JPH115508A - 圧力調節手段を備えたエアバック膨張装置 - Google Patents

圧力調節手段を備えたエアバック膨張装置

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JPH115508A
JPH115508A JP10070832A JP7083298A JPH115508A JP H115508 A JPH115508 A JP H115508A JP 10070832 A JP10070832 A JP 10070832A JP 7083298 A JP7083298 A JP 7083298A JP H115508 A JPH115508 A JP H115508A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 乗員保護装置を膨張させる膨張流体を圧力を
調節しながら供給する膨張流体供給装置を提供する。 【解決手段】 インフレータ10は、ハウジング20
と、このハウジングの中に設けられる膨張流体源140
とを備える。膨張流体源140は、加圧された膨張流体
を発生するように作動可能である。ハウジング20は、
膨張流体源140が作動された時のハウジングの中の膨
張流体の圧力によって、変形することができる。ハウジ
ング20は、該ハウジングから膨張流体を流出させるた
めの流体出口52を有している。調節通路160が、膨
張流体源140と流体出口52との間に設けられてい
る。インフレータ10は、更に、実質的に総ての膨張流
体を調節通路160を通して膨張流体源140と流体出
口52との間で流すための部分84、82、110、4
2を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膨張可能な乗員保
護装置を膨張させるための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エアバックの如き膨張可能な乗員保護装
置は、乗物の衝突が起こったときに配備すなわち展開さ
れる。エアバックは、乗員保護装置の一部であり、乗員
保護装置は、更に、衝突センサと、インフレータとを備
えている。このインフレータは、ハウジングと、該ハウ
ジングの中に設けられる固体推進剤の如き膨張流体源と
を備えている。上記衝突センサが、少なくとも所定閾値
の衝突を表す状態を感知すると、上記インフレータが作
動されて、加圧された膨張流体をインフレータハウジン
グの中に発生させる。上記加圧された膨張流体は、上記
インフレータハウジングから流出して、上記エアバック
を乗員室の中に膨張させる。エアバックは、このように
展開されると、衝突の結果生ずる乗物の部品との強い衝
撃から乗員を保護する役割を果たす。
【0003】上記インフレータが、高い周囲温度で作動
されると、インフレータハウジングの中の膨張流体の圧
力が高くなる。インフレータは、上述の高い圧力を保持
する程度に構造的に十分に強くなければならない。イン
フレータハウジングの中の圧力が上述のように高くなっ
た場合には、エアバックに流入する膨張流体の質量流量
が、所望の流量よりも大きくなることがある。また、圧
力がそのように高くなる可能性があるので、高い燃焼速
度指数を有する、すなわち、圧力の変動に対して高い感
受性を有する固体推進剤を用いることができなくなるこ
とがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】本発明は、膨張可能な乗員保護装置を膨張させ
る膨張流体を供給するための装置を提供する。
【0005】本装置は、ハウジングと、該ハウジングの
中に設けられる膨張流体源とを備えており、該膨張流体
源は、加圧された膨張流体を発生するように作動可能で
ある。上記ハウジングは、上記膨張流体源が作動された
時の上記ハウジングの中の膨張流体の圧力によって、変
形することができる。上記ハウジングは、該ハウジング
から上記膨張可能な装置まで膨張流体の流れを導くため
の流体出口を有している。本装置は、上記膨張流体源と
上記流体出口との間に位置する調節通路を形成するため
の手段を備えている。上記調節通路は、上記流体出口よ
りも小さい流通面積を有している。本装置は、更に、実
質的に総ての膨張流体を上記調節通路を通して上記膨張
流体源と上記流体出口との間に流すための手段を備えて
いる。上記調節通路の流通面積は、上記ハウジングの変
形によって増大する。上記調節通路の流通面積は、上記
膨張流体源が作動された時の上記ハウジングの中の膨張
流体の圧力に従って変化する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、膨張可能な乗員保護手
段を膨張させる膨張流体を供給するための装置に関す
る。本発明の代表例として、図1は、乗員保護装置12
の一部を構成するインフレータ10を概略的に示してい
る。
【0007】乗員保護装置12は、膨張可能な乗員保護
手段14を備えている。本発明の好ましい実施例におい
ては、保護手段14は、エアバックである。本発明に従
って使用することのできる他の膨張可能な乗員保護手段
としては、例えば、膨張可能なシートベルト、膨張可能
なニーボルスタ(knee bolster)、膨張可
能なヘッドライナ(head liner)又はサイド
カーテン(sidecurtain)、及び、膨張可能
なエアバックにより作動されるニーボルスタが挙げられ
る。
【0008】インフレータ10は、電気的に作動して、
エアバック14を膨張させる膨張流体を供給することが
できる。エアバック14は、膨張した時点で、乗員室
(図示せず)の中に伸長し、衝突の結果乗物の部品によ
り乗員が強い衝撃を受けるのを保護する役割を果たす。
【0009】乗員保護装置12は、更に、衝突センサ1
6を備えている。この衝突センサ16は、周知の装置で
あって、衝突の発生を示す乗物の状態を感知する。衝突
センサ16によって感知された乗物の状態が、所定の閾
値以上であれば、その状態は、少なくとも所定閾値の重
大度を有する衝突が発生したことを示す。上記所定閾値
の衝突の重大性とは、エアバック14を膨張させて乗員
を保護することが望まれるレベルを意味している。
【0010】衝突センサ16によって検知される乗物の
状態は、衝突によって生ずる乗物の急激な減速である。
そのような減速の大きさ及び持続時間は、衝突センサ1
6によって測定される。そのような減速の大きさ及び持
続時間が、所定閾値に一致するかあるいは該所定位置を
超した場合には、所定閾値の衝突の重大性に一致するか
あるいはそれを超える衝突が発生したことを表す。そこ
で、配備信号が制御装置18に送られて、重大な衝突が
発生したことを表示させる。制御装置18は、作動信号
をインフレータ10に送って、該インフレータを作動さ
せる。
【0011】インフレータ10(図2乃至図4)は、概
ね円筒形のハウジング又はシェル20を備えている。イ
ンフレータ10は、図2及び図3に示すように、上方か
ら見た場合に概ね円形の形態を有している。ハウジング
20は、第1のすなわち上方(図2で見て)のハウジン
グ部分(以下、上方ハウジング部分と呼ぶ)30と、第
2のすなわち下方(図2で見て)のハウジング部分(以
下、下方ハウジング部分と呼ぶ)40とを備えている。
【0012】上方ハウジング部分30は、半径方向に伸
長している端壁42と軸方向に伸長している側壁44と
を有する、逆コップ形状(倒立したコップの形状)の形
態を備えている。上方ハウジング部分30の端壁42
は、ドーム型である。すなわち、端壁42は、下方ハウ
ジング部分40とは反対側に突出する湾曲形状を有して
いる。端壁42は、内側面46を有している。
【0013】上方ハウジング部分30の側壁44は、イ
ンフレータ10の軸線50にその中心を有している円筒
形の形態を有している。複数の膨張流体出口52が、側
壁44に円形状の列として配置されている。各々の膨張
流体出口52は、側壁44を通って半径方向に伸長して
いる。出口52は、膨張流体がインフレータ10から流
出してエアバック14を膨張することを可能にする。出
口52は、これら出口全体として、一定の流通面積を有
している。環状のインフレータ取付けフランジ54が、
膨張流体出口52の下方(図2で見て)の側壁44の箇
所から半径方向外方に伸長している。
【0014】下方ハウジング部分40は、半径方向に伸
長している端壁62と軸方向に伸長している側壁64と
を有する、コップ形状の形態を備えている。下方ハウジ
ング部分40の端壁62は、ドーム型である。すなわ
ち、端壁62は、上方ハウジング部分30とは反対側に
突出している湾曲形状を有している。端壁62は、上方
ハウジング部分30の端壁42の方を向いている内側面
66を有している。端壁62に形成された円形開口68
の中心は、軸線50の上に位置している。
【0015】下方ハウジング部分40の側壁64は、軸
線50上にその中心を有する円筒形の形態を備えてい
る。下方ハウジング部分40の側壁64の外径は、上方
ハウジング部分30の側壁44の内径にほぼ等しい。下
方ハウジング部分40は、図2に示すように、上方ハウ
ジング部分30の内側に入れ子式に嵌合されている。下
方ハウジング部分40の側壁64は、単一の連続的な溶
接部72によって、上方ハウジング部分30の側壁44
に溶接されている。
【0016】インフレータ10は、起爆体アセンブリ8
0を備えている。この起爆体アセンブリ80は、起爆体
ハウジング82を有している。起爆体ハウジング82
は、概ね管状の形態を有しており、軸方向に伸長してい
るテーパ形状の側壁84と、端部分86と、フランジ8
8とを備えている。
【0017】起爆体ハウジング82の側壁84は、この
ハウジングの中に点火室90を形成している。円形状の
列として配置された複数の通路91が、側壁84に形成
されている。上記通路91は、点火室90と起爆体ハウ
ジング82の外側面との間で伸長している。起爆体ハウ
ジング82の端部分86は、下方ハウジング部分40の
端壁62に形成された中央開口68の中に伸長してい
る。
【0018】起爆体アセンブリ80は、起爆体92を備
えている。起爆体92は、端子94を通して印加される
電流によって電気的に作動されて、燃焼生成物を生成す
ることのできる装置として知られている。スリーブ96
が起爆体92と起爆体ハウジング92の側壁84との間
に圧入されていて、上記起爆体をハウジングの中の適所
に固定している。
【0019】発火物質98が、起爆体92に隣接し且つ
該起爆体に接触した状態で、起爆体ハウジング92の点
火室90の中に設けられている。発火物質98は、周知
の物質であって、起爆体92によって点火され、点火さ
れた時点で燃焼生成物を発生することができる。
【0020】起爆体ハウジング82の上方端に設けられ
ている金属キャップ100が、発火物質93を点火室9
0の中に閉じ込めている。上記キャップ100は、軸方
向に伸長している円筒形部分102を備えており、この
円筒形部分は、起爆体ハウジング82の側壁84の内側
に圧入されている。キャップ100の弾性を有するドー
ム型の端壁104が、起爆体ハウジング82の中の点火
室90を横断して該点火室を閉止している。
【0021】起爆体ハウジング82のフランジ88は、
起爆体ハウジングの側壁84から半径方向外方に伸長し
ている。上記フランジ88は、下方ハウジング部分40
の端壁62の半径方向内方の部分の上に位置している。
必要であれば、ガスケット、又は、シール材料から成る
層の如きシール(図示せず)を、起爆体ハウジング82
のフランジ88と下方ハウジング部分40の端壁62と
の間に設けることができる。
【0022】起爆体アセンブリ80は、上方ハウジング
部分30と下方ハウジング部分40との間で、軸方向に
おいて固定すなわち拘束されている。より詳細に言え
ば、起爆体ハウジングのフランジ88とキャップ100
との間の距離は、ハウジング部分30、40が、起爆体
アセンブリ80を内側に位置させた状態で、互いに溶接
された時に、上記キャップのドーム型の端壁104が軸
方向内方に変形する、ように選択されている。上記キャ
ップの端壁104は、バネとして作用し、圧縮された時
点で、起爆体ハウジング82を押圧して下方ハウジング
部分40に係合させる。起爆体ハウジング82のフラン
ジ88は、下方ハウジング部分40の端壁62に接する
ように、又は、該端壁に向かって、軸方向外方に押圧さ
れる。
【0023】インフレータ10は、燃焼カップの形態の
流量調節部材110を備えている。上記燃焼カップ11
0は、半径方向に伸長している下端壁112と軸方向に
伸長している側壁114とを有する、環状の形態を備え
ている。燃焼カップ110の上記壁112、114は、
燃焼カップの内側の燃焼室116を部分的に形成してい
る。
【0024】燃焼カップ110の側壁114は、上方及
び下方のハウジング部分30、40のそれぞれの側壁4
4、64の半径方向内方に位置している。燃焼カップの
側壁114は、環状の上端面120を有している。この
上端面120は、概ね截頭円錐形の形態を備えており、
上方ハウジング部分30の端壁42の内側面46に封止
的に係合している。
【0025】燃焼カップ110の下端壁112は、燃焼
カップの側壁114の下方部分から半径方向内方に伸長
している。上記下端壁112は、上方ハウジング部分3
0の方を向いている内側面122を有している。上記下
端壁112は、下方ハウジング部分40の端壁62の内
側面66に当接してこれに係合している外側面124を
有している。燃焼カップ110の軸方向の長さは、燃焼
カップが上方ハウジング部分30と下方ハウジング部分
40との間で軸方向において固定すなわち拘束される、
ように選択されている。
【0026】燃焼カップ110の下端壁112は、環状
の端面126を有している。燃焼カップ110の下端壁
112の端面126は、起爆体ハウジング82のフラン
ジ88に隣接して設けられている。起爆体ハウジング8
2は、燃焼カップ110をインフレータ10の中で半径
方向において位置決めしている。
【0027】インフレータ10は、固体推進剤の形態の
作動可能な膨張流体源140を備えている。推進剤14
0は、燃焼カップ110の中の燃焼室116の中に位置
している。推進剤140は、起爆体アセンブリ80によ
って作動可能な周知の物質であり、作動された時点で、
加圧ガスの形態の膨張流体を発生して、エアバック14
を膨張させる。推進剤140は、ペレットの形態で設け
られるものとして図示されている。そうではなく、推進
剤140は、小さな円板又は錠剤の形態として設けるこ
とができ、あるいは、起爆体ハウジング82を包囲する
大きな円板として設けることができる。
【0028】インフレータ10は、参照符号150で概
略的に示されるフィルタを備えるのが好ましい。このフ
ィルタ150は、環状の形態を有していて、燃焼カップ
の側壁114の上方部分と上方ハウジング部分30の側
壁44との間で、膨張流体出口52の半径方向内方に設
けられている。フィルタ150は、金属製の網又はスク
リーンのような適宜な装置又は組立体とすることがで
き、膨張流体出口52を通ってインフレータ10から流
出する膨張流体から微粒子を濾過する。
【0029】燃焼カップ114の側壁114の上端面1
20、及び、上方ハウジング部分30の内側面46は、
インフレータ10の中に調節通路(図2乃至図4)16
0を形成している。燃焼カップの側壁114は円筒形で
あるので、上記調節通路160は、軸線50上にその中
心を有していて該軸線の周囲で伸長する環状の形態を有
している。調節通路160は、膨張流体源140と流体
出口52との間に位置している。
【0030】インフレータ10が作動される前には、燃
焼カップの側壁114の端面120は、上方ハウジング
部分の端壁42の内側面46に封止的に係合しており、
従って、調節通路160は、閉鎖されていて、ゼロの流
通面積を有している。このように閉鎖されている調節通
路160は、インフレータ10が作動される前には、燃
焼室116と流体出口52との間の流体の流れを阻止す
る。問題となる程の量の流体を膨張流体源140と流体
出口52との間で流す他の通路は、全く存在していな
い。インフレータ10が作動されると、後に説明するよ
うに、調節通路160が開放され、これにより、膨張流
体が、膨張流体源140と流体出口52との間で流れる
ことができるようになる。調節通路160は、開放され
た状態で、流体出口52よりも小さい流通面積を有して
いる。
【0031】乗物が、所定閾値以上の衝突の重大度で衝
突した場合には、インフレータ10は、起爆体92の端
子94に印加される電気信号によって作動される。起爆
体92は、作動されると燃焼生成物を発生し、この燃焼
生成物が、発火物質98を発火させる。発火物質98
は、燃焼生成物を発生し、この燃焼生成物は、通路91
を通って、燃焼室116に流入する。
【0032】燃焼室116に流入する燃焼生成物は、推
進剤140を発火させる。この推進剤は燃焼して、燃焼
室116の中に加圧された膨張流体を発生させる。燃焼
室116の中の圧力は、約70.3kg/cm2(約
1,000psi)から約141kg/cm2(約2,
000psi)の範囲の圧力あるいはそれ以上の圧力ま
で、急激に上昇する。
【0033】ハウジング部分の端壁42、62の材料の
厚さは、膨張流体源140が作動された時のハウジング
20の中の膨張流体の圧力によって当該端壁が変形す
る、ように選択されている。より詳細に言えば、上方ハ
ウジング部分30の端壁42は、図2に示す状態から図
3に示す状態まで、軸方向外方(図3で見て上方)に変
形する。同時に、下方ハウジング部分40の端壁62
は、図2に示す状態から図3に示す状態まで、反対方向
の軸方向外方に変形する。端壁42、62の変形量すな
わち撓みは、ハウジング20の中の圧力に依存する。す
なわち、ハウジングの中の圧力が高くなればなる程、端
壁42、62はより大きく外方に撓む。
【0034】ハウジング部分30、40の端壁42、6
2が変形する結果、上方ハウジング部分の端壁と下方ハ
ウジング部分の端壁との間の距離が増大する。キャップ
100の端壁104の弾性により、起爆体ハウジング8
2のフランジ88は、図3で見て下方に向かって、下方
ハウジング部分40の端壁62に圧接される。同時に、
起爆体ハウジングのフランジ88に作用する膨張流体の
圧力も、該フランジ88を下方ハウジング部分40の端
壁62に圧接する。キャップ100の偏倚力、並びに、
フランジ88に作用する膨張流体によって生ずる力が、
起爆体ハウジング82と下方ハウジング部分40との間
に、流体密シールを形成する。
【0035】インフレータのハウジング(以下におい
て、インフレータハウジングと呼ぶ)20が変形する
と、燃焼カップ110も最早、上方ハウジング部分30
と下方ハウジング部分40との間で軸方向に拘束されな
くなる。燃焼カップ110の下方部分112に対して下
方(図3で見て)に作用する燃焼室116の中の膨張流
体の圧力は、燃焼カップを下方ハウジング部分40の端
壁62に係合させた状態で保持する。燃焼カップ110
は、上方ハウジング部分30の端壁42から離れる方向
に、下方ハウジング部分40の端壁62と共に移動す
る。
【0036】燃焼カップ110の上端面120は、上方
ハウジング部分30の端壁42の内側面46から離れる
方向に移動する。ハウジング20が変形するので、調節
通路160が開放され、該調節通路の流通面積が増大す
る。起爆体ハウジング82の側壁84、起爆体ハウジン
グのフランジ88、燃焼カップ110、及び、上方ハウ
ジング部分30の端壁42が協働して、総ての又は実質
的に総ての膨張流体を燃焼室116から調節通路160
を通して流出させる。膨張流体源140と流体出口52
との間に問題となる程の量の流体を流すような他の通路
は、全く存在しない。
【0037】膨張流体源の加圧された膨張流体は、燃焼
室110から調節通路160を通って、膨張流体出口5
2に向かって流れる。上記膨張流体は、調節通路160
の360°の全範囲に沿って流出する。流体出口52
は、膨張流体をハウジング20から膨張可能な装置14
へ導く。
【0038】調節通路160の流通面積は、ハウジング
20の中の膨張流体の圧力に応じて変化する。より詳細
に言えば、ハウジング20の中の圧力が高ければ高い
程、端壁42、62はより大きく外方に撓んで変形す
る。端壁42、62が外方に撓む量が大きくなればなる
程、燃焼カップ110の端面120は、上方ハウジング
部分30の端壁から離れる方向により大きく移動し、こ
れにより、調節通路160の流通面積はより大きくな
る。
【0039】一実施例においては、調節通路160は、
インフレータ10が作動された時点で、一般的には、約
0.5mmの軸方向の距離を有している。極端な圧力条
件においては、調節通路160は、2mmから3mm程
度の軸方向の距離を有することがある。
【0040】調節通路160の流通面積は、ハウジング
20の中の膨張流体の圧力に応じて変化するので、イン
フレータ10の外部に対する作動圧力は、自己調節性を
有している。燃焼室160の中の圧力が増大すると、調
節通路160が更に開放され、これにより、上記作動圧
力を緩和させるすなわち低下させることができる。従っ
て、インフレータ10の中の最大作動圧力の範囲は狭ま
り、これに応じて、インフレータハウジング20の構造
的な要件が緩和される。
【0041】燃焼室116の中の最大圧力は、可変調節
通路160の開口度の増大により低下するので、燃焼室
160の中の圧力に対する温度変化の影響は、極めて小
さい。これにより、より高い感圧性を有する、すなわ
ち、より高い燃焼速度指数を有する推進剤140を用い
ることができる。
【0042】図5乃至図7は、本発明の第2の実施例に
従って構成されたインフレータ10aを示している。こ
のインフレータ10aは、インフレータ10と概ね同様
であり、インフレータ10の対応する部品と同様な又は
同一なインフレータ10aの部品には、明確にするため
に付け加えられた添字「a」を有する同じ参照符号が付
されている。
【0043】インフレータ10aにおいては、インフレ
ータ取付けフランジ54aが、下方ハウジング部分40
aに形成されている。上方ハウジング部分30aは、半
径方向に伸長している環状の端面200を有している。
この環状の端面200は、下方ハウジング部分40aの
方、すなわち、図5で見て下方を向いている。
【0044】インフレータ10aの中の燃焼カップ11
0aは、半径方向に伸長している頂壁202を備えてお
り、この頂壁202は、上方ハウジング部分30aの端
壁42aの中央部に位置している。燃焼カップ110a
の頂壁202は、起爆体アセンブリ80aの端部キャッ
プ100aと上方ハウジング部分30aの端壁42aと
の間に位置している。
【0045】燃焼カップ110aは、軸方向に伸長して
いる円筒形の側壁204を備えている。燃焼カップ11
0aの環状の底壁206は、側壁204から半径方向外
方に伸長している。上記底壁206は、下方ハウジング
部分40aの端壁62aの半径方向の最外方の部分の上
に位置している。
【0046】複数の調節開口210が、燃焼カップ11
0aの底壁206に円形状の列として配置されている。
各々の調節開口210は、底壁206を通って軸方向に
伸長している。上記複数の調節開口210は、全体とし
て、膨張流体出口52aの全流通面積よりも小さい所定
の最大流通面積を有している。
【0047】燃焼カップ110aの底壁206が、ハウ
ジング20aの表面66aに当接して係合している時に
は、燃焼室116aから調節開口210への流体の流れ
は阻止される。後に説明するように、燃焼カップ110
aの底壁206が移動して、調節通路210を開放する
すなわち露呈させることにより、燃焼室116aから調
節開口210を通って流体が流れることができる。燃焼
カップ110aの底壁206とハウジング20aの表面
66aとの間の環状の空間は、調節開口210と共に、
インフレータ10aの中に調節通路160aを形成す
る。インフレータ10aが、図5に示す非作動状態にあ
る時には、調節通路160aの流通面積はゼロである。
後に説明するように、燃焼カップ110aが移動して、
底壁206を表面66aから離れる方向に動かし、これ
により、調節開口210を露呈させると、調節通路16
0aの流通面積は、ゼロから正の流通面積まで増大す
る。
【0048】燃焼カップ110aの円筒形の外壁214
が、底壁206から軸方向上方(図5で見て)に伸長し
ている。上記外壁214は、側壁204から半径方向外
方に隔置されていて、上方ハウジング部分30aの半径
方向に伸長している端面200に当接して係合してい
る。その結果、燃焼カップ110aは、上方ハウジング
部分30aと下方ハウジング部分40aとの間で、軸方
向において拘束すなわち固定されている。より詳細に言
えば、燃焼カップ110aの頂壁202と底壁206と
の間の距離は、ハウジング部分30a、40aが、図5
に示すように、燃焼カップをその内側に収容した状態
で、互いに溶接される時に、燃焼カップが、図6に示す
状態から図5に示す状態へ軸方向内方に弾性的に変形す
る、ように選択されている。燃焼カップ110aは、底
壁206が側壁204に接合されている箇所において、
撓むすなわち変形するようになっている。
【0049】インフレータ10aが、図5に示す非作動
状態にある時には、燃焼カップ110aの底壁206の
調節開口210は覆われている。インフレータ10aが
作動されると、膨張流体源140aは、燃焼室116a
の中に加圧された膨張流体を発生する。燃焼室116a
の中の圧力は、下方ハウジング部分40aの底壁62a
に作用し、また、燃焼カップ110aの頂壁202を通
って、上方ハウジング部分30aの端壁42aに作用す
る。
【0050】ハウジング部分の端壁42a、62aは、
膨張流体源140aが作動された時に、ハウジング20
aの中の膨張流体によって変形される。より詳細に言え
ば、上記端壁42a、62aは、図5に示す状態から図
6に示す状態へ、互いに離れる方向に外方へ撓む。上記
端壁42a、62aの撓み量は、ハウジング20aの中
の圧力に依存する。すなわち、上記ハウジングの中の圧
力が高ければ高い程、上記端壁は、より大きく外方へ撓
むすなわち変形する。
【0051】ハウジング部分30a、40aの端壁42
a、62aが変形する結果、上方ハウジング部分の端壁
と下方ハウジング部分の端壁との間の距離は増大する。
燃焼室116aの中の膨張流体の圧力は、燃焼カップ1
10aの頂壁202を上方ハウジング部分30aの端壁
42aに係合した状態に維持する。燃焼カップ110a
の頂壁202は、下方ハウジング部分40aの端壁62
aから離れる方向に、上方ハウジング部分30aと共に
移動する。
【0052】燃焼カップ110aの弾性により、燃焼カ
ップ110aの底壁206は、下方ハウジング部分40
aの端壁62aの内側面66aから離れる方向に移動す
る。その後、調節開口210は、燃焼室116aに露呈
される。次に、調節通路160aが開放され、該調節通
路の流通面積は、ハウジング20aが変形するに連れて
増大する。加圧された膨張流体は、燃焼室116aから
調節通路160aを通って、膨張流体出口52aに向か
って流れる。膨張流体は、上記調節通路160aの36
0°の全範囲に沿って、上記調節通路を通って流れる。
流体出口52aは、膨張流体をハウジング20aから流
出させて、膨張可能な装置14(図1)へ導く。
【0053】調節通路160aの流通面積は、ハウジン
グ20aの中の膨張流体の圧力に応じて変化する。より
詳細に言えば、ハウジング20aの中の圧力が高くなれ
ばなる程、端壁42a、62は、より大きく外方へ撓む
すなわち変形する。端壁42a、62の外方への撓みが
大きくなればなる程、燃焼カップ110aの底壁206
は、下方ハウジング部分40aの端壁から離れる方向に
より大きく動き、これにより、調節通路160の流通面
積は、より大きくなる。
【0054】調節通路160aの流通面積は、ハウジン
グ20aの中の膨張流体の圧力に従って変化するので、
インフレータ10aの内部に作用する作動圧力は、イン
フレータ10(図2乃至図4)に関して上で説明したよ
うに、自己調節性を有している。インフレータ10aの
中の最大作動圧力の範囲は狭まり、従って、燃焼室16
0aの中の圧力に対する温度変化の影響は、極めて小さ
い。
【0055】図8及び図9は、本発明の第3の実施例に
従って構成されたインフレータ10bを示している。こ
のインフレータ10bは、インフレータ10と概ね同様
であり、インフレータ10の対応する部品と同様な又は
同一なインフレータ10bの部品には、明確にするため
に付け加えられた添字「b」を有する同じ参照符号が付
されている。
【0056】インフレータ10bにおいては、燃焼カッ
プ110bは、第1及び第2(図8で見て上方及び下
方)の部分230、232を含む、二部品から成る形態
を備えている。燃焼カップ110bの上方部分230
は、半径方向に伸長している端壁234を備えている。
この端壁は、中央開口235を有しており、この中央開
口は、起爆体アセンブリ80bが上方ハウジング部分3
0bの端壁42bに係合できるようにしている。燃焼カ
ップ110bの上方部分230は、軸方向に伸長してい
る円筒形の側壁236を有している。
【0057】複数の調節開口238が、燃焼カップ11
0bの上方部分230の側壁236に円形状の列として
配置されている。各々の調節開口238は、側壁236
を通って半径方向に伸長している。調節開口238は、
全体として、膨張流体出口52bの全流通面積よりも小
さい所定の最大流通面積を有している。
【0058】燃焼カップ110bの下方部分232は、
概ね半径方向に伸長している端壁240を備えている。
この端壁は、中央開口242を有しており、この中央開
口は、起爆体アセンブリ80bが下方ハウジング部分4
0bの端壁62bに係合できるようにしている。燃焼カ
ップ110bの下方部分232は、軸方向に伸長してい
る円筒形の側壁244を備えており、この側壁は、燃焼
カップの上方部分230の側壁236を摺動可能に収容
している。燃焼カップ110bの下方部分232の側壁
244は、インフレータ10bが図8に示す非作動状態
にある時に、燃焼カップの上方部分230に形成されて
いる調節開口238を覆って閉鎖する。
【0059】調節開口238が、側壁244によって覆
われている時には、調節開口を通る流体の流れは阻止さ
れる。後に説明するように、側壁244が動いて、調節
開口238を開放すなわち露呈させることにより、流体
の流れが調節開口238を通ることを可能にする。調節
開口238の露呈された部分は、全体として、インフレ
ータ10bに調節通路160bを形成する。調節開口2
38が側壁244によって覆われている時には、調節通
路160bの流通面積はゼロである。後に説明するよう
に、側壁244が動いて、調節開口238を開放すなわ
ち露呈させると、調節通路160bの流通面積は、ゼロ
から正の流通面積まで増大する。
【0060】インフレータ10bが作動されると、膨張
流体源140bは、燃焼室116bの中に加圧された膨
張流体を発生する。燃焼室116bの中の圧力は、燃焼
カップ110bの上方部分230を通って、下方ハウジ
ング部分40bの端壁62bに作用し、また、燃焼カッ
プ110bの下方部分232を通って、上方ハウジング
部分30bの端壁42bに作用する。
【0061】ハウジング部分の端壁42b、62bは、
膨張流体源140が作動された時に、ハウジング20b
の中の膨張流体の圧力によって変形される。より詳細に
言えば、端壁42b、62bは、図8に示す状態から図
9に示す状態へ、互いに離れる方向に外方へ撓む。端壁
42b、62bの撓み量は、ハウジング20bの中の圧
力に依存する。すなわち、ハウジング20bの中の圧力
が高くなればなる程、端壁42b、62bは、より大き
く外方へ撓むすなわち変形する。
【0062】ハウジング部分30b、40bの端壁42
b、62bが変形する結果、上方ハウジング部分の端壁
と下方ハウジング部分の端壁との間の距離は増大する。
燃焼室116bの中の膨張流体の圧力は、燃焼カップ1
10bの上方部分230を上方ハウジング部分30bの
端壁42bに係合した状態に保持する。燃焼室116b
の中の膨張流体の圧力は、また、燃焼カップ110bの
下方部分232を下方ハウジング部分40bの端壁62
bに係合した状態に保持する。
【0063】ハウジングの端壁42b、62bが、互い
に離れる方向に移動すると、燃焼カップ110bの上方
部分は、燃焼カップの下方部分232から離れる方向に
摺動する。その後、燃焼カップ110bの上方部分23
0に形成された調節開口238は、少なくとも部分的に
露呈される。従って、調節通路160bが開放され、こ
れにより、該調節通路の流通面積は、ハウジング20b
が変形するに連れて増大する。加圧された膨張流体は、
燃焼室116bから調節通路160bを通って、膨張流
体出口52bに向かって流れる。膨張流体源140bと
流体出口52bとの間で問題となる程の量の流体が流れ
る他の通路は、全く存在しない。
【0064】膨張流体は、調節通路160bの360°
の全範囲に沿って、上記調節通路を通って流れる。流体
出口52bは、膨張流体をハウジング20bから流出さ
せて、膨張可能な装置14(図1)まで導く。
【0065】調節通路160bの流通面積は、ハウジン
グ20bの中の膨張流体の圧力に従って変化する。より
詳細に言えば、ハウジング20bの中の圧力が高くなれ
ばなる程、端壁42b、62bは、より大きく外方に向
かって撓むすなわち変形する。端壁42b、62bが外
方に向かって撓む量が大きくなればなる程、燃焼カップ
110bの下方部分232は、燃焼カップの上方部分2
30からより大きく離れる方向に摺動し、従って、調節
通路160bの流通面積は、より大きくなる。
【0066】調節通路160bの流通面積は、ハウジン
グ20bの中の膨張流体の圧力に従って変化するので、
インフレータ10bの内部の作動圧力は、インフレータ
10に関して上で説明したように、自己調節性を有して
いる。インフレータ10bの中の最大作動圧力の範囲は
狭まり、従って、燃焼室116bの中の圧力に対する温
度変化の影響は、極めて小さい。
【0067】本発明に関する上の説明から、当業者は、
本発明の改善例、変形例及び変更例を考えることができ
よう。当業者の技術範囲に入るそのような改善例、変形
例及び変更例は、請求の範囲によって保護されるべきも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に従って構成されたイン
フレータを備える乗員保護装置の概略図である。
【図2】図1のインフレータが非作動位置にある状態を
示す断面図である。
【図3】上記インフレータが作動位置にある状態を示す
図2と同様の図である。
【図4】図3の一部を拡大して示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例に従って構成されたイン
フレータが非作動位置にある状態を示す断面図である。
【図6】上記インフレータが非作動位置にある状態を示
す図5と同様の図である。
【図7】図6の一部を拡大して示す図である。
【図8】本発明の第3の実施例に従って構成されたイン
フレータが非作動位置にある状態を示す断面図である。
【図9】上記インフレータが作動位置にある状態を示す
図8と同様の図である。
【符号の説明】
10、10a、10b インフレータ 12 膨張流体供給装置 14 エアバックである乗員保護装置(乗員保護手段) 16 衝突センサ 18 制御装置 20、20a、20b インフレータハウジング 30、30a、30b 上方ハウジング部分 40、40a、40b 下方ハウジング部分 42、62、42a、62a、42b、62b 端壁 50 インフレータの軸線 52、52a、52b 流体出口 80、80a、80b 起爆体アセンブリ 140 膨張流体源 160、160a、160b 調節通路

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張可能な乗員保護手段を膨張させる膨
    張流体を供給するための膨張流体供給装置であって、 ハウジングと、 該ハウジングの中に設けられていて、加圧された膨張流
    体を供給するように作動可能な膨張流体源とを備えてお
    り、 前記ハウジングは、前記膨張流体源が作動されると、該
    ハウジングの中の膨張流体の圧力によって変形するよう
    になされており、 前記ハウジングは、該ハウジングから前記膨張可能な乗
    員保護手段まで膨張流体の流れを導くための流体出口を
    有しており、 当該装置は、更に、 前記膨張流体源と前記流体出口との間に位置していて該
    流体出口よりも小さい流通面積を有する調節通路を形成
    するための手段と、 実質的に総ての膨張流体を、前記調節通路を通して、前
    記膨張流体源と前記流体出口との間に流すための手段と
    を備えており、 前記調節通路の流通面積は、前記ハウジングが変形する
    ことによって増大するようになされており、 前記調節通路の流通面積は、前記膨張流体源が作動され
    た時の前記ハウジングの中の膨張流体の圧力に応じて変
    化するように構成されたことを特徴とする膨張流体供給
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の膨張流体供給装置にお
    いて、前記調節通路を形成する手段は、当該装置の中に
    燃焼室を少なくとも部分的に形成する流量調節部材を含
    んでおり、該流量調節部材は、前記膨張流体源が作動さ
    れた時に、前記ハウジングと相対的に動いて、前記調節
    通路の流通面積を変えるように構成されたことを特徴と
    する膨張流体供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の膨張流体供給装置にお
    いて、前記ハウジングは、相対的に運動可能な第1及び
    第2のハウジング部分を含んでおり、前記流量調節部材
    は、前記膨張流体源が作動された時に、前記第1のハウ
    ジング部分と共に前記第2のハウジング部分と相対的に
    動いて、前記調節通路を閉位置から開位置へ動かすこと
    ができるように構成されたことを特徴とする膨張流体供
    給装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の膨張流体供給装置にお
    いて、前記流量調節部材は、前記膨張流体源を少なくと
    も部分的に包囲する燃焼カップを含んでおり、該燃焼カ
    ップは、当該装置が非作動状態にある時に、前記第1及
    び第2のハウジング部分とそれぞれ係合する第1及び第
    2の端部分を有しており、当該装置が作動された時に、
    前記燃焼カップの前記第1の端部分は、前記第1のハウ
    ジング部分と共に動き、また、前記燃焼カップの前記第
    2の端部分は、前記第2のハウジング部分から離れる方
    向に動いて、前記調節通路を前記閉位置から前記開位置
    へ動かすように構成されたことを特徴とする膨張流体供
    給装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の膨張流体供給装置にお
    いて、前記ハウジングは、該ハウジングが変形した時に
    互いに相対的に動くことのできる第1及び第2のハウジ
    ング部分を含んでおり、また、当該装置は、前記膨張流
    体源を作動させるための起爆体アセンブリを備えてお
    り、該起爆体アセンブリは、前記第1及び第2のハウジ
    ング部分が相対的に動いた時に、該起爆体アセンブリを
    前記第1及び第2のハウジング部分に係合した状態に維
    持するための弾性部分を有していることを特徴とする膨
    張流体供給装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の膨張流体供給装置にお
    いて、前記起爆体アセンブリは、発火物質を収容する発
    火室と、該発火室を閉止する端部キャップとを有してお
    り、該端部キャップは、前記起爆体アセンブリの前記弾
    性部分を含んでおり、また、前記端部キャップは、前記
    起爆体アセンブリを押圧して前記両ハウジング部分に係
    合させるように構成されたことを特徴とする膨張流体供
    給装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の膨張流体供給装置にお
    いて、前記調節通路を形成する手段は、燃焼カップを含
    んでおり、該燃焼カップは、前記膨張流体源を少なくと
    も部分的に包囲すると共に、前記膨張流体源が作動され
    る前に、前記膨張流体源と前記流体出口との間の流体の
    流れを阻止するように構成されたことを特徴とする膨張
    流体供給装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の膨張流体供給装置にお
    いて、膨張流体を前記調節通路を通して流すための前記
    手段は、前記膨張流体源を包囲する一連の壁部分を含ん
    でおり、これら壁部分は、前記膨張流体源と前記流体出
    口との間に流体を流す開口を有していないことを特徴と
    する膨張流体供給装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の膨張流体供給装置にお
    いて、燃焼カップと、前記ハウジングの端壁の間で軸方
    向に拘束されている起爆体アセンブリとを備えており、
    前記燃焼カップ及び前記起爆体アセンブリは、前記膨張
    流体源が作動された時に、前記ハウジングと相対的に動
    くようになされており、前記燃焼カップの動きにより、
    前記調節通路の流通面積が増大するように構成されたこ
    とを特徴とする膨張流体供給装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の膨張流体供給装置に
    おいて、前記調節通路は、前記膨張流体源の周囲で伸長
    する環状の形態を有していることを特徴とする膨張流体
    供給装置。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の膨張流体供給装置に
    おいて、前記調節通路は、通常は閉じていて、前記膨張
    流体源と前記流体出口との間の流体の流れを阻止してお
    り、当該装置は、前記膨張流体源と前記流体出口との間
    に流体を流す他の通路を有しておらず、前記調節通路
    は、前記膨張流体源が作動された時に開いて、前記膨張
    流体源と前記流体出口との間に膨張流体を流すように構
    成されたことを特徴とする膨張流体供給装置。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の膨張流体供給装置に
    おいて、前記ハウジングの変形量は、前記ハウジングの
    中の圧力と共に変化し、前記調節通路の流通面積は、前
    記ハウジングの変形量と共に変化するように構成された
    ことを特徴とする膨張流体供給装置。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の膨張流体供給装置に
    おいて、前記調節通路は、流量調節部材に形成された複
    数の流体流量調節開口を有しており、前記流量調節部材
    は、前記ハウジングが変形した時に、該ハウジングと相
    対的に動いて、前記複数の流体流量調節開口の流通面積
    を増大させるように構成されたことを特徴とする膨張流
    体供給装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の膨張流体供給装置
    において、前記流体流量調節開口は、前記膨張流体源の
    周囲で列をなして伸長していることを特徴とする膨張流
    体供給装置。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の膨張流体供給装置
    において、前記調節通路を形成する手段は、前記ハウジ
    ングの端壁の間で軸方向に拘束された弾性を有する燃焼
    カップを含んでおり、該燃焼カップの一部は、前記膨張
    流体源が作動された時に、前記ハウジングの第1の部分
    と共に前記ハウジングの第2の部分と相対的に動くよう
    になされており、前記燃焼カップの前記一部の動きによ
    り、前記調節通路の流通面積が増大するように構成され
    たことを特徴とする膨張流体供給装置。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の膨張流体供給装置に
    おいて、前記調節通路を形成する手段は、少なくとも1
    つの流体流量調節開口を有する一対の部材を含んでお
    り、これら一対の部材は、前記膨張流体源が作動された
    時に、互いに相対的に摺動して、前記流体流量調節開口
    を開放し、これにより、前記膨張流体源と前記流体出口
    との間に膨張流体を流すように構成されたことを特徴と
    する膨張流体供給装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の膨張流体供給装置
    において、前記流体流量調節開口が開放される量は、前
    記一対の部材の相対的な摺動運動の量と共に変化し、前
    記一対の部材の相対的な摺動運動の量は、前記ハウジン
    グの変形量と共に変化するように構成されたことを特徴
    とする膨張流体供給装置。
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