JPH1153991A - 自動変速機用コントロールスイッチ - Google Patents

自動変速機用コントロールスイッチ

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JPH1153991A
JPH1153991A JP20679597A JP20679597A JPH1153991A JP H1153991 A JPH1153991 A JP H1153991A JP 20679597 A JP20679597 A JP 20679597A JP 20679597 A JP20679597 A JP 20679597A JP H1153991 A JPH1153991 A JP H1153991A
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Haruhiko Mihara
晴彦 三原
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可動接点と固定接点とを安定して接触させる。 【解決手段】可動接点15は固定接点7aと接触する主
部15aと、主部15aの両端より突出する側部15b
とを有して略コ字形に形成され、両側部15bの間に配
置されるスプリング14の一端に主部15aが当接させ
てある。両側部15bの外側端縁及び内側端縁は、収納
凹部12aの底面に近づくにつれて収納凹部12a側面
及びスプリング14から各々離れるようなテーパ状に形
成してある。而して、収納凹部12aの側面には主部1
5aの外側端縁のみが当接することとなり、従来例に比
較して収納凹部12aの側面に当接する部位の寸法L2
を小さくして、収納凹部12aの側面から外力Aが加わ
った場合に主部15aにはたらく力Fを低減することが
できる。このため、可動接点15の固定接点7aに対す
る接触圧力が低下することを防いで安定して接触させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車における自
動変速機のシフトレバーの切換操作で、パーキング、リ
バース、ニュートラル、ドライブ、2速、1速というよ
うなシフトポジションを示すポジション信号を発生する
自動変速機用コントロールスイッチに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より自動変速機を備えた自動車で
は、シフトレバーの切換操作でパーキング、リバース、
ニュートラル、ドライブ、2速、1速というような自動
変速機のシフトポジションを示すポジション信号を発生
する自動変速機用コントロールスイッチが用いられ、そ
れぞれのポジション信号に応じて制御系のマイクロコン
ピュータに操作指令を与えるようになっている。
【0003】この種の自動変速機用コントロールスイッ
チの一例としては、図12〜図21に示すようにアルミ
ダイカスト製のケース51aと合成樹脂製の本体基板5
1bとから成るハウジング51と、このハウジング51
の内部に回動自在に収められる可動体60とを備え、ハ
ウジング51が自動変速機ATMに取り付けられるとと
もに、シフトレバーの操作に応じて回動するシフト切り
換え用のマニュアルシャフト41に可動体60が固定さ
れるものがある。而して、可動体60はシフトレバーの
回動に応じてマニュアルシャフト41と一体的に回動す
るのである。
【0004】可動体60はマニュアルシャフト41に固
定される亜鉛ダイカスト製の軸部61と、軸部61の周
面から突設されたコ字形片61aにインサート成形され
ることで軸部61に固定されてケース51aの凹所52
で形成される空間内を回動する合成樹脂製の接点ホルダ
62とを有し、十字状にすり割り61bが設けられた軸
部61の一端部を締め付け用ナット6で締め付けること
により軸部61がマニュアルシャフト41に締め付け固
定される。そして、ハウジング51には軸部61を回動
自在に枢支する軸受部53が設けてある。
【0005】一方、接点ホルダ62の本体基板51bに
対向する側の面には、それぞれに可動接点63とスプリ
ング64が収納される2つの収納凹部62aが長手方向
に沿って同一直線上に設けてある。スプリング64は収
納凹部62aの底面と可動接点63の間に介装されてお
り、可動接点63を収納凹部62aから突出させる方向
に弾性付勢しており、本体基板51bに植設された複数
の帯状の固定接点54に可動接点63を接離自在に弾接
させている。
【0006】複数の固定接点54は可動体60の回動中
心に対して円弧状に設けてあって、パーキング、リバー
ス等の各シフトポジションに対応する固定接点54a
と、共通の固定接点54bとを備えている。つまり、こ
の自動変速機用コントロールスイッチでは、シフトレバ
ーの回動操作に応じて可動体60が一体的に回動して、
接点ホルダ62に保持された可動接点63が各シフトポ
ジションに対応する固定接点54aと共通の固定接点5
4bとを跨絡接触させることで切換出力としてポジショ
ン信号を得ている。なお、この従来例ではパーキング及
びニュートラルのシフトポジションに対応する固定接点
54a,54bの接触・開離によって、バッテリからイ
グニションキースイッチを介してスタータ回路までの給
電経路が入/切されるようになっている。
【0007】また、この種の自動変速機用コントロール
スイッチでは、内側に各固定接点54と導通するコネク
タ端子56が配設されたコネクタ部55がハウジング5
1に設けてあって、このコネクタ部55に接続される相
手側コネクタによってポジション信号が外部に取り出さ
れるようになっている。このコネクタ部55は一面が開
口する矩形筒状に形成され、全体が相手側コネクタに被
われ且つ相手側コネクタの端子部が開口から嵌入される
ようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来例に
おいては、図16に示すように可動接点63が主部63
aと側部63bから成る略コ字形で両側部63bの外側
端縁が直線状に形成され、且つ接点ホルダ62の長手方
向に対向する収納凹部62aの両側面が平面状に形成さ
れている。可動接点63は収納凹部62a内では横方向
に移動自在であるため、収納凹部62aの側面に可動接
点63の側部63bが当接すると側面から外力Aを受け
ることになる。そして、固定接点54間のピッチを
1 、側部63bの縦方向(収納凹部62aの深さ方
向)の寸法をL2 としたときに、上記外力Aによって可
動接点63の主部63aに図中上向きの力F(=A×L
2 /L1 )がはたらき、スプリング64によって加えら
れている可動接点63の接触圧力が低下して可動接点6
3と固定接点54との接触が不安定になってしまう。ま
た、可動接点63が片磨耗すると固定接点54を跨絡接
触させる前に収納凹部62aの側面に当接してしまい、
接触障害を起こすことになる。ここで、可動接点63と
収納凹部62aの側面とのギャップgを大きく採ると、
収納凹部62a内での可動接点63のがたつきが大きく
なり、固定接点54と確実に接触させるためには主部6
3aの幅寸法を大きくする必要があり、そのためにハウ
ジング51全体が大型化してしまうという問題がある。
さらに、例えばギャップgを大きく採ったとしても上述
の側面からの外力Aの影響を軽減することはできない。
【0009】また、上記従来例における可動体60は、
亜鉛ダイカスト製の軸部61に突設したコ字形片61a
に合成樹脂製の接点ホルダ62をインサート成形する構
造であるため、例えば、図18に示すようにハウジング
51をマニュアルシャフト41に取り付ける際に締め付
け用ナット6をインパクトレンチのように衝撃のかかる
治具で締め付けたときに、可動体60がケース51aの
凹所52側面に突設されたストッパ57と衝突して衝撃
を受けて樹脂部(特に接点ホルダ62のインサート部)
にクラックが生じて強度が低下したり、インサート成形
による加工が面倒でコスト高になるという問題や、可動
体60の回動時にアルミダイカスト製のケース51aに
対して合成樹脂製の接点ホルダ62が摺動するために接
点ホルダ62が磨耗し易いという問題がある。
【0010】本発明は上記問題に鑑みて為されたもので
あり、請求項1及び2の発明の目的とするところは、可
動接点と固定接点とを安定して接触させることができる
自動変速機用コントロールスイッチを提供することにあ
る。また、請求項3乃至5の発明の目的とするところ
は、可動体の製造組立が容易且つ安価な自動変速機用コ
ントロールスイッチを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、自動変速機のシフトレバーの切
換操作に応じてハウジング内を回動する可動体を備え、
この可動体に設けた収納凹部内に可動接点を収めるとと
もに可動体の回動に応じて可動接点と接触・開離する固
定接点をハウジング内に形成し、可動接点と固定接点の
接触・開離に応じて少なくとも自動変速機のシフトポジ
ションを示すポジション信号を発生する自動変速機用コ
ントロールスイッチにおいて、収納凹部の側面と対向す
る可動接点端縁の少なくとも一部を収納凹部の底面に近
づくにつれて側面から離れるようなテーパ状に形成して
成ることを特徴とし、従来例に比較して収納凹部の側面
に当接する部位の寸法が小さくなり、収納凹部の側面か
ら外力が加わった場合に可動接点の固定接点との接触面
にはたらく力を低減することができるため、可動接点の
固定接点に対する接触圧力が低下することを防いで安定
して接触させることができる。さらに、可動接点が片磨
耗した場合であっても固定接点と接触させる前に収納凹
部の側面に当接してしまうことがなく、接触障害が起き
るのを防止することができる。このため、可動接点と収
納凹部との間のギャップを従来例に比較して小さくする
ことができ、可動接点のがたつきが低減できるとともに
可動体の小型化も可能となる。さらに、可動接点の収納
凹部奥行き方向の寸法を大きくとることができるため、
可動接点を収納凹部に組み込む際にも外れにくく、組立
作業が容易になる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、収納凹部の四隅の角部に逃がし部を設けたことを特
徴とし、可動接点の端部にバリが有る場合に逃がし部に
逃がすことで可動接点を収納凹部内に確実に収納するこ
とができる。請求項3の発明は、上記目的を達成するた
めに、自動変速機のシフトレバーの切換操作に応じてハ
ウジング内を回動する可動体を備え、この可動体に設け
た収納凹部内に可動接点を収めるとともに可動体の回動
に応じて可動接点と接触・開離する固定接点をハウジン
グ内に形成し、可動接点と固定接点の接触・開離に応じ
て少なくとも自動変速機のシフトポジションを示すポジ
ション信号を発生する自動変速機用コントロールスイッ
チにおいて、ハウジングに回動自在に枢支される金属製
の軸部と、軸部の外周面より一体に突設された腕部と、
腕部に凹設された嵌合凹所に嵌合される合成樹脂製の接
点ホルダとで可動体を構成し、接点ホルダに可動接点を
収める収納凹部を1乃至複数設けて成ることを特徴と
し、従来例のようなインサート成形が不要であるから可
動体の製造組立が容易且つ安価になる。また、従来例の
ように合成樹脂製の接点ホルダがハウジングの内面に摺
動するようなことがなく、接点ホルダの磨耗を防止する
ことができる。なお、金属製の腕部が可動体の回動に伴
って摺動するハウジングの部位を同種の金属製とした場
合には、摺動する部材が同種の材質であることから磨耗
が生じにくいものである。
【0013】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、接点ホルダの側面に圧入用のリブを設けたことを特
徴とし、接点ホルダを腕部の嵌合凹所内に圧入固定する
ことができる。請求項5の発明は、請求項3の発明にお
いて、収納凹部が開口する接点ホルダの片面側周縁に嵌
合凹所の外側に突出するフランジ部を突設したことを特
徴とし、フランジ部によって接点ホルダの強度を向上さ
せることができるとともに、腕部の嵌合凹所内に接点ホ
ルダを嵌合固定した状態ではフランジ部が嵌合凹所の外
に突出しているので、フランジ部によって固定接点と腕
部との絶縁を確保することができ、しかも可動体の回動
範囲を規制するストッパの機能も果たせるため、従来例
のようにハウジングにストッパを設ける必要がなくなっ
てハウジングの小型化が可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図11を参照して詳細に説明する。但し、基本的な構成
は従来例と共通であるので、共通する部分には同一の符
号を付して説明は省略する。本実施形態は、アルミダイ
カスト製のケース2と合成樹脂製のカバー3とをリベッ
ト4で結合して組み立てられる略扇形のハウジング1
と、このハウジング1の内部に回動自在に収められる可
動体10とを備えている。
【0015】図7に示すように可動体10は円筒形に形
成された亜鉛ダイカスト製の軸部11と、軸部11の外
周面から突設された腕部13と、スプリング14により
外側へ弾性付勢された3個の可動接点15を保持する合
成樹脂製の接点ホルダ12とを備え、腕部13に凹設さ
れた嵌合凹所13aに接点ホルダ12が嵌合固定され
る。略扇形に形成されているハウジング1の要部分には
可動体10の軸部11を枢支する軸受部5が設けてあ
り、ケース2側へ突出した軸部11の先端部分には軸部
11をマニュアルシャフト41に固定するための締め付
け用ナット6が螺着されている。
【0016】また図9に示すように、接点ホルダ12に
はスプリング14と可動接点15が収納される収納凹部
12aが3つ凹設されるとともに、収納凹部12aが開
口する片面側周縁には全周に渡ってフランジ部12bが
突設されている。収納凹部12aは、円筒形のスプリン
グ14が収納される丸形部分を略中央に有する矩形に形
成され、腕部13の嵌合凹所13aに嵌合されたときに
軸部11を中心とする放射線上に位置している。また、
収納凹部12aの四隅の角部には、その幅寸法を幅広と
することで逃がし部12cが設けられている。すなわ
ち、可動接点15の端部にバリ15fが有る場合に、こ
のバリ15fを逃がし部12cに逃がすことで可動接点
15を収納凹部12a内に確実に収納することができる
(図7(c)参照)。
【0017】接点ホルダ12のフランジ部12bと反対
側の面には突起12dが形成されており、腕部13の嵌
合凹所13a底面には上記突起12dを挿通してかしめ
固定するるための孔13bが穿設されている。ここで、
接点ホルダ12の側面には、フランジ部12bを基端と
して収納凹部12aの奥行きに沿った方向に延びる複数
のリブ12eが突設されており、これらのリブ12eに
よって接点ホルダ12が嵌合凹所13a内に圧入固定さ
れる。
【0018】一方、可動接点15は固定接点7aと接触
する主部15aと、主部15aの両端より突出する側部
15bとを有して略コ字形に形成され、両側部15bの
間に配置されるスプリング14の一端に主部15aが当
接させてある。ここで、従来例においては両側部63b
の外側端縁が直線状に形成されていたが、本実施形態に
おいては両側部15bの外側端縁及び内側端縁を収納凹
部12aの底面に近づくにつれて収納凹部12a側面及
びスプリング14から各々離れるようなテーパ状に形成
してある。
【0019】而して、図1に示すように両側部15bの
外側端縁をテーパ状に形成することによって、収納凹部
12aの側面には主部15aの外側端縁のみが当接する
こととなり、従来例に比較して収納凹部12aの側面に
当接する部位の寸法L2 を小さくして、収納凹部12a
の側面から外力Aが加わった場合に主部15aにはたら
く力Fを低減することができる。このため、可動接点1
5の固定接点7aに対する接触圧力が低下することを防
いで安定して接触させることができる。さらに、可動接
点15が片磨耗した場合であっても固定接点7a,7
a’間を跨絡接触させる前に収納凹部12aの側面に当
接してしまうことがなく、接触障害が起きるのを防止す
ることができる。このため、可動接点15と収納凹部1
2aとの間のギャップgを従来例に比較して小さくする
ことができるので、可動接点15のがたつきが低減でき
るとともに可動体10の小型化も可能となる。さらに、
側部15bの高さ寸法(収納凹部12aの奥行き方向の
寸法)を大きくとることができるため、可動接点15を
収納凹部12aに組み込む際にも外れにくく、組立作業
が容易になるという利点もある。
【0020】カバー3は、一端部にそれぞれ固定接点7
aが設けられた帯板状の導電体7がインサート成形され
た1次成形品に、軸受部5及びコネクタ部20を2次成
形して構成されている。各固定接点7aは軸受部5を中
心にした同心円弧状に配設されており、ハウジング1内
で可動体10が具備する可動接点15と対向させてあ
る。なお、複数の固定接点7aは可動体10の回動中心
に対して円弧状に設けてあって、パーキング、リバース
等の各シフトポジションに対応する固定接点7aと、共
通の固定接点7a’とを備えている。
【0021】周壁21で囲まれ筒状に形成されたコネク
タ部20の内底面には、複数の導電体7の先端が2列に
突出されてコネクタ端子7bが形成してある。そして、
このコネクタ部20の根元のハウジング1外周面には外
鍔部(フランジ部)22が設けてある。また外鍔部22
の底面(軸受部5側の面)には複数の補強用のリブ23
が外鍔部22の長手方向に沿って列設されており、複数
のリブ23を設けることで充分な強度を確保しつつ外鍔
部22の厚みを小さくすることができ、ハウジング1全
体の小型化が図れるものである。
【0022】また、ハウジング1には車体(あるいは自
動変速機ATM)への取り付け用の取付ねじが挿通され
るねじ挿通孔1aが設けてある。そして、ハウジング1
を車体の正規の取付位置に取り付けた状態でコネクタ部
20の開口面の法線方向(図3におけるロ方向)が車体
底面の法線方向(同図におけるイ方向)から所定の角度
θ(θとしては30°〜60°が望ましい)だけ傾くよ
うにコネクタ部20が設けられている。
【0023】而して、ハウジング1に対する可動体10
の回動位置に応じて可動体10の接点ホルダ12に保持
されている可動接点15がシフトポジションに対応した
固定接点7aと共通の固定接点7a’との間を選択的に
跨絡接触させ、自動変速機AMTのシフトポジションに
対応したポジション信号がコネクタ部20に接続される
相手側コネクタ30を介して取り出されるのである。
【0024】上述のように本実施形態においては、軸部
11から突設された腕部13に嵌合凹所13aを凹設
し、この嵌合凹所13a内に接点ホルダ12を嵌合固定
して可動体10を構成するようにしたので、従来例のよ
うなインサート成形が不要であるから可動体10の製造
組立が容易且つ安価になる。また、アルミダイカスト製
のケース2側には可動体10の腕部13が配置されるの
で、可動体10の回動時には金属製のケース2に対して
同じく金属製の腕部13が摺動することとなり、従来例
のように合成樹脂製の接点ホルダ12が金属製のケース
2に摺動するようなことがなく、接点ホルダ12の磨耗
を防止することができる。しかも、摺動する部材が同種
の材質(ケース2がアルミダイカスト、腕部13が亜鉛
ダイカスト)であることから磨耗が生じにくいものであ
る。さらに、接点ホルダ12にフランジ部12bを設け
たので、接点ホルダ12の強度を向上させることができ
る。しかも、腕部13の嵌合凹所13a内に接点ホルダ
12を嵌合固定した状態ではフランジ部12bが嵌合凹
所13aの外に突出しているので、フランジ部12bに
よって固定接点7aと腕部13との絶縁を確保すること
ができるとともに、可動体10の回動範囲を規制するス
トッパの機能も果たせるため、従来例のようにケース5
1aにストッパ57を設ける必要がなく、ケース2の小
型化が可能になるという利点がある。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は、自動変速機のシフト
レバーの切換操作に応じてハウジング内を回動する可動
体を備え、この可動体に設けた収納凹部内に可動接点を
収めるとともに可動体の回動に応じて可動接点と接触・
開離する固定接点をハウジング内に形成し、可動接点と
固定接点の接触・開離に応じて少なくとも自動変速機の
シフトポジションを示すポジション信号を発生する自動
変速機用コントロールスイッチにおいて、収納凹部の側
面と対向する可動接点端縁の少なくとも一部を収納凹部
の底面に近づくにつれて側面から離れるようなテーパ状
に形成して成るので、従来例に比較して収納凹部の側面
に当接する部位の寸法が小さくなり、収納凹部の側面か
ら外力が加わった場合に可動接点の固定接点との接触面
にはたらく力を低減することができるため、可動接点の
固定接点に対する接触圧力が低下することを防いで安定
して接触させることができる。さらに、可動接点が片磨
耗した場合であっても固定接点と接触させる前に収納凹
部の側面に当接してしまうことがなく、接触障害が起き
るのを防止することができるため、可動接点と収納凹部
との間のギャップを従来例に比較して小さくすることが
でき、可動接点のがたつきが低減できるとともに可動体
の小型化も可能となる。さらに、可動接点の収納凹部奥
行き方向の寸法を大きくとることができるため、可動接
点を収納凹部に組み込む際にも外れにくく、組立作業が
容易になる。
【0026】請求項2の発明は、収納凹部の四隅の角部
に逃がし部を設けたので、可動接点の端部にバリが有る
場合に逃がし部に逃がすことで可動接点を収納凹部内に
確実に収納することができる。請求項3の発明は、自動
変速機のシフトレバーの切換操作に応じてハウジング内
を回動する可動体を備え、この可動体に設けた収納凹部
内に可動接点を収めるとともに可動体の回動に応じて可
動接点と接触・開離する固定接点をハウジング内に形成
し、可動接点と固定接点の接触・開離に応じて少なくと
も自動変速機のシフトポジションを示すポジション信号
を発生する自動変速機用コントロールスイッチにおい
て、ハウジングに回動自在に枢支される金属製の軸部
と、軸部の外周面より一体に突設された腕部と、腕部に
凹設された嵌合凹所に嵌合される合成樹脂製の接点ホル
ダとで可動体を構成し、接点ホルダに可動接点を収める
収納凹部を1乃至複数設けて成るので、従来例のような
インサート成形が不要であるから可動体の製造組立が容
易且つ安価になる。また、従来例のように合成樹脂製の
接点ホルダがハウジングの内面に摺動するようなことが
なく、接点ホルダの磨耗を防止することができる。な
お、金属製の腕部が可動体の回動に伴って摺動するハウ
ジングの部位を同種の金属製とした場合には、摺動する
部材が同種の材質であることから磨耗が生じにくいもの
である。
【0027】請求項4の発明は、接点ホルダの側面に圧
入用のリブを設けたので、接点ホルダを腕部の嵌合凹所
内に圧入固定することができる。請求項5の発明は、収
納凹部が開口する接点ホルダの片面側周縁に嵌合凹所の
外側に突出するフランジ部を突設したので、フランジ部
によって接点ホルダの強度を向上させることができると
ともに、腕部の嵌合凹所内に接点ホルダを嵌合固定した
状態ではフランジ部が嵌合凹所の外に突出しているの
で、フランジ部によって固定接点と腕部との絶縁を確保
することができ、しかも可動体の回動範囲を規制するス
トッパの機能も果たせるため、従来例のようにハウジン
グにストッパを設ける必要がなくなってハウジングの小
型化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の要部を示す側面断面図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の背面図である。
【図4】同上の側面断面図である。
【図5】同上におけるカバーを示す正面図である。
【図6】同上におけるコネクタ部の上面図である。
【図7】同上における可動体を示し、(a)は側面断面
図、(b)は正面図、(c)は要部平面図である。
【図8】同上における可動体の接点ホルダを外した状態
を示し、(a)は背面図、(b)は側面断面図、(c)
は正面図、(d)は同図(c)のX−X線断面矢視図で
ある。
【図9】同上における接点ホルダを示し、(a)は背面
図、(b)は側面断面図、(c)は正面図である。
【図10】同上における可動体を分解した状態の側面断
面図である。
【図11】同上を車体に取り付けた状態を示す外観側面
図である。
【図12】従来例を示し、(a)は正面図、(b)は同
図(a)のA−A線断面矢視図である。
【図13】同上における可動体の一部破断した側面図で
ある。
【図14】同上における可動体を示し、(a)は背面
図、(b)は一部破断した側面図、(c)は正面図であ
る。
【図15】同上における可動体を分解した状態の側面断
面図である。
【図16】同上の一部省略した側面断面図である。
【図17】同上における本体基板の正面図である。
【図18】同上におけるケースの正面図である。
【図19】同上におけるコネクタ部の上面図である。
【図20】同上を車体に取り付けた状態を示す外観側面
図である。
【図21】同上が自動車に取り付けられた状態を概念的
に示す図であり、(a)は側面図、(b)は底面図であ
る。
【符号の説明】
2 ケース 3 カバー 7a 固定接点 12 接点ホルダ 12a 収納凹部 14 スプリング 15 可動接点 15a 主部 15b 側部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機のシフトレバーの切換操作に
    応じてハウジング内を回動する可動体を備え、この可動
    体に設けた収納凹部内に可動接点を収めるとともに可動
    体の回動に応じて可動接点と接触・開離する固定接点を
    ハウジング内に形成し、可動接点と固定接点の接触・開
    離に応じて少なくとも自動変速機のシフトポジションを
    示すポジション信号を発生する自動変速機用コントロー
    ルスイッチにおいて、収納凹部の側面と対向する可動接
    点端縁の少なくとも一部を収納凹部の底面に近づくにつ
    れて側面から離れるようなテーパ状に形成して成ること
    を特徴とする自動変速機用コントロールスイッチ。
  2. 【請求項2】 収納凹部の四隅の角部に逃がし部を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の自動変速機用コント
    ロールスイッチ。
  3. 【請求項3】 自動変速機のシフトレバーの切換操作に
    応じてハウジング内を回動する可動体を備え、この可動
    体に設けた収納凹部内に可動接点を収めるとともに可動
    体の回動に応じて可動接点と接触・開離する固定接点を
    ハウジング内に形成し、可動接点と固定接点の接触・開
    離に応じて少なくとも自動変速機のシフトポジションを
    示すポジション信号を発生する自動変速機用コントロー
    ルスイッチにおいて、ハウジングに回動自在に枢支され
    る金属製の軸部と、軸部の外周面より一体に突設された
    腕部と、腕部に凹設された嵌合凹所に嵌合される合成樹
    脂製の接点ホルダとで可動体を構成し、接点ホルダに可
    動接点を収める収納凹部を1乃至複数設けて成ることを
    特徴とする自動変速機用コントロールスイッチ。
  4. 【請求項4】 接点ホルダの側面に圧入用のリブを設け
    たことを特徴とする請求項3記載の自動変速機用コント
    ロールスイッチ。
  5. 【請求項5】 収納凹部が開口する接点ホルダの片面側
    周縁に嵌合凹所の外側に突出するフランジ部を突設した
    ことを特徴とする請求項3記載の自動変速機用コントロ
    ールスイッチ。
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