JPH1156881A - 眼内挿入用レンズの挿入器具 - Google Patents
眼内挿入用レンズの挿入器具Info
- Publication number
- JPH1156881A JPH1156881A JP21617297A JP21617297A JPH1156881A JP H1156881 A JPH1156881 A JP H1156881A JP 21617297 A JP21617297 A JP 21617297A JP 21617297 A JP21617297 A JP 21617297A JP H1156881 A JPH1156881 A JP H1156881A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- insertion tube
- intraocular lens
- distal end
- eye
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Prostheses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 より小さい切開創から変形可能な眼内挿入用
レンズを眼内に挿入できるようにした挿入器具を提供す
る。 【解決手段】 所定の記憶特性を有する変形可能な弾性
体で形成した光学部2、および光学部2と異種の材料で
形成した支持部3からなる変形可能な眼内挿入用レンズ
1を、挿入器具の包持部材16内で折り畳み小さく変形
させて包持し、前記レンズ1を包持部材16に連続する
挿入筒21の内部空間で移動させ、挿入筒21の先端部
21cを、所定長さにするとともに、挿入筒21の他の
部分より薄い一定の厚みにすることで、より小さい切開
創から前記レンズ1を眼内に挿入できるようにした。
レンズを眼内に挿入できるようにした挿入器具を提供す
る。 【解決手段】 所定の記憶特性を有する変形可能な弾性
体で形成した光学部2、および光学部2と異種の材料で
形成した支持部3からなる変形可能な眼内挿入用レンズ
1を、挿入器具の包持部材16内で折り畳み小さく変形
させて包持し、前記レンズ1を包持部材16に連続する
挿入筒21の内部空間で移動させ、挿入筒21の先端部
21cを、所定長さにするとともに、挿入筒21の他の
部分より薄い一定の厚みにすることで、より小さい切開
創から前記レンズ1を眼内に挿入できるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、白内障で水晶体
を摘出した後に、水晶体の代わりに挿入される変形可能
な眼内挿入用レンズや、視力補正のみを目的として眼内
に挿入される変形可能な視力補正用レンズ等の変形可能
な眼内挿入用レンズを眼内に挿入するための挿入器具に
関するものである。
を摘出した後に、水晶体の代わりに挿入される変形可能
な眼内挿入用レンズや、視力補正のみを目的として眼内
に挿入される変形可能な視力補正用レンズ等の変形可能
な眼内挿入用レンズを眼内に挿入するための挿入器具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】1949年リドレイ(Ridley)が白内障手術
の際に白濁した水晶体の代わりに人工の水晶体、即ち眼
内挿入用レンズを初めて人眼に移植して以来、白内障の
治療として眼内挿入用レンズを移植することは広く行わ
れてきた。この初めての眼内挿入用レンズはポリメチル
メタクリレート(PMMA)を光学部の材料とした眼内
挿入用レンズで、白内障手術後の眼内挿入用レンズ移植
に伴う合併症については多くの眼科医が関心を示し、そ
れらの問題について取り組み、その多くは解決がなされ
てきたものの、硬質な材料を光学部に用いるという本質
的な問題により、この眼内挿入用レンズを移植するため
の切開創は光学部の直径より幾分か大きめの寸法が必要
となるために、眼球に作製する切開創は大きくなり、手
術後の乱視が増大するといった問題が解決できない状況
にあった。
の際に白濁した水晶体の代わりに人工の水晶体、即ち眼
内挿入用レンズを初めて人眼に移植して以来、白内障の
治療として眼内挿入用レンズを移植することは広く行わ
れてきた。この初めての眼内挿入用レンズはポリメチル
メタクリレート(PMMA)を光学部の材料とした眼内
挿入用レンズで、白内障手術後の眼内挿入用レンズ移植
に伴う合併症については多くの眼科医が関心を示し、そ
れらの問題について取り組み、その多くは解決がなされ
てきたものの、硬質な材料を光学部に用いるという本質
的な問題により、この眼内挿入用レンズを移植するため
の切開創は光学部の直径より幾分か大きめの寸法が必要
となるために、眼球に作製する切開創は大きくなり、手
術後の乱視が増大するといった問題が解決できない状況
にあった。
【0003】また、前述の問題の一因には手術方法も挙
げられた。即ち、元来の白内障水晶体摘出術は、水晶体
をそのままの形態で取り除く白内障嚢外摘出術(ECC
E)で行われており、この手術方法では約10mmの切開
創が必要であり、やはり手術後の乱視を増大させるとい
った問題があった。この様な手術後の乱視を招く手術方
法に対して、超音波水晶体乳化吸引装置を用いた超音波
水晶体乳化吸引術(PEA)が近年出現している。これ
は、白濁した水晶体を、筒状の超音波チップを用いて、
超音波で水晶体を破砕して乳化・吸引することにより、
水晶体を摘出する方法で、この方法によれば眼球に作製
する切開創は、筒状の超音波チップを挿入するためだけ
の寸法となり、その切開創は約3mm〜4mmで水晶体摘出
が可能となる。
げられた。即ち、元来の白内障水晶体摘出術は、水晶体
をそのままの形態で取り除く白内障嚢外摘出術(ECC
E)で行われており、この手術方法では約10mmの切開
創が必要であり、やはり手術後の乱視を増大させるとい
った問題があった。この様な手術後の乱視を招く手術方
法に対して、超音波水晶体乳化吸引装置を用いた超音波
水晶体乳化吸引術(PEA)が近年出現している。これ
は、白濁した水晶体を、筒状の超音波チップを用いて、
超音波で水晶体を破砕して乳化・吸引することにより、
水晶体を摘出する方法で、この方法によれば眼球に作製
する切開創は、筒状の超音波チップを挿入するためだけ
の寸法となり、その切開創は約3mm〜4mmで水晶体摘出
が可能となる。
【0004】したがって、白内障の際の白濁した水晶体
を摘出する手術は、手術後の乱視軽減を図る小さな切開
創で手術が可能な状況にはあるが、人眼の水晶体に代わ
る眼内挿入用レンズを移植する眼内挿入用レンズ挿入術
においては、眼内挿入用レンズの光学部が硬質な材料で
構成されるという本質的な問題により、眼内挿入用レン
ズを挿入するには光学部直径より幾分か大きな切開寸
法、標準的な光学部直径6.0mmに対する切開創としては
およそ6.5mm以上の切開創が必要となるため、超音波水
晶体乳化吸引術により小さな切開創から白濁した水晶体
を摘出しても、眼内挿入用レンズを挿入するためには小
さな切開創を広げなければならず、大きな切開創が原因
となる手術後の乱視という問題は解決されない状況にあ
った。
を摘出する手術は、手術後の乱視軽減を図る小さな切開
創で手術が可能な状況にはあるが、人眼の水晶体に代わ
る眼内挿入用レンズを移植する眼内挿入用レンズ挿入術
においては、眼内挿入用レンズの光学部が硬質な材料で
構成されるという本質的な問題により、眼内挿入用レン
ズを挿入するには光学部直径より幾分か大きな切開寸
法、標準的な光学部直径6.0mmに対する切開創としては
およそ6.5mm以上の切開創が必要となるため、超音波水
晶体乳化吸引術により小さな切開創から白濁した水晶体
を摘出しても、眼内挿入用レンズを挿入するためには小
さな切開創を広げなければならず、大きな切開創が原因
となる手術後の乱視という問題は解決されない状況にあ
った。
【0005】このような状況に対しては、手術後の乱視
軽減を目的として、切開創を小さくするための眼内挿入
用レンズの改良、即ち短径を切開創の方向に向け挿入す
る楕円型光学部の眼内挿入用レンズや、光学部直径を小
さくした小径光学部の眼内挿入用レンズが出現したが、
光学部が硬質という本質的な問題点は残されたままで、
この場合の切開創はおよそ5.5mm程度とわずか1mm程度
を小さくするにとどまった。
軽減を目的として、切開創を小さくするための眼内挿入
用レンズの改良、即ち短径を切開創の方向に向け挿入す
る楕円型光学部の眼内挿入用レンズや、光学部直径を小
さくした小径光学部の眼内挿入用レンズが出現したが、
光学部が硬質という本質的な問題点は残されたままで、
この場合の切開創はおよそ5.5mm程度とわずか1mm程度
を小さくするにとどまった。
【0006】しかし、更に改良が重ねられ、前記の本質
的な問題点に対応する新しい眼内挿入用レンズが近年用
いられるようになってきた。これは、特開昭 58-146346
号公報に示されているように、眼球に作製した小さな切
開創から挿入可能な、少なくとも光学部が所定の記憶特
性を有する変形可能な弾性体等を用いた眼内挿入用レン
ズまたは少なくとも光学部が所定の記憶特性を有する弾
性体を用い、光学部を眼内で支える異種部材からなる支
持部を有する変形可能な眼内挿入用レンズの出現と、特
開昭 58-146346号、特開平4-212350号、特開平5-103803
号、特開平5-103808号、特開平5-103809号、特開平 7-2
3990号の各公報に示されているように、変形可能な眼内
挿入用レンズの光学部を圧縮したり、巻いたり、折曲げ
たり、伸ばしたり、折畳んだりして変形させることで、
変形前の大きな形状から小さな形状にした上、眼球に作
製した小さな切開創からの挿入を可能とする挿入器具の
出現である。これらの変形可能な眼内挿入用レンズとそ
の挿入器具により、眼内挿入用レンズ挿入術も小さな切
開創で可能となり、手術後の乱視を軽減する小さな切開
創での白内障手術が水晶体摘出から眼内挿入用レンズ挿
入にわたり可能となった。
的な問題点に対応する新しい眼内挿入用レンズが近年用
いられるようになってきた。これは、特開昭 58-146346
号公報に示されているように、眼球に作製した小さな切
開創から挿入可能な、少なくとも光学部が所定の記憶特
性を有する変形可能な弾性体等を用いた眼内挿入用レン
ズまたは少なくとも光学部が所定の記憶特性を有する弾
性体を用い、光学部を眼内で支える異種部材からなる支
持部を有する変形可能な眼内挿入用レンズの出現と、特
開昭 58-146346号、特開平4-212350号、特開平5-103803
号、特開平5-103808号、特開平5-103809号、特開平 7-2
3990号の各公報に示されているように、変形可能な眼内
挿入用レンズの光学部を圧縮したり、巻いたり、折曲げ
たり、伸ばしたり、折畳んだりして変形させることで、
変形前の大きな形状から小さな形状にした上、眼球に作
製した小さな切開創からの挿入を可能とする挿入器具の
出現である。これらの変形可能な眼内挿入用レンズとそ
の挿入器具により、眼内挿入用レンズ挿入術も小さな切
開創で可能となり、手術後の乱視を軽減する小さな切開
創での白内障手術が水晶体摘出から眼内挿入用レンズ挿
入にわたり可能となった。
【0007】即ち、図3に示すように、変形可能な眼内
挿入用レンズ1として、所定の記憶特性を有する変形可
能な弾性体で形成した円形の光学部2の外周部に、光学
部2と異種の可撓性材料で形成した1対の支持部3の基
部3aを埋込み固着し、支持部3の線状の突出部3bを
湾曲させ、2つの支持部3を対称形に配置したものや、
図4に示すように、図3と同様な所定の記憶特性を有す
る材料からなり、円形の光学部2の外周から一体に、光
学部2を支える厚さが薄い板状の前,後2つの支持部4
を相対向させて突出させたものがあった。
挿入用レンズ1として、所定の記憶特性を有する変形可
能な弾性体で形成した円形の光学部2の外周部に、光学
部2と異種の可撓性材料で形成した1対の支持部3の基
部3aを埋込み固着し、支持部3の線状の突出部3bを
湾曲させ、2つの支持部3を対称形に配置したものや、
図4に示すように、図3と同様な所定の記憶特性を有す
る材料からなり、円形の光学部2の外周から一体に、光
学部2を支える厚さが薄い板状の前,後2つの支持部4
を相対向させて突出させたものがあった。
【0008】そして、図3,図4に示すものなど、光学
部2と支持部3または支持部4とからなり少なくとも光
学部2が所定の記憶特性を有する変形可能な眼内挿入用
レンズ1を大きな形状から小さな形状に2つ折り状にす
るなど折畳んで変形させ、円筒状などに形成した挿入筒
に通して眼球に作製した切開創から眼内挿入用レンズを
眼内に挿入するには、例えば特開平 7-23990号公報に示
された挿入器具などを用いている。
部2と支持部3または支持部4とからなり少なくとも光
学部2が所定の記憶特性を有する変形可能な眼内挿入用
レンズ1を大きな形状から小さな形状に2つ折り状にす
るなど折畳んで変形させ、円筒状などに形成した挿入筒
に通して眼球に作製した切開創から眼内挿入用レンズを
眼内に挿入するには、例えば特開平 7-23990号公報に示
された挿入器具などを用いている。
【0009】前記挿入器具を用いて、変形可能な眼内挿
入用レンズを小さな切開創から挿入するには、挿入器具
の包持部材の開閉機構を開いてレンズ設置部に眼内挿入
用レンズを入れ、開閉機構を閉じることで、レンズ設置
部に入れた眼内挿入用レンズを変形前の大きな形状から
小さい形状に変形させ、器具本体に取り付けた係止部材
をレンズ設置部側に移動させて開閉機構を閉状態に係止
することにより、設置部内に眼内挿入用レンズを設置す
る。その後、挿入器具の押出し機構の操作によって、押
出し軸を前進させ、設置部内の眼内挿入用レンズを押出
し、設置部の先端側に連なる挿入筒内を通して、切開創
に挿入した前記挿入筒の先端から眼内に眼内挿入用レン
ズを挿入させている。挿入筒は基端部から先端にかけて
細くしてあり、より小さな創口からの眼内挿入用レンズ
の挿入を可能にしている。
入用レンズを小さな切開創から挿入するには、挿入器具
の包持部材の開閉機構を開いてレンズ設置部に眼内挿入
用レンズを入れ、開閉機構を閉じることで、レンズ設置
部に入れた眼内挿入用レンズを変形前の大きな形状から
小さい形状に変形させ、器具本体に取り付けた係止部材
をレンズ設置部側に移動させて開閉機構を閉状態に係止
することにより、設置部内に眼内挿入用レンズを設置す
る。その後、挿入器具の押出し機構の操作によって、押
出し軸を前進させ、設置部内の眼内挿入用レンズを押出
し、設置部の先端側に連なる挿入筒内を通して、切開創
に挿入した前記挿入筒の先端から眼内に眼内挿入用レン
ズを挿入させている。挿入筒は基端部から先端にかけて
細くしてあり、より小さな創口からの眼内挿入用レンズ
の挿入を可能にしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術に示すような、少なくとも光学部が所定の記憶
特性を有する変形可能な弾性体等を用いた変形可能な眼
内挿入用レンズ、または少なくとも光学部が所定の記憶
特性を有する変形可能な弾性体を用い、光学部を眼内で
支える異種部材から成る変形可能な眼内挿入用レンズ
を、変形前の大きな形状から小さな形状に変形させて、
ノズル(円筒)形状にした先端部を介して眼球に作製し
た小さな切開創から変形可能な眼内挿入用レンズを眼内
に挿入する前記の挿入器具には、次のような問題点があ
った。
来の技術に示すような、少なくとも光学部が所定の記憶
特性を有する変形可能な弾性体等を用いた変形可能な眼
内挿入用レンズ、または少なくとも光学部が所定の記憶
特性を有する変形可能な弾性体を用い、光学部を眼内で
支える異種部材から成る変形可能な眼内挿入用レンズ
を、変形前の大きな形状から小さな形状に変形させて、
ノズル(円筒)形状にした先端部を介して眼球に作製し
た小さな切開創から変形可能な眼内挿入用レンズを眼内
に挿入する前記の挿入器具には、次のような問題点があ
った。
【0011】前述のように、眼球に作製されたより小さ
い創口から眼内挿入用レンズを挿入できるような形状に
はなっていたものの、所定の大きさのレンズを折り畳ん
で挿入するためには挿入筒の内径には限界があった。ま
た、挿入筒の先端部を形成する素材の厚さと挿入筒の強
度を保つに十分なものが必要であるため、実質的な最小
の切開幅がこれらの条件により決定されていた。さら
に、挿入筒を眼内に挿入しやすくするように先端に向け
て肉厚を薄くすると、確かに挿入性は向上するが、肉厚
が厚くなっていくに連れて創口を開く形になり、創口の
自己閉鎖が達成されなかったり、挿入により創口が拡大
するなどの重篤な不具合を生ずる可能性がある。そし
て、成形加工によって挿入筒を作製する場合、挿入筒の
先端部の厚さが薄いと材料の流れが悪くなり、挿入筒の
先端まで十分に充填されず成形不良を起こすという不都
合もあり、実際には強度的には薄くできるものの加工上
の制限から最小厚が決定され、それに伴って眼内挿入用
レンズを挿入するための切開幅を決定する要素になって
いた。
い創口から眼内挿入用レンズを挿入できるような形状に
はなっていたものの、所定の大きさのレンズを折り畳ん
で挿入するためには挿入筒の内径には限界があった。ま
た、挿入筒の先端部を形成する素材の厚さと挿入筒の強
度を保つに十分なものが必要であるため、実質的な最小
の切開幅がこれらの条件により決定されていた。さら
に、挿入筒を眼内に挿入しやすくするように先端に向け
て肉厚を薄くすると、確かに挿入性は向上するが、肉厚
が厚くなっていくに連れて創口を開く形になり、創口の
自己閉鎖が達成されなかったり、挿入により創口が拡大
するなどの重篤な不具合を生ずる可能性がある。そし
て、成形加工によって挿入筒を作製する場合、挿入筒の
先端部の厚さが薄いと材料の流れが悪くなり、挿入筒の
先端まで十分に充填されず成形不良を起こすという不都
合もあり、実際には強度的には薄くできるものの加工上
の制限から最小厚が決定され、それに伴って眼内挿入用
レンズを挿入するための切開幅を決定する要素になって
いた。
【0012】この発明は、前述した問題点を解決して、
より小さい切開創から変形可能な眼内挿入用レンズを眼
内に挿入できる挿入器具を提供することを主要な目的と
している。
より小さい切開創から変形可能な眼内挿入用レンズを眼
内に挿入できる挿入器具を提供することを主要な目的と
している。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、所定
の記憶特性を有する変形可能な弾性体で形成した光学
部、および前記光学部と同材料または異種の材料で形成
して前記光学部を眼内で支える支持部とからなる眼内挿
入用レンズを、包持部材内に折り畳むことにより小さな
形状に変形させて包持した後、包持部材の先端側に連続
した挿入筒の内部空間内を移動させ、挿入筒の先端から
眼内に挿入する眼内挿入用レンズの挿入器具において、
前記挿入筒の先端から基端側に所定の長さに形成した挿
入筒先端部分の素材の厚みを一定で他の部分に比較して
薄くすることで、より小さな切開創から前記レンズを眼
内に挿入することが可能になるという効果がある。
の記憶特性を有する変形可能な弾性体で形成した光学
部、および前記光学部と同材料または異種の材料で形成
して前記光学部を眼内で支える支持部とからなる眼内挿
入用レンズを、包持部材内に折り畳むことにより小さな
形状に変形させて包持した後、包持部材の先端側に連続
した挿入筒の内部空間内を移動させ、挿入筒の先端から
眼内に挿入する眼内挿入用レンズの挿入器具において、
前記挿入筒の先端から基端側に所定の長さに形成した挿
入筒先端部分の素材の厚みを一定で他の部分に比較して
薄くすることで、より小さな切開創から前記レンズを眼
内に挿入することが可能になるという効果がある。
【0014】請求項2の発明に係る挿入器具は、前記挿
入筒の先端部分に、1つまたは複数の切り込みを軸方向
に沿って形成することにより、眼内挿入用レンズが挿入
筒から押し出されて所定の形状に戻る際の応力を徐々に
解放するだけでなく、この応力の解放により挿入筒自体
にかかる力を減少することで、強度の不足を補い、先端
部分の素材厚をさらに薄くすることができるという効果
を持つ。
入筒の先端部分に、1つまたは複数の切り込みを軸方向
に沿って形成することにより、眼内挿入用レンズが挿入
筒から押し出されて所定の形状に戻る際の応力を徐々に
解放するだけでなく、この応力の解放により挿入筒自体
にかかる力を減少することで、強度の不足を補い、先端
部分の素材厚をさらに薄くすることができるという効果
を持つ。
【0015】請求項3の発明は、挿入筒の先端部分を眼
内に挿入する部分とほぼ一致した長さにしたので、前記
請求項1の効果をより確実に生じさせ得るという効果を
持つ。
内に挿入する部分とほぼ一致した長さにしたので、前記
請求項1の効果をより確実に生じさせ得るという効果を
持つ。
【0016】請求項4の発明は、合成樹脂の射出成形と
いう作製方法で、挿入筒全体の厚さを減少させた場合に
生ずる素材の回り込み不足による成形不良回避しつつ、
より小さい切開創から眼内挿入用レンズを挿入可能にす
るという効果を持たせることができる。
いう作製方法で、挿入筒全体の厚さを減少させた場合に
生ずる素材の回り込み不足による成形不良回避しつつ、
より小さい切開創から眼内挿入用レンズを挿入可能にす
るという効果を持たせることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1はこの発明に係る変形可能な
眼内挿入用レンズの挿入器具の第1実施形態の縦断面図
であり、後述する挿入筒21以外は出願人により特開平
7-23991号公報によって開示されたものと同様なもので
ある。図中12は器具本体であり、この本体12の末端
部12a外周部に雄ネジ12cを形成してあり、雄ねじ
12cを押出し機構部に設けた操作筒14の内周部に形
成された雌ネジ14aをネジ嵌合させてある。
眼内挿入用レンズの挿入器具の第1実施形態の縦断面図
であり、後述する挿入筒21以外は出願人により特開平
7-23991号公報によって開示されたものと同様なもので
ある。図中12は器具本体であり、この本体12の末端
部12a外周部に雄ネジ12cを形成してあり、雄ねじ
12cを押出し機構部に設けた操作筒14の内周部に形
成された雌ネジ14aをネジ嵌合させてある。
【0018】押出し機構部には操作筒14とほぼ同軸に
設けた押出し軸15の末端部を互いに回転可能な形態で
挿入してあり、押出し軸15は不図示の回転抑制機構に
より操作筒14に対して回動しない状態で長手方向に移
動可能である。押出し軸15先端部15aは眼内挿入用
レンズを押し出すのに適した形状に形成してある。本体
12の先端部12bには包持部材16の基底部17が同
軸に固定されている。包持部材16の中央部には開閉機
構を有するレンズ設置部19が形成されており先端に向
かって挿入部20、挿入筒21が同軸に順次形成してあ
る。
設けた押出し軸15の末端部を互いに回転可能な形態で
挿入してあり、押出し軸15は不図示の回転抑制機構に
より操作筒14に対して回動しない状態で長手方向に移
動可能である。押出し軸15先端部15aは眼内挿入用
レンズを押し出すのに適した形状に形成してある。本体
12の先端部12bには包持部材16の基底部17が同
軸に固定されている。包持部材16の中央部には開閉機
構を有するレンズ設置部19が形成されており先端に向
かって挿入部20、挿入筒21が同軸に順次形成してあ
る。
【0019】図2は包持部材16のレンズ設置部19で
の横断面図である。レンズ設置部19は固定半割筒22
と、これに対向する可動半割筒23とから構成し、これ
らがヒンジ部24により開閉可能に連結してある。固定
半割筒22、可動半割筒23の上縁にはそれぞれ押さえ
板25,26を設けてある。ヒンジ部24を介して開閉
機構を閉じると、可動半割筒23と固定半割筒22によ
り基底部17、および先端部20と同心の筒状になる構
成を持つ。
の横断面図である。レンズ設置部19は固定半割筒22
と、これに対向する可動半割筒23とから構成し、これ
らがヒンジ部24により開閉可能に連結してある。固定
半割筒22、可動半割筒23の上縁にはそれぞれ押さえ
板25,26を設けてある。ヒンジ部24を介して開閉
機構を閉じると、可動半割筒23と固定半割筒22によ
り基底部17、および先端部20と同心の筒状になる構
成を持つ。
【0020】図1に戻って説明すると、器具本体12に
は、スライドストッパー27が軸方向に回転せずに移動
可能に嵌合させてあり、溝27aが包持部材16を閉状
態に固定する。器具本体12、操作筒14、押出し軸1
5、包持部材16およびこれと一体に形成した挿入筒2
1は、それぞれ合成樹脂により成形品として形成されて
いる。
は、スライドストッパー27が軸方向に回転せずに移動
可能に嵌合させてあり、溝27aが包持部材16を閉状
態に固定する。器具本体12、操作筒14、押出し軸1
5、包持部材16およびこれと一体に形成した挿入筒2
1は、それぞれ合成樹脂により成形品として形成されて
いる。
【0021】この挿入器具を用いて、図3に示した眼内
挿入用レンズ1を眼内に挿入する。眼内挿入用レンズ1
は光学部2、および支持部3から構成し、支持部3は光
学部とは異種の材料で形成し、そのバネ性により眼内に
固定する。図4は図3と同様な眼内挿入用レンズ1の別
の一例である。この眼内挿入用レンズは、光学部2と同
種の材料からなる支持部4を持ち、材料自体の弾性力に
より眼内に保持するものである。
挿入用レンズ1を眼内に挿入する。眼内挿入用レンズ1
は光学部2、および支持部3から構成し、支持部3は光
学部とは異種の材料で形成し、そのバネ性により眼内に
固定する。図4は図3と同様な眼内挿入用レンズ1の別
の一例である。この眼内挿入用レンズは、光学部2と同
種の材料からなる支持部4を持ち、材料自体の弾性力に
より眼内に保持するものである。
【0022】前記眼内挿入用レンズの挿入方法は以下の
ようにする。まず、図2に示すように、押え板26、可
動半割筒23が開いた状態で眼内挿入用レンズ1をレン
ズ設置部19に位置決めして設置し、眼内挿入用レンズ
1の光学部2が二つ折りになるように押え板26、可動
半割筒23を閉じた後、スライドストッパー27を前進
させ、この状態を保つ。
ようにする。まず、図2に示すように、押え板26、可
動半割筒23が開いた状態で眼内挿入用レンズ1をレン
ズ設置部19に位置決めして設置し、眼内挿入用レンズ
1の光学部2が二つ折りになるように押え板26、可動
半割筒23を閉じた後、スライドストッパー27を前進
させ、この状態を保つ。
【0023】次に、眼内挿入用レンズ1を実際に眼内へ
の挿入する操作を行う。その手順は、水晶体を摘出した
眼内に挿入筒21を挿入し、操作筒14を回転して押出
し軸15を前進させることにより、挿入筒21先端部か
ら押出して眼内挿入用レンズ1を眼内に挿入する方法を
用いる。押出し軸15により挿入筒21内部の空間を移
動した眼内挿入用レンズ1は、光学部2の弾性復元力に
より挿入筒21から出た際に二つ折りにする前の形状に
復元する。
の挿入する操作を行う。その手順は、水晶体を摘出した
眼内に挿入筒21を挿入し、操作筒14を回転して押出
し軸15を前進させることにより、挿入筒21先端部か
ら押出して眼内挿入用レンズ1を眼内に挿入する方法を
用いる。押出し軸15により挿入筒21内部の空間を移
動した眼内挿入用レンズ1は、光学部2の弾性復元力に
より挿入筒21から出た際に二つ折りにする前の形状に
復元する。
【0024】図5は、挿入筒21の縦断面を詳細に示し
た拡大図であり、挿入筒21は、基端21bから先端2
1aにかけてテーパ状に内径が小さくなる形状を持つ。
眼内挿入用レンズの挿入時に眼内に進入する挿入筒21
の先端部分21cでは、内径と外径とが等しいテーパを
持っていて、肉厚が一定の肉薄部を形成している。中間
部分21dにおいては、先端部分21cとは異なる厚み
を持つ。先端部分21cから中間部分21dにかけて
は、外径が内径とは異なる角度のテーパにより次第に厚
みを増している。より具体的には、中間部分21dの先
端側では外径が基端に向かって急なテーパ角度で大きく
なり、中間部分21dの基部側では外径が基端に向かっ
て緩やかなテーパ角度で大きくなるようにしてある。ま
た、中間部分21dの終端から基端21bにかけては、
外径が異なるテーパ角度を持ち、基端部分21eではさ
らに厚い肉厚を持つ構造にしている。
た拡大図であり、挿入筒21は、基端21bから先端2
1aにかけてテーパ状に内径が小さくなる形状を持つ。
眼内挿入用レンズの挿入時に眼内に進入する挿入筒21
の先端部分21cでは、内径と外径とが等しいテーパを
持っていて、肉厚が一定の肉薄部を形成している。中間
部分21dにおいては、先端部分21cとは異なる厚み
を持つ。先端部分21cから中間部分21dにかけて
は、外径が内径とは異なる角度のテーパにより次第に厚
みを増している。より具体的には、中間部分21dの先
端側では外径が基端に向かって急なテーパ角度で大きく
なり、中間部分21dの基部側では外径が基端に向かっ
て緩やかなテーパ角度で大きくなるようにしてある。ま
た、中間部分21dの終端から基端21bにかけては、
外径が異なるテーパ角度を持ち、基端部分21eではさ
らに厚い肉厚を持つ構造にしている。
【0025】図6は、図5と同様に挿入筒21を詳細に
示した第2実施形態の斜視図である。挿入筒21の構造
は図5と同様であり、先端部分21c、中間部分21
d、基端部分21eでそれぞれ異なる肉厚を持つような
構造を示している。そして、先端部分21cには、先端
から基端側に向かう切り込み部21fを軸方向に沿って
形成し、小さく折り畳んだ眼内挿入用レンズが眼内で広
がる際に、前記切り込み部21fが広がる方向に弾性変
形し、眼内挿入用レンズの応力を徐々に解放する。この
作用により、眼内挿入用レンズが挿入筒21の先端21
aから飛びだして、眼内組織に損傷を与えることを防ぐ
とともに、切り込み部21fの方向に眼内挿入用レンズ
を押し出してこのレンズの射出方向を限定することで、
常に安定した眼内挿入を可能にする。
示した第2実施形態の斜視図である。挿入筒21の構造
は図5と同様であり、先端部分21c、中間部分21
d、基端部分21eでそれぞれ異なる肉厚を持つような
構造を示している。そして、先端部分21cには、先端
から基端側に向かう切り込み部21fを軸方向に沿って
形成し、小さく折り畳んだ眼内挿入用レンズが眼内で広
がる際に、前記切り込み部21fが広がる方向に弾性変
形し、眼内挿入用レンズの応力を徐々に解放する。この
作用により、眼内挿入用レンズが挿入筒21の先端21
aから飛びだして、眼内組織に損傷を与えることを防ぐ
とともに、切り込み部21fの方向に眼内挿入用レンズ
を押し出してこのレンズの射出方向を限定することで、
常に安定した眼内挿入を可能にする。
【0026】第2実施形態では切り込み部21fが1本
の場合を示したが、挿入筒21が弾性変形することで眼
内挿入用レンズの応力を徐々に解放するという作用は、
1本の切り込みのみならず複数でも近似した作用を得る
ことができる。また、第2実施形態では切り込み部21
fは先端21aから形成されているが、切り込みが広が
ることでレンズの応力を徐々に解放する作用を実現する
ためには特に先端から形成されていることにこだわらな
い。
の場合を示したが、挿入筒21が弾性変形することで眼
内挿入用レンズの応力を徐々に解放するという作用は、
1本の切り込みのみならず複数でも近似した作用を得る
ことができる。また、第2実施形態では切り込み部21
fは先端21aから形成されているが、切り込みが広が
ることでレンズの応力を徐々に解放する作用を実現する
ためには特に先端から形成されていることにこだわらな
い。
【0027】そして、切り込み部21fを挿入筒21の
先端部分21cの薄肉部に所要の長さに設けることで、
本来内径が一番細くなり、挿入筒21の内壁にかかる力
が強くなる部分に対して、切り込み部21fから眼内挿
入用レンズを射出してその力を逃がし、肉厚が薄くなる
ことによる挿入筒の強度不足を補うことができる。さら
に、前記実施形態のように、先端部分、中間部分、基端
部分を、なだらかな形状で肉厚を変化させることで、挿
入筒21を射出成形した合成樹脂で構成する場合に、合
成樹脂の流れが妨げられなくなり、各部分への合成樹脂
の回り込みがよくなることで、成形性が向上し不良品を
減少させて、生産性を向上させることができる。
先端部分21cの薄肉部に所要の長さに設けることで、
本来内径が一番細くなり、挿入筒21の内壁にかかる力
が強くなる部分に対して、切り込み部21fから眼内挿
入用レンズを射出してその力を逃がし、肉厚が薄くなる
ことによる挿入筒の強度不足を補うことができる。さら
に、前記実施形態のように、先端部分、中間部分、基端
部分を、なだらかな形状で肉厚を変化させることで、挿
入筒21を射出成形した合成樹脂で構成する場合に、合
成樹脂の流れが妨げられなくなり、各部分への合成樹脂
の回り込みがよくなることで、成形性が向上し不良品を
減少させて、生産性を向上させることができる。
【0028】図7は挿入筒21の第3実施形態を示す縦
断面図である。第3実施形態の挿入筒21では、特に中
間部分を設けずに眼内に挿入する可能性のある先端部分
21cのみに薄い一定の肉厚を持たせて、創口を拡大す
ることを避け、その他の部分は一様に厚みを増していく
形状にしてある。第3実施形態の場合、第1実施形態の
ものに比べて挿入筒自体の強度を増すことができるとい
う効果を持つ。
断面図である。第3実施形態の挿入筒21では、特に中
間部分を設けずに眼内に挿入する可能性のある先端部分
21cのみに薄い一定の肉厚を持たせて、創口を拡大す
ることを避け、その他の部分は一様に厚みを増していく
形状にしてある。第3実施形態の場合、第1実施形態の
ものに比べて挿入筒自体の強度を増すことができるとい
う効果を持つ。
【0029】図8は挿入筒21の第4実施形態の縦断面
図である。第4実施形態の挿入筒21では、先端部分2
1cは他の実施形態と同様に薄い一定の肉厚を持ってい
るが、先端部分の終端から連続した曲線形状をもって基
端21bに向かう形状になっている。前の実施形態と異
なり、一定の肉厚を持つ部分から滑らかに若干膨らむよ
うに肉厚が変化していくため、合成樹脂で成形した場合
に合成樹脂の流れを妨げる不連続もしくはそれに近い形
状の変化がないため、他の実施形態のものに比べて先端
部の肉厚を薄くしても合成樹脂の回り込みがよくできる
効果を持つ。
図である。第4実施形態の挿入筒21では、先端部分2
1cは他の実施形態と同様に薄い一定の肉厚を持ってい
るが、先端部分の終端から連続した曲線形状をもって基
端21bに向かう形状になっている。前の実施形態と異
なり、一定の肉厚を持つ部分から滑らかに若干膨らむよ
うに肉厚が変化していくため、合成樹脂で成形した場合
に合成樹脂の流れを妨げる不連続もしくはそれに近い形
状の変化がないため、他の実施形態のものに比べて先端
部の肉厚を薄くしても合成樹脂の回り込みがよくできる
効果を持つ。
【0030】なお、この発明において、挿入筒の横断面
は、円筒形に限ることなく、例えば楕円形の筒状にして
もよい。
は、円筒形に限ることなく、例えば楕円形の筒状にして
もよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1の発明
は、所定の記憶特性を有する変形可能な弾性体で形成し
た光学部、およびこの光学部と同材料または異種の材料
で形成して前記光学部を眼内で支える支持部とからなる
眼内挿入用レンズを、包持部材内に折り畳むことにより
小さな形状に変形させて包持し、包持部材内に連続して
形成した挿入筒の内部空間内を移動させ、挿入筒の先端
から眼内に押し出す眼内挿入用レンズの挿入器具におい
て、挿入筒の先端から基端側に所定の長さに形成した挿
入筒先端部分の厚みを一定にし、さらに挿入筒の他の部
分に比較して薄くすることにより、小さい切開創からの
眼内挿入用レンズの眼内への挿入を可能にした。
は、所定の記憶特性を有する変形可能な弾性体で形成し
た光学部、およびこの光学部と同材料または異種の材料
で形成して前記光学部を眼内で支える支持部とからなる
眼内挿入用レンズを、包持部材内に折り畳むことにより
小さな形状に変形させて包持し、包持部材内に連続して
形成した挿入筒の内部空間内を移動させ、挿入筒の先端
から眼内に押し出す眼内挿入用レンズの挿入器具におい
て、挿入筒の先端から基端側に所定の長さに形成した挿
入筒先端部分の厚みを一定にし、さらに挿入筒の他の部
分に比較して薄くすることにより、小さい切開創からの
眼内挿入用レンズの眼内への挿入を可能にした。
【0032】請求項2の発明では、挿入筒先端部から基
端部に向かって1つまたは複数の切り込みを形成するこ
とで、挿入筒先端部で眼内挿入用レンズの弾性応力を分
散させ、眼内挿入用レンズ押出し時のレンズの動きを安
定させるとともに、さらに先端部の厚さを薄くすること
を可能にした。
端部に向かって1つまたは複数の切り込みを形成するこ
とで、挿入筒先端部で眼内挿入用レンズの弾性応力を分
散させ、眼内挿入用レンズ押出し時のレンズの動きを安
定させるとともに、さらに先端部の厚さを薄くすること
を可能にした。
【0033】請求項3の発明では、挿入筒の先端部分を
実際に眼内に挿入する部分の厚みを薄くし、また挿入筒
を眼内に挿入する部分とほぼ一致した長さにすること
で、切開創に無理な力をかけることなく眼内挿入用レン
ズを挿入することができるとともに、挿入筒自体の強度
を十分に強くすることを可能にした。
実際に眼内に挿入する部分の厚みを薄くし、また挿入筒
を眼内に挿入する部分とほぼ一致した長さにすること
で、切開創に無理な力をかけることなく眼内挿入用レン
ズを挿入することができるとともに、挿入筒自体の強度
を十分に強くすることを可能にした。
【0034】請求項4の発明では、挿入筒を合成樹脂の
成形加工で作製することで、実際単一の厚みでは素材が
先端部まで回り込まないために起こる成形不良を回避し
て、生産性の向上をはかることを可能にした。
成形加工で作製することで、実際単一の厚みでは素材が
先端部まで回り込まないために起こる成形不良を回避し
て、生産性の向上をはかることを可能にした。
【図1】この発明の第1実施形態に係る眼内挿入用レン
ズの挿入器具を示した縦断面図。
ズの挿入器具を示した縦断面図。
【図2】図1に示した挿入器具に設けた包持部材の設置
部の拡大横断面図。
部の拡大横断面図。
【図3】変形可能な眼内挿入用レンズの拡大正面図。
【図4】他の変形可能な眼内挿入用レンズの拡大正面
図。
図。
【図5】図1に示した挿入器具の挿入筒の拡大縦断面
図。
図。
【図6】この発明の第2実施形態に係る挿入筒を示した
拡大斜視図。
拡大斜視図。
【図7】この発明の第3実施形態に係る挿入筒を示した
拡大縦断面図。
拡大縦断面図。
【図8】この発明の第4実施形態に係る挿入筒を示した
拡大縦断面図。
拡大縦断面図。
1 眼内挿入用レンズ 2 光学部 3 支持部 4 別形態の支持部 12 器具本体 14 操作筒 15 押出し軸 16 包持部材 19 レンズ設置部 20 包持部材の先端部 21 挿入筒 21a 挿入筒の先端 21b 挿入筒の基端 21c 挿入筒の先端部分 21d 挿入筒の中間部分 21e 挿入筒の基端部分 21f 切り込み部 22 固定半割筒 23 可動半割筒 24 ヒンジ部 25 押え板 26 押え板 27 スライドストッパー
Claims (4)
- 【請求項1】 所定の記憶特性を有する変形可能な弾性
体で形成した光学部、およびこの光学部と同材料または
異種の材料で形成して前記光学部を眼内で支える支持部
とからなる眼内挿入用レンズを、包持部材内に折り畳む
ことにより小さな形状に変形させて包持し、包持部材の
先端側に連続して形成した挿入筒の内部空間内を移動さ
せ、挿入筒の先端から眼内に挿入する眼内挿入用レンズ
の挿入器具において、前記挿入筒の先端から基端側に所
定の長さに形成した挿入筒先端部分を他の部分に比較し
て薄い一定の厚みにしたことを特徴とする眼内挿入用レ
ンズの挿入器具。 - 【請求項2】 挿入筒の先端部分に、1つまたは複数の
切り込みを軸方向に沿って形成したことを特徴とする請
求項1に記載の眼内挿入用レンズの挿入器具。 - 【請求項3】 挿入筒の先端部分は、挿入筒を眼内に挿
入する部分とほぼ一致した長さに形成したことを特徴と
する請求項1に記載の眼内挿入用レンズの挿入器具。 - 【請求項4】 挿入筒を、合成樹脂の成形加工により作
製したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
かに記載の眼内挿入用レンズの挿入器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21617297A JPH1156881A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 眼内挿入用レンズの挿入器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21617297A JPH1156881A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 眼内挿入用レンズの挿入器具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1156881A true JPH1156881A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16684423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21617297A Pending JPH1156881A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 眼内挿入用レンズの挿入器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1156881A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008528088A (ja) * | 2005-01-21 | 2008-07-31 | コルネアル アンドゥストリ | 可撓性眼内レンズインジェクター |
-
1997
- 1997-08-11 JP JP21617297A patent/JPH1156881A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008528088A (ja) * | 2005-01-21 | 2008-07-31 | コルネアル アンドゥストリ | 可撓性眼内レンズインジェクター |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH11113939A (ja) | 眼内挿入用レンズの挿入器具 | |
| JP4590505B2 (ja) | 眼内レンズの挿入器具 | |
| KR102268075B1 (ko) | 홍채 확장기 | |
| US6355046B2 (en) | Inserting device for deformable intraocular lens | |
| JP4685897B2 (ja) | ウーン・アシステッド送達用のレンズ注入器用管腔チップ | |
| AU2009212211B2 (en) | Lens delivery system cartridge | |
| JPH0779825B2 (ja) | 眼内レンズの移植器具 | |
| EP1360946A1 (en) | Insertion Device for Intraocular Lens | |
| JP2008220953A (ja) | レンズ送達装置用カートリッジ | |
| CN103797117B (zh) | 形状记忆聚合物人工晶状体 | |
| EP2042124A1 (en) | Intraocular lens | |
| CN1479598A (zh) | 虹膜固定的眼内透镜 | |
| JP2006297146A (ja) | 変形可能な眼内レンズ注入装置 | |
| JPH0779826B2 (ja) | 眼内レンズの移植器具 | |
| PT1980219E (pt) | Cartucho de sistema de colocação no lugar de lente e processo de fabrico | |
| JPH0824282A (ja) | 変形可能な眼内レンズの挿入器具 | |
| JPH0732791B2 (ja) | 眼内レンズの移植器具 | |
| JPH10309294A (ja) | 変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具 | |
| JP3412104B2 (ja) | 変形可能な眼内レンズの挿入器具 | |
| JP4500959B2 (ja) | 眼内挿入用レンズの挿入器具 | |
| JP2000060880A (ja) | 変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具 | |
| JP3555042B2 (ja) | 変形可能な眼内レンズの挿入器具 | |
| JPH1156881A (ja) | 眼内挿入用レンズの挿入器具 | |
| JPH10243952A (ja) | 変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具 | |
| JPH10309293A (ja) | 変形可能な眼内挿入用レンズの挿入器具 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051121 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051129 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060523 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |