JPH1152949A - 音階表示シートおよび音階表示装置 - Google Patents
音階表示シートおよび音階表示装置Info
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- JPH1152949A JPH1152949A JP21833997A JP21833997A JPH1152949A JP H1152949 A JPH1152949 A JP H1152949A JP 21833997 A JP21833997 A JP 21833997A JP 21833997 A JP21833997 A JP 21833997A JP H1152949 A JPH1152949 A JP H1152949A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 音階を構成する音の関係を音階の原理に基づ
いて視角化する音階表示シートおよび音階表示装置を提
供する。 【解決手段】 シート上に音階を円状に配置した音階表
示シート1上には、円周表示部3、複数の所定の点を結
ぶ複数の径線4、階名表示部4が印刷されている。複数
の所定の点とは、音階を構成する音の高さを示す位置で
あり、円周表示部3の全周を1オクターブの振動数比と
し、この音階の主音(ド)の高さを基準位置として、こ
の主音に対する音の振動数比に正比例した角度の位置で
ある。その結果、音階を構成する音が音高順に配置され
る。
いて視角化する音階表示シートおよび音階表示装置を提
供する。 【解決手段】 シート上に音階を円状に配置した音階表
示シート1上には、円周表示部3、複数の所定の点を結
ぶ複数の径線4、階名表示部4が印刷されている。複数
の所定の点とは、音階を構成する音の高さを示す位置で
あり、円周表示部3の全周を1オクターブの振動数比と
し、この音階の主音(ド)の高さを基準位置として、こ
の主音に対する音の振動数比に正比例した角度の位置で
ある。その結果、音階を構成する音が音高順に配置され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音楽の音階の原理
に基づいて音階の視覚化をはかるものであり、より具体
的には、音階を幾何学図形で表現することにより、音階
の成り立ちが理解できる表示方法に基づく音階表示シー
トおよび音階表示装置に関するものである。
に基づいて音階の視覚化をはかるものであり、より具体
的には、音階を幾何学図形で表現することにより、音階
の成り立ちが理解できる表示方法に基づく音階表示シー
トおよび音階表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音の高さを視覚的に表現して説明するの
に、従来は、5線譜,数字,表およびそれらの組み合わ
せで行っている。しかし、複数の音の高さ同士の関係が
音階の原理に基づいて視角化されていないため、音階を
理解しにくいという問題がある。鍵盤楽器,吹奏楽器,
弦楽器等、自然楽器はそれぞれ固有の音高入力機構を持
っている。従来の自然楽器のもつ音高入力機構は、その
楽器のメカニズムにより必然的に生じた構造を持ち、全
般的に直線的に配置された構造を持つことになる。音高
入力機構の操作性に関しては、指との関係でこれ以上の
ものはないというレベルにそれぞれの自然楽器は完成さ
れている。しかし、この直線的な音高入力機構が音楽の
本質をわかりにくくしている。それは、音高入力機構に
は音と音の関係性が表現されていないからである。パー
ソナルコンピュータを用いたDTM(デスクトップミュ
ージック)では、数値入力用のリストウィンドウ、マウ
スによる音符入力用の5線譜のウィンドウ、グラフィカ
ル編集用のピアノロールウィンドウ等が入力インターフ
ェースとなっている。しかし、これらも自然楽器と同様
に直線的な構造となっているため、音と音の関係性が表
現されていない。
に、従来は、5線譜,数字,表およびそれらの組み合わ
せで行っている。しかし、複数の音の高さ同士の関係が
音階の原理に基づいて視角化されていないため、音階を
理解しにくいという問題がある。鍵盤楽器,吹奏楽器,
弦楽器等、自然楽器はそれぞれ固有の音高入力機構を持
っている。従来の自然楽器のもつ音高入力機構は、その
楽器のメカニズムにより必然的に生じた構造を持ち、全
般的に直線的に配置された構造を持つことになる。音高
入力機構の操作性に関しては、指との関係でこれ以上の
ものはないというレベルにそれぞれの自然楽器は完成さ
れている。しかし、この直線的な音高入力機構が音楽の
本質をわかりにくくしている。それは、音高入力機構に
は音と音の関係性が表現されていないからである。パー
ソナルコンピュータを用いたDTM(デスクトップミュ
ージック)では、数値入力用のリストウィンドウ、マウ
スによる音符入力用の5線譜のウィンドウ、グラフィカ
ル編集用のピアノロールウィンドウ等が入力インターフ
ェースとなっている。しかし、これらも自然楽器と同様
に直線的な構造となっているため、音と音の関係性が表
現されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたもので、音階を構成する
それぞれの音の関係を音階の原理に基づいて視角化する
音階表示による音階表示シートおよび音階表示装置を提
供することを目的とするものである。
題点を解決するためになされたもので、音階を構成する
それぞれの音の関係を音階の原理に基づいて視角化する
音階表示による音階表示シートおよび音階表示装置を提
供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
おいては、音階を構成する音の高さを可視表示する音階
表示シートであって、全周を1オクターブの振動数比と
し前記音階の主音を基準位置とする円周上であって、前
記主音に対する前記音の振動数比に応じた角度の位置
に、前記音を表示するものである。したがって、音階を
構成するそれぞれの音の高さの相対関係が音階の原理に
基づいて視角化されることにより、音階および和音を視
覚的イメージで理解でき、各音の役割や音階の相違を見
ることが可能となる。
おいては、音階を構成する音の高さを可視表示する音階
表示シートであって、全周を1オクターブの振動数比と
し前記音階の主音を基準位置とする円周上であって、前
記主音に対する前記音の振動数比に応じた角度の位置
に、前記音を表示するものである。したがって、音階を
構成するそれぞれの音の高さの相対関係が音階の原理に
基づいて視角化されることにより、音階および和音を視
覚的イメージで理解でき、各音の役割や音階の相違を見
ることが可能となる。
【0005】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の音階表示シートにおいて、前記音は和音を構
成する3以上の音を含み、前記和音を構成する各音を表
示する位置を頂点とする多角形によって前記和音を表示
するものである。したがって、和音を多角形表示により
視覚的イメージで理解することができる。特に、音を振
動数比に正比例した角度の位置に配置したときには、純
正率音階の主要3和音は、3種類の対称性のある3角形
となり、振動数比が簡単であるほど、よく協和するとい
う原理が視覚的に表現できる。
1に記載の音階表示シートにおいて、前記音は和音を構
成する3以上の音を含み、前記和音を構成する各音を表
示する位置を頂点とする多角形によって前記和音を表示
するものである。したがって、和音を多角形表示により
視覚的イメージで理解することができる。特に、音を振
動数比に正比例した角度の位置に配置したときには、純
正率音階の主要3和音は、3種類の対称性のある3角形
となり、振動数比が簡単であるほど、よく協和するとい
う原理が視覚的に表現できる。
【0006】請求項3に記載の発明においては、音階を
構成する音の高さを可視表示する音階表示装置であっ
て、前記音を指示する音高データを入力する入力手段
と、前記音高データを、全周を1オクターブの振動数比
とし前記音階の主音を基準位置とする円周上であって、
前記主音に対する前記音の振動数比に応じた角度の位置
座標に変換する手段と、前記音を前記位置座標の点に表
示する表示手段を有するものである。したがって、音階
を構成するそれぞれの音の高さの相対関係が音階の原理
に基づいて視角化されることにより、音階および和音を
視覚的イメージで理解でき、各音の役割や音階の相違を
見ることが可能である。使用者が演奏したり自動演奏を
する場合には、演奏される音の流れに応じて発音される
音の表示位置が順次移動することにより、リアルタイム
に楽音の発音状況の表示がなされる。
構成する音の高さを可視表示する音階表示装置であっ
て、前記音を指示する音高データを入力する入力手段
と、前記音高データを、全周を1オクターブの振動数比
とし前記音階の主音を基準位置とする円周上であって、
前記主音に対する前記音の振動数比に応じた角度の位置
座標に変換する手段と、前記音を前記位置座標の点に表
示する表示手段を有するものである。したがって、音階
を構成するそれぞれの音の高さの相対関係が音階の原理
に基づいて視角化されることにより、音階および和音を
視覚的イメージで理解でき、各音の役割や音階の相違を
見ることが可能である。使用者が演奏したり自動演奏を
する場合には、演奏される音の流れに応じて発音される
音の表示位置が順次移動することにより、リアルタイム
に楽音の発音状況の表示がなされる。
【0007】請求項4に記載の発明においては、請求項
3に記載の音階表示装置において、前記表示手段の表示
画面上に、前記音の入力領域を前記音の位置座標の点ま
たはその近傍の位置に設定し、前記入力領域を指示する
指示手段を有し、該指示手段により前記音を指示する音
高データを出力するものである。したがって、表示画面
上で音高データの仮想的なキー入力ボタンを実現するこ
とができる。
3に記載の音階表示装置において、前記表示手段の表示
画面上に、前記音の入力領域を前記音の位置座標の点ま
たはその近傍の位置に設定し、前記入力領域を指示する
指示手段を有し、該指示手段により前記音を指示する音
高データを出力するものである。したがって、表示画面
上で音高データの仮想的なキー入力ボタンを実現するこ
とができる。
【0008】請求項5に記載の発明においては、請求項
3または4に記載の音階表示装置において、前記入力手
段により同時または順次に入力された前記音が和音を構
成する音を含むことを検出する和音検出手段を有し、該
和音検出手段の出力に基づいて、前記和音を構成する各
音を表示する位置を頂点とする多角形によって前記和音
を表示するものである。したがって、和音を多角形表示
により視覚的イメージで理解することができる。使用者
が演奏したり自動演奏をする場合には、演奏される音の
流れに応じて和音図形が順次表示されることにより、リ
アルタイムに和音の発生状況が表示される。
3または4に記載の音階表示装置において、前記入力手
段により同時または順次に入力された前記音が和音を構
成する音を含むことを検出する和音検出手段を有し、該
和音検出手段の出力に基づいて、前記和音を構成する各
音を表示する位置を頂点とする多角形によって前記和音
を表示するものである。したがって、和音を多角形表示
により視覚的イメージで理解することができる。使用者
が演奏したり自動演奏をする場合には、演奏される音の
流れに応じて和音図形が順次表示されることにより、リ
アルタイムに和音の発生状況が表示される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の音階表示シート
の第1の実施の形態を示す図である。図中、1は音階表
示シート、2は中心点、3は円周表示部、4は径線、5
は階名表示部、6は主和音、7は下属和音、8は属和音
である。この実施の形態は、紙やプラスチックスのシー
ト上に音階を円状に配置したものである。音楽で使用さ
れる複数の音は、音高(振動数)に所定の規則性を有し
ており、音高の順にオクターブ内に配列されたものを音
階という。
の第1の実施の形態を示す図である。図中、1は音階表
示シート、2は中心点、3は円周表示部、4は径線、5
は階名表示部、6は主和音、7は下属和音、8は属和音
である。この実施の形態は、紙やプラスチックスのシー
ト上に音階を円状に配置したものである。音楽で使用さ
れる複数の音は、音高(振動数)に所定の規則性を有し
ており、音高の順にオクターブ内に配列されたものを音
階という。
【0010】音階表示シート1上には、中心点2を中心
とする円周表示部3、中心点から円周表示部3上の複数
の所定の点を結ぶ複数の径線4、複数の所定の点の近傍
であって階名を表示する階名表示部4が印刷されてい
る。ここで、複数の所定の点とは、音階を構成する音の
高さを示す位置であり、円周表示部3の全周360度を
1オクターブの振動数比とし、この音階の主音(ド)の
高さを基準位置として、この主音に対する音の振動数比
に正比例した角度の位置である。より具体的には、ハ調
長音階の場合には、音名C(ハ)の位置を最下点の位置
とし、この振動数を1として1オクターブ内の他の音の
振動数比を出し、これを角度に対応させて円周上に配置
する。その結果、音階を構成する音が音高順に配置され
る。
とする円周表示部3、中心点から円周表示部3上の複数
の所定の点を結ぶ複数の径線4、複数の所定の点の近傍
であって階名を表示する階名表示部4が印刷されてい
る。ここで、複数の所定の点とは、音階を構成する音の
高さを示す位置であり、円周表示部3の全周360度を
1オクターブの振動数比とし、この音階の主音(ド)の
高さを基準位置として、この主音に対する音の振動数比
に正比例した角度の位置である。より具体的には、ハ調
長音階の場合には、音名C(ハ)の位置を最下点の位置
とし、この振動数を1として1オクターブ内の他の音の
振動数比を出し、これを角度に対応させて円周上に配置
する。その結果、音階を構成する音が音高順に配置され
る。
【0011】上述した音階表示シート1を用いることに
より、音階を構成するそれぞれの音の高さの相対関係と
各音の役割を見ることができる。主音(ド)は、音階の
基礎になる第1音であって、楽曲の終止音となることが
多く音階を代表する最も重要な音である。図示の例で
は、主音(ド)の角度位置を円周表示部3上の最下点に
設定している。主音(ド)の角度位置から右回りに、上
主音(レ),中音(ミ),下属音(ファ),属音
(ソ),下中音(ラ),導音(シ)を配置している。属
音(ソ)は、第5音であって、主音を確定させる働きを
するとともに、調性を支配する重要な音であり、図形の
一番上に位置している。中音(ミ)は、第3音であっ
て、主音(ド)と属音(ソ)の中間であることを表わ
し、長調と短調を区別する重要な音である。下属音(フ
ァ)は、第4音であって、主音(ド)と属音(ソ)の機
能を補助する音であるが、下行導音の機能も持ってい
る。この下属音(ファ)が、後述する下属和音7を作
り、和音の動きが生じたときに意味が出てくる。なお、
図示の例では、7つの幹音を表示しているが派生音も表
示してもよい。
より、音階を構成するそれぞれの音の高さの相対関係と
各音の役割を見ることができる。主音(ド)は、音階の
基礎になる第1音であって、楽曲の終止音となることが
多く音階を代表する最も重要な音である。図示の例で
は、主音(ド)の角度位置を円周表示部3上の最下点に
設定している。主音(ド)の角度位置から右回りに、上
主音(レ),中音(ミ),下属音(ファ),属音
(ソ),下中音(ラ),導音(シ)を配置している。属
音(ソ)は、第5音であって、主音を確定させる働きを
するとともに、調性を支配する重要な音であり、図形の
一番上に位置している。中音(ミ)は、第3音であっ
て、主音(ド)と属音(ソ)の中間であることを表わ
し、長調と短調を区別する重要な音である。下属音(フ
ァ)は、第4音であって、主音(ド)と属音(ソ)の機
能を補助する音であるが、下行導音の機能も持ってい
る。この下属音(ファ)が、後述する下属和音7を作
り、和音の動きが生じたときに意味が出てくる。なお、
図示の例では、7つの幹音を表示しているが派生音も表
示してもよい。
【0012】また、主要三和音等の和音(コード)は、
円周上に配置された和音を構成する各音の位置を線で結
ぶことにより、これらの音の位置を頂点とする多角形に
よって表示することができる。たとえば、主音(ド),
中音(ミ),属音(ソ)の各角度位置を示す点を結ぶ直
線により、主音(ド)を根音とする主和音6を表わし、
下属音(ファ),下中音(ラ),主音(ド)の各角度位
置を示す点を結ぶ直線により、下属音(ファ)を根音と
する下属和音7を表わす。また、属音(ソ),導音
(シ),上主音(レ)の各角度位置を示す点を結ぶ直線
により、属音(ソ)を根音とする属和音8を表わす。純
正率音階において、主要3和音は、3種類の対称性のあ
る3角形となり、振動数比が簡単であるほど、よく協和
するという原理が視覚的に表現できる。また、音階を構
成する上述した7音は、これらの主要3和音から成り立
つことが視覚的にかつ直感的に理解できる。主要3和音
に限らず、他の三和音、7度の音を加えた属七の和音な
ど、他の和音の表示も可能である。
円周上に配置された和音を構成する各音の位置を線で結
ぶことにより、これらの音の位置を頂点とする多角形に
よって表示することができる。たとえば、主音(ド),
中音(ミ),属音(ソ)の各角度位置を示す点を結ぶ直
線により、主音(ド)を根音とする主和音6を表わし、
下属音(ファ),下中音(ラ),主音(ド)の各角度位
置を示す点を結ぶ直線により、下属音(ファ)を根音と
する下属和音7を表わす。また、属音(ソ),導音
(シ),上主音(レ)の各角度位置を示す点を結ぶ直線
により、属音(ソ)を根音とする属和音8を表わす。純
正率音階において、主要3和音は、3種類の対称性のあ
る3角形となり、振動数比が簡単であるほど、よく協和
するという原理が視覚的に表現できる。また、音階を構
成する上述した7音は、これらの主要3和音から成り立
つことが視覚的にかつ直感的に理解できる。主要3和音
に限らず、他の三和音、7度の音を加えた属七の和音な
ど、他の和音の表示も可能である。
【0013】この図では、主和音6,下属和音7,属和
音8の線種をそれぞれ、実線,破線,一点鎖線として相
異ならせて表示しているが、線の色を異ならせてカラー
表示で分類表示しても良い。例えば、主和音6を赤,下
属和音7を緑,属和音8を青の3色で表示しても良い。
もちろん、同一の線種、色で表示することも可能であ
り、線種,色,線の太さ等を組み合わせて相異なる表示
をさせてもよい。背景となる円周表示部3,径線4など
から和音の図形が強調されるように表示することが好ま
しい。
音8の線種をそれぞれ、実線,破線,一点鎖線として相
異ならせて表示しているが、線の色を異ならせてカラー
表示で分類表示しても良い。例えば、主和音6を赤,下
属和音7を緑,属和音8を青の3色で表示しても良い。
もちろん、同一の線種、色で表示することも可能であ
り、線種,色,線の太さ等を組み合わせて相異なる表示
をさせてもよい。背景となる円周表示部3,径線4など
から和音の図形が強調されるように表示することが好ま
しい。
【0014】図示の例では、和音を線図形として表示す
るようにしたが、和音を面図形、すなわち、上述した線
図形で囲まれた領域を所定の色で塗りつぶした図形で表
示するようにしても良い。この場合、複数の和音が表示
される場合の重なる領域の色は、例えば、適宜新たに描
かれる和音によって上書きされるようにすればよい。ま
た、多角形表示に代えて、和音を構成する音の各座標位
置と中心点2との間を結ぶ径線4の線種,色,線の太さ
等を異ならせた骨状の表示にしてもよい。
るようにしたが、和音を面図形、すなわち、上述した線
図形で囲まれた領域を所定の色で塗りつぶした図形で表
示するようにしても良い。この場合、複数の和音が表示
される場合の重なる領域の色は、例えば、適宜新たに描
かれる和音によって上書きされるようにすればよい。ま
た、多角形表示に代えて、和音を構成する音の各座標位
置と中心点2との間を結ぶ径線4の線種,色,線の太さ
等を異ならせた骨状の表示にしてもよい。
【0015】上述したように、図示の音階表示シート1
によれば、音階および和音を視覚的イメージで理解でき
るので、音の旋律の流れを見たり、旋律を組み立てたり
することが容易になり、特に、音楽の初心者にとって音
楽を理解しやすくなる。したがって教習具として使用で
きる。音高が音階の1オクターブを超えるときには、新
たなオクターブの領域の主音の振動数に対する比を求め
て角度に変換すればよい。また、音階表示図形を1オク
ターブ毎に別々に設けて複数の音階表示図形を並べて1
枚のシート上に表示することも可能である。
によれば、音階および和音を視覚的イメージで理解でき
るので、音の旋律の流れを見たり、旋律を組み立てたり
することが容易になり、特に、音楽の初心者にとって音
楽を理解しやすくなる。したがって教習具として使用で
きる。音高が音階の1オクターブを超えるときには、新
たなオクターブの領域の主音の振動数に対する比を求め
て角度に変換すればよい。また、音階表示図形を1オク
ターブ毎に別々に設けて複数の音階表示図形を並べて1
枚のシート上に表示することも可能である。
【0016】図2は、本発明の音階表示シートの第1の
実施の形態の使用例を説明する図である。図中、図1と
同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。図2
(A)は、和音の表示をしていない状態の音階表示シー
ト1であり、円周表示部3、径線4、階名表示部5がシ
ートに印刷されている。図2(B)は、図2(A)に示
した音階表示シート1に主和音6を筆記具または印刷に
より書き込んだものである。主和音6は、直角2等辺3
角形として表わされる。
実施の形態の使用例を説明する図である。図中、図1と
同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。図2
(A)は、和音の表示をしていない状態の音階表示シー
ト1であり、円周表示部3、径線4、階名表示部5がシ
ートに印刷されている。図2(B)は、図2(A)に示
した音階表示シート1に主和音6を筆記具または印刷に
より書き込んだものである。主和音6は、直角2等辺3
角形として表わされる。
【0017】図2(C)は、同様に下属和音7を音階表
示シート1に書き込んだものである。下属和音7は、正
三角形として表わされ、円周を完全に3等分した最高の
バランス位置にあり偏りがない。主和音6へも後述する
属和音8へもつながるため、下属音(ファ)は、主音
(ド)と属音(ソ)の機能を補助する働きが出てくる。
このように、下属和音7が主和音6にも属和音8にも和
音を移行できることが視覚的に説明することができる。
図2(D)は、同様に属和音8を音階表示シート1に書
き込んだものである。属和音8は、2等辺3角形として
表わされる。なお、図2(A)において、各階名の音高
の角度位置がわかればよく、径線4に代えて円周表示部
3の位置に目盛線あるいは点を印刷するだけでも良く、
円周表示部3の印刷を省略することもできる。階名表示
部5も必要に応じて印刷を省略することもできる。
示シート1に書き込んだものである。下属和音7は、正
三角形として表わされ、円周を完全に3等分した最高の
バランス位置にあり偏りがない。主和音6へも後述する
属和音8へもつながるため、下属音(ファ)は、主音
(ド)と属音(ソ)の機能を補助する働きが出てくる。
このように、下属和音7が主和音6にも属和音8にも和
音を移行できることが視覚的に説明することができる。
図2(D)は、同様に属和音8を音階表示シート1に書
き込んだものである。属和音8は、2等辺3角形として
表わされる。なお、図2(A)において、各階名の音高
の角度位置がわかればよく、径線4に代えて円周表示部
3の位置に目盛線あるいは点を印刷するだけでも良く、
円周表示部3の印刷を省略することもできる。階名表示
部5も必要に応じて印刷を省略することもできる。
【0018】図3は、純正律音階と12平均律音階の差
異を説明するための説明図である。この説明図では、音
名にハ長調の階名を併記している。各音の欄に記載した
振動数比は、単に各音の音の高さ(振動数)を主音の
「ド」の振動数で割り算した値である。1オクターブ上
の「ド」は、振動数比が2となり円周表示部3を円分割
した時の角度を360度、すなわち、全周としている。
上述した図1,図2は純正律長音階を表示したものであ
るが、純正律短音階、12平均律長音階、12平均律短
音階を同一の円周表示部3上の角度位置に表示すること
もできる。図3には、12平均律長音階のときの円分割
角度を記載している。
異を説明するための説明図である。この説明図では、音
名にハ長調の階名を併記している。各音の欄に記載した
振動数比は、単に各音の音の高さ(振動数)を主音の
「ド」の振動数で割り算した値である。1オクターブ上
の「ド」は、振動数比が2となり円周表示部3を円分割
した時の角度を360度、すなわち、全周としている。
上述した図1,図2は純正律長音階を表示したものであ
るが、純正律短音階、12平均律長音階、12平均律短
音階を同一の円周表示部3上の角度位置に表示すること
もできる。図3には、12平均律長音階のときの円分割
角度を記載している。
【0019】図4は、本発明の音階表示シートの第2の
実施の形態を示す図である。12平均律長音階が印刷さ
れ、これに主要3和音が印刷または筆記具等で記載され
た音階表示シート1である。このように音階が異なると
各階名の音の角度位置が異なることになる。平均律長音
階では、主要3和音が対称性を有する3角形で表示され
ず、いびつな3角形となっている。
実施の形態を示す図である。12平均律長音階が印刷さ
れ、これに主要3和音が印刷または筆記具等で記載され
た音階表示シート1である。このように音階が異なると
各階名の音の角度位置が異なることになる。平均律長音
階では、主要3和音が対称性を有する3角形で表示され
ず、いびつな3角形となっている。
【0020】図5は、本発明の音階表示シートの第3の
実施の形態を示す図である。図中、図1と同様な部分に
は同じ符号を付して説明を省略する。4aは12平均律
長音階の径線、6a,7a,8aは12平均律長音階の
主要3和音である。この実施の形態は、別の音階である
純正律長音階と12平均律長音階を重ねて示す図であ
り、純正律長音階の主要3和音6,7,8は細線で、1
2平均律長音階の主要3和音6a,7a,8aは太線で
表示している。この音階表示シート1によれば、2種類
の音階を同時に表示することができる。和音を表す三角
形については、あらかじめ円周表示部3や径線4等とと
もに印刷しておいたり、後で筆記具により書き込むこと
もできる。
実施の形態を示す図である。図中、図1と同様な部分に
は同じ符号を付して説明を省略する。4aは12平均律
長音階の径線、6a,7a,8aは12平均律長音階の
主要3和音である。この実施の形態は、別の音階である
純正律長音階と12平均律長音階を重ねて示す図であ
り、純正律長音階の主要3和音6,7,8は細線で、1
2平均律長音階の主要3和音6a,7a,8aは太線で
表示している。この音階表示シート1によれば、2種類
の音階を同時に表示することができる。和音を表す三角
形については、あらかじめ円周表示部3や径線4等とと
もに印刷しておいたり、後で筆記具により書き込むこと
もできる。
【0021】図6は、純正律長音階とピタゴラス音階の
差異を説明するための説明図である。この説明図でも、
図3と同様に、音名と階名、振動数比、円分割角度とを
示している。図7は、本発明の音階表示シートの第4の
実施の形態を示す図である。図中、図1と同様な部分に
は同じ符号を付して説明を省略する。4bは12平均律
長音階のための径線、6b,7b,8bは12平均律長
音階の主要3和音である。この実施の形態は、純正律長
音階とピタゴラス音階を重ねて示す図であり、純正律長
音階の主要3和音6,7,8は細線で、ピタゴラス音階
の主要3和音6b,7b,8bは太線で表示している。
ピタゴラス音階では、主音(ド)に対して属音(ソ)が
純正律と同様に180度の位置、すなわち、振動数比で
1.5の位置にある。また、上主音(レ),下属音(フ
ァ)も純正律と同じ位置にある。図5,図7の音階表示
シート1によれば、純正律長音階、12平均律長音階、
ピタゴラス音階等の違いが一目瞭然となってわかりやす
くなる。
差異を説明するための説明図である。この説明図でも、
図3と同様に、音名と階名、振動数比、円分割角度とを
示している。図7は、本発明の音階表示シートの第4の
実施の形態を示す図である。図中、図1と同様な部分に
は同じ符号を付して説明を省略する。4bは12平均律
長音階のための径線、6b,7b,8bは12平均律長
音階の主要3和音である。この実施の形態は、純正律長
音階とピタゴラス音階を重ねて示す図であり、純正律長
音階の主要3和音6,7,8は細線で、ピタゴラス音階
の主要3和音6b,7b,8bは太線で表示している。
ピタゴラス音階では、主音(ド)に対して属音(ソ)が
純正律と同様に180度の位置、すなわち、振動数比で
1.5の位置にある。また、上主音(レ),下属音(フ
ァ)も純正律と同じ位置にある。図5,図7の音階表示
シート1によれば、純正律長音階、12平均律長音階、
ピタゴラス音階等の違いが一目瞭然となってわかりやす
くなる。
【0022】図8は、純正律音階、12平均律長音階、
ピタゴラス音階の差異をセント値で説明するための説明
図である。セント値は、振動数比の2の対数に1200
を乗じた値であり、1オクターブが1200セントとな
り、1オクターブを12等分して半音を100セントと
するので、全音が対数的に200セントの等間隔にな
る。
ピタゴラス音階の差異をセント値で説明するための説明
図である。セント値は、振動数比の2の対数に1200
を乗じた値であり、1オクターブが1200セントとな
り、1オクターブを12等分して半音を100セントと
するので、全音が対数的に200セントの等間隔にな
る。
【0023】図1等に示したように、これまでに説明し
た音階表示シート1は、音階を構成する各音の高さ(振
動数)を音階上に配置するために、振動数比と角度との
関係を正比例させて表示したもので、純正律の円状音階
配置の和音表示に好適なものである。このような振動数
比を単なる比例表示に代えて、セント値で表わしたもの
とし、全周を1オクターブ、1200セントの振動数比
とする円周表示部3上に、音階の主音(ド)を基準位置
として、セント値で表した音の振動数比に応じた角度の
位置に音階を構成する音を表示することもできる。セン
ト値の表示は、平均律音階に適合するように作られてお
り、平均律音階の場合にきれいな数字になり、100セ
ントを30゜に対応させれば1オクターブを等分割する
ことができる。主要3和音は対称性のある3角形では表
示されないが、音の高さが1オクターブを超えても、あ
る1つのオクターブ領域の主音に対する振動数比で角度
を求めることができる。
た音階表示シート1は、音階を構成する各音の高さ(振
動数)を音階上に配置するために、振動数比と角度との
関係を正比例させて表示したもので、純正律の円状音階
配置の和音表示に好適なものである。このような振動数
比を単なる比例表示に代えて、セント値で表わしたもの
とし、全周を1オクターブ、1200セントの振動数比
とする円周表示部3上に、音階の主音(ド)を基準位置
として、セント値で表した音の振動数比に応じた角度の
位置に音階を構成する音を表示することもできる。セン
ト値の表示は、平均律音階に適合するように作られてお
り、平均律音階の場合にきれいな数字になり、100セ
ントを30゜に対応させれば1オクターブを等分割する
ことができる。主要3和音は対称性のある3角形では表
示されないが、音の高さが1オクターブを超えても、あ
る1つのオクターブ領域の主音に対する振動数比で角度
を求めることができる。
【0024】上述した説明では、音階を構成する音の高
さを音階表示シート1に可視表示したが、同様な手法に
より、音階を構成する音の高さをシンセサイザや電子ピ
アノ等の電子楽器、あるいは、パーソナルコンピュータ
の表示画面上に可視表示させることにより音階表示装置
を実現することができる。図9は、本発明の音階表示装
置の実施の一形態のハードウエア構成を示す図である。
図中、11は電子楽器本体、12は鍵盤部、13はスピ
ーカ、14は表示部、15は音階切換スイッチ、16は
表示切換スイッチ、17は接続コード、18はパーソナ
ルコンピュータ、19はキーボード、20はマウス、2
1はCRTディスプレイである。
さを音階表示シート1に可視表示したが、同様な手法に
より、音階を構成する音の高さをシンセサイザや電子ピ
アノ等の電子楽器、あるいは、パーソナルコンピュータ
の表示画面上に可視表示させることにより音階表示装置
を実現することができる。図9は、本発明の音階表示装
置の実施の一形態のハードウエア構成を示す図である。
図中、11は電子楽器本体、12は鍵盤部、13はスピ
ーカ、14は表示部、15は音階切換スイッチ、16は
表示切換スイッチ、17は接続コード、18はパーソナ
ルコンピュータ、19はキーボード、20はマウス、2
1はCRTディスプレイである。
【0025】電子楽器本体11は、鍵盤部12とスピー
カ13を有し、これ自体で演奏ができるようになってい
る。表示部14は、各種スイッチの設定状態の表示な
ど、一般の電子楽器に備わる表示機能に加えて、図1等
に示した音階表示シート1と同様な音階表示ができるよ
うになっている。パネルには複数の設定スイッチが設け
られているが、その中で、音階切換スイッチ15は、演
奏する音階を純正調長音階、12平均律長音階、ピタゴ
ラス音階等に切り換えるスイッチである。表示切換スイ
ッチ16は、図15等を参照して説明するように、表示
部14において表示する画面の表示モードを切り換える
スイッチである。
カ13を有し、これ自体で演奏ができるようになってい
る。表示部14は、各種スイッチの設定状態の表示な
ど、一般の電子楽器に備わる表示機能に加えて、図1等
に示した音階表示シート1と同様な音階表示ができるよ
うになっている。パネルには複数の設定スイッチが設け
られているが、その中で、音階切換スイッチ15は、演
奏する音階を純正調長音階、12平均律長音階、ピタゴ
ラス音階等に切り換えるスイッチである。表示切換スイ
ッチ16は、図15等を参照して説明するように、表示
部14において表示する画面の表示モードを切り換える
スイッチである。
【0026】接続コード17は、パーソナルコンピュー
タ18との間で、MIDI(Musical Inst
rument Digital Interface)
データ等を入出力するためのコードである。パーソナル
コンピュータ18は、シーケンサ機能等を有するデスク
トップミュージック(DTM)用のソフトウエアがイン
ストールされたもので、キーボード19あるいはマウス
20により音符等のデータが入力されるとともに、CR
Tディスプレイ21に五線譜形式の表示ウィンドウや音
程、音量、音長などの数値を入力するウィンドウ等の表
示を行い、データを編集する機能に加え、図1等に示し
た音階表示シート1と同様な音階表示ができるようにな
っている。鍵盤部12の操作により音程を入力すること
もできる。また、曲データを保存するとともに、曲デー
タを電子楽器本体11側のスピーカ13を用いて再生す
ることもできる。
タ18との間で、MIDI(Musical Inst
rument Digital Interface)
データ等を入出力するためのコードである。パーソナル
コンピュータ18は、シーケンサ機能等を有するデスク
トップミュージック(DTM)用のソフトウエアがイン
ストールされたもので、キーボード19あるいはマウス
20により音符等のデータが入力されるとともに、CR
Tディスプレイ21に五線譜形式の表示ウィンドウや音
程、音量、音長などの数値を入力するウィンドウ等の表
示を行い、データを編集する機能に加え、図1等に示し
た音階表示シート1と同様な音階表示ができるようにな
っている。鍵盤部12の操作により音程を入力すること
もできる。また、曲データを保存するとともに、曲デー
タを電子楽器本体11側のスピーカ13を用いて再生す
ることもできる。
【0027】次に、パーソナルコンピュータ18とは切
り離した状態の電子楽器本体11の表示部14において
音階を表示する場合を説明する。図10は、本発明の音
階表示装置の実施の一形態のハードウエアのシステム構
成を示す図である。図中、31はCPUバス、32は鍵
盤、33はパネル操作子、34は表示部、35はRO
M、36はRAM、37はCPU、38は外部記憶装
置、39は外部インターフェース、40はパーソナルコ
ンピュータ、41は音源部、42はDAC、43はサウ
ンドシステムである。
り離した状態の電子楽器本体11の表示部14において
音階を表示する場合を説明する。図10は、本発明の音
階表示装置の実施の一形態のハードウエアのシステム構
成を示す図である。図中、31はCPUバス、32は鍵
盤、33はパネル操作子、34は表示部、35はRO
M、36はRAM、37はCPU、38は外部記憶装
置、39は外部インターフェース、40はパーソナルコ
ンピュータ、41は音源部、42はDAC、43はサウ
ンドシステムである。
【0028】CPUバス31にはCPU37などの複数
のブロックが並列接続されている。鍵盤32は、図9に
示した鍵盤12に対応する演奏操作子のブロックであ
り、パネル操作子33は、ホイール操作子等の演奏操作
子や音色等の楽音パラメータの設定操作子である。表示
部34は、例えば、LCD(液晶表示装置)であり、各
種の操作子の操作状態等を表示するほか、本発明による
音階表示を行う。ROM35は、CPU37を用いて実
行される動作制御プログラムのほか、プリセットデータ
やプリセット音色データ、変換テーブルなどが記憶され
ている。RAM36は、CPU37のワーキングエリ
ア、音色編集バッファ等が設けられている。外部記憶装
置38は、ハードディスクドライブ(HDD),フレキ
シブル磁気ディスクドライブ(FDD),CD−ROM
ドライブ,光磁気ディスク(MO)ドライブなどであ
り、音色データや曲データが保存されたり再生されたり
する。外部インターフェース39は、MIDIインター
フェースあるいはRS−232Cのシリアルインターフ
ェースであり、パーソナルコンピュータ40との間で、
MIDIデータ等のシリアル転送を行う。
のブロックが並列接続されている。鍵盤32は、図9に
示した鍵盤12に対応する演奏操作子のブロックであ
り、パネル操作子33は、ホイール操作子等の演奏操作
子や音色等の楽音パラメータの設定操作子である。表示
部34は、例えば、LCD(液晶表示装置)であり、各
種の操作子の操作状態等を表示するほか、本発明による
音階表示を行う。ROM35は、CPU37を用いて実
行される動作制御プログラムのほか、プリセットデータ
やプリセット音色データ、変換テーブルなどが記憶され
ている。RAM36は、CPU37のワーキングエリ
ア、音色編集バッファ等が設けられている。外部記憶装
置38は、ハードディスクドライブ(HDD),フレキ
シブル磁気ディスクドライブ(FDD),CD−ROM
ドライブ,光磁気ディスク(MO)ドライブなどであ
り、音色データや曲データが保存されたり再生されたり
する。外部インターフェース39は、MIDIインター
フェースあるいはRS−232Cのシリアルインターフ
ェースであり、パーソナルコンピュータ40との間で、
MIDIデータ等のシリアル転送を行う。
【0029】音源部41は、バスライン31から楽音パ
ラメータを入力して楽音波形を生成する。複数の発音チ
ャンネルを有し和音を含めて同時に複数の楽音を独立し
て発音させることができる。音源部41はDSP(ディ
ジタルシグナルプロセッサ)を備える場合もある。DA
C42は、音源部41からディジタルデータで出力され
た楽音信号をアナログ値に変換するA/D変換器であ
り、増幅器や図9に示したスピーカ13を含むサウンド
システム31に出力する。
ラメータを入力して楽音波形を生成する。複数の発音チ
ャンネルを有し和音を含めて同時に複数の楽音を独立し
て発音させることができる。音源部41はDSP(ディ
ジタルシグナルプロセッサ)を備える場合もある。DA
C42は、音源部41からディジタルデータで出力され
た楽音信号をアナログ値に変換するA/D変換器であ
り、増幅器や図9に示したスピーカ13を含むサウンド
システム31に出力する。
【0030】CPU37は、鍵盤32,パネル操作子3
3からの操作情報、外部インターフェース39を介して
パーソナルコンピュータ40から入力された演奏情報に
対し、RAM36を一時記憶用に利用して処理を行い、
演奏情報を表示部34に表示したり、処理された演奏情
報を基に音源41をコントロールしたり、処理された演
奏情報を外部インターフェース39を介してパーソナル
コンピュータ40に出力する。DAC42もバスライン
21に接続されて、CPU37によりミキシング処理な
どを行う場合もある。曲データは、外部記憶装置38に
保存されたり、外部インターフェース39を介してパー
ソナルコンピュータ40から供給される。
3からの操作情報、外部インターフェース39を介して
パーソナルコンピュータ40から入力された演奏情報に
対し、RAM36を一時記憶用に利用して処理を行い、
演奏情報を表示部34に表示したり、処理された演奏情
報を基に音源41をコントロールしたり、処理された演
奏情報を外部インターフェース39を介してパーソナル
コンピュータ40に出力する。DAC42もバスライン
21に接続されて、CPU37によりミキシング処理な
どを行う場合もある。曲データは、外部記憶装置38に
保存されたり、外部インターフェース39を介してパー
ソナルコンピュータ40から供給される。
【0031】図11は、本発明の音階表示装置の実施の
一形態の機能ブロック構成を示す図である。図中、51
はノートデータ入力部、52はノート/度数変換部、5
3は度数/角度位置変換部、54は和音検出部、55は
図形形成部、56は音階指定部、57は表示モード指定
部、58は画像メモリ、59は表示器、60は表示制御
部である。この図では、CPU37により実行される音
階表示に関する機能のみを示す。
一形態の機能ブロック構成を示す図である。図中、51
はノートデータ入力部、52はノート/度数変換部、5
3は度数/角度位置変換部、54は和音検出部、55は
図形形成部、56は音階指定部、57は表示モード指定
部、58は画像メモリ、59は表示器、60は表示制御
部である。この図では、CPU37により実行される音
階表示に関する機能のみを示す。
【0032】図9の鍵盤12により入力された音の高低
を指示する所定形式のノート指定信号(KN)は、ノー
トデータ入力部51に入力され音の音高(音名)を指定
するノートデータを出力する。ノートデータ入力部51
は、また、MIDIデータを入力して同型式のノートデ
ータを出力する。ノート/度数変換部52は、ノートデ
ータから、異なるオクターブに共通のデータ、例えば、
音階の主音を1度としたときの各音の度数データに変換
する。ノート/度数変換部52は、この度数データを度
数/角度位置変換部53および和音検出部54に出力す
る。
を指示する所定形式のノート指定信号(KN)は、ノー
トデータ入力部51に入力され音の音高(音名)を指定
するノートデータを出力する。ノートデータ入力部51
は、また、MIDIデータを入力して同型式のノートデ
ータを出力する。ノート/度数変換部52は、ノートデ
ータから、異なるオクターブに共通のデータ、例えば、
音階の主音を1度としたときの各音の度数データに変換
する。ノート/度数変換部52は、この度数データを度
数/角度位置変換部53および和音検出部54に出力す
る。
【0033】度数/角度位置変換部53は、度数データ
を入力して、音階の主音に対する入力された音の振動数
比に応じた角度を有する位置データに変換する。その
際、この位置データは、円周の全周を1オクターブの振
動数比として、音階の主音を基準位置とするものであ
る。入力された音の振動数比は、音階の種類によって異
なるために、音階指定部56により、純正律長音階、1
2平均律長音階、ピタゴラス音階等の指示を受けて角度
位置を決定する。角度位置データは、図形形成部55に
出力される。一方、和音検出部54は、鍵盤等によりほ
ぼ同時刻に押鍵入力された複数の音が和音を構成する音
を含むか否かを検出し、和音の種類を出力する。この和
音検出部54は、例えば、実公昭60−14293号公
報等に記載されているように、予め和音を構成する音の
度数のパターンをメモリに記憶しておき、入力された音
の度数パターンと比較することにより和音の種類を表わ
す和音データを出力する。和音検出部54は、また、順
次入力される音の度数を所定個数分保存しておき、分散
和音を含め、順次入力された音が和音を構成する音を含
むときにも和音データを出力するようにしてもよい。
を入力して、音階の主音に対する入力された音の振動数
比に応じた角度を有する位置データに変換する。その
際、この位置データは、円周の全周を1オクターブの振
動数比として、音階の主音を基準位置とするものであ
る。入力された音の振動数比は、音階の種類によって異
なるために、音階指定部56により、純正律長音階、1
2平均律長音階、ピタゴラス音階等の指示を受けて角度
位置を決定する。角度位置データは、図形形成部55に
出力される。一方、和音検出部54は、鍵盤等によりほ
ぼ同時刻に押鍵入力された複数の音が和音を構成する音
を含むか否かを検出し、和音の種類を出力する。この和
音検出部54は、例えば、実公昭60−14293号公
報等に記載されているように、予め和音を構成する音の
度数のパターンをメモリに記憶しておき、入力された音
の度数パターンと比較することにより和音の種類を表わ
す和音データを出力する。和音検出部54は、また、順
次入力される音の度数を所定個数分保存しておき、分散
和音を含め、順次入力された音が和音を構成する音を含
むときにも和音データを出力するようにしてもよい。
【0034】図形形成部55は、度数/角度位置変換部
53の位置データに基づいて、入力された音の表示画面
上の座標位置を決定するとともに、入力された音の階名
表示部をハイライト表示させたり、順次入力された音の
変化を表わす軌跡を表示するための処理などを行う。ま
た、和音検出部54の和音データに基づいて、三角形を
表示をするための処理や、和音の種類を線種、色相等の
表示を異ならせることにより区別する処理を行う。図1
に示したような、円周表示部3,径線4,階名表示部5
等の背景となる図形,文字等を表示する場合には、これ
らを描画するための処理も行う。発音レベルを表示する
場合には、音源から発音レベルデータを入力する。
53の位置データに基づいて、入力された音の表示画面
上の座標位置を決定するとともに、入力された音の階名
表示部をハイライト表示させたり、順次入力された音の
変化を表わす軌跡を表示するための処理などを行う。ま
た、和音検出部54の和音データに基づいて、三角形を
表示をするための処理や、和音の種類を線種、色相等の
表示を異ならせることにより区別する処理を行う。図1
に示したような、円周表示部3,径線4,階名表示部5
等の背景となる図形,文字等を表示する場合には、これ
らを描画するための処理も行う。発音レベルを表示する
場合には、音源から発音レベルデータを入力する。
【0035】その際、背景となる画面は、音階によって
径線4の角度、階名表示部の表示位置が異なるため、音
階指定部56によって切り換えることができるようにす
る。ただし、図5に示した音階表示シート1のように、
背景画面を純正律として、入力された音を平均律として
演奏するような場合もあるので、音階指定部56は、度
数/角度位置変換部53と図形形成部55とに対して異
なる指示ができるようにする。表示モード指定部57
は、図15を参照して後述するように、表示する画面の
種類を図形形成部55に対して指示するものである。
径線4の角度、階名表示部の表示位置が異なるため、音
階指定部56によって切り換えることができるようにす
る。ただし、図5に示した音階表示シート1のように、
背景画面を純正律として、入力された音を平均律として
演奏するような場合もあるので、音階指定部56は、度
数/角度位置変換部53と図形形成部55とに対して異
なる指示ができるようにする。表示モード指定部57
は、図15を参照して後述するように、表示する画面の
種類を図形形成部55に対して指示するものである。
【0036】図形形成部55は、形成された図形を画像
データとして画像メモリ58に出力し、画像メモリ58
は表示器59に形成された図形を表示する。表示制御部
60は、図形形成部55,画像メモリ58,表示器59
の相互間のデータ転送の同期やタイミング制御を行う。
データとして画像メモリ58に出力し、画像メモリ58
は表示器59に形成された図形を表示する。表示制御部
60は、図形形成部55,画像メモリ58,表示器59
の相互間のデータ転送の同期やタイミング制御を行う。
【0037】図11に示した機能ブロック構成は、図9
に示した電子楽器本体11のものであったが、同様な機
能ブロック構成を図9に示した汎用のパーソナルコンピ
ュータ18において実現することもできる。その際、音
の入力は、キーボード19,マウス,電子楽器本体11
の鍵盤12のいずれかによって行い、音階表示をCRT
ディスプレイ21上で行うことができる。この機能は、
デスクトップミュージック(DTM)用のソフトウエア
によって実行できるようにして、音階表示を1つのウイ
ンドウ画面として表示できるようにすると好適である。
に示した電子楽器本体11のものであったが、同様な機
能ブロック構成を図9に示した汎用のパーソナルコンピ
ュータ18において実現することもできる。その際、音
の入力は、キーボード19,マウス,電子楽器本体11
の鍵盤12のいずれかによって行い、音階表示をCRT
ディスプレイ21上で行うことができる。この機能は、
デスクトップミュージック(DTM)用のソフトウエア
によって実行できるようにして、音階表示を1つのウイ
ンドウ画面として表示できるようにすると好適である。
【0038】図12は、本発明の音階表示装置の実施の
一形態の動作を示すメインフローチャートである。電子
楽器の電源スイッチがONされるとスタートし、S71
においては、CPU37内のレジスタやRAM36など
の初期設定を行う。S72においては、パネル上の各種
設定スイッチによるパラメータの設定動作を行う。S7
3においては、図9に示した鍵盤12によるキーイベン
ト等を検出して演奏処理を行う。S74においては、設
定されたパラメータや音階表示等の表示処理を行う。電
源がON状態である間は、S71〜S74の処理が繰り
返し実行される。
一形態の動作を示すメインフローチャートである。電子
楽器の電源スイッチがONされるとスタートし、S71
においては、CPU37内のレジスタやRAM36など
の初期設定を行う。S72においては、パネル上の各種
設定スイッチによるパラメータの設定動作を行う。S7
3においては、図9に示した鍵盤12によるキーイベン
ト等を検出して演奏処理を行う。S74においては、設
定されたパラメータや音階表示等の表示処理を行う。電
源がON状態である間は、S71〜S74の処理が繰り
返し実行される。
【0039】図13は、図12に示したパネル設定動作
を示すフローチャートである。S81においては、図9
に示した表示切換スイッチ16がONであるか否かを判
定し、ONのときはS82に処理を進め、OFFのとき
は、S83に処理を進める。S82においては、表示モ
ードの設定を行い、表示切換スイッチ16がONである
ことを検出する度に、表示モードAと表示モードBとを
交互に切り換えて、図12に示したメインフローチャー
トに戻る。ここで、表示モードA,Bとは、図15を参
照して示すような表示画面であるが、表示画面はこれら
に限定されることなく任意の表示画面を任意の数だけ用
意して切り換えることができる。
を示すフローチャートである。S81においては、図9
に示した表示切換スイッチ16がONであるか否かを判
定し、ONのときはS82に処理を進め、OFFのとき
は、S83に処理を進める。S82においては、表示モ
ードの設定を行い、表示切換スイッチ16がONである
ことを検出する度に、表示モードAと表示モードBとを
交互に切り換えて、図12に示したメインフローチャー
トに戻る。ここで、表示モードA,Bとは、図15を参
照して示すような表示画面であるが、表示画面はこれら
に限定されることなく任意の表示画面を任意の数だけ用
意して切り換えることができる。
【0040】S83においては、図9に示した音階切換
スイッチ15がONであるか否かを判定し、ONのとき
はS84に処理を進め、OFFのときはS85に処理を
進める。S84においては、音階を、純正律長音階、純
正律短音階、ピタゴラス音階、12平均律音階等に切り
換える。音階切換スイッチ15がONであることを検出
する度に、各音階を順次切り換えてメインフローチャー
トに戻る。S85においては、その他の設定スイッチが
ONであるか否かを判定する。1つでもONのときはS
86に処理を進め、すべてOFFのときはメインフロー
チャートに戻る。S86においては、指示のあったその
他の設定を行いメインフローチャートに戻る。
スイッチ15がONであるか否かを判定し、ONのとき
はS84に処理を進め、OFFのときはS85に処理を
進める。S84においては、音階を、純正律長音階、純
正律短音階、ピタゴラス音階、12平均律音階等に切り
換える。音階切換スイッチ15がONであることを検出
する度に、各音階を順次切り換えてメインフローチャー
トに戻る。S85においては、その他の設定スイッチが
ONであるか否かを判定する。1つでもONのときはS
86に処理を進め、すべてOFFのときはメインフロー
チャートに戻る。S86においては、指示のあったその
他の設定を行いメインフローチャートに戻る。
【0041】図14は、図12に示した演奏処理動作お
よび表示処理動作を示すフローチャートである。図14
(A)は演奏処理動作であり、S91においては、鍵盤
によるキーオンイベントがあるか否かを判定し、ある場
合にはS92に処理を進め、ない場合にはS93に処理
を進める。S92においては、指定された楽音の発音処
理を行い、図12に示したメインフローチャートに戻
る。S93においては、キーオフイベントがあるか否か
を判定し、ある場合にはS94に処理を進め、ない場合
にはS95に処理を進める。S94においては指定され
た楽音の消音処理を行いメインフローチャートに戻る。
S95においては、鍵盤以外のその他の演奏操作子、例
えば、ピッチベンドホイール、モジュレーションホイー
ル等の操作子のイベントがあるか否かを判定し、ある場
合にはS96に処理を進め、ない場合にはメインフロー
チャートに戻る。S96においては、指定された演奏操
作子の処理を実行する。
よび表示処理動作を示すフローチャートである。図14
(A)は演奏処理動作であり、S91においては、鍵盤
によるキーオンイベントがあるか否かを判定し、ある場
合にはS92に処理を進め、ない場合にはS93に処理
を進める。S92においては、指定された楽音の発音処
理を行い、図12に示したメインフローチャートに戻
る。S93においては、キーオフイベントがあるか否か
を判定し、ある場合にはS94に処理を進め、ない場合
にはS95に処理を進める。S94においては指定され
た楽音の消音処理を行いメインフローチャートに戻る。
S95においては、鍵盤以外のその他の演奏操作子、例
えば、ピッチベンドホイール、モジュレーションホイー
ル等の操作子のイベントがあるか否かを判定し、ある場
合にはS96に処理を進め、ない場合にはメインフロー
チャートに戻る。S96においては、指定された演奏操
作子の処理を実行する。
【0042】図14(B)は表示処理動作であり、S1
01においては、図13のS82により設定された表示
モードが表示モードAであるか否かを判定し、表示モー
ドAのときはS102に処理を進め、表示モードAでな
いときにはS104に処理を進める。S102において
は、発音中の楽音を解析し、和音を検出する。S103
においては、検出結果を表示モードAの所定の形式で表
示して、メインフローチャートに戻る。S104におい
ては、表示モードBであるか否かを判定し、表示モード
BのときはS105に処理を進め、表示モードBでない
ときにはメインフローチャートに戻る。S105におい
ては、S102と同様に和音検出を行い、S106に処
理を進め、発音中の楽音ごとの発音レベルを検出し、S
107に処理を進め、検出結果を表示モードBの所定の
形式で表示して、メインフローチャートに戻る。
01においては、図13のS82により設定された表示
モードが表示モードAであるか否かを判定し、表示モー
ドAのときはS102に処理を進め、表示モードAでな
いときにはS104に処理を進める。S102において
は、発音中の楽音を解析し、和音を検出する。S103
においては、検出結果を表示モードAの所定の形式で表
示して、メインフローチャートに戻る。S104におい
ては、表示モードBであるか否かを判定し、表示モード
BのときはS105に処理を進め、表示モードBでない
ときにはメインフローチャートに戻る。S105におい
ては、S102と同様に和音検出を行い、S106に処
理を進め、発音中の楽音ごとの発音レベルを検出し、S
107に処理を進め、検出結果を表示モードBの所定の
形式で表示して、メインフローチャートに戻る。
【0043】上述した説明では、図9に示した鍵盤12
からノート指定信号を受けた場合について説明したが、
実時間で転送されてくるMIDIデータや、スタンダー
ドMIDIファイル(SMF)形式でファイルから読み
出されたMIDIデータからノートデータを取り出すと
きにも同様にして音階表示を実施することができる。上
述したMIDIデータに基づいて楽音を発生させる電子
楽器は周知であり、このような電子楽器において発生す
る楽音のノートデータを取り込めば、一連の楽音の音を
音階上に表示することができる。
からノート指定信号を受けた場合について説明したが、
実時間で転送されてくるMIDIデータや、スタンダー
ドMIDIファイル(SMF)形式でファイルから読み
出されたMIDIデータからノートデータを取り出すと
きにも同様にして音階表示を実施することができる。上
述したMIDIデータに基づいて楽音を発生させる電子
楽器は周知であり、このような電子楽器において発生す
る楽音のノートデータを取り込めば、一連の楽音の音を
音階上に表示することができる。
【0044】上述した説明では、ハ長調で説明し、調の
切換を行わなかったが、調指定スイッチを設けて、指定
された調に応じて図11に示したノート/度数変換部5
2を制御し、指定された調の主音を基準とする度数に変
換して角度を決定するようにしても良い。あるいは、演
奏する曲の調に関わらず、音階表示は同じ長(短)音階
の同じ調、例えば、ハ長調で表示するようにしてもよ
い。
切換を行わなかったが、調指定スイッチを設けて、指定
された調に応じて図11に示したノート/度数変換部5
2を制御し、指定された調の主音を基準とする度数に変
換して角度を決定するようにしても良い。あるいは、演
奏する曲の調に関わらず、音階表示は同じ長(短)音階
の同じ調、例えば、ハ長調で表示するようにしてもよ
い。
【0045】図15は、本発明の音階表示装置の実施の
一形態の表示画面を示す図である。図15(A)は表示
モードA、図15(B)は表示モードBを表わす。いず
れも、鍵盤により主和音6が押鍵されたときの表示状態
を表す。図中、図1と同様な部分には同じ符号を付して
説明を省略する。111は表示画面、112a〜112
cは音階名表示部、113は鍵盤表示部、114は発音
レベル表示部である。
一形態の表示画面を示す図である。図15(A)は表示
モードA、図15(B)は表示モードBを表わす。いず
れも、鍵盤により主和音6が押鍵されたときの表示状態
を表す。図中、図1と同様な部分には同じ符号を付して
説明を省略する。111は表示画面、112a〜112
cは音階名表示部、113は鍵盤表示部、114は発音
レベル表示部である。
【0046】この表示画面は、図1に示した音階表示シ
ート1と同様な音階図形を用いたものである。図15
(A)においては、図1の音階表示シートの場合と同様
に、主和音6,下属和音7,属和音8は、線種、線の
色、線の太さ等を異ならせて表示してもよく、例えば、
主和音6を赤,下属和音7を緑,属和音8を青の3色で
表示する。加えて、指定した音階名を表示するために、
音階名表示部112a〜112cを設け、指定した音階
名のボタン表示部を反転表示等によってハイライト表示
をしている。なお、図1と同様に、円周表示部3,径線
4,階名表示部5は、必ずしも表示を必要としないし、
径線4は、目盛り線や点に代えることもできる。
ート1と同様な音階図形を用いたものである。図15
(A)においては、図1の音階表示シートの場合と同様
に、主和音6,下属和音7,属和音8は、線種、線の
色、線の太さ等を異ならせて表示してもよく、例えば、
主和音6を赤,下属和音7を緑,属和音8を青の3色で
表示する。加えて、指定した音階名を表示するために、
音階名表示部112a〜112cを設け、指定した音階
名のボタン表示部を反転表示等によってハイライト表示
をしている。なお、図1と同様に、円周表示部3,径線
4,階名表示部5は、必ずしも表示を必要としないし、
径線4は、目盛り線や点に代えることもできる。
【0047】図15(B)においては、図15(A)の
音階表示に加えて、鍵盤の配置に対応させて鍵盤表示部
113を同時に表示するようにしたものである。押鍵さ
れた鍵の上の領域には、発音レベル表示部114を設
け、各押鍵の発音レベル、例えば、押鍵時の速度デー
タ、あるいは、発音時の音量エンベロープレベルを棒グ
ラフ等で表示する。図示の例では、鍵盤表示部113
の、ある1オクターブの範囲のみを音階表示部分と対応
させた線を表示しているが、音階表示の部分は、異なる
オクターブの範囲においても、同じ階名のものは、同じ
角度位置に対応させて表示させる。
音階表示に加えて、鍵盤の配置に対応させて鍵盤表示部
113を同時に表示するようにしたものである。押鍵さ
れた鍵の上の領域には、発音レベル表示部114を設
け、各押鍵の発音レベル、例えば、押鍵時の速度デー
タ、あるいは、発音時の音量エンベロープレベルを棒グ
ラフ等で表示する。図示の例では、鍵盤表示部113
の、ある1オクターブの範囲のみを音階表示部分と対応
させた線を表示しているが、音階表示の部分は、異なる
オクターブの範囲においても、同じ階名のものは、同じ
角度位置に対応させて表示させる。
【0048】図16は、本発明の音階表示装置の実施の
一形態の表示画面の移り変わりの例を示す図である。図
中、図1と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略
する。121aないし121eは演奏とともに移動する
音の軌跡である。既製の曲を使用者がデモ演奏したり、
自動演奏をする場合の例である。演奏される音の流れに
応じて該当する音のキーボタンがハイライト表示されな
がら、和音図形が表示される。その結果、演奏が流れて
いく過程において、リアルタイムに楽音の発音状況の表
示がなされる。例えば、ハ長調のあるオクターブ領域の
「ド」の鍵が押鍵され、順次「ラ」まで1鍵ずつ押鍵さ
れる場合を示す。キーオンされた音は、その高さを表す
角度位置の間を軌跡121a〜121eとして示すよう
に、線で結んだ表示がされる。
一形態の表示画面の移り変わりの例を示す図である。図
中、図1と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略
する。121aないし121eは演奏とともに移動する
音の軌跡である。既製の曲を使用者がデモ演奏したり、
自動演奏をする場合の例である。演奏される音の流れに
応じて該当する音のキーボタンがハイライト表示されな
がら、和音図形が表示される。その結果、演奏が流れて
いく過程において、リアルタイムに楽音の発音状況の表
示がなされる。例えば、ハ長調のあるオクターブ領域の
「ド」の鍵が押鍵され、順次「ラ」まで1鍵ずつ押鍵さ
れる場合を示す。キーオンされた音は、その高さを表す
角度位置の間を軌跡121a〜121eとして示すよう
に、線で結んだ表示がされる。
【0049】最初は、図16(A)に示すように、階名
表示部5のうち「ド」の領域がハイライト表示される。
次に、隣の「レ」の鍵が押鍵されると、図16(B)に
示すように「レ」の領域がハイライト表示されるととも
に、円周表示部3上の「ド」の位置から「レ」の位置ま
で直線状の軌跡121aが表示される。次に、隣の
「ミ」の鍵が押鍵されると、図16(C)に示すように
「ミ」の領域がハイライト表示されるとともに、円周表
示部3上の「レ」の位置から「ミ」の位置まで軌跡12
1bが表示される。同様にして、「ファ」,「ソ」の鍵
が押鍵されると、図16(D)の表示状態を経て、図1
6(E)に示す状態となる。ここでは、軌跡121c,
121dに加えて、太い実線あるいは赤の主和音6の三
角形が表示される。
表示部5のうち「ド」の領域がハイライト表示される。
次に、隣の「レ」の鍵が押鍵されると、図16(B)に
示すように「レ」の領域がハイライト表示されるととも
に、円周表示部3上の「ド」の位置から「レ」の位置ま
で直線状の軌跡121aが表示される。次に、隣の
「ミ」の鍵が押鍵されると、図16(C)に示すように
「ミ」の領域がハイライト表示されるとともに、円周表
示部3上の「レ」の位置から「ミ」の位置まで軌跡12
1bが表示される。同様にして、「ファ」,「ソ」の鍵
が押鍵されると、図16(D)の表示状態を経て、図1
6(E)に示す状態となる。ここでは、軌跡121c,
121dに加えて、太い実線あるいは赤の主和音6の三
角形が表示される。
【0050】この場合、主和音6は、同時押鍵による和
音の発音を意味するのではなく、旋律の中に主和音を構
成する3音が含まれていることを表わしている。次に、
「ラ」の鍵が押鍵されると、図16(F)に示すよう
に、軌跡121eが表示されるとともに、破線あるいは
緑色の下属和音7の三角形が表示される。この下属和音
も、旋律の中に下属和音を構成する3音が含まれている
ことを表わしている。
音の発音を意味するのではなく、旋律の中に主和音を構
成する3音が含まれていることを表わしている。次に、
「ラ」の鍵が押鍵されると、図16(F)に示すよう
に、軌跡121eが表示されるとともに、破線あるいは
緑色の下属和音7の三角形が表示される。この下属和音
も、旋律の中に下属和音を構成する3音が含まれている
ことを表わしている。
【0051】ハイライト表示は、キーオンされている間
は持続するようにし、和音の表示および軌跡121a〜
121eの表示は所定の短時間だけ持続するようにす
る。和音の表示に関しては、次の和音が検出されて表示
されるときには、新たに検出された和音よりも薄く表示
するなどして、残像的に短時間の表示をするようにして
もよい。上述した例では、押鍵は1鍵ずつ押し変えて行
ったが、同時押鍵により和音を演奏する場合にも、同様
にこの和音を表示することができる。このような音階表
示により、コード進行の説明も図形の中の3角形を使っ
て説明できるので大変わかりやすい。その際、既にキー
オフされた和音の表示は、新たにキーオンされた和音よ
りも薄く表示されるようにしてもよい。
は持続するようにし、和音の表示および軌跡121a〜
121eの表示は所定の短時間だけ持続するようにす
る。和音の表示に関しては、次の和音が検出されて表示
されるときには、新たに検出された和音よりも薄く表示
するなどして、残像的に短時間の表示をするようにして
もよい。上述した例では、押鍵は1鍵ずつ押し変えて行
ったが、同時押鍵により和音を演奏する場合にも、同様
にこの和音を表示することができる。このような音階表
示により、コード進行の説明も図形の中の3角形を使っ
て説明できるので大変わかりやすい。その際、既にキー
オフされた和音の表示は、新たにキーオンされた和音よ
りも薄く表示されるようにしてもよい。
【0052】上述した説明では、押鍵の進行とともに、
階名表示部5のハイライト表示と軌跡121a〜121
eの表示の両者を行ったが、いずれか一方の表示でも良
く、場合によっては、ハイライト表示も軌跡の表示も行
わないで、和音の表示のみにしてもよい。また、円周表
示部3上の音の座標に点を表示するようにしてもよい。
階名表示部5のハイライト表示と軌跡121a〜121
eの表示の両者を行ったが、いずれか一方の表示でも良
く、場合によっては、ハイライト表示も軌跡の表示も行
わないで、和音の表示のみにしてもよい。また、円周表
示部3上の音の座標に点を表示するようにしてもよい。
【0053】図17は、本発明の音階表示装置の実施の
一形態による他の表示モードの第1の例を示す図であ
る。図中、図1,図15と同様な部分には同じ符号を付
して説明を省略する。図9の電子楽器11の表示部14
で表示することも可能であるが、ここでは、パーソナル
コンピュータ18のCRTディスプレイ21に表示する
画面で説明する。131は主要三和音名のボタン表示部
であり、131aは、主和音を「Cの和音ドミソ」と表
示したもの、131bは、下属和音を「Fの和音ファラ
ド」と表示したもの、131cは、属和音を「Gの和音
ソシレ」と表示したものである。これらの主要三和音名
のボタン表示部131は、仮想的なキー入力ボタンを兼
ねている。132はマウス20による指示位置を示す矢
印表示である。
一形態による他の表示モードの第1の例を示す図であ
る。図中、図1,図15と同様な部分には同じ符号を付
して説明を省略する。図9の電子楽器11の表示部14
で表示することも可能であるが、ここでは、パーソナル
コンピュータ18のCRTディスプレイ21に表示する
画面で説明する。131は主要三和音名のボタン表示部
であり、131aは、主和音を「Cの和音ドミソ」と表
示したもの、131bは、下属和音を「Fの和音ファラ
ド」と表示したもの、131cは、属和音を「Gの和音
ソシレ」と表示したものである。これらの主要三和音名
のボタン表示部131は、仮想的なキー入力ボタンを兼
ねている。132はマウス20による指示位置を示す矢
印表示である。
【0054】この表示モードは、演奏者が演奏をする時
の表示モードではなく、和音の学習用の表示モードであ
り、この例は、主要三和音の学習用の表示画面である。
一番上の円周表示部3には、図1に示した音階表示シー
トと同様な図形が表示されており、その下に、主要三和
音を図示するための円周表示部3が3つ並べられてい
る。最初、主和音6,下属和音7,属和音8の表示は、
全く表示されないか、薄く灰色の表示状態とする。使用
者がマウス20を動かして、矢印表示132を例えば、
主要三和音名のボタン表示部131aに合わせマウス2
0のボタンでクリックすると、このボタン表示部131
aがハイライト表示されるとともに、主和音6の三角形
が所定の色に変化する。同時に、この主和音の音がMI
DIデータとなって電子楽器本体11に送られてスピー
カ13から発音される。
の表示モードではなく、和音の学習用の表示モードであ
り、この例は、主要三和音の学習用の表示画面である。
一番上の円周表示部3には、図1に示した音階表示シー
トと同様な図形が表示されており、その下に、主要三和
音を図示するための円周表示部3が3つ並べられてい
る。最初、主和音6,下属和音7,属和音8の表示は、
全く表示されないか、薄く灰色の表示状態とする。使用
者がマウス20を動かして、矢印表示132を例えば、
主要三和音名のボタン表示部131aに合わせマウス2
0のボタンでクリックすると、このボタン表示部131
aがハイライト表示されるとともに、主和音6の三角形
が所定の色に変化する。同時に、この主和音の音がMI
DIデータとなって電子楽器本体11に送られてスピー
カ13から発音される。
【0055】また、音階図形の各音の周りに配置された
階名表示部5も、単に階名を表示しているだけでなく、
仮想的なキー入力ボタンを兼用している。したがって、
階名表示部5がクリックされたときには、押鍵した場合
と同様に、この階名に対応した音が所定のオクターブ領
域で発音される。
階名表示部5も、単に階名を表示しているだけでなく、
仮想的なキー入力ボタンを兼用している。したがって、
階名表示部5がクリックされたときには、押鍵した場合
と同様に、この階名に対応した音が所定のオクターブ領
域で発音される。
【0056】図18は、本発明の音階表示装置の実施の
一形態による他の表示モードの第2の例を示す図であ
る。図中、図1,図15,図16と同様な部分には同じ
符号を付して説明を省略する。141a〜141cは名
曲の曲名および出だしのモチーフが記載された曲名ボタ
ン表示部である。142はモチーフボタン表示部であ
る。ここでも、CRTディスプレイ21に表示する画面
で説明する。この表示モードは、曲のモチーフ中に含ま
れている和音を知るための学習用の表示モードである。
使用者がマウス2を動かして、矢印表示132を、曲名
ボタン表示部141cに合わせてマウス20のボタンで
クリックすると、この曲名ボタン表示部141cがハイ
ライト表示されるとともに、自動演奏が進行し軌跡12
1が表示されて、「ソ」まで演奏されると主和音6の三
角形が所定の色に変化する。モチーフボタン表示部14
2がクリックされたときも、「ドレミソ」が順次発音さ
れて、軌跡121と主和音6の三角形が表示される。階
名表示部5がクリックされたときには、この階名に対応
した音が発音される。
一形態による他の表示モードの第2の例を示す図であ
る。図中、図1,図15,図16と同様な部分には同じ
符号を付して説明を省略する。141a〜141cは名
曲の曲名および出だしのモチーフが記載された曲名ボタ
ン表示部である。142はモチーフボタン表示部であ
る。ここでも、CRTディスプレイ21に表示する画面
で説明する。この表示モードは、曲のモチーフ中に含ま
れている和音を知るための学習用の表示モードである。
使用者がマウス2を動かして、矢印表示132を、曲名
ボタン表示部141cに合わせてマウス20のボタンで
クリックすると、この曲名ボタン表示部141cがハイ
ライト表示されるとともに、自動演奏が進行し軌跡12
1が表示されて、「ソ」まで演奏されると主和音6の三
角形が所定の色に変化する。モチーフボタン表示部14
2がクリックされたときも、「ドレミソ」が順次発音さ
れて、軌跡121と主和音6の三角形が表示される。階
名表示部5がクリックされたときには、この階名に対応
した音が発音される。
【0057】図19は、本発明の音階表示装置の実施の
一形態による他の表示モードの第3の例を示す図であ
る。図中、図1,図15,図16と同様な部分には同じ
符号を付して説明を省略する。151は案内用の軌跡で
ある。円周表示部3上にある音の位置の近傍に表示され
た階名表示部5は、仮想的なキー入力ボタンを兼ね、こ
のキー入力ボタンの表示領域をマウス20で指示するこ
とによってこの階名に対応する所定のオクターブ領域の
音を指示するノートデータが入力される。
一形態による他の表示モードの第3の例を示す図であ
る。図中、図1,図15,図16と同様な部分には同じ
符号を付して説明を省略する。151は案内用の軌跡で
ある。円周表示部3上にある音の位置の近傍に表示され
た階名表示部5は、仮想的なキー入力ボタンを兼ね、こ
のキー入力ボタンの表示領域をマウス20で指示するこ
とによってこの階名に対応する所定のオクターブ領域の
音を指示するノートデータが入力される。
【0058】あらかじめ、案内用の軌跡151を淡色で
表示しておき、使用者がマウス20により階名表示部5
のボタン表示に矢印を合わせてクリックして行くと順次
軌跡121の表示が「ド」,「レ」,「ミ」と進行する
とともに発音がなされる。なお、発音は、音が階名
「ド」を右回り方向に進行するとき、例えば、階名
「シ」,「ド」,「レ」を指定したときに、「ド」,
「レ」については、上のオクターブにおける同じ階名の
音名の発音がなされ、音が階名「ド」を左回り方向に進
行するとき、例えば、「レ」,「ド」,「シ」を指定し
たときには、「シ」については、下のオクターブにおけ
る同じ階名の音名の発音がなされるようにするとよい。
この表示モードは、表示用の軌跡を見ながら図18を参
照して説明した名曲のモチーフを思い浮かべて、自分で
新たなモチーフを発想し、思考するのに好都合な表示モ
ードである。
表示しておき、使用者がマウス20により階名表示部5
のボタン表示に矢印を合わせてクリックして行くと順次
軌跡121の表示が「ド」,「レ」,「ミ」と進行する
とともに発音がなされる。なお、発音は、音が階名
「ド」を右回り方向に進行するとき、例えば、階名
「シ」,「ド」,「レ」を指定したときに、「ド」,
「レ」については、上のオクターブにおける同じ階名の
音名の発音がなされ、音が階名「ド」を左回り方向に進
行するとき、例えば、「レ」,「ド」,「シ」を指定し
たときには、「シ」については、下のオクターブにおけ
る同じ階名の音名の発音がなされるようにするとよい。
この表示モードは、表示用の軌跡を見ながら図18を参
照して説明した名曲のモチーフを思い浮かべて、自分で
新たなモチーフを発想し、思考するのに好都合な表示モ
ードである。
【0059】上述した図17ないし図19においては、
階名表示ボタン5は、仮想的なキー入力ボタンとなるも
のであった。図9に示した電子楽器本体11側の表示部
14で同様のことを行うには、図15(A)の画面上の
位置を指示する矢印キーボタンなどのポインタ手段で階
名表示部5の表示領域に矢印表示等を移動させて確定ボ
タンを押すことによって階名に応じたノートデータを指
示して発音させることができる。図15(B)における
画面上でも、階名表示部5の表示領域や鍵盤表示部11
3、円周表示部3上の音を示す位置およびこの近傍領域
を仮想的なキー入力ボタン領域とすることができる。な
お、階名表示ボタン5を仮想的なものとせずに、表示画
面上にタッチパネルスイッチを設けたり、音階表示部が
表示された表示器の周囲であって、音を示す位置の近傍
領域に実在の押しボタンスイッチを設けて階名の入力を
行ってもよい。
階名表示ボタン5は、仮想的なキー入力ボタンとなるも
のであった。図9に示した電子楽器本体11側の表示部
14で同様のことを行うには、図15(A)の画面上の
位置を指示する矢印キーボタンなどのポインタ手段で階
名表示部5の表示領域に矢印表示等を移動させて確定ボ
タンを押すことによって階名に応じたノートデータを指
示して発音させることができる。図15(B)における
画面上でも、階名表示部5の表示領域や鍵盤表示部11
3、円周表示部3上の音を示す位置およびこの近傍領域
を仮想的なキー入力ボタン領域とすることができる。な
お、階名表示ボタン5を仮想的なものとせずに、表示画
面上にタッチパネルスイッチを設けたり、音階表示部が
表示された表示器の周囲であって、音を示す位置の近傍
領域に実在の押しボタンスイッチを設けて階名の入力を
行ってもよい。
【0060】上述した説明では、和音の表示は、ほぼ同
時または順次入力される音の中から和音を構成する音を
検出したときに表示させたが、和音を構成する音がほぼ
同時に押鍵された場合に限り和音を表示するようにして
もよいし、表示方式を切り替えることができるようにし
てもよい。また、和音を検出したときには、図形表示に
加えて、和音の種類名を表示してもよい。なお、音階表
示装置においては、図4,図5,図7等を参照して説明
した音階表示シート1と同様な図形表示を行うことがで
きるほか、円周表示部3の半径を発音レベルに応じて変
化させることもできる。この場合、円周表示部3を表示
させずに、和音を表わす多角形を表示させれば、和音を
検出する度に、レーダチャートのような図形表示がで
き、和音の種類を色の違いなどで知ることができる。
時または順次入力される音の中から和音を構成する音を
検出したときに表示させたが、和音を構成する音がほぼ
同時に押鍵された場合に限り和音を表示するようにして
もよいし、表示方式を切り替えることができるようにし
てもよい。また、和音を検出したときには、図形表示に
加えて、和音の種類名を表示してもよい。なお、音階表
示装置においては、図4,図5,図7等を参照して説明
した音階表示シート1と同様な図形表示を行うことがで
きるほか、円周表示部3の半径を発音レベルに応じて変
化させることもできる。この場合、円周表示部3を表示
させずに、和音を表わす多角形を表示させれば、和音を
検出する度に、レーダチャートのような図形表示がで
き、和音の種類を色の違いなどで知ることができる。
【0061】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、本発
明の音階表示シートおよび音階表示装置によれば、音階
を構成するそれぞれの音の関係位置を視覚的、直感的に
見ることができるという効果がある。例えば、純正率音
階の場合、主要3和音は、3種類の純粋な3角形とな
り、音階がこの3和音から成り立っていることが理解で
きるようになる。音階や和音をイメージで理解できるの
で音の流れを見たり組み立てたりすることが大変やりや
すくなる。これは初心者にとって驚くほど音楽を理解し
やすくしてくれる。音階図形上で、いろいろな3角形や
4角形等ができ、この図形とその音群は、固有のニュア
ンスを持っている。このニュアンスから曲作りのヒント
が生まれることも考えられる。非常にシンプルで美しい
図形なので誰でもが参加でき飽きることなく楽しむこと
ができるとともに、自然と音楽の本質に触れ、体験しな
がらメロディ、コードが理解されて行く。
明の音階表示シートおよび音階表示装置によれば、音階
を構成するそれぞれの音の関係位置を視覚的、直感的に
見ることができるという効果がある。例えば、純正率音
階の場合、主要3和音は、3種類の純粋な3角形とな
り、音階がこの3和音から成り立っていることが理解で
きるようになる。音階や和音をイメージで理解できるの
で音の流れを見たり組み立てたりすることが大変やりや
すくなる。これは初心者にとって驚くほど音楽を理解し
やすくしてくれる。音階図形上で、いろいろな3角形や
4角形等ができ、この図形とその音群は、固有のニュア
ンスを持っている。このニュアンスから曲作りのヒント
が生まれることも考えられる。非常にシンプルで美しい
図形なので誰でもが参加でき飽きることなく楽しむこと
ができるとともに、自然と音楽の本質に触れ、体験しな
がらメロディ、コードが理解されて行く。
【0062】長音階、短音階とも、12の調があり、異
名同調を含めると15もの調がある。これらを鍵盤で見
ると#や♭が増すごとに使用する黒鍵が増加し、また、
五線譜自体も、#や♭が増するとハ長調の明快さに比べ
大変複雑な感じを受ける。その結果、音階までも複雑な
感じを受けるようになる。しかし、長音階であれば何調
であってもその音階の振動数比は一定である。したがっ
て、全ての調の音階は、上述したシンプルな1つの音階
表示図形で代表され、音楽の基本はシンプルであるとい
うことが直感できる。本音階図形には、このような働き
がある。
名同調を含めると15もの調がある。これらを鍵盤で見
ると#や♭が増すごとに使用する黒鍵が増加し、また、
五線譜自体も、#や♭が増するとハ長調の明快さに比べ
大変複雑な感じを受ける。その結果、音階までも複雑な
感じを受けるようになる。しかし、長音階であれば何調
であってもその音階の振動数比は一定である。したがっ
て、全ての調の音階は、上述したシンプルな1つの音階
表示図形で代表され、音楽の基本はシンプルであるとい
うことが直感できる。本音階図形には、このような働き
がある。
【0063】本発明の音階表示装置によれば、音階図形
を電子楽器やデスクトップミュージックのインターフェ
ースに使うことによって、使用者は、音を入力する瞬間
瞬間に、音階の全体像を眺めつつ、かつ、和音の関係を
見つつ、音を選択して行くことができるという効果があ
る。すなわち、音と音の関係性を見つつ入力することが
できる。また、単に音を入力するだけでなく、既製曲の
音の流れをこの図形で見ると、音と音の関係がわかるの
はもとより、メロディーのパターンといったものもわか
ってくる。これは、作曲する上で大変参考になる。名曲
の音の成り立ちが理解しやすくなるので、初心者には特
に喜ばれることになる。図形と音を楽しみながら、ま
た、図形と名曲の関係を楽しみながら自然と音楽の本質
に触れ、体験しながらメロディや和音が理解されて行
き、自分でも作曲してみようという意欲を生み出してく
れる。
を電子楽器やデスクトップミュージックのインターフェ
ースに使うことによって、使用者は、音を入力する瞬間
瞬間に、音階の全体像を眺めつつ、かつ、和音の関係を
見つつ、音を選択して行くことができるという効果があ
る。すなわち、音と音の関係性を見つつ入力することが
できる。また、単に音を入力するだけでなく、既製曲の
音の流れをこの図形で見ると、音と音の関係がわかるの
はもとより、メロディーのパターンといったものもわか
ってくる。これは、作曲する上で大変参考になる。名曲
の音の成り立ちが理解しやすくなるので、初心者には特
に喜ばれることになる。図形と音を楽しみながら、ま
た、図形と名曲の関係を楽しみながら自然と音楽の本質
に触れ、体験しながらメロディや和音が理解されて行
き、自分でも作曲してみようという意欲を生み出してく
れる。
【図1】 本発明の音階表示シートの第1の実施の形態
を示す図である。
を示す図である。
【図2】 本発明の音階表示シートの第1の実施の形態
の使用例を説明する図である。
の使用例を説明する図である。
【図3】 純正律音階と12平均律音階の差異を説明す
るための説明図である。
るための説明図である。
【図4】 本発明の音階表示シートの第2の実施の形態
を示す図である。
を示す図である。
【図5】 本発明の音階表示シートの第3の実施の形態
を示す図である。
を示す図である。
【図6】 純正律長音階とピタゴラス音階の差異を説明
するための説明図である。
するための説明図である。
【図7】 本発明の音階表示シートの第4の実施の形態
を示す図である。
を示す図である。
【図8】 純正律音階、12平均律長音階、ピタゴラス
音階の差異をセント値で説明するための説明図である。
音階の差異をセント値で説明するための説明図である。
【図9】 本発明の音階表示装置の実施の一形態のハー
ドウエア構成を示す図である。
ドウエア構成を示す図である。
【図10】 本発明の音階表示装置の実施の一形態のハ
ードウエアのシステム構成を示す図である。
ードウエアのシステム構成を示す図である。
【図11】 本発明の音階表示装置の実施の一形態の機
能ブロック構成を示す図である。
能ブロック構成を示す図である。
【図12】 本発明の音階表示装置の実施の一形態の動
作を示すメインフローチャートである。
作を示すメインフローチャートである。
【図13】 図12に示したパネル設定動作を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図14】 図12に示した演奏処理動作および表示処
理動作を示すフローチャートである。
理動作を示すフローチャートである。
【図15】 本発明の音階表示装置の実施の一形態の表
示画面を示す図である。
示画面を示す図である。
【図16】 本発明の音階表示装置の実施の一形態の表
示画面の移り変わりの例を示す図である。
示画面の移り変わりの例を示す図である。
【図17】 本発明の音階表示装置の実施の一形態によ
る他の表示モードの第1の例を示す図である。
る他の表示モードの第1の例を示す図である。
【図18】 本発明の音階表示装置の実施の一形態によ
る他の表示モードの第2の例を示す図である。
る他の表示モードの第2の例を示す図である。
【図19】 本発明の音階表示装置の実施の一形態によ
る他の表示モードの第3の例を示す図である。
る他の表示モードの第3の例を示す図である。
1 音階表示シート、2 中心点、3 円周表示部、4
径線、5 階名表示部、6 主和音、7 下属和音、
8 属和音、11 電子楽器本体、12 鍵盤部、13
スピーカ、14 表示部、17 接続コード、18
パーソナルコンピュータ、19 キーボード、20 マ
ウス、21 CRTディスプレイ、111 表示画面、
112a〜112c 音階名表示部、113 鍵盤表示
部、114 発音レベル表示部、121 軌跡、141
曲名ボタン表示部、151 案内用の軌跡
径線、5 階名表示部、6 主和音、7 下属和音、
8 属和音、11 電子楽器本体、12 鍵盤部、13
スピーカ、14 表示部、17 接続コード、18
パーソナルコンピュータ、19 キーボード、20 マ
ウス、21 CRTディスプレイ、111 表示画面、
112a〜112c 音階名表示部、113 鍵盤表示
部、114 発音レベル表示部、121 軌跡、141
曲名ボタン表示部、151 案内用の軌跡
Claims (5)
- 【請求項1】 音階を構成する音の高さを可視表示する
音階表示シートであって、全周を1オクターブの振動数
比とし前記音階の主音を基準位置とする円周上であっ
て、前記主音に対する前記音の振動数比に応じた角度の
位置に、前記音を表示することを特徴とする音階表示シ
ート。 - 【請求項2】 前記音は和音を構成する3以上の音を含
み、前記和音を構成する各音を表示する位置を頂点とす
る多角形によって前記和音を表示することを特徴とする
請求項1に記載の音階表示シート。 - 【請求項3】 音階を構成する音の高さを可視表示する
音階表示装置であって、前記音を指示する音高データを
入力する入力手段と、前記音高データを、全周を1オク
ターブの振動数比とし前記音階の主音を基準位置とする
円周上であって、前記主音に対する前記音の振動数比に
応じた角度の位置座標に変換する手段と、前記音を前記
位置座標の点に表示する表示手段を有することを特徴と
する音階表示装置。 - 【請求項4】 前記表示手段の表示画面上に、前記音の
入力領域を前記音の位置座標の点またはその近傍の位置
に設定し、前記入力領域を指示する指示手段を有し、該
指示手段により前記音を指示する音高データを出力する
ことを特徴とする請求項3に記載の音階表示装置。 - 【請求項5】 前記入力手段により同時または順次に入
力された前記音が和音を構成する音を含むことを検出す
る和音検出手段を有し、該和音検出手段の出力に基づい
て、前記和音を構成する各音を表示する位置を頂点とす
る多角形によって前記和音を表示することを特徴とする
請求項3または4に記載の音階表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21833997A JPH1152949A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 音階表示シートおよび音階表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21833997A JPH1152949A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 音階表示シートおよび音階表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1152949A true JPH1152949A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16718325
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21833997A Withdrawn JPH1152949A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 音階表示シートおよび音階表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1152949A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003507799A (ja) * | 1999-08-18 | 2003-02-25 | ハーモニーカラー システム カンパニー,リミテッド | 和声法を用いた調和色選定方法及び装置、並びに音・色及び色・音変換方法及び装置 |
| JP2007248593A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Yamaha Corp | 電子鍵盤楽器 |
| JP2009527782A (ja) * | 2006-02-22 | 2009-07-30 | フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ | 音符信号を生成するための装置および方法並びにピッチクラスを示す出力信号を出力するための装置および方法 |
| KR100929856B1 (ko) | 2009-07-01 | 2009-12-04 | 엠엠비 주식회사 | 오디오 파일의 재생이 가능한 컴퓨팅 장치 및 컴퓨팅 장치의 출력 장치 제어 방법 |
| JP2010504539A (ja) * | 2006-07-12 | 2010-02-12 | マスター・キー・エルエルシー | 音楽および他の音声を視覚化するための装置および方法 |
| JP2019101168A (ja) * | 2017-11-30 | 2019-06-24 | カシオ計算機株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び、電子楽器 |
| CN110874171A (zh) * | 2018-08-31 | 2020-03-10 | 阿里巴巴集团控股有限公司 | 音频信息处理方法及装置 |
-
1997
- 1997-07-30 JP JP21833997A patent/JPH1152949A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003507799A (ja) * | 1999-08-18 | 2003-02-25 | ハーモニーカラー システム カンパニー,リミテッド | 和声法を用いた調和色選定方法及び装置、並びに音・色及び色・音変換方法及び装置 |
| JP2009527782A (ja) * | 2006-02-22 | 2009-07-30 | フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ | 音符信号を生成するための装置および方法並びにピッチクラスを示す出力信号を出力するための装置および方法 |
| JP2007248593A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Yamaha Corp | 電子鍵盤楽器 |
| JP2010504539A (ja) * | 2006-07-12 | 2010-02-12 | マスター・キー・エルエルシー | 音楽および他の音声を視覚化するための装置および方法 |
| KR100929856B1 (ko) | 2009-07-01 | 2009-12-04 | 엠엠비 주식회사 | 오디오 파일의 재생이 가능한 컴퓨팅 장치 및 컴퓨팅 장치의 출력 장치 제어 방법 |
| JP2019101168A (ja) * | 2017-11-30 | 2019-06-24 | カシオ計算機株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び、電子楽器 |
| CN110874171A (zh) * | 2018-08-31 | 2020-03-10 | 阿里巴巴集团控股有限公司 | 音频信息处理方法及装置 |
| CN110874171B (zh) * | 2018-08-31 | 2024-04-05 | 阿里巴巴集团控股有限公司 | 音频信息处理方法及装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |