JPH1154256A - マイクロ波加熱装置 - Google Patents
マイクロ波加熱装置Info
- Publication number
- JPH1154256A JPH1154256A JP21283997A JP21283997A JPH1154256A JP H1154256 A JPH1154256 A JP H1154256A JP 21283997 A JP21283997 A JP 21283997A JP 21283997 A JP21283997 A JP 21283997A JP H1154256 A JPH1154256 A JP H1154256A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heated
- heating chamber
- microwave
- small space
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 加熱室に少量の被加熱物を収納した時に高効
率な加熱をできるようにする。 【解決手段】 そのため、加熱室1を金属製の網状体5
と回転受皿4で囲う小空間12を形成し、その小空間12に
被加熱物1を収納する。金属製の網状体には複数の直角
平行線路17、18、19を形成し、それぞれの直角平行線路
からマイクロ波を2次放射させる。
率な加熱をできるようにする。 【解決手段】 そのため、加熱室1を金属製の網状体5
と回転受皿4で囲う小空間12を形成し、その小空間12に
被加熱物1を収納する。金属製の網状体には複数の直角
平行線路17、18、19を形成し、それぞれの直角平行線路
からマイクロ波を2次放射させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱室内に収納さ
れる食品を加熱調理するマイクロ波加熱装置に関し、特
に加熱室の一部を金属体で囲った小空間に被加熱物を収
納し、その小空間を形成する金属体に設けた直角平行線
路を用いてマイクロ波の集中化を行い、被加熱物を効率
よく加熱調理する機能を備えているものに関する。
れる食品を加熱調理するマイクロ波加熱装置に関し、特
に加熱室の一部を金属体で囲った小空間に被加熱物を収
納し、その小空間を形成する金属体に設けた直角平行線
路を用いてマイクロ波の集中化を行い、被加熱物を効率
よく加熱調理する機能を備えているものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱室の一部を金属体で囲った小
空間に被加熱物を収納し、被加熱物を加熱制御するマイ
クロ波加熱装置には、特公昭56−108029(以
下、従来例Aという)や特公昭52−130042(以
下、従来例Bという)がある。
空間に被加熱物を収納し、被加熱物を加熱制御するマイ
クロ波加熱装置には、特公昭56−108029(以
下、従来例Aという)や特公昭52−130042(以
下、従来例Bという)がある。
【0003】従来例Aは、加熱室にスリットを有する電
波遮蔽体(金属体で囲った小空間)を設け、その電波遮
蔽体の中に被加熱物を収納し、そのスリットを通過する
マイクロ波で被加熱物の加熱を行っていた。すなわち、
スリットを通過する段階でマイクロ波出力を低出力化さ
せ、一部のマイクロ波を集中化させて冷凍食品等の被加
熱物の均一加熱を行うというものである。
波遮蔽体(金属体で囲った小空間)を設け、その電波遮
蔽体の中に被加熱物を収納し、そのスリットを通過する
マイクロ波で被加熱物の加熱を行っていた。すなわち、
スリットを通過する段階でマイクロ波出力を低出力化さ
せ、一部のマイクロ波を集中化させて冷凍食品等の被加
熱物の均一加熱を行うというものである。
【0004】又、従来例Bは、マイクロ波照射室(加熱
室)に、マイクロ波照射源(マグネトロン)と被加熱物
を載置する被加熱物載置装置(受皿)とを備え、そのマ
イクロ波照射源と被加熱物載置装置の間に平行導体(金
属体)を配置していた。すなわち、平行導体によるマイ
クロ波の分散を利用して、ソ−セ−ジのような定形品の
被加熱物を加熱するというものである。
室)に、マイクロ波照射源(マグネトロン)と被加熱物
を載置する被加熱物載置装置(受皿)とを備え、そのマ
イクロ波照射源と被加熱物載置装置の間に平行導体(金
属体)を配置していた。すなわち、平行導体によるマイ
クロ波の分散を利用して、ソ−セ−ジのような定形品の
被加熱物を加熱するというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来例においては、電波遮蔽体や平行導体間の金属体
を通過するマイクロ波だけが被加熱物に吸収され、電波
遮蔽体や平行導体間を通過できないマイクロ波は加熱室
内を乱反射し、そのときに加熱室壁面に流れるうず電流
によって抵抗損失が生じ、加熱効率を低下させていた。
又、一部のマイクロ波はマイクロ波照射源に戻り、発振
効率をも低下させることがあった。
の従来例においては、電波遮蔽体や平行導体間の金属体
を通過するマイクロ波だけが被加熱物に吸収され、電波
遮蔽体や平行導体間を通過できないマイクロ波は加熱室
内を乱反射し、そのときに加熱室壁面に流れるうず電流
によって抵抗損失が生じ、加熱効率を低下させていた。
又、一部のマイクロ波はマイクロ波照射源に戻り、発振
効率をも低下させることがあった。
【0006】このように、この種のマイクロ波加熱装置
にあっては、如何に、加熱室内の乱反射を低減させ、加
熱効率を向上させるかが課題となっていた。
にあっては、如何に、加熱室内の乱反射を低減させ、加
熱効率を向上させるかが課題となっていた。
【0007】詳しくいうと、加熱効率の低下は被加熱物
の量が少ないほど顕著に現れ、シュミレ−ションの結果
では、マイクロ波照射源から発振されたマイクロ波が被
加熱物に吸収されるまでに繰返す乱反射は、数百回にも
及ぶことがあった。
の量が少ないほど顕著に現れ、シュミレ−ションの結果
では、マイクロ波照射源から発振されたマイクロ波が被
加熱物に吸収されるまでに繰返す乱反射は、数百回にも
及ぶことがあった。
【0008】一般に、被加熱物の定格負荷量(2000
cc)時の吸収電力に対する軽負荷時(2000cc以下)
の吸収電力の低減率を負荷特性と称しており、被加熱物
が200cc(牛乳1本分程度)の負荷特性は、定格負荷
時の60%程度まで低下することがあった。これは、電
波遮蔽体や平行導体間によって生じるマイクロ波の乱反
射が要因になっていた。
cc)時の吸収電力に対する軽負荷時(2000cc以下)
の吸収電力の低減率を負荷特性と称しており、被加熱物
が200cc(牛乳1本分程度)の負荷特性は、定格負荷
時の60%程度まで低下することがあった。これは、電
波遮蔽体や平行導体間によって生じるマイクロ波の乱反
射が要因になっていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するものであり、その要点とするところは、 加熱室に金属体で囲った小空間を形成し、その小空間
に被加熱物を収納する。
決するものであり、その要点とするところは、 加熱室に金属体で囲った小空間を形成し、その小空間
に被加熱物を収納する。
【0010】その小空間を形成する金属体には複数個
の直角平行線路を形成する。
の直角平行線路を形成する。
【0011】そして、その直角平行線路の2次放射を
被加熱物に直接的に照射し、被加熱物の高効率加熱を行
うというところにある。
被加熱物に直接的に照射し、被加熱物の高効率加熱を行
うというところにある。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は上記のとおりのものであ
り、被加熱物を金属体で囲った加熱室の小空間に収納
し、その金属体に設けた直角平行線路からの2次放射を
被加熱物に直接的に照射し、それによって加熱効率を高
めるものである。そのために、被加熱物を収納する加熱
室を備え、その加熱室には加熱室側壁に設けたマイクロ
波を供給する給電口と被加熱物を載置する回転受皿とを
備えるとともに、その回転受皿を支持する金属製の支持
体と、その回転受皿上に載置する金属製の網状体とで囲
う小空間を形成して、その小空間に被加熱物を収納し、
その網状体には、略直角な平行線路を複数設けている。
り、被加熱物を金属体で囲った加熱室の小空間に収納
し、その金属体に設けた直角平行線路からの2次放射を
被加熱物に直接的に照射し、それによって加熱効率を高
めるものである。そのために、被加熱物を収納する加熱
室を備え、その加熱室には加熱室側壁に設けたマイクロ
波を供給する給電口と被加熱物を載置する回転受皿とを
備えるとともに、その回転受皿を支持する金属製の支持
体と、その回転受皿上に載置する金属製の網状体とで囲
う小空間を形成して、その小空間に被加熱物を収納し、
その網状体には、略直角な平行線路を複数設けている。
【0013】その複数の直角平行線路は、以下のような
実施の形態である。
実施の形態である。
【0014】網状体を周縁部材と平行部材とで構成す
るとともに、その周縁部材を外周方向にU字型に伸し、
それを略直角に折曲げて複数の直角平行線路の垂直部を
簡単で安価な構成にする。
るとともに、その周縁部材を外周方向にU字型に伸し、
それを略直角に折曲げて複数の直角平行線路の垂直部を
簡単で安価な構成にする。
【0015】略直角に折曲げた複数の直角平行線路の
垂直部上端にある開口部を加熱室側璧に設けた給電口に
対向してそれぞれ配置し、その開口部と給電口の電磁結
合を強めることにより、その複数の直角平行線路の作用
効果を高める。
垂直部上端にある開口部を加熱室側璧に設けた給電口に
対向してそれぞれ配置し、その開口部と給電口の電磁結
合を強めることにより、その複数の直角平行線路の作用
効果を高める。
【0016】複数の直角平行線路の水平部および垂直
部は、それぞれの開口部からの線路の長さをそれぞれ波
長λに対しλ/2の整数倍とし、両者の2次放射のベク
トル合成の方向が被加熱物に直接的に向う方向にして、
乱反射の回数を抑制する。
部は、それぞれの開口部からの線路の長さをそれぞれ波
長λに対しλ/2の整数倍とし、両者の2次放射のベク
トル合成の方向が被加熱物に直接的に向う方向にして、
乱反射の回数を抑制する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。
【0018】図1において、1はマイクロ波加熱装置の
加熱室で、箱状に形成する。2は本体、3は操作パネル
を示す。4は被加熱物を載置する回転受皿で、耐熱性の
ある誘電体で構成し、加熱室1の底部中央に配置する。
5は回転受皿上に着脱自在に設けられた金属製の網状体
である。6は被加熱物を示す。
加熱室で、箱状に形成する。2は本体、3は操作パネル
を示す。4は被加熱物を載置する回転受皿で、耐熱性の
ある誘電体で構成し、加熱室1の底部中央に配置する。
5は回転受皿上に着脱自在に設けられた金属製の網状体
である。6は被加熱物を示す。
【0019】図2において、7はマイクロ波を加熱室に
給電する給電口で、加熱室1の側壁(垂直壁)に設けて
いる。8はマグネトロン、9は導波管である。10は回転
受皿3を支持するステンレス製の支持台で、モータ11に
連結させ、モータ11の駆動力で回転させる。この支持台
10の上には回転受皿4を着脱自在に設け、さらにその上
には網状体5を載置する。12は支持台10と網状体5とで
囲われる小空間を示している。
給電する給電口で、加熱室1の側壁(垂直壁)に設けて
いる。8はマグネトロン、9は導波管である。10は回転
受皿3を支持するステンレス製の支持台で、モータ11に
連結させ、モータ11の駆動力で回転させる。この支持台
10の上には回転受皿4を着脱自在に設け、さらにその上
には網状体5を載置する。12は支持台10と網状体5とで
囲われる小空間を示している。
【0020】加熱室1の寸法は、幅(X方向)310・奥
行(Y方向)310・高さ(Z方向)228(mm)であり、導
波管のマイクロ波進行方向の断面寸法は幅90・高さ40
(mm)としている。したがって、導波管9の管内波長λ
gは、λg=略140(mm)となる。
行(Y方向)310・高さ(Z方向)228(mm)であり、導
波管のマイクロ波進行方向の断面寸法は幅90・高さ40
(mm)としている。したがって、導波管9の管内波長λ
gは、λg=略140(mm)となる。
【0021】L1は網状体5と給電口7との距離、L2は
給電口7の開口の大きさを示す。それぞれL1=35、L2
=60(mm)である。L1をλg/4の35(mm)としてい
るのは周縁部材13への電磁結合を高めるためである。λ
g/4を大幅に超えると電磁結合が弱まり、λg/4よ
り極端に小さくすると、網状体5と給電口7の端面間で
スパークが生じるのでこれを避ける。
給電口7の開口の大きさを示す。それぞれL1=35、L2
=60(mm)である。L1をλg/4の35(mm)としてい
るのは周縁部材13への電磁結合を高めるためである。λ
g/4を大幅に超えると電磁結合が弱まり、λg/4よ
り極端に小さくすると、網状体5と給電口7の端面間で
スパークが生じるのでこれを避ける。
【0022】図3および図4において、網状体5は、周
縁部材13と平行部材14とからなる構造体で、周縁部材13
に平行部材14を溶接して水平部を網状にしている。又、
周縁部材13の一部を外周方向にU字型に伸し、それを略
直角に折曲げて垂直部を構成している。この垂直部は網
状体5の脚部としての機能を兼ねているので、等しい長
さのものを複数個設ける。実施例では3個としている。
周縁部材13と平行部14の素材は、直径3(mm)のステン
レス鋼材を用いている。15はその折曲げ部を示し、15は
開口部を示す。17、18、19は網状体5に設けた直角平行
線路である。17は網状体5の中心軸O−O´上に設けた
もので、17、18は中心軸O−O´の外側に左右対称位置
に設けたものである。
縁部材13と平行部材14とからなる構造体で、周縁部材13
に平行部材14を溶接して水平部を網状にしている。又、
周縁部材13の一部を外周方向にU字型に伸し、それを略
直角に折曲げて垂直部を構成している。この垂直部は網
状体5の脚部としての機能を兼ねているので、等しい長
さのものを複数個設ける。実施例では3個としている。
周縁部材13と平行部14の素材は、直径3(mm)のステン
レス鋼材を用いている。15はその折曲げ部を示し、15は
開口部を示す。17、18、19は網状体5に設けた直角平行
線路である。17は網状体5の中心軸O−O´上に設けた
もので、17、18は中心軸O−O´の外側に左右対称位置
に設けたものである。
【0023】各部の寸法は、L3=250、L4=L5=12
0、L6=110、L7=L8=L9=20、L10=L11=10(m
m)としている。
0、L6=110、L7=L8=L9=20、L10=L11=10(m
m)としている。
【0024】L3は直角平行線路17の水平部17aの開口部
16からの線路長で、波長λに対しλ/2の略4倍として
いる。又、L4とL5は同じく直角平行線路18、19の水平
部18a、19aの線路長で、λ/2の2倍としている。L6
は垂直部17b、18b、19bの線路長を示し、λ/2の略2
倍としている。
16からの線路長で、波長λに対しλ/2の略4倍として
いる。又、L4とL5は同じく直角平行線路18、19の水平
部18a、19aの線路長で、λ/2の2倍としている。L6
は垂直部17b、18b、19bの線路長を示し、λ/2の略2
倍としている。
【0025】L7、L8、L9は水平部17a、18a、19aの間
隔、L10は同じく垂直部の間隔を示す。
隔、L10は同じく垂直部の間隔を示す。
【0026】L11は開口部16の長さ寸法で、L7=10(m
m)としている理由は、平行線路の開口部17を給電口7
にスパークが生じない範囲で近づけることで、開口部16
と給電口7の電磁結合を強め、直角平行線路の作用効果
を高めるためである。
m)としている理由は、平行線路の開口部17を給電口7
にスパークが生じない範囲で近づけることで、開口部16
と給電口7の電磁結合を強め、直角平行線路の作用効果
を高めるためである。
【0027】なお、加熱室に被加熱物を収納している場
合には、加熱室内の波長はおおむね自由空間波長で論ず
ることができる。
合には、加熱室内の波長はおおむね自由空間波長で論ず
ることができる。
【0028】本発明の一実施例の構成は以上のとおりで
あり、次にその動作について説明する。
あり、次にその動作について説明する。
【0029】図2において、被加熱物は支持台10と網状
体5とで囲われた小空間12に収納する。マグネトロン8
が発するマイクロ波は導波管9を経て給電口7から加熱
室1に供給される。この時、給電口7の近傍において網
状体5に、図5および図6に示すような電磁結合が生
じ、マイクロ波の集中化によって、被加熱物6は量が少
ない場合でも高効率加熱される。
体5とで囲われた小空間12に収納する。マグネトロン8
が発するマイクロ波は導波管9を経て給電口7から加熱
室1に供給される。この時、給電口7の近傍において網
状体5に、図5および図6に示すような電磁結合が生
じ、マイクロ波の集中化によって、被加熱物6は量が少
ない場合でも高効率加熱される。
【0030】図5において、周縁部材13と給電口7が対
向している場合には、マイクロ波は図中A方向とB方向
にに放射される。ここで、A方向は被加熱物が収納され
ていない加熱室空間の方向であるが、この方向に放射さ
れたマイクロ波は乱反射を繰返す課程で直角平行線路1
7、18、19と電磁結合し、その状態は図9をもって後述
するように、被加熱物に対して直接的に向う方向に2次
放射され、被加熱物に吸収される。
向している場合には、マイクロ波は図中A方向とB方向
にに放射される。ここで、A方向は被加熱物が収納され
ていない加熱室空間の方向であるが、この方向に放射さ
れたマイクロ波は乱反射を繰返す課程で直角平行線路1
7、18、19と電磁結合し、その状態は図9をもって後述
するように、被加熱物に対して直接的に向う方向に2次
放射され、被加熱物に吸収される。
【0031】B方向は被加熱物が収納されている前述の
小空間12に向う方向であり、この方向に放射されたマイ
クロ波は被加熱物に直接的に向い、乱反射を繰返すこと
なく被加熱物に吸収される。
小空間12に向う方向であり、この方向に放射されたマイ
クロ波は被加熱物に直接的に向い、乱反射を繰返すこと
なく被加熱物に吸収される。
【0032】図6において、開口部16と給電口7が対向
している場合には、マイクロ波はA方向およびB方向に
放射される他に、E方向およびF方向にも放射され、同
じように電磁結合が生じる。A方向およびB方向へ放射
されたマイクロ波は前述のとおりであり、E方向および
F方向への電磁結合ついて図7および図8を用いて説明
する。
している場合には、マイクロ波はA方向およびB方向に
放射される他に、E方向およびF方向にも放射され、同
じように電磁結合が生じる。A方向およびB方向へ放射
されたマイクロ波は前述のとおりであり、E方向および
F方向への電磁結合ついて図7および図8を用いて説明
する。
【0033】図7において、開口部16からE方向および
F方向、すなわち1/2波長系の平行線路を見たインピ
ーダンスは低インピーダンスであり、両方向に電磁結合
が生じる。その態様はE方向およびF方向とも略同一で
ある。
F方向、すなわち1/2波長系の平行線路を見たインピ
ーダンスは低インピーダンスであり、両方向に電磁結合
が生じる。その態様はE方向およびF方向とも略同一で
ある。
【0034】E方向の例を説明すると、給電口2と開口
部16との電磁結合により、直角平行線路17の水平部17a
側にはマイクロ波電流I1とI2が流れる。I1とI2の位
相関係は、先端が閉じた1/2波長系の平行線路におい
ては逆相であり、図7に示すように、マイクロ波は水平
部17aに直交するG方向およびH方向に支配的に2次放
射される。2次放射の様子は図8のとおりであり、これ
は、I1とI2によって励起される磁界が重なり合う相互
作用によるためである。
部16との電磁結合により、直角平行線路17の水平部17a
側にはマイクロ波電流I1とI2が流れる。I1とI2の位
相関係は、先端が閉じた1/2波長系の平行線路におい
ては逆相であり、図7に示すように、マイクロ波は水平
部17aに直交するG方向およびH方向に支配的に2次放
射される。2次放射の様子は図8のとおりであり、これ
は、I1とI2によって励起される磁界が重なり合う相互
作用によるためである。
【0035】同様にして、F方向に電磁結合したマイク
ロ波は図7に示すJ方向およびK方向に支配的に2次放
射される。
ロ波は図7に示すJ方向およびK方向に支配的に2次放
射される。
【0036】図9において、H方向およびK方向の2次
放射はベクトル合成され、H+K方向、すなわち開口部
17から被加熱物に直接的に向う方向、つまり水平部17a
に対し傾き角度θの方向に放射され、被加熱物に吸収さ
れる。ここで、被加熱物に直接的に向う方向とは、直角
平行線路の2次放射がベクトル合成によって水平部に対
し傾き角度θをもつ方向のことを言う。傾き角度θは直
角平行線路の水平部および垂直部の線路長によって変え
ることができる.実施例では水平部および垂直部を波長
λに対しλ/2の略整数倍としているのでθ=略45°
としている。
放射はベクトル合成され、H+K方向、すなわち開口部
17から被加熱物に直接的に向う方向、つまり水平部17a
に対し傾き角度θの方向に放射され、被加熱物に吸収さ
れる。ここで、被加熱物に直接的に向う方向とは、直角
平行線路の2次放射がベクトル合成によって水平部に対
し傾き角度θをもつ方向のことを言う。傾き角度θは直
角平行線路の水平部および垂直部の線路長によって変え
ることができる.実施例では水平部および垂直部を波長
λに対しλ/2の略整数倍としているのでθ=略45°
としている。
【0037】又、G方向およびJ方向に2次放射された
マイクロ波は、加熱室壁面で反射されてH方向およびK
方向に戻ってくるので、実質的にはH+K方向に2次放
射されたことと等価になる。
マイクロ波は、加熱室壁面で反射されてH方向およびK
方向に戻ってくるので、実質的にはH+K方向に2次放
射されたことと等価になる。
【0038】以上、被加熱物は直角平行線路によって乱
反射の集中化が行われ、高効率加熱が行われる。
反射の集中化が行われ、高効率加熱が行われる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば次の効果を得る。すなわ
ち、 直角平行線路に電磁結合したマイクロ波は、その水平
部と垂直部とからの2次放射のベクトル和が被加熱物に
直接的に向い、乱反射を繰返すことなく、被加熱物に吸
収される。
ち、 直角平行線路に電磁結合したマイクロ波は、その水平
部と垂直部とからの2次放射のベクトル和が被加熱物に
直接的に向い、乱反射を繰返すことなく、被加熱物に吸
収される。
【0040】直角平行線路に電磁結合せずに加熱室に
放射されたマイクロ波は、乱反射を繰返す課程で直角平
行線路に電磁結合し、上記同様に被加熱物に吸収され
る。この時、乱反射によるうず電流損はあるものの、そ
の回数が抑制されるため、その損失は微少にすることが
できる。
放射されたマイクロ波は、乱反射を繰返す課程で直角平
行線路に電磁結合し、上記同様に被加熱物に吸収され
る。この時、乱反射によるうず電流損はあるものの、そ
の回数が抑制されるため、その損失は微少にすることが
できる。
【0041】以上によって、被加熱物は高効率加熱され
る。本発明よれば、前記200ccの負荷特性は、約80
%(改善率約130%)まで改善できた。
る。本発明よれば、前記200ccの負荷特性は、約80
%(改善率約130%)まで改善できた。
【図1】本実施例の正面図で、ドアを取り除いた状態を
示す。
示す。
【図2】図1の要部断面図を示す。
【図3】本実施例の網状体の斜視図を示す。
【図4】図3の平面図を示す。
【図5】図2の要部拡大図を示す。
【図6】図2の要部拡大図を示す。
【図7】図3の要部拡大図を示す。
【図8】図7の要部拡大断面図を示す。
【図9】図3の要部拡大図を示す。
1 加熱室 2 本体 3 操作パネル 4 回転受皿 5 網状体 6 被加熱物 7 給電口 8 マグネトロン 9 導波管 10 支持台 11 モータ 12 小空間 13 周縁部材 14 平行部材 15 折曲げ部 16 開口部 17、18、19 直角平行線路 17a、18a、19a 直角平行線路の水平部 17b、18b、19b 直角平行線路の垂直部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久田 敏彦 千葉県柏市新十余二3番地1 株式会社日 立ホームテック内
Claims (1)
- 【請求項1】 被加熱物を収納する箱状の加熱室(1)
を備え、その加熱室には、加熱室側壁に設けたマイクロ
波を供給する給電口(7)と被加熱物を載置する回転受
皿(4)とを備えるとともに、この回転受皿を支持する
金属製の支持体(10)と、前記回転受皿上に載置する
金属製の網状体(5)とで囲う小空間(12)を形成し
て、その小空間には被加熱物を収納し、前記網状体に
は、略直角な直角平行線路(17、18、19)を設け
たことを特徴とするマイクロ波加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21283997A JPH1154256A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | マイクロ波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21283997A JPH1154256A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | マイクロ波加熱装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1154256A true JPH1154256A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16629208
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21283997A Pending JPH1154256A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | マイクロ波加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1154256A (ja) |
-
1997
- 1997-08-07 JP JP21283997A patent/JPH1154256A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3510523B2 (ja) | 電子レンジおよび導波管システム | |
| US4596915A (en) | Microwave oven having resonant antenna | |
| KR19980017873A (ko) | 전자렌지의 도파관 구조 | |
| US6888114B2 (en) | Microwave heating method | |
| US7928350B2 (en) | Microwave heating device | |
| JPS6353678B2 (ja) | ||
| US4580023A (en) | Microwave oven with circular polarization | |
| US3102181A (en) | High-frequency heating furnaces operating with very high frequencies | |
| JP2533896B2 (ja) | マイクロ波調理器具 | |
| JP3064875B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
| CN111183708B (zh) | 微波处理装置 | |
| JPH1154258A (ja) | マイクロ波加熱装置 | |
| JP3046006B2 (ja) | 電子レンジ | |
| JP2000348858A (ja) | 電子レンジ | |
| JPH1140339A (ja) | マイクロ波加熱装置 | |
| KR100284501B1 (ko) | 전자레인지의 슬롯 안테나 | |
| JPS61294789A (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JPS6352438B2 (ja) | ||
| US20090032528A1 (en) | Microwave heating applicator | |
| KR100311455B1 (ko) | 도파관의시스템의임피던스정합장치 | |
| KR100284500B1 (ko) | 전자레인지의 도파관 시스템 | |
| CN120784613A (zh) | 天线及加热装置 | |
| JPH1140340A (ja) | マイクロ波加熱装置 | |
| JPS5935998Y2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JP3690094B2 (ja) | 高周波加熱装置 |