JPH1155930A - 平滑電機子コイルの自動巻線機および巻線方法 - Google Patents

平滑電機子コイルの自動巻線機および巻線方法

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JPH1155930A
JPH1155930A JP22305397A JP22305397A JPH1155930A JP H1155930 A JPH1155930 A JP H1155930A JP 22305397 A JP22305397 A JP 22305397A JP 22305397 A JP22305397 A JP 22305397A JP H1155930 A JPH1155930 A JP H1155930A
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JP
Japan
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coil
forming jig
winding
base
electric wire
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Application number
JP22305397A
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English (en)
Inventor
Keiji Yoshimura
計司 吉村
Takashi Aiiso
嵩 相磯
Junichi Sakai
純一 酒井
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻線と成形を同時に行い、作業工数の少ない
平滑電機子コイルの自動巻線機および巻線方法を提供す
る。 【解決手段】 電線8を巻付けてコイルを形成するコイ
ル成形治具3と、コイル成形治具3を回転する回転駆動
装置2と、電線8に張力を付加しながら電線8をコイル
成形治具3に案内するコイルガイド装置5とを備えた平
滑電機子コイルの自動巻線機において、コイル成形治具
3は、長手方向の両端付近にコイルエンド部Eを形成す
る取り外し可能なVターンガイド35,36を設け、回
転駆動装置2の回転軸21の長手方向に沿って移動し得
るテープ送り装置7を備えたものである。したがって、
直接、電線のピッチが等しく、正確な平行度を備えたヘ
リカルコイルからなる平滑電機子コイルを形成すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアモータなど
の空隙の中に装着する平滑電機子コイルを形成する自動
巻線機およびその巻線方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リニアモータなどの空隙の中に装
着する平滑電機子コイルは、例えば、図13に示すよう
に、ボビンBから引き出した電線WをプーリP、および
テンション装置Tからなるコイルガイド装置を介して断
面が長方形の巻型Jに電線Wを巻付け、回転駆動装置M
により巻型Jを回転し、図14(a)に示すように、要
素コイルaを形成し、巻型Jから要素コイルaを外す。
つぎに、図14(b)に示すように、同様の手順で形成
した3個の要素コイルa(a1 ,a2 ,a3 )を電気的
に120°位相で重ねて、要素コイルa間に絶縁シート
を装入し、帯コイルbを形成する。 さらに、これを図
14(c)に示すように、螺旋状に折りたたみ、平板状
のヘリカルコイルcを成形するものが開示されている
(例えば、特開平1−283045号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術では、3個の要素コイルaを互いに平行になるように
重ねて、帯コイルbを形成するには、要素コイルaを治
具(図示しない)に取り付けて、要素コイルa間に絶縁
シートを挿入し、各要素コイルaを接着剤を塗布したテ
ープにより固定するが、要素コイルaが細い電線で形成
されているためコイルが変形し易く、多くの作業時間が
かかる。また、帯コイルbを螺旋状に折りたたみ、平板
状のヘリカルコイルcを形成する工程では、折たたみ形
状を整えるために多くの作業工数を必要とするという問
題があった。本発明は、巻線と成形を同時に行い、作業
工数の少ない平滑電機子コイルの自動巻線機および巻線
方法を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、電線を巻付けてコイルを形成するコイル
成形治具と、前記コイル成形治具を回転する回転駆動装
置と、前記電線に張力を付加しながら前記電線を前記コ
イル成形治具に案内するコイルガイド装置とを備えた平
滑電機子コイルの自動巻線機において、前記コイル成形
治具は、長手方向の両端付近にコイルエンド部を形成す
る取り外し可能なVターンガイドを設け、前記回転駆動
装置の回転軸の長手方向に沿って移動し得るテープ送り
装置を備えたものである。また、前記コイルガイド装置
は、前記回転駆動装置の回転軸の長手方向に沿って移動
し得る昇降基部と、前記昇降基部に設けたノズルとを備
えたものである。また、前記昇降基部は、前記回転軸を
含む平面に対して垂直方向に移動し得るX移動基部と、
前記X移動基部上で前記回転軸を含む平面内で前記回転
軸に対して垂直方向に移動し得るY移動基部とを設け、
前記ノズルは前記Y移動基部上に設けたものである。ま
た、前記Vターンガイドは、表面に突出させたコイルの
直径より僅かに高い凸部と、前記凸部の周辺よりはみ出
す大きさに形成されたカバーとを設け、前記Vターンガ
イドの表面と前記カバーとの間に溝部を形成したもので
ある。また、前記コイル成形治具は、前記Vターンガイ
ドを固定するねじ穴を両端付近に前記回転軸に沿った方
向に等ピッチ間隔で複数個所に設けてあるものである。
また、前記コイル成形治具は、前記回転駆動装置の回転
軸側に支持される下側基部と、前記回転軸の反対側に設
けられた心押し軸側に支持される上側基部と、前記下側
基部と前記上側基部との間に取り外し自在に取り付けら
れた二つの巻き板と、前記二つの巻き板の間に挿入さ
れ、前記二つの巻き板と接触する両面がテーパ状に形成
された中間板とを備えたものである。また、前記コイル
成形治具は、前記コイル成形治具の側面に沿って両端付
近で摺動し、前記コイル成形治具に巻回された電線を押
える上側押さえと下側押さえとを備えたものである。ま
た、前記昇降基部に、前記回転軸を含む平面に対して垂
直方向に移動し得る移動基部と、前記ノズルの近傍の前
記移動基部の部分に補助ノズルを設けたものである。
【0005】また、コイル成形治具を回転駆動し、前記
コイル成形治具に電線を所定巻数を巻回して複数の要素
コイルを形成し、前記複数の要素コイルを所定ピッチず
らしてヘリカルコイルを形成し、前記ヘリカルコイルに
絶縁テープを巻回して相間絶縁を成形する平滑電機子コ
イルの巻線方法において、前記コイル成形治具を回転す
ると同時に、前記電線を前記コイル成形治具の回転軸に
沿って移動させることにより、前記コイル成形治具に前
記電線を巻回し、前記電線が前記コイル成形治具の前記
回転軸の長手方向の両端付近に巻回されたとき、前記コ
イル成形治具の両端付近に設けられたVターンガイドに
巻付けることによって前記要素コイルのコイルエンドを
形成するものである。また、ヘリカルコイルは、コイル
成形治具に取り付けたVターンガイドに巻付けて1相目
の前記要素コイルを前記コイル成形治具上に形成した
後、前記Vターンガイドを前記1相目のときに取り付け
た位置から所定ピッチだけ前記回転軸に沿って移動させ
た位置に取り付け、前記1相目と同じ巻線方法により、
前記1相目の要素コイル上に2相目の要素コイルを形成
し、2相目の要素コイルを形成した後、更に前記Vター
ンガイドを前記2相目のときに取り付けた位置から所定
ピッチだけ前記回転軸に沿って移動させた位置に取り付
け、前記1相目と同じ巻線方法により、前記2相目の要
素コイル上に3相目の要素コイルを形成するものであ
る。また、前記相間絶縁は、前記各相目の要素コイルを
形成した後、絶縁テープを前記要素コイルの表面に1/
2の幅だけ巻付け、次に巻回する前記要素コイルを残り
の1/2の幅の前記絶縁テープの上に巻回して、先に巻
回した前記要素コイルと後に巻回する前記要素コイルと
の間に前記相間絶縁を形成するものである。また、前記
電線を案内するノズルの近傍に前記電線を送出する方向
がずれている補助ノズルを設け、前記ノズルと前記補助
ノズルの間で前記電線を屈曲させて前記電線の変形を矯
正するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図に基づい
て説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す斜視
図、図2、図3はVターンガイド部分を拡大して示した
平面図である。図において、1はフレームで、底板11
と、底板11に垂直な側壁12と、底板11と平行な天
板13とから構成されている。2は回転駆動装置で、底
板11に垂直な軸の回りに回転する回転軸21を駆動す
る駆動モータ22と、天板13に設けられた補助モータ
23によって回転軸21と同軸で同期して回転駆動され
る心押し軸24とからなり、心押し軸24は上下に移動
して、回転軸21と心押し軸24との間隔を調整できる
ようにしてある。3は板状のコイル成形治具で、回転軸
21と心押し軸24との間に保持され、駆動モータ22
によって回転駆動されるようにしてある。コイル成形治
具3は、回転軸21側に支持される下側基部31と、心
押し軸24側に支持される上側基部32と、下側基部3
1と上側基部32との間に取り外し自在に取り付けられ
た二つの巻き板33A、33Bとで構成され、二つの巻
き板33A、33Bは間隔を開けて取り付けられてい
る。34は巻き板33A、33Bの間に挿入さた中間板
で、巻き板33Aと33Bと接触する両面はテーパ状に
形成されて楔の役割を備えている。321は上側基部3
2に設けられたフックで、電線の端部を固定するように
してある。
【0007】35はコイルエンド部を成形するための上
側Vターンガイド、36は下側Vターンガイドで、図2
(a)および図3に示すように、それぞれ平板状の巻き
板33A、33Bの上側基部32および下側基部31に
近い位置に取り外し可能にねじ37によって取り付けら
れるようにしてある。351、361は上側Vターンガ
イド35、下側Vターンガイド36の表面に突出させた
コイルの直径より僅かに高い凸部で、周囲を成形するコ
イルエンド部の形状に形成してある。凸部351の上側
および凸部361の下側に接して上側Vターンガイド3
5および下側Vターンガイド36を貫通するテープ貼り
窓352、362を設けてある。353は凸部351の
上側基部32寄りの位置に設けた係止溝である。巻き板
33A、33Bには、図3および図8に示すように、上
側基部32および下側基部31に近い位置から中央に向
かって等ピッチ間隔で、それぞれ3か所にねじ37をね
じ込むねじ穴331を設けてある。38、39は、図2
(c)および図3に示すように、凸部351、361に
固定されたカバーで、それぞれ凸部351、361の周
辺よりはみ出す大きさに形成されている。したがって、
図4に示すように、凸部351、361の外周には下側
Vターンガイド36の表面とカバー38、39とによっ
て挟まれた溝部381、391が形成される。382、
392はカバー38、39に設けた切欠き部で、テープ
貼り窓352、362に対向する位置を切り欠いたもの
である。
【0008】4は、図1に示すように、底板11と天板
13との間に設けられたガイドポール、41はコイル成
形治具3の側面に沿って、ガイドポール4に上下に摺動
し得るように天板13側に取り付けられた上側コイル押
え、42は上側コイル押え41の下方でガイドポール4
に上下に摺動し得るように取り付けられた下側コイル押
えで、それぞれエアシリンダ43、44によりコイル成
形治具3の側面を押えるようにしてある。5はコイルガ
イド装置、51は底板11と天板13に回転自在に保持
されたねじ軸、52はねじ軸51を駆動する駆動モー
タ、53は底板11と天板13との間に保持されたガイ
ドレールである。54は昇降基部で、ねじ軸51に噛み
合い、ガイドレール53にガイドされて、駆動モータ5
2を回転することにより、昇降するようにしてある。5
5は昇降基部54から回転軸21を含む平面に対して垂
直方向、すなわち、側壁13に対して垂直方向に突出し
て設けられた支持部である。6は支持部55上を回転軸
21を含む平面にに対して垂直方向に移動するX移動基
部で、駆動モータ61によりねじ軸62を介して駆動さ
れるようにしてある。63はX移動基部6上を回転軸2
1を含む平面上を回転軸21対して垂直方向に移動する
Y移動基部で、駆動モータ64によって駆動されるよう
にしてある。65はY移動基部63上に取り付けられて
電線をガイドするノズル、66は電線をガイドするガイ
ドプーリ、67はガイドプーリ66を介して電線8に張
力を付加するテンションモータである。
【0009】7はコイルガイド装置5の下方に配置され
たテープ送り装置、71は底板11と天板13に回転自
在に保持されたねじ軸である。72はねじ軸71を駆動
する駆動モータ、73はガイドレール53にガイドさ
れ、ねじ軸71に噛み合い、駆動モータ72の回転によ
って昇降し得る昇降基部である。74はY移動基部で、
駆動モータ75によってコイル成形治具3に対して前後
に移動するようにしてある。76はテープホルダで、テ
ープリール77を回転自在に保持している。8は電線
で、ボビン81に巻付けられ、ボビン81からガイドプ
ーリ66に巻付けられ、ノズル65を通り、端部はコイ
ル成形治具3の上側基部32に設けられたフック321
に固定されるようにしてある。
【0010】ここで、巻線方法について説明する。ボビ
ン81から引き出された電線8をガイドプーリ66に巻
付け、ノズル65を通し、端部はコイル成形治具3の上
側基部32に設けたフック321に固定するとともに、
係止溝353に電線8を引っ掛け、溝部381に通す。
この状態で、駆動モータ22および補助モータ23を駆
動してコイル成形治具3を回転すると共に、駆動モータ
52により昇降基部54と共にノズル65を下降させ
る。図2(b)に示すように、電線8が上側Vターンガ
イド35の凸部351の半周を回ったところで、コイル
成形治具3を逆転させるとともに、昇降基部54を下降
させると、V字状に折り返し、コイルエンド部Eを形成
する。更に、ノズル65を下降させながら、コイル成形
治具3を回転させていくと、図2(c)および図9
(a)に示すように、電線8は巻き板33Aおよび33
Bの外縁で折り返し、連続してコイル成形治具3の回り
に巻回される。なお、このとき、ノズル65の下降長さ
とコイル成形治具3の回転角度は、電線8が折り返す時
の折返し角θが所定の値になるように設定しておく。コ
イル成形治具3が図5(a)の状態から回転するに従っ
て、図5(b)に示すように、電線8の巻き付けられる
接点がコイル成形治具3の幅方向に移動するので、駆動
モータ61、64によりX移動基部6およびY移動基部
63を移動させて、ノズル65と接点とが直線で結ばれ
る状態を維持し、電線8の張力の変化が大きくなるのを
抑える。
【0011】上側基部32側から巻回した電線8が巻き
板33Aの外縁で下側Vターンガイド36に近づいたと
き、コイル成形治具3の回転を止め、ノズル65だけを
下降させると、電線8がカバー39と凸部361の間の
溝部391に入り込む。電線8がカバー39を通り過ぎ
たところで、図3に一点鎖線で示すように、下側コイル
押え42によって電線8を巻き板33Aに押し付け、ノ
ズル65の位置を変えることにより電線8と巻き板33
Aの外縁とのなす傾斜角αを変え、電線8を凸部361
に巻付ける。この状態で、下側コイル押え42を外し、
コイル成形治具3を逆回転する。これにより電線8は凸
部361に半周だけ巻回され、コイルエンド部Eが形成
される。この状態から、コイル成形治具3の回転を続け
ながらノズル65を上昇させて、実線で示すように、電
線8を上側Vターンガイド35の方向に折返し角θで巻
回していく。巻き板33Aの外縁で電線8が上側Vター
ンガイド35に近づいたとき、コイル成形治具3の回転
を止め、ノズル65だけを上昇させると、電線8がカバ
ー38と凸部351の間の溝部381に入り込む。電線
8がカバー38を通り過ぎたところで、上側コイル押え
41によって電線8を巻き板33Aに押し付け、ノズル
65の位置を変えることにより、電線8を凸部351に
巻付ける。この状態で、上側コイル押え41を外し、コ
イル成形治具3を逆回転する。これにより、図6および
図9(b)に示すように、電線8は凸部351に半周だ
け巻回され、コイルエンド部Eが形成される。この状態
から上記動作を所定回数くり返し、図9(c)に示すよ
うに、複数ターン巻付けた螺旋状の1相目の要素コイル
1 を形成する。
【0012】次に、図7に示すように、テープ貼り窓3
62の空間を渡っているコイルエンドの電線8に絶縁テ
ープIを巻付け、複数ターン巻付けた1相分の電線8が
ばらばらにならないように固定する。この状態で、図8
に示すように、上側Vターンガイド35のカバー38お
よび下側Vターンガイド36のカバー39を取り外し、
1相目の要素コイルa1 を巻き板33A、33Bに取り
付けたまま、さらに、上側Vターンガイド35および下
側Vターンガイド36を巻き板33A、33Bから外
す。次に、テープ送り装置7を上昇させ、テープリール
77を要素コイルa1 の上側のコイルエンド部E付近に
近付ける。この状態で絶縁テープIをテープリール77
から引き出し、要素コイルa1 の上側のコイルエンド部
Eの下側の電線8に絶縁テープIの幅の1/2をかぶせ
て電線の巻き方向に沿ってに巻付け、コイル成形治具3
を回転すると同時に、テープ送り装置7を下降させ、絶
縁テープIを要素コイルaに沿って表面に巻付ける。絶
縁テープIが下側のコイルエンド部E付近に来たとき
に,コイル成形治具3およびテープ送り装置7を停止さ
せる。次に要素コイルa1 に巻付けられた絶縁テープI
の引き出し先を切断して、要素コイルa1 の絶縁処理を
終わる。
【0013】次に、上側Vターンガイド35および下側
Vターンガイド36を、図9(a)に示すように、1相
目の要素コイルa1 を巻回した位置から所定のピッチp
だけ下側に移動させ、巻き板33A、33Bに取り付
け、さらに、カバー38、39を凸部351、361に
取り付ける。このとき、上側Vターンガイド35は、要
素コイルa1 の上側のコイルエンド部Eを覆うことにな
る。次に、2相目の要素コイルa2 のために、ノズル6
5から引き出された電線8をフック321に固定する。
この状態から、要素コイルa1 を形成した時と同様に、
コイル成形治具3を回転すると共に、昇降基部54を移
動させて、電線8をコイル成形治具3に巻回し、図10
(d)に示すように、螺旋状の要素コイルa2 を形成す
る。このとき、要素コイルa1 と隣接して巻回される要
素コイルa2 の電線8は、図9(b)に示すように、要
素コイルa1 に1/2の幅だけ重ねた余りの1/2の絶
縁テープIの上に重ねて巻付け、要素コイルa1 と要素
コイルa2 との間に絶縁テープIを挟むようにして、1
相目と2相目の相間絶縁を形成する。
【0014】次に、要素コイルa1 の場合と同様の手順
で、要素コイルa2 に絶縁テープIを巻付け、絶縁処理
を完了させる。要素コイルa2 の絶縁処理が完了した
ら、要素コイルa2 と同様の手順で、更に所定ピッチ下
側に移動した位置に螺旋状の要素コイルa3 を形成し、
図9(c)に示すように、2相目(a2 )と3相目(a
3 )の相間絶縁を形成し、絶縁処理を完了させる。この
ような手順により、図10(e)に示すように、要素コ
イルa1 ,a2 ,a3 が所定ピッチずれた状態に重ねた
螺旋状のヘリカルコイルcが形成される。この状態で、
コイル成形治具3を回転軸21および心押し軸24から
外し、フック321から電線8を外し、ヘリカルコイル
cと共に巻き板33A、33Bおよび中間板34を下側
基部31、上側基部32から取り外す。さらに、テーパ
状の中間板34を巻き板33A、33Bの間から取り外
すことにより、ヘリカルコイルcから巻き板33A、3
3Bが容易に外れ、ヘリカルコイルcからなる平滑電機
子コイルを得ることができる。
【0015】図11は本発明の第2の実施例を示す斜視
図、11はその動作を示す説明図である。第2の実施例
では、第1の実施例の昇降基部54の支持部55に、駆
動モータ91によって回転軸21を含む平面に対して垂
直方向に移動し得るX移動基部92を設け、X移動基部
92の上に駆動モータ93によってX移動基部92の移
動方向に対して垂直方向に移動するY移動基部94を設
け、ノズル65の近傍のY移動基部94の部分に補助ノ
ズル9を設けてあり、ノズル65と補助ノズル9とは一
直線上に並ばないように、ノズル65の電線を送出する
方向と補助ノズル9の電線を送出する方向をずらしてあ
る。また、ノズル65が回転軸21を含む平面に対して
垂直方向に移動すると、補助ノズル9も同期して同じ方
向に移動するようにしてある。したがって、電線8は、
図12に示すように、ボビン81からガイドプーリ66
を介して引き出され、補助ノズル9を通り、補助ノズル
9の出口で一方向に折れ曲げられ、ノズル65の入口で
反対方向に折り曲げられ、ノズル65から出た電線8は
コイル成形治具3に巻回される。電線8は常にテンショ
ンモータ67によって張力が付加されているので、ボビ
ン81などによって電線8に付けられた巻きぐせが、互
いに反対方向に折れ曲げられることにより打ち消し合
い、巻きぐせが矯正される。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、コ
イル成形治具に上側Vターンガイドおよび下側Vターン
ガイドを設けた自動巻線機を備え、この自動巻線機によ
り巻線と成形を同時に行い、帯コイルの状態に形成する
ことなく、自動的に螺旋状に折りたたむことができ、直
接、電線のピッチが等しく、正確な平行度を備えたヘリ
カルコイルからなる平滑電機子コイルを形成するので、
作業工数の少ない平滑電機子コイルの自動巻線機および
巻線方法を提供できる効果がある。また、ノズルの近傍
に補助ノズルを設けて、電線が互いに反対方向に曲げら
れるようにして、巻きぐせを矯正するようにしてあるの
で、コイル成形治具からコイルを外しても変形が少な
く、巻線作業における矯正作業が少ない、高品質の平滑
電機子コイルを得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】 本発明の第1の実施例の(a)上側Vターン
ガイドの部分を示す平面図、(b)、(c)凸部に電線
を巻回するときの巻付け状態を示す平面図である。
【図3】 本発明の第1の実施例の下側Vターンガイド
の部分の巻付け状態を示す平面図である。
【図4】 本発明の第1の実施例の(a)上側Vターン
ガイドの部分の側断面図および(b)下側Vターンガイ
ドの部分の側断面図である。
【図5】 本発明の第1の実施例の(a)コイル成形治
具とノズルとの関係を示す側断面図、(b)コイル成形
治具を(a)の状態から90度回転したときの側断面図
である。
【図6】 本発明の第1の実施例の上側Vターンガイド
の部分の1相目のコイルエンド付近を示す平面図であ
る。
【図7】 本発明の第1の実施例の上側Vターンガイド
の部分の1相目を巻き終った状態を示す平面図である。
【図8】 本発明の第1の実施例の上側Vターンガイド
の部分の1相目の絶縁テープの状態を示す平面図であ
る。
【図9】 本発明の第1の実施例の(a)上側Vターン
ガイドの部分の1、2相目のコイルエンド付近を示す平
面図、(b)その拡大した断面図、(c)1、2、3相
目のコイルエンド付近を拡大して示した断面図である。
【図10】 本発明の第1の実施例の(a)要素コイル
の巻き始めの状態を示す平面図、(b)1相目の要素コ
イルの1本目を巻回した状態を示す平面図、(c)1相
目の要素コイルを巻き終った状態を示す平面図、(d)
2相目の要素コイルを巻き終った状態を示す平面図、
(e)3相目の要素コイルを巻き終った状態を示す平面
図である。
【図11】 本発明の第2の実施例を示す斜視図であ
る。
【図12】 本発明の第2の実施例の電線の状態を示す
説明図である。
【図13】 従来例の巻線機を示す側面図である。
【図14】 従来例の平滑電機子コイルの(a)要素コ
イル、(b)帯コイル(c)ヘリカルコイルを示す平面
図である。
【符号の説明】
1:フレーム、11:底板、12:側壁、13:天板、
2:回転駆動装置、21:回転軸、22:駆動モータ、
23:補助モータ、24:心押し軸、3:コイル成形治
具、31:下側基部、32:上側基部、321:フッ
ク、33A,33B:巻き板、331:ねじ穴、34:
中間板、35:上側Vターンガイド、351、361:
凸部、352、362:テープ貼り窓、353:係止
溝、36:下側Vターンガイド、37:ねじ、38、3
9:カバー、381、391:溝部、382、392:
切欠き部、4:ガイドポール、41:上側コイル押え、
42:下側コイル押え、43、44:エアシリンダ、
5:コイルガイド装置、51:ねじ軸、52:駆動モー
タ、53:ガイドレール、54:昇降基部、55:支持
部、6:X移動基部、61:駆動モータ、62:ねじ
軸、63:Y移動基部、64:駆動モータ、65:ノズ
ル、66:ガイドプーリ、67:テンションモータ、
7:テープ送り装置、71:ねじ軸、72:駆動モー
タ、73:昇降基部、74:Y移動基部、75:駆動モ
ータ、76:テープホルダ、77:テープリール、8:
電線、81:ボビン、9:補助ノズル、91:駆動モー
タ、92:X移動基部、93:駆動モータ、94:Y移
動基部、a1 ,a2 ,a3 :要素コイル、c:ヘリカル
コイル、E:コイルエンド部、I:絶縁テープ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線を巻付けてコイルを形成するコイル
    成形治具と、前記コイル成形治具を回転する回転駆動装
    置と、前記電線に張力を付加しながら前記電線を前記コ
    イル成形治具に案内するコイルガイド装置とを備えた平
    滑電機子コイルの自動巻線機において、 前記コイル成形治具は、長手方向の両端付近にコイルエ
    ンド部を形成する取り外し可能なVターンガイドを設
    け、前記回転駆動装置の回転軸の長手方向に沿って移動
    し得るテープ送り装置を備えたことを特徴とする平滑電
    機子コイルの自動巻線機。
  2. 【請求項2】 前記コイルガイド装置は、前記回転駆動
    装置の回転軸の長手方向に沿って移動し得る昇降基部
    と、前記昇降基部に設けたノズルとを備えたことを特徴
    とする請求項1記載の平滑電機子コイルの自動巻線機。
  3. 【請求項3】 前記昇降基部は、前記回転軸を含む平面
    に対して垂直方向に移動し得るX移動基部と、前記X移
    動基部上で前記回転軸を含む平面内で前記回転軸に対し
    て垂直方向に移動し得るY移動基部とを設け、前記ノズ
    ルは前記Y移動基部上に設けたことを特徴とする請求項
    2記載の平滑電機子コイルの自動巻線機。
  4. 【請求項4】 前記Vターンガイドは、表面に突出させ
    たコイルの直径より僅かに高い凸部と、前記凸部の周辺
    よりはみ出す大きさに形成されたカバーとを設け、前記
    Vターンガイドの表面と前記カバーとの間に溝部を形成
    したことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1
    項に記載の平滑電機子コイルの自動巻線機。
  5. 【請求項5】 前記コイル成形治具は、前記Vターンガ
    イドを固定するねじ穴を両端付近に前記回転軸に沿った
    方向に等ピッチ間隔で複数か所に設けてあることを特徴
    とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の平滑
    電機子コイルの自動巻線機。
  6. 【請求項6】 前記コイル成形治具は、前記回転駆動装
    置の回転軸側に支持される下側基部と、前記回転軸の反
    対側に設けられた心押し軸側に支持される上側基部と、
    前記下側基部と前記上側基部との間に取り外し自在に取
    り付けられた二つの巻き板と、前記二つの巻き板の間に
    挿入され、前記二つの巻き板と接触する両面がテーパ状
    に形成された中間板とを備えたことを特徴とする請求項
    1から5までのいずれか1項に記載の平滑電機子コイル
    の自動巻線機。
  7. 【請求項7】 前記コイル成形治具は、前記コイル成形
    治具の側面に沿って両端付近で摺動し、前記コイル成形
    治具に巻回された電線を押える上側押さえと下側押さえ
    とを備えたことを特徴とする請求項1から6までのいず
    れか1項に記載の平滑電機子コイルの自動巻線機。
  8. 【請求項8】 前記昇降基部に、前記回転軸を含む平面
    に対して垂直方向に移動し得る移動基部と、前記ノズル
    の近傍の前記移動基部の部分に補助ノズルを設けたこと
    を特徴とする請求項2から7までのいずれか1項に記載
    の平滑電機子コイルの自動巻線機。
  9. 【請求項9】 コイル成形治具を回転駆動し、前記コイ
    ル成形治具に電線を所定巻数を巻回して複数の要素コイ
    ルを形成し、前記複数の要素コイルを所定ピッチずらし
    てヘリカルコイルを形成し、前記ヘリカルコイルに絶縁
    テープを巻回して相間絶縁を成形する平滑電機子コイル
    の巻線方法において、 前記コイル成形治具を回転すると同時に、前記電線を前
    記コイル成形治具の回転軸に沿って移動させることによ
    り、前記コイル成形治具に前記電線を巻回し、前記電線
    が前記コイル成形治具の前記回転軸の長手方向の両端付
    近に巻回されたとき、前記コイル成形治具の両端付近に
    設けられたVターンガイドに巻付けることによって前記
    要素コイルのコイルエンドを形成することを特徴とする
    平滑電機子コイルの巻線方法。
  10. 【請求項10】 前記ヘリカルコイルは、前記コイル成
    形治具に取り付けた前記Vターンガイドに巻付けて1相
    目の前記要素コイルを前記コイル成形治具上に形成した
    後、前記Vターンガイドを前記1相目のときに取り付け
    た位置から所定ピッチだけ前記回転軸に沿って移動させ
    た位置に取り付け、前記1相目と同じ巻線方法により、
    前記1相目の要素コイル上に2相目の要素コイルを形成
    し、2相目の要素コイルを形成した後、更に前記Vター
    ンガイドを前記2相目のときに取り付けた位置から所定
    ピッチだけ前記回転軸に沿って移動させた位置に取り付
    け、前記1相目と同じ巻線方法により、前記2相目の要
    素コイル上に3相目の要素コイルを形成することを特徴
    とする請求項9記載の平滑電機子コイルの巻線方法。
  11. 【請求項11】 前記相間絶縁は、前記各相目の要素コ
    イルを形成した後、絶縁テープを前記要素コイルの表面
    に1/2の幅だけ巻付け、次に巻回する前記要素コイル
    を残りの1/2の幅の前記絶縁テープの上に巻回して、
    先に巻回した前記要素コイルと後に巻回する前記要素コ
    イルとの間に前記相間絶縁を形成することを特徴とする
    請求項9または10記載の平滑電機子コイルの巻線方
    法。
  12. 【請求項12】 前記電線を案内するノズルの近傍に前
    記電線を送出する方向がずれている補助ノズルを設け、
    前記ノズルと前記補助ノズルの間で前記電線を屈曲させ
    て前記電線の変形を矯正することを特徴とする請求項9
    から11までのいずれか1項に記載の平滑電機子コイル
    の巻線方法。
JP22305397A 1997-08-04 1997-08-04 平滑電機子コイルの自動巻線機および巻線方法 Pending JPH1155930A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107828939A (zh) * 2017-11-27 2018-03-23 喀左鹏达铸造有限公司 高频淬火自动冷却一体机
CN109302020A (zh) * 2018-09-26 2019-02-01 巨力自动化设备(浙江)有限公司 无刷电机定子针式内绕机

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