一対の偏光板21,22を配置し、前記液
晶セル10とその前面側に配置された前側偏光板21と
の間に位相差板23を配置するとともに、前記液晶セル
10の後面側に配置された後側偏光板22の背後に反射
板30を配置し、さらに前記液晶セル10に、この液晶
セル10を駆動するための駆動系40を接続して構成さ
れている。
【0019】上記液晶セル10は、図2のように、内面
に透明電極13,14が設けられるとともにその上に配
向処理を施した配向膜15,16が形成された前後一対
の透明基板11,12間に液晶18の層を挟持したもの
であり、前記一対の基板11,12は枠状のシール材1
7を介して接合されており、液晶18は両基板11,1
2間の前記シール材17で囲まれた領域に封入されてい
る。なお、前記配向膜15,16はポリイミド等からな
る水平配向膜であり、その膜面を所定の方向にラビング
することによって配向処理されている。
に透明電極13,14が設けられるとともにその上に配
向処理を施した配向膜15,16が形成された前後一対
の透明基板11,12間に液晶18の層を挟持したもの
であり、前記一対の基板11,12は枠状のシール材1
7を介して接合されており、液晶18は両基板11,1
2間の前記シール材17で囲まれた領域に封入されてい
る。なお、前記配向膜15,16はポリイミド等からな
る水平配向膜であり、その膜面を所定の方向にラビング
することによって配向処理されている。
【0020】この液晶セル10は、単純マトリックス方
式のものであり、その前側基板11に設けられた透明電
極13は、一方向(図2において左右方向)に沿わせて
形成された複数本の走査電極、後側基板12に設けられ
た透明電極14は、前記走査電極13とほぼ直交する方
向に沿わせて形成された複数本の信号電極である。
式のものであり、その前側基板11に設けられた透明電
極13は、一方向(図2において左右方向)に沿わせて
形成された複数本の走査電極、後側基板12に設けられ
た透明電極14は、前記走査電極13とほぼ直交する方
向に沿わせて形成された複数本の信号電極である。
【0021】前記液晶セル10の液晶層は、液晶分子の
初期配向状態、つまり電圧を印加しないときの配向状態
がスプレイ歪をもった配向状態であり、一対の基板1
1,12の電極13,14間に液晶分子をその分子長軸
が基板11,12面に対してほぼ垂直になるように配向
させるリセット電圧を印加した後、それより低い値の第
1準安定状態選択電圧と、この第1準安定状態選択電圧
とは異なる値の第2準安定状態選択電圧とのいずれかを
選択的に印加することにより、液晶分子が、所定の配向
状態で配向してスプレイ歪を解消した第1の準安定状態
と、この第1の準安定状態とは異なる配向状態で配向し
てスプレイ歪を解消した第2の準安定状態とのいずれか
に配向し、その第1および第2の準安定状態それぞれに
おける駆動電圧(表示データに応じて印加される電圧)
の実効値に応じた液晶分子の電界誘起により前記液晶分
子の配向状態が変化する特性を有している。
初期配向状態、つまり電圧を印加しないときの配向状態
がスプレイ歪をもった配向状態であり、一対の基板1
1,12の電極13,14間に液晶分子をその分子長軸
が基板11,12面に対してほぼ垂直になるように配向
させるリセット電圧を印加した後、それより低い値の第
1準安定状態選択電圧と、この第1準安定状態選択電圧
とは異なる値の第2準安定状態選択電圧とのいずれかを
選択的に印加することにより、液晶分子が、所定の配向
状態で配向してスプレイ歪を解消した第1の準安定状態
と、この第1の準安定状態とは異なる配向状態で配向し
てスプレイ歪を解消した第2の準安定状態とのいずれか
に配向し、その第1および第2の準安定状態それぞれに
おける駆動電圧(表示データに応じて印加される電圧)
の実効値に応じた液晶分子の電界誘起により前記液晶分
子の配向状態が変化する特性を有している。
【0022】前記スプレイ歪をもった初期配向状態は、
液晶分子がいずれか一方の基板の配向処理方向を基準と
して一方の方向に0°〜20°のねじれ角で非ツイスト
配向(ねじれ角が0°の配向)またはツイスト配向した
状態であり、前記第1の準安定状態は、液晶分子が前記
初期配向状態から前記一方の方向(初期配向状態でのツ
イスト配向方向と同じ方向)にさらにほぼ180°ねじ
れて配向したツイスト配向状態、前記第2の準安定状態
は、液晶分子が前記初期配向状態から前記一方の方向と
は逆方向(第1の準安定状態でのツイスト配向方向とは
逆の方向)にほぼ180°ねじれて配向したツイスト配
向状態である。
液晶分子がいずれか一方の基板の配向処理方向を基準と
して一方の方向に0°〜20°のねじれ角で非ツイスト
配向(ねじれ角が0°の配向)またはツイスト配向した
状態であり、前記第1の準安定状態は、液晶分子が前記
初期配向状態から前記一方の方向(初期配向状態でのツ
イスト配向方向と同じ方向)にさらにほぼ180°ねじ
れて配向したツイスト配向状態、前記第2の準安定状態
は、液晶分子が前記初期配向状態から前記一方の方向と
は逆方向(第1の準安定状態でのツイスト配向方向とは
逆の方向)にほぼ180°ねじれて配向したツイスト配
向状態である。
【0023】前記液晶分子の初期配向状態と第1および
第2の準安定状態における配向状態の一例を説明する
と、図1において、11a,12aは液晶セル10の両
基板11,12の配向処理方向(配向膜15,16のラ
ビング方向)を示している。
第2の準安定状態における配向状態の一例を説明する
と、図1において、11a,12aは液晶セル10の両
基板11,12の配向処理方向(配向膜15,16のラ
ビング方向)を示している。
【0024】図1に示した例では、前側基板11の配向
処理方向11aを、液晶表示素子の画面の横軸xに対し
前面側から見て右回りにほぼ2.5°ずれた方向であっ
て前記画面の左上から右下に向かう方向に設定し、後側
基板12の配向処理方向12aを、前記横軸xに対し前
面側から見て左回りにほぼ2.5°ずれた方向であって
前記画面の左下から右上に向かう方向に設定している。
すなわち、両基板11,12の配向処理方向11a,1
2aは、ほぼ5°の交差角で互いに交差する方向であ
る。
処理方向11aを、液晶表示素子の画面の横軸xに対し
前面側から見て右回りにほぼ2.5°ずれた方向であっ
て前記画面の左上から右下に向かう方向に設定し、後側
基板12の配向処理方向12aを、前記横軸xに対し前
面側から見て左回りにほぼ2.5°ずれた方向であって
前記画面の左下から右上に向かう方向に設定している。
すなわち、両基板11,12の配向処理方向11a,1
2aは、ほぼ5°の交差角で互いに交差する方向であ
る。
【0025】また、液晶セル10に封入した液晶18
は、カイラル剤を添加してツイスト配向性をもたせたネ
マティック液晶であり、この実施例では、左旋性(液晶
セルの後面側から見て左回りの旋向性)のカイラル剤を
添加した液晶を用いている。
は、カイラル剤を添加してツイスト配向性をもたせたネ
マティック液晶であり、この実施例では、左旋性(液晶
セルの後面側から見て左回りの旋向性)のカイラル剤を
添加した液晶を用いている。
【0026】したがって、図1に示した例では、液晶セ
ル10に封入された液晶18の分子が、初期配向状態で
は、スプレイ歪をもって、前面側から見て右回り方向
(左旋性のカイラル剤により付与されるねじれ方向)
に、ほぼ5°のねじれ角でツイスト配向している。
ル10に封入された液晶18の分子が、初期配向状態で
は、スプレイ歪をもって、前面側から見て右回り方向
(左旋性のカイラル剤により付与されるねじれ方向)
に、ほぼ5°のねじれ角でツイスト配向している。
【0027】前記初期配向状態は、液晶分子が、両基板
11,12の近傍においてそれぞれの配向処理方向11
a,12aに沿って配向するとともに、いずれか一方の
基板の配向処理方向、例えば後側基板12の配向処理方
向12aを基準として、図1の(a)に破線矢印で示し
た方向、つまり前面側から見て右回り方向に、ほぼ5°
のねじれ角でツイスト配向したスプレイ配向状態であ
る。
11,12の近傍においてそれぞれの配向処理方向11
a,12aに沿って配向するとともに、いずれか一方の
基板の配向処理方向、例えば後側基板12の配向処理方
向12aを基準として、図1の(a)に破線矢印で示し
た方向、つまり前面側から見て右回り方向に、ほぼ5°
のねじれ角でツイスト配向したスプレイ配向状態であ
る。
【0028】この初期配向状態は、実際の表示には使用
しない状態であり、液晶セル10は、その各画素部の液
晶分子の配向状態を、上述した第1および第2の準安定
状態に配向させて表示駆動される。
しない状態であり、液晶セル10は、その各画素部の液
晶分子の配向状態を、上述した第1および第2の準安定
状態に配向させて表示駆動される。
【0029】上記第1の準安定状態と第2の準安定状態
は、前記初期配向状態から液晶分子のねじれ角がほぼ1
80°変化してスプレイ歪を解消した状態であり、前記
後側基板12の配向処理方向12aを基準として、カイ
ラル剤により付与されるねじれ方向(前面側から見て右
回りのねじれ方向)へのねじれ角を+の角度、前記カイ
ラル剤により付与されるねじれ方向とは逆方向、つまり
カイラル剤によるねじれをほどく方向(前面側から見て
左回りのねじれ方向)へのねじれ角を−の角度とする
と、第1の準安定状態は、初期配向状態に対してねじれ
角がほぼ+180°変化したツイスト配向状態であり、
第2の準安定状態は、初期配向状態に対してねじれ角が
ほぼ−180°変化したツイスト配向状態である。
は、前記初期配向状態から液晶分子のねじれ角がほぼ1
80°変化してスプレイ歪を解消した状態であり、前記
後側基板12の配向処理方向12aを基準として、カイ
ラル剤により付与されるねじれ方向(前面側から見て右
回りのねじれ方向)へのねじれ角を+の角度、前記カイ
ラル剤により付与されるねじれ方向とは逆方向、つまり
カイラル剤によるねじれをほどく方向(前面側から見て
左回りのねじれ方向)へのねじれ角を−の角度とする
と、第1の準安定状態は、初期配向状態に対してねじれ
角がほぼ+180°変化したツイスト配向状態であり、
第2の準安定状態は、初期配向状態に対してねじれ角が
ほぼ−180°変化したツイスト配向状態である。
【0030】上記初期配向状態から第1および第2の準
安定状態への配向状態の切換えは、液晶セル10の各画
素部の電極間(走査電極13と信号電極14との間)
に、まず液晶分子が基板11,12面に対してほぼ垂直
に立上がり配向する十分高い電圧値のリセット電圧を印
加し、その後、前記電極間に、所定の値の準安定状態選
択電圧を印加することによって行なわれる。
安定状態への配向状態の切換えは、液晶セル10の各画
素部の電極間(走査電極13と信号電極14との間)
に、まず液晶分子が基板11,12面に対してほぼ垂直
に立上がり配向する十分高い電圧値のリセット電圧を印
加し、その後、前記電極間に、所定の値の準安定状態選
択電圧を印加することによって行なわれる。
【0031】すなわち、リセット電圧の印加により液晶
分子を基板11,12面に対してほぼ垂直に立上がり配
向させた後に、前記リセット電圧よりも低い所定の値の
第1準安定状態選択電圧を印加すると、液晶分子が、初
期配向状態でのねじれ角にさらにほぼ180°のねじれ
が加わったねじれ角(5°+180°=185°)でツ
イストする状態に配向してスプレイ歪を解消し、第1の
準安定状態になる。
分子を基板11,12面に対してほぼ垂直に立上がり配
向させた後に、前記リセット電圧よりも低い所定の値の
第1準安定状態選択電圧を印加すると、液晶分子が、初
期配向状態でのねじれ角にさらにほぼ180°のねじれ
が加わったねじれ角(5°+180°=185°)でツ
イストする状態に配向してスプレイ歪を解消し、第1の
準安定状態になる。
【0032】この第1の準安定状態は、液晶分子が、両
基板11,12の近傍においてそれぞれの配向処理方向
11a,12aに沿って配向するとともに、いずれか一
方の基板の配向処理方向、例えば後側基板12の配向処
理方向12aを基準として、図1の(b)に破線矢印で
示したツイスト方向、つまり前面側から見て右回り方向
(カイラル剤により付与されるねじれ方向)に、ほぼ1
85°のねじれ角でツイスト配向する状態である。
基板11,12の近傍においてそれぞれの配向処理方向
11a,12aに沿って配向するとともに、いずれか一
方の基板の配向処理方向、例えば後側基板12の配向処
理方向12aを基準として、図1の(b)に破線矢印で
示したツイスト方向、つまり前面側から見て右回り方向
(カイラル剤により付与されるねじれ方向)に、ほぼ1
85°のねじれ角でツイスト配向する状態である。
【0033】また、リセット電圧の印加により液晶分子
を基板11,12面に対してほぼ垂直に立上がり配向さ
せた後に、前記リセット電圧よりも低い所定の値の第2
準安定状態選択電圧を印加すると、液晶分子が初期配向
状態でのねじれ角からほぼ180°のねじれを差し引い
たねじれ角(5°−180°=−175°)でツイスト
する状態に配向してスプレイ歪を解消し、第2の準安定
状態になる。
を基板11,12面に対してほぼ垂直に立上がり配向さ
せた後に、前記リセット電圧よりも低い所定の値の第2
準安定状態選択電圧を印加すると、液晶分子が初期配向
状態でのねじれ角からほぼ180°のねじれを差し引い
たねじれ角(5°−180°=−175°)でツイスト
する状態に配向してスプレイ歪を解消し、第2の準安定
状態になる。
【0034】この第2の準安定状態は、液晶分子が、両
基板11,12の近傍においてそれぞれの配向処理方向
11a,12aに沿って配向するとともに、いずれか一
方の基板の配向処理方向、例えば後側基板12の配向処
理方向12aを基準として、図1の(c)に破線矢印で
示したツイスト方向、つまり前面側から見て左回り方向
(カイラル剤により付与されるねじれ方向とは逆方向)
に、ほぼ175°のねじれ角でツイスト配向する状態で
ある。
基板11,12の近傍においてそれぞれの配向処理方向
11a,12aに沿って配向するとともに、いずれか一
方の基板の配向処理方向、例えば後側基板12の配向処
理方向12aを基準として、図1の(c)に破線矢印で
示したツイスト方向、つまり前面側から見て左回り方向
(カイラル剤により付与されるねじれ方向とは逆方向)
に、ほぼ175°のねじれ角でツイスト配向する状態で
ある。
【0035】さらに、上記第1の準安定状態と第2の準
安定状態とは、その一方から他方に切換えることが可能
であり、液晶分子がいずれの準安定状態に配向している
状態でも、まず電極13,14間に液晶分子を基板1
1,12面に対してほぼ垂直に立上がり配向する十分高
い電圧値のリセット電圧を印加して前記準安定状態をリ
セットし、その後に上記第1または第2の準安定状態選
択電圧を印加すれば、液晶分子の配向状態を、一方の準
安定状態から他方の準安定状態に切換えることができ
る。
安定状態とは、その一方から他方に切換えることが可能
であり、液晶分子がいずれの準安定状態に配向している
状態でも、まず電極13,14間に液晶分子を基板1
1,12面に対してほぼ垂直に立上がり配向する十分高
い電圧値のリセット電圧を印加して前記準安定状態をリ
セットし、その後に上記第1または第2の準安定状態選
択電圧を印加すれば、液晶分子の配向状態を、一方の準
安定状態から他方の準安定状態に切換えることができ
る。
【0036】なお、前記リセット電圧は上記リセット電
圧と同じ値の電圧でよい。また、上記第1準安定状態選
択電圧と第2準安定状態選択電圧は、使用するネマティ
ック液晶の特性およびカイラル剤の特性と添加量によっ
て決まるが、例えば、第1準安定状態選択電圧は、ほぼ
0V(ほどんど電圧を印加しない値)であり、第2準安
定状態選択電圧は、ほとんどの液晶分子が初期配向状態
でのプレチルト角と同程度またはそれに近い傾き角で配
向する低い値であって、前記第1準安定状態選択電圧よ
りは絶対値が大きい電圧である。
圧と同じ値の電圧でよい。また、上記第1準安定状態選
択電圧と第2準安定状態選択電圧は、使用するネマティ
ック液晶の特性およびカイラル剤の特性と添加量によっ
て決まるが、例えば、第1準安定状態選択電圧は、ほぼ
0V(ほどんど電圧を印加しない値)であり、第2準安
定状態選択電圧は、ほとんどの液晶分子が初期配向状態
でのプレチルト角と同程度またはそれに近い傾き角で配
向する低い値であって、前記第1準安定状態選択電圧よ
りは絶対値が大きい電圧である。
【0037】図3は上記初期配向状態とリセット状態と
第1および第2の準安定状態における液晶分子の配向状
態を液晶セル10の下縁方向(横軸xに対して直交する
方向)から見た模式図であり、18aは液晶分子を示し
ている。
第1および第2の準安定状態における液晶分子の配向状
態を液晶セル10の下縁方向(横軸xに対して直交する
方向)から見た模式図であり、18aは液晶分子を示し
ている。
【0038】この模式図のように、上記初期配向状態
(液晶分子が後側基板12の配向処理方向12aを基準
として前面側から見て右回り方向にほぼ10°のねじれ
角でツイスト配向している状態)は、両基板11,12
の近傍の液晶分子はそれぞれの基板11,12面に対し
てその配向処理方向11a,12aに向かって数度程度
のプレチルト角で斜めに起き上がるように配向している
が、ツイスト配向している液晶分子をそれぞれの分子長
軸が同一平面上にくるように展開して見たときのそれぞ
れの基板11,12側でのプレチルトの傾きが互いに逆
になっている状態であり、したがって液晶分子は、基板
11,12から離れるのにともなってチルト角が小さく
なり、液晶層厚の中間(チルト角が0°になる点)を境
にして基板11,12面に対する傾き方向が逆になった
状態(スプレイ歪をもった状態)のツイスト配向状態に
ある。
(液晶分子が後側基板12の配向処理方向12aを基準
として前面側から見て右回り方向にほぼ10°のねじれ
角でツイスト配向している状態)は、両基板11,12
の近傍の液晶分子はそれぞれの基板11,12面に対し
てその配向処理方向11a,12aに向かって数度程度
のプレチルト角で斜めに起き上がるように配向している
が、ツイスト配向している液晶分子をそれぞれの分子長
軸が同一平面上にくるように展開して見たときのそれぞ
れの基板11,12側でのプレチルトの傾きが互いに逆
になっている状態であり、したがって液晶分子は、基板
11,12から離れるのにともなってチルト角が小さく
なり、液晶層厚の中間(チルト角が0°になる点)を境
にして基板11,12面に対する傾き方向が逆になった
状態(スプレイ歪をもった状態)のツイスト配向状態に
ある。
【0039】また、上記リセット状態は、両基板11,
12の近傍の液晶分子(図では省略している)は初期配
向状態とほとんど変わらない状態(それぞれの基板1
1,12面に対してその配向処理方向11a,12aに
向かって数度程度のプレチルト角で斜めに起き上がるよ
うに配向している状態)にあるが、基板11,12から
ある程度以上離れているほとんどの液晶分子は基板1
1,12面に対してほぼ垂直に立上がるように配向した
状態である。
12の近傍の液晶分子(図では省略している)は初期配
向状態とほとんど変わらない状態(それぞれの基板1
1,12面に対してその配向処理方向11a,12aに
向かって数度程度のプレチルト角で斜めに起き上がるよ
うに配向している状態)にあるが、基板11,12から
ある程度以上離れているほとんどの液晶分子は基板1
1,12面に対してほぼ垂直に立上がるように配向した
状態である。
【0040】さらに、第1の準安定状態(液晶分子が前
面側から見て右回り方向にほぼ185°のねじれ角でツ
イスト配向する状態)は、両基板11,12の近傍の液
晶分子の配向状態は初期配向状態とほとんど変わらない
が、液晶分子が前記初期配向状態よりもさらにほぼ18
0°ねじれてツイスト配向した状態であり、したがっ
て、ツイスト配向している液晶分子をそれぞれの分子長
軸が同一平面上にくるように展開して見たときの液晶分
子18aの傾き方向は同じ方向であるから、この第1の
準安定状態は、スプレイ歪の無いツイスト配向状態であ
る。
面側から見て右回り方向にほぼ185°のねじれ角でツ
イスト配向する状態)は、両基板11,12の近傍の液
晶分子の配向状態は初期配向状態とほとんど変わらない
が、液晶分子が前記初期配向状態よりもさらにほぼ18
0°ねじれてツイスト配向した状態であり、したがっ
て、ツイスト配向している液晶分子をそれぞれの分子長
軸が同一平面上にくるように展開して見たときの液晶分
子18aの傾き方向は同じ方向であるから、この第1の
準安定状態は、スプレイ歪の無いツイスト配向状態であ
る。
【0041】また、第2の準安定状態(液晶分子が前面
側から見て左回り方向にほぼ175°のねじれ角でツイ
スト配向する状態)は、両基板11,12の近傍の液晶
分子の配向状態は初期配向状態とほとんど変わらない
が、液晶分子のねじれ角が前記初期配向状態から前記第
1の準安定状態でのツイスト方向とは逆の方向にほぼ1
80°ねじれてツイスト配向した状態であり、したがっ
て、ツイスト配向している液晶分子をそれぞれの分子長
軸が同一平面上にくるように展開して見たときの液晶分
子18aの傾き方向は同じ方向であるから、この第2の
準安定状態も、スプレイ歪の無いツイスト配向状態であ
る。
側から見て左回り方向にほぼ175°のねじれ角でツイ
スト配向する状態)は、両基板11,12の近傍の液晶
分子の配向状態は初期配向状態とほとんど変わらない
が、液晶分子のねじれ角が前記初期配向状態から前記第
1の準安定状態でのツイスト方向とは逆の方向にほぼ1
80°ねじれてツイスト配向した状態であり、したがっ
て、ツイスト配向している液晶分子をそれぞれの分子長
軸が同一平面上にくるように展開して見たときの液晶分
子18aの傾き方向は同じ方向であるから、この第2の
準安定状態も、スプレイ歪の無いツイスト配向状態であ
る。
【0042】上記第1と第2の準安定状態はそれぞれ、
その準安定状態における液晶分子18aのねじれ角を保
持するツイスト配向状態であるが、いずれの準安定状態
においても、液晶分子18aのチルト角、つまり基板1
1,12面に対する立上がり角度は、電極13,14間
に印加される駆動電圧の実効値に応じて変化する(ただ
し、基板11,12の近傍の液晶分子の配向状態はほと
んど変わらない)。
その準安定状態における液晶分子18aのねじれ角を保
持するツイスト配向状態であるが、いずれの準安定状態
においても、液晶分子18aのチルト角、つまり基板1
1,12面に対する立上がり角度は、電極13,14間
に印加される駆動電圧の実効値に応じて変化する(ただ
し、基板11,12の近傍の液晶分子の配向状態はほと
んど変わらない)。
【0043】図3に示した第1および第2の準安定状態
における液晶分子の配向状態のうち、上側に示した配向
状態は、駆動電圧の実効値が比較的小さい値であるとき
の液晶分子の配向状態(第2の書込み状態)を示し、下
側に示した配向状態は、駆動電圧の実効値がある程度高
い値であるときの液晶分子の配向状態(第1の書込み状
態)を示しており、いずれの準安定状態においても、液
晶分子は、その準安定状態におけるツイスト配向状態を
保ちながら、駆動電圧の実効値に応じた液晶分子の電界
誘起により、前記駆動電圧の実効値に応じて立上がり配
向する。
における液晶分子の配向状態のうち、上側に示した配向
状態は、駆動電圧の実効値が比較的小さい値であるとき
の液晶分子の配向状態(第2の書込み状態)を示し、下
側に示した配向状態は、駆動電圧の実効値がある程度高
い値であるときの液晶分子の配向状態(第1の書込み状
態)を示しており、いずれの準安定状態においても、液
晶分子は、その準安定状態におけるツイスト配向状態を
保ちながら、駆動電圧の実効値に応じた液晶分子の電界
誘起により、前記駆動電圧の実効値に応じて立上がり配
向する。
【0044】なお、上記駆動電圧は、その実効値が上記
リセット電圧の電圧値よりも低い範囲で変化する電圧で
あり、上記第1および第2の準安定状態は、駆動電圧の
実効値に応じて液晶分子のチルト角が変化するが、ツイ
スト配向状態はそのまま維持する状態であり、いずれの
準安定状態も、上記リセット電圧の印加により液晶分子
18aを基板11,12面に対してほぼ垂直に立上がり
配向させて準安定状態をリセットするまで保持される。
リセット電圧の電圧値よりも低い範囲で変化する電圧で
あり、上記第1および第2の準安定状態は、駆動電圧の
実効値に応じて液晶分子のチルト角が変化するが、ツイ
スト配向状態はそのまま維持する状態であり、いずれの
準安定状態も、上記リセット電圧の印加により液晶分子
18aを基板11,12面に対してほぼ垂直に立上がり
配向させて準安定状態をリセットするまで保持される。
【0045】すなわち、前記液晶セル10の液晶層は、
一対の基板11,12の電極13,14間に、液晶分子
をその分子長軸が基板11,12面に対してほぼ垂直に
なるように配向させるリセット電圧を印加した後、それ
より低い値の第1準安定状態選択電圧と、この第1の準
安定状態選択電圧とは異なる値の第2準安定状態選択電
圧とのいずれかを選択的に印加することにより、液晶分
子が、所定の状態で配向する第1の準安定状態と、この
第1の準安定状態とは異なる配向状態で配向する第2の
準安定状態とのいずれかに配向し、その第1および第2
の準安定状態それぞれにおける駆動電圧の実効値に応じ
た液晶分子の電界誘起により前記液晶分子の配向状態が
変化する特性を有している。
一対の基板11,12の電極13,14間に、液晶分子
をその分子長軸が基板11,12面に対してほぼ垂直に
なるように配向させるリセット電圧を印加した後、それ
より低い値の第1準安定状態選択電圧と、この第1の準
安定状態選択電圧とは異なる値の第2準安定状態選択電
圧とのいずれかを選択的に印加することにより、液晶分
子が、所定の状態で配向する第1の準安定状態と、この
第1の準安定状態とは異なる配向状態で配向する第2の
準安定状態とのいずれかに配向し、その第1および第2
の準安定状態それぞれにおける駆動電圧の実効値に応じ
た液晶分子の電界誘起により前記液晶分子の配向状態が
変化する特性を有している。
【0046】そして、この液晶表示素子では、前記液晶
セル10のΔnd(液晶18の屈折率異方性Δと液晶層
厚dとの積)の値を400nm〜700nmの範囲に設
定し、前記位相差板23のリタデーションの値を100
nm以下に設定している。
セル10のΔnd(液晶18の屈折率異方性Δと液晶層
厚dとの積)の値を400nm〜700nmの範囲に設
定し、前記位相差板23のリタデーションの値を100
nm以下に設定している。
【0047】また、図1において、21a,22aは、
液晶セル10の前面側に配置された前側偏光板21と、
液晶セル10の後面側に配置された後側偏光板22の吸
収軸を示しており、この液晶表示素子では、前側偏光板
21の吸収軸21aと後側偏光板22の吸収軸とを30
°〜60°の角度範囲で互いにずらしている。
液晶セル10の前面側に配置された前側偏光板21と、
液晶セル10の後面側に配置された後側偏光板22の吸
収軸を示しており、この液晶表示素子では、前側偏光板
21の吸収軸21aと後側偏光板22の吸収軸とを30
°〜60°の角度範囲で互いにずらしている。
【0048】さらに、この液晶表示素子では、前記前側
偏光板21を、その吸収軸21aを液晶セル10の前側
基板11の配向処理方向11aに対し、前面側から見て
一方の方向、つまり前記初期配向状態での液晶分子のね
じれ方向(前面側から見て右回り方向)とは逆方向に4
2°〜53°傾いた範囲内の角度方向に合わせて設け、
前記後側偏光板22を、その吸収軸22aを前記前側基
板11の配向処理方向11aに対し、前面側から見て前
記一方の方向とは逆方向にほぼ8°傾いた方向から前記
一方の方向と同方向にほぼ3°傾いた範囲内の角度方向
に合わせて設けるとともに、前記位相差板23を、その
遅相軸23aを前記前側基板11の配向処理方向11a
に対し、前面側から見て前記一方の方向とは逆方向にほ
ぼ8°傾いた方向から前記一方の方向と同方向にほぼ8
°傾いた方向の範囲内の角度方向に合わせて設けてい
る。
偏光板21を、その吸収軸21aを液晶セル10の前側
基板11の配向処理方向11aに対し、前面側から見て
一方の方向、つまり前記初期配向状態での液晶分子のね
じれ方向(前面側から見て右回り方向)とは逆方向に4
2°〜53°傾いた範囲内の角度方向に合わせて設け、
前記後側偏光板22を、その吸収軸22aを前記前側基
板11の配向処理方向11aに対し、前面側から見て前
記一方の方向とは逆方向にほぼ8°傾いた方向から前記
一方の方向と同方向にほぼ3°傾いた範囲内の角度方向
に合わせて設けるとともに、前記位相差板23を、その
遅相軸23aを前記前側基板11の配向処理方向11a
に対し、前面側から見て前記一方の方向とは逆方向にほ
ぼ8°傾いた方向から前記一方の方向と同方向にほぼ8
°傾いた方向の範囲内の角度方向に合わせて設けてい
る。
【0049】なお、図1に示した例では、前記液晶セル
10のΔndの値を約500nm、位相差板23のリタ
デーションを約60nmとするとともに、前側偏光板2
1を、その吸収軸21aを前記画面の横軸xに対し前面
側から見て左回りにほぼ45°ずれた角度方向に合わせ
て設け、後側偏光板22を、その吸収軸を22aを前記
横軸xに対するずれ角がほぼ0°の角度方向(横軸xと
ほぼ平行な方向)に合わせて設け、位相差板23を、そ
の遅相軸23aを前記横軸xに対し前面側から見て右回
りにほぼ5°ずれた方向に合わせて設けている。
10のΔndの値を約500nm、位相差板23のリタ
デーションを約60nmとするとともに、前側偏光板2
1を、その吸収軸21aを前記画面の横軸xに対し前面
側から見て左回りにほぼ45°ずれた角度方向に合わせ
て設け、後側偏光板22を、その吸収軸を22aを前記
横軸xに対するずれ角がほぼ0°の角度方向(横軸xと
ほぼ平行な方向)に合わせて設け、位相差板23を、そ
の遅相軸23aを前記横軸xに対し前面側から見て右回
りにほぼ5°ずれた方向に合わせて設けている。
【0050】すなわち、この例では、前側偏光板21の
吸収軸21aが、液晶セル10の前側基板11の配向処
理方向(画面の横軸xに対し前面側から見て右回り方向
にほぼ2.5°ずれた方向)11aに対し、前面側から
見て前記一方の方向(初期配向状態での液晶分子のねじ
れ方向)とは逆方向にほぼ47.5°ずれた角度方向に
あり、後側偏光板22の吸収軸22aが、前記前側基板
11の配向処理方向11aに対し、前面側から見て前記
一方の方向とは逆方向にほぼ2.5°ずれた角度方向に
あり、また、位相差板23の遅相軸23aが、前記前側
基板11の配向処理方向11aに対し、前面側から見て
前記一方の方向と同方向にほぼ2.5°ずれた角度方向
にある。
吸収軸21aが、液晶セル10の前側基板11の配向処
理方向(画面の横軸xに対し前面側から見て右回り方向
にほぼ2.5°ずれた方向)11aに対し、前面側から
見て前記一方の方向(初期配向状態での液晶分子のねじ
れ方向)とは逆方向にほぼ47.5°ずれた角度方向に
あり、後側偏光板22の吸収軸22aが、前記前側基板
11の配向処理方向11aに対し、前面側から見て前記
一方の方向とは逆方向にほぼ2.5°ずれた角度方向に
あり、また、位相差板23の遅相軸23aが、前記前側
基板11の配向処理方向11aに対し、前面側から見て
前記一方の方向と同方向にほぼ2.5°ずれた角度方向
にある。
【0051】上記液晶表示素子は、自然光や室内照明光
等の外光を利用し前面側から入射する光を後面側に配置
した反射板30で反射させて表示するものであり、その
表示駆動は、駆動系40により液晶セル10を駆動して
行なわれる。
等の外光を利用し前面側から入射する光を後面側に配置
した反射板30で反射させて表示するものであり、その
表示駆動は、駆動系40により液晶セル10を駆動して
行なわれる。
【0052】この駆動系40は、液晶セル10の各画素
行を所定の選択順で選択し、選択した画素行の各画素部
の電極間に、上記リセット電圧と、第1と第2の準安定
状態のいずれかを選択する準安定状態選択電圧と、書込
みデータに応じた書込み電圧を印加するものであり、液
晶セル10の各画素部の液晶の分子は、前記リセット電
圧の印加によりほぼ垂直に立上がるように配向してその
前の書込み状態(準安定状態とその状態での液晶分子の
配向状態)をリセットされ、その後に印加される準安定
状態選択電圧に応じて第1と第2のいずれかの準安定状
態に配向するとともに、その準安定状態において、前記
書込み電圧によって決まる駆動電圧の実効値に応じて配
向状態を変える。
行を所定の選択順で選択し、選択した画素行の各画素部
の電極間に、上記リセット電圧と、第1と第2の準安定
状態のいずれかを選択する準安定状態選択電圧と、書込
みデータに応じた書込み電圧を印加するものであり、液
晶セル10の各画素部の液晶の分子は、前記リセット電
圧の印加によりほぼ垂直に立上がるように配向してその
前の書込み状態(準安定状態とその状態での液晶分子の
配向状態)をリセットされ、その後に印加される準安定
状態選択電圧に応じて第1と第2のいずれかの準安定状
態に配向するとともに、その準安定状態において、前記
書込み電圧によって決まる駆動電圧の実効値に応じて配
向状態を変える。
【0053】なお、液晶表示素子の駆動開始前は、液晶
セル10の全ての画素部の液晶分子が上述した初期配向
状態(スプレイ歪をもった配向状態)に配向している
が、表示駆動を開始すると、最初のリセット電圧が印加
されたときに、その電圧をリセット電圧として液晶分子
がほぼ垂直に立上がるように配向し、前記準安定状態を
リセットしたときと同じ状態になる。
セル10の全ての画素部の液晶分子が上述した初期配向
状態(スプレイ歪をもった配向状態)に配向している
が、表示駆動を開始すると、最初のリセット電圧が印加
されたときに、その電圧をリセット電圧として液晶分子
がほぼ垂直に立上がるように配向し、前記準安定状態を
リセットしたときと同じ状態になる。
【0054】この液晶表示素子は、液晶セル10の各画
素部の液晶分子を上記第1と第2のいずれかの準安定状
態に配向させ、それぞれの準安定状態における液晶分子
のチルト角を駆動電圧の実効値に応じて変化させて光の
透過状態を制御するものであり、第1の準安定状態を選
択したときは、液晶分子が前記第1の準安定状態(図1
に示した例では、後側基板12の配向処理方向12aを
基準として前面側から見て右回り方向にほぼ185°の
ねじれ角でツイスト配向した状態)に配向した液晶セル
10と位相差板23と一対の偏光板21,22とからな
る表示素子の電気光学特性をもち、第2の準安定状態を
選択したときは、液晶分子が前記第2の準安定状態(図
1に示した例では、後側基板12の配向処理方向12a
を基準として前面側から見て左回り方向ほぼ175°の
ねじれ角でツイスト配向した状態)に配向した液晶セル
10と前記位相差板23と前記一対の偏光板21,22
とからなる表示素子の電気光学特性をもつ。
素部の液晶分子を上記第1と第2のいずれかの準安定状
態に配向させ、それぞれの準安定状態における液晶分子
のチルト角を駆動電圧の実効値に応じて変化させて光の
透過状態を制御するものであり、第1の準安定状態を選
択したときは、液晶分子が前記第1の準安定状態(図1
に示した例では、後側基板12の配向処理方向12aを
基準として前面側から見て右回り方向にほぼ185°の
ねじれ角でツイスト配向した状態)に配向した液晶セル
10と位相差板23と一対の偏光板21,22とからな
る表示素子の電気光学特性をもち、第2の準安定状態を
選択したときは、液晶分子が前記第2の準安定状態(図
1に示した例では、後側基板12の配向処理方向12a
を基準として前面側から見て左回り方向ほぼ175°の
ねじれ角でツイスト配向した状態)に配向した液晶セル
10と前記位相差板23と前記一対の偏光板21,22
とからなる表示素子の電気光学特性をもつ。
【0055】なお、第1と第2のいずれの準安定状態を
選択したときも、前側偏光板21を透過して入射した直
線偏光が、位相差板23を透過する過程でこの位相差板
23のリタデーションに応じた複屈折作用を受けるとと
もに、次いで液晶セル10の液晶層を透過する過程で液
晶分子の配向状態に応じた複屈折作用を受け、その光が
後側偏光板22に入射して、この後側偏光板22を透過
した光が反射板30で反射され、その反射光が前記後側
偏光板22と液晶セル10と位相差板23と前側偏光板
21とを順に透過して出射する。
選択したときも、前側偏光板21を透過して入射した直
線偏光が、位相差板23を透過する過程でこの位相差板
23のリタデーションに応じた複屈折作用を受けるとと
もに、次いで液晶セル10の液晶層を透過する過程で液
晶分子の配向状態に応じた複屈折作用を受け、その光が
後側偏光板22に入射して、この後側偏光板22を透過
した光が反射板30で反射され、その反射光が前記後側
偏光板22と液晶セル10と位相差板23と前側偏光板
21とを順に透過して出射する。
【0056】すなわち、上記液晶表示素子は、液晶セル
の液晶分子の配向状態が異なる2つの表示素子の電気光
学特性を合わせ持ったものであり、したがって、段階的
に制御しようとする透過状態のうちの複数の透過状態の
制御を一方の電気光学特性を利用して行ない、他の複数
の透過状態の制御を他方の電気光学特性を利用して行な
うことができる。
の液晶分子の配向状態が異なる2つの表示素子の電気光
学特性を合わせ持ったものであり、したがって、段階的
に制御しようとする透過状態のうちの複数の透過状態の
制御を一方の電気光学特性を利用して行ない、他の複数
の透過状態の制御を他方の電気光学特性を利用して行な
うことができる。
【0057】このため、透過状態の全段階数を、前記一
方の電気光学特性を利用するとき、つまり第1の準安定
状態を選択して光の透過状態を制御するときと、前記他
方の電気光学特性を利用するとき、つまり第2の準安定
状態を選択して光の透過状態を制御するときとに振り分
けることができ、そのために、それぞれの準安定状態で
駆動される段階数が少なくなるから、それぞれの準安定
状態の中で、少ない段階数の時分割駆動を行なうことが
できる。
方の電気光学特性を利用するとき、つまり第1の準安定
状態を選択して光の透過状態を制御するときと、前記他
方の電気光学特性を利用するとき、つまり第2の準安定
状態を選択して光の透過状態を制御するときとに振り分
けることができ、そのために、それぞれの準安定状態で
駆動される段階数が少なくなるから、それぞれの準安定
状態の中で、少ない段階数の時分割駆動を行なうことが
できる。
【0058】したがって、上記液晶表示素子によれば、
駆動電圧の実効値を制御して駆動される単純マトリック
ス方式の液晶セル10を用いるものでありながら、その
駆動デューティに対して動作電圧マージンを大きくし、
高デューティでの時分割駆動を可能として、画素数の多
い高精細画像の表示を実現することができる。
駆動電圧の実効値を制御して駆動される単純マトリック
ス方式の液晶セル10を用いるものでありながら、その
駆動デューティに対して動作電圧マージンを大きくし、
高デューティでの時分割駆動を可能として、画素数の多
い高精細画像の表示を実現することができる。
【0059】なお、上記液晶表示素子は、液晶セル10
の各画素行の画素部の書込みを、その前の液晶分子の配
向状態をリセットして次の準安定状態を選択し、その後
に次の書込み状態を得るための書込み電圧を印加するこ
とによって行なうものであるが、その際の前の配向状態
のリセットと次の準安定状態の選択は短時間で行なえ
る。
の各画素行の画素部の書込みを、その前の液晶分子の配
向状態をリセットして次の準安定状態を選択し、その後
に次の書込み状態を得るための書込み電圧を印加するこ
とによって行なうものであるが、その際の前の配向状態
のリセットと次の準安定状態の選択は短時間で行なえ
る。
【0060】上記液晶表示素子は、液晶セル10の全画
素行を複数行ずつのグループに分け、1フレームごと
に、1つの画素行グループの各行の画素部のリセットお
よび準安定状態の選択と、全ての画素行の画素部の書込
みを行なう駆動方法で表示駆動するのが望ましい。
素行を複数行ずつのグループに分け、1フレームごと
に、1つの画素行グループの各行の画素部のリセットお
よび準安定状態の選択と、全ての画素行の画素部の書込
みを行なう駆動方法で表示駆動するのが望ましい。
【0061】この駆動方法によれば、1フレームに確保
するリセットおよび準安定状態選択時間が、1つのグル
ープの各画素行のリセットおよび準安定状態選択に要す
る時間だけでよいため、1フレームを短くして、フレー
ム周波数を高くすることができる。
するリセットおよび準安定状態選択時間が、1つのグル
ープの各画素行のリセットおよび準安定状態選択に要す
る時間だけでよいため、1フレームを短くして、フレー
ム周波数を高くすることができる。
【0062】また、この駆動方法によれば、準安定状態
を選択された画素行への書込みが、そのグループの残り
の画素行のリセットおよび準安定状態選択が終了し、そ
の後このグループの各画素行への順次書込みが開始され
て前記画素行への書込み期間になったときに行なわれる
ため、グループの中の最初にリセットおよび準安定状態
選択が行なわれる画素行でも、新たな書込みを行なわれ
ないままの状態にある時間は極く短く、したがって画面
のちらつきが発生することはない。
を選択された画素行への書込みが、そのグループの残り
の画素行のリセットおよび準安定状態選択が終了し、そ
の後このグループの各画素行への順次書込みが開始され
て前記画素行への書込み期間になったときに行なわれる
ため、グループの中の最初にリセットおよび準安定状態
選択が行なわれる画素行でも、新たな書込みを行なわれ
ないままの状態にある時間は極く短く、したがって画面
のちらつきが発生することはない。
【0063】この駆動方法による場合、画素行のグルー
プ分けは、1グループの画素行数を、高いフレーム周波
数が得られるように選ぶとともに、グループ数を、1画
面分の画像を書換えるのに必要なフレーム数があまり多
くならないように選ぶのが好ましい。
プ分けは、1グループの画素行数を、高いフレーム周波
数が得られるように選ぶとともに、グループ数を、1画
面分の画像を書換えるのに必要なフレーム数があまり多
くならないように選ぶのが好ましい。
【0064】その例をあげると、単純マトリックス型の
液晶セルには、32行、64行、128行等の画素行数
のものがあるが、例えば、液晶セルの画素行数が64行
である場合は、その画素行を8行ずつのグループに分け
るのが好ましく、1グループの画素行数が8行程度であ
れば、十分に高いフレーム周波数が得られるし、また、
64行を8行ずつのグループに分ければ、8〜9フレー
ム程度で1画面分の画像を書換えるため、画面の切換わ
りも良好である。すなわち、例えばフレーム周波数が1
/30secであるとすると、1画面分の画像を書換え
るのに必要なフレーム数が8〜9フレームであれば、1
秒間に約3〜4画面の書換えを行なえるため、画面の切
換わりを良好にすることができる。
液晶セルには、32行、64行、128行等の画素行数
のものがあるが、例えば、液晶セルの画素行数が64行
である場合は、その画素行を8行ずつのグループに分け
るのが好ましく、1グループの画素行数が8行程度であ
れば、十分に高いフレーム周波数が得られるし、また、
64行を8行ずつのグループに分ければ、8〜9フレー
ム程度で1画面分の画像を書換えるため、画面の切換わ
りも良好である。すなわち、例えばフレーム周波数が1
/30secであるとすると、1画面分の画像を書換え
るのに必要なフレーム数が8〜9フレームであれば、1
秒間に約3〜4画面の書換えを行なえるため、画面の切
換わりを良好にすることができる。
【0065】また、上記液晶表示素子においては、前記
液晶セル10と前側偏光板21との間に位相差板23が
配置され、かつ、前記液晶セル10の液晶分子の初期配
向状態(スプレイ歪をもった配向状態)が、液晶分子が
いずれか一方の基板の配向処理方向を基準として一方の
方向に0°〜20°の範囲のねじれ角で非ツイストまた
はツイスト配向した状態であり、前記第1の準安定状態
が、液晶分子が前記初期配向状態から前記一方の方向に
さらにほぼ180°ねじれて配向したツイスト配向状
態、前記第2の準安定状態が、液晶分子が前記初期配向
状態から前記一方の方向とは逆方向にほぼ180°ねじ
れて配向したツイスト配向状態であるとともに、前記液
晶セルのΔndの値が400nm〜700nmの範囲、
前記位相差板23のリタデーションの値が100nm以
下に設定され、前側偏光板21の吸収軸21aと後側偏
光板22の吸収軸22aとが30°〜60°の角度範囲
で互いにずれているため、白と黒とを高いコントラスト
で表示して良好な白黒の階調表示を得ることができる。
液晶セル10と前側偏光板21との間に位相差板23が
配置され、かつ、前記液晶セル10の液晶分子の初期配
向状態(スプレイ歪をもった配向状態)が、液晶分子が
いずれか一方の基板の配向処理方向を基準として一方の
方向に0°〜20°の範囲のねじれ角で非ツイストまた
はツイスト配向した状態であり、前記第1の準安定状態
が、液晶分子が前記初期配向状態から前記一方の方向に
さらにほぼ180°ねじれて配向したツイスト配向状
態、前記第2の準安定状態が、液晶分子が前記初期配向
状態から前記一方の方向とは逆方向にほぼ180°ねじ
れて配向したツイスト配向状態であるとともに、前記液
晶セルのΔndの値が400nm〜700nmの範囲、
前記位相差板23のリタデーションの値が100nm以
下に設定され、前側偏光板21の吸収軸21aと後側偏
光板22の吸収軸22aとが30°〜60°の角度範囲
で互いにずれているため、白と黒とを高いコントラスト
で表示して良好な白黒の階調表示を得ることができる。
【0066】すなわち、前記液晶セル10と一対の偏光
板21,22と位相差板23と反射板30とからなり、
前記液晶セル10の液晶分子の初期配向状態およびΔn
d、前記位相差板23のリタデ―ション、前記偏光板2
1,22の吸収軸21a,22aの向きおよび前記位相
差板23の遅相軸23aの向きを上記の範囲内に設定し
た構成の液晶表示素子(以下、実施例素子という)と、
前記液晶セル10と一対の偏光板21,22と反射板3
0とからなり、液晶セル10の液晶分子の初期配向状態
およびΔndと偏光板21,22の吸収軸21a,22
aの向きは上記実施例素子とほぼ同じであるが、位相差
板23は備えていない吸収軸液晶表示素子(以下、比較
素子という)とを試作し、これらの液晶表示素子につい
て、その白表示および黒表示の色度とコントラストとを
調べたところ、次のような結果が得られた。
板21,22と位相差板23と反射板30とからなり、
前記液晶セル10の液晶分子の初期配向状態およびΔn
d、前記位相差板23のリタデ―ション、前記偏光板2
1,22の吸収軸21a,22aの向きおよび前記位相
差板23の遅相軸23aの向きを上記の範囲内に設定し
た構成の液晶表示素子(以下、実施例素子という)と、
前記液晶セル10と一対の偏光板21,22と反射板3
0とからなり、液晶セル10の液晶分子の初期配向状態
およびΔndと偏光板21,22の吸収軸21a,22
aの向きは上記実施例素子とほぼ同じであるが、位相差
板23は備えていない吸収軸液晶表示素子(以下、比較
素子という)とを試作し、これらの液晶表示素子につい
て、その白表示および黒表示の色度とコントラストとを
調べたところ、次のような結果が得られた。
【0067】なお、次の各実施例素子と比較素子は、い
ずれも、液晶セル10の前側基板11の配向処理方向1
1aと後側基板12の配向処理方向12aとが画面の横
軸xに対して互いに反対方向に同角度ずつずれており、
液晶分子の初期配向状態が、表面側から見て右回り方向
にツイスト配向したスプレイ配向状態にある構成のもの
であり、それぞれの素子の前側偏光板21と後側偏光板
22の吸収軸角度および前記実施例素子の位相差板23
の遅相軸角度は、画面の横軸xに対するずれ角であっ
て、+の角度は前面側から見て右回り方向(初期配向状
態での液晶分子のねじれ方向と同方向)のずれ角、−の
角度は前面側から見て左回り方向(初期配向状態での液
晶分子のねじれ方向とは逆方向)のずれ角である。
ずれも、液晶セル10の前側基板11の配向処理方向1
1aと後側基板12の配向処理方向12aとが画面の横
軸xに対して互いに反対方向に同角度ずつずれており、
液晶分子の初期配向状態が、表面側から見て右回り方向
にツイスト配向したスプレイ配向状態にある構成のもの
であり、それぞれの素子の前側偏光板21と後側偏光板
22の吸収軸角度および前記実施例素子の位相差板23
の遅相軸角度は、画面の横軸xに対するずれ角であっ
て、+の角度は前面側から見て右回り方向(初期配向状
態での液晶分子のねじれ方向と同方向)のずれ角、−の
角度は前面側から見て左回り方向(初期配向状態での液
晶分子のねじれ方向とは逆方向)のずれ角である。
【0068】また、各実施例素子と比較素子の表示特性
において、第1および第2の準安定状態における出射率
は、入射光量に対する出射光量の割合であり、色度x,
yは、CIE色度図上におけるxコーディネイトとyコ
ーディネイトの値である。
において、第1および第2の準安定状態における出射率
は、入射光量に対する出射光量の割合であり、色度x,
yは、CIE色度図上におけるxコーディネイトとyコ
ーディネイトの値である。
【0069】[実施例素子1] (構成) 液晶セルのΔnd 500nm 液晶分子の初期配向状態 10°ツイスト配向 前側偏光板の吸収軸角度 −45° 後側偏光板の吸収軸角度 0° 両偏光板の吸収軸のずれ角 45° 位相差板のリタデーション 60nm 位相差板の遅相軸角度 0° (表示特性) 第1の準安定状態での特性 実効電圧Voffのとき(Voff=1.12v) 出射率 24.8% 色度 x=0.34 y=0.37 実効電圧Von のとき(Von =1.22v) 出射率 18.1% 色度 x=0.32 y=0.34 第2の準安定状での特性 実効電圧Voffのとき(Voff=1.1220v) 出射率 6.9% 色度 x=0.33 y=0.35 実効電圧Von のとき(Von =1.22v) 出射率 2.2% 色度 x=0.35 y=0.33 最大出射率(Rmax) 24.8% 最小出射率(Rmin) 2.2% コントラスト(Rmax/Rmin) 11.3 [実施例素子2] (構成) 液晶セルのΔnd 600nm 液晶分子の初期配向状態 10°ツイスト配向 前側偏光板の吸収軸角度 −45° 後側偏光板の吸収軸角度 0° 両偏光板の吸収軸のずれ角 45° 位相差板のリタデーション 60nm 位相差板の遅相軸角度 0° (表示特性) 第1の準安定状態での特性 実効電圧Voffのとき(Voff=1.12v) 出射率 20.8% 色度 x=0.39 y=0.40 実効電圧Von のとき(Von =1.22v) 出射率 16.5% 色度 x=0.33 y=0.36 第2の準安定状での特性 実効電圧Voffのとき(Voff=1.12v) 出射率 6.9% 色度 x=0.32 y=0.33 実効電圧Von のとき(Von =1.22v) 出射率 2.0% 色度 x=0.30 y=0.27 最大出射率(Rmax) 20.8% 最小出射率(Rmin) 2.0% コントラスト(Rmax/Rmin) 10.4 [実施例素子3] (構成) 液晶セルのΔnd 500nm 液晶分子の初期配向状態 5°ツイスト配向 前側偏光板の吸収軸角度 −45° 後側偏光板の吸収軸角度 5° 両偏光板の吸収軸のずれ角 45° 位相差板のリタデーション 60nm 位相差板の遅相軸角度 0° (表示特性) 第1の準安定状態での特性 実効電圧Voffのとき(Voff=1.10v) 出射率 23.4% 色度 x=0.33 y=0.36 実効電圧Von のとき(Von =1.20v) 出射率 15.5% 色度 x=0.32 y=0.34 第2の準安定状での表示特性 実効電圧Voffのとき(Voff=1.10v) 出射率 5.6% 色度 x=0.33 y=0.34 実効電圧Von のとき(Von =1.20v) 出射率 1.7% 色度 x=0.36 y=0.33 最大出射率(Rmax) 23.4% 最小出射率(Rmin) 1.7% コントラスト(Rmax/Rmin) 13.8 [実施例素子4] (構成) 液晶セルのΔnd 600nm 液晶分子の初期配向状態 5°ツイスト配向 前側偏光板の吸収軸角度 −45° 後側偏光板の吸収軸角度 0° 両偏光板の吸収軸のずれ角 45° 位相差板のリタデーション 60nm 位相差板の遅相軸角度 0° (表示特性) 第1の準安定状態での特性 実効電圧Voffのとき(Voff=1.10v) 出射率 21.6% 色度 x=0.37 y=0.39 実効電圧Von のとき(Von =1.20v) 出射率 13.4% 色度 x=0.32 y=0.35 第2の準安定状での特性 実効電圧Voffのとき(Voff=1.10v) 出射率 6.2% 色度 x=0.32 y=0.33 実効電圧Von のとき(Von =1.20v) 出射率 1.5% 色度 x=0.29 y=0.26 最大出射率(Rmax) 21.6% 最小出射率(Rmin) 1.5% コントラスト(Rmax/Rmin) 14.4 [実施例素子5] (構成) 液晶セルのΔnd 500nm 液晶分子の初期配向状態 5°ツイスト配向 前側偏光板の吸収軸角度 −45° 後側偏光板の吸収軸角度 0° 両偏光板の吸収軸のずれ角 45° 位相差板のリタデーション 60nm 位相差板の遅相軸角度 5° (表示特性) 第1の準安定状態での特性 実効電圧Voffのとき(Voff=1.10v) 出射率 22.3% 色度 x=0.32 y=0.35 実効電圧Von のとき(Von =1.20v) 出射率 13.6% 色度 x=0.30 y=0.33 第2の準安定状での表示特性 実効電圧Voffのとき(Voff=1.10v) 出射率 4.5% 色度 x=0.31 y=0.32 実効電圧Von のとき(Von =1.20v) 出射率 1.3% 色度 x=0.30 y=0.26 最大出射率(Rmax) 22.3% 最小出射率(Rmin) 1.3% コントラスト(Rmax/Rmin) 17.2 [実施例素子6] (構成) 液晶セルのΔnd 600nm 液晶分子の初期配向状態 5°ツイスト配向 前側偏光板の吸収軸角度 −45° 後側偏光板の吸収軸角度 0° 両偏光板の吸収軸のずれ角 45° 位相差板のリタデーション 60nm 位相差板の遅相軸角度 5° (表示特性) 第1の準安定状態での特性 実効電圧Voffのとき(Voff=1.10v) 出射率 22.2% 色度 x=0.35 y=0.37 実効電圧Von のとき(Von =1.20v) 出射率 12.4% 色度 x=0.31 y=0.33 第2の準安定状での表示特性 実効電圧Voffのとき(Voff=1.10v) 出射率 5.6% 色度 x=0.30 y=0.31 実効電圧Von のとき(Von =1.20v) 出射率 1.4% 色度 x=0.24 y=0.22 最大出射率(Rmax) 22.2% 最小出射率(Rmin) 1.4% コントラスト(Rmax/Rmin) 15.9 [比較素子](位相差板無し) (構成) 液晶セルのΔnd 500nm 液晶分子の初期配向状態 10°ツイスト配向 前側偏光板の吸収軸角度 −45° 後側偏光板の吸収軸角度 0° 両偏光板の吸収軸のずれ角 45° (表示特性) 第1の準安定状態での特性 実効電圧Voffのとき(Voff=1.14v) 出射率 17.8% 色度 x=0.38 y=0.40 実効電圧Von のとき(Von =1.24v) 出射率 13.3% 色度 x=0.34 y=0.36 第2の準安定状での表示特性 実効電圧Voffのとき(Voff=1.14v) 出射率 6.7% 色度 x=0.33 y=0.34 実効電圧Von のとき(Von =1.24v) 出射率 3.0% 色度 x=0.30 y=0.28 最大出射率(Rmax) 17.8% 最小出射率(Rmin) 3.0% コントラスト(Rmax/Rmin) 5.9 なお、上記各実施例素子のうち、[実施例素子5]は、
前側偏光板21と後側偏光板22の吸収軸角度および位
相差板23の遅相軸角度を図1に示したように設定した
ものである。
前側偏光板21と後側偏光板22の吸収軸角度および位
相差板23の遅相軸角度を図1に示したように設定した
ものである。
【0070】上記各実施例素子と比較素子の表示特性を
比較すると、CIE色度図上における無彩色点のxコー
ディネイトとyコーディネイトは、x=0.31,y=
0.31であり、上記実施例素子1〜6および比較素子
は、第1の準安定状における実効電圧がVoffのときとVo
n のときの表示色と、第2の準安定状における実効電圧
がVoffのときとVon のときの表示色のxコーディネイト
とyコーディネイトが、いずれも無彩色点の値と同じか
その付近にあるため、いずれの表示素子の表示も実質的
に白黒表示である。
比較すると、CIE色度図上における無彩色点のxコー
ディネイトとyコーディネイトは、x=0.31,y=
0.31であり、上記実施例素子1〜6および比較素子
は、第1の準安定状における実効電圧がVoffのときとVo
n のときの表示色と、第2の準安定状における実効電圧
がVoffのときとVon のときの表示色のxコーディネイト
とyコーディネイトが、いずれも無彩色点の値と同じか
その付近にあるため、いずれの表示素子の表示も実質的
に白黒表示である。
【0071】すなわち、図1に示したような構成の液晶
表示素子においては、前側偏光板21の吸収軸21a
が、位相差板23の遅相軸23aに対して斜めにずれて
いるため、第1の準安定状態を選択したときも、第2の
準安定状態を選択したときも、前側偏光板21を透過し
て入射した直線偏光が、前記位相差板23を透過する過
程でこの位相差板23の複屈折作用により各波長光がそ
れぞれ偏光状態の異なる楕円偏光となった光となり、そ
の光が液晶セル10の液晶層の複屈折作用によりさらに
偏光状態を変えるため、後側偏光板22に入射するした
各波長光が、それぞれの偏光状態に応じた透過率で後側
偏光板22を透過する。
表示素子においては、前側偏光板21の吸収軸21a
が、位相差板23の遅相軸23aに対して斜めにずれて
いるため、第1の準安定状態を選択したときも、第2の
準安定状態を選択したときも、前側偏光板21を透過し
て入射した直線偏光が、前記位相差板23を透過する過
程でこの位相差板23の複屈折作用により各波長光がそ
れぞれ偏光状態の異なる楕円偏光となった光となり、そ
の光が液晶セル10の液晶層の複屈折作用によりさらに
偏光状態を変えるため、後側偏光板22に入射するした
各波長光が、それぞれの偏光状態に応じた透過率で後側
偏光板22を透過する。
【0072】しかし、液晶セル10のΔnd、液晶分子
の初期配向状態、位相差板23のリタデーション、前側
偏光板21と後側偏光板22の吸収軸角度、前記位相差
板23の遅相軸角度を上記のように設定した各実施例素
子1〜6は、いずれも、前記後側偏光板22を透過した
各波長光の強度差が小さく、したがって、表示色のxコ
ーディネイトとyコーディネイトが無彩色点の値と同じ
かその付近にある白黒表示が得られる。また、位相差板
の無い比較素子も、表示色のxコーディネイトとyコー
ディネイトが無彩色点の値と同じかその付近にある白黒
表示が得られる。
の初期配向状態、位相差板23のリタデーション、前側
偏光板21と後側偏光板22の吸収軸角度、前記位相差
板23の遅相軸角度を上記のように設定した各実施例素
子1〜6は、いずれも、前記後側偏光板22を透過した
各波長光の強度差が小さく、したがって、表示色のxコ
ーディネイトとyコーディネイトが無彩色点の値と同じ
かその付近にある白黒表示が得られる。また、位相差板
の無い比較素子も、表示色のxコーディネイトとyコー
ディネイトが無彩色点の値と同じかその付近にある白黒
表示が得られる。
【0073】一方、表示のコントラストを見ると、上記
比較素子は、コントラスト(Rmax/Rmin)が5.9と低
い。これに対して、上記各実施例素子のコントラスト
(Rmax/Rmin)は、[実施例素子1]で11.3、[実
施例素子2]で10.4、[実施例素子3]で13.
8、[実施例素子4]で14.4、[実施例素子5]で
17.2、[実施例素子6]で15.9であり、したが
って、いずれの実施例素子も、白と黒とを高いコントラ
ストで表示して良好な白黒の階調表示を得ることができ
る。上記各実施例素子のうち、より高いコントラストが
得られるのは、[実施例素子5]である。
比較素子は、コントラスト(Rmax/Rmin)が5.9と低
い。これに対して、上記各実施例素子のコントラスト
(Rmax/Rmin)は、[実施例素子1]で11.3、[実
施例素子2]で10.4、[実施例素子3]で13.
8、[実施例素子4]で14.4、[実施例素子5]で
17.2、[実施例素子6]で15.9であり、したが
って、いずれの実施例素子も、白と黒とを高いコントラ
ストで表示して良好な白黒の階調表示を得ることができ
る。上記各実施例素子のうち、より高いコントラストが
得られるのは、[実施例素子5]である。
【0074】なお、上記1〜6の実施例素子に限らず、
液晶セル10の液晶分子の初期配向状態が、液晶分子が
いずれか一方の基板の配向処理方向を基準として一方の
方向に0°〜20°の範囲のねじれ角で非ツイストまた
はツイスト配向した状態であり、第1の準安定状態が、
液晶分子が前記初期配向状態から前記一方の方向にさら
にほぼ180°ねじれて配向したツイスト配向状態、第
2の準安定状態が、液晶分子が前記初期配向状態から前
記一方の方向とは逆方向にほぼ180°ねじれて配向し
たツイスト配向状態であるとともに、前記液晶セル10
のΔndの値が400nm〜700nmの範囲、位相差
板のリタデーションの値が100nm以下であり、前側
偏光板21の吸収軸21aと後側偏光板22の吸収軸2
2aとが、30°〜60°の角度範囲で互いにずれてお
り、さらに、前側偏光板21が、その吸収軸21aを前
記液晶セル10の前側基板11の配向処理方向11aに
対し、前面側から見て前記一方の方向とは逆方向に42
°〜53°傾いた範囲内の角度方向に合わせて設けら
れ、後側偏光板22が、その吸収軸22aを前記前側基
板11の配向処理方向11aに対し、前面側から見て前
記一方の方向とは逆方向にほぼ8°傾いた方向から前記
一方の方向と同方向にほぼ3°傾いた方向の範囲内の角
度方向に合わせて設けられるとともに、前記位相差板2
3が、その遅相軸23aを前記前側基板11の配向処理
方向11aに対し、前面側から見て前記一方の方向とは
逆方向にほぼ8°傾いた方向から前記一方の方向と同方
向にほぼ8°傾いた方向の範囲内の角度方向に合わせて
設けられていれば、良好な白黒の階調表示を得ることが
できる。
液晶セル10の液晶分子の初期配向状態が、液晶分子が
いずれか一方の基板の配向処理方向を基準として一方の
方向に0°〜20°の範囲のねじれ角で非ツイストまた
はツイスト配向した状態であり、第1の準安定状態が、
液晶分子が前記初期配向状態から前記一方の方向にさら
にほぼ180°ねじれて配向したツイスト配向状態、第
2の準安定状態が、液晶分子が前記初期配向状態から前
記一方の方向とは逆方向にほぼ180°ねじれて配向し
たツイスト配向状態であるとともに、前記液晶セル10
のΔndの値が400nm〜700nmの範囲、位相差
板のリタデーションの値が100nm以下であり、前側
偏光板21の吸収軸21aと後側偏光板22の吸収軸2
2aとが、30°〜60°の角度範囲で互いにずれてお
り、さらに、前側偏光板21が、その吸収軸21aを前
記液晶セル10の前側基板11の配向処理方向11aに
対し、前面側から見て前記一方の方向とは逆方向に42
°〜53°傾いた範囲内の角度方向に合わせて設けら
れ、後側偏光板22が、その吸収軸22aを前記前側基
板11の配向処理方向11aに対し、前面側から見て前
記一方の方向とは逆方向にほぼ8°傾いた方向から前記
一方の方向と同方向にほぼ3°傾いた方向の範囲内の角
度方向に合わせて設けられるとともに、前記位相差板2
3が、その遅相軸23aを前記前側基板11の配向処理
方向11aに対し、前面側から見て前記一方の方向とは
逆方向にほぼ8°傾いた方向から前記一方の方向と同方
向にほぼ8°傾いた方向の範囲内の角度方向に合わせて
設けられていれば、良好な白黒の階調表示を得ることが
できる。
【0075】また、上記実施例の液晶表示素子は、その
後面側に反射板30を配置した反射型のものであるが、
この発明は、バックライトからの光を利用して表示する
透過型の液晶表示素子(反射板30の無いもの)にも適
用することができる。
後面側に反射板30を配置した反射型のものであるが、
この発明は、バックライトからの光を利用して表示する
透過型の液晶表示素子(反射板30の無いもの)にも適
用することができる。
【0076】
【発明の効果】この発明の液晶表示素子は、液晶セルの
液晶分子の配向状態が互いに異なる2つの表示素子の電
気光学特性を合わせ持ったものであり、したがって、段
階的に制御しようとする透過状態のうちの複数の透過状
態の制御を一方の電気光学特性を利用して行ない、他の
複数の透過状態の制御を他方の電気光学特性を利用して
行なうことができる。
液晶分子の配向状態が互いに異なる2つの表示素子の電
気光学特性を合わせ持ったものであり、したがって、段
階的に制御しようとする透過状態のうちの複数の透過状
態の制御を一方の電気光学特性を利用して行ない、他の
複数の透過状態の制御を他方の電気光学特性を利用して
行なうことができる。
【0077】このため、この液晶表示素子によれば、透
過状態の全段階数を、前記一方の電気光学特性を利用す
るときと、前記他方の電気光学特性を利用するときとに
振り分けることができ、そのために、それぞれの準安定
状態で駆動される段階数が少なくなるから、それぞれの
準安定状態の中で、少ない段階数の時分割駆動を行なう
ことができる。
過状態の全段階数を、前記一方の電気光学特性を利用す
るときと、前記他方の電気光学特性を利用するときとに
振り分けることができ、そのために、それぞれの準安定
状態で駆動される段階数が少なくなるから、それぞれの
準安定状態の中で、少ない段階数の時分割駆動を行なう
ことができる。
【0078】したがって、この液晶表示素子によれば、
駆動電圧の実効値を制御して駆動される単純マトリック
ス方式の液晶セルを用いるものでありながら、その駆動
デューティに対して動作電圧マージンを大きくし、高デ
ューティでの時分割駆動を可能として、画素数の多い高
精細画像の表示を実現することができる。
駆動電圧の実効値を制御して駆動される単純マトリック
ス方式の液晶セルを用いるものでありながら、その駆動
デューティに対して動作電圧マージンを大きくし、高デ
ューティでの時分割駆動を可能として、画素数の多い高
精細画像の表示を実現することができる。
【0079】そして、この発明の液晶表示素子において
は、前記液晶セルと前側偏光板との間に位相差板が配置
されており、かつ、前記液晶セルの液晶分子の初期配向
状態(スプレイ歪をもった配向状態)が、液晶分子がい
ずれか一方の基板の配向処理方向を基準として一方の方
向に0°〜20°の範囲のねじれ角で非ツイストまたは
ツイスト配向した状態であり、前記第1の準安定状態
が、液晶分子が前記初期配向状態から前記一方の方向に
さらにほぼ180°ねじれて配向したツイスト配向状
態、前記第2の準安定状態が、液晶分子が前記初期配向
状態から前記一方の方向とは逆方向にほぼ180°ねじ
れて配向したツイスト配向状態であるとともに、前記液
晶セルのΔndの値が400nm〜700nmの範囲、
前記位相差板のリタデーションの値が100nm以下に
設定され、前記一対の偏光板の吸収軸が30°〜60°
の角度範囲で互いにずれているため、白と黒とを高いコ
ントラストで表示して良好な白黒の階調表示を得ること
ができる。
は、前記液晶セルと前側偏光板との間に位相差板が配置
されており、かつ、前記液晶セルの液晶分子の初期配向
状態(スプレイ歪をもった配向状態)が、液晶分子がい
ずれか一方の基板の配向処理方向を基準として一方の方
向に0°〜20°の範囲のねじれ角で非ツイストまたは
ツイスト配向した状態であり、前記第1の準安定状態
が、液晶分子が前記初期配向状態から前記一方の方向に
さらにほぼ180°ねじれて配向したツイスト配向状
態、前記第2の準安定状態が、液晶分子が前記初期配向
状態から前記一方の方向とは逆方向にほぼ180°ねじ
れて配向したツイスト配向状態であるとともに、前記液
晶セルのΔndの値が400nm〜700nmの範囲、
前記位相差板のリタデーションの値が100nm以下に
設定され、前記一対の偏光板の吸収軸が30°〜60°
の角度範囲で互いにずれているため、白と黒とを高いコ
ントラストで表示して良好な白黒の階調表示を得ること
ができる。
【図1】この発明の一実施例による液晶表示素子の基本
構成を示す、初期配向状態と第1の準安定状態と第2の
準安定状態の斜視図。
構成を示す、初期配向状態と第1の準安定状態と第2の
準安定状態の斜視図。
【図2】前記液晶表示素子の断面図。
【図3】前記液晶表示素子の初期配向状態とリセット状
態と第1および第2の準安定状態における液晶分子の配
向状態を示す模式図。
態と第1および第2の準安定状態における液晶分子の配
向状態を示す模式図。
10…液晶セル 11a…前側基板の配向処理方向 12a…後側基板の配向処理方向 18a…液晶分子 21,22…偏光板 21a,22a…吸収軸 23…位相差板 23a…遅相軸 30…反射板
Claims (2)
- 【請求項1】互いに対向する面それぞれに電極が形成さ
れるとともに配向処理が施された一対の基板の間にネマ
ティック液晶層を挟持した液晶セルと、この液晶セルを
はさんでその前面側と後面側とに配置された一対の偏光
板と、前記液晶セルとその前面側に配置された前側偏光
板との間に配置された位相差板とを備え、 前記液晶セルの液晶層は、液晶分子の初期配向状態がス
プレイ歪をもった配向であり、前記一対の基板の電極間
に液晶分子をその分子長軸が基板面に対してほぼ垂直に
なるように配向させるリセット電圧を印加した後、それ
より低い値の第1準安定状態選択電圧と、この第1準安
定状態選択電圧とは異なる値の第2準安定状態選択電圧
とのいずれかを選択的に印加することにより、液晶分子
が、所定の配向状態で配向してスプレイ歪を解消した第
1の準安定状態と、この第1の準安定状態とは異なる配
向状態で配向してスプレイ歪を解消した第2の準安定状
態とのいずれかに配向し、その第1および第2の準安定
状態それぞれにおける駆動電圧の実効値に応じた液晶分
子の電界誘起により前記液晶分子の配向状態が変化する
特性を有しており、 前記初期配向状態が、液晶分子がいずれか一方の基板の
配向処理方向を基準として一方の方向に0°〜20°の
範囲のねじれ角で非ツイストまたはツイスト配向した状
態であり、前記第1の準安定状態が、液晶分子が前記初
期配向状態から前記一方の方向にさらにほぼ180°ね
じれて配向したツイスト配向状態、前記第2の準安定状
態が、液晶分子が前記初期配向状態から前記一方の方向
とは逆方向にほぼ180°ねじれて配向したツイスト配
向状態であるとともに、 前記液晶セルの液晶の屈折率異方性Δと液晶層厚dとの
積Δndの値が400nm〜700nmの範囲、前記位
相差板のリタデーションの値が100nm以下であり、
前記液晶セルの前面側に配置された前側偏光板の吸収
軸と、前記液晶セルの後面側に配置された後側偏光板の
吸収軸とが、30°〜60°の角度範囲で互いにずれて
いることを特徴とする液晶表示素子。 - 【請求項2】前記前側偏光板が、その吸収軸を前記液晶
セルの前側基板の配向処理方向に対し、前面側から見て
前記一方の方向とは逆方向に42°〜53°傾いた範囲
内の角度方向に合わせて設けられ、前記後側偏光板が、
その吸収軸を前記前側基板の配向処理方向に対し、前面
側から見て前記一方の方向とは逆方向にほぼ8°傾いた
方向から前記一方の方向と同方向にほぼ3°傾いた方向
の範囲内の角度方向に合わせて設けられるとともに、前
記位相差板が、その遅相軸を前記前側基板の配向処理方
向に対し、前面側から見て前記一方の方向とは逆方向に
ほぼ8°傾いた方向から前記一方の方向と同方向にほぼ
8°傾いた方向の範囲内の角度方向に合わせて設けられ
ていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素
子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9214416A JPH1152360A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9214416A JPH1152360A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 液晶表示素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1152360A true JPH1152360A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16655436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9214416A Pending JPH1152360A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1152360A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7839369B2 (en) | 2004-10-04 | 2010-11-23 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Liquid crystal display having cutout arranged at pixel electrode with specific position from cutout arranged at common electrode, and driving method thereof |
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1997
- 1997-08-08 JP JP9214416A patent/JPH1152360A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7839369B2 (en) | 2004-10-04 | 2010-11-23 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Liquid crystal display having cutout arranged at pixel electrode with specific position from cutout arranged at common electrode, and driving method thereof |
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