JPH1155471A - 手動走査型カラー画像入力装置 - Google Patents

手動走査型カラー画像入力装置

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JPH1155471A
JPH1155471A JP9204499A JP20449997A JPH1155471A JP H1155471 A JPH1155471 A JP H1155471A JP 9204499 A JP9204499 A JP 9204499A JP 20449997 A JP20449997 A JP 20449997A JP H1155471 A JPH1155471 A JP H1155471A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モノクロラインセンサを用いてカラー原稿を
読み取る手動副走査型カラー画像読取装置において、光
源の電力消費を減らすと共に、副走査速度を上げる。 【解決手段】 各色ごとにに点灯、消灯の制御が可能な
発光特性のそれぞれ異なる3色の光源をもち、3色の光
源がラインセンサの主走査に同期して順次1回だけ切り
替わる光源制御動作を行い、移動量エンコーダパルスの
次に生じた主走査に同期した光源制御開始パルスと同期
して光源制御動作を開始し、カラーデータを線順次で記
録する。この間に次の移動用エンコーダパルスが発生し
ないときは次の光源制御過程を行わず消灯を維持する。
光源制御期間中に次の移動量エンコーダパルスが一回以
上発生したときは、この光源制御動作を連続して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙面や原稿に記録
されたカラー情報をラインセンサで読み取る手動走査型
画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、一列の受光素子アレイを持つ
モノクロ用ラインセンサを用いて原稿上のカラー情報を
読み取る手動式画像読取装置に関する技術が、特開平7
−250222、特開昭63−086955に開示され
ている。これらは、カラーイメージセンサを用いた場合
に生じるコストアップを防いだり、感度低下を防ぐ目的
でなされた発明とされている。
【0003】従来の手動走査型カラー画像読取装置につ
いて図面を参照して説明する。図8(a)はその構成を
示しており、光源となる蛍光灯、ミラー、レンズ等が配
置され、読取位置の画像がモノクロラインセンサに結像
するように各光学系が調整されている。レンズとモノク
ロラインセンサとの間には回転フィルタが配され、この
回転フィルタは、ローラの回転がギア等で伝達されて回
転する。この回転フィルタはローラが副走査方向に1ラ
イン分の距離だけ移動したときにちょうど一回転し、1
ラインを構成する読取画像に対してR、G、B3色分の
画像データが読みとれるように設定されている。回転フ
ィルタは図8(b)に示すようにR、G、Bの各フィル
タが等間隔(120度)で配されている。また回転フィ
ルタのフレームには回転位置を識別するためのマーク
(反射膜)が取り付けられておりマーク位置検出センサ
で回転を検出する。そしてマーク位置検出センサ出力と
非同期で動作するラインセンサからの出力を、マーク位
置検出センサと対応付けてカラー画像データを得るとさ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、光の
利用効率が低く光源の消費電力と消費電力量が大きい点
である。
【0005】その第一の理由を説明する。カラーフィル
タを用いてカラー原稿を読みとる場合、その原稿を照明
する光源はフィルタ3色のスペクトルを含む白色光源の
必要がある。白色原稿を読みとった場合、フィルタによ
り受光素子入射光量が減衰させられるため、原色系のフ
ィルタR、G、Bを使用した場合モノクロ時の約1/3
の信号量しか得られない。すなわちモノクロ時と等しい
SNを得るためには光量を3倍にする必要がありその結
果消費電力が大きくなる。
【0006】その第2の理由を説明する。今日、携帯型
情報機器の普及に伴い、これらと共に使用できる原稿入
力装置や、単独で携帯可能な原稿読取装置が求められて
いる。これらの情報機器を電池で駆動する場合、電源供
給能力が低く低消費電力、低消費電力量が要求される。
このような背景の中、従来の手動走査型画像読取装置で
は、一度手動副走査が開始され、原稿読取が開始される
と予め決めた領域まで読終えるか、ユーザが終了処理を
行うまで光源は連続して点灯していた。手動副走査速度
は常に変動するものであるため、移動量エンコーダによ
り画像データ取り込みタイミングが制御されており、予
め決められた速度以下の副走査であれば歪みなく読み取
れるが、遅く副走査するほど光源の点灯時間が長くな
り、その結果消費電力量が大きくなる。
【0007】第2の問題点は、ひずみ無く読み取ること
が出来る副走査速度、すなわち最高副走査速度が遅いこ
とである。
【0008】その理由を説明する。CCDモノクロライ
ンセンサは、シフトゲートパルスが入力された時刻から
全ての受光素子の電荷蓄積が開始され、次のシフトゲー
トパルスが入力される時刻でこの蓄積された電荷をCC
Dアナログシフトレジスタにシフトすると同時に、次の
電荷蓄積を開始する。一方、回転フィルタは手動副走査
に従って回転するため、ラインセンサの主走査周期と非
同期である。
【0009】従って、必ず蓄積期間中にフィルタが切り
替わることになり、この蓄積期間に対応するセンサ出力
は無効となり使用することができない。カラー原稿を読
み取りにおいて、必要とされるデータはR,G,Bそれ
ぞれ一ラインの3ラインであるが、このフィルタ切り替
えに伴う無効データがあるため、一ラインのカラーデー
タを得るためには最低6回、イメージセンサは主走査を
しなければならない。すなわち、一ラインのカラーデー
タを得るために主走査周期の6倍の時間が必要とされ、
その結果、ひずみ無く読み取ることが可能な最高副走査
(手動走査)速度が遅くなる。
【0010】第3の問題点は偽色が発生しやすいことで
ある。
【0011】その理由を図面を参照して説明する。回転
フィルタは、ローラが副走査方向に1ライン分の距離だ
け移動したときにちょうど一回転するため、R,G,B
出力において常に副走査方向に1/3ラインづつずれた
位置の原稿情報を読み取る。図9に白黒のエッジを読み
取った際の偽色発生の様子を示す。黒部のエッジにてR
データを読み取った画素はその位置から1/3ラインず
れてGデータを出力し、その位置からさらに1/3ずれ
てBデータを出力する。そのため、この黒白エッジに対
応したカラー出力の色は 0×R+0.33×G+0.66×B となり、青色が生じる。
【0012】第4の問題点はローラの回転をフィルタに
伝達する回転伝達の製造が困難で、信頼性が低いことで
ある。
【0013】その理由を説明する。回転フィルタは、ロ
ーラが副走査方向に1ライン分の距離だけ移動したとき
にちょうど一回転するように回転伝達手段で増速しなけ
ればならない。副走査方向の解像度を200dpi、す
なわち一ライン分の幅を127μmに設定し、直径1c
mのローラを使用した場合、その増速比は、
【0014】
【数1】
【0015】となり、非常に大きな増速比となる。増速
方向に247倍の歯車、またはプーリーまたはそれらを
組み合わせた回転伝達手段を、小型の読み取り装置内に
配し、安定に動作させるためには、非常に精密な加工が
要求され、実施が不可能であると考えられる。
【0016】
【発明の目的】この発明では、従来の技術で生じていた
第一〜第四の問題点を解決し、小型、低消費電力で高速
に読み取ることが可能な手動走査型カラー画像入力装置
を提案するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の手動走査型カラ
ー入力装置は、各色ごとにに点灯、消灯の制御が可能な
発光特性のそれぞれ異なる3色の光源からなる照明手段
を備え、一定期間内に移動量エンコーダパルスが発生し
ないときに全ての光源を消灯する。また各色の光源の点
灯、消灯のタイミングはラインセンサの主走査と同期さ
せる。より具体的には、各色ごとにに点灯、消灯の制御
が可能な発光特性のそれぞれ異なる3色の光源からなる
照明手段(図2aの10)をもち、3色の光源がライン
センサの主走査に同期して順次1回だけ切り替わる光源
制御動作(図1bのAの動作)を行い、移動量エンコー
ダ(図1aの18)パルスの次に生じた主走査に同期し
た光源制御開始パルス(図1bのBのタイミングのSH
パルス)と同期して光源制御動作を開始し、カラーデー
タを線順次で記録する。この間に次の移動量エンコーダ
パルスが発生しないときは次の光源制御過程を行わず消
灯を維持する。光源制御期間中に次の移動量エンコーダ
パルスが一回以上発生したときは、この光源制御動作を
連続して行う。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第一の実施の形態)本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。まず図2(a)を参照して本発明
の概略構成を示す。原稿入力システムはハンディスキャ
ナ11とインターフェイスボード12とPC13から構
成され、PC13に原稿14上のカラー画像情報を入力
するものである。ハンディスキャナ11内のカラー光源
10はR、G、Bの表面実装タイプLED(33,3
4,35)を基板上に順次実装し、ロッドレンズ15を
用いて集光し原稿14を照明する。原稿14からの反射
光は光ファイバアレイ16の各ファイバに分割され、一
列の受光素子アレイを持つモノクロ用のラインイメージ
センサ17の受光素子に入射する。ロータリーエンコー
ダ18はハンディスキャナ11内のローラ19の回転を
検出し回転に対応した信号を出力する。このように構成
されたハンディスキャナ11を図2(b)で示すように
A方向またはA’方向に原稿14上を手動で平行移動さ
せることで、センサ出力信号とロータリーエンコーダ信
号をケーブル51を通してインターフェイスボード12
に出力する。
【0019】次にここで使用するモノクロ用CCDライ
ンイメージセンサの構成と動作を図3を参照して説明す
る。図3(a)を参照するとCCDイメージセンサ22
は、受光素子である864個のフォトダイオード(D1
〜D864)とCCDアナログシフトレジスタ20とフ
ォトダイオードに一定時間蓄積された電荷をCCDアナ
ログシフトレジスタへシフトさせるためのシフトゲート
21を備えている。これを駆動するために図3(b)で
示す駆動パルスを外部からCCDイメージセンサ22の
各端子に加える。フォトダイオードに時間Tacの間に蓄
積された電荷はシフトゲートパルスSHによりCCDア
ナログシフトレジスタ20へシフトされ転送クロックC
LK1,CLK2により順次出力アンプ23へ転送さ
れ、アナログ出力OSとなる。シフトゲートパルスSH
の周期Tacに対応して、すべてのフォトダイオードD1
〜D864の蓄積開始時間と蓄積終了時間は同一とな
る。
【0020】次に、このようにイメージセンサ内のすべ
てのフォトダイオードの蓄積開始時間と蓄積終了時間が
制御可能なイメージセンサを用いた場合のカラー読み取
り動作を図1を参照して説明する。なお具体的な数値例
としてフォトダイオードの蓄積時間(露光時間)1m
s、主走査方向と副走査方向の解像度を200dpi、
フォトダイオード数を864画素とする。
【0021】CPU30から動作開始コマンドがインタ
ーフェイス31を通してスキャナコントローラ32に入
力されると、ラインイメージセンサ17はスキャナコン
トローラ32により、あらかじめ決められたシフトゲー
トパルス周期Tac=1msで動作を開始し、この周期で
ラインセンサ17のアナログ出力OSを出力端子OSに
出力する。この時点で光源10は点灯しない。ローラの
回転を検出する移動量エンコーダ18は127μm進む
度に立ち上がりパルスをENCに発生する。手動副走査
により移動量エンコーダ18が動作し、スキャナコント
ローラ32がENCの立ち上がり(ENCED)を検知
すると、エンコーダパルスの受け付けを決めるイネーブ
ル(ENCENA)がLレベルにリセットされ、以降の
エンコーダ信号を受け付けなくする。そして、このEN
Cの立ち上がから初めてのシフトパルス、すなわちEN
CENAがLの時に生じたシフトゲートパルス(SH)
から光源10の点灯を開始すると共に、ENCENAを
Hにセットする。光源はR33、G34、B35の順に
シフトゲートパルスと同期してそれぞれ時間Tac=1m
sの間点灯する。R33,G34,B35各光源がシフ
トゲートパルスと同期して切り替わるため、光源切り替
え時に発生した無効な蓄積が無く、ラインセンサ17の
3回の主走査(3ms)で、対応するカラーデータ1ラ
インを得ることができる。R光源33が点灯を開始して
からB光源35が消灯するまでの間をここで光源制御期
間とよぶ。光源制御期間中は図1(b)のBSYがHと
なる。この光源制御期間に移動量エンコーダ18からの
立ち上がりが検出されない場合は、B35の点灯が終了
した後、光源制御過程を行わず、全ての光源が消灯とな
り、次のENCENAがLの時に生じるシフトゲートパ
ルスSHまで、消灯を維持する。光源制御期間中、新た
に移動量エンコーダ18の立ち上がりを一回以上検出し
た場合は連続して次の光源制御過程が行われるため、ラ
インセンサ17の3回の主走査で、対応するカラーデー
タ1ラインを得る動作を続けることができる。ひずみ無
く読み取ることが可能な最大副走査速度は
【0022】
【数2】
【0023】となる。ENCENAは光源制御期間中は
Hにセットされないようにすることで、光源制御期間中
に生じた2回目以降の移動量エンコーダ18の立ち上が
りは無効となり、その位置の原稿情報を読み飛ばすこと
となる。上で説明した動作では、所定量(127μm)
の副走査が行われて、その直後のシフトゲートパルスS
Hのタイミングと同期して光源10の点灯を開始し、3
色のデータを高速で順次読み込むため、副走査の無いと
きや副走査が遅いときに画像データを得るのに不必要と
なる光源を全て消灯し光源の消費電力が最低となるよう
に動作する。
【0024】ここで従来の技術と本発明との差違を説明
する。例としてR33、G34、B35各光源の消費電
力をそれぞれ0.3Wとすると、光源による瞬間最大消
費電力は、従来では白色光でなければならないので0.
3(W)×3=0.9Wとなり、本発明ではいずれか一
つの光源のみ点灯するので0.3Wとなる。カラー原稿
を1ライン読み取るのに最低必要な時間は従来技術で
は、光源の切り替わりに伴う無効出力が各色毎に存在す
るため6ms、本発明では無効出力が無いため3msと
なる。言い換えると副走査方向に200dpi(127
μmピッチ)の解像度で読み取る場合従来技術では最大
2.1cm/s、本実施例では4.2cm/sとなる。
次に副走査方向に12.7cmの長さ(1000ライ
ン)の原稿入力を行う場合の消費電力量について図面参
照して説明する。従来の技術では副走査の開始から終了
まで常に光源が点灯しているため、図4に示すとおり副
走査速度によって消費電力量が変化する。平均の手動走
査速度をV(cm/s)とすると光源の消費電力量は
【0025】
【数3】
【0026】となる。光源の消費電力量が最低となるよ
うに、ひずみ無く読み取ることが可能な最高速度(2.
1cm/s)で副走査を行った場合、その消費電力量は
5.4Wsとなる。一方、本実施例によれば、実際にデ
ータ読取に必要な時だけ光源が点灯する。すなわちカラ
ー情報を1ライン読み取る際の消費電力量が0.3W×
3msであるため、光源の消費電力量は副走査速度には
依存せず 0.3(W)×3(ms)×1000(ライン)=0.9
Ws となる。このグラフも図4に書き示している。
【0027】各光源(33,34,35)の点灯から、
主走査の1周期分遅れて、対応する色のセンサ出力が
R,G,Bの順に生じるので、これをAD変換し、図1
(b)のWEで示す書き込み動作に従ってメモリに取り
込むことでRGB線順次のカラー画像データを得る。
【0028】(第2の実施の形態)次に、イメージセン
サを構成する全てのフォトダイオードの蓄積開始時刻と
蓄積終了時刻を同一にすることが出来ないイメージセン
サを用いた本発明にもとづく画像読取装置の実施の形態
を説明する。
【0029】まず図5を参照してこの種のイメージセン
サの構成と動作について説明する。図5(a)はMOS
型ラインイメージセンサに代表されるように、シフトレ
ジスタ41と、MOSスイッチM1〜M864と一列の
フォトダイオードD1〜D864アレイから構成され、
シフトレジスタ41の各ビットの出力をMOSスイッチ
M1からM864のゲートに接続する。各フォトダイオ
ードD1〜D864の一端は、MOSスイッチM1〜M
864を通してバイアスライン42に接続され、他端は
出力ライン43に接続される。MOSスイッチM1〜M
864のばらつきから生じる出力ばらつきを低減するた
めに、出力ラインには積分器44を接続している。MO
S型ラインセンサに限らず同一の構成で、多結晶シリコ
ンTFTで構成したシフトレジスタ、MOSスイッチと
薄膜感光体から構成されるイメージセンサを用いても良
い。
【0030】次に図5(b)を参照してこの種のイメー
ジセンサの動作を説明する。各ダイオードD1〜D86
4にはバイアスライン42とMOSスイッチM1〜M8
64を通して逆バイアスをかけ、スタートパルスSTの
周期で決まる蓄積時間の間、受光した光で発生する電荷
を蓄積させて使用する。シフトレジスタ41の入力にス
タートパルスSTが入力されると、クロックに同期して
MOSスイッチM1〜M864が一つずつ順次onす
る。ここではシフトレジスタ41に2相クロックタイプ
を使用しているため、1つのMOSスイッチがonする
時間、すなわち一画素選択時間はクロックの半周期、つ
まりクロックのパルス幅の時間となる。ある一つのMO
Sスイッチがonになり画素が選択されると、フォトダ
イオードのカソード側の電位がバイアス線42を通して
バイアス電位になると同時に、これまでに蓄積していた
電荷が読み出しライン43を通して出力される。読み出
しライン43に接続された積分器44により、この出力
電荷を1画素単位で積分することで、画素出力電圧OS
を得る。
【0031】STの周期を1ms、クロックをパルス幅
を1μsの方形波とした場合、スタートパルスの立ち上
がりから1μs後に1画素目(D1)の出力が出力さ
れ、864μs後に864画素目(D864)の出力が
出力される。そして865μs後以降1000μsまで
は全てのMOSスイッチM1〜M864はoffとな
り、ブランキング期間となる。そして1000μsで再
びスタートパルスSTが入力され、以下この動作を繰り
返すことで、スタートパルスに同期して、スタートパル
スの周期でモノクロラインデータが出力される。蓄積時
間は1msとなる。
【0032】このように、イメージセンサを構成する各
フォトダイオードのの蓄積開始時刻と蓄積終了時刻は隣
り合う画素ごとに1μsずつずれるため、全てのフォト
ダイオードD1〜D864の蓄積開始時刻を同一にする
ことができない。同様に全てのフォトダイオードD1〜
D864の蓄積終了時刻を同一にすることもできない。
すなわち、あるフォトダイオードの蓄積時間は、そのフ
ォトダイオードに接続されたMOSスイッチのonの時
刻から、その次のonの時刻までとなる。そのため実施
の形態1で説明したような、R,G,B3色の蓄積時間
の合計である3ms周期でカラー画像データ1ラインを
出力させる動作はできない。しかし、実施の形態1で説
明したように、光源のスイッチングのタイミングをスタ
ートパルスと対応づけることで読取時間や、光源10の
消費電力量に無駄のないカラー読取が可能となる。これ
らの事項をふまえた動作を図面を参照して2通り説明す
る。
【0033】第一の動作として、図6を参照して各フォ
トダイオードの蓄積開始時刻と終了時刻が順次異なるモ
ノクロラインセンサ40を用いたカラー読取動作につい
て説明する。動作条件として、各色のそれぞれの露光時
間を1ms、一画素選択時間1μs、フォトダイオード
数864個、副走査方向の解像度を200dpi(12
7μmピッチ)とする。
【0034】スタートパルスSTは1ms周期であらか
じめ決められたタイミングで、これをセンサに入力する
と、1μsのパルス幅を持つ方形波クッロックCLKと
同期して、864μsの間画素出力、残りの136μs
ブランク出力OSを出力する。各光源はそれぞれスター
トパルスと同期して、各色露光時間と1ライン読み出し
時間の和である1.864msの間点灯する。
【0035】図6(b)中Cで示した期間の一ライン分
の出力データについて説明する。アナログ出力のC期間
の最後の画素データ、すなわち時刻Fにおいて出力され
た出力データGD864に注目すると、この画素の蓄積
開始時刻は、この出力から1回前の出力時、すなわち時
刻Eである。従ってGD864はBで示す1msの期
間、Gの照明光源で得られたG(緑)データである。一
方、時刻Iにおいて出力された出力データGD1に注目
すると、時刻Hが蓄積開始時刻、時刻Iが終了時刻で、
Aで示す1msの期間Gの照明光源で得られたG(緑)
データである。このようにC期間の出力データはG
(緑)のデータである。
【0036】一方図6(b)のDで示した期間の1ライ
ン分の出力データは1ビット目のデータはR(赤)で照
明されたデータで、864ビット目のデータはG(緑)
で照明されたデータで、この期間Dで示した1ライン分
のデータは利用できない。
【0037】本動作方法によれば、カラー原稿を1ライ
ン読み取るために、各色の光源を1.864ms順次点
灯し、6msの時間をかけて光源制御過程を終了する。
この6msを光源制御期間として、実施の形態1に当て
はめると、図6(a)で示す動作となる。すなわち、移
動量エンコーダパルスの立ち上がりを示すENCEDが
発生した時刻の次の発生するスタートパルスSTと同期
して、この光源制御が開始される。そしてこの光源制御
期間にENCEDパルスが入力されなければ1回の光源
制御過程が終了し光源は消灯を維持する。光源制御期間
に次のENCEDパルスが発生すれば、連続して次の光
源制御過程がが行われる。
【0038】第2の動作として、図7を参照して各フォ
トダイオードの蓄積開始時刻と終了時刻が順次異なるモ
ノクロラインセンサ40を用いたカラー読取動作につい
て説明する。動作条件は第一の動作と同様に、各色のそ
れぞれの露光時間を1ms、一画素選択時間1μs、フ
ォトダイオード数864個、副走査方向の解像度200
dpi(127μmピッチ)とする。
【0039】本動作の特徴はラインセンサの蓄積時間、
すなわちスタートパルスSTの周期を1.864msに
設定し、そのうち1.0msの間だけ光源を点灯し露光
する点である。
【0040】スタートパルスSTは1.864ms周期
であらかじめ決められたタイミングで、これをセンサに
入力すると、1μsのパルス幅を持つ方形波クッロック
(図示せず)と同期して、864μsの間画素出力、残
りの1000μsブランク出力OSを出力する。光源点
灯、切り替え用のタイミングLPはスタートパルスSH
の立ち上がりから865μs後、すなわち画素出力終了
後に発生させる。各光源は、この光源用タイミングLP
と同期して、各色露光時間である1.0msの間点灯す
る。
【0041】図7(b)のCで示した期間のG(緑)一
ライン分の出力データについて説明する。期間Cの最後
の画素データ、時刻Fにおいて出力された出力データG
D864に注目すると、この画素の蓄積開始時刻は、こ
の出力から1回前の出力時、すなわち時刻Eである。従
ってGD864はHで示す1msの期間、G(緑)の光
源で照明され、Jで示す864μsの期間暗状態で蓄積
されたG(緑)データである。一方、時刻Iにおいて出
力された出力データGD1に注目すると、時刻Kか蓄積
開始時刻、時刻Iが終了時刻で、Aで示す864μsの
期間暗状態で、Hでしめす1msの期間Gの照明光源で
蓄積されたG(緑)データである。
【0042】本動作方法によれば、カラー原稿を1ライ
ン読み取るために、各色の光源を1.0ms点灯し、そ
の後消灯して読み出し走査を行うことを順次行い、5.
6msの時間をかけて1光源制御過程を終了する。この
5.6ms、図7(b)のLからMの期間を光源制御期
間として、実施の形態1に当てはめると、図7(a)で
示す動作となる。すなわち、移動量エンコーダパルスの
立ち上がりを示すENCEDが発生した時刻の次に発生
する光源制御開始パルスLPと同期して、この光源制御
が開始される。そしてこの光源制御期間にENCEDパ
ルスが入力されなければ1回の光源制御が終了し、光源
は消灯を維持する。光源制御期間にENCEDパルスが
発生すれば、連続して光源制御が行われる。
【0043】図2では原稿読取装置内のイメージセンサ
を原稿と等倍のサイズをもつイメージセンサとしたが、
光学系を用いて縮小結像するタイプにおいて上記で説明
した駆動方法を適用してもよい。
【0044】図2ではR発光素子、G発光素子、B発光
素子を、イメージセンサの読取幅方向に順次並べたが、
1つの発光素子で3色の発光を個別に制御できる光源で
あれば、3色発光素子を並べても良い。また、ロッド線
状光源のように、読取幅方向に導光体を設けその端に3
色の光源を配し、導光体を通して照明を行う方法もあ
る。
【0045】図2では、読取装置は接続されたPCでコ
ントロールされているが、読取装置内にメモリやコント
ローラを配し、読取装置単体で読取動作を行う構成も考
えられる。
【0046】図1、図6、図7では移動量エンコーダ出
力の立ち上がりと、副走査方向の解像度とを対応させた
が、立ち上がり、立ち下がりを対応づけることも可能で
ある。また2相出力をもつ移動量エンコーダの場合はそ
れぞれの立ち上がり、立ち下がりを対応させることがで
きる。
【0047】
【発明の効果】第1の効果は、光源の消費電力と消費電
力量が小さいことである。その理由は、手動副走査速度
が遅い場合は読取ライン単位で光源を消灯するからであ
る。また原稿照明を白色光でなく単色光で行うからであ
る。
【0048】第2の効果は、ひずみ無く読み取ることが
出来る副走査速度、すなわち最高副走査速度が速いこと
である。その理由は光源の切り替えがラインセンサの主
走査と同期して行われるため、従来光源切り替え時に発
生していた無効出力が生じないためである。
【0049】第3の効果は偽色が発生しにくいことであ
る。その理由は、移動量エンコーダのパルスにもとづ
き、ほぼ同じ位置で、最短の時間で3色の光源を切り替
えカラー画像データを得るからである。
【0050】第4の効果は製造が容易で、信頼性が高い
ことである。その理由は、製造が困難で信頼性が低い回
転フィルタ、回転光源等の機構部品を用いないからであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例を示す回路ブロック図
である。 (b)本発明の一実施例を示すタイミングチャートであ
る。
【図2】(a)本発明の一実施例を示す構成図である。 (b)本発明の一実施例を示す断面図である。
【図3】(a)CCDラインセンサの回路ブロック図で
ある。 (b)CCDラインセンサの駆動方法を示すタイミング
チャートである。
【図4】本発明の一実施例と従来技術における消費電力
量を示すグラフである。
【図5】(a)他のラインセンサの回路図である。 (b)その駆動方法を示すタイミングチャートである。
【図6】(a)他の実施例を示すタイミングチャートで
ある。 (b)そのタイミングチャートの詳細図である。
【図7】(a)他の実施例を示すタイミングチャートで
ある。 (b)そのタイミングチャートの詳細図である。
【図8】(a)従来の技術のハンディスキャナである。 (b)その回転フィルタの構成図である。
【図9】従来の技術において発生する偽色の理由を示し
た図である。
【符号の説明】
10 カラー光源 11 ハンディスキャナ 14 原稿 17 ラインイメージセンサ 18 移動量エンコーダ 19 ローラ 33 R光源 34 G光源 35 B光源 44 積分器 51 ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/04 D

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】あらかじめ決められた周期で主走査を行う
    ラインセンサと、少なくとも3種類の発光スペクトルの
    異なる光源から構成される照明手段とを備え、上記3種
    の光源が、上記ラインセンサの主走査と同期して切り替
    わることを特徴とする手動走査型カラー画像入力装置。
  2. 【請求項2】あらかじめ決められた周期で主走査を行う
    ラインセンサと、副走査方向の位置検出手段とを備え、
    一定の期間位置検出手段から信号が発生しないときは光
    源を消灯することを特徴とする手動走査型画像入力装
    置。
  3. 【請求項3】あらかじめ決められた周期で主走査を行う
    ラインセンサと、少なくとも3種類の発光スペクトルの
    異なる光源から構成される照明手段と、副走査方向の位
    置検出手段とを備え、ラインセンサの主走査と同期して
    それぞれの光源が順次、すくなくとも蓄積に必要な期
    間、一回だけ点灯する光源制御過程をもち、移動量エン
    コーダから出力が発生した後に、主走査と同期して、上
    記光源制御過程を開始し、移動量エンコーダから出力が
    発生しない場合は、光源の消灯が維持されることを特徴
    とする手動走査型カラー画像入力装置。
  4. 【請求項4】3種類の光源をR(赤)、G(緑)、B
    (青)のLEDであることを特徴とする、請求項3記載
    の手動走査型カラー画像入力装置。
  5. 【請求項5】ラインセンサがモノクロ用CCDで、シフ
    トゲートパルスのタイミングと同期して光源の切り替え
    を行うことを特徴とする、請求項3記載の手動走査型カ
    ラー画像入力装置。
  6. 【請求項6】ラインセンサを構成する個々のフォトダイ
    オードの蓄積開始時間と蓄積終了時間が、隣り合う画素
    で順次異なるラインセンサを使用し、このラインセンサ
    の主走査開始パルスと同期して、主走査の2周期単位で
    光源が切り替わることを特徴とする、請求項3記載の手
    動走査型カラー画像入力装置。
  7. 【請求項7】ラインセンサを構成する個々のフォトダイ
    オードの蓄積開始時間と蓄積終了時間が、隣り合う画素
    で順次異なるラインセンサを使用し、少なくともフォト
    ダイオードの信号が読み出されている期間は光源が消灯
    していることを特徴とする、請求項3記載の手動走査型
    カラー画像入力装置。
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